出会いと別れの季節といわれている、3月。卒園式や卒業式などが行われ、慣れ親しんだ街や人との別れが増える季節です。きなこ(@3h4m1)さんは、日常の中で目にした、とある親子のやり取りをX(Twitter)に投稿。10万の『いいね』を集める、大反響を呼んでいます。ダイソーの大きな袋を持った男の子きなこさんはある日、家電量販店『ケーズデンキ』と生活雑貨店『無印良品』、100円ショップ『ダイソー』の大きな袋を抱えた男の子を目にしたといいます。大量の買い物をしたのは、何か理由があるのでしょう。その半歩前を歩くのは、男の子の母親。ふと、男の子にこんな言葉を投げかけました。「ちゃんとご飯を炊きなさいよ」「遊んでばっかじゃだめなのよ」実家暮らしをしていれば、親がご飯を作ってくれることが多いもの。母親の言葉から、男の子はこれまで実家暮らしを続けてきたことが分かります。そんな男の子も、実家から遠く離れた学校に進学するためか、とうとう巣立ちの時を迎え、引っ越しの準備をしていたのです。母親の言葉に対して男の子は、少し面倒くさそうに、「うん」と返します。まだ大人として成熟していない年頃では、母親からの心遣いを、照れくさいものに感じてしまうのでしょう。とはいえ「うん」と返事をしたのは、母親からの愛情を、しっかり受け止められているからなのかもしれません。きなこさんいわく、近所に私立大学のキャンパスが2つあり、こうした親子のやり取りは、春の風物詩なのだといいます。投稿を見た人からは、感動する声が続出しました。・まさに春の風物詩ですね。泣けます。・我が子の巣立ちは嬉しくもあり、さびしくもあるものですよね…。・ああもう3月だなぁ。不意に見て号泣してしまった。・地方からの上京なのかな。3月には、こういう物語が必ずある。子供を持つ親は、大切な我が子が巣立つタイミングを、いつか必ず迎えます。我が子と離ればなれになるのはさびしいことですが、立派に自立する明るい未来を想像して、笑顔で巣立ちを見送られたらいいですね。[文・構成/grape編集部]
2024年03月11日人生は予定通りにいかないもの。時には緊急事態に直面し、自力ではどうにもならなくなってしまいます。『S.O.S』を発信した時、優しく手を差し伸べてくれる人がいるからこそ、人は困難を乗り越えることができるのです。義理の娘からの『S.O.S』を受け、義理の母親が?1歳の娘さんを育てる、ぼんさい(@bonsaisaibon)さん夫婦は、緊急事態に遭遇していました。毎日、夜泣きの激しい娘さんの対応に追われている、ぼんさいさん夫婦。まとまった睡眠時間が確保できず、夫婦ともに、体力的にも精神的にも厳しい状況に立たされていたのです。なんとか試行錯誤を重ねるも、娘さんの夜泣きは悪化するばかり。夫婦の限界を感じ取ったぼんさいさんは、義理の母親に『S.O.S』を送ることにしました。「お義母さん、助けてください」メッセージツール『LINE』を使い、義理の母親に助けを求めた、ぼんさいさん。送信時刻は、なんと深夜3時です。そんな時間帯に送らざるを得ないほど、ぼんさいさん夫婦は極限状態だったのでしょう。『S.O.S』を受け、義理の母親が持って来たもの夜が明けた朝10時、ぼんさいさんの自宅のインターホンが鳴りました。やってきたのは、『S.O.S』を受信した義母。その手には、大きめのダンボールがありました。「大変な思いをしている家族を助けたい」…そんな気持ちから、義母が用意したものが、こちらです。ダンボールに入っていたのは、1日では食べきれないほどのおにぎり!以前から、ぼんさいさん夫婦の事情をくみ取り、おかずの差し入れなどをしていた義母。今回もぼんさいさん夫婦に、料理をしたりゆっくりと食事をしたりする時間がないことを想像し、おにぎりを作ってくれたようです。この日、義母は朝から大量のおにぎりを作り、ぼんさいさんの家に届けただけでなく、一緒に連れてきた幼い親族を公園で遊ばせるなど、凄まじい活躍を見せていたのだとか。その姿を見て、ぼんさいさんは「私の神様だ…!」と感動すると同時に、心から尊敬したといいます。・朝3時に助けを求められる関係性を、築いているということがまず素晴らしい。・お義母さんの優しさに泣いた。理想の関係性だなあ。・これが愛情か…。ピンチの時の優しさって、本当に心に染みるよね。義母の愛とエールの気持ちがぎっしりと詰まった、大量のおにぎり。それらのスパイスも相まって、義母のおにぎりは、ぼんさいさん夫婦にとって世界で一番おいしかったに違いありません。[文・構成/grape編集部]
2024年03月10日遠くに住んでいる人にも、想いを届けられるメール。直接会えなくても、リアルタイムで言葉を送ったり、受け取ったりすることができるため、多くの人が活用しているでしょう。小2男子が送ったメールに涙知育玩具を販売する株式会社キットウェルの広報であり、シングルマザーの田中(@kitwell_tanaca)さん。小学2年生になる息子さんが、ある人物にメールを送っている姿を見たそうです。息子さんのメッセージ画面には「送信できませんでした」の文字が表示されていたとか。なんらかの理由で、相手のスマホにメールを送ることができなかったようです。しかし息子さんは、そのことを分かったうえで、あえて2回にわたってメッセージを送信したといいます。「もしかしたら届くかなと思って」こんな言葉をいいながら、息子さんが田中さんに見せた、メール画面がこちら。おじいちゃん、今までありがとう。おじいちゃん大好き。息子さんがメールを送った相手は、亡くなった祖父。ふとした瞬間に祖父を思い出し、送信できないとは分かっていても、想いを伝えたくてメールを送ったのかもしれません。「ありがとう」「大好き」という息子さんの真っ直ぐな思いには、胸を打たれますね。田中さんは、息子さんのメール画面を見て泣いてしまったとか。X(Twitter)に投稿したところ、多くの人から「感動」の声が寄せられました。・涙が止まらない。きっと天国には届いていますよ。・ダメだ涙腺が…こういうのに弱いんだよ…。・分かる。私も亡くなった友人に、毎年誕生日にメッセージを送ってます。・なんて優しい子。おじいちゃんはきっと喜んでいるよ。たとえ「送信できません」と表示されたとしても、息子さんの想いは、天国の祖父にしっかりと届いているはず。メッセージを受け取った、祖父の嬉しそうな表情が目に浮かぶようですね。[文・構成/grape編集部]
2024年03月08日不思議なもので、いつも顔を合わせている身近な人ほど、感謝の気持ちを伝えにくいもの。きっと、あらたまって相手に向き合い、正直な気持ちを伝えることに、気恥ずかしさを感じてしまうのでしょう。「わざわざ言葉にせずとも、相手に伝わっているはず」という考えも一理ありますが、はっきりと言葉で伝えてもらうと、やはり嬉しいものです。通学前、息子がシングルマザーに渡した手紙女手1つで子供たちを育ててきた、母親の田中(@kitwell_tanaca)さん。ある日の朝、小学2年生の息子さんは、学校へ向かう直前になって、田中さんに2枚の紙を手渡してきました。「はい、お母さんこれあげる!僕が家を出てから見てね!」突然思い立った様子で、メモ用紙と筆記用具を取り出し、何かを書き始めた息子さん。その『指示』を守り、田中さんは息子さんが家を出た後に、もらった紙を裏返しました。そして内容を読み、涙してしまったのです。「ママ、いつもありがとう!!」お母さんは世界一かわいいし、世界一きれいだよ。僕を育ててくれて、ありがとう。世界一大好きだよ。学校に行ってきます。大好き。つづられていたのは、息子さんからの愛と感謝のメッセージ。きっと息子さんは、これまで女手1つで自分たちを育ててくれた田中さんに、改めて想いを伝えたいと思ったのでしょう。しかし、直接言葉にするのは気恥ずかしかったため、手紙を書いた上で「自分が家から出たら読んで」と伝えたのかもしれません。我が子の行動とメッセージの内容に「嗚咽が止まらなかった」と話す、田中さん。息子さんが手紙に込めた気持ちは、しっかりと伝わったようです!親子の温かいエピソードは拡散され、たくさんのコメントと『いいね』が寄せられました。・これは泣くわ…。一生の宝物ですね。・なんだ、このいい子は…!?あまり泣かせないでくれ。・最高の息子さん。愛情を受けて育っている証だなあ。母親である田中さんだけでなく、その大きな愛で多くの人を泣かせた、息子さんの手紙。手紙を通して、想いは言葉で伝えることも大切であると教えてくれたようです。[文・構成/grape編集部]
2024年03月05日卒業は、これまでの努力をたたえると同時に、新たな人生の旅立ちに向けて、心を新たにする大きなイベント。人によっては、親しい人たちと別れ、まったく異なる地で新生活を送らなくてはなりません。卒業を前にして、期待だけでなく不安を抱いている人も、少なくないはずです。卒業シーズンに、駅員が掲げた『応援メッセージ』2024年2月21日、mumin papa(@OxcH2OsSotFyC1l)さんは、心をぐっとつかまれた光景をX(Twitter)に投稿しました。撮影場所は、島根県と広島県北部を結ぶ、JR西日本の木次(きすき)線の、木次駅。長い歴史を誇る木次線ですが、利用者の減少や車両の老朽化などによって、廃線の噂が絶えません。しかし、投稿者さんはこの日、強く「この路線はなくなってほしくない」と思ったといいます。投稿者さんが木次駅で目にしたのは、人の温かさが詰まった貼り紙でした。3年間、木次線で通学していただきありがとうございました。木次線は列車本数も少ない上に、梅雨は大雨で、夏はレール温度上昇で、秋は台風・倒木で、冬や大雪でさらにはイノシシの出没で…たびたび列車が運休となりました。まともに木次駅に着いても、待合室にエアコンはなく、コンビニはあるわけがなく、『みどりの券売機プラス』になって、窓口でイケメン駅員を見る時間も少なくなり、さびしい、寒い、(時には)暑い思いをされたことと思います。いろいろとご不便をおかけしました。心よりお詫び申し上げます。時代はIT化が進み、AI技術がますます進歩している中で、まるでガラパゴスのような木次線(ガラ線区!!)です。通学の思い出をほかの人と話しても、噛み合わないことが多いと思います。ご了承ください。みな様はこれから新しい道を歩んでいくことになりますが、夢や目標に向かって、充実した日々を送られることを心よりお祈りしています。明るい未来に向かって出発進行!!自虐やユーモアを交えながら、『明るい未来』への案内をつづった、木次駅の駅員。貼り紙に手書きでつづられたのは、これから人生の大きな分岐点にいたる、卒業生へのメッセージでした。前述したように木次線は、利用者が減少していることで知られています。しかし、少ない乗客の中には木次線を利用し、数年もの間、学校に通っていた人もいるはずです。そういった人たちに向けて、駅員は感謝の気持ちを送りたかったのでしょう。手書きのメッセージからは、深い感謝と応援の気持ちが伝わってきます。その温かさに、多くの人が称賛の声を送りました。・素敵すぎる。自虐ネタにもクスッと笑っちゃった。・継続が危ぶまれるローカル線は、日本に少なくない。木次線も残ってほしいな。・朝から泣いた。親以外の大人が見守ってくれるって、とても素敵なことだと思う。桜が咲き始める中、新たな『列車』に乗り、未来に向けて出発した卒業生たち。向かう先は、木次線の駅員がいうように、光に満ちた温かなものであることでしょう![文・構成/grape編集部]
2024年03月04日3月は卒業シーズン。多くの人が、苦楽をともにした学友と別れ、新たな道を歩み出します。人生において大きな分岐点を前に、未来への希望を感じることもあれば、新しい環境への不安を覚えることもあるでしょう。春が来るたび、そんな卒業生たちの背中を押してくれる、心優しい人たちを知っていますか。駅に置かれた『卒業証書』に称賛の声X(Twitter)に1枚の写真を投稿したのは、鹿児島県に住むKamoKamo(@sakusaku_kamoik)さん。2024年3月1日、同県の鹿児島市にある、鹿児島中央駅に立ち寄ったところ、卒業証書が置かれていることに気付きました。その卒業証書は、誰かが忘れていったものではありません。同駅の駅員が、多くの卒業生に向けて用意したものだったのです。今日まで列車を利用してくれて、ありがとう!決して使い勝手のいい駅ではなかったかもしれないけど、元気に通学するみなさんを見て、私たちも元気をもらっていました。これからの人生は列車と同じで、曲がったり下ったり上がったりでも、最後には目的地につながっています。明るい未来に向かって、歩みを進めてください。ふるさと鹿児島で、みなさんの成長を応援しています。黒板に書かれていたのは、駅員たちによる、卒業生へのメッセージ。これまで通学で鹿児島中央駅を利用していた人たちに向けて、人生を線路に見立て、今後歩む道を応援してくれていたのです。投稿者さんがこの光景を目にしたのは、鹿児島県内の各校で卒業式が行われた日。きっと多くの人が、卒業式に向かう途中で、この『卒業証書』を目にしたはずです。これまでも卒業シーズンを迎えるたび、構内に『卒業証書』を設置してきた、鹿児島中央駅。駅員たちの温かい行動に、投稿者さんは「さらにこの駅が好きになった」と想いを明かしています。鹿児島中央駅が授与した、優しさの詰まった『卒業証書』に、全国から称賛の声が上がりました。・歳のせいか、涙が止まらない。なんて心に響く卒業証書なのだろう。・泣いたし、地元民として誇らしい。卒業生のみなさんも、この温かさを忘れずにいてほしい。・めっちゃ素敵!駅員さん、毎年ありがとうございます。中には、卒業後に鹿児島県を離れ、遠く離れた地へと旅立っていく人もいることでしょう。新しい環境で不安を感じた時も、「ふるさとには見守ってくれる人がいる」と思うと、人生という名の線路を進んで行けそうですね。[文・構成/grape編集部]
2024年03月02日店舗に直接赴かずとも、自宅まで注文した品を届けてくれる、宅配サービス。「お腹が減ったけれど、外出する気力がない」「自宅でゆっくりと食べたい」といった時、ありがたみを感じますよね。ゆうきょう(@itukusiminokaze)さんがX(Twitter)に投稿した、宅配サービスにまつわるエピソードに、多くの人から反響が上がっています。注文したピザの配達が『遅れた理由』に称賛の声ある日ピザが食べたくなり、ピザチェーン店『ピザーラ』の宅配サービスを利用することにした、ゆうきょうさん。注文をしてから時間が経ち、「そろそろ届くかな」と思っていたところ、店舗から1本の電話がかかってきました。大変申し訳ありません。配達の者が、途中で人が倒れているのを見つけ、救護をしており…。救急車が来るのをその場で待っているので、ピザのお届けが遅れてしまいます。もしピザが冷めてしまったら、もう一度配達いたします。なんと配達員は、ゆうきょうさんの家に向かう途中で、高齢者が倒れているところに遭遇。人命救助にあたっているため、配達が遅れることになったのだそうです。そういった事情をくみ取り、ゆうきょうさんは「こちらは大丈夫ですので、気にしないでくださいね」と優しく声をかけると、引き続きピザの到着を待つことにしました。その後、予定時刻から少し遅れて配達員の男性が到着。彼は、やんごとなき事情があったとはいえ、遅れてしまったことを気にしていたそうです。そんな配達員から笑顔でピザを受け取った、ゆうきょうさん。部屋に戻ってから届いたピザを口にして、こう思ったといいます。受け取ったピザは少し冷たくなっていたけれど、別の意味で温もりがあった。※写真はイメージ配達員と客のやり取りに「日本も捨てたもんじゃない」の声仕事中にもかかわらず、見ず知らずの人の人命救助を優先した、配達員。きっと、倒れている人を見つけた時は、配達中に対応していいものかと迷いが生じたことでしょう。人によっては、『見て見ぬふりをする』という判断もあったはず。しかし、彼は倒れている高齢者を見捨てず、助けることにしました。速やかに人命救助にあたった配達員と、その判断を受け入れサポートをした店舗。そして、配達の遅れを笑顔で容認した、ゆうきょうさん。優しい人たちによる人命救助に、多くの人から称賛の声が上がっています。・素晴らしい!ピザよりも人命を優先した店と配達員に、1人の人間として心からの拍手を送りたい。・配達を優先するような人じゃなくて、よかった。日本もまだまだ捨てたもんじゃない。・登場人物全員が優しくて、涙が出た。これぞ『優しい世界』。悲しいニュースを毎日のように目にする、現代。配達員は、そういった話題に辟易(へきえき)して心が荒んだ人たちに、笑顔を届けてくれました。[文・構成/grape編集部]
2024年02月19日社会には、さまざまな理由で障がいを抱えている人たちが存在しています。目が見えなかったり、歩けなかったりするハンデを持つ人々は、生活をするために、道具を駆使するなどの工夫を行っているのです。しかし、そういった工夫をもってしても、いわゆる健常者が基準とされた社会では、いたるところで困難が伴います。聴覚障がいの女性の『忘れられない配達員』配達員として長年働いていた経験があり、宅配便にまつわるエピソードを漫画で描いている、ゆきたーこすけさん。宅配便利用者から寄せられた体験談を、公開しました。その女性は、聴覚障がいを持っているといいます。そのため、宅配便を利用する上で、どうしても困難が生じてしまうのだそうです。出典:運び屋ゆきたの漫画な日常出典:運び屋ゆきたの漫画な日常出典:運び屋ゆきたの漫画な日常視覚的に来訪者が分かるよう、インターホンに対応して光る機器を設置している、女性。しかし、その機器がずっと視界に入っているわけではありません。注意をしていても、時には配達員の訪問に気付けないことがあるそうです。そんな女性の事情を理解し、いつも決まった時間に荷物を届けてくれた、年配の配達員。彼のさりげない優しさに、女性は深く感謝したといいます。人と人のつながりの『温かさ』を再認識させられる、今回のエピソード。漫画を読んだ人からは「配達員の優しさに心を打たれた」「泣ける…こういう素敵な人になりたい」といった声が上がりました。今後も年配の配達員は、その温かさとともに、女性の中で『14時の配達員さん』として記憶に残り続けることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2024年02月13日欲しいものを前にした時の、憧れやときめきなどの高揚感は宝物。だからこそ、買い物の際には入店から退店まで、気持ちよく過ごせる環境であることを多くの人が重視しています。店の雰囲気やスタッフの接客など、あらゆるものがブランドのイメージを形作っていることでしょう。悲しい思いをすれば、商品や店の印象が悪くなって足が遠のく一方、嬉しい出来事が1つでもあれば、一生のお付き合いとなるかもしれません。車を見に来た青年の特別な思い出piro(@piro_use20)さんは、自身が受けた接客にまつわるエピソードをX(Twitter)に投稿し、反響を集めました。学生時代、トヨタ自動車株式会社の高級車ブランド『LEXUS(レクサス)』のプレミアムスポーツ『IS F(アイエス・エフ)』が発売され、どうしても実物が見たくて出かけたpiroさん。自転車でレクサス販売店に到着すると、あるディーラーが対応してくれたといいます。そのディーラーは門前払いするどころか、『IS F』を買うほどの財力がないpiroさんを同車の助手席に乗せると、高速道路を走ってくれました。piroさんは、相手の親切さはもちろん、車の性能を体感できた感動が忘れられなかったといいます。時を経た2024年現在。その時、接客してくれた優しいディーラーは…piroさんが念願を叶えて手に入れた車の担当者に!いい出会いから、長い縁がつながったのでした。ディーラーの人柄から、何かあっても信頼して相談できると思えたことでしょう。心温まる話に、このような反応が上がっています。・こういう胸が熱くなる話が聞きたいな。懐の深い営業さん、大好き!・目先の利益ではなく、未来に種をまくのが営業のあるべき姿かなと。結局は人柄です。・車に限らず、営業の対応は千差万別ですよね。どんな人に当たるかで購買意欲がめっちゃ変わる。・ディーラーだった夫も、車を見に来た子供にパンフレットと名刺をあげたら、大人になって買いに来てくれたことを喜んでいたな~。また、エピソードを紹介したpiroさんは、改めて自分の想いをつづりました。「特別な思い出があり、長い年月が経って買えたわけなので、こんなご時世だけど頑張って維持していこうと思います」特別な思い出がこもった車でのドライブは、格別なことでしょう!買い物に出かけた人たちみんなが、このような素敵な体験ができるといいですよね。[文・構成/grape編集部]
2024年01月30日訪日旅行が活発になっている昨今、観光地には多くの外国人観光客がいます。団体旅行だけでなく、個人旅行者も多く、スマホなどで地図や店を確認しながら、あちこちを観光しているようです。元ジャズ・デュオユニット『Fried Pride』のボーカリストである、ジャズシンガーのShiho(@fp_shiho225)さんは、レストラン『新宿中村屋』で食事をしていた時のことをX(Twitter)に投稿しました。飲食店での注文&支払いで困った観光客Shihoさんの隣で食事をしていたのは、中国人らしき1人の女の子。店員に言葉が通じず困っている様子でした。店員から「デザートをお持ちしてもよろしいですか?」と聞かれても、日本語が分からず答えられません。察したShihoさんは、女の子側に英語を喋れるかを確認。少し喋れたので通訳したところ「あー!はい、持ってきてください」と女の子が答えたため、店員に伝えることができました。それで終わったと思いきや、女の子にはまだ確認したいことが。スマートフォンで『二次元コード決済』をしたいというので、店員に尋ねてみたのですが、残念ながら現金かクレジットカードしか対応していませんでした。※写真はイメージ「クレジットカードはなくて、現金も少ししかない。どうしよう」と焦る女の子。またShihoさんが通訳すると、店員は後日に支払えるかを聞いてきました。女の子は「明日来られると思う!」と返答。しかし、再来店した時も支払いに来たことが店員にうまく通じないなど、支障があるかもしれません。「せっかく日本に旅行に来て、1人で冒険していたみたいだから、楽しんでくれたらいいな」と考えたShihoさんは、支払いの問題をこの場で収めるため、次のように女の子に伝えます。「分かった。あたしがあなたのぶんを払うからいいよ」Shihoさんの申し出に、女の子は驚き!「私どうしたらいい?」とワタワタしていました。※写真はイメージそんな彼女に、Shihoさんは「別に何もいらないし、旅行を楽しんでいって」と伝えます。救われた女の子は「本当に本当に本当に、ありがとう!」とShihoさんに感謝すると、日本の思い出としてツーショット写真を撮り、店を出て行きました。それで女の子とのエピソードは終わり…ではありません。まさかの展開が待っていたのです!戻ってきた女の子からのお礼食事が済んだ後も、なんとなくフンワリとした気分だったため、店内でゆっくりしていたShihoさん。すると、女の子が何かを持って、走って戻ってきたではありませんか!「これ!よかったら!」と渡してくれた紙袋の中身は、イチゴ大福。お礼として、自分に買える物を急いで購入してきたのでしょう。通訳の合間に、Shihoさんが「中国に行ったことがないから行ってみたい」と話したことから、紙袋には「Hope you have a nice trip(いい旅になりますように)」と書いてありました。きっと彼女は、お礼なしではとても帰れないほど、見ず知らずのShihoさんの助けに感動したのでしょう。女の子の心遣いに、Shihoさんはますます心が温まったのでした。飲食店での出来事はネット上でまたたく間に拡散され、称賛などの声が上がっています。・粋のよさが素敵。こんな人間力がある人になりたい!・気付いて行動を起こせる人はすばらしい。日本の印象、爆上げしたと思います。・中国人観光客も、自分にできるお礼をすぐにする姿勢は好感度が高い。・私も若い頃、海外のバスで困っていた時に、助けてもらったことを思い出しました。・中国は電子決済が進んでいるから「日本でも使えるもの」と思っていたのかも。心細いところを助けられて、嬉しかっただろうな。誰かにした親切な行いは、巡っていくもの。いつか中国で同じように困っている観光客を見つけた時に、彼女はShihoさんの行動を思い出すことでしょう。そうやって、優しさが世界中に広まっていくといいですね。また、Shihoさんはライブを行っており、2024年2月2日からツアーが始まるとのこと。興味のある人は、聴きに行ってみてはいかがでしょうか。鬼才ピアニスト伊藤志宏くんとのツアーが始まります!2/2(金)浜松ハァーミットドルフィン 2/3(土)神戸甲南山手ギャラリーzing 2/4(日)京都祇園ピックアップ 重くて笑えて泣けるやつやるよ!名古屋、岡山、松江もあるよ! pic.twitter.com/HQKzRpU1TR — (@fp_shiho225) January 24, 2024 投稿全文はこちら新宿中村屋で、隣に中国から来た女の子が1人ご飯していた。デザートを頼んでたらしく、店員さんが「デザートお持ちしてもよろしいですか?」って聞いたのだが通じず。女の子は英語が少し喋れたので通訳したら「あー!はい持ってきてください」と。それを店員に伝えて一件落着と思ったら→— (@fp_shiho225) January 23, 2024 女の子はまだ確認したいことが。何かなと思ったらスマホのQR決済をしたい、と。お店の人に聞いたら「現金かクレジットカードしかできなくて」。それを彼女に伝えたら「クレジットカードなくて現金も少ししかない。どうしよう。」お店の人に伝えたら「少しお待ちください」と会議中。そして→— (@fp_shiho225) January 23, 2024 「後日払いに来られますか?って聞いてもらっていいですか?」と言うのでそれを彼女に伝えると「明日来られると思う!」と言っていたのだが、なんかもう色々面倒だったので笑「わかった。あたし(しほ)があなたの分払うからいいよ。」と言ったら「ええええええええええ」という展開になり笑→た— (@fp_shiho225) January 23, 2024 ってせっかく日本に旅行にきて1人で冒険ご飯してたみたいだから、楽しんでくれたらいいなと思ってさ。彼女「私どうしたらいい?」っていうから「別になんもいらないし、旅行楽しんでって。」「ほんとにほんとにありがとう!一緒に写真撮っていい?」「もちろん。いえーい。」と写真撮影笑→— (@fp_shiho225) January 23, 2024 ほんとにほんとにほんとにありがとう!と帰って行った彼女。なんとなくフンワリした気分になっていたら、彼女が走って戻ってきた。「これ!よかったら!」って紙袋を持ってきてくれた。開けてみたらイチゴ大福。ますます気持ちがフンワリした。ありがとう彼女。日本を楽しんでいってね。 pic.twitter.com/6mGbnhwwv9 — (@fp_shiho225) January 23, 2024 Shihoジャズボーカリスト。2001年に日本人として初となる、アメリカのジャズ・レコード・レーベル『コンコードレーベル』(日本国内は『ビクター』)より、ジャズ・デュオユニット『Fried Pride』のボーカリストとしてCDデビュー。ジャズの本場であるアメリカの『ブルーノート・ニューヨーク』公演や、世界最大のジャズフェスであるインドネシアの『International Java Jazz fess』をはじめ、ライブハウスやイベントに多数出演。同ユニットの解散後は、ソロ・ジャズボーカリストとしてライブ活動中。新たなチャレンジとして、サックスを担当するタレントの武田真治さん、DJのTJOさんと電子音楽『EDM』ユニットを組む。[文・構成/grape編集部]
2024年01月28日他者と直接顔を合わせる仕事は、楽しいことだけではありません。クレームなどの対人トラブルに遭遇することも、少なくないでしょう。しかし、それと同じくらい、人の温かさに触れる機会も。コミュニケーションを通して、「世の中には、いい人もたくさんいる」と再認識するのです。元配達員の『忘れられないコーヒー』大手宅配会社の配達員として働いていた頃の、心温まる体験談を描いたのは、ゆきたこーすけさん。配達員の仕事を辞めてしばらく経つ、ゆきたさんですが、今でも忘れられないエピソードがあるといいます。ある寒い日、ゆきたさんは、配達先として『おなじみ』であるおばあさんの元へ、荷物を届けました。すると、おばあさんはあるものを渡してきたのです。出典:運び屋ゆきたの漫画な日常出典:運び屋ゆきたの漫画な日常ゆきたさんが手渡されたのは、温かい缶コーヒー。きっとおばあさんは、ゆきたさんが寒い思いをしていると心配していたのでしょう。再配達の指定時間に来るであろう、ゆきたさんのため、缶コーヒーを湯煎して待っていたのです。もらった缶コーヒーの温かさに、思わず泣きそうになってしまったという、ゆきたさん。その時に感じた『温かさ』は、温度だけではなく、「自分のために用意してくれた」という、気持ち的なものも含まれていたはずです。ゆきたさんとおばあさんのやり取りは、漫画を読んだ人の心も温かくしてくれました!・これは泣く。なんて温かい気遣いなんだ…!・おばあさんの優しさも、それをずっと覚えているゆきたさんも、素敵すぎる。・分かります!自分も配達員ですが、冬の時期は本当にありがたいです。この時の温かさが、ずっと忘れられないという、ゆきたさん。きっと今後も、冬が来るたびに、おばあさんがくれた缶コーヒーを思い出すのでしょう。[文・構成/grape編集部]
2024年01月25日私たちの生活は、多くの人とのつながりで成り立っています。家族や友人といった身近な人をはじめ、日常生活を振り返ってみると、実はあらゆる瞬間に他人とコミュニケーションをとっていることに気付きますよね。そういった数々の出会いを経て、人は思い出を作り、成長していくのでしょう。配達員が大好きな子供との『お別れ』長年、配達員として働いた経験があり、宅配便にまつわるさまざまなエピソードを漫画で描いている、ゆきたこーすけさん。寄せられた体験談を公開したところ、ある配達員と男の子の心温まるやり取りに、多くの人が笑顔になりました。出典:運び屋ゆきたの漫画な日常出典:運び屋ゆきたの漫画な日常出典:運び屋ゆきたの漫画な日常出典:運び屋ゆきたの漫画な日常宅配の際に何度も顔を合わせ、コミュニケーションをとってきた、配達員と男の子。男の子が引っ越すことを知った配達員は、以前もらったプレゼントのお返しとして、かわいらしい軍手を贈ったのでした。ゆきたさんも現役時代は、配達先の人からプレゼントをもらっていたことがあったのだとか。人と直接顔を合わせてコミュニケーションをとる仕事ならではの、温かいやり取りといえますね。人の温かさが伝わる、配達員と男の子のやり取りに、多くの人が心打たれたようです!・うちの子供と仲よくしてくれた配達員を思い出した。今も元気にされているかな。・うう。歳のせいか涙もろくて、泣いてしまった…。・なんて最高の配達員さん!いい話だなあ。配達員との思い出は、きっと男の子の元で、軍手と一緒に『宝物』として残り続けることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2024年01月21日2024年1月1日に日本を襲った、令和6年能登半島地震。石川県では震度7の強い揺れが観測され、家屋倒壊や地割れなどの被害が報告されています。地震が発生したのが元旦ということもあり、揺れの強かった石川県などに帰省や旅行をしていた、他県在住の人も被災してしまったようです。石川県で被災した武井壮、心打たれたエピソードに反響この日、石川県の県庁所在地である金沢市を訪れていたのは、『百獣の王』と称されるタレントの武井壮さん。気ままな1人旅として、金沢市内の海が近い地域で羽を伸ばしていたところ、被災してしまったといいます。発生直後に高台へ避難した武井さんは、安全を確認してから内陸側に移動。困っている人を助けるべく、現地やSNSで呼びかけました。【SOSありますか?】金沢市内で怪我やトラブルで動けなくて困ってる人いたりしますか?僕は市内にいて、動けるので、何か力になれるかもなので、もしいたら状況教えてください緊急なら駆けつけます— 武井壮 (@sosotakei) January 1, 2024 強い揺れによって、石川県では被害が続出。そんな現状を受け、武井さんはいてもたってもいられず、こうして動くことにしたのでしょう。その後、武井さんは同業の後輩と合流し、滋賀県に移動。翌2日、金沢市内での救助活動中に起こったという、エピソードを明かしました。昨日金沢でSOSをくれた中に、サインだけ欲しいと言う方がいて、そんなものでいいなら何枚でもと言ったら一枚でいいと言い登記簿の入ったファイルを出されて、なんでこれなんだろう?と思ったら僕のラジオを聴いた事が大きなきっかけで起業した会社の登記簿だということ写真は?と聞いたらいらない、と言われてなんでだろう?と思ったらいつか成長させてコマーシャルを作る時に撮りますと言われた知らないところでそんな風に誰かの人生が少し前に進むことがあるなんて感慨深いなあ@sosotakeiーより引用武井さんに声をかけ、サインを求めてきたという被災者。なんと、武井さんが出演するラジオ番組を聞いて、起業をするために踏み出したのだとか。被災者から告げられたのは、「いつか会社が大きくなったら、CMで流したい」という、夢のある計画でした。サインを求められたまさかの理由に、心打たれたという武井さん。「いつかご一緒させてもらえることを楽しみに、これからも毎日頑張ります。またね!」とメッセージを送りました。悲しいニュースによって、たくさんの人が心を痛めている中、武井さんの投稿した素敵なエピソードは拡散されています。・なんていい話。『自分の知らないところで人を動かしていた』って素敵な表現だ。・やっぱり、何事も理由を聞くことって大事。サインをもらった人、嬉しかっただろうなあ。・涙が出た。こういったエピソードを『縁』というのだろうね。災害が起こった際、芸能人が被災地で支援活動を行うことに対し、「偽善だ」「混乱を招くのではないか」といった批判の声が上がるケースも多々あります。しかし、違う世界にいるような存在の芸能人が会いに来ることで、多くの人が勇気付けられ、笑顔を取り戻しているはず。武井さんの支援活動は、被災した人や、不安を感じている人たちの心を温かくしてくれたようです。[文・構成/grape編集部]
2024年01月03日人生は、いろいろな人とのコミュニケーションによって成り立っています。人生に影響を与えたほんの1回の出会いもあれば、交友を重ねて深まった絆もあるでしょう。元配達員の、ゆきたこーすけ(@kosukeyukita)さんが描いたのは、ある女性と配達員による心温まるエピソードでした。『さよなら配達員』よく荷物を届けてくれる配達員と、たびたび他愛ない会話を交わし、親近感を覚えていた女性。しかし突然、そんな日々に終わりがやってきました。どうやら配達員は、勤めている運送会社を辞めることにしたのだとか。配達員も別れがさびしいようで、女性にお礼を告げました。「今後、荷物は別の人が運んでくるのだろう」と思い、配達員との別れを体験した女性でしたが…。新しい配達員が来た…と思いきや、なんとインターホンを鳴らしたのは、別れを告げたはずの配達員!しかし、決してウソをついたわけではありません。別会社の配達員に転職した結果、また同じ区域を担当することになったのです!『今生の別れ』という気持ちで彼の背中を見送った女性は、まさかの展開にズッコケ。拍子抜けをしつつも、また素敵な配達員に荷物を運んでもらえる嬉しさを噛み締めたようです…!ゆきたさんによると、会社を辞めた配達員が、同じ業界内で働くケースは少なくないのだとか。その別れが本当に『最後』かは、人生が終わりを迎える瞬間まで分かりません。だからこそ、一つひとつの縁を大切にしていきたいですね。[文・構成/grape編集部]
2023年12月14日あなたは外出中、見知らぬ人が落とし物をした現場に遭遇したことはありますか。その場ですぐに声をかけたり、拾って渡したりするほか、落とした人物を見失った場合は、交番に届けるものでしょう。女の子の落とし物に、周りの人たちが?あとみ(yumekomanga)さんは、ある日の外出時、前を走っていた女の子が落とし物をしたことに気付きました。すかさず声をかけようとすると…。あとみさんが声をかける前に、前方から歩いてきた女性が女の子を制止し、横を歩いていた男性が落とし物をサッと拾い上げたのです!いわずもがな、全員女の子の知り合いではなく、たまたまその場に居合わせた人たち。見事な連携プレーで、女の子に落とし物を渡すことができました。また、女の子が落としたのが小さくてかわいいマスコットだったため、「どこかおかしさがこみ上げる空気だった」と、あとみさんは振り返っています。【ネットの声】・なんて平和な世界。前から歩いてきた人が静止したのもすごい。・数秒間の出来事なのに、素敵な展開!・優しさの塊。みんないい人ですね。通行人の素敵な対応により、無事女の子の元に戻ったマスコット。今回の件を経て、女の子にとってより思い入れの深いマスコットになった…かもしれませんね![文・構成/grape編集部]
2023年12月03日外出していて、宅配便を受け取ることができなかった時、郵便ポストなどに入っていることがある『不在票』。どこからの荷物なのか、再配達はどこに依頼すればいいのかなど、配達員が客に情報を伝えるために、利用されています。ヤマトの不在票メッセージに心温まる!ある時、ちび(@titibitibi1230)さんのもとに、ヤマト運輸(通称:クロネコヤマト)の不在票が届きました。しかし、配達員は不在で荷物を配達できなかったわけではなく、別のことを伝えたかったようです。「不在票かと思ったら、伝言メモでした」とX(Twitter)に投稿された、こちらの写真をご覧ください。ポストの中、入れてます!いつもありがとうございます。何かあればお電話ください!そこには、荷物をポストに入れたことと「いつもありがとうございます」というメッセージが!投稿者さんは、配達員の気遣いと丁寧なメッセージに感激し、顔がニヤけてしまうほど、嬉しくなったといいます。本来であれば、荷物をポストに入れて配達完了したら、メモを入れる必要はないはず。それでも配達員は、荷物とともに『優しさ』も届けたかったのかもしれません。写真に「こちらこそ、いつもありがとうございます」と添えていた、投稿者さん。素敵なエピソードに、心が温かくなりますね![文・構成/grape編集部]
2023年11月26日日々、さまざまな人の家に荷物を届けている、配達員。長く仕事を続けていると、地域の人に「いつもの配達員さん」として認知され、顔見知りの関係になることもあるようです。配達員として働く、脇村毅(fatbob.2008)さんは、定期的に荷物を届けに行く高齢女性とのエピソードをSNSに公開。内容に「泣ける」「素敵なお話」といった反響が寄せられました。高齢女性が配達員に渡したものに、ジーンその女性は普段から、脇村さんのことを気にかけてくれていたとのこと。配達に行くと玄関先に出てきて、飲み物やチョコレートを差し出し、脇村さんの肩や頭をなでて「いつもありがとうね」などと声をかけてくれていたそうです。ある日の朝、いつものように女性の家に荷物を届けに行った、脇村さん。女性も普段通りに玄関先に出てきたのですが、この日は予想外の言葉が飛び出しました。「今までありがとう。もう会えんかったらいかんけん、今日渡しておく」なんと突然、お金が入ったポチ袋を脇村さんに渡してきたのです。実は、介護施設に行くことが決まり今後会えなくなるため、いつも配達に来てくれる脇村さんに感謝を伝えたかったのだとか。一人暮らしで身寄りがない中で、脇村さんのことを孫のように思っていたそうです。脇村さんは、当時の出来事を振り返り、このようにつづっていました。身寄りのないおばあちゃんだから、僕を孫みたいに思ってくれていたんだって。しかも年金生活で大変だろうに…。お客様として接してきたけど、この日は「ありがとう、おばあちゃん」といって、その場を後にしました。人の優しさや温もりを感じた、いい1日の始まりでした。また、受け取った大切なお金を「これは使えません…」ともコメントしていました。女性とって、脇村さんが配達に来てくれることが、日々の楽しみになっていたのかもしれません。脇村さんにとっても、女性の優しい言葉が、仕事を頑張るモチベーションにつながったでしょう。たとえ会えなくなっても、ふとこの日のことを思い出しては、心がホッと温かくなりそうですね。素敵なエピソードに、多くの人が胸を打たれました。[文・構成/grape編集部]
2023年11月19日車いすを利用している、さしみちゃん(@misa_misaxxx)さん。ある日、X(Twitter)に投稿した『心温まるエピソード』が反響を呼んでいます。『スタバ』の行き方が分からず困っていたら?「今日びっくりする素敵なことがあってさ!」こうつづり、自身の体験を報告した、投稿者さん。ある日、待ち合わせまで少し時間があったため、人気のコーヒーチェーンの『スターバックスコーヒー(以下、スタバ)』を利用しようと思ったそうです。地図によると、商業施設の2階に位置していたという『スタバ』。ビルの構造が複雑なのかエレベーターを乗り降りしてもなかなかたどり着けなかったといいます。諦めようと思いながらも、エレベーターで居合わせた男女に「『スタバ』の行き方って分かります…?」と投稿者さんが聞くと、「一緒に行きましょう」といってついてきてくれました。男性の対応に「本当に素敵」結局、『スタバ』は階段でしか行くことができない場所にあったため、諦めようとした投稿者さん。すると…投稿者さんの代わりに男性がサッとコーヒーを買いに行ってくれたのです!そして、コーヒーを渡しながらこういいました。「お代はいらないよ!メリークリスマス!」投稿者さんにコーヒーをプレゼントしてくれた男性。しかも、『スタバ』で利用することができるギフトカードまで渡してくれたのです。また、男性がコーヒーを買いに行っている間話していた、連れの女性も素敵な人柄だったという、投稿者さん。当時の出来事について、「人生で遭遇したことがないレベルで素敵な体験」と振り返り、「SNSを通じてどうかお2人にお礼を伝えたい」とつづっています。心温まるエピソードは拡散され、多くの人から感動の声が寄せられました。・本当に素敵な方々ですね。お兄さんとお姉さん、2人ぶんの『ベンティサイズ』の温かな心遣いに、私も温まりました。・この寒い日になんと心温まるエピソード。日本人は見てみぬふりをする人が多いけど、もともとは優しい気質だと思うから、あと少しの勇気を出して助け合えたらいいな。・優しい世界。こういう出来事であふれる世の中になってほしいな。お礼が伝わるといいですね!・そんな仏様みたいな方が存在するとは!人生何周目なのかしら?また、「バリアフリーに力を入れている『スタバ』。この投稿を見つけて対策する予感がします…!」といった声も。2023年現在、さまざまな施設のバリアフリー化が進められているものの、車いすを利用する人にとってまだまだ不便な場所があることも事実。そんな時に、親切な声がけやちょっとした気遣いで、投稿者さんのように救われる人はたくさんいるでしょう。こうした『心のバリアフリー』が広まることで、誰もが気持ちよく過ごせる世の中へとつながっていくはずです。[文・構成/grape編集部]
2023年11月12日2023年11月5日、 大阪府大阪市にある野球場『京セラドーム大阪』にて、『SMBC日本シリーズ2023』の『阪神タイガース(以下、阪神)』vs『オリックス・バファローズ(以下、オリックス)』戦が行われ、阪神がオリックスに勝ち、優勝を飾りました。1985年以来、38年ぶりの日本一に、阪神ファンは大盛り上がり。優勝が決まった瞬間は、SNS上で喜びの声が相次いでいました。祖父の仏壇に供えたもの天国の祖父よ。次勝った時に飲むっていってたよな…。皇城模型(@ft_Ssetsuna)さんは、こんなコメントとともに、同日X(Twitter)にある写真を投稿。投稿者さんが祖父のために、仏壇に供えたものをご覧ください…。1985年の、阪神優勝記念ウイスキー!阪神ファンだった投稿者さんの祖父が、前回の優勝時に手に入れたものなのでしょう。次の優勝した時に飲むつもりで大切に保管しておいたものの、ついに開ける機会がないまま亡くなってしまった祖父。その想いを引き継いだ孫の投稿者さんが、優勝が決まった瞬間にそっと仏壇に供えたのでした。写真には「素晴らしい!よく残していましたね」「我が家の祖父も大の阪神ファンでした。泣けます」「壮大なドラマを感じる。どんな味がするのかな」などの声が寄せられていました。「きっと天国で祖父も喜んでると思います」とつづっていた、投稿者さん。38年の間、熟成されたウイスキーは、優勝への想いが感じられる、深い味わいになっていることでしょうね。[文・構成/grape編集部]
2023年11月06日電車やバスで、妊婦や高齢者など、席を必要とする人を見かけたら「座席を譲りたい」と考える人は多いでしょう。しかし、実際に「どうぞ」と声をかけるのは、簡単なように思えて、実は勇気が必要。特に、見知らぬ人に話しかけるのが苦手な性格の人は、「嫌がられたらどうしよう」などと考えて、一歩を踏み出せないことがあるかもしれません。雪わいこ(@waiko084)さんも、電車で赤ちゃんを抱いた母親を見かけた際、声をかける時にとても緊張をしてしまいました。『よかったら、どうぞ。』声を震わせながら、赤ちゃん連れの女性に声をかけた、雪わいこさん。電車を降りた際に、改めてお礼を伝えられて、とても清々しい気分になったといいます。また別の日、今度は幼い女の子を連れた妊婦を見かけた時も、勇気を出して席を譲りました。その際には、女の子からお礼としておせんべいをもらったそうです。勇気を出して行動すること、そして感謝を伝えることで、優しさの輪はつながるもの。その大切さが、漫画を通して改めて分かりますね。雪わいこさんの作品には、さまざまなコメントが寄せられました。・譲るのも意外と勇気がいるのよね。でも、とても大事なことだと思う。・優しい気持ちになれた。涙が出そうです。ありがとうございます。・私も譲る時にとても緊張するので気持ちが分かる。「ありがとう」っていわれると、幸せな気持ちになるよね。・子連れで電車に乗った時に、何度も席を譲ってもらった。あの時は本当に嬉しかったな。席を譲りたい気持ちがあっても、タイミングをうかがったり、声をかけていいのか迷ったりして、なかなか実行に移せないこともあるはず。それでも勇気を出して行動し、優しさの輪がつながれば、何ものにも代えがたい喜びを得られることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年11月01日親にとって、幼い子供を連れての移動中は気が休まらないもの。公共交通機関を利用する際には、「周りに迷惑をかけないだろうか」と不安を抱えながら、乗り込むことも多いでしょう。飛行機で泣き止まない娘をあやしていると?まーちゃん(@papajapon)さんは、メキシコ人の妻と0歳の娘さんを連れて飛行機を利用しました。まだ0歳の娘さんは機嫌が悪く、機内で泣き出してしまったといいます。周囲に迷惑がかかってしまうと思ったまーちゃんさんは、「お願いだから早く泣き止んで」と心の中で懇願しながら、娘さんをあやします。妻と代わるがわる抱っこをするも娘さんは泣き止まず、冷や汗が止まらない、まーちゃんさん夫婦。すると、隣に座っていた男性にトントンと肩をたたかれ、ティッシュを渡されました。通路越しの席に座っていた、中年女性からのものだというティッシュには、英語で走り書きされたメッセージが書いてあったといいます。「子供は泣くもの。耳にいいものよ」女性はきっと、まーちゃんさん夫婦が娘さんを必死にあやす様子を見ていたのでしょう。焦る気持ちを察し、少しでも安心できるように「子供の泣き声は迷惑ではないよ」ということをわざわざメッセージで伝えてくれたのです。優しい心遣いに思わずグッときたという、まーちゃんさん夫婦。「ありがとう」と女性に合図を送ると、素敵なウィンクが返ってきたといいます。女性のおかげで生まれた心の余裕が伝わったのか、娘さんはその後泣き止んで、すやすやと眠りについたそうです。まーちゃんさんのエピソードには、感動する人が続出し、女性の行動を称賛する声が相次ぎました。・子育てで同じ思いをしていたはずなのに、ちょっと冷たい視線を送っていたかもしれない自分に反省をしました。 この女性のようになりたいと強く思います!・素敵なマダムですね!「日本もこういう方が増えてくれれば、もっと子育てをしやすい環境になるんだろうな~」って思います。・優しすぎて震えます。素晴らしいのひと言。当時を振り返り、まーちゃんさんは「『味方だよ』って表情や言葉で合図をくれるのは、本当に心が震えるほど、ありがたいものなんです」とコメント。周囲を気にしながら日々プレッシャーと闘っている親はたくさんいます。黙って見守るのも優しさですが、「大丈夫だよ」と伝えることで心が救われる人は多いはず。まーちゃんさん夫婦に安心感を与えた女性の素敵な行動は、多くの人に気付きを与えました。[文・構成/grape編集部]
2023年10月29日「こんなものをもらったら泣いてしまうじゃないか、ありがとうー!」青森県弘前市にある弘前大学医学部附属病院で、小児心臓外科医をしている小渡亮介(@RyosukeKowatari)さんは、『ある手紙』に励まされたといいます。X(Twitter)に投稿された、こちらの写真をご覧ください。手術をして、元気になりました。どうもありがとうございます。運動会は玉入れをしました。子供が書いた、直筆のメッセージ。かつて小渡さんが執刀した子供から届いたものだといいます。手術を経て元気になったことや、感謝の気持ちを伝えるために、きっと内容を一生懸命に考えて、手紙を書いたのでしょう。「こういうことがあると、多少つらくても頑張れます」と小渡さん。投稿には、たくさんのコメントが寄せられました。・泣いた。小児医療に携わる人たちは超人だと思う。心の清さとか、強さとか、真っ直ぐさとか、私には想像できないもん。・宛て先や宛名の難しい漢字を親御さんに教わって、「ありがとう」の気持ちと、元気な近況を一生懸命伝えようと、鉛筆で書かれた手紙。きっと健気だろうな。・素敵な手紙。この報告は嬉しいよね。元気に小学校に行って、行事にも参加しているのは、本当に嬉しいこと。・こちらの先生ではないけど、うちの長男も生後間もなく、先天性心疾患で手術していただいた。別の病院に移ってしまったけど、今でも感謝を伝えたいです。医療従事者に限らず、「ありがとう」といわれて嬉しくない人はいないでしょう。感謝の気持ちは、どんな形であれ、積極的に伝えていきたいものですね…![文・構成/grape編集部]
2023年10月28日あなたには、長い間大切にしている『思い出の品』はありますか。家族や友人との思い出が詰まったものは、何物にも代えがたく、手放すのは心苦しいと感じるでしょう。ババレオ(@babareoyomeko)さんが、X(Twitter)アカウントのフォロワーから寄せられた、エピソードをご紹介します。『営業マンの優しさに涙した話』両親とともに10年以上乗り続けていた愛車を、買い替えることに決めた坂本さん。購入当時からお世話になっていた営業マンに、新車の購入を相談しに行ったのですが…。当時車を購入した母親はすでに亡くなっており、代わりに坂本さんが車を引き継いで、大切に乗っていたことを知った、営業マン。購入する新車が決まると、「今の車をぜひ買い取らせてもらえないか」と提案をしてきました。納車当日、新車の中で見つけたものとは?新車の納車日、父親と坂本さんが車に乗り込むと、あるものに気が付きます。なんと、前の車に貼っていた家族3人で撮ったプリントシールが、バックミラーに貼られていたのです!坂本さんが手放した愛車には、亡き母親や父親との思い出がたくさん詰まっていることを、営業マンは知っていました。車は新しくなっても、家族の思い出はずっと残るようにと、前の車に貼ってあったプリントシールを剥がして新車に貼ってくれたのです。なお、プリントシールにはラミネート加工がされており、簡単に剥がせるようになっていたとのこと。通常であれば、事前に持ち主に確認すべきではありますが、坂本さん家族とは長い付き合いがあったからこそ、営業マンは家族の思いを汲み取り、こうした行動をとったのでしょう。坂本さんは、営業マンの温かい心遣いと、久しぶりに両親とドライブができる嬉しさとで、胸がいっぱいになったのでした。【ネットの声】・この家族と長い付き合いの担当者だから、できたことですね。素敵なご縁だと思います。・職場で泣きました。車も家族も大切にしようと思いました。・お客さんが心から喜んでくれる接客対応ですね。素敵な話すぎます!・なんでだろう、涙で画面がゆがんでいる…。涙腺ダム崩壊です。営業マンの粋な対応に、涙する人が続出。ただ物を売るだけではなく、客の心に寄り添った営業マンの接客は、人々の心を温めました。[文・構成/grape編集部]
2023年10月25日私たちの生活に欠かせない、公共交通機関。電車やバス、飛行機など、自転車や徒歩では遠い場所へ移動できるため、誰もが使っているでしょう。それぞれの乗り物には、利用者に出発や到着時間が分かるよう時刻表が設けられていますが、事故や自然災害により、定刻通りに発着しない場合があります。飛行機が遅延して困っていると?航空会社『Peach』の飛行機を利用した、りんか(@rin_0808gb)さん。関西国際空港に向かう便に搭乗した際、30分ほど遅延してしまったそうです。到着後、関西国際空港から京都行きのバスに乗り継ぎしなければならなかったりんかさんは、「間に合わないかも…」と思い、キャビンアテンダント(以下、CA)に相談。するとCAは、親身に相談にのってくれただけでなく、飛行機から早く降りられるよう、別の席に案内してくれたのです。また、CAはりんかさんに、このようなメッセージを渡してくれました。本日はPeachをご利用いただき、誠にありがとうございます!遅延してしまい、大変恐縮ですが、無事に京都へたどり着けますように祈っております。素敵なご旅行になりますように。また機内でお待ちしております。今日は、ほんまおおきに!シールで彩られたメモ書きにしたためられた、CAのメッセージ。「ほんまおおきに!」と、関西弁で締めくくられた温かい文章に、笑顔にさせられます。CAの対応のおかげもあり、りんかさんは到着後ダッシュし、無事に目的のバスに間に合ったそうです。「ありがとうございました」と、CAに感謝の気持ちをつづっていました。りんかさんの話を聞いたCAが最適な対応をしていなければ、りんかさんは、京都行きのバスに間に合っていなかったかもしれません。ホスピタリティにあふれたCAの対応に、心が温かくなりますね。[文・構成/grape編集部]
2023年10月25日忘れ物が、無事に手元に戻って来ることが多い日本。地域にもよりますが、世界的に見ても治安がいいことが、たびたび話題となります。タイ在住の日本語講師である、プカちゃん(@phukachan100)さんは、タイ人の男の子が、日本で忘れ物をした時のエピソードをX(Twitter)に投稿しました。うっかり!4万円の忘れ物投稿者さんと知り合いである、タイ人の男の子は、独学で日本語を学んでいる高校3年生。念願の日本旅行が叶った際には、到着早々、投稿者さんに「畳がかわいい」とLINEで連絡するほど日本が大好きです。そんな彼が、東京都墨田区内にあるコンビニエンスストア(以下、コンビニ)の『セブン-イレブン』で、ある封筒を忘れてしまいました。中身は、タイで必死に貯めたお小遣い。封筒には大きな字で『4まんえん1まんバーツ』と書かれており、現金であることが一目瞭然の状態だったのです…。誰かに持ち去られていても、おかしくなかったのに?現金を置き忘れたことに気付いたのは、コンビニを出て何時間も経った後でした。連絡を受けた投稿者さんは、直接助けたくともタイにいたため、日本にいる妹に連絡。妹がすぐにコンビニに電話をしたところ、店員が丁寧な対応をしてくれて…なんと、無事にお金が返ってきたではありませんか!タイ人の男の子も大喜びして、「ますます日本が好きになった」といいます。きっと、誰かの大切なものだと察して、誰も封筒を盗もうとは思わなかったのでしょう。人々の優しさが感じられるエピソードには、2万件以上の『いいね』とともに、姉妹を称賛する声なども寄せられました。・姉妹の連携プレー、ナイス!・男の子の「日本が好き」って気持ちが傷付かないでよかった。・知らない国で、さぞ不安だったことでしょう。見つかって本当によかった!・引き続き、楽しい旅になりますように!タイ人の男の子は「日本語の勉強をさらに頑張る」とのこと。日本での温かな思い出を胸に、励んでくれたら嬉しいですね![文・構成/grape編集部]
2023年10月21日多くの人が利用する公共交通機関のバス。幼い子供を連れて利用する際には、子供が大きな声を出したり、ぐずったりしないか不安になる親も多いでしょう。そんなバスでの運転手の『あるアナウンス』が、X(Twitter)に投稿され、話題になっています。赤ちゃんが泣き出したバスで、運転手が…?ある日、投稿者(@rurun_mama)さんが乗っているバスで、赤ちゃんが泣き出してしまったそう。泣き声が響きわたる車内で、親は周りの迷惑にならないよう、必死にあやそうとしていたことでしょう。すると、その状況を見ていた運転手が、こんなアナウンスをしたのです。ご乗車のお客様へ、車内は小さなお子様が乗られることもございます。泣き声等はご了承ください。お子様連れのお客様へ、お子様が泣かれても、お気になさらずご乗車を続けてください。※写真はイメージ赤ちゃんは泣くのが仕事。しかし、その泣き声を「うるさい」と感じ、不快感を示す人が一定数いるのも事実です。運転手は、乗客に対して泣き声などは了承してもらうように、子供連れの親には気にせず乗車を続けるように伝え、両者が気持ちよく利用できる空気を作り出したのでした。投稿者さんによると、その後の停留所で妊婦が乗ってきた際には、「妊婦さんやお子様連れのお客様にお席をお譲りください」という気遣いのアナウンスもあったとのこと。「イケメン…本当に素敵だった」と、運転手の対応に感動していました。機転の利いたアナウンスには、称賛の声が集まり、投稿には6万件を超える『いいね』が寄せられています。・運転手さんの対応、素晴らしいです。温かいひと言で、バスの中の雰囲気も変わりますよね。・育児中なので、こんなことをいわれたらたぶん号泣する。・惚れた。優しさがあふれている…。赤ちゃんが泣き出してしまった時、バスの中には緊張が走ったことでしょう。運転手のアナウンスは、車内の空気を和ませ、子供連れの親にとって大きな助けとなったはずです。このように、社会全体で子育てを応援する、温かい雰囲気が広がっていってほしいものですね。[文・構成/grape編集部]
2023年10月19日生きとし生けるものは、いつか必ず終わりの時を迎えます。最期があるからこそ、私たちは日々を大切にし、「幸せな生涯を送りたい」と思えるのでしょう。そして自分の人生だけでなく、大切な存在の一生も光差すものであってほしいという願いを抱くのです。『亡くなった愛犬との思い出』に涙サエタカ(@wanco15sai)さんの愛犬は、2022年に17歳でこの世を旅立ちました。天寿をまっとうし、温かいサエタカさん一家で楽しい日々を送った愛犬。その姿は、サエタカさんの娘さんと『本物の姉妹』のようだったといいます。サエタカさんは、思い出に残っている、娘さんと愛犬のエピソードを漫画で描きました。娘さんが幼いころから、すぐ隣で一緒に育ってきた愛犬。『姉妹』は性格がそっくりで、怖がりな点も似ていたのだとか。たとえば雷が鳴ると、お互いに「大丈夫だよ」と声をかけるかのように、身を寄せ合っていたといいます。人間と犬という違いがあれど、心で深くつながっていることが分かる、1人と1匹の絆。その姿に、多くの人が心打たれたようです。・読んでいて涙が出た…。本当に素敵な『姉妹』ですね。・亡くなった、我が家の愛犬のことを思い出しました。また会いたいな。・我が家も同じ!息子も、愛犬と『いい兄弟』でした。年月が経って老犬になっても、サエタカさんの愛犬は、最期まで娘さんの『よき姉』だったといいます。きっと今は、雲の上で『妹』の人生を見守っていてくれるのでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年10月16日子供の頃に、自分の大好物が食卓に並んだり、外食のメニューにあったりすると、心躍るような気分になったことでしょう。冴島オンティーヌ依子(@ontine9neo)さんがX(Twitter)に投稿した、大好物にまつわる父親とのエピソードが、多くの感動を呼んでいます。エビの尻尾が好きだった父親子供の頃、エビフライが大好きだったという、冴島さん。外食をした時などにエビフライが出てくると、父親はエビフライを冴島さんに渡しながら、こんなことをいっていたそうです。「おれはエビの尻尾が好きだから、そこだけでいいんだ」※写真はイメージ父親の言葉を信じた冴島さんは、尻尾の部分だけを父親にあげて、自分は大好きな身の部分を頬張っていたといいます。ある時、甘エビのお寿司を食べた冴島さんは、いつものように父親にエビの尻尾をあげました。「ありがとう」といって当たり前のように尻尾を食べてくれた父親でしたが、冴島さんは大人になってからその優しさに気付いたのです…。時を超えて感謝した、父親への想い「それは食べるところじゃないことを知ったのは、ずいぶん後だった」とつづった、冴島さん。エビフライのように、加熱したものであればおいしく食べられるエビの尻尾ですが、生のものは雑菌が繁殖しやすく、また口の中を傷付ける危険もあることから、食べるのを控えたほうがいいといわれています。父親はそのことを知っていても、『人の好きなものをあげる』という冴島さんの優しさを無下にせず、エビの尻尾が好きなフリをしていたのでしょう。冴島さんは、「私に芽生え始めた『他者への思いやり』を大事にしてくれた父に、時を超えて感謝した」と当時を振り返り、親になった今では、当時の父親の行動が子育ての指針になっているといいます。エピソードには心を打たれる人が続出し、「涙が止まらん」「ええ話」といった声が寄せられました。・一番おいしいところを大切な人にあげて、その人が喜んでくれる姿を嬉しいと思える、その感情はとてつもなく尊いものだと思います。・私はフルーツが大好きだったから、ショートケーキのイチゴやフルーツは、全部父親がくれていたなぁ…。大人になって父親もフルーツが大好きなことを知って、「ごめんね」と「ありがとう」の気持ちがあふれました。・素敵なお話です。「見返りなんていらない、ただ喜んでくれれば」と私も父親になって、『無償の愛』というものを理解することができました。子供の頃は当たり前のように親にしてもらっていたことも、大人になるとそれが『愛情』であることに気が付かされることがあるでしょう。自分が親にしてもらったように、子供にも同じように愛情を注ぐことで、その精神は次の世代へ脈々と受け継がれていくのですね。[文・構成/grape編集部]
2023年10月15日親が年齢を重ねるにつれ、長生きしてくれるありがたさを感じるとともに、介護のことを考え始める…という人もいるのではないでしょうか。体力的な衰えもありますが、認知症などによって、日常のコミュニケーションが難しくなってしまうことも。そう聞くと、大変なイメージを抱いてしまうものでしょう。しかし、中には『奇跡』のようなエピソードもあるようです。たっつん(@tattsun_cw)さんが、スタッフの経験談をX(Twitter)に投稿し、話題になっています。寝たきりな認知症の人に、話しかけ続けたら…あるスタッフが、寝たきりでひと言も話さなくなった認知症の人に、ほかの人よりもよく話しかけていたそう。たっつんさんによると、認知症の人に話しかけることで脳に刺激が与えられ、認知症の進行を遅らせることができるともいわれているようです。そこで、たっつんさんは「返事もない人に、どうしてそんなに話しかけるの?」と、あえて聞いてみることにしたのだとか。すると、スタッフは自身の実体験を話し始めました。「あるおばあさんにずっと話しかけていたら、ある日『はい!』って返事をしてくれました。それが嬉しくてもっと続けていたら、だんだん会話できるようになって、最終的には自分でご飯を食べられるほど改善したんですよ」※写真はイメージ認知症の進行を遅らせるどころか、症状が大幅に改善したという、驚きのエピソード…!このような体験をしたからこそ、スタッフは「またそうなってくれる人がいるかも」と思って、認知症の人に積極的に話しかけるのだといいます。自分よりもひと回り近く若いスタッフに対し、かっこよさと憧れを感じた、たっつんさんなのでした。【ネットの声】・スタッフさんの温かさを感じます!相手を見て、可能性を信じて対応しているというのが、とても伝わってきました。・「返事ができなくても、耳は聞こえている」と聞いたことがあって、昏睡状態だった患者さんにずっと話しかけていたら、ある日突然目覚めたんです。最終的には自分で歩いて退院されました。・介護を続けていると、たまに『奇跡』のような、生命の強さを感じる場面に出会います。・叔父が同じような状態だったのですが、叔母が毎日ずーっと話しかけていて、改善してきました。たとえ認知症を患っても、根本的には人と人とのコミュニケーションが大事なようです。介護にとどまらず、身近で大切な人とは、少しずつ会話を重ねたくなりますね。[文・構成/grape編集部]
2023年10月13日大切な家族との思い出は一生のもの。亡き後も一緒にいられるよう、生前の写真を入れたペンダントを作り、肌身離さず持ち歩く人は珍しくありません。ペットと暮らしていた人も、同じようにペンダントを作って、ともに過ごした日々をしのぶことがあるでしょう。愛犬のペンダントを紛失した話の結末「今日の午後、亡くした愛犬の写真で作ってもらった、大事なペンダントを落としてしまいました」大切なペンダントを紛失し、X(Twitter)で助けを求めたのは、飼い主の(@e_hagure)さん。愛犬のけやきちゃんが元気だった頃、友人にサプライズでプレゼントしてもらった手作り品で、愛犬が虹を渡った後は、外出時に必ず身に着けてきた宝物でした。帰宅後にペンダントがないことに気付き、服やバッグの中も探しても見つからず…。けやきちゃんをもう一度失ったようなショックと、せっかく作ってくれた友人に申し訳ない想いから、ワラにもすがる思いで投稿したのでした。飼い主さんによると、紛失の当日、外出時に行った店や鉄道会社に問い合わせても、ペンダントは届いていなかったとのこと。交番にも届けを提出済みで、自身にできる対応は大方やり切っていました。投稿はすぐにネット上で拡散され、飼い主さんが訪れた店や、利用した電車、駅周辺の捜索に協力してくれる人たちが多数出現。すると、後日奇跡が起こったのです…!人の優しさ、大集結飼い主さんのXアカウントに届いたのは、「舗道の真ん中でペンダントを発見したため、踏まれたり蹴られたりしないよう、道の端に寄せておいた」という連絡でした。紛失当日、飼い主さんは道を小走りで通過した記憶があり、間違いありません!その後、道の端にあるペンダントに気付いた人が、より安全な場所を考えて、手すりにチェーンをとめてくれた模様。さらに、手すりに釣り下がるペンダントを見つけた別の人が、雨に濡れないよう回収して、飼い主さんに連絡を入れ、届けてくれたのです!優しい3人のリレーを経て、ペンダントは無事に飼い主さんのもとまで戻ってきました。「どう感謝していいやら…」という想いで、受け取った時には涙目になったそうです。もう二度となくさないよう、ペンダントは門外不出となり、けやきちゃんの写真立ての間に置かれました。また、ペンダントが戻ってくるまでの間、飼い主さんの心境を心配した人からは「少しでも心の慰めになったらと思い、似たものを作ってみました」という連絡も。Xアカウントに投稿されていた、けやきちゃんの画像を使って手作りした人々から、新たなペンダントやストラップが飼い主さんのもとに届きました。宝物が増えた飼い主さんは、次のように想いをつづっています。1個なくしたら、5個になって帰ってくるなんて…。こんな結末はまったく想像していなかったので、本当に驚きと感謝でいっぱいです。人々の優しさが大集結して迎えたハッピーエンドは、ネット上で話題に。涙腺がゆるんだ人も多く、こんな反響がありました。・時系列で拝見して感動しました。飼い主さんと再会できてよかったね、けやきちゃん!・ドラマのような展開。無事に戻って安心しました。・私も犬を飼っているので、自分のことのように嬉しいです。思わず泣いてしまいました。・天に祈りが届いたのですね!SNSの力を感じました。・連携プレーに貢献した人たち全員に、いいことがありますように!大切なものを失うつらさは、誰しもが経験しています。そんな想いを取り除こうと、多くの人が動いたからこそ、奇跡は起こったのかもしれません。飼い主さんが笑顔となり、けやきちゃんもきっと喜んでいることでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年10月11日