ミリセント・シモンズがヘレン・ケラーの伝記映画に主演することになった。『Helen & Teacher』というタイトルで、レイチェル・ブロズナハンがサリヴァン先生役を演じる。この映画が描くのは、大学時代のケラー。世界が広がり、性にも目覚めていくうち、ケラーと保守的なサリヴァン先生の関係にはヒビが入っていく。監督は『アリスのままで』のウォッシュ・ウエストモアランド。撮影は来年夏に開始の予定。耳の聞こえない女優シモンズは、トッド・ヘインズ監督の『ワンダーストラック』で長編映画デビュー。『クワイエット・プレイス」とその続編『クワイエット・プレイス破られた沈黙』で大注目を浴びた。ブロズナハンの最近作は、『クーリエ:最高機密の運び屋』。文=猿渡由紀
2021年10月15日ジバンシィ(GIVENCHY)のメンズ2018年秋冬コレクションから、アーティスティック・ディレクターのクレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)が手掛ける初のアーバンスポーツスニーカー「JAW」が登場。スポーツシューズの持つ多機能性からデザインのインスピレーションを得た「JAW」は、その名の通りソールの特徴的な「歯」がひときわ目を惹くデザイン。60年代と70年代のトラックシューズから90年代に登場したハイテクスニーカーまで、様々な時代の手がかりを取り入れながらそのアクセントを現代的に仕上げ、流線型で都会的なスタイルを備えたスニーカーとなっている。ジップクロージャーのついたレザー×ナイロン素材の、ホワイトとブラックの2色展開。クラシックスタイルとして、ホワイト、ブラック、ブルーやレッドのマルチカラーの3色も今後登場予定。
2018年07月30日ジバンシィ(GIVENCHY)のアーティスティック・ディレクター、クレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)のオートクチュールデビューとなる2018年春夏コレクションのイメージビジュアルとフィルムが到着。撮影を行ったのは、バルセロナを拠点に活動するフォトグラファーであり映画監督も務めるカルロッタ・ゲレロ(Carlota Guerrero)。女性の身体に焦点を当てた作品で知られるゲレロは、自身のスピリットと呼応するような、ジバンシィ2018年春夏クチュールコレクションのテーマ“Mystères d’un jardin de nuit(夜の庭園の神秘)”を、まるでルネッサンス作品を活人画にしたような、謎めいて現実離れした世界観でクチュールショーでクレアが見せた魔法を再現した。
2018年05月03日ジバンシィ(GIVENCHY)が、桜の季節到来とアーティスティック・ディレクター、クレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)の2018年春夏レディ・トゥ・ウエアコレクションデビューを祝し、「GivenchyWorldTour」を東京で開催した。 パリファッションウィークでのローンチパーティーからちょうど1ヶ月経過したこの機会に、ジバンシィは東京のフラッグシップストアでVIPカクテルを、その後はローラン・ピック駐日フランス大使の公邸でガライベントを開催。このイベントでは、フレンチ・ハウスと日本文化との結びつき、特に匠の技ともいえる伝統的なサヴォアフェールに深い敬意を表して特別なコンテンツが用意された。 フランス大使公邸に到着したゲストは、ジバンシィの「4Gエンブレム」の灯篭で彩られたアプローチを通り、京都の伝統的な和傘を讃えた2つの巨大なジバンシィ・ワールドツアー・パラソルで囲まれたエントランスへと到着。花びらが敷き詰められたロビーのフォトコールではジバンシィのバックドロップを背景に満開の桜の木がゲストを迎えた。最初のサロンでは日仏が共有する最高水準のクラフツマンシップを尊ぶ伝統に焦点を当てた。これを表現するものとして、クレア・ワイト・ケラーによるクチュールのデビューコレクション“Mysteries of a Night Garden(夜の庭園の神秘)”より11体のクチュール作品が、緑豊かな装飾とジバンシィのオートクチュールでも見られた月明かりの雰囲気の中に展示された。オートクチュールのサロンに続いて、ゲストは意外なキャラクターのキャストで盛り上がる中へと足を進めた。ゲームルームでは巨大だるま落とし、イライラ棒、巨大ガラガラ、輪投げ、ヨーヨー釣りなど5つの伝統的なゲームがアイコニックなジバンシィプリントで登場。隣接する庭の“体験テラス”ではタロット占いや、物が突如として動き出す不気味なドールハウスも出現した。リリー・コリンズスペシャルイベントでは、松田優作の娘でヴォーカルのゆう姫率いるエレクトロニック・ミュージックユニット、ヤングジュヴナイルユース(Young Juvenile Youth)によるミニライブやDJ PELIによるパフォーマンスも行われた。リリー・コリンズ(Lily Collins)、チャウ・パッホウ、ローレン・サイ、マドモアゼル・ユリア、福士リナ、エリー・ローズ(ELLI-ROSE)、鈴木えみなどのゲストが来場し、クレア・ワイト・ケラーがジバンシィにもたらす新しくパワフルなビジョンを予兆する、忘れがたい場となった。
2018年04月09日バイエル薬品株式会社は、ヘレン・ケラーのエッセイを題材としたオリジナル動画「もし私の目が三日間だけ見えるとしたら」を2018年3月27日に公開した。同日、動画発表イベントを都内で開催。イベント内のトークショーではプロフィギュアスケーター織田信成氏を始め、一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ代表理事の志村季世恵氏、眼科医であり医学博士の高橋政代氏の3名が登壇した。「見える」ことの重要性について認識不足の現代人バイエル薬品がこれまでに実施した意識調査(※)では、一般の人々が「目の健康に対する高い意識をもっている」にも関わらず、「目の健康を守る行動が十分に取られていない」という結果が明らかになっている。そこで、目の健康への意識を保つことにより、目の健康を守る行動へとつなげてほしいとの考えから、オリジナル動画「もし私の目が三日間だけ見えるとしたら」が制作された。本動画には、「より多くの人に見えることの大切さを改めて実感してほしい」との思いが込められている。「見たいものが見える」ことの素晴らしさ動画「もし私の目が三日間だけ見えるとしたら」は、今年没後50周年を迎えたヘレン・ケラーのエッセイを題材としたオリジナル動画。盲ろう者であったヘレン・ケラーが、彼女の生きたニューヨークを舞台に「もし私の目が三日間だけ見えるとしたら」という仮定のもと、見てみたいものを挙げていき、それらに対する彼女の想いを綴っていくという内容だ。動画のラストは「あなたは今日何を見ましたか?」という印象的な言葉で締めくくられている。「今までで印象に残っているシーンやずっと大切にしたい景色や光景はどんなものですか?」と司会者に聞かれた織田氏は、「フィギュアスケートの競技人生で最後の演技が終わったときです。お客さんのほうを見渡すと、満面の笑顔で拍手をくださったのを見たのが、僕のこれまでの人生で最も心に刻まれているシーンです」と語った。また、「今日は大阪からここへ来るときに妻と子どもに見送られて来たのですが、そういう光景はいつまでも大切にしたいですね。動画を観て、こういう日常を当たり前だと思わずに、見えることに感謝しながら生きることが大事だと思いました」と、見えることの大切さを再確認したようだった。動画を通して、目の健康について考えるきっかけに動画内でヘレン・ケラーは「最後に、目の見えない私から、目の見えるあなたに伝えたいことがある。明日、視力を失ってしまうかもしれないと想像してみてほしい。するとあなたの目は今まで見過ごしていたことに目を向け、見るものすべてを愛おしく感じるだろう」と視聴者に語りかける。普段、見えることが当たり前でなかなか意識を向けにくい、目の健康。ヘレン・ケラーが描写する美しい世界と示唆に富むメッセージを動画から受け取り、ぜひ目の健康を再確認するきっかけにしてみてはいかがだろうか。【参考】※見えるを見つめる.com※最新の調査結果
2018年04月04日ジバンシィ(GIVENCHY)がアーティスティックディレクターにクレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)を迎えてから初となるプレコレクションを発表。英国ケントの個⼈邸宅で撮影された2018年秋冬プレコレクションは、クレア・ワイト・ケラーのデビューランウェイショーとなった2018年春夏コレクションと同様に、ウィメンズとメンズで共通する世界観が特徴。シャープなシルエットのアウターやポインテッドブーツを始めとするキーパーツは、ユニセックスなミックス&ミングルスタイルがベースになっており、ワードローブにおける男女の境界を曖昧にしたルックが提案された。目に飛び込んでくるのはレッド、ブルー、アンバー、ブラックによる鮮やかなカラーブロック。ウエアを始め、新作のGVバケットバッグに採用され、シーズンの方向性が打ち出されている。クラシックなウールコートにはミリタリーのディテールが施され、ステートメントコートはモノトーンのヘリンボーンで大胆かつラグジュアリーに。ミドルレングスのドレスやスーツにフィーチャーされたレオパードプリントは“レッド”で蘇り、メゾンらしいエッジーなエッセンスも垣間見える。イブニングウエアでは、メタリックエンブロイダリーやレースに重ねたベルベット、プリーツされたチュールのような凝ったあしらいが披露され、セクシーなエレガンスが強調されている。加えて、フレッシュに生まれ変わったトラディショナルな“4Gエンブレム”やバンドツアースタイルの“GIVENCHY PARIS”Tシャツもシーズンのハイライトといえる注目のポイント。ジュエリーはオーバーサイズのイヤリングを中心に⽤いながら、星座をテーマとしたアルチザンなシリーズが登場。初のプレコレクションは全体を通して都会的でありながら、クチュールの感性がしっかりと感じられ、新生ジバンシィの姿勢を体現するものとなっていた。
2018年01月02日新アーティスティック・ディレクターのクレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)によるジバンシィ(GIVENCHY)がパリファッションウィークで開催する2018年春夏コレクションショーをライブストリーミングで配信する。日本時間10月1日17時(パリ現地時間1日10時)より。また、SNSのハッシュタグは「#GivenchySS18」、ハンドルネームは「@givenchyofficial」または「@clarewaightkeller」。ショーの様子はこちらから視聴が可能(※会場の都合により遅れる場合あり)。
2017年10月01日ジバンシィ(Givenchy)の新デザイナー、クレア・ワイト・ケラーが手がけた初のビジュアルが公開された。ミステリアスなオーラに包まれた、モノトーンビジュアルのテーマは「進化と魅惑」。ワイト・ケラーはメゾンのアーカイブを探求するなかで、創設者であるユベール・ド・ジバンシィの動物への深い愛情を再認識。そこから着想を得て、1953年に登場したオレンジの目を持つ猫のシルクプリントにインスパイアされ、今回のビジュアルに猫を登場させた。新人モデルのサフロン・ヴァダー(Saffron Vadher)とミーガン・ロシェ(Meghan Roche)が猫を抱きかかえ、レースのTシャツを身に纏っている姿が切り取られている。さらに、エリアス・ブレマー(Elias Bouremah)とコルトン・ボゥエン(Kolton Bowen)はタキシードパンツとゴールドのジュエリーを身に着け、猫と共にくつろぐ様子が描かれた。ワイト・ケラーは「猫のような空気を纏った女性は美しいと思います。少し人見知りに見えるかもしれませんが、穏やかな物腰に反して力強い真っ直ぐな目を持ち合わせています。非常に魅惑的で、誰もが彼女に会いたくなり近づきたくなり、そしてどんどん魅せられていきます。私はこれこそがジバンシィが進化し続けてきたメタファーであり、このモダンな雰囲気と表現をキャンペーンに表したいと思っていました。」とコメントしている。彼女のデビューコレクションとなる2018年春夏ランウェイショーは、パリファッションウィーク期間中の2017年10月1日(日)に開催を予定しており、メンズ・ウィメンズのウェアが発表される予定だ。【クレジット】クリエイティブ ディレクター:クレア・ワイト・ケラーアートディレクター:クリストファー・シモンズフォトグラファー:スティーブン・マイゼルスタイリスト:ジョー・マッケナヘアスタイリスト:グイド・パラオメイクアップアーティスト:パット・マグラスモデル:サフロン・ヴァダー、ミーガン・ロシェ、エリアス・ブレマー、コルトン・ボゥエン
2017年07月21日クリエイティブディレクターのクレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)にとって最後のコレクションとなったクロエ(Chloe)が、パリのグラン・パレを会場に3月2日、2017-18年秋冬シーズンのショーを開催した。今シーズンはこれまでのクロエらしい女性像を継承しながら、60年代のサイケデリックな要素や、90年代のグランジ、特にニルヴァーナ(Nirvana)のカート・コバーン(Kurt Cobain)とコートニー・ラヴ(Courtney Love)のラフな装いからインスパイアされている。また第二次世界大戦前のギャルソンヌや、工場に徴用されていた40年代の女性工員の服から様々な要素を引用。サイケデリックなペイズリー柄や60年代風の丸襟など、ヴィンテージ感溢れるディテールだが、肩のシルエットやボリューム感をモダンにアレンジしてフレッシュなアイテムに仕上げている。コートやブルゾンは、アイテムによって大きな肩パッドを入れたものと、肩パッドを入れずにオーバーサイズにしたものが見られ、ニットやスウェット類はドロップショルダーが主流。カットアウトレースのミニドレスや、マスキュリン・フェミニンなワークシャツなど、クロエらしいアイテムも健在。中盤のニットスウェットと最終ルックのプリントドレスで、女性の横顔を描いたモチーフ“ギャラクシー・フェイス”が登場したが、これは人と人との繋がりを表し、「一度お別れしても、またどこかで再会できる」とするクロエ・ワイト・ケラーからのメッセージだった。
2017年03月17日歴史って知っていると、観光をしたときに興味が一層湧いたり、人に話すのが楽しくなったりと、結構おもしろいものです。最近では歴女などと呼ばれる、歴史好きの女性も増えてきているほど。このように歴史への世間の関心は高いよう。栃木には歴史に大きくかかわる場所が意外と多い。「日光東照宮」「平家の里」などは知る人も多いはず。そんな古き良き文化、自然が、残り続けている栃木県で、歴史を学ぶ旅に出ましょう!栃木の歴史を巡る旅、歴史の名所は「日光東照宮」だけじゃない!日本を代表する世界遺産、「日光の社寺」のなかでも、もっとも有名なものが「日光東照宮」。徳川家康公を祀るために建てられたものです。江戸幕府を築き上げた家康が祀られていると思うと、壮大な歴史を感じます。さて、次は「大猷院仁王門」に。1つ目の門で、口を開いた「阿形」と口を閉じた「吽形」の2体の仁王像が安置されています。その作りには圧巻するものがある大迫力、「阿吽の呼吸」という言葉もここに由来していると言われています。「竜頭の滝」や「神橋」も観光スポットとして、有名です。スポット情報スポット名:神橋住所:栃木県日光市上鉢石町電話番号:0288-54-0535スポット情報スポット名:輪王寺住所:栃木県日光市山内2300電話番号:0288-54-0531スポット情報スポット名:竜頭の滝住所:栃木県日光市中宮祠電話番号:0288-22-1525ホテルだって歴史的、「日光金谷ホテル」で古き日の思いに耽る世界遺産「神橋」脇の高台に佇む日光金谷ホテルは、現存する日本最古のリゾートホテルです。写真の客室は、昭和10年(1935年)に建てられた別館のもので、当時の趣を色濃く残しているのはもちろん、昭和12年(1937年)には、ヘレン・ケラー女史もご宿泊されるなど、ホテルを代表する客室のひとつとなっています。国の登録有形文化財に登録されてからも変わらず、宿泊利用も可能なので、日光の社寺を巡る、聖地「日光」の歴史の次は日光金谷ホテルで、国際避暑観光地「NIKKO」の歴史にも触れてみてはいかがでしょうか。とちぎ旅ネット(外部リンク)制作協力:栃木県企画編集:ルトロン編集部スポット情報スポット名:日光金谷ホテル住所:栃木県日光市本町1-25電話番号:0288-50-1873
2017年02月19日映画『奇跡の人』のヘレン・ケラー役で知られるオスカー女優パティ・デュークさんが29日、69歳で死去した。パティさんは、腸の破裂による敗血症で亡くなり、代理人マイケル・スタブス氏は「彼女は妻であり、母親であり、祖母であり、友人であり、精神的健康の主唱者であり、文化のアイコンでもありました。彼女の死はとても惜しまれるでしょう」と伝えている。また、パティさんの家族も「今朝方、妻、母、女家長、素晴らしいアーティスト、メンタルヘルスの擁護者であった私たちの愛するアンナ・パティ・デュークは、その目を閉じ、痛みから解放され、美しい世界へと旅立ちました」と声明を発表。2004年には、パティさんは心臓バイパス手術を受けていた。パティさんは映画『奇跡の人』で子供ながらにヘレン・ケラー役を熱演し、1963年にアカデミー賞を獲得。その約20年後にはヘレン・ケラーの先生役をTV映画の中で演じ、1980年にエミー賞に輝いた。ちなみに、この作品のみならず1970年放送の『マイ・スウィート・チャーリー』、1976年放送の『キャプテンズ・アンド・ザ・キングス』でもエミー賞を受賞した。映画やTV業界だけでなく、ブロードウェイの舞台でも活躍していたパティさんは、30年間の結婚生活を送っていたマイケル・ピアースとの間に3人の子供をもうけている。(C)BANG Media International
2016年03月30日先日、仕事関係で知り合った女性とお茶をしていたときのことです。仕事の話から恋バナに発展し(女史はいくつになっても恋の話が好きですよね)、彼女が「お菓子作りする人って、男性に気に入られたいからだと思うんだよね」と、ポツリ。えええ!単純にお菓子作りが好きな人もたくさんいると思うんだけどなぁ。でも、たしかに「男性受けするお菓子」を紹介した方が、世の中の需要はありそうです。そんなわけで、今回はオトコ受け間違いなし!シックで大人味のスイーツレシピをご紹介してみたいと思います。その名も、ラズベリー・シーソルト・ブラウニー定番の焼菓子「ブラウニー」 に海塩とラズベリーを加えた「ラズベリー・シーソルト・ブラウニー」。 なんだか美味しそうな響きではありませんか?材料(20cmのスクエア型1台分)ダークチョコレート・・・約200gミルクチョコレート・・・約100g無塩バター・・・約225gライトブラウンシュガー・・・2カップ卵(Lサイズ)・・・3コ薄力粉・・・1カップ海塩・・・小さじ1/2ココアパウダー・・・1/2カップラズベリー・・・約170gフレーク状の海塩・・・小さじ1/2(トッピング用)HOW TO COOK下準備:オーブンは170~180℃に予熱をしておきます。スクエア型には無塩バター(分量外)を薄く塗り、オーブンシートを型に沿うように敷いておきます(ブラウニーを取り出しやすくするための作業です)。1. 耐熱性のボウルに粗く刻んだダーク&ミルクチョコとバターと砂糖を入れ、500Wのレンジで2分加熱。20~30秒ごとに容器を取り出しては、スプーンで混ぜて、また加熱という作業を繰り返します。2. 1のボウルに卵をひとつずつ加え、そのつど泡立て器でよく混ぜます。塩も加えます。薄力粉とココアパウダーを合わせてふるっておいたものを加え、ゴムベラでさっくり混ぜましょう。3. 型に生地を流し入れて表面を整えたら、ラズベリーとトッピング用の海塩を散らして65~75分間かけてじっくり焼き上げましょう。竹串を刺してみて、生地が少しくっつく程度が焼き上がりの目安です。そのまま冷まし、冷蔵庫で2時間から一晩かけて冷ませばできあがり!まるでパティスリーのデザートのように変身!誰もが知っているブラウニーにひと手間加えるだけで、まるでパティスリーのデザートのように変身!湯煎など面倒な作業はないので「にわかお菓子作り女史」のみなさんにも気軽にチャレンジしていただけるのでは?また、私のようにお菓子作りが大好きな方には、素材の組み合わせの意外性を再発見していただけるレシピだと思います。白ワインを加えると華やかな香りがプラスされそうですね。「スイーツ×塩」の組み合わせは、日本のみならず海外でも人気。そういった小ネタも披露しつつ、気になる彼にプレゼントしてみてはいかが?※参考: love & olive oilImage photo by Pinterest
2014年07月22日欲望渦巻く女史の世界。そして、自己顕示欲が渦巻くSNSの世界……。連休明け、Facebookやツイッターをのぞくと、そこはもうリア充たちの巣窟で、これでもか!というほど、彼氏や友達と楽しそうにしている写真がアップされていることってありますよね。「なんでみんなこんなに完璧で、幸せな人生を送っているのだろう……」ネガティブで下ばかりむいている非リア充な私は、SNSにあふれる「幸せです!」アピールにわりと本気でヘコみます。しかし今回、「負け美女研究家」として有名な犬山紙子さんのアニメ新書“犬山紙子のキレイごとじゃ終わらない!” を見て、リア充っぽく見えている人も、意外と大変な思いをしていることがわかりました。スタイル抜群で、ファッションも攻め系!SNSには生活臭のカケラもなく、お高いシャンパンで乾杯して騒いでいても、「スッピンは地味」というコンプレックスをもっていたのです。リア充女史もアゲていこうと思えば、バッチリメイクで武装して、服もビシッと決めて、ヒールを履いてネイルもして、果てはお口のエチケットにいたるまで、すみずみまで気を配っているし、他力本願ではなく、自分の力で強くなっていこうとしていることを教えられました。考えてみると、リア充も非リア充も、同じ女史であり人間なので、コンプレックスがあって当然です。それに人って、得てして「悪い状態の時の自分」を周りに見せないものなので、SNSが「隣の芝生は青い」状態になっているのは、普通のことなのかもしれませんね。歯ブラシのブランドである「リーチ®」の新キャンペーンでは、“女性の自信”をテーマにしたデジタルアニメーション「大人女子のためのアニメ新書」シリーズを展開しています。ネガティブで下を向いてばかりいる私に力をくれた第1回目の“女の自信は顔に出る?”篇は、以下で観ることができます。よかったらひとの「コンプレックス」とやらをのぞいてみてはいかがでしょうか。「リーチ®」のブランドコンセプトは女性なら誰もが意識しておきたいこと、つまり「口元の自信があなたを変える」です。口元のケアをしっかりすることで、自信が持てるようになり、明るく快活な印象を与えることができますよね。動画を観終わった後、お口のケアをしたら、「今日も“いい女”で元気にいこう!」と思えてくるから不思議です。動画は今後も更新されて行くようですので、次作もどうぞご期待ください!※参考: リーチ®(ジョンソン・エンド・ジョンソン)「大人女子のためのアニメ新書」Photo by Pinterest
2014年07月04日嗚呼、いつの頃からでしょう。私たち女史は、牛乳の入ったカフェオレよりも豆乳でできた味の薄いソイラテなんかを飲むようになりました。あげく、「牛乳なんて久しく見てない」とまで言い放ち、牛乳は「あの人(牛?)は今」状態に……。これは私の周りに限った話ではないようで、事実、森永乳業(株)の調査によると、牛乳の消費量は年々減ってきているそうです。なぜ牛乳離れが進んでいるの?牛乳以外にも多くの健康飲料や健康食品が出てきたこともありますが、女史の牛乳離れの理由として挙げられるのが、「太りそう」、「お腹がゆるくなりそう」といった健康や美容面での不安。とくに、ダイエット中などは気になってしまいますよね~。少量で高栄養♪低脂肪なのに美味しいミルク「PREMiL」誕生!それならば、みんなの不満を改善した “大人のためのミルク”を作ってあげる!と立ち上がったのが、大手乳製品メーカーの森永乳業株式会社。すでに4月8日より関東甲信越で発売されている、栄養にこだわった低脂肪タイプのミルクシリーズ「PREMiL」。CMでは、女優の真矢みきさんが“ミルク会議”なるもので司会役に挑戦しており、その新鮮な姿に目を止めた人も多いのではないでしょうか?そんなPREMiLの新CM完成記念イベントが先日都内で行われました。CMと同じファッションで登場した真矢さん。う、美しい……。普段から牛乳はよく飲まれるそうで、「仕事で遅くなった日はシリアルにかけて食べたり、寝る前に飲んだりします。ゆったりと眠りにつけるんですよ」とのこと。この透明感のある凛としたオーラの秘密は、ミルクなのかもしれません。真矢さんもハマり中!「PREMiL」の大人の魅力とは?PREMiLは全部で2種類。120mlで200mlと同等のカルシウム、たんぱく質が摂取できる「PREMiLカラダしっかり」と、牛乳と同等のカルシウム、たんぱく質に加え、生きたまま腸まで届く“ビフィズス菌 BB536”や食物繊維も摂取できる「PREMiLカラダ美しく」があります。私が一番良いなと思った点は、少量で栄養が摂れるところ。この写真を見てください。実際に1日に飲む量はたったこれだけ。今までみたいにガブガブ飲まなくても、たっぷり栄養が摂れちゃうんです。しかも、低脂肪なのに美味しい!ほら、低脂肪ってな~んか味が薄いってイメージありませんか?それも牛乳から遠ざかる原因のひとつだったのですが、こちらは濃厚でしっかり味。これなら、体重を気にしながら飲むという罪悪感から解放されますね!まだまだある!「PREMiL」の嬉しいポイント・飲みきりサイズだから一人暮らしに嬉しい!(強がりなんかじゃない)・注ぎ口が広いから注ぎやすい!(もう、ドボボッ!と出る心配なし)・キャップで開閉だから衛生的!(紙パックの口のしなしな感から解放)いかがでしたか?私たち大人世代に向けて作られたミルク「PREMiL」。これを知れば、もう牛乳を飲まない理由が見つからないかも!?私も、早速生活習慣のひとつに仲間入りしそうな予感です♪【参考】※ 「PREMiL」公式サイト
2014年05月13日「ぴあ」調査による7月21日公開の映画・満足度ランキングは、アウンサン・スーチー女史の半生を描いた『The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』がトップに輝いた。2位に『時をかける少女』『サマーウォーズ』の細田守監督の最新作『おおかみこどもの雨と雪』が、3位にフランスで大ヒットを記録したヒューマンドラマ『屋根裏部屋のマリアたち』が入った。その他の写真1位の『The Lady…』は、ビルマの民主化運動指導者スーチー氏の激動の半生を描いた作品。監督はリュック・ベッソン。劇場には、幅広い世代の観客が足を運び「政治的な背景を含め、親として妻として、ひとりの女性としての力強さを感じた」「伝記映画は多いが、現代に生きている人物を映画にすることでリアルさが生まれ、凄みを感じた」「ビルマの現状がよくわかり、政治的な側面だけでなく家族との関係も描いてるところが印象的だった」「歴史から目をそらさずに、自分たちの立場を理解するという意味で、多くの人に観てほしい」などのコメントが寄せられた。2位の『おおかみこどもの雨と雪』は、“おおかみおとこ”と結婚した女性とその子どもの成長を描いた物語。出口調査では「前作よりも家族という面を描いている。母親の育て方が印象的。自分の親に観てほしい」「映像が美しい。自然や風景の描写に魅せられた」「じんわりと心に染みる作品」「序盤から涙が出た。台詞や映像に優しさがあり、何でもない日常を観ているのが心地よかった」など、10代から30代を中心に好評だった。(本ランキングは、2012年7月21日(土)に公開された新作映画10本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2012年07月23日ノーベル平和賞を受賞したビルマ民主化運動のリーダー、アウンサン・スーチー女史の半生を描いた『The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』が21日(土)から公開される。映画化を熱望したヨーと、その熱意に応えたベッソン監督が公開前に本作への想いを語った。その他の写真日本でも多くの報道映像が流れ、ニュースにその名があがることが多いスーチー女史だが、彼女の“素顔”は多くの人に知られているとは言いがたい。本作は、軍事政権が続くビルマ(現ミャンマー)で、政権に危険視されながらも自らの信念を貫いて民主化への道を邁進したスーチー女史の戦いと、愛する夫と子をもつ“ひとりの女性”としての彼女の姿を描いている。ヨーは彼女の記録映像や資料を何度もチェックし、外見だけでなく、スーチーの話し方やちょっとしたアクセントのクセまでも再現しようとしたという。「外見についてはリュックのチームが集めてくれた資料の力を借りました。耳の形も特殊メイクで変えましたし、衣装も地元で買い付けた素材を使っています。でも、私は彼女の“内面”を知り、彼女のかもし出す“オーラ”を体現しなければならないと思いました」。さらに本作ではスーチーだけでなく、彼女の夫の英国人マイケルの物語を描くことで、単なる伝記映画ではない“普遍的なラブ・ストーリー”に仕上がった。ヨーは「この映画はピュアなラブ・ストーリーでもあります」と言い、ベッソン監督は「かつてビルマは英国の植民地だったがスーチーの父であるアウンサン将軍が解放した。しかし、将軍の娘であるスーチーと英国人のマイケルは恋に落ちたんだ。これはビルマ版“ロミオとジュリエット”でもあるんだ」という。しかし、本作は架空の物語ではない。スーチー女史は現在も民主化のための活動を続けており、ここで描かれているのは“現在も続いている物語”だ。「だからこそ、スーチーさんを裏切るようなことだけは絶対にしたくなかった」と力強く語るベッソン監督は「情報が完全ではない中での映画作りだったので、“彼女を助けるため”に描いたことが、結果として裏目に出てしまうかもしれないという恐怖をずっと感じていた」と振り返り、ヨーも「記憶というのはどこまで行っても曖昧なものです。だから、私たちは集めることができたパズルのピースを最善を尽くしてあわせていきました」と語る。ヨーが「私たちの根本にあったものは“愛”と“尊敬”です」と説明する通り、本作は史実を題材にしながら、そこに息づく人々の“精神”を描き出した普遍的な人間ドラマに仕上がっている。『The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』7月21日(土)公開
2012年07月19日軍事政権が猛威を振るう中、国民の先頭に立ち、非暴力による民主化と人権回復のために闘い続け、1991年にノーベル平和賞を受賞したビルマのアウンサンスーチー女史。断続的に続いた20年以上もの自宅軟禁の間、不屈の意志を貫いた彼女の半生を、『SAYURI』、『ハムナプトラ3呪われた皇帝の秘密』などハリウッドでも活躍する国際女優、ミシェル・ヨーが演じた『The Ladyアウンサンスーチー引き裂かれた愛』。2007年に脚本と出会ったミシェルは友人であるリュック・ベッソンを監督に迎え、映画化が実現した。ジャパン・プレミアのために来日した2人に話を聞いた。スーチー本人が軟禁状態での映画撮影前日開催のプレミアをふり返るうち、「政治家は自分たちを選んでくれた国民のことを知ろうともしない。自分たちに一番近い彼らの声を聞こうとしない」と問わず語りで話し始めるベッソン監督に、ミシェルも「残念ながら、世界中で起きてることじゃないかしら」と応える。「18世紀のフランス革命がそうだった。マリー・アントワネットが『パンがないなら、お菓子を食べればいいじゃない?』と言ったのと同じだよ」とベッソンが言うと、ミシェルは目を見開き、呆れたように笑い出す。「うそ!本当にそんなこと言ったの?人々が苦しみ、死んでいくのに」。本作はまさに、政治家と国民の乖離を描くもの。同時に、政治と愛を結びつける感動作でもある。こうした題材をドキュメンタリーではなく、劇映画として作るのは、ある意味より困難な手法でもある。「最大の難問は、主人公であるアウンサンスーチーさん本人と直接会うことが叶わないまま撮影しなければならかったことだ。彼女は自宅軟禁状態だったし、彼女の友人の多くも投獄されているか、もう亡くなっているかだった。情報収集のために4年間、自分たちでリサーチした。出来るだけ情報を集めて、可能な限り真実に近づけようとした。少しでも真実があれば、物語を作り上げることができる。それが無ければ、何も作ることはできない。たとえば、軟禁されている家。色々な情報を基に完璧に再現したし、ノーベル平和賞授賞式の様子も記録映像を基に再現した」(ベッソン)。軟禁状態で出席できなかった「彼女が授賞式をラジオで聴いていたのも事実なのよ」(ミシェル)ビルマ語の敬称“ドー”をつけ、尊敬を込めて“ドー・スー”と女史を呼ぶミシェルは、女史の知人たちに可能な限り面会し、話を聞いたという。「研究者であるイギリス人の夫と2人の息子とオックスフォードで幸せに暮らしていた主婦としての彼女を知る人たちとかね。でも、彼らが言うことは大体、関連書籍に書かれているのと同じことだった。だって20数年前のことですもの。30年、40年近くも彼女と会っていない人たちもいる。彼らに向かって『知り合いなら、もっといろんなこと知ってるでしょう』と詰め寄るのはフェアじゃないと思ったの。彼女の次男のキムにしても、そう。シュエダゴン・パゴタ広場でドー・スーが初めて演説を行うシーンがあるけど、キムは実際に家族と一緒にあの場にいたの。劇中で夫のマイケル(デヴィッド・シューリス)のそばには野球帽を被った少年のキムがいる。でも、本人は『あんまり覚えてない』と言うのよ。全てがあまりにも過去の話で、全てを立証できる唯一の人であるドー・スーは軟禁されている。私たちが彼女の映画を作っている事実さえ、なかなか公表できなかった。彼女を危険にさらすことになるからよ。映画のために私たちと接触した疑いをもたれたら、5年間軟禁が延長されるかもしれない」。「以前、アメリカ人が川を泳いで渡って彼女の家まで行ったことがあるんだ。ジャーナリストでもない、彼女と面識もない男だったのに、それがアメリカ人だというだけで、彼女の自宅軟禁は3年間延長されたんだ」とベッソンは付け加える。「彼女は、ビルマという国の母親になったのよ」それにしても、なぜアウンサンスーチー女史はここまで強くいられるのだろう。元々彼女は病に倒れた母の看病ために帰国し、そこから全てが始まった。確かに彼女の父は“ビルマ建国の父”として国民から敬愛されながら、非業の死を遂げたアウンサン将軍だ。だとしても、最愛の家族と引き離され、死の床にある夫との再会も果たせない、そんな苛酷な状況に耐えられるものだろうか?「彼女の強さはどこから生まれるのか、私も知りたかった。彼女は『これは犠牲じゃなく、自分で選んだこと』と語っているの。これに大きな意味がある。父親の死後、母親から大きな義務というものを学んでいたんです。大学で政治学、経済学を学んでいるけど、政治家には必須のもの。論文のテーマも母国で起こりうる改革についてだった。彼女はいつの日か帰国して、母国の変化に何らかの形で手を貸したいと思っていたんじゃないかしら。まさか大統領になるかもしれない日が来るとまでは思っていなかったかもしれないけど。でも、夫と子供たちの愛があったからこそ、一歩踏み出せたと思う。彼女は子供たちを見捨てたんじゃない。現在の彼女と子供たちの関係を見れば、それは明白よ。ミャンマー政府は家族が離ればなれの状況を利用して、彼女の心を折ろうとしたけど、彼女は決して屈しなかった。2人の子供の母親だった彼女は、ビルマという国の母親になったのよ」。ミシェルは現在内戦状態のシリアで虐殺が起きていることを挙げ、「自分たちの国民を殺すなんて、家族を殺しているのと同じことよ!歴史上、何度も繰り返されてきたのに人間は何も学ばない。未だに同じことをしている」と嘆く。「でも、正しいことをする勇気は誰の心にもあるはず。誰だって、そういう状況に置かれたら、家族のためにも立ち上がるんじゃないかしら」。「ラングーンから知識人たちが彼女を訪ねて『あなたが必要です』と説得したからこそ、彼女は一歩踏み出したんだ」と言うベッソンは「政府と国民と距離が広がりすぎると、ちょっとした火花がきっかけで大きな炎が燃え上がる」と語る。「非暴力で民主化を目指したネルソン・マンデラ、ガンジー、そしてアウンサンスーチーも、その火花なんだ」。(text:Yuki Tominaga)■関連作品:The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛 2012年7月21日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開© 2011 EuropaCorp - Left Bank Pictures - France 2 Cinema
2012年07月18日リュック・ベッソン監督がビルマ(現ミャンマー)民主化のリーダー、アウン・サン・スー・チー女史の半生を映画化した『The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』のジャパン・プレミアが6月26日(火)に開催され、ベッソン監督と主演のミシェル・ヨーが舞台挨拶に登壇した。軍幹部に危険視されていることから国民が気軽にその名を呼ぶことができず“The Lady”と呼ばれたスーチー女史。15年にわたって自宅軟禁を強いられた彼女の戦い、家族との絆や悲しい別れ、深い愛を描き出す。ミシェルの来日は『ハムナプトラ3/呪われた皇帝の秘宝』以来4年ぶり。「これは“愛”だけで作った映画です」と語り、「苦労はありましたが、ビルマのみなさんが味わった苦境とは比べものになりません。この映画に参加し、周囲の人々に優しく接すること、良い人間であろうとすることを学ぶことができました。10キロ体重を落とすことは大変でしたが、監督との仕事は喜びであり、最高の自分を引き出していただけたと思います」と笑顔を浮かべた。ミシェルが話し終えると、監督は覚えたての日本語で「ソウデスカー?」と応答し、会場は笑いに包まれた。本作のメガホンを握ることになった経緯について、監督が「ミシェルが脚本を持って僕に“プロポーズ”してくれたんだ」と語ると、すかさずミシェルは監督に求婚のポーズをとって会場を沸かす。当初、ベッソン監督はプロデューサーを務める予定だったそうだが「脚本にあまりに心を揺さぶられて『監督がしたい』と言ったら、心優しいミシェルが『いいですよ』と言ってくれたんだ」とユーモアたっぷりに明かした。バンコクで撮影が行われている最中にスーチー女史の解放が報じられ、ミシェルはスーチー女史の元を訪れた。「飛行機で45分ほどの距離だったので、みんなで行こうということになったんですが、ビザが下りたのが私だけだったんです。自分が4か月間にわたって(映画の中で)生きてきた人物に会えるということで興奮し、ナーバスになっていました。彼女の家は監督が作ったセットと全く同じで、彼女を支えるNLD(国民民主連盟)の人々も映画と同じで、勝手知ったる家に入るようでシュールな気持ちでした。『ハロー』と声を掛けられ、ふり向くと彼女がいたんです。どうしていいか分からない私を彼女は手を広げてギュッと抱きしめてくださいました」と謁見の様子を明かした。その数週間後に監督もスーチー女史と顔を合わせたが、「家も映画と同じで“The Lady”も映画と同じ(笑)。現実と夢を同時に体験してるような気分でした。人生のことや子供たちのこと、あの国の未来について話しましたが、肝心の映画のことで聞きたかったことを聞き忘れてしまいました」と本物のスーチー女史を目の前にした興奮をふり返った。会場には多くの報道陣が訪れており、そのうちのひとりで、ビルマから政治亡命し現在は都内の大学院で学んでいるというジャーナリストが、スーチー女史とビルマの人々へのメッセージを求めると、監督は「私のメッセージは2時間あり、いまから始まります」とこの映画自体がビルマの人々へのメッセージであることを強調。ミシェルも「私たちが伝えたい思いは全て、この映画に込められています」とうなずき、「みなさんのことを決して忘れず、常に関心を持ち続けていきたいと思います。多大な努力が必要ですが、外側からみなさんにスポットライトを当て続けていきたい」と心の内の思いを語り、会場は温かい拍手に包まれた。『The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』は7月21日(土)より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開。■関連作品:The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛 2012年7月21日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開© 2011 EuropaCorp - Left Bank Pictures - France 2 Cinema
2012年06月26日