「Pont D’or(ポンドール)」(東京都渋谷区)では、タイ料理・ベトナム料理には欠かせない「パクチー」の専門料理講座の参加者を募集している。パクチーは独特の香りや風味を持つハーブ食材のひとつ。デトックス効果とアンチエイジング効果が期待できることから、近年人気の食材でもある。ビタミンなど栄養も豊富に含まれており、健康・美容効果も高いという。パクチーは、葉の部分だけではなく、シード(種)から茎まで利用することができる万能食材とのこと。今まで捨てていた根の部分も食べることができるという。今回の料理講座では、栽培方法からおいしさを引き立てるアレンジ方法まで、タイ料理を盛り込みながらレクチャーしていく。同講座は1月~3月にかけて実施。すでに定員となっている回もあり、現在追加で設けた1月19日(19時~)、2月26日(19時~)の参加者の申し込みを公式サイトで受け付けている。少人数制の講座であるため、早い段階で定員になってしまう場合もあるとのこと。会費は3,500円(税込)。
2016年01月08日●アニメやサッカーが好きで日本に憧れ20代という若さで、既に日本での生活が6年を超えたというベトナム人のヒェウさん。日本・ベトナムそれぞれで観光ガイドを務め、ベトナムのチュオン・タン・サン国家主席が来日した際は、政府関係者のガイドを担当したことも。しかし今年は心機一転、建築会社に転職。親子のような関係と慕う社長と、二人三脚で目指す新たなミッションとは?■これまでのキャリアと今の仕事について教えてください。ベトナムの北の玄関、ハノイ市のノイバイ国際空港近くで生まれ育ちました。小さな頃から日本のアニメやサッカーが大好きで日本に対する憧れが強く、2005年ハノイ外国語大学(現ハノイ大学)の日本語学科に進学。2年目を終えた頃に休学し、日本政府の外国人技能実習制度に応募して3年間岐阜県の部品工場で働きました。金銭的に3年間は帰国できないことが分かっていましたし、親元を離れるのは初のことだったので、最初の数か月は本当に本当に寂しかったのですが、3年後に日本を離れハノイに戻ると、今度は日本が恋しくて仕方なくなっている自分がいました。ハノイに戻ってからは大学に復学すると共に、アルバイトで日本人観光客のガイドをしました。その時期は日本人に人気の観光スポット、世界遺産のハロン湾に週に2回は行きましたね。2012年の卒業と同時に、日本の旅行会社に就職。インバウンド旅行を専門的に扱う同社で、日本を訪れるベトナム人のガイドとして東京で働きました。今年は「爆買い」が流行語になりましたが、ベトナム人の間では電化製品のほか、粉ミルクやサプリメント、健康食品も人気でしたよ。ベトナム政府関係者のガイドも何度か務め、数年前にベトナム国際会議場の社長の通訳をした際に、現在の会社の社長と知り合いました。社長は日本人ですが、日本の建築材などをベトナム政府に販売しており、政府関係者と交流があったのでその場に同席していたんです。本業の傍ら、以前ハノイ市内に和食店を経営していたという社長と意気投合。私自身、将来はベトナムで和食レストランを経営したいという夢があり、社長ももう1度ハノイで飲食店をと考えていたので「一緒にやらないか?」と誘われ、数カ月前に転職を決めました。現在は八王子にある建築会社で、システムキッチンやクロスなど日本の建築商材をベトナムの富裕層やデパートなどに販売する際の通訳業務を行うと共に、ハノイでのレストラン開業に向け準備を進めています。■現在のお給料はどうですか?給料・待遇すべての面で満足しています。というのも、現在勤務している会社の社長が、会社の隣に社宅を用意してくれたんです。4月に妹を呼び寄せ、その家で一緒に暮らしています。2~3カ月に1度はハノイへ里帰りできるくらいの収入も頂いていますし、非常にありがたいです。■今の仕事で気に入っているところ、満足を感じる瞬間は?今の会社は社員が5名ほどで外国人は私1人だけですが、社長や社員の方がとても親切にしてくれます。時には社長や社員だけでなく、家族の方々も私たちの家に招待し、ベトナム料理ふるまうことも。故郷を離れてもアットホームな楽しいお付き合いをさせてもらえている点が一番気に入っています。また地域の方々も私と妹をとても暖かく見守ってくれていて、今年の夏は地域のお祭りにも参加させていただきました。社宅の隣にある会社は、社長家族の自宅も兼ねています。私自身、自分の家の隣に見ず知らずの外国人が住むとなったら多少抵抗を感じると思うのですが、そんなことは全くなく、妹のことまで気遣ってくれる社長にはいつも感謝しています。■逆に今の仕事で大変なこと、嫌な点は?転職して間もないので建築の知識がほとんどなく、専門用語を理解し訳すのに苦労しています。なるべく早く通訳業務スキルを向上させたいので、時折、組み立てなどの業務にも参加させてもらいます。実際に自分の手と体を動かして商品を使ってみると細部まで理解でき、ベトナム人顧客にもスムーズに説明ができるんです。■日本人のイメージは? あるいは理解しがたいところなどありますか?日本人のイメージを一言で言うと「厳しい」。ベトナム人と比較すると、まずは時間に厳しいですね。でも私の日本生活も6年目に突入しているので、今では常に15分前に約束の場所に到着するのが当たり前になってきました。もう1つは仕事に対する厳しさ。どんなに難しい業務でも投げ出さず、最後まで責任を持ってやり遂げるのは素晴らしいと思います。最近、建築材の組み立て業務中に「できなかったら、できるまでやりなさい」と言われたのも印象的でした。理解し難いことと言うと……。実は思い当たらないんですよね。日本とはご縁があるのか、最初から驚くようなことはあまりなかったんです。都内のラッシュ時の電車通勤も、ハノイの超満員バスに比べれば、車内は綺麗でエアコンも効いていて、天国のように快適ですしね(笑)。●メモを持ち歩くように■最近TVやラジオ、新聞などで見た・聞いた日本のニュースは何ですか?TPPの関連ニュースです。ベトナムも日本と共に参加に向けた交渉を進めていますが、一説ではベトナムはTPPで最も利益を受ける国であるとも言われています。今後は参加国内の人・モノ・カネの行き来が活発になり、日本とベトナムもビジネスがより密になってゆくと思うので、常に注目しています。■あなたの「マストビジネスアイテム」を教えてください。いつもカバンに入れているのは、携帯電話とスマホ用バッテリー、イヤホン、お財布。それと、メモ帳です。メモ帳はベトナムでは全く使いませんでしたが、日本に来てからは常に持ち歩き、忘れてはいけない予定などを書き込むようにしています。ベトナムで予定を忘れた場合ですか? 特に誰も怒らないし困らないので、リスケジュールするかな(笑)。それに、身分証明書となる在留カードは常に携帯していなければいけません。ただ最近、日本人の友人と遊んでいた時に、警察官が彼に「在留カードを見せて下さい」私に「免許証を見せて下さい」と尋ねてきたので、お互い噴き出して「逆でもいいですか?」と聞き返したこともありました。■休日の過ごし方を教えてください。基本的には土日が休みです。最近の休日は、社長と一緒にジムに行ったりすることも多いですね。先に述べた通り、私と社長のゴールは「ハノイでの飲食店経営」ですが、実はもう一つ隠れミッションがあって。それが、ダイエット! 1人でのダイエットは孤独ですが、一緒にチームを組めば頑張れそうな気がしています。この前は2人で高尾山までサイクリングに行きました!それと数カ月に1度はハノイに帰り、仲間とサッカーをします。というのも、私はハノイの日本語ガイドが中心となって作ったサッカーチームのリーダーなんです。またハノイでガイドをしている友人が添乗員として東京を訪れることも多いので、都内でもよく一緒に飲みます。日本で飲むのはもっぱら「いいちこ」! プリン体が少ないのが魅力ですね(笑)。■将来の仕事や生活の展望は?まずは社長と共に、ハノイで日本食レストランをオープンさせるという夢を実現させたいです。それから、東京でベトナム料理レストランもやってみたいな。ベトナム料理と言えば皆さん米麺の「フォー」を連想されますが、米麺は他にも「ブン」「フーティエウ」「バインダー」など多数あり「ミェン」という春雨もよく食べます。私の実家は小さな工場でブンを製造しています。外食することが多く、ちょっと高級なフォーは「お蕎麦」、一方でブンはより庶民的だけどみんな大好きな「そうめん」といったイメージです。日本では現状、乾燥ブンしか手に入らないので、いつか実家のおいしいブンを日本の方にも食べてもらいたいですね!
2016年01月05日ハノイ名物の麺料理、ブンチャー緑と湖が多く、歴史を感じさせる味わい深い街並みが魅力のベトナムの首都ハノイ。本コラムでは主に南部ホーチミンの食を紹介してきたが、今回は北部ハノイで食べられる絶品グルメを2回に分けてお届け。前編では、麺料理のフォーとブンチャーを紹介しよう。フォーボーの名店「PHO THIN」ホアンキエム湖ベトナム全土で食べられているフォーは、実は北部発祥の麺料理。現地では鶏より牛のフォーのほうが人気がある。今回訪れたフォーボー(牛肉のフォー)の専門店「PHO THIN(フォー・ティン)」は、市民の憩いの場となっているホアンキエム湖の南にある。店先には大きな寸胴鍋が2つ並び、薪火でスープを煮込んでいる。“薪火”と聞くだけで、手が込んでいておいしそうな気がしてしまうのは筆者だけであろうか。厨房では、スタッフが大量のネギとパクチーを手早くどっさりと盛り付けていた。ザルの中にはパクチー(rau mùi、ザウムイ)とネギが混ざった状態で入っているので、パクチーが苦手な人は、注文の際忘れずに伝えよう。主役は、滋味深い“こってりスープ”こちら、メニューはフォーボーのみという潔さ。昼時の厨房は戦場のような忙しさで、こちらから積極的に声をかけなければ、注文さえできない雰囲気である。次から次へと入ってくるお客さんに圧倒されながらも、なんとか注文と支払いを済ませ、席に腰をおろす。PHO BO50,000VND(約270円)やっとありつけたフォーボーは、牛肉と麺が見えないぐらい、大量のネギが表面を覆いつくしていた。スープは濁っており、いかにも濃厚そうなビジュアルを呈している。味はというと、日本の豚骨ラーメンのように旨味が凝縮されたこってりスープでありながらも、大量のネギが入っているため、脂っこさは感じない。南部のフォーばかり食べている筆者は、あっさり味のスープを卓上の調味料で自分好みの味にととのえて食べるのがフォーの醍醐味だと思っていた。しかし、このスープはすでに味が完成されており、そのままでも十分おいしいと感じた(もちろん、調味料を足してもおいしく食べられる)。揚げパンと生卵のトッピングも可能味の変化を楽しみたい人、しっかり食べたい人は揚げパン(quay、クァイ)と卵(hột gà、ホットガー)をトッピングしてみよう。スープを吸った揚げパンによってコクがプラスされ、さらに食べごたえのあるものに。お腹が心配な人にはおすすめできないが、黄味が絡んでまろやかになったスープもまたおいしかった。これまで食べたフォーの中で間違いなくNo.1の「PHO THIN(フォー・ティン)」。これを食べるために、またハノイに来たいと思うほど印象的な味だった。————————————PHO THIN(フォー・ティン)住所:13 Lo Duc , Hai Ba Trung District , Ha Noi営業時間:6:00~20:30次にご紹介するのは、ブンチャー。ブンチャーは、米麺ブンや野菜を炭火で焼いた豚肉やつくねの入った甘酸っぱいつけ汁につけて食べる麺料理だ。ブンチャー専門店「Tuyet BUN CHA 34」訪れたのは、ハノイの台所「ドンスアン市場」の北に位置するハンタン通り。ローカルな雰囲気漂う通りに、安くておいしいと評判のブンチャーの店「Tuyet BUN CHA 34(トゥイット・ブンチャー34)」がある。「Tuyet」は店主の名前だろうか、ベトナム語で“雪”を意味する。「34」は住所のハンタン通り34番地からつけられたものだ。BUN CHA35,000VND(約190円)これがブンチャーのセット。丸いトレイに炭火焼肉入りの甘酸っぱいつけ汁、米麺ブン、野菜&香草がどっさりと盛られている。運ばれてきてまず思ったのは、ボリュームが多いこと!35,000VNDという安さにも関わらず、つけ汁には焼肉とつくねがたっぷり入っている。紫蘇で巻かれた炭火焼きのつくねが非常に食欲をそそる。ホーチミンでは、空の器にブンや香草をお好みの量入れ、レンゲでつけ汁をすくって麺にかけて食べていたが、ここでは周りのハノイ人の食べ方に習い、炭火焼肉入りのつけ汁に直接ブンや香草を浸して食してみた。つけ汁はにんにくが効いており、炭火の香ばしい風味と紫蘇のさわやかな風味が非常にいい。お肉たっぷりのガッツリ系の麺料理だが、甘酸っぱいつけ汁と野菜でさっぱりと食べられる。辛党の人は卓上の粉唐辛子で味にアクセントをつけてみよう!パリパリの揚げ春巻きもおいしいNEM RAN1本8,000VND(約45円)サイドメニューの揚げ春巻きは1本から注文できるので、ぜひ試してほしい。揚げたてでパリパリの揚げ春巻きもブンチャーのつけ汁に浸して食べよう。「Tuyet BUN CHA 34(トゥイット・ブンチャー34)」のあるハンタン通りにはケムカラメン(ベトナム風プリン)の店が数軒並んでいる。食後にハシゴするのもおすすめだ。————————————Tuyet BUN CHA 34(トゥイット・ブンチャー34)住所:34 Hang Than , Ba Dinh District , Ha Noi営業時間:7:00~22:00※日本円表記は、2015年12月28日の為替レートに準じます。(text & photo:グッチ)ぐるりホーチミン歩き~美味しいと可愛いを探して~その他の記事を読む>
2015年12月29日「ダラット」という街の名前は、まだ日本人にはあまり馴染みがないかもしれない。ベトナム中南部の高原地帯に位置する街で、フランス統治時代に貴族、軍人の避暑地として開発された。現在も街中には西洋風の建物が数多くあり、他のベトナムの街とは少し雰囲気の違うところである。このダラットの観光のひとつとして「ダラット高原鉄道」という鉄道がある。せっかくダラットに来たなら、この僅か7キロのミニ鉄道もぜひ訪問したい。三角屋根が美しいダラット駅ダラット高原鉄道の出発駅「ダラット駅」は三角屋根が3つ並んだ、まるでスイスにでもあるような駅で「ベトナムで最も美しい駅」といわれている。観光用のミニ鉄道にはふさわしくない造りであるが、もともとはベトナム鉄道ダラット支線の終着駅として使用されていたものである。ダラット支線はハノイ、ホーチミンを結ぶ南北縦貫鉄道と接続しており、ベトナム戦争で運行が停止されるまでは、街の玄関口として機能していた駅である。前に突き出した2つの車寄せが、乗客で賑わっていた当時を想像させる。ステンドグラスを通して光が差し込み、駅舎の中をカラフルに彩っている。ステンドグラスがきれいなダラット駅内部ダラット駅発の観光列車は1日5本。但し、乗客が少ない場合は運休することもあるとのこと。これは観光客にとって大変困ることだが、運を天に任せる他にない。「乗客が少ない」といっても、もともと多くの客が乗れる列車ではないので、5~6人が運行される目安ではないだろうか。切符は終点のチャイマット駅までの往復で約600円と外国人向けの値段設定。日本製のSLが保存されている切符を買ってホームに入ると、蒸気機関車が停車している。現在は使用されず保存展示されているだけだが、比較的きれいに整備されており、当日も機関車の前で新婚カップルが記念撮影を行っていた。実はこの機関車、C12型と呼ばれている日本製のもの。日本から満州、中国の雲南省を経てベトナムにやってきた機関車なのである。幾多の戦乱を乗り越え、ようやくこのダラットの地でようやくのんびりと余生を過ごしているようだ。SLの前で結婚写真を撮影するカップル赤い機関車1台に客車2両のかわいい編成ダラット駅で発車を待つ列車チャイマット行の列車は、赤い機関車1台に客車2両のかわいい編成。西洋人を中心に10人ほどが乗り込む。線路の状態があまりよくなく、列車はゆっくりと走行していく。沿線には高原野菜などを栽培するビニールハウスが目立つのんびりとした農村風景。「高原鉄道」の名前からイメージする景色とはちょっと違うので、少しがっかりする人もいるかもしれない。それでも、青空の下を心地よい風に吹かれながらぼんやり景色を眺める列車の旅は、やはり楽しい。雑草の中を走る列車沿線にはビニールハウスが多い「何もないところ」がダラット高原鉄道の魅力チャイマット駅に到着約30分で終点のチャイマットの駅に到着。ここで約30分の自由時間となる。しかしここにも有名な観光地がある訳ではない。近くに地元で信仰を集めている霊福寺という派手な飾りのある寺があり、他に見るものがないので、乗客のほとんどはその寺を見に行く。このような機会でもなければローカルな寺を訪問するような機会はないので、それはそれで楽しめる。派手な装飾の霊福寺「ダラット高原鉄道」は、風景も目的地もこれといった「見せ場」がなく、観光地のアトラクションとしては物足りないものかもしれない。しかし、その「何もないところ」がダラット高原鉄道の魅力でもある。もともとダラットは避暑地、そんなにあくせくと観光する街ではない。なにしろ街の名前も「だらっと」なのだから。ちゃんちゃん。花が咲き誇るダラットの公園(text & photo : 井上毅)バンコクから見る、東南アジア鉄道の楽しみ方その他の記事はこちら>
2015年12月21日シンチャオ~!ベトナムにそこそこ詳しい男・ネルソン水嶋です。普段は、ベトナムの変わったスポットを紹介したり、アホなことに挑戦するサイト「べとまる」を運営しております。主に、ダチョウに乗ったり、ドリアンを装備したりしていますが、言葉だけでは一切伝わらないと思うので…。こういうことをしています!それを時に人は変態行為と呼びます。ま、そんなつもりはこちとら一切ないんですけどね。でも今回は、素敵な素敵な「TRIPPING!」で、わざわざ変態行為をしに来た訳じゃないんですよ!あ、自分で言っちゃったわ。げに美しきかな、ベトナムの「セメントタイル」まずはこちらの写真をご覧ください!これ、ベトナムでよく見る、セメント製のタイルです。今、思ってませんか?めちゃくちゃかわいいって思ってませんか!?そうすれば語りましょう、そうでないなら両肩を掴んで熱く語りましょう。「TRIPPING!」では真面目にベトナムを語ります。いや、普段も真面目な変態行為を…まぁ、どっちでもいいや。足元にある「東洋のパリ」、セメントタイルの魅力まず、このセメントタイル、ベトナムベトナムと言いながら、実はフランス生まれ。ベトナムは1887年から1945年まで、フランス領インドシナという名の、フランスの植民地であった時代でした。当時の街の景観は「東洋のパリ」と称されたほどで、今でも、プリン、ロータリー交差点、コロニアル様式の建築…といった形で、そこかしこにフランス文化の残り香を漂わせています。そのひとつが、本国フランスの一般家庭でも使われていたセメントタイルという訳です。コロニアル様式建築の代表格・ホーチミン市中央郵便局。セメントタイルの魅力は大きくふたつあると思っています。「多彩なデザイン」と「計算された美術」、これに尽きるでしょう。多彩なデザインは、冒頭の写真でもその一端が伝わりますね!今まで見かけたものを思い返しても、ざっと軽く100以上はあったかと。花や果実や幾何学模様など、モチーフは実に豊富で見ていて全く飽きません。花をモチーフとしたセメントタイル。そして、計算された美術です。パッと見は「複雑なデザインだなー」という印象でも見れば見るほど驚き。何故なら、一枚のタイルの向きと組み合わせによって構成されているから。一枚だけでは何も思わないが、4、9、16、並び…そういうことか!とヒザを打つ。まるで「1ピースから成るパズル」、デザインに知恵と発見が詰まっているのです。で、そんなセメントタイルはどこで見られるの?と、こうして魅力を語ったところで、「どこで見れるのよ?」という話ですよね。今回は、ホーチミン市内でセメントタイルを楽しめるスポットを紹介します。ホーチミン市中央郵便局ホーチミンに来られたことがある方なら訪問済みかもしれません。しかし、だからと言って侮ることなかれ!天井のアーチやホーチミン氏の肖像画に視線を奪われがちですが、足元は見ましたか?おとなしめのデザインとスケールですが、つぶさに見ていくとこれがもうかわいい。とくに水色のキキョウ(かどうかは分かりませんが)が個人的にお気に入りです。何しろ有名観光スポットなので、踏まれ続けてくすんでいますが、それもまた経年の魅力というものでしょう。--------------------ホーチミン市中央郵便局住所:2 Công xã Paris, P.Bến Nghé, TP.Hồ Chí MinhOromia Coffee一気に毛色は変わって、こちらはカフェ。というより、このあと紹介する場所は全てお店です。セメントタイルのモザイクです。実はこのスタイル、ちょっとお高めかつ若者向けのカフェで流行中。カフェやショップのオーナーの中で、古き良きセメントタイルの魅力を見直すムーブメントが起こっているようです。私も初めて見たときは衝撃を受けたのですが、最近は至るところで見かけるようになりました。それ、個人的には複雑なのですが、理由は最後に後述します。ちなみにここは猫カフェでもあります。みんな大人しいので、ベトナムの猫とじゃれたいのならオススメです。--------------------Oromia Coffee住所:193A/D3 Nam Kỳ Khởi Nghĩa, P.7, Q.3, TP.Hồ Chí MinhEl Sol Cafeこのカフェ、一周回って、セメントタイルを売っています。日本人が多く利用するカフェでもあり、関心の高さがうかがえますね!もちろん、床もセメントタイル。外観はローカル感あふれる雑居ビルなので、はじめての観光では抵抗があるかもしれませんが、看板に従って上がって行けばそこはきらめくセメントタイル空間です。実を言うと最近お気に入りなので、私がいるかもしれませんが、見て見ぬふりをしてください。ちょっとでも視線を送ると、「あ、もしかして俺のこと知ってるのかな!?」と気持ち悪い視線で返すかもしれないし、それが確実に私です。--------------------El Sol Cafe住所:2nd floor, Nguyễn Siêu, Q.1, TP.Hồ Chí MinhQuan Bui最後に紹介する場所がこちら、洒落た感じのベトナム料理レストランです。個人的に、「セメントタイルの聖地」扱いしています。決してコロニアル様式建築ではないけれど、ここにはかなりの種類のセメントタイルが持ち込まれています。床という床にセメントタイルが敷き詰められており、その配置のセンスが良いのです。一枚ずつバラバラのモザイクにする訳でもなく、フロア一面を同じ柄にする訳でもない。いい感じにまとまっていて、延々と目移りしてしまいます。まるでセメントタイルの見本市状態です。料理の味も雰囲気も、接客もおおむね良いので、是非行ってみてください。--------------------Quan Bui住所:17A Ngô Văn Năm, P.Bến Nghé, Q.1, TP.Hồ Chí Minhおまけ最後に、ちょうどこの原稿を書いているときに友人から送られて来たものを紹介します。分かります?デザインはまばらでありながらも、モノクロで統一しているんですねー。これは攻めて来たな!と思いました。こうして昔からあるセメントタイルを今風にアレンジする流れは、まさに温故知新!といった感じで、外国人(日本人)というちょっと引いた立場から見ていて非常に嬉しく思います。ただ、アレンジは独自のものであってほしく、このモノクロでの統一にしろ、さきほどのモザイクスタイルにしろ、同じスタイルばかりが流行ってしまう状況は何か違うな…と思うところなのですけどね!なお、今回はホーチミン市ばかりを紹介しましたが、どちらかと言えばハノイの方が多いと感じます。「cement tile hanoi」などで検索していただければ、いろいろと出てくると思いますよ!もちろんそれはホーチミン市も同じです!と、こんな感じで、新たなるベトナム観光を勝手に開発していきます!以上、セメントタイルの魅力をお伝えしました。最後になりましたが、本連載のご説明です~。ベトナムはしばしば、リピーター観光客が少ない国だと言われます。フォーやアオザイなどの定番イメージはありますが、それが強すぎるため新たな観光の魅力が知られていないんじゃないかという気も私はしていたり。そこで!本連載では僭越ながら、ベトナムについて発信を続けてぼちぼち四年のわたくしネルソン水嶋が、まだまだ知られていない新たなるベトナム観光を開発します。ゴールはベトナムの観光省が私を雇うまで。まぁ半分は冗談です。(text & Photo:ネルソン水嶋)ネルソン水嶋の「勝手にベトナム観光開発局」他の記事を読む>
2015年12月21日フクモチックはこのほど、東京都中野区に、「ベトナムのローカルビアホール」をコンセプトにした大衆酒場「ビアホイチョップ」をオープンした。○東京・中野で昔ながらのベトナム大衆酒場を体験同社は、東京都の杉並区や武蔵野市にベトナム屋台食堂「チョップスティックス」や、ベトナム炭火焼き鳥専門店「ビンミン」を展開。同店は、ベトナム風炭火焼き鳥や生麺フォーが都心で味わえる大衆酒場となる。焼き鳥はもちろん、海に面したベトナムでは、炭火焼きの海鮮料理も楽しめる。同店は、スパイシーで大串の豪快な焼き鳥(ハノイの有名焼き鳥店「ビンミン」直伝)と、特製の香味油を使った焼き貝や海老焼き、レモングラスチリソースで焼いたイカなど、日本では目にすることができないという本格的な炭火焼き料理が名物となる。380円均一メニュー、500円均一メニュー(各税込)など、ちょっとしたベトナムおつまみを豊富にそろえた。ゆでた野菜に発酵豆腐で作ったタレをつけたり、揚げた豆腐に海老発酵味噌を使ったタレをつけたりと、ベトナムではよく目にするが日本では珍しい、面白くておいしいおつまみを用意しているという。また、バインミーサンドイッチやコムガー(海南チキンライス)もこだわりの味で、最後の〆まで楽しめる。これらはランチタイムには、ランチセットでの提供となる。自家製麺の生麺フォーは日本初(同店開業時)となっている。ハノイの小さな飲み屋を再現した店内は、ベトナムのプロパガンダポスターをモチーフにした壁画が壁一面に描かれている。ハノイの路地にある小さな飲み屋の雰囲気を再現した、現地感のある演出となっている。所在地は、東京都中野区中野。定休日は火曜日(ほか、隔週1日)。営業時間は、11時30分~14時30分(L.O) 17時30分~23時(L.O)。
2015年12月10日富士電機は12月10日、CAC Joint Stock Company(CAC)の株式の65%を譲り受ける旨の契約を締結したことを発表した。CACはベトナムの有力エンジニアリング会社で、富士電機は今回の買収により、アジアにおけるエンジニアリング機能を強化し、事業拡大を図るとしている。富士電機は、2013年10月に変電事業の強化を目的にタイの変圧器メーカー「富士タスコ」を買収し、2014年12月にはシンガポールの低圧配電盤メーカー「富士SMBE」を買収している。また、2013年12月にはアジアにおけるものつくりの中核拠点としてパワエレ機器の生産を中心とした新工場(タイ・富士電機マニュファクチャリング)を立ち上げており、今回、アジア事業のさらなる拡大に向け、ベトナムのほか、ミャンマー、カンボジアにもプラントエンジニアリングの実績を有するCACを買収し、エンジニアリング機能の強化を図る。具体的な取り組みとしては、CACのエンジニアリング力を活用し、富士電機のパワエレ機器(インバータ、回転機、UPS)、計測制御機器(DCS、PLC、分析計、流量計、温調計、発信器)、変電機器(GIS、スイッチギア、変圧器)などを組み合わせた産業プラント・システム商談を拡大する。また、CACの商流を活用し、セメント、食品、石油ガス、鉄鋼、化学分野などで、受配電システム、生産ライン設備、プロセス制御システムなどの拡販および更新需要の取り込みを行うという。新社名は資本参加後に社名を「Fuji CAC Joint Stock Company」に変更し、出資金払込日は2016年2月末日(予定)、出資比率は富士電機65%、創業者一族35%となる予定。
2015年12月10日富士通と、ベトナムのFPTは、ベトナムの首都ハノイに、「FUJITSU Intelligent Society Solution 食・農クラウド Akisai」を導入したショールーム「Fujitsu - FPT Akisai Farm and Vegetable Factory」を来年2月に設立すると発表した。ショールームでは「施設栽培」と「植物工場栽培」の2つの生産施設を現地に紹介。また、ショールーム内の環境情報や栽培エリアの動画情報は、現場だけでなく日本からもモニタリングでき、遠隔での栽培指導も実現する。施設栽培では、「Akisai」の施設園芸を行う生産者向けサービス「施設園芸SaaS」の活用により、グリーンハウス内に設置された各種センサーによる環境情報(温度、湿度、CO2、日射量、感雨、風向き、風速)をリアルタイムに収集し、それらの情報をもとにカーテンやファンなどの設備を自律的に制御。これらの設備と日本でも導入が進むアイメック農法を組み合わせ、栄養度と糖度が高い中玉トマトの栽培に取り組む。一方植物工場栽培では、富士通グループが「会津若松Akisaiやさい工場」で実践している完全閉鎖型植物工場を紹介する。植物工場では、工場内の各種センサーが収集する環境情報(工場内の温度、湿度、CO2、養液の水温、電気伝導度)を活用し、低カリウム化を実現するリーフレタスの栽培現場の様子を展示する。富士通では、ショールームの構築・運用を通して、「Akisai」や栽培農法のノウハウを現地へ紹介するだけでなく、環境制御や人材育成、農業資材の調達などにより、ベトナムの農業環境に即したローカライゼーションの在り方を考察する。また、ショールームを活用することでベトナムの政府や様々な業種の企業を巻き込み、ベトナムにおけるスマートアグリカルチャーの目指す方向を検討するという。
2015年12月09日ホーチミンでフォーを味わったら、次にぜひトライしてほしい麺がフーティウ(Hu Tieu)。フーティウはベトナム南部で食べられている米麺で、柔らかくつるっとした喉越しを楽しむ北部のフォーに対し、半乾燥させてから裁断するためコシがあるのが特徴だ。そのフーティウを使った代表的な料理がフーティウナムヴァン(Hu Tieu Nam Vang)。Nam Vang=南旺(プノンペン)の意味で、カンボジアから伝わったといわれている。フーティウナムヴァンは、豚骨ベースの甘めでクリアなスープに海老・豚肉・ひき肉・レバーなどの具がたっぷりのり、付け合せに生のモヤシ・春菊・レタス・ニラが添えられるのが一般的。大抵の店では汁あり(Nuoc)と汁なし(Kho)が選べる。ホーチミンにはフーティウナムヴァンの店が数多くあるが、その中でもおすすめの2店をご紹介。QUYNH(クイン)Hu Tieu Nam Vang(Kho)72,000VND(約390円)バックパッカー街の西端にある「QUYNH(クイン)」はガイドブック等で紹介される有名店。スルメのダシが効いたスープは飲み干してしまうほど美味。店内は明るく清潔で、箸とスプーンは袋に入っているので、衛生面が気になる人でも安心して利用できる。写真左:別添えのニンニクだれはお好みで。写真右:店舗外観。————————————QUYNHURL:営業時間:24時間電話番号:(+84)8-3836-9145住所:A65 Nguyen Trai , Dist1 , Ho Chi MinhBA HOANG(バー・ホアン)Hu Tieu Nam Vang(Kho)42,000VND(約230円)戦争証跡博物館の近くの路地で営業している「BA HOANG(バー・ホアン)」は地元の人に人気。路地入口にある調理場で注文してから席に座ろう。レバーは下処理が丁寧にされており、臭みを感じない。粗挽きのひき肉は適度に脂身があり、ジューシーで美味。写真左:トッピングのフライドガーリック(豚の脂をカリカリに揚げたものも入っている)を入れると香ばしさと旨味がアップ!欲しい人はスタッフに声をかけよう。写真右:長い路地に沿って並ぶ客席。————————————BA HOANG営業時間:6:30~深夜1:30電話番号:(+84)938-55-3373住所:46 Vo Van Tan , Dist3 , Ho Chi Minhホーチミンでフーティウといえば“フーティウナムヴァン”が一般的だが、ここではちょっと珍しいフーティウ3種とそれらが食べられるおすすめ店をご紹介。きしめんタイプのフーティウ「QUAN MI CAT(クアン・ミー・カット)」Hu Tieu Mi Thit(Kho)42,000VND(約230円)フーティウには日本のきしめんのような平たいタイプもある。ベンタイン市場から徒歩3分の場所(ヒンドゥー教寺院の向かい)にある「QUAN MI CAT(クアン・ミー・カット)」では麺(きしめんタイプのフーティウ・固めのフーティウ・細い米麺・中華麺)、スープ(あり・なし)、具(豚肉・レバー・腎臓)を組み合わせて注文できる。写真左:きしめんタイプのフーティウ(Hu Tieu Mem)と中華麺(Mi)を半分ずつ、といった注文も可能。両方食べたい人はトライしてみよう!写真右:常に満席の人気店————————————QUAN MI CAT営業時間:6:00~11:30、15:00~21:00電話番号:(+84)8-3827-2108住所:62 Truong Dinh , Dist1 , Ho Chi Minh魚のフーティウ「ANH MAI(アン・マイ)」Hu Tieu Ca(Kho)35,000VND(約190円)路地の中にある魚のフーティウの店「ANH MAI(アン・マイ)」。少し甘めのあっさりスープには、雷魚の切り身がたっぷり!麺には甘酸っぱい漬物、フライドオニオン、もやし、ひき肉と小さなイカが少しのっている。汁なし(Kho)を注文し、麺に直接チリソースをかけて食べ、口直しとして魚のスープを飲むのがベトナム人流の食べ方だ。写真左:午前11時までの営業のため、早めに行くのがベター。写真右:路地の入口。向かいにある教会(Nha tho Huyen Sy)が目印だ。————————————ANH MAI営業時間:6:00~11:00住所:22/26 Ton That Tung , Dist1 , Ho Chi Minhイカのフーティウ「HU TIEU MUC Ong Gia Cali(フーティウムック・オンヤーカリー)」Hu Tieu Muc45,000VND(約250円)今年より度々見かけるようになったイカのフーティウ。今年の夏にOPENした「HU TIEU MUC Ong Gia Cali(フーティウムック・オンヤーカリー)」はサイゴン大教会の斜め向かいにあり、立地抜群!クリアなスープに、イカ・肉団子・うずらの生卵・青ねぎ・フライドオニオンがのっている。柔らかくプリプリのイカと黒胡椒が効いたスープが美味。写真左:店舗外観写真右:ホーチミンの主要観光スポットのひとつ、サイゴン大教会————————————HU TIEU MUC Ong Gia CaliURL:営業時間:6:00~22:00電話番号:(+84)908-109-557住所:57 Nguyen Du , Dist1 , Ho Chi Minh筆者のおすすめは汁なし(Kho)のフーティウ。別添えのスープは口直しにそのまま飲んだり、麺にかけてほぐしながら食べたりと、いろいろな食べ方ができるのが楽しい。麺料理が好きな人は、ホーチミンでの食事の選択肢にぜひフーティウを入れてみて。※日本円表記は、2015年11月30日の為替レートに準じます。(text & photo:グッチ)ぐるりホーチミン歩き~美味しいと可愛いを探して~その他の記事を読む>
2015年11月30日日立製作所(以下日立)と三井住友銀行(以下SMBC)はこのたび、ベトナム社会主義共和国(以下ベトナム)の国営企業であるVietnamPost(以下ベトナム郵便会社)と、ベトナムにおける郵便局ネットワークなどを活用した非現金決済サービスの普及に向けた調査を共同で開始すると発表した。○総務省が実施する調査を日立が受託したことを受けて正式に調査が開始日立とSMBC、そしてベトナム郵便会社の3社は今後、ベトナムにおける決済インフラの現状を調査し、ベトナム郵便会社の郵便関連サービスおよび送金・決済などの金融サービスと、日立とSMBCが日本で培った決済サービスやITシステムに関する技術やノウハウを組み合わせた、決済サービスの高度化やプリペイド型の非現金決済サービスの展開などを検討していくという。ベトナムでは、近年堅調な経済成長が続いており、小売業をはじめとする日系企業の進出も増加しているという。一方で、ベトナムでは銀行口座の保有率が低く、リテール決済においては未だ現金が主流。そのため、ベトナム政府は非現金決済化を推進しており、ベトナム全土で安心して利用できる非現金決済サービスに対する関心が高まっている。こうした背景のもと、ベトナムでは、日本の優れたITやノウハウを活用した安全性の高い決済サービスの提供が期待されているという。このたび、総務省がベトナム情報通信省との間で締結した「郵便分野における協力に関する覚書」に基づき、ベトナムにおける郵便サービスや郵便を活用した各種ビジネス・サービスの創出に向けた取り組みの一環として、総務省が実施する「ベトナム社会主義共和国の郵便事業体におけるICT技術を活用した決済関連業務の業務効率化及び新規事業化に関するフィージビリティ調査」を日立が受託したことを受けて、正式に調査開始の運びとなったとしている。同調査では、ベトナム郵便会社の代金引換サービスや送金・決済サービスなどの利用状況やITシステムの活用状況などの現状分析を中心に実施し、調査結果をもとに、ベトナム郵便会社の既存事業の効率化および高度化を可能とする非現金決済サービスについて検討していくという。今後日立とSMBCは、「日立が決済分野において長年にわたり培ってきた技術やノウハウと、SMBCによるベトナム郵便会社への決済業務に関する支援を組み合わせ、非現金決済サービスの展開を検討し、ベトナムの決済インフラの発展に貢献していく」としている。
2015年11月25日ベトナムを代表する人気リゾート地ニャチャンの港から、スピードボートでしかアクセスできない究極の隠れ家リゾート「シックスセンシズ ニンバンベイ」。その中に、同施設最大の広さを誇る最上級ヴィラ「ヒルトップ・リザーブ」が新たに誕生。専属シェフも付く完全プライベートな空間で、非日常のひとときを味わってみては?自然派高級リゾート「シックスセンシズリゾート&スパ」1995年にモルディブに最初のリゾートが誕生して以来、アジア中東地域に多数のリゾートとスパを展開するSix Senses Hotels Resorts Spas(シックスセンシズリゾート&スパ)。自然環境や地域社会との共生を理念に掲げる、自然派高級リゾートとしてその名を馳せてきた。山と海が両方楽しめる!壮大なスケール「シックスセンシズ ニンバンベイ」ホーチミンからカムラン空港(ニャチャン)まで国内線で約40分。ニャチャンからスピードボートでしか渡ることのできない究極の隠れ家リゾートが、「Six Senses Ninh Van Bay(シックスセンシズ ニンバンベイ)」。ニンバン半島の豊かな緑と花崗岩に囲まれた、手つかずの自然の中に佇むリゾートでは、白砂のプライベートビーチでのシュノーケリング等のマリンスポーツや、岩盤の地形をトレッキングする山関連のアクティビティーまで経験できる。リゾート最大のヴィラ「ヒルトップ・リザーブ」とは?この度誕生したのは、最大10名まで収容が可能な3ベットルームヴィラ「Hilltop Reserve(ヒルトップ・リザーブ)」。岩盤の地形を生かした立地からは、山々に囲まれた湾の180度のシービューを楽しむ事ができる。同リゾート最大の面積を誇るこのヴィラは、敷地面積727平方メートル。76平方メートルの巨大プライベートプールやサンデッキも付いて、木製のバスタブは職人の手作り。56インチのテレビでは、200本以上の映画も観賞できる。よりプライベートな時間を提供するのは、専属シェフによるヴィラ備え付けキッチンの料理。そのままヴィラ内で食事が楽しめるという究極のサービスだ。その他、ヒルトップ・リザーブ宿泊者専用のサービス「GEM(Guest Experience Maker)」は、24時間体制でゲストのリクエストに応えてくれる。リゾート誕生から10年目にして新たに誕生した最上級ヴィラ。非日常の空間で、究極のプライベートなひとときを過ごしてみては?©All photos to Six Senses Hotels Resorts Spas
2015年10月01日ベトナム料理に欠かせない調味料「ヌクマム」。日本の醤油のような役割を持ち、炒めものや煮込み料理に使ったり、つけダレとしてそのまま使ったりと、それなしでは食事ができないほどベトナム料理において使用頻度の高い調味料だ。今回は、ヌクマムとは?というところから、タイの「ナンプラー」との違い、ヌクマムを使った料理などを解説!ヌクマムとは?ヌクマム(Nước mắm)は木樽に小魚と塩を漬け込み、4ヶ月~1年ほど発酵・熟成させて作るベトナムの魚醤。日本の「しょっつる」や「いしる」、タイの「ナンプラー」に相当する。原料となる魚は地域によって異なるが、カーコム(Cá cơm)と呼ばれるカタクチイワシ科の魚を使うのがポピュラー。旨味のもとであるグルタミン酸を豊富に含み、料理に使うと、素材の旨味を引き出すだけでなく、味に深みやコクをプラスしてくれる。名産地として知られているのは、ベトナム北部のカットハイ、南部のニャチャンやファンティエット、フーコック島。特にフーコック島産のヌクマムは最高級とされている。タイの「ナンプラー」との違いは?原材料も作り方もほぼ同じだが、ヌクマムはナンプラーより魚に対する塩の割合が少なく、発酵期間が短い。味の面では、ヌクマムは魚の香りがより強く、塩分は弱めである。ヌクマムのボトルにある表示「°N」とは?スーパーへ行くと、様々なメーカーのヌクマムが並んでいる。ボトルをよく見ると「35°N」といった表示があることに気付くだろう。これは旨味度数(ヌクマム中の窒素含有量。「N」は窒素の元素記号)で、数字が高ければ高いほど香り・旨味が強く、価格も高くなる。度数の低いものは加熱調理用に、高いものはつけダレとして水などを加えて使う(もちろん加熱調理に使っても可)。スーパーには35~40°Nのものが多く並んでいる。ヌクマムがキーの料理3品ベトナム料理の味の決め手となるヌクマム。ベトナム人が普段食べている家庭料理で、日本人の口にも合うおすすめの3品を紹介。レストランや食堂で見かけたら試してみよう。〇鶏手羽のヌクマム風味揚げ(Cánh gà chiên nước mắm)ご飯のおかずにも、お酒のつまみにもなる一品。ヌクマムなどで下味をつけてから揚げるドライなタイプと、素揚げしてからヌクマムソースに絡めるしっとりタイプがある。〇川魚の土鍋煮(Cá kho tộ)魚(雷魚やナマズが使われることが多い)をヌクマムなどの調味料に漬け込み、土鍋でグツグツと煮込んだ料理。甘辛い味が染みた煮魚は白いご飯との相性抜群!〇イカの肉詰めトマトソース煮(Mực nhồi thịt sốt cà chua)小ぶりのイカの胴体に豚ひき肉や春雨などの餡を詰め、トマトソースで煮込んだ料理。洋風料理のイメージがあるトマトソースだが、ヌクマムが加わることでご飯に合う味に。つけダレとしても大活躍万能調味料のヌクマムは、加熱調理用としてだけでなく、つけダレとしても大活躍(つけダレ用には度数が高めのものを用い、水で薄めて使う)。シンプルなゆで野菜もヌクマムさえあれば、立派なおかずに変身!野菜を美味しく、たっぷり食べることができる。麺料理や春巻きなど色々な料理に添えられるつけダレ、ヌクチャム(Nước chấm)。ヌクマムに刻み唐辛子とニンニク、ライムの絞り汁、水、砂糖を混ぜ合わせて作る。唐辛子を浮かべたヌクマムは、鍋料理のつけダレに。特に魚と相性が良く、ヌクマムの塩気が魚の旨味を引き立ててくれる。卓上に置かれているヌクマム。料理に塩味や旨味をプラスしたいときに使ってみよう。ベトナムを訪れたら、お土産にヌクマムを買って帰りたいという人も多いだろう。しかし、ヌクマムは匂いが強いため、機内への持ち込みは禁止されているので注意しよう。(text & photo:グッチ)ぐるりホーチミン歩き~美味しいと可愛いを探して~その他の記事を読む>
2015年09月30日ホーチミン市西部にあるベトナム最大の中華街「チョロン」。50万人以上といわれるホーチミン在住の華人の大半が住んでいるチョロンとは、一体どんな街なのだろうか。今回は、1区中心部からの行き方や見どころ、散策のポイントをご紹介!チョロンとは?チョロン(Chợ Lớn)は中華街の通称で、具体的にはホーチミン市西部の5区から6区にかけて広がるエリアを指す。18世紀後半より華僑が集住して形成された街で、大富豪が沼地を開拓して発展したといわれる。 近年、移住してきた「新華僑」と呼ばれる人たちはチョロンの北側に隣接する11区に多く住んでおり、エリア自体が広がりつつある印象だ。中華街といっても、横浜中華街のような派手さや煌びやかさはない。ベトナムのローカル風景に漢字表記の看板が溶け込み、独特の雰囲気を醸し出している雑多な街である。チョロンへの行き方チョロンへの移動手段は、ローカルバス又はタクシーとなる。バスの場合、ベンタイン市場前のバスターミナルから1番のバスに乗り、終点のチョロンバスターミナルで降りよう。1番バス(青色)は他の路線のバス(緑色)より車体が新しく、冷房も効いているので、旅行者でも安心して利用できる。タクシーの場合、1区中心部から約20分でチョロンに到着する。行き先はチョロンバスターミナル又はビンタイ市場と伝えるといいだろう。〇バス情報路線番号:1番路線名称:ベンタイン - チョロンバスターミナル(Bến Thành - Bến xe Chợ Lớn)運賃:一律5,000VND(約54円)所要時間:約30分運行時間:5:00~20:30運行間隔:5~10分に1本見どころチョロンに点在する中国寺院とビンタイ市場、中国文化が溶け込んだローカルな風景が見どころ。また、プラカゴ問屋街、布問屋街、文房具屋街というふうに、1つの通りに専門問屋が集まり、通りごとに違った顔を見せてくれるのも面白いところだ。見どころの多いチョロンだが、次に紹介する3つのスポットはおさえておこう!〇ビンタイ市場(Chợ Bình Tây)ベンタイン市場に次ぐ、ホーチミンで2番目に大きい市場。狭い通路を行き交う人の多さや膨大な商品の数に圧倒される。卸売市場のため、基本はまとめ売りだが、1個から売ってくれる店もあるので交渉してみよう。買い物というより活気ある雰囲気を楽しむ市場。————————————住所:57A Thap Muoi , Dist6 , Ho Chi Minh電話番号:(+84)8-3857-1512営業時間:6:00頃~18:00頃〇ティエンハウ寺(Chùa Bà Thiên Hậu)福建省からベトナムに移り住んだ人々によって1760年に建立されたチョロン最大の中国寺院。航海安全の神様「天后聖母」が祀られている。渦巻き線香に願い事を書いた赤いお札をつけ、約1週間(=線香が燃え尽きるまで)吊るしてもらうことができる。————————————住所:710 Nguyen Trai , Dist5 , Ho Chi Minh開館時間:6:00~17:30入場料:無料〇チャータム教会(Nhà Thờ Cha Tam)フランス統治時代の1900年頃に建てられたカトリック教会(別名フランシスコ・ザビエル教会)。東洋と西洋の建築様式が入り混じったエキゾチックな建物に注目!————————————住所:25 Hoc Lac , Dist5 , Ho Chi Minh電話番号:(+84)8-3856-0274開館時間:6:00~22:00入場料:無料ベトナム語と中国語が併記された看板散策のポイントチョロンはベトナム語で「大きい市場」を意味するだけに、エリアがとても広い。全てを歩いて回るのは大変なので、少し離れたスポットはタクシーを利用して効率よく回ろう。比較的治安の良いホーチミンだが、チョロンは1区に比べてスリやひったくりの発生が多いところなので、貴重品の出し入れやカバンの持ち方には注意を!〇徒歩で回れる!おすすめ散策コースチョロンバスターミナル ⇒ プラカゴ問屋街(Le Quang Sung通り) ⇒ ビンタイ市場 ⇒ チャータム教会 ⇒ 布問屋街(Tran Hung Dao通り) ⇒ ティエンハウ寺中国寺院を見学し、ローカル食堂で中華料理を食べ、ホーチミンで中国を感じてみるのも一興。観光の日程にゆとりのある人はチョロンまで足を伸ばしてみてはいかがだろうか。(text & photo:グッチ)ぐるりホーチミン歩き~美味しいと可愛いを探して~その他の記事を読む>
2015年09月21日パクチーやハムなどをフランスパンにはさんだベトナムのサンドイッチ「バインミー」。同メニューを販売する「Viet Banh Mi Court AOYAMA」が9月17日、東京都・北青山にオープンした。「バインミー」が味わえる国内でも数少ない同店に、開店に先駆けて行ってきた。○「バインミー」って何?「バインミー」とは、切り込みを入れたフランスパンにパクチーやレバーペーストなどのパテ、それに甘酢漬けの野菜などを挟んだベトナムのサンドイッチ。かつてベトナムを統治していたフランス文化の影響を強く受け誕生したといわれていて、いまでは国民のファストフードとして根付いているという。同店では「バインミー」を日本人好みにアレンジして提供。5種類の定番メニューに加えて、その月の限定サンドイッチも用意している。○肉のうまみが"ギュッと"つまった自家製パテがたまらないこのうち「オリジナルレバーパテ&ハム」は、自家製の具材を使ったメニュー。ジューシーなレバーパテ、それに薫製の香りただようグリーンペッパー入りのロースハムは、いずれも店舗内で手作りされている。一口ほおばると、ダブルの肉のうまみが口の中に広がるぜいたくな一品だ。ボリューム満点なメニューでありながら、女性でも食べやすい味わいに仕上がっているのは野菜もたっぷり入っているから。お酢を少し強めにきかせた大根とにんじんの「なます」が後味をさっぱりと整えてくれる。また同店では一般的な「バインミー」とは異なり、マーガリンやバターを一切使用していない。その代わりパンに塗るためのソースにこだわっているという。「スパイシーグリルチキン&トマト」には、自家製のトマトソースを使用。スパイスをきかせてグリルしたチキンと、フレッシュなトマトソースの相性は抜群で、食欲をそそる味わいに仕上がっている。ほかにも「ビーフ&レモングラス」や「アボガド&シュリンプ」、それに「フレッシュベジタブルミックス」など、全メニューで魅力的な具材の組み合わせが光る。○パクチーを追加せよ!そして「バインミー」の魅力として忘れてはならないのが「パクチー」だ。いずれのメニューにも、今にもパンからこぼれ出そうな量のパクチーが盛り込まれている。さらに50円を追加すれば増量も可能とのこと。パクチー好きにはたまらないサービスだ。2種類のメニューを半分ずつ楽しめる「ハーフ&ハーフ」(700円)や「ハーフサイズ」(400円)も用意されている。テイクアウトも、その場で食べることも可能(スタンディングのイートインスペース有り)。「バインミー」はいずれも670円でコーヒーや紅茶のドリンクセットは870円となっている。営業時間は11時~19時で年中無休となっている。同店によれば、「バインミー」はロンドンやオーストラリア、それにハワイなどでは親しまれているが、国内で食べられるところはまだ少ないとのこと。一度食べればやみつきになるベトナムの味を、ぜひ一度試してみてほしい。※価格はすべて税込
2015年09月17日神奈川県横浜市のみなとみらい地区、日本大通り、神奈川県庁本庁舎で9月18日~20日、ベトナム文化に触れるイベント「ベトナムフェスタ in 神奈川 2015」が開催される。○民族衣装、アオザイ体験も同イベントは、経済プログラム・文化交流プログラム・民間企業・地域連携プログラムを軸とした、ベトナムとの経済・文化交流の催し。「ベトナムを、もっと身近に。その次の未来のために。」をテーマに今回、初の開催となる。ベトナム投資環境セミナーやベトナム企業と県内企業との商談会などの「経済プログラム」のほか、ベトナムの民族衣装を試着できる「アオザイ体験」、ランタンの灯りで夜を飾る「ベトナムランタンナイト」、ベトナムの民族芸能「水上人形劇」の上演や、日本大通り一帯に約50もの飲食・物販ブースを出店する「文化交流プログラム」を実施する。また9月30日まで、ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルのブッフェ・ダイニング「オーシャンテラス」にて、ベトナムメニューの提供を行う「民間企業・地域連携プログラム」を予定している。さらに、19日の11時から日本大通りステージで行われる開会式では、女優の剛力彩芽さんを「ベトナムフェスタin 神奈川アンバサダー」に任命し、黒岩神奈川県知事やグオン・クオック・クオン在日ベトナム特命全権大使とともに、オープニングセレモニーを実施する。開催時間は各会場、催しにより異なる。詳細は同イベントのサイトまで。
2015年09月15日©TRIPPING!昨今、経済や人材など多方面にわたり交流が深まっている神奈川県とベトナム。両地域のさらなる相互理解と交流を目的に9月18日(金)から20日(日)の3日間、横浜市・みなとみらい地区および神奈川県庁・日本大通りを会場に、「ベトナムフェスタ in 神奈川~越Beyond the NEXT!~」が開催される。ベトナムをもっと身近に!「ベトナムをもっと身近に。その次の未来のために。」をテーマに、ステージイベントやライブパフォーマンス、ベトナム映画上映など多岐にわたるコンテンツが集結!来場者約20万人を見込む国内最大級のベトナムイベントとして開催を予定している。幻想的なランタンに彩られる「ベトナムランタンナイト」©TRIPPING! イメージであり実際のものとは異なりますベトナム中部の世界遺産都市・ホイアンの「ランタン祭り」を思わせる、幻想的な「ランタンナイト」やベトナムと神奈川県で生産された約1万本の花を使った花の絨毯「インフィオラータ」、さらにはベトナムの民族芸能「水上人形劇」など目で楽しむコンテンツも充実。その他、日本の伝統文化・和太鼓パフォーマンスやベトナム映画上映、ライブパフォーマンスなどベトナムと日本文化に触れられる3日間となっている。©ASEAN-Japan Centre イメージであり実際のものとは異なりますベトナムを直に感じる3日間。ぜひ出かけてみてはいかが。ベトナムフェスタ in 神奈川~越Beyond the NEXT!~日 時:2015年9月18日(金)~20日(日)場所:経済プログラム・・・・・ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル/9月18日文化交流プログラム・・・日本大通り、神奈川県庁本庁舎9月19日11:00~17:00※ランタンナイト17:00~21:009月20日10:00~17:00詳 細 :
2015年09月10日©Accorhotels東南アジアの中でも、ここ数年でますます魅力を増している注目株がベトナム。ハノイは、ベトナムの首都にして文化・政治の中心地。11世紀から長らく繁栄を極めた街は、ベトナム戦争の戦火をまぬがれたことから、旧市街として今もその歴史的情緒のある街並みを留めている。さらにハノイのシンボルともいえるホアンキエム湖周辺の牧歌的な風景も印象的だ。首都だけあって、憧れの5つ星ホテルから、評判の小さなブティックホテルまでホテルの選択肢は多彩。今回の「MY HOTEL CHOICE」では、観光の中心地でもあるホアンキエム湖にフォーカスして、ハノイでの滞在を最大限に楽しめるおすすめホテルをピックアップ!Sofitel Legend Metropole Hanoi hotelソフィテル レジェンド メトロポール ハノイ©Accorhotelsフランス統治時代の情緒や文化をバックグラウンドに持つベトナムの首都ハノイ。だからこそ、コロニアル建築のホテルはまさにこの街を代表するスタイルでもある。旧市街の中心地の街角にパリを思わせる洒落たオープンカフェがある。ここが100年の歴史を持つ老舗ホテルにして輝かしい受賞歴を誇る、かの有名な5つ星ホテル「ソフィテル レジェンド メトロポール ハノイ」だ。©Accorhotels364室の客室とスイートのほか、フランス料理店、ベトナム料理店、イタリア料理店、バー3軒、ファンクションルーム7室、温水プール、それに高級スパ「ルスパデュメトロポール」を備え、そのどれもが格式高く、まるで絵に描いたようなラグジュアリーさ。現代的な快適さは言うまでもなく、プライベートな滞在からビジネス、社交イベントなど幅広いニーズにこたえる懐の深さは老舗ホテルならでは。客室は歴史的な趣のあるヒストリカルウイングと、ネオクラシックな気品が漂うオペラウイングの2棟があり、それぞれに異なる独特な味わいがあっていずれも捨てがたい。でも、どちらかを選ぶとすれば、1920年代のフランス特有の豊かで洗練された内装が秀逸なヒストリカルウイングだろうか。アンティークなインテリアやフローリングは、長い時をかけて磨きこまれなければ持ちえない美しいツヤを放っている。©Accorhotelsサマセット・モーム、チャーリー・チャップリン、グレアム・グリーンといったあまたの世界的著名人が滞在したヒストリカルウイングの「レジェンダリースイート」に至っては、ホテルが“ただ滞在するためのもの”ではなく、ここでなければ過ごせない時間とストーリーがあることを感じさせてくれる。もしこのホテルに滞在する幸運にめぐりあえたなら、世界中のセレブに愛され続けてきた百年ホテルが刻むストーリーのいち登場人物になったような優越感に浸れるはず。------------------------*宿泊料金:一泊24,713円~*部屋数:364室(スイートルーム22室)住所:15 Ngo Quyen StreetHoan Kiem District,10000 – HANOI,VIET NAMTEL:(+84)4/38266919www.accorhotels.com/ja/japan/Apricot Hotelアプリコットホテル©Apricot Hotelフランス語でホテル(hôtel)は男性名詞になるが、ハノイの新しいブティックホテル「アプリコットホテル」に性別をあてるとすれば女性になるかもしれない。たとえば、ゲストルームの卓上にさりげなく置かれたアンティークなフォトフレームや、鏡台の傍にしつらえられた季節の花たち。ベッドや寝具、カーテンや絨毯のテクスチャーにいたるまで、ラグジュアリーなムードの中にも女性的な繊細でしなやかな気配が漂う。©Apricot Hotelそれはこのホテルが、ベトナムの芸術、文化、伝統を大切にするというスピリットを持っていて、館内にはいくつものオリジナルのアートワークが展示されていたりすることと関係があるかもしれない。白い床と壁面に囲まれた広いロビーの天井には、豪華な2つのシャンデリアがきらめいている。ロビーのティーラウンジでは、ファーストクラスのアフタヌーンティーのセレクションが用意されていて、贅沢な気持ちでくつろぐことができる。©Apricot Hotel庭園を眺めながら食事ができる「L’artiste」や色彩豊かでアーティスティックな一皿を供する「Palette」の2軒の多国籍料理レストランがあって、洗練された食事が滞在の楽しみのひとつになる。屋上のバー「ONE 36」は、ハノイのパノラマビューを独り占めできるエクシクルーシヴな空間。©Apricot Hotelホテル特製のオシャレなカクテルに酔いながら、煌々と輝くハノイの夜景を眺めれば、火照った体と頭は自然とクールダウンされて、一日の終わりに向けて余計な思考をシャットダウンしてくれる。------------------------*宿泊料金:一泊 USD95.00~*部屋数:123室住所:136 Hang Trong, Hoan Kiem Dist , Hanoi, VietnamTEL:+84 4 3828 9595Email:info@apricothotels.com Hanoi Operaヒルトン ハノイ オペラ©Hilton Hanoi Opera高級ブランドショップが軒を連ねる高級なホアンキエム地区の中心で、ひときわ目を引くコロニアル建築が、フランス領時代にパリのオペラ座を模して作られた「オペラハウス(ハノイ大劇場)」だ。夜になると美しくライトアップされる壮麗なその建物に並び立つのが、「ヒルトン ハノイ オペラ」。こちらも街のランドマーク的な存在としてベトナムの人々に親しまれている。©Hilton Hanoi Operaホテルは、ハノイ・ノイバイ国際空港からタクシーで40分ほど。美しいホアンキエム湖、旧市街からも徒歩圏内で、市内の活気あるビジネス街や主要な観光スポットへも数分で出かけられるというハノイ観光には絶好のロケーションも魅力だ。©Hilton Hanoi Operaシックで洗練されたベトナムの伝統的なインテリアを配したゲストルームはもちろん、ホテル内にあるベトナム料理と多国籍料理を楽しめる5つのレストランやカフェ、バー、それに屋外プールからも、隣接するオペラハウスを望むことができるのがこのホテルの特権だ。ベトナムの伝統とフレンチシックな文化、芸術の息吹を感じながら、優雅な気分で滞在を楽しんでみたい。ちなみに1911年に完成した劇場は、今でも定期的に、ベトナムの伝統芸能や国内外のクラシックコンサート、演劇のコンサートが上演されている。ハノイの伝統芸能である「水上人形劇」も楽しめるので、ぜひチェックを。------------------------*宿泊料金:一泊USD66.00~*部屋数:268室住所:1 Le hanh Tong St, Hoan Kiem Dist, Hanoi, VietnamTEL:+84-4-39330500övenpick Hotel Hanoiモーヴェンピック ホテル ハノイ©Mövenpick Hotel Hanoi何度もリピートしてしまうホテルの特徴は、なによりもまず“快適さ”が挙げられると思う。初めての渡航になるならばなおのこと、モダンでコンテンポラリーなホテルを真っ先に選んでしまうことになる。格式高いホテルや、ユニークな空間のデザイナーズホテルなども、もちろんそれぞれにいいとは思うけれど。©Mövenpick Hotel Hanoiヨーロピアンスタイルで洒落た造りのエクステリアが印象的な「モーヴェンピック ホテル ハノイ」は、154室のモダンでスタイリッシュな客室はクリーンで落ち着いた雰囲気の一軒。ホエンキム湖から徒歩13分、ハノイのビジネス街の中心部に位置し、大教会や旧市街にも歩いて行けるほどの距離。立地が良くて、部屋は広くてキレイ、快適な設備。3拍子揃った使い勝手の良さで、ホテルはいつも家族や恋人、女性同士の旅行はもちろん、ビジネス利用者など、たくさんの人が訪れている。©Mövenpick Hotel Hanoi朝食はパーフェクトなコンチネンタルブレックファーストが用意されているのだが、せっかくハノイに来たなら、周囲の屋台街へ繰り出すか、人気のローカルベトナムグルメを探しに出かけてみるのも捨てがたい。また近くにはホアンキエム湖(還剣湖)の北岸の玉山祠や、ベトナムの伝統芸能であるタンロン水上人形劇場など、ハノイ観光のハイライトになるスポットもたくさんある。気の向くままにハノイの街をそぞろ歩きしてみてはいかが?------------------------*宿泊料金:一泊USD 82.50~*部屋数:154室住所:83A Ly Thuong Kiet Street | Hoan Kiem District, Hanoi , VietnamTEL:+84 4 38 22 28 00Email: hotel.hanoi@moevenpick.com : Miwa Ogata)TRIPPING!編集部がリアルに泊まりたいホテルをピックアップ!【MY HOTEL CHOICE】>>その他の記事はこちら
2015年08月31日17度線に立ってみたい。「ベトナム戦争終結40周年」のニュースに接し、ふとそんな旅を思いついた。今年春のことだ。下の写真が、かつて南北間の軍事境界線が置かれていた非武装地帯、いわゆる「17度線」である。ベンハイ川に架かるヒエンルオン橋を旧南側から北側へ歩いてみた。橋げた渡された板の上をゆっくりと、10年以上にわたって人々を苦しめた戦争が「サイゴン(現ホーチミンシティ)陥落」で幕を閉じた1975年の当時に思いを馳せながら。○ダナン直行便は日本の空ではレアなA321今回の旅では、ベトナム航空が2014年夏に開設した成田からダナンへの便(VN319便)を利用した。同社は成田のほか関西、中部、福岡からハノイとホーチミンへの便を就航しているが、ダナンへの直行便は初めてとなる。多くの世界遺産やリゾートが集まるホイアンやフエ、ドンホイなどベトナム中部の街々が、同路線の開設でぐっと近くなった印象である。ベトナム航空がダナン線で運航しているのはエアバスA321だ。エアバスの単通路型ベストセラー機A320ファミリーのひとつで、標準型のA320よりボディを主翼の前後で6.9m延長し、設置できる座席数を増やした。VN319便のキャビンはビジネスクラス16席、エコノミークラス162席の計178席でレイアウトである。A320は国内LCCの各社が運航しているので乗った人は多いだろうが、長胴型のA321は日本では体験できるチャンスが少ない。ANAが1990年代後半から一時期飛ばしていたものの、わずか10年で日本の空から姿を消した。ダナンへの旅はその意味でも、多くの飛行機ファンにとって魅力かもしれない。○伝統のアオザイを着用するCAたちVN319便の成田出発は15時25分。機内では、いつものアオザイ姿のクルーたちが出迎えてくれた。ベトナム航空というと、尾翼に金色の 蓮(ハス)の花をあしらったブルーグリーンの機体とともに、まず思い浮かべるのがこのアオザイの制服だ。アオザイの色は初期の淡いブル ーから、日本に乗り入れたころにはピンクに、その後は真紅に変わっている。そしてこの7月からはグリーンと黄色にチェンジすることが発表された。「ベトナムでは特別なお客さまをおもてなしする際に、伝統のアオザイを着る習慣があるんですよ」と、日本人クルーが説明してくれた。 「私たちの制服も、一人ひとりにピッタリのサイズに作るため、採寸は20~30カ所にもおよびます。日本の着物のように美しく見せるため、所作やマナーにも厳しいですね。床に落ちたモノを拾う時は、特徴的な長い裾に手を添えて、乱れのないように気を配ったり。新人訓練では、そんな立ち居振る舞いの練習を繰り返し行いました」。サービスのスタイルも個性的だ。私はそれを「フランスと日本とベトナムの合作サービス」と呼んでいる。ベトナム航空はもともとエールフランス航空から機材の提供を受け、同時に客室乗務員も派遣されて運航をスタートした。そのため、サービスにはフランス流が色濃く根づいている。その後、日本路線が開設されると、他のエアラインで経験を積んできた日本人クルーを積極的に採用。彼女たちは日本人独特のきめ細かなサービススタイルを社内で提案するようになった。もちろん、本来のベトナム流のサービスというのもある。素朴で、のんびりしていて、いつも笑顔を絶やさない。そんなベトナムの伝統とフランス流、日本流がミックスされて、世界でも類を見ない独特のサービスが完成しているのだ。VN319便は台湾の南部をかすめ、南シナ海上空を順調に飛行している。やがて前方に、インドシナ半島の海岸線が見えてきた。タテに細長い地形のベトナムは国土の半分が海に面し、ホーチミンとハノイという同国を代表する南北の都市の中間にいくつもの隠れ家的なリゾートが点在する。中部の代表的な都市であるダナンにこうして日本からダイレクトにアクセスできることで、旅の可能性は大きく広がった。かつて南北を隔てていた17度線を境に、今回の旅で訪ねたホイアン、フエ、ドンホイの街や見どころを次回詳しく報告しよう。取材協力: ベトナム航空※記事中の情報は2015年5月取材時のもの○筆者プロフィール: 秋本俊二作家・航空ジャーナリスト。東京都出身。学生時代に航空工学を専攻後、数回の海外生活を経て取材・文筆活動をスタート。世界の空を旅しながら新聞・雑誌、Web媒体などにレポートやエッセイを発表するほか、テレビ・ラジオの解説者としても活動する。『航空大革命』(角川oneテーマ21新書)や『ボーイング787まるごと解説』『これだけは知りたい旅客機の疑問100』(ソフトバンククリエイティブ/サイエンスアイ新書)など著書多数。
2015年08月11日ベトナムを訪れたら必ず食べたいグルメのひとつ、バインミー。今回はバインミーの特徴や人気の具材、ホーチミンのおすすめ店4店+αをご紹介。食べ歩きの参考にしよう!バインミーとは?バインミー(bánh mì)はフランス統治時代に生まれたバゲットサンド。フランスパンにレバーペーストやバターを塗り、ハムや焼き豚などのメインの具、大根&人参のなます、きゅうり、細ネギ、パクチー等をはさみ、最後に大豆醤油やチリソースをかけて食べる。ベトナムには至る所に屋台や専門店があり、朝食におやつにと手軽に食べられている。人気の具材は?バインミーの具はハム、目玉焼き、ミートボール、魚のトマト煮と様々。特にハムと目玉焼きは人気があり、街中で売られているのをよく見かける。お店によって売っている具が異なり、1種類だけの場合もあれば、複数の具を揃えている場合もある。バインミーの具材の詳細はこちら>どこのお店で食べてもおいしいバインミーだが、筆者がホーチミンで特に「おいしい」と感じたお店4店と焼きたてのフランスパンが買える街の小さなパン工房をご紹介!1.ハムのバインミー「BANH MI HUYNH HOA」5種類のハムがぎっしり詰まったバインミーは1個32,000VND(約180円)。フランスパンは炭火で温め直してから使うというこだわりようだ。その場で出来たてをいただこう!地元の人がバイクに乗って次々と買いに訪れる(写真左)。手を止めることなく仕事をするスタッフ。ショーケースに高く積まれたハムが人気の証だ(写真右)。「BANH MI HUYNH HOA」の詳細はこちら>2.炭焼きつくねのバインミー「Banh Mi 37 Nguyen Trai」照り焼きソースを思わせる甘辛味と炭焼きの香ばしい風味が美味しいつくねのバインミーは1個16,000VND(約90円)。焼きたてのつくねが5個入り、食べごたえがある。路地の入口で営業。「HUYNH HOA」からほど近い場所にある(写真左)。一度に焼ける数は決まっているため、できあがりまで少々待つことも(写真右)。「Banh Mi 37 Nguyen Trai」の詳細はこちら>3.焼売のバインミー「Banh Mi Xiu Mai Kho」蒸したての焼売が8個入ったバインミーは1個17,000VND(約100円)。具は焼売のみとシンプルで、チリソースをかけて食べる。口の中でほろほろと崩れる柔らかいお肉が美味。タオダン公園近くの路地の入口で営業。多くの人が焼売が蒸しあがるのを待っている(写真左)。蒸篭にたくさんあった焼売はあっという間になくなってしまう(写真右)。————————————Banh Mi Xiu Mai Kho住所:358 Nguyen Thi Minh Khai , Dist3 , Ho Chi Minh営業時間:5:30~11:004.さつま揚げのバインミー「gio cha MINH CHAU」魚のすり身にディルを加えて作るさつま揚げ(チャーカー)のバインミーは1個25,000VND(約140円)。ぷりっとした食感のさつま揚げとディルの爽やかな香りが絶妙。もともとはハムやすり身揚げなどの練り物製品を扱う専門店(写真左)。その場でさつま揚げをカットし、フランスパンにはさんでくれる(写真右)。————————————gio cha MINH CHAU電話番号:(+84)8-3824-4895住所:76 Ly Tu Trong , Dist1 , Ho Chi Minh営業時間:6:00~22:00【番外編】焼きたてフランスパン「LO BANH MI」市内のバインミー屋台やカフェなどにフランスパンを卸している街角の小さなパン工房。 販売カウンターはなく、フランスパンの入ったカゴが店頭に並んでいるだけだが、個人客にも売ってくれる。焼きたてのフランスパンは1本5,000VND(約30円)。外観(写真左)。1日に1万本以上のフランスパンを焼きあげるのだという(写真右)。————————————LO BANH MI電話番号:(+84)8-3848-1217住所:143 Tran Quang Khai , Dist1 , Ho Chi Minhフランスとベトナムの食文化が融合して生まれたバインミー。軽い食感のフランスパン、コクのあるレバーペースト、甘酸っぱいなます、シャキッとしたきゅうりの食感、パクチーの香り。いくつもの食感と味わいが織りなすハーモニーを楽しもう。(text & photo:グッチ)※日本円表記は、2015年8月9日の為替レートに準じます。ぐるりホーチミン歩き~美味しいと可愛いを探して~その他の記事を読む>
2015年08月10日© TRIPPING!麺好きな日本人もびっくりするほど、ベトナムには麺料理が豊富にある。ベトナムの主要都市には、必ずと言っていいほどその土地を代表する「ご当地麺料理」があるので、それらの麺料理を味わうこともベトナム旅行の楽しみのひとつだ。ベトナム中部の都市・ダナンを代表する麺料理「ミークワン」ダナンに訪れたら必ず食べたいのが、汁なし和え麺「ミークワン」。平打ち米麺に、肉やエビなどの魚介からとった出汁をベースにした甘辛のタレをかけ、肉やエビなどの具材の上に、野菜やピーナッツが乗り、更にせんべいが添えられるご当地麺料理だ。地元の人で賑わう有名店「ミークワン 1A」© TRIPPING!ダナンで、ミークワンが食べられる食堂といえば「ミークワン1A」。地元の人で賑わう有名店だ。観光客用に、英語メニューもあり、英語を話せるスタッフもいるので安心。© TRIPPING!もちもち米麺に、幾重にも重なる食感が楽しい!ミークワンは、豚肉とエビのミークワン(VND25,000=約140円)と、鶏肉のミークワン(VND25,000=約170円)、更にいわゆる全部乗せ、豚肉、エビ、鶏肉、ゆで玉子のミークワン(VND25,000=約220円)の3種類。今回は、鶏肉のミークワンをオーダー。© TRIPPING!麺は、日本で言うところの"きしめん"のようで、タレとの相性も抜群。添えられているせんべいをバリバリと割り、どんぶりの底に溜ったタレが麺全体に混ざるように豪快に和えたら、準備OK!一口頬張れば、旨味が凝縮されたタレに絡んだもちもちの麺に、香ばしいナッツや、しっとりとしたせんべいの食感と、幾重にも重なる味と食感が楽しめる。どれ一つでも欠けてはならないような絶妙なバランスが病み付きになる理由なのだろう。お好みで香草やチリペーストなどのトッピングも© TRIPPING!ベトナムのほとんどの食堂で見かける香草はもちろん、唐辛子に砂糖を加えたチリペーストや、酢に青唐辛子を漬け込んだピクルスなどもお好みでトッピング可能。ミークワン自体は、辛みはない料理なので、辛党はぜひチャレンジしてみて。こちらも合わせてCheck!注目度No.1「今行きたい!ベトナム・ダナン特集」ベトナム中部ダナンで愛される麺料理「ブンチャーカー」フォー以外にも知っておきたい8品をおすすめ店と合わせてご紹介
2015年07月27日世界各国料理の人気ランキングで、必ず上位にランクインする「ベトナム料理」。ベトナム旅行の目的に「本場の味を楽しむ!」ことをあげる人も多いはず。話題のレストランや人気の屋台を訪れてみるのも旅の醍醐味ではあるが、少し思考を変えて、本場のベトナム料理を習ってみるのはどうだろうか?そこで、今回はホーチミンで、現地の暮らしに触れることができる料理教室をご紹介。ディープなベトナムを感じてみて!ベトナム料理教室「CYCLO RESTO(シクロ レスト)」今回編集部が体験したのは、ベトナム料理レストランに併設された料理教室「CYCLO RESTO(シクロ レスト)」。旅行者が参加しやすいよう半日で完結するプログラムが用意されている。生徒数は1回につき4、5名で、アットホームな雰囲気が魅力だ。お迎えはベトナムならではの乗り物「シクロ」で!CYCLO RESTOがユニークなのは、教室の参加者の迎えにシクロ(=ベトナムの三輪自転車タクシー)を利用していること。指定された場所で待っているとシクロのドライバーが到着。他の参加者との集合場所「ベンタイン市場」まで、ホーチミン市内の束の間の街散策を楽しもう。ベンタイン市場でお買い物左:ベトナム料理の味を決める調味料も調達右:市場には新鮮な野菜が並ぶ教室は、ホーチミン市民の台所「ベンタイン市場」で買い出しをするところからスタート。方々からシクロに乗ってやってくる参加者と挨拶を交わしたら、いざ生鮮食品売場へ。教室スタッフが食材の説明をしながら市場を案内してくれるので、現地の暮らしの様子がリアルに伝わってくる。旅行中は中々立ち寄ることのないエリアだが、この機会に訪れることができるのは、いい経験になるはず。ベンタイン市場から徒歩10分程の場所にある教室へ左:壁一面に世界各国から訪れたお客さんによるメッセージが。右:路地を少し入ったところにあるレストラン兼料理教室買い出しが済んだら教室へ移動。その日の参加者とそれぞれ自己紹介をしているうちに到着。冷たいお茶とおしぼりでクールダウンしたら、貸し出されたエプロンを身につけ、レストランの奥にある教室へ。そこに表れるのが、陽気で笑顔が印象的な先生Mr. Vuだ。包丁の使い方からみっちり指導早速調理開始!と思いきや、まずは包丁の使い方から。教室で使用するのは中華包丁。普段使い慣れていない包丁だけに、その使い方を丁寧に習うことができるのは嬉しい。レクチャーを受けたら実際に、レモングラスやニンニク、タマネギのみじん切りにチャレンジ。もちろん後で調理に使う材料というわけだが、中華包丁の使い方をマスターする上で、ぴったりな食材だ。教室で作る料理は全部で4品今回の教室で作った料理はベトナムの家庭でも作られる4品。・Spring rolls(生春巻き)・Fried chicken with lemongrass(鶏のレモングラス炒め)・Vietnamese Pancake(バインセオ)・Shrimp cooked sour soup(海老の酸っぱいスープ)一度は口にしたことのある料理もあるが、実際に作り方はと言われると知らないものばかりで、期待が高まる。スムーズな進行で続々と料理が完成教室はこじんまりとした空間ながら、スムーズに調理が進むよう様々な工夫がされていることが見て取れる。食材は、教室の始めにカットした野菜以外は全て下ごしらえが済んでいて、テンポよくレッスンが進むのは何とも小気味好い。1人につき1台用意されているコンロは、なんと収納式。使用時以外は机の脇に格納されていて、調理台を広々と使えるよう工夫されている。先生とスタッフのスムーズな段取りのおかげもありあっという間に4品の調理が完了。レストランフロアのテーブルに完成した料理を並べたら、お待ちかねの試食タイムだ。参加者の満足度も高い本場の味鶏のレモングラス炒めと生春巻きレストランのシェフでもあるMr.Vuのレシピは、参加者の満足度も高い本場の味。思わず「ビール!」と言いたくなる味わいだが、ここはレストランでもあるので、実際にビールをオーダーすることも可能。立派なディナータイムを楽しめる。バインセオこうして、教室は終了。レシピは、後日メールで届くので、日本で本場の味を再現するのもまた帰国後のお楽しみに。CYCLO RESTOで、お腹もココロも満たされる時間を過ごしてみるのはいかがだろうか?CYCLO RESTO(シクロ レスト)・住所:6/28 Cach Mang thang tam Street, Ben Thanh Ward, District 1, Ho Chi Minh City・Tel:(+84)8 66804235 (+84)9 75513011 (Mr.Phong Ânの携帯)・Email:cycloresto@gmail.com・HP:www.cycloresto.com.vn・予約方法:電話またはMail・教室の時間:午前の部9:00~13:00頃 午後の部15:00~19:00頃※シクロによる迎えから試食が終るまでの時間・定員:各回5名まで・料金:29US$(約3,500円)・言語:英語※日常会話程度のレベルでも十分参加可能です©all photos to TRIPPING!※日本円表記は2015年7月17日現在の為替レートに準じます
2015年07月17日ジーニーは7月13日、現在提供中の広告出稿仕分けシステム「GAURL(ガウル)」について、新たに英語版および ベトナム語版の提供を開始した。同社によれば、多言語対応の広告出稿仕分けシステムとしては、世界初のプロダクトだという。「GAURL」は、WEBサイトの内容およびリンク先の内容を精査し、Google AdSense(以下AdSense)プログラムポリシーへの違反の有無をチェックし、広告を自動で出し分けて配信する、ジーニー独自のシステムだ。なお、ジーニーは2010年の同プログラム開始時より、「AdSense」の提案・運用・収益改善までのコンサルティングを行う「Google AdSense認定パートナー」に参画している。このため、AdSenseを利用するWEBサイト運営者には「GAURL」を無料で提供している。「GAURL」は日本国内で既に200媒体において導入されている。本システムの導入によって、広告主側には「ブランド価値を毀損しない媒体、配信面」に対する配信を可能にする。また、媒体社側はAdSenseのポリシーに合致したページにのみ配信することで、警告や停止からアカウント保護が可能になる。AdSenseのポリシー違反によってアカウントが停止した場合でも、「GAURL」を導入することでアカウントが復活した事例も複数件あるという。ジーニーは今後、英語版およびベトナム版の「GAURL」の導入について、最初の1年間で100媒体目標とする。また、APACエリアを中心に同サービスのさらなる多言語対応を進めていく方針だ。
2015年07月13日ベトナム風つけ麺「Bun Cha(ブンチャー)」ヌックマムベースの少し甘めのつけだれの中には、炭火で焼いたつくね、豚肉が入っています。そこにBun(ブン)という米麺をつけて、香草や生野菜と一緒にいただく料理です。こちらが全体図。上から時計回りに、香草、つけだれ、ブンです。ブンチャーはもともとハノイ発祥の料理ですが、ホーチミンっ子も大好き。ハノイに比べるとホーチミンのつけだれは少し甘めにできているようです。日本にもうどんのお出汁が関東と関西で違うように、ハノイとホーチミンではお料理の味付けも少し違います。どちらかというとホーチミンは全体的に少し甘めとなります。さてこのブンチャー。日本人在住者にもとっても人気。一度食べたらやみつきになってしまいます。食べ方は・・・空の器の中にブンと香草、生野菜をお好みの量入れます。唐辛子チョップをいれてピリっとさせるのはベトナム人風ですね。そこに、つくねなどの具と一緒につけだれをかけて食べます。付け合わせの野菜は、レタス、もやし、紫蘇、バジル、ミントなどが入っていることが多いですが、お店によっては少しずつ違ったりもします。また、つくねや豚焼肉だけでなく、揚げ春巻きやかに揚げ春巻き、エビのかき揚げなどがあるお店もあります。お店によってつけだれの味も違うので、食べ比べてみるのも楽しいですね!おすすめのお店!私がおすすめするお店はこちらの2店舗です。■Bun Cha Ha Noi 26住所:26 Le Thanh Ton Street, District 1■Quán Nem住所:15E Nguyen Thi Minh Khai Street, District 1日本ではあまり有名ではないお米の麺、ブンのつけ麺。ヌックマム好き、香草好きの方は、病み付きになること、間違いなしです!!
2015年07月07日古都ホイアン photo:ひさほ ゆうベトナムには、8つの世界遺産があります。前回の記事では、ベトナム北部のハノイから観光できる世界遺産4つを紹介しましたが、今回の記事ではベトナム中部にある4つの世界遺産を取り上げます!・古都ホイアン(文化遺産)・ミーソン聖域(文化遺産)・フエの歴史的建造物群 (文化遺産)・フォンニャ‐ケバン国立公園 (自然遺産)この4つの世界遺産はベトナム中部の大都市ダナン近郊を拠点として観光することができます。何と今年の7月から9月までベトナム航空の成田~ダナン線の直行便が週7日毎日運行されるんです。成田からダナンは飛行機で約5時間半!ベトナム旅行と言えば、ハノイやホーチミンが一般的ですが、思い切ってダナン近郊に絞って楽しむのもいいですね。ちなみにベトナム南部のホーチミン周辺には世界遺産はないのです。意外ですね!ダナン近郊の世界遺産は、街歩きに、遺跡に、王宮に、洞窟にと多種多様なので、毎日違ったものを楽しめるのも特徴です。そんなわけでこの夏セカイェがイチオシの世界遺産4つをご紹介します!記事の最後にセカイェが行くならこんな日程とルートで行きますってのもご紹介しちゃいまーす!イェーイ!古都ホイアン(文化遺産)登録基準: 「文化交流」、「伝統的集落」セカイェが大・大・大好きな"街の世界遺産"、古都ホイアン!ラオスのルアン・パバンと同じく、宿を一歩出たらそこは世界遺産!朝食やおやつを探しに行くだけで世界遺産が堪能できる、そんな素敵な街なのです!ホイアンでは、是非、街の中心部に泊まって、早朝、昼、夕方、夜と色々な顔のホイアンを楽しんで下さい!photo:ひさほ ゆうホイアンはベトナム中部にある港町で、ホイアン保存地区の大きさは東西500m、南北150mくらいと歩いて楽に回れます。そしてホイアンは日本人にもゆかりのある街なんです!古くは海のシルクロードの拠点として栄え、17世紀には日本町、中国町などが形成され国際貿易港として繁栄しました。最盛期には1000人以上の日本人が居住していたそうですが、江戸幕府の鎖国政策で帰国してしまいます。そのため日本人町は衰退し、現在の町並みはその後移り住んできた中国人の影響が強く残っています。■ 来遠橋(日本橋)photo:ひさほ ゆうこちらは、街の西にある日本の職人が建築したと言われている来遠橋です。ホイアンのシンボル的存在で、多くの観光客で賑わっています。こんな感じで夜のホイアンもノスタルジックで素敵なんです!■ 陳祠堂チャン家の祠堂photo:ひさほ ゆうホイアンは、家の中を見るのも楽しいんです!こちらの陳祠堂は、19世紀に中国系の方が建てた、祖先礼拝をする場所兼住居です。ホイアンでは、チケットを買うと、陳祠堂のようなベトナム、日本、中国の建築様式が混在した伝統的家屋をいくつか見学することができます。・アクセス成田からダナンまで直行便で約5時間半。ホーチミン、ハノイからダナンは飛行機で約1時間。ダナンからホイアンはバスで1時間弱。・必要日数日帰りで1日あれば十分まわれますが、ぜひ1泊して夕方、早朝のホイアンを堪能して欲しいです!ミーソン聖域文化遺産登録基準: 「文化交流」、「文明の証拠」ミーソン聖域は2~19世紀までと長~い間栄えたチャム人の国「チャンパー王国」の聖地で、ヒンドゥーの神々を祀るために造営された宗教建築遺跡です。四方を山に囲まれた森の中にレンガ造りの建造物が眠っています。ホイアンの南西約40kmとホイアンからバスで1時間ほどで行ける距離です。私達は、ホイアン発の半日ツアーを現地で申し込んで行きました。朝8時にホイアンを出発してバスでミーソンへGO!現地で2時間くらい観光し、再びバスでホイアンに13時半頃に戻ってきます。ミーソン観光はホイアンやダナンからツアーで行くのがお薦めです!photo:世界遺産イェーイ!ミーソンの建造物はレンガを少しずつずらして積み上げて屋根を支える独自の構造で、接着剤を使わずに建てられているのが特徴です。photo:世界遺産イェーイ!緑に囲まれた感じが素敵なんです!こんな神秘的な遺跡の中でたたずんでいたいところなのですが、実はミーソンはめっちゃ暑かった!!ちょうどお昼時に行ったからか、日陰もなく炎天下をヒーヒー言いながら観光しました。帽子は必須ですよ!・アクセスホイアンからバスで約1時間。ダナンからは2時間弱。・必要日数ホイアンかダナンからの日帰りツアーがおすすめ。半日のツアーが多いです。ダナンからバスで約3時間のところにある古都フエ。お次はフエに宿を取って観光できる2つの世界遺産をご紹介します。フエの歴史的建造物群(文化遺産)登録基準: 「文明の証拠」、「建築技術」「フエの歴史的建造物群」は、1802年から1945年まで続いたベトナム最後の王朝、グエン(阮)朝の都だったフエに残る建造物群です。建造物群というだけあっていくつかの見所で構成されており、大きく分けると、「グエン朝王宮」、「グエン朝各皇帝の陵墓」、「ティエンムー寺」の3つに分けることができます。そのうち「グエン朝王宮」は新市街から川を渡ってすぐ近くにありますが、その他は郊外に点在しており、効率よく回るにはやはりツアーの利用が便利!私達は朝8時から16時30分までの1日ツアーで観光しました。■ グエン朝王宮の大和殿photo:ひさほ ゆうフエ観光のメインとなる王宮は、北京の紫禁城(故宮)の4分の3の縮尺でつくられたと言われています。門の奥に見えるのが、皇帝が政務を行った大和殿。左右には池があります。■ カイディン帝陵photo:世界遺産イェーイ!グエン朝第12代皇帝カイディンのお墓、「カイディン帝陵」。こちらはヨーロッパ風のお墓でカッコいいんです!また建物の中の装飾も素敵で、天井と壁が陶磁器の破片のモザイクで埋め尽くされているのも必見です!その他、中国風な造りの「ミンマン帝陵」や、大きなハスの池が美しい「トゥドッグ帝陵」などもあります。・アクセスダナンからフエまでバスで約3時間。フエから1日のツアーが便利。・必要日数フエに丸1日滞在が必要。フォンニャ‐ケバン国立公園(自然遺産)登録基準: 「地球の歴史」フォンニャ-ケバン国立公園はアジアで最も古いカルスト地帯で、鍾乳洞と地下湖が見所です!国立公園内の数ある洞窟の中では「フォンニャ洞窟」が一番有名であり、船に乗って洞窟内を見て回れるんです。まるで地底湖の探検をしているかのような気分が味わえますよ!■ フォンニャ洞窟入口photo:ひさほ ゆうフォンニャ洞窟は、フエから北西へ約200kmのところにあります。これまたフエなどからのツアーが便利。フエからだと少々遠いので早朝から夜までのツアーになります。フォンニャ洞窟の近くにドンホイという街もあり、ドンホイからもツアーがあります。9月から11月は雨期で川が増水して洞窟に入れなくなることもあるので時期に注意!ベストシーズンは3月~8月です。photo:ひさほ ゆう・アクセスフエからフォンニャ洞窟まで車で約4時間。フエ発6:00~20:00の丸1日のツアーに参加。ドンホイからフォンニャ洞窟までは車で約1時間。ドンホイからもツアーがあるのでそちらを利用しても良い。・必要日数フエ、ドンホイどちらを拠点としても、移動と観光合わせて丸一日かかるので、1泊2日必要。最後にセカイェだったらこんな風にベトナム中部の世界遺産をまわりたい!という日程表です!セカイェツアー日程表 6泊7日 ベトナム中部4つの世界遺産を巡る旅1日目:成田→ダナン ダナン泊2日目:ダナン→フエ バスで移動 フエ王宮など市内を観光 フエ泊3日目:フエ1日ツアー フエ泊4日目:フォンニャ洞窟1日ツアー フエ泊5日目:フエ→ホイアン バスで移動 ホイアン観光 ホイアン泊6日目:ミーソン遺跡半日ツアー ホイアン観光 ホイアン泊7日目:ホイアン→ダナン バスで移動 ダナン→成田(text : 世界遺産イェーイ!鈴木かの子)※記事中の情報は、全て2015年6月現在のものです。(参考文献:『すべてがわかる 世界遺産大事典 <上・下> 世界遺産検定公式テキスト』、『きほんを知る世界遺産44 世界遺産検定4級公式テキスト』、『地球の歩き方』、『るるぶ』】4年間世界遺産巡りの旅をした夫婦「世界遺産イェーイ!」のコラム>バックナンバーはこちら
2015年07月02日エアバス(本社: 仏トゥールーズ)は現地時間の6月30日に、同社トゥールーズ工場でベトナム航空のA350XWB初号機を引き渡した。ベトナム航空はリース4機を含めて、合計14機のA350XWBを導入する。ベトナム航空はカタール航空に続いてA350XWBの世界で2番目の運航会社であり、アジアの航空会社では初の運航となる。同社は今週にもホーチミン~ハノイ線への国際線にA350XWBを投入し、その後、ハノイ~パリ線の国際線に投入する予定となっている。同機は、フルフラットシートのビジネスクラスを29席、プレミアムエコノミーを45席、エコノミーを231席、計305席の3クラス構成となっている。また、全てのクラスで快適空間を確保し、最新の機内エンターテイメントを提供する。
2015年07月01日現地の人との交流は、旅の醍醐味の一つ。片言でも現地の言葉が話せると、旅が何倍も楽しいものとなる。ベトナム旅行の際に最低限覚えておきたいのは「シン チャオ(Xin chào、こんにちは)」「カーム オン(Cảm ơn、ありがとう)」「シン ローイ(Xin lỗi、すみません)」の3つの言葉。さらに今回は、食事の際によく使いそうなベトナム語18フレーズを、基本のほか、レストラン・フォーなどの麺専門店・カフェと3つのシチュエーションに分けてご紹介。旅先で積極的に使ってみよう!基本編■メニューを見せてください。Cho tôi xem menu.(チョー トイ セム メヌー)■これをください。Cho tôi cái này.(チョー トイ カイ ナイ)■辛くしないでください。Không cay.(ホン カイ)■数字の言い方1(モッ)2(ハイ)3(バー)4(ボン)5(ナム)6(サウ)7(バイ)8(タム)9(チン)10(ムォイ)※例えば「1 chai bia(モッ チャイ ビア、ビール1本)」というように使う。■これはいくらですか?Cái này bao nhiêu tiền?(カイ ナイ バオ ニェウ ティエン?)■乾杯!Dzô!(ヨー!)※ベトナム人と飲む際は「1、2、3、Dzô!(モッ ハイ バー、ヨー!)」のかけ声で乾杯すると喜ばれる。■おいしい!Ngon!(ンゴーン!)■お勘定をしてください。Tính tiền.(ティン ティエン)レストランにてベトナムに到着した日の夜、夕食を食べにあらかじめ下調べしておいたドンコイ通りのベトナム料理店へ。日本語のメニューがあるかどうか聞きたいときに使うフレーズとは?■日本語(英語)付きメニューはありますか?Có menu tiếng Nhật(tiếng Anh) không?(コー メヌー ティェン ニャット(ティェン アン) ホン?)■領収書をください。Cho tôi hóa đơn.(チョー トイ ホァ ドン)■冷たいビールをください。Cho tôi bia ướp lạnh.(チョー トイ ビア ウォップ ラン)※大抵のレストランでは冷たいビールを飲むことができるが、常温のビールが出てくることもある。その場合はグラスに氷を入れて冷やしながら飲む。少しでも冷えたビールが欲しいときはこう伝えてみよう。■氷を入れないでください。Đừng cho đá.(ドゥン チョー ダー)麺専門店にてベトナム人のように朝食に麺を食べようと、ちょっと早起きしてホテル近くのフォー専門店へ。スープに入っているパクチーの量を加減してもらいたいときに使うフレーズとは?■パクチーを入れないでください。Đừng cho rau mùi.(ドゥン チョー ザウ ムイ)※ホーチミンなど南部ではパクチーを「ngò rí(ンゴーリー)」と呼ぶ。※パクチーは麺類や単品料理としてのスープに入っていることが多い。■パクチーを多めに入れてください。Cho tôi nhiêu rau mùi.(チョー トイ ニェウ ザウ ムイ)※少なめのときは「nhiêu」の部分を「ít(イット)」に変えよう。■野菜を湯通ししてください。Cho tôi rau trụng.(チョー トイ ザウ チュン)※ホーチミンなど南部では「rau」を“ラウ”と発音※麺類にはモヤシや空芯菜など生野菜が添えられることが多いので、必要であれば湯通ししてもらおう。カフェにて観光やショッピングで歩き疲れ、ちょっと一休みしようと立ち寄ったカフェ。濃厚で甘いベトナムコーヒーを、さらに自分好みの甘さで作ってもらいたいときに使うフレーズとは?■練乳入りアイスコーヒーを一杯ください。Cho tôi một ly Cà phê sữa đá.(チョー トイ モッ リー カフェスァダー)※「Cà phê sữa đá」の部分をアレンジして使おう。Cà phê đá(カフェダー)・・・・砂糖入りアイスコーヒーCà phê nóng(カフェノン)・・・砂糖入りホットコーヒーCà phê sữa(カフェスァ)・・・練乳入りホットコーヒー※ベトナムではブラックコーヒーにあらかじめ砂糖が入っている。■砂糖を少なめ(多め、なし)にしてください。Ít đường.(イット ドゥン)※「Ít」の部分を変えて要望を伝えよう。Nhiêu(ニェウ)・・・多めKhông (ホン)・・・なし■テイクアウトできますか?Mang về được không?(マン ヴェー ドゥック ホン?)※ベトナムでは、カフェでも高級レストランでも、大抵の店でテイクアウトをお願いすることができる。ベトナム旅行をもっと楽しむためにも是非参考にしてみて!ベトナム語で話しかければ、お店の人とも仲良くなれるかも!?(text & photo:グッチ)ぐるりホーチミン歩き~美味しいと可愛いを探して~その他の記事を読む>
2015年06月30日写真提供:AVANI QUY NHON RESORT & SPAアクセスが楽ちんで、旅費もコスパなのが魅力のベトナム・ビーチ。ここ数年、新しいリゾートエリアが注目を集め、ホテルも続々とお目見え。今、最も活況に満ちているビーチといえそう。ベトナムのビーチは中部から南部にかけて点在しており、玄関口はホーチミンか、中部ダナン。しかもダナンへは週5便※も直行便が飛び、所要時間は5時間30分、フライト料金も夏のベストシーズンでも燃油サーチャージ込で4万円を切っていることも!たとえばホイアン5日間ツアーが4万円台~。今、ベトナム・ビーチが熱い!※2015年7月~9月は毎日運行予定人気上昇中のビーチを紹介した前編に続き、後編では日本人にとってはまだまだ穴場のビーチを一挙ご紹介。ファンティエットPhan Thiếtファンティエットのビーチ写真提供:ベトナム航空ホーチミンから車で約4時間。ざっくりと言えば、ニャチャンとホーチミンの間に位置するヌックマムの名産地。ファンティエットの中心地から隣のムイネーへ向かう東シナ海に面した23キロの海岸線に、リゾートホテルやプチリゾートが点在しています。リゾートとして比較的早くから開かれているものの、その歩みは遅く、素朴さが満開。ビーチには漁を終えたお椀型の船が干してあったり、早朝のビーチで投網をする地元の人々の姿を見かけたり。サーフィンやウィンドサーフィンなどもさかん。漁を終えたお椀型の小舟写真提供:ベトナム航空ビーチ沿いにはリゾートが点在写真提供:ベトナム航空ランコーLang Co美しいサンセットを望むラグーン写真提供:Banyan Tree Lang Coダナンとフエの両空港から車で約1時間のチャンメイ地区のリゾートエリア、”ラグーナ・ランコー”。羨望の名門リゾート、バンヤンツリーとアンサナが展開し、チャンピオンシップ・ゴルフコースでのプレイや洗練のスパなど、のどかな海辺の空気を楽しみながら優雅なヴァカンスを満喫できます。フエやホイアン、ミーソン遺跡など、3つの世界遺産を回れるロケーションも魅力。バンヤンツリー・ランコー 写真提供:Banyan Tree Lang Coバンヤンツリー・ランコー 写真提供:Banyan Tree Lang Coアンサナ・ランコー 写真提供:Angsana Lang Coアンサナ・ランコー写真提供:Angsana Lang Co■バンヤンツリー・ランコー■アンサナ・ランコーコンダオ島Con Daoヴィラから望む透き通る海写真提供:Six Senses Con Dao憧れのリゾートブランド、シックスセンシズのプロパティがあるベトナム南端近くの島。「アクセスしやすい、自然美にあふれた隔絶の地」というコンセプトどおり、ホーチミンから空路わずか45分にして、海ガメが産卵に訪れるピュアなビーチへ。リゾートの前には象牙色の砂浜が伸び、パラソルなど人工物が見当たらないせいか、この島の素地の美しさが際立っています。流刑地という悲しい過去を忘れさせるほどの自然美!遊び心を得意とするリゾートブランドゆえ、洗練の中に微笑みを誘う演出が随所に。壁一面に扉を並べたモチーフ写真提供:Six Senses Con Dao星空の下、できたてのポップコーン片手にクラシカルな映画を鑑賞写真提供:Six Senses Con Dao神秘的なサンライズ(著者撮影)ひと昔前のベトナムの台所をイメージしたレストラン (著者撮影)■シックスセンシズ コンダオクィニョンQuy Nhơnクィニョンのビーチ写真提供:AVANI QUY NHON RESORT & SPAホーチミンから空路約1時間20分。大まかにいえば、ホーチミンとホイアンの間に位置。果樹園でおおわれた山並みを背後に、手つかずのビーチが広がるクィニョン。ここ数年新しいビーチエリアとして注目を集め、上質なリゾートも話題に。そのひとつアヴァニ クィニョン リゾート&スパはスイートを含む客室わずか63室。最近改装を終え、鮮やかなニュールックに!実はリゾートの達人の写真家さんから、「クィニョンのビーチ、いいよ!」との評判を聞き、わたし的に今気になるエリア。刻一刻と表情を変える景色写真提供:AVANI QUY NHON RESORT & SPA手つかずの自然に囲まれた贅沢なロケーション写真提供:AVANI QUY NHON RESORT & SPA■アヴァニ クイニョン リゾート & スパ前編:5万円を切る5日間ツアーも!この夏行くべきは、ベトナム・ビーチ(text: 古関千恵子)ビーチ&リゾートコラム「アジアンビーチ☆マニア」その他の記事はこちら>
2015年06月26日写真提供:Six Senses Con Daoアクセスが楽ちんで、旅費もコスパなのが魅力のベトナム・ビーチ。ここ数年、新しいリゾートエリアが注目を集め、ホテルも続々とお目見え。今、最も活況に満ちているビーチといえそう。ベトナムのビーチは中部から南部にかけて点在しており、玄関口はホーチミンか、中部ダナン。しかもダナンへは週5便※も直行便が飛び、所要時間は5時間30分、フライト料金も夏のベストシーズンでも燃油サーチャージ込で4万円を切っていることも!たとえばホイアン5日間ツアーが4万円台~。今、ベトナム・ビーチが熱い!※2015年7月~9月は毎日運行予定前編では、今人気上昇中のベトナムビーチをご紹介!ホイアンHoi Anクアダイビーチ写真提供:ベトナム航空ダナンから南東へ約30キロ、車で約1時間。世界遺産のホイアン。18世紀ごろ、中国移民によって建造された家並みがいまだに残る旧市街、のどかな田園風景が広がるトゥボン川周辺、そして旧市街から約4キロ離れたクアダイビーチ、3つのエリアからなります。東シナ海に面したクアダイビーチには豪華リゾートからリーズナブルなお宿まで、選択肢が豊富。ホイアンへ行ったら、名物のカオラウとホワイトローズはぜひ食べたいっ!世界遺産に登録されている旧市街写真提供:ベトナム航空夜にはランタンが灯り幻想的な光景に写真提供:ベトナム航空米粉の記事にエビのすり身が包まれたワンタンのような料理、ホワイトローズ写真提供:ベトナム航空ニャチャンNha Trangニャチャンのビーチ写真提供:ベトナム航空ホーチミンから空路約1時間、またはダナンから空路約1時間10分。中南部の政治・経済・文化の中心地にして、リゾートシティのニャチャン。背後に4つの山々に守られたニャチャンの街に面して約7キロビーチが続き、沖には19の島々が浮かぶ。かつては小さな漁村だったけれど、ここ数年でリゾートホテルが続々と進出。海沿いのリゾートでのんびりと過ごし、新鮮なシーフードやベトナム料理に舌鼓を。ニャチャンの中心地から船で渡る隠れ家リゾートも人気。ニャチャンの街並写真提供:ベトナム航空フーコック島Đảo Phú Quốcフーコック島の美しいビーチ写真提供:ベトナム航空ホーチミンから空路約1時間。カンボジアの国境に近い、南西部唯一のリゾートアイランド。“99の山と丘”と呼ばれるほど起伏が激しく、豊かな川と美しいビーチの、多彩な自然環境が揃っています。中心地はユーンドン。そこから徒歩圏内にある、約20キロも続くチューンビーチが人気スポット。ユーンドンからバイクタクシーで約30分のサオビーチは遠浅の海が美しい穴場。昼間はビーチで遊び、夜はナイトマーケットへ!国境の島ゆえ、北部は軍事施設があり、立ち入りが禁止されています。新鮮なシーフードが楽しめる写真提供:ベトナム航空後編:自慢できるヴァカンスを!この夏行くべきは、ベトナム・ビーチ(text: 古関千恵子)ビーチ&リゾートコラム「アジアンビーチ☆マニア」その他の記事はこちら>
2015年06月26日©TRIPPING!ベトナム中部の港町ダナンで愛されている麺料理といえば「ブンチャーカー」。Bún=米麺、Chả=焼き、揚げCá=魚という意味を持つ、魚のすり身揚げ(さつま揚げ)がゴロゴロと入った米麺料理だ。地元の人に愛される店「BUN CHA CA BA PHIEN」©TRIPPING!街の中心を流れるハン川の東側、Lê Hồng Phong(レホンポン)通りにある「BUN CHA CA BA PHIEN(ブンチャーカーバーフィエン)」は連日地元の人で賑わう人気店。店内に入ればすぐに大鍋でグツグツと煮えるスープがお目見え。一歩足を踏み入れれば忽ち食欲が湧いてくる。©TRIPPING!名物料理、ブンチャーカーブンチャーカー 25,000VND(約140円) ©TRIPPING!店名にもあるように、一番の名物はブンチャーカー。豚骨、牛骨、更に魚の骨をベースに、トマト、パイナップル、トウモロコシ、カボチャといった野菜や果物を加え、更にダナン近郊で獲れた新鮮な魚を使ったさつま揚げも加わったスープは、コク深くほのかに甘酸っぱい独特の味わい。そこに合わせる麺は、ベトナム麺料理の代表、ブン(米麺)。するすると喉ごしのいい麺に絡むスープが絶妙だ。付け合わせのトッピングにもチャレンジ©TRIPPING!テーブルの上には、ハーブやレタス、もやし、ライム、とうがらしといったベトナム麺料理の付け合わせとしては王道のトッピングが並ぶが、それに加えて是非チャレンジして欲しいのが、甘酸っぱいピクルスとエビの発酵調味料だ。人参や赤タマネギを甘酢に漬けたピクルスを加えればさわなかな酸味がプラスされ、さっぱりとしたスープを楽しむことができる。漬け野菜のコリコリっとした食感も楽しい。エビの発酵調味料は、スープの味を更に奥深いものに変える。地元の人は、それぞれの好みで、たっぷりトッピングを乗せてブンチャーカーを楽しんでいるので、参考にしてみよう。ブンチャーカーの他にも食べたい逸品ブンカートゥー35,000VND(約200円) ©TRIPPING!ブンチャーカーの他にも、ブンカートゥー(Bún Cá Thu)も人気メニューのひとつ。Cá Thu=サバであるため「サバの米麺」となる。なんともユニークな味を想像してしまいそうだが、香り高い魚出汁のスープは、一度味わえば病み付きに。生臭さはなく、こちらもピクルスなどのトッピングとの相性が抜群だ。©TRIPPING!お店は、朝6時~夜10時までオープンしているので、朝食やランチはもちろん、小腹が空いた時に訪れるのもオススメだ。©TRIPPING!
2015年06月22日東京都・六本木の森美術館は、東南アジアのアーティストのなかでも、特に国際的評価の高いベトナム人アーティスト、ディン・Q・レの個展「ディン・Q・レ展:明日への記憶」を開催する。会期は7月25日~10月12日。開館時間は10:00~22:00(火曜は17:00閉館、ただし9月22日は22:00まで開館)。入館料は一般1,800円、高校・大学生1,200円、4歳~中学生600円、65歳以上1,500円。同展は、ベトナム人アーティスト、ディン・Q・レのアジアにおける初の大規模個展。写真を工芸的に編んでいく「フォト・ウィービング」シリーズなどベトナムの手仕事を取り入れた作品、完成度の高い映像と本物のヘリコプターや舟などを組み合わせたインスタレーションなど、視覚的バラエティに富む、ダイナミックな作品が紹介される。同氏が注目されるきっかけとなった「フォト・ウィービング」シリーズは、写真を裁断してタペストリー状に編んだもので、幼少期にベトナムで親戚から習ったゴザの編み方に着想を得たという。作品にはベトナム戦争をはじめ、カンボジアの遺跡、ポル・ポト派による虐殺、ハリウッド映画など多様なモチーフが織り込まれ、作品を見る角度や立ち位置によってその見え方が変化するということだ。また、国際舞台への出世作となった映像インスタレーション作品「農民とヘリコプター」(2006年)では、自作のヘリコプターの開発に挑むベトナム人男性を中心に、ベトナム人と戦争との複雑な関係が描き出されており、人の深層心理にまで踏み込む同氏の独特の取材によって、マス・メディアやハリウッド映画によって流布されたベトナム戦争のイメージとは全く異なる、ベトナム人当事者のこれまで語られることのなかった物語が現れている。また、ベトナム戦争の歴史的出来事を再演する活動に興じる日本人男性への取材を基に、新作映像を制作。新たなベトナム戦争のヴィジョンを捉えるとともに、日本の歴史や記憶、アイデンティティの問題などについても考える内容となっている。また、関連企画としてディン・Q・レによるアーティストトーク(日英同時通訳付、手話同時通訳付)が開催される。開催日時は7月25日14:00~15:30。料金は無料(要展覧会チケット)だが、森美術館ウェブサイトにて予約が必要となる。そのほか、ディン・Q・レが出演するトークセッション「ベトナム現代アートをめぐって:戦争から今日まで」(7月26日14:00~16:00開催)、「アート・社会・歴史」(9月12日14:00~16:00開催)、ベトナム戦争を従軍取材した報道写真家によるレクチャー「カメラを通して見たベトナム戦争」(8月29日14:00~15:30開催)、ベトナム研究家によるレクチャー「結婚にみるベトナム社会のいま」、横浜美術館とのコラボレーション企画で中高生に向けたプログラム「アーティストと出会う」(8月2日、8月30日、9月13日全3日間開催)など、関連企画が多数開催される。詳細は森美術館ウェブサイトにて告知されている。
2015年06月19日