Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2022年4月スタートのテレビドラマ『インビジブル』(TBS系)の見どころを連載していきます。かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。捜査一課長の犬飼(原田泰造)が不審死したとき、キリコは「私がここに来たせいで」と青ざめて言った。犯罪コーディネーターとして暴走しようとしている弟を止めたい一心で警察に協力を名乗り出たキリコ。一人の信頼できる刑事と協力しあって、それで解決した事件も何件かあったけれども、目立つその動きがキリコの弟・キリヒト(永山絢斗)の更なる犯罪を誘発もした。絡み合う価値観の中で何が最善で何が間違いだったのか。霧の中を飛び、時に落下し、這い上がり、問い続けた物語もいよいよ着地の時である。裏社会の犯罪コーディネーター・インビジブルとして生きてきた女、キリコ(柴咲コウ)と、実直で無骨者の刑事・志村貴文(高橋一生)。二人のバディを描く『インビジブル』(TBS系金曜22時)。先週のラストで、キリヒトと連携してインビジブルの凶悪化を招いている警察内の内通者『リーパー』の正体がついに監察官の猿渡紳一郎(桐谷健太)であると明らかになった。猿渡はキリコを庇おうとしたキリヒトを銃で殺害し、更にキリコと志村に一連の事件の濡れ衣を着せて捜査一課に捜査の指示を出す。なんといってもこの最終回、ドラマを盛り上げた一番の立役者は、代々の警察官一家に育ちながら素顔はサイコパスの凶悪犯罪者である、リーパーこと猿渡を演じた桐谷健太だろう。これまでも監察官として作品のトーンに絶妙に沈み込んだ演技は見応えがあったが、今回、一転して志村に執着する狂気を爆発させた演技に度肝を抜かれた視聴者は多かったと思う。もはや執着を超えて恋慕を感じるほどのサディスティックな表情は、いわゆる『兄貴キャラ』では到底収まりきれない、桐谷健太の俳優としてのこれからの大きな可能性を感じさせるものだった。結果としてキリコと志村は猿渡の罠を振り切り、その正体を暴いて逮捕することに成功する。その糸口となった同僚の磯ヶ谷(有岡大貴)と五十嵐(堀田茜)との会話で「俺たちは何を信じればいいんですか」と困惑する磯ヶ谷に、当前のように『俺を信じろ』とは言わず、「俺は自分の正義を信じてる。お前らは、どうだ」と静かに問いかける言葉が、志村貴文という刑事を、いやこの作品そのものを象徴しているようで印象深かった。そして、最後に自らの信念をかけ、キリコを挟んで対峙する志村と猿渡に決着をつけたのは、それまでずっと封じられてきた志村の射撃だった。これまでは志村の射撃は下手で危険だから所持が許されていないと噂されていたものが、実は上手すぎて躊躇がない分、激高しやすい志村の性格では危険だという理由で禁じられていたということが、オセロの白黒のように明らかになる。それは善悪、そして見えているものと見えていないものの鮮やかな逆転であり、『インビジブル』というタイトルにふさわしい仕掛けだった。端正な射撃シーンも素晴らしいが、個人的に高橋一生はこれまでの銃を使わない体当たりのアクションも非常に見応えがあったと思う。それは格闘として華やかな、形で目を惹くアクションシーンではなかったけれども、ストーリーの中で切れ目なく動きに入っていく独特のスピード感があった。昭和から刑事ドラマを見続けている知人は、その高橋一生のアクションを「古き良き時代の刑事ドラマのような、いい泥臭さのあるアクション」と称した。なるほどと思ったものである。きれいはきたない。きたないは、きれい。志村貴文という男の実直さが、サイコパスの連続殺人鬼を惹きつけ、同じように縋ってでも家族を救いたいと願った裏社会で生きる女を引き寄せ、幾つもの事件を巻き込んだ果てに、濁った霧の夜は晴れて一旦は終焉を迎える。失われた命もあるから、何が最善だったかはわからない。だからこそ、自分の正義を信じる気持ちがなければ、志村もキリコも前には進めないのだろう。ラストシーンで志村の横からキリコは姿を消しているが、これは物理的に距離が離れていても二人の信頼が変わらないことの暗喩(あんゆ)だと思いたい。恋をする前提でも、家族でもない異性のバディを描く仕事系のドラマは、次期のドラマにも数本見られ、この先しばらくトレンドになるのではないかと思う。そんな流れの中でも、刑事と犯罪者という異性バディは相当異色ではあるけれど、演者の熱演もあって、その信頼感には揺るぎないものがあった。楽しかった三ヶ月間の視聴に、心から感謝したい。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]かなTwitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。⇒ かなさんのコラムはこちら
2022年06月21日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2022年4月スタートのテレビドラマ『インビジブル』(TBS系)の見どころを連載していきます。かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。犯罪者としても、警察官として捜査する立場としても、「『彼』は優秀だったのだろうな」と思う。警察がどう捜査するかを熟知しているから、犯罪者としてすり抜ける道が見える。犯罪者が、どんな心理で犯罪を行うかを知っているから、警察官として動機や逃げ道も見える。『reaper(リーパー)』という単語には、刈り取り機という意味、そこから転じて収穫者、更に死神(大鎌から転じたのだろうか)の意味があるという。『死神』と称されるほどの凶悪犯罪者の彼には、多少なりとも善悪の境界線での迷いはあったのだろうか。善悪というよりも、犯罪の快楽とそれらが誰にも認められない空しさを往還(おうかん)していたのかもしれない。警察内部にいる内通者は誰…捜査の為には荒っぽい捜査も躊躇しない無骨な刑事・志村貴文(高橋一生)と、その刑事の前に突然現れて警察への協力を申し出てきた裏社会の犯罪コーディネーター、インビジブルを名乗る女・キリコ(柴咲コウ)のバディを描く『インビジブル』(TBS系金曜22時)。物語はついに最後のクライマックスに突入した。キリコと志村は、真のインビジブルとしてより過激化して暴走するキリヒト(永山絢斗)を止めようと奔走するが、キリヒトの策略でキリコは連れ去られてしまう。更に、それまでに存在が匂わされていた警察内部の内通者の活動もあからさまになりつつある中、今回、第9話ではキリコと志村それぞれの『相手』との駆け引きが繰り広げられた。おそらく志村は、誰が警察内部の内通者なのか既に感づいていたのだと思う。事故で不審死した犬飼捜査一課長(原田泰造)の後頭部の傷、それを『やけど』と明言した監察官・猿渡紳一郎(桐谷健太)の言葉(第8話)と、その記載のない死体検案書が回想を伴って繰り返される場面がそれを暗示しているようだ。ドラマとして、内通者の存在が明言される前から、警察内部に内通者がいるという気配はあったものの、誰がそれなのかは見事なほどに分からなかった。犬飼を演じた原田泰造含め、酒向芳、山崎銀之丞、堀田茜、有岡大貴と、警察内部を演じた俳優みな、疑いだせばそう見える演技巧者揃いである(とりわけ酒向芳が演じる穏和な班長は、過去の同枠ドラマ『最愛』での怪演が視聴者の印象に強い分、ミスリードのおとりとして見事だった)。犯罪者として「リーパー」と呼ばれている内通者は、厳しくあたるように見せながらも、時には志村を案じ、時に助けの手を差し伸べてきた監察官の猿渡だった。猿渡がリーパーであると発覚する発端が、事故死した犬飼が執念で調べ続けていた、紙ベースで残された猿渡が未成年時の古い犯罪記録だという描写が興味深い。仮に警察官自身に関係する犯罪歴があったとしても、デジタルデータならば内部改ざんの可能性が高い。ならば紙データまで遡るという犬飼の執念は、執拗に犯罪を追う志村の刑事としての泥臭さに相通じるものだ。物語を通じてずっとデジタルで犯罪が依頼され、匿名のまま犯罪が行われ、データが集積されていく描写の中で、最後に紙の一枚、一文が見えない内通者をあぶり出したのである。猿渡は、志村のことを『おもちゃ』と称し、密かに弄ぶことを楽しんでいるのだとキリヒトはキリコに語る。それは、迷い自分の不甲斐なさに怒りながら生きていく、しかし、どんな泥の中でもある種の清廉さを失わない志村の生き方に対する歪んだ憧憬なのではないか。志村とキリコ。猿渡と、リーパーである猿渡を心の支えとしているキリヒト。それぞれ対称のように警察官と犯罪者、善悪の境目で手を伸ばしあう二組のバディはどんな結末を迎えるのだろうか。いよいよ次回、最終回である。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]かなTwitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。⇒ かなさんのコラムはこちら
2022年06月14日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2022年4月スタートのテレビドラマ『インビジブル』(TBS系)の見どころを連載していきます。かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。世間からは価値を認められていない、極めて属人的で生産性も悪い、担い手の気概だけで細々とやっている家業を青年は継いだ。自分に仕事を教えてくれた親ももういないことだし、効率化なり自分なりのやりがいなりを足してこれからも頑張ってみようと思っている。家業だから、ただ一人の家族で仕事の重要性を理解してくれる姉と苦労も成果も分かち合って頑張っていこうと思っていたのに、その姉はなぜか自分のやり方を頭ごなしに全否定した上に自分を激しく糾弾する。どういうことだ。姉は何かに血迷っているのか、他人から悪い入れ知恵でもされているのではないか。かくして青年は必死に姉の説得を始める。「これからも一緒に家業をやっていこうよ」と。これだけなら、相続から派生する姉弟の不仲として世の中にありがちな、どっちもどっちの話に聞こえるけれど、それが反社会的な行為を家業として生きてきた家族の話なら話は別だ。まして、裏社会にあって犯罪を差配するような人間たちの話ならば、なおさらのこと。3年前に捜査中に後輩を殺害され、その犯人を追い続けている無骨者の刑事・志村貴文(高橋一生)と、その志村の前に現れ捜査協力を申し出てきた裏社会の犯罪コーディネーター・インビジブルを名乗る女・キリコ(柴咲コウ)のバディを描く『インビジブル』(TBS系金曜22時)。ここまでに、キリコは真のインビジブルである弟のキリヒト(永山絢斗)の凶悪化と暴走を止めようとして警察に協力を申し出たこと、一方、キリヒトは姉であるキリコを自分の元に取り戻そうと画策をしていること、警察内部にもキリヒトへの内通者が存在していることが描かれている。第8話ではキリヒトがキリコを自分の元に引き戻すべく、警視庁相手の公開殺人ショーという大胆かつ奇抜な手に出る。3年前に殺されてしまった後輩・安野(平埜生成)の妹である東子(大野いと)を人質に取られ、助けるべく奔走していた志村もまた、キリヒトの罠に捕まってしまう。東子か志村か、どちらを殺すか選べとキリヒトから無情な選択を迫られたキリコは、苦渋の末にどちらの命も救うべく、警察の保護を離れてキリヒトの元に戻ることを約束してしまう。この交渉の中で、志村がキリコ相手に「キリコ、俺を殺せと言え」と語りかけるシーンは、やはりNHK大河ドラマの『おんな城主直虎』の主人公・井伊直虎と、直虎を陰ながら支え続けて死んだ小野政次の悲劇を彷彿とさせる場面である。前回もレビューした通り、志村とキリコはこのドラマの中で一貫して恋愛感情を伴う関係ではないが、ここぞというときの互いの信頼にエモーショナルな火花が散る。【『インビジブル』感想7話】まなざしが支えるもの高橋一生という俳優の持つ誠実さと、柴咲コウという俳優の持つ無垢さが混ざり合って、華やかな化学変化を起こすかのようだ。結局、志村と東子の命を救うためにキリコは「さようなら。志村さん」という囁きのような別れの言葉を残して志村のもとを去り、志村はキリコが生活していた部屋でぼんやりと座り込んでいる。本来ならば(内通者が誰なのかの問題は残るとはいえ)志村にとっては、元の一匹狼の刑事に戻るだけのはずだが、心配する監察官の猿渡(桐谷健太)に声をかけられた志村は、キリコがそれでもキリヒトの暴走を止めたいと願っている真意を信じる言葉とともに、「キリコを取り戻す」と力強く宣言する。例えば、『キリコを助け出す』以上に「取り戻す」という、より明確な方向を伴う言葉の根底にある意思。それは、志村にとってキリコが魂の命綱で繋がったバディであり、今はもう自分の傍らにあるべき存在だと疑わないがゆえの言葉なのだと思う。志村は、弟の執着からキリコを取り戻せるだろうか。そして、キリコはかつて「あなたの目の前では死なない」と誓った彼女自身の言葉を守り通せるだろうか。異色のバディの、最後の戦いが始まる。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]かなTwitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。⇒ かなさんのコラムはこちら
2022年06月07日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2022年4月スタートのテレビドラマ『インビジブル』(TBS系)の見どころを連載していきます。かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。ある程度年齢を重ねて社会の中で経験値を積むと、少しずつ世の中の善悪というのは入り混じっていて、ハサミで切り落とすように白黒はつかないのだと分かってくる。犯罪と合法の境界線のようなきわどい判断ではなくても、誰かにとっての善と、他の誰かにとっての悪は絡み合っていて、見る角度の違いでしかないことも多い。ただ、それを悟ったとしても、大半の人々は常識や一般的な善人としての領域に踏みとどまって生きていく。堕落せず、人を害さず、自分の判断に折り合いをつけて生きていく。それを分かつものは何か。そんなことを考えてしまった。3年前、家族同然だった後輩を捜査中に殺害されて以来、荒れた捜査でその犯人を捜し続ける刑事・志村貴文(高橋一生)の前に現れたのは、「インビジブル」と呼ばれ恐れられている裏社会の犯罪コーディネーター・キリコ(柴咲コウ)だった。だが、犯罪者の情報提供と引き換えに捜査の実動を求めてきた彼女は、実際にはインビジブルではなく、本当のインビジブルである弟のキリヒト(永山絢斗)の、犯罪コーディネーターとして過激化していく暴走を止めることが真の目的だった。キリコのその望みに呼応し、志村はキリヒトを止めるべく協力を申し出る。そんな異色のバディを描いてきた『インビジブル』(TBS系金曜22時)。ドラマは姉と弟の争い、そして警察内部の裏切りを巻き込みながらいよいよ終盤に向かっている。この回では、急成長するITベンチャー企業の社長の殺害依頼をめぐる、志村とキリコのクールな連携が存分に楽しめた。キリヒトが裏で糸を引いている殺人を社長の警護を通して止めようとする志村と、警察内部の内通者を密室に居ながらデータから洗い出そうとするキリコのやりとりは、時に携帯電話を通して、時に盗聴から逃れる為に小声で、抑えた声で淡々と交わされるけれども、その分だけ互いの信頼感がにじむ。ふと、志村は相変わらず無愛想ではあるけれども、あまり荒んだ表情を見せなくなったなと思う。志村とキリコの二人は、互いの能力と真摯さを信じあうバディではあるけれども、少なくとも今のところは恋愛関係ではない。大きな期待や依存を寄せ合うような湿った関係でもない。簡単には名前のつけられない信頼感、それで十分だと思う。高橋一生という俳優には、そんな乾いた信頼感のある役が不思議とよく似合う。特殊能力を持つ偏屈な漫画家を演じた時も(2020年・2021年『岸辺露伴は動かない』NHK)、猟奇殺人犯を装いながら決して本心を明かさない男を演じた時も(2021年『天国と地獄』TBS系)、理屈っぽいセクシュアルマイノリティを演じた時も(2022年『恋せぬふたり』NHK)、高橋一生が演じる男と、相対する女性との関係は恋愛にはならないけれども、高橋一生は恋愛しない関係こそをロマンチックに、きちんと体温の通ったものとして魅せる。今作でもその魅力は存分に発揮されていると思う。結局、志村とキリコはITベンチャー社長を殺害依頼から守り抜くことに成功するものの、命を救った社長も、殺人を依頼してきた同会社の役員も、どちらも到底潔白とは言えない履歴の持ち主であることを知り、志村は徒労感をにじませる。善悪の境界線が揺らぐ煩雑さにうんざりする志村に、キリコは「見極めるんでしょ?何が悪なのか。…あなたが見極めて」と、かつて志村が自分を励ます為にかけてくれた言葉を電話越しに返し、背中を押す。その言葉で、志村の瞳に力が戻るようで印象的だった。善悪が渾然とするこの社会で、投げやりにならず、流されず、諦めず、信じるものを追い求めるための分かれ道は何か。志村とキリコが交わす言葉に、それは自分を信じてくれる誰かのまなざしではないかと思った。約束や誓いほど堅固でなくてもいい、温かなまなざし。それを正面から見つめ返せる自分でありたいと思えることが、何かを諦めかける瞬間に自分を支える杖たり得るのではないか。善悪の境界線で時に転び、支え合いながら、この二人はどんな未来にたどり着くのか。最後まで見届けたいと思う。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]かなTwitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。⇒ かなさんのコラムはこちら
2022年05月31日高橋一生、柴咲コウ共演「インビジブル」第7話が5月27日放送。内通者疑惑が持ち上がっていた原田泰造演じる犬飼の“運命”に衝撃を受ける視聴者続出。有岡大貴演じる磯ヶ谷に「親思い設定が一向に回収されない」と新たな疑惑を向ける声も上がっている。高橋さんがTBS連続ドラマで初主演を務め柴咲さんと共演。3年前に同僚を殺された刑事に、事件の秘密を知る犯罪コーディネーターが接触を計り、2人の“異色バディ”が世に知られていない凶悪犯・クリミナルズの犯罪を暴いていく…というストーリーが展開してきた本作。同僚殺しの犯人を追い続ける志村貴文を高橋さんが、本物のインビジブルである弟・キリヒトを止めたいと思っているキリコを柴咲さんが演じ、本物の“インビジブル”であるキリコの弟・キリヒトには永山絢斗。監察官の猿渡紳一郎には桐谷健太。捜査一課課長の犬飼彰吾には原田さん。志村が在籍する特命捜査対策班班長の塚地敬一には酒向芳。磯ヶ谷潔には有岡さん(Hey!Say!JUMP)。キリコを助手、運転手としてサポートするマー君に板垣李光人。3年前亡くなった志村の同僚、安野慎吾の妹・安野東子に大野いとといったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。捜査一課にインビジブルの内通者がいるというキリコは、志村に犬飼すら信用するなと忠告。志村も内通者の件は隠してキリヒトの捜査に当たる。一方、キリヒトはクリミナルズの“シノビ”を使い、IT企業CEOの早坂(横山めぐみ)を狙っていた。キリコの提案で志村は早坂のSPになる。チームリーダー・神岡(山田純大)指揮のもと早坂の警護にあたるが…というのが7話のストーリー。犬飼の行動を怪しむ志村だったが、犬飼もまた内通者の存在に気づいていた。志村に対し負い目を感じ、自分をふがいなく思ってると謝罪し、「お前みたいなやり方じゃ身が持たない、死ぬなよ志村」と、志村の身を案じる言葉をかけた犬飼だが、資料を見て何かを発見、志村との待ち合わせ場所に行く途中、路上に倒れトラックに轢かれる…。前回の放送時には“内通者疑惑”も持ち上がった犬飼の死に「泰造さん目当てで観てたのに‥‥‥(大号泣)」「犬飼泰造でこんなにロスになるとは…意外だった」などショックを受ける視聴者も多数。「課長は何に気づいたのでしょうね。内通者は誰なんでしょう」「おそらく課長は本当に安野事件のこと調べてて、わかったことがあったんだけど本当の内通者に殺されたんだろうな」など、犬飼が気付いた事とその死の真相に思いを巡らせる視聴者も続出するなか、新たな内通者候補として浮上しているのが磯ヶ谷。「親思い設定が一向に回収されないのが気になる」「人物紹介でわざわざ"親思い"って書かれてるのに、今のとこそれらしいエピ全く出て来ないの変といえば変」「親がクリミナルズでその子どもが殺しの手伝いしてるパターン良くあるしもし磯ヶ谷くんの親がそっち側だとしたら…」など、公式サイトの“親思い”という設定にちなんだエピソードが本編に登場しないことをいぶかしむ視聴者からの声が噴出している。【第8話あらすじ】犬飼が死亡。当面の間捜査の指揮は猿渡が執ることに。一方キリヒトは正体を偽り東子に近づくと、ターゲットを殺す瞬間をショーにして依頼人に配信するクリミナルズ「興行師」を使った新たな犯罪を画策する。ターゲットは東子を含む3人で、ショーのライブ配信の招待がキリコと捜査一課にも届く…。「インビジブル」は毎週金曜22時~TBS系にて放送中。(笠緒)
2022年05月28日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2022年4月スタートのテレビドラマ『インビジブル』(TBS系)の見どころを連載していきます。かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。片方の男は、「悪事の依頼といえどビジネスだ。依頼が正当かどうか、誰が誰の死を望むのか。その理由も興味は無い。需要があるから僕のビジネスは成り立つ」と淡々と語る。もう片方の男は、「何が正義で何が悪かは俺が見極める」と、力強く言う。人の世で、善と悪は常に地続きだと悟っており、その複雑さに自分の意思を見失いかけて諦めようとする女に、それぞれの男は語りかける。犯罪者と刑事、語る言葉は正反対に見えるが、それはおそらく背中合わせになっている一つの価値観の表裏だ。どこまでも白黒のつかない人の世だとしても、生きている限り、人はどこかで踏み切らねばならない。数年前に同僚を何者かに殺害されてから、その真相を追うために荒っぽい捜査を厭わない無骨者の刑事・志村貴文(高橋一生)と、突如警察に捜査協力を申し出てきた裏社会の犯罪コーディネーター・インビジブルを名乗るキリコ(柴咲コウ)の異色のバディを描く『インビジブル』(TBS系金曜22時)。前回、本当のインビジブルはキリコではなく、彼女の弟のキリヒト(永山絢斗)であり、キリコは弟を探し出す為に「インビジブル」を名乗っていたことが明かされた。6話では、キリコとキリヒトの姉弟がなぜ「インビジブル」と名乗ることになったのか、なぜ二人が決裂したのか、そしてなぜキリコが志村の前に現れたのかが、ドクターと呼ばれる猟奇殺人者の事件をベースにしながら描かれた。そもそもキリコ・キリヒト、姉弟の父親が最初に「インビジブル」と呼ばれており、父親当人は犯罪を差配すること自体は必要悪であると捉えて仕事をしていたものの、後継として育てたはずの息子のキリヒトが想定以上に先鋭化してしまった。おそらく父親の中には、自分がコーディネーターとして手綱を引くことで裏社会であっても秩序が保たれるという信念があったのだろう。だが、過激化する息子と父は争い、父親の方が殺害されてしまった。残された娘、つまりキリコは弟に怒りを覚えながらも、より凶悪化する弟を止める手立てはないか探り、かつて父が敵ながらその捜査への執念を賞賛していた刑事の志村の手を借りることを思いつく(その過剰な正義感と執念が、裏社会からのコネクトを呼び寄せてしまうのも、いかにも本作らしい)。しかし、弟と育ちが繋がっている上に、現状も犯罪を通して駆け引きが続くならば、自分もまた悪事に荷担していることと同じではないかと投げやりになるキリコに、志村は力強く「正義も悪も自分で決めるのだ」と語りかける。「目の前にいる誰かが困っているなら助ける、だからお前が困っているならお前を助ける」と言い切る志村の中では、刑事の経験則として善悪の境界線を探る迷いの決着は、既についているのだろう。「(困っているなら)早く言えよ」と無愛想に言って、キリコの飲みさしの紅茶を勝手に飲んでしまう志村の無骨さに頬が緩む。飲んでしまった紅茶は、ふたりの一蓮托生のあかしかもしれない。改めて協力してキリヒトを追うことを決めた二人だが、最後にキリコは、警察内にインビジブル・キリヒトと内通している誰かがいることを志村に示唆する。前回、ハナカマキリという植物に擬態して獲物を狩るカマキリのことが語られ、それが犯罪者に擬態して獲物を捕らえるキリコの言動そのものであると志村は見抜くのだが、ハナカマキリは犯罪者側だけではなく警察内、善の側にも存在している。捜査一課、監察官、志村が所属している特命捜査対策班。いずれもくせ者ぞろい、演技巧者がそろった配役である。誰が内通者なのか、今のところ誰にも可能性があるように見える。凶悪犯罪者と警察内部、両方と戦いながら二人は望む未来を掴めるのか。物語は山場に入る。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]かなTwitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。⇒ かなさんのコラムはこちら
2022年05月24日「インビジブル」第6話が5月20日放送。永山絢斗演じるキリヒトの言動に「キリコさんに依存してる」などの指摘が送られる。またラストの志村のセリフには「泣きそうになる」「真の意味で共闘が始まった」といった声も多数投稿されている。同僚を殺した通り魔を追う刑事と都市伝説と言われていた犯罪コーディネーター“インビジブル”が異色バディを組む…というストーリーが展開してきた本作。同僚を殺めた相手を追い続ける志村貴文に高橋一生。本物の“インビジブル”ではなかったキリコに柴咲コウ。志村の行動に物言いをつけ続ける監察官の猿渡紳一郎に桐谷健太。キリコの運転手兼助手のマー君に板垣李光人。刑事の磯ヶ谷潔に有岡大貴(Hey!Say!JUMP)。五十嵐夏樹に堀田茜。捜査一課課長の犬飼彰吾に原田泰造。捜査中に通り魔犯人に殺害された志村の元同僚・安野慎吾に平埜生成。その妹・安野東子に大野いと。東子の同僚・野間昇太郎に村井良大。塚地敬一に酒向芳。前回のラストで登場した本物の“インビジブル”キリコの弟・キリヒトに永山絢斗といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。姉を取り戻すために突然姿を現したキリヒトは、安野が殺害された3年前の事件も自分がコーディネートしたと志村に告げる。さらに現在進行中の事件のターゲットのうちの一人でも救うことができたらキリコを諦めると言い残してその場を去る。やがてキリヒトの予告通り新たな犠牲者が発見される。手口を聞いたキリコは医師免許を持つ「ドクター」の仕業だと言い、同様に命を狙われそうな人物2人が浮上する…というのが6話の展開。元々“インビジブル”を名乗っていたのはキリコとキリヒトの父親だった。だがキリヒトはその父を殺害、自らがインビジブルとして活動するようになる。そんなキリヒトと決別したキリコだったが、キリヒトは「また一緒にやろう」とキリコに対し、自らのもとに戻ってくるよう誘う。さらにドクターを使って志村を拉致、キリコを呼び出すと「キリコがこのまま僕と一緒に帰ってくれるなら、志村さんを助けてあげる」と取引をもちかける。子どもの頃にキリコからかけられた「ずっとそばにいてあげる」という言葉をずっと覚えていて、「あの時の約束を守ってくれ」と言うキリヒトに「お姉ちゃん大好きかよ…」「なるほど。キリコさんに依存してるんだな」「幼いころの刷り込みか…そりゃお姉ちゃんに執着するよね」といった反応が。その後救い出された志村に対し“弟が今してることをやめさせたい”と想いを吐露するキリコ。すると志村は“安野の事件を解決することだけが俺の仕事じゃない。助けて欲しい人間を助けるのも仕事”だと言い「俺は刑事だ。お前は助けて欲しい人間なんだろ、だから助けてやるよ」とキリコに告げる…。ラストの志村のセリフにも「助けてやるよっの志村さんが優しさ溢れてて好きです」「キリコには志村の言葉、沁みたんじゃないかな」「最後の志村さんのセリフ泣きそうになるくらいぐってきた」「キリコの目的を知ったことで絆が深まり真の意味で共闘が始まった」といった声が続々と投稿されている。【第7話あらすじ】キリヒトはクリミナルズの「シノビ」を使い暗殺計画を立てていた。次なるターゲットがIT企業のCEO・早坂(横山めぐみ)と睨んだキリコは、彼女を守りながら内通者に邪魔されずにクリミナルズを調べるため、志村に早坂のSPになるよう持ち掛ける。猿渡が上層部に掛け合い、志村はSPのチームリーダー・神岡(山田純大)指揮のもと早坂の警護にあたることになる…。「インビジブル」は毎週金曜22時~TBS系にて放送中。(笠緒)
2022年05月21日高橋一生と柴咲コウが共演する「インビジブル」第5話が5月13日放送。黒スーツ姿のキリコに「鉄板クール」「眼福すぎ」などの声が殺到、さらに永山絢斗演じる“キリヒト”に「また2転3転ありそう」「今回情報量多すぎです」といった感想も続出中だ。本作は刑事と犯罪コーディネーターという相容れない2人が異色バディを組むことになる、前代未聞の犯罪エンターテインメント。キャストは、3年前同僚を殺した通り魔事件の犯人を追い続けている志村貴文に高橋さん。志村が追う通り魔事件について事情を知っている模様の犯罪コーディネーター・キリコに柴咲さん。独走しがちな志村を快く思ってない監察官の猿渡紳一郎に桐谷健太。志村を左遷した元上司で捜査一課課長の犬飼彰吾に原田泰造。キリコをサポートするマー君に板垣李光人。志村が在籍する特命捜査対策班班長の塚地敬一に酒向芳らが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。3年前の通り魔を自供した武入(鈴之助)が「インビジブルに頼まれた」と証言する映像が志村のもとに送られてくるが、志村は武入に直接会い、彼が3年前の事件の犯人ではないと確信する。その武入が検察へ護送中、何者かに連れ去られてしまう。さらにキリコも民宿から行方をくらます。キリコと武入はつながっているのか!?二人に対する緊急配備が敷かれることに。志村は鑑識の近松(谷恭輔)の協力を得て、ハッカーのラビアンローズ(DAIGO)から重罪犯を逃がして多額の報酬を得る“逃がし屋”の存在を聞き、武入を連れ去った逃がし屋に接近する。一方キリコは武入を逃がした“キリシマ”なる人物に成りすまし、武入とコンタクトを取る…というのが5話の展開。武入と接触したキリコの黒スーツ姿に「ブロンドに黒のパンツスーツは鉄板クールだ」「今夜の黒スーツは今までのお召し物のなかでも一二を争う美しさ」「1時間ほぼぶっ通しで、コウちゃんの黒パンツスーツは、眼福すぎた」などの声が殺到。その後武入と共にホテルにいるキリコを志村が見つける。「本当のことを言え」と迫る志村にキリコが「キリシマは…」と言いかけたところで武入が何者かに連れ去られる…。連れ去った相手は1話の渋谷街頭ビジョンを電波ジャックしたのと同じ“包帯姿の男”。再び電波ジャックしたその男は、武入とキリコが持つデータチップを交換するよう迫る。志村とキリコは一旦は武入を救い出すも、その後彼はドローンに撃たれてしまう。そして現れるフードを被った男。彼こそ“本物”のインビジブル、キリコの弟、キリヒト(永山絢斗)だった…。この展開に「キリコは派手にビジブルだよな~と最初から思ってたけど、やっぱり本物のインビジブルは別にいたのね。」「本物のインビジブルは永山絢斗だった、、しかしまだ5話目だから、また2転転ありそう」「キリヒト?!キリコの弟?!本物のインビジブル?!ちょっと今回情報量多すぎです」といった感想も続出している。【第6話あらすじ】本当のインビジブルはキリコの弟・キリヒトだった。姉を取り戻すために突然姿を現したキリヒトは、安野(平埜生成)が殺害された3年前の事件も自分がコーディネートしたと志村に告げる。さらに現在進行中の事件をほのめかしたうえで、今回依頼されたターゲットのうちの一人でも救うことができたらキリコを諦めると言い残し去っていく。警察が捜索を強化するなかキリヒトの予告通り新たな犠牲者1人が発見される。その残忍な手口を聞いたキリコは医師免許を持つ「ドクター」の仕業だと志村に告げる…。「インビジブル」は毎週金曜22時~TBS系にて放送。(笠緒)
2022年05月14日高橋一生と柴咲コウがバディを組む犯罪エンターテインメント「インビジブル」。この度、永山絢斗が物語のカギを握るキャラクターで出演していることが分かった。“クリミナルズ”と呼ばれる凶悪犯を捕まえるために、刑事・志村貴文(高橋さん)と犯罪コーディネーター“インビジブル”のキリコ(柴咲さん)という絶対に相容れないはずの2人が、異色のバディを組む本作。キリコとバディを組み、クリミナルズを捕らえてきた志村。その一方で、同僚・安野(平埜生成)が殺害された“3年前の事件”の犯人を追い続け、キリコにもその情報を求めていた。しかし物語は、キリコが実はその事件の首謀者かもしれないという展開へ。安野殺害の容疑がかかる武入が逃走し、同時にキリコも姿を消す。志村はキリコを見つけ出すが、そこに武入が何者かに監禁されている映像が届く。再びバディとなって武入の救出に向かった2人の前に、「僕が本当のインビジブルである」と話す男・キリヒトが現れる――というストーリーに。そんなキリヒトを演じるのが永山さん。キリヒトはキリコの弟で、同じく犯罪コーディネーター“インビジブル”。幼い頃から共にインビジブルとして育てられ、犯罪のコーディネートに関わってきた姉弟だが、とある出来事から互いに距離をとるように。物語は、キリヒトの登場で大きく動き出すことになる。「インビジブル」は毎週金曜日22時~TBSにて放送中。(cinemacafe.net)
2022年05月13日高橋一生主演の「インビジブル」第4話が5月6日放送。タキシード姿で犯人たちと戦う志村を演じる高橋さんの演技に「魅力が尽きない」などの声が上がる一方、キリコに対して“偽者”のインビジブルなのではと疑う視聴者からの声も多数SNSに寄せられている。3年前に同僚を殺した通り魔を追う刑事・志村の前に、都市伝説と言われていた犯罪コーディネーター“インビジブル”キリコが現れ、事件の情報を教えると取引を持ちかけてくる。警察はインビジブルを“匿って”利用しようとするが…という前代未聞犯罪エンターテインメントとなる本作。志村貴文に高橋さん。“インビジブル”キリコに柴咲コウ。監察官の猿渡紳一郎に桐谷健太。キリコの助手・マー君に板垣李光人。捜査一課の刑事・磯ヶ谷潔に有岡大貴(Hey!Say!JUMP)。捜査一課課長の犬飼彰吾に原田泰造。塚地敬一に酒向芳といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。捜査三課長の大貫(松下由樹)が一課に捜査協力を求めてくる。猿の格好をした3人組による連続絵画盗難事件の解決にキリコの力を借りたいという。桐子は窃盗団モンキーズが犯人だといい、彼らの次のターゲットが「ナンバーX」なる絵画だと告げる。しかもキリコはその「ナンバーX」を入手していた。警察はナンバーXを使ってモンキーズをおびき出そうとするも、絵画はモンキーズに奪われてしまう。しかしキリコはナンバーXに発信機を取り付けており、志村はキリコとともにナンバーXの取引が行われる闇オークション会場に潜入する…というのが4話のストーリー。キリコが見立てたタキシードに身を包みオークション会場に潜入。現れたモンキーズと激しいアクションを繰り広げる志村…そんな志村を演じる高橋さんの演技に「アクションシーンもかなりハードだし、彼はいくつも引き出しを持ってて、魅力が尽きない」「鬼気迫る演技も怒りを内に抑えた演技も穏やかな表情の演技も、、全部惹かれる」などの反応が集まる。また黒髪のカツラで変装したキリコにも「ドレスアップして黒髪の柴咲コウめちゃくちゃ綺麗だった…」「金髪ベリショと黒髪パッツンどっちも似合うの無敵すぎる」といった声が。一方、若い女性が被害者になった通り魔事件が発生、使われた凶器が3年前の事件のものと一致する。一課は犯人と思われる男を確保、自ら取り調べようとする志村に対し、猿渡は自分が取り調べると告げる。その後犯人は3年前の事件についても自供するのだが、犯人は「インビジブルに頼まれ」事件を起こしたと証言する…という展開に。このラストに「やっぱりキリコはインビジブルじゃないパターンきた??」「インビジブル」って、本当はキリコのことじゃないんじゃない?」「キリコも脅されてたり復讐のためにインビジブルやってたりとか」など、キリコが“偽者”のインビジブルなのではないかと推察する視聴者も続出している。【5話あらすじ】3年前の事件にキリコが関与しているのか…?腑に落ちない志村は「インビジブルに頼まれた」と証言した武入(鈴之助)に再び会い、ある確信を得るが、武入が検察への護送中に何者かに連れ去られてしまう。さらにキリコも民宿から行方をくらまし、二人の緊急配備が敷かれる…。「インビジブル」は毎週金曜日22時~TBS系で放送。(笠緒)
2022年05月07日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2022年4月スタートのテレビドラマ『インビジブル』(TBS系)の見どころを連載していきます。かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。どのカテゴリにも属さないということは、軽やかではあるけれど、厳しく孤独なことでもある。何かを否定しないならそれを肯定していると解釈され、何かを肯定しないならそれを否定していると解釈されて、すぐに極端にカテゴライズされがちなこの世の中で、何にも属さないでいようとすれば、誰も敵にしないつもりが、気が付けばみんな敵ということになってしまう。性別、年齢、何もかもを軽やかに飛び越えて、金髪のショートカットで美麗な服を着こなす柴咲コウを見ていて、この人が静かに受け止めている孤独について考えた。三年前に相棒だった後輩の刑事を殺されてから、その事件を追って危険な捜査を繰り返す武骨な刑事・志村隆文(高橋一生)と、闇社会の犯罪コーディネーターとしてインビジブルと呼ばれ、畏怖されているキリコと名乗る女(柴咲コウ)の異質のバディを描く『インビジブル』(TBS系金曜22時)。3話の事件では、『演出家』と呼ばれる劇場型の殺人を繰り返す犯人を、バディ二人が追う展開になった。殺人者『演出家』を演じているのは要潤で、テンションの高いエキセントリックな犯罪者タイプなのかと思いきや、意外と重苦しく粘着質な犯罪者像で、要潤の大柄な体格とも相まって、不気味で見ごたえがあった。今回の事件で興味深く感じたのが、一度は失敗した警察の捜査に、キリコがいらだちを見せて匙を投げるところを、志村が根気よくその誠実さで説得して、キリコを再び捜査に引き戻すところである。互いに何度も不信と信頼の間を揺れながら、それぞれの仕事に対する尊重が積みあがっているのが垣間見えるシーンである。続く捜査協力の中で、キリコは外出許可を取りつけて、志村と二人、事件に使われた麻薬の販売先を追って薬の売人のもとを訪れる。極彩色の派手な服をまとい、まるでステージ上のように軽やかに歩くキリコと、黒ずくめの個性もなにもない服で落ち着かない風情で歩く志村と、その対比に思わず笑ってしまう。だが、同時にキリコの美しさに、この世には沢山の美しい女優がいるけれども、こんなにも少年のように美しいひとは他にいないと感嘆させられる。その神秘性を支えているものについて考えたときに、ふと柴咲が主演をつとめたNHK大河ドラマ『おんな城主直虎』最終回で、明智の遺児の命を守るために主人公直虎が、「自分は子を産んでいないからこそ、どの子も等しく愛おしい、だからこの子は渡せない」と語った場面を思い出す。誰のものでもないから誰もを愛せる。きらめく理想の言葉の下に、他者には見えない果てのない孤独がある。冬の夜の空気の中で星がひときわ輝くように、冴えた孤独のなかにこそ際立つ美しさもまたあると思う。柴咲コウの魅力は、そんな美しさの体現だと思っている。今作の面白さの一つに、普段はソフトな人物の役柄の印象が強い高橋一生の激しいアクションシーンがあるが、今作のアクションはかなり泥臭く、それが独特の面白さに繋がっている。違法捜査を繰り返す志村は、銃の所持が許可されておらず、それゆえに小麦粉を粉塵爆発させたり、プールに高圧電流を流したりして武装した犯罪者と戦うことになるのだが、とにかく転げまわり、うめき、文句を言い、知恵を絞って走り回る。いわゆる激しく打ち合うようなかっこいいアクションではないけれども、くせになりそうな面白さで、個人的には早くも3回目にしてお約束の楽しみになってきている。是非この先も銃の所持はなしで、愚痴を言いながら不憫に転げまわる志村貴文を見てみたいと思っている。そして、いよいよ次話から3年前の志村の後輩が殺された事件が因縁として動き出す様子である。2話でキリコの身の危険を案じた志村に、キリコは軽い調子で「あなたの前では死んだりしないから安心して」と返す。それは3年前の事件の因縁を考えた言葉であるのと同時に、誇り高い猫が自分の死に場所に思いをはせているようで、胸が痛んだ。犯罪に深く関わって生きてきた者が警察と絡むということの意味を一番理解しているのはキリコ自身だろう。その動機と去就、目が離せない展開が続く。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]かなTwitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。⇒ かなさんのコラムはこちら
2022年05月02日高橋一生、柴咲コウ共演「インビジブル」の第3話が4月29日放送。有岡大貴演じる磯ヶ谷に「大活躍だった」「精神的な成長もみられた」などの声が送られているほか、外出した際の柴咲コウの服装にも感嘆の声が上がっている。刑事と犯罪コーディネーターという相容れないはずの2人が異色バディを組んで、世に知られていない凶悪犯をあぶり出す前代未聞の犯罪エンターテインメントとなる本作。キャストは過去に同僚を通り魔事件の犯人に殺害され、今も犯人を追い続けている志村貴文に高橋さん。“インビジブル”と呼ばれる犯罪コーディネーターで警察に情報を提供するキリコに柴咲コウ。監察官の猿渡紳一郎に桐谷健太。捜査一課課長の犬飼彰吾に原田泰造。捜査一課の刑事・磯ヶ谷潔に有岡大貴(Hey!Say!JUMP)。同じく捜査一課刑事の五十嵐夏樹に堀田茜。といった顔ぶれが出演。キリコの運転手兼助手のマー君に板垣李光人らも共演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。志村が女性殺害容疑で逮捕される。キリコはその犯人が遺体をアート作品として展示するのが趣味の“演出家”と呼ばれるクリミナルズだといい、演出家がすでに次の殺害を請け負っていると予告する。キリコは知り合いでハッカーのラビアンローズに演出家の動向を探るよう依頼。次の犯行が行われる可能性が高い日時と場所に張り込むが、磯ヶ谷がすんでのところで演出家を取り逃がしてしまう…というストーリーが展開。志村は演出家の犯行現場で甘い匂いを嗅いだことを思い出す。キリコによればそれは高級ドラッグだといい、売人を知ってるから外出許可を出すよう求めてくる。そして志村とキリコは売人のもとに向かう…。その際にキリコが着用していた服装に「すごい服とすごいサングラス 似合ってるからハンパない」「キリコさんカッケ~~~それ着こなせる人類いるのか」「こんなド派手な格好でも服に負けない柴咲コウ美し過ぎる」など感嘆の声が送られる。売人から入手した情報をもとに志村は演出家のもとにたどり着く。失敗を取り戻したい磯ヶ谷も合流し自宅に潜入するが、そこで演出家から反撃されピンチに陥るという展開に。圧倒的な強さの演出家相手に勇猛果敢に挑みかかる磯ヶ谷にも「磯ヶ谷くん………大活躍だった こんな活躍回があるなんて思ってなかった」「磯ヶ谷くん活躍回来ないかなーって期待してたら割と早めに来たから嬉しい」といった声が。また「磯ヶ谷くん、話が進むにつれて精神的な成長もみられたし、志村さんとのコンビも良かった」「志村さんと関わっていく中でどんな風に磯ヶ谷くんが変化していくか楽しみ」といった感想も投稿されている。(笠緒)
2022年04月30日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2022年4月スタートのテレビドラマ『インビジブル』(TBS系)の見どころを連載していきます。かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。『その人』に望む魅力とは何だろうと考える。洋菓子店に行くなら上質な甘味を。天ぷらの専門店に行くなら、からりと揚がった極上のエビやサクサクのかき揚げを私たちはごく当たり前に求めている。高橋一生という役者に私たちが求めているものはなにか。この変幻自在の俳優には、一見でそれと分かるような看板はかけられない。まるでどの国の料理がベースなのか想像もつかないが、何を頼んでも極上の一皿が現れる、路地裏にそっと開いた無国籍料理のレストランのようだ。だが一言で言い表せなくても、例えばそこに漂うスパイスの香り、シナモンであったりジンジャーであったり、高橋一生らしいと私たちが唸る何かの共通項、複雑な香りは確かにある。それは何だろうとこのドラマを見ながら考えていた。犯人逮捕の為なら違法な捜査も厭(いと)わない武闘派の刑事・志村貴文(高橋一生)と、インビジブルと呼ばれる闇社会の犯罪コーディネーター・キリコ(柴咲コウ)が、バディとなって見えざる犯罪者をあぶり出す『インビジブル』(TBS系金曜日22時)。2話では、少しずつ互いの信頼関係が強まる様子が描かれていた。今回の犯罪者は『調教師』と呼ばれる人物で、非行や家庭環境から行き場を無くした若者を取り込んで犯罪に追い込んだ上に、警察の捜査が及ぼうとすれば即座に殺して証拠を隠滅してしまう。キリコから情報を得て、志村が捜査に奔走するものの、志村自身の認識の甘さやタイミングのずれで、『調教師』に取り込まれた二人の若者を犠牲にしてしまう。このドラマで、高橋一生はこれまでにない激しいアクションシーンをいくつも演じているが、これまで捜査過程で問題ばかり起こしてきた志村は銃を持つことを許されていないという設定で、アクションは主に何かを振り回したり、椅子や家具で防御することがメインになっている。2話では武器として台所のフライパンを勢いよく振り回し、小麦粉で粉塵爆発を引き起こしてネイルガン(釘打ち銃)に対抗しており、常にアクションはキレまくってるが、同時にほんのりと可笑しみが漂っている。更に志村本人は常に眉間にしわを寄せ、一言一言の声音は荒んでいるけれども、どこか本来の甘さや生真面目さを隠しきれない瞬間があって、見ていてつい頬が緩んでしまう。そして今回の白眉は、やはり『調教師』の犯行を止められない上に志村との間に信頼関係が得られないことに落胆しつつ、紅茶を飲もうとするキリコを制して「調教師は必ず捕まえる。だからお前も力を貸せ」と目を見ながら語りかけるシーンだろう。キリコがカップを持とうとする手をそっと制する仕草に、「ああ、高橋一生の演技だな、それっぽいな」と思う。敵のように振る舞いながら幼なじみの領主を守る選択(NHKの大河ドラマ『おんな城主直虎』)も、レモンを搾ることに無造作になれない青年(TBS系のドラマ『カルテット』)も、面倒くさがりつつ怪異から編集者を守る漫画家(NHKのドラマ『岸辺露伴は動かない』)も、連続殺人犯に見せながら必死に着地点を探り続ける青年実業家(TBS系のドラマ『天国と地獄〜サイコな2人〜』)も、セクシュアルマイノリティとして人生を妥協せずに生きる青年(NHKの『恋せぬふたり』)も…。高橋一生の演技の魅力は『柔らかなその本音を包み隠す、面倒くささとの答え合わせ』にあると思う。複雑で分かりにくい分、更に目をこらして魅力的に見える。いったん捕らわれれば、その底深い魅力、本当に罪深いと思う。そして今回、インビジブルのキリコは、自らの偽名を中国人の名前で『聶小倩(シッ・シウシン)』と名乗っている。これは中国の古典短編集『聊斎志異(りょうさいしい)』に出てくる幽霊の女であり、悪い妖怪に捕らわれ、人の魂を吸い取る悪事に無理矢理荷担させられている悲しくも美しい幽霊である。幽霊の女は物語の中で、実直な男の真心と苦闘によって最後には解放される。『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』として映画化されたこの短い文芸作品は、『聊斎志異』の本編と映画で実はラストシーンが違う。もしもキリコ自身が選んで名乗っているこの偽名にインビジブル、つまりゴーストという意味以上の何かが込められているのなら、彼女はどんな道を選びたいのか、その道に志村貴文はどう絡んでいるのか。そんなことを感慨深く思う2話だった。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]かなTwitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。⇒ かなさんのコラムはこちら
2022年04月26日高橋一生主演「インビジブル」の2話が4月22日放送。桐谷健太演じる猿渡に「クリミナルズなんじゃないのか」など疑惑の目が向く一方、柴咲コウ演じるキリコが口にしたセリフに高橋さんと柴咲さんが共演した大河ドラマを思い出す視聴者が続出している。本作は正義を代表する刑事と悪を代表する犯罪コーディネーターという本来相容れないはずの2人の化学反応が、世に知られていない凶悪犯をあぶり出す前代未聞の犯罪エンターテインメント。3年前、通り魔事件の捜査中に同僚の刑事を犯人に殺害された志村貴文を高橋さんが演じるほか、“インビジブル”と呼ばれる犯罪コーディネーターのキリコに柴咲コウ。志村とキリコの関係を疑う監察官の猿渡紳一郎に桐谷健太。キリコをサポートするマー君に板垣李光人。捜査一課の磯ヶ谷潔に有岡大貴(Hey!Say!JUMP)。その同僚・五十嵐夏樹に堀田茜。志村の元上司で捜査一課課長の犬飼彰吾に原田泰造といった顔ぶれが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。キリコが志村に動画チャンネルのライブ配信をチェックするよう伝える。すると観光PRを頼まれたという3人組の若者がライブ配信中に遺骨を発見。遺体は6人の若い男女で、キリコによれば犯人は“調教師”と呼ばれるクリミナルズで、調教師は行き場のない未成年を殺人者に仕立て上げ、少しでも足がつくと容赦なく始末しているという。ライブ配信をしていた若者たちを署に呼んで事情を聞いていると、人権派弁護士の智寿子(久本雅美)が駆け付けてきた。一方、警察はキリコの取引に応じることを決め、彼女をVIP待遇の特別施設“民宿”に移送する。志村は調教師のアジトを見つけるが踏み込む直前に逃げられる。その後若者たちをまとめていた女性が遺体で見つかるが、それは過去に少年院に入っていた智寿子の娘だった…というのが今回のストーリー。志村とキリコの関係を怪しむ猿渡は執拗に「話を聞きたい」と志村に迫る…その姿勢に「猿渡の執着こわい やっぱこいつもクリミナルズなんじゃないのか」「猿渡監察官があれほどまでに志村さんを聴取したり観察するのって3年前の事件と何か関係があるのかな?」「キリコは猿渡がクリミナルズってことに気づいてるのかも」など、猿渡に疑惑の目を向ける視聴者が続出。その後キリコは調教師をおびき出すため、自らの暗殺を依頼する。キリコのもとに襲い掛かる調教師と少年少女たち。調教師の正体は智寿子だった…志村によって智寿子は逮捕される。事件解決後、自らの身を危険にさらすような行動をしたキリコに対し「目の前で死なれたら気分が悪い」と言い放つ志村。それに対しキリコは「あなたの前では死んだりしないから安心して」と答える…。このラストに「ああ、それは前世の記憶を呼び起こす言葉……」「はあああっ!!こんなのっ!完全に!殿と政次っ!!!!」「それは殿から但馬への、あてつけですか?愛ですか?」など、高橋さんと柴咲さんが共演した大河ドラマ「おんな城主 直虎」を回想した視聴者からのコメントも多数投稿されている。(笠緒)
2022年04月23日高橋一生主演の新金曜ドラマの「インビジブル」が4月15日から放送開始。SNSでは主人公を演じる高橋さんのハードなアクションに「まじ惚れた」などの声が多数。共演した柴咲コウの金髪ショートヘアにも「新鮮なビジュアル」など好反応が続出している。「ROOKIES」や「南極大陸」などを手掛けたいずみ吉紘がオリジナル脚本を手がけ、作品刑事と犯罪コーディネーターという相容れないはずの2人が異色のバディを組む、前代未聞の犯罪エンターテインメントとなる本作。キャストは元々は捜査一課の最前線で事件捜査に当たっていたが、行き過ぎた捜査がきっかけで一課から特命捜査対策班へ左遷された志村貴文に高橋さん。本名、国籍、年齢不明の犯罪コーディネーター“インビジブル”キリコに柴咲コウ。警察庁から出向してきた寡黙で冷静なキャリア監察官。規則やルールを重んじ志村の行き過ぎた捜査を問題視する猿渡紳一郎に桐谷健太。キリコの運転手兼、助手をしているマー君に板垣李光人。志村のことを敵視している磯ヶ谷潔に有岡大貴(Hey!Say!JUMP)。捜査一課の五十嵐夏樹に堀田茜。岸幸介に西村元貴。朝倉環に結城モエ。捜査一課から鑑識課に異動した近松延武に谷恭輔。特命捜査対策班の巡査・芝本菜穂に田中真琴。班長の塚地敬一に酒向芳。3年前、通り魔事件の捜査中に犯人に殺害された志村の元同僚・安野慎吾に平埜生成。その妹・安野東子に大野いと。東子の同僚のWebニュースカメラマン・野間昇太郎に村井良大。志村を左遷させた元上司で捜査一課課長の犬飼彰吾に原田泰造といった顔ぶれ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。1話では渋谷の駅前で爆発事件が発生。さらに街頭ビジョンに謎の男の映像が流れ、次の爆破の情報と引き換えに志村の身柄を要求してくる。志村が指定された場所に行くと、待っていたのはキリコ。キリコは街頭ビジョンをジャックしたのは自分だが、爆発事件は“花火師”が実行犯で、過去に事故として処理されたいくつかの案件も花火師の仕業だと告げる。さらに彼女は志村に彼が追い続ける3年前の通り魔事件の情報を教えると言い出し…というストーリーが展開。冒頭では爆発に巻き込まれ、女の子を助けるため窓ガラスを割って部屋に突入。終盤では爆発から逃れるためビルの窓から川に落下…と、志村のハードなアクションに「高橋一生さんのビルから飛び降り脱出迫力満点アクションシーンまじ惚れた」「アクション、とは聞いていましたが思ってた以上に激しくて、まだまだお話も謎が多いし引き込まれました」「キリコ(柴咲コウ)が「トム・クルーズかよ」と言うくらい高橋一生のアクションシーンが凄かった」「怒涛の爆破とアクション、ビルから飛び降りダイハード、そして水も滴るイイ男…うおおおおお高橋一生てんこもり!」などの声多数。また謎の存在・キリコを演じる柴咲さんにも「インビジブルは柴咲コウの金髪ショートに惹かれた」「金髪ショートの柴咲コウ最強」「柴咲コウさんは今までに見たことない新鮮なビジュアルで魅力的だった!」と、その髪型を中心に多くの反応が集まっている。(笠緒)
2022年04月16日今回、ご紹介するのは、金曜ドラマ『インビジブル』。事件解決のためにはどんなグレーな手でも使う刑事と犯罪コーディネーターがバディを組み、闇に隠れた凶悪犯をあぶりだす犯罪エンターテインメントです。本作でTBSの連続ドラマに初主演した、高橋一生さんにお話をうかがいました。「理性的に見えて、実は本能で動くタイプです」©フジイセイヤ(W)【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 107普段、目にする事故や事件、そして、ときに起こる未解決事件の数々。実はその中には警察すら存在を知らない凶悪犯、通称“クリミナルズ”によって行われている犯罪があった……!金曜ドラマ『インビジブル』は、そんなクリミナルズを捕らえるため、刑事と犯罪コーディネーターという絶対に相容れないはずの2人が異色のバディを組む、前代未聞の犯罪エンターテインメントです。裏社会を牛耳り、あらゆる凶悪犯罪者たちの取引を仲介する犯罪コーディネーター“インビジブル”。その存在は警察内部でも一部の人間しか知らず、その実像は“誰も見たことがない”ことから、“インビジブル”と呼ばれていました。そんな“インビジブル”が突如、キリコと名乗り、自身が関わってきた未解決事件や凶悪犯罪者の情報を提供し、犯人逮捕に協力すると警察に申し出ます。条件はたったひとつだけ。捜査一課から左遷された刑事・志村貴文(しむら・たかふみ)を担当にすることでした。本作の主人公・志村貴文を演じるのは、高橋一生さん。警視庁管内で起きた未解決事件の継続捜査を行う、警視庁刑事部・特命捜査対策班所属の刑事です。犯人逮捕への熱意ゆえにグレーな手段を使う、行き過ぎた捜査がきっかけで捜査一課から特命捜査対策班へ左遷された経歴を持ち、執念にも近い正義感を持つ志村を、高橋一生さんはハードなアクションシーンとともに熱演しています。そして、志村とタッグを組む犯罪コーディネーター“インビジブル”を演じるのは、柴咲コウさん。決して表に出てくることはなく、この世のあらゆる凶悪犯罪の裏で必要な凶悪犯たちを紹介・斡旋する、不敵な女犯罪者です。クリミナルズの情報に精通する彼女が志村に近づいた目的とは一体何なのか。刑事と犯罪コーディネーターがバディを組む前代未聞の犯罪エンターテインメントに注目です。©フジイセイヤ(W)ーー本作の企画をいただいたとき、最初にどう思いましたか?高橋さんこれまで演じたことのない内容の作品で、楽しめそうだと思いました。犯罪コーディネーターという不可思議な職業が実際にあるかどうかはわかりませんが、いないとは言い切れないなと。志村は本当に正義なのか、インビジブルであるキリコのほうがまっとうなことを言っているのではないかなど、善悪が二極化している世の中だからこそ、ぶつかり合う対話や心理戦が面白いと思いました。ーー志村について、どう思いましたか?高橋さん彼は周りから危険な存在だとか、暴走しているなどと思われていますが、自分が心に引っかかっている事件に執心している刑事だと思いました。©TBSーー本作の佐藤敦司プロデューサーが公式コメントで志村を、「動物的な本能で動く型破りな刑事」と評していました。高橋さんは、理性と本能、どちらで動くタイプですか?高橋さん理性的に見えて、実は本能で動くタイプです。お芝居においても同じで、事前にある程度理性で組み立てていても、現場に入ると相手の芝居に反応して、本能で動いてしまいます。ーー過去に共演歴がある柴咲コウさんとバディを組んで、いかがでしたか?高橋さん大河ドラマなどで長くお芝居をさせていただき、意見を交わすときにお互いの言語体系が一緒なので、そのすり合わせがしやすいんです。コウさんとだからこそ、この会話のやり取りができていると思います。©TBSーーハードなアクションシーンに備えて、どのようなトレーニングをされましたか?高橋さん衣装合わせをした後、約1か月間、体を鍛え直したんです。トレーニングに集中しすぎて、体が2~3㎝大きくなってしまい、大きくなり過ぎたので、少し減らしたいと思っています。ーー具体的に、どのようなトレーニングをされたのでしょう。高橋さん原点に戻って、きちんとしたフォームで腕立てやスクワットをするというスタンダードなことを行っています。回数をこなすことではなく、きれいなフォームを心がけています。©TBSーー衣装がほぼスーツ1着だったそうですね。高橋さん志村は同じスーツを何着も持っているという設定なんです。撮影中、衣装替えがなくて楽だと思っていましたが、アクションシーンがあるのでかなり汚れました。ーー撮影現場に欠かせない相棒は?高橋さんマグライトです。志村はかなり大きめのものを持っているのですが、すぐ取り出しやすいように腰のベルトの部分につけています。ーー劇中、志村は正義という信念を持って、事件に向き合っています。高橋さんが役者として抱き続けている信念を教えてください。高橋さん作品を観てくださる方は、画面の向こう側にいるので、僕らからは見えない存在です。しかし、こちら側が迷わずエネルギーを打ち出す説得力があれば、見てくださる方も納得していただける。作品は観てくださる方と一緒に構築していくものだと思っています。インタビューのこぼれ話ドラマのタイトル『インビジブル』にちなんで、高橋さんが“誰も見たことがない”けれど、見てみたいものは?「電波を見てみたいです。Wi-Fiや5Gなど、どのようなものが飛び交っているのか。目に見えないものなので、興味があります」。Information金曜ドラマ『インビジブル』TBS系にて、4月15日(金)放送開始22:00~22:54 ※初回15分拡大出演:高橋一生、柴咲コウ、有岡大貴、堀田茜、原田泰造、桐谷健太ほか脚本:いずみ吉紘プロデュース:佐藤敦司、浅野敦也演出: 竹村謙太郎、棚澤孝義、泉正英製作:TBSスパークル、TBS写真提供・©TBS文・田嶋真理スタイリスト・藤井謙吾、鳥居竜也ヘアメイク・和田奈穂文・田嶋真理 スタイリスト・藤井謙吾、鳥居竜也 ヘアメイク・和田奈穂
2022年04月14日高橋一生主演の新ドラマ「インビジブル」に、現在放送中の連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」京都編に出演する平埜生成が登場することが分かった。本作は、刑事と犯罪コーディネーターという絶対に相容れないはずの2人が、異色のバディを組む前代未聞の犯罪エンターテインメントドラマ。舞台を中心にドラマや映画などで幅広く活動し、まもなく最終回を迎える朝ドラでは、ヒロインが働く映画村の職員役で登場、爽やかで紳士的な物腰の演技が話題を呼んだ平埜さん。今作で演じるのは、主人公・志村(高橋さん)の刑事人生を大きく揺るがせる“三年前の事件”で殉職した、志村の元同僚・安野慎吾。志村が捜査一課時代にバディを組んでいた刑事であり、周囲の人間から時として危険視される志村が、信頼を寄せる数少ない相手。しかし、通り魔殺害事件の捜査中に犯人に襲われて殉職。安野を目の前で斬殺された志村は、以後、その犯人逮捕に執着するように。その行き過ぎた捜査行動が問題視され、捜査一課から特命捜査対策班へ左遷されてしまうが、異動してからも、安野を殺害した犯人を執拗に追いかける志村。そしてあるとき、犯罪コーディネーターのキリコが現れる。果たして、志村はキリコとバディを組むことで、その犯人を逮捕することができるのか、注目だ。「インビジブル」は4月15日より毎週金曜日22時~TBSにて放送(初回15分拡大)。(cinemacafe.net)
2022年04月05日高橋一生主演の新ドラマ「インビジブル」のポスタービジュアル2種類が完成した。本作は、刑事と犯罪コーディネーターという絶対に相容れないはずの2人が異色のバディを組み、闇に隠れる凶悪犯を追う異色の刑事サスペンスドラマ。公開されたビジュアルでは、事件解決のためならどんなグレーな手でも使い、“悪”を許してはならないという執念にも近い正義感を持つ、高橋さん演じる刑事・志村が、犯罪コーディネーターのキリコ(柴咲コウ)に取り込まれるかのような奇妙な関係を表現。“正義”を代表する真剣な面持ちの志村と、“悪”の代表である不敵な笑みを見せるキリコ、正反対の2人の表情が印象的だ。そしてもう一枚のポスターは、2人に加え、キャリア官僚の監察官・猿渡紳一郎(桐谷健太)、捜査一課課長・犬飼彰吾(原田泰造)、捜査一課所属の若手刑事・磯ヶ谷潔(有岡大貴/Hey! Say! JUMP)、五十嵐夏樹(堀田茜)と警視庁の面々も集結。凶悪犯罪者たちを捕らえるべくバディを組んだ志村とキリコを見守り、見届けるかのような構図となっている。今回のポスターのデザインは、ファッション関連の広告をメインとし、近年ではドラマなどのビジュアルも手掛けているizumiが担当。「交わらないはずの正義と悪が、融合はしていくものの完全には混ざり合わないマーブルのようなテクスチャーをポスタービジュアルで表現したいと思いながら、イメージしデザインしました。ポスターから視線を感じ、振り返って見て、どんなドラマなんだろうと興味をもってもらえたらうれしいと思っています」とコメントしている。「インビジブル」は4月15日より毎週金曜日22時~TBSにて放送(※初回15分拡大)。(cinemacafe.net)
2022年03月26日高橋一生主演、柴咲コウが共演する4月放送開始の新ドラマ「インビジブル」より、新キャストが発表された。本作は、事件解決のためなら手段を選ばない刑事・志村(高橋一生)と、犯罪をコーディネートするしたたかな女犯罪者・キリコ(柴咲コウ)がバディを組んで凶悪事件に挑む、異色の犯罪エンターテインメント。この度、個性的な新キャストが発表となった。警視庁捜査一課の面々とともに事故や事件現場に臨場する鑑識課の鑑識員・近松延武(ちかまつ・たけし)役に、舞台やドラマを中心に活動する谷恭輔が決定。主演の高橋さんとは今回で3度目の共演となる。「天国と地獄~サイコな2人~」では、高橋さん演じる容疑者を追いかけるという対立関係にある刑事役を演じたが、本作では一転、事件の解決をサポートする鑑識員役に挑む。そして、柴咲さん演じる女犯罪者“インビジブル”のキリコと深い関わりのある沢渡万太郎(さわたり・まんたろう)役には若手注目俳優、板垣李光人が決定。「青天を衝け」「カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。~」などで高い演技力が話題となった板垣さんが演じる、キリコの片腕“マー君”に注目したい。また、志村が所属する警視庁・特命捜査対策班の班長・塚地敬一(つかじ・けいいち)役には、ドラマや映画に引っ張りだこのバイプレイヤー・酒向芳。警視庁管内で起きた未解決事件に関する記述内容に熟知しており、志村の捜査を後押しする心優しき班長役だ。そして同じく、特命捜査対策班の刑事・芝本菜穂(しばもと・なお)役を、モデル・女優としてキャリアを重ねる田中真琴、捜査一課の若手刑事で、原田泰造演じる捜査一課課長・犬飼の補佐的な立ち回りも多い岸幸介(きし・こうすけ)役に西村元貴、同じく捜査一課の刑事・朝倉環(あさくら・たまき)役には、「ドクターX ~外科医・大門未知子~」での妖艶な秘書役が話題を集めた結城モエ。さらに、捜査一課が追いかける事件や事故を発信するWEBニュースの記者・安野東子(あんの・とうこ)役に、女優・モデルとして活躍する大野いと。志村を“貴ちゃん”と呼び、親しげな雰囲気を醸し出す東子と志村の関係も気になるところ。そして、東子と共に事件を追いかけるWEBニュースのカメラマン・野間昇太郎(のま・しょうたろう)役には、舞台を中心に活躍している実力派俳優の村井良大が演じる。彼らが凶悪犯の巻き起こす様々な事件にどう関わり立ち向かっていくのか?そして志村とキリコにどんな影響を与えていくのか注目だ。「インビジブル」は4月15日(金)より毎週金曜日22時~TBSにて放送開始(初回は15分拡大)。(text:cinemacafe.net)
2022年03月22日今春スタートのTBS新金曜ドラマは、高橋一生主演の「インビジブル」を放送。“刑事×犯罪コーディネーター”という異色のバディを描く。裏社会を牛耳り、あらゆる凶悪犯罪者たちの取引を仲介する犯罪コーディネーター“インビジブル”。その存在は警察内部でも一部の人間しか知らず、その実像に迫ったことがないゆえに、都市伝説とささやかれていた。そんなインビジブルが突如、自身が関わってきた未解決事件や凶悪犯罪者の情報を提供し、犯人逮捕に協力すると警察に申し出る。その条件はたった一つ。捜査一課から左遷された刑事・志村貴文を担当にすること――。警察すら存在を知らない凶悪犯、通称“クリミナルズ”によって行われている犯罪がある。本作は、そんなクリミナルズを捕らえるため、刑事と犯罪コーディネーターという相容れないはずの2人が異色のバディを組む、前代未聞の犯罪エンターテインメント。「ROOKIES」や「南極大陸」などを手掛けたいずみ吉紘オリジナル脚本作品となっている。「岸辺露伴は動かない」「天国と地獄~サイコな2人~」「スパイの妻」などが近年話題となり、今回TBS連続ドラマ初主演となる高橋さんが演じるのは、事件解決のためにはどんなグレーな手でも使う刑事の志村貴文。警視庁管内で起きた未解決事件の継続捜査を行う、特命捜査対策班所属の刑事で、元々は捜査一課の最前線で事件捜査に当たっており、犯人逮捕への熱意は捜査一課の中でもひときわ強かった。しかし、その行き過ぎた捜査がきっかけで、一課から特命捜査対策班へ左遷されたのだ。台本を読み「今までに僕が演じたことのないキャラクターで、作品に対するワクワク感と共に志村を演じることがとても楽しみだと思いました」と語る高橋さんは、「アクションシーンにも挑戦するのですが、僕41歳なんですけれどというぐらいのアクションになってくると思うので、とにかく体を壊さないように頑張りたいと思っています」と意気込む。そして「皆さんが毎週楽しみになるようなアクションあり、心理戦ありのおもしろい作品になると思っていますので、是非注目して見ていただけたらと思っています」とメッセージを寄せている。そんな志村が手を組むことになる、“悪の代表”犯罪コーディネーター役には、高橋さんとは大河ドラマ「おんな城主 直虎」や『世界の中心で、愛をさけぶ』などで共演し、今回4度目の共演となる柴咲コウ。“インビジブル”と呼ばれる彼女は、突如、キリコと名乗り、犯人逮捕に協力すると警察に申し出、条件として志村を担当に指名。警察組織がまだその存在すら掴んでいないクリミナルズの情報に精通しており、志村が追う数多の未解決事件を解決する鍵を握っているようだが…。柴咲さんは「一生さんとは久しぶりの共演になりますが、佇まいや演技の間合いが天才的な方なので、とても安心しています。これからの撮影がとても楽しみです」と心境を明かし、「一般的に“正義と悪”っていうのは、白と黒で分けられることが多いと思うんですけど、時には白と黒が入れ替わることもあると思うし、本質では真逆だったりすることもあると思うんですよね。この作品で描かれる“正義と悪”ではそういう部分が見え隠れしてくると思うので、その人間模様も楽しんでもらえたらうれしいです」とコメントしている。金曜ドラマ「インビジブル」は4月、毎週金曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年02月09日近年、フランスで人気のお菓子が「ガトー・インビジブル」です。ガトーとは、フランス語で「ケーキ」、インビジブルは英語で「見ることができない」を意味する言葉。つまり、直訳すると見えないケーキという名前のお菓子になります。それもそのはず、一見すると普通のケーキですが、カットすれば美しい層状の断面が見えるのが特徴で、日本でも人気急上昇のお菓子なんです。レシピと作り方をご紹介します。ガトー・インビジブルケーキの材料なんだか難しそうに見えますが、実は意外に簡単に作れるケーキ。通常はリンゴなどのフルーツと甘い生地を合わせて焼くことが多いのですが、今回は野菜を中心にアレンジしました。生地にはチーズを効かせて、おつまみにもなるタイプをご紹介します。冷めると崩れにくくなるので、持ち寄りのホームパーティーなどでも大活躍してくれますよ。今回使った野菜でなくても冷蔵庫の余り野菜をいろいろ使えるので、オリジナルのガトー・インビジブルを作ってみてくださいね。●材料(18cmパウンド型1台分)・ビーツ(スライス缶詰)……120g・アボカド……1/2~個・かぼちゃ……1/10個・ジャガイモ……大1個・にんじん……約5cm・ベーコン(薄切り)……2枚(生地)・卵……2個・牛乳……60ml・粉チーズ……20g・塩……1g・ホワイトペッパー……少々・薄力粉……50g・無塩バター……35g・ピザ用チーズ……30g●下準備・型に敷き紙をセットする。・オーブンは180度に温める。・薄力粉はふるう。・無塩バターは湯煎で溶かす。ガトー・インビジブルケーキのレシピ1.ビーツは小さいものはそのまま、大きいものは半月切り、アボカドとジャガイモは3~4mmの薄切り、かぼちゃは種とワタを取り除き、ラップをしてレンジ軽く温めて3~4mmの薄切り、にんじんは細めの棒状にカット、ベーコンは幅1cmに切る。2.生地をつくります。ほぐした卵に牛乳と粉チーズ、塩、ホワイトペッパーを加えて混ぜる。3.薄力粉の中央2を少しずつ加えて、ダマにならないように混ぜる。4.無塩バターを加えて混ぜる。5.生地の組み立てと仕上げです。4の1/4量をビーツと合わせて混ぜ、型の底に並べる。6.5の上にアボカドを並べ、4の残りの1/4を流す。7.6の上にかぼちゃを並べ、4の残りの1/4を流す。8.7の上にベーコンを並べ、さらににんじんを重ねて並べて4の残り1/4を流す。9.4の残りとジャガイモ、ピザ用チーズを合わせて混ぜ、8の上に並べ、180度のオーブンで約60分焼く。焼きあがったら、冷ましてから取り出します。ガトー・インビジブルケーキの作り方のポイント焼きあがってすぐに型から出すと崩れやすいため、型ごと冷まして粗熱がとれてから敷き紙ごとそっと取り出すのがポイントです。中の具材は必ずこれを入れないといけないという縛りはありませんので、アスパラやトマト、ブロッコリー、ズッキーニなどお好みの野菜でいろいろ作ってみてくださいね。生地の中に入れた粉チーズやピザ用チーズはレシピでは少し控えめにしていますので、お好みで増やしても大丈夫です。ピザ用チーズはレシピでは生地にジャガイモと一緒にして混ぜていますが、上面にのせて焼きたい場合はオーブンに入れて最後の10~15分くらいのところでピザ用チーズをのせて焼いてください。最初からチーズをのせて焼くと焦げやすいので気をつけてくださいね。●木村幸子(きむらさちこ)料理家。洋菓子研究家。青山にて「洋菓子教室トロワ・スール」主宰。店舗や企業のレシピ・商品開発、TV・雑誌の監修・出演のほか、グルテンフリーや糖質オフ、はちみつを使用した体に優しい料理のレシピ開発実績多数。2012年2月に「最大のチョコレートキャンディーの彫刻」の分野にて、ギネス世界記録のお菓子の製作、世界記録と認定。著書『憧れのゴージャスチョコレシピ』他多数。Instagramアカウントtrois_soeurs木村幸子さんのブログはこちら!
2018年10月25日