東京・銀座にあるギャラリー、ポーラ ミュージアム アネックスでは10月7日から11月5日まで、インドネシアを代表する若手アーティスト、アルベルト・ヨナタン(Albert Yonathan)の展覧会「TERRENE」が開催される。粘土を用いた陶磁器制作を行うアーティストのアルベルト・ヨナタン。作品の全てのパーツは、雛形などを使わず自らの手で作り上げている。2013年のヴェネツィア・ビエンナーレでは、インドネシア館代表アーティストの1人として最年少で選出された注目の若手アーティストで、現在、国立新美術館と森美術館で開催中の東南アジアの現代アーティストたちのグループ展「Sunshower」にも参加している。タイトルにラテン語の土(terra)を語源とする「TERRE」を冠した同展では、海外から高い評価を受けている陶磁器を使用したインスタレーションを中心に、映像やドローイングなど、現在進行中の新プロジェクトを含め約10点が展示される。同展に際し、アルベルト・ヨナタンは「物質と無形、世俗的と精神的など、正反対同士の間を探ることが本展の中心的な目的となる」と語っている。【展覧情報】「アルベルト・ヨナタン『TERRENE』」会期:10月7日~11月5日会場:ポーラ ミュージアム アネックス住所:東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3階時間:11:00~20:00(入場は19:30まで)会期中無休入場無料
2017年09月23日台東区東京国立博物館では9月22日(金)、23日(土・祝)に、移動映画館「キノ・イグルー」と共催で「博物館で野外シネマ」を開催する。今回の上映作品も併せて決定した。2014年に始まり、今年で4年目となる「博物館で野外シネマ」は、東京国立博物館に「まだ行ったことがない」「なかなか行く機会がない」という方に、映画を観ながら博物館の雰囲気を味わってもらうために企画された。2016年は10月13~14日の2日間の上映で、1万人を超える来場があり、1日当たりの動員数では、国内最大級の野外シネマともいわれている。今回の上映作品は、第16回ニューヨーク国際児童映画祭・長編大賞、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門・優秀賞を受賞するなど、国内外で高い評価を得ている『ももへの手紙』(2012年、監督:沖浦啓之)。本作は豊かな自然とやさしい人々が生きる瀬戸内の小さな島で、主人公・ももと、彼女を訪れる不思議な妖怪たちとの交流を描いた家族の愛の物語だ。映画は、本館前に設置された巨大スクリーンに投影される。1,000席程度のイスを用意しているほか、持参したレジャーシートを芝生などに敷いて鑑賞することもできる。敷地内には屋台も出店し、フードやドリンクの販売を行うということで、映画と併せて楽しめる。「博物館で野外シネマ」は9月22日(金)、23日(土・祝)19時~東京国立博物館本館前にて開催。事前申込は不要。参加費は無料。ただし当日の入館料が必要。(text:cinemacafe.net)
2017年08月09日夏休み、どこに出かけるか迷っている人へ、強力にプッシュしたい一冊がある。三浦しをんさんが各地の博物館を探検したルポエッセイ『ぐるぐる♡博物館』だ。「学生の頃、国内をぶらぶら旅するのが好きだったんです。夜は居酒屋に行くとして、昼間することがない。美しい景色には興味がないし、美術館も芸術的素養がないので躊躇する。それで、その土地の博物館に行くことが多かったですね」今回訪れたのは、茅野市尖石縄文考古館や奇石博物館、めがねミュージアム、ボタンの博物館…等々10館。思えば小さい頃から博物館が好きだったという三浦さん。「今回思ったのは、博物館ってきれいなものだけでなく、“え、なぜこれを集めたんだろう”というものがたくさんある。それを集めて館まで作った人の息吹や、展示に工夫して伝えようとしている人たちの情熱が感じられるんですよね。自分はそこが好きなんだなと分かりました」博物館は、誰かの熱い思いを保管している場所でもあるのだ。「その人が生涯をかけた思いの結晶がいつか学問を進展させることがあるし、まったく世の役に立たなかったとしても、こうして時を経て見る者の胸を打つものなんですね」そしてその思いに励まされた様子。「石を集めるなんて変わった人もいるんだなと奇石博物館に行ったら、古代から石を集めた人がいたと知って驚くと同時に、心強く感じました。自分にも説明できないけれど譲れない好みはありますが、きっとこれまでの人類で自分と同じ趣味を持った人はいたんだろうと思うと、時空を超えて“お前は一人じゃない!”って言ってもらえた気がする(笑)」それにしても三浦さん、文章はもちろんインタビューも上手で、各館そのものの妙味や見どころ、そして案内役の学芸員さんの魅力を見事に引き出している。みなさんの静かな情熱の激しさといったら!「これまでは一人で展示を眺めていただけですが、学芸員の方に話を聞いたほうが、その博物館の魅力が具体的に感じられますね。ガイドツアーに参加するのもいいし、分からないことがあったら積極的に聞くといいんだなと気づきました」この夏お出かけできない人も、本書を読めば旅気分になれます。『ぐるぐる♡博物館』国立科学博物館、大牟田市石炭産業科学館、雲仙岳災害記念館などのほか、寄り道編として熱海秘宝館や日本製紙石巻工場なども探訪。実業之日本社1600円みうら・しをん1976年生まれ。‘00年『格闘する者に○』でデビュー。‘06年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞、‘12年『舟を編む』で本屋大賞、‘15年『あの家に暮らす四人の女』で織田作之助賞受賞。※『anan』2017年8月2日号より。写真・土佐麻理子(三浦さん)水野昭子(本)インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2017年07月26日雨天でも楽しめる! 博多の体験型博物館「ハクハク」九州の玄関口・JR博多駅のお隣、JR鹿児島本線と篠栗線が乗り入れる吉塚駅から、徒歩20分の場所にある「博多の食と文化の博物館 ハクハク」。福岡の老舗明太子ブランド「ふくや」が、かねてより明太子の製造工場として使用していた場所に、福岡の食と文化を継承するための博物館をオープンしました。博多の街で生まれて以降70年に渡って福岡県民に愛されてきた「ふくや」の明太子。その歴史や製造工程を学べる施設になっています。体験型の観光スポットが少ない福岡市内で、雨天でも楽しむことができる、大人気の新スポットです!世界にひとつの「my明太子」作りにチャレンジ!館内は「工場見学」「体験工房」「ショップ」「ミュージアム」「カフェ」の5つに分かれています。どれもとても気になるブースばかりですが、中でも人気なのが、明太子の製造過程を学べる「工場見学」と「体験工房」。博物館の2Fにある工場では、流通しているすべての明太子を製造していて、その量は年間なんと1,000t!ベテラン製造員さんが丁寧に明太子を作っていく工程を見学できます。見学通路には、辛子明太子にちなんでスパイスの香り比べクイズ、明太子の計量ゲームを体験できるコーナー、70年前の「ふくや」の店舗を再現したコーナーなど、楽しい仕掛けも盛りだくさんです。1Fには博多の食と文化の博物館のテーマの通り、博多の「祭」・「食」・「工芸」に触れられるミュージアムもあるので、「博多の文化」を心ゆくまで堪能できます。「体験工房」では“世界でひとつの「my明太子」作り(3本約100g 1,500円)”が体験できます。インストラクターの指導のもと、唐辛子やブラックペッパーなどをブレンドしながら、自分好みの明太子を作れるので、出来上がった明太子の味も格別です。予約制ですが、当日空きがあれば飛び込みも可能なので、ぜひぜひチャレンジしてみてください。明太子、明太子、明太子なカフェ&ショップコーナー♡見学や体験を終えると、やっぱり明太子が食べたくなるもの。館内にはカフェスペースもあり、お餅に明太マヨを包んだ「明太焼きもち(150円)」や3種類の明太子とごはんが楽しめる「ちょこっとごはん(200円)」など、ハクハクでしか味わえないメニューも。どれも明太子を贅沢に使ったものばかりなので、明太子好きにはたまりません。お腹が満たされたあとは、お土産コーナーへ。 ショップには100種類を超える明太子商品がラインナップされています。「ふくや」を代表する「めんツナかんかん」や「tubu tube」など、常温保存ができるものや日持ちするものもたくさんあるので、シーンに合わせたぴったりのお土産がきっと見つかるはず。ぜひハクハクで忘れらない思い出を作ってください。取材・文/ ワタナベユウミスポット情報スポット名:博多の食と文化の博物館 ハクハク住所:福岡県福岡市東区社領2-14-28電話番号:092-621-8989
2017年07月17日日本が初の巡回展! 「大英自然史博物館展」ロンドンの人気スポット「大英自然史博物館」の貴重な収蔵品が集結する「大英自然史博物館展」は、上野の国立科学博物館にて6月11日(日)まで開催中。大英自然史博物館初の巡回展で、日本の巡回が一番最初に選ばれました。収蔵された8000万点以上の標本の中から、厳選されたコレクションを約370点を展示。日本初公開の動植物や化石、鉱物、自然史研究を支えた資料など、ユニークな展示品が揃っています。自然史研究の至宝を和モダンにアレンジ「サファイアのターバン用ボタン」や「呪われたアメジスト」など、本展の代表的な展示品を描いた「九谷焼 豆皿(各1200円)」。日本の伝統的な“宝尽くし”文様が、大英自然史博物館の“至宝尽くし”にアレンジされています。ポップなカラーリングが特徴の総柄もラインナップし、和モダンなインテリアとしてもおすすめです。ユニーク&キュートなキューピーが登場「コスチュームキューピー(各700円)」は始祖鳥、ダーウィン、猫のミイラの全3種類。始祖鳥の羽の質感やミイラの文様、ダーウィンの髭など、細部まで精巧に作りこまれています。どれも個性的で可愛らしいデザインです。始祖鳥がクラシカルノートのモチーフに!日本を代表する高級クラシックノートとコラボした「ツバメノート(各350円)」。おなじみのツバメのモチーフが始祖鳥になった、遊び心満点のアイテムです。豪奢な博物館モチーフとスケッチ風のモアモチーフも要チェック!取材・文/五十嵐綾子イベント情報イベント名:国立科学博物館催行期間:2017年03月18日 〜 2017年06月11日住所:台東区上野公園7-20
2017年04月20日常時約2,000点もの資料を展示! 「江戸東京博物館」の常設展示室両国にある江戸東京博物館は、「未来の都市と生活を考える場」としてオープン。約9,000㎡にも及ぶ大きな常設展示室には、資料の入れ替えを定期的に行いながら常時およそ2,000点もの資料を展示。江戸の家屋、経済活動、行事など、様々な展示がある空間は、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのよう。常設展示は大きく分けて「江戸ゾーン」「東京ゾーン」のふたつがあり、現代までの移り変わりを学べる「東京ゾーン」をご紹介します。現代への繋がりが見えてくる「東京ゾーン」明治維新を経て、江戸幕府が終わりを迎えるとともに江戸は「東京」と改称し、文明開化が始まります。西洋文化の影響を顕著に感じられる、鹿鳴館やニコライ堂、銀座煉瓦街などの精巧なジオラマは必見です。それぞれ1時間に3回模型が動くので、音や照明による演出をぜひ楽しんでみて。明治初期の庶民の暮らしは、まだ江戸時代からさほど変わらないものでしたが、明治政府が進めた殖産興業の政策により徐々に近代化されていきます。日本で初となるエレベーターが設置された「凌雲閣(浅草十二階)」は関東大震災により倒壊してしまいますが、大きな復元模型で再現されており、思わず記念撮影したくなるほど迫力があります。関東大震災により大きな被害を受けながらも、東京は郊外化が進み、大東京ができあがり、人々の生活も大きく変化します。展示の中でも「大東京35区・鉄道路線」と「人口の変遷地図」は多くの人が足を止めて見入っていました。タクシーとして利用されたフォードA型・4ドアセダンの実物も展示されています。その後、日本は長い戦争状態に入ります。戦時中の生活が分かる住まいの模型、東京大空襲の様子など、辛い時代を乗り越えて現代へ至った歴史背景が語られています。懐かしのあの時代も歴史として展示80年代、90年代の展示ゾーンは、見覚えのあるモノたちばかり。自分も過ごした懐かしのあの頃が歴史として展示されているのは、なんとも不思議な気分になります。「今この一瞬も歴史になっていく」と改めて実感させてくれる「江戸東京博物館」。何気ない日常がもっと面白く見えてくるかも知れません。取材・文/中野さゆみスポット情報スポット名:江戸東京博物館住所:東京都墨田区横網1-4-1電話番号:03-3626-9974
2017年03月29日東京国立博物館にて4月11日から6月4日まで開催される特別展「茶の湯」にて、HIGASHIYAが限定商品を販売する。同博物館では37年ぶりとなる本格的かつ大規模な“茶の湯”がテーマの展覧会となっており、HIGASHIYAからは同展のために「落雁」(10個/1,300円)と「奉天」(800円)の2品が登場する。
2017年03月23日「江戸東京博物館」江戸ゾーンをご紹介♪JR両国駅西口から徒歩3分、高床式の倉をイメージして造られたユニークなデザインの大きな建物が江戸東京博物館です。約9,000㎡にも及ぶ大きな常設展示室は、大きく東京ゾーンと江戸ゾーンに分かれており、今回は江戸ゾーンにフォーカスしてご紹介します。お江戸の町を疑似体験できる! 原寸大の日本橋常設展示室のスタートは、大きな橋を渡ります。これは、江戸に幕府が開かれた1603年にかけられた日本橋の模型。高さと幅は実寸大、長さは実際の寸法である25間(約51m)の半分で造られています。渡った先には、この日本橋を含めた江戸の町並みが広がるジオラマ模型が。人形も指先、足先まで精巧に造られており、思わず見入ってしまいます。周辺には、江戸城と町割りをテーマにした展示がなされています。大名の駕籠に乗って、お殿様気分♡ここで体験できる人気スポットが、大名の駕籠です。実際に美作国津山藩藩主が使っていた駕籠の複製で、乗り込んで写真を撮ることができます。タイムスリップ! 江戸の町人の暮らしを体験エスカレーターを一つ下りると、町の暮らしをテーマにした展示エリア。当時の雰囲気が分かる、数多くの実寸大模型が連なっており、まさにタイムスリップした気分になります。江戸の一般的な住宅“棟割長屋”で出産シーンやお台所、寺子屋など、実際の町人の暮らしの様子を覗きこんでみたり。町火消が使った15㎏もある纏を振って、あまりの重さに情けないほどぎこちない動きになってしまったり、江戸時代のファストフード“江戸前寿司”のレプリカを見て、当時の一貫の大きさと赤酢によってシャリが赤みがかっていることに驚いたり。現在の暮らしに紐づく、興味深い展示ばかりです。江戸ゾーンのフィナーレ! 原寸大の中村座日本橋を渡っているときに脇に見えるほど大きい建物は、江戸の代表的な歌舞伎小屋である中村座の正面部分。原寸大で復元されています。人気のフォトスポットで、実際にここを舞台に、落語をはじめ、三味線や尺八といった古典芸能を間近で楽しめる催し物も開催されています。館内をぐるりと一周したあとは、江戸時代が決して現代とほど遠い存在ではなく、ぐっと近づいたような感覚になります。大人になったからこそ感じられる、驚きや発見がここでは待っているかも知れません。取材・文/中野さゆみスポット情報スポット名:江戸東京博物館住所:東京都墨田区横網1-4-1電話番号:03-3626-9974
2017年03月22日東京国立博物館(東京・上野公園)では、2017年3月14日(火)~4月9日(日)まで桜にちなんだ名品を展示し、さまざまなイベントも開催する春の恒例企画『博物館でお花見を』が実施されます。展示室では名品に咲く桜、自慢の庭園では約10種類の桜が花を咲かせます。この記事では、編集部おすすめのイベントをピックアップしてご紹介します!歴史にふれて、花をめでて。春だけの特別なトーハク●「源氏物語図屏風(若菜上)」猫が開けた御簾(みす)の隙間から、柏木が女三宮を目撃。満開の桜が恋の始まりを祝福しています。●「山海愛度図会・花をごらんあそばしたいさまざまな花の意匠で身を飾った、彼女自身が花のよう。桜のようにも見える金色の髪飾りが特徴です。●春の庭園開放当館自慢の庭園を期間限定で開放されます。2017年は特別に、例年より長く実施します。展示室で桜の作品を見たあとは、庭園でゆったりとお花見を楽しめます。また、特別展「茶の湯」の開幕に合わせて、4月11日(火)~5月7日(日)まで転合庵の内部を外から見ることも可能です。期間3月14日(火)~5月7日(日)10:00~16:00(ライトアップ実施日は19:30まで)※庭園ライトアップは3月31日(金)、4月1日(土)・7日(金)・8日(土)、19:30までこのほか、スタンプラリーや音楽なども楽しめます。ぜひ詳細を公式HPでチェックして、春のおでかけを楽しんでくださいね!■開催概要■イベント名:博物館でお花見を期間:2017年3月14日(火)~4月9日(日)開館時間:9:30~17:00※ 金・土曜日は20:00まで、4月2日(日)・9日(日)は18:00まで※ 入館は閉館の30分前まで休館日:3月21日(火)観覧料:一般620円(520円)/大学生410円(310円)※ ()内は20名以上の団体料金※ 高校生以下、および満18歳未満と満70歳以上の方は無料。入館の際に年齢のわかるものをご提示ください。※ 障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に障がい者手帳などをご提示ください。ウェブサイト:
2017年02月20日東京・上野の東京国立博物館で、春の恒例企画「博物館でお花見を」が2017年3月14日(火)から4月9日(日)まで開催される。「博物館でお花見を」では、桜にちなんだ作品を展示するほか、春の庭園開放や参加型のイベントなども同時に開催。展示室では作品に咲く桜、庭園では約10種類の桜を堪能できる。桜と楽しむ名画の数々本館では、今から400年前のお花見を描いた、狩野長信の国宝「花下遊楽図屏風」を展示。さらに、伝土佐光則の「源氏物語図屏風(若菜上)」や仁阿弥道八の「色絵桜楓文木瓜形鉢」、そして歌川国芳の「山海愛度図会・花をごらんあそばしたい」など桜景色を今に蘇らせる名品が集まる。また、桜をモチーフにした工芸品「流水に桜透鐔」、サクラ材を使用した平安時代の仏像「不動明王立像」といった桜に関連する作品も。展示室でゆっくりとお気に入りの桜を見つけてほしい。期間限定、春の庭園開放期間限定で春の庭園開放を実施。2017年は特別に例年より長く、3月14日(火)から5月7日(日)まで開催される。期間中の4日間は、桜の咲く季節に合わせて庭園ライトアップも行われ、日の落ちたころ、日中とは違う表情を見せる花々も楽しめる。また、特別展「茶の湯」の開幕に合わせて4月11日(火)から5月7日(日)までの間は、転合庵の内部を外から見ることができる。五感で楽しむ桜にまつわるイベント桜は見るだけでなく、触れて、食べて、聴いて、楽しむことができるものだ。「博物館でお花見を」ではそんなイベントが満載。展示中の桜をモチーフにした作品のぬりえ体験や、アーティストによる無料のミニコンサート「桜の街の音楽会」といったコンテンツも展開。春の訪れを、本イベントを通して五感で感じてみてはいかがだろう。【詳細】春の恒例企画「博物館でお花見を」期間:2017年3月14日(火)~4月9日(日)開館時間:9:30~17:00※金・土曜日は20:00まで、4月2日(日)・9日(日)は18:00まで。※入館は閉館の30分前まで。場所:東京国立博物館住所: 東京都台東区上野公園13-9休館日:3月21日(火)観覧料:一般 620円(520円)/大学生 410円(310円)※()内は20名以上の団体料金。※高校生以下、および満18歳未満と満70歳以上の方は無料。入館の際に年齢のわかるものを提示。※障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に障がい者手帳などを提示。■春の庭園開放期間:3月14日(火)~5月7日(日)10:00~16:00・庭園ライトアップ日時:3月31日(金)、4月1日(土)・7日(金)・8日(土) 19:30まで■さくらカフェ期間:3月14日(火)~5月7日(日)営業時間:10:00~16:00 (ライトアップ実施日は18:00まで)※ラストオーダーは閉店の15分前。※悪天候により中止の場合あり。■桜イベント(一部)・桜ワークショップ「春らんまん桜ぬりえ」日時:2017年3月23日(木)~2017年3月26日(日) 各日11:00~16:00会場:本館2階ラウンジ※ぬりえシートがなくなり次第終了。・桜の街の音楽会チェロ・ソロ日時:3月31日(金)13:00~13:20会場:本館大階段ヴァイオリンとヴィオラのデュオ日時:4月3日(月)13:00~13:20会場:法隆寺宝物館エントランス
2017年02月18日長崎の陶磁器‟波佐見焼”を集めた「はさみストア」が、JR博多シティ アミュエスト1F ポップアップステージにて、2017年2月17日(金)から3月26日(日)まで期間限定オープン。江戸時代から400年以上続く歴史ある長崎県の波佐見焼。観光スポットとしても近年注目を集める長崎県波佐見町から、これからの波佐見を代表する窯元・メーカーやインテリア雑貨などが大集合する。実用性とデザイン、豊富なカラーバリエーションにこだわりを持った、HASAMIブランド「マルヒロ」、波佐見焼のオピニオンリーダーともいえる「西海陶器」が出店。また、TSUTAYAとコラボレーションした紙製のクラッチバッグやブックカバーを開発する「岩嵜紙器」など、ここでしか手に入らない新商品や期間限定アイテムなどが並ぶ。江戸時代から現代まで進化してきたモダンでおしゃれな波佐見焼をぜひチェックしてみてはいかが。【詳細】はさみストア開催期間:2017年2月17日(金)~3月26日(日)開催場所:AMU EST 1F POPUP STAGE営業時間:10:00~21:00住所:福岡県福岡市博多区博多駅中央街1-1参加ブランド例:マルヒロ、アイユー、岩嵜紙器、西海陶器、藍染窯、京千
2017年02月13日「大英自然史博物館展」が東京・上野の国立科学博物館にて開催中だ。会期は、2017年3月18日(土)から6月11日(日)まで。大英自然史博物館とはロンドンに位置する大英自然史博物館。世界で最も優れた博物学標本のコレクションが所蔵されており、それを一目見ようと毎年約500万人が訪れるイギリス屈指の人気観光地だ。また、300人以上の科学者や学生が所蔵コレクションを用いて病気や気候変動、地球の生物多様性への脅威といったテーマで研究に勤しんでいる研究機関でもある。世界初の巡回展が東京に本展では、そんな貴重なコレクションが博物館の外を出る初めての世界巡回展で記念すべき最初の展覧会。人類の歴史をめぐる、動植物や化石、岩石および鉱物などの8000万点に及ぶ膨大なコレクションから選りすぐりの約370点を展示する。そのほとんどが本国の常設展にも出ていないもので、ほぼすべて日本初公開となる。さらに会場では、様々な映像が上映されるので、科学知識や歴史の流れといった標本に隠されたストーリーを捉えながら楽しめる。今回、東京に上陸した約370点の至宝を「化石や骨」「動物・鳥類の標本」「隕石・水晶などの鉱物」という3つの切り口で紹介。展示会の魅力に迫る。再現動画と共に想像を膨らます「化石や骨」会場に並ぶ化石や骨の中には、最古の鳥類とされた「始祖鳥」や約500年前に発見された巨大な“飛べない絶滅鳥”の「モア」、皮膚がゾウより固い1500kgの「オオナマケモノ」などがいる。骨を元に再現した彼らの当時の姿が動画で映し出されているので、骨と比較して見ると興味深い。動画には絶滅した動物たちが、夜の静まり返った大英自然史博物館を練り歩いたり、獲物を食べたりするユニークなCG映像が流れている。今にも動き出しそうな「動物・鳥類の標本」今にも動き出しそうな動物や鳥の標本は、インパクトがある展示物の1つだ。“飛べない鳥”の「ヒクイドリ」や羊を守るために駆除され、絶滅に追いやられた「タスマニアンタイガー」、さらに氷点下の南極に生息していた「皇帝ペンギン」の雛などの標本が置かれている。俳優・山田孝之の音声ガイダンスが語る時代背景とともに、ぜひチェックしたい。ミステリアスな輝きを放つ「隕石・水晶」などの鉱物石好きの人にはたまらない隕石や水晶などの展示コーナー。ここでは九州の薩摩に落ちたとされる隕石、愛媛で発見された高品質のアンチモナイト(輝安鉱)などが見られる。他にも、山梨で発見された2つの水晶がひとつに合体した「日本式双晶」、1851年ロンドン万博で初公開されたダイヤモンドなどがお目見え。多種多様な岩石や鉱物からは、我々の暮らす惑星が形成されたプロセスを物語る豊富な情報を読み取ることができる。記念に持ち帰りたいグッズ物販コーナーでは、本展の目玉標本の1つ「始祖鳥」をモチーフにしたグッズが登場。キーホルダーは、大英自然史博物館にあるステンドグラスをイメージした色合いで、光に透かすとカラフルに輝くアイテム。また、可愛らしいぬいぐるみや春を感じる桜色になったマスコットも。そのほか、紫の色合いが美しいアメジストや自然現象でバラのような形状に成長した石「砂漠のバラ」などの珍しい鉱物も手に入る。記念にいかがだろう。【詳細】大英自然史博物館展会期:2017年3月18日(土)〜6月11日(日)会場:国立科学博物館住所:東京都台東区上野公園7-20開館時間:9:00〜17:00※金・土曜日は20:00まで。※ 4月28日(金)〜30日(日)および5月3日(水・祝)〜7日(日)は21:00まで、5月1日(月)・2日(火)は18:00まで。※入館は各閉館時間の30分前まで。※春休み中、GW中の日中および会期末は混雑が予想される。会期前半、平日の来場がおすすめ。※開館時間、休館日等を変更する場合あり。最新の情報については公式サイト等を要確認。休館日:3月21日(火)、4月10日(月)、17日(月)、24日(月)、5月8日(月)、15日(月)、22日(月)、29日(月)※開館時間、休館日等を変更する場合あり。入場料:一般・大学生 1,600円 / 小・中・高校生 500円※3月22日(水)より、整理券での対応を開始。※混雑時は受け取りの整理券に記載の時間での入場となる。※整理券の導入により、混雑時に入場までずっと列で並ぶのではなく、整理券に記載された入場時間までは常設展を楽しむなど、館内で過ごすことが可能に。
2016年12月04日2017年1月2日(月・休)から1月29日(日)の期間中、上野の東京国立博物館で、新春企画「博物館に初もうで」が開催されます。この時期だけ公開される名品を堪能!新春企画「博物館に初もうで」は2003年から実施されており、毎年多くの人に楽しまれている定例企画です。イベント開催中は、国宝「松林図屏風」(長谷川等伯筆)をはじめとする、選りすぐりの作品が期間限定で特別公開されます。ほかにも、2017年の干支・「酉(とり)」を題材にした作品や、松竹梅や鶴、富士山など、吉祥をテーマにしたお正月らしい、おめでたい作品が多数展示されます。イベント情報をチェック!館内での展示のほかにも、新春を華やかに彩るいけばなや、和太鼓、獅子舞、落語など伝統芸能のイベントも開催されます。●イベントスケジュール【2017年1月2日(月・休)】・10:30「和太鼓」批魅鼓・11:10「曲独楽」三増紋之助 「落語」三遊亭歌奴・11:50「獅子舞」東都葛西囃子中村社中・13:10「和太鼓」批魅鼓・13:50「曲独楽」三増紋之助 「落語」三遊亭歌奴・14:30「獅子舞」東都葛西囃子中村社中・15:10「ニューイヤーオペラコンサート」カンターレ2020【2017年1月3日(火)】・10:30「和太鼓」湯島天神白梅太鼓・11:10「曲独楽」三増紋之助 「落語」 三遊亭歌奴・11:50「獅子舞」東都葛西囃子中村社中・12:30「クラリネット・コンサート」ジュリアンズ・13:10「和太鼓」湯島天神白梅太鼓・13:50「曲独楽」三増紋之助「落語」三遊亭歌奴・14:30「獅子舞」東都葛西囃子中村社中・15:10「クラリネット・コンサート」ジュリアンズ今年のお正月日は、日本の伝統文化に触れて過ごしてみてはいかがでしょうか。■イベント詳細名称:新春企画「博物館に初もうで」開催期間:2017年1月2日(月・休)~1月29日(日)営業時間:9:30~17:00※金曜、土曜は20時まで開館(特別展を除く)※入館は閉館の30分前まで休館日:月曜日、2016年12月24日(土)~2017年1月1日(日・祝)※1月2日(月・休)、9日(月・祝)は開館、10日(火)は休館アクセス:東京都台東区上野公園13-9JR上野駅公園口、鶯谷駅南口から徒歩10分東京メトロ上野駅・根津駅、京成電鉄京成上野駅から徒歩15分観覧料:一般620円(520円)、大学生410円(310円)※( )内は20名以上の団体料金。※特別展は別料金。※高校生以下、および満18歳未満と満70歳以上の方は無料。※障がい者とその介護者1名は無料。URL:
2016年12月04日東京・上野公園にある東京国立博物館で新春企画「博物館に初もうで」が開催される。期間は2017年1月2日(月・休)から1月29日(日)まで。正月といえば、初詣。年が明けてから、友達や家族と出かける予定を立てている人も多いはず。この時期にあわせて東京国立博物館で行われるのが、新春企画「博物館に初もうで」。2003年から続いている人気企画で、2016年は正月2日・3日で約1万3千人、1月末までの期間中を通して約6万人が来館した。イベントでは、1年のうちで最も日本らしさを感じることができる「お正月」という時期に、「日本文化の玄関口」である東京国立博物館で、日本美術や伝統芸能をまるごと体験できる企画が実施される。イベント当日は、当館所蔵の国宝「松林図屏風」(長谷川等伯筆)をはじめとする、選りすぐりの作品を期間限定で特別公開。2017年の干支・「酉(とり)」を題材にした作品や、松竹梅や鶴、富士山など、吉祥をテーマにしたお正月らしいめでたい作品の数々も展示される。年初めから神社や寺院だけでなく、芸術に触れるのもいい思い出になりそうだ。また、作品の展示のみではなく、新春を華やかに彩るいけばなや、和太鼓、獅子舞、落語など伝統芸能のイベントも催され、日本の伝統文化に触れる機会として、家族やカップルで楽しむことができるのも嬉しい。この機会にぜひ、お正月は博物館で過ごしてみて。【開催概要】博物館に初もうで開催期間:2017年1月2日(月・休)~1月29日(日)営業時間:9:30~17:00※金曜、土曜は20時まで開館(特別展を除く)※入館は閉館の30分前まで休館日:月曜日、2016年12月24日(土)~2017年1月1日(日・祝)※1月2日(月・休)、9日(月・祝)は開館、10日(火)は休館住所:東京都台東区上野公園13-9アクセス:・JR上野駅公園口、鶯谷駅南口から徒歩10分・東京メトロ上野駅・根津駅、京成電鉄京成上野駅から徒歩15分観覧料:一般620円(520円)、大学生410円(310円)※( )内は20名以上の団体料金。※特別展は別料金。※高校生以下、および満18歳未満と満70歳以上の方は無料。入館の際、年齢の分かるものを提示。※障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に障がい者手帳などを提示。【イベントスケジュール』■2017年1月2日(月・休)・10:30「和太鼓」批魅鼓・11:10「曲独楽」三増紋之助 「落語」三遊亭歌奴・11:50「獅子舞」東都葛西囃子中村社中・13:10「和太鼓」批魅鼓・13:50「曲独楽」三増紋之助 「落語」三遊亭歌奴・14:30「獅子舞」東都葛西囃子中村社中・15:10「ニューイヤーオペラコンサート」カンターレ2020■2017年1月3日(火)・10:30「和太鼓」湯島天神白梅太鼓・11:10「曲独楽」三増紋之助 「落語」三遊亭歌奴・11:50「獅子舞」東都葛西囃子中村社中・12:30「クラリネット・コンサート」ジュリアンズ・13:10「和太鼓」湯島天神白梅太鼓・13:50「曲独楽」三増紋之助 「落語」三遊亭歌奴・14:30「獅子舞」東都葛西囃子中村社中・15:10「クラリネット・コンサート」ジュリアンズ※雨天時は、場所を変更、または中止になることがある。【その他イベント】■寛永寺根本中堂特別参拝根本中堂、徳川歴代将軍の肖像画[油画]、四天王像[江戸時代・元和6年(1620年) 台東区登録文化財]、十二神将像[江戸時代・元禄15年(1702年)]を公開。日程:2017年1月2日(月・休)、3日(火)10:00~15:00■VR作品無料上演 無料上演VR作品『江戸城の天守』(仮)を東洋館ミュージアムシアターにて無料上演。※上演時間を一部変更する場合があり。日程:2017年1月2日(月・休)、3日(火)の2日間上演時間:10:00、11:00、12:00、13:00、14:00、15:00、16:00定員:各回ともに90名※上演時間を一部変更する場合があり。※鑑賞には東洋館前で9:30より配布する整理券が必要。■いけばな日程:2017年1月2日(月・休)~1月15日(日)会場:正門、本館玄関、本館エントランスいけばな:池坊・蔵重伸氏■ミュージアムショップからお年玉ミュージアムショップで2,000円以上購入の人、各日先着600名様にミュージアムグッズをプレゼント。また、美術図書バーゲンセールを同時開催。※本館ミュージアムショップのみ。日程:2017年1月2日(月・休)、3日(火)■ホテルオークラレストラン ゆりの木からお年玉ゆりの木の利用者、各日先着150名に伊予の水引の箸置きをプレゼント。日程:2017年1月2日(月・休)、3日(火)
2016年12月01日陶磁器会社のナガエ(NAGAE)による「ホテルレストランウェア せともの市」が、10月27日から11月20日までパスザバトン表参道店内のパスザバトンギャラリー(PASS THE BATON GALLERY)にてスタートした。ナガエは1300年の歴史を誇る日本六大古窯のひとつである“瀬戸”の地で、1908年に磁器の型職人の長江兼松が興した伝統の技術を受け継ぐ陶磁器会社。今回開催される「せともの市」では、カタログでは取り上げられていないデッドストック品や、生産の工程でどうしても出てしまうB品を一堂に展開。高級レストランで使用されているリュクスなものから、カフェなどで使用されているカジュアルなものまで、一般の流通ではあまり出回らない業務用食器をメインに様々な陶磁器が取りそろえられた。11月5日、12日、19日の14時から18時には、オリジナルの陶磁器が作れるワークショップも開催。マグカップやプレートにフルーツやフラワーなどの絵付け転写シールを選んで貼り付けることで世界にひとつだけのアイテムを作ることができる。【イベント情報】「ホテルレストランウェア せともの市」会場:パスザバトンギャラリー住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ地下2階 パスザバトン表参道店内会期:10月27日~11月20日時間:11:00~21:00(日祝日は20:00まで)
2016年10月28日東京国立博物館が、夜空の下で映画鑑賞を行う「博物館で野外シネマ」を開催する。開催日は2016年10月14日(金)、15日(土)。2014年に実施した第1回では『時をかける少女』、第2回では『銀河鉄道の夜』を上映。毎年、好評を博している。今回は、『君の名は。』が公開中の新海誠監督による『秒速5センチメートル』を上映。本作は、山崎まさよしによる主題歌を背景に、切ない男女の恋愛模様を描いた連作ラブストーリー。海外の映画賞を受賞するなど、国内外で評価されている。映画は、本館前に巨大スクリーンを設置し、1000席程度のイスを用意して上映。屋台も多数出店して、映画を盛り上げる。さらに、「博物館で野外シネマ」当日は、特別展「平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち」(別途料金が必要)を含め、22時までの特別夜間開館を実施。映画鑑賞後にも展示室を観ることができる。【開催概要】「博物館で野外シネマ」開催日時:2016年10月14日(金)、15日(土) 19:00~ (上映時間:63分程度)上映作品:新海誠監督『秒速 5 センチメートル』(2007 年、CoMix Wave Films)会場:東京国立博物館(上野公園内) 本館前※雨天時は中止(当日朝 10:00 までに公式ツイッター等で告知)料金:無料(ただし当日の入館料が必要)総合文化展観覧券(入館料)はローソンチケットでも販売(L コード:32431)※特別展は別途料金が必要「博物館で野外シネマ」イメージイラスト©shunshun
2016年09月18日東京都江戸東京博物館で2016年9月13日(火)から11月6日(日)まで、シーボルトの没後150年を記念した特別展「よみがえれ! シーボルトの日本博物館」が開催中です。シーボルトが2度目の来日の際に収集し、現在はミュンヘン五大陸博物館に所蔵されているシーボルト・コレクションなどが再び日本に上陸します。中でも、シーボルトが亡くなる直前に開いた「最後の日本展示」を再現したコーナーは必見です。学問の秋・芸術の秋にぴったりの企画展となっています。日本を愛したシーボルトのコレクションを公開!江戸時代後期に医師として来日し、日本学の祖として知られる博物学者・シーボルト。彼の没後150年を記念した特別展「よみがえれ! シーボルトの日本博物館」が、東京都江戸東京博物館で2016年9月13日(火)から始まりました。シーボルトはドイツの地方都市生まれ。日本に西洋医学を伝えたドイツ人の医師という顔のほかに、博物学者という顔も持っていたことで知られており、日本の自然や文化、国情に関わる情報や資料を精力的に収集しました。しかし、禁制品の高精度な日本地図「伊能図」を持ち出そうとしたことが明るみになり国外追放。その後、幕末の1859年に再来日を果たし、3度目の準備中にこの世を去ってしまいました。展覧会の見どころをご紹介!今回は、2回目の来日時に集め、現在はドイツのミュンヘン五大陸博物館に保管されている資料と、シーボルトの末裔にあたるフォン・ブランデンシュタイン=ツェッペリン家所蔵の関係資料から厳選された約300点が里帰り。シーボルトが思い描いた日本博物館構想をコンセプトに、貴重なコレクションを再構成します。中でも、1番の見どころは、シーボルトが亡くなる直前にミュンヘンで開催した「最後の日本展示」について、シーボルトの長男アレクサンダーのリストをもとに再現するコーナーです。また、ドイツの子孫宅から発見された、伊能図の写しを基にした地図が、展覧会の目玉として登場。こちらも要注目ですよ。ほかにも、シーボルト自筆のコレクション解説や、門弟・伊藤圭介の肖像など、今まで紹介されなかった資料も出展予定となっています。イベント詳細名称:特別展「よみがえれ! シーボルトの日本博物館」会場:東京都江戸東京博物館住所:東京都墨田区横網 1-4-1開催期間:2016年9月13日(火)~11月6日(日)休館日:月曜日(ただし2016年9月19日(月)・10月10日(月)は開館)、10月11日(火)開館時間:9:30~17:30(土曜日は19:30まで) ※入場は閉館の30分前まで電話番号: 03-3626-9974公式サイト:
2016年09月15日著者撮影日本で有名な陶磁器といえば、有田焼や九谷焼などを思い浮かべるだろう。ベトナムでは、北部に代表される色柄が豊富な「バッチャン焼」と素朴でレトロな味わいの南部の「ソンベー焼」が有名だ。また、近年では、ベトナム発のモダンなデザインの器も登場している。 雑貨や料理が好きな人は、旅行の思い出にベトナムの器をお土産にしてみては?今回はベトナムの器4種類とそれらが買える代表的なお店をご紹介。ショッピングの参考にしてみて。 1.バッチャン焼著者撮影AUTHENTIQUEハノイ近郊の村、バッチャンで伝統的な製法で作られる陶器。柄は手書きで、自然をモチーフにしたものが主。それぞれの柄には「幸運」「金運」などの意味が込められている。著者撮影AUTHENTIQUEレタントン通りとマックティブォイ通りに店舗を構える「AUTHENTIQUE」では、モダンなデザインのバッチャン焼が多数。他に伝統的なデザイン、青磁や白磁のシンプルなものも。————————————「AUTHENTIQUE」の> 2.ソンベー焼著者撮影QUAN BUIにて。棚に並んでいるのがソンベー焼ホーチミン市から車で1時間のところに位置するビンズオン省(旧ソンベー省)で作られる陶器。ベージュ地に紺色の縞模様が入ったもの、温かみのあるレトロな花柄が描かれているものが多い。何枚も重ねて焼き上げるため、重なっていた部分に凹凸ができていたり、色がまばらになっていることもあるが、それも庶民的なソンベー焼きの持ち味となっている。著者撮影ビンタイ市場今では目にする機会が少なくなってしまったが、ドンコイ通りの雑貨店や「QUAN BUI(ベトナム家庭料理レストラン)」、チョロン(中華街)のビンタイ市場では少し取扱いがある。————————————「QUAN BUI」の> 3.amaï (アマイ)著者撮影SADEC DISTRICTベルギー人女性とオランダ人女性の2人が手がけるベトナム発のおしゃれなテーブルウェアブランド。手にとってみると、その薄さと軽さにきっと驚くはず!デザイン性が高いだけでなく、とても丈夫で、重ねて収納ができ、電子レンジ使用可能と実用性も兼ね備えている。著者撮影SADEC DISTRICTホーチミンでは、2区の子供も楽しめるカフェ「the Snap Café」や1区のセレクトショップ「SADEC DISTRICT」で取扱いがある。特に中心部にある「SADEC DISTRICT」はアクセスがよく、種類が豊富に揃っているのでおすすめ。お土産にぴったりなギフトセットもある。————————————the Snap Café(ザ・スナップカフェ)URL:営業時間:7:30~22:30電話番号:(+84)8-3519-4282住所:32 Tran Ngoc Dien , District2 , Ho Chi MinhSADEC DISTRICT(サデック・ディストリクト)URL:営業時間:9:00~21:00電話番号:(+84)8-3911-7547住所:3A Ton Duc Thang , District1 , Ho Chi Minh 4.漆器©NGAホーチミンには漆器を扱うお店が多い。漆器と一言で言っても、シックな色合いのものからポップなものまで、さまざまなデザインがある。マックティブォイ通りからレタントン通りに移転した「NGA(ガー)」では、芸術性の高い美術品のような漆器を多数扱っている。©NGA————————————Nga(ガー)URL:営業時間:8:00~21:00電話番号:(+84)8-3823-8356住所:91 Le Thanh Ton , District1 , Ho Chi Minh ©TRIPPINGカラフルでポップなデザインを探しているなら、ドンコイ通りの雑貨店やレロイ通りのセレクトショップ「DUY TAN」を覗いてみよう。お箸がセットになった丼、レンゲなどがある。————————————DUY TAN(ユイタン)URL:営業時間:9:00~20:00電話番号:(+84)8-3824-4860住所:76A Le Loi , District1 , Ho Chi Minh (text & photo:グッチ) ぐるりホーチミン歩き〜美味しいと可愛いを探して〜その他の記事を読む>
2016年08月19日東京都台東区、上野公園にある東京国立博物館では、8月30日(火)から10月23日(日)まで、上海博物館とコラボレーションした特別展示「博物館でアジアの旅」が開催されます。期間中はスペシャルツアーやワークショップなどのさまざまなイベントも開催されます。上海博物館からやってくる、中国屈指のコレクション今年で3回目を迎える「博物館でアジアの旅」は「東博(トーハク)×上博(シャンポー) 夢のコラボ」と題され、上海博物館と国立博物館のコラボレーションによる特別展示が実現します。上海博物館は、中国美術の魅力に焦点を当てます。青銅器や陶磁器、書跡、絵画、彫刻など12万件におよぶ極めて質の高いコレクションを誇る博物館。会場には上海美術館と国立博物館が収蔵する中国美術の名品が勢ぞろいします。●「特集展示上海博物館との競演」来日するコレクションは55点。仏像、絵画や書籍、陶磁、青銅器、染織、調度などの各分野に及びます。仙人の群像を色糸の美しい色彩で織り上げた明時代(16〜17世紀)の絵画「緙絲仙人図壁掛」や、腰をひねって立つ艶かしい姿の「菩薩立像」(唐時代7~8世紀)、景徳鎮の陶磁「青花蓮龍文碗」(明時代・正徳年間)、壮麗な花鳥画「緙絲花鳥図壁掛」(清時代18世紀)など、いずれも見逃せない名品ぞろいです。展示室ではこれらのコレクションが国立博物館所蔵の品々とともに展示され、まさに夢の共演を演出します。●スペシャルイベントも充実展覧会期間中の9月27日(火)から10月10日(月・祝)はイベント集中期間に設定され、研究員と展示室をめぐるスペシャルツアーやワークショップなど、様々なイベントが企画されています。期間中毎日行われる東京博物館研究員による「スペシャルツアー中国美術をめぐる旅」では、日替わりで様々なテーマに合わせて展覧会を堪能する60分のツアーを開催。9月28日、10月9日、10日の3日間は、毎日13:30〜と15:00〜の2回、中国太陽芸術団による雑技や、古筝や馬頭琴、シタールなど中国楽器の演奏も行われます。10月4日はタレント壇蜜さんによるトークショー「イブニングトーク壇蜜さんと楽しむ中国美術の旅」も開催されます(定員90名博物館ウェブサイトより予約が必要となります)。■イベント情報名称:博物館でアジアの旅会場:東京都台東区上野公園13-9東京国立博物館 東洋館開催期間:2016年8月30日(火)~10月23日(日)※9月27日(火)~10月10日(月・祝)はイベント集中期間営業時間:9時30分~17時※8月31日(水)、10月22日(土)ならびに会期中の金曜日は20時まで、9月中の土・日曜、祝日は18時まで、10月14日(金)・15日(土)は22時まで※入館は閉館の30分前まで休館日:月曜日※ただし9月19日(月・祝)、10月10日(月・祝)は開館、翌日休館アクセス:JR上野駅公園口、鶯谷駅南口から徒歩10分東京メトロ上野駅・根津駅、京成電鉄京成上野駅から徒歩15分観覧料:一般620円(520円)、大学生410円(310円)※( )内は20名以上の団体料金。※9月19日(月・祝)は無料(特別展は別料金)※高校生以下、および満18歳未満と満70歳以上の方は無料公式ページ:
2016年08月14日博物館は独特な雰囲気があってワクワクしますよね。好奇心旺盛な子どもなら、博物館と聞いただけでよろこぶことでしょう。博物館は子どもが自発的に学べる最高の学び場です。博物館大好きな私が親子一緒に博物館で楽しく学ぶポイントを解説します。■ジャンルやプログラムなど、場所によってさまざま博物館には、恐竜博物館や歴史博物館、電力博物館、携帯博物館など数多くあります。私は子どものころ、歴史博物館が好きでした。両国の江戸東京博物館では、鹿鳴館の模型の屋根が時間ごとに開いて、なかの舞踏会の様子を見ることができました。展示室では模型のなかの人たちが和服を着ていて、とても驚いた記憶があります。男の子にいちばん人気があるのは恐竜博物館でしょうか。よく展示されているのが実物大で復元した骨格。迫力満点でインパクトがあります。博物館は展示品を見るだけでなく、自分でつくって楽しむワークショップや専門家が説明してくれる講座など、多彩なプログラムが用意されているところもあります。予約が必要な場合もあるので、事前に調べておくといいでしょう。■子ども自身が感じて学べるような雰囲気づくりを博物館の魅力は体験できること。恐竜なら図鑑で見るよりも実物大の複製を見たほうが「もっと詳しく知りたい!」と思うはず。「勉強しなさい」と言うよりも、「こんなにおもしろいものがあるよ」と導いてあげたほうがスムーズに受けいれてくれることでしょう。子どもが興味をしめしたら、積極的に学ぶチャンスです。ほかの来場者に迷惑をかけず、館内ルールを守っているかぎり、自由に学ばせてあげましょう。親があれこれ解説するよりも、子ども自身に読ませ、聞かせ、さわらせる。子どもが自発的に学ぶ力をはぐくむことができるような雰囲気づくりをしましょう。■質問されたら一緒に調べて考えよう子どもと博物館へ行くと、好奇心が旺盛なことに驚くでしょう。私も展示物について片っぱしから父に聞いていました。父は教えるのが好きで博識だったので、くだらない質問にも、いつもていねいに答えてくれました。展示物を見ているときに、子どもから質問されることもあるでしょう。知りたい気持ちが高まっている証拠なので、質問されたらできる範囲で答えてあげてください。問題を追及する力が養われます。答えられない質問をされた場合は、一緒に考えてみることをおすすめします。「なぜブラックホールはものを吸いこむの?」なんて聞かれても即答できませんよね。そういうときは、「調べてみよう」と親子で答えを探してみましょう。大きな博物館では学芸員が常駐しているところもあります。子どもと一緒に質問をしてみるのもいいですね。お台場の日本科学未来館では、親子で科学に触れることができる、”おや?”っこひろばや、科学技術の簡単な質問に答え、自分の意見を発信できるオピニオン・バンクなどのアクティビティが用意されています。博物館ならではのプログラムをどんどん活用しましょう。子ども時代に好きだったものは将来にも影響を与えます。いろいろな博物館を訪れて、好奇心が刺激される経験ができるといいですね。最高の学び場で、お子さんと一緒にたくさんの知識を蓄えましょう!(雨宮紫苑<フォークラス>)
2016年08月13日「小池千枝の軌跡~100年の情熱」展を長野・世界の民俗人形博物館で開催。会期は2016年9月3日(土)から11月29日(火)まで。本展では、世界の民俗人形博物館が所蔵する小池が世界各地で収集した人形たちを展示。さらに、彼女の教え子であるデザイナー達や、彼女に影響を受けたアーティストたちの作品の展示やワークショップを行い、ファッションの可能性を次世代に伝えていく。彼女の教え子としては、ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)やケンゾー(KENZO)など16名の世界で活躍するファッションデザイナーが参加。さらに、津森千里や丸山敬太は展示を行うほか、11月27日(日)には堀田瑞枝を交えてファッショントークを開催する。さらに、彼女の影響を受けた次世代を担う作家としては、まるでモノではなく生命体のような躍動感をもった帽子を製作し、アートとファッションを媒介する帽子デザイナー、日爪ノブキや、ニットデザイナーのサイチカなどが展示を行う。【開催概要】小池千枝の軌跡~100年の情熱会期:2016年9月3日(土)〜11月29日(火)会場:世界の民俗人形博物館住所:長野県須坂市大字野辺1367-1 ※水曜日は休館日開館時間:9:00~17:00入館料:500円 (中学生以下無料)■作品展示デザイナーヨウジヤマモト、ケンゾー、ケイタ マルヤマ、ツモリチサト、まとふ、ヒロコ コシノ、コシノジュンコ、MINE MAY、トクコプルミエヴォル、4298 SHIZUKA KOMURO、アツロウ タヤマ、キョウコ ヒガ、ALBEROBELLO、OSAMU MAEDA、YOSHIKI HISHINUMA、ATELIER MANIS■ファッショントーク (パネルディスカッション)開催日:11月27日(日)会場:メセナホールゲストパネリスト:津森千里・丸山敬太、堀田瑞枝※諸事情により出展者、パネリストが変更する場合あり
2016年08月05日上野地区の文化施設を網羅した共通入場券「UENO WELCOME PASSPORT」が2016年8月15日(月)に、国立西洋美術館や東京国立博物館、国立科学博物館などで発売される。「UENO WELCOME PASSPORT」は、国立西洋美術館、東京国立博物館、国立科学博物館、上野動物園、下町風俗資料館、旧岩崎邸庭園、東京都美術館、朝倉彫塑館、書道博物館の9施設の常設展等に、利用期間中各1回入場できるチケット。東京藝術大学大学美術館、東京文化会館、国立国会図書館国際子ども図書館、上野の森美術館、国立近現代建築資料館の5館では、パスポート持参者にポストカードが配布される。通常は全施設を回ると入場料は合計で4,770円(常設展等)になるところ、「UENO WELCOME PASSPORT」を利用すれば半額以下。建築家ル・コルビュジエが日本で唯一設計し、先日世界文化遺産に登録された国立西洋美術館など、日本が誇る文化施設を網羅できる。利用期間は、2016年8月15日(月)から2017年1月31日(火)まで。常設展以外にも期間中に、注目の展覧会が多数開催される。夏休みから始まり、芸術の秋、冬休み、年末年始にわたり「文化の街、上野」を満喫してみては。【概要】UENO WELCOME PASSPORT -上野地区文化施設共通入場券-販売および利用期間:2016年8月15日(月)〜2017年1月31日(火)価格:2,000円(税込)販売場所:・チケット窓口国立西洋美術館、東京国立博物館、国立科学博物館、上野動物園、下町風俗資料館、朝倉彫塑館、書道博物館、東京藝術大学大学美術館・店舗等での販売東京都美術館ミュージアムショップ、東京藝術大学大学美術館ミュージアムショップ、エキュート上野、松坂屋上野店、上野マルイ、浅草文化観光センター、東京観光情報センター(都庁第一本庁舎1階)ほか・インターネット販売上野「文化の杜」ポータルサイト内※旧岩崎邸庭園、東京文化会館、上野の森美術館、国立国会図書館国際子ども図書館、国立近現代建築資料館での販売は行っていない。■利用対象施設:いずれも期間中、各1回の利用・常設展および総合文化展への入場国立西洋美術館、東京国立博物館、国立科学博物館・入館および入園上野動物園、旧岩崎邸庭園、下町風俗資料館、朝倉彫塑館、書道博物館・指定の特別展に入場東京都美術館 以下のどちらか1回「木々との対話 ─ 再生をめぐる5つの風景」2016年7月26日~10月2日「TOKYO 書 2017 公募団体の今」2017年1月4日~1月15日・指定の特別展に100円引きで各1回入場国立西洋美術館、国立科学博物館、東京都美術館、東京藝術大学大学美術館・持参者にポストカードをプレゼント東京藝術大学大学美術館、東京文化会館、国立国会図書館国際子ども図書館、上野の森美術館、国立近現代建築資料館■期間中開催の特別展・東京国立博物館「古代ギリシャ ―時空を超えた旅―」2016年6月21日(火)~9月19日(月・祝)・国立西洋美術館「聖なるもの、俗なるもの メッケネムとドイツ初期銅版画」2016年7月9日(土)〜9月19日(月・祝)「クラーナハ展―500年後の誘惑」2016年10月15日(土)~2017年1月15日(日)・国立科学博物館「世界遺産 ラスコー展 〜クロマニョン人が残した洞窟壁画〜」2016年11月1日(火)〜2017年2月19日(日)「海のハンター展 ―恵み豊かな地球の未来―」2016年7月8日(金)〜10月2日(日)・東京都美術館「ゴッホとゴーギャン展」2016年10月8日(土)~12月18日(日)
2016年07月22日故プリンスのオンライン博物館が4日に開設した。Princeonlinemuseum.comでは、今年の4月に57歳で他界したプリンスが過去20年間において立ち上げたウェブサイトの数々がまとめられており、その中にはウェブ界から高い評価を得ながらも10年前に閉鎖したNPGミュージッククラブも含まれている。同サイトは、新技術を利用して音楽活動を実践するとともにファンとの密接な関係を築こうとしたプリンスの取り組みの1つであり、プリンスはこうした自身のウェブサイトを活用して音楽のダウンロードを可能にした初のミュージシャンの1人であった。プリンス・オンライン・ミュージアムの館長であるサム・ジェニングス氏は、ビルボード誌に「我々はプリンスのサイトのうち最も人気のある12のサイトと共にミュージアムを開設しましたが、過去20年間においてプリンスはおよそ20の異なるウェブサイトを開設してきており、そのほかにも数多くのソーシャルメディアアカウントを保持し、数えきれないほどのオンラインチャットなどで世界中のファンたちと直接つながってきました」「このミュージアムはその活動を収めると共に、プリンスがその活力にあふれた献身的なオンラインコミュニティの支援を受けながら独立した1人のアーティストとして達成した全ての偉業を刻み込んでおくものなのです」と発足の理由を説明している。このミュージアムは、プリンスの過去のサイト制作に携わったスタッフによって作られたものだそうで、ジェニングス氏は「このサイトはプリンスのこれまでのサイトを直接手掛けた人々によって作られました。我々は主催者であり、専門家なのです。これはあくまで好意によって立ち上げられたもので、金銭のやりとりはされていません。費用の発生するダウンロードもなく、会員料金なども不要ですが、我々はほぼすべてのプリンスのオフィシャルサイトの利用可能なバージョンを備えているのです」と続けた。(C)BANG Media International
2016年07月05日「よみがえれ! シーボルトの日本博物館」展が東京都江戸東京博物館で開催。会期は2016年9月13日(火)から11月6日(日)まで。この展示は江戸時代後期に医師として来日したシーボルトのコレクションを紹介するもの。シーボルトは、日本での2度の滞在で、自然や生活文化に関わる膨大な資料を収集し、ヨーロッパに日本文化を伝えた人物だ。この資料をもとにした彼の文献や展示会は、西洋におけるジャポニズムといった日本趣味の先駆けともいえる。今回は、シーボルトの末裔が所蔵する彼の資料から、約300点を精選した。各都市で彼が行った展覧会に関わる史料や、自身の記述をもとに、「シーボルトが描いた異文化としての日本」を紹介する。1番の見所は、彼が亡くなる直前にミュンヘンで行った「最後の日本展示」を、長男アレクサンダーのリストをもとに再現するコーナーだ。この最後の展示からは《南天蒔絵脚付杯》などが出展し、漆工芸に代表される日本伝統の手わざの繊細さや、シンプルなデザインの中に宿る美しさを味わうことができる。彼が日本を訪れた江戸時代後期は、明治維新を目前に、日本人の暮らしが大きく変化し始めた時期。伝統的で閉鎖的な文化に全く新しい価値観が混ざり合うこの特殊な時代は、現代の日本人にとっても興味深いものとして映るだろう。今後は長崎、名古屋、大阪にも巡回する予定だ。【開催概要】企画展示「よみがえれ! シーボルトの日本博物館」期間:2016年9月13日(火)~11月6日(日)会場:東京都江戸東京博物館住所:東京都墨田区横網1-4-1休館日:月曜日 ※ただし9月19日(月)、10月10日(月)は開館。10月11日(火)は休館。開館時間:9:30~17:30 (入館は開館の30分前まで) ※土曜日は19:30まで。料金:<一般> 特別展専用1,400(1,120)円、特別展・常設展共通券 1,600(1,280)円、特別展前売券 1,190円<高校生・専門学生> 特別展専用1,120(900)円、特別展・常設展共通券 1,280(1,020)円、特別展前売券 910円<中学生(都外)・高校生>・65歳以上 特別展専用 700(560)円、特別展・常設展共通券 800(640)円、特別展前売券 490円<小学生・中学生(都内)> 特別展専用 700(560)円、特別展・常設展共通券 なし、特別展前売券 490円※( )内は20名以上の団体※障害者手帳等保持者は手帳提示により、介護者と共に入館が無料。TEL:03-3626-9974 (代表)■巡回予定・長崎会場:長崎歴史文化博物館 長崎市立山1-1-1期間:2017年2月18日(土)~4月2日(日)※名古屋、大阪巡回予定。
2016年06月30日「海のハンター展」が、東京・上野公園にある国立科学博物館で開催される。会期は、2016年7月8日(金)から10月2日(日)まで。私たちの生活圏を取り囲む海。今、この瞬間にもそこに暮らす生物たちは“食うか・食われるか”を繰り広げている。本展では、海のハンターが生きるために必要な「捕食」に注目。なかでも「顎」や「歯」 の進化にスポットを当て、海のハンターの形や大きさ、ハンティングのテクニックなど多様な姿を紹介する。様々な海域に生きるハンターや、太古の海に繁栄したハンターの姿を、計160点の骨格標本、剥製、化石、復元模型などで展示。ハンティングの様子を捉えた迫力ある映像も交え、力強いその姿に迫っていく。中でも見所は、日本初公開となる全長3.2mのオスのホホジロザメ成魚の全身液浸標本。内臓や筋肉など生物の形をしっかりと保存し、間近で本物の巨体をじっくりと観察できる貴重な機会だ。また、史上最大のサメ類「カルカロドン・メガロドン」を、全長12.5mの世界最大級の全身復元模型で再現。およそ1000万年前の新生代中新世に繁栄していた生物の迫力を間近で感じる事ができる。【概要】海のハンター展 ―恵み豊かな地球の未来―会期:2016年7月8日(金)〜10月2日(日)開館時間:9:00〜17:00(金曜は20:00まで)※8月11日(木)〜17日(水)は18:00まで(8月12日(金)は20:00まで)※入館は各閉館時刻の30分前まで会場:国立科学博物館(東京・上野公園)住所:東京都台東区上野公園 7-20入場料:一般・大学生 当日 1,600円、前売・団体 1,400円小・中・高生 当日 600円、前売・団体 500円金曜限定ペア得ナイト券 2名1組 2,000円※本券で本展を観覧した者は、同日に限り常設展も観覧可能。※未就学児無料。※団体は20名以上。※前売券は5/2〜7/7販売、当日券・団体券は 7/8〜10/2 販売。※障害者手帳の所持者とその介護者1名様は無料。※金曜限定ペア得ナイト券は、2名様同時入場/男女問わず/金曜(17:00〜20:00、最終入場19:30分)入場可【問い合わせ先】ハローダイヤルTEL:03-5777-8600
2016年06月16日「子どものうちから本物に触れさせたい」というママたちにおすすめなのが、シンプルでかわいい陶磁器の食器。その中から特におすすめのものを3つご紹介します。■洋食におすすめ! Madu(マディ)のこどものうつわ空や果物など飽きのこないデザインが特徴のMaduの子ども食器。お茶碗にもなる「ボウル」、ランチプレートなどに便利な楕円形の「プレート」、スープにも便利な「マグ」などがあります。厚手の作りで、食器が欠けたり、割れたりしにくいのも嬉しいところ。ただし、そらシリーズ以外は頻繁にデザインをリニューアルするので、万が一割れた場合、同じものを買い直すのは少々難しいかもしれません。また、コップはガラス製で、割れたときに飛び散るのが心配なので、わが家では代わりにKEYUKAの「クラップ タンブラー」(ガラスに見えるプラスチックのコップ)を使っています。■和食におすすめ! NARUMIのクラウンキッズ大人の食器と並べても違和感がないのがナルミの子ども食器。「しるわん」は大人の汁椀をそのまま小さくしたようなデザイン、「めしわん」はシンプルで種類が豊富、「湯のみ」も子どもが持ちやすい大きさになっています。「シンプルすぎて子どもが喜ばないのでは?」と思われるかもしれませんが、子どもにとっては大人みたいな格好いい食器が持てるのが逆に嬉しいみたいです。おじいちゃん・おばあちゃんが、お孫さんが来たときのために買っておくのにもおすすめです。■組み合わせて使える! 無印良品の家族で使える子ども食器片手マグ、両手マグ、深皿、平皿、小皿など、種類が豊富な無印の子ども食器。お気に入りの食器シリーズに足りないものがあったとき、無印のものを組み合わせると違和感なく収まります。値段が500円前後とリーズナブルなのも、うれしいところ。本当に何の模様もない真っ白な磁器の食器なので、ちょっと物足りないというときには、「らくやきマーカー」などで自分の好きな模様や文字を書いてみるのも楽しいかもしれません。割れる心配はあるものの、「重くてズレにくい」「ケチャップなどの色うつりがない」などメリットも多い陶磁器の食器。お子さんが食器を落としにくい年齢になった頃にでも、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?・ Madu (マディ)|HAKKA公式オンラインショップ ・ KEYUCA(ケユカ) クラップ タンブラー ・ NARUMI.com | クラウンキッズ(子供食器) ・ 家族で使えるこども食器 | 無印良品ネットストア
2016年04月23日京都鉄道博物館が2016年4月29日(金曜日・祝日)にグランドオープンする。本館は、1972年の開設以来親しまれてきた梅小路蒸気機関車館をリニューアルしたもの。「見る、さわる、体験する」ことで、誰もが楽しめる学びの場を目指す。館内には、日本の近代化を牽引した53両の「蒸気機関車から新幹線まで」を収蔵。歴史的に価値のある貴重な車両を数多く展示する。また、実物車両の約1/80スケールの鉄道模型を係員が運転する巨大なジオラマも見逃せない。車両基地などの鉄道に欠かすことのできない施設を再現し、模型の走行を通じて鉄道システム全体を楽しむことができる。注目は、運転士が実際に訓練で使用するシミュレータを使い、本物の訓練さながらの仕事体験ができるところ。他にも、線路点検に用いている軌道自転車で走行できる体験コーナーも設置し、まさに“鉄道を体験する”という言葉がふさわしい博物館に仕上がった。【詳細】京都鉄道博物館グランドオープン日:2016年4月29日(金曜日・祝日)住所:京都市下京区観喜寺町アクセス:JR「京都駅」中央口より西へ徒歩約20分開館時間:10:00~17:30(最終入館受付は閉館時刻の30分前まで)※季節などにより開館時刻の繰り上げ、閉館時刻の繰り下げを実施する場合があり。入館料金:一般 1,200円、大学・高校生 1,000円、中学・小学生 500円、幼児(3歳以上) 200円SLスチーム号乗車料金:一般・大学・高校生 300円、中学・小学生・幼児(3歳以上) 100円休館日:毎週水曜日、年末年始(12月30日から1月1日)※注釈 祝日、春休み(3月25日から4月7日)および夏休み(7月21日から8月31日)期間中は、水曜日も開館。【入館券発売方法】(1)事前発売(利用の1カ月前から前日まで)JR西日本管内のみどりの窓口で発売予定。(2)当日発売京都鉄道博物館内で発売。
2016年04月22日写真提供:タイ国政府観光庁「バンコク国立博物館」は仏教美術に触れ、タイの歴史を学ぶことが出来る博物館。王宮広場のすぐ目の前、「国立タマサート大学」の隣に位置する広い敷地は、同類の博物館としては東南アジア最大級だ。 写真提供:タイ国政府観光庁建物は元々チャクリー王朝歴代の副王宮殿として建てられたもの。ラーマ5世の時代に副王制度が廃止されると、王宮内にあった公立博物館の展示品が現在の場所に移された。その後、「バンコク博物館」と名付けられて拡張・再編成され、1934年には芸術局の管理の下、「バンコク国立博物館」となった。写真提供:タイ国政府観光庁敷地内には多くの歴史的建物が点在し、展示室として使われている。展示品は、仏像やヒンドゥー神像などの宗教美術品から、王室ゆかりの伝統工芸品まで多種多様。歴代の王が使用した御輿や、食器や衣服など、王の身の回り品も展示され、王室の生活を知ることが出来る。中には古典楽器や、武器、王家の葬儀に使われる山車もあり面白い。写真提供:タイ国政府観光庁 歴史館では、パネルやジオラマを使い、各時代の歴史がわかりやすく再現されている。仏教美術品のコレクションはアジア各々のスタイルを網羅。また、プッタイサワン仏殿内には国の守護仏であるシヒン仏が安置され、壁面には仏陀の生涯が壮麗に描かれている。ユネスコ記憶遺産に登録された「ラームカムヘーン王碑文」も必見だ。写真提供:タイ国政府観光庁毎週水・木曜日の9:30からは日本人ボランティアによる無料日本語ガイドを実施。約2時間のガイドで、仏陀の生涯を描いた壁画や宗教美術品、王家の葬儀、伝統工芸品など主要展示品を案内してくれる。詳しくはこちら> また博物館入口近くのショップでは、アジア美術を中心とした美術書を販売。博物館の日本語図録もある。アクセスはBTS「ナショナルスタジアム」駅2番出口から、タクシーで約20分。 バンコク国立博物館(National Museum Bangkok)・住所:4 Na Phrathat Rd., Phra Borommaharachawang, Phra Nakhorn, Bangkok 10200・開館時間:9:00~16:00(入場15:30まで)、休館:月曜日・火曜日・タイの祝日・入場料:200バーツ
2016年04月09日©TRIPPING!2世紀~17世紀、ベトナム中部から南部にかけて発展したチャンパ王国の彫刻や遺物を集めた「チャム彫刻博物館」。王国の中でも、宗教の中心地であったミーソン遺跡から出土したコレクションは必見。 チャンパ王国の彫刻が収蔵©TRIPPING!チャンパ王国時代の、主に7世紀~15世紀の遺物を集めた「Museum of Cham Sculpture(チャム彫刻博物館)」。1902年に構想、1919年に開館したこの美術館にて披露されたのは、フランスの考古学者やフランス国立極東学院の専門家らによって集められた、チャンパ王国時代の石像彫刻を中心としたコレクションだ。1931年代と2002年の2度にわたる増設で現在は2階建てになったチャム彫刻美術館。オープン当時の建築部分もそのまま残されている。 ミーソン遺跡のコレクションは必見©TRIPPING!ギャラリーは時代や地域によって8つのギャラリーから成るが、中でも、My Son Gallery(ミーソン・ギャラリー)は、チャンパ王国の首都から西に約30キロに位置する、宗教の中心地「ミーソン」から出土したコレクションを有する貴重なギャラリー。山に囲まれた地形は、70もの石像を比較的損傷の少ない綺麗な形で保存していた。そのほとんどが、シヴァ神に捧げられたものだと言われている。©TRIPPING!チャム彫刻美術館へは、ダナン中心地から徒歩で10分~15分程度。かつてのチャンパ王国の栄華を垣間見ることができるため、ミーソン遺跡群を訪れる前に立ち寄りたい美術館だ。 Museum of Cham Sculpture(チャム彫刻博物館)・住所:02 2/9 st, Hai Chau District, Danang・営業時間:7:00~17:00・電話:(+84)511 3470114・入場料金:大人40,000VDN、学生5,000VDN、16歳以下無料※5名以上ガイドツアー有り・アクセス方法:ダナン中心地から徒歩約10分~15分
2016年03月20日イッタラ(iittala)が、イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)とのコラボレーションによる陶磁器、ガラスウエア、及びホームテキスタイルのコレクションを発売する。今回、世界を代表する両ブランドのコラボレーションにより製作されたのは、日々の生活に溶け込むホームコレクション。カップ、プレート、プラター、フラワーベース、プレイスマット、ナプキン、テーブルランナー、キャンドルホルダー、クッションカバー、テーブルフラワーといったアイテムが全30種類展開される。テキスタイルアイテムは、イッセイ ミヤケの独自の折りやプリーツの技法により作られたもの。テーブルフラワーは、自宅の鍵を置く場所などとして使用することができる。また、ティーライトキャンドルを灯した陶磁器のキャンドルホルダーは静寂を誘い、穏やかな時間をもたらしてくれる。なお、カラーはそれぞれ春の訪れや花々の優しい色からインスピレーションを得た。なお、現在から29日まで松屋銀座の1階 プロモーションスペースにて販売されている。
2016年02月27日