職場で昇進したもりりんパパ。仕事は頑張り時ですが、家では子どもたちの世話に追われる毎日。そんなパパの心と体に、ある日異変が…!突然の昇進…このプレッシャーが引き金?さらにこの頃娘が保育園になじめず、園との対話も難航しもりりんパパの心は蝕まれていきます。板挟み生活の果てにパパの体に激痛が…そしてある朝、異変が起きるのです。原因不明の激痛のため、もりりんパパは家事や育児がほとんどできなくなっていきます。自分なんてなんの役にも立たないと落ち込むもりりんパパ…でもある日、家族を救うある気づきが訪れるのでした。こちらはもりりんパパの経験をもとに2021年7月4日よりウーマンエキサイトで公開された漫画です。漫画に対する読者からのコメントをご紹介します。苦悩するパパの声…家族のあるべき姿とは主婦の大変さが叫ばれるようになった昨今ですが、同じ家庭を支える身として苦労するパパたちの声が集まりました。・「お互いができる範囲でやろう」と定期的に確かめ合っているのですが、最近私の家事育児の粗ばかり気になるようで、ダメ出しが会話の8割になっています。 そんな日々なので、常に自分を守る思考・言動になってしまうのが悩みです。 男性社員で唯一育児フレックス制度を使い、毎日残業せず、時には有休を使いながら、平日休日問わず朝五時起きで毎日フルコミットしても、当たり前と取られることに疲れました。・育児には積極的に参加しており、この漫画のように保育園から帰ってきた後は5歳と0歳の育児、食後の片付け、お風呂、寝かしつけ、次の日の保育園の用意、妻の話を聞く、そして妻が寝る時に寝るパターンです。 ただ、私の場合は妻がやらないから私がやるしかないだけです。 休みの日は一日中育児と家のこと、妻は横になってスマホを触るだけ。 何か言えばキレてくる。理由をつけてこちらがするのが当たり前に言ってきます。でも身体も心もまだ壊れない。 いっそ壊れてしまいたいのに壊れない自分に困る。・1歳の双子を育てている父親です。 昨年末に転勤して、縁もゆかりもない新天地で専業主婦の妻と二人三脚で育児しています。仕事が上手くいかずストレスを抱えながら、自宅にいるときは家事や育児に参加しています。 自宅にいるときはあまり気が休まらず、常に双子たちを気にかけています。平日は妻がワンオペ状態なので、自分が家にいる朝晩は家事の参加、休日は率先して育児や家事しているので、正直、全く仕事の疲れがとれず、疲れが爆発して今は仕事の内容を軽くしてもらって、メンタルクリニックに通っています。・この方や私のように、仕事と家事育児の板挟みや、あるべき姿・ありたい姿と葛藤する父親がいることを取り上げていただけると嬉しいです。 理解されなくても構いません。私達のような存在を一刀両断する価値観の人も恐らくいるでしょう。 それでも、最適解を求めて足掻く人がいることに気付いてもらえたら少しだけ報われます。・ 毎日妻と娘を送り届けた後、だだっ広い駐車場の端っこに停めた車の中で、言葉になってないただの声を思い切り叫び、心を落ち着かせてから日常生活に戻っています。・私は共感できる所が多かったので、少し気持ちが楽になりました。(中略)板挟みで休まる場所がない辛さを取り上げている記事も少ないので(きっと世の中的に育児しない夫の割合が未だに多いせいなのかなと思って腹が立ちます)、とても良いと思いました。育児する年代は職級も上がってきて仕事の責任も裁量も上がっていく割合が高くなってくるので、慣れ切らない責任と仕事したくても仕事に振り切れない現実と向き合う苦悩がもう少しでも認知されると良いなと感じました。育児と仕事、そして配偶者との板挟みで悩みながらも、家族のために奮闘しているパパたちの姿が見えてきました。核家族化も進み、妻ばかりでなく夫の負担が増えた昨今。もりりんパパはこれから元気を取り戻すことができるのでしょうか。▼漫画「サヨナラ、心がくじけたパパ」
2023年10月28日■前回のあらすじ1人での育児に疲労困憊していていたパパ。でも、意外と子連れでも趣味の時間を確保できることに気付いたのです。 >>1話目を見る ■つらかった あの頃…いま思うと、これまでにさまざまな出来事がありました…。困難にぶつかりながら、自分なりに見つけていった解決策がありました。そして今は…。父親ならではの苦労や葛藤。そんなこれまでのお話を描かせていただきましたがいかがだったでしょうか。それでは、今回のお話で最終回となります。ここまで読んでいただきありがとうございました!またお会いできたらと思います!!▼もりりんパパ連載 【もりりんパパと怪獣姉妹】
2021年07月12日■前回のあらすじ次女がまだ1歳になった頃、妻が入院。僕一人で子どもたちの面倒をみる日々に、疲労が溜まりどんどん余裕がなくなっていく。そんなある日、長女から声をかけられて…。 >>1話目を見る ■親はすべて我慢するものだと思っていた…正直かなりきつい期間ではありましたが、長女の一言で大切なことに気づくことができました。「親なんだから」「子どものためには…」といった言葉に僕自身が縛られていたことに気づきました。親だってストレスは溜まるし、息抜きはしたくなる。そんな当たり前のことをすっかり忘れていたのです。もし妻も僕もこうして好きなことをする時間をもっと取り入れていたら、何かが変わっていたのかもしれません。でも、僕たちはまだ子育ての途中で…。次回に続く(全9話) 毎日7時更新!
2021年07月11日■前回のあらすじ僕の病気によって陥った最悪な夫婦関係も改善。さらに僕の病気が「ストレスや不安」で起こるものとわかったことで、病気も回復方向に…。そして妻のおなかには2人目が…。 >>1話目を見る ■妻の入院父だけの育児が開始したのですが…。次女誕生といううれしい出来事が起こったのに、まさかの妻の入院。これによって、僕ひとりで育児をしなければならなくなってしまいました。これまでも妻と一緒になって子育てはしているつもりだった僕。妻から愚痴を聞かされる度に、大変さを理解しているつもりでしたが、それはまったくの間違いだったことがわかったのです。大変でテンパっている中、子どもにある言葉をかけられて…。次回に続く(全9話) 毎日7時更新!
2021年07月10日■前回のあらすじ突然僕を襲った原因不明の病気。仕事も、子育ても何もできず、僕の精神状態は病気の期間の長さに比例して悪化していってしまい…。 >>1話目を見る ■家庭で吹き荒れる不協和音次第に僕の体調が悪くなっていた。これまで妻にほとんど愚痴をこぼしてこなかった僕だが、激痛と仕事も育児もできない状態に、つい弱音を吐くことが増えていきました。しかし、妻は僕や娘のこと以外にも問題を抱えていて…。この頃妻は、僕の看病や家事育児に加えて、妻の母の介護も担っていました。義母の体調が芳しくないことも、さらに妻を追い詰めていたのだと思うのですが、お互いに自分のツラさを相手に訴えることで、泥仕合になっていきて…。僕は病気で寝たきり、妻は実母の介護で疲労が溜まる…家庭のなかは、本当に最悪な状況でした。これまで自分のツラさを言ったことがありませんでしたが、この頃は気持ちを吐露せずにはいられなかったのです。こんな夫婦喧嘩を何度か繰り返しながら、それでも気持ちが吐き出せるようになったことがよかったのか少しずつ病気は回復し、そして妻との関係も改善に向かって行きました。僕の病気はすぐに完治するとまではいきませんでしたが、それでも「病気の原因がわかった」ということはとても気持ちを軽くしました。次女の誕生とともに家族の形も変わっていくはずだったのですが…まだ試練が残っていたのです…!次回に続く(全9話) 毎日7時更新!
2021年07月09日■前回のあらすじ保育園から発達の指摘を受けて、支援センターに通うことになった娘。しかし支援センターからは保育園の関わり方次第で良い方向に行くと言われたのですが…。 >>1話目を見る ■園長の驚くべき発言…保育園からの指摘で娘が通うことになった支援センター。その支援センターから現在の保育園について話があり…。園長の突然の発言で、話し合いが凍り付く…。 保育園を選ぶときに、「娘に合ったところ」といった一番重要なところをあまり深く考えていなかった僕たち。結果的に、娘は合わない保育園でずっと苦労させてしまったことに。そして園長と話し合って知ってしまった保育園が大切にしていたこと。それはもしかしたら子どもの保育や成長を見守るよりも「保育園の教育方針のプライド」が優先だったのではないだろうか…。そんなことを考えながら車中では涙が止まらなくなっていました。悔しい。悲しい。申し訳ない。息が詰まっていく…。次回に続く(全9話) 毎日7時更新!
2021年07月07日■前回のあらすじ職場は独身者が多く、家に帰ってから育児しなくてはならないパパの気持ちはわかってもらえませんでした…。 >>1話目を見る ■妻からかかってきた1本の電話…でも、言われてみれば思い当たる節があって…。長女の発達について気になりはしつつも、「この年齢ならこんなものだろう…」といった想いもあったので、保育園からの指摘には、さすがにショックを受けました。しかし僕以上にショックを受けてしまった妻の前で、僕がオロオロするわけにはいかない! という気持ちだけでなんとか前に進もうとしました。ところが支援センターで思いもかけないことを言われてしまい…。次回に続く(全9話) 毎日7時更新!
2021年07月06日■前回のあらすじ昇進し、年上に指示を出さなくてはならなくなったパパ。家では育児もある身。相当なプレッシャーがかかり…。■職場でわかってもらえない家庭での役割家での人間関係、職場での人間関係。あちらを立てればこちらが立たず。難しいところなのです。じつは、その頃の僕は、家庭である大きな問題が起こっていて…。次回に続く(全9話) 毎日7時更新!
2021年07月05日子育てを頑張ろうとしていたはずなのに、家族とも会社でも歯車がかみあわなくなっていく…。そして心が折れてしかも病気になってしまった。これは、そんな状態にサヨナラしようと、復活するためにもがいた10年間のお話です。■すべてのはじまりさらに大変だったのが…。僕は過去に、さまざまなことが重なって、身体まで壊してしまったことがあります。そこからいろいろともがきながら、家族で乗り越えていきました。どうぞ最後までお付き合いいただけたら幸いです。次回に続く(全9話) 毎日7時更新!
2021年07月04日こんにちは、ママライターのfurahaです。マタニティブルーという言葉はよく知られていますが、皆さん“パタニティブルー”という言葉をご存じですか?産後、精神的にも体力的にも一番きついのはもちろんママ。でも、パパにだって父親になったことに対する戸惑いや不安は同じようにあるのです!産後、パパに対して「もっと育児を手伝ってくれたらいいのに!」「何で言われないとできないの!?」と不満に思うママは少なくありません。しかし、この“パタニティブルー”について知っておくと、そんなときにパパを見る目が少し変わるかも!?出産前のパパママ両方にぜひ知っておいてもらいたい、マタニティブルーとパタニティブルーについて紹介します。●マタニティブルーの原因マタニティブルーとは、出産後に情緒が不安定になることをいいます。不安な気持ちになったり、いつもなら何とも思わないことで落ち込んだり。出産の疲れ、育児に対する不安、孤独感、さらに産後のホルモンバランスの変化 が原因だと言われています。一般社団法人日本家族計画協会によると、**********日本人は2人に1人の確率でマタニティブルーになるというデータもあり、こうした状態は病気ではなく、ほとんどの方は10日~2週間もすれば自然に治るもの**********だそうです。●パタニティブルーの原因3つ赤ちゃん誕生による環境や生活の変化が原因で、パパがマタニティブルーと同じような症状になることをパタニティブルーといいます。パタニティブルーの原因は人によって違いますが、主な原因としては以下3つが挙げられます。●(1)育児と仕事の両立が難しいため日本では、まだまだ男性が育児休暇を取るというケースはまれ。従って、ほとんどのパパは今までと変わらず仕事をしながら育児もすることになります。自分も育児に積極的に参加したいと思うパパであればあるほど、子どもと過ごす時間が少ないことや、ママに比べて赤ちゃんにうまく接することができない ことに悩んでしまうケースが多いようです。また、赤ちゃんの夜泣きでよく眠れなかったり、土日にゆっくり疲れをとることができなかったり、奥さんの変わりに家事もしている男性の場合は慣れない家事に苦労したり。仕事も育児も頑張りたいのに両立ができないというジレンマに陥ってしまいます。●(2)子どもが産まれたことで一家の大黒柱としての責任を感じるため最近は共働きの家庭が増えていますが、それでも子どもが0歳のうちは育休をとったり仕事の量を減らすママがほとんどです。特に責任感の強い男性は、子どもが産まれたことで自分が家族を養っていかないと、というプレッシャーを感じることもあります。●(3)夫婦の時間が減り、赤ちゃん中心の生活になるため子どもが産まれると、ママは24時間赤ちゃんにかかりっきり。慣れない育児と家事の両立で精一杯で、赤ちゃんが寝ているときは自分も一緒に寝ないと体力がもたない状態。もちろん、パパに気を遣っているような余裕はありません!しかし、夫婦2人きりの時間が減ったことや奥さんの意識が自分に向かなくなったことに寂しさを感じる男性も多いようです。また、それまで大人の生活リズムだったのが、一気に赤ちゃん中心の生活に変化します。仕事で疲れて帰ってきても家で今までのようにリラックスできなかったり、生活習慣の変化にストレスを感じる パパもいます。妊娠中に少しずつ母親になる気持ちの準備をしているママに対して、赤ちゃんが産まれてきて突然父親になった感覚が強いパパは、ママ以上に親になったことに対する動揺や不安が大きいようです。アメリカの医学誌『米国医師会雑誌』が2010年に発表した研究では、**********妻の妊娠中や出産後にうつ状態を経験する割合は、国際平均8.2%。父親のうつ状態がピークに達するのは妻の出産後3~6か月ごろで、25.6%がうつを経験していた**********というデータが出ています。●マタニティブルーとパタニティブルーの予防法・解決法5つでは、マタニティブルー、パタニティブルーにならないためにはどうすればいいのでしょうか?●(a)夫婦間でコミュニケーションをしっかりととる育児や生活の変化に対する不安な気持ちは、誰かと共有することで軽減されます 。また、パートナーに対して思っていることもためこまずに話し合うと意外とすんなり解決するもの。赤ちゃんが低月齢のうちはなかなか難しいですが、少しでも夫婦2人の時間を持ちコミュニケーションをとるようにしましょう。●(b)相手のありのままの姿を受け入れるママなんだから、育児はできて当たり前。パパだって、休みの日に育児をするのは当たり前。そんな風に思われがちですが、ママもパパも親になったばかり。うまくできないこともあれば、失敗することもあります。育児に対するストレスも少なからず感じます。また、パパに関していうと、ママと同じようにうまく育児ができなくて当然です。大切なのは育児でお互いを責めないこと 。パートナーがマタニティブルーやパタニティブルーになっていると感じたら、それを受け入れてあげるようにしましょう。一番身近な存在であるパートナーに受け入れられることで、気持ちに余裕がでてきます。●(c)一人で抱え込まずにパートナーや周りの人を頼る特にママは自分一人で育児も家事もしないといけないと思ってしまいがちですが、一人で抱え込まずにパパにやってもらいたいことがあれば頼みましょう(パパが気付いて自分からやってくれると思うのは間違い。口に出して頼まないとわからない男性がほとんど です)。そして、お互いに対して「ありがとう」という感謝の言葉も忘れずに!夫婦二人でできない場合はご両親など周りの人を頼ってみるのもいいでしょう。●(d)産前から産後の生活をイメージしておく特にパタニティブルーは、産後の生活の変化に対する戸惑いからくる場合が多いので、両親学級に参加する などして妊娠中から父親になることに対する心の準備をしておきましょう。ママも、産後のことをパパと話し合い共有することで、出産や育児に対する不安が減ると思います。●(e)たまにはお互い1人の時間をもつママの場合は赤ちゃんが低月齢だと難しいかもしれませんが、できることならお互い一人の時間を持ってリフレッシュできるようにする といいでしょう。特にパパは子どもが産まれたことで飲み会に参加する頻度を減らしたり、自分の趣味に時間を割けなくなったことで大きなストレスを感じる人もいます。ママからすれば「遊ばずに育児を手伝ってよ」と思うところですが、たまには一人の時間もあげてみてはどうでしょうか!?----------マタニティブルーもパタニティブルーも、真面目で責任感が強く、パパの場合は育児に積極的に参加したいと思っている人がなりやすいと言われています。それって、裏を返せば、赤ちゃんのことを真剣に考えているとてもステキなママ・パパですよね。産前から夫婦で育児について話し合い、相手がしんどそうなときはもう片方が受け入れてあげる。そうすることで、マタニティブルー・パタニティブルーは予防したり重症化するのを防ぐことができます。これから出産を迎えられるご夫婦は、赤ちゃんとの新生活をスタートするにあたり、参考にされてみてはいかがでしょうか!?【参考リンク】・マタニティブルー | 一般社団法人日本家族計画協会()●ライター/furaha(ベビーマッサージ講師)
2016年04月08日Timers(タイマーズ)はこのほど、「出産にまつわるプレッシャーに関しての意識調査」の結果を発表した。同調査は2014年12月18日~22日、フォトカレンダーアプリ「Famm」を利用する男女857名を対象にインターネットで実施した。まず、「パタニティブルー」について調査を行った。パタニティブルーとは、出産前後に男性が生活環境や精神面での変化によってうつ状態になってしまうことを言い、いわゆる「マタニティブルーの男性版」とされている。その認知度について確認したところ、79.2%の人が「知らない」と回答した。しかし男性に対して内容を説明したあとで、経験したことがあるかを質問すると、「経験した」「経験したかもしれない」「それに近いようなことを経験した」と回答した人が47.1%にのぼった。また、女性に「男性がパタニティブルーになることに対してどう思うか」を質問したところ、「経験しても仕方ない」「経験するのが当然」という受け入れ派が8割を超える結果となった。続いて、パタニティブルーを経験したことのある男性に具体的な質問をした。その結果、「子どもにちゃんと親として愛してもらえないかもしれないことが不安」と回答した男性(「すごく不安」「不安」「ある程度不安」と回答)は36.4%を占めた。また、「自分が良い父親になれないかもしれないことが不安」と回答した男性(「すごく不安」「不安」「ある程度不安」と回答)は48.4%という結果となった。不安を払拭(ふっしょく)できた行動について質問をしたところ、「妻との育児についての話し合い」が52.0%で最も多かった。次に多かったのは、「産婦人科に一緒に行く」「出産に立ち会う」「友人から育児の話を聞く」の項目で、それぞれ3割以上となっている。続いて、女性を対象に「出産することへの親からのプレッシャー」について調査を行った(同調査では、そういった親からのプレッシャーを受けることを「マゴニティブルー」と呼称している)。その結果、37.4%の女性がマゴニティブルーを経験していることがわかった。そこで、マゴニティブルーを経験したことのある女性に「プレッシャーをかけられたことで何かマイナスなことが起こったか」という質問をした。その結果、24.2%の女性が「少しマイナスなことが起こった」「とてもマイナスなことが起こった」と回答した。
2015年01月29日無料で届くフォトカレンダーアプリ「Famm(ファム)」を運営するTimers(タイマーズ)はこのほど、「Famm」を利用する男女857名(男性229名、女性628名)を対象に、「出産にまつわるプレッシャーに関しての意識調査」を実施し結果を発表した。調査期間は2014年12月18日~22日。○男性47.1%がパタニティブルーを経験「パタニティブルー」とは、出産前後に「男性が」生活環境や精神面での変化によってうつ状態になってしまうことを言い、いわゆる「マタニティブルーの男性版」とされているとのこと。まずはその認知度について調査したところ、およそ8割の夫婦が「知らない」と回答。しかしながら、男性に対して内容を説明し、「あなたはパタニティブルーを経験しましたか?」と質問したところ、「経験した(7.1%)」「それに近いようなことを経験した(12.4%)」「経験したかもしれない(27.6%)」という結果に。意識はしていなかったものの、約半数にものぼる男性が近い症状を体験していたことが明らかとなった。○パタニティブルーに効果的なのは「妻との話し合い」続いて、「パタニティブルー」についての経験を具体的に調査。『子どもにちゃんと親として愛してもらえないかもしれない』と不安に感じたことはありますか?」という質問に対し、36.4%の男性が「ある」と回答した。さらに、「自分が良い父親になれないかもしれない」と感じたことがある男性は48.4%と、2人に1人の男性が悩みとして感じ、またプレッシャーを与える原因になっているということが判明した。続いて、そういった不安を払拭できた行動について質問したところ、最も多かったのは「妻との育児についての話し合い(52.0%)」だった。ほかにも「産婦人科に一緒に行く(33.3%)」「出産に立ち会う(32.9%)」「友人から育児の話を聞く(31.1%)」といった項目も30%程度の支持を集めた。○女性の37.4%が「マゴニティブルー」を経験次に、女性を対象に「親から"孫をつくってほしい"という過度な期待・プレッシャーからくるブルー(マゴニティブルー)を経験した事はありますか?」と尋ねた結果、37.4%の女性がプレッシャーを感じたとのこと。また、プレッシャーによって何かマイナスなことが起きたか質問したところ、大小の差はあれど24.2%の女性が「マイナスなことが起こった」と回答した。両親からのプレッシャーは女性の精神面や肉体面、もしくは夫婦間の関係に良くない影響を及ぼす可能性があると考えられることから、調査では「実際のマイナスな影響について周囲が理解を深めないと、今後はよりいっそう周囲プレッシャーによるマイナスな影響が拡大することが懸念される」とコメントしている。
2015年01月28日