キヤノンは2月18日、有効2,010万画素・裏面照射型の1型CMOSセンサーを搭載した高級コンパクトデジタルカメラ「PowerShot G7 X Mark II」を発表した。5月の発売を予定しており、価格はオープン。キヤノンオンラインショップの販売価格は税別77,800円。PowerShot G7 X Mark IIは、2014年10月に発売された初代G7 Xの後継機。初代で好評を得た24~100mm (35mm判換算)・F1.8~2.8の光学4.2倍ズームレンズを継承しつつ、画像処理エンジンには最新のDIGIC 7を搭載してきた。DIGIC 7によって、まず性能が向上したのは手ブレ補正機能だ。ジャイロセンサーからの情報と同時に、CMOSセンサーの画像情報も解析する「デュアルセンシングIS」が働き、シャッター速度4段分の手ブレ補正を実現。手ブレだけでなく、ゆっくりとした大きな揺れも巧みに打ち消す。そのほか、高感度画質、オートライティングオプティマイザによる明暗バランス、絞り込んだ際の解像感、AFの動体追尾性能などを向上している。そのほか、初代G7 Xの液晶は上向きにしかチルトしなかったが、G7 X Mark IIでは下向きにも可動 (上側180度、下側45度)。ハイアングル撮影もしやすくなった。USB充電が可能となったことも嬉しいポイントだ。ピクチャースタイル機能とカメラ内RAW現像機能をキヤノンのコンパクトカメラでは初めて搭載。星空向けなど細かく設定できるタイムラプス撮影機能も追加している。主な仕様は以下の通り。撮像素子:有効約2,010万画素、1型CMOSセンサーレンズ焦点距離:24~100mm (35mm判換算)絞り開放F値:F1.8~2.8最短撮影距離:5cm (W)、50cm (T)画像処理エンジン:DIGIC 7対応感度:ISO125~12800シャッター速度:1/2,000~1秒 (オート時)、BULBファインダー:視野率100%、約0.95倍液晶モニター:3型ワイド・約104万ドット、タッチパネル、チルト式記録メディア:SD/SDHC/SDXCカード (UHS-I対応)撮影可能枚数:約265枚 (液晶モニター表示時)サイズ:W105.0×H60.9×D42.2mm重量:約319g (バッテリーとメモリーカード含む)
2016年02月18日キヤノンは2月16日、プロフォトグラファー向けのA2対応インクジェットプリンター「imagePROGRAF PRO-1000」を発表した。発売は2月25日で、価格はオープン。推定市場価格は税別159,980円前後。imagePROGRAF PRO-1000は、プロの写真家やハイアマチュアのニーズに応えるべく開発されたA2対応インクジェットプリンタだ。インクやプリントヘッド、画像処理エンジンといったコア技術を刷新。デザイン面では、キヤノン「Lレンズ」の象徴でもある「レッドライン」を施し、最高水準の製品であることを示している。新開発の「LUCIA PRO」インクは、11色の顔料インクとクロマオプティマイザーによる合計12色で構成される。従来機種と比較して色域が拡大しており、暗部の表現が向上。とくにブルーインクによって、青色暗濃部をより豊かに表現できるようになった。ノズル数は1.5倍に増加しており、インクの吐出を毎度センサーでチェックする。画像処理エンジン「L-COA PRO」によって、大容量の画像データの高速処理が可能。高剛性フレームが本体揺れを抑制することに加えて、用紙を吸引して搬送する「Air FeedingSystem」が紙浮きを防止。インクの着弾精度も向上している。手差しトレイからの給紙においては、用紙が斜めに入ることを補正する「斜行補正機構」も搭載している。プリンタの個体差などによる出力色のばらつきを抑える「カラーキャリブレーション」機能も搭載。キヤノン製デジタル一眼カメラとの連携も強化されており、プラグインソフト「Print Studio Pro」を導入することで、RAW画像編集ソフト「Digital Photo Professional」などと連携可能。用紙や色の調整を一画面で設定できる。主な仕様は、最高解像度が2,400×1,200dpi、インク滴サイズが最小4pl、ノズル数が1,536×12、印刷速度がA2カラー / モノクロともに約3.6分、給紙可能枚数が150枚(普通紙)。インタフェースは有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、USB 2.0。本体サイズはW723×D433×H285mm、重量は約32kg。
2016年02月16日キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)と日本アイ・ビー・エム(日本IBM)は2月8日、企業内の膨大な文書を効率的に電子化するデータ・キャプチャー・ソリューション分野で協力していくことを発表した。両社は、コグニティブ技術をベースとしたソフトウェアと手書き日本語OCR認識ソリューションを組み合わせたデータ・キャプチャー・ソリューションを2月9日から提供していく。具体的には、キヤノンMJの手書き日本語OCR認識ソリューション「Rosetta-Stone-Components」のソフトウェア開発キット(SDK)を活用することで、「Rosetta-Stone-Components」と日本IBMが提供する文書の入力・分類・検証・配信基盤ソリューション「IBM Datacap」を連携させる。「Rosetta-Stone-Components」は、キヤノンの日本語OCRエンジンで、手書きや活字文字のOCR処理、 スキャンした画像の補正や帳票の認識、インデックス入力などを自動化し、業務フローごとにカスタマイズするといったことが可能となる。これにより、紙文書の手作業による仕分けや入力作業を簡略化することができるようになる。「IBM Datacap」は、膨大な書類の処理、手作業による分類とデータ入力、目視検証、保管の手間など、企業の書類業務にある課題を解決するためのデータ・キャプチャー・プラットフォーム。特に、「IBM Datacap Insight Edition」は画像処理、自然言語処理、機械学習のテクノロジーを併用することで、文書の分類と内容の把握を自動化するという。「IBM Datacap」は昨年から日本語版が展開されていたものの、もともとアメリカ製品ということもあり、OCR部分の日本語対応がネックとなっていた。また、帳票も日米で異なるため、帳票認識技術においても、日本で普及しにくい要因となっていたという。そこで、これまで電子保存の条件に対応した、複合機やドキュメントスキャナを展開し、文書管理やOCRといったアプリケーションソフトウェアや、金融業界などにおける実績・ノウハウを有するキヤノンMJと連携することによって、「IBM Datacap」の機能はそのままに、日本語機能を強化するかたちで、ソリューション提供できるようになった。今回の連携による特徴の1つが、「コグニティブ・キャプチャー」機能である。同機能によって、文章の「内容」「位置情報」「フォントの大きさ・太さ」「表の見出し」などの情報からビジネスのキーとなる情報を推測して取り出すことが可能となる。IBMのコグニティブ技術を活用し、定型帳票だけでなく非定型帳票からも情報取得が可能だという。2つめは、「分散キャプチャー」機能である。これまで多くの企業では、書類を各拠点へ配送し、配送された後にデータ入力が行われていたが、今回の連携によって、書類を保有している各拠点でスキャンすると、あらかじめ設定されたルールに則って、仕分け分類された上でデータ登録されるようになる。3つめは、キヤノン製日本語OCRエンジン(オプション)である。「IBM Datacap」の標準機能では対応できなかった、日本語手書きOCRが可能となった。日本語だけでなく、数字についても、欧米人と日本人では数字の書き方が異なり、通常日本人の書く「7」は認識できないのだという。両社は、金融、保険、製造、流通サービス、ヘルスケアをはじめとする各業界で、各種申込書、契約書、画像、マルチメディアなどの、多様なフォーマットでの紙出力やデジタル文書の作成をともなう商取引の効率的な実施を支援するために、本連携ソリューションを提供していくという。なお、同ソリューションの販売価格は、500万円(税別)~となる。
2016年02月08日キヤノンマーケティングジャパンは、「2015年度フォトコン月例コンテスト入賞作品選抜展」を2月12日から開催する。会場は全国6カ所にあるキヤノンギャラリー。入場は無料だ。写真展では、写真専門誌『フォトコン』2015年1月号~12月号で開催された月例コンテストの入賞作品から、年度賞受賞者の作品と全6部門の推薦・金賞作品を展示する。開催期間は以下の通り。キヤノンギャラリー銀座2016年2月12日~2月17日キヤノンギャラリー梅田2016年2月25日~3月2日キヤノンギャラリー名古屋2016年3月17日~3月30日キヤノンギャラリー札幌2016年4月21日~5月10日キヤノンギャラリー仙台2016年5月19日~5月31日キヤノンギャラリー福岡2016年6月23日~7月5日
2016年02月04日キヤノンは2月2日、ワイヤレストランスミッター「WFT-E8B」を発表した。対応するカメラはEOS-1D X Mark II。4月下旬の発売を予定しており、希望小売価格は60,000円(税別)。WFT-E8Bは、EOS-1D X Mark IIと同時に発表されたワイヤレストランスミッター。5GHz帯のIEEE802.11ac/a/nに対応し、混み合う2.4GHz帯を避けた高速通信を可能としている。「WFT サーバー機能」を強化しており、接続したPCから動画のリモート撮影やAF機能の設定、ライブビュー撮影時の拡大表示などを行える。スマートフォン用アプリ「Camera Connect」からも、カメラのリモートコントロール、画像や動画の転送が可能。スマートフォンでも快適に操作できる簡易撮影画面を用意している。通信距離は最大約152m(スマートフォンと直接通信時は最大15m)。電源はカメラからの供給で動作。撮影可能枚数は無線LAN常温で約1,030枚。本体サイズは約W24.7×D34.1×H57mm、重量は約38g。EOS-1D X Mark IIと同等の防塵・防滴性能を有している。
2016年02月03日キヤノンマーケティングジャパンは、デジタル一眼レフカメラの最上位モデル「EOS-1D X Mark II」の発表に合わせて、その特長を紹介する動画をYouTubeに公開した。有効約2,020万画素の35mmフルサイズCMOSセンサー、デュアルピクセル CMOS A、映像エンジン・デュアルDIGIC6+、常用ISO51200の高感度対応、14コマ/秒の高速連写(ライブビュー時は16コマ/秒)、約36万画素RGB+IRセンサー、最大61の測距点を持つ新AFシステム、視野率100%のインテリジェントビューファインダー II、-EV3のAF低輝度限界、カメラ内現像におけるデジタルレンズオプティマイザー、GPSの内蔵、4K/60pおよびフルHD/120pの動画撮影と4Kフレームキャプチャー機能、タッチパネルの搭載、各種テストをクリアした耐久性など、EOS-1D X Mark IIの特長をイメージで伝える内容となっている。EOS-1D X Mark IIは、4月下旬の発売予定で、価格はオープン。キヤノンオンラインショップにおける価格は税込732,240円となっている。スペックや機能については、こちらのニュース記事を参照いただきたい。
2016年02月02日キヤノンマーケティングジャパンは1月28日、写真家・加藤ゆか氏の写真展「一蓮托生」を開催すると発表した。2月4日に東京都中央区のキヤノンギャラリー銀座で展示を開始し、その後は梅田と福岡のキヤノンギャラリーで順次開催していく。入場料は無料。キヤノンギャラリー銀座2016年2月4日~2月10日キヤノンギャラリー梅田2016年2月18日~2月24日キヤノンギャラリー福岡2016年3月24日~4月5日
2016年01月28日キヤノンは1月27日、同日に開催された取締役会で役員人事を内定したと発表した。現在、代表取締役会長兼社長CEOを務める御手洗冨士夫氏は代表取締役会長CEOに、専務取締役イメージコミュニケーション事業本部長を務める眞榮田雅也氏が代表取締役社長COOに就任する予定。御手洗氏は1961年に同社に入社、1995年から2006年に6代目の代表取締役社長に就任した後、2012年に8代目として代表取締役社長に復帰し、現在に至る。
2016年01月27日キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は1月21日、米Vormetric(ボーメトリック)のエンタープライズ向け暗号化ソリューション「Vormetric Data Security Platform」の販売開始を発表した。同ソリューションは、サーバーやゲートウェイにエージェントを導入するため、クライアントPCにエージェントが不要となっている。認証機能(Active DirectoryやLDAP)と連動してパスワード管理も不要なため、暗号鍵アプライアンスが適切に鍵管理を行えるほか、暗号化処理に手間をかけず、重要データを迅速に保護できるとしている。また、ファイルサーバーのファイルやフォルダ、データベース領域、クラウドへのデータ保管など、それぞれの環境にあった暗号化を行える。また、データを保管する際に、トークン化などの用途に合わせた暗号対策が一元的に実現できる。このソリューションでは、PCI DSSの暗号化要件のへの対応や、医療業界の電子商取引基準のHIPPA法・HITECH法のプライバシー、セキュリティ要件への対応、マイナンバー法などのさまざまな規定・ガイドラインに対応できる。参考価格は、基本物理アプライアンス(25接続)を2台+透過型エージェントを2製品導入した場合で、676万2000円(税別)。別途、初年度の保守費用(製品価格の25%)169万500円(税別)が必要となる。
2016年01月22日「女性の美しさ」とは何でしょう? 広告やファッションの世界で、これまで多数のモデルたちを撮影し、女性の美しさには一家言ある写真家の伏見行介さんに、プロフェッショナルな視点からみた女性美について、インタビューしました。1月21日から4月にかけて、東京、仙台、札幌、梅田のキヤノンギャラリーでは、伏見行介写真展 “Old fashioned portrait” が巡回中。そこでは、1960~70年代、カトリーヌ・ドヌーブら女優たちを、フィルム時代の写真家たちが撮影したポートレートへの尊敬を込めて、現代のモデルたちをモノクロームで撮影した写真が展覧できます。これこそ、まさに究極の女性美! 「そんなふうに自撮りしてみたい」という難問(?)も伺ってみました。やりたいことを一生懸命やっている女性が美しい ―― 女性の美しさは年齢で左右されると思われますか?「いや、年齢じゃないですね。頭の中の問題が大きいと思います。学歴とかじゃなくて地頭のいい人は魅力的です。外側を飾ることは、女性はみんな熱心ですけれど、でも、それだけじゃつまらない。やはり内面が出る。心の持ち方で全然表情が違うんですよ。たとえば、今回の写真展に出している写真で、かつてジャンルー・シーフが撮影したカトリーヌ・ドヌーブのようなポートレートを意識して撮影しようと思った時に、モデルさんが20歳ぐらいで若過ぎて人生観が伝わってこない、と思ったことがありました。人生のいろいろな経験の蓄積があってこそ、人間としての存在感が出るんですよ。もちろん、ただ年を取ればいいのではなく、年齢の重ね方が大切だと思いますが…」―― どんな女性がきれいだと思いますか?「やりたいことを持っていて、それを一生懸命やってる人は美しいなと思いますね。子供が好きで、一生懸命子育てしているお母さんもきれいだと思うし、僕が一緒に仕事しているスタイリストさんとかヘアメークさんとか、やりたいことをがんばっている人はきれいですよね」伏見さんは、「この業界にいると、年齢や性別には関心がなくなる。好きな仕事をしている人たちは、年齢がいっていても、みんな若いし、きれい」と言い切ります。外見はきれいでも写真に撮るとつまらない人がいっぱいいる―― では、究極の女性の美しさとはどういうものでしょうか?「仕事柄、いろんなモデルさんを今まで撮ってきたけれど、3つのタイプに分けられると思うんです。もちろん、モデルさんにはきれいな人が多いですけれど、A. 先天的にモデルの人、B. 努力してモデルになる人、C. 努力してもだめな人、この3タイプです。99%のモデルさんはBタイプで、みんな、努力してモデルになってると思うんですね。努力って、血のにじむような努力とかじゃなく、モデルという職業に関して、いろんな情報を集めて、動き方とか洋服のコーディネーションとか、学習するわけですよ。でも、実は外見がどんなに美しくても、Cタイプの人がいっぱいいる。一般の女性でもそうでしょう。会って話すといいんだけど、写真に撮るとお人形さんみたいでつまらない人。自分を表現できないんですね」「本当に美しいのは、自分の意志、クリエイティブなものを持っていて、それを表現できる人だと思います。モデルさんであれば…、モデルというのはすごくクリエイティプな仕事なわけですが、どうしたらこの写真家が撮りたいと思っているものを表現できるかを理解して、そこに自分の世界をさらにプラスできる人。クリエイティビティを持っているかどうかによって、作品はまったく違ってきますから」―― 世界各地のどこかで、何も知らない美少女がたまたま発見されて、超売れっ子モデルになったりしますよね。そういう場合はどうなんでしょう。「写真映りがいい人って、先天的にいるじゃないですか。Aタイプですね。そういう人こそモデルなんですよ。持って生まれたモデルの才能。自分では意識していないだけで…」美しく写真に撮られるためのコツとは?―― 先天的に写真映りが悪い場合(笑)、どうしたらいいですか?「もし自分は写真映りが悪いと思ったら、いろいろ工夫してみればいいんですよ」―― 美しく撮られるコツを、ぜひ教えてください。「一番いいのは、プリクラでいろいろな角度から撮って、どの角度がきれいか自分で確認すること。僕、プロのモデルさんにも、どの角度がいいかって聞きますよ。わからないっていうモデルには、やはり、プリクラ行けって言いますね。それは、自分で知っておいたほうが絶対いいから。プリクラじゃなくても、自撮りでいいから、実際にいろいろ撮ってみること。プリクラがいいのは、プリントになるじゃない? それが大事。よく決め顔なんていうけれど、どういう角度が好きか自分で知っているだけでも違う。というか、自分で知らないとダメ」―― プリクラは盲点でした。具体的には、何か注意すべきことがありますか?「朝のテレビ番組のニュースキャスターを見ても、ただ立っている人と、脚をちょっと前後にしている人とでは、伝わってくる美しさが全然違う。後者のほうがO脚をカバーできるしね。仁王立ちはダメですよ(笑)。あと、真正面で立たないほうがいいですね。体は斜めにして、顔は正面で、足先は斜めに揃える。それから、腕の処理。手をダラーッと垂らしてるんじゃなくて、指先にちょっと力を入れてニュアンスを持たせる。プロのモデルさんでも、手の処理が上手いと、撮るほうはすごく楽なんです。一番いいモデルさんというのは、僕らの言い方で、『スクッと立つ』っていうんだけど、スッと立ってるだけで絵になるモデルさんは、最高です」―― 姿勢も大事ですよね?「もちろんそうですが、きれいに撮られたいという意識でなく、自分の生き方に対する意識の高さが反映されるのだと思います。生き方、美意識が出る。シャネルを着ていても、ハイヒールの歩き方がガクガクしてたらきれいじゃないでしょう。たとえば、立ち食い蕎麦屋で、一人で蕎麦を食べてて決まってる女性、かっこいいと思いますね」―― この写真展のような女性美が際立つモノクロ写真を、ぜひ撮ってみたいのですが。「モノクロームの写真には、削ぎ落とされたシンプルな美しさがあります。チークを塗っても色が出ませんから、アイラインの引き方とかラインが勝負。コントラストが単純なだけに、丁寧にラインを引かなくてはいけないとか、そういう注意点はありますね。今、インスタグラムなどで、色を変換したりコントラストを強くしたり、自撮りした写真を思い通りに変えられるでしょう。いろいろ試して、ぜひ自分を一番きれいに写せる方法を見つけてください」そして、「自分でするメイクのセンスを磨いてほしい」と伏見さん。確かに、モノクロだとのっぺりしてしまいがちな日本人女性の平面顔には、太めのアイラインやつけまつげが役立ちそう。凛とした潔い生き方、研ぎ澄まされた立ち居振る舞いを意識しつつ、美しく映されるコツは知っておきたいもの。そして何より、伏見さんの写真展を訪れて、究極の女性美に触れる感動を味わって美意識をもっと高めたい、と強く思うのでした。伏見行介写真展 Yukisuke Fushimi Old fashioned portraitオールド ファッションド ポートレート 先達へのオマージュ2016年1月21日から4月にかけて、東京、仙台、札幌、梅田のキヤノンギャラリーで開催。展示される写真はすべてモノクロームのポートレート写真。シンプルで美しく、癒される女性美に触れてみては。Model:滝沢カレン/スターダスト 佐野帆波、梓媛/グルーヴィー・エアー、Mutsue/free、Maina/free、 Tomomi/Satoru Japan 、Gabriera,So,Katherine,Katrina/dxim、TEN/Bellona、Mayara,Susie,Simone,Tayorama,Gabriera,Yuki,Barbara/Urban agencyHair stylist:Kazuto 、Makeup artist:下田美香/MASHmanagement、Hair & Makeup:森哲也、長聰、YOCO/MASHmanagement Ina,守屋Kスケ/Ari・gate、Stylist:Inari,水嶋依子/MASHmanagement 、椎名桔平、宮崎智子、石橋めぐみ/office YKP、Retoucher:寺尾さやか/MASHmanagement・銀座 キヤノンギャラリー2016/1/21(木)~1/27(水)10:30-18:30(最終日15:00まで)日・祝 休館東京都中央区銀座3-9-7 トレランス銀座ビル1F tel.03-3542-1860・仙台 キヤノンギャラリー2016/2/4(木)~2/16(火)10:00-18:00 土・日・祝 休館 仙台市青葉区一番町1-9-1 仙台トラストタワー15F tel.033-217-3210・札幌キヤノンギャラリー2016/3/10(木)~3/22(火) 10:00-18:00 土・日・祝 休館札幌市中央区北3条西4-1-1 日本生命札幌ビル1F tel.011-207-2411 ・梅田キヤノンギャラリー2016/4/14(木)~4/20(水) 10:00-18:00(最終日15:00まで) 日・祝 休館大阪市北区梅田3-3-10 梅田ダイビルB1F tel.06-4795-9942伏見行介(ふしみ・ゆきすけ) プロフィール写真家。和光大学人文学部人間関係学科卒 大学在学中より、長友健二氏アシスタント、卒業後杉木直也氏、ケン・モリ氏、シー・チー・コウ氏 熊谷晃氏のアシスタントを経てフリー 現在 株式会社マッシュ代表 多くの広告写真、SP写真、Web,雑誌等の撮影に携わる。近年はアマチュア写真家の指導も始める。 [写真展]2009年 Episode 鈴木礼央奈、禿恵の場合 キヤノンギャラリー銀座他、2007年 Time for a test shooting キヤノンギャラリー銀座他、公益社団法人 日本広告写真家協会会員・常務理事、公益社団法人 日本写真家協会会員
2016年01月21日キヤノンマーケティングジャパンは21日、バッテリ駆動やWi-Fi(無線LAN)に対応した小型軽量のプロジェクタ「ミニプロジェクター C-10W」を発表した。本体カラーはシルバーとディープブルーの2色で、2月上旬から発売する。価格はオープン、店頭予想価格は49,800円(税別)。C-10Wは、2015年8月に発売された「ミニプロジェクター C-5」の上位モデルとなる。C-5よりも若干大型になったが、Wi-Fi対応、解像度や明るさアップといった強化を図った。C-5も併売される。端末側の映像をWi-Fi接続で投映する場合、アクセスポイント経由のほか、C-10Wと端末を直接つなぐことが可能。対応環境は、iOS 8.0以上のAirPlay、Android 4.2.2以上のミラーリング機能、Windows 8.1以上のミラーリング機能となる。Wi-Fi規格はIEEE802.11a/b/g/nに準拠。また、C-10W本体にはHDMI入力×1(MHL対応)もあるので、HDMIケーブルによる映像と音声の入力も可能だ。そのほか主な仕様は、投写方式がDLP、画素数が854×480ドット、最大入力解像度が1,920×1,080ドット(フルHD)、明るさが100ルーメン、コントラスト比が400:1、光源がLED、光源寿命の目安が10,000時間。フォーカスはダイヤルによるマニュアルで、ズームは固定となる。投写距離(画面サイズ)は、0.3m(9.3型)~5m(158型)だ。0.7W+0.7Wのステレオスピーカーを内蔵しているほか、ステレオミニジャック×1の音声出力を備える。バッテリ駆動時間は標準モードで約1.5時間、節電モードで約2時間。本体サイズはW111×D111×H17.2mm、重量は約260g。付属品は、1mのHDMIケーブル、USB OTGケーブル、ACアダプタ、三脚など。
2016年01月21日キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は1月19日、米3D SYSTEMS製の金属粉末焼結3Dプリンタの新しいモデルとなる「ProX DMP 320」の販売を開始したと発表した。同社は2013年10月に米3D SYSTEMSと産業用3Dプリンターの国内販売契約を締結。金属粉末焼結3Dプリンタ「ProX DMP 100/200/300」などの販売を展開してきた。今回販売開始となった新製品「ProX DMP 320」は、25ppmの低酸素濃度雰囲気での焼結により機械特性の向上に寄与するとともに、双方向の材料供給方式を採用しており、レイヤリング時間を短縮している。また、着脱式プリントモジュールの採用により容易な材料交換とコンタミネーション(不純物汚染)懸念の低減を実現しているほか、金属粉末材料の高速リサイクルモジュールの使用も可能となっている。販売価格は、1億1000万円(税別)から。
2016年01月19日キヤノンマーケティングジャパンは、「2015年アサヒカメラ賞受賞作品展」を1月14日から開催する。会場は全国5カ所にあるキヤノンギャラリー。入場は無料だ。「アサヒカメラ」の月例コンテストから、1年を通して優秀な成績を収めた応募者に授与されるアサヒカメラ賞の受賞作品42点が展示される。2015年は「カラープリント」「モノクロプリント」「組写真」「ファーストステップ」の4部門で合計4万点の応募があった。開催期間は以下の通り。キヤノンギャラリー銀座2016年1月14日~1月20日キヤノンギャラリー札幌2016年1月28日~2月9日キヤノンギャラリー仙台2016年2月18日~3月1日キヤノンギャラリー梅田2016年3月10日~3月16日キヤノンギャラリー福岡2016年4月21日~5月10日
2016年01月14日キヤノンは12日、明るさ5,000ルーメンで4,096×2,400ドット解像度に対応したプロジェクター「4K500ST」を発表した。4月中旬より発売する。価格はオープン。店頭予想価格は税別600万円前後。「パワープロジェクター」シリーズの新製品となるハイエンドプロジェクター。独自の光学システム「AISYS」により、光源からの光を縦方向・横方向で独立制御。明るさの向上と小型化を図ることで、5,000ルーメンの高輝度を達成した。液晶パネルは4,096×2,400画素のLCOSパネルを採用し、独自開発の高性能映像エンジンとあわせて、4,096×2,400ドットの解像度を毎秒60フレームで投写できる。フルHDの映像を4K映像へとアップスケーリングする機能も備えている。4Kに対応した短焦点のズームレンズも新たに開発し、大口径非球面レンズやUDガラスなどの特殊光学材料を採用。レンズのF値は2.6で焦点距離は17.2~22.3mm。レンズ開口部にはキヤノンの「Lレンズ」を象徴する赤いラインが刻まれているという。被写界深度も深く、ピントの合う範囲を広くすることで凹凸のある壁やスクリーンの四隅への投写も可能。レンズのフォーカスおよびズームは電動で、倍率は最大1.3倍。レンズシフト量は上下最大±60度 / 左右最大±10度。主な仕様は、映像素子が反射型液晶パネル(LCOS)×3枚、画素数が4,096×2,400ドット、輝度が5,000ルーメン、コントラスト比が2,500:1。映像サイズは40~600型で、投写距離は0.9~17.7m、アスペクト比は15.36:9。キーストーン補正範囲は上下最大±20度 / 左右最大±20度。対応解像度は640×480ドット~4,096×2,400ドット。映像入力インタフェースはHDMI×2、DVI-D×4。5Wのスピーカーを搭載し、本体サイズはW470×D533.5×H175mm、重量は約17.6kg。
2016年01月12日キヤノンとキヤノンマーケティングジャパンは1月12日、「パワープロジェクター」シリーズの新製品として、5,000ルーメンの明るさで4Kデジタルシネマ(4,096×2,160画素)を上回る4,096×2,400画素の解像度に対応した「4K500ST」を4月中旬より発売すると発表した。新製品は、5,000ルーメンの高輝度な4Kプロジェクタ。キヤノンの調査によると、世界最小の約470(幅)×533.5(奥行)×175(高さ)mm、世界最軽量の約17.6kgを実現しているという。美術館や博物館、シミュレーションやデザイン現場、大会議室やイベント会場での利用のほか、店舗や企業におけるデジタルサイネージやプロジェクションマッピングへの活用など、幅広い用途に対応した製品だとしている。今回新たに開発したという短焦点ズームレンズは、大口径非球面レンズやUDガラスなど特殊光学材料が採用されており、これにより、鮮明で臨場感のある、高精細な4K映像投写を実現している。新製品は、マルチ投写・曲面投写の両方に対して、特長を持っている。マルチ投写に関しては、キヤノンR&Dの調査によると、映像をスクリーン投写した場合のゆがみとなるTVディストーションが、他社製品と比べて圧倒的に低い数値となっている。また、「サブピクセル補正」機能により、画素単位より小さな色ずれを0.1画素単位で電気的に補正することが可能となっている。ユーザーの調整した5点を元に、ズームやレンズシフトを加味して色収差を最適に補正する「5点調整」や、9×6の格子で表した格子点54点を色別に調整できる「マニュアル調整」が搭載されている。曲面投写に関しては、F値2.6の被写界深度の深いレンズが採用されていることによって、全体のピントが合いやすくなっている。また、ドーム型スクリーンなどの曲面に光学的にピントを合わせる「周辺フォーカス」機能が搭載されており、100型投写時に平面から曲率半径3mまで凹面凸面ともに、光学的にフォーカス調整が可能となっている。そのほか、上下方向±60%、左右方向±10%のレンズシフトが可能なため、多様な設置にも対応している。新製品の販売想定価格は600万円前後(税別)とされている。
2016年01月12日キヤノンマーケティングジャパンは、本城直季氏による写真展「東京」を2016年2月12日から3月28日まで開催する。会場は東京都港区のキヤノンギャラリーS。入場は無料だ。写真展では、本城直季氏が東京の街を空撮した作品約50点を展示する。作品はすべてキヤノンの大判プリンター「imagePROGRAF」でプリントしたものだ。開催期間中の2016年2月13日には、本城氏が展示作品を紹介しながら撮影時のエピソードなどを話す講演会を開催。ゲストには写真評論家の飯沢耕太郎氏を迎える。Webページから事前予約が必要で、定員は300名(先着順)。参加は無料だ。キヤノンギャラリーSの開館時間は10時から17時30分まで。日曜日と祝日は休館日となる。
2015年12月24日キヤノンは、「imageRUNNER ADVANCE(イメージランナー・アドバンス)」の新製品として、オフィス向け高速複合機「imageRUNNER ADVANCE 6500/8500」の2シリーズおよび、基幹業務向け高速プリンタ「imageRUNNER ADVANCE 8500B」シリーズの、計3シリーズ9モデルを2016年2月中旬より発売すると発表した。「imageRUNNER ADVANCE 6500/8500」シリーズはオフィス向け高速複合機として、モノクロ文書の大量出力ニーズに応える商品となっている。「imageRUNNER ADVANCE 8500B」シリーズは、拠点や事業所の基幹システムからの帳票出力など、基幹業務向けモノクロ高速プリンタとして、低速プリンタの集約による業務の効率化や高耐久性による安定稼働を実現するとしている。新製品には、「パーソナライズ機能」が搭載されており、個々のワークフローに柔軟に対応することで操作性を向上させるとともに、同社初の人感センサーも搭載されている。「パーソナライズ機能」は、一人ひとりのユーザーに合わせて、操作画面の表示言語やコピー/スキャン時の初期設定などを最適化。操作画面上で自分のアイコンを押すことで、簡単にログインできるという。また、10.1型の大画面液晶タッチパネルを採用しており、画面上で指を使ったフリックやピンチイン/アウトが可能になり、操作性を向上している。人感センサーでは、ユーザーが複合機を使用するために近づくとスリープモードから素早く自動復帰する。さらに、ADF(自動原稿送り装置)を使用して原稿を読み込む際に重送を検知する機能が標準装備されており(「imageRUNNER ADVANCE 6500/8500」のみ)、ミスコピーやスキャンのやり直しを抑制するなど、生産性の向上に寄与するとしている。同社希望小売価格(税別)は、6500シリーズが250万円~、8500シリーズが340万円~、8500Bシリーズが298万円~。
2015年12月18日キヤノンマーケティングジャパンは、同社が運営する写真教室「EOS学園」を2016年1月からリニューアルする。初心者からハイアマチュアまでの多様なニーズに応えるべく、講座内容などを刷新する。変更点は主に3つ。1点目は基礎を学ぶ講座で写真の楽しみ方に重点を置くというもの。3段階すべての講座を受講すると、カメラの操作や写真撮影に必要な知識を習得できる。これまで基礎を学ぶ講座は平日の昼間に集中していたが、週末に集中して学べる短期集中講座を新設。2点目は風景や花、ポートレートといったシーンごとの撮影テクニックを学べる講座を拡充するというもの。ラグビーの試合や航空写真、花火大会など、普段立ち入れないような場所でのスペシャルプログラムも開催する。3点目は作品制作講座を新設するというもの。撮影実習と作品講評を繰り返し行い、レベルの高い作品づくりを目指す。作品をプリントで印象的に仕上げるための設定や撮影時のアドバイスを行う。
2015年12月17日キヤノンマーケティングジャパンは、「ミニチュア・カメラ USBメモリー」を12月16日12時に「キヤノンオンラインショップ」にて販売開始する。「EOS 5Ds EF24-105 f/4L IS USM」と「EF 70-200 f/2.8L IS II USM」を用意。合計1,000個限定で、なくなり次第販売終了となる。価格はいずれも税別9,980円。購入は1人1点まで。「CANON iMAGE GATEWAY」の会員のみが購入できる。カメラとレンズの設計図をもとに、精密に再現されたUSBメモリー。ミニチュアの「EOS 5Ds ボディ」と「EF24-105 f/L4 IS USM」がセットになった「MUSB EOS 5Ds EF24-105mm f/4L IS USM 8GB (ミニチュアUSBフラッシュドライブ)」には、ミニチュアEOS 5Ds用のストラップとカメラキャップ、ミニチュア用レンズキャップが付属。レンズがUSBメモリーになっており、カメラとの接点側にUSB端子を持つ。「MUSB EF70-200mm f/2.8L IS II USM 8GB (ミニチュアUSBフラッシュドライブ)」は「EF70-200mm f/2.8L IS II USM」を模している。ミニチュア用レンズキャップとスタンドが付属。EF24-105mm f/4L IS USMと同様、カメラとの接点側にUSB端子を備える。ミニチュアのEOS 5Dsとミニチュアレンズ2本をセットにした「ミニチュアカメラ 5Dsとミニチュアレンズ2本セット」も販売。限定20セットで、価格は税別19,960円だ。
2015年12月16日キヤノンマーケティングジャパンは、iOS向けの無料アプリ「BestShutter」、「Photo Log Map」、「TakeMyPic」、「Easy Photo Sorter」を14日より順次公開すると発表した。○BestShutter(14日公開)「BestShutter」は、多数のシャッター音が収録されたカメラアプリ。あらかじめ入っている音のほか、ユーザー自信が録音したものをシャッター音として使うことも可能となっている。キヤノンマーケティングジャパンでは、被写体の好きな音を鳴らすことで、カメラの方を向きにくい子どもやペットなどの関心を引き付けることができるとしている。対応端末はiOS 8以降を搭載した、iPhone 5/5s/5c/6/6s/6 Plus/6s Plus、iPad(第2世代以降)、iPad Air/2/3、iPad mini/2/3。○Photo Log Map(12月下旬公開予定)「Photo Log Map」は、撮影した写真データとiPhone/iPadの位置情報サービスを利用して、撮影記録マップを作成できるアプリ。マップには、ロケーションの情報を記録したテキストメモやサウンドメモを追加することも可能。記録したログをGPXファイルに書き出す有料オプション(120円)も用意している。対応端末はiOS 8以降を搭載した、iPhone 5/5s/5c/6/6s/6 Plus/6s Plus。○TakeMyPic(12月下旬公開予定)「TakeMyPic」は、iPhone/iPadの撮影画面上で、自分を写し入れたい位置に人型のガイドマークを入れることができるアプリ。ガイドマークが表示されることで、他人に撮影を頼む際、自分の望む構図で撮影してもらえる。対応端末はiOS 8以降を搭載した、対応端末はiOS 8以降を搭載した、iPhone 5/5s/5c/6//6s Plus、iPad(第2世代以降)、iPad Air/2/3、iPad mini/2/3。○Easy Photo Sorter(2016年1月下旬公開予定)「Easy Photo Sorter」は、iPhone/iPad内に保存された写真を管理できるアプリ。日付・時間・曜日などの情報を組み合わせて条件を設定すると、iPhone/iPadの「写真」アプリ内に自動でフォルダが作成される。対応端末はiOS 8以降を搭載した、iPhone 5/5s/5c/6/6s/6 Plus/6s Plus、iPad(第2世代以降)、iPad Air/2/3、iPad mini/2/3。
2015年12月14日キヤノンは12月12日、写真コンテスト「写真新世紀2015」のグランプリ選出公開審査会を東京・渋谷区のヒルサイドプラザにて開催した。グランプリを受賞したのは迫鉄平氏で、受賞作品は「Made of Stone」(動画作品)。写真新世紀は、新人写真家の発掘・育成・支援を目的としたプロジェクトで、2015年で創設25周年を迎える。今回は静止画に加えて動画作品も受け付け、2014年度より約500人多い1,511人の応募があった。応募者のなかから選出された優秀賞(6名)、佳作(18名)の受賞作品を12月3日から「写真新世紀 東京展 2015」にて展示。12日に開催されたグランプリ選出公開審査会にて、優秀賞から迫鉄平氏がグランプリに選ばれた。受賞後、迫氏は「びっくりしているというのが素直な気持ちです。映像作品が今回から公募対象になったことで、自分の作っている映像を写真として考える機会となりました。どのような形になるか分からないですが、写真について考えることを通じ、これからも作品を作っていきたいと思います」とコメント。迫氏には、奨励金100万円とデジタル一眼レフカメラ「EOS 5D Mark III」、次年度の受賞者作品展において新作個展を開催する権利が贈られる。迫氏のグランプリ受賞作品を含む、優秀賞および佳作受賞作品は2015年12月25日まで「写真新世紀 東京展 2015」にて展示される。2014年度のグランプリ受賞者である須藤絢乃氏の新作個展「面影 Autoscopy」、創設25周年イベント「写真の未来は僕らがつくる!」も同時開催されている。会場は東京都渋谷区にあるヒルサイドフォーラム。入場は無料だ。
2015年12月14日キヤノンマーケティングジャパンは12月10日、「第49回キヤノンフォトコンテスト入賞作品展」の開催を発表した。12月17日に東京都中央区のキヤノンギャラリー銀座で展示を開始し、その後は梅田、福岡、札幌、仙台、名古屋のキヤノンギャラリーで順次開催していく。入場料は無料。第49回キヤノンフォトコンテストのテーマは「試してみないか。あなたの写真力。」で、審査員は安珠氏、石橋睦美氏、鍵井靖章氏、築田純氏、吉村和敏氏の5名。写真展では、21,368点の応募の中から選出されたグランプリ、準グランプリと、3部門(自由部門、ネイチャー部門、スポーツ部門)の受賞作品を展示する。開催期間は以下の通り。キヤノンギャラリー銀座2015年12月17日~12月24日キヤノンギャラリー梅田2016年1月14日~1月20日キヤノンギャラリー福岡2016年1月28日~2月9日キヤノンギャラリー札幌2016年2月25日~3月8日キヤノンギャラリー仙台2016年3月17日~3月29日キヤノンギャラリー名古屋2016年4月14日~4月27日
2015年12月10日キヤノンマーケティングジャパンは、下田コーイチ写真展「MONORAIL」を12月10日から開催する。会場は全国3カ所のキヤノンギャラリー。入場は無料だ。写真展では、下田コーイチ氏が15年の歳月をかけて撮影した千葉都市モノレールの作品を展示する。開催期間は以下の通り。キヤノンギャラリー銀座2015年12月10日~12月16日キヤノンギャラリー梅田2016年1月5日~1月13日キヤノンギャラリー名古屋2016年1月21日~2月3日2015年12月12日14時からキヤノンギャラリー銀座にて、また2016年1月9日14時からキヤノンギャラリー梅田にてギャラリートークも開催する。
2015年12月03日キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は12月2日、大日本印刷(DNP)のスクリーンボード新製品「JETBLACK-STS」と、キヤノンの超短焦点プロジェクタ「LV-WX300UST」を組み合わせたディスプレイシステムを発売した。価格はオープン。本システムは、100インチのスクリーンに、明るい部屋でも映像を鮮明に映し出すことができるDNPのスクリーンボード新製品「JETBLACK-STS」と、十分な投写距離の確保が難しい狭小スペースでも大画面投写が可能なキヤノンのパワープロジェクタシリーズの超短焦点モデル「LV-WX300UST」を組み合わせたもの。液晶ディスプレイと同等な品位の画像をより低価格で導入でき、オフィスでの大画面ディスプレイやエントランス・商業施設でのインフォメーションディスプレイ、イベントでのデジタルサイネージなどのニーズに対応する製品となっている。光学設計や微細なレンズ成型技術などを活かし、コントラストと視認性を向上させたスクリーンが用いられており、照明や外光などの反射を抑え、プロジェクタからの投写光のみを視聴者側に反射。厚さ40mm、重量30kgと薄型・軽量なため、持ち運びしやすく設置も容易。ボードタイプ、スタンドタイプの2種類が用意されている。投写面まで短い設置距離で大画面を投写することができるため、オフィスのミーティングスペースや商業施設など、投写距離の確保が難しい狭いスペースでも利用できる。また、10Wのステレオスピーカーが2つ内蔵されており、HDMIケーブルをつなぐことによって映像だけでなくサウンドの視聴も可能。
2015年12月03日キヤノンマーケティングジャパンは12月2日、大日本印刷(以下、DNP)の100型スクリーンボード新製品「JETBLACK-STS」と、キヤノンの超短焦点プロジェクター「LX-WX300UST」を組み合わせたディスプレイシステムを発売した。価格はオープンで、推定市場価格は60万円前後(税別)。高コントラストで視認性を向上させたDNPのスクリーンボードと、狭いスペースでも導入しやすいキヤノンの超短焦点プロジェクターを組み合わせた製品。キヤノンマーケティングジャパンは、オフィスでの大画面ディスプレイやエントランス、商業施設におけるインフォメーションディスプレイ、イベントでのデジタルサイネージなどでの使用を想定している。スクリーンボードのJETBLACK-STSは、光学設計技術や微細なレンズ成形技術などを活かしてコントラストと視認性を向上。照明や外光といった光の反射を抑えて、プロジェクターからの投射光のみを視聴者側へ反射する設計になっている。そのため、明るい場所でも画面が白っぽくならず、高コントラストに投影可能。厚さ40mm、重量30kgと薄型で軽量なのも特徴だ。超短焦点プロジェクターのLX-WX300USTは、投写面まで短い設置距離で大画面を投写できる。10Wのステレオスピーカーを2つ内蔵。
2015年12月02日キヤノンマーケティングジャパンは11月27日、写真家・田中慎一郎氏の写真展「ALPINE SKI WORLD CUP 1/100SEC.」の開催を発表した。12月3日に東京都中央区のキヤノンギャラリー銀座で展示を開始し、その後は札幌と名古屋のキヤノンギャラリーで順次開催していく。写真展では、田中慎一郎氏が撮影したアルペンスキー・ワールドカップの写真を展示。作品は、1/100秒を争うレース展開やレーサー、ファンなどの魅力を表現している。入場料は無料。開催期間は以下の通り。キヤノンギャラリー銀座2015年12月3日~12月9日キヤノンギャラリー札幌2016年1月14日~1月26日キヤノンギャラリー名古屋2016年2月18日~3月2日
2015年11月27日キヤノンマーケティングジャパンは11月26日、2016年キヤノンカレンダー展として、写真家・石川直樹氏の写真展「Encounter Nature日本の風土」を開催すると発表した。会場は東京都港区のキヤノンSタワー「キヤノンオープンギャラリー1」で、期間は2015年12月24日から2016年2月4日まで。入場料は無料。人類学や民俗学に関心を持ち、辺境から都市まで旅をしながら作品を発表している写真家・石川直樹氏の写真展。写真展では、キヤノンマーケティングジャパンの2016年カレンダーに収録された作品など、27点を展示する。展示される作品はすべて、キヤノンの大判プリンター「imagePROGRAF」でプリントしたもの。会場の休館日は日曜日と祝日。このほか、2015年12月29日から2016年1月4日までは年末年始休館期間となる。
2015年11月27日キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は10月から、スウェーデンのClavisterのセキュリティ製品の取り扱いを開始した。ClavisterはOSから独自開発したセキュリティ製品を展開している。現段階でキヤノンITSの取り扱いは次世代ファイアーウォールのみにとどまっているが、「これまで取り組んできたセキュリティビジネスとはまったく異なる、IoTソリューションへのClavister製品を導入するビジネスが展開できる可能性がある」とキヤノンITソリューションズ執行役員セキュリティソリューション事業部長の近藤 伸也氏は話す。何故、Clavister製品には組込製品向けセキュリティビジネスを展開できる可能性があるのか、その理由についてたずねた。キヤノンITソリューションズでは、自社開発製品にとどまらず、海外他社製品や国内他社製品と幅広い製品を取り扱ってきた。そこに新たにClavister製品が加わった。「当社はこれまで20年、日本でセキュリティビジネスを展開してきた。Clavisterはこれまで当社が扱ってきた製品にはない特徴を持っている」と話すのはキヤノンITソリューションズの基盤・セキュリティソリューション事業本部セキュリティソリューション事業部セキュリティソリューション営業部部長の崎山秀文氏。Clavister製品は、Linuxをはじめとしたオープンソースを使わずに完全独自開発したOSを使用。フットプリントが11Mと軽量で、不要なプロセス処理がなく、ハードウェアリソースを効率的に利用するため高速に動作し、脆弱性が少ないという特徴を持っている。「当社は20年前、スウェーデン国内の軍用セキュリティソリューション構築からビジネスを開始した。国防車両向けのセキュリティ製品だったために、フットプリントの小さいシステムである必要があったことから、OSSは利用せず、自社開発を選択した」と、この特徴が生まれた背景についてClavisterのCEOであるJim Carlsson氏は次のように説明する。Clavisterのシニアバイスプレジデントでグローバルセールスを担当するJames Bystom氏は、「OSSは脆弱性の影響を受ける可能性があるが、独自開発であれば脆弱性の影響を受けることはない。さらにハードウェア上を走るコードも全部内製であり、外部の影響によるトラブルが起こることがない。さらに、ソフトウェアのサイズが小さく、フットプリントが小さくなるというメリットも生むこととなった」と説明する。崎山氏はスウェーデンのClavister本社に訪問し、「実際に開発現場や製品テストを行っている現場を見ることができた。テストについては、外部の企業にテストを任せる企業も多いが、Clavisterは自社ソフトを搭載したアプライアンスの耐久テストまで社内で行っている。製品の品質に対する強いこだわりを持っていることが伝わってきて、信頼も増した」と話す。こうした特徴を活かし、ClavisterではIoT向けセキュリティ製品の開発に取り組んでいる。「これまでネットワークセキュリティ製品を開発、提供してきたが、今後はあらゆるデバイスがネットワーク上で利用される。我々がネットワーク製品で培ってきた技術、ノウハウはIoT向け製品にも活かすことができると考えた。ただし、IoTサービスは都市向けやビル用などさまざまなレベル向けのものがあり、セキュリティゲートウェイはどうあるべきか、さまざまな検討を行っている段階だ」(Bystom氏)確かにIoTは、これまでのオフィス向けセキュリティ製品とはまったく異なる用途であり、連携するソリューションも多岐にわたる。カメラや湿度を測るセンサーなど、これまでのオフィス用セキュリティ製品とは異なるデバイスとの連携も必要になることから、IoTセキュリティ製品の設計がどうあるべきか、さまざまな企業の試行錯誤が始まった段階である。Clavisterでは、「IoTにおいても最初からセキュリティ対策を考慮した設計であるべきではないかと考えている。当社の製品の特徴である独自仕様でハードウェアリソースを活かす、フットプリントが軽いといった点はIoTに利用するのに向いている」(Carlsson氏)と見ており、IoT向けビジネスを重要なビジネスチャンスと位置づけている。「ノキアは2020年には3030万台の自動車がネットワークに接続され、トラフフィックすべてがLTEでやり取りされると試算している。これが実現すれば利便性は高まるが、インターネットに接続された自動車をハッキングすることができるという報告も行われている。ネットワークにつながった自動車へのハッキングは、生命を脅かす事象となるだけに、どうセキュリティを担保するのかは重要な課題となってくるだろう」(Carlsson氏)キヤノンITSの近藤氏も、「自動車向けセキュリティといった生命の危険につながるセキュリティに対しては、従来型のベストエフォートでは済まない。一段階高いレベルのセキュリティ担保が必要となる」と指摘。それだけに慎重に事を進めなくてはいけないものの、「新しいセキュリティビジネスとしてIoT向けには積極的に取り組んでいきたい」と前向きなコメントが得られた。Clavister製次世代ファイアーウォールの製品発表時には、「2020年には25億円」という売上目標を発表したが、「IoT製品の売上見込みは、この中に含まれていない。この売上目標とは別の売り上げが見込める」と近藤氏は話す。売上見込みを別とした理由は「我々が取り扱っているウイルスメール対策ESETに対しては、医療レセプトシステムを開発するメーカーから声がかかり、医療システム向けのウイルスメール対策に取り組んだ経験がある。こうした業界や特定機器、システムに特化したセキュリティ対策は、IoT向けセキュリティにつながっていくものとなるのではないかと考えている」(近藤氏)とのことで、オフィス用セキュリティとは異なるセキュリティシステムに取り組んだ経験から、新たな市場開拓ができる算段のようだ。とはいえ、「実際に経験して感じるのだが、オフィス向けセキュリティは固定された世界だが、IoT向けセキュリティとなるとどこにつながるのか、わからない。ClavisterのBystom氏と話しているのは、IoT向けセキュリティはオフィス向けと異なり、よりエンドポイントに近づけて設計する必要があるのではないのかということ」(崎山氏)と、技術的にも新しいチャレンジが必要となることも確かだという。新しいチャレンジではあるが、キヤノンITSとしては、「長年セキュリティビジネスを展開してきた経験、キヤノンITSブランドはこの分野にも活かしていくことができる」(崎山氏)と積極的に取り組んでいく計画だ。
2015年11月25日キヤノンマーケティングジャパンは11月20日、「2015 第39回 鉄道ファン・キヤノンフォトコンテスト 入賞・佳作作品展」の開催を発表した。11月26日に東京都中央区のキヤノンギャラリー銀座で展示を開始し、その後は名古屋、仙台、梅田、福岡、札幌のキヤノンギャラリーで順次開催していく。写真展はキヤノンマーケティングジャパンと月刊誌「鉄道ファン」の共催で、「鉄道」をテーマにしたフォトコンテストの入賞・佳作作品を展示する。コンテストの入賞・佳作作品は、5,500点以上の応募作品から、都築雅人氏、ルーク・オザワ氏、月刊『鉄道ファン』編集長の高田氏により選出された。開催期間は以下の通り。キヤノンギャラリー銀座2015年11月26日~12月2日キヤノンギャラリー名古屋2015年12月10日~12月25日キヤノンギャラリー仙台2016年1月21日~2月2日キヤノンギャラリー梅田2016年2月12日~2月17日キヤノンギャラリー福岡2016年3月10日~3月22日キヤノンギャラリー札幌2016年4月7日~4月19日
2015年11月24日キヤノンマーケティングジャパンは11月19日、東京都港区のキヤノンSタワー「キヤノンギャラリーS」にて、ベルリン在住の写真家・野口里佳氏による写真展「夜の星へ」を開催すると発表した。期間は2015年12月17日から2016年2月8日まで。入場料は無料。写真展では、野口氏がベルリンの夜の街を撮影した写真作品約30点と映像作品を展示する。展示される写真はすべてキヤノンの大判プリンター「imagePROGRAF」でプリント。映像作品はキヤノンのデジタル一眼レフカメラEOS 5D Mark IIIで撮影された。また12月19日14時から、野口氏が作品を解説するギャラリートークを実施。定員は50名(先着順)で、参加申し込みは11月24日10時から同社Webサイトにて行える。
2015年11月19日