モンクレール(MONCLER)が2月20日にミラノ・ファッションウィークで発表される2018-19年秋冬コレクションと共に、新たにスタートするプロジェクト「モンクレール ジーニアス」の内容を発表した。“1つのメゾンによる異なる8つのボイス”を掲げた同プロジェクトは、トムブラウンによる「モンクレール ガム・ブルー(MONCLER GAMME BLEU)」、ジャン・ヴァティスタヴァリによる「モンクレール ガム・ルージュ(MONCLER GAMME ROUGE)」コレクションの廃止後のモンクレールの方向性を決定づける重要なビジョン。日本からの藤原ヒロシと二宮啓を含む8人のクリエイターが起用され、マンスリープロジェクトとして毎月新たなコレクションがリリースされる。モンクレールの各ブティックはモンクレール ジーニアス ビルディングとしてリニューアルし、世界各地でポップアップが予定されている。ミラノでの2月20日のコレクションに先だってレモ・ルッフィーニ会長兼CEOにメールインタビューを行った。2月13日の朝、ミラノ市内を走っていたトラムのラッピング広告Q:モンクレール ジーニアス ビルディングの8つの窓についてご説明ください。起用されるクリエイター、起用されたその理由も合わせてご説明頂けますでしょうか?レモ・ルッフィーニ(Remo Ruffini以下、R):モンクレール ジーニアスは素晴らしい才能を持つクリエイター達の新たなハブであり、彼らが共に活動する場であると同時に、それぞれの才能を高める場であると考えています。私のビジョンではモンクレール ジーニアス プロジェクトにおける各クリエイターのユニークさは、カスタマーのユニークさを反映するものになります。多様性こそがモンクレールのアイデンティティを形作るものであり、当初から我々は、グローバル・ダウン・ストラテジーと言われる、若者からビジネスパーソン、劇場やガラへ向かう女性たちまで、多様な顧客を惹きつける、シンプルでクリアなストラテジーを掲げています。モンクレール ジーニアスはプロダクトを中心に据えて、消費者をその受け手としています。モンクレール ジーニアスこそが様々な個性を持ったすべてのターゲットに訴えかけ、対話し続ける手段だと感じています。今回共にコレクションを作り上げたクリエイターの方々を紹介します。1. Moncler Pierpaolo Piccioli (ピエールパオロ・ピッチョーリ)2. Moncler 1952 – curated by Karl Templer (キュレーターとしてカール・テンプラー)3. Moncler Grenoble – Sandro Mandrino (サンドロ・マンドリーノ)4. Moncler Simone Rocha (シモーネ・ロシャ)5. Moncler Craig Green (クレイグ・グリーン)6. Moncler Noir – Kei Ninomiya (noir kei ninomiya/二宮 啓)7. Moncler Fragment – Hiroshi Fujiwara (fragment design/藤原ヒロシ)8. Moncler Palm Angels – Francesco Ragazzi (Palm Angels/フランチェスコ・ラガッツィ)Q:この8つの窓の数が増減することはありますか? また今回起用されたクリエイターの任期は決まっているのでしょうか?R:クリエイティビティーに限界はなく、モンクレール ジーニアス ビルディングは才能あふれるクリエイターたちがモンクレールという1つのブランドの下で、そのDNAを生かし、共に活動するハブとなることを確信しています。彼ら全員と共に歩み続けたいと思っていますが、同時にモンクレール ジーニアスは開かれた場でもあります。Q:今回のプロジェクトが「パブリックと即座にダイレクトにつながることが出来る」という内容をもう少し教えて頂けますでしょうか?R:モンクレール ジーニアス ビルディングでは、各クリエイターが人々を自然と惹きつける、モンクレール独自の表現方法を用いています。より具体的にお話しすると、モンクレール ジーニアスは、それぞれの強みの一端にまで目を向けて、カスタマーの特異性と多様な嗜好を理解しているということです。モンクレールはクリエイティビティー、ビジョン、リサーチ、テクノロジーの革新と共に歩みながら、毎年発表するコレクション通して、ブランドの独自性を磨き、それを表現する方法を絶えず探し出してきました。コレクションを複合させるアイデアは、新たなクリエイティビティーの方向性を絶えず探る中で生まれた、自然な進化であったと言えます。Q:上記質問に関連するかも分かりませんが、このプロジェクトのリアル店舗(B&M)に関して、出店や展開計画を教えてください。R:モンクレール ジーニアス ビルディングは、ミラノ・ファッションウィークの幕開けとなる2月20日の夜に全貌が発表されますが、その一つひとつは6月から始まる各コレクションに関連したそれぞれのマンスリープロジェクトを通して明らかになっていきます。モンクレール ジーニアスがブティックで展開されるにあたり、店舗は多様を打ち出すエネルギーに満ち溢れた場となっているでしょう。Q:今回の発表をパリやニューヨークではなくミラノで行った理由を教えて頂けますか?R:ミラノ・ファッションウィークの幕開けは、我々にとって非常に重要な意味を持ちます。パリやニューヨークの後に、大切なプロジェクトを発表する場としてミラノを選んだのは、2003年にブランドを買収し、全てをスタートさせた特別な意味をもつこの街とモンクレールとの親密な関係を祝し、敬意を示したかったからです。お忙しい中、FASHION HEADLINEのインタビューにお時間を割いて頂き、ありがとうございました。Text: Tatsuya Noda
2018年02月15日モンクレール(MONCLER)より、中国の旧正月「春節」を祝うコレクション「チャイニーズニューイヤー 2018 スペシャルエディション」が登場。戌年にちなみ、ドッグモチーフをデザインの中に組み込んだアイテムを発売する。「メンズジャケット」(20万8,000円)特別にデザインされたカモフラージュ柄の中に犬モチーフが隠れている「メンズジャケット」(20万8,000円)と、「ドッグウエア」(7万8,000円)を展開。東洋への心酔をモダンに解釈し、真の祭典にふさわしく、炎のように鮮烈なレッドのパレットにゴールドがアクセント。取り扱いはモンクレール 銀座とオンラインストアにて、2月中旬より発売する。
2018年01月24日モンクレール(MONCLER)は、2017-18秋冬コレクションにて発表したキス(KITH)とのコラボレーションアイテムを2017年12月2日(土)より発売する。ニューヨークのライフスタイルブランドであるキスとのコラボレーションアイテムには、モンクレールのシグネチャーファブリック「ナイロンラケ」を使用したアウターや、コットンのTシャツ、スウェット、バックパックに加え、バイカージャケットのようにパッドが組み込まれたジャケットとベストなどがラインナップ。また、ブルー、ホワイト、レッドのトリコロールカラーが印象的な「Ready to Wear」コレクションは、モンクレールとキス、2つのブランドの調和によって新しい魅力を見せる。ダウンジャケットの他に、ブーツ、カーフレザースニーカーなどフットウェアーのラインナップも充実している。また、2017年12月8日(金)には、本コラボレーション企画の第2弾がスタート。モンクレールとキス、さらにアシックス(ASICS)が加わったスペシャルなコラボレーションスニーカーが発売。異なる3つのブランドの技術を結集して製造されたユニークなスニーカーは、ネイビー、レッド、オフホワイトのカーフスキンとスウェードで展開される。【詳細】KITH×モンクレール発売日:2017年12月2日(土)取扱店舗:モンクレール主要直営店(銀座店、青山店、阪急メンズ大阪、名古屋松坂屋)、主要セレクトショップ価格例:・KITH×モンクレール Tシャツ 49,000円+税・KITH×モンクレール スウェットパンツ 61,000円+税・KITH×モンクレール バックパック 88,000円+税・KITH×モンクレール トリコロールベスト 152,000円+税・KITH×モンクレール トリコロールジャケット 185,000円+税<第2弾 KITH×モンクレール×アシックス>発売日:2017年12月8日(金)価格:KITH×モンクレール×アシックス(ネイビー/レッド/オフホワイト) 各37,000円+税
2017年12月03日モンクレール(MONCLER)の、本格的なスキースタイルからタウンユースにも対応可能なコレクション「モンクレール グルノーブル(Moncler Grenoble)」より新作アイテムが登場。2017年11月3日(金)よりモンクレール 銀座にて先行発売される。「モンクレール グルノーブル」は、モンクレールが展開する、機能性を備えた本格的なウィンタースポーツウェアライン。プロ選手にも愛用される高い専門性に加え、アフタースキーやタウンユースでも活躍するデザインが魅力だ。今季の「モンクレール グルノーブル」は、様々な国や時代にインスパイアされたコレクション。豊富なカラーと遊び心のあるデザインが特徴のアイテムたちは、メンズとウィメンズのそれぞれにラインナップされる。中でも「エクラン」は、チェックの千鳥格子柄が目を惹く一着。モンクレールが持つ高い機能性はそのままに、首元のファーや腰についたベルトでファッショナブルな雰囲気が演出された。また、「モンクレール グルノーブル」の新作の発売と同時に、アフタースキー用のブーツブランド「ムーンブーツ(MOONBOOTS)」とのコラボレーションアイテムも登場。こちらも、高いデザイン性と機能性が融合したブーツを5タイプ用意する。さらに、2017年11月3日(金)から5日(日)にかけてモンクレール 銀座では、「モンクレール グルノーブル」にちなんだイベントを開催。アイテムの先行発売だけでなく、特別仕様のウィンドウやインテリアが施された店内で、VRスキー体験マシーンによるアトラクションを楽しむことができる。【詳細】■モンクレール「モンクレール グルノーブル」新作コレクション発売日:2017年11月3日(金)モンクレール 銀座にて先行発売、その後順次主要直営店にて発売。展開店舗:主要直営店アイテム価格例(一部):・クルム 269,000円・エクラン 403,000円■モンクレール×ムーンブーツ コラボレーションアイテム発売日:2017年11月3日(金)展開店舗:主要直営店アイテム価格例(一部):・VENUS(2タイプ) 115,000円/515,000円・JUPITER 268,000円■「モンクレール グルノーブル」フィーチャーイベント開催期間:2017年11月3日(金)~11月5日(日)会場:モンクレール 銀座住所:東京都中央区銀座2-4-9※限定アトラクションとしてVRスキーシュミレーターを用意。
2017年10月28日モンクレール ガム・ルージュ(MONCLER GAMME ROUGE)の2018年春夏コレクションが、パリ・ファッション・ウィーク最終日の2017年10月3日(火)に発表された。会場に並ぶ無数のミラーボール。天井からは巨大な球体がぶら下がり、ギラギラと輝いている。ショーの始まりは、そのミラーボールをくぐり抜けるようにダンサー集団が登場。足元にはトゥシューズを履き、つま先立ちでくるくると回る。エレガントな足さばきとは異なり、上半身は力強い動き。手を伸ばし大きく広げパワフルなダンスを見せてくれた。コレクションピースは、彼女たちの動き、佇まいなどととても重なるところがあった。ベースとなるのは、エレガントな女性らしさ。シフォンやチュールなど軽やかな素材に、フェザーやレースが交わり優しい印象に。スカートはミニ丈で、花のプリントをあしらったものもある。オフショルダーのトップス、ビジューのついたショートパンツ。ウエストマークまたは絞ってシルエットの緩急を付けて、フェミニンなムードを高める。そこに無数に散らばる、程よいスポーツテイスト。スウェットトップスやフーディ、小物からはヘアバンドやナイロンバッグ、レッグウォーマー、ナップザックなどが取り入れられた。バレリーナがダンスレッスンを終えた後のようなラフさがそこにはあり、仕上がりはとてもモダンに見える。レイヤードアイテムとして度々登場した、チュールのスカートもバレリーナたちへのイメージに拍車をかけた。ラストは、幕開けを飾ったダンサーたちの再登場から。そこに、赤・白・青トリコロールカラーのフードジャケットを纏ったモデルたちが加わり、一同に整列。モンクレールらしい迫力あり、思わず写真に収めたくなる美しい演出と共にエンディングを迎えた。
2017年10月07日モンクレール(MONCLER)は、ロンドンをベースにするデザイナー、クレイグ・グリーン(Craig Green)とコラボレーションしたカプセルコレクション「モンクレール C(Moncler C)」を2017年秋冬シーズンに発表。モンクレール 銀座、青山などの主要直営店と ドーバー ストリート マーケット ギンザを含む一部のセレクトショップにて2017年9月7日(木)より販売予定だ。「モンクレール C」では、ジャケットやコート、さらにはボトムス、バッグにモンクレールのシグニチャーであるダウンを採用し、オーバーボリュームの存在感あるアイテムへと昇華。11型のウェアにバッグ、シューズを加えた全13型を展開する。美しいテーラリングからなるフォルムには、クラシカルなキルティングを施し、同コレクションの一番の特徴となる調節可能なエラスティックバンドを配した。このバンドの締め具合を変えれば、個性的なシルエットが誕生する。また、クレイグ・グリーンのトレードマークであるロープに、モンクレールのシリコンロゴをさり気なくあしらっている。【詳細】「モンクレール C(Moncler C)発売予定日:2017年9月7日(木)取り扱い店舗:モンクレール 銀座、青山などの主要直営店とドーバー ストリート マーケット ギンザを含む一部のセレクトショップ価格例:・カバル(ダウンジャケット) 341,000円+税・アトー(ダウンジャケット) 475,000円+税・バッグ 205,000円+税・シューズ 92,000円+税
2017年09月02日大好きで大好きで、それをせずにはいられない。そんな自分にとって最も大切な何かにいち早く気がついて、努力し、才能を発揮しているガールズが登場!その才能の秘密、そして、彼女たちが担うカルチャーの明日に接近します。今回はファッショニスタにしてジャズピアニストとしても活躍する、MAPPYさんです。注目され始めたのは、まだ中学生の頃。センス抜群の私服がSNSで話題となり、今やファッション誌でおなじみの存在に。「幼稚園の頃から“みんなと一緒”が嫌で、ヒール靴で公園を駆け回っていました(笑)。トレンドものは好きだけど、みんなと同じように着ると魅力がなくなっちゃう。だから古着メインのミックススタイルが私の定番なんです」生粋のファッショニスタ、MAPPYさんはジャズピアニストとしても活動を始めている。「ピアノを始めたのは5歳。最初はクラシックを弾いていましたが、10歳の頃にジャズピアニスト、セロニアス・モンクを知ってからジャズの虜に。彼の服装がかっこよくて、ピアニストもスタイルが大切だなって思うようになった。おしゃれして弾いているほうが、見ているほうも楽しいでしょ?私にとって音楽もファッションも表現方法のひとつ。どちらも大事で、人生に欠かせないものなんです」近々、2か月間NYに滞在する予定なのだとか。「去年初めて行き、本場のジャズシーンの熱さを目の当たりにして、ショックを受けました。いつかNYに住んで本格的にジャズを学びたい。目下英語の勉強中です!」時間があればいくらでも弾きたい!ピアノに触れている時が一番楽しい。1 日6 時間くらい、時間がない時でも1~2時間は弾く。自宅に防音室があったらいいのに…。ファッションとピアノは切り離せないもの。自分らしいスタイルでいると、気分が上がり良い演奏ができる。音だけでなく、服装も含めたパフォーマンスで人を楽しませたい!去年行った初めてのNYで。“私のいるべき場所はここなのかも”と感じた街です。ジャズクラブでセッションもしたんですよ。場の盛り上がり方に感動しました。マッピー2001年生まれ。ファッショニスタとして注目を集め、インスタグラム(@bopmappy)のフォロワー数は14万人超え。ジャズピアニストとして、イベント等で演奏することも。※『anan』2017年9月6日号より。写真・土佐麻理子ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ)取材、文・間宮寧子(by anan編集部)
2017年08月31日モンクレール(MONCLER)が、2017-18年秋冬シーズンのキャンペーンビジュアルを公開。前シーズンに引き続き、中国人現代アーティストのリウ・ボーリン(Liu Bolin)とアメリカ人フォトグラファーのアニー・リーボヴィッツ(Annie Leibovitz)が、ブランドのために作品を撮り下ろした。ビジュアルでフィーチャーされているリウ・ボーリンは、“見えない男”として知られる現代アーティスト。自らの体に綿密なボディペイントを施し、まるでカメレオンのように背景と調和。その様子を撮影したセルフポートレートで知られる人物だ。今回ビジュアルの舞台に選ばれたのは、極寒の地・アイスランド。無限の深さを持つグレー、鉛色、炭色、そして儚く消えゆくスカイブルーなど、様々な色を纏う氷河を背景に、モンクレールを着用したリウ・ボーリンは自身をペイントで霧のように消し去り、その様子をアニー・リーボヴィッツが写真に収めている。完成したビジュアルは、一見海に浮かぶ氷河と海面だけが映し出されているように見えるが、良く目を凝らすと、見事に自然と同化したリウ・ボーリンのシルエットが確かにあることがわかる。過去6シーズンにわたりモンクレールのキャンペーンビジュアルを撮りおろし続けているアニー・リーボヴィッツ。今回も同ブランド、リウ・ボーリンとのコラボレーションでユニークなビジュアルを作り上げた。
2017年07月18日モンクレール(MONCLER)とアメリカを拠点に活動するアーティスト、グレッグ・ローレンのコラボレートコレクション「コライド - グレッグ・ローレン & モンクレール」が登場。限定数量にてモンクレール銀座店・青山店、ドーバーストリートマーケットギンザの3店舗で2017年7月7日(金)より発売される。モンクレール×グレッグ・ローレン今回登場するのは、モンクレールとラルフ・ローレンの甥で俳優・ファッションデザイナー・アーティストと様々な方面で活躍するグレッグ・ローレンのコラボレートコレクションだ。展開はメンズ・ウィメンズ・ユニセックスを予定。モンクレールの会長であるレモ・ルッフィーニもファンであるグレッグのセンスにより再構築された、モンクレールのダウンジャケット「マヤ」や「バディ」「モカ」やパンツ、ハット等が限定数量で販売される。デニムやヴィンテージファブリックを大胆にミックスコレクションでなんといっても目を引くのは、モンクレールのアイコニックなアイテムに大胆に組み合わされたデニム生地やヴィンテージファブリックだ。ダウンジャケットの半身に味のあるデニム生地を合わせたり、パーカの肩口に無造作なホールが開けられたり。衝突を意味する「コライド」というコレクション名にふさわしく、シルエットにベースアイテムの品の良さをのこしつつもストリートライクな雰囲気を醸すアイテムに仕上がっている。【詳細】コライド - グレッグ・ローレン & モンクレール発売日:2017年7月7日(金)取り扱い店舗:モンクレール銀座店、青山店、ドーバーストリートマーケット ギンザ価格:※一部紹介・ウィメンズBADY BLACK 363,000円HAT 38,000円LIANE RED 313,000円・メンズMAYA 363,000円MAYA PARKA 438,000円
2017年07月07日エルメス(HERMÈS)財団は、「ATM tempo I/II/III セロニアス・モンクに捧ぐ」 エマニュエル・ソーニエ展を、銀座メゾンエルメス フォーラムで開催。会期は2017年7月14日(金)から10月31日(火)まで。パリ出身の彫刻家、エマニュエル・ソーニエ。彼のオブジェは、ガラスやインク、アスファルトなど日常的かつ無機質なもので構成され、コンテンポラリーなミニマムさを纏っている。教育者としても活躍するマニュエルは、アカデミックで純粋な美術表現に裏打ちされた”美”を作り出す一方で、その作品は社会と密接に結びついた緊張感を漂わせている。ガラスに水や黒いインクを満たしたオブジェは、その無駄のない造形や作品が持つ静寂さが、とても美しい。しかしそれと同時にそれは、抽象的でありながらも、まるで現代人が抱える閉塞感や脆さを表しているよう。エマニュエルの作品は、私たちを魅了しながらも、刺激し、不安定な気持ちにさせる。本展では、2月にパリのパレ・ド・トーキョーで開催されたソーニエの個展「Black Dancing」から発展し、ジャズ・ピアニストであるセロニアス・モンクへのオマージュとして構想された。モンクの演奏にインスピレーションを受け、楽曲のように3つのパートを組み立てた。【詳細】「ATM tempo I/II/III セロニアス・モンクに捧ぐ」 エマニュエル・ソーニエ展会期:2017年7月14日(金)〜10月31日(火)会場:銀座メゾンエルメス フォーラム住所:東京都中央区銀座5-4-1開館時間:月〜金 11:00〜20:00 / 日 11:00〜20:00 (入場が閉館の30分前まで)※入場無料【問い合わせ先】TEL:03-3569-3300
2017年06月10日ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)に、モンクレール ガム・ルージュ(MONCLER GAMME ROUGE)の限定コレクションが登場。今回発売されたのは、ミリタリースタイルにインスパイアされた、ジャンバティスタ・ヴァリによる2017年春夏コレクションから派生したカプセルコレクション。世界中でドーバー ストリート マーケット ギンザでのみ購入可能なエクスクルーシブなコレクションだ。コレクション全体で象徴的に用いられているモチーフは、淡い紫色が可憐な印象を与えるスミレの花。この柄を全体に散りばめたダウンベストやダウンジャケットのほか、バッグやビーチ サンダルなどの小物も揃う。【商品情報】モンクレール ガム・ルージュ DSMG限定カプセルコレクション発売日:発売中価格:・ダウンベスト 235,000円+税・ダウンジャケット 296,000円+税・バッグ 330,000円+税・ビーチサンダル 65,000円+税取扱店舗:ドーバー ストリート マーケット ギンザ
2017年04月09日モンクレール ガム・ルージュ(MONCLER GAMME ROUGE)が3月7日、2017-18年秋冬コレクションを発表した。
2017年03月19日モンクレール ガム・ルージュ(MONCLER GAMME ROUGE)は、パリ・ファッション・ウィーク最終日となる2017年3月7日(火)に2017-18年秋冬ウィメンズコレクションを発表した。赤く色づいた秋の山。モンクレール ガム・ルージュの今季の舞台は、見頃を迎えた紅葉たちが彩りを添える季節。テーマは「カナダへの旅」だ。会場中央には落ち葉が敷き詰められ、左右を囲うように設置された巨大なスクリーンでは、豊かな自然を動画で紹介している。ショーのスタートは音楽とともに、このスクリーン上の大自然にさっと陽の光が差し込んだ。間もなく木々は橙色に色づき、一層魅惑的な表情となる。穏やかな森の中で楽しむトレッキング、ハイキング、そういったシーンをイメージしているのだろうか。モデルたちは、ダウンジャケットやブーツ、大きなバックパック、寝袋風のマットまで装備して、いかにもアウトドアなスタイルだ。ハイキングの準備は身支度からと言わんばかりのフルレイヤードスタイルで、ジャケットやコートの上に、さらにベストを纏っている。スポーティなエッセンスは強いものの、描いているのはおそらく高貴な女性であろう。合わせたのはツイードジャケットやスカート、レースワンピースなど上品なウェアで、カラーもホワイトやピンクといったフェミニンカラーで統一されている。散りばめた花模様にはビジューをあしらって煌びやかに。ブランドロゴ入りニットで外せば、知的なアウトドアスタイルが完成する。ユニークなのは、ジップやギャザー、リボンなどによって作り出した立体的なシルエット。アーム部分はパフスリーブになっていたり、裾がフレアになっていたり、動きがあって躍動的に見せている。
2017年03月11日モンクレール(MONCLER)は、2017年秋冬コレクションより、アメリカを拠点に活動するアーティスト兼デザイナーであるグレッグ・ローレンとのコラボレーションコレクション「コライド - グレッグ・ローレン x モンクレール(Collide - Greg Lauren x Moncler)」を発表。2017年秋より一部のモンクレール直営店、厳選されたデパートとオフィシャルサイトで販売予定だ。画家であり、同時に彫刻家でもあるグレッグ・ローレン。彼は、自身の芸術活動の中で、ヴィンテージという特定のテーマをもとにファッションにおける創作活動を行ってきた。「“破壊されたエレガンス”と“不完全な完全”のコンセプトを中心に全てが始まる」と語る彼の手から生まれる洋服は、絶対的なユニークさとオリジナリティーを持ち合わせている。同コレクションで登場するのは、約200ピースのメンズとウィメンズ、そしてユニセックスの限定ウェアだ。それら洋服には、まさに「象徴的なことを救い上げて、解体と再構築の行為が好きだ」という彼の言葉が反映されている。赤や青のクラシカルなダウンは破壊され、失った裾をデニムとドッキングすることで補っている。また、黒のダウンはモッズコートと組み合わせられ、瞬く間にミリタリーなアイテムとして転換された。いままでにない斬新なアウターとして、私たちの秋冬の強い味方となってくれそうだ。【詳細】コライド - グレッグ・ローレン x モンクレール販売時期:2017年秋展開予定店舗:一部のモンクレール直営店、厳選されたデパートとオフィシャルサイト【問い合わせ先】モンクレール ジャパンTEL:03-3486-2110
2017年03月09日モンクレール(MONCLER)は、中国の旧正月「春節」を祝したメンズ&ウィメンズの限定ジャケットを、モンクレール 銀座店にて2017年1月下旬より発売する。“東洋への心酔”をモンクレールらしくモダンに解釈し、炎のような鮮烈な赤のカラーパレットにゴールドのアクセントをプラスした限定ジャケット。酉年となる2017年を記念し、モンクレールのブランドエンブレムでもある雄鶏をジャケットのデザインに落とし込んでいる。ウィメンズモデルは雄鶏モチーフをブロケード刺繍で表現、一方のメンズモデルは背中に雄鶏の刺繍を施したスタイルで登場。いずれのジャケットもリバーシブル仕様で、裏面はモンクレールのトレードマークであるキルティングステッチを施したほか、パーツは特徴的なゴールドで仕上げたスペシャルな1着となっている。【商品情報】モンクレール チャイニーズニューイヤー 2017 スペシャルエディションジャケット発売時期:2017年1月下旬価格:メンズジャケット「DIDIER」183,000円+税ウィメンズジャケット「ABONDANCE」257,000円+税販売店舗:モンクレール 銀座店
2017年01月29日モンクレール(MONCLER)2017年春夏コレクションのシーズンビジュアルが公開された。今回も高名なアメリカ人フォトグラファーであるアニー・リーボヴィッツ(Annie Leibovitz)を起用し、先シーズンのフェアリーな雰囲気と打って変わり、超現実的なイメージを創り上げた。今季は透明感に着目し、ニューヨーク・セントラルパークの緑の色合いや大都会の古めかしい書店を舞台に、背景に対してはっきりと見えない物体を表現した。まるでカメレオンのように背景に溶け込み、カモフラージュと化した人物のイメージは、現実性を排除するかのような作品に仕上がっている。作品の主人公は中国人アーティストのリウ・ボーリン(Liu Bolin)。アート界では”見えない男”として知られており、背景と彼自身のシルエットだけが見える、まるで“透明人間”のような自画像が話題となった人物だ。ビジュアルの中でリウ・ボーリンは、ドゥドゥーン・レジェールによるスノースーツを着用。全てのスノースーツは彼の手で装飾され、まるで森の中や書店の中にいるような、背景に溶け込むデザインとなっている。【問い合わせ先】モンクレール ジャパンTEL:03-3486-2110
2017年01月26日モンクレール ガム・ブルー(MONCLER GAMME BLEU)の2017-18秋冬コレクションが1月15日、ミラノで発表された。毎シーズン、明確なスポーツシーンを凝った表現で披露する同ブランドの、今シーズンのテーマは登山。ショー会場には雪が降り積もり、ロッククライミングのロープでつながったモデルが、ランウェイのコースを作っている。ランウェイを歩くモデルたちは雪の中の行軍でウォーキングの速度はきわめてスローペース。よく見るとパンツもボンテージパンツのようにロープでつながっており、全身をさまざまなこの登山用ロープがカラビナとウェアに潜んだループとで緊縛されている。各アイテムにはこの登山用ロープのグラフィックが使用されており、ストライプはほぼダイヤゴナルでジャケットのスーツ、チェスターコート、ピーコートなどテーラードピースに落とし込まれている。そのテクニックもツィード、ジャカード、ブークレ、インターシャ、ウールプリントとさまざまな表現で、ダウンアイテムとしての機能性とラグジュアリーさがテクニカル素材とカシミアなどとの混紡素材で軽やかにレイヤードされている。オーバーサイズのボマージャケットやジャンプスーツ、コットンコーデュロイやコットンツイル、薄い透け感のあるナイロンジャケットなども新鮮だ。ショー終了後、会場内でモデルは残り、来場者が写真を撮れるインスタレーション形式の演出も定着し、トム・ブラウン(Thom Browne)マジックの種明かしがすぐに見られるのも楽しみだ。Text: 野田達哉
2017年01月24日モンクレール(MONCLER)のアイウェアコレクション「モンクレール ルネット(MONCLER LUNETTES)」に新作が登場。2016年11月中旬よりモンクレールのブティックを中心に販売される。今回展開するのは6つのモデルだ。スポーティなテイストをベースに、フォルムやディテール、素材で高いデザイン性をプラス。ファッション性と機能性を兼ねそろえるサングラスは、モンクレールを代表するダウンジャケットとも呼応する。70年代のクラシックなスキーゴーグルに着想を得たモデルML0001と、よりフェミニンなモデルML0002は、太めのフレームとフロントのフォルムがレトロなムード。フロント部分のブランドロゴがポイントになっている。アセテート製のメンズモデルML0003とユニセックスモデルML0004は、取り外し可能なサイドシェードや空気力学を応用したテンプルが、まさに高地で使用するゴーグルのよう。一方でシェードに使用したレザーや、細見でミニマムなフレームがモードなスタイルに昇華している。アイコニックなラウンドシェイプが特徴のウィメンズモデルML0005と、スクエアシルエットのML0006は新たなデザインとなり登場。よりデイリー使いしやすいフォルムに、レンズのカラーやライトなボリューム感がアクティブな印象を添えている。【詳細】モンクレール ルネット 新モデル発売時期:2016年11月中旬店舗:全国のモンクレール ブティック 、デパートメントストア、セレクトショップ、アイウェアショップ価格:・ML0001 37,800円~・ML0002 37,800円~・ML0003 66,200円~・ML0004 66,200円~・ML0005 37,800円・ML0006 37,800円【問い合わせ先】モンクレール ジャパンTEL:03-3486-2110
2016年11月07日モンクレール ガム・ルージュ(MONCLER GAMME ROUGE)がパリで17SSコレクションを発表した。
2016年10月14日モンクレール(MONCLER)は、新コレクション「Mr. & Mrs. Moncler」を発表。「Mr. & Mrs. Moncler」では、ブランドのアーカイブを紐解き、ブランドの原点であり最も重要なアイテムであるダウンジャケットを再解釈。モダンなデザインで再提案する。コレクションの主役は、モンクレールにとって最もトラディショナルなナイロンを使用したジャケット。バーガンディやシャイニーなミッドナイトブルー、深みのあるブラックなど力強いカラーパレットが揃う。なお、展開されるアイテムには、全て「Mr. & Mrs. Moncler」が描かれたスペシャルタグを付属する。また、同コレクションではMr. & Mrs. Monclerと名付けられたバーチャルカップルがアンバサダーを務める。全世界のモンクレール旗艦店のウィンドーディスプレーを、彼らが飾る予定だ。【問い合わせ先】モンクレール ジャパンTEL:03-3486-2110
2016年09月10日モンクレール(MONCLER)が、世界的写真家アニー・リーボヴィッツと組んだ、2016-17年秋冬コレクションのビジュアルを公開。今回のビジュアルは、幻想的な北欧神話にインスパイアされた。ファンタジーの要素を織り交ぜ、空想の世界と美しい自然の情景が融合した世界を切り取っている。モンクレールにとって不可欠な要素である「雪」と「寒さ」の中で、ダウン素材のロングドレスや、鮮やかなレッドのダウンコートがユニークに表現された。モデルとして起用したのは、ミック・ジャガーの息子で俳優 / ミュージシャンのジェームス・ジャガーと、カレン・エルソンだ。なお、アニー・リーボヴィッツはこれまでもモンクレールのビジュアルを手がけており、過去には『ガリバー旅行記』や『雪の女王』などのおとぎ話から着想を得た、ファンタジックなビジュアルを発表してきた。
2016年07月18日モンクレール(MONCLER)がリモワ(RIMOWA)とコラボレーション。リモアのアルミニウムラゲージシリーズ「Topas Stealth」をカスタムした特別モデルのスーツケースが2016年7月に発売される予定。「Topas Stealth」は、独自のホイールシステムによる圧倒的な静けさに加え、自由自在なムーブメントと究極の操作性を実現した同ブランドを象徴するモデル。前回のコラボレーションからデザイン・サイズともに一新。グレーカラーのアルミニウムのボディに、エナメル性のモンクレールのロゴとカスタマイズ可能なネームタグが存在感を放つ。3サイズ展開となり、ライナーはモンクレールによる高級感溢れるキルティング仕様のカモフラージュプリントを採用した。カモフラージュファブリックは、スーツケースに納められたキルティング仕様のシューズバッグやポーチにも。荷物やリキッド類を安全に運ぶため、特別なデザインとなっている。【詳細】モンクレール & リモワ(MONCLER & RIMOWA)発売時期:2016年7月予定価格: ・Size52 (32L ボリューム) 151,000円+税・Size 56 (45L ボリューム) 177,000円+税・Size 63 (64L ボリューム) 198,000円+税【問い合わせ先】モンクレール ジャパンTEL:03-3486-2110
2016年07月09日モンクレール(MONCLER)より、ブランド史上最も軽いアウター「ドゥドゥーン・デア」が登場。2016年6月上旬より、モンクレール直営店限定で発売される。「ドゥドゥーン・デア」は、9,000mで7gしか重さがないという超軽量な糸を使用することで、高い軽量性と保温性を実現したブランド史上最も軽いアウターだ。モンクレールの技術を駆使したダウンを用いることで膨らみは保たれ、しっかりとした使い心地を体感できる。モデルは、ロングスリーブ”THEODOTE”とベスト”THEODOSIA”の2種類。どちらも細身で均一なストライプステッチが施され、ウエストに沿ってシェイプしたシルエットは、ヒップ周りで軽くフレアしている。【詳細】モンクレール ドゥドゥーン・デア発売時期:2016年6月上旬取り扱い店舗:モンクレール直営店アイテム情報:・THEODOTE(ロングスリープ)価格:212,000円+税カラー:ダークベージュ、ブラック、ラズベリーレッド、グリーン・THEODOSIA(ベスト)価格:178,000円+税カラー:ダークベージュ、ブラック、ラズベリーレッド、ネイビー【問い合わせ先】モンクレール ジャパン東京都港区南青山5-4-46TEL:03-3486-2110
2016年06月04日モンクレール グルノーブル(MONCLER GRENOBLE)の16-17AWコレクションが2月13日、ニューヨーク・リンカーンセンターの中央広場で行われた。毎年1回、秋冬コレクションのみ大掛かりな演出で楽しませる同ブランドは、今シーズン、NYの象徴的なロケーションでブランドのDNAであるスキーをベースとしたコレクションを展開。アメリカンカレッジのスポーツイベントのオープニングを思わせる集団行動が、男女80名に及ぶパフォーマンスで演出された。高機能素材と最先端テクノロジーを駆使したラグジュアリーなスキー、登山というシーンに加え、今シーズンからスノーボードウェアが登場。軽量ハイテク素材がビッグシルエットを軽快なスタイリングに見せる。バイアスカットされたラッカー素材とともに、赤、黄、青といったビビッドな色使いが新しい表情を見せ、タータンチェックやツートンの千鳥格子など、アーカイブを思わせるクラシックな柄や色使いも、新素材と立体的なキルティングでラグジュアリーなアイテムへと消化されている。メンズは1969年に公開された「女王陛下の007」のジェームズ・ボンドからインスパイアされたというクリーンでスマートなシルエット。ウィメンズはクラシックなチェックとファー使い、細密なキルティング加工などで、エレガントさを強調。機能を備えた都会的なアウトドアウェアとして最先端のアイテムを披露した。動画引用元: (モンクレールオフィシャルYouTube: 野田達哉
2016年02月15日モンクレール ガム・ブルー(MONCLER GAMME BLEU)の16-17AWコレクションが、1月17日、ミラノメンズファッションウィークで発表された。デザイナーのトム・ブラウン(Thom Browne)が、今シーズンのテーマに選んだのは“カモフラージュ”。コレクションの全ルックがグレー、ブルー、レッド、ホワイトの共通したカラーのカモフラージュ柄。モデルはすべて同柄の目出し帽で顔を覆い、目の周りもカモフラージュでメイクされているという徹底ぶり。モデルたちは会場をウォーキングした後、ステージ中央のカモフラージュ柄にスモークされた小部屋に格納されていく。フィナーレにトム・ブラウンの姿はなく、小部屋がフラッシュライトで点滅し、中に整列して座ったモデルの上に紙吹雪が舞い続けるという演出。同ブランドがこれまでから基調としてきたモンクレールのアーカイブピースと、クラシカルなテーラードピースがベースとなっているが、過去発表されてきたシーズンのように、ボクシングや乗馬、ボートのような明確なスポーツ競技をテーマに掲げているわけでもない。全身、全アイテムがカモフラージュ柄のため、それぞれのアイテムの細かなデザイン、素材、ディテールなどは客席からは判別がつかない。ショー後、発表されたリリースによれば、各アイテムはコットンギャバジン、コーデュロイ、ドネガルツイード、ピンストライプ、オイルコーティングされたカシミア、ファー、超軽ナイロンなど同ブランドがこれまで主要に使用してきた素材を中心に、プリント、ジャカード、インターシャなど様々な加工で構成されていたようだ。モンクレールブランドの中でハイブランドとしてファッショニスタたちに認知されたガム・ブルーの“ワンテーマ”という選択は、鬼才トム・ブラウンらしい究極の形なのかもしれない。Text :野田達哉
2016年01月21日24日にオープンするモンクレールに国内最大のフラッグシップショップ「モンクレール銀座」のオープニングレセプションが22日開催された。銀座マロニエ通りに面した2層560平米という大型店舗のファサードには、今回のオープニングに当たってコラボレーションコレクションを手掛けたLAのアーティストFriendsWithYouによるキャラクターMALFIとMR.TITIが描かれ、大勢のゲストを出迎えた。レセプションパーティにはモンクレールの会長兼クリエーティブディレクターのレモ・ルッフィーニ(Remo Ruffini)も来日し、日本での長年にわたるビジネスパートナー八木雄三・八木通商社長、大西洋・三越伊勢丹HD社長らと旧交を温めた。
2015年10月22日モンクレール(Moncler)が今秋、ニューヨーク公共図書館にてアートイベントを行った。イベントは、モンクレールのアイコンジャケット「MAYA」を32名の世界のトップフォトグラファーが独自の解釈で撮り下ろした写真展。今回のキュレーターは、世界的に有名なアート・ディレクター兼フォトグラファーのファビアン・バロン氏で、同イベントの主旨に賛同した世界中のフォトグラファー (ピーター・リンドバーグ、スティーブン・マイゼル、ブルース・ウェーバー、テリー・リチャードソン、デビッド・シムズ、など他多数)が参加した。写真では、唯一の統一テーマであるモンクレールのダウンジャケットを通じて、それぞれのフォトグラファーが独自の世界観と雰囲気を描く。今回のイベント名にもなっている愛と感情の関与を表現したものもあれば、幻想的なものからポップなものまでその表現は様ざま。そして、あるものはそのユーモアで笑いを誘い、あるものは見る者を険しい冒険や繊細で美しい旅へと誘う。なお、本イベントART FOR LOVEは、「amfAR」という2020 年までにエイズ治療法の発見を目標としている団体をサポートする為に企画され、全ての作品は会場で開かれるサイレントオークション、またオンラインのコンテンポラリーオークション Paddle8 ()を通して販売され、その全ての収益がamfARに寄付される。
2015年10月17日モンクレール ガム・ブルー(MONCLER GAMME BLEU)が6月21日、イタリア・ミラノのトルトーナ地区で16SSコレクションを発表した。今シーズンはボート競技のローイング(漕艇)がコンセプトになっている。複数人で乗ってオールを使って船を漕ぎレースをする欧米発祥のスポーツ。ローイングの選手のユニフォームからインスピレーションを受けているという。トム・ブラウンと言えばストライプという印象だが、今回は特に、白をベースにグリーン、イエロー、ピンクと甘いカラーが目を引く。ボートの選 手が履いてそうな少しワイドなショーツに、アノラック(ジャンパー)、仕上げにニットタイを合わせており、テイラードピースにスポーツ由来の クラシカルな要素を混ぜ込むスタイリングのバランスも彼らしい。カラーとしては、パステル系の他にもグレー×ホワイト、シグネチャー的なトリコロール、ブラックタイが登場し、4つのチームに分ける事ができる。足元にはボートシューズ、頭にはシアサッカー製のフィッシャーマン・ハットといったアクセサリーを合わせ、コーディネートをマリンテイストで纏めた。
2015年06月26日フォトグラファーで「モンクレール(Moncler)」のアートディレクターのフランチェスコ・ラッガツィ(Francesco Ragazzi)が手掛ける新スケーターブランド「Palm Angels」が誕生。国内初となるポップアップショップを3店舗でオープンする。「Palm Angels」は、ラッガツィがロサンゼルスのヴェニスビーチやマンハッタンビーチの独特な雰囲気とそこに住む人々の習慣、とりわけスケーターたちにインスピレーションを受けたことからプロジェクトはスタートした。ラッガツィは11年から13年にかけてスケーターの写真を撮り続け、『Palm Angels』というタイトルで写真集を出版。そして今回、それに続く新しい一歩としてデビューコレクションを今年1月に発表している。デビューコレクションである15-16FWコレクションは、70年代の雰囲気にマッチするプレッピースタイルをイメージして制作。ラインアップはゴールドのディティールが施された短めのパンツや正面に細かいステッチプリーツを施したシャツ、背中にスケートカルチャーのシンボルであるマリファナの葉っぱを贅沢に刺繍したジャケットなど。また、『Palm Angels』の代表的な1枚を大きくプリントしたフィット感のあるデニムジャケットも登場する。ポップアップの期間は、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA、DSMG)が6月11日から24日まで、エストネーション六本木ヒルズが6月26日から7月5日まで。ユナイテッドアローズ&サンズ(UNITED ARROWS & SONS)が7月10日から20日まで。
2015年06月09日モンクレール(MONCLER)が、15-16AWシーズンとして新たなカプセルコレクションを発表した。カプセルコレクションとしては、14-15AWシーズンに終了した「ホワイトマウンテニアリング(White Mountaineering)」によるメンズ「MONCLER W」と、「ミハラヤスヒロ(MIHARAYASUHIRO)」によるウィメンズ「MONCLER Y」以来、1年振りに発表されたもの。今回、新たにゲストデザイナーとして迎えられたのは、「アミ アレクサンドル マテュッシ(AMI Alexandre Mattiussi)」のアレクサンドル・マテュッシ、「アーデム(ERDEM)」のアーデム・モラリオグル。それぞれ自身のブランドの頭文字をとって「モンクレール a(MONCLER a)」、「モンクレール E(MONCLER E)」として展開される。メンズのカプセルコレクション「モンクレール a」は、「アミ アレクサンドル マテュッシ」のストリートなスピリットを受け、オーバーサイズなアイテムがラインアップ。ジャケット、コート、ダウンベストなど全てはビッグシルエット、ドロップショルダーで肩を落としたり、大きな衿周り、引き伸ばされたカフスなどが特徴。ポケット、ブランドマーク、ファスナー等のディテールにおいても拡大され、存在感を示している。また、コレクションでは初となるデニムジャケットも登場した。フラワーモチーフのグラフィカルプリントを得意とするアーデムが手掛ける「モンクレール E」は、スポーティーなアイテムを思い切りエレガントでロマンチックに仕立て上げたコレクション。全面にフラワーが描かれたジャカード素材を用い、裏地には色鮮やかなプリントを施した。内側にダウンを仕込んだケープには、ビーズやスパンコールで大振りな花刺繍があしらわれている。また、ジップで繋がれたパーツを取り外すことにより袖、着丈を短くできる機能的な一面を兼ね備えたアイテムも。店頭での展開時期は、いずれも9から10月頃を予定している。
2015年06月01日