◆サロン------------------------------------ MOGA・BROOK BEAUTY STUDIO > ◆ 季節------------------------------------- 春 ・ 夏 ・ 秋 ・ 冬 ◆ シーン------------------------------------ デイリー ・ オフィス ・ デート ・ パーティー ・ ウエディング ・ 着物 ◆ デザイン---------------------------------- ワンカラー ・ フレンチ ・ 逆フレンチ ・ カラーグラデーション ・ ラメグラデーション ◆ デザイン2 -------------------------------- ドット ・ ストライプ・ボーダー ・ ピーコック ・ マーブル ・ レース チェック ・ フラワー ・ リボン ・ ハート ・ スター ・ 3D ・ ストーン ◆ カラー------------------------------------ ホワイト ・ レッド ・ ピンク ・ オレンジ ・ イエロー ・ グリーン ・ ブルー パープル ・ ベージュ ・ ブラウン ・ ゴールド ・ シルバー ・ カラフル ◆ ネイリストコメント---------------------------- ゴールドのラメフレンチとブルーのストーンは相性抜群。夏にぜひ試して頂きたいネイルデザイン。(価格:¥14,049~) ネイル一覧
2011年10月14日1983年に製作され、現在も全世界で圧倒的な人気を誇る傑作映画『スカーフェイス』のブルーレイが、5日(水)に発売されるのを記念して、アル・パチーノ演じるトニー・モンタナが“Fワード”を連呼するその名も、オフィシャル“FUCK’in”トレーラーがこのほど公開された。『スカーフェイス』特別動画『スカーフェイス』は、犯罪映画のクラシックとして知られる『暗黒街の顔役』をブライアン・デ・パルマ監督、オリヴァー・ストーン脚本、パチーノ主演で新生させた作品で、一攫千金を夢見るキューバ難民のトニー・モンタナが黒社会を成りあがり、やがて破滅していく姿を強烈なセリフの応酬とバイオレンス・シーンを交えて描いている。このほど公開された映像は、劇中で発される“Fワード”だけを数珠つなぎした強烈なもの。さらには画面下には丁寧に登場カウンターも表示されている。どんなセリフにも“Fワード”を混ぜまくるモンタナの存在感は20年以上の時を経てもなお強烈で、現在も多くのHIPHOPミュージシャンたちや、若い映画ファンはもちろん、映画に興味のない若者たちにまで、モンタナはひとつのアイコンとして浸透している。このほど発売されるブルーレイは、5.1chDTS MAで音声が収録されており、これまで以上に美しい音声でモンタナの“Fワード”を堪能することができる。Blu-ray『スカーフェイス』 プレミアム・エディション10月5日(水)発売※デジタル・コピーディスク付き本編170分+特典映像142分価格:3990円(税込)発売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント
2011年10月05日オーダーを受けてから、-9度に冷やされた石上で、アイスクリームとミックスインを楽しく混ぜてくれるアメリカ発のエンターテインメント・アイスクリームショップ「コールド・ストーン・クリーマリー」から、"Autumn in milk tea"(オータム イン ミルクティー)と"Strawberry Chan-tea"(ストロベリー シャンティー)の2商品が9月16日(金)より期間限定で発売される。写真左 "Autumn in milk tea"(オータム イン ミルクティー)写真右 "Strawberry Chan-tea"(ストロベリー シャンティー)この2商品は、日本でも限られた量しか流通しないダージリンの最高ランク「シルバー ティップス」と、コールド・ストーン・クリーマリーで人気の”スイートアイスクリーム”を混ぜ合わせて作られた、”ロイヤルミルクティーアイスクリーム”を使用。紅茶の風味はしっかりとしながらもスイートアイスクリームの濃厚さも持ち合わせた、秋のスイーツにぴったりのフレーバーだ。"Autumn in milk tea"(オータム イン ミルクティー)はミルクティーと過ごす午後のひとときを表現。「ロータスカラメルビスケット」とシナモンの香り高さが一層食欲をそそる仕上がりとなっている。冷たくクリーミーなロイヤルミルクティーアイスクリームに混ぜ込まれたビスケットのサクサク感が素晴らしく、食べきるまでその食感が損なわれないのには驚き。ロータスカラメルビスケットの新たな魅力を、見事に引き出している。大人の女性に特にオススメしたい一品だ。"Strawberry Chan-tea"(ストロベリー シャンティー)は、ミルクティー&ショートケーキの組み合わせをイメージ。ティータイムを口の中で一度に楽しむ贅沢を味わえる。フレッシュなイチゴやホイップクリームなど王道のトッピングで、こちらは子どもにもオススメ!秋のお散歩がてら、美味しく楽しい「コールド・ストーン・クリーマリー」に、家族揃って立ち寄ってみてはいかがだろうか。"Autumn in milk tea"(オータム イン ミルクティー)・ロイヤルミルクティーアイスクリーム(期間限定)・ロータスカラメルビスケット(New)・アップル(期間限定)・キャラメルソース・シナモン"Strawberry Chan-tea"(ストロベリー シャンティー)・ロイヤルミルクティーアイスクリーム(期間限定)・ストロベリー・スポンジケーキ・ホイップクリーム価格:Like Itサイズ 480円 Love Itサイズ 610円 Gotta Have Itサイズ 930円取材/おうちスタイル編集部
2011年09月15日◆サロン------------------------------------ M.SLASH > ◆ 季節------------------------------------- 春 ・ 夏 ・ 秋 ・ 冬 ◆ シーン------------------------------------ デイリー ・ オフィス ・ デート ・ パーティー ・ ウエディング ◆ デザイン---------------------------------- ワンカラー ・ フレンチ ・ 逆フレンチ ・ カラーグラデーション ・ ラメグラデーション ◆ デザイン2 -------------------------------- ドット ・ ストライプ・ボーダー ・ ピーコック ・ マーブル ・ レース ・ チェック フラワー ・ リボン ・ ハート ・ スター ・ 3D ・ ストーン ◆ カラー------------------------------------ ホワイト ・ レッド ・ ピンク ・ オレンジ ・ イエロー ・ グリーン ・ ブルー パープル ・ ベージュ ・ ブラウン ・ ゴールド ・ シルバー ・ カラフル ◆ ネイリストコメント---------------------------- 主張しすぎないネイルがお好みの方に、ヌーディーカラーのフットネイルが◎。ラグジュアリー感はもちろん、きちんと感がとても出るネイル。地味にならないのは、このストーンたちがポイント。 ネイル一覧
2011年09月02日名優アル・パチーノの80年代の代表作のひとつ『スカーフェイス』のブルーレイ化に合わせて8月23日(現地時間)、ハリウッドでプレミアイベントが開催。アル・パチーノをはじめ、スティーブン・バウアー、ロバート・ロッジア、F.マーレイ・エイブラハム、そしてプロデューサーのマーティン・ブレグマンが再集結したほか、伝説的バンド「KISS」のジーン・シモンズらハリウッドセレブも来場。その後、登壇陣は日本のメディアの取材に応じた。ブライアン・デ・パルマがメガホンを握り、オリヴァー・ストーンが脚本を担当した本作。キューバからボートピープルとしてアメリカに上陸し、そこから成り上がっていこうとするギャング、トニー・モンタナの壮絶な人生を描く。アル・パチーノは実はこれまで映画のプロモーションで1度も来日した経験がない。その理由を尋ねると「行く理由がなかっただけだよ。何かあったら行ってたと思う。それじゃ、数年以内に必ず日本に行くようにするから、呼んでね。約束だよ」と語り笑顔を見せた。さらに本作の撮影をふり返り「銃を使うシーンで、一度、手に大けがをしたんだ。そのとき、近くの病院に運び込まれたんだけど、ギャング(トニー・モンタナ役)の衣装そのままで運び込まれたら、看護婦さんが『まさかアル・パチーノじゃないですよね?』と聞いてきたので『そうだよ。そのまさかだよ』と答えると『よかったわ。ホームレスかアル・パチーノかどっちかしらと思ってたのよ』なんて言われたことがあったんだ」と驚きのエピソードを明かしてくれた。1983年の全米での公開当時、本作についてのマスコミの評価は辛辣で、その暴力の描写に対してはバッシングもあった。スティーヴン・バウアーは「映画を観るお客さんからは大好評だったんだけど、マスコミには叩かれましたね。当時は、ギャング映画でここまでバイオレントな作品はなかったし、そういう意味ではギャング映画の歴史を築いたとは思うけど、マスコミの書いた記事を読むのは辛かったね」と述懐。アル・パチーノは「胃が痛くなるほど辛かったね。あまりにも酷くて、みんなに『そういう記事を読むな』って言ってたし、とにかくお客さんの反応だけを信じようと関係者全員に言ったよ」と28年前をふり返る。辛辣だったのはマスコミだけではなく出演者の身内も?F.マーリー・エイブラハムは「公開後すぐに母親から『何なのあの酷い言葉使いは!』と大興奮で電話がかかってきた。母親は(アル・パチーノ同様)イタリア人なんだけど『イタリア人は、あんな言葉使いはしません。アル・パチーノに、ちゃんと言っておきなさい。あんな映画は、二度と出ちゃだめよ!』って言われたよ。とにかく、『F●CK』という言葉の連発に、母親は嘆いていたね。まぁ、その時代にかなりの衝撃を与えた映画だってことには間違いないよね」と懐かしそうに思い出を明かしてくれた。「僕たちがまさに“ギャング映画”の歴史を変えたと言っても過言じゃないと思う」と誇らしげに語るアル・パチーノ。40代の彼が、ギラギラと欲望をみなぎらせ、新天地でのし上がっていこうとする男の“狂気”を体現!『スカーフェイス』ブルーレイは10月5日(水)発売。■関連作品:スカーフェイス 1984年4月、公開© 1983 UNIVERSAL STUDIOS. ALL RIGHTS RESERVED
2011年08月25日1983年に製作され、現在も全世界で圧倒的な人気を誇る傑作映画『スカーフェイス』がこのたび初ブルーレイ化されることを記念して、現地時間23日にLAで発売記念イベントが行われ、主演のアル・パチーノ、スティーブン・バウアー、ロバート・ロッジアら出演者と本作を愛する豪華ゲスト陣が登場した。発売記念イベントの写真『スカーフェイス』は、犯罪映画のクラシックとして知られる『暗黒街の顔役』をブライアン・デ・パルマ監督、オリヴァー・ストーン脚本、パチーノ主演で新生させた作品で、一攫千金を夢見るキューバ難民のトニー・モンタナ(パチーノ)が黒社会を成りあがり、やがて破滅していく姿を強烈なセリフの応酬とバイオレンス・シーンを交えて描いている。会場に姿を見せたパチーノは「あの作品を撮っていた頃、あるオフのときにガールフレンドとデートしてたんだ。ふたりで散歩してると、犬が僕に向かって、かなり激しく吠えたんだけど、その時、犬に向かって、とっさにファイティングポーズをしちゃったよ。その瞬間、まさにあの短気で喧嘩早いトニー・モンタナが乗り移ってたね」と笑顔で当時を振り返り、「28年前にこの映画が公開されて、僕たちがまさに“ギャング映画の歴史”を変えたと言っても過言じゃないと思う。それぐらい、この映画は映画界に一石を投じたと信じている」とコメント。公開当時はその過激な内容から本作への批判もあったが、出演者のマーリー・エイブラハムが「公開後すぐに母親から『なんなのあの酷い言葉づかいは!』と大興奮で電話がかかってきた。母親は(パチーノ同様)イタリア人なんだけど、『イタリア人は、あんな言葉づかいはしません。アル・パチーノ君に、ちゃんと言っておきなさい。あんな映画は、二度と出ちゃだめよ!』て言われたよ」と振り返ると場内は大爆笑に。会場にはKISSのジーン・シモンズや、HIPHOPミュージシャンで俳優のリュダクリス、『ホットファズ』のエドガー・ライト監督などのセレブたちが姿を見せるなど、公開から28年の時を経て本作が“歴史に残る傑作”になったことを改めて証明する一夜となった。ブルーレイ『スカーフェイス』プレミアム・エディションは、本編と未公開シーンやドキュメント『トニー・モンタナの世界』などの映像特典142分を収録した内容で、10月5日(水)にリリースされる。ブルーレイ『スカーフェイス』プレミアム・エディション10月5日(水)リリース※デジタル・コピーディスク付き本編170分+特典映像142分価格:3990円(税込)発売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント
2011年08月24日マイケル・ダグラスが、双極性障害(躁うつ病)で入院治療を受けたと公表した妻のキャサリン・ゼタ=ジョーンズの行動を「誇りに思う」とコメントした。マイケル自身も昨夏、咽喉がんを患っていることを公表し、今年1月にがん克服を宣言したが、夫の闘病を支えたキャサリンは精神的ストレスが蓄積していったようだ。4月上旬にコネティカット州の精神保健施設に5日間入所し、同時に双極性障害を患っていることを公表、同じ病に苦しむ人々に「誰にも言わず、ひとりで苦しむ必要はないです」と周囲に助けを求める大切さを訴えた。マイケルは「助けを求めるのは勇気が要ること。キャサリンが自分の状態を好転させようと行動したことを誇りに思います。私たちも前向きで、明るくなれます」とコメントした。キャサリンは20日からルイジアナ州に赴き、ジェラルド・バトラー、ユマ・サーマン、ジェシカ・ビールと共演のコメディ『Playing The Field』(原題)の撮影に参加している。(text:Yuki Tominaga)写真は妻キャサリンをエスコートするマイケル・ダグラス。© Rex Features/AFLO■関連作品:理想の彼氏 2009年11月27日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© Rebound Distribution, LLCウォール・ストリート 2011年2月4日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2010 TWENTIETH CENTURY FOX■関連記事:キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、躁うつ病治療を受けていた【シネマモード】2010年のオスカー、その後…オリヴァー・ストーン監督インタビュー「お金?危険な麻薬だね(笑)」夏川純「子どもは2人」と“願望”語る、ホリエモンは“強欲”が原動力と力説キャリー・マリガンら実力派俳優陣が紡ぐ哀しい運命『わたしを離さないで』予告編到着
2011年04月22日1年が過ぎるのは早いなと、思うこの時期。お正月、クリスマスなどもそんな風に思いますが、やはり映画業界にいると、オスカーをひとつの区切りとすることもしばしば。ですから、そろそろ今年のオスカーの話題でも書いてくださいとお声がかかると、「もうそんな時期ですか…」と思うのです。そのわりに、去年の話題作、つまり受賞作やノミネート作品については、すっかり“過去の映画”のような気もしたりして(失礼!)。でも、オスカー受賞者やオスカー候補者の場合は、その後の活躍次第で、旬が続いていたりもするもの。決して“過去の人”にならない俳優もいるものです。ちなみに、前回のオスカー受賞者&ノミニーは覚えていますか?主演男優賞は、ジェフ・ブリッジス、ジョージ・クルーニー、コリン・ファースにモーガン・フリーマン、ジェレミー・レナー。ほとんどが、言うまでもなく引き続き第一線で大活躍している人ばかり。コリン・ファースとジェフ・ブリッジスに至っては、今年もそれぞれ『英国王のスピーチ』と『トゥルー・グリット』(右写真)で印象深い演技を見せ、同賞を競います。前回はブリッジスの勝利となりましたが、今回はどうなるでしょうか。もうひとつ気になる部門が主演女優賞。勝者はサンドラ・ブロックでしたが、こちらもオスカーを獲ろうが獲るまいが、その後の活躍に何ら変わりはなさそうなメリル・ストリープとへレン・ミレンに肩を並べてノミネートされたのが、『17歳の肖像』のキャリー・マリガンと『プレシャス』のガボレイ・シディベでした。どちらもフレッシュな顔ぶれで、その後の活躍が期待される若手ですが、キャリー・マリガンは期待以上の成長を見せています。オリヴァー・ストーン監督作『ウォール・ストリート』でもなかなかの評判を得ていますが、素晴らしかったのが『わたしを離さないで』(上写真)の彼女。寄宿舎で育った幼なじみ、2人の女性と1人の男性との間に生まれた切ない恋物語のようでいて、もっともっと壮大な愛を語ったお話です。また、物語を推し進めていくのが3人の人生に埋め込まれた痛ましいまでの秘密。カズオ・イシグロの小説が原作なので、物語はドラマティックでありながら淡々としていて、主人公たちの切なすぎる運命を、神のような慈悲深い視点で見つめているのです。非現実的とも、SF的とも思える物語ですが、人々の感情をデリケートに切り取ったこの作品は、極めて現実的な情感にあふれています。そんな作品だからこそ、キャスティングはひときわ大きな意味を持っていたことでしょう。過酷な運命を静かに受け入れていく様子を表現するには、諦めの中にも魂や愛を感じさせる力を持っている俳優でなければすべてが台無しに。若くしてそれが出来る人はそう多くはないはずです。でも、「キャリー・マリガンなら」と、製作陣が語り手であるヒロインに、彼女を選んだわけは本編が始まってすぐにわかることでしょう。彼女の演技について、いろいろ語ることはできるのですが、私が強烈にキャリーの才能を確信した理由について書くことで、その代わりとしたいと思います。それは、終演後のこと。彼女が随所で見せてきた表情が、作品の余韻として脳裏に深く刻まれていたことに気づいたのです。映画を観終わってから数時間は、その余韻を味わうたびに、涙がこぼれそうになって困ったほど。『17歳の肖像』でも素晴らしい演技を見せていましたが、『わたしを離さないで』で彼女が見せたのは、数段に奥が深く力強い才能だったのです。オスカー候補者としての誇りをいまも見せ続けているキャリーですから、本作で再度ノミネートされても不思議ではないのですが、今年は残念ながらノミネートなし。こうなると、もう何が基準なのかワケが分からなくなってしまうのですが、今年の主演女優賞候補者はまた凄腕ぞろい。ちょっと怖すぎる顔ぶれなので、キャリーには来年再度狙ってもらいましょう。もう1人のガボレイ・シディべですが、かなり個性が強いだけに、キャリーのように出演作が続々…というわけにはいかないと思いますが、その個性と才能を放っておくほどハリウッドも野暮ではありません。『ラッシュアワー』でおなじみのブレット・ラトナー監督の最新作『Tower Heist』(原題)に出演するそう。エディ・マーフィー、ベン・スティラー、マシュー・ブロデリック、アラン・アルダら個性派の大物が登場する作品の中で、ガボレイがどう光るかが見ものですね。出来上がりが楽しみ!このように、オスカーを機に注目される俳優たちは多いですが、引き続き活躍できるかどうかは本人次第。運も才能なのだとすれば、良い作品、製作陣と出会う運命をフルに使って、「オスカーを獲ったけど、その後見ないね」とか「その後、作品に恵まれないね」と言われない道を歩んでほしいものです。せっかくの才能ですからね。(text:June Makiguchi)特集「2011年 第83回アカデミー賞」■関連作品:わたしを離さないで 2011年3月26日よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamura ル・シネマにて公開© 2010 Twentieth Century Foxウォール・ストリート 2011年2月4日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2010 TWENTIETH CENTURY FOXプレシャス 2010年4月24日よりシネマライズほか全国にて公開© PUSH PICTURES, LLC 17歳の肖像 2010年4月17日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開トゥルー・グリット 2011年3月18日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開© 2010 PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.英国王のスピーチ 2011年2月26日よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開© 2010 See-Saw Films. All rights reserved.■関連記事:毎年恒例オスカー候補者の昼食会が開催。話題の中心は、映画よりもファッション!?オスカー最多ノミネート作『英国王のスピーチ』再編集の動きに、G・ラッシュが猛反発働き女子の心得vol.1『英国王のスピーチ』に見る、尊敬&憧れの英国レディアカデミー賞最多部門ノミネート!『英国王のスピーチ』試写会に20組40名様ご招待オリヴァー・ストーン監督インタビュー「お金?危険な麻薬だね(笑)」
2011年02月09日成功、挫折が渦巻くニューヨークのウォール街を舞台、いや“主人公”に、人間の欲望をえぐり出した映画『ウォール街』。発表から20年以上経ても物語が鋭さを失うことはなく、特にマイケル・ダグラスが演じたゴードン・ゲッコーという強烈なキャラクターは、いまなお金融関連のニュースや論評にしばしば引用されるほどである。この栄光と挫折を背負ったカリスマが再びスクリーンに帰ってきた。8年におよぶ服役を経て彼は何を学び、ウォール街で何をしようとしているのか?メガホンを握るのはもちろん、前作に続いてオリヴァー・ストーン。続編『ウォール・ストリート』公開を前に来日を果たした監督に話を聞いた。映画の中の時代設定は2008年。現実の世界ではリーマンショックが起こり、その後、世界的規模での景気の悪化が誘発されることになったが、監督自身、こうした現実の世界の経済状況をどのように見ているのか?そう尋ねると「I don’t know...」という、にべもない答えが…。「例えば日本の状況を見ても、私が見た限りで以前来たときよりも新しい建物が増えてるように見える。私が思っているのは、経済ってものは経済学者やエコノミストたちが考えているものではないってこと。生活のレベル、という点で広い視野で歴史を見れば、人々の暮らしが向上しているのは事実だろう?エコノミストたちが見ているのは、切り取ったほんの一部の状況に過ぎないわけで、そういう混乱を呼ぶだけの言説は注目するに値しないよ。私自身、経済について学んだことはいくらでも話せるけど…本当のところは分かんないっていうのが正直なところだよ」。さらに「ただし、ひとつ確かなことがある…」と切り出し、アメリカ経済、そしてウォール街の在り方について辛辣にこう続ける。「ウォール街は巨大化し、中にはとてつもない金額を稼ぎ出す人間が出現した。でもそこで生み出されたお金が社会に還元されることはない。その大きな利益が社会に貢献することはなく、自分たちの中だけで投資され、その中であらゆる活動が完結してしまってるんだ。銀行は、新しい企業に融資し、経済を活発化させるのが本来の仕事のはずだが、言ってみればそうした機能をすでに失ってしまっているんだ。ウォール街はアメリカの経済の中で意味のない存在となってしまった…それが私の考えだよ」。マイケル・ダグラスにアカデミー賞主演男優賞をもたらすことになった強烈なキャラクター、ゴードン・ゲッコー。前作の公開後には、彼に憧れて投資銀行への就職を希望するアメリカの若者たちが増えたとも言われている。こうした現象には、監督としては複雑な思いもあるのでは?「映画というものは作り物だけど、成功すれば本物に見えるという前提がある。80年代の頃は、ゲッコーという男は反道徳的であったけど、成功を敬う拝金主義的な社会の風潮を背景に、『自分もああなれるかもしれない』という英雄的な一面を持った存在だった。翻って今回の話では、彼は何もないところから、絶対に返り咲いてやるという意志を持ち、嫉妬に狂いながら天才的な力を発揮して大儲けする。こうなると、誰にでもできるようなことではなくて、前作と比べてかなりの(観客との)距離感があるんだ。ただ、私に言えるのは、あの役はすでにクリエイターの手を離れているということ。映画の中でゲッコーが見せる表情に、何を見るかはあなたたち次第ともいえる。実際、この物語、あの男の人生をどう終わらせるべきなのか…自分でも分からないよ。最後の場面で風船が出てくるけど、『ウォール街の新しいバブルは何なのか?』ということを象徴的に表していると言えるかもしれない。さっき、ウォール街の機能が実質的に終わったと言ったけど、それでも街がなくなることはないんだろうとも思っているよ。同様に人間もどうあっても死なずに生き続けるってことだね」。そして今回、マイケル・ダグラスに加えて、その娘役でキャリー・マリガン、さらに若き投資家としてシャイア・ラブーフという新世代のスターがキャスティングされている。オリヴァー・ストーン作品といえば、先ほどのゲッコーの例を挙げるまでもなく、緊迫感の溢れるストーリーの中での魅力的なキャラクターたちの躍動が特徴と言える。彼らの魅力を引き出す秘訣とは?「まず何より、キャスティングが大切だね、それが全てと言ってもいいほどに。だから、私はできるだけ多くの人に会うようにしているよ。自分で紙に書いたキャラクターが、俳優の登場によって変化し、膨らんでいくことも多々ある。だからこそ、自分のイメージを超える俳優をキャスティングするために多くの人に会うんだ。それから、リハーサルは時間ギリギリまで徹底的に、緊迫感を持ってやっているよ」。さらに、シャイアとキャリーが演じたキャラクターについてはこんな“見解”を…。「実は、ウォール街で彼らのような若者にたくさん会ったよ。お金はほしいし、社会に変革をもたらしたい。何より、理想に燃えている若い投資家にね。劇中の2人は、理想を求めてクリーンエネルギーの開発に投資するわけだけど、言うなればいまの若い世代は、小さな頃から温暖化やら、たばこの害やら、マイナスの要因ばかりを聞いて育っていて『何とかしないと』という理想を持って生きざるを得ないのかもしれない。そういうことも含めて、2人にはとにかく理想に生きる人物を演じてもらった。映画を観た人から『いい人過ぎてありえない』とも言われたけど、それもいいんじゃないか…“いい人”で結構だと私は思ってるよ」。ズバリ、監督にとって金はどういう存在?友人だろうか?それとも…。「危険な麻薬だね(笑)。中毒になりかねないし、お金に溺れるなんて簡単なことだよ。でも、お金があるからこそ社会への貢献もできるんだ」。この映画はニューヨークのあの一角に生きる者だけを描いた映画ではない。いまを生き、そして未来に何かを遺すことを使命として帯びる我々の映画なのだ。■関連作品:ウォール・ストリート 2011年2月4日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2010 TWENTIETH CENTURY FOX■関連記事:夏川純「子どもは2人」と“願望”語る、ホリエモンは“強欲”が原動力と力説キャリー・マリガンら実力派俳優陣が紡ぐ哀しい運命『わたしを離さないで』予告編到着J・ギレンホールは新恋人同伴?M・ダグラスは完全復活。G・グローブ賞こぼれ話シャイア・ラブーフがバイクで魅せる!『ウォール・ストリート』本編映像が到着マイケル・ダグラス、がん克服を宣言。愛妻キャサリン・ゼタ・ジョーンズは歓喜の涙
2011年02月03日1987年に全米で公開され、マイケル・ダグラスにアカデミー賞主演男優賞をもたらした『ウォール街』の続編『ウォール・ストリート』の本編映像の一部がシネマカフェに到着した。オリヴァー・ストーンが、アメリカ経済の中心、ニューヨークのウォール街を舞台に、一獲千金を狙う男たちのドラマを描いた『ウォール街』では、若き証券マンと冷酷で貪欲な銀行マンの物語が展開、ダグラスが演じたゴードン・ゲッコーに憧れて投資銀行への入社を希望する若者が増えるなど、アメリカ社会に大きな影響を与えたと言われている。本作では、前作の最後で逮捕され、有罪となったダグラス扮するゲッコーが刑務所から出所。シャイア・ラブーフ演じる、若くして野望に燃える銀行マンとの新たな物語が描き出される。今回、到着したのは、シャイア演じるジェイコブと、ジョシュ・ブローリン扮する銀行家のブレトンのシーン。ジェイコブは、恩人であるルー(フランク・ランジェラ)の下で、若くして成功を収めていたが、ブレトンの陰謀によりルーの投資銀行は破綻し、ルーは失意のまま自殺してしまう。ブレトンへの復讐を誓うジェイコブは、あえて彼の懐へと飛び込んでいくのだが…。こちらの映像では、ブレトンがウォール街とは別の“オフィス”と称して、趣味としているバイクにジェイコブを誘う。山の中の道をコースに見立てて2人がレースに興じるのだが、アクション映画と見まがうような迫力の走行を見せる。ブレトンはジェイコブを大いに気に入り、彼を手元に置こうとし、ここからゲッコーも交えて、さらなる謀略と欲望の“金融ゲーム”が展開する。果たして最後に勝利…いや、本当の“幸せ”を手に入れるのは…?まずはこちらの本編映像をチェック!『ウォール・ストリート』は2月4日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。※こちらの本編特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ウォール街 1988年4月より公開ウォール・ストリート 2011年2月4日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2010 TWENTIETH CENTURY FOX■関連記事:マイケル・ダグラス、がん克服を宣言。愛妻キャサリン・ゼタ・ジョーンズは歓喜の涙『ウォール街』の続編『ウォール・ストリート』試写会に10組20名様ご招待オリヴァー・ストーン来日結末は「映画を観た人が自分で判断してほしい」アカデミー賞名誉賞授賞式で、巨匠ゴダール、94歳の名優イーライ・ウォラックら受賞チャーリー・シーンの愛車が盗難。今年に入って2度目
2011年01月14日昨年8月に咽喉がんで闘病中であると公表したマイケル・ダグラスが10日、アメリカのTV番組のインタビューでがんを克服したと語った。NBCの「Today」に出演したダグラスは「気分がよく、安堵している。腫瘍は消えたよ。このタイプのがんに関する自分の知識から言わせてもらえば、私はがんに打ち勝った」と話した。愛妻のキャサリン・ゼタ・ジョーンズは朗報を聞いて涙を流し、「最高の形で新年のスタートが切れたわ」と喜んだという。昨年8月に診断を受けた際は末期に近いステージとも言われたが、8週間の化学療法と放射線治療が功を奏した。「大変な半年だった」とふり返る闘病生活では体重が15キロ近く激減したが、現在は食欲も旺盛で「豚のように食べている」とジョークまじりに語るダグラス。体重は5キロほど戻り、健康を重視してオーガニックな食材を中心に摂るようにしているそうだ。闘病前に撮影した『ウォール・ストリート』が2月4日(金)から日本公開されるが、スティーヴン・ソダーバーグ監督、マット・デイモンと共演予定の新作『Liberace』(原題)の撮影を今夏に控えており、ジムでトレーニングも開始したという。(text:Yuki Tominaga)■関連作品:ウォール・ストリート 2011年2月4日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2010 TWENTIETH CENTURY FOX■関連記事:『ウォール街』の続編『ウォール・ストリート』試写会に10組20名様ご招待オリヴァー・ストーン来日結末は「映画を観た人が自分で判断してほしい」アカデミー賞名誉賞授賞式で、巨匠ゴダール、94歳の名優イーライ・ウォラックら受賞チャーリー・シーンの愛車が盗難。今年に入って2度目【カンヌレポート 02】『ウォール・ストリート』シャイア&キャリー揃って登場
2011年01月13日マイケル・ダグラスにアカデミー賞主演男優賞をもたらした1987年公開の傑作『ウォール街』の続編となる『ウォール・ストリート』のオリヴァー・ストーン監督が来日。11月29日(月)、都内で行われた記者会見に出席した。前作ではチャーリー・シーン演じる若き証券マンとマイケル・ダグラス扮する敏腕かつ冷酷な投資銀行家のゴードン・ゲッコーが、ウォール街でのし上がっていくさまが描かれた。最終的にゲッコーはインサイダー取引の罪で逮捕されることになるが、今回の続編では出所したゲッコーと若き投資家・ジェイコブ、彼の婚約者でゲッコーの娘であるウィニーの3人を中心に物語が展開する。ストーン監督は、23年ぶりに続編を作ろうと思い立った理由として2008年に起こったリーマンショックを挙げた。「前作は1980年代が舞台で、金融業界では自由市場の下での金融緩和が始まりました。そして、2008年にリーマンショックが起こり、その一連の流れが終わりを迎えました。ですので、このタイミングにと思ったのです。『ウォール街』と今回の『ウォール・ストリート』は、例えるなら本棚の初めと終わり。前の作品が春の花開く、若きチャーリー・シーンのモラルの話で、彼がどのように成長していくかということが描かれているとすると、今回は年をとったゲッコーが、人間としてのモラルをどう考えるのかを伝える映画になっています」。今回の映画のためにウォール街のリサーチを行ったが「前作の頃、ゲッコーは個人として投資を行っていたが、いまではそれを中央銀行がとんでもない規模で行っています。さらに悪いことに、その行為に社会的な還元は全くありません」とウォール街の現状をバッサリ。そして、本作におけるゲッコーの選択について「彼は果たして賢くなったのか?反省したのか?それとも彼の選択はエゴなのか?それは映画を観たみなさんに判断してほしい」と思わせぶりに語った。今回新たに登場する若き投資家・ジェイコブをシャイア・ラブーフが、そして彼の婚約者でゲッコーの娘であるウィニーをキャリー・マリガンが演じている。「実際に、ウォール街ではシャイアやキャリーのような若い投資家たちに会いました。彼らはハングリーで、同時に理想主義的なところがあるんです」と分析。さらに、キャリーの演技について「彼女はイギリス人で、アメリカの発音ができるかどうかと気にしていましたが、父親に捨てられ、普通のアメリカで育った娘とは違うところを見事に表現してくれました」と最大限の賛辞を送っていた。非情なマネーゲームの末に“幸せ”を見つけるのは?『ウォール・ストリート』は2011年2月4日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。■関連作品:ウォール・ストリート 2011年2月4日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2010 TWENTIETH CENTURY FOX■関連記事:アカデミー賞名誉賞授賞式で、巨匠ゴダール、94歳の名優イーライ・ウォラックら受賞チャーリー・シーンの愛車が盗難。今年に入って2度目【カンヌレポート 02】『ウォール・ストリート』シャイア&キャリー揃って登場マイケル・ダグラスの息子に禁固5年の実刑判決マイケル・ダグラス、N.Y.の判事に薬物所持で有罪となった息子の減刑を訴える
2010年11月29日クエンティン・タランティーノの全作品を手がけ、アカデミー賞編集賞に2度ノミネートされた経験のあるサリー・メンケが28日未明、カリフォルニア州グリフィス・パークで遺体で発見された。享年56。メンケは前日の27日に友人と愛犬のゴールデン・レトリバーとハイキングに出かけたが、途中ではぐれてしまったために同夕、友人たちが捜索願を出していた。ヘリコプターを使っての大がかりな捜索が行われ、翌28日午前2時15分にグリフィス・パーク西のビーチウッド・キャニオンの斜面で遺体が発見された。傍らにはひどい脱水症状に陥った愛犬が寄り添っていたという。死因は特定されていないが、ロサンゼルスは27日、最高気温45度という記録的な猛暑に見舞われており、メンケは眩暈を訴えて車に戻ると告げて友人と別れたという。おそらくその後道に迷い、熱中症を発したとみられている。目立った外傷はなく、警察は事件の可能性は低いとしているが、検死は行われる予定。メンケはオリヴァー・ストーン監督の『天と地』、タランティーノのデビュー作『レザボア・ドッグス』から最新作『イングロリアス・バスターズ』まで全ての編集を担当。『パルプ・フィクション』と『イングロリアス・バスターズ』でオスカー候補になった。(text:Yuki Tominaga)写真は昨年5月、カンヌ国際映画祭に『イングロリアス・バスターズ』でタランティーノ&キャスト陣が揃って出席した際のもの。© Reuters/AFLO■関連作品:イングロリアス・バスターズ 2009年11月20日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:ブラッド・ピット、撮影休みの土曜日に愛娘とお出かけブラッド・ピットがサッカーW杯のアメリカ招致委員会に参加映画館大賞『グラン・トリノ』に栄冠!中谷美紀が選ぶ1本は『アンヴィル!』【アカデミー賞】助演男優賞は『イングロリアス・バスターズ』クリストフ・ヴァルツ!『ハート・ロッカー』のプロデューサーがあり得ない失態で、オスカー規則違反
2010年09月30日14日夜、コンペティション外の招待作品『ウォール・ストリート』の公式上映が行われ、監督のオリヴァー・ストーン、マイケル・ダグラス、シャイア・ラブーフ、キャリー・マリガン、ジョシュ・ブローリン、フランク・ランジェラらキャストを始め、ジョージ・ルーカス、マーティン・スコセッシら大物ゲストがレッドカーペットに登場した。本作は、今年のラインナップの中では数少ないハリウッド大作。そのためか、会場のグランド・ルミエール前にはファンがつめ掛け、押すな押すなの大混乱となった。『ウォール・ストリート』は、1987年の『ウォール街』の続編。上映前に行われた会見で、オリヴァー・ストーンは世界的な金融危機にある状態の中で、続編を作ったことについて、「『ウォール街』を発表した当時、資本主義経済は改善されていくだろうと考えていた。しかし20年後の結果は全く逆になり、いまや資本主義が機能しているのかも疑問だ。いまや、大企業の支配階級だけが、金を増やすことができるようになってしまった」と語った。23年ぶりに現代の錬金術師ゴードン・ゲッコーを演じたダグラスは、現在65歳。「年をとると、ハリウッドではいい役を演じる機会が減るのは事実。インディペンデント映画の方が、演じ甲斐があることが多い」と言いつつも、まだまだスター・オーラは健在で、周囲を圧倒していた。(text:Ayako Ishizu)© Kazuko WAKAYAMA第63回カンヌ国際映画祭 現地レポート■関連作品:第63回カンヌ国際映画祭 [映画祭] 2010年5月12日開幕© Brigitte Lacombe – ad design graphiqueウォール・ストリート 2010年、全国にて公開© 2010 TWENTIETH CENTURY FOX■関連記事:成海璃子カンヌで“最後の”書道パフォーマンスを披露することが決定!【カンヌレポート 01】『ロビン・フッド』で開幕!会見でケイトがR・クロウに質問マイケル・ダグラスの息子に禁固5年の実刑判決マイケル・ダグラス、N.Y.の判事に薬物所持で有罪となった息子の減刑を訴えるキャリー・マリガン『17歳の肖像』インタビューオスカー候補24歳の素顔と成長
2010年05月17日最新作『ブッシュ』が現在日本公開中のオリヴァー・ストーン監督が、87年の監督作『ウォール街』の続編『Wall Street 2』(原題)を撮ることが決まり、前作でカリスマ投資家のゴードン・ゲッコーを演じてアカデミー主演男優賞に輝いたマイケル・ダグラスを再び主演に迎え、共演にシャイア・ラブーフ、ハビエル・バルデムが登場することが明らかになった。物語は、前作から20年後の現代が舞台。インサイダー取引と詐欺行為の罪による服役を終え、作家となったゲッコーと若き投資家・ジェイコブを中心に進められる。ゲッコーの娘の婚約者でもあり、前作でチャーリー・シーンが演じた青年・バドにも似た役どころのジェイコブに扮するのは、『トランスフォーマー/リベンジ』のプロモーションで間もなく来日予定のシャイア・ラブーフ。ハビエル・バルデムはゲッコーと行動を共にする投資ファンド会社のオーナーを演じる。代表作の続編製作決定にマイケル・ダグラスは大乗り気。先日行われた出演作『Ghosts of Girlfriends Past』(原題)のプレミア会場でも、「いまこそ経済について、過去数年間で何が間違っていたのかを見直すべきときだと思う」と意気込みを語った。撮影は今夏を予定していて、公開は2010年冬になる見込み。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO■関連作品:トランスフォーマー/リベンジ 2009年6月20日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開ブッシュ 2009年5月16日より角川シネマ新宿ほか全国にて公開© 2008 Prescott Productions, LLC All Rights Reserved■関連記事:シャイア・ラブーフらも来場『トランスフォーマー』続編プレミア試写会に10組20名様ご招待汚名を背負った、あの大統領の真の敵とは?その人間像を丸出しにする『ブッシュ』【ハリウッドより愛をこめて】ハリウッドでは続編製作が流行?M・ダグラス主演作も【ハリウッドより愛をこめて】『トランスフォーマー』第3弾の公開日が早くも決定!?シャイア・ラブーフがまたトラブル、酒気帯び運転で逮捕
2009年06月04日