いま、ショコラ界の大きなトレンドとして、チョコレートの原料である“カカオ”に注目が集まっているのをご存じですか?最近は、カカオ豆の産地やシングルオリジン(単一品種)にこだわったり、bean to bar(カカオ豆の仕入れから製造までの工程を一貫して行うこと)に取り組んだりするブランドも増えています。チョコレートの味わいの決め手となるカカオ。その品種や産地、焙煎加減によって、まったく違うチョコレートが生まれるのです。日本橋三越本店では、2016年のバレンタインテーマに「~カカオ・ダイバーシティ~」を掲げ、約100ブランドを展開。さまざまなカカオ豆を使ったチョコレートをそろえており、充実のラインアップがショコラファンのあいだでは早くも話題に!今回はそのなかから、こだわりのある男性にも喜ばれそうなえりすぐりの5品をご紹介します。■カカオそのものを存分に味わう! 個性が光る逸品カカオをたしなむという贅沢を楽しむなら、ベトナム産のカカオ豆を使った「ミホ・シェフ・ショコラティエ」の『Bean to Ganache 夢』がおすすめ。こちらは、あのジャン=ポール・エヴァン氏の指導を受けたショコラティエール・斉藤美穂氏が手がけるショコラです。カカオそのものの奥深い香りと、口に入れると溶けてしまうような、やわらかな味わいを堪能できます。そして、カカオと向き合い、日々カカオを研究・開発する福岡県の「カカオ研究所」のカカオニブも、カカオの多様性を感じられるおすすめのひと品です。ベトナムの農園から仕入れたカカオ豆を、香りが引き立つまで焙煎し、砕いて殻を取り除いたカカオニブは、ほろ苦くもフルーティなカカオの風味が癖になります。アイスやグラノーラにトッピングしてもおいしくいただけます。■歴史と伝統が香る! 王室御用達の世界歴史と伝統に裏打ちされた世界各国の王室が認めるチョコレートは、やはりひと味違います。ヨーロッパではグルメな国として知られるルクセンブルクからは大公家御用達の高級食料品店「ケンプ・コーラー」が日本初登場。まるでケーキのようなエレガントなたたずまいはさすがのひとこと。アーモンドとヘーゼルナッツの上品な芳ばしさと独特の食感を楽しめます。また14世紀から続く、オーストリア第2の都市グラーツのベーカリー「ホーフベッカライ エーデッガー・タックス」も昨年日本に上陸したばかり。シンプルな半球型のフォルムが洗練された印象を漂わせ、王室御用達としての伝統と誇りがギュッと詰まっています。■会場でだけ味わえる! フランス・ビアリッツで1ツ星の名店のガトーショコラ会場でだけ味わえるフードメニューも見逃せません。なかでも絶対食べておきたいのが、フランス・ビアリッツで1ツ星を獲得した名店「レ ロジェ エギュスキロール」のデザート。お店ではコースの最後に提供されるデザートが、期間限定の特別仕様で会場でも味わえるんです。カカオとバターの芳醇(ほうじゅん)な香りに包まれたガトーショコラは、ベルギー産の上質なチョコレートを使用しています。仕上げにそそぐ温かいエスプレッソソースは、すぐにプルプルのゼリー状に。ガトーショコラ、カカオニブ、シナモンアイス、エスプレッソソースのそれぞれの食感と味わいが、絶妙に混じりあいます。会場に足を運ぶ前には、スペシャルサイトもぜひチェックを。日替わりでおすすめチョコレートが紹介されていたり、チョコレート選びのヒントになる情報が盛りだくさんです。きっとこだわりのあるあの人も、納得のチョコレートが見つかりますよ!■NIHOMBASHI Sweets Collection 2016「~カカオ・ダイバーシティ~」会期:2016年2月3日(水)~2月15日(月)(計13日間※最終日は午後7時終了)会場:日本橋三越本店 本館7階 催物会場インターネット販売:1月6日(水)~2月3日(水)午前10時 公式サイト ■日本橋三越本店営業時間:10:00~19:3003-3241-3311(大代表)
2016年01月15日12月4日(金)、帝京大学と株式会社明治は、共同研究により、高カカオチョコレートを継続的に食べることで便通改善効果が確認されたことを発表した。チョコレートは“高カカオ”タイプを食べるべし!?今回の研究では便秘気味の20〜50代女性に高カカオチョコレートを1日5枚(25g)2週間食べ続けてもらったところ、ホワイトチョコレートを食べた人と比べて排便回数や排便量がアップしたという。研究チームはその理由として、チョコレートの原料であるカカオ豆に含まれるたんぱく質「カカオプロテイン」という成分に注目。帝京大学と共同研究により、世界で初めて同成分の抽出に成功した。研究によると、この「カカオプロテイン」は小腸では吸収されず、大腸まで届くため、便が“かさ増し”され、排便が促進されるのに加え、善玉菌のエサになることで善玉菌が増殖されるため、腸内環境を整える可能性があるという。この2つの効果により便通が改善されるというわけだ。ダイエット中の便秘に悩む女性にも朗報!同社によると、便秘の自覚症状を訴える人の割合は女性で約320万人にものぼるという。便秘の原因としては、「不規則な食事や生活」、「食物繊維・水分・脂質などの摂取不足」、「低栄養」、といった生活習慣から「緊張・恐怖・悲しみなどの精神的要因」など様々だ。しかし、現代女性においては、ダイエットの流行などにより「食事摂取量が少なくなり、便自体の量が少なくなっていることが便秘の一因の場合もある。」と帝京大学理工学部バイオサイエンス学科准教授の古賀仁一郎氏は言う。高カカオチョコレートは、そんな便秘に悩む日本人女性にとって、おいしく便秘改善できる救世主と言えるかもしれない。
2015年12月09日八木山高原が運営するカカオ研究所はこのほど、「カカオツリーのオーナー制度」を日本で初めてスタートした。○チョコレートのボージョレ・ヌーヴォー?!日本では、豆の仕入、焙煎・粉砕から成形までをひとつの工房でつくる少量生産のチョコレート"Bean to Bar"ブームが広がっている。こうした中、特別なチョコレートの楽しみ方の提案として同制度を開始したという。制度の仕組みは、ベトナムの契約カカオ農園で栽培されるカカオの木のオーナー権を募集。1年間カカオの実が育つのを見守ってもらい、収穫したとれたてのカカオをチョコレートにして2016年秋に届ける。カカオの木の所有権は含まれていない。個人がカカオの木のオーナーになれる同制度は、日本で初めての展開。カカオの木1本分のオーナー権は2万円(税込)。本数限定で、募集期間は2月15日までとなる。来春、同研究所の監修で契約農園内に工房が完成し、来年11月中旬に、同工房で加工した「Bean to Barチョコレート」50gを20枚届ける。現地のカカオの木には、オーナーのネームプレートが掛けられる。また、オーナー証明書、現地の写真が掲載された生育リポートがメールで3回届けられる。
2015年11月06日ジャン=ポール・エヴァン(JEAN-PAUL HEVIN)が、カカオの含有量にこだわったチョコレート「タブレット アブド(Tablette Abdos)」コレクションを10月31日まで限定で発売する。鍛え上げられたシックスパックが描かれた同コレクションはその名も「タブレット アブド」(Abdos=腹筋)。「タブレット アブド 100%」(1,013円)は、カカオ含有量100%のビターな味わいが特徴。「タブレット アブド ミュスクル」(1,013円)のカカオ含有量は75%で、いずれもマダガスカル産を使用。また「タブレット アブドレ キャラメルサレ」(1,013円)は西アフリカ産とマダガスカル産のカカオを使用した、塩キャラメル風味のミルクタイプとなっている。また、イートインスペース「バー ア ショコラ」では、ミルク不使用・カカオ分100%の「ショコラ ショ」、スパイシーなショコラ ショ「アフリケン」、ミルク入りのクラシックタイプのショコラ ショ「パリジャン」の3種類を飲み比べすることが出来る「ショコ ラ ショ アブド」(1,300円)が楽しめる。健康に良い成分がバランスよく含まれていると言われているカカオを高濃度に含んだこのコレクション。取扱いは、伊勢丹新宿本店、東京ミッドタウン店、三越銀座店、表参道ヒルズ店他、ジャン=ポール・エヴァンの店頭及びジャン=ポール・エヴァン オンラインブティックとなっている。
2015年10月03日正栄デリシィはこのほど、「ポイントカカオ」を発売した。パッケージは、21個入りの大袋と6個入りの自立型小袋の2種類を展開。価格はオープン。同商品は、カカオ本来の華やかな香りと酸味、上品な苦味を味わうことができるビターチョコ。同社は、「ビターチョコが苦手なミルクチョコ好きの人にも、もっとカカオを好きになってほしい」という思いから同商品を開発したとのこと。原料として、希少なマダガスカル産カカオのカカオマスを100%の状態でピンポイントに使用。なめらかなチョコとマダガスカル産カカオを、カカオ分50%のビターチョコで包み込む3層構造により、カカオの苦味とまろやかでほどよい甘みの両立を実現したとのこと。ビターチョコ好きにはもちろん、ミルクチョコ好きの人にもおすすめの味わいだという。
2015年09月11日JEAN-PAUL HEVIN(ジャン=ポール・エヴァン)はこのほど、産地別カカオの「デギュスタシオン(食べ比べ)」にフォーカスした「Voyage du cacao / カカオ産地を巡る旅」コレクションを期間限定で発売した。販売は8月31日まで。同コレクションでは、さまざまな国の特色ある味わいを気軽に楽しめるよう、カカオの産地別につくられたタブレット(板チョコレート)を用意。「今年の夏はタブレットの食べ比べをして、お気に入りのカカオ産地を見つけてみましょう」と同社。新作のタブレットは3種。「タブレット カリュパノ / ヴェネズエラ」は、カカオを発酵する際に生じる酸味とスパイスのような香りがアクセントとのこと。 「同 アルト デル ソル / ペルー」は、スパイスやドライフルーツを思わせる香りと酸味が特徴だという。「同 グラン クヴァ / トリニダード トバコ」は、フローラル、フルーツやハチミツ、スパイスに似た香りが楽しめるとしている。そのほか、「同 ノワール プエルトフィノ / ヴェネズエラ」「同 マダガスカル / マダガスカル」「同 コロンビイ / コロンビア」「同 カラカス / ヴェネズエラ」「同 エクアトゥル / エクアドル」「同 サオトメ / サントメ・プリンシペ」も販売。価格はいずれも692円(税込)。「ジャン=ポール・エヴァン」店頭およびオンラインブティックで販売している。※JEAN-PAUL HEVINの正式名称は、「HEVIN」のEの上にアクセント記号が付く
2015年08月06日数年前から海外では、カカオ豆を自家焙煎してオリジナルの板チョコを作る「Bean to Bar」が流行中です。カカオ豆本来の味を生かして作るこだわりの板チョコは、市販のものよりもコクがあります。今までに味わったことのない新感覚チョコレートとして大人気!日本でも専門店が続々とオープンするなど、今年は大ブレイクの予感です。市販のチョコにはない味わい!Bean to Barとは?Bean to Barとは、チョコレートの原料であるカカオ豆(Bean)から板チョコ(Bar)を作り上げること。ニューヨークにあるカフェ「Mast Brothers」が発祥となり、現在ではヨーロッパやオーストラリアなどで大ブームとなっています。Photo by MAST BROTHERSカカオ豆の産地や品質を厳選し、手間ひまかけて一枚一枚工房で作り上げるというBean to Barのチョコ。ミルクやバターなどはほとんど使用せず、カカオと砂糖のみで製造されます。そのため、カカオ本来のコクと香りが強く残るのだそう。チョコが口の中で溶けると、カカオ粒のザラザラ感が残って、市販のチョコにはない味わいを楽しめますよ!日本でも購入できるようになりました!Photo by Minimal日本でも今年に入って、Bean to Barの専門店が続々オープンしています。先駆けとも言えるのが、東京渋谷にある「Minimal」。8種類のカカオ豆からできた、オリジナルチョコが購入できます。横浜のみなとみらいにある「VANILLABEANS」は工房とカフェが併設されているため、作りたてのチョコをその場で味わうことも可能。定番のチョコドリンクや、期間限定のスイーツなども販売されているみたいです。オリジナルのBean to Barが作れる!渋谷の「Minimal」では、なんと自分オリジナルのBean to Barチョコを作るワークショップも定期的に開催されています。カカオ豆の焙煎から板チョコ成形まで、すべて体験できるのだそう。チョコレートをカカオ豆から作るという、今までにないコンセプトのBean to Bar。オトナ女子の新しい趣味としてトライしてみるのも楽しそうですね。ちょっと気が早いけれど、来年のバレンタインに向けて今から本格チョコ作りを学んでみてはどうでしょう?
2015年07月15日ショコラの原料であるカカオ豆の産地にこだわりを見せるショコラブランドが近年急増している。産地の違いによる豆の個性や香り、味わいを愉しむことはショコラの愉しみ方のひとつにもなってきている。そんな中、世界的に有名なショコラティエである「ジャン=ポール・エヴァン」が、カカオ豆の産地別にマカロンを食べ比べするというユニークな商品を打ち出した。ショコラだけでなく、濃厚でしっとりとして素材の味わいを十二分に堪能できるマカロンに定評がある「ジャン=ポール・エヴァン」だが、今回発売となった産地別のカカオの風味の違いをマカロンで味わうことができる詰合せでは、マダガスカル産カカオ、ペルー産カカオ、サオトメ産カカオ、 ペルー ピウラ産カカオの香り、風味の違いを食べ比べすることができる。ちなみに、マダガスカル産はベリーの香りと酸味が特徴、ペルー産はエキゾチックな香りとフランボワーズのような酸味、サオトメ産はフルーティでナッティな香りとバランスのよい苦みと酸味、ペルー ピウラ産は軽やかな酸味とコクのある力強い味わい、フローラルな香りが愉しめるのだそう。商品のラインナップは、マカロンの4個入(1,167円)、8個入(2,333円)、12個入(3,500円)、16個入り(4,746円)、24個入り(6,889円)まで揃う。商品は、6月17日(水)~6月30日(火)の期間限定で「ジャン=ポール・エヴァン」店頭およびオンラインブティックで提供される。(text:Miwa Ogata)
2015年06月19日生チョコ発祥の店として知られ、神奈川県平塚市に本店を構える「シルスマリア」が、湘南・小町通りにコロンビア産の厳選カカオを使った生チョコレート専門店「ca ca o(カカオ)」を4月25日(土)にオープン。今回、「シルスマリア」が注目したコロンビア産のチョコレートの特徴は、スパイス、果実、熱帯の花々、ナッツ、麦芽を思わせる独特のアロマを持っていて、収穫する地方の風土によっても味と香りが違うのも特徴のひとつだという。「ca ca o(カカオ)」では、全世界のカカオ生産量のうち、たった9%というトリニタリオ種というカカオを使い、その中でも南米フレーバービーンズに属するフィノデアロマアカはさらに全世界で8%以下しか採れない希少性の高いカカオを使用している。このカカオが奏でる芳醇な香りや風味は抜群。代表的な商品ラインナップは、「生チョコ」つくりで培ったノウハウを活かして作り上げる「生チョコタルト」(250円)。生チョコのなめらかなフィリングとさっくりと焼き上げたタルト生地が絶妙な一品。味はホワイト、ビター、フォンダンの3種を用意。また風味豊かなチョコレートをクリーム、ガナッシュ、板チョコの3種の形にしてさっくりしたシュー生地でサンドした「ca ca oエクレア」(350円)にも注目。長さが約17センチのロングサイズで、食感も楽しめる一品だ。そのほか、鎌倉小町通りの名前にちなんだプレミアムな生チョコレート「小町通りの石畳」や、コロンビア産カカオにこだわったオリジナルマカロン「cacaron」、生チョコをお餅でくるんだ「かまくら生チョコ大福」、さらには生チョコとプリンが合体した「生チョコぷりん」も登場する。いずれも手頃な値段で展開し、「高品質のチョコレートを日常的に楽しんでもらいたい」という作り手の想いが込められた商品が並ぶ。店内では、“コーヒーハンター”の異名を持つ、株式会社ミカフェートの川島良彰氏が監修するコーヒーを販売。ミルクやホワイトチョコ、ビターチョコに合うぴったりのコーヒーを提供してくれる。お店は、神奈川県きっての観光地、鎌倉の中でもひときわ個性的なお店が軒を連ねる鎌倉小町通りにオープン。観光に出かけたらぜひ足を伸ばしてみてはいかがだろう。(text:Miwa Ogata)
2015年04月16日森永製菓は3月6日~15日、「ホワイトカカオ」を100%使用した"究極の一粒チョコレート"「DARSホワイトカカオ」(税込1,500円)を「DARS BRAND SHOP」(東京都・表参道ヒルズRスタジオ)で限定販売する。限定120個販売予定で、売り切れ次第終了。カカオの原種であるホワイトカカオは世界生産量に対し約0.007%程度しか収穫されない、希少なカカオ豆。真っ白な色、華やかなカカオとナッツのような香りが特徴という。今回発売するDARSホワイトカカオは、ペルー産ホワイトカカオを100%使用し、焙煎によりホワイトカカオの香りと味を最大限に引き出した。粒のセンターには生クリームをブレンドすることで、なめらかな口どけと、独特のキャラメリックな風味を実現した。「ジュエリーBOXのようなパッケージに包まれた『DARSホワイトカカオ』は、本物を知る大人の女性へのホワイトデーギフトにも最適です」と同社。
2015年03月04日昨年後半あたりから、スーパーフードの次なるトレンドとして注目が集まっているロー(生)カカオ。今春からはローカカオを使ったヘルシーなローチョコスイーツがあちこちで見られそうです。そんなローカカオ、健康や美容にとってはたしてどれほど魅力的なのでしょう?体にも心にもうれしいカカオの栄養素カカオは、鉄分、カルシウム、マグネシウム、亜鉛といったミネラル、食物繊維、そしてカカオポリフェノールという抗酸化成分を含んでいます。しかもカカオポリフェノールの抗酸化力は緑茶の4倍ともいわれているので、これらの成分がしっかり活きた状態のローカカオを摂取すればアンチエイジング力の底上げにかなり役立ってくれるはず。そのほかにもアラフォー世代として見逃せないのが、血流アップのテオブロミン、精神的なリラックスを促し肥満を防ぐGABAといった成分を含んでいること。また、カカオは古代では恋の媚薬として使われていたそう。これはただの迷信ではなく、実際カカオには恋愛時に分泌されるPEA(フェネチルアミン)というホルモン物質がふくまれているのです。カカオの摂取によって恋をしている時のキラキラ感、気持ちのハリがもたらされるなんて、なんとも魅力的な話ですよね。ロー(生)で摂ってこそ意味がある!カカオの加工形状には、カカオ豆を粉砕した状態のカカオニブ、きめ細かな粉状のカカオパウダー、脂肪分を抽出したカカオバター、カカオエキスなどがあります。いずれにしてもロー(生)の状態というのは、素材が含む有効成分、熱に弱い酵素などを壊さない47℃以下で加工管理されていることが条件。そのためお値段はやや割高になりますが、スイーツ素材でありながら優秀なサプリメントでもあり、結果的にイライラ解消から先行きのエステや医療代のカットにまでつながると思えばお得度は高いといえそうです。ロースイーツとしての楽しみ方は、ローチョコレート、ローカカオといったキーワードで検索するとすでにたくさんのレシピを見つけることができます。もちろんローフードの原則、精製された糖分や乳脂肪分を使わない、加熱調理をしない、穀類などもできれば精製度の低い全粒粉などを使う、といったことを守れば、身近な食材と合わせるだけでカカオの恩恵にきちんと預かれます。初心者でも簡単に扱えるのはパウダーまずはローカカオパウダーがあれば、お家にあるアボカドやバナナとブレンダーで混ぜるだけで栄養豊かなローチョコペーストが簡単に作れます。チョコレートらしい甘さを出すには、アガペーシロップ、蜂蜜、メイプル、玄米甘酒など体に負担のない自然由来の甘味料を少しずつ加えていきましょう。ローチョコペーストはそのままトーストにつけたり、グラノーラやフルーツにのせれば豪華なパフェのような一品に。甘さを控えてカカオの苦みを優先させるなど、アレンジ次第ではお酒との相性も良さそうな大人テイストにも仕上げられそうです。酸化や糖化の心配が少ないローチョコレートをぜひ上手に取り入れてみてください。
2015年03月02日東京都渋谷区のビーントゥーバーチョコレート専門店「Minimal(ミニマル)」はこのほど、「SWEET ~limited edition~ (アルワコ族のカカオ豆・濃度65%)」など新商品2種を発売した。○ぶどうジュースのような味わいのチョコレート「SWEET ~limited edition~ (アルワコ族のカカオ豆・濃度65%)」は、世界中で同店しか扱っていないカカオ豆から作った特別板チョコレート。"カカオハンター"小方真弓氏とそのチームとの協力により仕入れが実現した、コロンビア・アルワコ族のカカオ豆を使用する。アルワコ族の住むシエラネバダ地域は、都市との間のインフラも整備されていない、自然豊かな山間部。伝統産業として古くからカカオの栽培をしており、土地に根差した華やかな味わいのカカオ豆が収穫されるという。同商品では、このカカオ豆の魅力を最大限に引き出すオリジナルレシピを開発。豆が持っている苦味と酸味を活かして、ぶどうジュースのようなクリアな味わいの板チョコレートに仕上げたとのこと。価格は2,000円(税込)。「テイスティングセット」は、3種類のチョコレートの食べ比べができる利きチョコレートセット。カカオと砂糖のみを原材料に使用し、製法・成分・カカオ濃度を3種類とも同一に仕上げることで、カカオ豆の香りと味わいの違いを食べ比べて楽しめる。価格は2,700円(税込)。店舗の場所は東京都渋谷区富ヶ谷2-1-9。営業時間は11時30分~21時30分。月曜休(祝日の場合は翌日休)。※情報は掲載時のもの
2015年02月11日トレンド総研の調査トレンド総研は高カカオチョコレート発売10年を迎えるに当たって、2015年1月22日、高カカオチョコレートの健康効果と大人の女性におけるバレンタインデーの実態を発表した。高カカオチョコレートの健康効果「チョコレート摂取による健康効果に関する実証研究」を行った研究グループの愛知大学大澤 俊彦教授にインタービューを行った。高カカオチョコレートには「テオブロミン」、「リグニン」あるいは「カカオポリフェノール」などの様々な成分が健康増進に役立つと考えられている。特にカカオポリフェノールが重要な役割を果たしてるとのこと。実証研究の中間検討では「血管壁をしなやかにする」、「血圧を下げる」、「HDLコレステロール(善玉コレステロール)を増やす」の効果が有意に示された。この研究でのチョコレートの摂取量は25g、140kcalで効果があることから、健康と太らないことは両立可能。大人の女性におけるバレンタインデーの実態調査45歳~69歳の父親や祖父を持つ女性250名と、20歳~44歳の娘や孫娘を持つ男性250名を対象に「オトナのバレンタインに関する調査」を実施。今年のバレンタインデーにプレゼントをあげようと思う相手を聞いたところ、1位「夫」(49%)に続いたのが「父親」(36%)だった。「子ども」(22%)、「祖父」(11%)といった回答も多かった。大人の女性にとってバレンタインデーは恋愛イベントより、「家族へプレゼントを贈る日」という意味合いが濃くなっている。大人の女性たちが父親や祖父に贈るプレゼントについて調べた結果、父親、祖父のいずれについても、最も多かった回答は「チョコレート」(父親へのプレゼント:84%、祖父へのプレゼント:69%)。2位以下の回答に大きな差をつけてていた。高カカオチョコレートの認知度は女性では高かったが、男性では低かった。【参考】・トレンド総研プレスリリース(Value Press)
2015年01月24日チョコレートデザインは1月21日と2月4日、神奈川・横浜の「バニラビーンズ みなとみらい本店」にて「カカオ豆からチョコレート作りが体験できる」ワークショップを開催する。同ワークショップでは、専任のショコラティエがカカオ豆の選定から焙煎(ばいせん)による味わいの違いといった知識を披露し、こだわりのチョコレートを紹介。普段触れる機会の少ないカカオ豆の皮をむいて、コクのある苦味や芳醇(ほうじゅん)な香りを体験できるという。続いて、アメリカ・ニューヨーク産の「メランジャー」という特別な機械を使ってカカオをすりつぶし、チョコレートの基礎を作る。テイスティングを重ねて好みの味に仕上げた後は、カラフルなドライフルーツなどをトッピングして、自分だけのオリジナルチョコレートを完成させる。ギフト用に特別なラッピングも準備しているとのこと。同ワークショップの開催時刻は14:00~16:00(開場は13:30~)で、参加費は5,000円(税込)。先着12人限定となる。参加申し込みはWEBサイトにて。
2015年01月16日東京・新宿のホテル「ハイアット リージェンシー 東京」のペストリーショップで、「バレンタイン&ホワイトデー ―カカオの誘惑―」が開催される。期間は1月26日から3月14日まで。期間中には様々なチョコレートを使い分けた、カカオの苦味と風味を楽しむ大人のショコラスイーツが提供される。そのコンセプトを最もわかりやすい形で表現したのが、「5種のショコラマカロン」(1,400円)だ。バナナや森林の空気を思わす芳醇な風味、ジャスミンやシトラスの香り、心地よい苦味の余韻を兼ね備えたアリバ・ナシオナル種のカカオを使用し、カカオ分やミルクブレンドを使い分けたものが3種類。更にベリーの風味と酸味を持つクリオロ種を使用したビターチョコ「サンビラーノ75%」、カカオの持つ力強い味わいを感じる「スルデラゴ75%」と全5種類のマカロンを用意。甘み、苦味、酸味、香りなど、チョコレートが持つ多彩な表情が姿をのぞかせる。その他、「生チョコレート」(1,000円)、「トランシュ オランジュ」(1,100円)、「ショコラ・ダムール」(2,800円)など、多彩な味わいが楽しめる1口チョコをラインアップ。「ノワール」(2,700円)はスポンジに「レミーマルタン V.S.O.P.」を染み込ませたチョコレートケーキで、カカオとコニャックの風味が絶妙にマッチ。更に最高級として知られるイタリア・ドモーリ社のチョコレートを使用したガナッシュを、アーモンド入りのチョコレートビスキュイと共に積み重ねた。なお、ハイアット リージェンシー 東京では、1月26日から3月31日にかけて「カンプリニ スイーツフェア」を開催。M.O.F.受賞のショコラティエ、クリスチャン・カンプリニを招き、限定スイーツコースやプティガトーを提供している。このうちペストリーショップでもイベントで取り扱われるアイテムの中から、二つの限定チョコが販売される予定だ。「バール・ショコラテ“ミニ・ミディ”」(2,000円)は、アプリコット、フランボワーズ、ココナッツライム、パッションフルーツと4種のフレーバーが楽しめるチョコバー。フィリングとなったキャラメルガナッシュには、クリームの代わりにフルーツピュレを使用している。一方、チョコレートスティックにマカロン生地、マシュマロをトッピングした「シュセット」(600円)は、それぞれ異なる食感が楽しい、カジュアルなギフトにもってこいの一品だ
2015年01月09日ブルボンは12月9日、冬だけに味わえる特別なトリュフチョコレートとして「冬トリュフとろけるカカオ」をコンビニエンスストア、レール売店限定で新発売する。同社の季節に合わせたトリュフチョコレートの展開は、2014年で3年目を迎える。今回は、チョコレートが口の中でやわらかく溶けていく感覚を味わえる冬の時期にあわせて開発した。同商品は特別にくちどけの良いトリュフチョコレートで、ひとくちサイズに仕上げた。表面にココアパウダーをまぶしているため、口に入れた瞬間からカカオの香りととろけるようなくちどけを楽しめる。希望小売価格は125円(税別)。
2014年12月05日カカオジャパンは、同社が提供するスマートフォンの無料音声通話・チャットアプリ「カカオトーク」に、テレビを視聴しながらチャットができる新機能「LIVE」を追加した。追加された新機能「LIVE」は放送中のテレビ番組を見ながら番組の感想をつぶやいたり、共通の話題をチャットすることができるサービス。ドラマや、スポーツ、クイズ番組などを視聴中に「LIVE」を活用されることを狙いとしている。カカオトークユーザーは「LIVE」のトークルームに自由に参加でき、メッセージやスタンプを投稿することができる。ルーム内に人数制限はない。利用するには最新バージョンのカカオトークをインストールすることが必要となる。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年05月21日世界216か国、3000万人に利用されているスマートフォン向けアプリ『カカオトーク』の新機能『Plus カカとも』の発表イベントが21日、都内で開催された。その他のイベント写真カカオトークとは、iPhone、AndroidおよびBlackBerry利用者同士でメッセージ交換を無料で楽しむことができるアプリ。12言語に対応し、1日10億件のメッセージのやりとりが行なわれている。文字だけに限らず、写真や動画、ボイスメッセージを送ることができる。新機能『Plus カカとも』は、企業ブランドやタレントなどが運営、利用するアカウントに対し、一般利用者が“友だち”になることで様々なコンテンツやお得な情報を受け取ることができるようになるサービスだ。同日『Plus カカとも』日本第1号としてYOSHIKIがアカウントを開設し、音楽、ライブに加え、少しだけプライベートも紹介していく予定とのこと。特別ゲストとしてイベント出席予定だったYOSHIKIは急遽欠席となり、ビデオメッセージで「いまロサンゼルスにいます。ハリウッドで進行中のプロジェクトがありまして、日本へ行くことができなくなってしまいました。ごめんなさい」と事情を説明。カカオジャパン代表取締役社長のパク・チャジン氏は、昨夜YOSHIKIと電話で話し、直前まで帰国に向けて調整を行なっていたそうで、「色々と無理を言ってしまった。またYOSHIKIさんが日本にいる時にこのような機会をつくれたら」と次回のイベント開催を示唆した。イベントには、既にプライベートでカカオトークを利用しているファッションモデルの冨永愛が登場し、「1番好きな機能はボイスメール。メールの絵文字でも感情表現できるけど伝わらないこともあるので、自分の声を生で届けられるのがいいですね」と紹介した。
2011年12月22日