そもそも「イースター(復活祭)」って何?十字架に架けられたイエス・キリストの復活を祝う記念の日として、西欧諸国ではクリスマスにつづくキリスト教最大のお祭りとして親しまれているイースター。ここ数年で鮮やかにデコレートされたイースターエッグ(卵型のチョコレート)はよく目にするようになりました。それでも、日本人にとってはまだそこまで広く知られていないこの行事。聞いたことはあるけれど…という人も少なくない様子です。そこで、このお祭りを日本の子どもたちにも実際に体験してもらおうと、フランスのパティスリー「ピエール・エルメ・パリ」と「原美術館」が昨年より企画・開催している親子イベントに編集部も参加してきました!『あなたのうさぎはどこ? 〜お庭に隠れたチョコレートを探そう〜』と題されたこのイベントは、復活祭の日に大人が庭に卵やうさぎのチョコレートを隠し、子どもたちがそれを探して遊ぶというゲームを、実際に日本の子どもたちにも楽しんでもらうというもの。“Pâques(パック:フランス語でイースターの意)”の当日にあたる4月8日(日)、原美術館内にある中庭と中庭に隣接するザ・ホールで行われました。今回参加したのは、事前に「ピエール・エルメ・パリ」のオフィシャルサイトからダウンロードできる申し込み用紙(イースターバニーの塗り絵)をもとに先着順で招待された計20組の親子たちです。(他回を合わせると計60組)申し込み用紙として用意されたイースターバニーのイラストに色を塗って応募。会場のザ・ホールでは応募作品の展示も行われました。快晴に恵まれた日曜日の午後、ゲームが始まる13時には、チョコレートが大好きな親子たちが原美術館の中庭に大集結。「よ〜いどん!」のかけ声とともに、子どもたちがアートの点在する庭で、木陰や草葉、アート作品の影に潜んだイースターエッグやバニーたちを真剣に探し出します。中にはこんなにかわいい参加者も。なんだかよくわからないけど、チョコレートは大好き。楽しいね!一方、本会場のホールでは、Pâquesのヒストリーを写真入りで紹介するパネルの展示や、このイベントにちなんだキャラクターたち(うさぎやニワトリ、卵など)を象ったチョコレート菓子の展示を開催。さらには「ピエール・エルメ・パリ」青山本店のパティシエが実際にイースターエッグを作る実演を行ったり、子どもたちも参加できるワークショップも開催されました。 「子どもたちにとっては、海外の文化に触れることも大切なこと。参加いただいた皆さんにも大変好評ですし、原美術館さんもこの企画に深く共感し、全面的にご協力いただいているので、来年もぜひまたこの会場で開催できたら嬉しいですね」とピエール・エルメ・パリ広報の近藤清香さん。彼女が言うように、今回のようなイベントは、国際化が進むなかで子どもたちが海外の歴史や文化に触れる貴重な機会になっていきそうな予感です。ゲームを楽しみながら復活祭の文化と伝統にふれる年に一度の楽しいPâquesのイベント。また来年の開催が楽しみです。「ピエール・エルメ・パリ」 原美術館 取材/松浦明
2012年04月18日トレンド総研はこのほど、2012年春の最新トレンドとして「イースター」に注目し、20代~30代の男女300名を対象とした「イースターに関する意識調査」を行ったと発表した。欧米では既に定着している「イースター」だが、日本企業の取り組みはまだ少なく、これからのイースター商戦に注目が高まっている。イースターとは、毎年春分後の最初の満月の翌日曜日(2012年は4月8日)のおよそ1ヶ月ほど前から始まるキリスト教の「復活祭」のことを指す。多産で知られるウサギや生命の象徴とされるタマゴをモチーフにしたお菓子が登場することが多い。アメリカにおけるイースター市場の規模は147億ドルと巨大で、「クリスマス」と「バレンタインデー」に次ぐ売上の祝日だという。日本でのハロウィンの認知度は女性2人に1人、全体では3人に1人程度と、欧米と比較するとまだまだ認知度は低い。しかし「イースターをテーマに企業に取り組んでほしいものは何か?」という問いに対しては「エッグペイントやエッグハントが楽しめるような、小さい子供でも参加できるイベントの開催」「かわいいウサギやタマゴをモチーフにしたお菓子」などの具体的な声も。実際にイベントに参加したことのある人は23%、イースター関連のお菓子の購入経験のある人は30%にものぼった。実際にイースターを商戦期と見込んで既に取り組みを行っている企業をここで3つ紹介する。お祭り気分でイースターを取り入れてみてはいかがだろう。まず東京ディズニーランドのイベントから。一昨年から行い好評を博しているのがスペシャルイベントの「ディズニー・イースターワンダーランド」。期間は4月3日~6月30日と長め。パークの中に隠されたイースターエッグを探し出すエッグハントも500円で楽しめる。エッグハントのイベントはゲストからの人気も上々。「アトラクションを目的としてパークを回るだけではなく、いつもと違う目的でパークを回るということが新鮮と感じられる方は多いのではないか」と話すのは、東京ディズニーリゾートを運営する株式会社オリエンタルランド・リゾートクリエイト部の吉田麻紀氏。今年はパレードに登場するキャラクターがつけるウサギの耳やしっぽを一緒に付けて楽しめる開発も行っているという。また、サーティワンアイスクリームでは、3月24日~4月22日までの30日間「エッグカップサンデー」(各450円~)と「イースターバラエティBOX」(1,380円~)の限定販売を行う。スペシャルフレーバーの「イースターエッグハント」「チョコバナナ」(レギュラーサイズ320円~)はキャンペーン期間後の6月末まで販売をする予定だという。パステルカラーを基調としたポップな色合いで春らしさも感じられる。一方、ザ・ペニンシュラブティック&カフェでは「イースターエッグチョコレート」(1,300円)をはじめとした、大人のためチョコレートを4種用意。3月19日~4月8日までの限定販売となるが、中でも注目は「イースターエッグチョコレートフルール」。特大イースターエッグに桜の形のモチーフやクマの形のチョコレートなどをあしらったかわいらしいチョコレートだ。タマゴを割ると、中にはアマンドショコラやラズベリーを加えたマカダミアナッツチョコレートがぎっしり詰まっているという。Lサイズ(高さ25cm)は15,000円。友人同士でのパーティーなどに持ち込んで、皆で割って楽しむのも良いだろう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月19日日本では馴染みがあまりないイベント「イースター」。キリスト教の重要な行事として、諸外国では浸透している「イースター」に向けて、リンツ ショコラ カフェでは春の訪れを告げる「ゴールドバニー」を展開中だ。ヨーロッパでは、このゴールドバニーが店頭に並び始めると、人々は春の到来を感じるというほどの風物詩となっているそう。ゴールドバニー ¥400(50g)/¥600(100g)リンツのゴールドバニーが誕生したのは1952年。最高品質のミルクチョコレートで作られたゴールドバニーには、父親の深い愛情が込められていた開発秘話がある。<リンツのゴールドバニー開発秘話>ある春の日、リンツのメートル・ショコラティエの家の庭に小さなウサギが現れました。彼の幼い息子は、ウサギを見つけて大喜び!ところが次の瞬間、ウサギは茂みに隠れていなくなってしまい、男の子は大泣きしてしまいました。それを見たメートル・ショコラティエは、息子のためにチョコレートでできたウサギを作ることを思い立ち、ウサギがどこに行っても見つかるように首に赤いリボンで鈴をつけたそうです。リンツのゴールドバニーは、50年以上の時を経て今も、「春の大使」として、世界50カ国以上で愛されており、2011年には世界50カ国以上で1億7百万個販売された人気チョコレートとなっている。ゴールドバニー フレンズ ¥830(50g)この他、日本でもお馴染みのホワイトデーに向けた「オリエンタルホワイトチョコレートジャスミン」なども登場。オリエンタルホワイトチョコレートジャスミン ¥1,600(銀座店)/¥1,250(表参道店)バラエティ豊かなチョコレートでにぎわいを見せるリンツ ショコラ カフェでは、4月8日までの期間、¥6,000以上購入すると、かわいらしいイースター・バニーのぬいぐるみをプレゼントされるというキャンペーンも実施中なので、手に入れたい人は急いでお店へ。お問い合わせ: リンツ ジャパンサイト
2012年03月02日