2024年1月2日(火)から26日(金)に浅草公会堂で上演される『新春浅草歌舞伎』に出演する尾上松也、中村歌昇、坂東巳之助、坂東新悟、中村種之助、中村米吉、中村隼人、中村橋之助、中村莟玉が取材会に出席し、新たな一年の一歩を踏み出す人気公演への思いを語った。次代の歌舞伎界を担う花形が顔を揃える『新春浅草歌舞伎』は、“若手歌舞伎俳優の登竜門”として44年の歴史があり、初春行事として定着し、浅草の正月の風物詩として広く愛され親しまれている。若手が大役に取り組み、互いに切磋琢磨する成長、飛躍の場としてはもちろんのこと、歌舞伎の伝承という意味合いでも、重要な役割を担っている。「新春浅草歌舞伎2024」チラシ2024年公演をもって、これまでリーダー的存在として本公演を引っ張ってきた松也をはじめ、歌昇、巳之助、新悟、種之助、米吉、隼人の7名は、『新春浅草歌舞伎』への出演は一区切りとなる。松也は「先輩方から受け継ぎ10年目の節目で、来年は30代最後の年。浅草には、いろんな経験をさせてもらったので、恩返しの気持ちもこめて、そろそろ後輩の皆さんに浅草を託したい」と決断に至った心境を説明した。尾上松也また、苦楽を共にした仲間たちとの思い出を振り返りながら、「当時は、とにかく浅草歌舞伎を途絶えさせることのないよう誓った。後輩の皆さんにも、地元の方々の情熱を忘れずに、さらに浅草歌舞伎を発展させてもらえれば」とエールを送った。記者から今回の演目で特に思い入れの強いお役を聞かれると、「魚屋宗五郎」だといい、「見やすく楽しいお芝居ですが、世話物は出演者とのチームワークが必要。心ひとつにして、積み上げてきた絆と経験を存分に活かしたい」と決意を示した。中村歌昇中村種之助中村米吉歌昇は大役・熊谷直実を勤める『熊谷陣屋』、種之助は4つの役を演じ分ける『流星』、米吉は女形最高峰のひとつである八重垣姫を演じる『本朝廿四孝』と、それぞれ特に思い入れのある演目を挙げ、集大成ともいえる最後の浅草歌舞伎に意欲を燃やした。新悟は「ひとつに選ばないと行けないですかね……と悩みつつ、おはまを勤める『魚屋宗五郎』を挙げ、「出演者全員が出ている演目でもあるので盛り上げていけたら」(編注:第1部『神楽諷雲井曲毬 どんつく』、第2部『新皿屋舗月雨暈 魚屋宗五郎』と、昼夜それぞれ全員が出演する演目が用意されている)。坂東新悟坂東巳之助中村隼人また、巳之助は「どんつく」について、今回は浅草の大道具を新たに作ったことを明かし、「第1部の打ちだしで、お客様が街に出ていただくと、先ほど舞台で見たのと同じ景色が広がっている。浅草でしかできない体験をしていただける」とアピール。隼人も「近くのお店の女将さんや、旦那衆にお礼の挨拶に行くのが、浅草ならでは」と地域に根差した浅草歌舞伎の醍醐味を語った。中村橋之助中村莟玉一方、松也ら先輩からのバトンを受け取る立場の橋之助は、「浅草歌舞伎を盛り上げてくださったお兄さん方の見習うべきところを受け継いで、悔いのないよう託していただけるように、たくましくありたい」と決意表明。莟玉は「再来年以降、橋之助の兄さんと一緒に出られるのかどうかはまだ分かりませんが、一致団結して頑張りたい」と意気込んだ。取材・文・撮影:内田涼<公演情報>「新春浅草歌舞伎」出演:尾上松也、中村歌昇、坂東巳之助、坂東新悟、中村種之助、中村米吉、中村隼人、中村橋之助、中村莟玉【第1部】11:00~お年玉〈年始ご挨拶〉一、『本朝廿四孝 十種香』出演八重垣姫:中村米吉武田勝頼:中村橋之助腰元濡衣:坂東新悟白須賀六郎:中村種之助原小文治:坂東巳之助長尾謙信:中村歌昇二、『与話情浮名横櫛 源氏店』作:三世瀬川如皐出演切られ与三郎:中村隼人妾お富:中村米吉番頭藤八:市村橘太郎蝙蝠の安五郎:尾上松也和泉屋多左衛門:中村歌六三、『神楽諷雲井曲毬 どんつく』出演荷持どんつく:坂東巳之助親方鶴太夫:中村歌昇太鼓打:中村種之助大工:中村隼人子守:中村莟玉若旦那:中村橋之助芸者:中村米吉白酒売:坂東新悟田舎侍:尾上松也【第2部】15:00~お年玉〈年始ご挨拶〉一、『一谷嫩軍記 熊谷陣屋』出演熊谷直実:中村歌昇相模:坂東新悟藤の方:中村莟玉梶原平次景高:中村吉之丞堤軍次:中村橋之助源義経:坂東巳之助白毫弥陀六:中村歌六二、『流星』出演流星:中村種之助三、『新皿屋舗月雨暈 魚屋宗五郎』作:河竹黙阿弥出演魚屋宗五郎:尾上松也女房おはま:坂東新悟小奴三吉:中村種之助磯部主計之助:中村隼人菊茶屋娘おしげ:中村莟玉菊茶屋女房おみつ:中村歌女之丞父太兵衛:市村橘太郎鳶吉五郎:中村橋之助召使おなぎ:中村米吉岩上典蔵:坂東巳之助浦戸十左衛門:中村歌昇2024年1月2日(火) ~1月26日(金)会場:東京・浅草公会堂チケット情報()公式サイト()
2023年12月20日冷めてしまった料理を温めたり、加熱調理で時短にしたりと、毎日の食事を支えてくれる電子レンジ。スイッチ1つで温められてとても便利な家電ですが、チンした後のお皿の熱さに困った経験のある人も多いのではないでしょうか。お皿が熱くならないよう温める裏技をTik Tokの投稿から紹介します。チンしたお皿が熱くならない裏技電子レンジで料理や食材を加熱した際、乗せている器が持てないほど熱くなってしまうことを避ける裏技を投稿しているのは、アイリスオーヤマのTik Tok公式アカウント(@irisohyama_official)です。料理に関する裏技や家電の使い方、収納アイディアなど、毎日の暮らしに役立つライフハックを多数紹介しています。本記事で紹介する投稿では、電子レンジでチンすると、お皿がやけどしそうなほど熱くなってしまう現象を避ける方法について取り上げています。それでは、アイリスオーヤマの公式アカウントが紹介する裏技を実際にみていきましょう。水蒸気を外に逃がしてお皿の加熱を避ける電子レンジで料理を加熱する際は、ラップをかけるのが通常のやり方です。電子レンジは温める物にマイクロ波を照射し、内部の水分を温めることで全体を加熱する仕組みの家電なので、ラップをかけずそのまま温めると食材内部の水分が熱くなって蒸発し、ぱさぱさした仕上がりになってしまいます。ラップをかけて加熱することで料理が乾燥せずにおいしく仕上がりますが、ラップ内に高温の水蒸気が充満するため、結果として食材だけでなく盛り付けているお皿も触れないほどの高温になってしまうのです。そこでアイリスオーヤマ公式アカウントが紹介しているのは、ラップはお皿の両端にはくっ付けずに隙間を空けてかけるという方法。ただしいわゆる「ふんわりとラップをかける」状態とも異なり、料理にはむしろぴったりと密着させるようにかけています。こうすることで料理は加熱後も乾燥しにくくなり、一方で余分な水蒸気は端につくった隙間から抜けていくためお皿が高温になる現象も防ぐことが可能になります。電子レンジでの加熱調理は時短や光熱費の節約になることから、近年は電子レンジを活用するレシピがSNSでも多数シェアされています。電子レンジを使うレシピでは、食材によっては加熱時間が長くなることもしばしば。長時間の加熱の際にはお皿が熱くなることも多いので、ぜひ本記事で紹介したラップのかけ方を試してみてください。※動画が自動で再生されます。@irisohyama_official やけどに気をつけてね! #アイリスオーヤマ #アイリス #TikTok教室 #電子レンジ #レンジ #レンチン #ハンバーグ #ライフハック ♬ Melty Magic covered by 綴 - 綴[文・構成/grape編集部]
2023年12月17日宮藤官九郎の作・演出で2022年秋に平成中村座で上演された『唐茄子屋 不思議国之若旦那(とうなすや ふしぎのくにのわかだんな)』がシネマ歌舞伎となって全国公開される。古典落語「唐茄子屋政談」をはじめとした落語の要素と「不思議の国のアリス」を組み合わせた奇想天外な本作について、中村七之助に話を聞いた。吉原遊びが過ぎて勘当された若旦那・徳三郎(中村勘九郎)が、ひょんなことからパラレルワールド「第二吉原」に迷い込んでいくという、宮藤官九郎テイスト全開の本作。『唐茄子屋 不思議国之若旦那』よりこれまで数多くの古典を上演してきた平成中村座だが、新作歌舞伎の上演は本作が初めて。「(古典演目を多く上演してきたことについて)実はそんなに深い意味はないんです。これまで、その土地々々のものが平成中村座には合っていて、古典がとても似合う小屋だったので、自然と古典作品の上演が中心になっていきました。父(十八世・勘三郎)は『コクーン歌舞伎とかも好きだけど、俺は古典が一番好きで、お客様が振り向いてくださるなら一生古典をやっていたい人間なんだ』と言っていましたが、それがこだわりということではありませんでした」物語に関しても「宮藤さんの脚本の力に疑いはなかったです。最初に聞いた時は、おもちゃ箱みたいな頭の中だなと思って、どうなるのかとワクワクしました。だって、最初がゾンビの話(2009年12月歌舞伎座公演『大江戸りびんぐでっど』)でしたからね(笑)。落語がきたというのは、ちょっとまともなのかなと思ったくらいです」と全幅の信頼を寄せ、宮藤が紡ぎ上げる摩訶不思議な世界に飛び込んだ。役者目線で一番びっくりしたのは甥ふたり「古典へのこだわりはなかった」という言葉にも通じるが、江戸時代の“元祖”中村座が時代の最先端を走り続けたように、平成中村座も“いま”を作品に取り入れていくことに躊躇はない。「僕は、歌舞伎というものはもっと奇天烈なものだと思っていますし、いろんなことにチャレンジできるのが歌舞伎の面白さだと思っています。例えば、(自身が演じた)桜坂は最初、ルンバのような乗り物に乗って出てきますが、江戸時代にあのような乗り物があったとしたら普通に使っていたでしょう。昔はそれこそ、花道を水にしたり、いろいろなことをしていました。いまはさまざまな制約もあり、歌舞伎が高尚な伝統芸能になってしまいましたが、平成中村座は『江戸時代の歌舞伎に戻った』という感覚で、いま生きている歌舞伎ならこういうものになるんじゃないかという考えなので『(新作だから)新しいことができる』という感覚はありませんでした。それこそ、(吉原の)門をくぐったら若旦那が子どもになるなんて“遠見”(※登場人物と同じ扮装をした子役により、人物が遠くにいるように見せる演出)と同じでしょう? そういう考え方って昔からやってきたことなんだなと思いました」『唐茄子屋 不思議国之若旦那』より門をくぐった先の「第二吉原」で小さくなったミニ若旦那、超ミニ若旦那を演じるのは、甥っ子の中村勘太郎と長三郎。「“叔父バカ”ではなく、役者目線で一番びっくりしたのがこのふたりでした」とその柔軟性と吸収力を絶賛する。「長三郎が自由奔放にやるのを宮藤さんも面白がって『じゃあこれはできる?』とどんどん演出が膨らんでいくんですね。兄とも話しましたが、時代が違うのか、僕らの頃は稽古場でやることに恥ずかしさがありました。若い頃、野田(秀樹)さんの作品に出演した時も『自由に何かやってくれ』と言われても恥ずかしくて、父には『稽古場なんて恥かかなきゃダメなんだよ!』とすごく怒られました。あのふたりからはそれが感じられなかったです。毎日が楽しそうで、稽古というより遊びの延長のようで、理想というか、稽古場はいろいろチャレンジする場なのだとあのふたりに教えられました」歌舞伎俳優にとって貴重な“演出をつけられる”経験宮藤や野田ら外部の作家・演出家の作品を上演することは、若い俳優陣にとっても大きな刺激になると語る。「“演出をつけてもらえる”ということが、歌舞伎の世界ではほとんどないんですよね。もちろん稽古はありますし、自分の役を先輩に習うのは自由ですけど、お弟子さんたちは4日間の稽古しかないわけです。昔はよく『主役の邪魔にならないように』なんて言われていました。でも、野田さんも宮藤さんも、ちゃんと名前を呼んで演出をつけてくださる。野田さんは昔の歌舞伎座の3階まで上がって細かく演出してくださったり、主役ふたりが対峙している後ろの腰元たちにも「いま何考えてる? ボーっと座ってるだけだろ? それじゃ場面が死ぬんだよ」と言ってくれる。そうすると彼らも俳優の顔になって、『こうしてみよう』ってどんどんアイディアが出てくるんです」江戸時代の1624年に初代中村勘三郎(猿若勘三郎)が、江戸歌舞伎の始まりとなる猿若座(のちの中村座)を創設して、来年2024年でちょうど400年。十八世・勘三郎の十三回忌とも重なる。1月5日(金)より公開の『唐茄子屋 不思議国之若旦那』に続き、すでに発表されている十八世中村勘三郎十三回忌追善「猿若祭二月大歌舞伎」(歌舞伎座)ほか、2024年も一層の活躍を期待したい。シネマ歌舞伎「唐茄子屋不思議国之若旦那」シネマ歌舞伎『唐茄子屋 不思議国之若旦那』は2024年1月5日(金)より全国公開。取材・文:黒豆直樹★シネマ歌舞伎『唐茄子屋 不思議国之若旦那』の劇場招待券(東劇限定)を【よくばり❣ぴあニスト】限定で5組10名様にプレゼント!()<公演情報>シネマ歌舞伎『唐茄子屋 不思議国之若旦那』2024年1月5日(金) 公開(令和4年10月平成中村座公演)作・演出:宮藤官九郎出演:中村勘九郎、中村獅童、中村七之助、坂東新悟、中村虎之介、中村勘太郎、中村長三郎、中村鶴松、澤村國矢、中村歌女之丞、荒川良々、片岡亀蔵、坂東彌十郎、中村扇雀公式サイト:
2023年12月15日江戸時代中期に実在した、伝説的歌舞伎役者・初代中村仲蔵。梨園の血縁でないにも関わらず、四代目市川團十郎に見出され、異例の出世を遂げた大スターである。そんな仲蔵の波乱に満ちた半生を描き出す、舞台『中村仲蔵―歌舞伎王国 下剋上異聞―』。タイトルロールの仲蔵を、蜷川幸雄に見出された演劇界の申し子、藤原竜也が演じる。脚本を手がけるのは、21年のドラマ版と同じく源孝志。さらにこれまでも相性の良さを発揮してきた蓬莱竜太の演出のもと、藤原はいかなる仲蔵を舞台上に体現しようとしているのか。そう簡単に入り込むことが出来ない“歌舞伎”の世界――今回歌舞伎役者を演じられますが、これまで歌舞伎に対してどんなイメージを持たれていましたか?僕の中では六代目中村勘九郎さんのイメージがとても強いです。この時代に中村勘九郎あり!と、共に今、演劇に関わる役者で良かったと思えるぐらいの存在ですから。そんな勘九郎さんが演じていたのが、ドラマ版(※21年に放送された『忠臣蔵狂詩曲No.5 中村仲蔵 出世階段』)の仲蔵。彼の熱い、強いイメージを常に心の内に留めつつ、今回自分なりの仲蔵を演じられたらと思っています。――踊りの稽古はすでに1年ほど続けられているそうですね。中村流の中村梅彌先生に教えていただいています。僕は気持ちのいい春の日も、炎天下のとても暑い真夏の日も、肌寒くなってきた秋の日も、汚ないジャージに汚ないTシャツ、リュックひとつで先生の家に通っているのですが(笑)、いつも懐かしい感覚を覚えるんです。というのも15、16歳のころの自分と着ているものが変わらなくて(笑)。毎日「今日も稽古イヤだなぁ、難しいよなぁ」と思いながら稽古場に行き、終わるとちょっと清々しい気持ちで帰路に就く。知らないことを学ぶってやっぱり大事ですからね。帰り道が非常に心地いいのは、きっとそれが理由で。数日後にまた梅彌先生の稽古がありますが、きっと思うはずなんですよ。「行きたくねえな」って(笑)。さらに最近は勘九郎さんが来て、「そろそろ教えようか?」なんて言ってくれるんです。でもいやいやと。勘九郎さんとは大河ドラマ『新選組!』(04年)から家族ぐるみのおつき合いをさせてもらっていますが、どんなに長いつき合いであっても、やっぱり入り込めないところはあって。歌舞伎ってそう簡単に真似られるものではないですから。じゃあ今回我々はどうするのかと言ったら、演劇としてこの作品を成立させる。それしかないのではないかと思っています。“演劇の持つ力”というものを存分に発揮出来る作品に――演じる仲蔵についてですが、同じ役者として惹かれるところはありますか?他の人がやってこなかったことにチャレンジし、芝居の世界を広げることで見物衆を驚かせる。その精神力、勇気っていうのは、本当にすごいなと思います。打たれても、打たれても這い上がっていく、という部分では、どこか自分にも通じる部分を感じます。先ほどもお話ししましたが、僕は15、16歳のころに蜷川幸雄さんに出会い、打たれて、打たれて、今の自分があるわけです。もちろん当時は辛くて、逃げ出したい瞬間もありましたよ(笑)。でも振り返ってみれば、すべて自分のためになっている。本当にありがたいことだと思います。――ドラマ版と同じく源孝志さんが脚本を手がけられますが、舞台版ならではの魅力とは?ホンが本当に面白いです。非常に壮大なストーリーではありますが、とてもわかりやすいものにもなっていて。瞬間的に江戸の世界、歌舞伎の世界、さらにヒエラルキー構造の楽屋の世界へと引き込む手腕というのは、やはり源さん、さすがだなと。僕は源さんの監督作品にも参加していますが、源さん自身、とても人間的に魅力のある方なんですよね。一緒にいて面白いし、芝居好きだし、バカな話もたくさんする(笑)。そういう柔軟な人間性が、源さんの描く作品の魅力にも繋がっている気がします。――演出は、『渦が森団地の眠れない子たち』(19年)でもご一緒された蓬莱竜太さんが手がけられます。源さんと同じくとても才能のある、そして信頼の置ける方ですから。こうしてまた一緒に作業させてもらえることは、本当にありがたいなと思います。僕としては安心して身を委ねられますし、また共演者の皆さんが本当に素敵な方ばかり。どんな舞台になるかは演出の蓬莱さんにお任せし、僕らはとにかく精一杯、振り切ってお芝居出来たらなと。きっと“演劇の持つ力”というのを、存分に発揮出来る作品になるのではないかと思います。取材・文:野上瑠美子撮影:源賀津己<公演情報>Sky presents 舞台『中村仲蔵 ~歌舞伎王国 下剋上異聞~』脚本:源孝志演出:蓬莱竜太出演:中村仲蔵:藤原竜也初代市川八百蔵/酒井新左衛門:市原隼人中村伝蔵:浅香航大志賀山お俊:尾上紫中村伝九郎:廣田高志七代目中村勘三郎/中村任三郎:植本純米瀬川錦次:古河耕史五代目市川團十郎ほか:深澤 嵐蕎麦屋の万蔵ほか:斉藤莉生金井三笑:今井朋彦コン太夫:池田成志四代目市川團十郎:髙嶋政宏ほか2024年2月6日(火)~2月25日(日)会場:東京建物Brillia HALL【ツアー公演詳細】■広島公演期間:2024年2月29日(木)~3月1日(金)会場:広島文化学園HBGホール■名古屋公演期間:2024年3月7日(木)~3月10日(日)会場:御園座■宮城公演期間:2024年3月15日(金)~17日(日)会場:東京エレクトロンホール宮城■福岡公演期間:2024年3月22日(金)~24日(日)会場:キャナルシティ劇場■大阪公演期間:2024年3月27日(水)~3月31日(日)会場:SkyシアターMBSチケット情報:公式サイト:
2023年12月11日シンガーソングライター・十明(とあか)の新曲「僕だけが愛」が、2023年12月6日(水)に配信リリース。十明の新曲「僕だけが愛」2022年公開のアニメーション映画『すずめの戸締まり』で、監督・新海誠と音楽を手掛けたRADWIMPSによって主題歌「すずめ」のボーカリストとして大抜擢された十明。野田洋次郎プロデュースによるデビュー曲「灰かぶり」では「すずめ」から一転、ダークかつミニマルなトラックをベースに、美しくも棘のある歌唱を乗せた独自の世界観を披露している。RADWIMPS・野田洋次郎がプロデュース新曲の「僕だけが愛」は、その「灰かぶり」と続く「Discord-disco」と同様に十明がソングライティングを手掛けた楽曲。野田洋次郎とmabanuaが再び共同アレンジで参加しており、静謐な音像の中にひりひりと迫りゆく歌唱が印象的なバラードに仕上げている。作品情報十明 新曲「僕だけが愛」配信リリース日:2023年12月6日(水)
2023年12月09日石原さとみ主演、吉田恵輔監督・脚本の『ミッシング』に、中村倫也、青木崇高、森優作、小野花梨、細川岳らが出演することが分かった。『空白』『ヒメアノ~ル』の吉田恵輔監督の最新作となる本作は、娘が失踪し世間に翻弄される母親を石原さとみが演じ、失ってしまった大切なものを取り戻していく人々の姿を、リアルにかつ繊細に描いた感動作。この度、個性あふれる豪華キャスト陣が一斉解禁。コメントも到着した。娘が失踪した家族の取材を真摯に続ける地元テレビ局の記者・砂田役に中村倫也。妻・沙織里との温度差から夫婦喧嘩が絶えなくなる夫・豊役に青木崇高。心が見えなく何を考えているのか分からない怪しげな沙織里の弟・圭吾役に森優作。キー局を受けるも全滅してローカル局に入社した新人記者で砂田の後輩・三谷役に小野花梨。飄々とした態度で取材中も緊張感がないカメラマン・不破役を細川岳が演じる。ほかにも、失踪してしまう沙織里の娘・美羽役に有田麗未(ありたつぐみ)。砂田の上司でテレビ局の番組デスクを演じるのは小松和重。沙織里の弟・圭吾の職場の先輩役にカトウシンスケ。砂田の後輩記者・駒井役に山本直寛。失踪事件の担当刑事・村岡役に柳憂怜。沙織里と圭吾の母親役に美保純が出演している。【コメント全文】◆中村倫也理想と現実を同じ地平に存在させることは難しい。そんな一筋縄では行かないもどかしさを乗せて、砂田という役を演じました。この作品でそっと置かれている、人間の美しさが私は好きです。お楽しみに。◆青木崇高「この夫婦に、これからも希望の光がさし続けますように」撮影が終わり、役柄から離れても、そう願っている自分がいます。この映画が人の心に優しく寄り添えるものになって欲しいです。◆森優作いろんな情報が錯綜している社会で、日々、個人の価値観が揺らぎ、知らず知らずの内に、物事に対する白黒を簡単につけすぎているのではないか、と感じます。その色と色の狭間には何が在るのか、この作品は懸命に見つめています。自分が演じた土居圭吾は、今もずっと心にいます。より多くの方に何かが少しでも届くことを願っています。よろしくお願いします。◆小野花梨目を背けたくなるけど目が離せない。そんな石原さとみさんの佇まいと作品のエネルギーに圧倒されました。作品の一部になれて幸せでした。◆細川岳どこまで続くか分からない苦しみに胸を締め付けられながらも、そっとさしこむ光や風景、そこで生きる人の姿にはっとさせられた。『美しい』と思う瞬間が何度もあった。そういう瞬間にこそ自分勝手な日常から立ち止まることができるし、人を想うことができるのではないかと感じさせられた。実際そうだと思った。強さとはなんだろうか、強くないといけないのだろうか。喪失の先にある未来に光があると信じたい。『ミッシング』は2024年全国にて公開。※吉田恵輔監督の「吉」は<つちよし>が正式表記。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ミッシング(2024) 2024年全国にて公開予定©︎2024「missing」Film Partners
2023年11月30日2024(令和6)年2月東京・歌舞伎座、3月名古屋平成中村座で上演される「十八世中村勘三郎十三回忌追善興行」の合同取材会が11月28日、都内で行われ、中村勘九郎、中村七之助が出席した。時代物から世話物、新歌舞伎に新作歌舞伎、舞踊に至るまで、幅広い分野で当り役を持ち、人々を魅了し続けた十八世中村勘三郎。その十三回忌追善では、勘三郎の長男・勘九郎、次男・七之助をはじめ、由縁の出演者と演目が揃い、名優を偲ぶ。1987(昭和62)年1月歌舞伎座『猿若江戸の初櫓』猿若=十八世中村勘三郎(当時 五代目勘九郎)©松竹1992(平成4)年10月南座『青砥稿花紅彩画 白浪五人男』弁天小僧菊之助=十八世中村勘三郎(当時 五代目勘九郎)©松竹2月歌舞伎座では、寛政元(1624)年に初代猿若(中村)勘三郎が、後の中村座である猿若座の櫓をあげ、江戸で初めて歌舞伎興行を創始したことを記念して始まった「猿若祭」を開催。続く3月名古屋平成中村座では、初代勘三郎生誕の地とされる愛知県名古屋市中村区で、十八代目中村勘三郎襲名披露として、平成18(2006)年以来となる同朋高校体育館での公演が実現する。勘九郎は歳月の流れに思いをはせながら、「祖父が父に『追善興行ができるような役者になっておくれ』と言っていた通り、追善興行ができるのは本当にうれしい」としみじみ挨拶し、「親孝行は何ひとつできていなかったと思うが、これで少しは親孝行ができるのかなと思う」と安どの表情。七之助も「1年を通して、父の追善興行を行えるということは息子として本当にうれしく、身の引き締まる思いです」と背筋を伸ばした。2010(平成22)年4月歌舞伎座『連獅子』狂言師後に親獅子の精=十八世中村勘三郎、狂言師後に仔獅子の精=中村勘九郎(当時 二代目勘太郎)、狂言師後に仔獅子の精=中村七之助©松竹2月歌舞伎座夜の部では、初代勘三郎が、江戸で芝居小屋建立を幕府に認められるまでを描いた中村屋由縁の舞踊劇「猿若江戸の初櫓」を上演。勘九郎の長男・中村勘太郎が初役で猿若を勤め、出雲の阿国で七之助が華を添える。17代目と18代目の伝説的な共演以来、中村屋を語る上で欠かすことができない舞踊の大曲「連獅子」では、親獅子に勘九郎、仔獅子には10歳となる次男の中村長三郎が初めて挑むことになった。猿若を勤めることを知った勘太郎の様子について、勘九郎は「マスク越しに笑みがこぼれるのが見えて、愛おしかった」と目を細め、「連獅子」に初挑戦する長三郎には「火の玉のような子獅子を演じてくれるはず」と期待を寄せた。2010(平成22)年2月歌舞伎座『籠釣瓶花街酔醒』佐野次郎左衛門=十八世中村勘三郎©松竹昼の部では、勘三郎が当り役にした「籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)」の佐野次郎左衛門を、勘九郎が初役で勤め、女方の大役・兵庫屋八ツ橋を七之助が同じく初役で勤める。「いつかやりたいとタイミングを模索していた。兄弟ふたりでできるので、父も喜んでいるはず」(勘九郎)、「八ツ橋は、女方あこがれのお役。初役はありがたい」(七之助)と声を弾ませた。さらに、各地の芝居小屋やホールをめぐる「陽春・春暁・錦秋歌舞伎特別公演2024」、10月には「俊寛」の舞台である鹿児島県三島村・硫黄島で13年ぶりの開催となる「三島村歌舞伎」も決定した。勘九郎は「2011年に2回目の『俊寛』を三島村で演じた時、私が14歳で千鳥をやらせていただいた」と回想。勘太郎(当時は七緒八)が誕生した頃で、「父が『七緒八が14歳になるのはいつだ?俺が70歳になるから、その記念でまたやろう』と決めていた」と秘話を披露。「それが見られなかったのは悔しいんですが、父の遺志を継いで、三島村で俊寛を勤められるのも、本当に楽しみ」と追善興行ラインナップに奔走する2024年に闘志を燃やしていた。取材・文・撮影(会見写真):内田涼<公演情報>十八世中村勘三郎十三回忌追善■「猿若祭二月大歌舞伎」【昼の部】11:00~一、新版歌祭文野崎村二、釣女三、籠釣瓶花街酔醒【夜の部】16:30~一、猿若江戸の初櫓二、義経千本桜すし屋三、連獅子2024年2月2日(金)~2月26日(月)※13日(火)、20日(火)休演※9日(金)昼の部は貸切(幕見席は営業)会場:東京・歌舞伎座■「名古屋平成中村座 同朋高校公演」【昼の部】11:00~一、弁天娘女男白浪二、身替座禅【夜の部】15:30~一、義経千本桜川連法眼館二、二人藤娘2024年3月6日(水)~3月18日(月)※12日(火)休演会場:平成中村座(学校法人 同朋学園 同朋高等学校 体育館)公式サイト:
2023年11月29日中村藤吉本店(NAKAMURA TOKICHI)の新店舗「中村藤吉麻布台店」が、2023年11月24日(金)に虎ノ門・麻布台の「麻布台ヒルズ」にオープン。麻布台ヒルズにテイクアウトショップ「中村藤吉麻布台店」がオープン国内最高峰の茶産地・宇治市にて、1854年に創業した老舗日本茶専門店・中村藤吉本店。麻布台ヒルズに新たにオープンする「中村藤吉麻布台店」は、テイクアウト主体の店舗となり、日本茶各種を様々な飲み方で楽しめるほか、定番から限定まで幅広いスイーツを提供する。日本茶をテイスティングして好みのドリンク選択大きな暖簾がかかった店内に足を踏み入れると、日本茶が注がれたポットがずらりと並ぶ。ポットが並ぶカウンターはテイスティングスペースとなっており、煎茶や玉露、ほうじ茶などの飲み比べが可能だ。そこでお気に入りのお茶を見つけたら、ストレートやライトアレンジのお茶、もしくはクリームや抹茶ゼリイなどと合わせたデザートドリンクなどをアレンジメニューから選ぶことができる。期間限定ドリンクには“抹茶×栗”店頭では、季節に合わせた期間限定ドリンクも用意。オープン以降は、「まるとドリンク[抹茶栗]」と「煎茶[藤吉]フルーツティー」がラインナップする。中でも「まるとドリンク[抹茶栗]」は、抹茶ラテと栗のコンビネーションを楽しめる特別な1杯となっている。パフェやクッキーなど限定スイーツもパフェやクッキーなど、麻布台ヒルズ店限定スイーツも勢揃い。たとえば「おうちでまるとパフェ」は、中村藤吉本店で人気の「まるとパフェ」をカップスタイルにアレンジした1品だ。クリームや抹茶ゼリイ、あんこなどが重なり合う贅沢な味わいを、自宅でも堪能することができる。また、お茶の種に見立て、飴掛けしたピーカンナッツを抹茶チョコレートでコーティングした「オチャノタネ 抹茶ピーカン」、抹茶クッキーや「オチャノタネ 抹茶ピーカン」などを詰合わせた限定のクッキー缶なども取り揃える。【詳細】「中村藤吉麻布台店」オープン日:2023年11月24日(金)場所:麻布台ヒルズ ガーデンプラザB 地下1階住所:東京都港区虎ノ門5-9-1営業時間:11:00~20:00商品例:・「まるとドリンク[抹茶栗]」1,100円※期間限定、期間は追って告知。・「抹茶(薄茶)とミルク」Cold 580円、Hot 630円・「ミクスチャ 抹茶ゼリイとクリーム」Cold 780円・「ミクスチャ ほうじ茶とミルク」Cold 580円、Hot 630円・「おうちでまるとパフェ」1個 700円※麻布台店限定
2023年11月24日2024年2月歌舞伎座、3月名古屋平成中村座にて、『十八世中村勘三郎十三回忌追善興行』が上演されることが決定した。時代物から世話物、新歌舞伎に新作歌舞伎、舞踊に至るまで幅広い役々に当り役を持ち、多くの人々を魅了し続けた十八世中村勘三郎。今回の十三回忌追善では、勘三郎の長男・勘九郎、次男・七之助をはじめとした由縁の出演者と演目が揃い、名優を偲ぶ。2月歌舞伎座では、寛政元年(1624) に初代猿若(中村)勘三郎が猿若座(後の中村座)の櫓をあげ、江戸で初めて歌舞伎興行を創始したことを記念して始まった「猿若祭」を開催。昼の部では、十八世勘三郎が襲名披露をはじめ数々の名演を魅せた当り役の『籠釣瓶花街酔醒』佐野次郎左衛門を勘九郎が初役で勤め、女方の大役・兵庫屋八ツ橋を七之助が同じく初役で勤める。『新版歌祭文 野崎村』では十八世勘三郎の部屋子である中村鶴松がお光を初役で勤め、久松には七之助。夜の部では、初代勘三郎が江戸で芝居小屋建立を幕府に認められるまでを描いた中村屋由縁の舞踊劇『猿若江戸の初櫓』を、十八世勘三郎の孫で勘九郎長男の中村勘太郎が初役で猿若を勤め、出雲の阿国で七之助が華を添える。十七世勘三郎と十八世勘三郎の伝説的な競演以来、中村屋を語る上で欠かすことができない舞踊の大曲『連獅子』では勘九郎の親獅子で、仔獅子には10歳となる勘九郎次男の中村長三郎が初めて挑む。3月名古屋平成中村座は、初代勘三郎生誕の地とされる愛知県名古屋市中村区で、十八代目中村勘三郎襲名披露として平成18年(2006) に開催以来の同朋高校体育館にて公演。十八世勘三郎が演じた当り役の数々を勘九郎、七之助を中心に上演する。昼の部では、『弁天娘女男白浪』で弁天小僧菊之助を七之助が、『身替座禅』では山蔭右京を勘九郎が勤める。夜の部では、『義経千本桜 川連法眼館』で佐藤忠信/忠信実は源九郎狐を勘九郎が、『二人藤娘』で藤の精を七之助と鶴松が勤める。<公演情報>十八世中村勘三郎十三回忌追善「猿若祭二月大歌舞伎」2024年2月2日(金) ~26日(月) 東京・歌舞伎座※休演13日(火)・20日(火)■チケット料金(税込)1等席:18,000円2等席:14,000円3階A席:6,000円3階B席:4,000円1階桟敷席:20,000円一般発売:2024年1月14日(日) 10:00より電話予約・Web受付開始十八世中村勘三郎十三回忌追善名古屋平成中村座 同朋高校公演2024年3月6日(水) ~18日(月) 愛知・平成中村座(学校法人同朋学園 同朋高等学校 体育館)※休演:12日(火)■チケット料金(税込)1等席:14,500円2等席:13,500円一般発売:2024年1月20日(土) 10:00より
2023年11月21日予約の取れないパン屋【中村食糧】が神楽坂にやってきたパン好きなら必ず知っていると言っても過言ではない【中村食糧】。予約枠の争奪戦を勝ち抜かないと手に入らない幻のパン。そんな【中村食糧】が名前を【しかたらむかな】と改め、神楽坂にやってきました。ギャラリーのような雰囲気が漂う素敵な外観変わったのは場所だけではありません。まず大きいのは、予約なしでも買えるようになったこと!営業は2部制となり、午前中は従来通り予約限定、13時以降は予約なしで購入できます。これはもう行くしかないと訪れたのは金曜日。12時45分頃で、10人程度の列ができていました必ず欲しいパンがある場合はやっぱり予約がオススメです。公式Instagramで情報を見て、予約サイトで来店予約をしましょう。オンラインショップもあるので、こちらも要チェック。とはいえ、13時以降でもかなりのラインナップが揃っています。瑞々しいあるところにブロックみんなのパンスパルトお角バゲットいちごお葡萄マロロンおいもソノカマンベールくるみ梨山おとうふおまめオリーブヨカンこの日のラインナップだけでも17種類!どれを買おうかこんなに悩んでしまうこともあまり無いです。こちらも公式Instagramに載るので、列に並びながら決めておくとよいと思います。今回私が購入したパンをいくつかご紹介します。私の番まで残っていたのはこちらのパンたち『いちご』780円果汁の染み込んだビビッドなピンク色のパンに、パイン、白ぶどう、赤ぶどう。移転前から人気の一品『お葡萄』680円レーズンと山ぶどうがこれでもかと詰まっています。実りの秋を思わせるかのよう『梨山』780円中にはくり、洋梨、白ぶどう、アーモンドスライス。それぞれの素材の味や食感が最後まで楽しい『おとうふおまめ』620円絹豆腐と4種類のおまめ。三温糖がほんのり甘く、やさしい、やさしい味わい。前に紹介した3つのムギュッとした食感より柔らかめで、ふかふかとむちむちの間。絶妙な食感です『お角 1/2』375円小麦の甘みと、耳にはカラメル感のある香ばしさ。食感はみずみずしくて、焼かずにそのまま食べたい『オリーブ』480円『瑞々しい』のふわふわとむちむちが同居した絶品の生地に、ゴロっと入ったオリーブの実が満足感たっぷり高加水がつくる、ずっしりしたボディ、もちもちで柔らかくて口溶けのよいパン。そこに素敵な具材の組み合わせが織りなす唯一無二の【しかたらむかな】のパン。今のうちに買いに行くことを心からオススメします。しかたらむかな【エリア】神楽坂【ジャンル】ベーカリー【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】-
2023年11月17日モデルで女優の中村アンが16日、東京・表参道で行われた「ディオール ホリデー ポップアップ」プレビューに登場した。中村は、白のレースシャツとレーススカートを合わせたコーディネートで、美脚やデコルテを披露。バタフライモチーフのネックレスなどを身に着け、輝きを放っていた。11月18日~12月25日まで開催される同ポップアップは、ディオール 2024年クルーズ コレクションに登場したバタフライモチーフに彩られ、店内には、ゴールドやホワイトカラーのバッグやドレス、限定アイテムをはじめ、11月発売の新作ファイン ジュエリーなどホリデーギフト選びのイマジネーションを刺激するさまざまなアイテムが並ぶ。オープンに先駆けて行われたプレビューには、ディオール ジャパン アンバサダーの新木優子、横浜流星、中谷美紀らが出席。ディオールのファッションやジュエリーをまとい、表参道交差点でひときわ目をひくゴールドに輝く「TREE OF LIFE(生命の木)」の前に登場した。
2023年11月16日歌舞伎俳優の中村獅童とバーチャル・シンガーの初音ミクが共演する「超歌舞伎 Powered by NTT『今昔饗宴千本桜』」の製作発表会見が11月13日、都内で行われ、獅童をはじめ、共演する長男の小川陽喜(はるき)、次男の夏幹(なつき)くんが出席した。古典歌舞伎とNTTが開発した最新テクノロジーが融合した「超歌舞伎」が、歌舞伎座新開場十周年「十二月大歌舞伎」第一部として、満を持して歌舞伎座に初登場。歌舞伎の名作『義経千本桜』と、バーチャル・シンガー初音ミクの代表曲である「千本桜」の世界観に着想を得て書き下ろされた『今昔饗宴千本桜』。初演である「ニコニコ超会議2016」で上演された記念碑的な作品で、「超歌舞伎」が生み出す舞台と、ペンライトに染まる客席の熱気あふれる一体感が、大きな魅力となっている。2023年12月歌舞伎座『今昔饗宴千本桜』特別ポスター初演から8年目を迎えた「超歌舞伎」の歌舞伎座公演決定に、獅童は「念願が叶い、正直にうれしいという思いが一番でございます」と喜び声。「歌舞伎座でやるには、異質な演目で賛否両論、ご意見あるだろうなと思いますが、そこをやるのが、伝統を守りつつ、革新を追求する中村獅童の生き方」と語り、「僕にとってはライフワーク。同時に、歌舞伎座はゴール地点なので、もしも“第1期”があるとすれば、これで一度ピリオドを打ちたい。今までの集大成として、思いをすべてぶつけたい」と強い決意を示した。『今昔饗宴千本桜』(H31.8南座)左より、中村獅童、初音ミク©松竹・NTT/©超歌舞伎『永遠花誉功』(R4.9南座)左より、小川陽喜、中村獅童©超歌舞伎2022 Powered by NTT」「歌舞伎座でペンライトが光る風景って、今までないですよね。一見奇抜に見えるかもしれませんが、演技や表現は古典歌舞伎に則っている。歌舞伎は本来、庶民の娯楽。“敷居が高い”を取っ払って、大げさですけど、時代を切り開きたい。いずれは歌舞伎座でやって、超歌舞伎というジャンルを本物にしたいという思いもあった」(獅童)さらに、同公演にて次男の夏幹の初お目見得も決定。今年6月に3歳の誕生日を迎えた夏幹は、夏櫻丸(なつおうまる)を勤める。本作には佐藤四郎兵衛忠信を勤める父・獅童、陽櫻丸(はるおうまる)と狐の精を勤める長男の小川陽喜に加えて、中村勘九郎、中村七之助らも出演し、「超歌舞伎」の歌舞伎座初上演と初お目見得の舞台を華やかに飾る。会見で、獅童は「重たく受け止めてほしくないですが」と切り出し、夏幹君について「生まれながらに、両手の小指が欠損している状態」だと説明。本人の「歌舞伎をやりたい」という思いを尊重しつつ、表舞台に立つ以上は「指がないというのは、隠せないこと」と語り、「歌舞伎役者をやらせるべきなのか、この問題を公表するべきかも含めて、妻と話し合った。どちらが正しいか分かりません」と葛藤を明かした。それでも「明るく生き抜こうとする夏幹の姿に、僕自身も成長し強くなれた。その日々の積み重ねが、公表につながった。ひとつの個性として受け入れられ、どんよりした時代を、少しでも明るくする道しるべのような存在になってもらいたい」と希望を託し、同時に「海外にはチャレンジドという言葉があるように、かわいそうとか、感動的に捉えてほしいとか、そういうことでは一切ない。同情されたくないですし、普通に温かく接してほしい」と思いを訴えかけた。「生まれたときからの状態なので、本人に(チャレンジドだという)認識はないと思います。学校に通い始めると、きっと他の子と違うと気づくときが来て、悲しみや苦しみを味わうこともあるかもしれないが、役者にとってはそれが最大の武器になる。だから、個性的で強力なライバルが現れたと思っていますよ。未来を見据えて、チャレンジする精神は僕も忘れたくない。『超歌舞伎』を歌舞伎座でやるのはチャレンジなので」(獅童)【あらすじ】神木である千本桜の咲き誇る神代の時代、この世を闇に落とさんと企む青龍の精の襲撃を受け、桜はその花を散らし、世界は闇に包まれ、神木を守護なす白狐や美玖姫はその難を数多の犠牲を伴って逃げ延びる。時は移り。枯れ果てた千本桜の周りで寂しく舞う蝶々は、記憶を失い逃げ延びた美玖姫の仮の姿。そこへ、白狐が転生した姿である佐藤忠信が現れる。神代の時代の記憶を残す忠信は、美玖姫に駆け寄るが。取材・文:内田涼<公演情報>歌舞伎座新開場十周年「十二月大歌舞伎」第一部「超歌舞伎 Powered by NTT『今昔饗宴千本桜』」出演:佐藤四郎兵衛忠信:中村獅童美玖姫:初音ミク蝶の精:中村種之助陽櫻丸・狐の精:小川陽喜夏櫻丸:小川夏幹初音の前:中村蝶紫青龍の精:澤村國矢頭取:市川青虎女神舞鶴姫:中村七之助朱雀の尊:中村勘九郎2023年12月3日(日)~12月26日(火)会場:東京・歌舞伎座チケット情報:公式サイト:
2023年11月14日歌舞伎俳優の中村獅童さんが、2023年11月13日に、東京都中央区にある歌舞伎座で行われた『十二月大歌舞伎』第一部『今昔饗宴千本桜(はなくらべせんぼんざくら)』の会見に出席。同公演で、3歳である次男の小川夏幹(おがわ・なつき)くんが、初お目見えすることを公表しました。その際、中村さんは初めて、次男の両手に障がいがあることも明かし、親としての想いを語っています。中村獅童、次男の障がいについて涙をこらえ語る中村さんによると、夏幹くんは両手の薬指と小指が癒着した状態で誕生。多少でも5本指に見えるよう、骨を引き離す手術を2回行ったといいます。将来的に、自身の手がほかの人々と異なることを知った夏幹くんの気持ちを考え、中村さんは次のように述べました。さらに「実は夏幹には生まれつき両手の小指がなく、本人はまだ自覚していない。いずれ本人に伝えますが、悲しみを知ることになると思う」と初公表。「でも、人の悲しみも分かるようになるし、そのことは俳優としては最大の武器になる。僕にとっても個性的で強力なライバルが現れた思い。温かく成長を見守っていただけたら」と獅童らしく言い切った。サンケイスポーツーより引用会見場には、中村さんの妻も出席。中村さんは、妻との以前の会話で出た言葉を交えながら、夏幹くんの親としての想いも涙をこらえて語っています。獅童は「夏幹が生まれたとき、これからどういう人生になるかと思い泣いたけど、泣いてる場合じゃないと思った。夏幹が父親、母親にしてくれた」と涙をこらえつつ感謝。「これから『いろんな人に勇気を与えられる存在になるといいね』と妻と話し合っています」とも語った。「12月の舞台では、花道で夏幹も陽喜と一緒に見得を切るんですよ」と笑顔ものぞいた。サンケイスポーツーより引用説明後は、同公演で共演する、長男の小川陽喜(おがわ・はるき)くんも会場に登場。夏幹くんは笑顔で、見得を切るしぐさも見せていました。中村さんの会見について、ネット上には温かな言葉があふれています。・夏幹くん、すばらしい役者になると思います。全力で応援しています!・泣いた。「障がいは、人にあるんじゃなくて社会にある」って聞いたことがあるけど、その通りだと思う。・我が子も、生まれつき両手の指が1本ありません。それでも不自由なく、笑顔で生きているので安心してください!・中村さんの、父親としての想いが心にしみた。どんな言葉で、どう公表すべきか、たくさん悩んだのだろうな。幼い夏幹くんは、中村さんの言葉の意味を、まだはっきりとは理解できていないかもしれません。しかし、成長してからこの会見の映像を見返し、自分の父親がどんな想いで世に送り出してくれたのかを、改めて知る機会もあるはず。中村さんの想いは、夏幹くんの今後を照らし続けることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年11月14日2024年2月から3月に上演される舞台『中村仲蔵 ~歌舞伎王国 下剋上異聞~』の製作発表が行われ、中村仲蔵役を演じる藤原竜也をはじめ、市原隼人、浅香航大、尾上紫、今井朋彦、高嶋政宏、源孝志(脚本)、蓬莱竜太(演出)が登壇した。歌舞伎が黄金期に向かう江戸時代中期、彗星の如く現われた破天荒な歌舞伎役者、初代・中村仲蔵(なかむらなかぞう)。梨園の血縁ではない彼は、四代目・市川團十郎に見出されて異例の出世を遂げ、一代で「名人仲蔵」と言われるまでの大スターになった。本作では、厳しい階級制度の江戸歌舞伎界で、努力と才覚と不屈の精神で大スターへと駆け上がった仲蔵の波乱万丈な人生が描かれる。源は藤原について「(藤原)竜也くんは10代半ばでデビューしてもう40歳を迎えられましたが、40歳過ぎというのは役者にとって一番経験値が高くてスキルもあって、身体的な能力、体力も備わっているいい時期だと思いますので、“中村仲蔵”というのはぴったりだと思います」と太鼓判を押した。また藤原は、「皆さんがおっしゃるように、今回は歌舞伎を演劇として上演します。事前稽古を始めさせていただいていますが、歌舞伎や踊り、所作のひとつひとつに対して歴史や意味があり、改めて深く偉大な世界だなと思っています。知らないことばかりなので10代の頃の演劇少年に戻ったようで、毎日新鮮な稽古の日々を送っています。この年になって新たな高い壁に挑むというのは逆に嬉しいですし、非常にいい経験になると思いますので、精一杯やっていい作品を作りたいです」と本公演への意気込みを語った。東京公演は2024年2月6日(火) から25日(日) に東京・東京建物Brillia HALLで上演。その後、2月29日(木)・3月1日(金) に広島・広島文化学園HBGホール、3月7日(木) から10日(日) に愛知・御園座、3月15日(金) から17日(日) に宮城・東京エレクトロンホール宮城、3月22日(金) から24日(日) に福岡・キャナルシティ劇場、3月27日(水) から3月31日(日) に大阪・SkyシアターMBSで上演される。■源孝志(脚本)コメント(藤原)竜也くんは10代半ばでデビューしてもう40歳を迎えられましたが、40歳過ぎというのは役者にとって一番経験値が高くてスキルもあって、身体的な能力、体力も備わっているいい時期だと思いますので、「中村仲蔵」というのはぴったりだと思います。テレビドラマでは本職の歌舞伎役者の皆さんに出演いただきましたが、今回の舞台では歌舞伎界の方は一人もいらっしゃいません。ある種のフレッシュさと、歌舞伎が本来持っているアバンギャルドな感じを表現出来たらと思っています。■蓬莱竜太(演出)コメント歌舞伎の世界を演劇にする、歌舞伎役者でなく舞台役者で歌舞伎の世界を描くということが一番難しいところでもあり、やりどころなんだなと思います。「世界の人が観る演劇」というようなイメージで演出できればと思っていて、例えばシェイクスピアのような、人間ドラマの中で生まれる人々の軋轢や階級とか、そういう普遍的なテーマに対して臨んでいけると思います。■藤原竜也(中村仲蔵役)コメント先月くらいまで本作と同じ主催社の座組で『ハリー・ポッター』を演じていたのですが、それとかすりもしない、全く違う世界の作品を企画していただき非常に嬉しく思います(笑)。皆さんがおっしゃるように、今回は歌舞伎を演劇として上演します。事前稽古を始めさせていただいていますが、歌舞伎や踊り、所作のひとつひとつに対して歴史や意味があり、改めて深く偉大な世界だなと思っています。知らないことばかりなので10代の頃の演劇少年に戻ったようで、毎日新鮮な稽古の日々を送っています。この年になって新たな高い壁に挑むというのは逆に嬉しいですし、非常にいい経験になると思いますので、精一杯やっていい作品を作りたいです。いろんな方に支えていただき、協力していただきながらこの座組でやり遂げたいと思います。■市原隼人(初代市川八百蔵/酒井新左衛門役)コメント本当に素敵な皆さんとご一緒できることを心から嬉しく思っています。現時点では私自身、この作品を楽しめる余裕は一切ございません。それほど「真剣勝負」という言葉がしっくりくる作品です。事前稽古として、ほかの作品や仕事の合間を縫って毎日三味線の稽古をしています。二月の開幕に向けて、しっかりとお客様に尽くせるよう、作品の世界に埋没したいと思いますので何卒よろしくお願いいたします。■浅香航大(中村伝蔵役)コメント僕自身がそうだったのですが、歌舞伎の世界は伝統芸能であり、その歴史だったりルールだったりが難しいなというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかと思います。そんな方にとっては歌舞伎役者の日常や舞台裏などはなかなか想像がつきづらいかもしれませんが、脚本を読ませていただくととても面白く、大変楽しませていただきました。舞台を観てくださるお客様にもそうやって楽しんでいただけるよう頑張っていきたいと思います。■尾上紫(志賀山お俊役)コメント素晴らしい皆様とご一緒させていただくということで、もうすでに緊張しております。「中村仲蔵」という人物が当時周りの人々を驚かせてきたように、自分自身もお客様と一緒に驚きを感じさせてもらえるんだろうなと、とても楽しみです。私の役は仲蔵の怖い母親の役なのですが、稽古場では若い方たちには優しい母のような姉のような、お兄様方にはかわいがっていただけるようなそんな存在でありたいなと思います。■今井朋彦(金井三笑役)コメント僕の演じる金井三笑という人物は「立作者」と呼ばれる、劇場でトップの肩書をもつ劇作家です。あまり詳しくお話しすると観る楽しみが減ってしまいますが、ひとつ確実に言えることは、全国の藤原竜也さんのファンを敵に回すだろうということです。竜也さんとの共演は2002年『エレファント・マン』以来二度目で、その時は僕は竜也さん演じるエレファント・マンに寄り添うトリーヴスという役を演じていました。劇場入りする際もファンの皆さんから温かい視線を投げかけていただいていましたが、今回は確実に石が飛んでくると思っていますので、いまから身を守る術を身に着けたいと思います。■高嶋政宏(四代目市川團十郎役)コメント学生の頃からロックが好きだったのですが、ジョン・レノンさんが歌舞伎座によく来て涙を流していたというのを聞いたのがきっかけで歌舞伎好きになりました。そこからどんどん歌舞伎の世界にのめり込んでいった20代、30代でしたので、ドラマ版「中村仲蔵」の撮影が終わった時に本当に悲しくて、もっとこの世界にいられたらいいのにと思っていたところにこの舞台のお話をいただき、一も二もなくすぐにやります、とお答えしました。この場に立てていることが本当に嬉しいです。以前テレビの時代劇に出演した際に通っていた所作の稽古で、初めて人前で躍ったのが、今回僕が演じる市川團十郎の十八番「助六」だったので、ものすごくご縁を感じています。撮影:渡部孝弘<公演情報>Sky presents 舞台『中村仲蔵 ~歌舞伎王国 下剋上異聞~』脚本:源孝志演出:蓬莱竜太Sky presents 舞台『中村仲蔵 ~歌舞伎王国 下剋上異聞~』ビジュアル【キャスト】中村仲蔵:藤原竜也初代市川八百蔵/酒井新左衛門:市原隼人中村伝蔵:浅香航大志賀山お俊:尾上紫中村伝九郎:廣田高志七代目中村勘三郎/中村任三郎:植本純米瀬川錦次:古河耕史五代目市川團十郎ほか:深澤嵐蕎麦屋の万蔵ほか:斉藤莉生金井三笑:今井朋彦コン太夫:池田成志四代目市川團十郎:高嶋政宏ほか【公演スケジュール】東京公演:2024年2月6日(火)~2月25日(日) 東京建物Brillia HALL広島公演:2024年2月29日(木)・3月1日(金) 広島文化学園HBGホール名古屋公演:2024年3月7日(木)~3月10日(日) 御園座宮城公演:2024年3月15日(金)~17日(日) 東京エレクトロンホール宮城福岡公演:2024年3月22日(金)~24日(日) キャナルシティ劇場大阪公演:2024年3月27日(水)~3月31日(日) SkyシアターMBSチケット情報:関連リンク公式サイト::
2023年11月09日息抜きは「料理と散歩です」 マギーさん演出の舞台「OUT OF ORDER」で共演する中村倫也さんとユースケ・サンタマリアさん。今は連日、舞台稽古の真っ最中で、この日も通し稽古のあとで番組収録に臨んだといいます。「毎晩のように忙しいでしょう? 少ない時間でどうリフレッシュしてるの?」と聞かれた中村さんは、「僕は散歩と料理です」と即答。「最近作ったのは?」の質問には、「毎日作ってるんであれですけど……」としつつ、「レンコンをマヨネーズとしょう油で炒めたやつ。マヨネーズが油なので、(鶏肉の)ササミを焼くときもいいんですよ」と、美味しそうなメニューを教えてくれました。舞台の場合、テレビや映画の撮影よりは規則正しい生活になるからか、舞台稽古中は特に毎日自炊しているという中村さん。収録現場のカフェではキッチンをうろうろして興味津々ですが、自分が使う料理道具に関してはこだわりがなく、「100均でいい」のだそう。毎日やっていても料理が楽しく息抜きの時間になっているのは、「他のこと考えない時間。脳のストレッチだと思うんですけど。全然違うことをやってると、リフレッシュになりますね」と語りました。中村さんは今年3月に、日本テレビの水卜麻美アナウンサーとの結婚を発表しましたが、水卜アナは日テレの番組で「おいしい手料理を作ってくれるところが好き」だと明かし、「おいしかった料理は?」と聞かれると、「だし巻き卵やお味噌汁、あったかいほっこりしたものを出して待っててくれるとすごくうれしい」「最後の一口をくれるところが優しい」と笑顔を見せていました。今も毎日、美味しい手料理をいただいているのでしょうか。とはいえ、家事を全部中村さんが担っているわけではなく、「やれる方がやれるときに、やれることをやっている感じ」だといい、水卜さんも料理は得意。中村さんが疲労困憊で帰宅したときには、逆に水卜さんが温かいものを作ってあげているのかもしれません。 マギーさんと中村さんは2009年の舞台で一緒に仕事をしたことがありますが、当時、中村さんが「俺、このままじゃダメだと思うんですよ」と真剣に相談したことがあったそう。同世代の俳優たちがドラマなどで次々と大きな役を演じている中、中村さんはまだ売れっ子とはいえませんでしたが、マギーさんは強い気迫を感じたといいます。この回想に「青いやつですね……」と苦笑する中村さん。18歳で映画に出演して「これで売れる」と勘違いしていたことを「自分もバカだった」と振り返ります。さかのぼると、小学生の時に何の根拠もなく「みんな俺のことが好きだと思ってた」そうで、ところが高学年になって「誰と誰が付き合った」といったことが始まると、「あれ?俺のこと好きだったんじゃないの?」と素でビックリしたのだそう。その後、中学で恋をして初めて彼女ができましたが、特にモテるタイプではなかったのだとか。ちなみにユースケさんはバンドを組んでいて中高生時代はモテモテ、「すごい人気あったしキャーキャー言われるし他の学校から見学きたり」もしたほどだったそう。すごいですね。結局、中村さんのモテ期は「朝ドラ(『半分、青い。』)に出てから」。「モテたくて俳優を始めたようなところもある」といいますが、もがいていた20代を経て30代になり、自分中心ではなく広い視野を持てるようになったことで好転していったと明かしていました。
2023年11月07日中村あゆみの原点回帰ライブハウスツアー『Ayumi Nakamura ~only LOVE only~ Rock Alive Tour 2023』を、大阪・名古屋・川崎にて開催します(株式会社Lady.A)。デビュー当時のパワフルなライブステージ1984年のデビュー以来、精力的に音楽活動を続けてきた中村あゆみ。2023年度の第21回グッドエイジャー賞では「楽しく、かっこよく、魅力ある人生を送っている人」として、さだまさし、宮崎美子らとともに受賞。また、3年前より自らが企画したママを元気にするフェス「ママホリ」をも成功させ、今、新たなるステージへと昇華しています。11月6日(月)心斎橋〈BIG CAT〉、11月7日(火)名古屋〈ボトムライン〉、11月11日(土)川崎〈CLUB CITTA'〉へと繋がる今回のライブハウスツアー『Ayumi Nakamura ~only LOVE only~ Rock Alive Tour 2023』は、来年40周年に向けてデビューからの軌跡を原点から振り返り、今後の音楽活動を見定めていく、中村あゆみにとって重要な意味をもつライブとなります。デビュー当時同様のフルバンド編成、ライブハウスならではの生にこだわったステージング。セットリストはファン垂涎の蔵出し人気曲を満載し、3公演をライフラインに基づいたストーリー展開でファイナル公演へと繋げていく構想。ライブハウスならではの距離感と全身で体感するサウンド、そして中村あゆみのロックな生き様を目の当たりにするステージに、どうぞご期待ください。Tourポスター●中村あゆみからのメッセージ芯から噴き出すエネルギーを解放して、粗削りながらも一体感に包まれた、あの頃のように。今回のツアーは、ライブハウスに育てられた私のデビュー当時に立ち戻り、サックスを含めたフルバンド編成で、大阪・名古屋・川崎を巡ります。大切にしまっていた楽曲たちを何度も聞き直して組み上げた、これぞ私の生き様というステージ構成。6年ぶりの新曲『only LOVE』も歌いますので、ぜひ、みんなでひとつになれたら、嬉しいな。■『Ayumi Nakamura ~only LOVE only~ Rock Alive Tour 2023』公演情報【出演者】中村あゆみ+ギター、ベース、ピアノ、ドラム、サックス【実施概要】DAY-1会場 : 心斎橋 BIG CAT〈大阪〉日時 : 2023年11月6日(月) 開場18:00 開演18:30料金 : 全席指定6,600円(税込)主催 : Lady.A、サウンドクリエーターお問合せ : TEL 06-6357-4400(平日12:00~15:00 ※祝日を除く)問合せフォーム 公演詳細ページ: DAY-2会場 : ボトムライン〈名古屋〉日時 : 2023年11月7日(火) 開場18:00 開演18:30料金 : 全席指定6,600円(税込)主催 : Lady.A、サンデーフォークプロモーションお問合せ : 052-320-9100(全日12:00~18:00)公演詳細ページ: Tour FINAL会場 : CLUB CITTA'〈川崎〉日時 : 2023年11月11日(土) 開場16:30 開演17:30料金 : 全席指定 前売券8,800円(税込)/当日券9,800円(税込)主催 : WOWOWプラス、チッタワークス後援 : FM NACK5企画制作 : Lady.A、ホワイトページお問合せ : 044-276-8841(平日12:00~18:00)公演詳細ページ: ※全公演ご入場の際にドリンク代600円が別途必要となります。※6歳未満入場不可、6歳以上は有料となります。【チケット情報】チケットぴあ: Pコード 252-219ローチケ : Lコード 55837イープラス : 【中村あゆみ情報】1966年6月28日生。大阪府出生、福岡県出身。1984年、シングル『MIDNIGHT KIDS』でデビュー後、翌85年にリリースした3枚目のシングル『翼の折れたエンジェル』が日清カップヌードルのCMに起用されて大ヒットを記録。以来、唯一無二のハスキーボイスが多くの人を魅了し、「ONE HEART」「BROTHER」などシングル35枚、ベスト盤4枚を含む全30枚のアルバムをリリース。2021年より、ママを元気にするフェス「ママホリ」を立案、オーガナイザーを務め、2023年10月、3回目となる「ママホリ2023」も大成功を収めた。2023年グッドエイジャー賞受賞。2023年8月、6年ぶりとなるオリジナル新曲「only love」配信スタート。新曲「only Love」 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月27日立飛グループ創立100周年記念事業『立川立飛歌舞伎特別公演』が、10月25日(水) に東京・TACHIKAWA STAGE GARDENで初日を迎えた。TACHIKAWA STAGE GARDENは、2020年にオープンした多摩地区初の民間運営ライブエンタテインメントホール。新たに誕生した会場で初めて上演される歌舞伎は、歌舞伎三大名作のひとつ『義経千本桜』より「忠信篇」。『義経千本桜』は、『菅原伝授手習鑑』『仮名手本忠臣蔵』と並ぶ三大名作のひとつで、延享4(1747)年に初演。全五段のうち、今回上演される「鳥居前」は二段目、「道行初音旅」と「川面法眼館」は四段目にあたる。狐忠信を中心として、狐親子の情愛と人間への義理を描く幻想的な物語で、荒事や所作事をはじめ、狐言葉や早替り、宙乗りなどケレン味あふれる趣向がみどころ。狐忠信が活躍する「忠信篇」は、「三代猿之助四十八撰」のひとつとして人気を博してきた。このたび、市川中車が登場した開幕してすぐの「ご挨拶」、中村壱太郎と市川團子による「解説」、中村鷹之資が初役で狐忠信を勤める「伏見稲荷鳥居前」までの舞台写真が公開となった。<公演情報>立飛グループ創立100周年記念事業『立川立飛歌舞伎特別公演』2023年10月25日(水) ~28日(土) 東京・TACHIKAWA STAGE GARDEN詳細はこちら:写真提供:松竹無断転載禁止
2023年10月25日2024年5月3日(金・祝) から26日(日) にかけて新宿・東急歌舞伎町タワーTHEATER MILANO-Zaにて、『歌舞伎町大歌舞伎』が上演されることが決定した。出演するのは、歌舞伎の古典から新作まで幅広い作品に出演するだけでなく父である十八世中村勘三郎の遺志を受け継ぎ、平成中村座や渋谷・コクーン歌舞伎を牽引する中村勘九郎と中村七之助。今年5月に上演された『姫路城世界遺産登録30周年記念 平成中村座 姫路城公演』では、チケットが発売からわずか2日で完売。11月には『北九州市制60周年 平成中村座 小倉城公演』が控えている。<公演情報>『歌舞伎町大歌舞伎』2024年5月3日(金・祝)~26日(日)会場:東京・THEATER MILANO-Za出演:中村勘九郎、中村七之助 他■チケット料金1等席:13,500円2等席:8,000円3等席:4,000円前売開始:2024年3月24日(日)10:00~公式サイト:ホームページ:
2023年10月24日2024年にデビュー50周年を迎える中村雅俊。今年度は、3回目となるシンフォニックライブを、【WHAT’S NEXT】と題し兵庫、東京の2公演で開催する。中村は、これだけのキャリアを積んでもなお、次の景色を求めて歩みを進めていく。このシンフォニックライブは、来年の50周年というアニバーサリーへとつながる公演となる。また、東京公演が開催される2月1日は、中村の73歳の誕生日。中村にとってもファンにとっても特別なコンサートになるだろう。そんな記念すべき公演に向けて、中村からのコメントが到着した。中村雅俊コメント:またこの季節がやって来た。というのが実感です。本当の季節とは違い、必ずやってくるものとは限らないので、またパフォーマンスが出来る喜びに浸っています。歌う事を生業としてから、やっと叶ったフルオーケストラとの出会い!この出会いに感謝しながら、また歌をしみじみと、そして楽しみながら歌わせていただきます。兵庫公演のチケットは10月21日(土)より一般販売を開始し、東京公演のチケットは10月20日(金)よりファンクラブ先行販売を開始する。◎公演情報billboard classics 中村雅俊 Symphonic Live 2023-2024 ~WHAT’S NEXT~[読み]ビルボードクラシックス ナカムラマサトシ シンフォニック ライブ 2023-2024~ワッツ ネクスト~(1)【兵庫】2023/12/21(木) 開場16:15 開演17:00 兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール(2)【東京】2024/2/1(木) 開場16:00 開演17:00 すみだトリフォニーホール 大ホール出演:中村雅俊指揮:円光寺雅彦サポートミュージシャン:大塚修司管弦楽:(1)兵庫芸術文化センター管弦楽団(2)新日本フィルハーモニー交響楽団<チケット>料金:S席11,000円(税込) A席 9,000円(税込)※全席指定・未就学児入場不可※枚数制限:お1人様各公演1申込(最大4枚まで)のみ兵庫公演チケット販売スケジュール一般発売 10/21(土)10:00~東京公演チケット販売スケジュールオフィシャルファンクラブ「中村雅俊友の会」先行(先着) 受付期間:10/20(金)10:00~11/7(火)23:59ビルボードライブ「Club BBL」会員先行(先着) 受付期間:10/27(金)15:00~11/7(火)23:59ローソンチケット独占先行(先着) 受付期間:11/2(木)10:00~11/7(火)23:59プレイガイド先行(先着) 受付期間:11/11(土)~一般発売 12/2(土)10:00~公演公式サイト <主催・企画制作>ビルボードジャパン(阪神コンテンツリンク)<後援>米国ビルボード【兵庫】西宮市注意事項※必ず公式サイトに掲載の注意事項をご確認の上、チケットをお求めください。<ご来場のお客様へのお願い: >公演に関するお問合せ(1)【兵庫】サウンドクリエーター 06-6357-4400(12:00~15:00 土日祝休)(2)【東京】キョードー東京 0570-550-799 (11:00~18:00/土日祝10:00~18:00)ビルボードクラシックス音楽ファンに最高の音楽と新しい体験を届けるため、ビルボードジャパンが2012年にスタートしたコンサートシリーズ。「アーティストの音楽を最高のかたちで届けること」をミッションに、全国の音楽専用ホール等でこれまでに400以上の公演を開催している。(公式Webサイト )出演者プロフィール中村雅俊1951年、宮城県牡鹿郡女川町生まれ。1973年、慶應義塾大学在学中、文学座附属演劇研究所に入所。1974年、NTV「われら青春!」の主役に抜擢されデビュー。挿入歌「ふれあい」で歌手デビューし、売り上げが100万枚を超える。今までに連続ドラマ34本を含め、主演作品は100本以上。歌手としてもコンスタントに曲を発表し、現在シングル55枚、アルバム41枚をリリース。デビューから毎年行う全国コンサートも1500回を超える。円光寺雅彦桐朋学園大学指揮科卒業。指揮を斎藤秀雄氏、ピアノを井口愛子氏に師事。1980年ウィーン国立音楽大学に留学しオトマール・スウィトナー氏に師事。これまでに東京フィル指揮者、仙台フィル常任指揮者、札幌交響楽団正指揮者、名古屋フィル正指揮者などを務め、数多くの公演を共にしながらオーケストラの飛躍的な発展に貢献してきた。N響、読響、新日本フィル、東京フィル、東響、大阪フィル、九響をはじめとするほとんどの国内オーケストラ、海外ではプラハ響、BBCウェールズ響、ベルゲン・フィル、フランス・ブルターニュ管弦楽団に客演し、深い音楽性と適確な指揮で多くの聴衆を魅了。テレビ等の番組にも定期的に出演するなど、幅広い活躍を続けている。大塚修司(サポートミュージシャン)Composer Arranger Music Producer Keyboards Guitar Voice10代からバンド活動を始めコンサート活動をする。その後スタジオミュージシャンとして色々なアーティストのサポート、レコーディングをするようになり25才の時に中村雅俊に出会う。それから現在まで中村雅俊のサポートを続け楽曲提供、レコーディングアレンジ、一年も欠かさず開催されるコンサートではMusic Producerとして全てのアレンジを手掛け、中村と二人三脚でコンサートを作り続けている。兵庫芸術文化センター管弦楽団2005年9月に設立。世界中でオーディションを行い、世界各地から若手演奏家を集め優秀な人材を輩出するアカデミーの要素も持つ、世界でも類を見ない新しいシステムのオーケストラ。芸術監督は佐渡裕が務め、定期演奏会をはじめ、名曲、ファミリー、ポップス等のコンサートや室内楽シリーズ、県内中学1年生を対象とした「わくわくオーケストラ教室」、毎年夏の芸術監督プロデュース・オペラでの演奏など、多彩な活動を展開している。2006年関西元気文化圏賞ニューパワー賞、2011年神戸新聞平和賞受賞。通称PAC(パック)オーケストラ。 新日本フィルハーモニー交響楽団1972年、小澤征爾、山本直純の下、自主運営のオーケストラとして創立。97年、すみだトリフォニーホールを本拠地とし、日本初の本格的フランチャイズを導入。定期演奏会や特別演奏会の他、地域に根ざした演奏活動も精力的に行う。99年、小澤征爾が桂冠名誉指揮者に就任、歴代の指揮者には、初代音楽監督・小泉和裕(75~79年)、第2代音楽監督・井上道義(83~88年)、第3代音楽監督・クリスティアン・アルミンク(2003~13年)、第4代音楽監督・上岡敏之(16~21年)。ダニエル・ハーディングがMusic Partner of NJP(10~16年) 、インゴ・メッツマッハーがConductor in Residence(13~15年)を務めた。新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラの音楽監督に久石譲(2004年~) 、久石は新日本フィルMusic Partner(2020年~)も務める。受賞歴に三菱信託音楽賞奨励賞、三菱UFJ信託音楽賞、ミュージック・ペンクラブ音楽賞等。2023年4月より佐渡裕が第5代音楽監督に就任。街・ホール・オーケストラが一体となった音楽活動を行う。ビルボードジャパン 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月13日相川七瀬に斉藤由貴、hitomiに土屋アンナ…これだけのメンバーが集まるのは、この人の呼びかけがあってこそ。シンガーの中村あゆみがオーガナイザーを務め、現役の“ママ”アーティストたちが集う音楽祭「ママホリ2023~Genking Live~」が10月9日(月・祝)、立川ステージガーデンにて開催される。2021年、コロナ禍のさなかに「家族のために頑張るママの休日(ホリデイ)」というコンセプトで始まり、中村にとってもはやライフワークとも言える活動となった「ママホリ」。オーガナイザーとして中村が見据えるさらなる進化とは――。きっかけは、芸能界のみならず、社会全体を呑み込んだコロナ禍だった。「“三密禁止”でロックの活動は全てストップしましたし、同時に子育て真っ只中の友だちと話をすると『学校も保育園もお休みで、夫も在宅勤務で、1日中ご飯を作らないといけないし、すぐにケンカになって、家の空気が暗くなって…』と言ってて、この負のエネルギーを何とかプラスにできないか?と思ったんです。」こうして、中村が知己のママアーティストたちに声をかけ、品川のステラボールで開催された第1回目は大盛況を博した。昨年から会場を立川ステージガーデンに移したが、3回目となる今年は“ママ”のみならず“ファミリーの休日”を掲げ、「がんばる家族をママアーティストが応援して笑顔にする」というコンセプトで開催。また利益の一部は、ここ数年、中村が力を入れている、ひとり親支援の活動に使われる。「1回目は“ママのため”ということで女性同伴でなくては入れないようにしていましたが、いずれは子どもを連れて、家族で来るフェスにしたいという思いがありました。名曲を次世代につなげたいという思いもあるし、若い頃にアメリカに行った時、家族連れでコンサートを楽しんでいる姿を見て『こういうのをやりたい』という思いがずっと心にあったんです」3回目にして「ママホリ」のテーマ曲(作詞:松井五郎 作曲:松田良)も制作され、全員で熱唱するとのことだが、参加アーティストたちの“チームワーク”も「ママホリ」の魅力だ。「私は若い頃、加山雄三さんの事務所でお世話になりましたが、加山さんのフェスがまさにこういう雰囲気で南こうせつさん、さだまさしさん、森山良子さん…と錚々たる先輩が楽しそうに参加していて、そのフェス自体のファンがいるんです。それを受け継いでいきたいという思いがありました」今年は声出しも解禁。家族でママアーティストたちの名曲を浴びて、エネルギーをチャージしてほしい。取材・文:黒豆直樹
2023年09月28日地下街及び地下駐車場の運営を行う株式会社ユニモール(所在地:愛知県名古屋市中村区、代表取締役社長:古橋 明)は、株式会社サンリオ(東京都品川区)の「クロミ」とコラボレーションし、「ユニモール×#世界クロミ化計画 ハロウィンキャンペーン」を2023年10月3日より開催します。■「クロミ」コラボレーションの経緯ユニモールは、労働環境や生活様式の変化の中、働く女性たちを応援するため、「ワタシらしく。」というコピーをキービジュアルと共に展開してまいりました。今回「#世界クロミ化計画」プロジェクトを通して「アタイらしさ」を大事にするクロミと出会い、共鳴。「あんたもなりたい自分になっちゃおうよ!」というコピーと共にユニモール一面をクロミ化し、働く女性たちを応援しつつ、可愛く楽しい空間を展開します。■「ユニモール×#世界クロミ化計画 ハロウィンキャンペーン」についてオリジナルデザインのトートバッグが当たる企画やステッカーがもらえる企画も。さらに、ユニモールのイーストプラザ北側には期間限定で「サンリオキャラクターズPOP UP SHOP」がオープン。南側には、「クロミフォトスポット」も展開。クロミが好きな方々、クロミを知らない方々も、この機会にぜひ、足を運んでみてください。■開催概要イベント名: 「ユニモール×#世界クロミ化計画 ハロウィンキャンペーン」開催日時 : 10月3日(火)~10月31日(火)会場 : ユニモール地下街内全域〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅4-5-26先 ユニモール地下街アクセス : 地下鉄「名古屋」駅 改札すぐそば主催 : 株式会社ユニモール公式サイト: <内容>■ユニモール×#世界クロミ化計画 ハロウィンキャンペーン(1) ユニモール×クロミ オリジナルトートバッグを抽選で500名様にプレゼント店頭または、応募箱(ユニモールウエストプラザ・センタープラザ設置)備付の応募用紙に必要事項を記入のうえ、期間中ユニモールでの税込1,000円以上のお買上げレシート、またはクレジット伝票を貼付けし、応募箱に投函。また、Instagramでユニモールのアカウントをフォロー、指定のハッシュタグを入れ投稿してくれた方も抽選のエントリー対象。(2) ユニモール×クロミ オリジナルステッカーを先着でプレゼント各店のご利用でプレゼントステッカーは全部で4種類。お店の業種により配付するデザインが異なります。詳しくは、WEBで( )※数量限定 各店無くなり次第終了※配付対象外店舗あり(3) ユニモールイーストプラザ北側にサンリオキャラクターズPOP UP SHOPがオープン営業時間 11:00~18:00(4) ユニモールイーストプラザ南側にクロミとのフォトスポットを展開■「ユニモール×#世界クロミ化計画 ハロウィンキャンペーン」キャンペーンポスターユニモール×#世界クロミ化計画 ハロウィンキャンペーン■会社概要商号 : 株式会社ユニモール代表者 : 代表取締役社長 古橋 明所在地 : 〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅4-5-26設立 : 1967年5月事業内容: 地下街及び地下駐車場の運営資本金 : 60,000万円URL : (C) 2023 SANRIO CO., LTD.APPROVAL NO. L644171 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月26日2024年上演の舞台『中村仲蔵 ~歌舞伎王国 下剋上異聞~』より、主演・藤原竜也のソロビジュアルとインタビュー動画が公開された。厳しい階級制度の江戸歌舞伎界で、努力と才覚と不屈の精神で大スターへと駆け上がった男の波乱万丈な人生を描いた本作。歌舞伎全盛であった江戸時代中期に梨園の血縁ではなかった歌舞伎役者・中村仲蔵(なかむらなかぞう)が市川團十郎に可愛がられて異例の出世を遂げ、一代で「名人仲蔵」と言われるまでになる物語だ。本公演は、歴史ドラマに定評がある映像監督の源孝志が舞台戯曲として書き下ろし、演劇界の次代を担う蓬莱竜太が演出する。中村仲蔵役を務める藤原が源と舞台で組むのは初で、蓬莱と組むのは『木の上の軍隊』『渦が森団地の眠れない子たち』に続き、今回で三度目となる。「仮名手本忠臣蔵」斧定九郎役を衝撃的な演出で演じ、その名を広めた中村仲蔵。公開されたビジュアルはその斧定九郎役をイメージしつつ、斬新なアレンジを加えた写真となった。撮影で藤原は、波瀾万丈の仲蔵の人生に込められた面白さ、希望、挫折など、様々な表情を次々に創り出し、スタッフを含め、それぞれの熱意とこだわりが詰まったクリエイションとなった。また、本作のプロモーション映像のナレーションを講談師・神田伯山が担当することが決定。自身の真打ち昇進襲名披露興行でも披露するなど、神田伯山の”得意ネタ”としても知られる「中村仲蔵」。今回ならではのスペシャルコラボレーションに期待が高まる。神田伯山東京公演は、2024年2月6日(火) から2月25日(日) まで東京建物Brillia HALLにて上演。その後、2月29日(木) から3月1日(金) まで広島・広島文化学園HBGホール、3月7日(木) から3月10日(日) まで愛知・御園座、3月15日(金) から17日(日) まで宮城・東京エレクトロンホール宮城、3月22日(金) から24日(日) まで福岡・キャナルシティ劇場、3月27日(水) から3月31日(日) まで大阪SkyシアターMBSにて上演される。■藤原竜也 コメント脚本・源孝志さん、演出・蓬莱竜太さんという素晴らしいコンビで、「中村仲蔵」の物語を演劇としてやらせていただきます。仲蔵の人生は、壮大なストーリーで、まるで日本版シェイクスピアのようです。この作品に向けて、いま踊りを一から教えてもらっていますが、ひとつひとつに確実に意味と歴史があり、歌舞伎の世界に改めて尊敬の念を抱いています。かなり、見ごたえもやりがいもある舞台になると思います。演じるのは大変で背負うものは大きいですが、素晴らしい作品を届けられるよう、ただただ準備をし、全てをさらけ出して挑戦していきたいと思っています。『中村仲蔵 ~歌舞伎王国 下剋上異聞~』藤原竜也ショートインタビュー<公演情報>『中村仲蔵 ~歌舞伎王国 下剋上異聞~』『中村仲蔵 ~歌舞伎王国 下剋上異聞~』ビジュアル脚本:源孝志演出:蓬莱竜太キャスト:藤原竜也 ほか【公演スケジュール】期間:2024年2月6日(火)~2月25日(日)会場:東京建物Brillia HALL■チケット料金特等席:平日13,000円/土日祝13,800円1等席:平日11,000円/土日祝11,800円2等席:平日9,000円/土日祝9,800円3等席:平日5,000円/土日祝5,500円(全席指定・税込)一般発売:10月25日(水) 11:00~【ステージ解説イベント】舞台の裏側を特別に公開。観劇がより一層楽しめる貴重な機会です。対象日程:2月19日(月) 13:00 ※対象公演回のチケットをお持ちの皆様ご参加いただけます。【ツアー公演詳細】■広島公演期間:2024年2月29日(木)~3月1日(金)会場:広島文化学園HBGホール■名古屋公演期間:2024年3月7日(木)~3月10日(日)会場:御園座■宮城公演期間:2024年3月15日(金)~17日(日)会場:東京エレクトロンホール宮城■福岡公演期間:2024年3月22日(金)~24日(日)会場:キャナルシティ劇場■大阪公演期間:2024年3月27日(水)~3月31日(日)会場:SkyシアターMBS公式HP:
2023年09月22日歌舞伎俳優の中村獅童が19日、都内で行われたDMM TVオリジナルドラマ『ケンシロウによろしく』(9月22日より配信)の完成披露試写会に、主演の松田龍平をはじめ、西野七瀬、倉科カナ、筒井真理子とともに登壇した。『ヤングマガジン』で連載中のジャスミン・ギュ作『ケンシロウによろしく』を実写化。復讐のために『北斗の拳』を読んで暗殺拳を学び、なぜか史上最強の凄腕マッサージ師となる主人公・沼倉孝一を松田が演じた。沼倉から母親を奪ったヤクザ・木村猛志をスキンヘッド姿で演じた獅童は、スクリーンにその姿が映し出されると「久しぶりのスキンヘッドでとってもうれしかったです。本当に僕っていうのはこういう顔をしているんですね」と苦笑い。「特殊メイクなんですけど2時間ぐらいかかるんです。入れ墨とスキンヘッドだと5時間ぐらいかかって、入り時間が過去最高、夜中の3時入り。3時入りだとこういう顔になっちゃう」と明かした。また、「スキンヘッドで入れ墨で、血まみれになるシーンがある」と言い、血のりがついたままカレー店を訪れたエピソードを披露。「『マスターすごくおいしかったです。ありがとうございました』とお礼を言って帰った1時間後に警察が来たらしいです。『どこかで暴行された暴力団の人が歩いていました』という通報だったみたいで」と語っていた。
2023年09月19日9月14日(木)今夜、最終回を迎えた中村倫也主演ドラマ「ハヤブサ消防団」のBlu-ray&DVDBOXが、来年1月26日(金)にリリースが決定した。本作は、「半沢直樹」「下町ロケット」など数々のヒット作を世に送り出し、大旋風を巻き起こしてきたベストセラー作家・池井戸潤の衝撃の異色作のドラマ化。中小企業や銀行などを題材に、男たちの戦いを描く硬派なビジネス・エンターテインメントではなく、物語は豊かな自然が広がる長閑な集落を舞台に、ミステリ作家の主人公が、怪事件に挑むミステリー作品。「下町ロケット」では、若き技術者を演じた中村さんが、戸惑いながらも不穏な事件にからめとられていく主人公・三馬太郎を演じている。また、物語の鍵を握るヒロインを川口春奈、太郎を迎え入れる消防団のメンバーとして、満島真之介、岡部たかし、梶原善、橋本じゅん、生瀬勝久が出演している。今回のリリースでは、クランクイン・クランクアップ集、制作発表記者会見などが映像特典として付く予定だ。「ハヤブサ消防団」商品情報【発売日】2024年1月26日(金)※レンタル同日リリース(全5巻)【価格】Blu-ray BOX 31,680円(税込)DVD-BOX 25,080円(税込)発売元:株式会社テレビ朝日販売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング(C)池井戸潤「ハヤブサ消防団」/テレビ朝日(シネマカフェ編集部)
2023年09月14日日本人の食卓に欠かせない「ごはん」。「時間がある時にたくさん炊いておいて、電子レンジで温めて食べる」という人も多いのではないでしょうか。とはいえ、冷えたごはんや冷凍ごはんをレンジでうまく温めるためには、いくつかコツがあります。電子レンジも取り扱う、家電メーカーのPanasonic(パナソニック)公式サイトから、ごはんを温める時のポイントを紹介。ぜひ参考にしてみてください。基本のごはんの温め方は電子レンジで温める時、冷えたごはんも冷凍ごはんも、基本的には「あたため」機能で加熱します。適量のごはんをレンジに入れてボタンを押せば、電子レンジが自動で温度や量を把握し、適切に温めてくれるでしょう。冷えたごはんを温める場合は、ごはんの量が100~500gになるよう調整してください。ごはんを柔らかく仕上げたい場合は、水や酒を振ってから温めるのがおすすめ。「冷蔵庫で冷やしてカチカチになったごはん」などを除いて、加熱時にラップをかける必要はありません。冷凍ごはんを温める場合は、ごはんの量が300gまでになるよう調整しましょう。耐熱性の平皿の上で、ラップにくるんだ状態で加熱。ラップが重なった部分は、下に来るよう配置します。もしレンジに温度調整機能があるなら、冷えたごはんも冷凍ごはんも55~70℃の範囲で指定しましょう。冷凍ごはんをおいしく解凍するためには保存時の工夫も大切冷凍ごはんをうまく解凍できるかどうかは、どのように冷凍保存したのかによって、大きく違ってきます。パナソニックによると、2日以上の保存をする場合は、冷凍保存がおすすめとのこと。以下の点を意識して、準備を整えてみてください。・炊き上がったごはんはできるだけ早いうちにラップで包む・できるだけ空気に触れさせないようにする・急速冷凍で素早く凍らせる・お米の粒を押しつぶさないごはんを冷凍する時は、1人ぶんずつ平らにしてラップで包むのがおすすめです。「丸」ではなく「平ら」に整えることで、冷凍スピードが上がり、解凍ムラも生じにくくなるでしょう。レンジで加熱した際にべちゃべちゃになってしまう場合は、ごはんの露とレンジ過加熱が原因である可能性も。ラップの端を少しだけ開けて水蒸気を逃がし、加熱しすぎないようにしてください。ぱさぱさ・べちゃべちゃの時は調理してしまおう冷凍や解凍・あたために失敗してしまい、「なんだかパサパサ」「べちょっとしている」なんてこともあるでしょう。そういった時は、いっそのこと調理してしまうのもおすすめです。例えばパサパサの時は、チキンライスやチャーハンなどに調理するのはいかがでしょう。特にチャーハンは、炊きたてごはんだとどうしてもパラパラになりにくいですが、パサついてしまったごはんで作れば、簡単にパラパラチャーハンが作れます。また、べちょっと水気が多い時には、おじやなど、煮込む料理にしてしまうと食感の悪さも感じず、おいしく食べられます。電子レンジでうまく温められるようになれば、余ったごはんもよりおいしく楽しめるでしょう。いちいちごはんを炊く必要がなくなれば、食事の用意の手間も減らせるはずです。パナソニックが紹介するコツも意識して、よりおいしい食事を楽しんでみてください。[文・構成/grape編集部]
2023年09月14日国民的ヒットメーカー・池井戸潤の小説を、中村倫也主演でドラマ化した戦慄の田園ミステリー「ハヤブサ消防団」が、9月14日(木)今夜、最終回を迎える。本作は、中村さん演じるミステリー作家・三馬太郎が、不気味な連続放火の謎に迫っていく物語。毎話、驚愕のラストで視聴者を揺り動かし、考察も盛り上がりを見せ、見逃し総配信数2000万回を突破した(ビデオリサーチにて算出期間:7月13日~9月12日)。教団がハヤブサ地区を狙った目的が判明し、彩(川口春奈)の裏切りや住職・江西佑空(麿赤兒)の正体も発覚し、視聴者を騒然とさせた前回。今夜は、太郎ら消防団が聖母アビゲイル教団との最後の戦いに挑んでいく。教団が皆既日食の日に聖母降臨の儀式を行うことを察知した太郎たち。このままでは、彩が新たな聖母となり、彼らの聖地としてハヤブサが乗っ取られてしまうことは明白。太郎は消防団メンバーの協力のもと、自分なりの方法で儀式を阻止しようと試みる。そして運命の儀式の日、彩が一世一代の仰天行動に出る。さらに、展子はアビゲイルの初代聖母であり、江西住職の妹でもある山原展子(小林涼子)の真実も明らかに。そのほか、主題歌「命日」を歌うちゃんみながカメオ出演する。役柄は、視聴者をギョッとさせること間違いなしの“(秘)キャラクター”だという。「ハヤブサ消防団」は毎週木曜日21時~テレビ朝日にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2023年09月14日『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』のゲスト声優が発表され、中村倫也と賀来賢人が映画オリジナルキャラクターを演じることが分かった。10月からはTVアニメSeason2の放送スタートが決定するなど常に盛り上がりを見せる大人気マンガ作品『SPY×FAMILY』(遠藤達哉・著)。そんな原作を映画化した本作は、父・ロイド、超能力者の娘・アーニャ、母・ヨル、未来予知犬・ボンドから成る仮初めの家族・フォージャー家が初めて家族全員で旅行に行くことから物語が動き出す完全新作オリジナルエピソードだ。この度、声の出演が発表された中村倫也と賀来賢人が演じるのは、アーニャの前に立ちはだかる映画オリジナルキャラクター、ドミトリとルカ。東西平和の転覆を目論む軍情報部の特別偵察連隊の一員で、大きな秘密が隠されたチョコレートを食べてしまった アーニャの前に立ちはだかる敵役コンビだ。 中村さん・賀来さんともに原作・アニメのファンだという。ドミトリ小心者で何かと占いに頼りがちなドミトリを演じた中村さんは「お話を頂いたときはとても嬉しかったです。しかし骨格が自分とは全く違うキャラクターだったので『なぜ私に・・・?』とも思いました。役どころが賢人とコンビで、ちょっとコミカルなところもある悪役二人組と聞いて楽しみなりました」とコメント。ルカ恰幅のいい体型でツッコミ担当のルカを演じた賀来さんは「まさか自分にオファーが来るなんて……という思いと同時に、錚々たるキャストの方と共演できる非常に光栄な機会だなと嬉しく感じました」とオファーを受けた時の気持ちを語った。アフレコは実際に2人で掛け合いをしながら行われた。「最後までずっと手探り状態。俳優という仕事を20年近く続けてきて、右も左もわからないという状況はなかなかない事なので、その奮闘がとても楽しく、貴重な経験になりました(中村さん)」、「最後まで不安でいっぱいでした。勉強させていただいたと共に、ベストは尽くさせていただいたつもりです(賀来さん)」と声優業の難しさを感じたとともに、今作への参加から学んだことも多かった様子。実生活でも仲が良い2人の掛け合いはユーモアにあふれていて、スタッフ陣大絶賛のままアフレコは終了。アフレコに同席した遠藤先生も「(中村さんと賀来さんは)仲の良いお二人だそうで、収録中のやりとりもコントみたいでとても楽しかったです。アドリブでの2人の掛け合いも息ぴったりで面白かったし、演技の勢いで台本と違うセリフを言ってしまったシーンも笑えたのでそのままOKになったり。ぼんやりだったルカとドミトリというキャラクターの肉付けをして頂けたなと感じます。お二人とも以前からスパイファミリーを読んでくださっていたそうで、とても嬉しかったです」とコメントを寄せた。■中村倫也 コメント(ドミトリ役)原作もアニメもファンだったので、お話を頂いたときはとても嬉しかったです。しかし骨格が自分とは全く違うキャラクターだったので「なぜ私に…?」とも思いました。役どころが賢人とコンビで、ちょっとコミカルなところもある悪役二人組と聞いて楽しみになりました。アニメのアフレコは、普段自分たちが演じる時とは全くと言っていいくらい違う表現の筋肉を使います。「こういう時はどうしたら良いのか」という方法も分からなかったですし、アイディアが浮かんでやってみたとしても、それがちゃんと出来ているのかも分からない状況だったので、最後までずっと手探り状態でした。俳優という仕事を20年近く続けてきて、右も左もわからないという状況はなかなかない事なので、その奮闘がとても楽しく、貴重な経験になりました。アフレコ中はスタッフさんたちに沢山ほめていただきました(笑)。公開時期が12月末ということで、日本ではちょうどクリスマス時期ですね。お子さんや、『SPY×FAMILY』を好きな方たちが観に来るのにピッタリの作品だと思います。この年末は、この作品が日本中を染め上げてくれると思います。お楽しみに。■賀来賢人 コメント(ルカ役)原作を読んで「こんなに面白い漫画があるんだ!」と思って、読んだ瞬間に色々な友達に薦めるくらい好きな作品だったので、まさか自分にオファーが来るなんて……という思いと同時に、錚々たるキャストの方と共演できる非常に光栄な機会だなと嬉しく感じました。アフレコをしている時、沢山の方に褒めては頂いたのですが、それを鵜呑みにしていいのかどうかわからないくらい最後まで不安でいっぱいでした。勉強させていただいたと共に、ベストは尽くさせていただいたつもりです。台本を読んだ時、世代も年齢も性別も問わない、完璧な台本だと思いました。『SPY×FAMILY』をずっと好きな人が観て楽しんでもらえるのは勿論ですが、初めて観るという方にも楽しんでもらえる内容になっていると思います。映画版ならではのスケール感で、まさに『SPY×FAMILY』全部乗せのような感じなので最高の劇場版が出来ると思います。『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』は12月22日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:劇場版 SPY×FAMILY CODE: White 2023年12月22日より全国にて公開©2023「劇場版 SPY×FAMILY」製作委員会©遠藤達哉/集英社
2023年09月12日ビルボードジャパン(株式会社阪神コンテンツリンク)は、【billboard classics 中村雅俊 Symphonic Live 2023-2024 ~WHAT’S NEXT~】の開催を決定した。2021年よりスタートした中村雅俊とフルオーケストラのツアー。昨年2022年は「HARVEST」というサブタイトルを掲げ、実りの秋にふさわしい芳醇な音をフルオーケストラとともに奏でて、ツアーを完走した。3年目となる今年は「WHAT‘S NEXT」と題し、兵庫、東京の2公演を開催する。「われら青春!」で1974年にデビューした中村も、2024年にはデビュー50周年。これだけのキャリアを積んでもなお、次の景色を求めて歩みを進めていく。このシンフォニックライブはそのアニバーサリーへとつながる公演となるだろう。また、東京公演が開催される2月1日は、中村の73歳の誕生日。中村にとってもファンにとっても特別なコンサートになるのではないだろうか。指揮は、初回公演から数々のオーケストラを率い、中村とともに暖かいステージを創りあげてきた円光寺雅彦。また、サポートミュージシャンとして、中村の音楽活動には欠かすことのできない大塚修司も出演する。管弦楽には、兵庫芸術文化センター管弦楽団と新日本フィルハーモニー交響楽団が出演し、今回はそれぞれが拠点としている会場で演奏する。中村の円熟した音楽と、クラシック専門ホールである両会場の特性を知り尽くしたオーケストラが生み出す音楽、2つの音楽が混ざり合い、次の景色へとつながっていく…そんな瞬間を目の当たりにしてほしい。<前回公演のライブレポート>中村雅俊、シンフォニックライブ全国ツアーの初日・名古屋公演を開催48年間育ててきた実りを摘む、芳醇な時間 (2022/11/11)◎公演情報billboard classics 中村雅俊 Symphonic Live 2023-2024 ~WHAT’S NEXT~[読み]ビルボードクラシックス ナカムラマサトシ シンフォニック ライブ 2023-2024~ワッツ ネクスト~(1)【兵庫】2023/12/21(木)開場16:15 開演17:00 兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール(2)【東京】2024/2/1(木)開場16:00 開演17:00 すみだトリフォニーホール 大ホール出演:中村雅俊指揮:円光寺雅彦サポートミュージシャン:大塚修司管弦楽:(1)兵庫芸術文化センター管弦楽団(2)新日本フィルハーモニー交響楽団<チケット>料金:S席 11,000円(税込) A席 9,000円(税込)※全席指定・未就学児入場不可※枚数制限:お1人様各公演1申込(最大4枚まで)のみ兵庫公演チケット販売スケジュール ※東京公演のチケット販売スケジュールは後日発表予定オフィシャルファンクラブ「中村雅俊友の会」先行(先着)受付期間:9/15(金)10:00~10/1(日)23:59ビルボードライブ「Club BBL」会員先行(先着)受付期間:9/20(水)15:00~9/24(日)23:59ローソンチケット独占先行(先着)受付期間:9/25(月)10:00~10/2(月)23:59プレイガイド先行(先着)受付期間:10/6(金)~一般発売 10/21(土)10:00~公演公式サイト: <主催・企画制作>ビルボードジャパン(阪神コンテンツリンク)<後援>米国ビルボード注意事項※必ず公式サイトに掲載の注意事項をご確認の上、チケットをお求めください。<ご来場のお客様へのお願い: >公演に関するお問合せ(1)【兵庫】サウンドクリエーター 06-6357-4400(12:00~15:00 土日祝休)(2)【東京】キョードー東京 0570-550-799(11:00~18:00/土日祝10:00~18:00)ビルボードクラシックス音楽ファンに最高の音楽と新しい体験を届けるため、ビルボードジャパンが2012年にスタートしたコンサートシリーズ。「アーティストの音楽を最高のかたちで届けること」をミッションに、全国の音楽専用ホール等でこれまでに400以上の公演を開催している。(公式Webサイト: )出演者プロフィール中村雅俊1951年、宮城県牡鹿郡女川町生まれ。1973年、慶應義塾大学在学中、文学座附属演劇研究所に入所。1974年、NTV「われら青春!」の主役に抜擢されデビュー。挿入歌「ふれあい」で歌手デビューし、売り上げが100万枚を超える。今までに連続ドラマ34本を含め、主演作品は100本以上。歌手としてもコンスタントに曲を発表し、現在シングル55枚、アルバム41枚をリリース。デビューから毎年行う全国コンサートも1500回を超える。円光寺雅彦桐朋学園大学指揮科卒業。指揮を斎藤秀雄氏、ピアノを井口愛子氏に師事。1980年ウィーン国立音楽大学に留学しオトマール・スウィトナー氏に師事。これまでに東京フィル指揮者、仙台フィル常任指揮者、札幌交響楽団正指揮者、名古屋フィル正指揮者などを務め、数多くの公演を共にしながらオーケストラの飛躍的な発展に貢献してきた。N響、読響、新日本フィル、東京フィル、東響、大阪フィル、九響をはじめとするほとんどの国内オーケストラ、海外ではプラハ響、BBCウェールズ響、ベルゲン・フィル、フランス・ブルターニュ管弦楽団に客演し、深い音楽性と適確な指揮で多くの聴衆を魅了。テレビ等の番組にも定期的に出演するなど、幅広い活躍を続けている。大塚修司(サポートミュージシャン)Composer Arranger Music Producer Keyboards Guitar Voice10代からバンド活動を始めコンサート活動をする。その後スタジオミュージシャンとして色々なアーティストのサポート、レコーディングをするようになり25才の時に中村雅俊に出会う。それから現在まで中村雅俊のサポートを続け楽曲提供、レコーディングアレンジ、一年も欠かさず開催されるコンサートではMusic Producerとして全てのアレンジを手掛け、中村と二人三脚でコンサートを作り続けている。兵庫芸術文化センター管弦楽団2005年9月に設立。世界中でオーディションを行い、世界各地から若手演奏家を集め優秀な人材を輩出するアカデミーの要素も持つ、世界でも類を見ない新しいシステムのオーケストラ。芸術監督は佐渡裕が務め、定期演奏会をはじめ、名曲、ファミリー、ポップス等のコンサートや室内楽シリーズ、県内中学1年生を対象とした「わくわくオーケストラ教室」、毎年夏の芸術監督プロデュース・オペラでの演奏など、多彩な活動を展開している。2006年関西元気文化圏賞ニューパワー賞、2011年神戸新聞平和賞受賞。通称PAC(パック)オーケストラ。 新日本フィルハーモニー交響楽団1972年、小澤征爾、山本直純の下、自主運営のオーケストラとして創立。97年、すみだトリフォニーホールを本拠地とし、日本初の本格的フランチャイズを導入。定期演奏会や特別演奏会の他、地域に根ざした演奏活動も精力的に行う。99年、小澤征爾が桂冠名誉指揮者に就任、歴代の指揮者には、初代音楽監督・小泉和裕(75~79年)、第2代音楽監督・井上道義(83~88年)、第3代音楽監督・クリスティアン・アルミンク(2003~13年)、第4代音楽監督・上岡敏之(16~21年)。ダニエル・ハーディングがMusic Partner of NJP(10~16年) 、インゴ・メッツマッハーがConductor in Residence(13~15年)を務めた。新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラの音楽監督に久石譲(2004年~)、久石は新日本フィルMusic Partner(2020年~)も務める。受賞歴に三菱信託音楽賞奨励賞、三菱UFJ信託音楽賞、ミュージック・ペンクラブ音楽賞等。2023年4月より佐渡裕が第5代音楽監督に就任。街・ホール・オーケストラが一体となった音楽活動を行う。ビルボードジャパン リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月07日歌舞伎座新開場十周年「秀山祭九月大歌舞伎」が、9月2日(土) に東京・歌舞伎座で開幕。その初日レポートが到着した。初世中村吉右衛門の俳名を冠し、その功績を讃える「秀山祭」。今年は二世中村吉右衛門三回忌追善公演として、名優を偲ぶ所縁の演目を上演する。昼の部は、『祇園祭礼信仰記 金閣寺(ぎおんさいれいしんこうき きんかくじ)』から。二世吉右衛門は昭和41(1966)年の吉右衛門襲名披露で東吉を勤めたほか、大膳や正清も勤めてきた時代物の傑作。舞台は春爛漫の京都、金閣寺。天下をもくろむ松永大膳(中村歌六)は、将軍の母・慶寿院尼(中村福助)を幽閉、思いを寄せる雪姫(中村米吉)も我が物にしようと画策している。大膳は「国崩し」と呼ばれるスケールの大きな敵役。初役で勤める大膳について「大きさと色気が必要な役」と語る歌六は、ゆるぎない存在感の中に気品も感じるその姿で空間を支配。やがて颯爽とした二枚目の武将・此下東吉(中村勘九郎)が現れると、才知に富んだ振る舞い、すっきりとしたその姿で人々の心を奪う。物語の後半では、降りしきる桜の中、雪姫が花びらを集め足先で鼠を描きある奇跡を起こす、通称“爪先鼠”と呼ばれる場面もみどころ。歌舞伎の「三姫」と呼ばれる代表的なお姫様でもある雪姫を、中村米吉(2~6日、13~18日出演)と中村児太郎(7~12日、20~25日出演)がダブルキャストで勤める。2日の初日は初役となる米吉が可憐な中にも強い信念を感じる雪姫で観客を魅了し、慶寿院尼を勤める福助も元気な姿を見せた。歌舞伎の様々な役柄が登場し、煌びやかな金閣寺や美しい桜の花、セリを使った演出も楽しい豪華絢爛なひと時となった。続いては、新古演劇十種の内『土蜘(つちぐも)』。能舞台を模した松羽目の舞台で演じられる“松羽目物”の大曲のひとつ。二世中村吉右衛門も得意とした叡山の僧智籌実は土蜘の精を、二世吉右衛門の甥である松本幸四郎が初役で勤める。幕が開くとそこは源頼光(中村又五郎)の館。病に伏せる頼光の見舞いの者たちに続き、忽然と現れたのは智籌と名乗る叡山の僧。音もなく登場するその様子は、実は土蜘の精という不気味さや異様さを際立たせる。さらに数珠を用いた“畜生口の見得”に土蜘の精の本性が垣間見えゾクッとする瞬間も。番卒と巫女との滑稽み溢れる間狂言を挟み、土蜘の本性を現してからの後半の立廻りも圧巻で、勢いよく解き放たれる千筋の蜘蛛の糸はまるで糸一本一本までを操っているかのよう。昨年の「秀山祭九月大歌舞伎」が初舞台となった中村歌昇の長男・中村種太郎、次男・中村秀乃介も出演し、観客も播磨屋の若き俳優たちを笑顔で見守る。「叔父の『土蜘』にすごく憧れていた。怪しさというか、土蜘の精の匂いや色が痛烈に感じられて、怖い分魅力的に感じた。今回は叔父の台本をお借りして、お守り代わりに使わせてもらっています」と公演に先駆け行われた取材会で語った幸四郎は、静けさの中に内から漂う妖しさをまとった智籌から迫力溢れる土蜘の精まで気合十分に勤めあげた。昼の部を締めくくるのは『二條城の清正(にじょうじょうのきよまさ)』。“清正役者”とも呼ばれ様々な作品での清正役で好評を得ていた初代中村吉右衛門が、自分のための“清正もの”を、と懇願し書き下ろされたという本作は、昭和8(1933)年に初代吉右衛門の加藤清正で初演された。初代吉右衛門の当り役を集めた「秀山十種」のひとつでもあり、加藤清正の秀吉への忠義を貫く姿、秀吉の子である秀頼との主従を超えた絆が印象的な新歌舞伎の名作だ。今回は豊臣家滅亡をもくろむ徳川家康との二條城での対面を無事に終えた帰途の船上の様子を描く、「淀川御座船の場」を上演。幕が開くと夜の淀川を下る「御座船」に佇む加藤清正(松本白鸚)の姿が。清正の第一声が劇場の空気を震わすと一瞬にして作品世界に引き込まれる。やがて船上には聡明さと気品溢れる豊臣秀頼(市川染五郎)が登場。清正を演じる松本白鸚は、孫・染五郎の秀頼との二度目となる共演について「大きくなってびっくりしています」と驚きを見せ、秀頼の成長を見守る清正の深い愛情、清正を“爺”と慕う秀頼の様子が、祖父と孫の共演となる白鸚と染五郎の姿にも重なる場面に、観客からはすすり泣く声も。清正の「今宵ばかりは命惜しうなった」と吐露するセリフがより一層心を打つ。白鸚は、芝居の間中一度も引っ込むことなく、終始熱のこもったセリフを披露し、客席からは鳴りやまない大きな拍手が送られた。親子初共演にも注目の夜の部三演目夜の部は、歌舞伎の様式美を凝縮した『菅原伝授手習鑑 車引(すがわらでんじゅてならいかがみ くるまびき)』で幕を開ける。歌舞伎三大名作のひとつである『菅原伝授手習鑑』の三段目にあたる本作。それぞれ異なる主人に奉公する三つ子の兄弟、松王丸、梅王丸、桜丸の三人は主人たちの対立により、今は敵味方に。今回は中村又五郎の松王丸、中村歌昇の梅王丸、中村種之助の桜丸と、親子三人で初めて三兄弟を勤める。幕が開くと、都にある吉田神社の近く。梅王丸と桜丸は主人の無念を晴らそうと、敵である時平が乗る牛車の行く手を阻むと松王丸が止めに入るが……。今回演じる松王丸を、初演時に二世吉右衛門から稽古を受けたと話す又五郎は、「梅王と桜丸を押さえつける大きさがある」と語った通り、松王丸の大きさを見せる。歌昇の梅王丸の勇壮な荒事の演技と、種之助の桜丸の和事味ある柔らかな演技の対比も面白く、藤原時平を勤める中村歌六もどっしりとした姿で作品に奥行きを加える。梅王丸の豪快な飛び六方、三兄弟が揃って見せる錦絵から飛び出してきたかのような様々な見得など、歌舞伎の醍醐味を凝縮したかのようなひと時となった。夜の部ふたつ目の演目は『連獅子(れんじし)』。獅子の親子の厳しくも温かい情愛が描かれる、能の「石橋」をもとにした長唄の舞踊だ。今回は、尾上菊之助が狂言師右近後に親獅子の精を、尾上丑之助が初役で狂言師左近後に仔獅子の精を勤め、菊之助と丑之助の親子による、初めての『連獅子』の上演となる。文殊菩薩が住むという霊地清涼山。その麓の石橋に、菊之助勤める狂言師右近と、丑之助勤める狂言師左近が手獅子を携えて現れる。親獅子が仔獅子を谷底へと蹴落とし、自力で這い上がってきた子だけを育てるという故事を丁寧な踊りで表現する様子に、観客は目が釘付けに。仔獅子を思う親心、親獅子を慕う仔獅子の健気さが菊之助、丑之助親子の姿と重なる。ユーモラスな間狂言を挟み、獅子の親子が花道に現れると、勇壮な毛振りを見せていく。公演に向けて「ふたりで全身全霊で勤めたい。作品の魅力に私たち親子がどこまで迫れるか、岳父(二世中村吉右衛門)に捧げつつ、お客様にも届くように」と話した菊之助。その真摯な思いを感じる舞台に、客席から熱い視線が注がれる。親子のひたむきな姿を食い入るように見つめる客席からは、ふたりを応援するかのような割れんばかりの大きな拍手が巻き起こった。続いて、横綱を夢見た男の一途な恩義を描く『一本刀土俵入(いっぽんがたなどひょういり)』。今回の上演では二世吉右衛門が当り役とした駒形茂兵衛を松本幸四郎が勤める。公演に先駆けた取材会では「叔父の茂兵衛は、純粋で、純朴。普通の人しか出てこないお芝居だからこそ、心に響く言葉や、行動があると思う」と、二世吉右衛門の茂兵衛を振り返りつつ、今回の公演への意気込みを語った幸四郎。これまで二世吉右衛門の茂兵衛と共演してきたお蔦役の中村雀右衛門も「相手役を勤めさせていただいたお芝居では、常にお顔が思い浮かびます」と懐かしむ。幕が開くと舞台は取手の旅籠安孫子屋の前。相撲取りの駒形茂兵衛(松本幸四郎)は、通りがかりに喧嘩を収める。その様子を宿の二階から見ていた酌婦のお蔦(中村雀右衛門)は一文無しの茂兵衛に櫛、かんざしに有り金すべてを与え、立派な横綱になるよう励ます。茂兵衛とお蔦のどこか悲しい身の上も感じさせる一つひとつのセリフが静かに響く、叙情的な場面です。やがて茂兵衛はお蔦に何度も礼を言いながら立ち去っていく。それから10年後――。娘と侘しく暮らすお蔦のもとに今は渡世人となった茂兵衛が現れ、物語は展開していく。前半とは打って変わった姿で登場する茂兵衛だが、その根底に流れる人間性が変わらないことが振る舞い一つひとつから感じ取れる。お蔦が茂兵衛を思い出す件で、ドラマは最高潮に。お蔦たちを見送る茂兵衛の幕切れの哀愁漂う長セリフが見る者の心に深い余韻を残し、劇場はさわやかな感動に包まれた。上演にあたり、二世吉右衛門の実兄である松本白鸚は「たったひとりの弟なので、是非出演させていただきたいと思いました。今でも、口三味線で『野崎村』や久松の送りの駕籠舁の真似や、『盛綱陣屋』の首実検の真似をして、ふたりで遊んだ子供の頃をよく思い出します」と二世中村吉右衛門三回忌追善となる今回の公演への想いを語った。 また、劇場1階の大間(ロビー)には二世中村吉右衛門三回忌追善の祭壇が飾られ、2階にはこれまでに「秀山祭」で二世吉右衛門が勤めた思い出の舞台の特別ポスターも展示。懐かしそうに祭壇に手を合わせる様子や、じっくりとポスターを見つめる観客の姿も見られた。「秀山祭九月大歌舞伎」は9月25日(月) まで歌舞伎座で上演される。<公演情報>歌舞伎座新開場十周年「秀山祭九月大歌舞伎」二世中村吉右衛門三回忌追善【昼の部】11:00~一、祇園祭礼信仰記金閣寺二、土蜘三、二條城の清正【夜の部】16:30~一、菅原伝授手習鑑車引二、連獅子三、一本刀土俵入2023年9月2日(土)~9月25日(月) ※11日(月)、19日(火)休演会場:東京・歌舞伎座公式サイト※公演期間が終了したため、舞台写真は取り下げました。
2023年09月06日2019年11月、小倉城天守閣再建60周年と博多座20周年の特別企画として九州初上陸を果たした『平成中村座』。小倉の街を熱狂の渦に包み込んだ舞台が、4年ぶりに再び北九州・小倉へ。その見どころと公演への思いを中村勘九郎に聞いた。「前回の公演では、観劇のお客様に加え、劇場の外からでも中村座を見に来てくださるお客様など多くの方にお集まり頂き、“祭りのなかで行なわれる芝居”という芝居の原点のような体験をさせて頂きました。この11月も、小倉の街で皆様と楽しく1ヵ月を過ごしたいですね」と勘九郎が笑顔で挨拶。再演が決まり、弟の七之助と「より面白いものを作らねば」との思いを強くしたと語る。今回の公演では、前回も好評を博したご当地を舞台にした通し狂言『小笠原騒動』の再演が夜の部で行なわれるほか、昼の部では『義経千本桜』より、北九州にほど近い壇ノ浦の伝説を元にした『渡海屋』『大物浦』、そして舞踊『風流小倉俄廓彩』が上演される。勘九郎は『渡海屋』『大物浦』で銀平・知盛を演じるが「襲名の時に博多座でやらせて頂いて以来、12年ぶりで。(片岡)仁左衛門のおじさまから習ったとても大事な役であり、憧れのヒーローをゆかりのある地で演じられるのが嬉しい」と意気込む。また豊前小倉藩で起きたお家騒動をベースにした『小笠原騒動』は前回大好評を博し、再演を望む声が多数寄せられた。勘九郎自身「(中村)芝翫のおじを拝見してあまりにも面白くて、チケットを取って観たくらい大好きな演目」と語り、芝翫の息子たち(橋之助、福之助、歌之助)への“継承”を念頭に「私たち(勘九郎&七之助)は悪人(犬神兵部&お大の方)で、彼らをビシバシいじめていきたいと思います(笑)」と笑いを誘った。平成中村座のコンセプトは、まるで江戸の芝居小屋にタイムトリップしたかのような「時空を超えたエンタテインメント空間」。クライマックスで舞台の後ろを開け、小倉城を借景にするダイナミックな舞台演出に加え、芝居小屋の周囲に立ち並ぶ長屋も話題となった。今回は、【市制60周年】を迎える北九州市の全面バックアップのもと、長屋の数も前回の20軒から30軒へとスケールアップ。また、ディズニー好きだった勘三郎にあやかり、隠れミッキーならぬ『隠れ勘三郎』など劇場そのものも遊び心満載。「平成中村座は、外の部分もテーマパークのように楽しんでいただけるよう、趣向を凝らしています」と演目以外もアピールした。公演は11月1日(水)~26日(日)。チケットは9月7日(木)11時まで先行抽選プレリザーブ受付中。9月16日(土)10時より一般発売開始。
2023年09月04日