エレコムは、ネットワークカメラとUSBデータカード、LTE対応のSIMカードをセットにした「SNC-M01AA」を発売した。本体の価格は税込み54,000円で、サービス利用料が月額税込み3,480円。「SNC-M01AA」は、遠隔地から屋内の映像を確認できるネットワークカメラ「NCC-ENP100WH」と、同社のNTTドコモ通信網を利用したMVNOサービス「SkyLinkMobile」が利用できるSIMカード、USBデータカード「SLD-M01WH」がセットになった商品。設置場所にネットワーク環境がなくても、電源さえあれば利用できる。専用アプリ「SkyLink View」を介して、スマートフォン上からの映像確認も可能となっている。「NCC-ENP100WH」は、動体検知機能を搭載しており、映像の一部に変化があった場合、撮影した動画・静止画を添付して、登録先にメールを自動送信する。撮影した映像は、パソコンやNASに保存できるほか、SDHCカードなどを使うことで、本体に保存することも可能。また、撮影アングルを水平方向に355度、垂直方向に120度、遠隔操作できる「パンチルト機能」、夜間でも撮影できる「ナイトビジョンモード」を搭載している。「NCC-ENP100WH」の主な仕様は次の通り。サイズ/重量は、幅約114.0mm×奥行き約108.4mm×高さ約114.0mm/約300g。対応解像度は、HD(1,280×720)、VGA(640×480)、QVGA(320×240)。視野角は75度。外部ストレージはSDXC(64GB)。「SLD-M01WH」の通信は、受信時最大100Mbps/送信時最大50MbpsのLTEをサポートする。専用アプリ「SkyLink View」の対応OSは、Android 4.0以降、iOS 6.0以降。
2015年07月04日子どもが大きくなり、だんだんと興味が出てくるものと言えばゲーム。子どもたちがレストランの待ち時間や新幹線、飛行機の車内でゲームに夢中になっている姿をよく見かけます。しかし、ゲーム=悪いものというイメージってありませんか?「ゲームをすると目が悪くなる」。そんな言葉をよく耳にします。確かに長時間にわたり近いものを見ることは目にストレスを与えるので、注意が必要です。大切なのは、時間を決める、適度な距離をとる、刺激の強すぎる光を避けるなど、ゲームとの上手な付き合い方をすること。与えられた動画やゲームに夢中になってしまうと、ついついあっという間に時間が過ぎてしまい、ゲームと自分だけの世界に閉じこもってしまうのではないかと心配に思うのが親心です。しかし、こんなアプリがあれば、ゲーム好きも一つの力になります。それが、幼児向けのアプリ 「Scratch Jr」 。このアプリを使うと、動く絵本やゲームなどを自分で作ることができるのです。対象年齢は5歳からですが、簡単なタッチ操作でプログラミング体験ができる優れもの。5歳の息子を持つ筆者も、このアプリを使ってゲーム作りに挑戦してみました。手元には 「5才からはじめる すくすくプログラミング」 (日経BP社)を用意。このアプリのガイド本です。まず、画面の中のネコを動かすことからスタート。本の中では、プログラミング用語も子どもにもわかりやすく、丁寧に説明してあって、筆者にとっても興味深い内容。パズルのピースを組み合わせるようにブロックを指で動かしていくと…できた! スタートボタンを押すと、ねこが動き出しました。息子も大喜びです!「じゃあ、ゲームを作ってみよう!」と、次はジャンプゲーム作りに挑戦。ネコをボタンで動かして前からくる棒をジャンプでよけるゲームです。少し難しいかなと思いきや、親子でわいわい作る時間も楽しいもの。疲れたらデータを保存して、次の日から作ることもできます。ちなみに、私と息子は3日かけてようやく完成しました。頑張って作ったゲームだけあって、喜びもひとしお。お友達やパパに見せて「すごいね!」「おもしろい!」と言ってもらい鼻高々です。また、新しいゲームを見ると「これは作るのが大変そうだな~」と作る側の思いも分かるようになり、1つのゲームを大切に楽しむようにもなったのは大きな成長のしるし。自分がわくわくしながら作った達成感。そしてそれを他の人にも喜んでもらえて一緒に楽しめる満足感。ゲームとの付き合い方がまたひとつ広がったようです。
2015年07月02日エレコムは30日、スマートフォン・タブレット・PCなどで映像を確認できるネットワークカメラ「SNC-M01AA」を発売した。本体価格は税込54,000円で、ネットワークサービスの月額使用料金は税込3,480円。SNC-M01AAは、エレコムの通信サービス「SkyLinkMobile」に対応するSIMカードとUSBデータカードを備えたネットワークカメラ。LTEや3G回線を経由して通信する。映像の変化を判別し、登録済みの連絡先に撮影した静止画・動画を自動送信する「動体検知機能」を搭載。撮影した映像はNASやSDカードに保存する。カメラには100万画素CMOSセンサーを採用し、HD画質(最大1280×720ドット)で記録できる。専用アプリ「Skylink View」ではカメラアングルの遠隔操作が可能。カメラ角度は水平方向に365度、垂直方向に120度の範囲内で動かせる。スマホなどから音声を発し、本体のスピーカーを通じて不審者を威嚇することもできる。通信は100BASE-TX / 10BASE-Tに対応。本体サイズはW114×D108.4×H114mm、重量は約300g。3年以内に障害が発生した場合、代替機と使用できる「デリバリー保守サービス」が付属する。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1、Mac OS X 10.6~10.9、Android 2.3~2.4 / 3.2 / 4.0~4.4、iOS 5.0~8.0。アプリ「Skylink View」の対応OSはAndroid4.0以降、iOS 6.0以降。
2015年06月30日富士通エフサスは6月18日、帝京大学の八王子キャンパスの学内ネットワーク基盤を刷新し、シングルサインオン(以下、SSO)・統合ID管理・スマートフォン対応などを実現したと発表した。あわせて、毎年4000名を超える新入生向けの情報リテラシーe-learningの合否判定と連携したID自動発行システムの導入、サーバ統合、主要機器の冗長化などを図る。今回のネットワーク基盤刷新で、学生は、学外から学内へのアクセスが可能になり、SSOの導入により1回の認証で複数のシステムへログインできるなどのメリットを得られる。大学側の主なメリットはセキュリティの向上であり、認証VLANの導入によりユーザー属性に基づくネットワーク接続が実現したほか、学外からの来訪者向けネットワークを新設し、学内ネットワークと切り分けることが可能になった。そのほか、「仮想化技術で学内に散在するサーバを統合して管理工数を削減」「毎年4000名超の新入生向け情報リテラシー教育のe-learning化(従来は集合教育)」「新入生向け情報リテラシー教育の合否判定に基づくID自動発行」により、運用負荷の低減などを実現する。
2015年06月19日東京エレクトロン デバイス(TED)は6月16日、FPGAベンダであるAlteraの日本法人である日本アルテラと、デザイン・サービス・ネットワーク(DSN)パートナー契約を締結したと発表した。これまでもTEDは、Altera製FPGAの提案から回路・基板・システムレベル設計、そして量産受託サービスまでをTEDのブランドである「inrevium」として提供してきたが、今回の契約締結により、そうして培ってきた提案力・開発力・品質への信頼性をベースに、Alteraの新製品ポートフォリオである「Generation10」FPGA & SoCを活用した先端の高付加価値サービスなどが提供できるようになるという。
2015年06月16日富士通は6月11日、ハイブリッドクラウドに最適なネットワーク環境を実現するSDNコントローラ「FUJITSUNetworkVELCOUN-X」を販売開始すると発表した。「VELCOUN-X」は、Linuxサーバ上で動作するソフトウェア。仮想化基盤と物理ネットワークなどの非仮想化基盤を含むシステム全体のネットワーク環境の可視化により運用・管理を効率化し、設定変更にかかる時間を従来より90%削減するという。スイッチ、ファイアウォール、ロードバランサなどのネットワーク機器を制御・管理し、企業内の物理ネットワークと仮想ネットワークの設定および追加・変更を一括で実行可能な機能を提供する。同製品は専用機器が不要のため、既存ネットワークへのアドオンにより簡単に利用を開始できるほか、障害が発生してもネットワーク機器に影響を与えることなく業務を継続可能。あわせて、既存の「FUJITSU Managed Infrastructure Service ネットワーク-LCMサービス」に、SDN対応ネットワークの導入から運用までのサポートを強化した、SDNのインテグレーションサービスを追加し、提供開始することも発表された。今年度中に提供を予定している、広域ネットワークのマネージドサービスやマルチクラウドに対応した接続サービスと合わせて提供し、より高度なSDN技術の導入を支援していく。価格は、「VELCOUN-X」が30万円から(最小構成価格・税別)、「FUJITSU Managed Infrastructure Service ネットワーク-LCMサービス」は個別見積りとなっている。
2015年06月12日シスコシステムズは6月10日、データセンターからエンド・ポイント、ブランチ・オフィス、クラウドを含む拡張ネットワークのさまざまな場所にセキュリティを組み込み、広範に脅威を可視化して制御できる新機能とサービスを発表した。新機能や新サービスを利用してさまざまな場所にセキュリティ機能を統合する「Security Everywhere」を実現すると、企業やサービス・プロバイダは、ダイナミックに変動する今日の脅威に対応するための脅威中心型セキュリティの要件を提供可能になり、デジタル・エコノミーやIoE(Internet of Everything)の台頭で創出される新たな事業機会を確実につかめるようになるとしている。企業向けセキュリティ・ソリューションの拡張では、エンド・ポイント向け、キャンパスとブランチ・オフィス向けおよび、ネットワークを活用したセンサーやエンフォーサ機能の新たなソリューションを提供する。エンド・ポイントでは、「Cisco AMP」搭載の「Cisco AnyConnect」を用意。「Cisco AnyConnect 4.1 VPNクライアント」のユーザー企業は、VPN対応エンド・ポイントに脅威保護を導入し、機能を拡張して高度なマルウェアに対して継続的かつ遡及的な防御を行えるようになるという。キャンパスとブランチ・オフィス向けには、「統合型ルータ(ISR)向けFirePOWERサービスソリューション」を提供。同ソリューションはネットワーク・ファブリックと統合する。専用のセキュリティ・アプライアンスを使用できないブランチ・オフィスにおいて、一元的に運用管理可能な次世代侵入防御システム(NGIPS)と高度なマルウェア防御(AMP)の機能が利用可能とのこと。ネットワークを活用したセンサーとエンフォーサ機能では、ネットワーク基盤に複数のセキュリティ機能を組み込み、広範囲にわたり脅威を可視化することで、ネットワークやアプリケーションの異常や脅威、不正使用に関連するユーザーやデバイスを迅速に特定するとしている。サービス・プロバイダ向けEvolved Programmable Networks(EPN)のセキュリティは、オープンで柔軟性を持ったプログラマブルなインフラストラクチャに対するサービス・プロバイダのニーズに対応するため、高度な脅威中心型保護をEPNに拡張したもの。同ソリューションは同社のオープンなネットワーク・アーキテクチャの基盤としてSDN(Software Defined Networking)やNFV(Network Functions Virtualization)の採用を進め、収益化までの時間を短縮すると共に、新規サービス導入に要するコストや煩雑さを削減するよう設計したという。
2015年06月11日アイ・オー・データ機器は6月10日、無線LAN対応のネットワークカメラ「Qwatch」シリーズの新モデルとして「TS-WRLC」を発表した。発売は6月下旬で、希望小売価格は10,800円(税別)。Qwatch TS-WRLCは、自宅などに設置して、外出先からスマートフォンやタブレット端末で映像を確認できるネットワークカメラ。映像の変化を検知してメールを送る機能を搭載し、留守中の自宅の様子やペットの状態などを確認するのに最適とする。最大4台まで同時接続可能で、複数の場所に設置可能だ。設置したカメラの映像を同時にチェックできる。多段ルータ環境でも、外出先から自宅のネットワークにアクセスできるようにする独自の「リモートリンク3機能」を持つ。マンション用インターネットなどの複数ルータ環境でも、機器の設定を変更することなくQwatch TS-WRLCにアクセスできる。カメラの設定は、スマートフォン向け専用アプリ「QwatchView」(無料)で、同梱のQRコードを読み取ることで完了する。同アプリをインストールした端末から、録画映像の視聴、録画設定などを行える。本体サイズはW64×D28×H101mmで、重量は110g。100万画素のCMOSセンサーを搭載。画角は84.9°。対応フォーマットは動画がMJPEG(H.264)、静止画がJPEGだ。解像度は最大HD(1,280×720ドット)/24fps。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1、Mac OS X 10.6~10.10、Android 4.1~4.4、iOS 7.1~8.1.3。
2015年06月10日ADLINK Technologyは6月9日、極端な環境と屋外通信/ネットワーク・アプリケーション向けに設計された高性能モバイル・エッジ・コンピューティング(MEC)プラットフォーム「ETOS-1000」を発表した。同プラットフォームは、デュアルIntel Xeon E5-2400 v2ファミリプロセッサを採用しているため、通信機器メーカー(TEM)やアプリケーション・プロバイダはネットワークのエッジでデータ・センター・クラスのパフォーマンスを実現することが可能となる。また、データは携帯電話加入者に隣接するラジオ・アクセス・ネットワーク(RAN)環境のエッジで処理されるため、バックホール費用の削減ならびにインフラ効率の改善も可能になるという。さらに、340mm×440mm×44mmのサイズ(重量10kg)で、耐衝撃・振動性、-40℃~+55℃の動作時温度、IP65の防水・防塵規格などを備えており、屋外などの極端な環境にも対応することが可能だという。なおI/Oとしては、10/100/1000BASE-T×2、10G SFP+×2、オンボードブータブルSATAフラッシュ(32GB。オプションで256GBまで拡張可能)、2.5インチドライブベイ×2、USB 2.0×2、COMポート×1となっている。
2015年06月09日もう何年もご無沙汰していた友達からいきなり「食事どう?」と連絡が。急にどうしたのかと久しぶりに会ってみたところ、友達はネットワークビジネスに染まっていた……。そんな話をときどき耳にします。ネットワークビジネスは、決して珍しいものではありませんが、いざ自分が勧誘されるとびっくりしてしまいますよね。そんな時、あなたならどう断りますか?断りたいけど友達は失いたくない・・・ってときの「断り方」断りたいと思いつつも、いきなり「無理!」ときっぱり断るのはなかなか難しいですよね。話だけは聞いてあげて、自分の意見をはっきり伝えるのがベター。例えば現状に満足していることや、夢が他にあること、会社での副業はNGなど、ネットワークビジネスに関心が持てないことを伝えます。それでも勧誘する方は、何かとうまい話をしてくるはず。ここで中途半端に関心のあるふりをするのは避けましょう。その場しのぎで同調したり、「また今後」と含みを持たせると、相手に「押せばいける!」と思われてしまいます。毅然とした態度で、断るという意思をはっきり伝えることが大切です。友達とビジネスは分けて考えて!友達が自分を勧誘してきたことで、「友達だと思っていたのに、利用された?」と不信感を抱く人も少なくないはず。またお断わりすることで、友達関係が終わってしまうことを気にする人もいるでしょう。でも、友達関係とネットワークビジネスは別物と考えて。落ち着いて対応しましょう。「私は力になれないけれど、がんばって!」ネットワークビジネスの厄介なところは、勧誘している相手に悪意がないこと。友達はあなたを騙そうとしているわけではなく、良かれと思って勧誘しているのです。下手に非難してしまうと、友情にヒビが入ってしまうことも……。自分はやらないという意思をしっかり伝え「私は力になれない。でもそれがあなたの夢ならがんばって!」と応援してもよいと思います。それで距離が離れたとしても、また熱がさめれば友達関係は戻るかもしれませんしね。中途半端に断るのが一番NGです。断りきれず仕方なく……ではきっと後悔しますし、結局友情が壊れることにもなりかねません。一貫して意思をとおすことが、下手に友情を壊さない方法だと思いますよ。
2015年06月08日プラネックスコミュニケーションズは28日、省スペースかつ設置を容易にした小型のワイヤレス対応ネットワークカメラ「CS-W50HD」を発表した。6月1日から発売し、価格はオープン。「カメラ一発!」シリーズの最小モデルとなるネットワークカメラ。カメラの直径が約7cmと小型で、少ないスペースで設置可能。撮影している映像の変化を検知する「動体検知機能」や音の発生をとらえる「音声検知機能」を搭載し、検知したアラートはスマートフォンやタブレットなどへ通知できる。アラート検知に連動して、5秒前から動画録画が開始されるので、決定的瞬間を逃さない。昼用と夜用、2つのレンズと赤外線LEDを搭載。周囲の明るさを検知し、暗いときは自動で赤外線撮影に切り替わる。本体にはマイクを内蔵し、映像だけでなく音声も記録できる。スピーカーも内蔵しており、遠隔地から音声を発して、カメラの設置場所にいる相手に知らせ機能もある。専用アプリ「カメラ一発!」を、Windows / iOS / Android / Kindle向けに用意するほか、iPad向けにユーザーインタフェースをカスタマイズした「カメラ一発!HD」を提供。遠隔地からでも、スマートフォンなどを使ってリアルタイムで映像を確認でき、最大36台のカメラ動画を同時にモニタリング可能だ。映像素子は100万画素の1/4インチCMOSセンサ。焦点距離3.3mm・F値2.8のレンズを搭載し、画角は70度、絞りは固定、撮影距離は100cm~。最低被写体感度は0.2Lux(赤外線LEDオン時は0Lux)。ホワイトバランス / ゲイン / 露出 / 明るさは自動調整される。撮影解像度は最大1,280×800ドット(最大30fps)で、画像圧縮形式は動画がH.264、静止画がJPG。インタフェースは10BASE-T/100BASE-TX対応有線LANとIEEE802.11b/g/n対応の無線LANを備え。無線LANの接続機能はWPSをサポート。本体には、録画用としてmicroSDメモリーカードスロットを搭載する。本体サイズは約W70×D61×H96mm、重量は約95g。
2015年05月29日デンソーは5月28日、超小型電気自動車(超小型EV)を活用した独立電源ネットワークシステム「Pico Grid System」を開発し、同システムを使った構内移動の運用を愛知県安城市の安城製作所で開始したと発表した。「Pico Grid System」は小規模な太陽光発電と蓄電池、超小型EVを活用して電力を供給する独立型の直流分散電力システムに、車両管理システムを組み合わせたもの。太陽光で発電した電力を直流のまま超小型EVや蓄電池に蓄えることで、直流から交流への電力変換ロスを抑制し、効率的に自然エネルギーを活用することができるとされている。また、電力を蓄えた超小型EVを「移動する電源」として、災害時など商用電源が停止した場合でも電源供給が可能になる。車両管理システムでは、超小型EVの位置情報や充電状態を管理し、カーシェアリング機能を提供する。同社ではこのシステムを構内移動手段として用い、社員証を超小型EVの鍵として使用するほか、モバイル端末からの利用予約も可能にするなどの取り組みを行っていく。
2015年05月28日トレンドマイクロは5月19日、標的型攻撃を防ぐためにはネットワークの「セグメント化」が重要であるとセキュリティブログで解説している。標準的攻撃の手法は、サイバー犯罪者が企業のネットワークに侵入し、1台の端末を足掛かりにして次々と端末を乗っ取るケースが多い。より多くのPCを侵害して情報を引き出すことが成功へのカギとなっている。逆に考えれば、標的型攻撃を防ぐには、乗っ取られる端末を最小限に抑えればよい。セグメントは、ネットワークをアクセスする端末をグループ化できる。セグメント化をしておくことで、特定の端末が乗っ取られた場合でも、同一のセグメント以外に端末が乗っ取られるリスクを減らせる。ブログでは、セグメント化は自社の端末を守るだけではなく、取引先を守る手法でもあると述べられている。最近では、取引先の企業がFTPなどのネットワークを介して、データをやり取りするケースは多い。容量が大きいファイルのやり取りには最適な手段だ。ネットワークを利用するのは自社の社員だけではなく、取引先の企業が自社のネットワークにアクセスすることも多い。ネットワークのセグメント化によって、取引先が必要とするITネットワークだけにアクセスを制限することが重要であるとしている。セグメント化は、社員などからの内部犯行を防ぐ手段としても有効だ。内部犯行の場合、高いアクセス権限がなくても、ネットワーク内の機密事項にアクセスできる可能性がある。また、特定の端末内に保存されている情報を狙うなど、外部からの攻撃とは目的が異なる場合も多い。ネットワーク管理者は、ユーザ権限やネットワークトラフィックを適切に分割することが重要なセキュリテイ対策となる。それにより、企業の機密情報にアクセスする社員を制限できる。セグメント化は、環境構築の難しさが課題となっている。構築方法を誤ると、セグメント化によるセキュリティ効果が望めないだけでなく、ネットワークの利便性が損なわれる恐れもある。そのためには、企業内のネットワークの利用目的を改めて整理しなければならないという。具体的には、企業内の資産がどういった経路でアクセスされているか(HTTP、HTTPS、SMBなど)、どのように保存されているか(SQLデータベース、平文、NSAやSANなど)を特定する。また、過去から現在で確認された攻撃を特定し、現在の脅威活動の基準を確立する必要があるとも指摘している。
2015年05月22日チェックポイントシステムズ(CKP)は5月21日、無線ネットワークを活用し、リアルタイムで店内の商品位置を特定できるシステム「S3i」の発売を発表した。同システムは、今後日本国内でも発売を予定している。S3iは、アルファ・ソリューションの「S3iデバイス」と呼ばれる専用のタグを高額商品に装着して運用。商品に関する様々なイベント、例えば不正なタグの取り外し、設定したエリア外への持ち出し、解除キーによる取り外しなどが記録されるので、万引きや内部不正を防止できる。また、不正行為の可能性がある場合、タグ自体がアラームを発するとともに、スマートフォンや無線ヘッドセットなどを通じて店員に通知するため、迅速かつ適切な対応を取ることができる。タグの取り外しは認証済みの解除キーで行うが、そのログも記録されるので、内部不正に対しても効果的となる。さらに、商品の位置や在庫数量をリアルタイムで可視化できるため、店舗業務を効率化し、商品陳列の改善や接客支援による売上向上にも活用可能。店員はグラフィカルで使いやすいユーザーインタフェースで商品位置を確認できるため、目的の商品をすぐに見つけ顧客に提供するできる。
2015年05月22日PFUは19日、ネットワーク対応の業務用イメージスキャナ「N7100」を発表した。5月18日より発売する。価格は税別210,000円。ネットワークスキャナ「ScanSnap N1800」と「fi-6010N」の後継機にあたるモデル。レスポンスが向上しており、作業時間の短縮や効率化が図れる。窓口業務でも使用できるよう、紙文書だけでなくプラスチックカードの読み取りにも対応した。8.4インチのタッチパネルを装備し、操作はタッチパネルからメニューを選択するだけ。メニューのカスタマイズも可能。スキャン速度は、給紙速度や読み取り後の画像処理速度の向上などにより、従来モデルの約50%に短縮し25枚 / 分でのスキャンが可能。「Scanner Central Admin」機能により、最大1,000台のスキャナの遠隔管理にも対応し、設定の一括管理や操作履歴の管理が行えるほか、システム管理の効率化や作業ミスのリスク軽減にも貢献する。セキュリティ面においては、利用者認証機能を使うことで利用者を限定可能。スキャンしたデータはサーバに保存されるので、スキャナ内にデータが残ることもない。データも暗号化(SSL)されている。主な仕様は、イメージセンサーが600dpiでCIS×2基、光源が3色LED(RGB)、スキャン速度がA4片面でカラー / グレーともに25枚/分。50枚の用紙をセットしておけるADFを搭載。インタフェースはGigabit Ethernet対応有線LAN。本体サイズはW300×D232×H172mm、重量は6kg。
2015年05月20日アルティマは、IoT/M2Mソリューションの実現に向け、「IoT/M2M向けメッシュネットワーク・ソリューション」の提供を開始したと発表した。同ソリューションでは、同社がこれまで技術商社として蓄えてきたノウハウとパートナーリレーションを活用することで、センサ端末からクラウドでの見える化までを一括で提案することを可能とする。具体的には、LAN側の信頼性面で、IEEE802.15.4e準拠の低消費電力2.4GHzメッシュネットワークとして、リニアテクノロジー(ダスト・ネットワークス)の「スマートメッシュ」Mote(子機)モジュールを採用。WAN側には同じくリニア(ダスト)の「スマートメッシュ」Manager(親機)モジュールとSierra Wirelessの3Gモジュール「SL8084T」を搭載したコアとの共同開発品「たんぽぽ ASURA」Dustモデルならびにコンピューテックス製M2M組込みCPU モジュール「CM-DUST」を採用。さらに、インターネットまたは、VPN接続へのモバイルネットワークには、NTTPCコミュニケーションズのMVNO回線を利用し、最終的にクラウドでのモニタリングには各通信機器に対応したプラットフォームを活用できる仕組みとしているという。なおアルティマでは、こうした環境を構築するにあたって、必要なデバイス/システムとともに、各種無線認証サポートをテュフラインランドジャパンと協業して行うほか、技術サポートまで含めたトータルソリューションとして提案していくとしている。
2015年05月19日セーフィーは11日、スマートフォンなどからカメラの映像が視聴できるサービス「Safie」に対応したネットワークカメラ「QBIC CLOUD CC-1」(Qbicクラウドカメラ)を、エルモを通じてAmazon.co.jpで販売を開始した。Qbicクラウドカメラ本体の価格は税別19,800円。Safieは、スマートフォンおよびPCからネットワークカメラを通して、自宅などの様子を確認できるクラウド型の見守りサービス。すでに、Qbicクラウドカメラは、クラウドファンディングで先行予約を開始されており、1,000台以上の予約が入った。今回発売されたのは、Safieに対応するエルモ製ネットワークカメラ「QBIC CLOUD CC-1」。レンズの明るさはF2、画角は水平140度、対角170度のため、設置場所の様子を広範囲かつ明るい映像で確認できる。動作環境温度は-10℃~40℃、防水性能はIPX4、さらに赤外線LED×8個を搭載しているため、夜間や屋外での使用も可能。Safieのサービス利用には、事前にアカウント作成が必要(無料)。Qbicクラウドカメラの価格は税別19,800円だが、その他、HD映像を7日間録画する機能やアラート機能を使用する場合は、月額980円がかかる。なお、リアルタイム視聴の場合は無料。動画の視聴は、1カメラあたり5アカウントまでがアクセスできる。カメラ本体のサイズは70×115.8×70mm、重さは184g。有効画素数は4Mピクセル(2,688×1,520)。ズーム機能はデジタル8倍。映像圧縮方式はH.264、音声圧縮方式はAAC。通信機能はIEEE802.11b/g/n準拠の無線LANで、セキュリティはWPA2-PSK(TKIP/AES)。電源は付属のUSB-ACアダプタを用いる。対応するスマートフォンはiPhone(iOS 7以上)で、Android端末は6月下旬の対応予定。PCからアクセスする場合は、Webブラウザ(IE 9以上、Safari 5.1以上、Google Chrome、Firefox)を使う。
2015年05月14日テクトロニクスは5月12日、大学などのエンジニアリング実習室において基本計測器を迅速に設定し効率的に一元管理するための、計測器ネットワーク管理ソリューション、TekSmartLabを発表した。業界初のソリューションだというTekSmartLabは、1台のPCベースのプラットフォームから最大400台(100のテストベンチ)の計測器を一元管理することが可能となる。LANポートを装備していない計測器でも、計測器のUSBポートとTekSmartLab USBネットワーク・アダプタを使用して作業ベンチ上の計測器を無線またはEthernet経由でネットワーク環境に接続することができる。また、TekSmartLabソフトウェアは標準的なPC上で動作するため、ネットワーク管理や計測器の特殊な設定などの専門知識がなくても簡単に設定することが可能だ。さらに、同ソフトウェアがインストールされたPCから実習内容に対応した計測器の設定をダウンロードし、1度に多数の計測器を設定することができる。加えて、作業ベンチことに専用のウェブページが設定されるため、学生はそのウェブページごとに発行されるQRコードをスマートフォンでスキャンし、テスト結果などを専用ウェブページ上で管理することができる。計測器の管理にも有効な機能が搭載されている。これまでは計測器の型名、シリアル番号、作業ステーションなどの位置をマニュアルでチェックする必要があったが、TekSmartLabでは利用情報を自動的に記録/表示できるため、実習室のスケジューリング、エネルギー消費などを検討するための情報を簡単に得ることができる。対応機器としては、テクトロニクスのTBS1000B シリーズ、TBS1000B-EDUシリーズ、DPO/MSO2000Bシリーズ、MDO3000シリーズ・オシロスコープ、AFG1022型、AFG2021型、AFG3000Cシリーズ・任意波形/ファンクション・ジェネレータ、ケースレーのDMM2110型マルチメータ、2231A-30-3型電源などがサポートされている。このほか、TDS1000シリーズ、MSO/DPO2000シリーズ、AFG3000シリーズなど、過去5年間に発表された多数のテクトロニクス製品もサポートしているため、これらの計測器を導入している場合は、新しい計測器を購入しなくても簡単にTekSmartLab対応にアップグレードが可能だ。
2015年05月12日自宅や会社で複数のPCを使っているとき、ネットワーク共有機能は欠かせない。多少のネットワーク知識を必要とするため、今回は、Windows 8.1の共有フォルダーを利用するために必要な情報を紹介する。○ネットワーク上のPCを確認するネットワーク関連の話題は、PCにまつわる技術のなかでも難しい部類に入り、敬遠されがちだ。しかし、複数のPCを効率的に動かしつつ、1台のPCから情報を参照するのであれば、必要不可欠な機能となる。そこで最初に確認すべきは、ネットワーク内にどのようなPCが存在するかだ。こちらはGUIとCUI、2つの方法がある。本来ならネットワーク内の全PCが並び立つが、実行タイミングによっては、いくつかのPCが現れないケースも少なくない。これは「ネットワーク探索」による情報収集を終えていないからだ。ネットワーク探索は、NetBIOSによるコンピューターブラウザーサービス、UPnP、SSDP(Simple Service Discovery Protocol)探索などを通じて情報収集を行う。よって、PCを起動した直後などは、情報を収集し終えていないケースもある。○「ネットワーク探索」を確認する何らかの理由でネットワーク探索が無効になっている場合は、上図の手順で有効にしておこう。なお、ネットワーク探索が使用するプロトコルは「セキュリティが強化されたWindowsファイアウォール(wf.msc)」で確認可能だ。下図は「受信の規制」のグループを「ネットワーク探索」でフィルタリングしたものだが、前述したNetBIOS(NB)などが並んでいることが見て取れるはずだ。さらに最初のエクスプローラーを詳細表示に切り替え、列として「探索方法」を有効にすると、ネットワーク探索がどのように各PCを検出しているか確認することが可能だ。下図ではNetBIOSの他にWSD(Web Service on Devices)を用いているケースが見つかる。WSDはWeb経由でデバイス管理を行うルーターやプリンターなどに用いられるが、Windows 7をインストールしたPCやWindows 8.1 PCもWSD経由で探索しているため、多様な方法で互いの存在を探索・認識していることが分かるだろう。○マスターブラウザの確認方法なお、NetBIOSは各PCの登録を行う「マスターブラウザー」と呼ばれるサーバーが存在し、そこで生成したブラウズリストを元に、各PCはネットワーク上のPCを判断している。そのため、マスターブラウザーは常に稼働しているPCが担うべきだが、クライアント/サーバーOSが混合する場合、上位のOSへ役割が移ってしまう。NetBIOS自体は枯れた技術のため、残念ながらWindows Vista以降はメンテナンスされておらず、マスターブラウザーを直接見付けるコマンドは用意されなくなった。前述した「net view」コマンドなどで各PC名を確認し、「nbtstat -a {PC名}」と実行して「..__MSBROWSE__.<01< グループ 登録済」と示された場合、そのPCがマスターブラウザーだ。阿久津良和(Cactus)
2015年04月30日マイクロアドとベクトルの合弁会社となるニューステクノロジーは4月22日、スマートフォンに特化した動画アドネットワークサービス「TRAILERS(トレーラーズ)」の提供を開始した。同サービスは、月間500億インプレッションをベースに、動画再生課金型の「インビュー再生プラン」や、動画を直接ディスプレイ枠に表示させる「動画拡散プラン」などのメニューを用意する。また、マイクロアドが提供するDSP「MicroAd BLADE」との連携を行うことで、オーディエンス・リターゲティング広告機能も実装。クライアントのニーズに合わせ、キャンペーンサイトへの誘導から、動画コンテンツの視聴回数増加まで幅広い対応が可能だ。同社は今後、「TRAILERS」における配信面の強化や多彩な配信プランメニューを用意し、2015年8月までに300社の導入を目指す。
2015年04月22日スマホアプリなどで人気を集める「脱出ゲーム」。最近はその脱出ゲームをリアルで楽しめる「リアル脱出ゲーム」が話題となっています。全国各地でゲームが開催されていて、参加経験のある人もいるのでは? そんなリアル脱出ゲームですが、開催元や開催地域などによって内容はさまざま。グループで謎解きするものからカップル参加OKなものまで幅広くあります。出会いを目的としたリアル脱出ゲームもあるので、近くのイベント情報をチェックしてみる価値はありそうですね。■男性の参加率が高いリアル脱出ゲームは、男女問わず楽しめるイベント。そのため男性の参加率が高く、ステキな人に出会える可能性も十分ありますよ。脱出ゲーム好きはもちろん、新たな出会いを求めている人にもオススメのイベントです。■リアル脱出ゲームで新たな出会いが欲しいのならリアル脱出ゲームの内容は、イベントごとに異なります。出会いを求めている人にオススメしたいのは、男女ペアになったり、グループで協力し合いながら謎解きしていくイベント。友人と参加していると、どうしても友人同士で固まってしまい、せっかくの新しい出会いを台無しにしがち。でも、出会いを目的としたリアル脱出ゲームに参加すれば、たとえ友人と参加したとしても、謎解き中は友人と別行動になるので、新たな出会いが期待できますよ。■リアル脱出ゲームで男性に出会うメリットとは? リアル脱出ゲームに参加するメリットは、次のようなことが挙げられます。・協力し合いながら謎を解いていくことで親近感が増す・気になる人とフレンドリーに会話できる・脱出に成功すれば、参加者との信頼関係が深まる・多くの人と連絡先を交換できる街コンや婚活パーティーと違い、力をあわせながら問題をクリアしていくのがリアル脱出ゲームの楽しさ。ペア探しのときは積極的に行動して、気になる男性とペアを組みましょう。出会いがかたちになるかもしれませんよ。また、ひとりで参加している人も多いので、気軽な気持ちで参加できるのもうれしいところですね。
2015年04月15日KDDIは4月8日、SDN技術を活用した広域ネットワークサービス「KDDIWide Area Virtual Switch 2(KDDI WVS 2)」に複数の新機能を追加すると発表した。5月7日よりKDDIとKDDIまとめてオフィス(KMO)で申し込みの受付を開始する。KDDI WVS 2は、独自のSDN技術によりクラウド化されたセキュリティメニューや、利用者自身がインターネット回線帯域を変更できる次世代の広域ネットワークサービス。クラウド型のイントラネットファイアウォール機能を搭載し、異なる企業間での閉域ネットワークを利用する場合にも、社内セキュリティと同様の安全性を確保できる。今回追加する「仮想ネットワーク機能」では、KDDI WVS2のネットワーク上に、用途やセキュリティポリシーごとに仮想化されたネットワークを構築できる。仮想ネットワーク機能では「エクステンドイーサネット方式」を採用しており、1つのアクセス回線上で論理的に帯域を分割、制御可能だという。複数の仮想ネットワークを1つのエクステンドイーサネットで利用することで、必要な時に必要な分だけ効率的にアクセス回線帯域を拡張できるようになる。細かい機能提供の時期は以下の通り。例えば、事業部やプロジェクト単位で簡単にネットワークを構築できるため、セキュリティの向上にも寄与する。作業はセキュリティアプライアンスの設定と同様に、カスタマーコントローラから設定操作が可能。仮想ネットワークの追加作業は最短で1日かかるものの、ネットワーク容量の追加などは最短15分で行えるとしている。また、「KDDI クラウドプラットフォームサービス」や「Amazon Web Services」などの機能を追加する。これらにより、クラウドサービスへのセキュアなダイレクト接続で、信頼性の高いネットワーク環境を実現できるとしている。
2015年04月08日NECは4月7日、IoT(Internet of Things)で利用する大量かつ多様なセンサーや機器(以下、IoTデバイス)をモバイルネットワークで利用する際、IoTデバイスの特性や状況に合わせて制御信号を削減し、ネットワーク負荷を低減する通信技術を開発したと発表した。同技術では、IoTデバイスの通信や移動の管理のために、従来一律に行っていた通信事業者のネットワークとIoTデバイスの間の制御信号の送受信を、IoTデバイスの通信間隔や移動速度などに合わせて行うもの。これにより、制御信号数を従来比約10分の1に削減し、IoTデバイスを効率良く接続することで、ネットワークの負荷を抑えて信頼性の高いモバイルネットワークを実現する。同技術はモバイルネットワークの標準化団体「3GPP(3rd Generation Partnership Project)」の国際標準規格に採用された。
2015年04月08日NECは4月7日、大量かつ多様なIoTデバイスをモバイルネットワークで利用する際に、ネットワーク負荷を低減する通信技術を開発したと発表した。通信の開始・停止を定期的に繰り返すスマートメーターや、ネットワークのエリア間を継続的に高速移動する自動車など、人と異なる特有の動きをするIoTデバイスでは、モバイルネットワークで不要な制御信号が大量に発生する。さらに、IoTデバイスの増加に伴ってネットワークの負荷が増大することで、モバイルネットワークの信頼性低下が懸念されている。今回開発された技術では、それぞれのIoTデバイス通信や移動の特性を把握してIoTデバイスの通信接続状態や位置に応じた制御を実施。シミュレーションではIoTデバイスに関わる制御信号数を従来の10分の1に削減できることが確認された。また、同技術は4G LTE-Advancedの拡張機能を規定する「3GPPリリース」の標準規格に採用されており、今後さまざまな製品・用途に利用される予定だ。NECは「今回の技術はIoTの情報通信基盤を担い、モバイルネットワークを活用した交通、エネルギー、物流、医療・ヘルスケア等の多様なソリューションの提供を加速するものです。」とコメントしている。
2015年04月07日NECは3月25日、NFV(Network Functions Virtualization:ネットワーク機能仮想化)技術を活用し、従来に比べて約400分の1の時間で異なるベンダーの製品で構成されたネットワークの性能設計が行えるソフトウェア技術を開発したと発表した。今回開発した技術は、ネットワークを流れるトラフィックデータから、高精度かつリアルタイムにネットワーク全体の動的な状態変化を推定し、シミュレーションを行うことで、ルータやファイアウォールのネットワーク機能の新規構築や増設などに伴う性能設計の自動化を実現するもの。同社は、ネットワーク機能の処理時間やリソース使用量など、外部から測定できるデータをもとに性能の推定を実現にする「統計解析モデル」と、データのトラフィックの遷移を推定する「離散事象システムモデル」を開発。これら2つのモデルを組み合わせて「ネットワーク性能モデル」を生成して、高精度にネットワーク全体の性能を把握することが可能になる。また、機能ごとの性能推定が可能になるため、異なるベンダーの製品によって構成されたネットワークであっても高精度にネットワーク全体の性能把握を実現する。
2015年03月26日プラネックスコミュニケーションズは23日、暗視機能を搭載したネットワークカメラ「CS-QR20」を発表した。価格はオープンで、店頭予想価格は12,000円前後。カメラの映像を手軽に見られるネットワークカメラ。赤外線LEDを使った暗視機能を搭載し、暗い場所でもクリアな映像を得られる。光センサを搭載し、周囲が暗くなったことを検知して自動的に暗視モードへと切り替わる。マイクも内蔵しているので、映像だけでなく音声も同時に確認可能。映像の保存用にmicroSDHCメモリーカードカードスロットを搭載。対応容量は32GBまで。Android / iOS用の専用アプリ「スマカメ」を使うことで、カメラの映像を遠隔地から見られるほか、動体検知機能により映像に動きがあったときにスマホに通知を行う機能も搭載し、留守番中のペットの見守りといったシーンで役立つ。最大10台までのカメラを登録でき、QRコードを読み取ってパスワードを入力するだけで設定が行える。主な仕様は、映像素子に1/4インチ100万画素CMOSセンサを採用、レンズの画角が水平70.6度、垂直43.4度、対角85.4度、焦点距離が3.3mm、絞りがF1.8固定、撮影距離が100cm~で、ホワイトバランス / ゲイン / 露出のコントロールは自動。画像圧縮方式はH.264に対応し、解像度は最大1,280×720ドット / 15fpsに対応する。インタフェースは10BASE-T / 100BASE-TX対応有線LAN×1、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN(簡易接続システムWPSに対応)。スタンドには三脚用ネジ穴も設けられている。本体サイズはW77×D49×H102mm、重量は約110g(本体のみ)。対応OSはAndroid 4.0以降、iOS 5以降。
2015年03月24日プラネックスコミュニケーションズは、暗視(ナイトビジョン)機能搭載で、暗い部屋でもクリアに撮影できるiPhone/Android対応ネットワークカメラ「CS-QR20」の販売を開始した。価格はオープン。「CS-QR20」はカメラがとらえた映像をスマートフォンで見られるネットワークカメラ。搭載する光センサーが周囲の明るさを感知し、暗くなると自動的に暗視モードに切り替わり、昼夜を問わずに被写体を映し出すことができる。iPhone/Android対応の専用アプリ「スマカメ」からはカメラの映像を遠隔地から見ることができ、映像に動きがあったときにスマートフォンに通知を行う動体検知機能も搭載している。また、録画機能を備え、microSD/SDHCメモリーカードスロットにメモリーカードを挿し、動画を保存することも可能。動画の圧縮方式はH.264を採用し、遅い通信速度でも良好な映像品質が得られ、ストレージ容量の節約も行える。動画の保存時間は、解像度640×480ピクセル、フレームレート15フレーム/秒の場合、2GBで約12時間、4GBで約24時間、8GBで約48時間、16GBで約96時間、32GBで約192時間。本体の設定は、無線の場合はWPSボタン、有線の場合はLANケーブルをつなぎルーターに接続する。モバイルルーターとの接続も可能。スマートフォンとの設定では、「スマカメ」でQRコードを読み取り、パスワードを入力するだけ。同アプリからはカメラの映像を遠隔地から見ることができ、映像に動きがあったときに、スマートフォンに通知を行う動体検知機能も搭載している。カメラは100万画素、解像度はHD 720p(1280×720)、VGA(640×480)、QVGA(320×240)に対応。Wi-FiはIEEE 802.11 b/g/n対応。
2015年03月24日Fluke Networksの日本法人であるTFFフルークは、小型・軽量ポケットサイズのネットワークテスタ「LinkSprinter(リンク・スプリンター)」シリーズの提供を開始した。同シリーズは、サイズが11.07cm×4.06cm×3.25cmの小さいな筐体と、バッテリーを含む重さが113g~116gと軽量で、PoE、スイッチへのリンク、DHCP接続、ゲートウェイ接続およびインターネット接続を診断する。簡便な操作性とともに、スマートフォンとの連携機能、テストデータの自動クラウド保存機能によって、イーサネット問題の特定、文書化、保存および是正作業をすばやく、簡単にサポートする。測定時に何も操作する必要のないゼロタッチ機能を搭載し、専門のネットワーク技術者のトラブルシューティングテクニックを活かした、LEDの色分け表示によるシンプルな結果確認が可能で、10秒以内にネットワークの接続性を検証できる。また、Wi-Fiアクセスポイントを搭載しているため、スマートフォンなどでテスト結果を確認でき、付属サービスとなるLink-Liveクラウド・サービスを使用すれば、より詳細なテスト結果の確認が可能。同シリーズの価格は1台2万円台(税別)からとなっており、「ユーザ1人1台」のパーソナル・ポケットテスターとして普及することが期待されている。それぞれ機能別に、「LinkSprinter 100」が2万4500円(税別)、「LinkSprinter 200」が3万6600円(同)、「LinkSprinter 300」が4万8800円(同)と3製品がラインアップ。同シリーズは初年度売上目標台数を3000台としている。
2015年03月24日ネットワークを管理するには、ネットワークを構成するレイヤ2/レイヤ3スイッチ、ルータといったネットワーク機器の設定や状態を把握しておくことが重要だ。前回は、SNMPによって、ネットワーク機器の設定や状態を把握し、ネットワークを管理する仕組みについて紹介した。今回は、NETGEAR社のレイヤ2スイッチおよびレイヤ3スイッチと統合ネットワーク管理ソフトウェア「NMS300」を利用して、実際にSNMPの設定と確認の手順を解説する。○ネットワーク構成まずは、SNMPの設定と確認を行う機器とネットワーク構成を確認しよう。機器今回利用する機器を以下の表にまとめている。※PCおよびサーバはすべてWindows 7 Professional※スイッチングハブは管理機能などを持たないので、今回の設定の対象外とする物理構成各機器の物理的な配線をまとめた物理構成が以下の図となる。今回は、最もポート番号が大きいポートを管理用ポートとし、管理用ネットワークを構築する。※管理用ネットワーク内のスイッチングハブは、管理機能など持たない。今回の解説の対象外とする。論理構成論理構成は以下の図のようになる。レイヤ3スイッチでデータ用ネットワークの192.168.1.0/24と192.168.2.0/24を相互接続する。また、管理用ネットワークは192.168.100.0/24のネットワークアドレスを利用する。○設定と確認SNMPの設定内容次の表に、レイヤ2スイッチおよびレイヤ3スイッチに設定するSNMPの設定パラメータをまとめている。SNMPの設定自体は非常にシンプルで、特に難しい内容はまったくない。レイヤ2/レイヤ3スイッチのSNMP設定レイヤ2/レイヤ3スイッチのSNMPの設定を行っていこう。まずは、レイヤ3スイッチからだ。SNMPの設定は、Webブラウザからレイヤ3スイッチの管理画面にログインして[System]→[SNMP]→[SNMP V1/V2]→[Community Configuration]から行う。ここでまず、MIBを参照、変更するときに利用するコミュニティ名を指定する。デフォルトでRead-Onlyとして[public]、Read-Writeのコミュニティとして[private]が設定されている。あとは、[Client Address]および[Client Mask]に、MIBにアクセスできるSNMPマネージャのIPアドレスとサブネットマスクを指定すればよい。続いてTrapの設定だ。[System]→[SNMP]→[SNMP V1/V2]→[Trap Configuration]でTrapを送信するSNMPマネージャのIPアドレス「192.168.100.200」を設定する。Trapメッセージに含めるコミュニティ名はROの「public」とする。そして、Trapメッセージを送信するイベントを[System]→[SNMP]→[SNMP V1/V2]→[Trap Flags]から指定する。今回はリンクのUP/DOWNを検出すると、Trapメッセージを送信することを確かめる。デフォルトの設定で[Trap Flags]のうち[Link Up/Down]は[Enable]となっているので、特に変更する必要はない。以上でレイヤ3スイッチのSNMPの設定は完了だ。レイヤ2スイッチについても設定は同様に行えばよい。SNMPマネージャの設定とSNMPの確認SNMPマネージャとして、NETGEARの統合ネットワーク管理システムである「NMS300」を利用する。NMS300はNETGEAR社のホームページからダウンロード可能で、200台までの機器管理を行うのであれば無償で利用でき、SNMP以外にもさまざまな管理プロトコルに対応しているが、本稿では以下の基本的なSNMPの動作のみを確認する。・MIBの参照・SNMP Trapの確認・管理対象機器の検出NMS300をインストールして起動する。設定はWebブラウザベースのインタフェースだ。ログイン後、まずは管理する機器の登録を行う。[RESOURCE]→[DISCOVERY]→[Quick Discovery]から管理対象機器のIPアドレスの範囲と機器を検出するためのプロトコルを指定して、[EXECUTE]をクリックすればOKだ。検出した機器は[RESORCE]→[DEVICE]上に表示されるようになる。・MIBの参照機器のMIBを参照するには、[RESORCE]→[DEVICE]上の機器をチェックして[More]を展開した[MIB Browser]をクリックする。[Credential Information]タブでは、コミュニティ名などを指定する。標準MIBのオブジェクトを参照するときには、[RFC Standard MiBs]を選択する。参照したいオブジェクトをクリックすると、[Device Results]タブにMIBオブジェクトの内容が表示される。図は、インタフェースでのパケット送受信の統計情報が格納されている[ifXTable]の表示例だ。・Trapの確認レイヤ2/レイヤ3スイッチでリンクのUp/Down時にSNMP Trapを送信する設定をしている。そこで、レイヤ2スイッチとレイヤ3スイッチ間を接続するポート1のケーブルを抜き、再びケーブルを挿してみると、NMS300へSNMP Trapが送信される。NMS300上ではSNMP Trapは、[ALARMS]→[TRAPS]から確認できる。クライアントとサーバ間のデータ用ネットワークの通信ができないときは、経路上のどこかに問題がある。NMS300でSNMP Trapを見れば、レイヤ2/レイヤ3スイッチの両方からLinkDownのTrapが送信されている。すると、レイヤ2スイッチとレイヤ3スイッチ間のリンクに障害が発生していることがわかり、障害の切り分けを迅速に行うことができる。以上が、NETGEARのレイヤ2/レイヤ3スイッチおよび統合管理ソフトウェアNMS300を利用したSNMPの設定と確認だ。NMS300はSNMPだけでなく、さまざまな管理プロトコルに対応し、収集した情報をビジュアルに表示できる。さらに各種レポート機能も充実している。現在のところ、英語版だけだがネットワークを効率よく管理するためのソフトウェアとして非常に有力なソフトウェアだ。○まとめ・SNMPの設定はとてもシンプルで以下の設定を行うコミュニティ名Trapの宛先Trapを送信するイベント・NMS300はSNMPをはじめとするさまざまな管理プロトコルに対応した統合ネットワーク管理ソフトウェア・管理プロトコルで収集した情報をビジュアルに表示し、充実したレポート機能を備える・NMS300は200台までの機器であれば無償で利用可能
2015年03月20日サイバーエージェントの連結子会社となるCyberCasting&PR(CCPR)は3月9日、国内最大級の動画キャスティングネットワーク構築に向け、専門部署「AmeTuber推進室」を設立したと発表した。これにより、芸能人・有名人や読者モデル、一般人、専門家、YouTuberといった、動画キャスティングにおいて需要のある人々とのリレーションを活かし、国内最大級の動画キャスティングネットワークの構築に向けた取り組みを強化する。また、「アメーバブログ」にてオフィシャルブログを運営する芸能人や著名人などオフィシャルブロガーと連動し、メイク動画や料理動画などの企画・制作も開始。そのための動画制作機能も社内に整備する。
2015年03月10日