「金曜ロードSHOW!」ではジブリ作品をノーカット放送する「3週連続冬もジブリ」企画を実施中。トリとなる1月27日(金)今夜は脚本・絵コンテを宮崎駿が担当、近藤喜文が監督した『耳をすませば』が放送となる。原作は柊あおいによる集英社「りぼん」連載の同名コミック。同作をもとに宮崎駿が脚本を執筆し、『火垂るの墓』や『おもひでぽろぽろ』など数々のジブリ作品でキャラクターデザイナーや作画を担当してきた近藤喜文が初監督を務めた爽やかな青春物語になっている。中学3年生の夏休みを前にした雫は最近気になっていることがあった。図書館で本を借りると必ず図書カードに「天沢聖司」という名前が書いてあるのだ。名前しか知らないけれど読書家で自分と本の好みが似ている男の子に恋にも似たほのかな想いを抱きはじめる雫は、最悪な出会い方をした同級生の聖司と偶然迷い込んだアンティークショップ「地球屋」で再会。無神経な聖司に「地球屋」の主人・司朗や店に置いてあったロマンティックな仕掛け時計、猫の人形・バロンとの“出会い”まで台無しにされたような気分になってしまう。新学期、親友の夕子のクラスメイトの杉村に恋する想いを成就させようとした雫だが、逆に杉村から告白され、戸惑った気持ちのまま「地球屋」に向かうとそこに聖司が現れる。聖司は親に反対されながらも祖父の司朗の元でバイオリン職人になるための修行を積んでいるのだった。そこで図書カードに名前を残していたのが彼だと知った雫は衝撃を受けるが、夢に向かって真っすぐ進んでいく聖司に少しずつ惹かれていく…。そして聖司は自分の力を試すためにイタリアに短期留学することになり、雫も「物語」を書いてみようと決意する――というストーリー。声の出演には、雫に『おもひでぽろぽろ』で声優デビュー、本作の主題歌「カントリー・ロード」も歌っている本名陽子。雫がほのかな恋心を抱く聖司に「民王」シリーズや「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」など俳優として活躍中、現在放送中のドラマ「カルテット」も話題の高橋一生。雫の父・月島靖也に日本を代表するジャーナリストで作家・評論家の立花隆。雫の母・月島朝子には実写版『ゲゲゲの鬼太郎』シリーズやディズニー・アニメーション『ファインディング・ニモ』シリーズでドリー役の声優を務める室井滋。バロンには「太陽にほえろ!」シリーズなどの名優・露口茂。地球屋主人の西司朗には『日本沈没』などの小林桂樹といったメンバー。毎回TV放送後には本作の雫や聖司らと自分の青春時代を比較して「あんな青春を送りたかった」と嘆く“耳をすませば症候群”がネットで巻き起こる本作。その美しすぎる青春のきらめきを改めて感じ取ってみては。金曜ロードSHOW!『耳をすませば』は1月27日(金)21時よりノーカット放送。(笠緒)
2017年01月27日「3週連続冬もジブリ」と題しジブリ作品を連続ノーカット放送している「金曜ロードSHOW!」。2週目となる1月20日(金)今夜は、昨年開催されたジブリ総選挙で第一位を獲得した大人気&大ヒット作『千と千尋の神隠し』が登場する。2001年7月に公開された本作は、日本の歴代興行収入第1位となる300億円を超える興行収入を記録。第75回アカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞したほか、第52回ベルリン国際映画祭では金熊賞を受賞するなど日本のみならず世界でも高い評価を受けている。主人公は10歳の少女・千尋。引っ越しの途中、父、母とともに不思議なトンネルに迷い込んだ千尋は、たどり着いた異世界の街で少年・ハクにすぐに元の世界に戻るよう言われるが、街の屋台で勝手に飲食した両親はブタに姿を変えられてしまい、戻るための道もいつの間にか水の中に沈んでしまっていた。神々の集う湯屋である「油屋」で働くしかなくなった千尋は、薬湯の調合を担当する釜爺の助けを借り「油屋」を取り仕切っている魔女・湯婆婆の元へ行き、湯婆婆から名前を取り上げられ新たに「千」という名で「油屋」で働くことになる。千尋が先輩たちからも少しずつ認められるようになってきたある日、「油屋」に謎のいきもの・カオナシが現れ、「油屋」を訪れる神々と平等に自分に挨拶してくれた千尋に導かれるように「油屋」に入り込むカオナシ。湯婆婆は異変を察知するが同時に強烈な臭いを発するまでに汚れてしまった神が「油屋」にやってくる…という物語。主人公の千尋には『崖の上のポニョ』『コクリコ坂から』など本作の後もジブリ作品で声優を務めるおなじみの柊瑠美。ハクには新海誠監督作『星を追う子ども』や『言の葉の庭』のほか、現在公開中の『聲の形』などで知られる入野自由。さらに湯婆婆には数々の映画、ドラマ、舞台等で活躍する夏木マリ。千尋のお父さんには大河ドラマ「花燃ゆ」や数多くの刑事モノで知られる内藤剛志。お母さんには「科捜研の女」シリーズの沢口靖子。坊には本作をはじめ数々のジブリ作品に出演し、大ヒット中の『君の名は。』でも声優を担当している神木隆之介。番台蛙には『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』『東京喰種トーキョーグール』と2017年の超話題作への出演が決定している大泉洋。そのほか『紅の豚』『もののけ姫』でもジブリ作品に出演している上條恒彦、『釣りバカ日誌シリーズ』の小野武彦、『ゲド戦記』でも声優を務めた菅原文太ら日本を代表する俳優陣が声優として参加している。金曜ロードSHOW!『千と千尋の神隠し』は1月20日(金)21時~ノーカット放送。(笠緒)
2017年01月20日スタジオジブリのアニメーション世界を体験できる「三鷹の森ジブリ美術館」の来場者数が1,000万人を突破したことを記念し、1月14日(土)、同美術館にてセレモニーが行われた。1,000万人目となった永田さん一家は大阪から来館となり、「美術館は初めてで、ずっと行ってみたいと思っていたので、大雪警報でしたけど頑張って出てきました(笑)。まったく気にしてもいなかったのでラッキーです」と満面の笑みでコメントを寄せた。「三鷹の森ジブリ美術館」は、2001年のオープン以来、入館チケットは常に完売状態の人気を誇り、昨年には15周年を迎えていた。日本のみならず世界でも評価されている理由のひとつに、細部にまでこだわりを見せた展示が挙げられる。短編作品を上映する映像展示室「土星座」や、大人も乗れるネコバスの展示ではフカフカの毛触りも体感できる。今回の来場者イベントは、2003年に続いて2回目となる。中島清文館長は、歳月をふり返り、「奇跡的なことだなと思います。スタジオジブリ作品とジブリ美術館を愛してくれている方々に感謝しかないです。いつも宮崎駿からは、光がかげらないように、常に光を指し続けるようにと言われ、努力をしてきました」と、万感の思いを込めた。ちなみに、宮崎監督からは、「『うれしいです。どうもありがとうございます』とコメントしていました。そのほかは言えないことばかり言っていたので(笑)」とのこと。入館チケットの販売も独自の方法を採用しており、1回600人を4回に区切り、最大でも1日2,400人の入館となる。入館数を伸ばすことが目的ではなく、あくまでも人数を保つことで見やすくすることを念頭に置いているという清原慶子三鷹市長は、「とにかく子どもたちを中心に、皆さんが安心に安全にしていけるようにと定数を決めています。入館数を増やすことは一切せず快適にということでやってきましたので、本当に尊い数だと思います、ありがとうございます」と感謝の言葉を口にした。さらに、リピーターが多いことについて清原市長は、「毎年オリジナルで考えてくださった企画力が大きいと思います。リピーターの方がまた新しい魅力を発見できるので。何気なく宮崎駿さんが訪れて“ここをこうしよう、書きたそう”と言い、変わっています」と、たゆまぬ努力が続けられた賜物だと言及した。「三鷹の森ジブリ美術館」の入場は、日時指定の予約制。毎月10日より翌1か月分を全国のローソンチケットで販売中。(cinamacafe.net)
2017年01月14日「金曜ロードSHOW!」ではこの冬も「3週連続冬もジブリ」と題しジブリ作品を連続でノーカット放送。1週目となる1月13日(金)今夜は84年春に公開された宮崎駿監督作品『風の谷のナウシカ』がオンエアされる。本作は宮崎駿が雑誌「アニメージュ」で1982年から1994年まで連載した同名コミックを自身の手で映画化したもの。原作の前半をベースにしながらもアニメオリジナルのストーリーが展開する。「火の七日間」と呼ばれる最終戦争から1000年を経た未来。人類は有毒な「瘴気」を吐き出す森と「蟲」たちが暮らす「腐海」を避けるように暮らしていた。腐海のほとりにある「風の谷」は平和な小国だったが、そこにある夜、軍事大国トルメキアの巨大船が墜落する。搭乗者を救助しようとするナウシカだったが、船に囚われていたペジテの王女・ラステルはナウシカに「積み荷を燃やして」と伝えて息絶える。その「積み荷」とは「火の七日間」で使われた人型兵器「巨神兵」。ペジテの地下深くで発見されたものをトルメキアが略奪するも運搬の途中で船が墜落。そして巨神兵を追ってトルメキアの軍勢が風の谷にやってくる…という物語。声の出演はナウシカ役に『ルパン三世 カリオストロの城』のクラリスなど数々の宮崎アニメに出演している島本須美。ナウシカの父・ジルには辻村真人。大ババに京田尚子。ナウシカの師であるユパに「ルパン三世」の銭形警部でおなじみの納谷悟朗。ナウシカの忠臣であるミトには「機動戦士ガンダム」シリーズのデギン・ソド・ザビや「サザエさん」の磯野波平などで知られる永井一郎。ペジテの王子・アスベルには『もののけ姫』のアシタカを演じた松田洋治。トルメキアの皇女・クシャナには「ニュースプラス1」のナレーションや「機動警察パトレイバー」シリーズ、「機動戦士Ζガンダム」などの榊原良子ら。また『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズや昨年大ヒットを記録した『シン・ゴジラ』の庵野秀明監督がアニメーターとして参加しており、庵野監督は後に本作登場の巨神兵が登場するスピンオフ作品ともいえる『巨神兵東京に現わる』を短編映画として製作している。『風の谷のナウシカ』は「金曜ロードSHOW!」で1月13日(金)21時よりノーカット放送。また翌週の1月20日(金)には『千と千尋の神隠し』が、1月27日(金)には『耳をすませば』がそれぞれ放送される。(笠緒)
2017年01月13日「金曜ロードSHOW!」では「3週連続秋のジブリ」と題しスタジオジブリ作品を連続で放送中。11月4日に放送された『となりのトトロ』に続き、11月11日(金)今夜は1992年公開の宮崎駿監督作品『紅の豚』が登場する。同作は宮崎監督が月刊「モデルグラフィックス」に連載していたエッセイをベースに、第一次世界大戦後の世界恐慌の時代を舞台とした物語。国家のために飛ぶことをやめ深紅の飛行艇に駆る賞金稼ぎの“豚”ポルコ・ロッソと、飛行機設計技師の少女・フィオ、ホテル・アドリアーノを経営するマダム・ジーナ、俳優を目指すアメリカ人の飛行艇乗り・カーチスらが織りなす「大人のカッコよさ」を詰め込んだ冒険ファンタジー。時は世界恐慌まっただ中。不況にあえぐアドリア海。真っ赤な飛行艇を操る賞金稼ぎ、ポルコ・ロッソは、空賊のマンマユート団による誘拐事件などを解決して賞金を手に入れ、自由気ままに暮らしていた。仕事を終えたポルコが向かうのは、ジーナが経営するホテル・アドリアーノ。彼女は、イタリア空軍のエースとして活躍していたポルコの素顔を知る数少ない存在であり、ポルコの戦友たちと結婚しては死別を繰り返してきた未亡人だった。その夜、ポルコの前に現れたのは、空賊たちが助っ人として招いたキザなアメリカ男・カーチス。美しいジーナに魅了されたカーチスはポルコに対抗意識を燃やすようになる。数日後、故障した飛行艇のエンジンを修理するためにミラノに向かっていたポルコを、カーチスが突然襲撃!ポルコの飛行艇はボロボロに壊れてしまう。なんとかピッコロが経営するミラノの飛行艇修理工場にたどり着いたポルコだったが、工場に残っていたのは女性ばかり。出稼ぎに出て行った男たちに代わって女性が飛行艇を組み立て、ピッコロの孫娘で17歳のフィオが設計主任を務めると聞いたポルコは、修理依頼を撤回しようとするが…という物語。ポルコ・ロッソを森山周一郎が渋みのある声で演じ、マダム・ジーナには加藤登紀子。加藤さんは主題歌「さくらんぼの実る頃」も歌っており、劇中、アドリアーノでジーナが同曲を歌うシーンは必見だ。その他のキャストはピッコロおやじに桂三枝、マンマユート・ボスに上條恒彦、フィオ・ピッコロに岡村明美、ミスター・カーチスに大塚明夫ほか。『天空の城ラピュタ』などでも垣間見られた宮崎監督の“空”への憧れと“飛行艇愛”が存分に詰まった『紅の豚』は11月11日(金)今夜21時~日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」での放送。次週18日(金)は『猫の恩返し』が放送される。(笠緒)
2016年11月11日この夏、2週連続でスタジオジブリ作品を放送した「金曜ロードSHOW!」が今夜から「3週連続秋のジブリ」と題してまたまたスタジオジブリ作品を連続で放送。第1夜となる11月4日(金)今夜は1988年公開の『となりのトトロ』がオンエアされる。『天空の城ラピュタ』に続いて宮崎駿が監督はもちろん脚本・原作も手掛けた同作は、昭和30年代の懐かしい風景を舞台に、古い民家に引っ越してきたばかりのサツキとメイの2人の姉妹が森でトトロという不思議な“いきもの”と出会い、そして姉妹の冒険が始めるという物語で、ジブリアニメを代表するキャラクターとなった“トトロ”やネコバス、マックロクロスケたちの愛きょう溢れるキャラクター性と、懐かしさあふれる情景描写が世代を超えて愛され、TV放送では毎回高視聴率をマーク、トトロをはじめとした登場キャラクターのグッズも大人気と、未だに人気の衰えない作品である。小学6年生の女の子・サツキは入院中のおかあさんに空気のキレイな土地で静養してもらうため、妹のメイとおとうさんと一緒に田舎にある、大きなクスノキの近くに建っている古い家に引っ越してくる。到着早々メイは家に隠れていた小さくて真っ黒なオバケ“マックロクロスケ”を発見。ちょっと不思議な出会いにドキドキする2人。そして田植え休みも終わり新生活が始まったある日、庭で遊んでいたメイの前に2匹の奇妙ないきものが。2匹を追いかけてクスノキの根元に転がり落ちたメイは、そこで巨大ないきもの=“トトロ”と出会う。話を聞いたサツキは自分もトトロに会いに行こうとするがメイが通ったはずの根元の穴はなくなっていた…というおはなし。声の出演はサツキに日高のり子。メイに坂本千夏。とうさんに糸井重里。糸井さんは公開当時のキャッチコピーも手がけている。かあさんには『風の谷のナウシカ』他ジブリ作品に数多く出演している島本須美ら。誰もが口ずさめる印象的な主題歌、見返す度に新たな感動が溢れるその映像とストーリー。日本アニメ史上に輝く珠玉の名作を、今夜改めてじっくりと堪能してみては。金曜ロードSHOW!『となりのトトロ』は11月4日(金)今夜21時~日本テレビ系で放送。「3週連続秋のジブリ」次週11日(金)は『紅の豚』、18日(金)は『猫の恩返し』が放送される。(笠緒)
2016年11月04日リオ五輪レスリング金メダリストの土性沙羅選手が、日本テレビ系『金曜ロードSHOW!』(毎週金曜21:00~)で4・11・18日に展開される「3週連続 秋のジブリ」の応援隊長に就任した。土性選手は「ジブリ作品は、子供のころからずっと、そして大人になった今でも変わらずに大好きです」ということから、応援隊長の就任が決定。「『魔女の宅急便』でキキが親元を離れて違う町で暮らす設定は、高校から地元を離れて暮らしている自分と重なったりもします」といい、「ジブリ作品は、『紅の豚』もそうですが、主人公たちがみんな一生懸命に頑張っている姿が魅力的で、私も頑張ろうという気持ちになります」と熱く語っている。「3週連続 秋のジブリ」は、1週目(4日)に『となりのトトロ』(1988年)、2週目(11日)に『紅の豚』(1992年)、3週目(18日)に『猫の恩返し』と同時上映された『カレーなる勝負』『初恋』(2002年)を放送。放送中には、特設サイトとデータ放送で、それぞれの作品に登場する"名セリフ"によるビンゴゲームを実施。ポイントをためて、徳間アニメ絵本のプレゼントに応募できる。
2016年11月01日佐賀県で初となるスタジオジブリの展覧会「この男がジブリを支えた。近藤喜文展」が開催される。近藤喜文の描く、キャラクター・デザインやアニメの原画、イメージボード、スケッチなどを展示。会期は2016年10月7日(金)から12月4日(日)まで。ジブリ作品を数多く手がけた日本屈指のアニメーター近藤喜文。「魔女の宅急便」「もののけ姫」「火垂るの墓」などのキャラクター・デザインや作画監督、『耳をすませば』で映画監督デビューして成功を収めた。残念ながら1998年に47歳という若さで急逝してしまうが、スタジオジブリの高畑勲・宮崎駿から信頼を寄せられ、ジブリを支えてきた人物だ。「この男がジブリを支えた。近藤喜文展」では、近藤が手掛けたアニメーションのイメージボードや原画、イラストなどを紹介していく。また、10月23日(日) 14時30分からは、佐賀県立美術館ホールで映画「耳をすませば」の上映会を実施。定員は450名で、展覧会チケットを持っている人なら無料で参加可能だ。当日、12時から上映会用整理券が配布されるので、こちらは手に入れると良いかも。あわせて、佐賀大学教育学部附属中学校吹奏楽部によるジブリ映画の音楽を演奏するコンサートも、同日の13時から30分ほど開催。生の音楽を聴いた後、そのまま映画の世界へ入り込める。【概要】この男がジブリを支えた。近藤喜文展会期:2016年10月7日(金)~12月4日(日) 9:30~18:00休館日:月曜日※但し、10月10日(月曜日・祝日)は開館し、10月11日(火曜日)を休館会場:佐賀県立美術館 2号・3号・4号展示室住所:佐賀県佐賀市城内1-15−23観覧料:前売り券 1000円(税込)、 当日券1200円(税込)【問い合わせ先】この男がジブリを支えた。 近藤喜文展実行委員会事務局(サガテレビ事業企画部内)TEL:0952-23-9112
2016年10月08日スタジオジブリの設立から30年の歩みを体感できる特別企画「ジブリの大博覧会~ナウシカから最新作『レッドタートル』まで~」が、9月11日に67日間の会期を終え、盛況裡に閉幕。この度、入場者数が502,854人にものぼり、六本木ヒルズ展望台東京シティビューの展示で過去最高記録を樹立したことが分かった。本展は、『風の谷のナウシカ』から9月17日(土)公開の最新作『レッドタートル ある島の物語』まで、これまでのジブリ作品のポスターやチラシといった広告宣伝物を中心に、制作資料、企画書など未公開資料を含む膨大な数の資料を展示。名作たちがどのように生み出され、世に出て行ったのかをふり返ることができ、また、六本木会場ならではの眺望を活かした構成。さらに、開催直前にはプロデューサー・鈴木敏夫の意向で本企画展の入場料が値下げされるなど、注目を集めた。7月7日に開幕すると、世界中で愛されるジブリの歩みを見ようと、国内外から多くの人が来場。ポスターやコピーが出来上がる過程の資料や、フォトスポットとして人気を博した「猫バス」、東京シティビューならではの眺望を生かしたダイナミックな展示など、様々な年代の心を魅了した。東京シティビューに隣接するカフェ&レストラン「Museum Cafe & Restaurant THE SUN & THE MOON」の Cafe Area 「THE SUN」では、本展の開催を記念し、ジブリの世界観を表現したオリジナルメニューを展開。『魔女の宅急便』を思い起こさせる「ニシンとカボチャのパイ」は発売と同時に話題となり連日ファンの人気を博した。この度、大盛況のうちに閉幕した本企画の入場者数が発表。502,854人が来場し、一日当たりの平均入場者数は約7,500人と、東京シティビューで開催された展覧会では過去最高の入場者数を記録。ファン待望の長編アニメーション最新作『レッドタートル ある島の物語』に向けて、“スタジオジブリ熱”が大きく盛り上がった結果となった。『レッドタートル ある島の物語』は9月17日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月12日スタジオジブリの最新作『レッドタートル ある島の物語』の試写会が9月10日(土)に開催され、ジブリの鈴木敏夫プロデューサーが上映前に講演を行い、本作の製作過程に加え、過去のジブリ作品における宮崎駿監督とのエピソードを次々と暴露し会場を沸かせた。本作はジブリにとって初めての海外のスタジオとの共同作品で、オランダ在住で、『岸辺のふたり』でアカデミー賞最優秀短編映画賞を受賞した経験を持つマイケル・デュドゥク・ドゥ・ヴィット監督を迎えて製作。ある無人島に流れ着いた男性とそこに現れた女性の物語をセリフなしで紡ぎ出していく。鈴木さんは、本作について講演の序盤からネタバレを恐れぬトークを展開。男性、女性、そして亀が何を表しているのかなどについて、映画を見る前の観客に説明しようし、司会者から慌てて制止される。それでも、「みなさん、薄々わかってますよね?なんとなくわかりますよね?」とどこ吹く風で奔放なトークを展開し、会場は笑いに包まれる。話は本作だけでなく、スタジオジブリの設立の秘密、数々の過去の名作の製作の秘話にも及ぶ。現在、小金井市にある同スタジオだが、なぜ小金井に設立されることになったのか?鈴木さんは宮崎監督との物件探しの思い出を述懐。「宮さんが、そこ(※小金井の現在のジブリのある場所の近く)に僕を連れてきて、ある家を指して『ここ、初恋の人の家』って言うんですよ。しかもその人にはフラれたそうで、武蔵境の駅までトボトボ歩いて帰ったんだって(笑)。宮さんは『鈴木さん、その道を2人で歩こうよ』って言うんです。バカじゃないかと思ったけど、本人はあの日に帰って思い出に浸ってるの(笑)。その近くに空き地があり、そこをジブリにしようかってなった」と宮崎監督の初恋がジブリの移転先に大きく影響を及ぼしたことが明かされた。このほか、『魔女の宅急便』は当初の脚本では、クライマックスの飛行船が墜落しかけ、トンボをキキが救うというシーンはなかったそうで、鈴木さんが、経営者の視点から観客をより多く動員すべく入れさせたのだと告白。「最初は全スタッフから『なんでそんなシーンを宮さんに描かせるのか?』と総スカンでしたよ」とふり返る。また『となりのトトロ』でも、宮崎監督の最初の構想では「冒頭からいきなりトトロが登場して大活躍するってことになってた(笑)」とのこと。「宮さんが『どうかな?』と言うから『ダメです』と言いました(苦笑)。サービス精神が過剰なんですよ。そこで『E.T.』だと真ん中くらいから(E.T.が)出てくるし、それまではチラ見せだって言いました。そうしたら、『じゃあ真ん中からだ』って(笑)」と豪快すぎる(?)作品作りの過程を明かす。また鈴木さんは、そうした2人のやり取りに関して「スタッフ全員が聞いてるんですよ。それを全く意に介さないところがすごい!創作に関してはすべてオープンなんです」と宮崎監督の製作のスタンスについて明かし「誇張して面白く言ってるように思われそうですが本当なんです!」と強調。「ホントの天才ですよ。長い付き合いだけど、いまだに飽きない」と改めて、その人間性も含めた宮崎監督の凄まじさについて改めて語っていた。。『レッドタートル ある島の物語』は9月17日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月11日三鷹の森ジブリ美術館は「天空の城ラピュタ」や「となりのトトロ」など、女の子が大好きなジブリ作品を楽しめるデートスポット。TVや雑誌でも取り上げられることも多く、一度は行ってみたい!という方も多いのではないでしょうか?今回は三鷹の森ジブリ美術館の見どころやおすすめデートコース、注意点についてご紹介します。■☆注意点!予約制なので事前にチケットが必要大人気のジブリ美術館。混雑すると、せっかくのステキな作品がゆっくり見られないということもあり、快適に楽しめるよう日時指定の予約制になっています。当日に発券することも可能ですが、人気の日は満員で見られなかった・・・。という最悪の事態を避けるためにも、チケットは絶対に事前予約しておきましょう。10時、12時、14時、16時のいずれかの時間を指定できます。ローソン店頭にあるロッピー端末で購入することができますよ!ちなみに美術館なので撮影は禁止。また、スマートフォンの操作や喫煙、飲食も禁止ですのでご注意ください。■☆ジブリ美術館の見どころさまざまなジブリ作品を扱った常設展示以外にも、年代わりの企画展示も見どころのひとつ。2017年5月までは、これまでの企画展示を集めた「猫バスにのって ジブリの森へ」を開催中です。また、月替りのオリジナル短編アニメーションもおすすめ。ジブリ美術館の地下にある「土星座」という80人ほど収容できる小さな映画館のような展示室では、ここでしか見られない映像作品が月替りで上映されています。となりのトトロの続編「めいとねこバス」、少年ゆうじとうさぎのギックが競い合う「たからさがし」、他にも「くじらとり」や「パン種とタマゴ姫」など魅力的なタイトルがたくさん!■☆オリジナルグッズをチェック!おみやげ屋「ショップ・マンマユート」もぜひ行ってみてほしいところ。人気商品は、美術館内にあるステンドグラスをイメージした「ステンドグラス柄のポストカード」。食べ物系ならジブリ美術館の「紋章が入ったクッキー」やキャラクターのイラストが入ったアメなんかもおすすめです。美術館でしか手に入らないグッズが多数取り揃えられているので、ぜひお気に入りを見つけてくださいね。■☆お腹がすいたらカフェ「麦わら帽子」で休憩美術館なので、基本的に飲食は禁止されていますが、館内にあるカフェ「麦わら帽子」では飲食OK!いろんなメニューがあるのでここでは一部をご紹介します!・がっつりランチにおすすめなカレーやオムライス10時に入館して、一通り見終わってちょっと休憩したいなというときにおすすめなのが「畑ごはんのカツカレー(1,200円)や「麦わらぼうしのオムライス(1,100円)」。美術館のまわりには飲食店が豊富・・・というわけではないので、ここでランチをしてから次のデートに行くのがおすすめです♪・デザートメニューも豊富!ちょっとお茶したい時には「ふわふわミルク入りコーヒー(500円)」。甘いものが食べたくなったら「麦わらぼうしのパフェ(800円)」がかわいいので写真を撮る女子ならおすすめ。またビールもあるのでちょっと一杯飲みたい時にもおすすめですよ!■☆作品をゆっくり楽しむためにおさえておきたいポイント・バスの時間を把握しておこうJR三鷹駅南口から出ているコミュニティバスの時間をチェックしておきましょう!出発に合わせて電車の時間も調整すれば、待ち時間も少なくストレスフリー♪・無料ロッカーを利用しよう!ロッカーに荷物をおいておけば、手ぶらで館内の作品を楽しむことができます。預けるときに仮払いで100円が必要なので、あらかじめ両替しておきましょう。見どころいっぱいの三鷹の森ジブリ美術館。見ておきたいポイントをおさえて、デートを楽しんでくださいね♪(TOKO/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年09月08日「2週連続 夏はジブリ」と題してスタジオジブリ作品を連続オンエアしている「金曜ロードSHOW!」。先週の『もののけ姫』に続き8月12日(金)今夜は2011年7月に全国公開された宮崎吾朗監督作品『コクリコ坂から』をオンエアする。本作は1980年に「なかよし」(講談社刊)で連載された少女コミックが原作に宮崎吾朗監督が『ゲド戦記』に続いてメガホンを取って、東京オリンピックの開催を目前に控えた1963年の横浜の高校を舞台に16歳の海(うみ)と17歳の俊の出会いと交流を、高度成長や学園紛争など当時の時代背景と共に描き出していく。主人公の少女・海(うみ)の声を長澤まさみが担当、長澤さんは本作が長編アニメ初挑戦となった。そして海が心惹かれる少年・俊を「V6」の岡田准一が担当。また海の祖母を竹下景子が、コクリク荘に下宿する研修医・北斗を石田ゆり子が、海と俊の両親の旧友・小野寺を内藤剛志がそれぞれ担当するほか、海の母・良子には風吹ジュンが、徳丸社長には香川照之が、俊の親友・水沼は風間俊介が、俊の父は大森南朋がそれぞれ声を担当する。岡田さんと風吹さん、香川さんは『ゲド戦記』に続いて宮崎吾朗監督作への出演となるほか、竹下さん、石田さん、内藤さんといったジブリ作品ではおなじみの俳優陣も顔を揃え、そこに風間さん、大森さんといった新しいキャストも加わった声優陣の豪華さが当時話題となった。海から続く坂道の上に建つ“コクリコ荘”。高校生の海(長澤さん)は父を早くに亡くし、留学中の母・良子(風吹さん)に代わってコクリコ荘を切り盛りしていた。ある日新聞部部長の風間俊(岡田さん)と出会った海は妹の空(白石晴香)と共に、風間が学園による取り壊し決定に反対し存続活動をしている古いクラブハウス“カルチェラタン”を訪れ、風間から新聞作りの手伝いを頼まれたことで彼との距離を縮めていく。風間と親友で生徒会長の水沼(風間さん)に影響を受けカルチェラタン取り壊しを巡る討論会に出席した海は、校舎の大掃除を提案。またコクリコ荘の住民で学園の卒業生の北斗(石田さん)がコクリコ荘を去ることになり、北斗の発案でその送別会に風間と水沼を招待する。風間に惹かれ始めていた海はコクリコ荘を案内しながら彼に自らの生い立ちを告白。そこで海の父とその親友が写った写真を見た風間は衝撃を受ける。そしてカルチェラタンの大掃除がスタート。北斗の人脈で存続支持を表明した有力OBの協力もあり校舎は見違えるようにキレイになっていくが、学園側はカルチェラタンの強制撤去を決定。さらに風間は海に対してよそよそしい態度をとるように――。ジブリならではの美しい映像で若者たちのみずみずしい青春の輝きを描き出す『コクリコ坂から』は日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」で8月12日(金)21時~本編ノーカットで放送。(笠緒)■関連作品:コクリコ坂から 2011年7月16日より全国東宝系にて公開(C) 2011 高橋千鶴・佐山哲郎・GNDHDDT
2016年08月12日夏休み本番を迎え、連日多くの来場者で賑わっている「ジブリの大博覧会~ナウシカから最新作『レッドタートル』まで~」にて、ジブリの世界観を表現したオリジナルメニューが展開中だが、このたび第2弾として、「ニシンとカボチャのパイ」、「天空のかき氷」、「ドロップソーダ」の3品が新たに登場する。ファン待望の長編アニメーション最新作『レッドタートル ある島の物語』が第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門特別賞を受賞するなど、永く世界中から愛されるスタジオジブリ。本展示では、同スタジオ設立30年間の歩みを、作品のポスターやチラシといった広告宣伝物を中心に、制作資料、企画書など未公開資料を含む膨大な数の資料からふり返る。会場となる六本木ヒルズ展望台・東京シティビューからの眺望を活かした4つの構成で楽しむことができ、開催直前にプロデューサー・鈴木敏夫の意向で本企画展の入場料の値下げが実施されるなど、話題を集めた。現在、六本木ヒルズ展望台東京シティビューに隣接するカフェ&レストラン「Museum Cafe & Restaurant THE SUN & THE MOON」のCafe Area「THE SUN」では、“まっくろ”なハンバーガーや、“目玉焼きトースト”などジブリ作品をイメージしたオリジナルメニューを提供中。そして第2弾として新メニューが8月10日(水)より登場する。『魔女の宅急便』でもお馴染みの「ニシンとカボチャのパイ」はうま味たっぷりのニシンとホクホクのカボチャ、ブロッコリーをアツアツのホワイトソースで仕上げたパイ。1日50食限定なのでお早めに。「天空のかき氷」は下の層はレモン、上の層はメロン味と2種類のシロップを使用。トッピングされた宝石のようなブルーハワイゼリーが、“飛行石”を髣髴とさせる、涼し気なデザートだ。そして、昔懐かしいドロップ飴のドリンクにミント風味とトニックソーダで爽やかな大人の味に仕上げた「ドロップソーダ」。中にはドロップに見立てたカラフルなグミも。本メニューは「Museum Cafe & Restaurant THE SUN & THE MOONCafe Area THE SUN (六本木ヒルズ森タワー52F)」にて9月11日(日)まで、11時から22時(FOOD L.O. 21時/DRINK L.O. 21時30分)で提供。入場料は無料ですが、展望台入館料、もしくは、「ジブリの大博覧会」の入場券が必要。「ジブリの大博覧会~ナウシカから最新作『レッドタートル』まで~」は六本木ヒルズ展望台・東京シティビュー内スカイギャラリーにて7月7日から9月11日(日)まで開催(会期中無休)。(text:cinemacafe.net)
2016年08月09日「金曜ロードSHOW!」では「2週連続 夏はジブリ」と題してスタジオジブリ作品を連続オンエア。その第一弾として8月5日(金)今夜、1997年に公開され当時の歴代興行収入を塗り替える大ヒットを記録した『もののけ姫』をノーカット放送する。宮崎駿監督が構想16年、製作3年を費やして作り上げた長編映画7作目となる本作。1997年当時としては最新の技術だったデジタルペイントの導入や、CGを駆使した映像表現を導入。従来のジブリ作品のイメージを継承しつつもよりハードで緻密な作画で表現された映像は当時大きな話題となり、異例の長期間にわたる公開、そして興行収入193億円という驚異的な記録へとつながった。また石田ゆり子、田中裕子、小林薫、西村雅彦、上條恒彦、美輪明宏、森光子、森繁久彌といった錚々たる俳優たちが声優を担当。同時に『風の谷のナウシカ』のナウシカ役である島本須美とアスベル役の松田洋治といった宮崎作品を支えた声優陣も出演。豪華な声優の演技にも注目。北の果てに住むエミシ一族の青年・アシタカ(松田さん)は“タタリ神”に姿を変えたイノシシから村を守るためにタタリ神に矢を放ち死の呪いを受けてしまう。村の巫女・ヒイさま(森さん)は西に呪いを絶つ方法があると預言、アシタカは旅に出る。道中で謎の男・ジコ坊(小林さん)と出会い、精錬所“タタラ場”とすべての生命を司る“シシ神の森”について話を聞き、タタリ神となったイノシシの体から出てきた鉄の玉がタタラ場で作られたものと考えたアシタカは、タタラ場を目指す。その後犬神に襲われて川岸に倒れていた甲六(西村さん)を救出したアシタカは、犬神に育てられ人間を嫌う少女・サン(石田さん)と出会うことに。サンから森を去るように言われ甲六を連れて彼が働くタタラ場へと向かう。タタラ場を率いるエボシ御前(田中さん)に歓迎されるアシタカ。エボシ御前は女性や病人など世間から蔑まれていた人間が生きていくための独自のコミュニティを築いてきたが、そのために森を切り倒したことでサンと彼女を育てた犬神・モロの君(美輪さん)の怒りをかっていた。そしてエボシへ復讐を果たすべくサンがタタラ場を襲撃、両者の戦いを止めようとしたアシタカは暴発した石火矢の銃弾を受けるも傷ついたサンをなんとかシシ神の森へ送り届けようとするが…。ジブリ初の外国人監督による最新作『レッドタートル ある島の物語』が「第69回カンヌ国際映画祭」の「ある視点」部門で特別賞を受賞、海外でも高い評価を受けるなか、もう一度いまなお色褪せることのない日本アニメ界の金字塔である本作をじっくりと鑑賞してみるのはいかがだろうか。なお「2週連続 夏はジブリ」第2弾として8月12日(金)には『コクリコ坂から』が放送となる。金曜ロードSHOW!『もののけ姫』は8月5日(金)21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2016年08月05日「金曜ロードSHOW!」では、8月5日(金)から「2週連続 夏はジブリ」と題して、スタジオジブリの名作『もののけ姫』『コクリコ坂から』を放送することを決定した。常にアニメーション映画の最先端を進み続けるスタジオジブリ。9月には最新作『レッドタートル ある島の物語』が公開されることが決定。ジブリ初の外国人監督によって製作された本作は、「第69回カンヌ国際映画祭」の「ある視点」部門で特別賞を受賞し、公開を前に、すでに海外でも話題沸騰中だ。今回、1週目に放送されるのは、宮崎駿監督の大作「もののけ姫」。1997年公開当時の日本の興行収入記録を塗り替え、日本だけではなく世界中で絶賛。自然界と人間との関わりについて描いた壮大な物語。自然と人間は共に生きることができるのか。人類の命題とも言える大きなテーマに挑んだ超大作だ。続いて2週目には、少女マンガを原作に製作された『コクリコ坂から』。東京オリンピックを目前に控えた1963年の横浜を舞台に描かれる、どこか懐かしい気持ちになる青春物語。少年少女の恋を鮮やかに描きながら、時がたっても変わらない“本当に大切なもの”をそっと提示してくれる。公開時「上を向いて歩こう。」というキャッチコピーがつけられた通り、まっすぐに生きていく力をもらえる名作。宮崎監督が手掛けた伝説的大作「もののけ姫」と、宮崎駿企画・脚本&宮崎吾朗監督の青春物語「コクリコ坂から」は、どちらも何度観てもまた観たくなる、最高のエンターテインメント。夏休みのこの機会に、ぜひ家族揃って楽しんでみては?金曜ロードSHOW! 『もののけ姫』は8月5日(金)21時~50分拡大、金曜ロードSHOW! 『コクリコ坂から』は12日(金)21時~日本テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2016年07月22日改修工事を終えた「三鷹の森ジブリ美術館」の内覧会が7月15日(金)に行われ、2001年10月のオープン以来15年ぶりに、塗り直された外壁をはじめ、“化粧直し”された館内がお披露目された。同館は5月9日(月)から設備メンテナンスのため、長期休館していた。セレモニーに出席した中島清文館長は、「(館主である)宮崎駿のたっての願いで、オープン当時の赤、青、黄色に外壁を塗り直した」と約2か月半を費やしたリニューアルを説明。宮崎監督から「ありがとうございました。おかげさまで、また15年がんばれます」と感謝のコメントが寄せられたと明かした。その宮崎監督が企画・監修した新展示「猫バスにのって ジブリの森へ」が、7月16日(土)からスタート!2001年のオープン時に開催された「千と千尋の神隠し展」を皮切りに、“アニメーションに関する作り手の思い”“映画を生み出す発想の種”に焦点を当てた計14の企画展示を一堂に集めて紹介する。「天空の城ラピュタと空想科学の機械達展」(2002年)、「3びきのくま展」(2007年)、「クルミわり人形とネズミの王さま展」(2014年)など、これまでの展示物に新たにアレンジを加え、各展覧会ごとに当時のポスターやパンフレットを配置し、見どころを紹介。広さ133平方メートルの展示室いっぱいに作り込んだほか、大きな大きな“3びきのくま”や、大人も乗れるネコバスなど、復活の声が多く寄せられた展示物が再登場。「まさに15年の総決算」(中島館長)となる開館以来の歴史を凝縮した内容になっている。なかでも注目されるのが大人も乗れるネコバスで、窓からは『ハウルの動く城』の大きく引き伸ばした背景画、ハウルの城やこねこバスに乗っためいたちを見ることができる。入場チケットはすべて日時指定の事前予約制で、7月~8月の夏休みシーズンチケットの先行抽選販売を実施中。また、7月入場分より全チケットに購入者の名前を印字され、入場時にチケット購入者の本人確認を行う場合がある。「猫バスにのって ジブリの森へ」は7月16日(土)~ 2017年5月まで開催予定。(C)Museo d’Arte Ghibli(C)Studio Ghibli(text:cinemacafe.net)
2016年07月15日『生まれて初めて観るジブリ映画を、どえらい態度で鑑賞する11ヶ月。』という言葉とともにTwitterに投稿された赤ちゃんの写真が話題を呼んでいます!【全ての画像はこちら→】コイチの卍寺さん(@manjidera)が投稿したのは、生まれて初めてジブリ映画を鑑賞する愛娘・花笑ちゃんの姿。生後11か月の花笑ちゃんが見ているのは名作『となりのトトロ』で、これだけ聞くと何ともほほ笑ましい組み合わせですよね。しかしその鑑賞姿が予想外のもので……。----------ソファにもたれかかって、映画を鑑賞する花笑ちゃん。ここまでは、よくある日常のひとコマのように思えます。しかし、正面にまわって見てみると……どーーーん!と、この態度と表情!両手を大きく広げ、足をクロスさせてソファにもたれかかるたたずまいはプロの映画評論家顔負け!鑑賞後は「まんままんま、あんぐー」という感想を述べたということです♪彼女になら、どんなコメントをされても「その通りです……」と観念するしかありませんね。投稿された全ての画像は、関連記事の『【おもしろベビー画像】ジブリ映画を初鑑賞する赤ちゃんの貫禄ある姿にあぜん』からご覧ください♪将来どんな女の子になるのか、今から楽しみで仕方ありません!●文章/パピマミ編集部
2016年07月13日今夏開催されるスタジオ設立30年間の歩みを体感できる特別企画「ジブリの大博覧会」。この度、開催前日である7月6日(水)に、展示物の紹介や、スタジオジブリプロデューサー鈴木敏夫とウォルト・ディズニー・ジャパン高橋良太による対談の様子を、「LINE LIVE」で独占生配信することが分かった。六本木ヒルズ展望台東京シティビューにて、7月7日(木)から9月11日(日)まで開催される「ジブリの大博覧会」。今回の企画は、『風の谷のナウシカ』から、第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門特別賞を受賞し、9月公開となる最新作『レッドタートル ある島の物語』まで、これまでのジブリ作品のポスターやチラシといった広告宣伝物を中心に、制作資料、企画書など未公開資料を含む膨大な数の資料を展示される。この開催を記念して、今回「LINE LIVE」にて配信が決定したのは、開催前日に会場内の展示物を特別大公開するというもの。スタジオジブリの鈴木氏やウォルト・ディズニー・ジャパン高橋氏、日本テレビプロデューサー・依田謙一が出演し、これまでのジブリ作品がどのように生み出され、世に出て行ったのかなど、秘蔵資料とあわせて披露されるとのこと。誰もが知る『風の谷のナウシカ』から、世界で注目を集めている最新作『レッドタートル ある島の物語』まで…これを見たらジブリの全てが分かるかも!?「ジブリの大博覧会 独占LIVE全部見せちゃう!? SP」は7月6日(水)19時~LINE LIVEにて配信。「ジブリの大博覧会~ナウシカから最新作『レッドタートル』まで~」は六本木ヒルズ展望台・東京シティビュー内スカイギャラリーにて7月7日(木)から9月11日(日)まで開催。(会期中無休)(cinemacafe.net)
2016年07月05日この夏、スタジオジブリ設立30年間の歩みを体感できる特別企画「ジブリの大博覧会~ナウシカから最新作『レッドタートル』まで~」の開催を記念して、“まっくろ”なハンバーガーや、“目玉焼きトースト”などジブリ作品をイメージしたオリジナルメニューが展示会場の隣接するカフェ&レストランにて登場することが分かった。ファン待望の長編アニメーション最新作『レッドタートル ある島の物語』が第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門特別賞を受賞するなど、永く世界中から愛されるスタジオジブリの歩みを、作品のポスターやチラシといった広告宣伝物を中心に、制作資料、企画書など未公開資料を含む膨大な数の資料からふり返る本展示。会場となる六本木ヒルズ展望台・東京シティビューからの眺望を活かした4つの構成で楽しむことができ、先日にはプロデューサー・鈴木敏夫の意向で本企画展の入場料の値下げが実施されるなど、大きな注目を集めている。今回、本展示を記念したオリジナルメニューが東京シティビューに隣接するカフェ「THE SUN」にて登場。どれもジブリ作品をイメージさせるメニューばかり!「まっくろバーガー」は、竹炭を使用したフォッカッチャ生地のバンズなど全て黒の食材を重ねたインパクトあるバーガー。その“まっくろ”さとバンズからはみ出すゲジゲジ感に、あるキャラクターを思い出すかも…?また、多くの人が一度は憧れたことがあるであろう“トースト×目玉焼き”のクロックマダムは、ボリューム満点の仕上がりで「目玉焼きトースト&肉団子のスープ」として登場。そのほか、「抹茶の雨傘かき氷」「大博覧会記念パフェ」など想像力をかきたてる11種類の魅力的なメニューがジブリの世界観を表現するという。本メニューは「Museum Cafe & Restaurant THE SUN & THE MOONCafe Area THE SUN (六本木ヒルズ森タワー52F)」にて7月7日(木)~9月11日(日)、11時から22時(FOOD L.O. 21時/DRINK L.O. 21時30分)で提供。入場料は無料ですが、展望台入館料、もしくは、「ジブリの大博覧会」の入場券が必要。「ジブリの大博覧会~ナウシカから最新作『レッドタートル』まで~」は六本木ヒルズ展望台・東京シティビュー内スカイギャラリーにて7月7日(木)から9月11日(日)まで開催。(会期中無休)(text:cinemacafe.net)
2016年07月05日三鷹の森ジブリ美術館で、新企画展示「猫バスにのって ジブリの森へ」が開催される。期間は2016年7月16日(土)から2017年5月(予定)まで。■新企画展示「猫バスにのって ジブリの森へ」ジブリ美術館が2001年からこれまで開催してきた企画展示は14本を数える。本展はそれら歴代の企画展をコラージュのように集約し紹介するものだ。映画を生み出す“作り手の想い”と“発想の種”に焦点を当てた本展示をレポートする。企画展は入口からユニーク。入口の壁から顔と前足が飛び出したネコバスが来場者を出迎える。このネコバスをくぐるようにして中に入ると、そこはもうネコバスの内部だ。床から天井まで隅々がふわふわの毛皮に覆われている。ソファーに座ると、映画の中でサツキとメイが感動していた、沈み込むようなふかふかの感触を実際に体験することができる。ネコバスを出ると、映画『ハウルの動く城』の荒野の背景と共に、ハウルの動く城の展示物が登場する。こちらは今回の企画展のために新たに制作したもので、ネコバスが向かう異世界を象徴する存在だという。異なる作品が一つのコンセプトの下で一体になった世界を味わえる。この部屋では他に、「ピクサー展(2004年)」、「アードマン展(2006年)」、「崖の上のポニョ展(2009年)」、「ジブリの森のレンズ展(2013年)」も紹介。1つ目の部屋から2つ目の部屋の間の空間には、「3びきのくま展(2007年)」の展示がある。腰をかがめてやっと通れる入口からその空間を覗くと、体調2m超もありそうなスケールの、3匹の熊に見下ろされる。原作絵本の少女がくまの家に入った驚きに共感できる展示だ。続く部屋の目玉展示は、新たに開発された鳥型飛行機「アルシオーネ」。この色鮮やかな機体の周りには、「天空の城ラピュタと空想科学の機械達展(2002年)」より、空想が生み出した奇妙な乗り物や機械についての解説パネルが広がる。この部屋には、「クルミわり人形とネズミの王さま展(2014年)」、「小さなルーブル美術館展(2008年)」、「挿絵が僕らにくれたもの展(2012年)」の展示も。また、最後の展示スペースでは、作り手たちの仕事に焦点を絞った「アルプスの少女ハイジ展(2005年)」が紹介される。名作が誕生するまでのロケハン資料やキャラクターデザインに関する資料など、アニメーターたちの現実的な一面が垣間見れる。さらに、初代企画展示である「千と千尋の神隠し展(2001年)」と、昨年2015年に開催された「幽霊塔へようこそ展」が同じスペースで紹介されるので、今と昔の展示を比べて楽しむことも可能だ。■三鷹の森ジブリ美術館についてジブリ美術館は、2016年5月9日(月)から7月15日(金)まで改修工事で長期閉館していた。次に、このリニューアルのポイントと、常設展も含めた注目の展示について紹介する。・リニューアルリニューアルで大きく変わったのは外壁。年月をかけてツタがからんだ美しい外壁も残しつつ、色鮮やかな赤・青・白で塗り替え、開館当初とはまた違った趣で生まれ変わった。また、『天空の城ラピュタ』に登場するロボット兵のいる屋上も改装されている。・映像展示室「土星座」 B1Fエントランス空間の横にある映像展示室「土星座」では、ここでしか見ることのできないオリジナル短編作品が上映されている。また、2Fにあるギャラリーでは「土星座」でこれまでに上映された全作品に関する展示が開催中だ。・常設展示室「映画の生まれる場所」ここでは、アニメーション映画が完成するまでの仕事を作り手たちの作業場を再現した室内で紹介する。改装前と展示の構成は変わっていないが、壁にたくさん貼られたスケッチ画の複製などが新しく貼り替えられるなど、常設展示も隅々まできれいにされた。・ネコバスルーム2Fにあるネコバスルームは、小学6年生以下の子供が対象のプレイルーム。これまでは、子供だけがここでねこバスに乗ることができたが、上で紹介したように、企画展示室内には大人も乗れるねこバスが登場中。両方のスケール感の違いも楽しんでみては。イベント概要新展示「猫バスにのって ジブリの森へ」期間:2016年7月16日(土)~2017年5月(予定)場所:三鷹の森ジブリ美術館住所:東京都三鷹市下連雀1丁目1-83【チケットの購入方法】ジブリ美術館は、美術館をより安全で快適に楽しめるよう日時指定の予約制を行っている。購入場所:全国のローソン価格:大人・大学生 1,000円 高校・中学生 700円 小学生 400円 幼児(4歳以上) 100円※4歳未満は無料。※上記の料金で短編映画も鑑賞できる。※団体や前売り他各種割引制度は、実施していない。※上記料金は、税込み。入場時間:開館時間は、10時から18時(火曜休館)、入場時間は1日4回。・1回目入場 10時(10時30分までに入場)・2回目入場 12時(12時30分までに入場)・3回目入場 14時(14時30分までに入場)・4回目入場 16時(16時30分までに入場)※入場指定時間から30分後までの入場。※入れ替え制ではないので閉館時間までゆっくり楽しめる。※カフェの営業時間は11時から。※営利目的でのチケット転売は、いかなる場合にも禁止。※オークション等で転売されたチケットであると判明した場合、入場を断る場合あり。【毎月10日はジブリ美術館チケット発売の日】ジブリ美術館のチケットは1ヶ月ごとの販売。毎月10日午前10時から、翌1ヵ月分を販売。【アクセス(美術館への行き方)】■1,徒歩三鷹の森ジブリ美術館は、JR三鷹駅南口から玉川上水沿いをゆっくり歩いて約15分。玉川上水沿いには、美術館の方向を指し示す案内看板がある。また、三鷹駅南口からコミュニティバスを利用すると約5分。なお、三鷹駅へは、新宿駅からJR中央線の快速で20分。■2,コミュニティバスJR三鷹駅南口からコミュニティバス2路線が開設されている。スタジオジブリがデザインしたバスも走っているのでチェックしてみて。定員:55人、車椅子1台料金:大人 片道210円、往復320円 / 子ども 片道110円、往復160円※往復割引券は、三鷹駅南口バス停前の券売機およびバス案内所で販売。※混雑時は臨時増発を予定。※美術館休館日には減便となる。※消費税の引き上げに伴い、2015年4月1日に乗車運賃が改定。・ルート1.三鷹駅発 三鷹の森ジブリ美術館経由 三鷹駅行き(循環)[三鷹駅南口]→[むらさき橋]→[文化園西]→[万助橋]→[三鷹の森ジブリ美術館]→[明星学園入口]→[下連雀]→[連雀通り商店街]→[南浦]→[仲町通り]→[北浦]→[本町通]り→[三鷹駅南口]・ルート2.三鷹駅発 三鷹の森ジブリ美術館経由 明星学園行[三鷹駅南口]→[むらさき橋]→[文化園西]→[万助橋]→[三鷹の森ジブリ美術館]→[明星学園入口]→[厚生園裏]→[牟礼西町]→[明星学園前](折り返し)→[牟礼西町]→[厚生園裏]→[明星学園入口]→[万助橋]→[山本有三記念館]→[三鷹駅南口]【問い合わせ先】TEL:0570-055777(ご案内ダイヤル/9:00~18:00/休館日の火曜日をのぞく)
2016年05月28日現在、改修工事のため長期休館中の「三鷹の森ジブリ美術館」。このほど、リニューアル明けの7月16日(土)より、宮崎駿監督が企画・監修した新展示「猫バスにのって ジブリの森へ」をスタートさせることになった。これまで、2001年の「千と千尋の神隠し展」を皮切りに、2005年「アルプスの少女ハイジ展」、2009年「崖の上のポニョ展」、2011年「ねこバスから見た風景展」など、“アニメーションに関する作り手の思い”を紹介した展覧会を開催してきた「三鷹の森ジブリ美術館」。また、2002年には「天空の城ラピュタと空想科学の機械達展」、2007年「3びきのくま展」、2014年「クルミわり人形とネズミの王さま展」など、映画を生み出す“発想の種”に焦点をあてた展覧会も行い、つねにアニメーションの新たな見方に気づかされるような展示で大好評を博してきた。現在、館内各所の設備を更新し、外壁を色鮮やかに塗り直すなど、建物の化粧直し中だが、今年の夏休みには「猫バスにのって ジブリの森へ」として、「企画展示のこれまで」を一堂に集めて紹介。宮崎監督の企画・監修のもと、これまでの展示物に新たにアレンジを加え、コラージュ風に展示室いっぱいに展示。大きな大きな“3びきのくま”や、大人も乗れる猫バスなど、復活の声が多く寄せられた展示物が再登場するとあり、新たな装いととともに、この15年がぎゅっと濃縮されたジブリの世界を堪能することができそうだ。入場チケットはすべて日時指定の事前予約制となっており、従来の一般販売は、毎月10日に翌月分のチケットをローソンにて日にち&入場時間別に選択して購入するというもの。なお、5月25日(水)より、7月、8月の夏休みシーズンチケットの “先行抽選販売”を実施。この時期は「チケットが取れない」という意見が相次ぐ一方、転売目的によるチケット購入事例も見られていたが、昨年初めて実施した際に一定の効果が得られた日時指定の予約チケット(入場引換券)の先行抽選販売を本年も導入。また、7月入場分より、すべてのチケットに購入者の名前を印字。入場時には、チケット購入者の本人確認を行う場合もあるという。「猫バスにのって ジブリの森へ」は7月16日(土)~ 2017年5月まで開催予定。(text:cinemacafe.net)
2016年05月25日ジブリ『耳をすませば』監督・近藤喜文の展覧会が阪急うめだ本店で開催される。期間は2016年4月27日(水)から5月9日(月)まで。多くのジブリ作品を手がけた日本屈指のアニメーター 近藤喜文。スタジオジブリの高畑勲・宮崎駿両監督から厚く信頼を寄せられ、ジブリを支えてきた。本展では、『火垂るの墓』『魔女の宅急便』『紅の豚』『もののけ姫』などの原画をはじめ、唯一の長編監督作品『耳をすませば』の絵コンテやアニメーション原画、スケッチなど約500点を紹介する。キャラクターデザインと作画監督をつとめた『火垂るの墓』(1988年)や『おもひでぽろぽろ』(1991年)では、リアリティ溢れたキャラクター表現への挑戦が見どころのひとつ。表情の考察と試行錯誤を繰り返し、キャラクターが生き生きと動き出すまでの断片を、スケッチや原画でじっくりと見てみて。また、作品のイメージを膨らませるために手描きしたイメージボードも多数展示。他にも、公開に至らなかった、近藤が監督を務めた日米合作フルアニメーション『リトル・ニモ』(※パイロットフィルム、1984年)の動画など、貴重な資料もお見逃しなく。※パイロットフィルム…公開予定の作品に対し試験的に製作されたもの【詳細】近藤喜文展期間:2016年4月27日(水)~5月9日(月)・日~木曜日 10:00~20:00・金・土曜日 10:00~21:00※閉店30分前までに入場※催し最終日は午後6時閉場場所:9階 阪急うめだギャラリー住所:大阪府大阪市北区角田町8−7入場料:一般900円 大学生・高校・中学生700円 小学生以下無料
2016年04月16日「金曜ロードSHOW!」放送30周年を記念して、2週連続でスタジオジブリ作品を放送する「秋のジブリ」。先週は、木村拓哉が声優を務めた『ハウルの動く城』が放送されネット上の話題を独占していたが、2週目となる今夜は、テレビ初放送となるスタジオジブリ最新作『思い出のマーニー』が地上波初登場!米林宏昌監督のコメントも到着した。海辺の村の誰も住んでいない“湿っ地屋敷”。幼いころに両親を亡くし、養母に育てられた12歳の少女・杏奈は、一緒に暮らす養母にさえ心を閉ざしている。ある日、学校で喘息の発作を起こしたことをきっかけに親戚の家にしばらく滞在することになるのだが、そこで、青い窓に閉じ込められた金髪の少女マーニーと出会う。小さな身体に大きな苦しみを抱えて生きる杏奈。その杏奈の前に現れる謎の少女マーニー。ひと夏の出会いの中で、二人が分かち合った秘密とは一体何だったのか…?本作は、北海道の海辺の町を舞台に、心に傷を負ったふたりの少女が、本当の“愛”と“自分”を見つけていく姿が、現代に生きる不器用な子どもたちの悩みと成長を思わせる感動のファンタジー作品。イギリスの作家ジョーン・ロビンソンによる同名児童文学を原作に、舞台を日本・北海道に移したことや、主人公にスタジオジブリ初の“Wヒロインヒロイン”を起用したことでも大きな注目を集めた。Wヒロインのひとり、杏奈を演じたのは、5人組グループ「bump.y」のメンバーで、『ストレイヤーズ・クロニクル』での熱演が記憶に新しい女優の高月彩良。もうひとりのヒロインとなるマーニーを、「あまちゃん」出演以降、『ストロボ・エッジ』、『ビリギャル』、月9ドラマ「ようこそ、わが家へ」、「海に降る」と飛ぶ鳥を落とす勢いが続く有村架純が演じた。メガホンを握ったのは、『借りぐらしのアリエッティ』で監督に抜擢され、興収92.5億円、その年の邦画興行収入ランキングでNo.1の大ヒットを収めた米林監督。本作のテレビ初放送にあたり、「この映画を作るときに、これは『此岸と彼岸』の話になるだろうと思いました。潮の満ち引きによって向こう側へ渡れたり渡れなかったりする入江は、これを映像化したものです。不安や悲しみの波はいつだって寄せては返します。僕たちのそばにいつもマーニーがいてくれれば…そんなことを思いながら作りました」と、当時をふり返り語った。「金曜ロードSHOW!」『思い出のマーニー』は、10月9日(金)より21時から15分拡大ノーカット放送。(text:cinemacafe.net)
2015年10月09日2013年4月の創業90数年を記念して株式会社文藝春秋が設立した「文春ジブリ文庫」。中でも人気のシリーズ「ジブリの教科書」から、この度、かつての豪華ナビゲーター陣に加え風吹ジュンのインタビューを収録した特別版が制作されたことが分かった。「ジブリの教科書」シリーズは、ジブリの長編アニメーション映画1作ごとに、その魅了を分かりやすく解きほぐした解説本として人気を集めており、いままでにナビゲーターとして、立花隆、森絵都、あさのあつこ、山田洋次、内田樹、岩井俊二、梨木香歩、万城目学、小松和彦、朝吹真理子、福岡伸一など豪華執筆陣が登場。今回制作される「文春ジブリ文庫:ジブリの教科書<特別編>」には、彼らの貴重な原稿に加え、スペシャルナビゲーター・風吹ジュンのインタビューが収録され、全3冊セットと大ボリューム仕様。一般販売はされないファン必携のオリジナルグッズとなっている。こちらは、7月17日(金)より「ジブリがいっぱいCOLLECTION」から、「海がきこえる」ブルーレイ、そして高畑監督と宮崎監督がかつて携わった珠玉の名作、「パンダコパンダ」『じゃりン子チエ劇場版』『劇場版名探偵ホームズ』『セロ弾きのゴーシュ』のブルーレイ&DVDがリリースされるのを記念して開催される“ジブリがいっぱいCOLLECTION×文春ジブリ文庫 サマーキャンペーン”のプレミアムグッズとして特別に編集されたもの。すべてのスタジオジブリ関連作品のブルーレイ&DVDを購入すると、その場で「文春ジブリ文庫:ジブリの教科書<特別編>」がもらえるという企画なので、ぜひ、この機会にお気に入りのジブリ作品を手にしてみて。(プレミアムグッズはなくなり次第終了予定)(text:cinemacafe.net)
2015年06月16日●こういう映画の企画はジブリじゃないと通らない昨年7月に公開されたスタジオジブリ作品『思い出のマーニー』のBlu-ray&DVDが3月18日に発売となる。原作はイギリスの作家、ジョーン・G・ロビンソンによる児童文学作品で、映画化にあたり舞台をイギリスから北海道に変更。無表情で誰にも心を開かない思春期の少女・杏奈が、金髪の少女・マーニーとの交流を通して心の成長を遂げる物語が描かれている。本作は『借りぐらしのアリエッティ』で知られる米林宏昌監督にとって4年ぶりとなる監督作品であり、宮﨑駿氏や高畑勲氏が関わっていない作品としても大きな注目を集めた宮崎監督の引退宣言もあり、否応なしにスタジオジブリの次代を担うことを期待されてきた米林監督は、どんな思いで『思い出のマーニー』を制作したのか。作品の制作秘話と心境を伺った。――まずは作品の制作話から伺えればと思います。本作の映画化を鈴木プロデューサーから提案された時「映画にするのは難しそうだ」と思われたそうですが、実際に制作されていかがでしたか。難しかったですよ。今、思い返してもそう思います。杏奈とマーニーを描くのはやはり大変でした。原作は杏奈のひとり語りで綴られていくのですが、映画だと全部を言葉で喋らせるわけにはいきません。僕はアニメーターなので、やはり表情やリアクションなどの"動き"で見せたいなと思ったんですね。ですから、杏奈が水とからんだり、マーニーとからんだりするシーンは、原作よりも多めにしています。ただ、やはり会話がメインになりますから、制作は苦労が多かったですね。それでも、難しいけれどやってみる価値はあると思いました。――「難しくても映画化したい」と思うだけの魅力があったと。杏奈とマーニーが交流する場面や、ボートで笑い合ったり、会話をするシーンなどをジブリスタッフが描く美しい風景の中で描けたら、いい映画になるんじゃないかなと思いました。とはいえ、派手な事件が起きて巻き込まれていくような映画ではないし、そもそもはっきり"事件"と言えるようなことは起きないんですよね。だからこそ、杏奈の心にフォーカスできたわけですが、こういう映画の企画はジブリじゃないと通らないでしょうね(笑)。そういう作品が作れてラッキーだったと思います。――DVDとBlu-rayで発売されると、さらに多くの人が作品に触れることになります。映画館で見たという人も、映像なら何度でも見ることができますよね。何度も見られるからこその楽しみ方や注目ポイントはありますか?この作品は、そもそも何度も思い返したり見返したりして欲しい作品です。例えばラストの展開を知ってから見返すと、それぞれのシーンにどんな意味があったのかがわかるはずです。本だとすぐにページを戻して振り返られるのですが、映画では一方向なので難しいですよね。なので、DVDとBlu-rayではご家庭で何度も見てもらえるとうれしいですね。すべてのシーンに意味を込めています。杏奈の服装や髪型、水に入るときのリアクション、どこで靴下を脱ぐのかまで、あらゆるところにです。ぜひそんなことを考えながら見てほしいですね。●ジブリ作品ではピーカンが多いのですが、『思い出のマーニー』は曇り空――監督が各シーンに込めた意図や思いを感じ取ってほしいと。考えてみる前に「意味不明」と言われてしまったりするのは残念ですね。作っている方は色々な意味を考えて描いているので、そういったものを感じてもらえるとうれしいです。まあ、一度でわかるように作っておけと言われてしまうとそれまでですけど(笑)。――宮崎さんが引退を表明し、米林監督を後継者として期待する声も多いです。そうしたファンの期待についてどう感じていますか?ジブリを背負うという意識はせずに作りました。ジブリについては宮崎さんと鈴木さんの考え方次第ですから。僕が考えるべきはお客さんのこと。『借りぐらしのアリエッティ』の時は、宮崎さんの目を意識した部分が大きかったんです。宮崎さんならどうするだろうとか考えたりもしました。でもマーニーでは純粋にお客さんが面白いと思ってくれることをやろうと考えましたし、最初から宮崎さんのことは意識しないようにしていました。逆に"意識しない"という意識をしていたのかもしれませんが(笑)。――そこは『借りぐらしのアリエッティ』との大きな違いですね。だから、宮崎さんは、きっとこの作品は好きじゃないだろうなって思いますよ(笑)。もちろん、スタジオジブリのファンの皆さんが期待されることもわかるんです。それに応えたいという気持ちもあります。ただ、ファンの声というのもいろいろだと思うんですよ。「ジブリっぽいものが見たい」という声もありますし、逆に『ジブリっぽいものばかり作るな』という声もあります(笑)。その意味で、今回の「思い出のマーニー」は、ジブリから少し外れた要素を入れていきたいと思ったんです。空一つとってもそうです。ジブリ作品ではピーカン(快晴の青空)が多いのですが、『思い出のマーニー』では曇り空なんですよね。――言われてみれば、たしかに。ジブリにしても、ずっと同じことをやってきたわけじゃないんですよ。毎回、実験的なことを色々とやってきました。今までと同じものを繰り返すだけでは、表現する者としてはダメなんじゃないかなと思います。つねに新しいものを模索していかないといけない。だからといって、ひとりよがりでやっていてもお客さんは引いていってしまいます。そういう意味で「ジブリファンの期待に応えるか」という問いに対しては、「両方やっていく」というのが答えになるでしょうか。スタジオジブリのファンの期待に応えつつ、新しいものを作っていきたいですね。それに、僕は今までスタジオジブリの作品以外の経験がありません。そういう意味では、マーニーには自然にジブリらしさが出ているんじゃないかと思います。スタジオジブリや宮崎監督よりも、その先にある観客を意識して『マーニー』を作り上げたという米林監督。彼が次代のアニメーション界を担う監督の一人であることは確かだ。ファンの期待に応えながらも、それをさらに超えていく――次の米林監督作品は、どんな映画になるのだろうか。■プロフィール米林宏昌1973年7月10日生まれ。石川県出身。1996年にスタジオジブリに入社し、2010年『借りぐらしのアリエッティ』で初監督。2014年『思い出のマーニー』は監督2作目となり、同年にスタジオジブリを退社。
2015年03月19日スタジオジブリの『思い出のマーニー』がブルーレイ&DVD発売を前に3月7日(土)、「三鷹の森ジブリ美術館」によるイベント「三鷹の森アニメフェスタ2015 ~アニメーション古今東西 その12~」にて上映され、米林宏昌監督がトークセッションに出席した。「アニメーション古今東西」は三鷹の森ジブリ美術館が厳選した世界のアニメーションを上映するイベントで、今年は200名超が招待され、宮崎駿監督引退発表後に製作された初のジブリ作品で昨夏に公開され、日本アカデミー賞「優秀アニメーション作品賞」を受賞した『思い出のマーニー』が上映された。米林監督は、鈴木敏夫プロデューサーから英国の児童文学の名作「思い出のマーニー」を託されたが、原作は主人公の心理描写が多く「どうアニメで表現するのか?難しいと思った」と当初、アニメ化には乗り気ではなかったと明かす。「原作ではアンナ(※映画では舞台を日本に移しており、日本人の少女・杏奈)が、“普通の顔”で他人と接しているとあるんですが、普通の顔を絵と動きで表現しないといけない…」とその難しさに触れつつ、杏奈を絵を描く少女にし、月夜のダンスシーンなどを加えることでアニメーションとしてのイメージを膨らませていったという。美術監督に、数々の実写映画の美術監督(Production Designer)を務めてきた種田陽平を起用しているのも大きな特徴だが「実写の美術監督がアニメに関わるとどうなるのか?面白いと思った。種田さんの力で立体感のある美術ができた」と語る。北海道を舞台にした点も「北海道の実際の風景に感動して、絵にしてみると絵が風景に負けてつまらなくなっちゃう(苦笑)」とかなり難易度の高い挑戦だったよう。「そこが宮崎さんが(ジブリ作品で北海道を舞台に)やらなかったこと(=理由)なのかも。宮崎さんは『瀬戸内の方がいいんじゃないか?』と言ってましたが、薄曇りの空など、これまでのジブリにない空気が描けたのではと思う」と手応えを明かす。声優にはマーニーに有村架純、杏奈に高月彩良を起用した。特に今をときめく有村さんは、オーディションでトップバッターだったそうだが「マーニーを出来るひと、『ふふ』っと笑う演技ができる人は(他に)いなかった」と称賛する。トークでは米林監督自身のアニメーション作りや絵の原点についても語られた。生まれも育ちも石川県で、地元の金沢美術工芸大の出身だが、同大学は『おおかみこどもの雨と雪』やこの夏公開予定の最新作『バケモノの子』が注目を集める細田守監督も卒業生。在学期間は重なっていないが、細田監督の卒業制作を学生時代のバイト先の映像制作会社で目にする機会があり、その質の高さに驚いたそうで、意外な2人の接点が明らかに。また、これまでに影響を受けた作品としてフェデリコ・フェリーニの『道』や『2001年宇宙の旅』(S・キューブリック監督)、『ミツバチのささやき』(ビクトル・エリセ監督)を挙げ、アニメではジブリの『耳をすませば』を見て「感動して、こういうのを作る会社なら働きたい」とジブリ入社を決めたと明かす。また子どもの頃から「ドラえもん」や鳥山明(「ドラゴンボール」)の漫画が好きだったほか、少女漫画が好きで「りぼん」(集英社刊)を購読しており、少女漫画にも多大な影響を受けていると語った。ちなみに、自分の監督作品を公開後に見返す機会はあまりないそうで「家に帰ると子どもが『アリエッティ』を観てたりして…」と苦笑い。『マーニー』公開に合わせて昨年、画集「汚れなき悪戯」が発売されたが、本人は「僕は自分の絵がキライ!画集も恥ずかしくてしょうがない。もうちょっとうまく描けたらと思ってしまう。このタイトルを決めたのは僕じゃなくて鈴木さん」と苦笑いを浮かべていた。この日は、会場の観客の質問にも答えたが、ジブリキャラクターで自分と一番似ているのは誰?という質問で、長年、言われ続けてきた『千と千尋の神隠し』のカオナシのモデルが米林監督だというエピソードについて言及。「実際にはカオナシのシーンを僕が描いてたんです。それを宮崎さんがラッシュで観て『麻呂(=米林監督のニックネーム)じゃないか!(アニメに)入ってきた』と言ったのが、いつの間にか僕がモデルと言われるようになった」と真相を説明した。米林監督、そしてスタジオジブリが今後、どのような新作を生み出すのかが気になるが、米林監督は、今後の体制などについては未定としつつも「また作りたい。いま、考え始めたひとつのアイディアを持ってます。『マーニー』は“静”の作品ですが、僕はアニメーターなので(動きの激しい)『崖の上のポニョ』とかが好き。(構想中の企画は)『マーニー』とは真逆です」といまだ構想段階とはいえ、新企画が進行中であることを明かした。『思い出のマーニー』は3月18日(水)、ブルーレイ&DVD発売開始。なお、本作は今年1月にフランスで劇場公開されており、3月19日(木)より韓国で、5月からはアメリカで公開される。(text:cinemacafe.net)
2015年03月08日日本のみならず世界中から訪れる来場者で賑わい、いまや日本を代表する美術館のひとつとなった「三鷹の森ジブリ美術館」。このほど同美術館が、2015年の夏休みシーズン(7月、8月分)の入場チケットに関して、一般販売に先行して抽選販売を実施することを発表した。スタジオジブリ作品の世界を堪能できる展示や、美術館のオリジナルアニメの上映、アニメ制作の変遷が分かりやすく体感できるスペースなど、ジブリファンのみならず多くの子どもたちや大人を魅了してきた同美術館。2001年の開館以来、安全で快適な空間を来場者に提供するため、入場チケットはすべて日時指定の事前予約制となっていた。従来の一般販売は、毎月10日に翌月分のチケットをローソンにて日にち&入場時間別に選択して購入するというもの。今年7月、8月分のチケット販売に関して導入される先行抽選販売は、申し込み受付期間内にチケットを申し込み、当落発表後に発券する形となっており、7月分入場チケットは5月25日(月)から31日(日)まで、8月分入場チケットは6月25日(木)~30日(火)までの期間で申し込みを受け付ける。この先行抽選販売の導入について同美術館は「チケット購入希望が集中する夏休みシーズンには、希望するチケットがなかなか購入できないという声を多々お聞きしています。さらに昨今は、ネットオークション等での転売目的で、チケットが購入される事例も、より多く目にするようになりました。そこで、できるだけ多くの来館を希望される方々に、より公平に購入の機会をご提供するべく、今年の夏休みシーズンに限り、初めて先行抽選販売を実施することといたしました」と、その理由を語っている。先行抽選販売は 今年の夏休みシーズン(7月、8月分)のみ実施予定で、9月分以降の入場チケット販売は、従来通り、前月10日(10日が土日祝の場合は翌平日)からの一般販売のみとなる。また、7月、8月分の一般販売についても従来通り行われるとのことなので、申込期間を過ぎてしまった場合はそちらを利用してほしい。<2015年夏休みチケット/販売概要>【チケットの種類】日時指定の予約チケット(入場引換券)※入場時間は1日4回(入場時間 10:00/12:00/14:00/16:00)【発売価格(税込)】大人・大学生 1000円高校・中学生 700円小学生 400円幼児(4歳以上) 100円【スケジュール】・受付期間7月分:5月25日(月)12時~5月31日(日)23時59分まで8月分:6月25日(木)12時~6月30日(火)23時59分まで・当落発表7月分:<インターネット申込>6月9日(火)15時~ メールにて通知<電話申込>6月9日(火)15時~6月12日(金)23時59分まで上記電話にて確認8月分:<インターネット申込>7月9日(木)15時~ メールにて通知<電話申込>7月9日(木)15 時~7月12日(日)23時59分まで上記電話にて確認・発券期間7月分:6月9日(火)15時~6月13日(土)23時まで8月分:7月9日(木)15時~7月13日(月)23時まで【一般販売】7月分は6月10日(水)10時より、8月分は7月10日(金)10時より、従来通りの方法で発売(店頭での直接購入、インターネット/電話で予約のうえ、店舗にて発券・購入)【注意事項】◆営利目的のチケットの転売はいかなる場合も固くお断りいたします◆オークション等で転売されたチケットであると判明した場合、入場をお断りする場合があります(text:cinemacafe.net)
2015年03月02日ジブリ映画って、出てくるキャラクターがみんな純粋で可愛らしいですよね。それに、音楽や映像も素晴らしい。思わず映像の世界に吸い込まれそうになりませんか?なんだか、ジブリ映画の世界観に感化され、文字通り、心の洗濯ができてしまいそうですよね。そこで、全国20代~30代の男女各50人に、「ジブリ映画を観ることで、ピュアな気持ちが何パーセントぐらい取り戻せていますか?」というアンケートを行なってみました。その結果、平均23.8%もピュアな気持ちを取り戻せていたことが判明。ちなみに、ピュアな気持ちを取り戻せたと回答した人たちの中で一番人気だったのは、『となりのトトロ』でした。たしかに、メイちゃんかわいかったですよね。一緒にネコバスに乗ってみた~い!」という人も多いのでは?それでは、アンケート結果を詳しくみていきましょう。■ジブリ映画で100%ピュアな気持ちを取り戻せた人は8.3%ストーリーはもちろん、音楽・映像・キャラと、すべてが印象深く心に残るジブリ映画。今回のアンケートでは、100%ピュアな気持ちを取り戻せたと回答した人が、なんと8.3%もいました。驚きです!では、その方々からのコメントをご紹介しましょう。「『魔女の宅急便』の曲を聴くと、その場での気持ちと雰囲気ががらりと変わる」「『となりのトトロ』は、あのかわいい音楽や妹のメイちゃんの無邪気さを見ていると、心が穏やかになる」「どの作品を観ても、しょうもないことで悩んでいる自分がバカバカしくなってきます」パーセンテージはともかく、これらのコメントには「その気持ち、わかるわ~」と、大きく頷いてしまう人は多いことでしょう。■ただボンヤリとジブリ映画を観るだけでいい人になれるそれでは、ピュアな気持ちを取り戻せると回答した方々からのコメントで、ユニークだったもの、印象的だったものをご紹介しましょう。「80%くらい。『千と千尋の神隠し』を観て、顔なしがどこからか出てくるのでは?としばらくの間、ドキドキしてました」「80%ぐらい。『耳をすませば』を観てしばらく人を疑うことをやめました」「70%。『魔女の宅急便』を観てまっすぐ生きる事を覚えた」「50%。『となりのトトロ』を観るとよい人になりたいと思う」「60%くらいかな。『となりのトトロ』を観返して気分リセット」なんだか、ジブリ映画を観ると、癒し系の良い人になれそうな気がしてくるコメントぞろいです。他には、「心が清潔になる感じがします」「音楽がいいのでしみじみする」「童心に帰れる」「癒される」「ほっこりする」「前向きになれる」「和やか」といった、温かさの感じられるコメントが目立ちました。ということで、仕事や人間関係でストレスがたまったときには『となりのトトロ』を観て気分をリセット。『耳をすませば』で人を疑うことをやめ、『魔女の宅急便』でまっすぐに生きていくパワーをもらう、といった合わせ技で日頃のイライラを吹き飛ばすというのも手かも!?(文/富士峰子)【参考】【調査概要】調査方法:インターネットリサーチ『簡単アンケート』調査期間:2014年11月28日(金)調査対象:全国20代~30代の男女100名
2014年12月05日7月10日(木)より東京・小金井市の江戸東京たてもの園で開催されている「ジブリの立体建造物展」。世界中のファンを魅了する数々のアニメの舞台として描かれた“建物”にスポットを当て人気を博している当展示が、会期を来年3月15日(日)まで延長、さらに新たな展示物が追加されることが明らかになった。1985年の創立以来、『となりのトトロ』『千と千尋の神隠し』『風立ちぬ』など数多くのアニメーション作品を発表してきたスタジオジブリ。先日、映画界に多大な貢献を果たした映画人を称えるアカデミー賞「名誉賞」を宮崎駿監督が受賞し、改めてスタジオジブリ作品に注目が集まっているが、当展示ではそれらの作品の中でも重要視されてきた“建物”にフィーチャーしている。開催以来、休日には多くの家族連れで賑わい、10月末には入園者数累計が20万人を突破した当展示。ジブリの出発点となった宮崎駿監督の『風の谷のナウシカ』から、米林宏昌監督による最新作『思い出のマーニー』まで、それぞれの作品の背景画や美術ボード、美術設定などの制作資料が一堂に展示され、登場してきた建造物のミニチュアの立体作品も数点展示されている。今回の会期延長を記念して展示物も増えるそうで、『となりのトトロ』『平成狸合戦ぽんぽこ』などの展示物が増えてパワーアップ!また、いままで展示されていなかった作品『となりの山田くん』などが新たに仲間入りし、一度訪れた人でも新たに楽しめるものとなっている。さらに、音声ガイドによってより展示を楽しめる仕掛けも新たに登場。これらは会期延長後の12月16日(火)から同時にスタートするそうなので、ぜひ併せて利用したい。また本日11月20日(木)からは、会場でしか手に入らなかった「ジブリの立体建造物展」オリジナル図録(価格:2,160円税込)がどんぐり共和国そらのうえ店にてWEBからも購入が可能に。自宅でも展示の魅力を堪能することができるようになった。どこかに実在しそうで、どこにもない―。そんなスタジオジブリ作品ならではの“建物”展示に、ぜひ一度足を運んでみてはいかが?「ジブリの立体建造物展」は3月15日(日)まで江戸東京たてもの園にて開催。開演時間:10~3月 9:30~16:30休館日:毎週月曜日(C)Studio Ghibli(text:cinemacafe.net)
2014年11月20日NHK連続ドラマ「あまちゃん」から一躍注目を集め、ジブリ『思い出のマーニー』や『ストロボ・エッジ』など話題作に引っ張りだこの有村架純が、映画『ビリギャル』で成績学年ビリの金髪ギャルを演じることが明らかになった。「聖徳太子」を「せいとくたこ」と読み、東西南北も知らず、地球が丸いことも知らない成績学年ビリ、金髪ギャルの工藤さやか。高校2年生にしてその学力は小学4年生レベルの女子高生が、一人の教師との出会いから「慶應大学合格」という無謀とも言える目標に挑戦する――。破竹の勢いで55万部突破し、今年最も書店で目を惹いた「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」を映画化した本作。メガホンを取るのは『いま、会いにゆきます』『涙そうそう』『ハナミズキ』など数々のヒット作を生み出している土井裕泰。脚本を『テルマエ・ロマエII』の大ヒットが記憶に新しい橋本裕志が手がけ、子どもを伸ばすノウハウも織り込みながら、軽妙な笑いを交えたタッチで感動の実話を描く。主演を務めるのは、若手人気No.1女優の有村架純。小学4年生レベルの学力しかないという状況の中、1年で偏差値を40上げ、慶應義塾大学に現役合格を果たす“さやか”を好演する。有村さんは「“ギャル”という役柄が果たして自分にできるのか、とお話をいただいたときは驚いたのですが、実際に原作や台本を読ませていただくと“ギャル”という言葉のイメージとは異なってとても素直で一途な女の子だったので、やらせていただくのが楽しみになりました」。本作についても「単に慶應を目指して受験に奮闘する女の子の話というよりは、さやかさんが一生懸命頑張って、一途に“思う”気持ちが先生、家族、友達の心を動かしていくというお話なので、その中で人との関係性、さやかさん自身の成長などを私なりにまっすぐに一途に演じられればと思います」と意気込みを語った。土井監督は「さやかちゃんと坪田先生、家族の起こした小さな奇跡の物語は、私たちに明日から“頑張る”勇気とヒントを与えてくれます。汗と涙と笑いのいっぱいつまった、とびきりの青春映画にしたいと思います」とコメント。「清純派」というイメージの強い有村さんがどのように学年ビリの金髪ギャルを演じるのか期待が高まる。『ビリギャル』は、2015年全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月13日