トヨタ自動車(トヨタ)は4月6日、新型1.2L直噴ターボエンジン「8NR-FTS」を開発したと発表した。同エンジンはマイナーチェンジしたオーリスに搭載される。「8NR-FTS」は、排気ガス温度を最適にする水冷シリンダーヘッド一体型エキゾーストマニホールドとシングルスクロールターボチャージャーの組み合わせにより、ターボチャージャーの優れた過給効率を実現した。コンパクトな水冷式インタークーラーを採用したことで、エンジンの熱負荷に左右されず、運転状況に応じた吸気冷却効果を得ることができる。これにより、アクセル操作に対する瞬時のレスポンスと、幅広い回転域での最大トルクの発生を実現したという。また、シリンダー内の強いダンブル流と、直噴技術「D-4T」により高効率の高速燃焼を実現。さらに、負荷に応じバルブ開閉タイミングを制御する連続可変バルブタイミング機構「VVT-iW」が可能としたアトキンソンサイクルなど、燃焼改善と損失改善を追求することで、量産過給ガソリンエンジンとしては世界トップレベルの最大熱効率36%を達成した。
2015年04月07日電通、東京大学先端科学技術研究センター、ロボ・ガレージ、トヨタ自動車(トヨタ)の4者が、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と協力して進めているロボット宇宙飛行士「KIROBO」が「地上から一番高い場所で対話をしたロボット」と「初めて宇宙に行った寄り添いロボット」として、2つのギネス世界記録に認定され、3月27日に日本科学未来館で開催された同ロボットの帰国報告会で認定証が授与された。KIROBOは2013年8月に国際宇宙ステーション(ISS)補給船「こうのとり」4号機に搭載され、種子島からHIIBロケットにて打ち上げられた後、ISSで若田光一宇宙飛行士と共に「宇宙での人とロボットとの対話実験」に成功するなど、人とロボットが共に暮らす未来に向けた研究を実施した。2015年2月11日、スペースXの無人補給船「ドラゴン」5号機で無事地球に帰還し、3月12日に日本に帰国。帰国したKIROBO第一声は「地球はまるで青色LEDみたいだった。輝いていたよ」だった。KIROBOのサイズは、身長約34cm、全幅約18cm、奥行き約15cmで、重量は約1000g。主要機能として、音声認識、自然言語処理、音声(発話)合成、情報通信機能、コミュニケーション動作、顔認識カメラ、記録用カメラなどを搭載している。
2015年03月30日「たばこ」と「塩」の歴史と文化を幅広く紹介する専門博物館「たばこと塩の博物館」が4月25日、東京都墨田区横川にリニューアルオープンする。○スペースが従来の2倍に、常設展示室をはじめ諸施設が充実同館は、35年間にわたり渋谷・公園通りで開館していたが、移転・リニューアルのため、2013年9月2日から休館。今回、墨田区横川の地にて装いも新たに開館する。渋谷の館と比べてスペースがおよそ2倍になり、常設展示室、特別展示室だけでなく、ワークショップルームや図書閲覧室、多目的スペースなど、新たな施設も充実した。常設展示では、開館以来蓄積してきた研究成果に基づいた「たばこ」と「塩」の幅広い情報を、拡大したスペースを生かし、内容・展示資料点数ともにパワーアップして紹介する。「たばこ」の常設展示室は、「たばこ文化の発生と伝播」「世界のたばこ文化」「江戸時代のたばこ文化」「近現代のたばこ文化」の4コーナーに分かれ、それぞれ特徴的な展示を実施。江戸時代の本所(現在の墨田区)界隈を想定したたばこ屋・たばこ入れ屋のジオラマや、看板・ポスター・パッケージの実物資料とデジタルコンテンツを組み合わせ、たばこを取り巻く時代背景やエピソードなどを絡めながら、近代から現代にいたる日本のたばこの産業史を紹介する「メディアウォール」など、多くの見どころを用意する。中でも、現存するたばこにまつわる最古の資料「たばこを吸う神」のレリーフがある、メキシコ・パレンケ遺跡「十字の神殿」の一部を、現地の職人の手により再現したコーナーは圧巻だという。「塩」の常設展示室は、「世界の塩資源」「日本の塩づくり」「塩のサイエンス」の3つのコーナーで構成。石川県能登半島で50年近く塩作りに使われてきた釜屋を移築した再現展示や、塩の性質・用途・製法などを科学の面から紹介するコーナーが新たに加わった。サイエンスコーナーの中でも「いろいろ塩図鑑」は、市販されている塩の原料や産地を最新の映像システムで紹介し、楽しめる展示になっている。さらに、世界遺産でもあるポーランド・ヴィエリチカ岩塩坑で坑夫たちに信仰されている「聖キンガ像」を、特別許可を得て現地の岩塩を使用し、現地の職人が再現制作した岩塩彫刻は、リニューアルの目玉の1つとなる。また今後、特別展(秋以降を予定)や講演会・講座・映画上映会など多彩なイベントも開催する予定となる。リニューアルオープン日は、4月25日。所在地は、東京都墨田区横川1-16-3。開館時間は、10時~18時(入館は17時30分まで)。休館日は、月曜日(祝日にあたる場合は開館し、直後の平日を休館)。入館料(税込)は大人・大学生 100円(50円)、小・中・高校生 50円(20円)。なお、特別展は別料金を設定予定となる。
2015年03月30日鉄道博物館(埼玉県さいたま市)では2月20日~5月10日、2012年冬に東京駅で上映されたプロジェクションマッピング「TOKYO HIKARI VISION」の再現上映が行われている。「TOKYO HIKARI VISION」は、ネイキッドと同社代表・村松亮太郎氏が手がけたプロジェクションマッピング。2012年冬に東京駅で上映され、2014年12月には、東京ステーションギャラリーで1/20スケールの東京駅の模型を使って再現上映された。今回鉄道博物館で行う再現上映も、同様の模型を使ったものとなる。会場は鉄道博物館2F「スペシャルギャラリー2」で、上映時間は1回約10分。開館時間中は繰り返し上映する。鉄道博物館の入館料のみで鑑賞可能とのこと。なお、同館の入館料は一般1,000円・小中高生500円・幼児(3歳以上未就学児)200円(全て税込)となる。休館日は火曜日および年末年始で、春休みや夏休みなど学校の長期休業中の火曜日は開館する場合があるとのこと。
2015年03月02日東京国立博物館、国立科学博物館、国立西洋美術館の3館は、上野観光連盟と共同で、JR東日本「上野東京ライン」の開業を記念した共通入場券「UENO WELCOME PASSPORT」を、各館の窓口およびエキュート上野、浅草文化観光センターなどにおいて3万部限定で発売する(売り切れ次第販売終了)。販売開始は3月14日。価格は1,000円。「UENO WELCOME PASSPORT」は、3月14日~5月31日の期間中、3館の常設展および総合文化展を各館1回観覧できる共通入場券。「パスポート」をイメージした小冊子タイプで、入国審査のようなスタンプラリー(オリジナルプレゼント付)が盛り込まれている。また、購入者には"江戸すごろく"を模した上野周遊マップも提供されるとのことだ。ちなみに、同券は各館の大人料金での入場者が対象となっているが、3館とも「中学生以下は無料」のため、親子で各館を巡りながらスタンプラリーを楽しむことが可能となっている。なお、各館の開館時間と休館日は、「東京国立博物館」が 9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで。金曜日は20:00まで、4月以降の土日祝日は18:00まで)、月曜日休館(月曜日が祝日または休日の場合は開館し、翌火曜日に休館。ただし、3月23日、3月30日は特別開館、5月7日は休館)。「国立科学博物館」が 9:00~17:00(入館は閉館の30分前まで。※金曜日は20:00まで、4月25日~5月10日は18:00まで)、月曜日休館(ただし、3月30日、4月27日、5月4日は開館)。「国立西洋美術館」が 9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで。※金曜日は20:00まで)、月曜日休館(※ただし、3月30日、5月4日、5月18日は開館、常設展示は3月16日まで閉室)となっている。
2015年03月02日パーク24とトヨタ自動車はこのほど、パーク24が展開する24時間いつでも必要な時間だけクルマが利用できる「タイムズカープラス」のサービスと、トヨタが豊田市で実証運用する都市交通システム「Ha:mo(ハーモ)」で活用しているシステムおよびパーソナルモビリティ「TOYOTA i-ROAD」を組み合わせたシェアリングサービスの実証実験を、2015年4月10日から東京都心部を中心に実施すると発表した。「TOYOTA i-ROAD」はリチウムイオン電池を搭載した電気自動車(EV)。サイズは、全長2345mm×全幅870mm×全高1455mmで、乗車定員は1名。同実証実験は、商業施設や観光スポットへの移動を中心とする利用の状況や利用者の声をもとにサービスの有用性を検証するもの。パーク24が管理するタイムズステーション有楽町イトシアで「i-ROAD」を借りて走行した後、東京タワー・浅草・お台場パレットタウン・東京ドームシティなどの計5カ所に返却可能なワンウェイ型とする。同サービスは、「タイムズカープラス」の法人会員および「TCPプログラム」のステージ2以上の個人会員が利用できる。同会員向けWeb予約画面から「i-ROAD」の空き状況を検索・予約ができ、初回乗車時のみ事前講習がある。料金は15分412円で、最大2時間30分まで利用可能。
2015年02月27日日本たばこ産業は4月25日、「たばこと塩の博物館」を東京都渋谷区から墨田区に場所を移しリニューアルオープンする。○個性的な博物館が多く集まる墨田区に同館は、たばこと塩の歴史や文化に関するテーマを中心に、それらを取り巻く時代や地域に関する幅広いテーマを紹介。1978年11月3日の開館から35年にわたり、渋谷区神南の地で営業してきた。2012年8月には来館者数が延べ300万人を超えたが、2013年9月より一時休館していた。今回のリニューアルでは、「たばこ」「塩」の常設展示室と特別展示室を、これまでの約2倍の広さに拡充。視聴覚ホール、ワークショップルーム、図書閲覧室などの施設機能を充実させる。「たばこ常設展示室」は、「たばこ文化の発生」「世界のたばこ文化」「江戸のたばこ文化」「近現代のたばこ文化」の4カテゴリで構成。日本や世界の喫煙具や美術工芸品などを従来以上に数多く展示。また、たばこ文化の起源とされるマヤ文明の遺跡、メキシコのパレンケ遺跡「十字の神殿」の一部などを再現した実物大模型などを展示する。「塩の常設展示室」は、「世界の塩資源」「日本の塩づくり」「塩のサイエンス」の3カテゴリで構成。世界遺産であるポーランドのヴィエリチカ岩塩坑で、坑夫たちに信仰されている「聖キンガ像」を現地の職人の手により再現製作した岩塩彫刻などを展示する。新所在地は東京都墨田区横川1-16-3。浅草、両国から近い立地となる。また、同地は、明治37(1904)年のたばこ製造専売制導入後、初期に設立されたたばこ製造工場。その後、所在・名称を少しずつ変えながら、現在もJT生産技術センターとして稼働している。日本のたばこ産業にとって重要かつ縁のある地域とのこと。開館時間は、10時~18時。休館日は、月曜日と年末年始。入館料は、大人100円、子ども50円。なお、特別展は別料金の設定を予定している。
2015年02月09日“TOYOTA”ブランドのプロモーションやマーケティングなどを手掛けるトヨタマーケティングジャパンは、同ブランドの「もっといいクルマづくり」を伝えるためのコミュニケーション活動として展開しているプロジェクト「TOYOTA NEXT ONE」において、「THE WORLD IS ONE」と題したクルマに対する憧れやロマンなどを描き出すスペシャルムービーを公開している。動画は1月30日から開設されているプロジェクトのウェブサイトで視聴ができ、予告編映像がテレビCMで放映されているという。このたび公開された動画は、“僕らはみんな、同じ道を走っている。”というコンセプトで、日本・オーストラリア・南アフリカ版の3カ国の180秒の映像を3編制作。3つの国で3つの青年たちの恋が同時に始まるというストーリーの流れで、それぞれの恋の行方や友情、クルマをめぐる青春の1ページをそれぞれシンクロさせながら同時進行で描いていく。撮影は、オーストラリア・シドニーと南アフリカ・ケープタウンで日本で撮影された物語と同条件のロケーションを探し出し、2014年7月~11月にかけて行われた。撮影スタッフは「日本で撮影された物語と同条件のロケーションを、シドニー(オーストラリア)とケープタウン(南アフリカ)で探し出すのは想像以上に難航を極めました。何度も何度もロケハンを重ね、アングルの検証をし、半年もの期間をかけて制作しました」と秒単位でのシンクロを実現させた同映像の制作を振り返る。音楽はカナダ在住のミュージシャン、ティム・マクモリス氏の書き下ろした楽曲が使われている。なお、「TOYOTA NEXT ONE」の公式サイトでは、「THE WORLD IS ONE」のほかにも、トヨタ社員がレース参加経験のない41人のトヨタ従業員がオーストラリア大陸約2万キロメートル超の道を72日間かけて走破する、「豪州大陸走破プロジェクト」の成果を収めたレポートやコンセプトムービーなども視聴できる。
2015年02月06日TOYOTAの国内におけるマーケティングとPR活動を手掛けるトヨタマーケティングジャパンは、「TOYOTA NEXT ONE」と題したプロモーション・コミュニケーション活動を開始した。その一環として行われた「豪州大陸走破プロジェクト」の成果をグラフィックやコンセプトムービーなどを用いて1月30日からウェブで公開している。「豪州大陸走破プロジェクト」は、“道が人を鍛える。人がクルマをつくる”というメッセージのもと、レース参加経験のない41人のトヨタ従業員が3つのチームに分かれランドクルーザー・ハイラックスを中心とするのべ13台のハンドルを自ら握り、オーストラリア大陸約2万キロメートル超の道を72日間かけて走破するというもの。世界の約80%の道があると言われ、命の危険さえあるオーストラリアの険しい道を、従業員らが「いいクルマづくりのために何が必要か?」を考え、体験しながら走破していったという。「TOYOTA NEXT ONE」の公式サイト上では、クルマに対する憧れやロマンなどを伝えるコンテンツとして180秒のスペシャルムービー「THE WORLD IS ONE」も配信。予告編となるテレビCMも全国で放映中だ。尚、「豪州大陸走破プロジェクト」の走破時の様子をグラフィックギャラリーとしてまとめたポスター展示を2月1日から7日まで東京・銀座駅で開催。イベントに合わせて、銀座ソニービルの前には実際にプロジェクトで使用された“泥だらけ”のランドクルーザーも登場し、本プロジェクトの世界観が楽しめる。
2015年02月06日東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、大英博物館、朝日新聞社、NHK、NHKプロモーションは、大英博物館(英国・ロンドン)が所蔵する膨大なコレクションの中から厳選した100作品を展示する「大英博物館展 - 100のモノが語る世界の歴史」を開催する。開催期間は4月18日~6月28日(5月4日を除く月曜、5月7日は休館)、開場時間は9:30~17:30(金曜は20:00まで)。会場は東京都・上野の東京都美術館 企画展示室。入場料は一般1,600円、学生1,300円、高校生800円、65歳以上1,000円、中学生以下は無料(いずれも当日料金)。また、同展の公式サイトでは、現代を象徴するモノに投票する「あなたが選ぶ"101点目"」への一般投票を呼びかけている。投票期間は6月21日まで。同展は、最初期の石器から現代のクレジットカードに至るまで、さまざまな時代と地域のモノを"人類の文化遺産の殿堂"として大英博物館が所蔵する、約700万点にもおよぶ8つの全所蔵部門から、厳選された100作品を通して"世界の歴史"を辿ろうという試みだ。展示内容は、館長ニール・マクレガー氏が解説するBBCのラジオ番組を原案として作品を一部入れ替えて再構成されたもので、展示作品の中には、「ウルのスタンダード」や「ルイス島のチェス駒」など、教科書や人気映画でもお馴染みの歴史的な名品も含まれる。また、同展の関連企画として、現代を象徴し未来につながる歴史の1ページを飾るのにふさわしいモノに投票する「あなたが選ぶ"101点目"」の人気投票を実施している。投票ページには、パソコンやスマートフォン、3Dプリンタ、太陽光パネル、テレビ、デジタルカメラ、音声翻訳機、カーナビ、新幹線、宇宙船、人工臓器、カラオケ、インスタントラーメンなど多種多様なモノが例示されているが、これら以外にふさわしいと思うモノがあれれば、ユニークな提案として「その他」欄からほかのモノに投票することも可能だ。なお、投票結果は展覧会場と当サイトで随時発表されるとのことだ。なお、同展の公式サイト上では、みうらじゅん(イラストレーター)、ヤマザキマリ(漫画家)、堺雅人(俳優)、千宗屋(茶人)、壇ふみ(女優)といった各界の著名人が、同展出品の100作品の中から「わたしが選ぶ、この1点」としてお気に入りの作品への思いを語っている。
2015年02月04日トヨタ自動車(トヨタ)は1月29日、パワーコントロールユニット(PCU)にSiCパワー半導体を搭載したハイブリッド車(HV)「カムリ」の試作車を開発し、2015年2月より約1年間、豊田市を中心に公道での走行試験を行うと発表した。PCUに使われているパワー半導体は車両全体の電力損失の約20%を占めており、その高効率化は燃費向上に不可欠とされる。今回開発された試作車は、PCU内の昇圧コンバーターおよびモーター制御用インバーターに、SiCパワー半導体(トランジスタ、ダイオード)を搭載した。公道走行試験では、走行速度や走行パターン、外気温などさまざまな走行条件ごとに、PCU内の電流、電圧などのデータを取得し、燃費への効果を検証する。同社は、HVでの試験に先行して2015年1月9日から、豊田市内の路線バスとして運行している燃料電池バスにおいてもFC昇降コンバーターにSiCダイオードを搭載し、燃費向上効果を検証している。
2015年01月30日東京国立博物館・高山寺・朝日新聞社は、4月28日~6月7日にかけて、東京国立博物館 平成館(東京都台東区)にて「特別展 鳥獣戯画京都 高山寺の至宝」を開催する。○高山寺の文化財なども公開京都市右京区の高山寺に伝わる「鳥獣人物戯画(ちょうじゅうじんぶつぎが)」は、墨線のみで動物や人物たちを躍動的に描いたもので、国宝に指定されている。甲・乙・丙・丁と呼ばれる4巻に分かれており、「甲」ではウサギやサル、カエルたちが人間さながらに遊戯や儀礼を行う様子が描かれている。「乙」では、ウシやイヌといった身近な動物や、獅子や獏(ばく)などの霊獣が描かれている。「丙」では闘犬などの人々の遊戯の様子や、踊りを踊るカエルやサルなど、擬人化した動物たちの絵を見ることができる。「丁」では、人々の儀礼や祭礼の様子を描かれている。このたび全巻の修理を終え、現存する全ての鳥獣戯画を公開する。国内外に所蔵される断簡5幅も鑑賞できるという。そのほか、高山寺収蔵の文化財や仏教美術なども出展する。中興の祖として知られる明恵上人が愛した子犬の彫刻や、雌雄一対の鹿の木彫なども公開する。会期は前期・後期に分かれ、一部展示作品、および展示場面の変更を行う。「鳥獣戯画」は、全4巻の各前半部分を前期(4月28日~5月17日)、後半部分を後期(5月19日~6月7日)に展示する。開館時間は9時30分~17時。※金曜日は20時、土曜・日曜・祝休日は18時まで(入館は各閉館の30分前まで) 休館日は月曜日(5月4日は開館、5月7日は休館)。観覧料は、一般1,600円(1,400円)、大学生1,200円(1,000円)、高校生900円(700円)、中学生以下無料。( )内料金は前売料金。前売券は2月1日~4月27日に販売する。価格は税込。※画像はすべて京都・高山寺蔵。
2015年01月15日トヨタのハイブリッド車「アクア」の新CMが12月9日よりオンエアされている。同CMは、クロスオーバースタイルの新グレード“X-URBAN”の設定や内外装の意匠の変更などマイナーチェンジが図られたアクアのPRのために制作されたものだが、新しいCMソングには、国民的RPG「ドラゴンクエスト」で使用された『冒険の旅』および、「モンスターハンター」のテーマ曲『英雄の証』を起用した2パターンのCMが話題だ。アクアはかつてから、「ニコニコ動画」で有名な楽曲や演奏者を起用したり、ファイナルファンタジーの楽曲などを活用したCMで注目を集めたが、こうしたCMの狙いをトヨタのマーケティング担当者に直撃した。○CMにおける音楽の重要性今回話を伺った、トヨタマーケティングジャパン・コミュニケーション局プロモーション室第1プロモーション室の和田直樹氏によると、新作CMのコンセプトは“旅と冒険”。新たに発売された新グレード「X-URBAN」の訴求点は、クロスオーバーモデルを装ったよりアクティブで個性的なスタイリングにあることが由縁だ。「そこで、CMの舞台として設定したのが、多くの人が“旅と冒険”の共通体験を持つ“ゲームの世界”。そこから、全世界累計6,400万本の売上を誇るRPG『ドラゴンクエスト』と、累計3,100万本を売り上げるハンティングアクションゲーム『モンスターハンター』という題材がすぐに決まりました。アクアのCMではこれまで単に有名だからという理由で楽曲を選んだことはありません。CMを制作する上で大切な要素の1つは、みんながCMを共有・共感できることなんです」と和田氏。また、CMにおける楽曲というのは特に昨今では重要な要素でもあるという。その理由は「今の世の中、携帯とスマホのダブルスクリーン視聴(ながら視聴)も多くなり、残念ながらCMをじっくり見る人が多くないと言われています。だからこそ“耳からのマーケティング”、つまり画面にまず目を向けてもらうために、耳で引き付けることが重要と考えています。その点においてゲーム音楽は青春時代に何度も何度も聴き、身体に脳に自然と刷り込まれており、流れると即座に反応してしまうものです。ドラクエのフィールド曲である「冒険の旅」を選んだ理由は、冒険と旅をしているプレイ中に何度も何度も聴いている音楽だけに、流れると即時に身体が反応するようになっているからなのです」と明かす。今回のCMの撮影自体は今年の9月下旬から10月頭にかけて、オーストリア、およびアイスランドで行われている。ゲームの世界観を再現するために、企画段階からロケ地選定にはかなりの時間を費やしとのことで、オーストリアやアイスランド以外の国も含めて探した結果、ゲームファンが見ても納得できる世界観のあるロケ地の発掘に至ったということだ。「何より重要なのは、パッと見てすぐに、ゲームを再現しているのだなとわかってもらうこと。そして、どのゲームファンが見ても納得できることを重視しました。当然、スタッフも改めてゲームをやり直し、ゲーム内のムービーを繰り返し研究するなど、何カ月にものリサーチの結果、ようやくオーストリアやアイスランドに“これぞ!”という場所を見つけることができました」と和田さんは裏話を明かす。○カメラワークまで"ゲームの世界"の再現さらに、ゲームの世界を限りなく再現するため、ゲーム内でのカメラワークも徹底的に研究尽くされたとのこと。「ドラクエのカメラはゆっくりと同じ速度で動く。モンハンのカメラはダイナミックな空撮で、縦横無尽に動き回る。そんな話をオーストリアとアイスランドのそれぞれ最高の空撮チームと話し合い、オリジナルのゲームと同じカメラワークで撮影することに成功しました。ヘリでの空撮では、ハリウッド映画の撮影も手掛けるベテランのクルーがあまりの動きの激しさに酔ってしまうなんてトラブルもありました」と撮影時のエピソードも明かされた。一方、静的なイメージのあったこれまでのアクアのCMに対して、動的な印象がある最新CM。その方向転換については次のように語る。「前回の“日本のハイブリッド”、今回の“LONG DRIVE with HYBRID”ともに、“FUNな国民車”という大きなポジションをAQUAとして獲得するためのコミュニケーションという点では考え方は変わっていません。しかし、改めてハイブリッドの価値や、よりアクティブになったスタイリングを、マイナーチェンジのタイミングで提示していくことが重要だと考え、動的なクリエイティブを今回は展開しています」○次回のCM楽曲は?また、ソーシャル上の反響では概ねポジティブな評価を受けている新CM。これについては「まず一番は、我々の意図していたことがちゃんと視聴者のみなさまに伝わっているというところが大変うれしいです。例えば、アクアの隊列の緑色は、魔法使いなのか?、それとも武闘家なのか?と新色のことをソーシャル上で話題にしてもらえているのも大変ありがたいです。アクアが欲しくなったという意見はこの上なくうれしいのは当然ですが、ドラクエやモンハンをやりたくなったという意見は、楽曲の使用を許可していただいた関係者の皆さまにとっての恩返しにもなるのでとてもうれしいです」と率直に喜びを語る。最後に、次回以降のCMアプローチについて問われた和田氏は「アクアのCMの制作チームは、企画時間のほとんどを音楽探しに費やしています。これまでの打ち合わせでは、1,000曲以上を検討しており、次は何にしようかと全力で考え中。オンエアでの“お楽しみ”ということで、期待してお待ちください」と含みのある言葉で答えてくれた。
2014年12月26日東京・新宿の文化学園服飾博物館は、「時代と生きる ―日本伝統染織技術の継承と発展―」展を開催する。期間は12月17日から2月14日まで。会場には江戸時代後期の絞り染めや、昭和時代の小紋や友禅染めなど、資料的にも高い価値を持つ数々の着物や帯が展示される。江戸時代に確立され、明治の産業革命を経て、現代へと受け継がれてきた日本の染織技術。時代を追った展示と共に、画像や動画も用いられ、その歴史を紐解くような展示になりそうだ。【イベント情報】「時代と生きる ―日本伝統染織技術の継承と発展―」展会場:文化学園服飾博物館住所:東京都渋谷区代々木3-22-7新宿文化クイントビル会期:12月17日から2015年2月14日時間:10:00から16:30休館日:日曜日、祝日、12月27日から1月4日入場料:一般500円大高生300円小中生200円
2014年12月12日トヨタのGAZOO Racingは4日、世界最大級のカスタムカーの祭典「TOKYO AUTO SALON 2015 with NAPAC」に、「GRMN86」プロトタイプモデルなどを出展すると発表した。東京オートサロンは2015年1月9~11日、幕張メッセにて開催される。「GAZOO Racing tuned by MN」(通称「GRMN」)は、ドイツ・ニュルブルクリンクにてGAZOO Racingのテストドライバーらの手によって鍛えられ、味つけが行われるクルマ。今回出展する「GRMN86」プロトタイプモデルは、ボディの軽量化や空力パフォーマンスの大幅向上など、トヨタ「86」でのニュルブルクリンク24時間耐久レース参戦を通じて得たノウハウをダイレクトに反映し、道を選ばずに誰もが気持ちいいと感じる走りを追求したモデルとなっている。東京オートサロンには「GRMN86」の他にも、トヨタ「86」・レクサス「LFA」のニュルブルクリンク24時間耐久レース2014参戦車両、市販車の「G’s PRIUS」、さらに「MIRAI」のラリー仕様車(参考展示車)やコンセプトカー「TES-CROSS」などを出展。トヨタテクノクラフトのカスタムパーツブランド「TRD」から、「86 TRD Griffon Street Edition」も参考展示される。
2014年12月04日JAF関西本部は6・7日の2日間、舞洲スポーツアイランド(大阪府大阪市)で「モータースポーツフェスティバル in 舞洲 2014」を開催する。6日にはトヨタのFCV「MIRAI(ミライ)」も展示される。このイベントは昨年12月、JAF創立50周年を記念して実施された。2回目となる今回は2日間開催され、モータースポーツや自動車・バイクの楽しさを体感できるイベントとなっており、モータースポーツ車両の同乗体験も楽しめる。今回はトヨタ自動車の協力により、12月15日の発売が決定したFCV「MIRAI」も展示。12月6日の1日限定だが、話題のモデルを発売前に見られる貴重な機会となる。その他、ハーレーダビッドソン試乗、日産リーフ「シュナウザー(ウルトラマンギンガS)」の展示、キン肉マン、ゼロス、イヌナキンのキャラクターショーも行われる。全国の名物を集めたフードコートやJAF子ども制服記念撮影もあり、家族で楽しめるイベントとなっている。会場は舞洲スポーツアイランドで、開場時間は10~16時。入場は無料だが、ドライビングレッスンや同乗体験の一部は有料となる。
2014年12月04日トヨタ自動車(トヨタ)は11月26日、LEDの独立制御によって、より細やかな配光制御を可能とした次世代照明技術「LEDアレイAHS」を開発し、2015年に発売する新型車に採用すると発表した。今回開発した「LEDアレイAHS」は、一列に配置した複数のLEDをハイビームの光源に使い、それぞれを独立制御する。これにより、先行車と対向車がすれ違う際の両車の間の空間などを照射し、横断歩行者などの発見を支援するほか、市街地では広範囲を照らす配光、高速走行時では遠方に光を集中させる配光など、走行シーンに応じた配光制御を実現した。また、ステアリング操作に連動した配光で、カーブの先を照射して進行方向の視界確保を支援するカーブ時配光機能も備えるという。同社は、LEDアレイAHSなどの次世代照明技術開発のほか、2015年より順次導入される予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」にAHB(Automatic High Beam:車載カメラによって対向車・先行車のヘッドランプ、テールランプを検知し、ハイビームとロービームを自動で切り替えるシステム)を標準装備し、広範な普及を図るなど、夜間の事故防止に着目した安全技術開発に積極的に取り組んでいくとしている。
2014年11月27日トヨタ自動車は11月26日、グループ会社9社と共に「一般財団法人トヨタ女性技術者育成基金」を設立することを発表した。今年12月下旬の登記を目指し、準備を開始する。同基金の目的は、理系を志望する女子学生数の拡大と、継続的なキャリア構築支援により理系女子学生を育成し、自動車業界のみならず、製造業全体での女性活躍促進に貢献することにある。同基金では、大学進路を検討する女子学生を主対象に、女性技術職の魅力などを伝える理系キャリア紹介活動、工学専攻の女子学生に対する希望に応じたキャリア構築支援、教育費用の支援といった女子学生育成活動を実施する。具体的には、「理系(女子)キャリア紹介活動」「女子学生育成活動(大学・大学院)」といった取り組みが行われる。前者は「自動車業界・エンジニアの魅力を伝える活動を通じた、理系女子学生の増加」を狙いとし、大学進路を検討する高校生(男女)を対象に、「愛知県内の高校にトヨタグループから女性技術職を派遣して講座の開催」「女子大生コミュニティとの連携」などを実施する。後者は「理系女子学生のキャリア構築支援」を狙いとし、全国の工学専攻の女子学生(大学・大学院120名程度)を対象に、「研究施設などの見学・懇談会の開催」「女性技術職によるキャリア相談」「教育費用の支援」を実施する。教育費用としては、教育ローン(年間60万円×最大6年支給<返済期間8年<)利用時に、在学中(最大6年間)の利息相当額と弁済資金相当額を支給する。弁済資金相当額の支給は、 基金参加企業または製造業に技術職として入社することが条件となる。同基金に参画する企業は、同社のほか、豊田自動織機、愛知製鋼、ジェイテクト、トヨタ車体、アイシン精機、トヨタ紡織、豊田中央研究所、豊田合成、トヨタホーム。
2014年11月27日「エルメス(HERMES)」とレザーの絆をテーマとしたエキシビション「レザー・フォーエバー」が12月2日から東京国立博物館 表慶館にて開催される。23日まで。このエキシビションは、馬具工房として生まれたエルメスによる革の歴史をたどるもの。バッグやオブジェなどの展示を時代と共に追うことで、職人達がものづくりを探求してきた姿を垣間見ることが出来る。会場ではアトリエの職人によるバッグ製作のデモンストレーションを開催。カッティングに始まり、縫製、ステッチなど、バッグの製作にかかわる技巧の数々が披露される。また、エキシビションの開催を記念した、特別バッグコレクションの展示も行われる予定。イベントの開催に先駆け、エルメスのアーティスティックディレクター務めるピエール=アレクシィ・デュマ氏は、「私は時折、祖先のティエリ・エルメスが、設立したばかりの1837年当時のパリのアトリエで、馬具に用いるレザーの香りを吸い込んだり触れたりしながら目を輝かせている姿を思い描く。その香りは今もなお私をわくわくさせるもの」とコメントしている。【イベント情報】エルメス「レザー・フォーエバー」会場:東京国立博物館 表慶館住所:東京都台東区上野公園13-9会期:12月2日から23日時間:9:30から17:00(3日から7日は20:00まで)休館日:月曜日入場無料(入場引き換え券を右記より取得の上、東京国立博物館正門の専用窓口にて携帯・スマートフォンの画面を提示)
2014年11月14日トヨタは、マルイシティ渋谷 1F入口前で、バットマン75周年を記念して製作した「ESQUIRE」のスペシャルカーを展示するイベントを開催する。展示期間は11月3日まで。「お手頃」や「身の丈」よりも「少しいいもの」を求める、いまの時代。トヨタは「ミニバンも“ひとつ上”のポジションを目指すべき」との考えから、使い勝手の良さと、高級感を兼ね備えた“高級コンパクトキャブワゴン”を提案。新ジャンルとなる「ESQUIRE(エスクァイア)」を、10月29日より全国で発売する。そして、トヨタマーケティングジャパンは、ワーナー エンターテイメント ジャパン ワーナー・ブラザース コンシューマープロダクツとのライセンス契約にて、DCコミックスの不動のスーパーヒーロー「バットマン」を起用した広告キャンペーンを展開する。そのキャンペーンの一環として行われた同イベント。「ESQUIRE」は、自らを高めるため、家族のために“ひとつ上を目指して走り続ける男たち”をターゲットにした車だという。特殊能力を持たず、生身の人間でありながら、社会正義のために上を向いて戦い続けるヒーロー、バットマンはまさにターゲットとなる人々とオーバラップする存在であることから今回のコラボレーションが実現したとのこと。展示されたスペシャルカーは、車体にバットマンの記念ロゴをあしらい、マットなブラックカラーと輝くゴールドカラーを塗装した特別車両となっており、ホイール、フロントグリル、ナンバープレートも特別仕様。バットマンの凛々しい決めポーズ姿を描いたカットワークもポイントになっているとのこと(※同車の公道走行は不可。一般販売の予定なし)。なお、イベント会場では期間中の16:00~21:00の時間帯で“シャドーマッピング”のイベントも実施。これは、壁に映し出した自分の影と、映写機器から映し出した映像が連動して動くというユニークなコンテンツだ。キックやパンチを繰り出せば、自分の影からビームなどが出る仕掛けで、早速これを試した来場者たちからは「おぉ~!」「すごい!」などの声が上がった。休日は会場に足を運んで、上述のスペシャルカーを撮影したり、シャドーマッピングで遊んでみたりしてみては?
2014年10月31日富士通は7月8日、博物館・美術館・デジタルアーカイブシステム「FUJITSU 文教ソリューション Musetheque」の収蔵品管理情報の管理・公開機能を強化した「Musetheque V4」を提供開始すると発表した。Musethequeは、1999年に写真・動画・文書といった収蔵資料情報の統合管理と情報発信をサポートする、収蔵品管理システムとして提供が開始された。現在、国内約50ヵ所の国公立博物館、美術館、文書館などが利用している。新製品は、操作性の向上、スマートデバイスへの対応、管理できる項目やデータ管理の階層構造の柔軟性強化など、収蔵品管理業務の効率化と現場への柔軟な適用を実現するための機能を強化した。オプションとして、来館者用端末やインターネットへ公開する収蔵品情報を検索するための機能と標準的な画面デザインのパッケージを提供したことにより、信頼性の高い情報公開環境を、短期間で構築することが可能となった。また、学芸員が利用する情報登録などの業務用画面や情報公開用の画面に表示されるガイダンスや各種メッセージ、項目名などを日本語以外の言語に変更しやすいシステム構造にすることで、海外拠点からの情報発信やグローバルな情報公開などにも対応しやすくなった。同製品は三重県総合博物館に先行して導入されており、4月19日の同博物館開館日より本格的に運用されている。
2014年07月09日東京国立博物館、上海博物館、日本経済新聞社、毎日新聞社は10月1日~11月24日、東洋館リニューアルオープン記念 特別展「上海博物館 中国絵画の至宝」を開催する。中国でも最大規模の収蔵を誇る上海博物館。同展は、その中から、宋・元時代から明・清時代まで、約千年に渡る中国絵画を代表する名画を一堂に展示するものとなる。初公開、一級文物をふくむ40件もの名品によって、五代・北宋から明清にいたる中国絵画の流れを辿ることのできる機会となるという。中国の絵画史は、宋・元時代に文人たちの高潔な精神を体現した文人画が生まれ、元末四大家(げんまつしたいか)と呼ばれる4人の文人画家の活躍で頂点を迎えた。今回はこのうち、中国文人画の最高峰と讃えられる倪瓚(げいさん)の代表作「漁荘秋霽図軸(ぎょそうしゅうせいずじく)」、および王蒙(おうもう)の代表作「青卞隠居図軸(せいべんいんきょずじく)」を展示。四大家の作品は日本では所蔵されておらず、観覧できる貴重な機会となる。明代には、元代の文人画を継承する呉派と、宮廷画家の系譜に属する浙派(せっぱ)とが対峙。その2つの流派の代表作、呉派の首領・文徴明(ぶんちょうめい)「石湖清勝図巻(せっこせいしょうずかん)」と、李在(りざい)「琴高乗鯉図軸(きんこうじょうりずじく)」を展示する。また、それら二派の正統派山水に反発して、奇抜な造形を好んだエキセントリックスクール(奇想派)代表的画家・呉彬(ごひん)「山陰道上図巻(さんいんどうじょうずかん)」を全巻公開する。開催日時は、10月1日~11月24日 9時30分~17時(入館は閉館の30分前まで)。ただし、会期中の金曜日および11月2日、3日は20時まで、4日は18時まで。また会期中、作品の展示替えを行う。前期:10月1日~27日、後期:10月29日~11月24日。会場は、東京国立博物館 東洋館8室(東京都台東区上野公園13-9)。観覧料金は、一般600円、大学生400円。総合文化展観覧料で観覧可能となる。高校生以下、および満18歳未満と満70歳以上は無料。その他、詳細は同館Webページを参照のこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年10月01日東京都江戸東京博物館では、3月12日~5月6日にかけて、江戸東京博物館開館20周年記念 2013年NHK大河ドラマ特別展「八重の桜」を開催する。同展は2013年NHK大河ドラマ「八重の桜」と連動し、ドラマの主人公で会津出身の「新島八重」の生涯を紹介するもの。同時代の資料や新島八重ゆかりの品々約200点を展示する。戊辰(ぼしん)戦争の敗戦から立ち上がる人々の姿を通し、震災復興へのメッセージを伝える展覧会となっている。展示は、「プロローグ」、第一章~第五章、「エピローグ」という構成。第一章「会津の教え」では、八重の育った城下町の様子や、会津藩の教えを示す多彩な資料を見ることができる。第三章「会津籠城」では、八重が戦った戊辰戦争の激戦を物語る数々の資料を展示する。第四章「古都復興 - 覚馬と襄 - 」では、新島旧邸を再現するほか、八重ゆかりの品々を展示。第五章「ハンサムウーマンへ」では、八重の夫となる新島襄(にいじま じょう)が八重に心惹(ひ)かれた「内なる美」について探る内容となっている。同展は3月12日~5月6日に開催。時間は9時30分~17時30分(土曜日は19時30分まで、入館は閉館の30分前まで)。休館日は毎週月曜日(ただし、3月25日、4月29日、5月6日は開館)。観覧料は当日券一般は1,300円、大学生・専門学校生は1,040円、高校生・65歳以上は650円。また、同展は東京で開催した後、福島県立博物館で5月17日~7月3日に、京都府京都文化博物館で7月13日~9月1日に巡廻(じゅんかい)する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年03月21日原鉄道模型博物館とカップヌードルミュージアム、京浜急行電鉄は13日より2013年3月31日まで、「横浜1DAYきっぷ限定! 原鉄道模型博物館・カップヌードルミュージアムからのプレゼントキャンペーン」を実施する。同キャンペーンは期間中、原鉄道模型博物館およびカップヌードルミュージアムへ入館の際に「横浜1DAYきっぷ」を提示すると、各施設の入り口にてプレゼントがもらえるというもの。「横浜1DAYきっぷ」は、泉岳寺駅を除く京急線各駅で購入可能。発売金額は、品川駅から1,090円、横須賀中央駅からは1,040円。原鉄道模型博物館では、同博物館所蔵の貴重な模型の写真カード「オリジナルトレーディングカード2枚セット」(非売品・全31種類)、カップヌードルミュージアムでは「チキンラーメン1食」がそれぞれプレゼントされる。また、キャンペーン開始日となる13日には、「合同横浜駅PRキャンペーン」として、京急線横浜駅中央改札内においてそれぞれのマスコットキャラクター、カップヌードルミュージアムの「カップヌードルくん」、チキンラーメンの「ひよこちゃん」、京急の「けいきゅん」が登場しキャンペーンを告知する。「合同横浜駅PRキャンペーン」の実施日時は、12月13日13時~15時。実施場所は、京急線横浜駅中央改札内にて。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月07日企業主催の講習会がいろいろあります。顧客サービスの一環、また社会貢献と目的はさまざまですが、その講習会の内容は本格的な物が多いようです。今回は、トヨタさんが開催している『トヨタ ドライバーコミュニケーション』というドライビング・スクールを取材しました。トヨタ ドライバーコミュニケーションは以下のような概要で行われており、その趣旨は「技能向上による交通事故の低減」にあります。■トヨタ ドライバーコミュニケーション場所:『MEGA WEB』開催日:毎週日曜日の10:00~、11:00~の2回制(各1時間)受講料:300円/回定員:毎回申し込み先着順に6名参加資格:普通運転免許を有していることドライバーコミュニケーションのチーフインストラクター・小高勝也さんにお話を伺いました。――受講者はどんな人が多いですか?小高さん若い方から年配の方まで幅広く来られますが、女性が多いのが特徴でしょうか。――それは珍しいですね。小高さん普通のドライビングスクールですと、敷居は高かったりしますが、ここは来やすいんでしょうね。金額も300円と安価ですし。場所もいいと思います。――東京テレポート駅(りんかい線)を下りてスグですもんね。小高さん電車で来て頂けるのはとても大事です。クルマでしか行けない教習所などのドライビングスクールですと、クルマを持っている人しか通えないですから。都心のペーパードライバーの方々のことを考えると駅近なのは重要です。――プロのレーシングドライバーがインストラクターをされているとのことですが。小高さんそうですね。レーシングドライバーだった人間がインストラクターをすることになっていまして。もちろん私もそうです。現役のドライバーもいます。例えば、ポルシェのアジアチャンピオンの澤、『GT-300』のチャンピオンの番場といった、輝かしい経歴の人間もインストラクターですよ(笑)。――本当のプロに教えてもらえる機会はめったにないのでウレシイですね。小高さんそう言ってもらえると、こちらもうれしいです。受講生としてプロが来られることもあるんですよ。例えばタクシーの運転手さん。プロとしての技術を見てほしいと。あと、最近では新入社員の人が来られることもありますね。「入社して営業に配属されて、クルマで回らなければならなくなった。ずっとペーパードライバーだったので練習したい」とか。――なるほど。そういう人にとっては助かる講習ですね。■取材時のメニューは以下のようでした●コーンを置いてハンドルさばきの確認●フルブレーキ体験●クマのぬいぐるみを使って、シートベルト、チャイルドシートの役割確認●ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)の講習中でも注目は「フルブレーキ体験」です。クルマに負荷がかかるので、自分のクルマではあまりやりたくないですよね(笑)。それがここでは遠慮なくできます。加速して「ランプがついたらフルブレーキ」という実習を行うのですが、踏むタイミング、踏む力などの個人データがグラフになってプリントアウトされます。インストラクターの模範実技との比較なども見られ、とても勉強になります。――自分の運転がデータになって見られるのはいいですね。小高さん数値化されて客観的なデータになるので、みなさん参考になるのではないでしょうか。また、みなさんの運転を拝見して、アドバイスシートを作ってそれを郵送させていただいています。そちらもぜひ自分の運転に生かしていただきたいですね。■講習会の終了後、受講者の丸山いずみさんにお話を伺いました。――丸山さんは初めて来られたのでしょうか。丸山さん月に1回は来ます(笑)。――かなりのリピーターですね。なぜ何度も参加するのですか?丸山さん私は自分のクルマを持っていないんですが、完全なペーパードライバーになるのは嫌なんです。なので月に1回はこの講習会に参加して、運転を見てもらっています。――この講習会の良さは何でしょうか?丸山さんインストラクターさんがみんな丁寧に教えてくださいますし。電車で来られるのがいいですね。とても来やすいです。ほかの方々にも聞いてみましたが、この講習会は受講生の満足度がとても高いようです。また、みなさんとても楽しそうに見えました。筆者も運転が下手くそなので、ぜひインストラクターに指導してもらいたいと思いましたよ。(高橋モータース@dcp)トヨタ『MEGA WEB』
2012年12月02日博物館というと敷居が高くてアカデミックなようですが、実はそうでもありません。中には楽しく、興味深く、物見遊山感覚で行ける博物館もあります。日本各地にある一風変わった博物館を紹介します。■『博物館網走監獄』監獄を体験しよう!北海道網走にある博物館です。網走刑務所跡を保存して博物館にしたものです。明治45年から昭和59年まで実際に使われた獄舎を見学できるなど、観光客が多く訪れる博物館です。現在の網走刑務所で出されている食事を体験できる「体験監獄食」も人気です。網走に行ったらぜひ入獄してみましょう!『博物館網走監獄』■『柿博物館』建物が派手すぎる!奈良県にある博物館です。柿は奈良県の名産品で、大和朝廷の時代から栽培されているのです。この柿博物館では柿栽培に関する研究成果を展示しています。傑作なのは建物がオレンジ色の柿型をしていることで、近くで見るとその派手さに目がチカチカしますよ(笑)。『柿博物館』■『二上山博物館』古代の石の産地です!奈良県香芝市にある博物館。二上山はふたこぶラクダの背中のような形の山で、古代から名石の産地として知られています。石器の材料となった「サヌカイト」、ひつぎに使用した「二上山凝灰岩」、研磨剤用の「金剛砂」の三種の石が採掘されました。二上山博物館はこの石にちなんだ展示を行っています。地味ですが古代のロマンを感じさせる博物館です。『二上山博物館』■『消防博物館』親子で楽しい消防車の展示「火事とけんかは江戸の華!」なんて言われます。江戸の昔から江戸は火事の多い街でした。そのせいでしょうか消防博物館は東京の四谷三丁目、四谷消防署と同じ場所にあります。消防車やヘリコプターの運転席に座れたりするので、親子で楽しめます。パパの方が目を輝かしていることも(笑)。入場料は無料です。消防博物館■『牛の博物館』牛と人間の深いかかわり!岩手県奥州市にあります。日本で唯一の牛の博物館。全国的に有名な『前沢牛』をはぐくんだ土地にある博物館なので展示にも気合が入っています。なんでも牛と人間のつきあいは約8,000年前から始まったそうで、その長い歴史を生物学、人文科学的に紹介する展示を行っています。『牛の博物館』■『明治大学博物館』鉄の処女に貞操帯もありますこの博物館の見どころは何と言っても刑事部門(Criminal Materials)。数々の拷問道具が観覧者を待っています。有名な「鉄の処女」の実物、江戸時代の笞打(むちうち)、石抱(いしだき)、海老責(えびぜめ)などの拷問の実物大展示などが見られます。ギロチンもあります。首筋に寒気が走りますよ(笑)。『明治大学博物館』■『目黒寄生虫館』寄生虫ならココいまさら紹介するのも恥ずかしいぐらいの、あまりにも有名な寄生虫の博物館。「どこまで長いんだ!」というサナダムシの標本など、嫌いな人なら身の毛もよだつ展示が見られます。最近ではミュージアムグッズにも注力されています。浮き出す加工でイヤなリアルさ、サナダムシTシャツなどが購入できます(笑)。『目黒寄生虫館』■『竹中大工道具館』大工道具の素晴らしき世界竹中工務店が神戸に1984年に開館。大工道具にスポットを当てたおそらく日本で唯一つの博物館です。収集された大工道具はなんと約25,000点。日本のみならず海外の、例えばイランやネパールなどの珍しい大工道具も見られます。趣味がDIYという人にお薦めします!『竹中大工道具館』■『パチンコ博物館』パチコン、スロットの名機がズラリおそらく日本で唯一のパチンコの博物館。最初は上野にあったのですが千葉に移転しました。昭和初期から現代までのパチンコの実機、スロットの実機がずらっと並んでいます。説明されなければ普通のパチンコ屋のようです(笑)。パチンコファンなら名機の前で立ち止まって「あったあった!」と懐かしんでしまうことウケアイです。クルマがないとちょっと行きにくいところにあります。『パチンコ博物館』高橋モータース@dcp)
2012年12月01日プリウス、ヴィッツ、レクサスなど、幅広い車種を展開するトヨタ自動車。そんなトヨタのクルマの中で、一番好きなものはどれなのか?マイナビニュース会員の男女500名に聞いてみた。Q.トヨタ自動車のクルマの中で好きな車種を教えてください(複数回答)1位 レクサス 25.0%2位 プリウス 22.8%2位 クラウン 11.4%4位 ヴィッツ 8.4%5位 ランドクルーザー 7.2%■レクサス・「高級感に溢(あふ)れ、いつかは乗りたいという意欲を湧かせてくれる」(34歳男性/金属・鉄鋼・化学/技術職)・「トヨタの本気が凝縮されている気がするから」(24歳男性/生保・損保/営業職)・「高級車だし、乗り心地が最高にいい」(30歳男性/金融・証券/専門職)■プリウス・「エコだしデザインもシンプルで好き」(28歳女性/金融・証券/営業職)・「電気で走る点に未来を感じる」(46歳男性/情報・IT/技術職)・「低燃費で家計にやさしいところ」(29歳女性/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)■クラウン・「乗り心地と見た目がいい」(28歳男性/機械・精密機器/技術職)・「車内が広いから」(29歳男性/自動車関連/技術職)・「デザインセンス、技術の良さ」(40歳男性/医療・福祉/専門職)■ヴィッツ・「小回りが利くから」(37歳男性/その他/技術職)・「収納がたくさんある」(27歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「コンパクトで乗りやすそうだから」(28歳男性/情報・IT/技術職)■ランドクルーザー・「山道を運転できるから」(26歳女性/商社・卸/事務系専門職)・「本格的なクロスカントリー車だから」(39歳男性/自動車関連/技術職)・「硬派なイメージがあるから」(25歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)■番外編: いつかは欲しいこの一台!・「ポルテ:子どもができたらこの車を、と考えている」(36歳男性/印刷・紙パルプ/技術職)・「WISH:デザイン性・収納力ともに、キャンプやスキーにぴったりだから」(29歳女性/情報・IT/秘書・アシスタント職)■総評1位に選ばれたのは「レクサス」。高級感を評価する回答が最も多く、中には「勝ち組の車だから」という意見もあった。2位は僅差で「プリウス」がランクイン。「燃費がいい」「音が静か」など、環境への配慮を支持する声が圧倒的に多かった。また、ハリウッドスターなどのセレブリティにも人気の高いクルマとしても有名である。続いて3位は「クラウン」。高級感や車内の広さを評価する声が多く、少し変わったところでは「パトカーに使われてるから」といった意見もあった。4位は「ヴィッツ」で、こちらは「小回りが利く」「収納が多い」など機能性を支持する回答が目立った。そして5位は「ランドクルーザー」。「強そう」「かっこいい」「ワイルド」といった回答が多く、野性味あふれるイメージが評価される結果となった。「いつかはクラウン」。一昔前、そんなキャッチコピーがあったものだが、高級車への憧れは今でも根強いことが分かった今回のアンケート。そんな中、コンパクトカーながらも大健闘したのが「ヴィッツ」。機能性の高さと見た目のかわいさが多くの支持を集め、堂々のランクインを果たした。高級車とコンパクトカー。あなたならどちらを選ぶ?調査時期: 2012年10月22日~2012年10月24日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性279名 女性221名合計500名調査方法: インターネットログイン式アンケート【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月08日トリップアドバイザーはこのほど、「トリップアドバイザー・バケットリスト」にて、「死ぬまでに行ってみたい 世界の奇妙な博物館 18選」を公開した。「バケットリスト(Bucket List)」とは、英語の口語表現で「死ぬまでにやっておきたいことの一覧」という意味。同社のバケットリストは、死ぬまでに一度は訪れてみたい世界の観光スポットをテーマごとにまとめ、定期的に発表している。第10回となる今回は、世界各国のちょっと変わったコレクションが見られる博物館を集めた。トイレのフタに鉄条網、地下道に寄生虫と、さまざまなジャンルをカバーする珍博物館を厳選し、旅行者から投稿された豊富な写真とともに紹介している。今回、第1位に輝いたのは「ペッツ博物館」( アメリカ/カリフォルニア州バーリンゲーム)。1927年にオーストリアで生まれたお菓子ペッツのディスペンサーを展示。キティちゃんやガンダムのシリーズもある。第2位は「トイレットシート博物館」(アメリカ/テキサス州アラモハイツ)。バーニー・スミス氏が30年以上にわたり制作してきた、1,000点を超えるトイレのシートのデコレーション作品を展示する。第3位には「塩こしょう入れ博物館 」(アメリカ/テネシー州ガトリンバーグ)が入った。さまざまなデザインの塩こしょう入れが2万種類以上。中には1500年代頃のアンティーク塩こしょう入れもある。第4位は「バータ靴博物館」(カナダ/オンタリオ州トロント)。ここでは、古代エジプトの靴から20世紀のセレブが履いていた靴まで、世界の靴の歴史がわかる。第5位にはパリの隠れた観光スポット「パリ下水道博物館」(フランス/パリ)が入った。実際の下水道施設を使った展示で、まさにパリの足下を体感できる第6位の「サモワール博物館」(ロシア/トゥーラ)では、ロシアやスラブ諸国、西アジアなどで、主に紅茶を飲むために使われる、サモワールと呼ばれる道具を展示する。以下、第7位 「インスタントラーメン発明記念館」(日本)、第8位「スパム博物館」(アメリカ)、第9位は有名な「目黒寄生虫館」(日本)、第10位は蝋人形の「マダムタッソー」(イギリス/ロンドン)と続く。各博物館の口コミや解説、11位以下の順位は「トリップアドバイザー・バケットリスト」ページで確認できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月29日カーシェアリング・ジャパンは2日、東京・渋谷のセルリアンタワーステーションに、新世代のFRスポーツカー「トヨタ86(ハチロク)」をカーシェア車両として導入した。主要カーシェア会社による同車の導入はこれが初めてとなる。同車は、1980年代に一世を風靡(ふうび)した「AE86型カローラレビン/スプリンタートレノ(通称ハチロク)」の名を継承した次世代スポーツカー。1960年代の名車「トヨタ・スポーツ800」、「トヨタ2000GT」からインスピレーションを得ている。トヨタとスバルの共同開発による水平対向エンジンを搭載。FRスポーツカーならではの「運転する楽しさ」を追求した走行性能に加え、現代のクルマに求められる燃費などの環境性能も装備されているというなお、同ステーションには、世界初のハイブリッド・スポーツカー「ホンダCR-Z」も設置。乗り心地を比較することもできる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月02日トヨタマーケティングジャパンはこのほど、スポーツカーの走りを自動的に撮影するシステム「Shooting Curve」による撮影のサービスを開始した。愛車でサーキットを走る走行シーンを写真に残すことができる。「Shooting Curve」は86台のカメラとセンサーなどから構成される特殊な撮影システム。カメラを円弧状に配置しておき、センサーによって車両が所定の場所に来たときにいっせいに撮影する。これにより、車両を取り囲む86台のカメラでコーナリング中の車両を同時に撮影できる。さまざまな角度からの撮れるので、撮影後に好きなアングルの写真を選ぶことができる。86枚の写真をモーフィング技術でつないで動画にすると、時間を止めて車両の周りをカメラが移動したようなタイムスライス映像にすることもできる。同システムは8月5日の富士スピードウェイで実施される「Fuji 86 Style 2012」にて、初回体験をユーザーに提供する。事前に申込みが必要で、撮影できるのは20名。応募者多数の場合は抽選となる。募集期間は7月26日までで、当選者の発表は7月31日。撮影対象となるのはトヨタ「86」とスプリンタートレノ / カローラレビン(AE86)のみだ。詳しい応募方法など、詳細は専用Webサイトを参照。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月26日