和歌山県太地町にある「くじらの博物館」を舞台にした映画『ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる』の制作が決定した。『ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる』関連情報映画は、低迷気味の「くじらの博物館」を若いトレーナー達が懸命に盛り上げ、見事再生させるという、実話をベースにした青春ストーリー。若手実力派俳優を主演に、葛藤や迷いを抱えながらも夢を信じて突き進んでいく姿を描く。監督は、朝ドラ出演前の芳根京子を主演に撮った短編作品『U・F・O ~うしまどの、ふしぎなできごと~』が《第12回 山形国際ムービーフェスティバル2016》でグランプリを獲得するなど、長編映画デビューが期待されていた新進気鋭の藤原知之。2018年の夏公開を目指し、2017年10月中旬から下旬にかけてオール和歌山ロケにて撮影される予定だ。現在、高校生役の男女、30代ぐらいの男女(主婦、博物館のお客)、ショーの観客役の家族(主に子役)といった配役を募集中。応募書類による一次審査を通過した方を対象に、9月30日(土)太地町公民館2階にて藤原監督立会いのもとオーディションが行われる。応募書類の締切は9月23日(土)必着。詳細はこちらのサイト(まで。
2017年09月11日2013年より「月刊ミステリーボニータ」(秋田書店)にて連載中の梅田阿比の漫画「クジラの子らは砂上に歌う」が、10月よりTOKYO MXほかにてTVアニメ化。この度、本作のキャストに花江夏樹、島崎信長、神谷浩史ら人気声優陣が決定。あわせてキービジュアルと最新PVが到着した。砂刑暦93年――。砂の海に覆われた世界の中、小島のような漂泊船「泥クジラ」の上で暮らす人々がいた。外界との接触がまったく無いこの島の人口は、513人。感情を源とする超能力“情念動(サイミア)”を有する代わりに短命な“印(シルシ)”と、能力を持たないが長命の“無印(むいん)”という種族からなる彼らは、小さな共同体を形成し穏やかに過ごしていたのである。島の記録係である“印”のチャクロは、ある日「泥クジラ」に漂着した廃墟船を調査する中で謎の少女“リコス”と出会う。島の人間にとって、初めてとなる外界の人間との接触。それは、新世界を開く福音なのか…。砂に包まれた世界を舞台に、少年少女たちの“感情”と“命”の記録を紐解いていく本作。監督は「四月は君の嘘」のイシグロキョウヘイ、そして「とある科学の超電磁砲」「食戟のソーマ」シリーズの「J.C.STAFF」が制作を手掛けアニメ化する。そんな本作で、「泥クジラ」で暮らす“印”の少年・チャクロを演じるのは、「四月は君の嘘」有馬公生役、「東京喰種トーキョーグール」金木研役の花江さん。日々の出来事を執拗なまでに書き留めるハイパーグラフィア(過書の病)であり、その特性を活かして島の記録係を務める。“印”だが、サイミアを操るのは苦手というキャラクターだ。また、「泥クジラ」に漂着した廃墟船の中でチャクロが発見した少女・リコスを、7月から放送の「ゲーマーズ!」にて星ノ守千秋役を演じる石見舞菜香。何らかの理由から感情が失われた兵士、通称“アパトイア”であったが、捕虜として「泥クジラ」で過ごすことになる…。10月に向けてすでにアフレコが始まっているという本作。花江さんは、独特の雰囲気の作品なので最初は緊張したと言うが、「現場の空気はとても明るくて、毎回アフレコ後に皆でご飯にいったりしています」と話した。また、石見さんもガチガチに緊張していたそうで、「周りの方々が暖かく支えて下さり、とても良い雰囲気の中で収録させて頂いています。緊張感のある現場ですが、先の展開についてのお話で盛り上がったり、休憩の時間はとても和やかです」とコメント。自身の演じるキャラクターについては「若いというのもあり、見た目がとても可愛いですね。そんなまだまだ不安定な時期に色々な変化がありとても壮絶な人生だと思います。ストーリーも勿論ですが、チャクロがつけているゴーグルや、色々な装飾品だったり、この作品の世界観がとても好きなので凄くテンションが上がっています」(花江さん)、「リコスは感情が希薄な女の子で、徐々に感情が豊かになってゆくという難しいキャラクターですが、作品を読ませていただいたときに受けたリコスの芯の強さと優しさの印象を大切に演じています」(石見さん)と語っている。さらに2人のほかにも、オウニ役に「タイガーマスクW」や「カブキブ!」などに出演し、現在発売中の「TVガイドVOICE STARS vol.2」のレスリー・キーの連載に登場している梅原裕一郎。スオウ役を「ダイヤのA」降谷暁役、「Free!」七瀬遙役、「クズの本懐」粟屋麦役の島崎さん。ギンシュ役を「亜人」「クラシカロイド」「Re:CREATORS」などに出演する小松未可子。リョダリ役を「弱虫ペダル」「僕のヒーローアカデミア」「Re:CREATORS」の山下大輝。そして、シュアン(団長)役を「夏目友人帳」「進撃の巨人」「おそ松さん」など数々の人気作に出演するトップ声優・神谷さんがキャスティング。梅原さんは「希望に向かってそれぞれのキャラクターがどう行動するのか、そこが見どころだと思います。梅田先生もおっしゃっていましたが、すべてのキャラクターが主人公であり、群像劇となっています。そんな『泥クジラ』にまつわる物語を楽しんでい ただければと思います」と見どころを明かし、島崎さんは「個人的には、作り込まれた世界観と、その世界の謎が徐々に明らかになっていくところがたまりません。その世界でのルール、常識の中で生きる人々の心の機微に触れて、『クジラの子らは砂上に歌う』の世界にどっぷりと浸っていただけたら幸いです。そして世界を彩り形作る、背景や音楽にも是非注目してみてください! 」とアピール。さらに山下さんは「この作品には“サイミア”と呼ばれるいわゆる超能力のようなものがあってファンタジー好きの僕としては、映像でどう表現されるのかとても楽しみです。個人的に観てほしいのは、敵側をこんなにしっかり演じさせて頂くのは初めてなので色々全力でチャレンジをさせて頂いて おります!!リョダリと一緒に楽しもうと思っております!」とコメントしている。到着したPVでは、今回発表されたキャスト陣たちの声も収録。また本作は、TOKYO MXなどの放送に加え、「Netflix」でも配信されることが決定。10月に日本で配信されるほか、2018年に全世界で配信される予定となっている。「クジラの子らは砂上に歌う」は10月、TOKYO MX・サンテレビ・KBS京都・BS11・Netflixにて放送&配信予定。2018年、Netflixにて全世界配信予定。(cinemacafe.net)
2017年07月06日『イカとクジラ』(’05)でアカデミー賞「脚本賞」にノミネートされたノア・バームバック監督による最新作『フランシス・ハ』が、早くも5月2日(土)にBD&DVDで発売されることが決定した。本作の主人公は、27歳の見習いダンサー、不器用で大雑把なフランシス。彼女は中途半端な自分に焦り、もがきながらも、自分らしく前向きに生きていく――。等身大のニューヨークライフをリアルに描き、全米メディアが軒並み年間ベスト10に選出。北米でたった4館から始まった上映が口コミで広がり、233館まで拡大し“奇跡の映画”とも言われた一作だ。そして、ウディ・アレンの『マンハッタン』(’79)などいくつもの映画へのオマージュも見どころとなっており、温かいタッチにロマンティックで美しい映像に加え、音楽も重要なポイント。主題歌であるデヴィッド・ボウイの「モダン・ラブ」を始め、ポール・マッカートニーの未発表曲がサントラとして採用されているなど、映像に彩りを添えている楽曲も聴き逃せない。また、同作はポニーキャニオンが贈る2015年度最新名画コレクション“映画美食宣言 シネマ・スペシャリテ”第3弾の対象作品。ユーザ参加型のキャンペーンを展開中で、豪華賞品のプレゼントなどを実施中だ。期間中は、新たな企画も始まるのでチェックしてみて!<『フランシス・ハ』DVD/リリース情報>【セル】Blu-ray¥4,700(本体)+税【セル】DVD¥3,800(本体)+税発売日:5月2日(土) ※DVDレンタル同時開始発売元:新日本映画社販売元:ポニーキャニオン(C) Pine District, LLC.(text:cinemacafe.net)
2015年01月20日7月14日(土)から公開されるドリュー・バリモア主演のヒューマンドラマ『だれもがクジラを愛してる。』より、バリモアが本作の魅力を語る特別動画が届いた。『だれもがクジラを愛してる。』特別動画『だれもがクジラを愛してる。』は、1988年にアラスカで実際に起きた、クジラ3頭の救出劇を基にしている。バリモアが演じるのは、厚い氷の壁に閉じ込められたクジラを助けようと奔走する、自然環境保護活動家のレイチェル。自身の役柄についてバリモアは「子供っぽさを持つ一方で、任務遂行するまでは手を緩めない」と“頑固者”ぶりを強調しながらも、「私もそう。そんな彼女が大好き」と語る。また、政治家や石油会社、地元の狩猟民族など様々な人々が立場を越えてクジラを救出しようと協力し合う物語については、「クライマックスで皆が、大きな存在のために力を合わせられたことは決して驚きじゃない」と言う。それは、実際にクジラと共演し「畏敬の念を起こさせる」存在であると肌で感じたからこその思いだそうで、「たとえ打つ手がないと思えても、希望があるの。人の意見も変えられる。常識や動かしようがないことも、変えていける」と本作の教訓についても熱弁する。“ALASKA”と書かれたニット帽姿で、とても楽しそうに、ときに真剣な表情で、現代にも通じるメッセージについて語るバリモア。本作に対する彼女の熱い想いがひしひしと伝わってくる動画となっている。『だれもがクジラを愛してる。』7月14日(土)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開
2012年07月12日1988年にアラスカで起きたクジラ3頭の救出事件を基にした、ドリュー・バリモア主演作『だれもがクジラを愛してる。』が7月14日(土)から日本公開されるのを前に、本編映像の一部が届いた。『だれもがクジラを愛してる。』動画本作は、氷の海に閉じ込められた3頭のコククジラを巡って、TVリポーター、自然環境保護活動家、石油会社や政治家、地元の狩猟民族という立場の異なる人々が力を合わせる姿を、実話に基づいて描いたヒューマンドラマ。本作の主人公は、バリモア演じる自然環境保護活動家の女性。彼女は、巧みにメディアを利用することで政治家を動かし、州兵を動員しての大々的な救助活動を実現するのだが、厚い氷に阻まれてなかなか事態は進展しない。そこで考えられた方法が、クジラが閉じ込められている位置から8キロも離れている開けた海まで、人々が自らの手でいくつもの穴を開けて、息継ぎをさせながら誘導しようという作戦だった。このほど公開された動画は、この最終手段ともいえる試みに大人から子供までたくさんの人々が協力し、それにクジラが反応を示すシーン。やっと希望を見出すことができて満面の笑みを浮かべるバリモアの表情からも、いかにこの救助が難しいものだったかがうかがえる。実際に米国政府やソ連までが参加し、全世界の人々の注目を浴びることになったこの救出活動。今回の映画ではいったいどんなクライマックスを迎えるのか、感動シーンの一端をチェックしてみてはいかがだろうか。『だれもがクジラを愛してる。』7月14日(土)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開
2012年07月05日極寒のアラスカの凍りついた海に、3頭のクジラが閉じ込められている地方ニュースが報道された。さまざまな思惑を持った人々が救出活動に参加し、それは全米から世界へ報道され、クジラ救出騒動は政府や冷戦のソ連までを巻き込んだ大きな事件となっていく…1988年、世界を巻き込んだその小さな事件の実話を、取材に携わったジャーナリストのトム・ローズが書いた原作「Freeing the Whales」をもとに、救出劇に関わった人々の人間模様と思惑、クジラとのつながり、そしてそれを見守った世界中の人々を繋げたヒューマンドラマ「だれもがクジラを愛してる。」が今月14日に公開になる。今回、主演のドリュー・バリモアにインタビューを行った。●共演のジョン・クラシンスキーについてドリュー:アダム役にはイメージがぴったり合う人を望んでいでたから、ジョン・クラシンスキーで本当に良かった。彼はとにかく良い人で、そういうオーラが動作とか、全身から出ているのよ。健全とも言えるわね。そして面白いの。天性の面白さを持っているわ。人に良く思われようとか、ジョークを狙ったりしているわけじゃなくて、とにかく面白いの。●自身が演じたレイチェル・クレイマーについて私が演じるレイチェルはがんこ者。私もがんこよ。がんこな人を演じるのは面白いわ。私はつい人を喜ばせたくなるから、がんこな人を演じたり、そういう自分を表現する機会がこれまであまりなかったの。だから今回ケン・クワビス監督の指導のもと、レイチェルを演じられたのがすごく楽しかった。だってクジラや動物たちを助けたり、環境を保全するすばらしい活動をしているんだもの。彼女はいたずらで子供っぽいがんこさを持つ一方で、任務を遂行するまで手を緩めないところがあるの。そんな彼女を演じるのが大好き。シンディがそのような女性だったことがうれしいし、また、ケンがレイチェルをそのまま表現してくれたことがうれしいわ。●役作りのために行った事はありますか?実際にアラスカにいて、水中で本物のクジラを前にして、凍えそうなほど寒くて、魔法のような雪が降るのを見ている。実際の舞台に立っているんだもの、フリをする必要なんてないわ。ここにいるんだもの。●それまで対立していた人々が一致団結したのは何故だと思いますか?だってクジラよ。もっとも畏敬の念を起させる生き物でしょう?だから映画のクライマックスでみんなが懸案を脇に置いて、自分たち以上の大きな存在のために力を合わせられたことは、決して驚きじゃないわ。●この映画が伝えたいことはなんでしょう?この映画には教訓があるけど、薬のように苦くない。楽しくて、エンタテーニングで、感動的で心にしみる映画なの。たとえ疲労困憊していても、打つ手がないと思えるようなことでも、希望はあるというメッセージが込められているわ。そして人の意見も変えられるということ。常識だとか、動かしようがなく思えることも、変えていけるということ。そこが大好きなの。作品情報『だれもがクジラを愛してる。』監督:ケン・クワピス出演:ライザ・チェイシン、デブラ・ヘイワード、スチュアート・ベッサー、ポール・グリーン配給:東宝東和2012年7月14日(土)よりTOHOシネマズ シャンテにて公開(C)2012 UNIVERSAL STUDIOS.All Rights Reserved. 映画公式サイト
2012年07月01日アラスカの氷の海に閉じ込められたクジラを救おうとする人々の姿を描いた映画『だれもがクジラを愛してる。』。7月14日(土)から公開される本作について、“クジラ”をテーマにしたアート活動で知られるイラストレーター・あらたひとむ氏のコメントと、映画をイメージして描いたイラストが公開された。その他の画像あらた氏は、絵本制作や企業のイラスト・デザインなどを手がけるアーティストで、これまでに“カシオ G-SHOCK”のデザインや、2005年に行われた“愛・地球博”のイラスト、東京国立科学博物館で行われた“大哺乳類展~海のなかまたち~”の公式キャラクターデザインなど、様々な案件を担当してきた。その作品の多くがクジラをモチーフとしたもので、クジラへの造詣も深い人物だ。そんなクジラ好きで知られる氏が、中でも「一番好き」だと語るのが本作に登場するコククジラで、今回映画をイメージして描きおろしたというイラストにもそのコククジラが登場している。「(本作を観て)コククジラをさらに好きになりました。氷から顔を出しているイラストは映画にも出てくるワンシーンです。コククジラは好奇心旺盛で、“スパイポップ”とよばれる海面から顔を出す仕草がとても印象的なんです」。また、様々な思惑が錯綜しながらもクジラを救うために人々が力を合わせるという映画の内容についても、「クジラを獲る人も、クジラを守る人も、みんなクジラが好きなんだと改めて感じました。僕もクジラを描く人として、この映画に出会えたことを感謝します」と感想を語っている。本作は、1988年にアラスカで実際に起きた出来事に基づいた物語で、閉じ込められたクジラを救うため、自然環境保護活動家やTVリポーター、現地の狩猟民族、政治家や石油会社関係者らが奔走するヒューマンドラマ。主役の活動家を『チャーリーズ・エンジェル』シリーズのドリュー・バリモアが演じている。『だれもがクジラを愛してる。』7月14日(土)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開
2012年06月28日ドリュー・バリモア主演のヒューマンドラマ『だれもがクジラを愛してる。』が7月14日(土)から日本公開される前に、本作を手がけたケン・クワピス監督のコメントが届いた。その他の写真本作は、冷戦真っ只中の1988年にアラスカで起こった実話を基にしている。事の起こりはひとりのTVレポーターが凍った海に3頭のクジラが閉じ込められているのを発見したことだ。その後、事件を利用してキャリアアップを狙うレポーターを筆頭に、クジラを救出してイメージアップを図ろうとする石油会社や政治家、クジラを「食用として捕獲したほうがいい」と主張する地元の狩猟民族、自然環境保護活動家、さらには近海を航行中のソビエト船など様々な立場の人々の思惑が入り乱れていく。クワピス監督は初めて脚本を目にしたとき「主役は3頭のクジラでそれ以外の登場人物は脇役だ」と思ったという。「とにかくたくさんの物語が入り組んでいるんだ。全員が氷にあいたひとつの穴に押しかけている。彼らひとりひとりのストーリーなんて、それだけでは何の意味も持たない。早急に手をほどこさない限り 3頭の動物が死んでしまうという、ひとつの情動ポイントが中心にない限り、どれひとつとして人の心に響かず、心をつかまないんだよ」。そこでクワピス監督は、登場人物それぞれの思惑や狙いが、“閉じ込められたクジラの行く末”にどう関連するのかを整理して演出。しかし、複雑に絡み合った状況はそう簡単に解決できるものではない。「この物語の何がもどかしくて、同時に何がパワフルかというと、クジラを苦境から救い出すための唯一の正解が存在しないことなんだ」と語るクワピス監督は、クジラの命を救おうとする立場も、クジラを捕獲して食べることで暮らしが潤うと考える立場も描く。その鋭い視線は、登場人物が抱える“善意”にも向けられる。「レイチェル(バリモア)はとても情熱的なんだけど、ときに自分の首を自分で絞めてしまうところがあるんだ。世界を救いたくて仕方がないんだけど、それには代償があることに気付いていない。それが彼女の人間関係までもめちゃくちゃにしてしまうんだ」。人々が凍った海に集まり、クジラを前に奔走する。本作は心温まる物語でありながら、異なる正義をもつ人々の駆け引きを描いた人間ドラマでもある。クワピス監督が「最初は全員に“隠された動機”があったが、クジラへの愛着が湧いて初めて、その違いを乗り超え、共通の目標を見出し、解決に向けて協力できたんだ」と解説する物語は、どのような結末を迎えるのか? 基になった実話を知らない人は、映画館でその“驚くべき結末”を見届けてほしい。『だれもがクジラを愛してる。』7月14日(土)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開
2012年06月12日今年に入ってから婚約を発表し、現在第1子を妊娠中と報じられているドリュー・バリモアの注目の最新主演作『だれもがクジラを愛してる。』が今夏、日本で公開される。『50回目のファーストキス』や『そんな彼なら捨てちゃえば?』など数多くの恋愛作品でチャーミングな魅力を振りまいてきた彼女の新たな一面を覗かせる本作の予告編映像がいち早くシネマカフェに到着した。ドリューが演じるのは、アラスカの氷海に閉じ込められた3頭のクジラを救うべく奔走する環境保護団体職員のレイチェル。元恋人で地方テレビ局のリポーター兼ディレクターのアダム(ジョン・クラシンスキー)が報じたニュースを聞きつけ、現場にやってくる。クジラを助けたいという彼女の切なる思いと行動力は多くの人々を動かし、やがてこのニュースは国境を超えて世界的なニュースとなっていく。1988年10月、アラスカ・バロー岬沖で実際に起きたクジラ救出事件の実話からインスパイアされて誕生した本作。日本はバブルに沸いており、アメリカはソ連との冷戦終結に向けて動き出していたレーガン政権下、いまのようにまだインターネットで簡単に世界の情報にアクセスできる時代ではなくテレビや新聞、そして始まったばかりの衛星放送などのマスコミ情報によってニュースが伝えられる時代。そんな時代に、地方局で放送された1本のニュースが瞬く間に全米で注目を集めた。時同じくして情報合戦が過熱化をたどっていく中、会社のイメージアップを図る石油採掘会社に、大統領選への利用を企てるホワイトハウス、視聴率を狙うTV局など、時代に翻弄される人々の思惑がこの救出劇に絡み合っていく模様が、こちらの予告編映像からも見てとれる。そして、複雑な人間模様が渦巻く中、レイチェルは決死の覚悟である行動に出ることに…。クジラ救出のゆくえ、それに関わる人々のドラマのゆくえとは?『だれもがクジラを愛してる。』は7月14日(土)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:だれもがクジラを愛してる。 2012年7月14日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2012 UNIVERSAL STUDIOS.All Rights Reserved.■関連記事:ドリュー・バリモア主演!極北アラスカのクジラ救出劇を描く注目作、ポスター公開
2012年05月07日