『オリックスの勝利とドラマの成功を願って全力投球!』運動神経悪い芸人・田所が豪快なピッチングを披露!特別始球式4月11日(木)オリックス×楽天戦BS松竹東急<BS260ch・全国無料放送>で毎週水曜夜11時から放送中の水曜ドラマ23「向かいのアイツ~メトロンズ初出演 連続ドラマ~」主演のメトロンズからキングオブコント9代目チャンピオンの実力派コント師・ライスの2人が、4月11日開催のプロ野球「オリックス・バファローズ×東北楽天ゴールデンイーグルス」(京セラドーム大阪)の特別始球式に登板しました。キャッチボールのネタなども日頃から披露しているライスですが、田所は「絶望的な運動神経の悪さで40年以上生きてきた僕ですが、なんとこの度始球式を務めさせていただく事となりました。自分にこんな日が来るとは夢にも思いませんでした。球団ファンの皆様と関係者様の大いなる器と勇気に感謝でいっぱいです。」と感謝の想いを述べるとともに、「このドラマの成功と、そして一番にこれからのバファローズの益々のご活躍を祈念しまして、この日僕は“球を真っ直ぐに投げる”という人生最高難度の技に挑戦します。必ず温かい目で見て下さい。」と意気込んだ。一方の関町は、「昔から運動神経が悪く、野球とは無縁の相方の田所が始球式を務めます。皆さん是非温かく見守ってください。そしてもし変な球を投げたら渾身のヤジをお願いします。」と相方へエールを送りました。気合が入った様子の2人は、「TADOKORO」「SEKIMACHI」という名前と、背番号にBS松竹東急のチャンネル番号「260」の入ったバファローズのユニフォームを身にまといグラウンドへ向かいました。2人の登場でドームは大きな拍手と歓声に包まれる中、笑顔で手を振り応えながらマウンドへ立った田所、その隣で「運動神経がものすごく悪くて、運動とは無縁の男ですが、今日はしっかりとストレートでストライクを入れられるよう練習してきましたので、皆さん応援してくれぇい!」と持ちネタを交えながら大きな声援を送る関町とのやり取りに、大きな笑いが巻き起こりました。そして、“運動神経悪い芸人”でおなじみでもある田所が大きく振りかぶると、豪快なフォームで見事なピッチングを披露しました。球を真っ直ぐに投げ込むと、右手を大きく挙げてガッツポーズ、そして関町も隣で大きな拍手を送り始球式を終えました。始球式後の田所は、「なかなかいい球が投げられたんじゃないかなと、個人的には思います。普段やっている劇場とはキャパの大きさが違い緊張しましたが、点数をつけるとしたら100点でしょう!あっという間ですが、楽しかったです!」とやりきった表情で感想を語るとともに、関町は、「もしとんでもない球を投げたらどうしようかと話していたんですけど、ファンの皆さまが温かくて、いつまででも会場にいたいなと思いました。優しいファンの皆さまでありがたかったです。また、タモンズという後輩がオリックスファンで、楽屋で当たり前のように映像を見ているので、オリックスは身近な存在です。」とバファローズへの思いも明かしました。そして主演ドラマの水曜ドラマ23「向かいのアイツ~メトロンズ初出演 連続ドラマ~」についても「主演を固める脇役として、1人で何役もやっているのでそこに注目してほしいです!早速1話から、女性役とおじいちゃん役で出ていて、なかなか斬新なドラマとなっています。コントではない、ドラマの演技をしていますので、そこもぜひ楽しみに注目していただきたいですね!」と2人でアピール。なお、始球式の様子は、当日の野球中継「BS松竹東急ベースボールシアター」内でもリプレイ放送されました。人気コント師・しずる、ライス、サルゴリラ3組に、作家・演出家の中村元樹を加えた7人組の演劇チーム「メトロンズ」によるオリジナルドラマ「向かいのアイツ~メトロンズ初主演 連続ドラマ~」、並びに「BS松竹東急ベースボールシアター」をぜひお楽しみください。水曜ドラマ23「向かいのアイツ~メトロンズ初主演 連続ドラマ~」番組概要©BS松竹東急【番組名】水曜ドラマ23「向かいのアイツ~メトロンズ初主演 連続ドラマ~」【放送日時】毎週水曜夜11時~放送中※Tver、FUNNYチャンネルにて最新話の1週間無料見逃し配信あり【放送局】BS松竹東急(BS260ch・全国無料放送)【出演】赤羽健壱 KAƵMA 児玉智洋 関町知弘 田所仁 村上純純 /倉島颯良 /渡辺哲【脚本】中村元樹【監督】井口昇【OP曲】 NIKO NIKO TAN TAN「IAI」【ED曲】 松田今宵「バースデー前夜」(SDR)【プロデューサー】重富浩二(BS松竹東急) 篠原任成(BS松竹東急) 船田晃 藤代賢二【製作著作】BS松竹東急【局公式 X】@BS260_official【ドラマ公式 X】@BS260_drama【ドラマ公式 Instagram】 bs260_mukainoaitsu【クレジット】各画像を掲載の際は、©BS松竹東急 をお願いいたします。向かいのアイツ メトロンズ | BS松竹東急 : BS松竹東急ベースボールシアター番組概要【番組名】BS松竹東急ベースボールシアター【放送予定】オリックス・バファローズの公式戦をホーム・ビジター合わせて年間29試合以上生中継!3月8日(金)午後1時30分オリックス・バファローズ-読売ジャイアンツ京セラドーム大阪3月24日(日)午後1時55分 オリックス・バファローズ-阪神タイガース京セラドーム大阪3月30日(土)昼12時59分オリックス・バファローズ-福岡ソフトバンクホークス京セラドーム大阪3月31日(日)昼12時59分オリックス・バファローズ-福岡ソフトバンクホークス京セラドーム大阪4月5日(金)夜5時59分千葉ロッテマリーンズ-オリックス・バファローズ ZOZOマリンスタジアム4月11日(木)夜5時59分オリックス・バファローズ-東北楽天ゴールデンイーグルス京セラドーム大阪4月12日(金)夜5時59分オリックス・バファローズ-北海道日本ハムファイターズ 京セラドーム大阪4月19日(金)夜5時59分福岡ソフトバンクホークス-オリックス・バファローズ 福岡PayPayドーム4月24日(水)夜5時59分オリックス・バファローズ-埼玉西武ライオンズ京セラドーム大阪4月25日(木)夜5時59分オリックス・バファローズ-埼玉西武ライオンズ京セラドーム大阪5月14日(火)夜6時29分オリックス・バファローズ-千葉ロッテマリーンズ 那覇5月24日(金)夜5時59分埼玉西武ライオンズ-オリックス・バファローズ ベルーナドーム6月1日(土)午後1時59分オリックス・バファローズ-中日ドラゴンズ(セ・パ交流戦) 京セラドーム大阪6月26日(水)夜5時59分オリックス・バファローズ-福岡ソフトバンクホークス 京セラドーム大阪6月27日(木)夜5時59分オリックス・バファローズ-福岡ソフトバンクホークス京セラドーム大阪6月28日(金)夜5時59分千葉ロッテマリーンズ-オリックス・バファローズZOZOマリンスタジアム7月9日(火)夜5時59分オリックス・バファローズ-福岡ソフトバンクホークス京セラドーム大阪7月10日(水)夜5時59分オリックス・バファローズ-福岡ソフトバンクホークス京セラドーム大阪7月12日(金)夜5時59分千葉ロッテマリーンズ-オリックス・バファローズ ZOZOマリンスタジアム7月13日(土)夜5時59分千葉ロッテマリーンズ-オリックス・バファローズZOZOマリンスタジアム7月17日(水)夜5時59分埼玉西武ライオンズ-オリックス・バファローズベルーナドーム8月13日(火)夜5時59分オリックス・バファローズ-東北楽天ゴールデンイーグルス京セラドーム大阪8月16日(金)夜5時59分オリックス・バファローズ-北海道日本ハムファイターズ京セラドーム大阪8月28日(水)夜5時59分福岡ソフトバンクホークス-オリックス・バファローズ長崎9月10日(火)夜5時59分オリックス・バファローズ-千葉ロッテマリーンズ京セラドーム大阪9月14日(土)夜5時59分オリックス・バファローズ-福岡ソフトバンクホークス京セラドーム大阪9月21日(土)夜5時59分オリックス・バファローズ-北海道日本ハムファイターズ京セラドーム大阪9月22日(日)夜5時59分オリックス・バファローズ-北海道日本ハムファイターズ京セラドーム大阪9月23日(月・祝)夜5時59分オリックス・バファローズ-福岡ソフトバンクホークス京セラドーム大阪阪【BS松竹東急ベースボールシアター公式X】@BS260_baseball【お知らせページ】 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年04月11日お笑いトリオ・GAGのひろゆきが3月31日、自身のX(旧ツイッター)を更新。トリオからの脱退を発表した。FANYマガジンを通じて3人はコメントも。今後、ひろゆきは「ヒロユキMc-II」(ひろゆきマークツー)と改名してピン芸人として活動していく。GAGは、2015年のABCお笑いグランプリ優勝、17年から20年まで4年連続で『キングオブコント』ファイナリストとなるなど、実力派として知られている。■コメント【福井俊太郎】3月中旬に、ひろゆき氏から「GAGを抜けたい」との要望がありまして、彼の意思を尊重し脱退という運びになりました。今回の件を受けまして、私、個人としての想いは、まず何よりトリオのGAGを応援してくださった方々に申し訳ない気持ちでいっぱいです。受けたご恩を返せずすいません。後、トリオでコントをやりたくてこの世界に入ったので、今後3人体制のGAGでトリオコントができなくなるのは非常に残念です。まぁネトネト言ってても仕方ないので、ここからは、また新たな形でSJ氏と共に2人体制のGAGで活動していこうと思っております。具体的にどのような活動をしていくのかは詳細は決まっておりませんが、やっぱり初志貫徹、理想の芸人像を追いかけて新ネタどんどん作って舞台やネタ番組で成り上がる奴ではありたいです。今後とも何卒よろしくお願い致します。ひろゆき氏18年間ありがとうぅお互い頑張っていきましょうぅ【SJ】急な報告すみません。4月1日より福井&SJの2人でGAG活動をしていく事になりました。3月中旬に、ひろゆきから『申し訳ないが3人での活動が難しい』と言われ、S(さよなら)J(じゃあね)する形になりました。ひろゆきが休養していたこともあり、どのような気持ちの流れでこうなったのか、今後どうしていくのかは正直詳しく聞けてません。そして福井も絶賛『ひくねとコントサークル』修羅モードの時期でして、まだ今後の新体制GAG活動の作戦会議ができてない状態です。結構急な事でして、その辺りのまだ分かってない事がハッキリしたらまた報告させてもらおうと思ってます。今までの3人体制GAGの事を応援していただいてる感謝しかない皆さん、1秒でも我々のためにご協力をしていただき、一緒に仕事させてもらってる優しい皆さん、私の状況を自分と同じように感じてくれてる青春時代からの友達&坂本家血縁関係シリーズ、結果を残すという大義を果たせないまま、このような形をとるという不義理をしてしまいマジですみません。これからの新体制GAGとして、信用を取り戻せるようがんばりますので、引き続きチェックよろしくお願いいたします。【ヒロユキMc-II】突然のご報告となり、申し訳ございません。本日をもちましてGAGから抜けることにしました。休養中いろいろなことを考え、この先GAGのメンバーとして3人で活動していくことは難しいと判断し、福井くん坂本くんにやめさせてほしいと言いました。福井くん坂本くん、先輩同期後輩、関係者の方々、そして応援してくださっている皆さまには、このような形を選んだこと、多大なるご迷惑をおかけしますこと、心よりお詫び申し上げます。そして改めまして、こんな自分を今まで支えていただいたこと、心より感謝申し上げます。本当にごめんなさい。本当にありがとうございました。格段、福井くん坂本くんには感謝しております。2人が相方でなければ僕は今まで芸人を続けることはできなかったでしょうし、いろんな場所行けなかったし、いろんな景色見れなかったし、いろんな人に会えなかったし、いろんなことできませんでした。本当にありがとうございました。約1ヶ月半ほど休養しておりましたが、明日4月1日より芸人活動を再開させていただきます。それに伴い、名前を『ヒロユキMc-II』(ひろゆきマークツー)と改め、自分ができることを精一杯やっていき、1人でも多くの人を笑顔にできるよう精進して参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
2024年03月31日●忙しい中でもやりたいことが実現できた年に『キングオブコント2021』で準優勝したことをきっかけに注目を集め、テレビでも大活躍のお笑いコンビ・男性ブランコ(浦井のりひろ、平井まさあき)。“お笑い×未体験”を追い求め、昨年12月に池袋のサンシャイン水族館でオンラインコントライブ「トワイライト水族館」を開催し、今月18日には国立科学博物館で博物館コントライブ「嗚呼、けろけろ」を開催、来年1月8日までライブの模様を配信している。新たな挑戦を続ける2人にインタビューし、2023年を振り返るとともに今後の抱負を語ってもらった。――やりたいとおっしゃっていた博物館でのライブも実現しましたが、2023年はどんな年になりましたか?浦井:忙しかったですが、忙しかった中でも博物館ライブなど好きなことがやれていた感じがします。『キングオブコント』と『M-1グランプリ』は決勝に行けませんでしたが、やりたいコントができましたし、割と自由にやれたなと思います。平井:好きなことができましたし、一歩進んだなと実感できる年に。コントライブを2都市で開催して動員数も徐々に増やせていますし、水族館でライブをやったからこそ、お笑いライブの前例がなかった科博でもできたと思います。僕らはずっとコツコツなんです。何かがあって一気にいくということはなく、何カ月、何年かけてコツコツやってようやく上がってきたという感じで、今年も着実に前に進んでいるなという感覚はあります。――以前お話を伺ったときに、昨年までは賞レースで勝つことだけを意識していたが、今年はそれだけに縛られずに活動していきたいとおっしゃっていましたが、今年戦ってみていかがでしたか?浦井:賞レースに支配されずにやれたなとは思います。昨年はガチガチに賞レースに意識を向けてやっていましたが、今年は身動きが取れないほど賞レースのことを考えるような年ではなかったので、気持ち的にはだいぶよかったです。――2024年はどんな年にしたいですか?平井:単独ライブも少しずつ規模を大きくしていけているので、次は3都市、4都市とか、徐々に増やしていけるのかなと。水族館や博物館などのライブはまた別のプロジェクトとして考えているので、それはどうしようかなと今考えているところです。ただ来年は8月ぐらいまでやることが決まっていて。浦井:2人とも演劇があったり、僕はZiDolの活動もあって、そのあとに単独ライブをやるので、ありがたいことに前半はやることがほぼ決まっているんです。平井:それは今までなかったことなので面白いなと。演劇を見に来て興味を持ってくれた方が単独ライブに来てくれたりして、お客さんが増えたらうれしいなと思っています。○テレビや演劇をきっかけに「自分たちのライブにたどり着いてほしい」――TBS系『ラヴィット!』をはじめ、テレビでも活躍されていますが、テレビのやりがいはどのように感じていますか?平井:『ラヴィット!』とか、テレビの反響は大きいですね。浦井:「『ラヴィット!』見てます」と言っていただくのが一番多いです。あと、今年『18/40~ふたりなら夢も恋も~』(TBS)というドラマで深田恭子さんに嫌なことを言う上司役をやらせてもらったのですが、『キングオブコント』よりも『M-1』よりも、親に来た連絡の数が多かったらしいです。みんなドラマを見ているんだなと思いました。平井:今はYouTubeだと言われていますが、テレビが追い抜かれているわけではないなと。視聴者の層が違うと思うので、若い方は違うのかもしれませんが。浦井:テレビなりを入り口にして、自分たちのライブにたどり着いてほしいなと。演劇とかもそういうきっかけになってくれたらいいなと思っています。――ライブに対する思いはブレないですね。浦井:そうですね。平井:これが軸なので。●ブレイクを感じる瞬間は? 家賃2~3倍に変化も――お二人とも『ラヴィット!』の企画で引っ越しされたというのもすごいなと。平井:めっちゃ世話になっていますね(笑)――家賃が2~3倍に。平井:僕は2倍に。浦井:僕は3倍に。でもやることは全く変わってないです。家に帰って、プラモデルを作って、フィギュアを眺めて、ゲームして。部屋が広くなっただけという。――家賃の高い部屋に住めるようになったというのもブレイクを実感する瞬間かなと思いますが、ほかにブレイクを実感する瞬間はありますか?平井:小生意気ですし、そんなことをやる身分でもないですが、めっちゃおごります。後輩とか、バーで隣になって話した人とか。僕だと知っている方もいますし、知られていない場合もあります。高価な買い物もしないので、それくらいしかお金を使っていません。浦井:僕は、絶対に電車に乗らなくていいんだなということですかね。極力電車に乗りますが、タクシーも選択肢に入るように。前はタクシーという選択肢なんて全くなかったので。○今は極力電車で移動いずれは「オールタクシー移動」を希望――今後さらに売れて、こう変わりたいという願望はありますか?平井:できれば全部タクシー移動……オールタクシー移動に。浦井:タクシーの話ばっか(笑)平井:確かに(笑)。でもやっぱり混んでいる時の電車のストレスってけっこうあるなと思っていて。なるたけタクシーは乗らず電車にしているんですけど、ロングコートダディの堂前(透)さんがなるべくタクシーを使うと言っていて、現場まで直で行けるし、考えごとができると。電車は乗り換えを気にしないといけないから。考え事をしたり、気持ちを整理したり、台本を覚えたり、そういう時間として捉えたら、高い値段を払っても相応になるのかなと思いました。――浦井さんはいかがですか?浦井:今たくさんお仕事をいただいている状態ですが、もっと頑張ったらコントロールが効くようになるのかなと。そうなると、よりやりたいことができるのかなと思うので、そうなれるように頑張りたいなと思っています。生意気かもしれないですけど。――最後に博物館コントライブ「嗚呼、けろけろ」の配信についてメッセージをお願いします。浦井:こんな変わった場所でやっているコントライブはなかなか見られないと思うので、ぜひ年末年始に体験していただきたいです。平井:老若男女楽しめる内容になっているので、ご家族で見ていただいても面白いと思います。こんなんあるんだと子供たちにも伝えられると思いますし、大人が見ても面白いと自信を持って言えるので、ぜひ見てください!■男性ブランコ浦井のりひろ(1987年12月3日生まれ、京都府出身)、平井まさあき(1987年8月1日生まれ、兵庫県出身)によるお笑いコンビ。2011年結成。大学時代に演劇サークルで出会い、2010年、大学卒業後に2人そろってNSCに入学。『キングオブコント2021』で、ザ・マミィと同率で準優勝し、一気に注目を集める。精力的にライブを開催するほか、木曜隔週レギュラーを務めるTBS系『ラヴィット!』など多くの番組にも出演。博物館コントライブ「嗚呼、けろけろ」は2024年1月8日まで視聴可能(販売は1月8日12:00まで)。
2023年12月31日2021年に『キングオブコント』で優勝し、テレビや劇場などで大活躍のお笑いコンビ・空気階段(水川かたまり、鈴木もぐら)。12月6日に単独公演「無修正」のDVDを発売した2人が取材に応じ、DVDへの思いを語るとともに、来年3月末で解散することを発表した和牛について言及した。○DVDは出し続けたい「目標だったので」今年5月16日から全国8都市を巡り、延べ2万人が来場した全国ツアー「第6回単独公演『無修正』」。DVDには、8月31日に行われた千秋楽となる東京公演が収録され、特典映像として『空気階段の踊り場』(TBSラジオ)記録映像集も収められている。DVDの発売は3回目。もぐらは「DVDプレーヤーが家にないという方もいらっしゃると思いますが、僕らはDVD世代というか、家に好きな人のDVDを置いていた世代だったので、ぎりぎりまで抗って、会社が出していいと言ってくれているうちは出したい」とDVDへの思いを述べ、かたまりも「いちいちDVDを入れて再生してという作業が身近なものではなくなってきていると思いますが、自分らのDVDを出すというのは一個目標だったので、会社から『お金にならないからやめてくれ』と言われるまでは出そうかなと思っています」と語った。○鈴木もぐら、21キロ減で「寝起きが良くなった」もドラマ現場に遅刻11月13日に行われたTBSラジオ『空気階段の踊り場』のイベント『空気階段の大踊り場』では、もぐらが2カ月で体重を119.4kgから100kg以下にすることを目標に行っていたダイエットの結果報告が行われ、最終結果は98.5kgと見事目標を達成。2カ月のダイエット期間が設けられていたが、実際にダイエットを始めたのは10月13日とのことで、1カ月で21kgの減量を成し遂げた。結果報告から1カ月、この日の取材会ではだいぶ戻ったような印象に。もぐらは「98kgまで痩せましたが、今は107kg」と9kgリバウンドしたことを明かすも、「1回109kgまでいきましたが、なぜか2、3kgぐらい落ちて、106~107kgあたりでずっといる」と安定しているようだ。ダイエットしたことで「寝起きが格段に良くなりました」と言い、遅刻癖もやや改善されたという。だが、かたまりが「ドラマの現場で何度かあったと聞いています。昼ごはんの叙々苑弁当をおごらされるはめになったと……」と暴露すると、もぐらは「差し入れしました。痩せて話ごとに見た目も違うし、1回髪を切って編集でつながらなかったこともあるし、そのすべての禊というか、これでリセットさてくださいということで。70人分ぐらいで20万円。現金が足りなかったのでプロデューサーさんにお願いして天引きという形になったんですが」と説明した。○コンビの仲の悪さは「わからない」 話さないのが「普通」かたまりは、もぐらの遅刻のせいで嫌いになって解散を考えたことは? との質問に「あります。3月末に解散します」と、来年3月末に解散すると衝撃発表した和牛を思わせる回答をし、もぐらが「しませんよ」とすぐに否定。和牛の解散に2人とも衝撃を受けたそうで、かたまりは「ニュースを見てびっくりしました」と言い、もぐらも「全く知らなかったです。そんなわけないだろと。びっくりです」と話した。和牛を見て仲が悪いという雰囲気は「なかった」と口をそろえる2人。もぐらは「そもそも劇場でコンビ同士でしゃべっている人って、鬼越さん(鬼越トマホーク)とトレンディエンジェルさんだけです。それ以外は、顔も視界に入らない位置にいてそれが通常。仲が悪いとかではなくそれが普通なので、仲が悪いとか悪くないとかわからない」と言い、「トレンディエンジェルさんは地方で『斎藤さん飯行く?』ってたかしさんが誘って、その逆もあったり。鬼越さんは『金ちゃん飯行くか』とか言って、来なかったら『俺の飯より大事なものがあるのかよ』ってキレるみたいな。仲の良さは目立つけど、(仲の悪さは)わからないです」と2組の仲の良さを明かした。空気階段は2人だけで食事は行かないという。もぐらは「誰か1人いれば行きますよ」と言い、かたまりは「2人で行くコンビが異常ですよ」と話していた。
2023年12月15日●9キロリバウンドも107キロを維持2021年に『キングオブコント』で優勝し、テレビや劇場などで大活躍のお笑いコンビ・空気階段(水川かたまり、鈴木もぐら)。12月6日に単独公演「無修正」のDVDを発売した2人が取材に応じ、同DVDやライブへの思いを語るとともに、先日21kg減のダイエットに成功したもぐらは、9kgリバウンドした現状を明かし、「地獄だった」というダイエットを振り返った。○もぐら考案の「北斗の拳ダイエット」で21キロ減量に成功11月13日に行われたTBSラジオ『空気階段の踊り場』のイベント『空気階段の大踊り場』で、もぐらが2カ月で体重を119.4kgから100kg以下にすることを目標に行っていたダイエットの結果報告が行われ、最終結果は98.5kgと見事目標を達成。2カ月のダイエット期間が設けられていたが、実際にダイエットを始めたのは10月13日とのことで、1カ月で21kgの減量を成し遂げた。結果報告から1カ月、この日の取材会ではだいぶ戻ったような印象に。もぐらは「98kgまで痩せましたが、今は107kg」と9kgリバウンドしたことを明かし、「1回109kgまでいきましたが、なぜか2、3kgぐらい落ちて、106~107kgあたりでずっといる。僕のイメージだとバーッとそのまま止まらずに130kgぐらいまでいってしまうんじゃないかと思っていたので、ダイエット方法がよかったのかもしれないですね」と話した。今後は、106~107kgをキープしたいと考えているそうで「健康第一でいきたい」と宣言。痩せて笑いに影響が出る可能性など心配していたのか尋ねると、もぐらは「そこは皆さんに慣れていただくように頑張るしかないですね。ちょっと痩せちゃいましたけど。今年は細身で頑張ります」と言い、かたまりは「大丈夫ですよ。98kgでも全然デカいので。お笑い的には80kgぐらいまでは全然問題ないと思います」と笑っていた。ちなみに、もぐらは自身が考案した「北斗の拳ダイエット」で痩せたという。「常に苦しいんですよ。極限までものを食わずに働きまくるというダイエット方法なので。運動はジムでの自転車と区民プールの二本立て。食事は1日400キロカロリー以下。食えるのはサラダとおでんぐらいしかない」と説明した。21kg痩せた経験を生かしてダイエット本を出したいという思いも。「せっかく痩せたんですから。1カ月で21kgって儲けられるんじゃないかなと思っています。『北斗の拳ダイエット』について詳しく書かせてもらいます」と言い、「タイトルをつけるなら『世紀末ダイエット もぐらの拳』って感じですかね」とタイトル案を挙げると、かたまりは「ちょっと売れそう」と笑っていた。○かたまり、みるみる痩せていくもぐらに「狂気を感じた」ダイエットが成功した場合、かたまりがご褒美として鈴木に韓国旅行をプレゼントし、さらにかたまりが単独ライブを開催するという約束だったため、結果発表の際にかたまりは苦渋に満ちた表情を浮かべていた。かたまりは「1カ月で20キロ痩せるのは普通に考えて無理だと思っていて、勝利を確信して過ごしていたんですが、軽量の1カ月前ぐらいにめちゃくちゃ飲み食いした次の日から目の色を変えて炭水化物を一切口にしなくなって、最後の1週間はみるみる小さくなっていっていたので狂気を感じました。ダイエットに失敗していたらもぐらがハマっているゾンビのゲームを消去されるという約束だったんですが、こんなにゾンビ好きだったんだと。今までそういう努力を一切放棄してきた人間なのに、ゾンビを人質にとられたらこんなにもやるんだというのは怖かったです」と驚きを口に。今は、約束の単独ライブの準備をしているそうで、「60分ライブなんですが7分くらいは埋まるかなという現状」とのこと。「できるだけ今回は人の力を借りずにやろうと思っている。今まで僕らのコンビの単独とかもいろんな人に助けてもらってやっていますが、今回はどういう大変さがあるのか学んでみようと思って基本的に1人でやろうと思っています」と話した。そして、ライブの準備について「かなり憂鬱です。最悪の年末ですね」と吐露するかたまり。もぐらはライブを見守らないそうで、「頑張ってっていう感じです。私はゆっくり年末を過ごそうと思います。見守らないです。家でおもちとか炭水化物を食べながら正月は過ごそうと思っています。勝ったんですから。みんなが頑張っている中、飲むお酒は格別。水川が単独やっている中で飲む酒は最高にうまいと思うので、そういう時間の使い方をしようと思います」と笑った。●ライブは活動の軸DVDへの思いも語る12月6日には、今年5月16日から全国8都市を巡り、延べ2万人が来場した全国ツアー「第6回単独公演『無修正』」のDVDが発売に。同DVDには、8月31日に行われた千秋楽となる東京公演が収録され、特典映像として『空気階段の踊り場』(TBSラジオ)記録映像集も収められている。DVDの発売は3回目。もぐらは「DVDプレーヤーが家にないという方もいらっしゃると思いますが、僕らはDVD世代というか、家に好きな人のDVDを置いていた世代だったので、ぎりぎりまで抗って、会社が出していいと言ってくれているうちは出したい」とDVDへの思いを述べ、かたまりも「いちいちDVDを入れて再生してという作業が身近なものではなくなってきていると思いますが、自分らのDVDを出すというのは一個目標ではあったので、会社から『お金にならないからやめてくれ』と言われるまでは出そうかなと思っています」と語った。また、もぐらは「タイトルは『無修正』。限界まで表現や修正が入ってない形で出せていると思う。昨今、テレビやメディアがコンプライアンスとかやっちゃいけないことがあって、舞台も何でもありというわけではないですが、できる限りのことはやっているので、鮮度を保っている状態で皆さんにお届けできると思います」と紹介。かたまりは「パッケージがおしゃれだとおぎやはぎさんも言っていたので、これはおしゃれだと思う。部屋のインテリアとしてでも活用してもらえると思います」とアピールした。2人にとってライブは活動の中の軸だという。かたまりは「舞台はダイレクトに視覚と聴覚で笑い声が来るというところがテレビとの一番の違いかなと思います。テレビでも観覧のお客さんがいる場面もありますが、見たいと思ってお金を払ってチケットを買ってきてくれて、僕らもやりたいと思ってコントを作って笑ってもらうというのはすごく健やかなんじゃないかなと。それが一番好きです」と舞台への思いを語る。もぐらは「野球とかサッカーとかと一緒で、やっている人間がいて、それを見に来てくれるお客さんがいて成り立っているものが、便利になってきて電波とか使えるようになったから、行けない人にもお見せしたいし、できれば(劇場に)来ていただきたいというので、テレビでネタやったりという順番があると思うので、舞台は本来あるべき場所です」と言い、「これからもそこでやっていきたい。お客さんに見てもらってご飯も食べられるようになったので」と話した。○2023年はどんな年に? もぐら「離婚から始まって…」 かたまり「理想通り」そして、今年を振り返り、もぐらは「僕が離婚してというところから始まっているんですけど、大病を患うこともなく、むしろ健康的に、ダイエットも成功して、DVDも出せて、総合的な感じいうと、マイナス1万ポイントぐらいで済んでいます。とにかく離婚がガッという感じだったので。でも、DVD発売とかダイエット成功とかで最後ちょっと上がってよかったです」と自己分析。かたまりは「本当に理想通りというか、単独で全国ツアーをやって、ラジオのレギュラー番組があって、去年結婚したんですが、帰ったら家に奥さんと犬がいてっていう、僕が芸人始める前にこれが理想だろと思っていた生活がある1年だったので、もう思い残すことはないです」と語った。来年に向けては、もぐらは「年明けに韓国に行く予定なので、そこでどでかいホームランというか、景気いい話をお届けできれば。私が狙っているのはジャックポットです。とんでもない勝ちを狙うと考えたらジャックポットを狙うしかない」とコメント。ダイエットへの再挑戦を尋ねると「もう二度とやらないです。地獄ですよ。この世界が地獄に感じる1カ月だったので」と否定した。かたまりは「生涯のテーマですけど、流行語大賞をとるということは引き続きやっていきたいというのと、コントの専用劇場を作りたいですね。コントが見やすくてやりやすくて、道具とか衣装とかがそろっている、コントの理想の劇場が作りたいなと思います」と抱負を語った。
2023年12月15日先月21日に行われた“日本一のコント師”を決める大会『キングオブコント2023』で準優勝し、強烈なインパクトを残したお笑いコンビ・カゲヤマ(タバやん。、益田康平)にインタビュー。コンビ名の由来について話を聞いた。また、12月20日に東京・ルミネtheよしもとで開催するイベント「カゲヤマ見本市 知ることからはじめよう」への意気込みも聞いた。結成15年目にして『キングオブコント』決勝初進出を果たしたカゲヤマは、ファーストステージで、会社の後輩の失敗を先輩が下半身裸になって土下座して謝るというネタを披露し、469点という高得点を記録。ファイナルステージは、部下が起こした“事件”について上司が問い詰めるも、どんどん違う方向に話が広がっていくというネタで476点を獲得し、合計945点に。優勝したサルゴリラの964点には届かなかったものの見事準優勝し、強烈なネタで存在感を放った。その後、仕事のオファーが殺到。仕事量は3~4倍になり、年内はもう埋まっていて休みがない状態だという。○■影山ヒロノブ出演ライブに招待してもらったことも――コンビ名は歌手の影山ヒロノブさんに由来するそうですね?タバやん。:そうなんです。2人とも影山ヒロノブさんが好きで「カゲヤマ」にしようって。益田:カラオケでよく『ドラゴンボール』の曲を歌ったりしていて。タバやん。:影山ヒロノブさんのことがめちゃくちゃ好きなんですけど、僕がたまたまテレビを見ていて、スペインで有名な日本人8位が影山ヒロノブさんだったんです。海外の人が「カゲヤ~マ!」と言っていて、めっちゃ響きいいと思って、益田に言ったら「めっちゃいいね」って。だから「カゲヤ~マ!」が正しい発音なんです(笑)。ライブとかで「カゲヤ~マ!」と言ってほしいです。――影山さんからお墨付きももらっているんですよね?タバやん。:知ってくださっていて、一度影山ヒロノブさんが出るライブに招待していただいて、楽屋でご挨拶しました。益田:あのときは誰なんだみたいな感じだったと思いますが、『キングオブコント』で少し認知度が上がったと思うので、もう1回会いたいです。タバやん。:またお会いしたいですね。○■ルミネでのライブに喜び「吉本芸人の夢なので」――12月20日にはルミネtheよしもとでイベント「カゲヤマ見本市 知ることからはじめよう」が開催されますが、決まったときはどう思いましたか?益田:めっちゃうれしかったです。ルミネでイベントできるって吉本芸人の夢なので。タバやん。:東京No.1劇場なので。タバやん。:決勝進出が決まったときに、ルミネと吉本の社員さんが、カゲヤマでイベントをやりたいと言ってくださってうれしかったです。益田:絶対決勝で跳ねるからと言ってくださってうれしかったです。――同期の山添寛さん、ダイタクさん、ネルソンズさんがゲスト出演し、ジャングルポケットの太田博久さんがMCを務められるそうですが、どんなイベントにしたいと思っていますか?タバやん。:僕らのことを皆さんに全部知ってほしいなと。同期の3組と、めちゃくちゃよくしてもらっているジャンポケの太田さんという、僕らの使い方をわかっている方が出てくれるので、ネタももちろんありますが、僕らの面白いところを全部引き出してくれるのではないかなと期待しています。益田:僕たちのことをよく知ってくれている人たちが話すカゲヤマのエピソードによって、自分たちの視点とはまた違った僕らを見ていただけるんじゃないかなと、そこが見どころだと思います。タバやん。:カゲヤマのことが気になっている方にもっと良さが伝わるライブになると思いますし、カゲヤマ初めてという方にもファンになってもらいたいです。■カゲヤマタバやん。(1985年7月15日生まれ、東京都出身)と益田康平(1985年8月19日生まれ、東京都出身)によるお笑いコンビ。中学の同級生で2人ともサッカー部に所属。2008年、タバやん。が益田を誘う形で2人そろってNSC東京校(14期)に入学し、2009年にコンビを結成。コンビ名の由来は、2人とも好きだという歌手の影山ヒロノブに由来。結成15年目にして『キングオブコント2023』で決勝に初進出し、準優勝を果たした。
2023年11月25日●中学のサッカー部時代から仲良し先月21日に行われた“日本一のコント師”を決める大会『キングオブコント2023』で準優勝し、強烈なインパクトを残したお笑いコンビ・カゲヤマ(タバやん。、益田康平)にインタビュー。中学の同級生でともにサッカー部に所属していた2人に、コンビ結成の経緯から、15年一緒に働いていたバイト話、抱き続けてきた不安と『キングオブコント』準優勝後の心境、カゲヤマらしさ、今後の抱負、相方への思いなど、たっぷりと話を聞いた。結成15年目にして『キングオブコント』決勝初進出を果たしたカゲヤマは、ファーストステージで、会社の後輩の失敗を先輩が下半身裸になって土下座して謝るというネタを披露し、469点という高得点を記録。ファイナルステージは、部下が起こした“事件”について上司が問い詰めるも、どんどん違う方向に話が広がっていくというネタで476点を獲得し、合計945点に。優勝したサルゴリラの964点には届かなかったものの見事準優勝し、強烈なネタで存在感を放った。その後、仕事のオファーが殺到し、3~4倍に急増。年内はもう埋まっていて休みがない状態だという。また、12月20日にはルミネtheよしもとでイベント「カゲヤマ見本市 知ることからはじめよう」の開催が決定している。○■サッカー部時代から「ずっとベンチ同士で仲良かった」――お二人は中学の同級生とのことですが、当時から仲良かったのでしょうか。益田:そうですね。2人ともサッカー部で、僕がディフェンダーで……。タバやん。:僕はゴールキーパーでした。第3ゴールキーパーだったので試合には出ていませんでしたが。益田:僕もベンチでしたが、タバやん。の第3ゴールキーパーというのはサバを読んでいて、本当は第4です(笑)タバやん。:第3タイだと思っているので(笑)――たくさん部員がいる中でもお二人は仲良しでしたか?タバやん。:ずっとベンチ同士で仲良かったです。――お笑い好きということで仲良くなったのでしょうか。タバやん。:いえ、僕は子供の頃からずっとお笑い好きでしたが、益田は僕が誘うまでお笑いに関してあまり詳しくない状態でした。――タバやん。さんがお笑い好きになったきっかけは?タバやん。:もともとドリフ(ザ・ドリフターズ)がめっちゃ好きで、高校のときにさらにお笑いにハマって、『M-1』の敗者復活戦を見に行ったり、『爆笑オンエアバトル』の観覧審査員をやったりするぐらい好きでした。最初は漫才がめちゃめちゃ好きで、ブラマヨ(ブラックマヨネーズ)さんが優勝した年の『M-1』の敗者復活戦を見に行っていて、そのときチュートリアルさんがめっちゃ面白くて、「この人たち絶対次の年に優勝する」と思っていたら、本当に翌年優勝したんです。○■タバやん。から誘ってお笑いの道に「200%売れるから一緒に組んでくれ」――コンビ結成の経緯も教えてください。タバやん。:僕は社会経験を積みたくて1年就職しましたが、辞めてフリーターをしていて、益田は就活中で。でも、仲間たちと一緒に毎週フットサルをやっていて、一番ツボやおもしろが合うなというのが益田で、1人でNSCに入るのは違うなと思ったので益田を誘いました。「僕が1人でお笑いやっても100%売れるけど、益田とやったら200%売れるから一緒に組んでくれ」と言って組んでもらったんですけど、15年かかってしまって。まだ売れたかわかりませんが、一応結果は出したので、あの約束はこれで守ったことになるかなと。――益田さんと一緒のほうが面白くなれると思ったのですね。タバやん。:そうですね。益田は学生の頃から人にめちゃくちゃ好かれるタイプで、人に好かれるのはいいなと。面白くてノリも一緒なので楽しくて。ただ、大人にはすごく怒られるんです(笑)。見た目でコイツはダメだと思われるみたいで。益田:バイト先の親方とかに。一生懸命働いても怒られることがありました(笑)タバやん。:エアコン清掃などの現場のアルバイトだったので、体育会系なんです。●昨年12月まで15年間一緒にバイト――バイトの話になりましたが、お二人は同じバイトをされていたんですか?タバやん。:15年一緒にバイトしていました。エアコンとかダクトの中に入って清掃するバイトで、去年の12月までやっていました。益田:現場によって大変さが違うんですけど、『M-1』の敗者復活戦の1週間ぐらい前に2人で入った現場がめっちゃしんどくて。朝方までかかって、終わり際に「もう辞めようか」って。敗者復活戦で爪痕を残せばバイトは辞められると思って。バイト終わって2人でラーメンを食べながら話しました。――結果そこでお笑い一本でやっていくという覚悟が決まったのでしょうか。タバやん。:そのときは覚悟というか、バイトしたくないというのが一番デカかったです。これ以上現場に入りたくないなって(笑)益田:とりあえず敗者復活頑張って、もしダメだったらまたバイトはしなきゃいけないけど、このバイトはもうやめようと。――そんなにキツいのに15年間もそのバイトを続けた理由は?タバやん。:効率がめちゃくちゃいいんです。終電から始発まで働いて1万円手取りでもらえて帰れるというのは芸人からしたらありがたくて。益田:同期や先輩、後輩の芸人も何人か一緒にやっていて、売れて辞めていったり。タバやん。:空気階段も2人ともやっていたし、オズワルドの畠中(悠)や鬼越トマホークもやっていました。○■抱き続けてきた不安KOC準優勝も「いまだに不安で仕方ない」――先ほど、タバやん。さんが「15年かかって約束を守れた」とおっしゃっていましたが、解散危機などはなかったですか?益田:解散の話が出たことはないですが、個人的にはいつまでやるんだろうというのは常にありました。2人でそれについて話し合ったことはないですが、大丈夫かなというのは常にお互いあったと思います。タバやん。:ありましたね。触れずにはいましたが。益田:いつまでやるのかなとか思いながら常々いろんな壁にぶち当たって。めっちゃ面白い人を見たり、全然結果が出なかったりして、そろそろかなと思うんですけど、節目でテレビに出られたり、賞レースで準決勝に初めて行けたり、ちょっとイベントごとがあったので、モチベーションを保てました。――『キングオブコント』準優勝でやっと大丈夫だなと思えましたか?益田:いや、まだです!タバやん。:「大丈夫だな」なんて1回も思ったことはないです。いまだに不安で仕方ないです。――仕事のオファーが殺到し、年内はもう休みがないそうですが、その状況がいつまで続くのだろうという不安があるのでしょうか。タバやん。:それもありますね。周りの芸人からは「これでもう大丈夫だな」「安心だな」と言ってもらいますが、「そうなのか?」とずっと謎の状態で。とりあえずいただく仕事は全力でやって、それがつながっていくといいなと思っています。益田:キングになっていたらしばらくは大丈夫だったのかなと。賞金もありますし。でもキングもどうなるかわからない世界なので。●軸はコントも『M-1』も全力で挑戦――ネタはずっとコントをメインにやられてきたのでしょうか。タバやん。:はい。ずっとコントをメインに。――『M-1グランプリ』にもずっと出場され、昨年初めて準決勝に進出され、漫才にも力を入れられている印象がありますが、あくまでも軸はコントなんですね。タバやん。:『M-1』は去年を入れてあと3回しか出られないとなったときに2人で話し合い、あと3回だから漫才も力を入れようということになって以前より漫才の割合を増やしました。益田はコントが好きでコントがやりたいという人間でしたが、僕は漫才もチャンスがあると思っていたので、益田に「漫才やろうよ」とずっと話していて。割合を増やして作り始めたら漫才もよくなっていったという感じです。益田:去年のネタは自分たちにすごくフィットしていて、ようやくフィットした漫才ができたかもと思いました。――益田さんも漫才の楽しさを感じつつありますか?益田:そうですね。コントは小道具も大変ですが、漫才はスーツだけという素手の状態でどう笑かすかというのは楽しいです。タバやん。:一時は僕が「漫才」って言うと嫌な顔をするぐらいだったので、よかったです。――『M-1』での目標もお願いします。タバやん。:結果を出せたらめちゃくちゃいいなと。『M-1』も全力でいきたいと思います!益田:決勝のファイナルステージに行きたいです!――漫才に力を入れるようになってコントにもプラスになっていると感じることはありますか?タバやん。:漫才は周りの空気を読んで間をとったりするので、コントでもお客さんの雰囲気を見てやれるようになったというのはあるかもしれません。益田:コントはお客さんのことをあまり見ませんが、漫才は見たほうがいいらしくてそうするようにしているんですが、漫才は素の自分でやるので度胸はさらについたと思います。タバやん。:僕はいまだにお客さんを見るのが恥ずかしくて。でも場数を踏んでいったら慣れていくのかなと思います。○■キモさを出すつもりはゼロ「僕らが面白いと思ったのがたまたま…」――今年の『キングオブコント』で流れたカゲヤマさんの紹介VTRの中で、「パワーとキモさ」が持ち味だと語っていましたが、その持ち味は昔からずっと変わっていないのでしょうか。タバやん。:自分たちではそのつもりじゃないんですよ! キモいと言われるようになったからそう言うようになっただけで、僕らがシンプルに面白いと思ったことがキモかったという(笑)。やりたいことはずっと変わっていないと思います。――決勝でお尻を出した印象が強いですが、ほかにもお尻を出すネタはありますか?益田:コントでお尻を出したのはこのネタが初めてです。タバやん。:キモさを出そうなんて思ってなくて、僕らが面白いと思ったのがたまたまお尻を出して土下座することだったというだけで(笑)――テーブルクロス引きのような芸も入っていましたが、あれは仕掛けなどなく実際にやられているんですよね?益田:はい。最初の頃は失敗しまくっていて、練習してコツをつかんでいきました。タバやん。:本番で失敗する可能性もあって、僕は「頼む失敗しないでくれ!」という思いでした。失敗したら一言入れてやるつもりでしたが、成功したほうが盛り上がるので。――成功率はどれぐらいでしたか?益田:決勝のときは100%でしたが、準々決勝あたりは60%ぐらいでした。あと、『キングオブコント』の技術さんに作ってもらった一升瓶がすごくやりやすかったというのもありました。成功してよかったです。●今後の抱負とお互いへの思い――今後はどうなっていきたいと思い描いていますか?タバやん。:劇場で育てられたので劇場はもちろんいっぱい出たいですし、テレビのお仕事もやりたいなと。旅行番組もやってみたいですし、CMに出たいという思いもありますし、やれることは全部やりたいです。益田:今は『M-1』に参加しているので、まずはそれを頑張って、『M-1』でも決勝のファイナルステージに行きたいです。そして、年末年始はイベントやテレビなどで去年とは違った過ごし方になると思うので、めっちゃ楽しみです。年末年始にどれだけできるのか。お笑い特番などでいっぱい活躍したいです。――『キングオブコント』は来年も優勝を狙って出場されますか?タバやん。:今後もチャレンジしていくつもりです。益田:優勝したいですね。○■タバやん。の“好き”アピールに益田「ちょっと重い(笑)」――せっかくの機会なので、お互いへの思いもお聞かせください。タバやん。:僕はずっと益田のことが好きで、「益田」「まっさん」って常に呼ぶくらい好きなんです。常に益田好きアピールをしていますが、益田はちょっと冷たくて、僕のことを好きなのか聞きたいです。益田:好きだけど思いがちょっと重いかなと(笑)。恋愛だと追いかけたいタイプなので、ガッと来られると……というのはありますが、ありがたいです。――タバやん。さんは、益田さんのどんなところが好きですか?タバやん。:ノリが楽しくて本当に面白いんです。コンビ組んだらビジネスパートナーになると言いますが、僕はずっと、中学の頃から一緒に遊んでいた友達だと思っています。でも、益田は好きと全然言ってくれなくて。益田:15年一緒にバイトもしていましたし、今も2人で飯に行きますし。タバやん。:でも飯も僕が誘うほうが多くて、しかもけっこう断られるんです。僕は益田に誘われたら基本断らないと決めているのに。――なんだからラブラブなカップルにインタビューしている気分に。益田さんも、タバやん。さんの好きなところを教えてください。益田:僕のことを好きでいてくれるところじゃないですか(笑)タバやん。:じゃあ好きでいいってことじゃん(笑)――相方さんとしてはいかがですか?益田:キモさが芸風というように最近なってきていますが、キモさにあざとさがない。わざとキモくしているなというのが一切なく、内面から出ていて、しかもそれをやり切れるカッコよさは相方として頼もしいなと思います。○■「おじいちゃんになってもずっとやっていたい」――相思相愛な感じが伝わってきましたが、ずっとこの関係でお笑いをやっていきたいと考えていますか?タバやん。:僕はおじいちゃんになってもずっとやっていたいという思いですが、益田はちょっとずつ離れようとしている気がして、そこは心配です。益田:ずっとやっていきたいと思っていますが、僕ら2人とも太っているので、長く続けるためにお互い健康でいようねというのはあります。――痩せたらネタのキモさが減るという可能性は…?益田:痩せても大丈夫です!タバやん。:痩せても変わらずキモい!?益田:任せてください!■カゲヤマタバやん。(1985年7月15日生まれ、東京都出身)と益田康平(1985年8月19日生まれ、東京都出身)によるお笑いコンビ。中学の同級生で2人ともサッカー部に所属。2008年、タバやん。が益田を誘う形で2人そろってNSC東京校(14期)に入学し、2009年にコンビを結成。コンビ名の由来は、2人とも好きだという歌手の影山ヒロノブに由来。結成15年目にして『キングオブコント2023』で決勝に初進出し、準優勝を果たした。
2023年11月18日●仕事量3~4倍に! テレビの仕事も増え喜び先月21日に行われた“日本一のコント師”を決める大会『キングオブコント2023』で準優勝し、強烈なインパクトを残したお笑いコンビ・カゲヤマ(タバやん。、益田康平)にインタビュー。今年の大会を戦い終えた感想や反響など話を聞いた。結成15年目にして『キングオブコント』決勝初進出を果たしたカゲヤマは、ファーストステージで、会社の後輩の失敗を先輩が下半身裸になって土下座して謝るというネタを披露し、469点という高得点を記録。ファイナルステージは、部下が起こした“事件”について上司が問い詰めるも、どんどん違う方向に話が広がっていくというネタで476点を獲得し、合計945点に。優勝したサルゴリラの964点には届かなかったものの見事準優勝し、強烈なネタで存在感を放った。その後、仕事のオファーが殺到。マネージャーに話を聞くと「3~4倍になった」とのことで、「年内はもう埋まっていて隙間がなく、休みがない状態。テレビの仕事が増え、劇場も所属しているヨシモト∞ホール以外に、ルミネや大宮、神保町も決まっています。『キングオブコント』前も休みは週1くらいでしたが、劇場で2ステージのみという感じだったのが、テレビの収録を2本やって、劇場2ステージこなし、そのあと違う劇場にも出るというように、1日の仕事量も大幅に増えています」と語った。2人も、休みがなくなったことが一番うれしい反響だと喜んでいる。○■準優勝という結果は「僕らにしてはやりすぎたかな(笑)」――今年の『キングオブコント』を戦い終えた感想からお願いします。タバやん。:準優勝というのは、僕らにしてはちょっとやりすぎたかなと(笑)。トップバッターを引いてしまったので、全員倒さないと僕らは勝てないということで、全力を出しすぎた結果、想像していた以上の結果が出てめちゃくちゃうれしかったです。――強烈なネタで爪痕を残されましたよね。タバやん。:うれしいです。益田:もちろん優勝したかったですけど、準優勝というのが僕らっぽいかなと(笑)。一歩届かない感じが。タバやん。:僕ららしいですね。僕らのことを知っている人はみんな「カゲヤマだな~」って。「でもカゲヤマにしてはやりすぎてるな。結果出しすぎているな」と言われました(笑)――反響がすごかったと思いますが、一番うれしかった反響を教えてください。益田:休みがなくなったというのがうれしかったです。タバやん。:『キングオブコント』前はめっちゃスケジュールが空いていて、劇場の予定しかなかったんですけど、全部埋まってくれてうれしいです。益田:決勝進出が決まると、優勝した場合や爪痕を残した場合を想定して仮でいろんなスケジュールが入るんですけど、それが意外とそのまま残っていて。優勝できなかったけど、バラしになってないというのはうれしいです。――仕事量が3~4倍に増え、1日の仕事量も大幅に変わったそうですね。タバやん。:そうなんです。1日2ライブぐらいだったのが、テレビの仕事も入ってきたりしていて、めちゃくちゃうれしいです。○■先輩芸人たちの反応に喜び「認知してくれていているのがうれしい」――特にうれしかった仕事は?タバやん。:いろいろな番組の収録に参加させていただき、陣内(智則)さんや千原ジュニアさんといった先輩たちが僕らのことを認知してくれているのがすごくうれしかったです。今までもネタ番組に出させてもらうことはありましたが、「カゲヤマってなんかいたな~」ぐらいだったのが、「カゲヤマや!」という気持ちでいてくれたり、挨拶に行ったら「よろしくね!」と知っている距離感が話してくれるのがめちゃくちゃうれしいです。益田:謎のヤツらではないという感じに変わってうれしいです。賞レースの決勝に行くと、芸人さんは絶対見てくれているんだなと思いました。タバやん。:『M-1』3回戦の楽屋でも、僕らのことをみんな知ってくれていて、他事務所の方からも「キングオブコント見ました」と言ってくれて、認知度が上がったと感じられてうれしかったです。益田:ティモンディも声をかけてくれました。――吉本の芸人さんだと優勝すると新幹線がグリーン車になると聞きますが、準優勝して待遇面の変化はありますか?タバやん。:そこはまだあまりですが、テレビ局に行ったときにタクシーを出してくれてめちゃくちゃうれしいですね。今までは電車だったり、僕は自転車だったりしたので。●同期にも褒められ「めっちゃうれしかった」――決勝進出が決まってお話を伺った時に、同期の相席スタート・山添寛さん、ダイタクさん、ネルソンズさんが厳しく面倒を見てくれ育ててくれたとおっしゃっていましたが、準優勝され同期の反応はいかがでしたか?益田:決勝の次の日に、たまたま同期の何組かライブで一緒になり、山添とかが「せっかくだからお疲れさん会やるか」と言ってくれて、みんな集まってくれたんです。タバやん。:山添もダイタクも、ネルソンズは岸(健之助)くんだけでしたが、ほかの同期や、お世話になっている山田ナビスコさんという作家さんや、辞めた同期も来てくれてうれしかったです。益田:僕ら東京NSC14期って、仲はいいんですけど、みんなで飲もうという感じは一切なくて、それなのにみんな集結してくれたというのがうれしかったです。タバやん。:同期の厳しい3組は「よかったよ! おめでとう」と言ってくれて握手とかして、それもめっちゃうれしかったです。あんなに厳しい人たちが「よくやった」と褒めてくれて。――決勝で披露したネタは厳しい同期が太鼓判を押してくれてネタだったということで、同期を信じてよかったなという思いもありますか?2人:本当に信じてよかったです。タバやん。:ただ、山添とかが「やりすぎ」と言っていました(笑)。僕ら東京NSCの14期で、大阪の同期だとロングコートダディやセルライトスパがいる中で、賞レースで一番順位が高いのが僕らになって。みんな3位とかなので、「カゲヤマが順位高かったら生態系が変わる。それはやりすぎだろ」って(笑)――実際、同期との関係性は変わりそうですか?2人:それはないです!タバやん。:僕らは虐げられたいので(笑)益田:僕ら子分気質で、同期にいじってもらって良さが出るタイプなので(笑)。山添が「もういじれんわ」と言っていたので、「いじってくださいお願いします」って言いました。タバやん。:俺らをいじったら「お前らのファンに何言われるかわからない」と言っていたので、「それはないです、大丈夫です」って(笑)。でも、これをバネにダイタクとかもみんな賞レースでガッと行ってくれたらうれしいです。○■ルミネでイベント「カゲヤマ初めてという方にもファンになってもらいたい」――12月20日にルミネtheよしもとでイベント「カゲヤマ見本市 知ることからはじめよう」の開催が決定しました。同期の山添さん、ダイタク、ネルソンズがゲスト出演し、ジャングルポケットの太田博久さんがMCを務められるそうですが、どんなイベントにしたいですか?タバやん。:僕らのことを皆さんに全部知ってほしいなと。同期の3組と、めちゃくちゃよくしてもらっているジャンポケの太田さんという、僕らの使い方をわかっている方が出てくれるので、ネタももちろんありますが、僕らの面白いところを全部引き出してくれるのではないかなと期待しています。益田:僕たちのことをよく知ってくれている人たちが話すカゲヤマのエピソードによって、自分たちの視点とはまた違った僕らを見ていただけるんじゃないかなと、そこが見どころだと思います。タバやん。:カゲヤマのことが気になっている方にもっと良さが伝わるライブになると思いますし、カゲヤマ初めてという方にもファンになってもらいたいです。――気が早いですが『キングオブコント』は来年も優勝を狙って出場されますか?タバやん。:今後もチャレンジしていくつもりです。益田:優勝したいですね。タバやん。:でも、今は『M-1』にも出場しているので、まずはそっちを全力で頑張って結果を残せたら。益田:『M-1』でも決勝のファイナルステージに行きたいです。■カゲヤマタバやん。(1985年7月15日生まれ、東京都出身)と益田康平(1985年8月19日生まれ、東京都出身)によるお笑いコンビ。中学の同級生で2人ともサッカー部に所属。2008年、タバやん。が益田を誘う形で2人そろってNSC東京校(14期)に入学し、2009年にコンビを結成。コンビ名の由来は、2人とも好きだという歌手の影山ヒロノブに由来。結成15年目にして『キングオブコント2023』で決勝に初進出し、準優勝を果たした。
2023年11月08日10月21日にTBSで生放送されたコント日本一決定戦『キングオブコント2023』(以下、『KOC』)。お笑いコンビ・サルゴリラが歴代最高の964点を獲得し、史上最多となる3036組の頂点に輝いた。ファイナルステージでは、ファーストステージ順位1位のサルゴリラ、2位のカゲヤマ、3位のニッポンの社長による三つ巴の戦いに。最初に登場したのはニッポンの社長だったが、準備が整う間に“あるハプニング”が波紋を呼んだ。まず昨年王者のビスケットブラザーズによる優勝トロフィーの返還式が行われ、審査員のかまいたち・山内健司(42)やロバート・秋山竜次(45)らが大会の感想をコメント。ファイナルステージへの緊張感が高まるなか、司会を務めるダウンタウン・浜田雅功(60)が「それでは、ファイナルステージに参りましょう!」「ファイナルステージ最初の挑戦者は、ファーストステージ3位のこのコンビです。どうぞ!」と声を張り上げたのだが……。■生放送ハプニングでスタッフにブチギレ「めっちゃ俺が悪いみたいになってる」ハプニングが起こったのは、この直後だ。ニッポンの社長のファーストステージVTRが流れるも、コントは始まらず。1人で登場した日比麻音子アナウンサー(30)が「失礼いたしました。いまスタンバイ中ということで、浜田さーん」と、浜田を呼び戻した。すると「なんなん!」と慌てて戻ってきた浜田は、「えー!お前らが(合図を)出すからやん」とフロアスタッフを指差して“公開説教”したのだった。『KOC』初回から司会を務める浜田にとって、本大会は今年で16年目。ゆえにスタッフの段取りの悪さに我慢できなかったのだろうか、浜田は「めっちゃ俺が悪いみたいになってる。もうやらへん。もうやらへん」と憤慨。日比アナが即座に「これは完全に仕切りの問題です。大変失礼いたしました」と詫びるも、「え、用意できてなかったんですか?」と納得いかない様子。日比アナは「そうなんです。スタンバイ中ということで、お二人(ニッポンの社長の)が『まだできてない!』と叫んでいる声がしっかり聞こえました」と説明し、松本人志(60)も「なんか怒号が飛んでました」とフォローしたのだった。それでも「全然聞こえなかった。ホンマに?」と疑い続ける浜田に、フロアスタッフがその場で「すみません」と謝罪する事態に。なおも浜田は「なんで(合図を)出すの?どうしたろかな」とスタッフを威圧し、怒りをあらわにしていた。そんなピンチの場をつなぐため、機転を利かせて「さっきほとんどしゃべらなかった皆さん、どうですか?」と審査員席に投げかけた日比アナ。すると会場が笑いで包まれ、和やかな雰囲気に。だが松本や東京03・飯塚悟志(50)がコメントするも、突如として浜田が「お前ら(ニッポンの社長)いつになったらできんねん!」と再び激昂。すると次にコメントを指名されたバイきんぐ・小峠英二(47)が、「いまからネタやるんですよ!」「なんで一発怒られなくちゃいけないんですか」と諌めたのだった。■日比アナに“セクハラツッコミ”で不快感を示す視聴者もいっぽう、会場や視聴者に気を配っていた日比アナにも“とばっちり”が……。ファイナルステージがなかなか始まらない事態に、松本が「本当、時間足りるんですか?今日」と不安そうな表情に。浜田も「こんなさぁ、待つって初めてちゃう?」と嘆息し、日比アナに「これ全部(時間内に)入り切るんですか?」と質問。日比アナが力強く「入れましょう」と述べると、浜田は噴き出しながら「入れましょうって、やらしいこと言うな」とツッコミ。日比アナのコメントを、まさかの“下ネタ”扱いしたのだった。日比アナはすぐさま「何がですか」と切り返し、直後にコントも始まり事なきを得ていた。荒ぶる浜田の隣で冷静に場を仕切った日比アナに、《浜ちゃん怒りムーブに対して、喋らなかったみなさんどうですかー?ってアナウンサーさん上手、素敵》《日比アナ凄いな。こういう時に全然落ち着いてるから毎年浜ちゃんの横にいるんだろうな》とSNSでは讃える声が。だがいっぽうで、浜田の公開説教と“セクハラツッコミ”に不快感を示す声も。《KOC、浜ちゃん生放送でセクハラかましてやんなっちゃった、最悪》《浜田さんの日比アナウンサーに対するセクハラキツくてちょっと萎えた…》《いや浜ちゃん……ニッポンの社長のネタする前に会場ひりつかせ過ぎやろ……浜ちゃんが愛があって素敵なんは知ってるけど、普通に怖かったよ。もう帰るとか言うてるし……今日はお笑いの日やで!笑かして!審査員の顔よ……》視聴者も“ハラスメント”不安を感じた浜田の司会ぶり。生放送の長丁場で疲れが出ていたのか、それとも浜田なりの“気遣い”だったのだろうか。
2023年10月23日“日本一のコント師”を決める大会『キングオブコント2023』の決勝に進出する10組が27日、発表された。ワタナベエンターテインメントからはファイヤーサンダーとゼンモンキーの2組が出場を決め、コメントを寄せた。2008年にスタートし、毎年TBSで決勝戦を生放送している『キングオブコント』。今年は史上最多となる3036組がエントリーした。9月20日・21日にセミファイナリスト34組による準決勝が東京で開催。ゼンモンキー、隣人、ファイヤーサンダー、カゲヤマ、サルゴリラ、ラブレターズ、蛙亭、ジグザグジギー、や団、ニッポンの社長(※エントリー順)の10組が決勝進出を決めた。決勝は10月21日。ダウンタウンがMCを務める『お笑いの日2023』が14時から8時間にわたって生放送され、『キングオブコント2023』の決勝戦は、同番組内で19時から3時間にわたって生放送される。ファイヤーサンダーとゼンモンキーのコメントは以下の通り。○■ファイヤーサンダー【崎山祐】念願のキングオブコント決勝に進出しました! いぇーい!キングオブコントのためにひたすら新ネタを作ってきたのでちょっと嬉しすぎます! いぇーい!もっと嬉しくなるために絶対優勝します! いぇーい!【こてつ】おまたせしました。ついにキングオブコントの決勝にファイヤーサンダー登場です!この日だけを夢見て日々切磋琢磨してきた2人がどんなネタを披露するのか!? ご期待下さい!優勝するぞ!ファイヤー!サンダー!!○■ゼンモンキー【荻野将太朗】小学生の頃から見ていたキングオブコント!本当に憧れで夢の舞台でした!しかし決勝進出が決まった今は意外と冷静です!尊敬するレジェンドの先輩方に見られても恥ずかしくないコントができるよう、命を燃やして頑張りたいと思います!!!【むらまつ】めっちゃうれしいです!初めて3人でハイタッチしました!! 優勝してもういっかい喜びあいたいです!【ヤザキ】シンプルに嬉しいです!!!!!!めちゃくちゃ嬉しいです!!!!!!名前を呼ばれた時は何が何だか分からずに、普通に夢かと思いました。決勝の10組に残らせて頂けるなんて信じられませんが、全力で楽しんで臨みます!!!!!!こんな機会は人生にあるかないかなので、まずは確実に楽しみます!!!!全力で楽しみます!!!!そして絶対優勝(C)TBS
2023年09月27日●もぐら「本気度が一生続くものに出会えた喜び」実感2021年に『キングオブコント』で優勝し、テレビや劇場などで大活躍のお笑いコンビ・空気階段(水川かたまり、鈴木もぐら)が、5月16日から自身2度目となる全国ツアー「第6回単独公演『無修正』」を開催。全国8都市を巡り、動員数は過去最大の2万人予定と過去最大規模のツアーで、もぐらの地元・千葉県旭市、かたまりの地元・岡山での凱旋公演も決定している。2人へのインタビューで、もぐらは地元のおすすめスポットとして、昔アルバイトをしていたパチンコ店を紹介。そのバイトがパチンコ・パチスロにハマるきっかけになったのだという。もぐらにパチンコ・パチスロ愛を聞くとともに、サッカー好きで知られるかたまりにはサッカーに関する野望を聞いた。――今回、地元開催も決定していますが、公演前後に行ける地元のおすすめスポットを教えてください。かたまり:岡山駅の周りだと、中学生とか高校生のときによくみんなでジョイポリスに遊びに行っていたんですけど、今はもうないので、ビックカメラですかね。東京でも見ないくらい大きいビックカメラです。あと、その横に岡山駅前商店街があって、商店街を守っている「モモキッド」というマスコットがいるんですけど、運がよかったら会えます。もぐら:電車で来られる方には、旭駅の近くにる「パールショップともえ」というパチンコ屋がおすすめです。旭で一番でかいパチンコ屋なので。車で来られる方は、「ヴィーナス海上店」というパチンコ屋さんがありまして、そこは僕がもともとバイトしていたところなので、もしよかったら。僕が働いていた旭店が閉店し、海上店と合併したんですけど、海上店の店長が僕のパチンコ・スロットの師匠で、その人にいろいろ教えてもらいました。――もぐらさんはヴィーナスのお店でいつ頃バイトしていたのでしょうか。もぐら:19歳のときです。――そこでバイトしたということは、バイトを始めた時点でパチンコやパチスロがすでにお好きだったということでしょうか?もぐら:ゲーセンでちょっと打ったりすることはありましたが、本当の面白さは知らなくて、今ヴィーナス海上店で店長をやっている人に台の特性などいろいろ教えてもらってハマりました。ヴィーナス旭店・海上店が僕のスロットの故郷です。――パチンコ・パチスロのYouTube番組「もぐら×岡野の『くずパチ』」など、お仕事にもつながっていますが、パチンコ・パチスロを好きになってよかったと感じる瞬間を教えてください。もぐら:都内のパチンコ店で中村珠緒さんが「バジリスク絆」という台を打っているのを見たときに、よかったなと思いました。「バジリスク絆」は若い方向けの台なのですが、あのキャリアになっても本気で打てるという、本気度が一生続くものに出会えた喜びを感じました。一生挑戦し続けることができるわけですから。――もぐらさんはギャンブル好きで借金を抱えられていたりということから“クズ芸人”と言われ、番組などで語らえる“クズ”エピソードがたびたび話題に。“クズ芸人”ブーム到来とも言われていますが、ご自身はクズ芸人の魅力をどう感じていますか?もぐら:僕たちは心のカイロです(笑)――確かにSNSで「クズ話を聞くと安心する」という声があります。クズ芸人としての目標などありましたら教えてください。もぐら:とりあえず10回破産して東京に入れなくなりたいなと。――それはもう、心のカイロでは済まないレベルに(笑)もぐら:心のストーブになれたら。かたまり:「(もぐらと比べたら)まだ自分は東京に入れるし大丈夫だ」と思えるってこと?もぐら:そうです!●サッカー好きのかたまりはイニエスタの吉本入りを熱望――もぐらさんのパチンコ・パチスロのように、かたまりさんが愛しているものというとやはりサッカーでしょうか?かたまり:そうですね。サッカーと、あと酸素カプセルですね。――酸素カプセルをよく利用されているのですか?かたまり:プライベートでめちゃめちゃ行っています。酸素カプセルを利用するようになって180度変わりました。高濃度の酸素を脳に入れることによって血中の酸素濃度を高めるということなんですけど、身体的な機能も向上しますし、なかったら生きていけないです。――ネタなどお笑いにもプラスに?かたまり:もちろん。酸素が足りてないとネタも思いつかないです。集中力がもたなくてぼーっとしてしまいますし、ひらめきが全然違います。――サッカーで実現したいことはありますか?かたまり:(アンドレス・)イニエスタに会いたいです。そして、イニエスタと一緒にコントがしたいです。単純に昔からずっと大好きで。まだ会ったことがないんです。吉本に所属しているサッカー選手もいますし、吉本所属にならないですかね。――ナインティナインの矢部浩之さんのサッカーイベントなどに来てもらうとか。かたまり:そうですね。あと、(DAZNで配信中の)「やべっちスタジアム」に出てもらったりして、僕も絡めたら。もぐら:吉本に関わったら、イニエスタが(明石家)さんまさんとかにいじられるんだよ? そんな光景、見ていられる?(笑)かたまり:でも吉本に入ってほしいです(笑)――お二人の愛するものについてお話を伺いましたが、ほかに何か実現させたいことがありましたら教えてください。かたまり:「サイコゥ! サイコゥ! サイコゥ!」で流行語大賞を取りたいです。ずっと言っていますが、最近は「サイコゥ! サイコゥ! サイコゥ! にゃ~」って猫も動員して。――手応えはいかがですか?(『罠の戦争』で共演した)草なぎ剛さんがけっこう使ってくださっていて、いい具合です。番組でやってくださったり、稲垣吾郎さんと香取慎吾さんとのライブのときも積極的に使ってくださって、今年で決めたいですね。――もぐらさんは何か野望はありますか?もぐら:オールナイトパチンコです。三重県で大みそかから元日の夜にかけてパチンコ屋さんが閉まらないんです。31日の朝に打ち始めて元日の夜まで打ち続ける。まだ一度も行けたことがなくて、今年こそは実現したいと思います!■空気階段水川かたまりと鈴木もぐらによるお笑いコンビ。東京NSC17期。2011年に結成。独特な世界観の実力派コント師として知られ、『キングオブコント2021』で優勝。TBSラジオ『空気階段の踊り場』、BSよしもと『空気階段の●山』にレギュラー出演中。全国ツアー「第6回単独公演『無修正』」は、5月16~21日の東京公演を皮切りに、札幌、名古屋、千葉、岡山、大阪、仙台、福岡を巡り、8月29日~31日の東京公演で締めくくる。
2023年05月15日●過去最大規模のツアーにプレッシャーも成長に期待2021年に『キングオブコント』で優勝し、テレビや劇場などで大活躍のお笑いコンビ・空気階段(水川かたまり、鈴木もぐら)が、5月16日から自身2度目となる全国ツアー「第6回単独公演『無修正』」を開催する。全国8都市を巡り、動員数は過去最大の2万人予定と過去最大規模のツアーに挑む2人にインタビューし、意気込みや楽しみにしていることなど話を聞いた。――今回のツアーで挑戦だなと感じていることを教えてください。かたまり:公演数も今までよりもめちゃくちゃ多いですし、規模が大きいというのは挑戦ですね。プレッシャーに押しつぶされそうです。一人ひとりに向けてやっていきますが、2万人の心を動かさなければならないので。――2万人規模というのは、喜びよりプレッシャーのほうが大きいでしょうか。かたまり:今はプレッシャーに押しつぶされて寝られていないです。もぐら:数が大きすぎてピンときていないです。相当なことをやらせてもらっているんだろうなと思うので、ありがたい気持ちはもちろんありますが、想像できないですね。――もぐらさんは規模に加えて何か挑戦だなと感じていることはありますか?もぐら:生きるということは挑戦するということですから日々挑戦ですが、このツアーは挑戦に次ぐ挑戦。やはり2万人規模というのが私にとって今までにない挑戦です。これを達成したらまたその先にも挑戦がある。人生挑戦し続けるしかない!かたまり:いきなり演説みたいに(笑)――ツアーを完走したら大きな自信になりそうですか?かたまり:そうですね。全く違う人間になるんじゃないですかね。もぐら:フラペチーノ人間!?(笑)かたまり:8月31日が千秋楽なので、9月以降はフラペチーノ人間になると思います(笑)――今フラペチーノ飲んでいるからって適当につけましたね(笑)かたまり:でも本当にパワーアップしていると思います。フラペチーノは甘いものも苦いものフラッペして飲みやすい形にできるという意味では、よりパワーアップしてより多くの人に愛されるのがフラペチーノ芸人かなと思います。もぐら:私もフラペチーノ人間になります。いろんな人に愛されるフラペチーノのような人間に。――今回のツアーのタイトルは「無修正」ですが、いつもタイトルはどのように決めているのでしょうか。かたまり:「いい加減決めてください」と言われてから2人で話し合って決めています。もぐら:いろいろ候補を考えて、その中から「これだな」という感じで。――「無修正」にした理由は?かたまり:1回目のタイトルが「mosaique」で、5回やってモザイクなしをしようじゃないかということになりまして「無修正」にしました。――内容も「無修正」に関係したものに?もぐら:内容についてはだいぶ厳しめの箝口令が敷かれているので言えないんです。かたまり:でも見ていただいたら皆さん満足していただけると思います。●単独公演にやりがい会場は喫煙所を重要視!?――改めて単独公演のやりがいをお聞かせください。かたまり:僕らしか出ないので本当に100%やりたいことだけできる。全部自分でコントロールできるのが一番楽しいところですね。1本1本のコントの尺も自由に決められますし、表現の仕方も自分たちが面白いと思うやり方を選べるので。もぐら:寄席やテレビはみんなで作って、いろんな人がいるところでネタを見せて楽しんでもらうというもので、それにそぐわないものは出せない。単独ライブは完全に僕らのことを見に来てくれた方に向けてなので、そこが違いますね。――昨年のツアーは4都市でしたが、今年は倍の8都市で開催。期間も長いですが、昨年の全国ツアーの経験が活かせたと感じていることはありますか?もぐら:前回いろいろ回らせていただいて、今回は喫煙所が完備されているというのを重要視させていただきました。――今回はすべて喫煙所は確認済みということですね。2人:確認済みです。――楽しみにしていることはありますか?かたまり:去年はコロナの影響で地方公演が終わったあとにご飯を食べに行けませんでしたが、今回は食べに行けるということなので楽しみです。――今回、もぐらさんの地元・千葉県旭市、かたまりの地元・岡山での凱旋公演も。このタイミングで地元開催を決めた理由を教えてください。かたまり:ずっと出身地でやりたいというのがあって、このタイミングでなんとなく。もぐら:昨年初めて全国ツアーをやらせていただいて、全国ツアー1発目で地元を回るのは許されないといいますか……昨年4カ所ちゃんと回れたことによって今回地元に行かせてもらえたので、見に来ていただいた皆さんのおかげで今回できることになりました。――裸で買い物している姿にクスっとしてしまうキービジュアルは、かたまりさんの地元・岡山で撮影したということですが、撮影の裏話を教えてください。かたまり:岡ビル市場というところで撮らせていただきました。岡ビル市場の方に許可をいただいて撮影しましたが、営業時間中だったのでお客様も買い物にいらしていて、撮影している通りにお客さんがいないタイミングで服を一気に脱いで撮って、お客さんが通りかかったら服を着て、というスタイルでやりました。10回ぐらいは着替えたと思いますもぐら:だれからも通報されることなく撮影できました。――このキービジュアルにしようというのはどういう経緯で決まったのでしょうか。かたまり:ロケで岡山に行ったときに、岡ビル市場の雰囲気がめちゃめちゃいいと話していて、ここで撮るというのことだけ決めたという感じです。岡ビルという名前は知っていましたが入ったことはなくて、中に入ってみたらすごくいい雰囲気だったので即決でした。●股関節痛解消でもぐらの動きが「2次元から3次元に」――もぐらさんは昨年“ゴッドハンド”の先生と出会って股関節の痛みが消えたということでしたが、今も痛みはないですか?もぐら:もうバッチリです!――膝蹴りもできるように。動きやすくなってコントにもプラスになっていますか?もぐら:気持ちよく本番を迎えられるようになりました。前は「痛い……」と言いながら板付いたりしていましたけど、それがないだけでだいぶいいです。――コントのハードな動きも動きやすく?もぐら:もう全然大丈夫です。――もぐらさんの股関節問題が解決し、かたまりさん的にはいかがでしょうか。かたまり:もう別のコンビだと思います。動きが全然違いますね。膝蹴りなんて考えられなかったですから。治療して膝蹴りを習得し、膝蹴り以外にもいろんなことができるようになりましたし、全く別のコンビになったと思います。もぐら:上に行く動きもできるようになり、2次元から3次元になりました。――ネタでできることが広がり、全国ツアーで披露するネタもパワーアップしていますか?かたまり:もちろんです。そこは期待してもらって構いません。――股関節のために10キロ以上痩せられていましたが、体重は戻りつつあるような……?かたまり:めっちゃ戻っていますよ。もぐら:この間、体重を量ったら116キロでした。――105キロまで痩せていましたが、かなりリバウンドを。これからまたダイエットを?もぐら:でも、誰も見たことがない姿を見せたくて。400キロぐらいになって肉団子みたいになって、肉団子コント師に。破裂しそうな人がタクシーの運転手をやっているとか、そんなコントやってみたいなと。――見てみたいですけど体が心配なので、衣装で肉団子風になっていただくというので我慢していただけたら。もぐら:ダメですかね?かたまり:健康のためにまたダイエットしてほしいです。■空気階段水川かたまりと鈴木もぐらによるお笑いコンビ。東京NSC17期。2011年に結成。独特な世界観の実力派コント師として知られ、『キングオブコント2021』で優勝。TBSラジオ『空気階段の踊り場』、BSよしもと『空気階段の●山』にレギュラー出演中。全国ツアー「第6回単独公演『無修正』」は、5月16~21日の東京公演を皮切りに、札幌、名古屋、千葉、岡山、大阪、仙台、福岡を巡り、8月29日~31日の東京公演で締めくくる。
2023年05月14日●攻めたネタ作りを意識「置きに行ったらダメ」2017年に『キングオブコント』で優勝し、いまや超売れっ子芸人となったお笑いコンビ・かまいたち。12月末時点でレギュラー17本と大活躍で、「売れに売れた」と山内健司は胸を張る。映画や声優など、お笑い以外の仕事にも挑戦。山内は漫画好き芸人としても知られ、漫画番組『川島・山内のマンガ沼』(読売テレビ)も放送されている。そんな山内イチ押しの漫画が『ガンニバル』だ。ディズニープラス「スター」で実写化もされた本作にハマったきっかけや、本作を読んで再確認した芸人として貫くべき姿勢、さらに家族への思い、今後の目標など話を聞いた。累計発行部数210万部を超える二宮正明氏のサスペンスコミック『ガンニバル』は、都会から遠く離れた山間の“供花村(くげむら)”に、家族と共に駐在として赴任した阿川大悟を主人公とする物語。この村には「人が喰われているらしい」との噂があり、大悟はその真相を探る中で次々と不可解な出来事に遭遇し、狂気の淵へ追いつめられていく。山内は、日常のありふれた設定の漫画より、パンチの効いた攻めた漫画が好きだそうで、『ガンニバル』はまさに山内好みの作品だった。「普段から暴力系やグロい漫画を好んで電子書籍で読んでいたら、パンチの効きまくった表紙の『ガンニバル』がおすすめとして挙がってきて、1巻読んだら物語もパンチが効きまくっていたので全部読みました」読み進めていくにつれて、パンチがあるだけではなく感動もあり、よりハマっていったという。「最初はパンチの効いた描写だけを求めて読みましたが、人間関係や家族の話など設定がしっかりしていて、ストーリーにも引き込まれていき、こんなに壮大な感動的なストーリーになるんだと、最後まで読んだときはびっくりしました」パンチの効いた物語が好きな理由を尋ねると、「映画もそうなのですが、日常であり得そうなことを漫画や映像で見る必要ないなというタイプで、『ゴジラ』や『アナコンダ』など、日常で絶対に体験できないことを漫画や映像で見るのが好きなんです」と答え、「『ガンニバル』は絶対に自分は体験できない未知の世界を描いている作品だったので読みました」と加えた。攻めた作品を求める山内は、自身が生み出すネタも攻めたものを目指しているという。「ネタを書く上でも置きに行ったらダメだなと。攻めに攻めて、苦手な人が出てくるかもしれないけど、好きな人は大好きになるようなネタを心がけています。『ガンニバル』でしか味わえない体験というように、かまいたちじゃないとできないネタをしないと意味がないと思うので」その攻めの姿勢は、『ガンニバル』を読んで改めて強くなったそうで、「『ガンニバル』の行き切っている感じが素晴らしいなとすごく尊敬し、やっぱこうじゃないと見る意味がないよなと再確認しました」と語る。●父親になって生まれた責任感「しっかり稼がないと」大好きな『ガンニバル』がディズニープラスで実写化されると聞いたときは、驚いたという。「ディズニープラスで? 何かの間違いじゃないかなと思いました。パンチが効きすぎていてドラマ化は厳しいだろうと思っていましたし、ディズニープラスということに一番びっくりしました」そして、「だいぶ薄めないと無理だと思うくらいすごい漫画なので、どうするのかなと心配しました」という山内だが、完成したドラマを見て「全然薄めてないやん!」と再び驚いたという。「漫画と比べても遜色ないくらいハラハラドキドキ、パンチの効いたドラマになっていました。原作ファンの方も納得するくらい原作に忠実で、原作を超えるくらいのクオリティだなと。みんな拍手喝采だと思います」12月28日より配信がスタートしたドラマでは、主人公の警察官・阿川大悟役を柳楽優弥、供花村を支配する後藤家次期当主・後藤恵介役を笠松将、大悟の妻・阿川有希役を吉岡里帆が演じているが、山内は「皆さんすごくぴったりなキャスティングだなと思いました」と太鼓判を押し、「あと後藤銀役の倍賞美津子さんがぴったりすぎでした」と絶賛した。阿川と自身の共通点を尋ねると、「阿川はぶっ飛んでいるところがありますが、家族のことをすごく大事にしている。だけど、家族のためにやっていることが家族を不安にさせてしまったり。僕たちは今レギュラーが17本で、家族のために頑張ろうと思ってやっているのに、仕事が増えてほぼ家族といないという矛盾した感じになっていて、そこは阿川と重なるかなと思いました」と答えた。「スーパー大金持ちになる」ことがコンビの終着点だというかまいたち。山内は家族が原動力になっているそうで、「仕事のモチベーションは家族です」ときっぱり。現在2人の息子の父親だが、「子供が生まれてからは特に、20歳になるまで育てられるくらいしっかり稼がないといけないという責任感が生まれ、それまでは頑張らないといけないなというモチベーションになっています」と語った。続けて、どんな親子関係なのか尋ねると、「今のところうまくいっていると思いますが、嫁が注意するという役割で、僕はあまり怒らず優しくしていたら、最近なめ出している感じがあって。僕が迎えに行くと、『なんで来るんだよ!』ってイジってきたりするので、注意するときはちゃんと注意して、威厳を見せていかないといけないなと思っているところです」と明かした。●漫画漬けの日々漫画喫茶でバイトしていた過去も漫画好きになったのは母親の影響だそうで、「母親が漫画が好きで『週刊少年ジャンプ』を読んでいたので、僕も小学校1年のときにはもう『ジャンプ』を読んでいて、そこからずっと漫画を買いまくっています」と説明。漫画喫茶でバイトしていた経験もあり、「漫画がタダで読めるということでバイトを始めて、休憩時間を使って漫画喫茶の漫画はほぼ読みました。少女コミック以外は」と話した。バイトしていたときに、売上金を金庫に入れて扉を閉めようとしたときに指を挟んでケガするというハプニングも。だが、その瞬間に、それまでハマりすぎていたパチスロをやめようと決意し、その後の芸人としてのブレイクにつながったのだとか。「スロットをやめることができたので指をケガしてよかったです」と笑い、「漫画喫茶でのバイトもいい思い出です」と懐かしそうに話した山内。また、数多くの漫画に触れてきたことはお笑いにも生きているようで、「いろんな設定とか勉強になっていると思います」と語った。漫画に関する野望を聞いてみると、「いろんな漫画を読んでいますが、人におすすめの漫画を聞いて読んでみたら面白いということがまだめちゃくちゃあるので、全漫画を網羅したいです。誰におすすめの漫画を聞いても、『それ読みました』と言えるくらい全部把握しておきたいです」と漫画に対する強い思いを述べ、「空き時間や移動中はずっと漫画を読んでいます。最近は電子書籍で買っていますが、読みたい漫画がたまっていて、時間があれば漫画を読むという感じです」と漫画漬けの日々を明かした。そして、大活躍の2022年を振り返り、「映画に出演させてもらったり、声優をやらせてもらったり、お笑い以外の仕事も経験させてもらった年でした。勉強になりましたし、いい思い出になりました」としみじみ。いろいろな事件が起きる『ガンニバル』にちなみ、2022年に起きた山内にとっての“一番の事件”を尋ねると、NHKの音楽番組『Venue101』でMCを務める相方の濱家隆一が、タッグを組んでいる生田絵梨花と楽曲を配信リリースしたことを挙げ、「濱家が変な曲をリリースして、踊っていて。番組を見てなかったのでびっくりしました。それが一番衝撃でしたね」と相方をいじった。最後に「来年はコンビでずっと目標に掲げているレギュラー20本にタッチしたい。それに向けて今いただいている仕事を頑張って、オファーを待つという感じです。直近でいうと2月2日に武道館で単独ライブをやるので、それをいい感じでやり終えたいなと思っています」と2023年の抱負を述べ、「レギュラー20本の芸人さんはいないと思うので、レギュラートップを狙いたいです」と力を込めた。■山内健司1981年1月17日生まれ、島根県出身。2004年5月に濱家隆一とお笑いコンビ・かまいたちを結成。『第28回ABCお笑い新人グランプリ』(07年)最優秀新人賞、『第43回上方漫才大賞』(08年)新人賞、『第33回ABCお笑いグランプリ』(13年)優勝、『キングオブコント2017』優勝などの受賞歴を誇り、『M-1グランプリ2019』第二位。『かまいガチ』、『千鳥かまいたちアワー』など多くの冠番組やレギュラー番組を持ち、個人でも『川島・山内のマンガ沼』に出演中。2023年2月2日に日本武道館で「かまいたち単独ライブin武道館『DESIRE』」を開催する。
2023年01月07日2012年にコンビ結成。キングオブコント2022では準優勝を果たし、ますます勢いを増す二人がこれまで共に歩んできた道と今後の目標とは?――お笑い芸人になりたいと思ったのはいつ頃からですか?西村真二:僕はテレビ番組をきっかけにお笑いに憧れ、小学校の卒業文集にも「芸人になりたい」と書いてました。高校でも教頭に「芸人かホストが向いてるんちゃう」ってお墨付きをもらったんですが、おかんに反対されてしまい…。大学では同級生とコンビを組みました。そいつと「1年だけ就職してみよう」と決めて僕は地元テレビ局のアナウンサーになったんですが、結局、相方の仕事が忙しくなって「もうお笑いできん」って。でも、僕はどうしても芸人になりたかったから、会社を辞めて中学の同級生とNSCに入りました。きょん:僕も小学生の頃から将来の夢はお笑い芸人でしたね。西村:違うだろ、お花屋さんって言ってたじゃん。きょん:(笑)。当時好きだった女の子がお花屋さんの娘だったから、自分も同じ職業になれば仲良くなれるかもって思ってたんです。淡い恋心ですね。僕は昔から仲間内でふざけて笑いを取るような子で、芸能界への憧れはずっとありました。でも、お笑いなんて自分には無理だって思ってたから、最初は他の事務所の俳優コースを受けたりして。なかなか踏ん切りがつかずに1年だけ会社員をやった後、“どうせなら思い切ってやろう!”と思いNSCに入りました。芸人だったら、役者もできるし、曲も出せるし、何でもできるじゃん!って。――結成はどのような経緯で?西村:同期が700人くらいいたんですが、その中の12人だけが入れる“演技選抜”に僕ときょんが選ばれたんです。その授業を担当していた白坂先生が「お前ら、相性いいから今のコンビを解散して新しく組んじゃえよ!」って。きょん:でも、にっくん(西村)たちは絶対に解散しないと思ってました。同期の中の超エースで、「アナウンサーを辞めて入ってきた奴がいるぞ!」って噂になってたんです。しかも当時の相方とは幼なじみで、野球部でピッチャーとキャッチャーをしていた仲。もう最強じゃんって思ってました。そんな人と一緒にやれてるのは白坂先生のおかげだなぁ。――芸風はずっと変わらず?きょん:結成して数年はずっと漫才だけでした。コントは、キングオブコントに向けた1本だけ。西村:コントを頑張るようになったのは、相席スタートの山添さんに「お前らコントの方が向いてるんちゃう」って言われたのがきっかけ。2016年にNHK新人お笑い大賞の決勝に進出し、そこでやっと“一人前のコントができるようになった”と実感しました。きょん:今はコントが9.5、漫才が0.5くらいの割合です。――コント一本でやっていくつもりはないんですか?きょん:M‐1があるんでね。西村:僕らは自分たちのことをコント師だとも漫才師だとも思っていないんです。きょん:まぁ、強いて言えば“エンターティナー”かな。西村:エンターテイナーじゃなくて、“エンターティナー”って言うタイプなんだ(笑)。――結成から10年を振り返る中で、ターニングポイントになったと感じるお仕事は何でしょう?きょん:僕は『有吉の壁』の若手予選会。ずっと自分の髪型に迷いがあったんですが、番組中のボケとして思い切ってボウズにしたんです。ちょうどコットンに改名した時期だったし、グッと気合が入る感覚がありましたね。西村:自分で言うのも変ですが、僕ら、若い頃にめっちゃキャーキャー言われてたんですよ。単独をやれば即完するし、出待ちも多いし。でも、そういう奴らってすぐに落ちぶれちゃうじゃないですか。だから、その状況を変えるためにネタだけに本気で向き合って…。そしたら2016年のNHK新人お笑い大賞でようやく努力が形になって。みんなが“人気者”というフィルターを外してネタを見てくれるようになり、周りの反応が180度変わった感じがしました。もう一つは『しくじり先生』。それまでは僕がふざけると変な空気になっちゃうことがあったんですけど、あの番組に出たことで“イジれる奴”だとわかってもらえたのは大きいですね。――最後に、お互いの好きなところを教えてください。きょん:とにかくストイックなところ!僕は一点集中型だけど、にっくんは数か月先の計画まで考えてくれるから、すごいありがたい。あと、男前ですよね。西村:やめろ(笑)。きょん:しかも、めっちゃおしゃれっすよね!前に「きょん絶対このブランド好きだよ」って教えてもらったんですけど、そのブランドばかり買ってたら、もう教えてくれなくなっちゃいました。西村:だって、同じ店で買い物すると服がかぶっちゃうから(笑)。――西村さんはきょんさんのどんなところが好きですか?きょん:語り切れないんじゃないの?時間足りる?西村:きょんはやっぱり、イケメンっすよね!心がイケメン。優しくて、器が大きいんです。あとは、僕がネタを書く時に想像したことを全部体現してくれるところ。「こいつできるかな……」って心配になることがないから、思考の枠を広げてくれるんです。お笑いしかできなさそうなところが、逆に頼りになりますね。左・西村真二(にしむら・しんじ)1984年生まれ、広島県出身。右・きょん1987年生まれ、埼玉県出身。NSC東京校の17期生として出会い、2012年に「ラフレクラン」を結成。’21年に「コットン」に改名した。※『anan』2022年12月28日‐2023年1月4日合併号より。写真・下屋敷和文インタビュー、文・大場桃果(by anan編集部)
2022年12月28日AAAの宇野実彩子とお笑いタレントのお見送り芸人しんいちが13日、都内で行われた「CHANGE YOUR LIFE! 2022」グランプリ決定記者発表会に出席した。今年が2回目の開催となる「CHANGE YOUR LIFE! -美容師はエンターテイナーだ。-」は、今だからこそできる美容師のためのコンテストをスローガンとしたSNS型美容師コンテスト。インスタグラムを活用して、モデルのビフォーアフターを比較し、見た目の変化やその変化の幅、さらに、そのモデルの人生まで変えてしまうようなカットやカラーがほどこされているかなどを審査し、この時代だからこそのNo.1美容師を決定する企画となっている。コンテスト名にちなみ、自身の人生が変わった出来事を尋ねられると、宇野は2002年に受けたエイベックス・オーディションを挙げ「それを受けていなかったら今この場にはいないので、まさに人生の扉が開いた瞬間ですね」と回顧し、今回の会場の雰囲気が当時のオーディション会場と似ているそうで「今回は(特別)審査員でしたけど、あのときは審査される立場だったので、すごく懐かしく、みなさんの気持ちもわかるというか、思い出しましたね」としみじみと語った。一方、しんいちは「バチッとハマる話なんですけど」と自信ありげに話し始め、2年前の自身の写真パネルを手にすると、とある方のアドバイスで髪型を変え、黒髪だった髪を金髪にし、服装も変えたこと明かし、「髪型と髪色を変えたことで徐々に仕事が増えていくんですよ。ネタは変わってないのに、ネタもちょっとウケ出すんですよ。それでR-1グランプリ2022で優勝して、マジで髪型で人生が変わったんです」と打ち明け、気持ちの変化もあったそうで「自分はアーティストなんじゃないかって思いだしたら、それで芸人さんには嫌われたんですけど、その勘違いが舞台でウケたんですよ。見た目を変えて気持ちが変わるのは大事だなと気づきました」と力強く語った。また、今年のクリスマスの予定を聞かれると、宇野は甥っ子に会いにいくそうで「サンタさんはできるだけ多いほうがいいなということで、出動命令が出たので、3姉妹にプレゼント持って帰ろうかなと思っています」と声を弾ませ、しんいちがついて行きたいという雰囲気を出すと「来ないで!」と断固拒否しつつ、「プレゼントは配送してください」とお願いして笑いを誘った。そしてしんいちは「営業が入っているので、たぶん芸人と一緒に鍋パでもするのかなと思います」と明かし、宇野は「楽しそうー!」と声を上げたが、しんいちから誘われると「行きません!」と拒否した。さらに、来年挑戦したいことを尋ねたれると、ソロデビュー5周年を迎える宇野は「トークショーツアーを新しくやったり、ライブのツアーもあったりと盛りだくさんな5周年なので、めでたい活動がみなさんにいろんなところで目に耳に届くような音楽活動をしていきたいと思っています」と意気込み、しんいちは「歌ネタをこの5年、6年やっているんですけど、コントはやっていないので、コントとかもやってみたいなと思いましたね」と吐露し、宇野から「1人でコント?」と聞かれたしんいちは「1人でコントです。『キングオブコント』に出ます? "宇野しんいち"で」と誘ったが、宇野は「やりません! 気になっただけです(笑)」と全力で拒否していた。
2022年12月13日●KOCとM-1の2冠目指すも「そこまで意識するのはやめようと」昨年の『キングオブコント』で準優勝し、人気芸人の仲間入りを果たしたお笑いコンビ・男性ブランコ(浦井のりひろ、平井まさあき)。優勝を狙った今年の『キングオブコント』は準々決勝敗退と悔しい結果に。切り替えて臨んでいる『M-1グランプリ』では初の決勝進出を決め、漫才でも注目を集めている。2人にインタビューし、大きく変わったという賞レースへの思いや今後の目標を聞いた。――今年の『キングオブコント』を戦い終えた直後、「来年に向けて頑張ろう」と気持ちを切り替えたとおっしゃっていましたね。平井:そうせざるを得なかったというか、早く『M-1』に専念できるようになったので逆に良かったと思うようにしました。――ここがよくなかったなと分析などされたのでしょうか。平井:正面を切ってぶつかったから、ただただ足りなかったんだなと。お眼鏡にかなわなかったんだなと思いました。浦井:縁がなかったんだなと。――『M-1』は、2020年は参加されませんでしたが、昨年からまた出場されるように。コントと漫才の準備のバランスはどのようにしていたのでしょうか。平井:今年に関しては、前半はほぼコント。漫才は、各月でゆにばーすとやっている新ネタライブで漫才をやっていて、そこだけでした。――やはり『キングオブコント』を優先に考えられているのですね。平井:はい。今はほぼほぼ漫才しかやってないですけど。――『M-1』を戦いきってから来年の『キングオブコント』に切り替えると。平井:そうですね。――『キングオブコント』により重きを置きつつ、両方優勝を目指していくことになるのでしょうか。平井:そうなんですけど、今年優勝するぞという感じで『キングオブコント』に臨んで準々で負けてしまったので、そこまで賞レースを意識するのはやめようと思っています。もちろん頑張りますけど、もっと先を見据えて。その過程でいいものが生まれて、賞レースで優勝していたねってなるのがいいのかなと思っています。浦井:頑張りますけど、そこだけ見るのではなくもっと全体を見ようと。やりたいことがその先にあるので、そのために一生懸命やっていくという考えになりました。――賞レース優勝がゴールではないわけですね。平井:はい。今年でちょっと目が覚めたというか、これだけ照準を合わせてやったのに無理だったので、好きなことやらせていただこうかなって。もちろん賞レースのために面白いネタを作るという意識はありますが、今年のように100%それだけに振るのはやめます。――では、もっと先に掲げている目標とは?平井:全国ツアーで地方で30回公演してもチケットが即完するコンビになるというのが目標です。そうなるための一つの手段として、賞レース優勝があると。――賞レースに対する意識の変化を教えていただきましたが、その上で、来年の『キングオブコント』はどのように戦いたいと、今の時点で考えていることを教えてください。平井:決勝でやりたいネタが1個あるので、それをやりたいなというくらいですね。来年はそんなに対策とかはしないかもしれません。今年気張ってやりすぎてしまったのでその反動で。気張りすぎてもしんどいだけなので、そこまで気張らず、楽しんでやるくらいの心持ちのほうがいいパフォーマンスにつながるのではないかなと。●「誰もやってないことを」オンリーワンのコンビを目指す――ちなみに、今年の『キングオブコント』の決勝はご覧になりましたか?平井:見ました。面白かったです。浦井:全組面白かったですが、ニッポンの社長さんのケツの顔で一番笑いました。――優勝したビスケットブラザーズさん含め、吉本のお仲間たちがたくさん出場されていましたね。平井:ビスブラめちゃくちゃ面白かったです。浦井:あのネタされたら嫌だなと思っていて、そのネタでちゃんと優勝されて。――吉本の芸人さんたちは、ライバルだけれども、お互いアドバイスし合ったりしていると聞き、素敵な関係だなと感じました。平井:優勝してよかったねとはならず、そこは悔しさが大きいですけど。同期のビスブラが優勝して、そもそもコロチキが優勝した時点で、僕らの期で初優勝というのはなくなったので。浦井:優勝されるのは嫌ですけど、アドバイスはお互いすごくするんです。シンプルにお笑いが好きで、このネタが面白くなってほしいと思うから、こうしたらもっとよくなるというのは言う。変ですよね(笑)平井:だからこそ、誰もやってないことを探そうとします。――以前から水族館や動物園など館・園系でライブがしたいとおっしゃっていましたが、ほかの人がやっていないことを、という思いからでしょうか。平井:そうですね。ほかの人がやっていないことなら、純粋に面白いことを追求できるので。浦井:(賞レースに)出ないで済むならもう出たくないです。――オンリーワンの存在になって、全国ツアーのチケットが即完するコンビになれれば、賞レース優勝という称号がなくてもいいわけですね。2人:そうですね。――オンリーワンの存在として目指すところは、館・園系でライブをするお笑いコンビでしょうか?平井:いろいろ模索していきますが、変わった場所で単独ライブをするというのはみんなやってないですし、自分も興味があるのでやっていきたいなと。館や園だけでなく、廃墟、街を使ったコントとか、いろんな場所でできると思うので、そういうのを突き詰めていきたいです。――その第1弾として、12月9日にオンラインコントライブ「トワイライト水族館」を開催されます。閉館後のサンシャイン水族館で様々な水槽をバックに撮影したコントに加え、生中継もあるそうですが、水族館でのコントはいかがでしたか?平井:めちゃくちゃうれしかったです。実際やってみると想定外のことがたくさんあって、それを知れたのもよかったです。生き物たちに光を当てたらダメとか、大声を出したらストレスになってしまうとか、勉強になりました。浦井:劇場ではないところでやる新鮮さがあり、決まったときはすごく楽しみになりました。後ろにでっかい水槽があって魚たちが泳いでいる前でコントをやるというのが変すぎて面白かったです。――平井さんは生き物好きですごく詳しいので、そういった知識を生かしたコントもやられたら、それも男性ブランコさんならではのネタになりそうです。平井:知識を入れ込んだアカデミックなコントも面白そうですね。――面白くて勉強にもなったら、学校とかに呼ばれそうです。浦井:校外学習みたいな。平井:Eテレ的な番組も好きなので、そういうのにも出られたらうれしいです。●漫才をやるようになって柔軟に! コントも「遊びができた」――漫才はお二人の人柄を好きになってもらえる余地があると考え、漫才もやっていこうと昨年決められたとおっしゃっていましたが、漫才を改めてやるようになってコンビとして成長できているなと感じていることがありましたらお聞かせください。平井:コントはガッツリ台本にしていますが、漫才は台本がなく、「ボケやるからツッコんで」という感じでアドリブ満載。その場のやりとりの中で生まれるボケのほうが強いボケになることがあって、コントではそういう作り方はしてなかったですが、コントもちょっとそういう感じを入れてみたり。これまでコントはガチガチでしたが遊びができた気がします。――最初に決めすぎず、遊び部分を残しておいて仕上げていくということでしょうか?平井:はい。そうやって作り上げていったほうがいい感じになる気がしています。――浦井さんはいかがですか?浦井:変化に対応できるようになりました。急に変なこと言われても落ち着いて、漫才のときは自分で返すし、コントのときはそのときのキャラクターで考えて返す。柔軟になった気がします。――平場のトークにも生きそうですね。浦井:臨機応変さは生きるだろうなとは思います。――コントも漫才も力を入れられるようになって、笑わせる武器が倍になったという感じでしょうか。平井:選べるようになるのはいいことですね。NGK(なんばグランド花月)に時々出演させてもらいますが、NGKは漫才のほうがウケ的にいいんですよ。NGKのお客さんは僕らのこと知らない方が多いので、そういうところではしっかり自己紹介も入れて、漫才をするほうがいいのかなと。NGKでコントでウケるようになりたいという思いもありますが。――最近、お二人の中で変わったことや変えたことがあれば教えてください。浦井:(平井は)最近夜な夜な飲みに行くように。平井:そうなんです。そいつどいつの(松本)竹馬とトニーフランクとめっちゃ家が近いのでよく飲みに行っています。――今年からですか?平井:今年からです。お酒そんなに強くないので飲み歩いたりしてなかったのに、こんな楽しいんだと気づいてしまい(笑)――平井さんから見て浦井さんが変わったなということはありますか?平井:ちょっと前からめちゃくちゃいろんなことをしてくれるようになりました。道を調べてくれたり、コント台本の締め切りを言ってくれたり。浦井:去年の『キングオブコント』以降忙しくなって、ネタに集中してもらうために雑念をとらないといけないなと思い、こまごましたところは引き受けようと思いました。平井:マジでむちゃくちゃ楽になりました。お任せしていいんだと。浦井:そうしたら……(笑)平井:飲み歩くように(笑)――そのためではなかったと(笑)。でもネタ作りにもプラスになっているわけですよね!?平井:はい! プラスになっていると思います。■男性ブランコ浦井のりひろ(1987年12月3日生まれ、京都府出身)、平井まさあき(1987年8月1日生まれ、兵庫県出身)によるお笑いコンビ。2011年結成。大学時代に演劇サークルで出会い、2010年、大学卒業後に2人そろってNSCに入学。『キングオブコント2021』で、ザ・マミィと同率で準優勝し、一気に注目を集める。
2022年12月03日『全力投球!コットン100%』広島ホームテレビ12月13日放送広島ホームテレビ(本社:広島市中区)は、キングオブコント2022準優勝のお笑いコンビ「コットン」(吉本興業)の広島初冠番組を2022年12月13日(火)に放送します。【番組名】『全力投球!コットン100%』【放送日時】2022年12月13日(火)深夜0時25分~0時55分【番組内容】キングオブコント2022準優勝!今、勢いのあるお笑いコンビ「コットン」(西村真二・きょん)が、広島の熱いファンを獲得するために与えられたどんなことにも100%で取り組む“ブチ全力ロケ修行”バラエティに挑戦!!西村は地元広島で初の冠番組となります。しかしーコットンに「番組ロケ」のことを一切告げずに広島へ呼び寄せた結果、とんでもないスタートを切ることに。また、貴重な2ショット本音トークや〇〇に映り込んで番組をPRするために、恥を捨て体当たりで挑みました。視聴者の反響次第で、レギュラー番組化を狙う!「全力投球!コットン100%」は、12月13日(火)深夜0時25分から放送です。★第2回は12月22日(木)深夜0時15分~、第3回は1月3日(火)深夜0時15分~放送予定 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年12月01日●吉本の劇場以外で初の単独ライブに喜び「やっと…」お笑いコンビ・うるとらブギーズが、11月18日~20日に東京・赤坂レッドシアターで「うるとらブギーズ単独ライブ2022『P』『LP』」を開催し、自身初となる吉本興業の劇場以外での単独ライブに挑む。2019年から3年連続で『キングオブコント』決勝に進出したものの、2022年は準決勝で敗退。「悔しかった」と語った八木崇と佐々木崇博が、その思いを胸に臨む単独ライブへの意気込みや、コント師としての矜持、さらには来年の『キングオブコント』にかける熱い思いを語った。――2009年にコンビを結成し、これまでも単独ライブを行ってきましたが、今回は所属する吉本興業の劇場以外の場所で、3日間に渡るステージを行うことになりました。佐々木:吉本の劇場以外でやらせてもらうのは初めてなので「やらせてもらえるんだ」というワクワクと同時に、何回もステージをやって、ちゃんとお客さん来てくれんのかなという不安もあります。八木:ちょっと認めてもらえたのかなという思いはあります。赤坂レッドシアターと言えば、コント師にとっては聖地みたいな場所。すごくうれしかったですね。――ライブは、新ネタが中心となる「P」と、2022年のベストネタを披露する「LP」という2つに分かれ、同日で「P」「LP」と通しで見られるチケットも発売されますね。八木:周りの芸人さんで3daysをやっている人たちを見ると、その日終わったあと、反省会をして、次の日に生かしている。もちろん、最初からベストを出すつもりでやっていますが、公演中にどんどん進化していればと思っています。――結成から13年でたどり着いた今回の単独ライブ。どんな思いですか?佐々木:やっと……という言い方もできるのかな。後輩とかでも吉本の劇場じゃないところでやっているのを見てきましたし、ようやくという思いもあるのですが、あまり大変だったなとか、苦節……みたいな感じはないです。もともとルミネでやらせていただいていたのも、すごくありがたいことだと思っていたので。八木:数字だけを見ると、僕らは芸歴18年で、コンビ組んで13年なので、もうちょっと早くやりたかったなという思いはあります。――どんなライブにしていきたいですか?佐々木:何回もやるということで、いつ来ても楽しかったと思っていただけるように、すべてベストなもので臨みたいです。僕らもいっぱいいっぱいにならずに楽しんでいる姿をお見せしたいです。八木:新しいことにも挑戦しようと思っているので、昼と夜の1日通して見ていただくことで面白さも増すようなものもしたいですし、ライブを見終わったあと、満足してもらって次の日も……と思えるような余韻のあるライブにしたいです。●『キングオブコント』決勝進出で「生活が変わった」――先ほどもお話しましたがコンビ結成13年に。うるとらブギーズにとって、大きな分岐点になった出来事はありましたか?佐々木:僕らは八木さんがネタを書いてくれるのですが、2017年ぐらいからネタのレベルがグッと上がった気がします。熱みたいなものを感じるようになりました。結果『キングオブコント』でも準決勝まで行かせてもらって、お客さんの反応も良かったし、周りも「惜しかったね」って言ってくれて。そこから2019年に『キングオブコント』で決勝まで行けて、さらにグッと環境が変わりました。――八木さんの中では、2017年あたりからネタ作りをする上で何か変わったという自覚はあったのですか?八木:特に意識したことはなかったのですが、ちょうどそのころから自分が書いたものや、やったことに対して評価されるようになったというのは大きいかもしれませんね。大人になると褒められることってあまりないじゃないですか。だからコントとかが褒められるようになったのがうれしくて「もっと」みたいな気持ちになったのかもしれません。――決勝に初進出した2019年の『キングオブコント』後の変化も改めてお聞かせください。八木:完全に生活が変わりました。あの時も決勝出て、次の日バイトとしていたので。でもそこからバイトも辞められるようになって、ガラリと変わりました。佐々木:あの決勝までは、休みだらけで、月に数回しかライブに出ないみたいな感じだったのが、1日3ステージとかが当たり前のようになって、やっと吉本の芸人になれたなと実感しました。――『キングオブコント』への思いはやはり相当強いのでしょうか。八木:そうですね。2020年に出場したときは、2019年がまぐれだと思わせたくないという思いで頑張って。2021年に3回目の決勝に行ったときは、これで本物だと思ってもらえたのかなと。それで臨んだ2022年は、いつもはこれまで受けたネタなどをやっていたのですが、全部新ネタで勝負したいという思いがあって……。結果ダメだったのですが、毎年『キングオブコント』は非常に大切な位置づけの大会です。――今年は決勝に行けず、悔しい思いを。八木:そうですね。決勝の放送もやっぱり悔しいなという思いで見ていました。佐々木:ここ3年はずっとあの場にいたのに、家で見るというのは悔しかったです。――リベンジへの闘志は高まりましたか?八木:そうですね。今回の単独ライブも、長尺のネタを多めに書こうかなと思っていたのですが、やっぱり『キングオブコント』で負けたのが悔しすぎて、短距離走のネタにシフトチェンジしようと思っています。――目指すは優勝?八木・佐々木:そうです。――『M-1グランプリ』にも参加されていますが、やはりコントへの思いがより強いのでしょうか。佐々木:そうですね。僕らの武器はコントかなと思っています。●演技力を強く意識八木は『孤独のグルメ』出演願望も――お二人のコントは絶妙な演技も魅力だと思います。佐々木:演技に関して僕は全然わからないので、いつも八木さんに演出してもらって、それを必死にやっているという感じです。そこも独り立ちできるようにしないといけないのですが。八木:僕は演じることはめちゃくちゃ意識しています。それこそ台本よりも演技力の方が大切かなと思っているぐらいで。ドラマや映画を見るときも、かなりお芝居は意識しています。まだ全然達していないですが、僕は『孤独のグルメ』に出たいんです。インディアンスのたぶっちゃん(田渕章裕)が出ていて、うらやましいなって(笑)――芸人さんがドラマや映画に出演する機会も増えていますが、そういう野望も?八木・佐々木:機会があったらやってみたいですね。――13年間コンビを組んでいますが、お互いのどこに惹かれていますか?八木:無理言っても、なにも文句言わずにやってくれるのはとてもありがたいです。ネタもそうですが、小道具を用意することなども、嫌な顔一つせずにやってくれるのは感謝しています。佐々木:僕はずっと八木さんに頼りきりなので。そのぐらいはやらないといけないなと思っています。単純に八木さんがいなければ『キングオブコント』で決勝にも行けなかったですからね。真面目だし、いろいろ僕の世話も焼いてくれる。保護者みたいな感じですね。――頼りっぱなしとのことですが、八木さんはどう感じていますか?八木:独り立ちしてくれたらめちゃくちゃ楽になるなとは思います(笑)――コンビ間で解散しようとか険悪になったことは?佐々木:僕もなにもしていないのに「やってるよ!」みたいな意地張ってなんか変な感じになったことはありましたけれど、あまり解散みたいな感じになったことはないですね。八木:仲が悪いということではないのですが、それこそ『キングオブコント』に出ても結果が出なかったときは「もうやめようかな」と思ったことはあります。実際、結果が出なかったらやめるとは相方に言っていました。――先輩や同期のメンバーなどで励みになった言葉や出会いがありましたら教えてください。佐々木:元「犬の心」の押見(泰憲)さんですかね。今、おしみんまるさんとして活動していますが、僕らが全然結果が出なかったとき、犬の心さんと同じにライブになって、そのとき押見さんが「面白いよ」って言ってくれたんです。ライブにも呼んでくれて、すごく励みになりました。犬の心さんがやっていた「本気ライブ」というライブがあったのですが、それも引き継がせてもらったりと、すごくお世話になりました。八木:こういう話のとき言わないと怒られるのが、ツーナッカンの中本(幸一)さんです(笑)。中本さんは「お前ら決勝行くコンビだから」って、僕らが結成5年目ぐらいのときから言ってくれていました。あとは僕らジャルジャルさんに憧れているのですが、今年一緒にライブをやらせてもらったんです。今年『キングオブコント』で負けた後に、福徳(秀介)さんに「すみません、落ちちゃいました」と挨拶したら「そうか、応援してたんだけどな」って言ってくれて。それがめちゃくちゃうれしかったです。――最後に『キングオブコント』への思いを改めてお願いします。八木:いろいろな方にも「来年やな」と言っていただけたので、優勝目指して頑張りたいです。佐々木:今回のライブを含めて、しっかりと結果を出したいと思います。■うるとらブギーズ佐々木崇博(1984年12月17日生まれ、静岡県出身)と八木崇(1982年3月10日生まれ、熊本県出身)によるお笑いコンビ。ともにNSC東京校10期生で、2009年にコンビ結成。同年より『キングオブコント』に毎年挑戦し、2019年に結成10年目にして決勝初進出を果たし、準優勝。2020年、2021年と3年連続で決勝に進出し、2022年は準決勝敗退となった。
2022年11月17日『キングオブコント2022』で優勝したお笑いコンビ・ビスケットブラザーズ(きん、原田泰雅)が31日、都内で行われた「LIVE STAND 22-23 FUKUOKA」開催キックオフ記者会見に出席した。8月に東京公演、9月に大阪公演を行い、2都市でのべ約4万5000人を動員したお笑いフェス「LIVE STAND 22-23」。2023年1月14日・15日には、マリンメッセ福岡で開催される。きんは、東京公演を振り返り「僕らの前がエルフでめちゃくちゃ人がたくさん集まって、僕らが始まったら2000人くらい移動しちゃって」と明かし、「優勝して集客力を見せたいんですけど、優勝して大阪で凱旋ライブをやったらお客さんが19人でした」としょんぼり。原田も「まずいのが、その前に偶然、社長に挨拶させていただいて、『僕らずっと赤字出しているくらいお客さん呼べてないのに、ライブ使っていただきありがとうございます』って言ったら、『ここからは黒字だね』って言っていただいたんです。そのあと19人だったので僕らたぶんクビになると思います」と心配し、2人とも福岡公演で見返したいと意気込んだ。集客力アップのための秘策を聞かれると、きんは「最初19人だったんですけど、大きい番組3つ収録に行かせてもらって、その番組が放送されたら次の回は22人になったです。それを重ねていくしかない」と、番組出演を重ねてファンを増やしていくと話した。この日の会見には、「LIVE STAND」を盛り上げる“ライブスタンジャー”の博多華丸・大吉、福岡出身のパンクブーブー、福岡公演に出演するもう中学生、ネルソンズ、空気階段も参加した。
2022年10月31日『キングオブコント2022』で優勝したお笑いコンビ・ビスケットブラザーズ(きん、原田泰雅)が28日、都内で行われた神明の新ブランド「こめからだ」発売発表記者会見に出席した。新ブランド「こめからだ」の「そのまま炊ける雑穀ごはん」シリーズ(全5種類)が11月1日より発売される。会見ではアインシュタインがMCを担当し、神明ホールディングスグループのPRキャラクターを務める蛙亭、見取り図、「こめからだ」新CMキャラクターの野々村友紀子、神明の代表取締役社長・藤尾益雄氏らが参加した。そして、見取り図がおすすめする、今年の年末から来年にかけてブレイク間違いなしの“これからだ芸人”として、ですよ。、Dr.ハインリッヒ、ビスケットブラザーズ、コットンの4組が登場し、「こめからだ」の食レポに挑戦。勝利したビスケットブラザーズとコットンに、「こめからだ」1年分が贈られた。ビスケットブラザーズは、今月8日に『キングオブコント』で優勝し、そこでも副賞として米1トンを獲得している。どんな食生活を送るつもりか聞かれると、きんは「お米をおかずにお米をいただき、お米で流し込むという生活。とぎ汁でのどを潤します。全部おいしくいただきます」と答えて笑いを誘った。また、優勝後の変化を聞かれると、きんは「東京に毎日のように来させていただいていて、食生活も不規則になっちゃうので、いただいたお米で健康を維持したい。今いろんなすごい番組に呼んでいただいていて、世間のツイッター等では『あの日以来見なくなった』と言われていますが、今どんどん撮りためていて、ここから出ていきます」と語った。原田は「大阪の街を歩いたら『おめでとう!』って。『こち亀』の両さん状態になっていて、めっちゃ言っていただきます」と反響をうれしそうに明かした。
2022年10月29日10月8日に放送された『キングオブコント2022』(TBS系)で、お笑いコンビ・ビスケットブラザーズが見事優勝を果たした。1st ステージでは審査委員長のダウンタウン・松本人志(59)が自身歴代最高得点を付け、総合得点でも歴代最高をマークする圧倒的な実力を見せつけたビスケットブラザーズ。しかし、ボケの原田泰雅(30)に対し司会の浜田雅功(59)がとった“ある行動”が物議を醸している。注目されているのは、ファイナルステージの全組のネタが終了し、最終結果が発表された直後の浜田の行動。優勝が知らされ静かに喜びを噛み締めるビスケットブラザーズだったが、なんと浜田が原田にビンタしたのだ。祝福ムード溢れるなか、突如放たれたビンタに相方のきん(31)は「えー!!」と大声で驚き、原田はビンタをされた頬を抑え、面食らった様子だった。テレビ局関係者は言う。「若手から先輩まで構わず“どつく”ツッコミは浜田さんのトレードマークでもあります。また業界では、浜田さんからどつかれると“芸能界で売れる”というジンクスまで一部で囁かれており、どつかれることを“光栄なこと”と捉えるタレントも少なくありません」SNS上でも、浜田のビンタを好意的に捉える声が。《浜ちゃんからの最高の褒めビンタ》《浜ちゃんのビンタはご祝儀ですよ。》《浜ちゃん、ビンタによって一瞬で「これは夢じゃない」ってわからせたのすごいな》《キングオブコント、一番優勝して欲しい人が優勝した!コメントからして他を圧倒していた。おめでとう!浜ちゃんにビンタされたのは気に入られた証拠やね》いっぽうで、「痛みを伴う笑い」への認識は時代とともに変化していて……。「昨年にはBPO(放送倫理・番組向上機構)が『痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー』はいじめを助長するなどといった見解を示しました。この影響かは定かではありませんが、ダウンタウンが出演していた大晦日恒例の『絶対に笑ってはいけない』シリーズ(日本テレビ系)も昨年末は休止。代わりに芸人たちがコントなどを披露するお笑い特番が放送されました」(前出・テレビ局関係者)年々厳しくなる「痛みを伴う笑い」に対する世間の目。浜田のビンタには批判的な声も多く上がっている。《キングオブコント初めから見てて、優勝発表でぉおー!!ってなったのにいきなり浜ちゃんが優勝者にビンタしてドン引きしてしまった…最後の最後に…なんか優勝は夢じゃないよ!って事の表現なのかもだけど不快だったわ…》《しかもTwitterでタグ見てると、ビンタを浜ちゃんからの御祝儀!良かったね!とか賞賛してるコメント多くてびっくり…普通にドン引きしたんだけど…せっかくの感動の瞬間、素直に喜ばせてあげた方が良くない…?》《浜ちゃんのビンタ面白かったって言ってる人いて「怖」ってなった》しかし、こうした“お笑いへの制限”が「テレビをつまらなくしている」という意見もあり、論争に発展している。《浜ちゃんのビンタコンプラとか時代遅れって呟いてる人たちこんな人たちが笑いもわからずテレビをつまらなくしてるんだな~と》《浜ちゃんのビンタに文句言ってる人がいるってマ!?ビンタでおいしくなる、っていう図式が理解できないならお笑い観ない方が良いと思うの…あんたらのせいでバラエティが年々つまらなくなってく…原田さんが憎くてやってるわけじゃない、ってかむしろ愛しか感じなかったw》優勝後の会見でビンタについてビスケットブラザーズの原田は「神様なんで、僕らからしたら」と語っていたという。
2022年10月09日●「コントといえば、で名前が確実に挙がる存在になりたい」『キングオブコント2018』王者で、『有吉の壁』(日本テレビ)や『新しいカギ』(フジテレビ)などで活躍しているお笑いトリオ・ハナコ(秋山寛貴、岡部大、菊田竜大)。コント師として着実に存在感を高め、個々でも活躍の場を広げている。3人にインタビューし、『キングオブコント』優勝からの4年を振り返るとともに、今後の目標を語ってもらった。――『キングオブコント』優勝を機に人気芸人の仲間入りをされましたが、優勝特需の一瞬ではなく、継続して活躍できるように意識したことなどあったのでしょうか。秋山:ネタを頑張りたかったので、『キングオブコント』決勝で披露した2本以外のネタもあるぞという、持ちネタの多さをアピールすることは意識していました。出演する番組でどんどんネタを変えてやっていたときに、陣内(智則)さんが「ハナコはネタが多いね」と言ってくださって、そういうことでもイメージをつけてもらって、すぐにいなくならずに済んだのかなと思います。岡部:優勝でどかんといったわけではないというか、むしろ優勝後より、その次の年の第7世代が話題になったときのほうが増えた感じがしています。秋山:それにも救われていますね。あと、だいたい次の王者が決まるとそこに話題をとられますが、翌年の優勝がどぶろっくさんで、全く違うタイプだったのでそれにも助けられた気がします。タイプが似ていると比べられたりしたと思いますが。菊田:どぶろっくさんはすでに売れていたしね。――『新しいカギ』などへのレギュラー出演も大きいですよね。岡部:そうですね。『新しいカギ』や『有吉の壁』など、コント師がコントの延長でできる番組が始まって、それもありがたいです。――優勝から4年経ちますが、3人の関係性に変化はありますか?岡部:3人とも父親になってまさか楽屋で子育ての話をするようになるとは。情報交換や、「ベビーカー何使ってる?」みたいな話をしています。菊田:2人の子供は同級生で同じくらいの成長度ですが、うちの子は1個上で、しかも4月生まれで大きいのであまり話に入れなくて。2人は話が合っていいなってうらやましく思うときもあります。――今後については、どうなっていきたいと思い描いていますか?秋山:僕はもう1回めっちゃネタ強いなって思われたくて、『キングオブコント』でその年に優勝したコンビよりハナコのネタが面白いって言われる年がほしいです。そのためにも代表作が作れたら。そして、コントといえば、で名前が確実に挙がる存在になりたいです。――これは代表作になりそうだというようなネタは仕上がってきているのでしょうか。秋山:まだこれからです。今年生まれるかもしれないし、来年生まれるかもしれないしわからないですけど、そういうコントを作りたいです。岡部:僕も『キングオブコントの会』や『コントの日』など、コントの特番があったら絶対呼ばれるような人になりたいですね。東京03さんみたいな、だいぶデカい背中ですけど、そこに食らいついていきたいです。――秋山さんと同じように代表作のようなコントが必要だと考えていますか?岡部:そうですね。そういうネタを作って、ハナコといえばコントだぞと印象付けられたら。あと、3人だけで何をやってもいいというホームタウンみたいなテレビ番組ができたらいいなと。おじいちゃんになっても続けられるような、3人でのんびりふざけ合えるような番組ができたらうれしいです。秋山:レジェンドになれたら、3人でただ話しているだけで成り立ちそうですね。――菊田さんはいかがでしょうか?菊田:僕はマジでネプチューンさんみたいになりたいです。個人でも(原田)泰造さんは芝居、ホリケン(堀内健)さんは幅広くなんだか面白いことをやられていて、名倉(潤)さんはMCというようにそれぞれ活躍されていて、でも3人集まるとちゃんと面白い。3人の番組もあって、トリオの在り方としてネプさんが一番好きで、こういう風になりたいなと思っています。――ハナコさんも3人の番組がありながら、それぞれのお仕事も増えてきて、その方向を進まれている気がします。菊田:ハナコってコント以外もめっちゃ面白いんですよ! 僕はすごく自信を持っていて、3人とも俺が俺がっていうタイプじゃないだけで、ちゃんと話したら3人とも面白いので、3人の素や掛け合いが見せられるような冠番組が持てたらいいなと思っています。――岡部さんも先ほど3人だけのトーク番組ができたらとおっしゃっていたので、叶うといいですね。岡部:3人で話しているときは楽しいので、やれたらうれしいですね。秋山:手応えに差はありますが(笑)、(菊田が)自負してくれているのはうれしいです。●個人としての目標語る秋山、菊田は「絶好調です」――秋山さんはドラマ脚本に挑戦、岡部さんは俳優としても活躍、菊田さんは独特なキャラを生かしてバラエティで存在感を高めるなど、個人でも活躍されていますが、個人としては今後どうなっていきたいと考えていますか?秋山:僕は小さい頃から『Mr.ビーン』が好きで、ローワン・アトキンソンさんとコントがしたいというのが目標です。日本に一緒にコントをやりたがっているコメディアンがいるらしいって、奇跡が起きて届かないかなと思って口にすることにしました。――ドラマ脚本にも挑戦されていますが、今後もやっていきたいと考えていますか?秋山:ずっとやりたいですし、満足いくものが作れるようになりたいです。理想としては、キャストの方たちが演じているときにこらえられずに笑ってNG出しちゃうものを作りたいですね。いいものが書けたんだなと思える気がして。福田雄一さん脚本の作品に出られた方が、笑ってNG連発しちゃいましたという話をされていて、素敵だなと思いました。――菊田さんの目標は?菊田:僕は番組に1人いると助かるよねっていう、どこにいてもハマるような芸人になりたいなと最近思い始めています。――そうなるには何が必要だと考えていますか?菊田:社交性じゃないですかね。――菊田さんの“我が道を行く”というマイペースなキャラも魅力的だと思いますが。菊田:でも最近、我が道を行くってポンコツなイメージが強すぎる気がしてきて、ちょっと払拭したいなと思っているんです。秋山:払拭したいという思いは行動からは感じないです(笑)。むしろのびのびしていて、気にしてないんだろうなと思っていました。絶好調です。菊田:あ、そう? これでいいのかな?秋山:ほかにこういうタイプはいないですし、“芸人じゃない芸人”でいいんじゃないですかね。菊田:じゃあこのままでいきたいと思います(笑)――岡部さんの目標は?岡部:松岡修造さんのあとの『くいしん坊!万才』、武田鉄矢さんのあとの『おふくろ、もう一杯』の声、石塚英彦さんのあとのサカゼンの広告とか狙っていきたいです(笑)菊田:サカゼンとか似合う! 来そうだな~(笑)――個人の活動もトリオのためにという思いもあるのでしょうか。菊田:僕はありますね。ネタを書いてないというのもあるので、ハナコが世に広まればいいなと、何かに還元できればという思いはあります。岡部:俳優のお仕事をやらせてもらうことで、コントももっといい感じにできるようになったらいいなという思いはあります。秋山:僕はネタを書くというのがメインなので、ハナコの活動に直結しているのかなと。2人がそれぞれ頑張っている姿を見るのはうれしいですし、その間にネタを作れるので助かるなと思っています。●“先輩”ネプチューン&アンガールズの言葉に喜び&刺激――事務所の先輩に言われて印象に残っている言葉や、刺激を受けたエピソードなどありましたら教えてください。菊田:『ロンハー』(『ロンドンハーツ』)の「相方お悩み相談」みたいな企画に出演した翌日くらいに、アンガールズの田中(卓志)さんが「めっちゃよかったね」と褒めてくださって、「ハナコは残りそうな気がする」「ハナコは大丈夫だよ」と言ってくださったのはめちゃくちゃうれしかったです。今でもスベって凹んだときに、田中さんがああ言ってくれたから頑張ろうって僕を奮い立たせてくれていて、田中さんの言葉を糧に頑張っています!秋山:『ネプリーグ』に出演して僕がヘマしたときに、泰造さんが「お前そんなんじゃウッチャンになれないぞ」ってイジってくれたんです。僕、『笑う犬』が大好きで、中でもウッチャンナンチャンの内村(光良)さんが大好きで、ああいうテレビコントがしたいと思っているのですが、それを泰造さんに直接伝えた覚えはないのに知ってくださっていて、イジリで言ってくださって。僕には「頑張ってウッチャンになりなさい』に聞こえました。――秋山さんがどこかで発言していたのを見てくださっていたんですね。菊田:泰造さんはけっこう見てくれています。楽屋挨拶のときに「あれ見たよ」って言ってくださるので。――岡部さんはいかがでしょうか?岡部:ホリケンさんにネタを褒めていただいたときはすごくうれしかったですね。ご飯に連れて行ってもらったときに、「ハナコ面白いな」と言ってくださって、トリオの大先輩に褒めてもれえたのはうれしかったです。――やはりトリオの大先輩として憧れの思いが?岡部:憧れはめちゃくちゃありますね。ネプチューンさんみたいになりたいなと。四千頭身や我が家さんもいて、トリオの事務所のイメージがあると思いますが、自分たちもそういう存在になれたら。――菊田さんと岡部さんの口から「ネプチューンさんみたいになりたい」という言葉が出ましたが、やはりトリオの大先輩として目指すところなのですね。秋山:3人でも個人でも活躍されているというのは理想的だなと憧れています。タイプは違いますが。岡部:ネプチューンさんはちゃんと“キャーキャー”もありますが、僕らは全くそういうタイプではないので。菊田:そうなんだよな。岡部:キャラというと僕らは全くそういうタイプではないので、憧れの存在ではありますが、僕ららしい形を見つけていきたいと思いながらやっています。ネタもすごいしお茶の間でも愛されるトリオになりたいです。■ハナコ秋山寛貴、岡部大、菊田竜大によるお笑いトリオ。2014年結成。2018年に『キングオブコント』で優勝。現在、日本テレビ系『有吉の壁』、フジテレビ系『新しいカギ』などにレギュラー出演している。岡部は俳優としても幅を広げ、10月スタートのTBS系日曜劇場『アトムの童』や2023年放送のNHK大河ドラマ『どうする家康』に出演予定。■「ワタナベお笑いネタ祭り2022~WELFES~」9月19日に東京・イイノホールで開催。昼の部は14時開演、夜の部は18時開演。どちらもU-NEXTでライブ配信実施。ハライチ、アンガールズ、ロッチ、サンシャイン池崎、あばれる君、ハナコ、Aマッソ、四千頭身などの人気芸人や『ABCお笑いグランプリ』でも活躍したGパンパンダ、こたけ正義感をはじめとする若手芸人が一堂に会するお笑いライブ。漫才ブロックはハライチ、コントブロックはアンガールズとロッチ、ピンブロックはサンシャイン池崎とあばれる君がMCを務め、若手芸人との絡みも見どころとなる。
2022年09月15日昨年、日本一のコント師を決める大会『キングオブコント』で優勝したお笑いコンビ・空気階段(水川かたまり、鈴木もぐら)。決勝1本目で歴代最高得点となる486点を獲得し、ハイレベルな戦いを制して14代目王者に輝いた。あれから約1年。今年の『キングオブコント』は準々決勝が終わり、9月1日・2日に準決勝が行われ、そこで決勝進出者が決まる。空気階段の2人に、今年の挑戦者に向けてのアドバイスを聞いた。――吉本興業の仲間の方たちがたくさん参加されていますが、今年の『キングオブコント』で特に応援している芸人さんはいますか?もぐら:これはもう、みんなです。かたまり:11年やっていると友達ばっかりなので。友達と、お世話になった先輩、仲のいい後輩ばっかり出ていて、誰々勝ってくれっていうのが多すぎます。もぐら:とりあえずトロフィーの返還の仕事があるのでそれに集中しようと思います。かたまり:単純に楽しみですね。今までで一番楽しく見られると思います。――トロフィー返還の寂しさは?もぐら:トロフィーもらえないんですよね。かたまり:直後の1週間くらいは取材や番組で持っていかせてもらえるんですけど、そのあとすぐ返すので。もぐら:実はもう返還しているんですよ。トロフィーもらえたらいいんですけど。10分の1サイズくらいで作ってくれないかな。かたまり:あれはほしいですね。――優勝した経験を踏まえて今年の挑戦者にアドバイスをお願いします。かたまり:本当にこれは、強運ですね。絶対に強運です!もぐら:その運を呼び込む方法は、かつ丼です。かたまり:これ言っちゃうと、これ見ちゃった人勝ちじゃんってなるかもしれないですけど、本当にかつ丼ですね。もぐら:僕らは去年、僕らだけではなくて、作家さんやマネージャーさんなど関わった人全員、かつ丼を食べて優勝したので。当日、本番までに。かたまり:全員かつ丼を食べることですね。裏技っちゃ裏技ですけど。――その裏技プラス、ほかにこうしたらいいということはありますか?もぐら:あまり考えないほうがいいんじゃないですか。かつ丼に集約したほうが。かたまり:僕は、前の年や、前の前の年は、ちょっと徳を積もうと思って、会った後輩にお金をあげていたんですよ。いい行いをしようと思って。でも、優勝した去年はやらなかったくて、そうしたら勝てたので、人にただでお金をあげるのはいいことじゃないのかもしれないです。もぐら:自分が得をするためのばらまきなので、賄賂と一緒になってしまいますからね。かたまり:お金をあげるのはよくないことで、かつ丼を食べることはいいこと、ということです。■空気階段水川かたまりと鈴木もぐらによるお笑いコンビ。東京NSC17期。2011年に結成。独特な世界観の実力派コント師として知られ、『キングオブコント2021』で優勝。TBSラジオ『空気階段の踊り場』、テレビ朝日『空気階段の空気観察』、BSよしもと『空気階段の●山』にレギュラー出演中。俳優としてフジテレビ『イチケイのカラス』(2021)、テレビ朝日『仮面ライダーリバイス』(2022)、映画『ウェディング・ハイ』(2022)、TBS『日本沈没-希望のひと-』(2021、もぐら)、TBS『妻、小学生になる。』(2022、かたまり)などにも出演している。
2022年08月31日“日本一のコント師”を決める大会『キングオブコント2022』の準決勝進出35組が19日、発表された。2008年にスタートし、毎年TBSで決勝戦を生放送している『キングオブコント』。前回に引き続き、今年も即席ユニットでの参加が可能となっており、例年以上の盛り上がりを見せている。準々決勝を突破し、準決勝に進出したのは35組。準決勝初進出組は、青色1号、いぬ、イノシカチョウ、金の国、クロコップ、サスペンダーズ、スパイシーガーリック、フランスピアノ、ヨネダ2000、隣人の10組。即席ユニットでは、『女芸人 No.1 決定戦 THE W 2020』王者・吉住と岡野陽一の「最高の人間」が準決勝へ勝ち上がった。そしてシード権を持ち、準々決勝から出場した過去のファイナリスト組からは、蛙亭、かが屋、ザ・マミィ、ジャングルポケット、そいつどいつ、ななまがり、ニッポンの社長、ロングコートダディが進出した。『キングオブコント2022』準決勝は9月1日、2日に東京で開催。観覧チケットは8月20日から販売される。そして決勝の模様は今秋、TBSで生放送される。○■準決勝進出組(35組)相席スタート/青色1号/いぬ/イノシカチョウ/うるとらブギーズ/蛙亭/かが屋/カゲヤマ/金の国/クロコップ/コットン/最高の人間/サスペンダーズ/ザ・マミィ/サルゴリラ/GAG/ジャングルポケット/スーパーニュウニュウ/スパイシーガーリック/そいつどいつ/ゾフィー/ダンビラムーチョ/TCクラクション/ななまがり/ニッポンの社長/ネルソンズ/ビスケットブラザーズ/ファイヤーサンダー/フランスピアノ/やさしいズ/や団/ヨネダ2000/ラブレターズ/隣人/ロングコートダディ (※50音順)
2022年08月19日●憧れの『ガキ使』『爆チュー問題』出演に喜び昨年、日本一のコント師を決める大会『キングオブコント』で優勝し、実力を証明したお笑いコンビ・空気階段(水川かたまり、鈴木もぐら)。その後、初冠番組もスタートし、ドラマや映画にも出演するなど、活躍の場を広げている。2人にインタビューし、優勝からの約1年を振り返ってもらうとともに、今後の目標を聞いた。――優勝からまもなく1年。キングとして過ごしてきていかがですか?もぐら:キングとしてという感じはないんですけど、ありがたいことにお仕事をたくさんいただいて、忙しくさせてもらっています。――優勝特需がずっと続いている感じでしょうか。もぐら:でも、もうそろそろでしょうね。新しいキングが決まりますからね。かたまり:新キングが出ますので、それまで役割を全うできれば。――優勝してよかったと感じる瞬間は?もぐら:純粋に「キングオブコント見ました」とか「優勝した人ですか?」って声をかけられたりするとよかったって思います。かたまり:クレジットカードが作れました。今まで審査が通らなかったんですけど、優勝して審査通りました! 本当にうれしいです。――もぐらさんはクレジットカード持っていますか?もぐら:持ってないです。今も無理です、信用ないですから。私とミルクボーイの内海(崇)さんは作れません(笑)――キングの重圧のようなものはなかったですか?もぐら:キングにならせてもらったみたいな感じですから。重圧というか、ご褒美みたいなものですからね。もらわないと損というか。かたまり:忙しすぎたので特に考える間もなくという感じでした。言葉としてはチャンピオンやキングと言われる1年でしたけど、誰の話をしているんだろうという感覚でした。もぐら:優勝した直後に出演させてもらった番組で(ビート)たけしさんと共演できて、たけしさんに「ようやく辞めないで済むな」って言われたんですけど、王者とかそうことではなくて、辞めなくて済むということです。たけしさんも「ずっとネタをやり続けろ」と言ってくれたので、そういうことだろうなと。○■「憧れの人と一緒にいられたことがうれしかった」――俳優のお仕事にも挑戦されたり、お仕事の幅が広がっていますが、優勝後、特にうれしかったお仕事を教えてください。もぐら:たけしさんに会えたことはうれしかったです。あと、松本(人志)さんにご飯を連れて行ってもらったことですかね。憧れの人と一緒にいられたことがうれしかったです。かたまり:僕は『爆チュー問題』ですね。『爆チュー問題』にゲストで出させていただいたので、正直もうテレビでやりたいことはなくなりました。あとは余生ですね。――収録はいかがでしたか?かたまり:ずっとうれしかったです。楽屋にねずみの服が用意されているだけでうれしかったですし、たまり場みたいなところで軽く爆笑問題さんと話しているだけでもうれしかったですし、ずっと見ていたセットで爆笑問題さんとできたのは超うれしかったです。――テレビにたくさん出演されて、何か意識の変化などありましたか?もぐら:そんなことはないですけど、(『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』の)「七変化」に出させていただいて、あれがたぶん緊張の極致というか、あれ以上の空間はこの先ないと思うので、そういうのが1個できたのはありがたいです。『ガキの使い』なんて憧れるじゃないですか。その一発目で「七変化」に出られたのはうれしかったです。――「七変化」を乗り越えられたから、何でもいけるというような気持ちに?もぐら:ひとつ心の支えになるというか。すごい空間だったので。――かたまりさんは『爆チュー問題』で印象に残っているエピソードを教えてください。かたまり:ネタのために僕らセグウェイを持っていったんですけど、カメラが回っていない休憩時間に太田(光)さんがずっとセグウェイに乗って、止めに来たスタッフさんを叩いたりして、それがめっちゃ印象に残っています。本当にこんな感じなんだって(笑)もぐら:その結果、本番中に電池が切れてセグウェイ止まりました。かたまり:太田さんが休憩中に乗りすぎて。もぐら:でも逆に止まってよかったか。止まってなかったら終わらなかったかもしれないです。それくらいずっと同じくだりをやっていて、セグウェイが止まってようやく終わったみたいな感じだったので。――太田さんもすごく楽しまれていたんですね。かたまり:うれしいですよね。僕が金を出して買ったセグウェイに太田さんが乗っているというのは非常に喜ばしいことです。●念願の全国ツアーも実現「ゆくゆくは全国制覇したい」――今年、初の全国ツアー「fart」も開催されました。単独ツアーは結成当初からの夢だったそうですが、開催していかがでしたか?もぐら:全国すごくお客さん入っていただいて、大阪・福岡・札幌はお客さん来てくれるのかちょっと不安もあったので、うれしかったです。――地方開催は何か違いましたか?もぐら:違うのかなと思っていたんですけど、別に違うことはなかったです。かたまり:どこに行っても同じような感じで見てくれているんだなという感じでした。――全国にファンの方がいてくれるんだなと感じられる時間に?かたまり:そうですね。もぐら:ありがたいなと思いました。――全国ツアーの面白さやりがいをどう感じましたか?もぐら:最終日までいろいろ変えたりしてやっていたので、千秋楽が来てくれないことには終わらないなと思いました。かたまり:完成はしないですね。2カ月ずっと直していく感じでした。――今後も開催していきたいと思いましたか?かたまり:そうですね。全47都道府県回りたいです。5年くらいかけて回れたら。もぐら:ゆくゆくは全国制覇したいですね。――「fart」最終公演の模様を収録したDVDも発売されましたが、魅力をアピールお願いします。もぐら:僕がよく通っている居酒屋の常連さんにジャケットに出演していただいたんですけど、彼の渋さですかね。かたまり:かっこいいんですよ。オーラをまとっていますし。あと、特典映像として、ラジオ番組『空気階段の踊り場』(TBSラジオ)の映像が収録されています。私が大学を中退するきっかけになった同級生と再会した映像も入っていて、素晴らしいDVDになっていると思います。○■『空気階段の踊り場』公式本はかたまりの袋とじに注目――『空気階段の踊り場』の公式本も発売されました。2017年4月の放送スタートから、恋愛・結婚などプライベートもさらけ出してきたトークを振り返られる一冊に。かたまり:5年分、普通に年表ですね。ラジオで全部話しているので、“起きたこと年表”みたいな感じになっていると思います。もぐら:目玉として袋とじがありますから。水川の写真集というか、水川が首輪をつけられてベッドに四つん這いになっている写真とか。かたまり:それは拒否して撮っていません(笑)もぐら:でもそういう系の写真が盛りだくさんです。かたまり:なのであまり買ってほしくはないです。もぐら:過激なので、これは袋とじにしないとダメだという話になって、値段が当初の予定より200円高くなってしまったみたいですけど、その分、そういうシーンがあります。裸にワイシャツで乳首透けているみたいな(笑)かたまり:パンツにワイシャツ姿でシャワーを浴びているみたいな。リスナーからどういう写真がいいか募集したんですけど、おそらくよくないリスナーがまぎれこんでいるんだと思います。もぐら:求めていらっしゃるということですよね。求められたものがあると思うので、ぜひ見ていただきたいです。●流行語大賞を目指すかたまり「歴史に名を刻みたい」――優勝後、いろいろ経験されていく中で、コンビの関係性に変化などありましたか?2人:それはないですね。――それぞれ何か変化はありますか?もぐら:僕は痩せてきています。――健康のために痩せることを決意されたのでしょうか。もぐら:そうです。疲れて動きたくないみたいな日があって、やばいなと思い、そこからです。続くようにめちゃくちゃ緩いダイエットをしていて、夜なるべく食べないようにしていますが、食べたくなったら食べてもいいという風にして、あとは飲み物をお茶や水、ブラックコーヒーなどにして、砂糖を抜きました。それだけですけど、2カ月で12キロくらい落ちました。――ちなみにMAX体重は?もぐら:ダイエット前の117キロがMAXで、今は105キロです。――かたまりさんは、ネタのために痩せすぎないでほしいという思いもありますか?かたまり:痩せすぎると見た目が変わってちょっとコントがやりづらくなってくるのかなと思いますが、ある程度健康的になったほうがいいと思います。――『キングオブコント』優勝で果たされ、夢だった全国ツアーも叶いましたが、今後どうなっていきたいと考えていますか?もぐら:ツアーの規模を大きくしたいというのがありますね。僕の実家の方とかで1回やってみたいですね。そして、やはり47都道府県制覇したいですね。いつ達成できるかわからないですけど。かたまり:「サイコゥ! サイコゥ! サイコゥ!」というギャグで流行語大賞をとる。これに尽きます。これは本当にとります! 今まで狙ってとった人っていないと思いますが、僕は本気でとりにいこうと。ちゃんと分析して、理論的にとりにいきたいです。――どうしたらとれると分析しているのでしょうか。かたまり:影響力のある人が使う。有名人が使うということですね。あいみょんさんもツイッターで使ってくださっていましたが、私のギャグですと言ってもらってもいいので。そういう形でどんどん増やしていければ日本全国に広がっていくと思うので、このインタビューを読んだ方も積極的に使っていってほしいです。――日々普及活動をされているわけですね。かたまり:そうですね。――今年も狙っていますか?かたまり:今年けっこうチャンスかなと思っています。「ビッグボス」は落ち着いてきていますし、後半巻き込んでいけばチャンスはあるんじゃないかなと。歴史に名を刻みたいです。■空気階段水川かたまりと鈴木もぐらによるお笑いコンビ。東京NSC17期。2011年に結成。独特な世界観の実力派コント師として知られ、『キングオブコント2021』で優勝。TBSラジオ『空気階段の踊り場』、テレビ朝日『空気階段の空気観察』、BSよしもと『空気階段の●山』にレギュラー出演中。俳優としてフジテレビ『イチケイのカラス』(2021)、テレビ朝日『仮面ライダーリバイス』(2022)、映画『ウェディング・ハイ』(2022)、TBS『日本沈没-希望のひと-』(2021、もぐら)、TBS『妻、小学生になる。』(2022、かたまり)などにも出演している。
2022年08月19日●キングオブコント決勝進出で仕事が倍増! コンビの絆も強く昨年の『キングオブコント』で決勝初進出にして強烈なインパクトを残し、その名を世に知らしめたお笑いコンビ・蛙亭。中野周平は今年2月に一般女性と結婚、イワクラはオズワルド・伊藤俊介との交際が明らかになり、公私ともに勢いに乗っている。今年結成10周年の節目を迎えた2人にインタビューし、昨年の『キングオブコント』後の変化や、絆が強まっているというコンビの関係性、今年の『キングオブコント』への意気込み、そして、8月13日にイワクラの地元・宮崎県小林市で開催する「蛙亭のハッピーサマーライブ」への思いを聞いた。――この10年を振り返ってコンビにとって特に大きかった出来事は?中野:一番大きかったのはやはり去年の『キングオブコント』だと思います。そこを目指して上京し、無事決勝に行けて、いろんな経験をさせていただいて。上京してからどんどん状況が変わっています。――2020年4月に上京されましたが、その決断は正しかったわけですね。中野:イワクラさんから「東京に行こうと思う」という話をされて。僕もいつか行きたいと思っていましたが、具体的には考えられていなかったので、言ってもらえてよかったです。イワクラ:どうせ東京に行くなら早めに慣れておきたいと思い、今だって思いました。――そして昨年の『キングオブコント』で決勝に初進出し、ファイナルステージ進出とはなりませんでしたが、しっかり爪痕を残されました。その後の変化を教えてください。中野:仕事が倍くらいになりました。イワクラ:仕事も増えましたし、ネタをする時間も増えたりしました。ネタ番組とかでショートネタだったものが、長くネタできるようになってありがたいです。中野:2分とかだったものが4分になったり。――ライブでのお客さんの反応も変わりましたか?イワクラ:単独ライブのチケットの売れ行きが全然違います。以前は毎回80人で、80人から増えることもなく減ることもなく、ずっと見に来てくれる80人の方がいてうれしかったんですけど、『キングオブコント』決勝進出後は1000人とか、見に来たいという方が増えてありがたいです。――『キングオブコント』で優勝するためには、昨年は何が足りなかったと考えていますか?イワクラ:昨年の大会を経験して、決勝で自信満々でいける強いネタが2本ないとダメだなと思いました。2本目ちょっとヤバいかもという状態では無理なので、今年は2本とも絶対いけるから落ち着いてやろうぐらいの感じでいきたいです。――昨年は2本とも自信満々という状態ではなかったのでしょうか?イワクラ:そうですね。間に合ってなかったので今年は間に合わせたいです。――中野さんは昨年の大会でどんなことを感じましたか?中野:僕がはっちゃけるネタだったので、やっていて楽しいですし、それでああやって反響をいただけたらもう本望で、これやっていいんだという喜びと自信が芽生えました。今年もはっちゃけさせていただけたらと思います。――今年5月に行われた『キングオブコント2022』エントリー表明記者会見で、昨年はコンビの信頼関係が足りなかったとおっしゃっていましたが、絆は変わってきていますか?イワクラ:そうですね。去年決勝に行って、中野さんのやる気が違うので。それまではやる気があまり感じられず、準々決勝から頑張り出そうとしていて。中野:優勝したいとは思っていましたが、イワクラさんがやったほうが面白いだろうしというのに任せていて。去年いろいろやってみて僕にもできることがあるなと。僕がいないとダメだなと思いました!――基本的にはイワクラさんがネタを作るけれど、中野さんも参加するように?イワクラ:はい。「いるものある?」って聞いてきたり。それまで何もしてなかったんですけど、去年の決勝が終わってから変わりました。10年かかるんだなと(笑)中野:今がよければいいですよね!――中野さんの変化もあって絆が深まっているんですね。2人:はい。●イワクラ「中野さんは最強」 30キロ増で面白さもパワーアップ――相方が中野さん、イワクラさんでよかったなと感じているポイントも教えてください。イワクラ:いろんな人のネタを見ていて面白いですけど、自分がネタを考えるってなったときに中野さんが最強なので。めちゃくちゃ面白い。中野さんが何かやっていたら私たぶん一番笑うんですよ。無敵です。一番面白い。――大絶賛ですね。だからこそネタも浮かぶのでしょうか。イワクラ:はい。こういうのをやってほしいっていっぱい浮かぶので、それがすごく頼もしいです。面白すぎるので。――存在そのものも、コントにおける間などの技術も?イワクラ:全部ですね。私が「これやって」って言ったものを100%でやってくれて、それが面白いので。ただ、中野さんが自発的にやったもので笑ったことはないです。――イワクラさんのネタで中野さんの面白さが最大限に生かされるわけですね。中野:そうですね。昔はイワクラが100%ボケ、僕が100%ツッコミだったんですけど、そこから徐々にいろいろ見出してくれて、おいしくしていただいて。僕ができないことも全部わかってくれているので、やりやすいです。――結成当初からネタはイワクラさんが考えていたのでしょうか?イワクラ:当時は一緒に考えたり、中野さんが書いたりしていましたが、途中から私が全部やることに。コントを書くってなった時に、中野さんは自分がどんな感じかわかってなくて、私は中野さんにこういうのをやってほしいというのがあったので、そこからめっちゃ楽しくなったので、全部やるわってなりました。――去年の『キングオブコント』で初めて決勝に進出されましたが、自分たちの中でどこがパワーアップしているなと分析されていますか?中野:お客さんが僕たちのキャラを理解して、受け入れてくれるようになってきて、安心して自信をもってネタを出せるようになったのも大きいのかなと。イワクラ:中野さんが年々面白くなっている。どんどん無敵に。体格も進化して風格が出てきて、今が一番面白い。中野:上京してから20キロくらいパワーアップしたので。デビュー当時からだと30キロくらい増えています。――キャラとして面白くなるというのを狙って体重を増やしたのでしょうか?イワクラ:勝手にです。でも、体型が変わってよりネタが書きやすくなりました。中野:もともとけっこうな体型で、それを生かしたネタを4、5年目くらいにやって、この体型を使ったほうが面白いんだなと。周りからも「その体型いいね」と言われるようになって、それまでお腹に力を入れて歩いたり、お代わりをやめたりしていたんですけど、それがどんどんなくなって、これでいいんだという開き直りからパワーアップしていったので、無関係ではないですね。お笑いをやってなかったらここまで大きくなってなかったと思います。――さらに大きくしていく予定ですか?中野:今年32歳になるんですけど、ちょっと膝がかわいそうになってきたので、これ以上はちょっと。今くらいがいいのかなと思っています。●5~6年前にイワクラがブチ切れ解散危機中野の土下座で回避――イワクラさんは中野さんのことを無敵だと感じていて、中野さんは自分の魅力をイワクラさんが最大限に生かしてくれていると感じていて、相思相愛のコンビだと思いますが、解散危機はなかったですか?イワクラ:5、6年前に1回ありました。やる気のなさとか、いろいろ積み重なってめちゃくちゃムカついて、頼むから解散してくれって私がブチ切れちゃって。そうしたら、土下座して「すみません。僕がすべて悪かったでーす」(高い声で)って謝ってきて、アホやなコイツと思って笑っちゃって。それで力が抜けて、逆に面白くなってきてもういいやって。――中野さんの土下座で解散にならなくてよかったです。中野:そうですね。解散の話を切り出されたときに、考えられないなと。なんとしてもコンビを続けないと絶対後悔すると思ったので、土下座は簡単でした。――そこで中野さんは気持ちを改め、さらに昨年の『キングオブコント』でも変わられたんですね。中野:はい。ちょこちょこ燃料をくべていただいて、頑張りモードを維持できたら。――そんなお二人の目標は『キングオブコント』優勝ですね。イワクラ:はい。去年でけっこう勢いをつけられたと思うので、今年はそれを上回るネタで、そのまま優勝したいなと思います。中野:皆さんに面白いと認めていただいて、優勝したいなと。去年悔しい思いをしたので、今年絶対優勝して、もっといろんな人たちにネタを見てもらえるようになりたいです。――その先に思い描いているものはありますか?イワクラ:『キングオブコントの会』を見たときに、楽しそうすぎて絶対に出たいと思ったので、『キングオブコントの会』に出るというのも目標です。そのためにも『キングオブコント』で優勝しないといけないなと。そして、10年後もテレビでコントをしていたいです。2人でのコントに加え、ユニットコントとかもしていけたら。中野:『キングオブコント』優勝がゴールみたいな感じでやっているので、とにかくそれを叶えられたら。そのあとは、いろんなところでネタをやらせてもらえる機会が増えたらいいなと。全国とか、ルミネとか、テレビも含め、求められることが増えたらうれしいです。●イワクラの地元で10周年記念ライブ「一生に一度だなと」――8月13日には、イワクラさんの地元・宮崎県小林市で結成10周年記念ライブ「蛙亭のハッピーサマーライブ」が開催されます。とろサーモンさん、ニューヨークさん、空気階段さんなど豪華ゲストも参加しますが、このライブはお二人の希望で実現したのでしょうか?イワクラ:はい。10周年でどんなイベントがやりたいかという話になったときに、地元の宮崎で仲良しのメンバーでやりたいと思って、これを真っ先に提案させていただきました。中野:(イワクラが)みやざき大使に就任したときに僕も宮崎にお邪魔したり、番組をやらせてもらったり、けっこうお世話になっていますし、そういう意味でも宮崎でできたらなと。――見どころを教えてください。イワクラ:『M-1』で優勝したとろサーモンさん、『キングオブコント』で優勝した空気階段など、賞レースの決勝に行かれている方ばかり。宮崎でお笑いライブなんてなかなかないと思いますし、豪華メンバーが集結して、皆さんでユニットコントもやらせてもらう予定なので、そこも楽しみにしていただきたいです。――ユニットコントの脚本はイワクラさんが書かれるのでしょうか?イワクラ:はい。地元を生かしたネタを作りたいと思います。――イワクラさんのご家族も見に来られますか?イワクラ:はい。家族は宮崎にいるので見に来てくれます。――中野さんが楽しみにしているポイントは?中野:宮崎にまだ2度しかお邪魔したことないんですけど、ご飯がおいしいのが魅力だなと。今回、楽屋の食事も気合い入れてくれるそうなので、そこも楽しみにしつつ、メンバーが仲良しばっかりなので、普段とは違う場所でできるのが楽しみです。――本当にメンバーが豪華ですよね。イワクラ:めっちゃ豪華で、皆さんお忙しい時期に集まってくださるのでありがたいなと。地元でこんな豪華なメンバーでライブができるのは、大げさではなく、一生に一度だなと思っています。ぜひたくさんの方に見ていただいて、あわせて宮崎の良さも感じていただけたらうれしいです。■蛙亭中野修平(1990年11月20日生まれ、岡山県出身)とイワクラ(1990年4月10日生まれ、宮崎県出身)によるお笑いコンビ。NSC大阪校34期出身。2012年4月結成。2020年4月に活動拠点を大阪から東京に移す。2021年、『キングオブコント』で決勝に初進出。ファイナルステージ進出は逃したものの、「実験体No.164」のネタで審査員の松本人志らから高評価を受けた。■「蛙亭のハッピーサマーライブ」コンビ結成10周年を記念し、8月13日にイワクラの地元・宮崎県小林市にて凱旋ライブを開催。ゲストには、とろサーモン、ニューヨーク、ZAZY、空気階段、ロングコートダディ、ニッポンの社長、マユリカと、蛙亭と仲の良い豪華メンバーが集結する。各組のネタのみならず、メンバー全員が出演するユニットコントも披露予定。劇場チケットは完売。FANY Online Ticketにて、オンライン配信チケット発売中。
2022年08月11日日本初の西洋楽器店で創業148年の株式会社銀座十字屋(本社:東京都中央区銀座、代表取締役社長:倉田 恭伸)は“ハープの日(※1)”である8月2日の直前、2022年7月31日(日)14:00から、無料ライブ配信と事前予約制の会場観覧のハイブリット公演「銀座十字屋サンデーコンサート」を開催します。(※1) ハープの日とはハープの魅力を知ってもらいたいとの想いで、日本ハープ協会が“ハープ”の語呂に合わせ8月2日を「ハープの日」に請願、2019年に日本記念日協会に正式登録されました。実力派芸人 高佐一慈(ザ・ギース)▲ハープや執筆活動など多才ぶりにも注目実力派芸人・高佐一慈(ザ・ギース)グランドハープの扱いに苦戦中▲グランドハープの扱いに苦戦邊見美帆子(ハープ奏者)▲邊見美帆子(ハープ奏者)出演は「キングオブコント」ファイナリストの実力派芸人 ザ・ギースの高佐一慈(たかさ くにやす)と邊見美帆子(ハープ奏者)です。両氏は2021年に、2度にわたり当社のライブ配信でレバーハープの演奏を披露(※2)。高佐一慈の見事な腕前に、ハープ男子が増えるなど業界は賑わいを見せました。今回はオーケストラなどで使われる大型の“グランドハープ”に挑戦。それまで使用していたハープとは「サイズ」も「奏法」も異なる上、与えられた練習期間はわずか半年で悪戦苦闘しました。高佐一慈が本番で披露する曲は、今年生誕160年を迎えるドビュッシーの名曲「アラベスク」。ソロで挑むというから、その成果やいかに!?この他、邊見美帆子によるソロ演奏も予定しています。(※2) 高佐一慈 過去のライブ演奏の様子・2021年1月13日配信「新春特別プログラム 銀座十字屋ランチタイムコンサート」 ・2021年8月2日配信「#ハープの日スペシャル 銀座十字屋ランチタイムコンサート」 [その他 関連動画]・現在の高佐一慈(ザ・ギース) ・グランドハープの内部を公開!高佐一慈(ザ・ギース) ■コンサート情報名称 : 銀座十字屋サンデーコンサート開催日時 : 2022年7月31日(日)14:00~14:30予定会場観覧 : 2022年7月9日(土)10:00より指定フォームからのみ申込開始予定。定員になり次第募集締切。 無料ライブ配信: 銀座十字屋YouTubeチャンネルで配信 演奏予定曲 : アラベスク/ドビュッシー(高佐一慈演奏)、朝に/トゥルニエ(邊見美帆子演奏)この他に、ハープの日当日も無料オンライン配信でコンサートを行うなど記念日に寄せた催しを予定しています。■出演者【高佐一慈(ザ・ギース)】1980年9月2日、北海道生まれ。2004年3月、お笑いコンビ「ザ・ギース」を結成。コントを基盤に多岐にわたって活動中。「キングオブコント」2008,2015,2018,2020ファイナリスト。【邊見美帆子(ハープ奏者)】11歳よりハープを始める。東京藝術大学音楽学部器楽科を卒業。大阪国際音楽コンクール第3位。演奏活動の傍ら、銀座十字屋で指導にもあたる。■ハープの日 関連企画 一覧(いずれも無料)名称 : #ハープの日スペシャル 銀座十字屋ランチタイムコンサート開催日時: 2022年8月2日(火)※ハープの日当日時間 : 12:30~12:50予定視聴 : 無料ライブ配信のみ 出演 : 田村真優(ハープ奏者)、月間加奈(ハープ奏者)、君塚仁子(オカリナ奏者)ハープの日当日はハープ2台とオカリナで盛り上げます。演奏曲は近日銀座十字屋の公式サイトで発表します。名称 :#ハープの日 関連企画 みんなでクリスハープを弾いてみよう!開催日時:2022年8月14日(日)会場 :銀座十字屋昨年のハープの日に誕生した小型ハープ「クリスハープ」のワークショップで、参加費無料です。募集概要は銀座十字屋の公式サイトで発表します。【本イベントに関するお客様からのお問い合わせ先】株式会社 銀座十字屋ハープ&フルートサロンTel:03-3535-2834 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月05日『キングオブコント2021』で準優勝したお笑いコンビ・男性ブランコ(浦井のりひろ、平井まさあき)によるトークライブ「8時間生配信!男性ブランコのトークライブ『おしゃべり記念公園』」が、5月2日に東京・渋谷のヨシモト∞ホールで開催されることが29日、発表された。ヨシモト∞ホールのゴールデンウィーク特別公演として、ヨシモト∞ホールの看板芸人“ムゲンダイレギュラー”に所属し、『キングオブコント2021』では準優勝、単独ライブは毎度即完売する男性ブランコが、∞ホールで1日通してのトークイベントを開催する。公演は2時間の三部制となっており、シークレットゲストも出演予定。各部の合間1時間は、ゲストによる楽屋配信を予定しており、合計8時間の生配信イベントとなっている。当日は、会場でも配信でも楽しめる。なお、会場通し券の先行発売は2022年3月30日11時より、配信チケット発売は4月10日10時より開始。○■浦井のりひろ8時間トークライブをする事になりました。一日の三分の一をトークに充てると人はどうなってしまうのでしょうか。後半完全に寝ながら喋ってるかも知れません。人体の不思議を確かめに来て下さい。○■平井まさあき未知満ち満ちの8時間、内容ミチミチパツパツのトークライブになること間違いないです!
2022年03月29日TBSで、4月9日に『キングオブコントの会2022』(19:00~21:54)を3時間スペシャルで放送することが23日、発表された。TBSを代表するお笑い番組『キングオブコント』とゆかりのある芸人たちが、当番組のために書き下ろした新作コントを披露する番組。昨年に続き2回目の放送となる今回は、松本人志を中心に、審査員を務めたさまぁ~ず、バナナマン、さらには東京03(2009年優勝)・ロバート(2011年優勝)・バイきんぐ(2012年優勝)・かもめんたる(2013年優勝)・シソンヌ(2014年優勝)・コロコロチキチキペッパーズ(2015年優勝)・ライス(2016年優勝)・かまいたち(2017年優勝)・ハナコ(2018年優勝)・どぶろっく(2019年優勝)・ジャルジャル(2020年優勝)・空気階段(2021年優勝)と歴代『キングオブコント』チャンピオンばかりの総勢12組が大集結。それぞれの年のチャンピオンが作・演出・キャスティングを務めてコントを作り上げた。さらに、今年も松本人志が書き下ろした渾身の新作コントを披露。ここでしか見ることができないオール新作コントを3時間にわたってたっぷり届ける。また、今回の『キングオブコントの会』の放送を記念して、昨年放送した『キングオブコントの会』に加え、これまでの『キングオブコント』を民放公式テレビポータル「TVer」、「TBS FREE」にて期間限定で一挙配信。全て無料で視聴できる。(C)TBS
2022年03月23日●演劇サークルで出会い“月1マクドで会う仲”に『キングオブコント2021』で準優勝し、一気にその名を世に知らしめたお笑いコンビ・男性ブランコ(浦井のりひろ、平井まさあき)。2人は大学時代に演劇サークルで出会い、そろってNSC(吉本総合芸能学院)に入学し、2011年に正式にコンビを結成。結成11年目で実力を証明し、出演ライブにも多くのファンが駆け付ける人気コンビに。2人にインタビューし、出会いから、『キングオブコント』準優勝までにあった挫折、準優勝後の変化、そして今後について話を聞いた。○■大学時代の貴重な友達「好みがめっちゃ似ていて」――お二人の出会いは大学の演劇サークル。当時から惹かれ合う部分がありましたか?浦井:大学は違いましたが演劇サークルを共同でやっていて、趣味や好きなものが似ていて話が合うなという感じでした。僕は大学生活に失敗したというか自分の大学の友達がほぼできなくて、演劇サークルの中でも最初は唯一ぐらいの友達でした。――友達ができなかったというのは人見知りが原因ですか?浦井:人見知りも原因ですし、演劇サークルに入って最初の公演で僕が主役にいきなり選ばれて毎日稽古に。学部の友達を作るという大事な期間をまるまる演劇サークルで過ごしてしまったので、公演が終わった頃にはある程度グループできていてどこにも入れない状態でした。平井:2時間半ぐらいの公演でしたが、(浦井は)出ずっぱりで。ずっと稽古していて、単位が4……。浦井:前期とれた単位が4。これ落としたら留年確定というのも軒並み落として。1年の前期で留年がほぼ決まりました(笑)――1年の前期で(笑)。でも主役にいきなり大抜てきされたのはすごいですね。平井:そうです、1年生で。役柄も、奥さんや子供たちに逃げられた哀愁漂うお父さん役(笑)浦井:18歳のときに50歳くらいのお父さんの役をして。――役に合うということで抜擢されたのでしょうか?平井:それもあると思いますけど、演技もうまいので。――平井さんは、浦井さんに対して当時どんな印象を抱いていましたか?平井:本当に何でもできた。ツッコミももちろんできましたし。文化祭では一緒にコントをやりました。――お二人ともラーメンズさんが好きだという共通点も。平井:そうなんです。演劇サークルの先輩に教えてもらって。面白いし、興味深いし、ハッとさせられるし、こんな感情を揺り動かされるお笑いがあるのかと。ずっと関西にいたので、どストレートなお笑いしか知らなくて。――ラーメンズさんの話でも盛り上がったんですね。平井:好みがめっちゃ似ていて、『水曜どうでしょう』も当時2人ともハマっていて。あと、立川志の輔さんの落語を見に行って、「落語すごい!」と思って2人とも好きになって、浦井は今、落語を1人でやったりしていますからね。それきっかけでしょ!?浦井:それきっかけです(笑)落語にハマったのはそれがきっかけです。――憧れのラーメンズさんの影響を受けているなと感じていることはありますか?平井:同じことをしても勝てないですし、ラーメンズさんらしいことを真似しても絶対に追いつけないので。ただ、ライブでちゃんと経済として成立させていて、全国ツアーやグッズ販売とか、そういうやり方は存分に真似たいなと思います。浦井:ライブ見た時の『手厚いですね、充実してますね』という、見た後の満足度は見習いたいところです。○■NSC入学の話もした思い出のマクドナルド――大学卒業前にマクドナルドで会ったときに、平井さんが「NSC行こうと思っている」と話したら、浦井さんも「俺も行く」とおっしゃったというエピソードは本当ですか?2人:ほんまです。――平井さんが行くと聞いてノリで返したのではなく、浦井さんもすでに行こうと考えていたのでしょうか。浦井:はい。僕も行こうと思っていました。平井:大学が違って、しかも(浦井が)同志社大学のアカペラサークルに入って、ほぼ同志社に行って活動をしていたので、しっかり会う時間はあまりなかったんです。でもなぜか月1マクド行く仲で。近況報告するために月1回、滋賀の、忘れもしない、ベルロードのマクドに(笑)。就活の時期に、僕は内定1個あったんですけど「NSC行くわ」って話したら、「俺もNSCの願書を見ていた」って。それだったら一緒に組んで入ろうかって。(浦井は)留年していたので、「1年待つで」って言ったんですけど、「俺、もう無理や」って(笑)浦井:卒業するのに2年以上かかると思って、もう無理だと(笑)――コンビ名の由来も教えてください。浦井:いきなりネタ見せの授業があったので、コンビ組んでいるってなったら、ちゃんと作ってみようって。平井:僕が住んでいたところの近くの公園でブランコに乗りながら。それやったらコンビ名も考えようって。浦井:「ん」が1個入っているコンビはだいたい売れているとか法則を気にしつつ、漢字とカタカナっていいよなって。平井:最初、「片栗コンクリート」って適当なこと言って、「あ、違うか、反省!」って言ったんです。で、反省と、ブランコに乗りながら考えていたから、「反省ブランコ」。ゴロいいじゃんって思ったんですけど、ネガティブすぎて笑いづらい可能性があると思い、反省に近い語感のものを探して、僕ら男性だから「男性ブランコ」。あ、いいやん! ってなりました。●KOC優勝を目標にシフトチェンジ○■NSC時代に行き詰まり…漫才からコントに変更――最初の授業ですでに男性ブランコとしてネタを披露されていたんですね。当時のネタから変わらずに大切にしていること、もしくは変わってきたことを教えてください。浦井:NSCの前半はずっと漫才をしていたんです。ボケとツッコミをしっかりみたいなオーソドックスな漫才を。――コント中心に切り替えたきっかけは?浦井:2010年のM-1にNSC生で出て1回戦で落ちて、再エントリーしてもう1回落ちて、もう漫才はダメだって(笑)。NSCの授業も漫才ずっとしていて、後半に講師の先生お気に入りの人だけ集めた選抜クラスが作られるんです。面白い人は何人もの先生の選抜に入っていましたが、僕ら誰の先生の選抜も入れず、そこで最初の行き詰まりを感じて。大学のときにコントをやっていたから、1回コントに戻ろうという感覚でコントをやり出しました。――そもそも最初に漫才をやったのは憧れとかですか?平井:ほんまはコントをやろうと思っていたんですけど、大阪でNSCだからまずは漫才だろうと思ったんです。漫才ももちろん大好きなので。――コントに切り替えてから、やっぱりコントが好きだなって感じましたか?平井:なりましたね。浦井:コントのほうがウケていましたし。――2010年は『キングオブコント』にも出場されていますが、そっちで手応えは?浦井:そっちも手応えはなかったです(笑)――でもM-1よりは?平井:そうですね。○■単独ライブで感じた絶望キングオブコント優勝を目標に――コントをメインにしてから、どのように進化させてきているのでしょうか。平井:スタンスとしては去年変わりました。それまでは、テレビに出て売れなかったとしてもライブでしっかり経済活動として成り立たせたいと。ラーメンズさんが劇場でグッズを販売するとか戦略を立ててやることで経済活動に持っていくことを成し遂げられたので、それに憧れていました。テレビでうまく立ち回る自信はなかったですが、たくさんネタを作ってライブをすることは努力すればできることだと思ったので。でも、一昨年から各月で単独ライブをやりましたが、ご時世柄もあったと思いますがお客さんが一切増えなくて絶望して。僕の力でネタだけでお客さんを引きつけることできないんだ、経済的に成り立たせるライブツアーをするクオリティのものは作れないんだと思って大挫折しました。――そこからやり方を変えたと?平井:はい。去年の単独ライブで絶望して、ここはもう『キングオブコント』でなんとか知ってもらえるくらいのネタを作ろうという風に変えました。1個のネタをすごくブラッシュアップして、めちゃくちゃ笑えるネタにしようと。――1個のネタをブラッシュアップするやり方は、大会以降も続けていますか?平井:続けています。今の目標も『キングオブコント』優勝なので、優勝に向けてのネタ作りをしています。――『キングオブコント』準優勝で一気に名前が知れ渡りましたが、反響はすごいですか?浦井:やっぱり賞レースってすごいんだなと。全然違いますね。平井:すごいなと思いました。単独ライブを頻繁になるというのも話題になるのかなと思っていましたが、(賞レースは)知ってくれる人の数が断然違いました。――仕事量も増え、テレビへの出演も増えましたが、どれくらい変わりましたか?平井:それまでテレビはほぼゼロで、ネタ番組もゼロでしたから。浦井:そこの嫌さがずっとありました。ネタでやりたいのに、こんなネタ番組あって1個も呼ばれない。相当オーディション行きましたが全然通らなくて。平井:やっていることは変わらないんですけど。今思えば、出しやすいということなのかなって。「キングオブコントファイナリスト」って紹介できるということなんだと思います。――『キングオブコント』を意識してネタを磨き上げたという進化も。平井:そうですね。ただ、優勝するにはもっとやらないといけないなというのも思いました。――お休みはありますか?平井:『キングオブコント』以降、完全1日休みはないかもしれないです。それまでは休みだらけでした。――大変化ですね。2人:大変化です!●解散は一度も考えず! 今後の目標を語る○■吉本芸人の励ましに感謝「周りみんないい男です!」――先ほど「大挫折」「絶望」という言葉も出ましたが、解散危機はありましたか?平井:解散を考えたことは僕は1回もないですね。「辞めよう」もない。もう続けるしかない。そこは腹くくっています。浦井:僕も辞めようというのは一番遠いところに置いていました。――いつかわかってもらえるという自信があったのでしょうか。平井:折れそうになるときはもちろんあって、その都度周りの人が「このまま続けて」「面白いから」と言ってくれて。久々のテレビの収録があったときに、なんかの事情で「収録ここまでです」って僕らの前で終わって何も披露できなくて。こんなことあるんか……これがテレビかと。落ち込んだときに、その収録に参加していた先輩のアイロンヘッド・辻井(亮平)さんがツイッターで「男性ブランコっていうおもろいヤツがおるから、絶対見といてください」ってつぶやいてくれたときは涙が出るくらいうれしかったです。よし、頑張ろうって。――落ち込んでいるだろうと思ってつぶやいてくれたということでしょうか。平井:そうだと思います。その日の夜に。それはずっと今後も覚えてますね。めちゃくちゃいい男です。周りみんないい男です! 同期も。「絶対大丈夫やから」って。――吉本芸人さんってそういう絆が素敵ですよね。平井:ほんまに。「思ったことあったら教えて」ってネタについて言い合ったりするんですけど、これ言ったらおもろなるからやめとこうというのがマジでない。ライバルではありますが、全力で俺だったらこう思うけどなって言い合っています。――男性ブランコのお二人の関係も素敵だなと感じますが、仕事の仲間になって変わってしまったということは?平井:月1マクド行く仲っていうこの感じがずっと。これがちょうどいいのかもしれないです。月1回、「こんなん見たで」「あれ見た?」みたいな。今でも会話の内容は、好きなものの話ばかり。当時と距離感は変わっていないです。――月1マクドみたいな友達としての時間がこれからも毎月あるといいですね。平井:そうですね、まずはマクドナルドさんに行こうか(笑)。当時の友達感は今もあるかもしれないですね。○■キングオブコント優勝に向けてマシンガン戦法でネタ作り――『キングオブコント』優勝が目標とのことですが、昨年は準優勝。優勝するためには何が必要だなと感じましたか?平井:何が足りてなかったかっていうのはわからなくて。ただ、浦井から又聞きで聞いたのが、ガクテンソクの奥田(修二)さんが、『THE MANZAI』でファイナリスト常連になっていたときに、「無名のときは周りと競う。でもファイナリストというのが乗っかると過去の自分と戦わなあかんから難しい」と話していたと聞いて、確かにそうだなと。きっと去年と比べられる。去年より劣っていたら点数が低くなると思います。浦井:去年の印象を超えてなかったら、普通の減点より大きい。平井:去年の2ネタを絶対超えるネタを作らないといけないという気持ちですが、どうやったらできるのかわからないので、マシンガン戦法でたくさん作って、その中にいいのがあればと。これいけるんじゃないかなというネタをブラッシュアップしていく作業をして、その中でこれだというのが出てきたら。浦井:金の卵がポンって。それを見逃さないように。――将来的にはどういう風になりたいと考えていますか?平井:近い目標として、今年『キングオブコント』で優勝し、来年全国ツアーでどの都市に行ってもちゃんとチケットが完売するというのを目標にしています。そのほかでやりたいことは、水族館や博物館、動物園など、館系・園系でコントができたら。水槽の前でコントやるのか、博物館だったら剥製の前でコントやるとか、面白そうだなと。お笑いを普段見ていない方も見てくれるのかなと思うのでやりたいです。――M-1も、2年前は出場されていませんが、挑戦を続けられています。漫才への思いも教えてください。平井:漫才は人を好きになってもらえる余地があるんじゃないかなと。コントは、男性ブランコのコントを好きになる人が集まってくれる。漫才は、浦井・平井を好きになってくれる人が来てくれる。層が違う気がして、両方やったらお客さんがたくさん来てくれるのではないかという思いで、漫才も男性ブランコの表現として必要なものだと去年思いました。僕は両立するなんて無理だと思っていたんですけど、浦井が「『M-1』出ようか」って。確かに人柄を好きになってもらえたらめちゃくちゃありがたいので、漫才もやっていきたいです。――コントと漫才で心境は全然違いますか?浦井:コントと漫才で心持ちは全然違います。コントはきっちり流れが決まっていて空手の型みたいな。アドリブはあまりない。漫才は、組手のような感じで全く違うなと。ただ、お互いが作用するなと感じていて、漫才の時のフリー感、アドリブ感がコントの中でも出しやすくなっています。平井:コントはセリフをきっちり決めて、漫才は台本がないのでその場でやっている感じで作っていて、それがコントにもいい作用になっているというか、コントも肩の力を抜けるように。きっちりやらないといけないという緊張が10割方占めていましたが、漫才をやることによってコントでも自分の言葉で言えるようになったら楽しくなってきました。●互いをリスペクトネタ合わせも揉めず○■平井は「優しさがある」浦井は「読解力・適応力がすごい」――相方が平井さん、浦井さんでよかったなと感じていることも教えてください。平井:僕たちはネタ合わせで大揉めすることがなくて、やってみて、あ~この感じで、というのが多い。(浦井は)めちゃくちゃ読解力、汲み取る力があって、それを演技としてアウトプットする力がめちゃくちゃすごいのだと思います。浦井:それは平井の優しさですよ。「僕が書いたネタをなんでこんな感じにしかできないんだ」って、ネタを書いている人が強く言うコンビもあると思いますけど、それが全くない。優しさがあるなと思います。平井:俺が書いているんだぞっていうのは言ったことないですね(笑)。でも、ほんまに瞬発力、適応力はすごい。僕はあわあわしちゃいますが、動じないのですごいなと思います。――平井さんが変わった役をやることが多いですが、実は浦井さんの役も変わっているという、そういうネタの印象が強いです。ネタはどういう風に生み出しているのでしょうか?平井:面白純度100%で行くのであれば、2人がかりでいかないと勝負できないなと。僕だけ変なキャラクターをやったとしても勝てないと思ったので、パッと見まともそうだけど実は変という(笑)。そのほうが爆発力があると思いますし、僕らができる一番面白いネタってそういうネタなのかなと思っています。――平井さんのヤバさを掘り下げるライブ「YABA for all All for YABA~平井のヤバさが春を呼ぶ~」も開催されていますが、浦井さんも実はヤバいと言われていますよね(笑)平井:ライブにもなっちゃっていますけど、僕はやばくないです(笑)浦井:僕は、まともそうで変っていうのは地に近いです。人に言われて気づいたんですけど。だからネタでも見やすいのかなとは思います(笑)――3月20日に東京・ヨシモト∞ホール、3月24日に大阪・ナレッジシアターにて、単独ライブ「男性ブランコのコントライブ『変身ウミウシ』」が開催されます。浦井:初めて東阪2都市で単独をやらせていただきます。どちらも配信もありますので、ぜひ見ていただけたらと思います。平井:よろしくお願いします!■男性ブランコ浦井のりひろ(1987年12月3日生まれ、京都府出身)、平井まさあき(1987年8月1日生まれ、兵庫県出身)によるお笑いコンビ。2011年結成。大学時代に演劇サークルで出会い、2010年、大学卒業後に2人そろってNSCに入学。『キングオブコント2021』で、ザ・マミィと同率で準優勝し、一気に注目を集める。
2022年03月19日