全世界で3億ドル弱を売り上げるスマッシュヒットとなった『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』の続編が、2025年12月5日に公開されると発表された。監督は、1作目と同じエマ・タミー。大人気ビデオゲームの映画化作品だが、続編でどの要素を使うのかは、明らかでない。一方、『ブラック・フォン』の続編は2025年6月27日からやや遅れて2025年10月17日に変更。『M3GAN/ミーガン』続編は、2025年5月16日から少しずれて2025年6月になると発表された。来年はユニバーサルのホラー映画続編が充実した年になりそうだ。文=猿渡由紀
2024年05月17日5月10日(金) から上映中の映画『不死身ラヴァーズ』のオールアップ映像と写真が公開された。本作は、高木ユーナ原作の同名漫画を原作とした実写映画。主人公・長谷部りの役を本作が初の映画単独主演となる見上愛、彼女の運命の相手・甲野じゅん役を佐藤寛太が務める。先にクランクアップしたのは甲野じゅん役の佐藤で、中学時代のシーンを撮り終え、松居大悟監督と見上と3人で記念写真を撮影。その後、佐藤は満面の笑みで松居監督に抱きつき、松居監督から「やめろ!」と振り払われても、再びにこやかに抱きつく姿が。佐藤の人懐っこい明るい人柄と、互いの信頼関係が垣間見ることができる映像となっている。また、松居組のオールアップ時には佐藤も駆けつけ、田中役の⻘木柚やスタッフに囲まれる中、見上は「天候に恵まれず、今日も真夏みたいに暑いと思えば、真冬みたいに寒くなって、めちゃくちゃな天候でした」と天候に振り回された撮影を振り返りながらも、「誰も嫌な顔をせずに楽しそうに作品を作っている姿に鼓舞されました」「純粋に作品を作ることが楽しいと思えた」と松居組のパワーに力をもらえたことを語った。松居監督は「この企画は止まるのではないかと思うことが18回ぐらいあった」と10年越しの企画である本作の撮影を振り返り「でも作品の強さやこの集まったメンバーのおかげ」「死にかけても生き返り、本当に不死身だなと思った」と“不死身な松居組”に感謝した。『不死身ラヴァーズ』クランクアップ映像<作品情報>『不死身ラヴァーズ』公開中■映画『不死身ラヴァーズ』公開記念トークイベント「松居監督とラヴァーズ」5月13日(月) 18:00の回上映後登壇者:見上愛、松居大悟監督5月14日(火) 18:00の回上映後登壇者:佐藤寛太、松居大悟監督5月15日(水) 18:00の回上映後登壇者:高木ユーナ(原作)、松居大悟監督5月16日(木) 18:00の回上映後登壇者:アダム、松居大悟監督詳細はこちら:公式サイト:「不死身ラヴァーズ」製作委員会(C)高木ユーナ/講談社
2024年05月13日漫才コンビ、オール阪神・巨人のオール巨人が28日に自身のアメブロを更新。新幹線の中で急に頭が痛くなり病院で検査を受けたことを報告した。この日、巨人は「土曜日にマネージャーから電話を貰って」「急に決まりまして」と朝のバラエティ番組『ラヴィット!』(TBS系)の出演が決まった日の出来事を明かし「日曜日の夜に東京に行きまして…」と説明。一方で「その日の夜から身体がだるくて」と体調の異変を感じたそうで「何とか生放送が終了 即…新幹線で帰宅」と生放送出演後の自身の様子をつづった。続けて「新幹線の中で急に頭が痛くなって来て」と述べ、帰宅後には「うどん食べて風邪薬を飲んで次の日迄20時間寝た」と説明。「コロナやったらどないしょ インフルやったらどないしょ」と思っていたといい「何日か前に喉が痛かったかなぁ~とか17日のパーティ?19日の食事会の時に誰かから感染したんかなぁ~とか…それよりラビットの皆さんに迷惑かけてないかなぁ~とか思いながら」と心配した様子でつづった。また「次の日は薬と睡眠のお陰か少し楽に成った」と述べ「夜に山田君の公演で漫才をやらせてもらって」と報告。「良かった~って思ったんですが…帰りの車の中で又頭が痛く成ってきて」と再び頭痛の症状が出ていたそうで、帰宅後に熱を測ると「僕は熱が出ない方なんですが微熱が」と発熱もしていたことを明かした。最後に、翌日の午前中にかかりつけの病院を受診して検査を受けたことを報告。医師からは「風邪ですね」と言われたことを明かし「良かった」と安堵した様子でコメント。「体調は今80%明日は95%に成ってる予定です」とつづり、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「寝ること食べる事は大事ですね」「ゆっくり休んで」「お大事にしてください」などのコメントが寄せられている。
2024年03月29日【しまむら】には、オールシーズン使えるキャミワンピースがあることをご存じでしょうか?今回は、インスタグラマーの@shimapato2525さんと@so.ra_ynさんが投稿された【しまむら】のキャミワンピースを紹介します。大人可愛いレイヤードコーデができるアイテムなので、ぜひチェックしてみてくださいね。高見えするキャミワンピ出典:Instagramこちらが高見えする【しまむら】のキャミワンピース♡@shimapato2525さんは「高見えで可愛かった」と絶賛されていました。商品名は「カーゴバルーンキャミOP」で、カラーは「中黒」と「濃黄緑」とのこと。1枚でコーデの主役になるため、手軽にオシャレしたいときにピッタリです。サイドにポケットがあるのも嬉しいところ!アレンジできるドロストデザイン出典:Instagram@so.ra_ynさんも【しまむら】のキャミワンピースをコーデに取り入れていました。ドロストデザインなので、アレンジ自由自在!肩紐も調整でき、自分好みのコーデが楽しめます。バックデザインも可愛く、後ろ姿までオシャレに演出できるのも嬉しいポイントです。フワッとシルエットが◎出典:Instagram【しまむら】のキャミワンピースは、フワッとシルエットが◎ゆったり着こなせるため、いろいろなトップスをレイヤードできます。薄手のインナーだけでなく、ニットなども重ね着できるためオールシーズン使えるアイテムです。@so.ra_ynさんのように、一癖デザインのトップスを合わせてもオシャレなコーデが完成します。デニムジャケットで春らしく出典:Instagram@so.ra_ynさんは【しまむら】のキャミワンピースにデニムジャケットをオン♡定番のデニムジャケットを合わせるだけで、春らしいスタイルに仕上がります。フロント部分にジップがデザインされており、コーデのアクセントとしても役立ちそうですね。【しまむら】のキャミワンピースは、オールシーズン使える優秀なアイテム!シルエットもオシャレで、コーディネートに重宝しそうです。ぜひ【しまむら】のキャミワンピースで、いろいろな着こなしを楽しんでくださいね。※こちらの記事では、しまこ(@shimapato2525)様、YUNA165cm/高身長カジュアルコーデ(@so.ra_yn)様のInstagram投稿を紹介しております。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※アカウント名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございます。最新の商品情報は各お店・ブランドなどにご確認くださいませ。
2024年03月28日【しまむら】で、オールシーズン重宝するチュールスカートを発見♡今回は、インスタグラマーの@aiaimama.v.v.vさんと@aka_wear__さんが投稿された【しまむら】のチュールスカートを紹介します。トレンド感もプラスでき、着回しやすいアイテムなので、見逃さないでくださいね。ラメが可愛いチュールスカート出典:Instagram@aiaimama.v.v.vさんがコーデに取り入れているのは、しまむらのチュールスカート♡トレンド感満載のチュールスカートで、カラーアイテムとの相性が抜群です。品のあるラメデザインのため、着回しやすいのも嬉しいところ。商品名は「7DTラメチュール86」です。裏地付きで安心出典:Instagram@aiaimama.v.v.vさんは、スウェットトップスと合わせて、ほんのり甘いカジュアルコーデに仕上げていました。カジュアルなアイテムと合わせても可愛いですね。裏地も付いているため、安心して着られそう♪チュールと裏地の長さに差がないのも◎です。春コーデにピッタリな大優勝アイテム出典:Instagramしまむらのチュールスカートは、春らしくデニムジャケットを羽織ってもオシャレ!@aka_wear__さんのように、オーバーサイズのアイテムを合わせても素敵ですね。投稿では「絶対買うべき」「大優勝」とコメントを添えられていましたよ。オールシーズン重宝する出典:Instagramオールシーズン使えるのも、しまむらのチュールスカートの魅力です。@aka_wear__さんは「オールシーズン重宝しそうだよ」とコメントされており、お気に入りの様子でした。ニットトップスと合わせれば、冬コーデにアレンジ可能!春夏コーデにも使えるので、1枚あると季節によっていろいろな着こなしが楽しめそうですね。【しまむら】のチュールスカートは、トレンド感たっぷりのデザインが特徴!着回しやすいアイテムなので、コーデ迷子になりません。手持ちのトップスと合わせて、手軽に旬の着こなしをしたいときには【しまむら】のチュールスカートを試してみてくださいね。※こちらの記事では【aiai】しまむら愛強めママの着回しコーデ️️(@aiaimama.v.v.v)様、akaru 153cmしまむら多めなmama code(@aka_wear__)様のInstagram投稿を紹介しております。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※アカウント名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございます。最新の商品情報は各お店・ブランドなどにご確認くださいませ。
2024年03月22日『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』の監督コンビ、ダニエル・クワンとダニエル・シャイナート(ダニエルズの愛称で知られる)の次回作が、2026年6月12日に北米公開されることになった。製作、配給はユニバーサル。タイトルは未定。内容、キャストなどは何も明かされていない。『エブリシング〜』は昨年のオスカーを、作品、監督、脚本、主演女優、助演男優、助演女優の6部門で受賞。A24の歴史で最高記録の1億4300万ドルを売り上げる大ヒットにもなっている。文=猿渡由紀
2024年03月01日冬も後半になり、コーディネートに新鮮さが欲しくなるころ。そんなときには「オールホワイト」を活用し、鮮度を宿しながらぱっと明るい印象へと導いて。春へと繋がるムードも演出できるので、この時期にぴったり。ワンカラーでも間延びせず、さらに膨張問題をクリアしたコーディネートを、ファッションウィークのストリートスナップからお届けします。縦落ちシルエットで着膨れを防止ブロガー、インフルエンサーのエイミー・ソングは、すとんと縦に落ちるシルエットを描くことでIラインを強調し、着膨れするのを防止。トップスからシューズまで真っ白で繋ぎつつ、ポインテッドトゥパンプスを選べばシャープさを強調できます。コートはクリームホワイトをセレクトし、穏やかな奥行きを授けて。ハンサムルックはオールホワイトで洗練の面持ちへバイカージャケットにローライズデニムパンツを合わせたハンサムコーディネート。ぱきっとした混じり気のない白で統一すれば、格好良さの中に洗練された印象を両立させることができます。仕上げにベルトを加え、ワンカラールックにメリハリをプラス。曖昧ホワイトでニュアンスを醸してダブルボタンがトラッドなチェスターコートに、センタープレスパンツを合わせた正統派スタイル。ゆったりシルエットのコートを選びつつ、曖昧な色味のホワイトで繋げばニュアンスが醸され、洒落感たっぷりにまとまります。黒レザー小物、ゴールドイヤリングでスタイリッシュさをのせて。メリハリシルエットでしなやかに着こなすノーカラーとクリームホワイトがエレガントなミドル丈コートに、白のIラインサテンスカートを合わせ、しなやかにまとめていたヴィクトリア・レーダー。ゴールドのジュエリー、そしてごく淡いベージュのスウェードバッグを掛け合わせ、柔和なオーラを放ちました。切れ味の良い白で軽やかさたっぷりオンラインショップ『myheresa』の最高ブランディング責任者を務めるティファニー・スー。ブルゾンとカーゴパンツのアクティブな組み合わせは、真っ白にこだわることで軽快さをとことんアピール。そこにフレッシュなグリーン小物を投入し、一足先に春らしい着こなしをエンジョイ。冬コーディネートのマンネリ解消に役立ち、新鮮さを獲得できるオールホワイトコーディネートをピックアップしました。ぱっと華やかにきまるので、ぜひ参考にしてみて。
2024年02月03日映画『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』が、2月9日(金) に公開される。ホラーゲーム『Five Nights at Freddy’s』を、『M3GAN/ミーガン』『ブラック・フォン』『透明人間』『エクソシスト 信じる者』などで知られる製作会社ブラムハウスが映画化した本作。「もうひとり」の主人公とも言えるピザレストランのマスコットたちは、一度目にしたら忘れられないほどのインパクトを持って観客を恐怖の世界観へと誘う。そんな個性的なキャラクターたちを原作ゲームの雰囲気を損なわないよう、忠実に再現するにあたって白羽の矢が立ったのが、『セサミストリート』のマペットを生み出したジム・ヘンソンが設立したジム・ヘンソン・クリーチャーショップで、エマ・タミ監督ら製作陣による「このスタジオしか考えられない」との満場一致の意見により起用がなされた。「私はジム・ヘンソンがアニマトロニクス制作を手掛けた映画やテレビで育ったから感慨深かったわ。彼らが生み出すキャラクターには魂が宿っているように見えて、とにかく素晴らしいと思う。今まで見たことがないような、ユニークでどこか風変わりなキャラクターだから、私たちの映画のマスコットにとってまさに理想的だった」とタミ監督は起用理由を明かす。それぞれのマスコットを特異なものにするべく、アニマトロニクス制作には多大な労力と骨の折れる作業が必要とされたのだが、タミ監督は続けて「とにかく見事な職人技だった。工房を訪れるたびに感嘆させられたわ。こっちのチームはパーツ制作、別のチームは縫い合わせ作業というふうに、全員が本作のアニマトロニクス制作に携わっていた。全て手作業で行われていたの。昨今では稀なことだし、すごく特別な感じがした」と、彼らの成し遂げた仕事に敬意を表している。まさに“職人技”によって完成したマスコットたちにはタミ監督のみならず本作の関係者全員が感嘆し、製作を手がけたジェイソン・ブラムも「ジム・ヘンソン・クリーチャーショップのチームは天才揃いだ。作業がきめ細やかだし、驚異の職人技で見る者を瞬時に作品の世界に放り込んでくれる。熱狂的なファンが多く、すでにビジュアルが確立しているマスコットを実際に制作するのはものすごいプレッシャーだったけど、スタジオの全員が入念にリサーチを重ね、原作者のスコットと積極的に連携してくれた。製作において彼ら以上に優れたクリエイティブ集団は存在しないよ」と賛辞を述べている。<作品情報>『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』2月9日(金) 公開公式サイト:
2024年02月02日ノントーキョー(NON TOKYO)とユニバーサルオーバーオール(UNIVERSAL OVERALL)のコラボレーションウェアが登場。2024年2月3日(土)より、ノントーキョー全国取扱店などにて発売される。“煌めく花”の刺繍入りカバーオール&タックパンツコラボレーションでは、ユニバーサルオーバーオールの定番ワークウェアをアレンジ。シルエットをリサイズするとともに、オリジナルの花柄を刺繍であしらい、ノントーキョーの遊び心あふれるストリート要素を落とし込んだカバーオールと2タックパンツをユニセックスで展開する。花の刺繍部分にはラメ糸を使用し、キャンバス生地の無骨な印象に煌びやかなアクセントをプラス。単体ではもちろん、セットアップの着用も可能だ。カラーはブラック、ホワイト、キャメルの3色が揃う。詳細ノントーキョー×ユニバーサルオーバーオール発売日:2024年2月3日(土) 12:00販売店舗:全国取扱店、ノントーキョー オフィシャルオンラインサイトアイテム:・フラワーエンブロイダリーカバーオール 30,800円カラー:ホワイト / キャメル / ブラックサイズ:1 / 2・フラワーエンブロイダリータックパンツ 22,000円カラー:ホワイト / キャメル / ブラックサイズ: 1 / 2 / 3
2024年02月02日しまむらで、オールシーズン使えるシアーアイテムを発見♡今回は、フォロワー数3万人以上の@_da_aco_さんが投稿された、しまむらのシアーアイテムを紹介します。トレンド感満載のアイテムなので、ぜひチェックしてみてくださいね。シアー素材のチュールスカート出典:Instagramまずは、シアー素材のチュールスカート♪商品名は「チュールフリルスカート89」で、カラーは「中灰」と「中黒」です。どちらも着回しやすいカラーで、いろいろなコーデが楽しめますよ。甘くなりすぎないため、デイリーユースにピッタリ!オールシーズン使える万能アイテム出典:Instagram「チュールフリルスカート89」は、オールシーズン使える万能なスカートです。@_da_aco_さんは「オールシーズン使える」と絶賛されていましたよ。シンプルなデザインなので、冬らしいニットとの相性も◎大人可愛いニットトップスなどと合わせても、コーデがオシャレにまとまります。トレンドを楽しみたいときに◎出典:Instagramこちらは「チュールフリルスカート89」を使ったカジュアルコーデ!ハーフジップトップスと合わせていて、トレンド感満載ですよね。トレンド感のあるデザインで、今っぽいアイテムとも合わせやすいのがポイント。シューズを選ばないスカートなので、ミドルブーツやロングブーツなどを合わせれば、オシャレな冬コーデの完成です。上品なシアートップス出典:Instagram「TUJラメイリPO」の「淡薄橙」も、オールシーズン使えるシアーアイテム♡シアー感とラメの上品な輝きが魅力のアイテムです。レイヤードスタイルにピッタリなので、ニットなどと重ね着するとオシャレ!首元や袖をチラ見せすると、こなれ感のある着こなしができます。しまむらのシアーアイテムは、オールシーズン使える優秀なアイテムです。トレンド感のあるコーデができるので、1着あると重宝しそう!着回しやすくて今っぽい着こなしができるアイテムを探しているなら、しまむらのシアーアイテムを取り入れてみてはいかがでしょうか?※こちらの記事では、daaco(@_da_aco_)様のInstagram投稿を紹介しております。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※アカウント名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございます。最新の商品情報は各お店・ブランドなどにご確認くださいませ。
2024年01月31日映画『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』が、2月9日(金) に公開される。ホラーゲーム『Five Nights at Freddy’s』を、『M3GAN/ミーガン』『ブラック・フォン』『透明人間』『エクソシスト/信じる者』などで知られる製作会社ブラムハウスが映画化した本作。ゲーム版を開発したスコット・カーソンは本作の映画化に際し、これまでに数多くのゲームが映画化されるものの成功例が稀だったため、自身の作品を守りたい一心で警戒心を強めていたという。しかし、製作会社ブラムハウスの設立者であるジェイソン・ブラムはゲームシリーズを基にヒット映画を作ることは可能だと信じ、カーソンに連絡を取り始める。「スコットには10年ほど前に連絡を取った。彼はちょうど他の製作会社と映画化を検討していたところで、最初はすごく警戒されたよ。でも1年近くかけて彼を説得して、まずは短期間のオプション契約を結んだ。話し合いを重ねるうちに互いをより知ることができ、信頼し合えるようになったんだ。8年かけて素晴らしいパートナーシップを築くことができた。僕はスコットを尊重しているし、彼も僕を尊重してくれている。今後も彼とタッグを組んで多くの映画を作れることを望んでいるよ」と話し、映画化の実現に向けて、約10年にわたって丁寧に信頼関係を築き上げたことを振り返っている。カーソンによると、ブラムは原案であるゲームに忠実であり続けたこと、そしてカーソンの直感を尊重したことで彼の信頼を勝ち取ったようだ。「最大の難関は人々が共感できるストーリーを見つけることだった。ジェイソンは常に僕のビジョンを信じてくれた。僕が自分のビジョンを追求するあまりに映画製作が大幅に遅れてしまったけど、作品の出来にはすごく満足しているよ。ジェイソンとブラムハウスのスタッフなしでは実現できなかった。言葉では感謝の気持ちを表現しきれないくらいだ」とブラムとスタッフに対し惜しみない賛辞を贈っている。そんな約10年間におよぶ粘り強いアプローチの末、開発者の信頼を勝ち取り、北米で一足先に公開されると、ブラムハウス作品史上最高の興行収入を記録している。『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』本予告<作品情報>『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』2月9日(金) 公開公式サイト:
2024年01月19日『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』を生み出したA24と、『パラサイト 半地下の家族』の韓国CJ ENMが初の共同製作で贈る注目作『パスト ライブス/再会』から、再会した主人公の2人がニューヨークをめぐる場面写真が解禁された。本作は、移住によって離れ離れになった幼なじみの2人が24年後、36歳の夏にニューヨークで再会する7日間を描く、大人のラブストーリー。物語のキーワードは「運命」の意味で使う韓国の言葉、“縁ーイニョンー”。見知らぬ人とすれ違ったときに、袖が偶然触れるのは、前世(PAST LIVES)で2人の間に“縁”があったから。登場人物たちが感じるいくつもの「もしも…」が、観客1人ひとりの人生における“あの時”の選択に重なり、心の中に存在する“忘れられない恋”の記憶を揺り起こす――。賞レースの幕開けを飾るゴッサム賞作品賞をはじめ、AFI(アメリカン・フィルム・インスティテュート)2023年映画トップ10の受賞、インディペンデント・スピリット賞では5部門にノミネート、そして第81回ゴールデン・グローブ賞では作品賞(ドラマ部門)賞、非英語作品賞、監督賞、脚本賞、主演女優賞(ドラマ部門)と5部門へノミネートされ、存在感を発揮した本作。現在、207の映画賞へノミネート、70受賞(1月15日時点)と本年度賞レースを席巻。2024年に入ってからもその勢いは止まらず、年始から第58回全米映画批評家協会賞で作品賞を受賞。全米の著名な映画批評家61人で構成される同賞は、過去にも『TAR/ター』『ドライブ・マイ・カー』『ノマドランド』『パラサイト 半地下の家族』など、その年のアカデミー賞を賑わせてきた数々の作品が作品賞を獲得している歴史がある。ほかにも続々と受賞を重ねており、先日発表された全米監督組合賞(DGA)では、セリーヌ・ソン監督が初長編映画監督賞にノミネートされるなど、批評家たちからの熱烈な支持とさらなる注目を集めている。1月23日にノミネートが発表される米国アカデミー賞では、第92回に『パラサイト 半地下の家族』がアジア映画として初めて作品賞を受賞、翌年には『ミナリ』で助演女優賞(ユン・ヨジョン)を、そして昨年は『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が作品賞をはじめ7部門で受賞を果たすなど、アジア系作品の勢いが止まらない。今回も『オッペンハイマー』や『バービー』『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』など名だたる作品と肩を並べるノミネートにも期待がかかる。また、マスコミ向けの試写会では、「鳥肌が立った」「いつまでも余韻に浸れそう」「心の奥深くに刺さって抜けない映画」「ラブストーリーという概念も超えている作品」「映画全体が洗練されている」など、称賛の声が続々と上がっている。今回公開された場面写真は3点。ノラ(グレタ・リー)に会うためにニューヨークを訪れたヘソン(ユ・テオ)との再会の瞬間を捉えたショットや、ハドソン川の船上や地下鉄など、ニューヨークの様々な場所をめぐりながら、お互いを見つめ合い笑顔で微笑むものなど、いずれも24年ぶりの再会の喜びが伝わってくるカット。これら“再会”のシーンについて主演のグレタ・リーは、「最初から(ヘソン役のユ・テオと)お互いにフィジカルコンタクトがないようにと言われていました」と言う。「役者は普段からしょっちゅうハグする傾向があるから」と撮影前にセリーヌ・ソン監督から指示があったことを明かし、「監督からそういうアドバイスがあったからこそ、マディソン・スクエア・パークのシーンにつながる緊迫感が生まれたんだと思います」と同シーンでの撮影をふり返る。俳優陣がリアルな緊張感をもって臨んだ再会の様子に注目だ。『パスト ライブス/再会』は4月5日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:パスト ライブス/再会 2024年4月5日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開2022 © Twenty Years Rights LLC. All Rights Reserved
2024年01月16日『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が本年度の米アカデミー賞を席巻し、絶対的な存在へと上り詰めた感のあるアメリカの映画会社A24。そのA24の初公開作品計11本を上映する「A24の知られざる映画たち presented by U-NEXT」が、12月22日より全国5劇場で開催中。ホラー、コメディ、ドキュメンタリーと多彩な作品が入り乱れる本企画の実施を記念し、『ミッドサマー』や『aftersun/アフターサン』ほかA24作品の日本版ポスターやパンフレット等を多数手がけるグラフィックデザイナーの大島依提亜と、A24のクリエイターに多数インタビューしたSYOの対談を実施。「A24の知られざる映画たち presented by U-NEXT」のラインナップを中心に、A24の今後についても考察していく。大島依提亜映画のグラフィックを中心に、展覧会広報物、ブックデザインなどを手がける。A24の日本版担当作は『パーティで女の子に話しかけるには』『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』『ミッドサマー』『Zola ゾラ』『カモン カモン』『X エックス』『LAMB/ラム』『MEN 同じ顔の男たち』『エブリシング・エブリウェア・オール』『Pearl パール』『aftersun/アフターサン』『ボーはおそれている』など。SYO1987年福井県生。東京学芸大学卒業後、複数のメディアでの勤務を経て2020年に独立。A24好きが高じて『インスペクション ここで生きる』日本公開時のオフィシャルライターを務めたほか、『アフター・ヤン』『X エックス』『Never Goin' Back/ネバー・ゴーイン・バック』等のパンフレットに寄稿。アリ・アスターやマイク・ミルズほか、多数のA24系クリエイターにインタビューを行う。「A24の知られざる映画たち」ではケリー・ライカート監督のオフィシャルインタビューを担当。『エターナル・ドーター』© ETERNAL DAUGHTER PRODUCTIONS LIMITED/ BRITISH BROADCASTING CORPORATION MMXXIISYO:最初に簡単な流れを話すと、元々僕たちが「A24の知られざる映画たち」のセンチュリーシネマさんでのイベントに出ることになっていて。そこでは『エターナル・ドーター』を中心に話す予定なのですが(本対談は12月中旬に実施)、先日シネマカフェさんのポッドキャスト番組「ツクリテラジオ」に依提亜さんに出ていただいた際に「今回の特集上映についてもっと語りたいね。時間足りないね」という話になり、今回の対談につながりました。大島:「A24の知られざる映画たち」で上映されるのは11本ですが、個人的に5つ星の作品が半分以上あって、これはぜひじっくり話したいなと。最初は「未公開のやつだからどうかな」と思っていたのですが、まだまだこんなに傑作が揃っていたのか!と驚きました。SYO:全作観て思ったのは、「これもA24なんだ!」と。自分の中のA24のイメージから外れたものもあって面白かったです。それこそ「未体験ゾーンの映画たち」(ヒューマントラストシネマ渋谷で開催される劇場未公開作品一挙上映イベント)を全部A24作品でやったみたいな。大島:そうそう。SYO:個人的に意外だったのは『ゴッズ・クリーチャー』です。これA24よりNEONなんじゃない?(『パラサイト 半地下の家族』『PERFECT DAYS』等の米国配給を手掛けるスタジオ)と思うような、それこそ賞を獲りに行く系の渋~い作品で。『ゴッズ・クリーチャー』© A24 DISTRIBUTION LLC, BRITISH BROADCASTING CORPORATION, NINE DAUGHTERS, SCREEN IRELAND 2022大島:もしくはサーチライト・ピクチャーズとか。SYO:そうそう(笑)。ろくでなしの息子を守るために母親がついた嘘が波紋を呼んでいく…というような話なのですが「日本でも置き換えられるよな、エミリー・ワトソンの役をやるのは吉永小百合さんか?いや、田中裕子さんかな」などと思いながら観ていました。息子役のポール・メスカルは『aftersun/アフターサン』で日本でも認知が広がりましたね。大島:ポール・メスカル、ハマっていましたよね。僕の今回のイチオシは『ファニー・ページ』です。これは傑作だった。『ゴーストワールド』のイーニドとレベッカの出てこないモブキャラだけで成立しているような作品で、ダメダメな人たちしか出てこないんだけど(笑)、16mmフィルムで撮影していることもあるけど、愛に溢れた視点で汚いものも美しく見えてくる。『ファニー・ページ』© 2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.SYO:漫画家に憧れる男の子を中心にした、才能の話なんですよね。持っていない人たちや、持っているけど続けられるほどではなかった人たちが登場して「この部屋にいる奴らは全員才能がない」と自嘲するシーンなど、切なかった…。大島:そして、出来がものすごくいい。『グッド・タイム』『アンカット・ダイヤモンド』のサフディ兄弟がプロデュースをしているのですが、彼らがコメディを撮ったらこうなるのかなというような、あまり観たことのない感じがありました。主人公が下宿する先が、地下の温室みたいなところじゃないですか。あのシチュエーションを撮りたかったんだろうなと思いました。SYO:なんでわざわざここに!?と思うような場所ですよね。住人みんな汗かきまくってるし、眼鏡も曇っていて(笑)。自分がプロデュースする立場だったら「ここにする必然性は何?」と聞いてしまいそう。だからこそそこに、作家性が出ますよね。大島:監督は撮影中、もっと汗を!と演出してたみたいです(笑)。カンヌ国際映画祭の監督週間に出品されてA24が買い付けたみたいなんだけど、凄い才能ですよね。監督・脚本のオーウェン・クラインは、『イカとクジラ』に出演していた俳優で本作が監督デビュー作。今後がすごく楽しみです。主演のダニエル・ゾルガードリは、『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』今回の特集上映のラインナップにも入っている『ロー・タイド』とA24御用達の若手俳優ですね。ダニエル・ゾルガードリ縛りで観てもいいかもしれません(笑)。SYO:僕のイチオシは『アース・ママ』です。良すぎてびっくりしました。先日発表された英国インディペンデント映画賞2023でダグラス・ヒコックス賞(新人監督賞)を受賞したのですが、納得です。『アース・ママ』© 2023 Earth Mama Rights LLC, Channel Four Television Corporation. All Rights Reserved.大島:これは最高でしたね。『aftersun/アフターサン』と『Zola/ゾラ』を足したような撮り方も良かったし、本作でデビューしたサバナ・リーフ監督がバレーボールの元オリンピック選手というのもびっくりしました。SYO:短期間に11本一気見したことで、ファーストカットで大体いい作品かどうかがわかるようになったのですが、本作はちょっとレベルが違いましたね。大島:わかる。主演のティア・ノーモアはラッパーなのですが、『アース・ママ』を見た後に即Apple Musicで彼女の曲を探して聴きまくっています。SYO:そうなんですね!僕も聴かなきゃ。『アース・ママ』は育児の資格がないと判断され、子ども二人が児童養護施設に収容されてしまった妊婦が主人公なのですが、貧困や有害な男性性といった問題や文化的なアイデンティティについても触れられていて見ごたえが凄まじい。大島:生まれてくる子どもを養子縁組に出すかという部分で、人種のアイデンティティと実生活のせめぎ合いが描かれていくのも上手いですよね。離ればなれになった子どもたちに電話でお気に入りの曲を流すシーン、グッと来ませんでした?SYO:あれは泣きました…。僕自身が親になったことで共感ポイントが増えると同時に、厳しい目で見てしまうことも出てきましたが、本作はノイズを全然感じなくて。先ほど有害な男性性の話をしましたが、加害者であろう男性がほぼ全く出てこない・意図的に登場させていないというのも特徴だなと。大島:確かに、出てこないですね。僕はへその緒の描写も印象に残りました。現実問題を描きながら、新しい映像を撮ろうとする野心もちゃんとある監督だなと。『カモン カモン』のようなドキュメンタリー的な取材シーンと創作の物語をミックスさせているから、深みも出ていたし。SYO:そしてヴァル・キルマーのドキュメンタリー『ヴァル・キルマー/映画に人生を捧げた男』。これは感動しましたね…。幼少期からヴァル・キルマーが撮りためていた日常の記録が1本の映画になっていて。『ヴァル・キルマー/映画に人生を捧げた男』© 2020 A24 DISTRIBUTION, LLC. All Rights Reserved大島:エディットがうまいですよね。素晴らしかったです。これを観た後に『トップガン マーヴェリック』を観たら、感動がものすごいんじゃないかな。しかし、A24のドキュメンタリーはハズレがないですね。『AMY エイミー』に『ボーイズ・ステイト』『オアシス:スーパーソニック』とみんな面白い。SYO:今回のラインナップの中で一番「劇場で観たい人が絶対いるはず」と思った作品かもしれません。彼の演技に対する想いや、完璧主義すぎて敬遠されてしまう苦しみ、ナレーションを息子が担当しているところ等々、見どころが多すぎました。大島:ドキュメンタリーはその人のどこを切り取るかによって180度イメージが変わるし、自分がプロデュースしている作品だからいい人に見せすぎてしまうきらいはあるけど、本作は一歩手前で止まる冷静さがあるのが素晴らしい。SYO:「過去の栄光にすがっている俺はダサいだろ?」と自嘲しつつ「でもこういう機会がないとファンと交流できない」と告白するシーン等々、全部を開示してくれる感じがありましたよね。大島:そして『ショーイング・アップ』も最高でした。ケリー・ライカート監督は日本でも人気だし本作は今回の特集上映の顔になっていますが、観たら作品自体が素晴らしくて顔になる理由がよくわかりました。しかし、ホン・チャウは素晴らしいですね。『ザ・メニュー』『ザ・ホエール』『アステロイド・シティ』そして本作と、いい作品に連続して出演していて凄いなと。『ショーイング・アップ』© 2022 CRAZED GLAZE, LLC. All Rights Reserved.SYO:本作は2人のアーティストの対立構造になっていて、芸術系の一家に育ったけどなかなかブレイクしきれない主人公(ミシェル・ウィリアムズ)と、自分ひとりで道を切り開いていく野心家のアーティスト(ホン・チャウ)の衝突も描かれるのですが、そこにお互いに認めているシスターフッド感があって心地よかったです。大島:ミシェル・ウィリアムズとホン・チャウが並んで歩き去っていくシーンでクリント・イーストウッドがよくやるエンディングショットというか、ふたりの遠ざかる姿をクレーンが上がっていく方法で撮影されていて、「ケリー・ライカートがこれをやるんだ」と思ったらハト目線だったのか!と気づいて面白かったです。あのシーンの演出はちょっと『フェイブルマンズ』を思い出しました。ミシェル・ウィリアムズ、ジャド・ハーシュとキャストもかぶっているし。あと僕は、映画に出てくる現代美術のコレクターなんです。例えば『ザ・スクエア 思いやりの聖域』などもそうだけど、『ショーイング・アップ』に出てくるアートも素晴らしいものばかりでした。SYO:今回の特集上映に際してケリー・ライカート監督にインタビューさせていただいたのですが、ミシェル・ウィリアムズとホン・チャウが演じたキャラクターは「どんな作品を作るか」から生み出されていったようです。実際にアーティストのもとでレクチャーを受けてから撮影に臨んだとか。大島:そうだったんだ。あとは、『ザ・ヒューマンズ』も良かったですね。『WAVES/ウェイヴス』のトレイ・エドワード・シュルツ監督の長編デビュー作『クリシャ』は、ホラーテイストに見せかけた家族の話という仕掛けですが、本作はその逆。最初から「家族の話ですよ」といいつつ、撮り方がホラー的でめちゃくちゃ上手いし、凝っている。『ザ・ヒューマンズ』© 2021 THE HUMANS RIGHTS LLC. All Rights Reserved.SYO:舞台となる家が怖いんですよね。壁の汚れとか、割れたトイレとか。そしてそれをじっと見ている父親がいて…。その中で展開していく会話が、聞かせようとしていない家族の内々の日常会話だから独特の居心地の悪さを感じました。それでいて、キャストが異常に豪華。『シェイプ・オブ・ウォーター』のリチャード・ジェンキンスに『ミナリ』『BEEF/ビーフ ~逆上~』のスティーヴン・ユァン、ジェイン・ハウディシェルは『その道の向こうに』に出演しているんですね。大島:『レディ・バード』のビーニー・フェルドスタインのシリアスめな演技が見られるのもいいですよね。本作はピュリッツァー賞に2度ノミネートされた劇作家スティーヴン・カラムが、トニー賞を受賞した自身の戯曲を映画化した作品だそうですが、映画としての完成度が非常に高い。いわゆる「劇作家の人が映画を撮りました」的な癖がないんですよね。演劇で出来ることをやり尽くしたから、映画ならではのことをやるんだという意志を感じました。SYO:エイミー・シューマー演じる姉が、妹カップルが仲良くしているところを見ちゃって「あっ」となるシーン等々、映像的な視点を感じました。大島:日常のディテールを強調することで醸し出される気持ち悪さが上手いですよね。ちょっとアリ・アスター監督の来年2月公開の『ボーはおそれている』にも通じるところがあるかもしれない。冒頭の建物で切り取られた空を映したカットもカッコよかったですよね。SYO:かなりじっくり見せていましたよね。ちょっと十字架に見える意味深なカットもあって…。僕は『アフター・ヤン』や『ブレードランナー 2049』のような“家映画”が好きなのですが、そうした方にもハマる気がします。大島:『フォルス・ポジティブ』も面白かったです。マタニティホラーなんだけど、こういう映画にピアース・ブロスナンが出ているのが新鮮だった。『フォルス・ポジティブ』© 2019 FP RIGHTS, LLC. All Rights Reserved.SYO:『007』のイメージを効果的に使っていましたよね。ファーストカットがラストカットと一緒で「なぜこうなったのか?」が明かされる構成の上手さ、そして床に垂れてしまった血が胎児の形になるなど、魅せ方も印象的でした。『オール・ダート・ロード・テイスト・オブ・ソルト』『アース・ママ』含めて妊娠を描いた作品も今回多かった印象です。ここまでバーッと話してきましたが、こうやってA24縛りで様々な作品を観られるのは楽しいですね。A24にも色々な作品があるし、個人個人で最高!と思うものや微妙…と感じるものもあるでしょうが、本数が増えていくと「A24」というレーベルに対する解像度も上がっていきますし。大島:僕はA24全作品鑑賞マラソンを続けていますが、すごく楽しいです。観続けていくと「この監督は絶対に追っていこう」という人に出会えるし、青田買い的な楽しみ方もできる。新人・ベテランにかかわらず、A24は気に入った監督と継続的に組む特徴がありますから。『エターナル・ドーター』のジョアンナ・ホッグとは『スーヴェニア私たちが愛した時間』でも組んでいるし、『ショーイング・アップ』のケリー・ライカート監督とは『ファースト・カウ』もやっていますしね。SYO:『ファニー・ページ』はサフディ兄弟、『オール・ダート・ロード・テイスト・オブ・ソルト』はバリー・ジェンキンス(『ムーンライト』)プロデュースですしね。『オール・ダート・ロード・テイスト・オブ・ソルト』© 2023 CARDINAL RIVER LLC. ALL RIGHTS RESERVED.大島:とはいえ監督を追いかける観賞スタイルって、やっぱりその人の作家性があるからあまり広がっていかない部分もあると思うんです。じゃあもっと広い意味で色々な映画を観てみようといっても、多すぎて何を観たらいいかわからない方もいるはず。そんなときに、制作・配給会社縛りで観てみるのは効果的ですよね。映画の多様性も味わえるし、一貫した自分の好みにフィットする映画を観ることもできる。「ホラーだったらブラムハウス」みたいなブランド感ってあると思いますが、A24の場合はひとつのジャンルによらず様々な作品が観られるから面白いですよね。SYO:しかも最近、A24自体も次なるフェーズに入ろうとしていますよね。先日情報解禁された『MEN 同じ顔の男たち』のアレックス・ガーランド監督の新作『Civil War(原題)』なんて、IMAX専用映画ですから。A24史上最高の製作費らしいのですが、まさかIMAX映画を撮るとは思わなかった…。大島:ロック様(ドウェイン・ジョンソン)が伝説のレスラーを演じた『The Smashing Machine(原題)』をサブディ兄弟の弟、ベニー・サフディが監督するのも驚きですし、『セイント・モード/狂信』のローズ・グラス監督の新作『LOVE LIES BLEEDING(原題)』等、アクションの方にかじを切ってきた?と思うようなところもありますよね。明らかにこれまでとは違う動きだなと。SYO:確かに、来年日本公開が発表された『アイアン・クロー』もプロレスラーの映画ですしね。主題は違っていても、アクション要素はあるでしょうし。小島秀夫監督のゲーム『DEATH STRANDING』実写化も発表されましたし、アートフィルムと並行して大きめなバジェットの作品もどんどん作っていくのかな、とは感じています。大島:今後の戦略として、アートフィルムを撮っている監督にエンタメやアクション映画を撮らせて、毛色の違うものを作ろうとしている感じはありますよね。アレックス・ガーランド監督は『アナイアレイション -全滅領域-』も撮っているけど、『Civil War』はもっと現実的な話でしょうし。SYO:個人的には政権がひっくり返るディストピア映画『ニューオーダー』的なテイストの話かなと思っています。依提亜さんと話していて思ったのですが、こうした新たな動きは劇場体験を追求した結果なのかな?と。これまでは『ミッドサマー』だったり『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』のヒットもあってA24の武器の一つにホラーがあったように思いますが、劇場に呼び込むさらなる施策として臨場感や肉体性を感じられるアクション映画の比重を増やしているのかもしれませんね。「A24の知られざる映画たち presented by U-NEXT」12月22日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町・渋谷ほかにて4週間限定ロードショー。2024年1月26日(金)よりU-NEXTにて独占配信。※『ロー・タイド』『ファニー・ページ』『スライス』はPG-12作品。(SYO)
2023年12月29日本年度アカデミー賞最有力とされる『PAST LIVES』(原題)が、邦題『パスト ライブス/再会』として4月5日(金)より全国公開決定。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』を生み出した「A24」と『パラサイト 半地下の家族』配給の韓国CJ ENMが初の共同製作で贈る注目作の予告&ポスタービジュアルが解禁された。本作は、移住によって離れ離れになった幼なじみの2人が24年後、36歳の夏にニューヨークで再会する7日間を描く、大人のラブストーリー。すでに公開を迎えた各国では共感と絶賛の嵐が巻き起こり、映画レビューサイト「ロッテントマト」98%フレッシュを獲得(2023年10月2日時点)、世界の映画祭でも高い評価を得ている本作は、賞レースの幕開けを飾るゴッサム賞で作品賞を受賞。先日発表されたゴールデン・グローブ賞では『オッペンハイマー』や『バービー』など名だたる作品と肩を並べ作品賞(ドラマ部門)・監督賞・脚本賞をはじめ主要5部門へノミネート。そのほか、インディペンデント・スピリット賞への5部門ノミネートやAFI(アメリカン・フィルム・インスティテュート)2023年映画トップ10、IndieWire誌やHollywood Reporter誌、Rolling Stone誌など複数の海外メディアの<ベストムービー>にも選ばれるなど下馬評を高め、米国アカデミー賞最有力と大きな期待を集めている。第33回ゴッサム賞授賞式 にて本作で鮮烈な長編映画監督デビューを飾るのは、セリーヌ・ソン。12歳の時に家族と共にカナダへ移住した自身の原体験を元にオリジナル脚本を執筆した。主人公・ノラ役には、Netflixドラマシリーズ「ロシアン・ドール」(19~)で注目され、声優として『スパイダーマン/スパイダーバース』にも参加、ハイブランド「ロエベ(LOEWE)」のモデルも務めるグレタ・リー。幼なじみのヘソン役には、ニューヨークとベルリンで俳優としてのキャリアを重ね、2009年よりソウルを拠点に活躍。「その恋、断固お断りします」(23/Netflix)などに出演し活躍の幅を広げるユ・テオが抜擢された。ノラの夫・アーサー役には、『キャロル』や『マネー・ショート華麗なる大逆転』などに出演、ケリー・ライカート監督『ファースト・カウ』で主演を務めるジョン・マガロがキャスティングされている。解禁となった予告編は、ニューヨークの公園でノラ(グレタ・リー)とヘソン(ユ・テオ)が24年ぶりに再会するところから始まる。12歳の時にソウルで離れ離れになり、24歳オンラインでつながり、そして36歳になった今、再びめぐり逢う時の流れを映し出す。ヘソンとの再会を果たしたノラに、夫であるアーサー(ジョン・マガロ)は「また彼に惹かれている?」と問いかける。「今はあなたと人生を共にしている」と答えるノラ。一方「もし君がソウルを去らなかったら…僕たち付き合ったかな?」「結婚したのかな?」とヘソンが投げかける、彼女が選ばなかった人生の選択肢。ブルックリンブリッジ、地下鉄、ハドソン川…ニューヨークの様々な景色と、エモーショナルな音楽が運命の相手との再会の7日間を彩る。同時に解禁されたポスタービジュアルでは、ノラとヘソンがメリーゴーランドを前に座り、お互いを見つめ合う姿が印象的。リラックスした様子のノラと、少し緊張しているようにも見えるヘソン。ニューヨークの摩天楼を背に、24年ぶりに再会した2人の心情と恋の行方に想像をかき立てられる。物語は「運命」の意味で使う韓国の言葉“縁ーイニョンー”がキーワード。見知らぬ者がすれ違ったときに、袖が偶然触れるのは、前世―PAST LIVES―でふたりの間に“縁”があったから。そんな縁による、心の中に存在する“忘れられない恋”の記憶を揺り起こす。『パスト ライブス/再会』は2024年4月5日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年12月25日『ミッドサマー』や『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』などの話題作を次々と世に送り出し、現在の映画界でもっとも勢いがある映画製作・配給会社と言われている「A24」。そこで今回は、日本初公開となる11作品をスクリーンで楽しめる特集上映「A24の知られざる映画たち presented by U-NEXT」のなかからオススメの1本をご紹介します。『ショーイング・アップ』【映画、ときどき私】 vol. 625美術学校に勤める彫刻家のリジーは、間近に控えた個展に向けて作品の制作に追われる日々を送っていた。ところが、大家で隣人でもある芸術家のジョーはお湯が出ないまま修理をしてくれず、家に迷い込んだ鳩の世話まですることになり、思うようにいかない。リジーは創作に集中できないまま、それでも一生懸命に毎日を過ごしていくことに…。昨年のカンヌ国際映画祭のコンペティション部門出品で高く評価されたのち、今年4月に全米で公開された本作。今回は制作秘話などについて、こちらの方にお話をうかがってきました。ケリー・ライカート監督アメリカの“インディーズ映画の至宝”と称され、活躍を続けているライカート監督(写真・左)。12月22日に日本で公開を迎える『ファースト・カウ』に引き続き、本作ではA24と2度目のタッグを組んでいます。そこで、監督から見たA24の魅力や創作活動の原動力、そして女性監督としての苦労を乗り越えてきた秘訣などについて語っていただきました。―舞台となるのは、監督が住んでいるコミュニティでもあるそうですが、モデルとなっている方がいるのでしょうか。監督特定の誰かの話を映画にしたわけではなく、自分たちが知っている多くのアーティストからさまざまなインスピレーションをもらいました。ただ、主人公の隣人であるジョーが大家という設定は、カナダの画家エミリー・カーの経験がもとになっています。というのも、実は最初は彼女の伝記を作ろうとしていたことがあり、大家として収入を得ていた経験があったことを本で読んで知っていたからです。彼女は絵を描く時間を取るために大家になることを選んだのですが、実際は住人の方々からいろんなお願いをされることが多く、全然絵を描く時間が取れなかったとか。そういった失敗談から、本作は日常生活と創作活動のバランスについての物語になりました。―タイトルの『ショーイング・アップ』には、どのような思いが込められていますか?監督まずは、友人や誰かが自分を必要としているとき、そこに「現れる」という意味があります。それから作品づくりをするアーティストにとっては、日々作業台に「向き合う」という意味にもなると思って付けました。こんなにも作り手の願いを叶えてくれるスタジオはない―主演のミシェル・ウィリアムズさんが素晴らしかったですが、ご一緒されるのは4度目となります。現場での様子や監督から見た魅力について、お聞かせください。監督今回、ミシェルとはキャラクターを一緒に模索していくような感覚がありました。そのうえで、彼女は役作りとして実際のアーティストと一緒に時間を過ごして準備をしてくれたり、劇中のアパートで実際に生活をしてみたり、自分の手で作品を作ってくれたりしています。ミシェルといえば、新しいことにトライしたい気持ちが強い方でもありますが、お互いのことをよく知っているからこそ、リスクがあってもいろんな挑戦ができました。天候や共演者が変わるだけでも違ったことを提案してくれますし、さまざまなアイデアも出してくれるので、本当に信頼できる俳優ですね。単純な作業でさえ、ミシェルの手にかかれば絶対に素敵なものになるという安心感もあったほどです。―おふたりの間に長年の信頼があったからこそ、生まれた作品とも言えそうですね。そして、本作を語るうえで欠かせない存在となるのがA24ですが、2作続けてお仕事をされてみていかがでしたか?監督私たちにプレッシャーを与えることなく辛抱強く待ってくださり、これ以上ないほどのサポートをしてくれました。昔から一緒に仕事をしてきた方が何名かいるというのもありますが、とてもいい関係を育ませていただいているので、これからも続いていったらいいなと思っています。こんなにも作り手の願いを叶えてくれるスタジオは、なかなかありませんからね。―ちなみに、A24の作品で監督が好きな作品があれば、教えてください。監督たくさんあって選ぶのが難しいですね…。でも、1本だけ挙げるとすれば、『ムーンライト』です。監督のバリー・ジェンキンスと同じく私もマイアミ出身ですが、彼のような方法で撮影されたマイアミを見たことがありませんでしたから。本当に美しい映画だと思っています。動物たちは私たちの“オブザーバー”でもある―監督の作品は、動物が多く登場する傾向にあり、本作でも鳩などの動物が印象的に出てきます。どういった意図で動物を起用されていますか?監督今回の鳩についてはそこまで深い意味を持たせているわけではなく、リジーとジョーが生活でお互いに関与するきっかけにしたくて入れました。といっても動物を撮影するのは難しいので、本当は避けたいといつも思っているんですよ。ただ、言葉を話さない動物たちとコミュニケーションすることでキャラクターが人間との関係では見せない側面を露わにするので、そこを映したくて登場させているところはあるのかなと。ある意味、動物たちは私たちの“オブザーバー”と言えるのかもしれませんね。―なるほど。本作ではリジーが抱えるフラストレーションについても描かれていますが、それが創作活動のモチベーションを上げている部分もあるように感じました。では、監督にとってインスピレーションの源は何ですか?監督私も若い頃は、リジーのように悩みやフラストレーションが原動力になっていた部分もありました。いまはだいぶ状況も変わりましたが、当時は男性監督たちと同じように女性が映画を作れないことがよくありましたからね。あと、映画づくりというのは、長い時間をかけてパズルを組み合わせていくような作業なので、その過程で見たり聞いたりすることが自分の気持ちに火をつけてくれることも。そういった一つ一つが大事だと考えています。大事なのは、自分を信じる気持ち―思うように映画が作れなかった時期もあったようですが、どのようにしてその壁を乗り越えて、自分なりの道を切り拓いていかれたのでしょうか。監督私は長編の1作目と2作目の間に、12年ほど間が空いてしまったのですが、その間もつねに映画のことを考え、小さい作品でも撮り続けていました。それは、長編が撮れるチャンスがやってきたときにその機会を逃さないように、時間を無駄にしてはいけないと考えていたからです。結果的に時間はかかりましたが、いつでもできる準備が整っていたおかげで次の扉を開くことができました。あと、大事なのは、自分を信じる気持ち。「自分が目指すゴールには価値があるんだ」と勇気を持って進むことが大切だと考えています。ちなみに、これは長年教える立場にいて感じていることですが、「自分のアイデアは素晴らしいから映画にすべきだ!」という姿勢で来ることが多いのは若い男性。それに対して、若い女性はどちらかというと「まだ周りに認められていないから…」と不安そうにしている傾向があると感じています。―男女でそのような違いあるのは興味深いですね。監督でも、若い頃なんて誰だって自信がない人が大半ですよね。「成功するまで、うまくいっているフリをしろ」という言葉が英語にありますが、まさにその通りだなと思っています。待っているだけで「あなたのしようとしていることは価値がありますよ」なんて誰かが言ってくれるわけではないので、年齢に関係なく自分を信じるしかないですよね。日本では、人との輪を大事にしていると感じた―確かに、その通りですね。話は変わりますが、監督は今年の東京国際映画祭に参加するために来日されていましたが、日本で印象に残っていることがあれば教えてください。監督10日間しか滞在できませんでしたが、日本のことは映画を通して30年以上見てきたのですべてが刺激的でした。建築や庭は美しいですし、東京の地下鉄はアメリカの映画館よりも静かだと感じたくらい(笑)。みなさん親切なので、言葉がわからない国で迷子になるなら、日本より最高の場所はないですよね。それと、自己中心的なところが多いアメリカに比べると、人との輪を大事にしている印象ですし、日本のみなさんがしていることには合点がいくことが多いとも思いました。「なんでアメリカではしていないんだろう?」と何度も考えてしまったほどです。あとは、銃社会ではない場所で生きることがどれだけ素晴らしいのかを改めて実感しました。―それでは最後に、日本の観客に向けてメッセージをお願いします。監督自分の作品がほかの国の方々にどのように観られているのかはあまり知ることができないので、とても気になっているところです。それだけにこの作品をみなさんに観ていただけることは本当にうれしく、夢のようなことだと思っています。A24ならではの作品が続々登場!家族や友人との複雑な人間関係を繊細に描いて共感を呼ぶ本作をはじめ、A24が放つ最新作が一挙に堪能できる今回の特集上映。ヒューマンドラマやコメディ、ミステリー、ドキュメンタリーといった幅広いジャンルのなかから、新たなお気に入りの1本を探してみては?取材、文・志村昌美目が離せない予告編はこちら!作品情報「A24の知られざる映画たち presented by U-NEXT」12月22日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町・渋谷ほかにて4週間限定ロードショー2024年1月26日(金)よりU-NEXTにて独占配信配給:U-NEXT(c) 2022 CRAZED GLAZE, LLC. All Rights Reserved.
2023年12月21日オールデイダイニング「トウエルブ オン ザ パーク バー アンド グリル(TWELVE ON THE PARK BAR&GRILL)」が、渋谷・ミヤシタパーク内のホテル「シークエンス ミヤシタ パーク(sequence MIYASHITA PARK)」に、2023年12月2日(土)にオープンする。“大人のファミレス”がテーマの新オールデイダイニング「トウエルブ オン ザ パーク バー アンド グリル」は、どこか懐かしくも新しいアメリカンイタリアン料理を、“大人のファミレス”感覚でカジュアルに楽しめるオールデイダイニングだ。渋谷を一望しながら楽しむアメリカンイタリアン料理なんといっても魅力は、ブレックファースト、ランチ、ティータイム、ディナー、バータイムまで、時間にあわせたこだわりのメニューを堪能できること。また、グランドメニューにはつくりたてのフレッシュチーズを使った前菜やテーブルで仕上げるパスタ、スパイスや調理法を掛け合わせた多国籍感のある肉料理まで、アラカルトスタイルで気軽に楽しむことができる。朝食からランチは陽の光をたっぷり感じながら、ディナーは渋谷の夜景を見渡せるパークビューとともに、贅沢なひとときを過ごせるのもポイントだ。<朝食>リコッタパンケーキのエッグベネディクトなど朝7時から正午まで楽しめる朝食には、ふわふわのリコッタパンケーキを使ったエッグベネディクトや、ヴィーガン対応メニューを用意。サラダビュッフェも楽しめるハーフビュッフェスタイルとなっており、宿泊者以外も利用することができる。<ランチ・ディナー>つくりたてチーズ使用のパスタやサラダランチ&ディナーの注目は、チーズ工房を併設したピッツァ・ダイニング「グッドチーズ グッドピッツァ(GOOD CHEESE GOOD PIZZA)」の“つくりたてチーズ”を使用したパスタやサラダ。東京近郊の採れたて野菜と、モッツアレラ・ブッラータ・リコッタといったフレッシュチーズが織りなす贅沢な味わいを堪能できる。<バー>こだわりのスコッチウイスキー&カクテル夜は、“スコティッシュ”をテーマにした大人のバーエリアへと変身。スコッチウイスキーは名店「ヘルムズエール(helmsdale)」の村澤樹、カクテルは「虎ノ門蒸留所 DISTILLERY BAR」の猪口愁が特別な1杯を提案する。食前、食後にサッと立ち寄るのもおすすめだ。【詳細】「トウエルブ オン ザ パーク バー アンド グリル」オープン日:2023年12月2日(土)場所:シークエンス ミヤシタ パーク 5F住所:東京都渋谷区神宮前6-20-10TEL:03-4578-5882営業時間:<ダイニング>・ブレックファースト 7:00~12:00(L.O 11:00)・ランチ 11:30~15:00(L.O 15:00)・ティー 15:00~17:00(L.O 17:00)・ディナー 17:00~23:00(L.O 21:30)<バー>17:00~23:00/金 17:00~26:00席数:90席(ダイニング58席、バー32席)
2023年12月04日人気ホラーゲームを映画化した『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』より最新予告と日本版ポスタービジュアルが解禁された。子どもたちが次々と謎の失踪を遂げ廃墟と化したピザレストランを舞台に恐怖の5日間を描く本作。すでに10月27日より全米で公開中の本作は、ゲームファンやティーンたちの熱狂的な支持を集め週末の話題を独占し、週末興収ランキングでは興行全体の65%を占めるぶっちぎりの1位を獲得し、ブラムハウス史上最高のオープニング興収記録を樹立している。解禁された予告映像は、謎の失踪を遂げた弟の行方不明事件に未だに苦しみ、悲しい記憶に苛まれながらも、妹アビーの親代わりとなりながら生計を立てるため、必死に仕事を探していた主人公マイク(ジョシュ・ハッチャーソン)が廃墟と化したレストラン<フレディ・ファズベアーズ・ピザ>の夜間警備員として勤務するところから始まる。「モニターを監視するだけ」という紹介者の説得で夜勤を引き受けたマイクだったが、かつてそのレストランで人気を呼んだ可愛らしい機械仕掛けのマスコットたちが眼を光らせながら、自ら動き出す姿を目撃してしまう。マスコットたちは可愛らしい姿から一転、マイクや廃墟への侵入者に牙をむき始める!一体なぜ、マスコットたちは動き出したのか、その真の目的は?そしてレストランで次々と起きた子どもたちの失踪事件の謎とは?最後にマイクと妹はこの廃墟で生き延びることができるのか…!さらに本予告の解禁に合わせて、『M3GAN/ミーガン』『ブラック・フォン』『透明人間』など数多くのホラー作品を生み出し、本作『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』では自身の製作会社であるブラムハウス史上最高の週末興行成績の新記録を打ち立てる特大ヒットを遂げ、プロデューサーも務めるジェイソン・ブラムから日本のファンに向けた特別コメントも到着。「日本のファンの皆さんこんにちは。私達の映画を応援してくれてありがとう。『エクソシスト 信じる者』(12月1日公開)も公開されるので本作と共に楽しんで欲しい」(一部表現抜粋)と、まもなく日本公開される新作についても触れている。併せて日本版ポスタービジュアルも解禁。シルクハットに蝶ネクタイがトレードマークの【フレディ】、ギターを奏でる【ボニー】、コンビで仲良しの【チカ】&【Mr.カップケーキ】、骨格剥き出しのボディーがチャームポイントの【フォクシー】…と一度みたら忘れられない個性豊かなキャラクターがレストランで不気味に佇む印象的なものとなっている。また、本作のムビチケ前売券(オンライン)が12月1日(金)正午より発売が開始される。購入者の中から抽選で100名に非売品の映画オリジナルグッズが当たるキャンペーンも同時開催となる。『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』は2024年2月9日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年11月29日株式会社サンクゼールは2023年11月15日(水)より、サンクゼール公式オンラインショップにて、「オールフルーツいちご」、「オールフルーツブルーベリー」、「オールフルーツりんご」、「オールフルーツきいちご」、「オールフルーツオレンジ」、「オールフルーツあんず」を発売いたしました。また、全国のサンクゼール店舗(一部店舗を除く)でも順次販売を開始しております。サンクゼール通販サイト : 砂糖を使わず果物だけのおいしさで作ったフルーツスプレッド「オールフルーツ」シリーズが待望のリニューアル!より原材料や製造方法をこだわり、さらにフルーツ感があふれるジューシーなおいしさに生まれ変わりました。スプレッドとは、ジャムよりも糖度が低いものを指します。通常糖度が40度以上のものをジャムと呼びますが、「オールフルーツ」シリーズは砂糖を使わず果物由来の甘みで製造しているため、ジャムよりも糖度が低いのが特徴です。全体的にさっぱりとした味わいで、毎日食べても飽きが来ません。新しくなったこだわりのフルーツスプレッドを、日々の食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。“さらにおいしくなった”こだわりポイント原材料は全て果物由来のものを使用!原材料は全て果物由来のものを使用してリニューアルしました。スプレッドではありますが、砂糖は使わずぶどう果汁で甘さを調えました。雑味のない果物本来の風味と、クドさが残らないすっきりとした甘みをご堪能いただけます。煮切り白ワインと「白ワインビネガー」を使用!ぶどうを原材料とした煮切り白ワイン(煮詰めた白ワイン)と、「白ワインビネガー」を新たに加えて作り上げました。この2つを加えることにより、爽やかな酸みと甘みがスプレッド全体に行き渡ります。このひと手間でリニューアル前よりも一層フルーティーな味わいに生まれ変わりました。「低温調理技術」「2段仕込み製法」は引き続き採用!リニューアル前と同じく、「低温調理技術」「2段仕込み製法」で製造いたしております。「低温調理技術」とは、低温で調理することで果物の熱劣化を抑え、果物本来のフルーティーな香りと果肉や色の鮮やかさを保つ製造法です(当社比)。「2段仕込み製法」とは、果物を二段階に分けて投入する製法です。最初の投入で果物の持つコクを引き出し、コクが出たところで残りを投入して仕上げます。この製法により、スプレッドに絶妙なコクとフレッシュ感を生み出しました。オールフルーツいちごオールフルーツいちご:579円(税込)華やかな香りと爽やかな酸味が心地よい、いちご本来のコクが味わえるスプレッドです。パン、ヨーグルト、クラッカーなど、組み合わせの幅が広く、万能にご利用いただけます。定番ながらも味わいをとことん追求した、サンクゼールの自信作です。商品情報はこちら : オールフルーツブルーベリーオールフルーツブルーベリー:579円(税込)ジューシーなブルーベリーの果肉がダイレクトに楽しめる、食感まで楽しいスプレッドです。濃厚でありながらも後味は爽やかで、クドさは残りません。ほのかに酸味があるハード系のパンや、塩味のあるクラッカーとの食べ合わせがおすすめです!商品情報はこちら : オールフルーツりんごオールフルーツりんご:579円(税込)大きな角切りりんごがゴロゴロと入った、食べ応え抜群のスプレッドです。りんごならではの自然な甘みで、最初から最後までさっぱりとお召し上がりいただけます。なめらかなヨーグルトにたっぷりとトッピングして、りんごのシャキシャキ食感をお楽しみください。商品情報はこちら : オールフルーツきいちごオールフルーツきいちご:649円(税込)つぶつぶとした種の食感も面白い、甘みと酸みのバランスが絶妙なスプレッドです。フレッシュな香りが際立ち、シリーズの中では酸味がしっかりとしています。香ばしく焼き上げたハード系のパンや、濃厚なバニラアイスにトッピングいただくのがおすすめです。商品情報はこちら : オールフルーツオレンジオールフルーツオレンジ:579円(税込)スライスされた皮までおいしいマーマレードです。一口食べれば、オレンジ本来のほのかな苦味と爽やかな香りが広がります。オレンジはチーズとの相性が抜群!チーズの濃厚な味わいと、さっぱりとしたオレンジの甘みがよく合います。ワインのおつまみにもぴったりな食べ合わせです。商品情報はこちら : オールフルーツあんずオールフルーツあんず:579円(税込)とろっとなめらかな口当たりが特徴的なスプレッドです。酸味はほとんどなく、あんず特有の豊かな甘みを堪能いただけます。クセが無いためパンやヨーグルト、チーズなど、食べ合わせは無限大!寒い夜は暖かい紅茶にあんずを溶かして、ホットあんずティーにしてみてはいかがでしょうか。心も体もぽかぽかと温まりますよ。商品情報はこちら : リニューアルした「オールフルーツ」の楽しみ方新しくなった「オールフルーツ」シリーズには、様々な楽しみ方がございます。その日の気分や味の好みにあわせて「オールフルーツ」をお選びくださいね。※イメージ甘めが好きなあなたには甘めが好きな方には、いちごやブルーベリー、あんずがおすすめです。いちごやブルーベリーは酸味がマイルドで、ベリー本来のコクのある甘みが味わえます。豊潤な甘みのあんずは、酸っぱい果物が苦手な方でもおいしくお召し上がりいただけますよ。「オールフルーツいちご」「オールフルーツブルーベリー」「オールフルーツあんず」さっぱりが好きなあなたにはさっぱりが好きな方には、オレンジやきいちご、りんごがおすすめです。爽やかなオレンジや、キュンと甘酸っぱいきいちごは、最初から最後までさっぱりとお召し上がりいただけます。りんごも自然な甘みで、すっきりとしたおいしさです。ぜひパンやヨーグルトにたっぷりと乗せてお召し上がりください。「オールフルーツオレンジ」「オールフルーツきいちご」「オールフルーツりんご」パン派のあなたにはパン派の方には、いちごやきいちご、オレンジがおすすめです。特にしっとりと柔らかなパンにはいちごやきいちごといったベリー系、香ばしいハードな食感のパンには爽やかなオレンジが相性抜群。あなたただけのベストマッチもみつけてみてくださいね。※イメージ「オールフルーツいちご」「オールフルーツきいちご」「オールフルーツオレンジ」ヨーグルト派のあなたにはヨーグルト派の方には、ブルーベリーやあんず、りんごがおすすめです。さっぱりとしたヨーグルトには、濃厚なブルーベリーやリッチな味わいのあんずがよく合います!シャキシャキ食感のりんごも、なめらかなヨーグルトのいいアクセントになりますよ。忙しい日の朝食にも大変便利なスプレッドです。※イメージ「オールフルーツブルーベリー」「オールフルーツあんず」「オールフルーツりんご」さらにおいしくなった、サンクゼールの看板商品「オールフルーツ」シリーズ。今日はどの味にするか、迷うのも楽しいひと時ですね。色とりどりの華やかなフルーツスプレッドで、毎日の食卓に彩りをそえてみませんか?お近くの店舗を探す : 商品情報商品名:オールフルーツいちご販売価格:579円(税込)商品ページ: 商品名:オールフルーツブルーベリー販売価格:579円(税込)商品ページ: 商品名:オールフルーツりんご販売価格:579円(税込)商品ページ: 商品名:オールフルーツきいちご販売価格:649円(税込)商品ページ: 商品名:オールフルーツオレンジ販売価格:579円(税込)商品ページ: 商品名:オールフルーツあんず販売価格:579円(税込)商品ページ: 販売店舗:全国のサンクゼール店舗、オンラインショップオフィシャルオンラインショップ: 会社概要会社名:株式会社サンクゼール本社:長野県上水内郡飯綱町芋川1260代表者:代表取締役社長久世 良太創業:1979年設立:1982年事業内容:ジャム・ワイン、その他食品の製造販売、ワイナリー、レストラン、売店などの直営、及びフランチャイズ展開オンラインマーケットプレイス「旅する久世福e商店」の運営ホームページ URL : 公式オンラインショップ: 楽天市場店: オンラインモール「たびふく」: 小売事業ブランド「MeKEL」: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年11月15日『ウィッシュ』と同時上映のオリジナル短編映画『ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-』より特別吹替版予告が解禁された。ディズニープラスにて<字幕版>が配信され、大きな話題を呼んでいる本作。超豪華声優陣が贈る<特別吹替版>は劇場のみで観ることができる。舞台となるのは、世界中に夢と希望を与えてきたディズニーの礎ともいうべき、カリフォルニアにあるウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ。映像は、スタッフたちが帰宅し、誰もいなくなったアニメーション・スタジオ内の様子から始まる。ティンカー・ベルに「もう平気? 誰もいない?」と確認したミッキーマウスがミニーマウスとともに「写真の時間だよ!」とほかのキャラクターたちに呼びかけると、お馴染みのキャラクターたちが壁に飾ってある絵の中から次々と飛び出し現実世界に登場。『ズートピア』のジュディの「100年目の記念撮影!」というセリフから、ディズニー・アニメーションのキャラクター全員でこの記念すべき100周年を祝しての写真撮影が行われようとしていることが分かる。映像の最後にはグーフィーが梯子から落ちるシーンが見てとれるが、果たして記念撮影は無事成功するのか…?85以上の歴代の長編および短編映画から543ものキャラクターが勢揃いしているが、その中には最新作『ウィッシュ』の主人公アーシャの姿も。さらに、劇中では100周年だからこその特別な演出が実現しており、観客はモアナとフランダー、ベイマックスとドナルド、オラフとジーニーなど、普段は見ることができない作品を超えたキャラクター同士の貴重なやり取りも楽しめる。『ワンス・アポン・ア・スタジオ-100年の思い出-』は12月15日(金)より全国にて『ウィッシュ』と同時上映。■『ワンス・アポン・ア・スタジオ-100年の思い出-』出演声優※五十音順麻生美代子、天野ひろゆき、生田絵梨花、石塚勇、石丸幹二、市之瀬洋一、伊東えり、伊藤昌一、上戸彩、鵜澤正太郎、内田直哉、遠藤綾、大川透、大滝寛、大塚周夫、大友大輔、岡田誠、小此木麻里、尾上松也、かぬか光明、川島得愛、川原瑛都、木村新汰、後藤敦、小鳩くるみ、小林アトム、槐柳二、嶋田久作、清水理沙、壤晴彦、白熊寛嗣、鈴木ほのか、鈴木より子、関時男、高乃麗、滝口順平、武内駿輔、多田野曜平、土居裕子、中川翔子、仲野裕、鳴海竜明、野沢雅子、野地祐翔、長谷川悠大、原慎一郎、平川めぐみ、風雅なおと、藤原竜也、星野貴紀、松たか子、丸山壮史、三木眞一郎、三ツ矢雄二、宮本崇弘、村治学、森川智之、森公美子、諸星すみれ、八代駿、屋比久知奈、山田康雄、山寺宏一、湯澤真伍、横山友香、吉川愛他(シネマカフェ編集部)
2023年11月15日ホラー映画『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』が、2024年2月9日(金)に公開される。人気ホラーゲームを映画化映画『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』は、全世界で一大ブームを巻き起こしたホラーゲームを、『M3GAN/ミーガン』や『透明人間』などを手掛けたジェイソン・ブラム率いる映画スタジオ・ブラムハウスが映画化した話題作。2023年10月に、全米及び全世界では日本での公開に先駆け、ゲームファンやティーンたちの熱狂的な支持を集め話題を独占した。ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズとは?ゲーム「ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ」は、スコット・カーソンが開発したパソコンおよびスマートフォン、さらにはニンテンドースイッチ向けの作品だ。プレイヤーは夜間警備員として、小さな事務所に立てこもりライトや監視カメラ等を駆使し、じわじわと襲い来るアニマトロニクスから生き延びるというストーリーとなっている。廃墟のピザレストランで不気味なマスコットたちが動き出す物語の舞台は、廃墟と化したピザレストラン「フレディ・ファズベアーズ・ピザ」。ピザレストランの夜間警備員として働き始めた主人公のマイクが、愛らしい見た目とは真逆の狂気的な行動を予感させる機械仕掛けのマスコットたちと対峙し、恐怖の5日間を過ごす様を描いている。ジョシュ・ハッチャーソンやエリザベル・レイルらが出演主人公のマイクを演じるのは、『ハンガー・ゲーム』シリーズのジョシュ・ハッチャーソン。共演には、『YOU ―君がすべて― 』や『カウントダウン』のエリザベス・レイル、『屋根裏のアーネスト』のキャット・コナー・スターリングらが名を連ねている。主人公・マイク...ジョシュ・ハッチャーソン謎の失踪を遂げた弟の行方不明事件に未だに苦しむ。悲しい記憶に苛まれながらも、妹アビーの親代わりとなりながら生計を立てるべく、廃墟と化したレストラン「フレディ・ファズベアーズ・ピザ」の夜間警備員として勤務することに。劇中では演奏するマスコットたちの姿も劇中では、不気味なマスコットたちが楽器を手に、演奏するシーンも。シルクハットに蝶ネクタイがトレードマークのクマ「フレディ」、ギターを奏でるウサギの「ボニー」、コンビで仲良しなヒヨコの「チカ」と「Mr.カップケーキ」たちが、火花を散らしながらステージに立っている。また、骨格剥き出しのボディがチャームポイントのキツネ「フォクシー」も登場するなど、個性的なマスコットたちの動きに注目だ。マスコットたちは「セサミストリート」を手掛けるクリエイター集団が担当また、本作における重要キャラでありアニマトロニクスのマスコットは、マペットや「セサミストリート」などコミカルな動きのキャラクターを手掛けることを得意とするクリエイター集団ジム・ヘンソン・クリーチャーショップが制作を担当した。映画『ファイブ・ナイツ ・アット・ フレディーズ』あらすじ廃墟のピザレストラン「フレディ・ファズベアーズ・ピザ」の夜間警備員であるマイクは、誰もいないはずの店内に漂う異様な雰囲気、次々と巻き起こる奇妙な出来事を不審に思い、懐中電灯片手に恐る恐る店内を見回ることに。すると店内には、無邪気さすら感じる不気味な笑い声が響き渡り、眠っていたはずの機械仕掛けのマスコットたちが目を覚まし、怪しく眼を光らせながらマイクをはじめ廃墟への侵入者へ牙をむき始める。なぜマスコットたちは動き出したのか?その真の目的とは?そしてレストランで次々と起きた子どもたちの失踪事件の謎とは...。マイクと妹は恐怖の夜を生き抜くことができるのか?【作品詳細】映画『ファイブ・ナイツ・アット・ フレディーズ』公開日:2024年2月9日(金)監督:エマ・タミ脚本:スコット・カーソン、セス・カデバック、エマ・タミ出演:ジョシュ・ハッチャーソン、エリザベス・レイル、パイパー・ルビオ、キャット・コナー・スターリング、メアリー・スチュアート・マスターソン、マシュー・リラード制作:ジェイソン・ブラム、スコット・カーソン原案:ゲーム「ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ(Five Nights at Freddy’s)」シリーズ/スコット・カーソン配給:東宝東和原題:Five Nights at Freddy’s■ムビチケ前売券(オンライン)発売日:2023年12月1日(金)12:00~予定
2023年11月10日11月3日から5日にかけての週末、北米のボックスオフィスでは、ビデオゲームを映画化した『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』が首位をキープした。2位は『テイラー・スウィフト/ERAS TOUR』。3位は『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』、4位はソフィア・コッポラ監督の『Priscilla』、5位はインディーズ映画『Radical』だった。次の週末はマーベルの『マーベルズ』が全世界同時公開される。『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』2024年2月9日(金) 全国公開(C)2023 Universal Studios. All Rights Reserved.『マーベルズ』11月10日(金)全国劇場公開(C)2023 Marvel文=猿渡由紀
2023年11月06日アカデミー賞受賞『ムーンライト』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』や日本でも大ヒットとなった『ミッドサマー』などを世に送り出したアメリカ・ニューヨークを拠点とする独立系映画スタジオ「A24 Films LLC」が、A24製作作品など世界配給権を所有する新作映画について、日本国内配給を独占的に手掛けることなどを盛り込んだ独占パートナーシップ契約をハピネットファントム・スタジオとの間に締結した。ハピネットファントム・スタジオと「A24」は、第89回アカデミー賞で作品賞ほか3部門を受賞した『ムーンライト』、日本国内興行収入が北米を除く全世界で1位を記録したアリ・アスター監督『ミッドサマー』など、ライセンシーとライセンサーの立場で協力し、これまで数多くの作品を成功させてきた。アカデミー賞受賞『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』ハピネットファントム・スタジオは、今回の独占パートナーシップ契約を通じて、「A24」がこれまで手掛けてきたアカデミー賞受賞作など数多くのクオリティの高い話題作を安定的に確保し、さらに自社製作映画を含むコンテンツや日本のクリエイターを「A24」に紹介することによって、日本映画の新たな可能性を拡げる展開などにも期待。一方で、「A24」は劇場配給・宣伝のみならず配信、テレビ販売、パッケージ流通などの二次利用の領域まで一気通貫で手掛けるハピネットファントム・スタジオとの独占パートナーシップによって、マーケティング戦略の意思統一とブランディングのさらなる構築が可能だと判断し、今回の契約締結が実現することになった。アリ・アスター監督最新作『ボーはおそれている』2024年2月16日公開今後の展開としては、ハピネットファントム・スタジオは、新レーベルを立ち上げてA24作品を手掛けることを検討しているだけでなく、今後は映画のグッズなどの「A24」ブランドのマーチャンダイジングへの拡大、また将来的には、合作映画の製作や、ハピネットファントム・スタジオが手掛ける日本映画の「A24」配給による北米・インターナショナル展開、日米の新しいクリエイターとの協業など、さらなるシナジーを生み出す展開を目指していく。●ハピネットファントム・スタジオ代表取締役社長・小西啓介 コメントこれまでも独創的な作品を数多く生み出してきた「A24」が今後、どういった作品を手掛けるのか非常に楽しみで、その全ての作品の国内配給を弊社が手掛けることにワクワクしています。また「A24」とのコラボレーションで日本映画や日本のクリエイターの可能性を拡げて行くことにも大きな期待を抱いています。とにかく一人でも多くのお客様に楽しんで頂けるように丁寧に作品を届けて行きたいと思います。●A24コメントハピネットファントム・スタジオは、「A24」の設立当初からの素晴らしいパートナーです。私たちは、この関係性が次のフェーズに進むことに非常に興奮しており、日本の観客のみなさんと、より深い関係をともに築いていくことを、とても楽しみにしています。2012年に設立され、ニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドンを拠点とする「A24」は、これまで『ヘレディタリー/継承』『ムーンライト』『レディ・バード』『アンカット・ダイヤモンド』『スプリング・ブレイカーズ』など110本以上の映画と、エミー賞受賞シリーズ「ユーフォリア/EUPHORIA」など多くのTV番組を含むプレミアム・ライブラリーを構築してきた。今後予定されている新作は、ザック・エフロンとジェレミー・アレン・ホワイト出演『The Iron Claw』、ジョナサン・グレイザー監督『The Zone of Interest』、ニコラス・ケイジ主演『Dream Scenario』、アン・ハサウェイとミカエラ・コエル出演『Mother Mary』、 オーランド・ブルームとピート・デヴィッドソン出演『Wizards!』、キルスティン・ダンスト、カイリー・スペイニー、ワグナー・モウラ出演『Civil War』、クリステン・スチュワート主演『Love Lies Bleeding』、ヒュー・グラント主演『Heretic』、イェーデン・マーテル、レイチェル・ツェグラー、ジュリアン・デニソン出演『Y2K』、レナーテ・ラインスヴェ、セバスチャン・スタン出演『A Different Man』、ポール・ラッド、ジェナ・オルテガ出演『Death of a Unicorn』などが控えている(いずれも原題)。(シネマカフェ編集部)
2023年10月31日10月27日から29日にかけての週末、北米のボックスオフィスで首位を獲得したのは、ビデオゲームを映画化するブラムハウスの新作ホラー『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』だった。3日間の売り上げは7,800万ドル。全世界では1億3,000万ドルで、ブラムハウスの歴史上最高の全世界デビューだ。2位は『テイラー・スウィフト:ERAS TOUR』。3位は『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』。4位はドキュメンタリー『After Death』、5位は『エクソシスト信じる者』だった。次の週末は、デイジー・リドリー主演の『The Marsh King’s Daughter』が北米公開される。『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』2024年2月9日(金) 全国公開(C)2023 Universal Studios. All Rights Reserved.『テイラー・スウィフト:THE ERAS TOUR』公開中(C)2023 Trafalgar Releasing. ALL RIGHT RESERVED.文=猿渡由紀
2023年10月30日『M3GAN/ミーガン』のブラムハウス最新作『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』(原題:Five Nights at Freddy's)が2024年2月9日(金)より公開されることが決定。特報と場面写真が解禁された。廃虚のピザレストランを舞台に、夜間警備員となった主人公が体験する恐怖の5日間を描く本作は、全世界で一大ブームを巻き起こしたホラーゲームの映画化。『M3GAN/ミーガン』『ブラック・フォン』『透明人間』など数多くのヒット作を生み出し続ける製作会社「ブラムハウス」の最新ホラーだ。この度初解禁となった特報映像は、廃墟と化したピザレストラン<フレディ・ファズベアーズ・ピザ>の夜間警備員として働き始めた主人公のマイク(ジョシュ・ハッチャーソン)が、誰も居ないはずの店内に漂う異様な雰囲気と、次々と巻き起こる奇妙な出来事を不審に思い、懐中電灯片手に恐る恐る歩き回っている様子から始まる。やがて、無邪気な笑い声が店内に響き渡り、眠っていた機械仕掛けのマスコットたちが狂気と共に目を覚ます様を映し出している。「夜が更けますと、当レストランのマスコットたちが、あなたに危害を加える恐れがあります」というナレーションも不穏さを煽り、愛らしくも狂気的な行動を予感させるマスコットたちに不気味さすら感じる映像となっている。レストランとマスコットたちに隠された衝撃の秘密とは?そしてマイクは恐怖の夜を生き延びることができるのか…?雰囲気満点の特報映像となっている。マイク役を演じるのは『ハンガー・ゲーム』シリーズでお馴染みのジョシュ・ハッチャーソン。共演にはエリザベス・レイル(「YOU ―君がすべて―」)、パイパー・ルビオ(「限界ダディ」)、キャット・コナー・スターリング(『屋根裏のアーネスト』)、メアリー・スチュアート・マスターソン(「ブラインドスポット」)、マシュー・リラード(「グッドガールズ:崖っぷちの女たち」)らを迎える。本作の重要キャラであるアニマトロニクスのマスコットたちは、マペットや「セサミストリート」などコミカルな動きのキャラクターを手掛けることを得意とするクリエイター集団ジム・ヘンソン・クリーチャーショップが制作した。ハリウッドのホラー界を牽引する注目の製作会社、ブラムハウスが新たに世に送り出すサスペンス・ホラーに期待が高まる。『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』は2024年2月9日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年10月19日秋には、シックなムード漂う「オールブラック」の装いがよく似合います。一方で、ワンカラーかつ無彩色だからこそ、コーディネートがのっぺりした印象になってしまうことも。そこでファッションウィークでの最新スナップから、オールブラックコーディネートを成功させる着こなし術を解説します。お洒落賢者たちの装いをヒントに、黒の魅力を存分に味わって。シアー素材を加えれば心地よいリズムが宿る透け感のあるシアースカートに、マスキュリンなジャケットを合わせればかえってスカートのフェミニンさ、繊細さを引き立てることができます。軽やかさを味方につけ、オールブラックの装いにリズムを宿して。足元にはシャープなポインテッドトゥパンプスを迎えると、脚長効果を獲得することに成功。肌見せそのものをメリハリに繋げるソーシャライトのオリヴィア・パレルモは、コットン、サテン、レザーの異素材ミックスにすることで同じ黒の中でも異なる表情をつけました。シャツのボタンをたっぷり開け、お腹周りの肌を見せるとトップスとボトムが間延びするのを回避することができます。仕上げに、端正なオールブラックに馴染ませるように、ヘアをスリークにまとめスタイリッシュに。レザーアイテムのツヤを味方につけるインフルエンサーのタマラ・カリニャックは、光沢感のあるレザーパンツを迎えることで黒の中にツヤを宿し、のっぺり見えるのを防止。ニットトップスとアウターの畝で、さらなる立体感を確保して。上品シューズは、スリッポンのディテールでかかとを覗かせ、程よい抜け感をプラス。デニム素材で大人ストリートな着こなしへ褪せたような色味のデニムセットアップを活用し、大人ストリートなオールブラックコーディネートを披露したインフルエンサーのアレクサンドラ・ゲラン。こなれ感漂うオーバーサイズのジャケット、深いスリット入りスカートならキレよくまとまります。タートルニットトップスとエナメルパンプスを合わせ、黒の多様な表情を見せて。小さく白を効かせ軽やかさを演出ワンツーで絵になる黒のセットアップは、着回し力にも優れ1セット持っておくと重宝します。ミニスカートとのセットなら、シックな黒ながらもチアフルなムードを両立することが可能。黒のメリージェーンに、白靴下を合わせ足元に軽快さを加えれば、黒の装いもこんなにフレッシュ。-----------------------秋の街中で映える、シックなオールブラック。異素材ミックスや肌見せ、抜け感をプラスするなどのテクニックを使えばこなれ感が漂います。この秋、改めて黒の装いにチャレンジしてみて。
2023年10月17日短編映画『ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-』が、ディズニー100周年記念作品『ウィッシュ』と同時上映されることが分かった。この度、『ウィッシュ』と同時上映されることが決定した本作は、ディズニー100周年の日である10月16日よりディズニープラスにて<字幕版>が配信されているが、その特別吹替版を堪能できるのは劇場のみとなっている。併せて、フランダー『リトル・マーメイド』を手にしたモアナ『モアナと伝説の海』、ミセス・ポットとチップそしてコグスワース『美女と野獣』、マッドハッタ―と3月うさぎ『ふしぎの国のアリス』、魔法使いマーリンとマーリンの砂糖壺『王様の剣』やクランクルホーン博士『ルイスと未来泥棒』など多くのキャラクターたちがアニメーション・スタジオ内に実際にあるカフェに集まっているところをとらえた場面写真も解禁。多くの作品から集まった人気キャラクターの夢の共演に心ときめく。本作の舞台となるのは、世界中に夢と希望を与えてきたディズニーの礎ともいうべき、カリフォルニアにあるウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ。ミッキーマウスとミニーマウスの合図で、壁に飾ってある額の中からお馴染みのキャラクターたちが次々と飛び出し現実世界のアニメーション・スタジオ内に登場。ミッキーとミニーがみんなを集めて100周年のお祝いに計画していることとは…?1つの作品に85以上の歴代の長編および短編映画から543ものキャラクターが勢揃いするというかつてない演出は、100周年だからこそできた特別なもの。プロデューサーを務めたイヴェット・メリノも、「これはとても大事な作品。文字通り100年に一度のチャンスです。私たちディズニーがやってきたことを祝福する映画なのです」と語り、『ウィッシュ』同様、100周年を飾る記念すべき一作になっているとアピールしている。ディズニー最新作『ウィッシュ』は、長きにわたりディズニー作品が描き続けてきた“願いの力”を真正面から描く、100年の歴史の集大成とも言うべき作品。同時上映される『ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-』もまた、ディズニーのレガシーを感じさせる豪華な一作となっている。ディズニーを形作ってきたキャラクターたちが、未来に願いを込めて歌う「星に願いを」が、私たちにどのような感動を届けてくれるのか。ディズニー100年の歴史の集大成であり、これからもディズニーが紡ぎ続ける次の100年への気持ちも高まる作品『ウィッシュ』とともに注目が集まる。『ウィッシュ』と『ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-』は12月15日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ウィッシュ 12月15日(金)全国公開© 2023 Disney. All Rights Reserved.
2023年10月16日2012年に設立し、10年余りで唯一無二のブランドへと成長した映画会社A24。2023年の第95回アカデミー賞では『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』『ザ・ホエール』が主要部門を席巻し、『aftersun/アフターサン』『その道の向こうに』『CLOSE/クロース』『マルセル 靴をはいた小さな貝』と製作や北米配給を手掛けた作品が続々とノミネートを果たした。A24といえば『ミッドサマー』のアリ・アスターを筆頭に、個性的な若手監督をピックアップする“目利き”な采配で知られている。そのアスターがプロデュースし、ニコラス・ケイジが主演し、A24が配給を手掛ける新作『Dream Scenario(原題)』を手掛けた俊英クリストファー・ボルグリ。『ミッドサマー』チームが熱視線を送る才能が2022年に生み出した映画『シック・オブ・マイセルフ』が、10月13日より劇場公開。“承認欲求おばけ”の実像をブラックに、それでいて切実に描き切った本作は、いまの時代に突き刺さるリアルタイムな空気感を内包している。30代=ネットリアタイ世代の俊英による、生きた「承認欲求」まずは、簡単に『シック・オブ・マイセルフ』のあらすじを紹介しよう。アーティストである恋人のトーマス(エイリック・セザー)が脚光を浴び始め、嫉妬を抱くシグネ(クリスティン・クヤトゥ・ソープ)。彼女は、あるきっかけから承認欲求をエスカレートさせていく。しかし、その方法はあまりに危険で――。「承認欲求」はインターネットの台頭で加速し、SNSが生活に浸透していくにしたがって最早三大欲求(食欲・睡眠欲・性欲)に付随するレベルにまで肥大してしまった感すらある、いわば現代病のひとつ。当然、様々な映画でも題材に取り上げられてきたが――これは個人的な感覚だが、その正体を的確に表せている作品はあまり多くないように思う。その要因の一つは、世代的な問題だ。青春時代をネットやSNSと共に過ごすことを免れた世代の作り手は、どうしても他者的な批判・批評めいた目線でこの問題を斬りがち。ただ我々(ゆとり~Z世代)においては、「そうではない」ことが肌感としてわかるのではないか。我々自身が実生活で経験している日常的な悩みでもあるからだ。例えば同じA24の『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』のボー・バーナムは1990年生まれ、『メインストリーム』のジア・コッポラ監督は1987年生まれ。一概に年齢だけで判断できない部分はあれど、ネット社会に対する解像度が高い作品の作り手は、やはり若手が多い(なお、アリ・アスターは1986年生まれ)。例えばリューベン・オストルンド監督(1974年生まれ)が『ザ・スクエア 思いやりの聖域』『逆転のトライアングル』で描く「炎上商法」「インフルエンサー」とは、距離感がだいぶ異なっている。そして、『シック・オブ・マイセルフ』のクリストファー・ボルグリは1985年生まれ。リアル/デジタルの他者からの評価を欲してしまう「承認欲求」のどうしようもなさ(止められなさ)、そんな自分にどこか引いていたりもするアンビバレントな状態等々、加熱/冷めた心理描写が絶妙だ。シグネの行為自体は過激だと感じても、そうさせる心理には思い当たるフシしかないのではないか。実に先鋭的な切れ味を、震えながら楽しんでいただきたい。「ルッキズム」「多様性」「盗作」「搾取」――現代の問題を網羅承認欲求をテーマにしているという点で“いま”感の強い『シック・オブ・マイセルフ』だが、時代に突き刺さる要素はそれだけではない。「ルッキズム」や「多様性」「創作におけるオリジナリティ」「搾取」に対するエグい球を次々と繰り出してくる。シグネは働いているカフェである事件に遭遇して血を浴び、「自分を傷つけたら注目を浴びるのでは?」と考えてしまう。そして違法薬物に手を出し、身体がどんどん変化していくのだが…。見た目や容姿に対する過度な意識はルッキズムに通じ、直近ではNetflixシリーズ「マスクガール」等でも描かれている。小説では金原ひとみの「デバッガー」(作品集「アンソーシャル ディスタンス」収録)や綿矢りさの「眼帯のミニーマウス」(作品集「嫌いなら呼ぶなよ」収録)で“お直し(整形)”に熱中する人々が描かれており、こうした題材選びにおいても時代の匂いをかぎ取る非凡な嗅覚を感じさせる。さらに、シグネが変化させた外見を病気と偽り、ハンディキャップを背負った人々による「セルフラブ」の広告塔としてプチブレイクしていく展開は、「多様性」を痛烈に皮肉ったものといえるだろう。同じノルウェーのオスロを舞台にした『わたしは最悪。』や、マイノリティがマジョリティを“利用”するさまを描いた高瀬隼子の「おいしいごはんが食べられますように」や年森瑛の「N/A」といった小説にも通じ、複雑化した現代のひりついた空気感を鮮度高くパッキングしている。また、トーマスの表現技法は既存の家具をかっぱらってきて作品化するようなものであり、シグネも活動に加担させられる。マルセル・デュシャンはかつてアート界に「レディ・メイド」というジャンルを構築したが(トイレの便器を作品化した「泉」が有名)、トーマスはそんな崇高なものではなく“引用”というのもおこがましいほど。「バズれば著作権を無視していい」というマインドや、恋人という立場を利用した搾取――。今日(ようやく)問題視されるようになったトピックが、『シック・オブ・マイセルフ』にはごまんと盛り込まれている。毒された「普通の我々」を暴き切る心理描写しかし、『シック・オブ・マイセルフ』の凄まじい点は、それらが飛び道具的に暴れまくっているのではなく、必然性をたたえながら一つの物語に収まっていること。着眼点や解像度の高さもさることながら、センセーショナルなトピックの数々をまとめてしまえる筆力と作品の強度は、目を見張るものがある。それでいて、さりげない「居心地の悪さ」等の描き方が抜群に上手い。例えば、トーマスが主役のパーティに参加したシグネの居場所のなさ、皆の気を引こうと発言するもエアポケット的な沈黙を作ってしまい、後に引けなくなって虚言が膨らみ騒動になっていく流れや、自分が悲惨な状態に陥っても「これバズネタじゃない?」と考えてしまう卑しさ等々――「目も当てられない」と思いながらも、あくまで多少デフォルメされただけでそこに映っているのは私たちの分身。普通であると信じたい我々の闇深さをしっかりわかってくれて、容赦なく突き飛ばす『シック・オブ・マイセルフ』、観賞後に救われるか食らうか…勇気をもって試してみてほしい。(SYO)
2023年10月14日歌い手・Adoの新曲「オールナイトレディオ」が、2023年10月14日(土)に配信リリースされる。Adoの新曲「オールナイトレディオ」ドラマ「あの夜であえたら」主題歌に2023年12月に自身初の“歌ってみた”アルバム『Adoの歌ってみたアルバム』のリリース、2024年4月に国立競技場で自身最大規模のワンマンライブを控えているAdo。新曲の「オールナイトレディオ」は、ニッポン放送とノーミーツが手がける生配信舞台演劇ドラマ「あの夜であえたら」の主題歌として書き下ろされた楽曲だ。ボカロP・Mitchie Mが書き下ろし作詞・作編曲を手掛けたのは、ボカロPのMitchie M。深夜ラジオの代名詞であるオールナイトニッポンの要素や、ドラマ「あの夜であえたら」のストーリーとシンクロするかのような歌詞を散りばめた、思わず体を動かしたくなる楽曲に仕上がっているという。作品情報Ado 新曲「オールナイトレディオ」(舞台『あの夜であえたら』主題歌)配信リリース日:2023年10月14日(土)
2023年10月13日ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオを舞台に、ディズニーの現在までのキャラクターたちが登場する短編「ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-」が、ディズニー創立100周年となる10月16日(月)より配信される。米国カリフォルニア州バーバンクにあるウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ。本作は、ここから生まれたキャラクターたちが集い、100周年の記念写真を撮る…という内容になっている。本編では、85作品以上の長編および短編映画から、総勢543のキャラクターが登場する。ミッキーやミニーらお馴染みのキャラクターが額縁から飛び出すキービジュアルと、予告編が初公開。仕事を終え、スタジオから帰路につくスタッフたちの様子から始まり、「みんな帰ったかな?」というミッキーのセリフと共に物語が動き出す。スタジオの中には様々なアートが飾られ、ミニーの掛け声と共に絵から次々とキャラクターたちが飛び出していく。また、スタジオの外では『眠れる森の美女』の3人の妖精たちがソーサラーハットをピンクやブルーに変える、映画を思い起こさせるシーンも。ヒーローやヒロイン、王子とプリンセス、そしてヴィランまでもが続々と集まってくる。最後は、カメラマンのグーフィーが集合写真を撮ろうとするが…。ほかにも、ディズニー作品最後の100%手書き長編アニメーション『ホーム・オン・ザ・レンジ にぎやか農場を救え!』の面々、『ラマになった王様』のクスコや『ヘラクレス』のフィル、『シンデレラ』のアナスタシアやドリゼラの姿も見られる。「ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-」は10月16日(月)よりディズニープラスにて独占配信開始。(シネマカフェ編集部)
2023年09月23日G-SHOCK(ジーショック)から、オールピンクの新作腕時計「GMA-S2100P-4A」が登場。G-SHOCKの新作、デジタル×アナログコンビをオールピンクでベースに採用されたのは、デジタルとアナログを組み合わせた「GA-2100」を小型化・薄型化したユニセックスモデル「GMA-S2100」。今回の新作では、バンドからケース、フェイスに至るまで、その全てをピンクカラーで統一。メタル仕様になったボタンと美錠がそのカラーリングを引き立てる、印象的な一本だ。オールブラックの「GA-2100」もまた、デジタルとアナログのコンビネーションモデル「GA-2100」をオールブラックに仕上げた「GA-2100P-1A」もラインナップ。全てを黒に染めたクールな佇まいながら、文字板の液晶小窓やインデックスにピンクカラーをさりげなく取り入れた、遊び心ある一本となっている。商品情報「GMA-S2100P-4A」「GA-2100P-1A」発売時期:2023年9月価格:17,050円取扱店舗:G-SHOCK取り扱い店舗、CASIO公式オンラインストアなど【問い合わせ先】カシオ計算機 お客様相談室TEL:0120-088925(時計専用)
2023年09月18日