高速道路上で発生するさまざまな事象を集約し、対応を行う高速道路の心臓部ともいえる設備が道路管制センターです。24時間・365日、休むことなく高速道路を見守っています。道路管制センターは、大きく分けて、道路や交通の流れに関することを取り扱う交通管制室と、高速道路上にあるさまざまな電気系の設備を管理する施設制御室の2つとなっています。交通管制室では、刻々と変化する高速道路上の情報を迅速に提供するため、各方面からの情報を収集する経路を整備して、道路状況の把握に努めています。故障車、事故、落下物、道路の損傷といったさまざまな情報が、高速道路上に設置された非常電話による利用者からの通報や、道路緊急ダイヤル(#9910)、交通管理隊及び警察からの連絡などにより、交通管制室に届けられます。また料金所や休憩施設からも情報は送られてきます。その他にもカメラや気象観測機器などを使った道路状況の把握と、工事規制や除雪作業状況の把握も交通管制室の役割です。集まった情報は、さまざまな機器を使って即座に提供されています。高速道路走行中は、道路情報版やハイウェイラジオで道路状況を知ることができます。カーナビゲーションを搭載している車両であれば、VICS(ビックス)から送信される情報を受け取ることができます。VICSとは、渋滞や交通規制などの道路交通情報をリアルタイムに送信し、カーナビゲーションなどの車載機に文字・図形で表示する画期的な情報配信システムです。サービスエリアの情報ターミナル、インターネット交通情報、道路交通情報を音声で案内するハイウェイテレフォンからも情報を入手できます。ひとたび事故が発生して交通管制室に一報が届くと、併設している管区警察局高速道路管理室がパトカーの出動を要請して現場に急行させます。交通管制室は必要に応じて救急車と消防車の出動を要請し、交通管理隊への出動指示を出します。他の道路管理者、河川管理者、関係自治体への連絡も行っています。さらに緊急事故復旧工事を手配し、修理業者への連絡も行います。こうした動きに並行して、交通管制室が事故に関する道路状況の情報を発信するとともに、道路交通情報センターからもさまざまなメディアを通して道路交通情報を提供しています。交通管制室は、24時間・365日休みなく常に流動する高速道路の情報を収集し、高速道路の安全に目を光らせているのです。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月04日アフラックはこのたび、独立行政法人国立がん研究センターと「がん情報の普及啓発に関する包括連携に関する協定」を8月23日に締結すると発表した。目的国立がん研究センターおよびアフラックが展開しているがん啓発に関する取り組みや双方が有する全国ネットワークを活かし、広く国民に対して共同でがんに関する情報の提供を行い、国民のがんに関する意識の向上を図りながら「がんと向き合い、がんに負けることのない社会」や「がんになっても自分らしい生き方ができる社会」を目指す。また、それによって全国のがん患者やその家族の不安・苦痛の軽減、療養生活の質の向上を実現する。主な取り組み一般市民へのがん啓発事業の実施がん診療連携拠点病院相談支援センターへの支援がん啓発ツールの制作がんに関する啓発事業として、9月15日から16日に東京ミッドタウン「アトリウム」にて、『がんを知る展~「知る」ことが、あなたを「守る」こと~』を開催予定。これは、国立がん研究センター創立50周年記念と連動したイベントで、同時に今回の国立がん研究センター・アフラック協定締結記念イベントとして開催される。アフラックはがん保険のリーディングカンパニーとして、がんになっても安心できる社会の実現に向けて、今後もがんに関する啓発活動を積極的に推進していくとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月22日不満買取センターは6月27日、日常のあらゆる不満を買い取り、それらの不満を商品やサービスの開発、改善のヒントとして活用できるサイト「不満買取センター」を開始した。同サイトは、日常生活のさまざまなシーンでの不満や不便に感じたこと、クレーム、提案、要望などを買い取り、企業や団体、個人に届け、新商品の開発やサービスの改善に活用してもらうことを目的としている。すでに13,000個を越える不満を収集。寄せられている不満は、「新品の風邪薬のビンのふたをあけたらビニールが取り出しにくくて困る。勢いよく取り出したら、中の錠剤も1つくらい飛び出る」、「長傘を横にして持って歩くのをやめてほしい」、「ガスコンロの元栓をひねって閉めるときに左利きの私にはとても閉めづらいです」、「ひとり暮らしは家の鍵を忘れたときは不便」、「お金がなく、大学の授業課題の費用が出せず、理想のものが作れなかった」、「ホワイトボードのマーカーで書いた文字が長時間たつと消えなくなる」など、さまざまな分野にわたっているという。買取には会員登録(完全無料)が必要。買取希望者募集の連絡はメールで通知される。応募後、買い取り連絡がきた場合には、期限内に「不満」を送信。一回の買い取り数は50~100個ほどで、1個10円~の買い取りとなる。買い取り希望以外にも、同サイト、メール、Twitterから不満を投稿することも可能だ。また、「ビジネス無料会員」に登録すると、投稿された不満を閲覧することができるほか、毎月発行の電子冊子「改善のタネ」無料版を閲覧することができる。有料会員も7月中旬から募集を開始する予定。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月05日セゾン自動車火災保険は、佐賀県佐賀市に開設準備をすすめてきたコールセンター「佐賀サポートセンター」を7月2日にオープンしたと発表した。「佐賀サポートセンター」では、問い合わせのあった顧客に対し、通販型自動車保険「おとなの自動車保険」ならびに組立式火災保険「じぶんでえらべる火災保険」について、一つひとつの条件を確認しながら、丁寧にコンサルティングを行い、顧客の利便性の向上と、より多くの人に対し高品質なサービスを提供するとしている。同コールセンターの開設により、現在の東京(本社)と合わせ複数拠点で業務を行うこととなり、広域災害などが発生した場合も、顧客からの問い合わせ対応等の業務継続が可能となる。住所は佐賀県佐賀市天神3丁目15番地1 アイ・フォレスト1階、営業時間は9時~17時半(年末年始を除く)、業務要員は23名で、2014年度には120名程度に規模を拡張する予定となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月03日デジタルハリウッド大学は12日、大学生向け情報サイト「キャリアバイト」を運営するアイタンクジャパンと共同で、同大学の学生に向けたアルバイト・インターンシップ情報サイト「デジハリキャリアバイト(dhu×キャリアバイト)」をリリースした。「キャリアバイト」は、大学生向けのアルバイト・インターンシップ情報サイト。「学生を成長エンジンとして捉える」ベンチャー企業を中心に、常時100社以上の求人が掲載されている。今回リリースした同サイトには、「キャリアバイト」の掲載企業をそのまま掲載。同大学に通う学生のみがログインできる。また、映像、CG、Web、アニメ、グラフィックデザイン、ITプログラミングなど、デジタルクリエーターを養成する同大学らしいキーワードを軸にした検索機能や、大学付近のアルバイト・インターンシップを検索できるようなユーザーインターフェースを採用している。両者はサイトを通じて、同大学の学生に「成長できるアルバイト」や「長期実践型インターンシップ」を広め、成長を支援していくという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月14日大人になり、社会に出て忙しい毎日を過ごしていると、学生時代にあった時間が途端に恋しくなるもの。「学生のとき、もっとちゃんと勉強していれば良かった…」、「学生だった頃の時間をもっと有意義に使っていれば良かった…」なんて感じている人も少なくないのでは…?現在公開中の映画『幸せの教室』で描かれる主人公・ラリーの“キャンパスライフ”の物語は、そんな方にこそ観てほしいストーリー。観終わった後にはきっと「私も何か始めようかな?」という新たな気持ちが湧いてくるはず。シネマカフェでは本作の公開を記念して、読者を対象に「あなたが新しく学びたいこと(又はもう一度学び直したいこと)」を大調査!大人になって感じる、「勉強」のありがたみとは…?ある日、学歴を理由に突然職を解雇され、人生のゼロ地点に立たされた中年男・ラリーが、薦められたコミュニティ・カレッジへの入学で選んだコースは「経済学」と「スピーチ」。再就職のための大学卒業資格を取るために入学した彼だったが、授業を通して新たな自分を発見していく――。さて、シネマカフェ読者を対象にした調査の結果に目を移すと、圧倒的大多数だったのが「英語」「語学」という答え。社会人になってから海外旅行をする機会が増えた人が多いようで、「海外旅行に最近目覚めたのですが、学生時代に英語をもっとしっかりやっておけば良かったという後悔がチラリと…」(20代・女性)、「継続しておけば良かった…と旅行や海外の人と会うたびに思う」(30代・女性)といった理由が半分以上を占めた。また、国内にいても英語やそのほかの外国語と接する機会はもちろん多くある。「外国の人に話しかけられて言葉を返すことが出来ないのが悔しい」(50代・女性)と悔しい思いをしている人もいれば、「字幕なしで映画を楽しみたい」「洋楽を聴くようになったので、英語がもっと出来たらと感じる」など、ダイレクトに外国語の表現を楽しみたいという声も多数。「今はネットを通じて全世界の人とコミュニケーションがとれるので、積極的に自分を発信できるようになれたら素晴らしいなと思う」(27歳・女性)という願望は、現代ならではだろう。2位にランクインしたのは、様々な人間関係に揉まれる社会人ならではの「心理学・コミュニケーション学」。特に、職場において活かしていきたい人が多いのだろう、「人間関係に悩まされたときに、自分なりに理由を考えて気持ちを整理できるようになりたい」(20代・女性)という意見もあれば、「人の気持ちや感情を感じ取る能力を人の役に立てられたら自分自身も成長できるような気がする」(20代・女性)という前向きな声も。続いて多かったのは“文系”読者の票数?「忘れてしまったから」という声が目立つ「数学」である。学生時代に一生懸命覚えた数式や方程式を実生活に役立てられている人がどれだけいるかは不明だが、どうやら後悔の念や危機感から数学を選ぶ人が多いようで、「いまでは掛け算も危うくなっているほど使っていないので」(20代・女性)、「もっと限界まで勉強すればよかったと思う。苦手≠不可能だと今ではよくわかるから」(30代・女性)、「学校時代にサボってしまったせいで、大きなものを失ってしまった気がする。学校で学ぶことって必要なんですよね」(30代・女性)という声が集まった。このほかに目立っていたのが、「手に職をつけたい」という就職難の世相を反映する現実的な声。「年齢を重ねても長く働くことが出来ると思うから」(30代・女性)と「薬学」を選ぶ人もいれば、「世の中で損をしないように」(30代・男性)と「法学」、また「いずれは必要になるから」という理由で「医学・介護学」を挙げる人も目立っていた。もちろん、カリキュラム内で学ぶことは難しいと思われるものも。「いろいろ間違った恋愛をしてきたから」(20代・女性)、「失敗ばかりだから」(30代・女性)とのことで、「恋愛の仕方」と答える女性もちらほら…。キャリアのステップアップに直接結びつけるというのも一つ、仕事に繋がらなくても自分の趣味をより楽しむというのも一つ、「学びたい」という理由や考え方は、実に多種多様。でも「もっとちゃんとやっていれば良かった…」と思う節があるのなら、その学問こそ勉強し直すことで、映画の主人公・ラリーのように新たな道が開けるかも…?『幸せの教室』は全国にて公開中。特集:大人からはじめる、新たなスタート■関連作品:幸せの教室 2012年5月11日より全国にて公開© 2011 Vendôme International, LLC. All Rights Reserved.■関連記事:トム・ハンクス×ジュリア・ロバーツインタビュー仲良しの秘訣は「家族第一主義」?『幸せの教室』で再発見!ナチュラル美人、ジュリア・ロバーツの魅力郷ひろみ、結婚は「運ばれてきた幸せではなく自分で掴み取ったもの」あなたが「新しく学びたい」ことは何?『幸せの教室』四つ葉のクローバー栽培キットを10名様プレゼント“永遠のチャレンジャー”郷ひろみ、『幸せの教室』スポットナレーションに挑戦!
2012年05月16日株式会社講談社のFRaU編集部は4月12日、「仕事、結婚、出産。女子学生のためのライフプランニング講座」を開講した。講師に国立成育医療研究センター不妊診療科医長・齊藤英和氏と少子化ジャーナリストであり作家の白河桃子氏を招き、大妻女子大学家政学部ライフデザイン学科の特別講義として開催。齊藤氏と白河氏は、同社発行の書籍「妊活バイブル~晩婚・少子化時代の女のライフプランニング(講談社プラスアルファ新書)」を共同で執筆している。晩婚化が進む現在、実際に女性が子どもを持ちたいと思う年齢と、実際の生殖学的妊娠適齢期の間には大きなギャップが生じている。この講義では、「いつまで子どもを産めるのか」というテーマを若いうちに正しく学び、将来のライフプランニングについて女子学生たちが考えるきっかけをつかむことが目的だ。同大学教授・小澤千穂子氏の授業「暮らしと社会保障」の特別講義として開催され、これから就職活動を控える大学3年生を中心に約60名が参加した。不妊治療の最前線で活躍する齊藤氏は、女性の体や妊娠をめぐる現状について講義した。卵子は生まれたときにはすでにつくられており、その数は約200万個。それが初潮を迎える思春期には30万~40万個に減少する。しかし、講義前に行われた妊娠についてのクイズでは、卵子が作られるのはいつかという問いに対し、約7割以上の学生が「月経開始の前の週」と回答。自分の体について、正しく理解している学生は少ないのが現状だ。日本はOECD加盟国の中では、女性の第一子出生時の平均年齢が高いことも指摘。年齢別に排卵と妊娠率の関係をみてみると、19~26歳では50%、加齢が進むごとに減少する。また、卵子の劣化や不妊治療に関する現状を、データを見せながら解説した。「寿命が延びたといわれていますが、妊娠できるタイミングは変わりません。1年でも早く妊娠・出産に向けて行動することは、不妊治療よりも効果があります」(齊藤氏)「『婚活』時代」などの著書を持つ白河氏は、女性のライフプランニングについて説明した。女子学生の親世代といまでは、ライフスタイルが大きく変化していることを指摘する。親世代の若いころは、学校卒業後に就職し、結婚・出産を機に退職、子育てが落ち着いたころに復職するという、「人生のベルトコンベア」ともいえる流れが主流だった。しかし現在では、子育て後に社会復帰をしようとしても、正規社員として雇用されるのは4人に1人。しかも、子どもが3歳未満のうちに復帰を希望する傾向がみられるそうだ。これは、若い層の収入ダウンが背景にあるといえる。白河氏は、仕事、結婚、子どもの3つのワークライフバランスを考えることが重要だと女子学生たちに語りかけた。また、女性に注目されている「妊活」というキーワードについて言及。現代では意志を持って授かる時代であり、そのために必要な知識とライフプランニングについて解説した。出産適齢期といわれるのは20~35歳。しかし、その時期は女性のキャリア形成にとって重要なときでもある。育児休暇の制度があっても申請しにくい会社の風土もあるため、就職活動の際にはその点も考慮したほうがいいとアドバイスした。最後に、実際に産休・育休制度を利用した女性2名を招き、自身の妊娠&復帰プランが語られた。大企業から小規模企業に転職した千葉朋子さんは、個人を重視してくれるので助かっていると、小規模会社ならではのメリットを教えてくれた。今年4月に復帰した松田絵奈さんは、就職活動のときには子どもを持つということについてイメージしていなかったという。また、社内でも職種によっては休暇を申請しにくいことや、保育園の問題といった現状を語った。学生たちとともに、齊藤氏と白河氏の講義を聞いていた千葉さんと松田さん。「妊娠や出産など、こういう話を自分も学生のときに聞いておきたかった」と声をそろえた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月14日有志の学生によって構成された学生団体「ガクコン実行委員会」は、学生の出会いと高田馬場の飲食店の活性化のために、高田馬場で2012年3月22日、男女300人が参加する街コンイベントを開催する。参加対象は20歳以上の学生限定。「街コン」とは街と地域が一体化して開催する大規模な街の合コンイベントのこと。以前から「学生でも街コンを開催したい」と思っていた早大生のメンバーらで構成された「ガクコン実行委員会」が、今回、高田馬場の飲食店を活性化をするプロジェクトとして学生限定の「街コン」を企画。3月22日に開催することとなった。集客にはtwitterやfacebookも利用しているという。当日は、高田馬場の飲食店を3店を自由に回遊しながら、新しい出会いを見つけることができるという。食べ放題・飲み放題で参加料は、男子学生が3,000円、女子学生が2,000円。開催時間は14時~18時(受け付けは13時30分~14時)。参加対象は20歳以上の学生で、定員は約300人(同性2人以上で登録を受付)。申し込みは「ガクコン実行委員会」のホームページにて。既に多くの参加申し込みがあり、男性はキャンセル待ちで、女子も間もなく受付終了予定とのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月19日●6人の学生が学生のためのOneNote普及策を披露日本マイクロソフトと毎日コミュニケーションズは5月29日、学生を対象としたプレゼンテーションコンテスト「Student Presentation Award 2011」の決勝大会を開催した。同コンテストは、学生たちのプレゼンテーション能力の向上および、新しい発想力の発掘、意識の向上を目的としたもの。2月10日~3月7日のエントリー期間中に応募があった作品中から、大会の実行委員会が「合理性があるか」「感情に訴えかけるものがあるか」「共感してもらえる要素があるか」という3つの項目で事前審査を実施。今回、厳選な審査を通過した6組のファイナリストが、決勝大会の会場となった日本マイクロソフト本社に集結した。ここでは、決勝大会の模様をお届けしよう。○10分間のプレゼンテーションにすべてをかける今回のテーマは「デジタルノート"Microsoft OneNote"を学生の間で普及させるには」で、学生たちは「就職活動」か「大学生活」という2つのシーンからいずれかを選択。決勝大会では10分間の持ち時間を使い、具体的な活用テクニックや学生間で利用を広める施策についてプレゼンテーションする。決勝大会に勝ち残った参加者は以下の6組だ。○OneNote入りのUSBメモリを無料配布トップバッターとして登場したのは、中央大学の加藤舞子氏だ。「イマの大学生はタダに弱い?!」と題したプレゼンテーションでは、大学生の間でまだOneNoteの存在があまり知られていないことを強調し、認知度の向上を最優先した。そこで、今の大学生が持つ購買意欲の低さと"タダに弱い"特徴を挙げ、訴求方法にOneNoteが入ったUSBメモリの無料配布を提案。この方法では、100万円の予算で2,700個のUSBメモリ配布が可能になるという。また、事前に謎めいた告知を流して大学生の興味を高めたり、"気になることがあれば共有する"という大学生の心理を利用したりして、現場およびインターネット上で多数のバイラル効果を獲得。同氏は「OneNoteは教授・生徒ともに多くのメリットがあり、授業で使用することによって必然性を作り上げます」とアピールした。○写真など仲間との思い出をOneNoteで共有横浜国立大学の杉浦慎平氏は「伝えたいOnlyOneの思い出」と題し、写真など仲間との思い出をOneNoteで共有する方法を提案した。現在、大学生は撮影した写真をローカルディスクに保存する一方で、編集したり、他人と共有したりしたいというニーズも多い。そこで同氏は、「大容量かつ手軽に使えるOneNoteの特徴を生かし、卒業アルバムやインターネット上で展開されているその他のサービスに対して差別化が図れる」と協調した。認知段階は学生向けの無料コピーサービス「タダコピ」や検索連動広告、使用段階では具体的な使い方や利用シーンを紹介する動画、そして普及段階においては各種SNSやブログなどでプロモーションを実施。これにより、100万円の予算で約58万人への普及が見込めるという。○学生が必然性を見出す授業ノートの共有青山学院大学の眞子就有氏は、OneNoteを知らない学生が多い原因について、「授業でも利用頻度の高いWordやExcelに対し、OneNoteは普段の生活で特に必要性を感じていないため」と分析。そこで、単純に利便性をアピールするのではなく、学生たちが必然性を見出せるプランを打ち出した。眞子氏が提案するのは、学生が最も情報を欲するテスト期間を中心とした、OneNoteによる授業ノートの共有。多彩な形式の情報を1つにまとめられるOneNoteは授業ノートの共有に最適であり、GoogleドキュメントやEvernoteなど他の共有ツールと比べても大きな優位性を発揮するという。具体的な手法としては、「Office Web Apps」を使えば誰でも無料でOneNoteを見られることを生かし、URL入りのチラシを配布。加えて授業ごとにTwitterアカウントを作成し、修正連絡をはじめ継続的かつ双方向の情報連絡も実現する。また、このプランには学生の協力が不可欠であることから、予算として1授業につき5,000円のインセンティブも盛り込まれている。「このプランを各校、各世代で実践していけば、自分の欲しい授業ノートが必ず見つかるWebサイトの構築も可能になり、結果としてOneNoteを知らない学生がいなくなります」と、同氏は真の狙いを明らかにした。さらに同氏は、震災の影響で決勝大会が約2ヵ月延期されたことから、自らが考えたプランを大学で実践。75枚のチラシを配布したところ、授業履修者の25%が欠席しており、テスト期間でない状況にもかかわらず、6割以上の学生がTwitterアカウントをフォローしたという。●大賞賞金50万円は誰の手に!?○SNSとテンプレートを組み合わせた新アプローチ「ONESTEP」「わくわくキッズ」の代表である宮野秀幸氏は、「就職活動生に届け!Microsoft OneNote」と題したプレゼンテーションを行った。まず同氏は、供給過多の情報に就活生が対応できていないという就職活動上の問題を提示。これに対し、情報管理の容易性と情報へのアクセス性に優れたOneNoteは、就職活動の情報整理に大きく貢献するとアピールする。ただし、OneNoteだけですべての問題を解決できるわけではない。そこで、学生向け就職情報サイト「マイナビ」と連動しOneNoteベースで情報共有ができるSNS「Zero」、就職活動に特化したOneNote用テンプレート「MYSTEP」という2つの要素で構成された、問題解決への新しいアプローチ「ONESTEP」を提案した。○OneNoteが留学生との国際交流に貢献「国際支援科をターゲットとしたOneNote普及計画」と題したプレゼンテーションを行ったのは、「チームみちのく」の関根千尋氏だ。同チームでは留学生と知り合う機会が多いことから、日本人学生と留学生をターゲットに、語学学習ツールとしてOneNoteの利用を提案した。留学生の中には「日本人ともっと交流したい」「たくさんの情報量を処理できない」「授業の内容を理解しきれないこともある」といった悩みを抱えている人々も多い。そこで、モデル校の国際交流課にOneNoteのライセンスを無料配布し、活用方法のレクチャーおよび活用環境の構築を実施。モデル校に対する調査・評価を経て、他大学へのアプローチを行うというものだ。こうした実績と口コミ、さらには留学生を通じた波及効果により、交流の活性化および自学学習の補助、そして最終的に10万件のライセンス販売を目指すという。○2013卒生による就活の実績作りを始点とした「PROJECT EBITAI」「きれいなジューC」は「就活生に向けたOneNoteの普及方法の提案 PROJECT EBITAI」と題して、中山智裕氏、柴昴祐氏、橋本綾香氏の3人がプレゼンテーションを行った。同チームでは、就職活動においてOneNoteが備える情報の集約・編集機能が大きな武器となることに注目。しかし、就活生のニーズとマッチしているにもかかわらず、認知度は約20%、使用経験に至っては3%程度しかないことを独自調査で明らかにした。学生たちへのアプローチは、就職活動において"前例がある"という安心感がポイント。そこで注目したのが、学生たちが持つMicrosoft Officeのバージョンだ。OneNoteはMicrosoft Office 2010年に含まれているが、次年度の就活生である2013卒生が主に使用しているのはOffice 2007。こうした背景から、同チームは日本マイクロソフトとマイナビの全面協力を得て、2013卒生による実績作りを普及の始点とした「PROJECT EBITAI」を提案する。手法としては、まず日本マイクロソフトがマイナビメールを通じて、OneNote就活に参加する2013卒生を募集、OneNoteの無料配布を行う。その後、日本マイクロソフトと学生がコミュニケーションを図るために各地でミーティングを実施し、より良い就活ノートを作成していくというものだ。2013卒生の就活シーズン終了後は、日本マイクロソフトが内定者のデータを収集し、マイナビ上で2014卒生に対しコンテンツやOneNoteデータの配信を実施。すでにOffice 2010の利用率が高い2014卒生は「こんなソフトが入っていたんだ」と、OneNoteの価値に気付くというわけだ。同チームはこうした活動を毎年繰り返すことでコンテンツが増強され、学生たちの間でOneNote就活が必須の存在に成長するとしている。○人に何かを伝えて動かすプレゼンテーションの魅力審査員による厳選な審査の結果、大賞に輝いたのは青山学院大学の眞子氏。審査員を務めたボナ・ヴィータ 代表取締役の菅野誠二氏は「独自性のある大変素晴らしいアイデアはもちろん、延期期間を使って仮説の検証まで行ったことが審査員一同で決断に至った最大の理由です」と語る。大賞に輝いた眞子氏は「私は人に何かを伝えて動かせる、そんな力を持つプレゼンテーションが大好きです。今回はさまざまなプレゼンテーションを研究し、自分なりに納得のできる最良の形に仕上げられました」と、受賞の喜びを語った。なお、大賞の眞子氏には賞金50万円のほか、副賞としてテレビや雑誌で活躍中の人気スタイリストが特別にコーディネートしたスーツやシャツ、靴などのビジネススタイル一式、さらにフレッシャーズ編集部からは新生活に最適なグッズが贈られた。準大賞の「きれいなジューC」チームには賞金25万円、Webサイトの投票で選ぶサポーター賞に輝いた中央大学の加藤氏には賞金5万円を贈呈。そのほか、決勝大会参加者全組に対してXbox 360およびKINECTセンサー1セットもプレゼントされている。
2011年05月31日1位はアルバイト。女性編では「恋愛」が上位に!長い人生の中で「学生時代」と呼ばれる時間は、決して多くはありません。しかし、学生時代の経験はその人の考え方、生き方に大きな影響を与えます。そこで今回、20代女性475名に「学生時代にやっておいて良かったと思ったこと」を聞いてみました!>>男性編も見るQ.学生時代にやっておいて良かったと思ったことを教えてください(複数回答)1位アルバイト50.3%2位海外旅行34.7%3位恋愛20.4%4位サークル活動19.2%5位資格取得18.7%■アルバイトをやって良かった……・「経済的に余裕ができたし、常に大人と接していたので敬語や接客のマナーが身に付いた」(27歳/鉄鋼/総務)・「人脈が広がったし、社会人としての心構えも学んだ」(29歳/金融/金融系専門職)・「スキー場の住み込みのアルバイトは、朝4時起きの集団生活。もう二度とできない思い出です」(26歳/食品/営業)・「就職活動の選考時に、唯一アピールできたのがアルバイトの経験だったから」(27歳/飲食/販売)・「自分に何が合っていないか分かったから」(29歳/ソフトウェア/SE)■海外旅行に行って良かった……・「社会人になると、お金はあっても行く時間がないから」(29歳/建築/秘書・アシスタント)・「一人旅やホームステイなど経験しておいたおかげで、視野が広がったことは間違いない」(27歳/福祉)・「学生は時間があるから安い時期に海外旅行に行けた。何カ国も行っておいて良かった」(25歳/金融/サービス)■恋愛をして良かった……・「卒業してから、今の彼とずっと付き合っているので、その前にいろんな人に出会って勉強しておいてよかったと思います」(29歳/アパレル/総務)・「それまでは、経験が少なく、身構えることが多かったから」(27歳/公益法人/企画開発)・「もっと恋愛スキルを上げておけばよかったと後悔しているから」(27歳/飲食)■サークル活動をして良かった……・「今も付き合いのある学生時代の友人は、ほとんど部活仲間だから」(29歳/IT/クリエイティブ)・「たくさんの経験と今につながる人間関係が生まれたから」(27歳/証券)・「仲間とかけがえのない時間を過ごせたと思うから」(29歳/その他/受付)■資格取得をして良かった……・「日商簿記2級を高校時代に取りました。粘り強さも身について、おかげで今の職に就けたと思います」(21歳/学校/財務)・「企業面接のとき、資格の多さに必ず目をとめてもらえる。努力家であるとの判断に結びつきやすい」(27歳/IT/プログラマー)・「今、資格取得で苦労しているから」(23歳/金融/営業)総評「学生時代にやっておいて良かったと思ったこと」第1位は、男性編、女性編ともに「アルバイト」でした。「さまざまなアルバイトを経験し、将来に自分が何をしたいかを知るきっかけとなった」、「アルバイトで社会経験はしておくとあいさつや人間関係など就職してからためになるから」など、今の自分の役に立っているという声が多数寄せられました。また、「恋愛」は男性編では5位でしたが、女性編では3位に。女性の方が「恋愛から学ぶ」のが上手なのかもしれません。ランク外では「留学」を挙げる人も。「時間がある学生時代にしかできなかったと思う」など、海外旅行と同様、たっぷり時間がある学生時代だからこそできる経験は、今となっては貴重ですよね。調査時期:2010年12月3日~12月14日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:女性475名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【コラム】ビジネスマンに聞いた、学生時代にやっておきたかったこと!【コラム】学生時代の未納年金、社会人になって払わないとどうなる?【ランキング女性編】学生時代、席替えで望んでいたこと完全版(画像などあり)を見る
2011年01月30日