アイドルグループの乃木坂46が26日、都内で行われた「セブン-イレブン×乃木坂46」記者発表会に出席した。昨年、コンビニエンスストア・セブン-イレブンの都内の店舗でアルバイトを体験して話題を集めた乃木坂46。第2弾となる今回のキャンペーンは、目玉企画として都内某所に「セブン-イレブン乃木坂46店」を設置する。その店舗には1,000人のファンを招き、メンバー店員となって接客するという企画を実施する。白石麻衣は「6月27日に発売されるライブDVDとブルーレイをセブン-イレブンでご購入していただけると参加応募券がついています。応募された方から1,000名の方をご招待いたします」と説明しながら「今年のセブン-イレブンは乃木坂46が盛り上げます!」とアピール。同キャンペーンについては「こうやってセブン-イレブンさんと一緒にできることはすごく嬉しいです。新たにできる乃木坂46店でみんなと一緒に一日店員をできるのは、今から楽しみでワクワクしています」と待ち遠しい様子で「去年よりも盛り上げていけるように力を出していきたいと思います!」と気合は十分の様子だった。この日行われた発表会では役職も発表され、おでん保温係長に就任することになった橋本奈々未は「私自身セブン-イレブンのおでんの大根をよく食べます。大根は温かい方が美味しいので、みなさんに丁度いい熱さのおでんを提供できるように頑張っていきたいです!」と意欲。また、手巻きおにぎり監査役の生駒里奈は「隅々まで見ると思いますよ(笑)。私はおにぎりより手巻きをよく食べていますね。片手で食べながら作業しやすいので。自分にピッタリの役職につけたと思います」と笑顔だった。
2016年04月26日女優の長澤まさみが『映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!』にゲスト出演した。声優を務めるのは『コクリコ坂から』(宮崎吾朗監督)以来3年ぶり。生前のジバニャン(アカマル)の飼い主・エミちゃんという重要な役どころを演じている。昨年、記録的大ヒットで日本中を席巻した前作から早1年。待望のシリーズ新作は、人間と妖怪の絆を確かめる5つのエピソードで構成されており、長澤さんが出演する「ジバニャンの華麗なる作戦」では8年後の未来にタイムスリップしたジバニャンが、一人前のデザイナーになる夢のために奮闘するエミちゃんを全力サポートする。初めて明かされるエミちゃんの飼い猫への思いに、子どもたちはもちろん、大人も思わずウルっとくるはずだ。「ジバニャンはおせっかいで、いつも空回り。でもそこがかわいいし、アイドル的な人気者になるのも納得ですね。大人になったエミちゃんは、負けず嫌いでチャレンジ精神にあふれる性格。常に前向きという部分も、私自身の仕事に対するスタンスに似ているので、共感できました。新入社員という設定なので、いつもより高めの声を意識しました。とにかく、夢にまっすぐ。そんなエミちゃんの元気ハツラツさが表現できればと思いました」「妖怪ウォッチ」を生んだレベルファイブの人気RPGゲーム「ニノ国」でも声優を務めた経験があり、「日野さん(代表取締役社長の日野晃博氏)の仕事に対する強い気持ちに共感を覚えた」と長澤さん。「今回も、アフレコの途中で日野さんや監督がよく“エミちゃん会議”をしていました。作り手の皆さんがいかにエミちゃんを大切にしているか伝わり、責任の重さも感じましたが、一緒にキャラクター作りをしている感覚で楽しかったですね」。そんな長澤さんに、5つあるエピソードのなかでオススメを聞くと、「ジバニャンの華麗なる作戦」に加えて、「妖怪になったケータ」をチョイスしてくれた。マンホールに落ち、人を“ごく普通”にしてしまう恐ろしい妖怪“フウ2”になってしまった天野ケータが、スポーツ万能で成績も優秀な少年と出会う…というストーリーは、子どもには見せない親の深い愛情を描き、長澤さんを「号泣しちゃいました」と言わしめる感動作に仕上がっている。今年は出演作『海街diary』(是枝裕和監督)が第68回カンヌ国際映画祭に正式招待され、現地入りを果たしたり、来年スタートする大河ドラマ「真田丸」への出演が決まったりと、女優としてさらなる飛躍を遂げる1年となった。「今年はインプットの年。やりたいことがたくさん実現して、充実していました」とふり返る。「友だちと一緒にダンスを始めて、いまはビヨンセが目標ですよ(笑)。人間らしく過ごす時間がないと、お芝居も活きないので」。日本での公開を前に、早くも海外の映画祭で話題をさらっている『アイアムアヒーロー』、女子アナ役に初挑戦した『グッドモーニングショー』など2016年も新作映画が目白押しだ。「いま現在は、とにかく大河をやりきる。それに尽きますね。すでに大変さを肌で感じているので、気持ちが途切れないように集中したいです。私自身はわが道をいくタイプ。だからこそ、柔軟に周りの声に耳を傾けながら、お芝居を続けたいです」と抱負を語った。(photo / text:Ryo Uchida)
2015年12月15日神楽坂化け猫フェスティバル事務局は10月18日、東京都新宿区・神楽坂にて「神楽坂化け猫フェスティバル」を開催する。○猫の仮装で神楽坂を遊びつくそう同イベントは、2010年にスタートした、猫版ハロウィン・フェスティバル。神楽坂は「吾輩は猫である」で知られる夏目漱石のゆかりの地であり、江戸時代から花街として文化を支え、猫と縁の深い街として猫好きの人にも猫にも愛されてきた。同イベントは、そんな街ならではの猫をテーマにしたまちおこしイベントができないかとの思いで構想されたという。猫に仮装してさえいれば、年齢、性別、国籍、職業など一切不問、だれもが対等に楽しめる市民参加型イベントとなる。「化け猫パレード」は、年齢制限なしの化け猫パレード(無料)。小学生以下対象の「指名手配化け猫を探せ!」は、猫仮装の人だかりの中から、指名手配の化け猫を探してお菓子をゲットするイベントだ(無料)。「化け猫やみ市」は、化け猫パン、化けスイーツ、奇妙奇天烈な猫仮装グッズなど、ここでしか手に入らない猫ものが並ぶミニマーケット。プロによるメイクサービス「化け猫メイク」は、簡単猫メイク(500円)/本格猫メイク(1,000円)が整理券100枚配布。キッズ猫メイク(500円)は制限なし/先着順となる。また、神楽坂のアンテナショップ「神楽坂プリュス」の一角が、この日だけ化け猫のためのカフェになる。パレードで盛り上がった後は、「アフターパーティ"猫の集会"」へ繰り出し、化け猫仲間を広げられる。参加費無料。ドリンクオーダー制。また当日は、神楽坂の中はどこでも猫の仮装のまま買い物や食事が可能となる。開催日時は、10月18日 10時~17時。小雨決行・荒天中止。パレードは、エントリー受付:10時~14時、化け猫パレード:14時~15時(年齢制限なし)。開催場所は、エントリー会場が高齢者福祉施設神楽坂。パレードコースは、神楽坂大通りを往復。参加料金は無料。参加方法は、当日10時~13時30分の間にエントリー会場にて手形を受け取ればOK。参加条件は、「猫をテーマに仮想していること」「仮装姿を写真に撮られても大丈夫な人」となる。
2015年10月13日スタジオジブリで『借りぐらしのアリエッティ』『コクリコ坂から』『風立ちぬ』などにアニメーターとして参加した若き才能・新井陽次郎の劇場映画監督デビュー作『台風のノルダ』が、6月5日(金)より全国にて公開されることが決定。新進気鋭のアニメーション制作会社・スタジオコロリドとフジテレビの共同プロジェクト第1作として制作されることが分かった。物語は、とある離島、文化祭前日の中学校が舞台。幼いころからずっと続けていた野球をやめたことがきっかけで親友の西条とケンカした東は、赤い目をした不思議な少女・ノルダと出会う。その頃、観測史上最大級の台風が学校を襲おうとしていた――。ショートアニメ「フミコの告白」で第14回文化庁メディア芸術祭優秀賞ほか数々の賞を受賞した石田祐康を始め、20代を中心とした新進気鋭のクリエイターが集結するアニメーション制作会社・スタジオコロリド。2013年公開の短編『陽なたのアオシグレ』で、その高いクオリティーとエンターテインメント性を業界の垣根を越えて国内外から高く評価され、この度、フジテレビとの共同プロジェクトをスタート。本作を皮切りに今後も継続的な新作の発表が予定されている。本プロジェクト第1作目にして、スタジオコロリド待望の最新作となる本作で監督に抜擢されたのは、本作が劇場映画監督デビューとなる新井監督。ジブリ美術館短編『たからさがし』や『パン種とタマゴ姫』、そのほかスタジオジブリ作品にアニメーターとして参加した経歴を持ち、『陽なたのアオシグレ』ではキャラクターデザイン&作画監督を務めた。同社・石田氏とは『陽なたのアオシグレ』以来2年ぶりに再タッグを組み、どこかノスタルジックな世界観を躍動感あるアニメーションで鮮やかに描き出している。また、公開されたキービジュアルに加えて、さらに本作の特報映像が、4月9日(木)の深夜24時50分からフジテレビにて放送される“ノイタミナ”アニメ「パンチライン」内にて解禁されることが明らかに。同時に公式サイトにも映像がアップされるとのこと。若き次世代クリエイターが生み出した、みずみずしい映像に期待が高まる。『台風のノルダ』は6月5日(金)より全国にて3週間限定公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月10日暗闇坂宮下は10月16日、「神楽坂おいしんぼ」の姉妹店「瓢箪坂(ひょうたんざか)おいしんぼ」をオープンさせた。「神楽坂おいしんぼ」は、神楽坂の裏路地に位置する和食とお酒を気軽に楽しめるお店。このほど、古民家をリノベーションし、姉妹店として「瓢箪坂おいしんぼ」を開店した。洋間と畳部屋を配置した店内は、古民家の風情の中に、昭和の雰囲気が感じられる趣ある空間となっている。料理は「神楽坂おいしんぼ」の名物である自家製豆腐や生麩(ふ)料理のほか、オリジナルメニュー「出汁巻き卵」なども用意した。食材の魚介や野菜は旬のものを産地より直接仕入れ、一番おいしく食べられるような方法で板前が調理し提供する。ドリンクは日本酒をメインに豊富に取りそろえた。日本酒に合う小鉢や珍味などの酒肴(しゅこう)も充実させている。営業時間は、ランチが11時30分~15時、ディナーが17時~23時。定休日は日曜。
2014年10月17日ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンが新作DVD&BDを発表する“2012 SPRING ブルーレイ・DVD CONVENTION”が7日に都内で行なわれ、6月20日(水)にDVD&BDが発売される『コクリコ坂から』の宮崎吾朗監督とヒロインの声を務めた長澤まさみが登壇し、当時のエピソードを明かした。その他の写真本作は、1980年に『なかよし』誌上で連載された少女漫画を原作に、16歳の松崎海(長澤)が高校の先輩・風間俊(岡田准一)との淡い恋を通じて成長する姿を描いた作品。吾朗監督にとって5年ぶりの監督作となった本作は、昨年の邦画興行収入1位を獲得し、第35回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞した。長澤は「子供の頃からジブリで育ってきたし、国民に愛されるアニメの主人公を演じるのはプレッシャーでした。監督からも何度もダメ出しされましたし」と収録時を振り返り、吾朗監督も「制作中に白いヒゲのおじいさん(駿監督)が来て『こうじゃない!』と言われ、何度も衝突しました。彼も71歳だからいたわろうとは思うんですけどね」と本音をポロリ。さらに本作を監督するにあたり、プレッシャーのあまり奥歯を噛みしめすぎて歯がボロボロになり、髪の毛も薄くなったことも明かした。吾朗監督は「こうしてパッケージになって色んな人が観てくれることは僕ら作り手にとって映画をもう1回公開する気持ちだし、幸せなことです。ジブリも大変なので会社のためにもたくさん売れてほしい(笑)」とアピールした。ブルーレイ&DVD『コクリコ坂から』6月20日(水)発売発売元:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
2012年03月07日スタジオジブリの『コクリコ坂から』のDVD&ブルーレイが6月20日(水)に発売されることが発表され、これを記念して3月7日(水)に都内で宮崎吾朗監督とボイスキャストを務めた長澤まさみがトークショーを行なった。同名少女漫画を原作に、東京オリンピック開催を控えた1963年の横浜を舞台に、一人で下宿を切り盛りする女子高生・海の初恋を描き出す。昨年7月に劇場公開され、興行収入44億円超で昨年度の邦画No.1ヒット作となり、先日発表された日本アカデミー賞で最優秀長編アニメーション賞にも輝いた。この日本アカデミー賞の発表では前年度の受賞者、つまり吾朗監督と同じスタジオジブリの“麻呂”こと米林宏昌監督(『借りぐらしのアリエッティ』)がプレゼンターを務めたが、吾朗監督は「麻呂に(発表の紙に)『コクリコ坂から』って書いてなくてもそう言えって言っときました(笑)。麻呂は、もし『コクリコ坂から』じゃなかったらどうしよう?って困ってたそうです」と明かし、会場の笑いを誘った。本作の監督就任については「鈴木(敏夫プロデューサー)さんから『やらないとクビだ』って言われまして。子供もいるので」とその理由を説明。父親の宮崎駿監督が脚本を担当したが「プレッシャーはありましたね。奥歯をいつも食いしばってて、寝るときもいつも歯ぎしりしてたみたいで割れちゃいました。髪もだいぶ薄くなっちゃって…(苦笑)」と苦労をふり返った。なお、本作の製作現場における宮崎親子の“戦い”を追いかけたドキュメンタリー「NHK ふたり/コクリコ坂・父と子の300日戦争~宮崎駿×宮崎吾朗~」のDVD&ブルーレイも5月16日(水)に発売となる。吾朗監督は「これは売らなくていいと思うんですが…」とちょっぴり渋い表情。激しい言葉で父と口論する様子なども収められているが「労わろうとは思ってるんですけどね…もう71歳ですから」とばつが悪そうに語り、隣りの長澤さんを爆笑させていた。長澤さんは自身が生まれる20年以上前の1963年という時代背景、自身が演じた主人公の海を始めこの時代を生きる人々について「毎日、同じことを繰り返すことで新たに芽生える感情や成長ってあるんだなと思いますし、お手本にしたい人たちでした」と語る。海の甘酸っぱい初恋が描かれるが、長澤さんは「私自身は自分の気持ちを言えないタイプなので、ああやって(海のように)勇気出して告白するのはカッコいいなと思いました。私は言えずに終わる方なので」と苦笑い。自身の初恋について突っ込まれると「中学のとき。静岡出身なのでやはりサッカー部の人でした」と恥ずかしそうに明かした。吾朗監督は本作が2本目の監督作となったが「映画ってこうやって作るのかとやっと分かりました。1本目は素人で何も知らず、その分、怖いもの知らずでやれて、どこか分かったような気になってたけど、そうじゃないって気づきました」と述懐。今回のDVD&ブルーレイ発売決定については「ジブリも実はそんなに余裕がなくて、経理担当の役員に引っ張られて『次はどうするの?』って言われるんです。だから1枚でも多く…」と弱気なアピールで会場は笑いに包まれた。『コクリコ坂から』DVD&ブルーレイは3月16日(金)より予約開始。6月20日(水)より発売。■関連作品:コクリコ坂から 2011年7月16日より全国東宝系にて公開© 2011 高橋千鶴・佐山哲郎・GNDHDDT■関連記事:『八日目の蝉』、日本アカデミー賞10部門獲得!主演男優賞は故・原田芳雄にヴェネチア、モントリオールにトロント…世界の映画祭での邦画の奮闘に期待!『ハリポタ』V2でシリーズ1,000億超えか?全米ではあのアメコミ映画が1位にレトロ調からポップカラーまで!日本女優陣を彩るサマーワンピースに注目ジブリの胸キュンキャラクター1位はトトロ!ナウシカ、キキ、パズーなどが続く
2012年03月07日先日、スタジオジブリ最新作『コクリコ坂から』が公開を迎えた。20年以上にわたってファンタジーから青春ドラマまで様々な作品を世に送り出し、幅広い世代の支持を集めているジブリ作品。主人公たちが家族を助けようとしたり、愛する人たちを守ろうとしたり、恋に思い悩んだり…何度見ても胸がキュンとさせられる名シーンがいっぱい!数ある作品の数ある魅力的な登場人物たちの中であなたが最もキュンとさせられるのは誰のどんなところ?シネマカフェが送るランキング企画「シネマカフェゴコロ ランキング5」では胸キュンなジブリキャラクターをテーマにランキングを実施!果たして1位は?圧倒的な票数、特に女性の支持を集めて第1位の栄冠を手にしたのは、『となりのトトロ』のトトロ。「あのうつろな目が放っておけない」(30代・女性)、「雨粒に驚いたりするキャラクター、フワフワの見た目にキュンとなる」(30代・女性)といった声が寄せられた。はっきりと言葉を喋るわけでもないのに、愛嬌のあるしぐさと見た目で第1位に輝いた。そして2位は、トトロとは逆に男性票が数多く寄せられた『風の谷のナウシカ』の主人公・ナウシカ。「凛々しさと自己犠牲の精神に惹かれる」(50代・男性)、「一生懸命で行動力があるところに同性ながら、胸キュン♪」(30代・女性)と幅広い世代から愛されている。最初に劇場で公開されたのは17年前の1984年。それから幾度となくTVでも放送されている人気作品だが、彼女の意志の強さや自らを犠牲にしてみなを守ろうとする姿にキュンとさせられたという人が多数!第3位には『魔女の宅急便』のキキがランクイン。「飛べなくなって、一生懸命自分の能力と向き合う姿が、とてもいい」(30代・女性)、「思春期特有の気持ちを思い出す」(20代・女性)。魔女でありつつ、笑ったり、怒ってむくれたり、落ち込んだりという、等身大のキキの姿に自分をついつい重ねてしまう人が多くいるよう。少年キャラクターとして最上位に入ったのは、第4位『天空の城ラピュタ』のパズー。「あんなに必死に守ってくれる男の子いない!!」(30代・女性)、「シータを支える姿は、幼いながらも頼れる男という強い印象を持った」(30代・男性)など少年ながらもシータを救おうと命懸けで戦う姿にキュンとさせられる。胸キュンポイントとして「子供なのにお姫様抱っこができる腕力と優しさ」(30代・女性)を挙げる人も。そしてヒロインのシータは第5位に入った。「守ってあげたい衝動を起こさせる」(30代・女性)、「女の子らしい弱さと強さを持っていて、そのギャップにキュンとさせられる」(20代・女性)などなど、シータにキュンとする同性の方も多いよう。ピュアな少年と少女の冒険譚という点で『ラピュタ』の人気の高さも浮き彫りになった。シータと同率で5位に入ったのは『魔女の宅急便』のキキの相棒である黒猫のジジ。外見のキュートさはもちろん、ちょっぴり生意気で甘えん坊なあの性格にコロリとやられてしまったという人は男女世代を問わず多数。なお、5位以下では『もののけ姫』のアシタカ、『崖の上のポニョ』のポニョ、『耳をすませば』の青年・天沢聖司なども多くの票とコメントを集めた。外見のかわいさに内面的な強さ、そしてあわせ持っている弱さとのギャップなどなど胸キュンポイントは人それぞれ。少女に少年、人間以外も含めて数多くのキャラクターに数多くの声が寄せられた。公開中の『コクリコ坂から』の主人公・海や彼女が想いを寄せる俊は青春真っ盛り。極上の胸キュンポイントが劇中に散りばめられているので、こちらもお見逃しなく!「胸がキュンとなるジブリキャラクター」ランキング1位:トトロ(『となりのトトロ』)2位:ナウシカ(『風の谷のナウシカ』)3位:キキ(『魔女の宅急便』)4位:パズー(『天空の城ラピュタ』)5位:シータ(『天空の城ラピュタ』)5位:ジジ(『魔女の宅急便』)ちなみに、8月のテーマは「あなたの“ベスト”ホラー映画は?」。こちらもぜひご投票ください。「シネマカフェゴコロランキング5」■関連作品:崖の上のポニョ 2008年7月19日より全国東宝系にて公開© 2008 二馬力・GNDHDDTコクリコ坂から 2011年7月16日より全国東宝系にて公開© 2011 高橋千鶴・佐山哲郎・GNDHDDT■関連記事:長澤まさみ『コクリコ坂から』初日でメインMCに抜てき!思わず自画自賛?新宿コマ劇場の跡地に地上130メートルのシネコン&ホテル建設宮崎吾朗監督「今後のジブリの方向性は?」女子高生の鋭い質問にタジタジ!岡田准一「恋の始まりにニヤニヤドキドキ」長澤まさみ起用のきっかけはあの人の推薦ジブリ最新作を携えて宮崎駿、鈴木P、庵野秀明が被災地を訪問していた
2011年07月25日女優の長澤まさみが7月16日(土)、長編アニメ声優に初挑戦したスタジオジブリ最新作『コクリコ坂から』の初日舞台挨拶に登壇…と思いきや、なんとメインMCに大抜擢され、舞台挨拶の進行役を務める“珍事”が起こった。発案はジブリの鈴木敏夫プロデューサー。これまで数多くの舞台挨拶をこなしてきた長澤さんだが、このまさかの事態に緊張しきり。早速「新聞部」を「しんぶうぶ」と言い間違えるなど、終始カミカミだったが、最後には「和気あいあいとして、いつもとは違う舞台挨拶になったと自負しております」と自画自賛していた。舞台挨拶には共演の岡田准一(V6)をはじめ、石田ゆり子、柊瑠美、内藤剛志、風間俊介、香川照之、主題歌を歌う手嶌葵、そしてメガホンをとった宮崎吾朗監督が出席。“長澤仕切り”の舞台挨拶に、岡田さんも「まさみちゃんの緊張が伝わって、僕もガチガチ」と苦笑いを浮かべた。1963年の横浜を舞台に、ヒロイン・松崎海(長澤さん)と同じ高校に通う先輩・風間俊(岡田さん)の淡い恋模様を描く青春ストーリー。岡田さんは「不安と緊張の中、(アフレコの)現場に行ったら、風間俊介くんがいて…。僕は“風間俊”役だし、ややこしやーと思いました」。実際、アフレコ中に吾朗監督が「風間くん」と呼びかけると2人揃って返事してしまうこともしばしばだったようだ。また、長澤さんが「今回の役柄はいかがでしたか?アンジェリーナ・ジョリーさん」と香川さんにムチャぶりする場面も。なんでも本番前に香川さんが、長澤さんをそそのかしたのだとか。内藤さんは予備校時代、横浜の女性をお茶に誘ってデートした淡い思い出を告白。さらにその女性が、現在の奥様だと明かし、キャスト一同を驚かせていた。何とか舞台挨拶を終え、ホッと胸をなでおろした長澤さんは「ジブリが大好きでしたら、今回は本当に夢のようでした。言葉の持つ大切さや美しさを改めて知る、いい経験になりました」とニッコリ。岡田さんは「吾朗監督のまっすぐな思いが詰まった作品。ぜひ大切な人と観てください」と客席にメッセージを送った。『コクリコ坂から』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:コクリコ坂から 2011年7月16日より全国東宝系にて公開© 2011 高橋千鶴・佐山哲郎・GNDHDDT■関連記事:新宿コマ劇場の跡地に地上130メートルのシネコン&ホテル建設宮崎吾朗監督「今後のジブリの方向性は?」女子高生の鋭い質問にタジタジ!岡田准一「恋の始まりにニヤニヤドキドキ」長澤まさみ起用のきっかけはあの人の推薦ジブリ最新作を携えて宮崎駿、鈴木P、庵野秀明が被災地を訪問していた松下奈緒「ゲゲゲ」以来のNHKドラマは、憧れの向田邦子原作
2011年07月16日宮崎吾朗監督が7月8日(金)、公開を目前に控えたスタジオジブリ最新作『コクリコ坂から』の高校生限定試写会に登場。会場となった神奈川近代文学館に集まった約160人の高校生を前に、トークショーを行った。高校生でありながら下宿を切り盛りする少女・海(長澤まさみ)と不思議な魅力を持った少年・俊(岡田准一)の青春が、東京オリンピックを控えた高度成長の時代を背景に瑞々しく描かれる。物語の舞台は横浜で、神奈川近代文学館がある山下公園の当時の姿も垣間見られる。吾朗監督は「意外と黒髪が多いですね」と思わずポツリ。客席からは「感動した」、「同じ高校生として共感できた」など好意的な意見が聞かれ、吾朗監督も安堵の表情だ。ある女子高生からは「観る前はリアル路線だと聞いていたので、どうなのか不安だったが感動しちゃいました」と冷静な意見も。さらに「でも私はジブリのファンタジーが好きなんです。今後のジブリはどんな方向性なんですか?」と鋭い質問が飛び出し、吾朗監督はタジタジ!それでも「しばらくはファンタジーから離れることになると思う。いまはファンタジーが作られ過ぎているし、大震災という現実を前にすると生半可なファンタジーは作れない。今後は、現実に軸足を置いた作品が作られるはず」と真摯に答えていた。企画とシナリオを手掛けているのは、吾朗監督の父親である宮崎駿。「僕の親って宮崎駿ですからね。これはもう“運命”として受け入れるしかないんですよ。僕自身そこから出発している部分もありますし」と吾朗監督。また当初、吾朗監督が描いたヒロイン像は「丸顔で首が太くてがっしりした体型だった。いわゆる普通の女の子ですね」(吾朗監督)。ところが駿監督から「ヒロインがこんなんじゃダメ。もっとかわいく描け」という“ダメ出し”があったのだとか。親子2代の物語を描いた『コクリコ坂から』の舞台裏に、そんなドラマがあったとは…。ぜひかわいくデザイン変更された海ちゃんを劇場のスクリーンで確認してみては?トークショーには現在、スタジオジブリに“弟子入り”しているという川上量生氏(株式会社ドワンゴ代表取締役会長)も出席。「ジブリってすごく厳しい職場だと思っていたけど、実際は、ジブリの夢物語に住んでいるような人たちが働いているんですよ。まぁ、吾朗さんは大変な立場で可哀想ですけど(笑)」とその知られざる内情を明かしていた。『コクリコ坂から』は7月16日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:コクリコ坂から 2011年7月16日より全国東宝系にて公開© 2011 高橋千鶴・佐山哲郎・GNDHDDT■関連記事:岡田准一「恋の始まりにニヤニヤドキドキ」長澤まさみ起用のきっかけはあの人の推薦ジブリ最新作を携えて宮崎駿、鈴木P、庵野秀明が被災地を訪問していた松下奈緒「ゲゲゲ」以来のNHKドラマは、憧れの向田邦子原作シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第16回)“胸キュン”ジブリキャラクターは?長澤×岡田共演!ジブリ最新作『コクリコ坂から』試写会に25組50名様ご招待
2011年07月08日スタジオジブリ最新作で宮崎吾朗の監督2作目となる『コクリコ坂から』の完成披露試写会が7月4日(月)、物語の舞台となる横浜のホールにて開催された。昼に行われた会見に続いて声優を務めた長澤まさみ、岡田准一(V6)、宮崎吾朗監督に鈴木敏夫プロデューサーが出席したのに加え、主題歌を担当する手嶌葵が生歌を披露し会場をわかせた。高橋千鶴、佐山哲郎による同名漫画を原作に、物語の舞台を横浜に設定し、時代背景を東京オリンピックの前年の1963年に変更。不思議な運命に結び付けられた2人の高校生、海と俊の青春を瑞々しく描き出す。幕が上がると舞台中央に手嶌さんが佇み、アコースティックギターの伴奏にのせて主題歌「さよならの夏〜コクリコ坂から〜」を静かに歌い上げた。その美しい歌声におよそ2,000人の観客は酔いしれ、歌い終わると一瞬の静寂ののちに大きな拍手がわき起こった。声優初挑戦の長澤さんは「子供の頃から何度も何度もジブリ作品を観て大ファンだったので、(オファーは)夢のようなお話でした。大好きだからこそ頑張りたいという気持ちがわいてきましたが、監督と鈴木プロデューサーには大分しごかれました」と喜びと苦労を明かした。『ゲド戦記』に続くジブリ作品挑戦となった岡田さんは、2作目にかける監督の“覚悟”を感じてオファーを受けたとのこと。「(監督は)いまは優しい顔してますが、現場ではクマを作って命を削っている顔をしていました」と明かした。吾朗監督は「アフレコまで(2人が演じた)海ちゃんと俊くんがどういう子たちなのか、最後の一歩のところで核心がつかめなかったんですが、声を入れていただいて『こういう子たちなのか』とやっと分かった」と2人を絶賛。鈴木プロデューサーは「『岡田くんで行こう』と吾朗くんと決めてから、岡田くんから伝言をいただいたんです。『同じ監督に2度も声を掛けてもらうのは嬉しい』って」と嬉しそう。長澤さんについても「ある人から(長澤さんを)推薦されたんですが、それが誰だったか忘れてましたが、思い出しました。『崖の上のポニョ』の主題歌を大橋のぞみちゃんの後ろ一緒に歌っていた(藤岡藤巻の)藤巻です。昔、いましたけど、いまはもうカゲもアタマも薄いですが…」と毒舌まじりに起用に至る裏側を明かしてくれた。手嶌さんは「海ちゃんと俊くんに私もキュンキュンドキドキしました」と語り、主題歌については「大人の恋の歌だと思いましたが、改めて家族や友達への愛情を考えて、優しく歌うことを意識した」と楽曲に込めた思いを語った。最後に長澤さんと岡田さんは「ジブリらしい、人が生き生きとした感じを観てほしい」(長澤さん)、「僕らの世代でも、2人の恋の始まりをみてニヤニヤドキドキしてしまうと思う」(岡田さん)と作品をアピール。多くの横浜市民で埋まった客席からは温かい拍手がわき上がった。『コクリコ坂から』は7月16日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:コクリコ坂から 2011年7月16日より全国東宝系にて公開© 2011 高橋千鶴・佐山哲郎・GNDHDDT■関連記事:ジブリ最新作を携えて宮崎駿、鈴木P、庵野秀明が被災地を訪問していた松下奈緒「ゲゲゲ」以来のNHKドラマは、憧れの向田邦子原作シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第16回)“胸キュン”ジブリキャラクターは?長澤×岡田共演!ジブリ最新作『コクリコ坂から』試写会に25組50名様ご招待ジブリ『コクリコ坂から』声優に長澤まさみ&岡田准一!大森南朋、風間俊介も初参戦
2011年07月04日スタジオジブリ最新作『コクリコ坂から』の完成披露会見が、物語の舞台となった劇中に登場する横浜市のホテルニューグランドにて行われ、声優を務めた長澤まさみと岡田准一(V6)、宮崎吾朗監督、鈴木敏夫プロデューサーが揃って出席した。高校生ながら下宿を切り盛りする少女・海と不思議な魅力を持った少年・俊の青春が、東京オリンピックを控えた高度成長の時代を背景に瑞々しく描かれる。物語の舞台は横浜で、海と俊が連れ立って山下公園を歩く描写もあり、当時のホテルニューグランドや氷川丸の姿も描かれている。主人公の海を演じた長澤さんは「小さい頃からジブリ作品が大好きだったんですが、まさか自分が主人公の声を演じることができるなんて、とびっくりしました」と感激を語る。意気込みそのままに最初に「あまりに張り切って声を張ったら、監督から『そんなんじゃない』と言われまして…。その後、『普通にしゃべってみて』と言われて普通に話したら、それがイメージに合っていたようなんですが『(話し方が)無愛想だね』、『どんどん不愛想にやって』と言われました。2日間ほとんど『無愛想に』ということを求められました」と収録の苦労を明かしてくれた。鈴木プロデューサーは「最初にまさみちゃんに喋ってもらったときは『これはミスキャストだ』と吾朗くんと顔を見合わせた」そうだが、その後の暗く無愛想な“素”の声がぴったりハマったよう。一方の岡田さんは『ゲド戦記』に続いてのジブリ作品および吾朗監督との仕事となったが「親子2代にわたる物語ということで、僕は『ゲド戦記』にも参加してるし、宮崎監督の親子2代の物語を知っている分、オファーをいただいて『本当に僕でいいのか考えてほしい』と言ったんです。やると決めたからには監督の覚悟の力になれるように頑張りたい、という気持ちで臨みました」と覚悟を明かした。海が“無愛想”な半面、岡田さん演じる相手役の俊に対しては「不器用に」という指示があったそう。「『高倉健さんみたいに』と言われましたが、CMでは『不器用』と言ってますが高倉健さん自身が不器用なわけではないと思うので、混乱しました」と苦笑交じりにアフレコをふり返った。今回、脚本を父の宮崎駿が担当したが、吾朗監督は「『ゲド戦記』のときは素人として始めて『この1作ができればいいや』という気持ちでしたが今回は最初からプレッシャーがあり、1本目以上に映画を作る苦しみを知った。初めてスタートラインに立てたような気がします」と晴れ晴れとした表情。鈴木プロデューサー曰く「宮崎駿は『2本目が勝負。これがダメなら監督なんてやめちまえ』と言っていたのでどんな感想持つかハラハラしてました。素直に『よかった』なんて言うはずはないと思ってましたが、観終わっての第一声は『おれの作った俊はあんなに不器用じゃない。あれじゃまるで吾朗だ』でした」とのこと。また吾朗監督へのメッセージとして駿監督は「おれをもっと脅かしてみろ」と語ったとか。これに対して吾朗監督は「おもわず『死ぬなよ』と言ってしまいました」と偉大なる父への複雑な思いを垣間見せた。また、鈴木プロデューサーは、NGO「ピースウィンズ・ジャパン」(大西健丞代表)の要請を受けて本作を携えて陸前高田市などの被災地を回ったことを発表。宮崎駿監督と、「エヴァンゲリオン」シリーズで知られ、ジブリ作品の『風の谷のナウシカ』にも参加している庵野秀明も同行したそうで、本作の上映のほか、トトロが描かれた色紙へのサインなども行ったという。「涙を流して喜んでもらい、嬉しかったです」と現地で鑑賞した被災者の反応も明かした。『コクリコ坂から』は7月16日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:コクリコ坂から 2011年7月16日より全国東宝系にて公開© 2011 高橋千鶴・佐山哲郎・GNDHDDT■関連記事:岡田准一「恋の始まりにニヤニヤドキドキ」長澤まさみ起用のきっかけはあの人の推薦松下奈緒「ゲゲゲ」以来のNHKドラマは、憧れの向田邦子原作シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第16回)“胸キュン”ジブリキャラクターは?長澤×岡田共演!ジブリ最新作『コクリコ坂から』試写会に25組50名様ご招待ジブリ『コクリコ坂から』声優に長澤まさみ&岡田准一!大森南朋、風間俊介も初参戦
2011年07月04日スタジオジブリの最新作で、長澤まさみが主人公の少女・海(うみ)の声を、そしてV6の岡田准一が、海が心惹かれる少年・俊の声を担当することが明らかになった。「なかよし」(講談社刊)で1980年に連載された全8話からなる少女漫画を原作とした本作。物語の舞台は東京オリンピックの開催を目前に控えた1963年の横浜の高校。16歳の海と17歳の俊の出会いと交流、高度成長に学園紛争など揺れ動く時代の中で真っ直ぐに生きる若者たちの姿を瑞々しく描き出す。2006年の『ゲド戦記』に続いて宮崎吾朗監督がメガホンを握るが、その声優陣がついに発表された。これまで、アニメ版「デトロイト・メタル・シティ」に、スタジオジブリがアニメーション作画を担当したニンテンドーDSのゲーム「二ノ国漆黒の魔導士」のボイスキャストや映画『つみきのいえ』のナレーションなどを担当してきた長澤さんだが、長編アニメーションで声優を担当するのは今回が初めて。海難事故で父を亡くしており、多忙な母を助けながら「コクリク荘」の下宿人を含む6人の“大家族”の面倒を見るしっかり者・海を演じる。長澤さんは「喜びと同時に、ジブリ作品が大好きなので私で大丈夫かなと少し不安もありますが、とにかく楽しむことを忘れないように自分らしくできたらと思います。(長編アニメーションの)声優は初めてのことですが、海ちゃんのしっかりとした芯のあるところをキチンと出せるよう、丁寧に落ち着いて取り組みたいです。(脚本を読んで)私たちに何が本当に必要なのか考える時間を持ってみることも大切なのではないかと思いました」と物語から感じた思いと意気込みを明かす。「海ちゃん役の長澤さんに関しては、三谷幸喜さん脚本のドラマ『わが家の歴史』での彼女のお芝居が良かったので、決めました」と鈴木敏夫プロデューサー。すでにアフレコが進められているが、宮崎吾朗監督は「長澤さんを選んだのはカンです。カンは大当たりでした」と手応えを感じている様子だ。そして、海と惹かれ合う高校三年生の新聞部部長・風間俊を演じるのは、宮崎監督の信を受け『ゲド戦記』に続いての参加となる岡田さん。「宮崎吾朗監督とは、二度目のお仕事になりますが、今回もお話をいただけたこと、そして大好きなジブリ作品に参加させていただけることを大変光栄に思います。監督やキャスト、スタッフの皆様に支えていただき、いつまでも観続けられるジブリ作品の力に、少しでもなれるように精一杯演じたいと思います」と出演の喜びを語っている。2人のほかに、海の祖母に竹下景子、コクリク荘に下宿する研修医の北斗役に石田ゆり子、そして海と俊の両親の旧友である小野寺に内藤剛志と、ジブリ作品常連の俳優陣が顔を揃え、海の母・良子役の風吹ジュン、徳丸社長役の香川照之など岡田さん同様に『ゲド戦記』に続いての参加となる面々も。加えて“ジブリ初参加組”も豪華!俊の親友である水沼を風間俊介、俊の父を大森南朋がそれぞれ演じる。プロの声優ではない俳優や著名人をボイスキャストに数多く起用するのはジブリ作品のひとつの特徴だが、これだけの名優たちがキャストに名を連ねるのは近年のジブリ作品においても異例と言える。長澤さん、岡田さんにとっては生を受ける数十年前の日本を舞台にした本作。どのような仕上がりとなっているのか期待が高まる。映画の制作状況は、3月の会見で鈴木プロデューサーの言葉にもあったように、依然として遅れてはいるが、5月より主要キャストのアフレコも開始。完成に向け着々と進められている。昨年の12月に「上を向いて歩こう」はキャッチコピーとして決まり、坂本九による同名の名曲が挿入歌として使用されるが、奇しくもこの言葉は、東日本大震災の発生後に多くの人々の口から日本中で発せられることになった。いまを生きる全ての日本人にスタジオジブリが贈る『コクリコ坂』は7月16日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:コクリコ坂から 2011年7月16日より全国東宝系にて公開© 2011 高橋千鶴・佐山哲郎・GNDHDDT■関連記事:宮崎駿「自分たちが何を作ってゆくのか問われている」
2011年05月13日スタジオジブリの最新作『コクリコ坂から』の主題歌発表会見が3月28日(月)、東京・小金井にある同社で行われ、宮崎吾朗監督に、2006年公開の『ゲド戦記』に続いてジブリ作品で主題歌を担当することになった手嶌葵、企画・脚本を務めた宮崎駿らが出席した。宮崎駿さんは、東日本大震災に触れ「国土の一部を失っている国で、敢えてアニメーションを作っている。この時期だからこそ、自分たちができることはアニメーションを作ってゆくことだ。歴史的な事件や、時代の変化の中で、この企画(ファンタジーではない物語)は間違いなかったと、思っている」と時折、涙をこらえるような表情を見せながら語った。宮崎吾朗監督も「自分たちが映画を作っているということが、自分たちを支えてくれている。震災の前日に、まさにこの主題歌のレコーディングをしていたが、この曲は単に若い男女が恋する歌ではなく、鎮魂歌に感じていた。そして震災が起こり、この歌の意味が非常に重く、自分にのしかかった」と明かした。手嶌さんは「主題歌に選ばれたことを嬉しく思っている」と喜びを語ったが、震災については、「震災に遭った方に、どのように声をかけていいか分かりません。しかし、一緒に手をつないで行けたらと思っています」と声を詰まらせ、悲痛な表情を見せる一幕も。また、宮崎駿監督は、予断の許さない状況が続く原発の問題を念頭に「これからの時代、自分たちが何を作ってゆくのか問われていると思う。今後の文明を模索していかなければならない」と語り、「放射能の前線に立っているレスキューや自衛隊や職員のことを考えると感謝と、誇らしく思う」と続けた。震災やその後の計画停電の影響を受けての製作の状況や、スタジオジブリとしての被災者支援について、鈴木敏夫プロデューサーは「進行に遅れがあった上の災害。だが、必ず公開日に間に合わせます。それが、我々の責務。支援については、水面下で、精神面、物理的にも既に行っていますが、あえてそれを公表はしない方針を取った」と説明。また、映画の内容に関して「地震の影響で内容が変更したことは一切なく、今後もありません」とキッパリと断言した。『コクリコ坂から』は7月16日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:コクリコ坂から 2011年7月16日より全国東宝系にて公開© 2011 高橋千鶴・佐山哲郎・GNDHDDT
2011年03月29日