『1型糖尿病』を抱える薬学生の、みくまちゃん(@popococo0326)さんは、全日本空輸株式会社(通称:ANA)の飛行機を利用した時のエピソードをXに投稿しています。『1型糖尿病』は、現在の医学では治らない病気といわれており、薬により血糖をコントロールしなければなりません。低血糖になると、アラームで知らせてくれる『血糖測定器』を持ち歩いている投稿者さん。フライト中に『血糖測定器』のアラームが鳴り、だんだん足に力が入らなくなったのだとか。低血糖を起こした時のために持っていたブドウ糖を補充しようとしましたが、それが入ったポーチが上の荷物入れにあることに気が付きます。※写真はイメージ幸いにも、キャビンアテンダント(以下、CA)が通りかかったため、事情を説明し、荷物入れにある薬を取ってもらいました。その後、投稿者さんの症状などを詳しく聞いてくれたというCA。低血糖になったら、糖分を取らないといけないことを話すと…。CAは、投稿者さんの体調を気に掛け、飴とリンゴジュースを持ってきてくれたのです。袋の中には、たくさんの飴が入っており、少しでも体調がよくなるようにという想いが感じられますね。投稿者さんは、CAの対応に「本当に感謝です。ありがとうございました」と気持ちをつづっていました。CAによる『神対応』は、投稿者さんの記憶に残り続けるでしょう。[文・構成/grape編集部]
2024年07月12日今回のお悩み「病気で休職することになった。頼れる制度を教えて!」実家から遠く離れて一人暮らしをしながら働いているのですが、病気で休職することになりました。貯金は人並みにあるものの、会社に伝えた時期にちゃんと復帰できるか自信も無く、とても不安です。傷病手当金など、こんな時に頼れる制度があれば教えてください。(30代半ば/専門職)■傷病手当を受けられる条件は?休職中は、原則として給与やボーナスを受け取ることはできず、税金や社会保険料は変わらず払い続ける必要があります。その期間中に、被保険者の生活を保障するために設けられたのが「傷病手当」の制度です。傷病手当とは、病気や怪我などによる会社を休んだ日が3日間続き(待期期間)、4日目以降、休んだ日に対して支給される制度のこと。傷病手当金は、1日につき標準報酬日額の3分の2に相当する額が支給され、支給期間は最長1年6カ月です。ただし、会社から傷病手当金の額よりも多い報酬額の支給を受けた場合や、欠勤日を有給休暇にしたときは、傷病手当金は支給されません。具体的な計算方法は、1日あたりの支給額 = [支給開始日以前の継続した12カ月の各月の標準報酬月額の平均した額]÷30×2÷3例として標準報酬月額280,000円休業日数180日、休業中の給料が0の場合支給額は1,119,600円になります。ただし、国民健康保険に加入されている方、任意継続被保険者の方には支給されないので、ご注意ください。ただし一部例外があり、新型コロナウイルス感染症に感染した場合に、一定の要件を満たすと、国民年金保険の加入者でも、傷病手当金を受けることができます。また、通勤中や仕事上で起きた病気や怪我の場合は「労災保険」が適用されますので、傷病手当は支給されません。■傷病手当はどのように申請するの?傷病手当の申請手続きの方法は、会社によって異なりますので、事前に確認しておくと安心です。まずは病院を受診した上で、直属の上司に相談したのち、総務課やしかるべき部署や担当者へ報告、申請をしましょう。申請書は、申請者、会社、医師が記入する欄がありますので、それぞれに記入してもらう必要があります。自分で申請手続きを行う場合、基本的には休職から復帰した後に、速やかに健康保険組合に申請する流れになります。長期の入院などで、自分ひとりで手続きするのが困難な場合は、担当部署や健康保険組合に相談してみてください。また、復帰がかなわず退職することになった場合は、一定の条件を満たす場合は、退職後も継続して傷病手当金をもらうことができます。退職後、再就職の意欲があり、就職活動を行えば失業保険金の給付や、収入が減少して保険料を納めることが経済的に困難な場合は、国民年金保険料の免除などが受けられますよ。■傷病手当を知らない会社員も少なくない!基本的にはどの会社でも制度として設けられている傷病手当ですが、この制度を知らない社員は少なくありません。あとから損をしてしまったと気づくことのないよう、基礎知識として頭の片隅に入れておき、もしもの事態に陥ったときは忘れずに活用しましょう。ちなみに傷病手当には時効があり、受けることができるようになった日の翌日(起算日)から2年で給付金を受ける権利が消滅しますので、申請は忘れず速やかに行いましょう。また、時効は起算日の2年後から1日ずつ消滅していきます。令和のマネーハック99意外と知らない人も多い「傷病手当」。病気や怪我で3日以上休むときは活用しよう。(監修:丸山晴美、取材・文:高橋千里、イラスト:itabamoe)
2024年07月01日2024年6月26日、悪魔教の教祖であり、世を忍ぶ仮の姿として人間の形相で音楽活動をしている、アーティストのデーモン閣下がウェブサイトを更新。早期のがんにより、入院と手術を受けていたことを公表しました。デーモン閣下「がん検診に行くべし!」所属事務所である株式会社パワープレイミュージックによると、デーモン閣下は同年2月にかかりつけ医に勧められて、内視鏡による検査を受けたとのこと。その際に、本来の検査目的ではない部位において、早期のがんを見つけることができたといいます。同年4~5月にかけて検査入院と手術をして、同年5月下旬に退院。手術後は問題なく回復し、同年6月現在は、体力を回復させるためのトレーニングをするまでに至っているとのことです。なお同社は、デーモン閣下の病気と手術を公表した意図について、このように伝えています。デーモン閣下は、厚生労働省「上手な医療のかかり方大使」を5年、広島県「がん検診啓発特使」を12年間務めており、その活動の中で「かかりつけ医を持つことの必要性」や「がん検診を定期的に受けて早期に発見すれば治る可能性が高い。」ということを訴えてきました。そのため、実体験として「かかりつけ医の勧めにより受けた検査で早期のがんを発見できて、手術により完治できた。」ということを公表することで、より強いメッセージを伝えられると考えましたので、この度ご報告させて頂きました。デーモン閣下公式サイトーより引用厚生労働省の『上手な医療のかかり方大使』や、広島県の『がん検診啓発特使』を長年務めている、デーモン閣下。これまで活動を通して伝えてきた、かかりつけ医を持つことの必要性や、定期的ながん検診の重要性を、より強いメッセージで伝えられると考えて、公表したといいます。デーモン閣下自身も、以下のようなメッセージを届けていました。グハハハハハハハ~!デーモン閣下である。何度目かの「改造手術」であった。驚いた諸君も多いであろうが、ビックリすることはない。いまや日本人の2人に1人はがんにり患する時代。人間のからだを借りて活動している吾輩にも順番がやってきただけのことである。公式発表にも書かれているとおり吾輩の場合、がん発見はかなりの早期段階であり、ステージも1の軽いほうであった。特に自覚症状も無くからだがピンピンしている時に見つけられたから治療もスムーズで術後の体調にも大きな問題はなかった。ついでに診てもらい、転移など他にがんが見つからないことも確認ができた。なに、「どこのがんだった」かを知りたい?そうであろうが、今は内緒だ。またがんの他にもやっておいたほうが良い疾患を見つけられ、その治療もできた。あらためて「かかりつけ医」の存在と「検診」がいかに大事であるか、そして「早期発見」がどれほど自分や周囲に安心をもたらすかを、己の身をもって認識した次第である。「かかりつけ医」とそれぞれの「専門医」、そして周囲の理解協力に大いに感謝である。吾輩は現状、既に在宅の仕事は着々とこなしている。身体作りも開始している。これを読んで心配に思ってくれている諸君、ご苦労!だが案ずるな。心配している時間があったら「がん検診に行くべし!」。...←説得力が増し増しだな。早期に発見し治療すればこんなにも短期間で現場復帰ができる、ということを諸君に見せつけるために、寒い季節にならないうちには元気な姿で現れ、また力強く歌い、憎まれ口をたたきに行くことを楽しみにしている。諸君も首を、...色んな首を洗って待っているように!ではまた会おう、ブヘヘヘヘヘヘヘ~!デーモン閣下公式サイトーより引用かかりつけ医の勧めによって行った検査で早期のがんを見つけ、無事に完治したデーモン閣下からのメッセージ。説得力のある言葉には、多くの人が納得したようです。・閣下、本当によかった。かかりつけ医を持つことや定期的な検査は、本当に大切ですね。・がん検診を受けないという人は多いので、こういう形で啓発をしてくれることに感謝。・悪魔もがんになるのだから、我々も定期的に検査に行ったほうがいいな。無事で何より。・がんは早期発見こそが最大の武器。閣下自身、ずっとこの活動をしているからこそ説得力がある。早く元気な姿を見られますように!メッセージを受け取って、「自分もがん検診を受けよう」と思った人は多いのではないでしょうか。デーモン閣下の想いが、たくさんの人に届くといいですね。[文・構成/grape編集部]
2024年06月27日2024年6月下旬、各地で猛暑日が続いています。気温が高い日には、買った食材をすぐに冷蔵庫に入れるなど、保存に気を付けている人も多いでしょう。しかし、魚などの生ものは、低温保存するだけでなく、さまざまなことに注意しなければ、食中毒にかかってしまうリスクがあると、東京都中野区(以下、中野区)のウェブサイトが注意を呼びかけています。サンマ、サバなどの赤身魚のヒスタミン食中毒に注意してサンマ、サバ、イワシ、ブリ、マグロなどの赤身魚には、交感神経を刺激するヒスタミンの原料となるヒスチジンが、多く含まれています。これらの魚を食べてヒスタミン食中毒になると、食べた直後から1時間以内に顔や耳たぶが赤くなり、舌や唇がピリピリとしびれたり、頭痛や発熱を起こしたりすることがあります。ヒスタミン食中毒を予防するために、気を付けるべきことについて、中野区のウェブサイトでは、次のようにつづっています。・魚を購入した際は、常温に放置せず、速やかに冷蔵庫で保管するようにしましょう。・赤身魚の干物など、加工品も低温保存してください。・ヒスタミン産生菌は、魚のエラや内臓に多く存在します。魚のエラや内臓は、購入後できるだけ早く除去しましょう。・冷蔵でもヒスタミンが増えることがあります。長期間保存する場合は冷凍してください。・冷凍した魚を解凍する時は、冷蔵庫内で解凍してください。また、冷凍、解凍の繰り返しは避けてください。・鮮度が低下した恐れのある魚は食べないようにしましょう。調理時に加熱しても、ヒスタミンは分解されません。・ヒスタミンを高濃度に含む食品を口に入れたときに、くちびるや舌先にピリピリとした刺激を感じることがあります。・違和感を感じたら、食べずに処分してください。中野区ーより引用魚を購入した際は、常温で放置せず、速やかに冷蔵または冷凍で保存してください。冷凍した魚は、解凍したらその日に食べましょう。冷凍と解凍を繰り返すと、魚の鮮度が落ちて食中毒のリスクを高めてしまう恐れがあります。また、ヒスタミン産生菌は、エラや内臓に多く存在するので、購入後、できるだけ早く除去するのがよいといいます。万が一、ヒスタミン食中毒の症状である、唇や舌先のピリピリとした刺激を感じたら、食べるのをやめ、魚を処分しましょう。夏は特に、食中毒対策を心掛ける必要があります。中野区が教える食中毒を予防するためのポイントを覚えておきましょう。[文・構成/grape編集部]
2024年06月26日焼いたり、揚げたり、蒸したり、さまざまな料理に使える万能食材の、ジャガイモ。ポテトサラダやフライドポテトなど、レシピは無限大です。また、適切な環境で保存すれば長期保存が可能なので、家庭でストックしておくと便利ですよね。しかし、そんなジャガイモは、あることを知らずに食べると、食中毒に掛かってしまうリスクがあると、長崎県のウェブサイトが注意を呼び掛けています。苦みやえぐみがあるジャガイモに要注意ジャガイモから芽が出たり、皮が緑色になったりした経験はありませんか。そのようなジャガイモを見つけたら、放置してはいけません。長崎県はウェブサイトでこのようにつづっています。ジャガイモの芽(芽とその芽の根元)や、皮(特に光が当たって緑色になった部分)には、天然毒素であるソラニンやチャコニンが多く含まれているので、これらの部分を十分に取り除くことが大切です。また、家庭菜園などで作られた未熟で小さいジャガイモは、ソラニンやチャコニンを多く含んでいることもあるので、注意が必要です。長崎県ーより引用芽や皮の緑色になった部分には、天然毒素であるソラニンやチャコニンが含まれているため、しっかりと取り除いてから食べるようにしましょう。ソラニンやチャコニンを体内に摂取してしまうと、吐き気やおう吐、下痢などの症状が現れることがあります。毒素による食中毒を予防するには、以下のようなことを気を付けてください。・イモに光(日光、蛍光灯)があたると増える⇒ポイント①イモに光を当てない・未熟なイモでは、濃度が高いことがある⇒ポイント②イモは大きく育て、熟してから収穫する・イモを傷つけると増える⇒ポイント③収穫、保管時にイモを傷つけない・芽とその周辺や緑色の部分では、濃度が高い⇒ポイント④芽とその周辺や緑色の部分は除く・皮では、内側の部分より濃度が高い⇒ポイント⑤皮はできるだけむく・濃度が高いとイモが苦くなる⇒ポイント⑥苦味やえぐみのあるイモは食べない長崎県ーより引用ジャガイモは、適切な環境で管理していれば、常温保存が可能です。しかし、日光や蛍光灯が当たる場所に置いたり、傷付いたりすると、毒素が増えてしまう恐れがあります。もし、ジャガイモに芽や変色が見られた場合は、少し深めにえぐったり、むいたりして、完全に取り切るのが大事だといいます。万が一、ジャガイモを食べて苦みやえぐみを感じた場合は、毒素の濃度が高い可能性があるので、食べるのをやめてください。ジャガイモに含まれる毒素は、ゆででも分解されにくいので、しっかりと取り除くか、思い切って捨てるのもいいかもしれません。安全においしく食べるためにも、ジャガイモは光と傷に弱いことを覚えておきましょう。[文・構成/grape編集部]
2024年06月26日2024年6月13日、タレントの佐藤弘道さんが体調不良のため、活動を一時休止することを発表しました。所属事務所である株式会社太田プロダクションのウェブサイトでは、佐藤さん本人によるコメントが公開されています。6月2日(日)、研修会指導に向かう機内で体調を崩し、下半身麻痺となり歩けなくなってしまいました。病名は「脊髄梗塞」です。今は緊急入院をし、投薬とリハビリの日々を過ごしています。この数日間、SNSを一度もあげず、ファンの皆様、ご関係者の皆様には大変ご心配をお掛けいたしました。今後は長い闘病生活になりますが、リハビリに力を入れて復帰に向けて頑張りたいと思います。「脊髄梗塞」は残念ながら有効的な治療法が無いことは知っています。今は全く歩けません。リハビリでどこまで回復するか分かりませんが、現実と向き合い、今出来ることを一生懸命に行い、また皆様にお会い出来る日を楽しみにしております。今後とも応援の程よろしくお願いいたします。太田プロダクションーより引用佐藤さんは、同月2日に機内で下半身まひとなり、歩けない状態になってしまったといいます。病名は『脊髄梗塞』。現在は全く歩けない状態だそうです。教育番組『おかあさんといっしょ』(NHK)で第10代『体操のお兄さん』を12年間勤め、『ひろみちお兄さん』の愛称で親しまれている、佐藤さん。突然の発表に、多くの人から心配や応援の声が上がっています。・大変だ…。回復するといいのだが。・子供の頃に見ていました。ひろみちお兄さん、頑張って!・『脊髄梗塞』って初めて聞いた。回復を祈っています。佐藤さんがいう通り、脊髄梗塞には有効性が確立された治療法がないとのこと。それでも、かつて『体操のお兄さん』として、子供たちに笑顔を与えてきた佐藤さんは、諦めずにリハビリと治療を続けていくのでしょう。佐藤さんの1日でも早い回復を、多くの人が祈っています。[文・構成/grape編集部]
2024年06月13日昔話の『桃太郎』には、犬・サル・キジを引き連れた桃太郎が鬼と戦う、熱い展開があります。キジが鬼の目を突き、サルが引っ掻き、犬が噛みついたとされていますが…本当にそんな戦法で、強い鬼に勝てたのでしょうか。漫画家の、あげぞう(@4koma_agezou)さんは、桃太郎一行と鬼のバトルに関しての作品をXに投稿。ある方法で勝利を取りに行く、犬の雄姿を描きました。なんと、犬は狂犬病に罹患していました!狂犬病は、人獣共通感染症のウイルス性疾患。発症すると、ほぼ100%死に至る恐ろしい病気です。人に感染する主な原因は犬のため、犬側と人側のワクチン接種で予防することができますが…鬼の場合はどうなのでしょうか。鬼の反応を見るに、人と同じように狂犬病に感染し、死亡することもあるのかもしれません!こんな攻撃を受けたら、恐怖から降参するのも理解できるでしょう。漫画はネット上でまたたく間に拡散され、多数のコメントが寄せられました。・反則すぎて笑った。・絶対あかん。この鬼、終わったわ…。・自分の余命を考えたら、一矢報いることができて、犬も本望だろうな。・1コマ目を見返すと、犬の顔が『覚悟が決まった者の表情』に見えるよ。・狂犬病の犬は水を怖がるから、海を渡る時は壮絶だったろう。安らかに眠れ、犬よ…。狂犬病には、かまれた被害者が受ける緊急対応の治療『曝露後予防接種(PEP)』があります。医療が発達している時代なら、この鬼も治療を受けて助かったかもしれません。しかし、『桃太郎』の原話が形成されたとされる室町時代で考えると、治療は絶望的です。桃太郎一行の、予想外な方向性の『強さ』に、鬼も涙目になりそうですね![文・構成/grape編集部]
2024年06月09日時には命に関わることもある、恐ろしい熱中症。健康を保つには、夏はもちろんのこと、室内にいる時も意識をして定期的に水分を摂取する必要があります。愛用の水筒を用意し、外出をする際に必ず持ち歩いている人は少なくないでしょう。中毒症状につながる『水筒のNG』に注意喚起東京都保健医療局は、事故や事件を防ぐべく、ウェブサイト上でさまざまな情報を発信しています。よく寄せられる質問を集めた『食品安全FAQ』のページでは、特に夏においては必需品といえる、水筒に関する情報も。熱中症対策として便利な水筒ですが、使い方を誤ると思わぬ事故につながってしまう可能性もあるのだそうです。※写真はイメージそれは、誤った使い方や劣化による、金属の中毒事例。水筒などの金属製の容器は、表面に傷が付くほか、酸性飲料を長時間保管するなどの原因で劣化すると、内面の金属成分が溶け出してしまうのだとか。同局は、金属製の容器による中毒について、このように説明をしています。金属製の容器で中毒ってどういうこと?・アルミニウムや銅、鉄など、金属で作られた容器や調理器具は、酸性の食品に接触すると金属が溶け出すことがあります。・通常、短時間では、溶け出す金属の量はごく微量です。また、容器や調理器具の内側をコーティングして金属と食品が直接接触しないようにする等、金属が過剰に溶け出すことがないように様々な工夫がなされています。・しかし、容器や調理器具に傷が付いていたり、酸性飲料を長時間保管するなどの誤った方法で使用したりすると、金属成分が食品や飲み物中に過剰に溶け出し、思わぬ事故につながることがあります。特に、銅は多量に摂取すると中毒を起こす可能性があります。東京都保健医療局ーより引用水筒は一般的に金属でできています。中身の温度を保ち、サビを防ぐため、内面は主成分が金属であるステンレス製になっているケースがほとんどです。販売されている水筒は、もちろん各企業によってしっかりとコーティングが施されています。しかし、なんらかの理由で表面が傷付いたり、使用限度を超えて劣化したりすると、金属が溶ける恐れがあるのです。頭痛やめまい、吐き気といった、食中毒に似た症状を引き起こす、金属中毒。事故を防ぐため、同局はこのように注意を呼びかけています。どのようなことに気をつければいいの?・容器や飲み物の説明書や注意書きをよく確認し、酸性度の高い飲み物や食べ物を金属製の容器に長時間保管しないようにしましょう。もし長時間保管した場合は、通常と異なる味や色になっていないか、よく確かめましょう。・容器の内部にサビや傷がないか、よく確認しましょう。サビや傷があると、本来食品や飲み物が触れない部分が露出して、そこから金属成分が溶け出すことがあります。特に、落としたりぶつけたりした場合、外見上異常がないように見えても破損していることがありますので、 使用する前によく確認しましょう。・古くなった容器は、劣化により内部が破損していることがあります。 思わぬ事故を防ぐためにも、定期的に新しいものに交換しましょう。東京都保健医療局ーより引用事故を防ぐには、『内面に目立った傷が付いていないかを確認』『酸性のものを長時間入れない』『使用限度を超えて使い続けない』という3点が重要。なお、ここでいう『酸性のもの』は、スポーツドリンクや炭酸飲料、乳酸菌飲料、果汁飲料などが該当します。これらは対応している水筒を使用するか、長時間の使用を避けた上で、しっかりと洗ってケアをしましょう。エコや節約の観点から、「できるだけ物は長く、大切に使いたい」と思っている人は多いはず。しかし、使用限度を過ぎた状態で使い続けていると、こういった事故につながりかねません。傷や汚れが目立つようになってきたら、買い替え時といえるでしょう。水筒による金属中毒は、これまで全国で何度も被害が報告されており、各自治体も注意喚起を行ってきました。それでも被害が絶えないということは、まだこの情報があまり広まっていないということ。水筒を使う上で、熱中症だけでなく金属中毒にも気を付けたいですね。[文・構成/grape編集部]
2024年05月29日1日の疲れや汚れを洗い流す風呂。「週に何回風呂に入りますか」と聞かれたら、ほとんどの人が「毎日入る」と答えるでしょう。しかし、2024年5月現在、X(Twitter)を中心に、『風呂キャンセル界隈』という言葉が話題になっています。『風呂キャンセル界隈』が話題『風呂キャンセル界隈』とは、毎日は入浴をしない人を指す言葉です。Xで『風呂キャンセル界隈』が話題になると「分かる」「面倒くさいよね」と共感する声がある一方で、「汚い」「風呂くらい入りなよ」などの批判の声も相次ぎました。確かに入浴をしないと、皮膚炎やウイルス感染などのさまざまな病気になるリスクが高まるのも事実。なぜ『風呂キャンセル界隈』の人たちは、毎日入浴をしないのでしょうか。当事者たちはこうコメントをしています。・うつ病を抱えていると、『風呂に入る』って行為がすごく大変。・入浴って体力がいる。ものすごくしんどい。・入浴は気持ちいいけど、毎日じゃなくてもいいかな。単に「入浴が嫌い」「めんどくさい」というわけではなく、うつ病などの事情により、入浴できない人が多いようです。『入浴をしない』と『入浴できない』では、意味が大きく変わってきます。うつ病になると、自分のケアをやめる、セルフネグレクトをしてしまう人も少なくありません。※写真はイメージセルフネグレクトに陥ると、自分に対して無頓着になり、健康管理などを放棄して、生活に支障をきたす場合があります。毎日、何不自由なく入浴できている人は、入浴しない人に対して、いい印象を抱かないでしょう。しかし、病気などのやむを得ない理由で入浴できない人もいるので、安易に批判するのは禁物です。中には「うつ病は甘えだ」という人もいますが、うつ病はれっきとした病気です。入浴をしない人を『怠け者』『だらしない』と決めつけるのではなく、事情を理解することが大切ですね。当事者の中には、理想と異なる生活に自己嫌悪を覚え、「早く改善せねば」とプレッシャーに感じている人たちもいる模様。私たちの認識が変われば、日常生活に困難を抱える人たちの精神的な負担が緩和されるかもしれません。[文・構成/grape編集部]
2024年05月09日2024年5月7日、演歌歌手の藤あや子さんがX(Twitter)を更新。初期の子宮体がんと診断され、子宮と卵巣の手術を受けたことを公表しました。藤あや子、初期の子宮体がんを公表子宮体がんとは、子宮体部に発生するがんのこと。自覚症状として不正出血などが見られるといいます。藤さんは、病気を知った時の心境や、今後の活動について、直筆でコメントを公開しました。ご報告 pic.twitter.com/lzlmlqxJY6 — 藤 あや子 (@fuji_ayako) May 7, 2024 いつも応援してくださる皆様へ先日子宮と卵巣の手術を受けました病名は初期の子宮体癌です告知された時は正直実感が湧きませんでしたがこれからまだまだ歌い続けていく為にもしっかりと治療して頂こうと気持ちを切り替えました仕事関係の皆様には大変ご迷惑をおかけし御詫び申し上げます早期に見つけてくださった主治医の先生執刀してくださった先生入院中サポートしてくださった看護師の皆様そして支えてくれた友人や家族には感謝の気持ちでいっぱいですたおやかに咲く藤の花のように凛とした姿で一日も早く皆様にお会いできますようにリハビリ頑張ります@fuji_ayakoーより引用医師に病気を知らされた時、藤さんは実感が湧かなかったとか。突然がんだと告げられたら、誰しも戸惑うことでしょう。それでも藤さんは、今後も歌い続けていくため、治療に専念しようと気持ちを切り替えたそうです。また、愛猫家としても知られている藤さん。退院後、愛猫のマルくんとオレオちゃんに会えるのを楽しみにしていたはずが、逃げられてしまったことを追記しています。「チックショー!」と明るく文章を締めくくる様子から、藤さんの人柄が伝わってくるようですね。藤さんの投稿には、応援の声が多数届いていました。・ご無理をなさらず安静に過ごしてください。猫ちゃんたちがしっかり見守ってくれますよ。・これからも猫ちゃんたちのキュートな姿を楽しみにしています。・なんて強くて優しい、美しい方なんだろう…!ご無理なさらず、心穏やかにお過ごしください。多くの人が、藤さんの復帰を待っている様子。藤さんがいうように、少しでも早く『たおやかに咲く藤の花のように凛とした藤さんの姿』を見られるように、祈りたいですね。[文・構成/grape編集部]
2024年05月07日かつて保育士をしていた経験を元に漫画を描いている、でこぽん吾郎(@Dekopon_56)さん。作者のでこぽん吾郎さんは女性ですが、漫画内では『大柄な男性保育士』の、でこ先生として登場しています。同作品は一度完結を迎えましたが、2023年11月から『ただいま保育士でこ先生』として再開しました。『ノロの歌』ある日、保育園にやってきた、園児の父親。家族全員でノロウイルスに感染したものの、父親だけひと足先に復活したため、我が子の布団を取りに来たようですが…。父親自身も病み上がりであり、本調子ではないはず。そんな中で、家族の看病や仕事、家事をこなすのはどれほど大変か、想像に難くありません…。投稿には、父親をいたわる声や共感のコメントが相次ぎました。・歌でも歌っていないと、メンタルを保てない状態…。・ノロウイルスは本当につらいよね。頑張れパパ…。・いろいろと危ないよ、お父さん…。お気を確かに。・ジブリ映画『崖の上のポニョ』の曲のメロディーかな。おう吐や下痢、腹痛などの症状があり、人によってはトラウマにもなりかねないというノロウイルス。そんなつらい思い出を、楽しい歌に変えて消化しないと、やっていられないのかもしれませんね。父親の歌を聞いてしまったでこ先生はきっと、心の中で「お疲れ様です」と父親をねぎらったことでしょう…。[文・構成/grape編集部]
2024年02月17日2024年2月6日、俳優の佐藤二朗さんがX(Twitter)を更新。内容に、驚きと心配の声が上がっています。佐藤二朗が『強迫性障害』を告白ことの発端は、同月5日に投稿された内容。「病。キツイ。マジでキツイ」という書き出しとともに、佐藤さんはこうつづりました。病。キツイ。マジでキツイ。そのメンタルの病に、世の中で一番大事な「家族」と、世の中で一番大事な「芝居」を、絶対に、絶対に、侵食されぬよう、僕は生きるか死ぬかで、全身全霊で生きる。恐らくは、それしか僕の生きる道はないから。— 佐藤二朗 (@actor_satojiro) February 5, 2024 突如『メンタルの病』を抱えていることを公表した、佐藤さん。病状が芳しくないことを思わせる言葉を連ねながら、「家族や芝居に侵食されないよう、全身全霊で生きる」と決意を表明していました。私生活や仕事に支障が出かねない病気であることを示唆する内容に、ファンからは続々と心配と不安の声が寄せられたのです。佐藤さんが抱える病とは、一体なんなのか…翌6日、佐藤さんは自身の病気について、次のようにつづっています。「強迫性障害」。小学生時に発症。あまりにキツく「memo」という映画をつくる。根治を諦め、共生を決める。が、昨夜酔い、書いたら少しは楽になると思い呟いてしまった。侵食されていい。病含め僕。病ゆえの「力」を信じよう。いつか病に礼を言えるよう。ご心配かけすみませんでした。感謝。本当に。— 佐藤二朗 (@actor_satojiro) February 6, 2024 佐藤さんは、自身が『強迫性障害』を患っていることを告白したのです。強迫性障害とは、自分の意志とは反して特定の考えが繰り返し浮かび、強い不安感や恐怖心が何度も襲ってくることで、同じ行動を繰り返してしまう病気のこと。日常生活に支障をきたす場合もあるそうです。小学生の時に発症した佐藤さんは、根治を諦めて共生することを決めたのだとか。同月5日の投稿は、「書いたら少しは楽になるかも」と思っての行動だったといいます。「病含め僕。病ゆえの『力』を信じよう。いつか病に礼をいえるように」と、病と向き合い、自らの力に変えようとする佐藤さんの強い姿勢に、多くの人が心打たれました。・大丈夫!みんな佐藤さんのことが大好きですから。・私も佐藤さんと同じ病気を患っています。勇気ある発信に、感謝です。・小学生の時からだったのですね…。気を病まず、佐藤さんらしくいてください。・病を才能に変えようとする発想が素晴らしい。応援しています。佐藤さんのように、一見普通に見えても、病に苦しめられている人は一定数いるもの。中には、根治しにくい病気を抱えている場合もあるでしょう。病との向き合い方は、人それぞれ。佐藤さんのように、病気と向き合い努力する人たちを、温かく支える社会を築いていきたいと、改めて思わされますね。[文・構成/grape編集部]
2024年02月07日外出先のトイレで下着にあるものが付着しているのを発見した私。「何か大きな病気なのかも……」と不安になっていたところ? トイレでビックリ中学1年生のころ。休日に、母と仲良しの友だち親子と一緒に買い物に出かけた私。ショッピングを満喫して帰ろうとしたとき、私はお手洗いに行くことにしました。 トイレに入りズボンと下着を脱いだ瞬間、まさかの光景が。なんと下着に血がべっとりとついていたのです! 何が起きたのかわからずフリーズした私。とりあえず、トイレットペーパーで下着についた血を拭き取ってみたのですが、染み付いておりきれいにならず……。 まさか…病気?私は「何か大きな病気にかかったのでは?」と不安な気持ちになってしまいました。というのも当時、テレビで隠れた病気のサインを紹介する番組があり、ガンなど大きな病気のサインとして吐血や下血などの「出血」が絡んでいたことを思い出したからです。まさか自分が……と私は大ショック。 きっとこの出血を家族に打ち明けたら悲しむに違いないと思い、誰にも相談する気になれなかった私。また血が出てきたら怖いからとトイレットペーパーをぐるぐる巻きにして下着に挟み、母たちの元へ戻り帰宅しました。 たまらず母に相談しかし、帰宅後トイレで下着を確認するとさらに出血が。「このまま出血が止まらなかったら……」と不安が大きくなった私は、母と2人で話せるタイミングを見計らい打ち明けることにしました。すると、母はクスッと笑い、「それ生理が始まったんじゃないかな?」と言いました。 大きな病気かもと思っていた私は、ハッと目が覚め、そういえば小学生のころに「生理」って授業で習ったなと思い出しました。そして一気に不安だった気持ちが解け、「これが生理なのか~」とすごく安心しました。 初めての生理は、自分が想像していたよりもしっかり血が出ていて病気かもと不安になった私。学校の保健の授業でしか習っていなかったこともあり、初潮を実際に迎えたときに適切に対応するのは難しかったです。今は1人の娘がいる母親になったので、大きくなったら生理について詳しく教えてあげたいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者/杉野 ひまわり作画/加藤 みちか監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 加藤みちか
2024年01月31日2024年1月27日、タレントの見栄晴さんが『下咽頭がん』と診断されたことを公表。治療に専念するため、同日に放送された競馬番組『競馬予想TV!』(フジテレビONE)の出演をもって、活動を休止することが分かりました。所属事務所である、株式会社浅井企画の報告によると「患部以外に問題はなく、日常生活に支障はない」とのこと。ウェブサイトでは、見栄晴さん本人のコメントも公開されています。病気治療によりしばらくお休みをいただきますが、大好きな競馬を楽しみながら病気にも競馬にも勝てるよう頑張ります!株式会社浅井企画ーより引用ネットでは、見栄晴さんを心配する声や応援のコメントなどが相次ぎました。・見栄晴さん、元気に戻ってくるのを信じていますよ!・『競馬予想TV!』には見栄晴さんがいないと…。大変だろうけど頑張ってほしい。・大好きな競馬を続けるためにも病気に勝ってほしい。復帰を願っています。大の競馬好きとして知られる見栄晴さんは、『競馬予想TV!』で20年以上司会を続けるなど、たくさんの人に親しまれてきました。見栄晴さんが1日でも早く回復することを、多くの人が願っています。[文・構成/grape編集部]
2024年01月28日2023年12月26日、お笑いコンビ『アイデンティティ』がYouTubeチャンネルを更新。声優の野沢雅子さんのモノマネを持ちネタとしている、田島直弥さんの病状について明かしました。同月16日、『オラのノドが完全につぶれました…』というタイトルの動画を公開し、声が突然枯れてしまったことを報告していた、田島さん。ノドの治療を専門とする病院に向かい、診療を受けたといいます。アイデンティティ田島直弥、ノドの不調について明かす高い声を出そうとすると声がかすれてしまい、医師の力を頼った田島さん。およそ5年ほどノドを酷使し続けたためか、酷い炎症を起こしており、ノドの全体がポリープになっていたのだとか。声を出しすぎたり、風邪による咳が酷かったりすると、声帯に負担がかかります。炎症が起こることで、小さなふくらみが生じることがあるのです。ノドにポリープがある状態だと、発声時に困難が生じ、声が枯れてしまったり、詰まるような違和感を覚えたりするといいます。歌手やナレーターといった、声を酷使する人がなりやすいといわれている、声帯ポリープ。田島さんの場合は、モノマネを持ちネタとしていたこともあり、予想以上に症状が深刻だったようです。田島さんは、診断時の医師とのやり取りについて、このように説明をしました。「一部にポリープができてて、とかいうのはよく聞くでしょ」って(医師に)いわれて。「ああ、なんとなく聞いたことあります。ポリープができてて、手術で取ったとか」。で、「あなたの場合はもう、声帯全部ポリープだから」って。だから、手術をするってなったら、もう声帯ごと取らなきゃいけないから。そうしたら声出なくなっちゃうから、そんなことはしない。アイデンティティ田島・見浦ーより引用前述したように、声を使った仕事を生業としている人たちにとって、声帯ポリープは職業病といえます。小さいポリープであれば、その部分のみを手術で切除することが可能。しかし、田島さんの場合は声帯全体に広がるほどポリープが大きいため、いままで通りに喋ることができなくなると宣告されたのだとか。お笑いタレントにとって、声は大切な身体の一部であると同時に、仕事道具。田島さんのように、モノマネを持ちネタとしている人であれば、尚更でしょう。相方である見浦彰彦さんと、笑いを交えながら現状を明かす田島さんですが、ショックの大きさは容易に想像できます。田島さんが明かした病状に、多くの人から心配する声が上がりました。・つらいはずなのに、笑わせようとする姿にプロ意識の高さを感じた。・心配です。無理はしないで、休める時はノドをしっかりと休めてください。・あの『野沢ボイス』を完璧にマネできるのは、田島さんだけだと思っています。回復を祈ります。幸い、声の調子は少しずつ回復に向かっているのだとか。しかし一般的に、ポリープが自然治癒する確率は高くないとされています。そのクオリティから、アニメ『ドラゴンボール』シリーズファンからも高い評価を得ている田島さんのモノマネ。今後が田島さんにとって最良の展開になることを、多くのファンが祈っています。[文・構成/grape編集部]
2023年12月27日2023年12月20日放送のバラエティ番組『1周回って知らない話 3時間SP』(日本テレビ系)に、歌手の和田アキ子さんが出演。73歳となり、身体にさまざまな不調があることを明かしました。ケガや病気で引退も考えた和田アキ子2022年8月、トレーニング中に股関節と右ヒザの軟骨を負傷し、立って歌うことがままならなくなった和田さん。「デビュー55周年のツアーはやりたい」との思いから、2023年9月にヒザを手術しました。翌日からリハビリを開始し、術後1か月でツアーをできるほどに回復。しかし、番組が放送された現在も足は不調で、本番直前まで杖をついているといいます。また、関節が腫れる『関節リウマチ』と、目やノドが乾燥する『シューグレン症候群』も患っているとのこと。さらに、目の具合も悪いとして、次のように語りました。今、右目がほとんど見えないです。網膜色素上皮裂孔っていって、こっちで見ると全然、きみ見えない。この辺に誰かいるとか明るさは見えるけど。だから5週に1回は手術してんねん。1周回って知らない話ーより引用和田さんは、視野欠損や視力低下などが起こる『網膜色素上皮裂孔(もうまくしきそじょうひさいぼう)』を発症しているそうです。ファンから引退を心配される状態の中、なぜ現役を続けるのでしょうか。和田さんは「歌手・和田アキ子を見てほしい」として、このように胸中を述べています。声出えへん時とかは(引退を)考えたことがある。それと、杖で歩いてる時にどうかなと思ったけど、引退とかね、辞めるとかなんかはさ、自分が一番分かるから。本当は杖突くのも、「こういう姿を見せてるようではダメだな」とかって思うんだけど。今までは(ボイストレーニングに通う回数が)週1回か2回だったのを、今年は週4回ボイトレに通ってたからね。1周回って知らない話ーより引用「応援してくれる人がいるから頑張れる」とも述べた和田さん。弱っている姿をファンに見せることについて悩みながらも、病と闘い、歌手としての姿勢を貫いているようです。これほど身体のあちこちに支障を抱えたまま、歌手活動に取り組んでいると初めて知った人は多く、ネット上ではこのような反響がありました。・70~80代で、ヒザの手術後にツアーができるほど、こんなに早く回復できる人はそういないでしょう。活動を止めない精神力がすごい!・何度も手術をするほど体調不良と知り、心配です。お大事にしてください。・関節リウマチ仲間なんですね。一緒に頑張っていきたいです。和田さんは、幅広いファンから力強い歌声を愛されています。和田さんの頑張る姿は、きっと誰かの希望となっていることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年12月21日2023年11月14日、お笑いコンビ『フォーリンラブ』のバービーさんがパーソナリティを務める、『バービーとおしんり研究所』(TBSラジオ)に、お笑いタレントの、いとうあさこさんが出演。そこで語られた、いとうさんの『隠れ病』について、驚きの声が上がっています。いとうあさこ、『隠れ病』を告白同日、合間に食べたシュークリームの話や、健康の話などで盛り上がった、バービーさんといとうさん。いとうさんは放送の中で、体力維持のためのアミノ酸を摂取していることを明かしました。芸能界でも大の酒好きで知られるいとうさんは、お酒についても「たらふく飲んでいる」と話しながらも、自分の身体の状況を把握するため、年に一度、健康ドックを受けているそうです。一応、1年に1回人間ドックに行ってんの。(身体の)各所、よくないだろうと思って。だけど、お酒にまつわるところ、肝臓とか、糖とか出るじゃん。ものすごい標準値なの。Amazon Music Presents バービーとおしんり研究所ーより引用酒で異常が出やすい、肝臓や糖の数値は正常だという、いとうさん。これにはバービーさんも「それすごいですね」と称賛した後、「でも肝臓が強すぎる人って、脳にくるっていうじゃないですか」と、脳の異常がないかを心配したのです。バービーさんのひと言に対し、「脳ドックもしょっちゅうやっている」と答えた、いとうさん。脳ドックを受けるのは、明確な理由があってのことでした。テレビでさ、やるじゃん、健康診断みたいな(企画)。あの(テレビ番組で健康診断を受けた)時に、結構普通にあることらしいんだけど、みなさんにね。「隠れ脳梗塞が4個ある」っていわれて。まあ、意外に(多くの人に)あると。正直、そんなに重く考えなくていいけど、できたものは一生なくならないんだって。だから、そのままキープか、おっきくなるかしかないから、確認してる。そしたら全然おっきくなってない。だからどうやら、もうちょっと、元気そう。Amazon Music Presents バービーとおしんり研究所ーより引用いとうさんは、とあるテレビ番組に出演した際、隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)が4つあることを告げられたのです。無症候性脳梗塞とは、脳卒中発作の経験がない状態にも関わらず、脳ドックでMRIを撮った時に発見される、軽度の脳梗塞のこと。無症状ではあるものの、将来的な脳疾患のリスクが上がったり、大きくなったりするといわれていることから、いとうさんは無症候性脳梗塞の状況を把握するために脳ドックを受けているといいます。結果、同日現在は悪化していないとのこと。「もうちょっと元気そう」と、笑って明るく話していました。【ネットの声】・健康診断、全然行っていない。私もいかなきゃって思いました。・人間ドックや脳ドックを定期的に受けているなんて、えらい!・同世代の話なので、他人事じゃないと感じました。表面上は健康で、問題なく日常を過ごしていても、隠れている病気に気付けないことはあります。手遅れにならないよう、年に一度は健康診断を受け、自分の身体の状況を知ることは大切です。いとうさんが毎日元気に過ごせるよう、多くの人が願ったことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年11月16日慶應義塾大学先端生命科学研究所発のベンチャー企業であるサリバテックは10月5日、がんリスク検査サービス「サリバチェッカー®」をより多くの人へ届けるべくECサービスをリニューアルし、オンライン完結型の「WEBダイレクト」を提供開始しました。■がんリスク検査サービス「サリバチェッカー」とはだ液中の代謝物の濃度を高精度に分析し、がんの異常値を示す物質の濃度を AI 等で解析することで、現在のがん罹患リスクを評価します。自宅でだ液を採取し、サリバテックへ発送することで検査が完結するので、からだに負担をかけることなく、一度の検査で複数のがん(男性:肺がん、胃がん、大腸がん、膵がん、口腔がんの5種、女性:乳がんを加えた6種)それぞれのリスクを検査することが可能です。また、検査結果を確認した後にリスクのある人が適切に医療機関を受診し精密検査等を受けることで、早期発見と早期介入に寄与します。今回、完全オンラインで検査結果が確認できる「マイページ・システム」を新たに開発し、よりユーザーにとって使いやすいサービスを提供していきます。■「サリバチェッカー」開発の経緯「サリバチェッカー」は同社代表で医師の砂村さんが「もっと早い段階で、がんを発見することができたら……」という医師としてのつらい経験と、一人でも多くの患者さんを救いたいという強い想いから、生まれた製品です。慶應義塾大学、東京医科大学と共同で研究を重ね、患者さんから採取した少量のだ液から、複数のがんのリスクがわかる「サリバチェッカー®」が開発されました。がん検診などでは不安な方は、自宅で手軽にチェックできるので、検討してみてはいかがでしょうか?■商品概要サリバチェッカー新ECサイト「WEBダイレクト」URL:通常価格:26,400円※キャンペーン価格:19,800円※同キャンペーンは予告無く終了することがあります。(エボル)
2023年10月13日季節の変わり目などに体調を崩しやすい人がいますが、それは子供も同じ。学校などに行くこともままならず、家でゆっくり休む日もあるでしょう。『子供の病気あるある』ユウコトリトリ(yuko_toritori)さんは、『子供の病気あるある』をテーマに描いた漫画を公開しました。ある日、子供が『不気味なほど大人しかった』ことから、病気が発覚し…。病院に連れていったところ、その場ではなんともなかったのに、帰宅するとまた体調不良に。熱さましに冷却シートを貼っていたら、いつの間にかはがしてしまったのか、洗濯物から出てきたこともあるようです。また、病気で休んでいる子供には、菩薩のように優しく接する投稿者さんですが、治ったら元通り!そして、看病していなかった家族がなぜか病気をもらってしまうのでした…。【ネットの声】・ほんと、家ではゴホゴホしてるのに、診察時にはピタリと止まるのはなんでだろう…。・看病していない人にうつる話で、爆笑してしまいました!ほんまそれ!・病気の時は「元気になってくれればそれで…!」と思うのですが、治った途端に通常モードに戻っちゃいますよね。・もう、何もかも『あるある』すぎて!よく分かることだらけです。作中の『あるある』ネタには、共感のコメントの数々が届いたようです。病気は、かかり始めが肝心。子供の様子がいつもと違ったら、できるだけ近くの病院にかかるようにしましょう。[文・構成/grape編集部]
2023年09月16日■前回のあらすじ20年以上も在宅生活を送っていた父は知人はほとんどおらず、お葬式もとても小さなものでした。火葬が終わり、つぶれた父のメガネを見て、すべてなくなってしまったことを実感するのでした。■「まだ泣いてない」と話す母■母の原動力って…?母のすごさにあらためて気付かされた私。でも母のようにはできないけれど、今度は逃げずに向き合えるかもしれない。そんなことを今は考えています。今回で「若年性認知症の父親と私」は最終回を迎えました。ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
2023年07月29日今回の内容は、辛い描写があります。不安を感じる方は閲覧をお控えください。■前回のあらすじ母からの連絡を受け、急いで実家に向かうも父の最期には間に合わず…。後悔にかられる私を見て、叔母は「いい亡くなり方したんだよ」とずっと背中をさすってくれたのでした。■小さな葬儀が執り行われ…■視界に入った父のメガネ私は病におかされた父の姿を通して、「大切な人を忘れてしまうなら生きたくない」と考えるようになっていました。そして次回は最終回です。次回に続く「若年性認知症の父親と私」(全21話)は22時更新!
2023年07月28日今回の内容は、辛い描写があります。不安を感じる方は閲覧をお控えください。■前回のあらすじ父が寝たきりになって3年後、医者から回復は見込めないと告げられる母。胃ろうはせず自然にまかせることを医者に伝えるのでした。そしてついに点滴も止められ、母から「もう危ない」と連絡が入ります。■動揺で足がガクガク、手は震え…■頭の中が後悔でいっぱい…とめどなくあふれる涙と後悔の気持ち。でも叔母の言葉を聞いて、父の苦痛が少しでも少なかったのなら良かったと、救われる思いでもありました。次回に続く「若年性認知症の父親と私」(全21話)は22時更新!
2023年07月27日■前回のあらすじ介護職に就く叔母に相談した母は、周りに頼りながら主体的に介護をする術を学びます。しかしそんな母を前に、介護を手伝わなかった私はひたすら罪悪感を感じるのでした。■寝たきりになって3年後…■父の命が終わってしまう…ついに母から「父が危ない」と連絡が入り…。次回に続く「若年性認知症の父親と私」(全21話)は22時更新!
2023年07月26日■前回のあらすじ自分が納得する答えを探し続けた結果、「延命措置はしない」と決断した母。母がどんな思いで決断したのかと思うと、私は何も言えませんでした。■再び自宅での介護生活が始まり…■叔母の助言が転機に…これまでは父を預けることに罪悪感を感じていた母。しかし父が寝たきりになってからは、個人で頑張れるレベルを超えたことで、いろいろなサービスを使って暮らしをラクにさせてもらっていたと話します。そんな母に私はずっと後ろめたさを感じていました。そして入退院を繰り返しながら、父が寝たきりになって3年後、ついにそのときがおとずれます。次回に続く「若年性認知症の父親と私」(全21話)は22時更新!
2023年07月25日■前回のあらすじ医者からは「もしもの時のことを考えおいてくれ」と告げられたと話す母。延命措置をするのか、自然にまかせるか…。「あなたはどうしたい?」と母にたずねられた私は、自分の意見に責任を持つことが怖くて母に丸投げしてしまいます。■「胃ろう」で命をつなぐ…!?■納得できる答えを探す母「延命措置はしない」と決めた母。母の気持ちを思うと、私は何も言えませんでした…。その後、自宅での介護がスタートすることになり、さらに厳しい現実が待ち受けます。次回に続く「若年性認知症の父親と私」(全21話)は22時更新!
2023年07月24日■前回のあらすじ無事挙式の日を迎え、晴れて夫婦となった私たち。その後、2人の子どもに恵まれ、実家にお世話になりながら仕事と子育ての日々。そんな中、一度だけ物心ついた長女から父について素朴な疑問を投げかけられることに。■自力で歩けなくなった父■自分で答えが出せない…考えることが怖くて、自分の意見に責任を持つことが怖くて、母に丸投げしてしまった私。そして母が下した決断とは…!?次回に続く「若年性認知症の父親と私」(全21話)は22時更新!
2023年07月23日■前回のあらすじ社会人になった私は職場の先輩だった今の夫と仲良くなり、交際することに…。付き合って2年、結婚にむけてやんわり動き出し頃、彼の母親が結婚に難色を示していることを知らされます。その後、私の母が父の病気について説明し、さらに彼の姉の応援もあり、無事結婚の承諾を得られたのでした。■かつての父の願いは…■その後、2人の娘に恵まれ…その後、長女と次女を出産し、仕事を続けて忙しい毎日を送っていました。父も孫を可愛がってくれたり、機嫌の悪い時は怒ったりという毎日。一度だけ、長女のゆいに父のことを聞かれたことがあります。幼い子にとっては純粋に疑問なんでしょうね。あんなにご飯をボロボロこぼしたり、よだれを垂らしたり、急にキレたりする大人は周りにいないから。でもただ単に気になっただけで、説明をすると納得したようでした。そんなある日、母から父について連絡があり…。 次回に続く「若年性認知症の父親と私」(全21話)は22時更新!
2023年07月22日■前回のあらすじ高校2年の冬に初めてできた彼氏に、思い切って父のことを打ち明けた私。ためこんだ言葉を自分の外に出すと心がスッと軽くなったのを実感します。その後大学に合格した私は新しい生活を満喫し、父の介護は一切やることもなく。その4年後には就職が決まり、一人暮らしを始めることになるのでした。■社会人になり職場で出会ったのが…■父の病気がわが子に遺伝するから…!?初めはまさか自分自身以外のことが理由で、「結婚を反対されるなんて…!」とショックを受けたけれど…。子どもを持ち、親になった今は実母と義母の気持ちがわかるようになりました。あの頃の自分は子どもだったんだなと感じる。だけど、正しいのはあの頃の自分だな…とも。次回に続く「若年性認知症の父親と私」(全21話)は22時更新!
2023年07月21日■前回のあらすじ父のことは学校の誰にも話していなかった私。誰かに聞いてほしいと、ある日友達に話すけれど…。戸惑う友人の様子に、人に話すことは聞いてくれる人に負担をかけることじゃないかと感じるのでした。■この人になら話せるかな…■キャンパスライフが始まり…普通に学生時代を過ごして、普通に就職で家を出て。普通に人生を楽しんだ私。母は私の進路を応援してくれて、「介護があるから進学諦めて」とか「はやく就職して家にお金入れて」なんてことも言われませんでした。若い頃は自分本位に生きてきたことを「これで良かったのかな」と後悔したこともあったけれど…。今は自分が親になったから分かります。「子どもには介護でやりたい事を諦めさせたくない」母の心にはそんな気持ちがあったのかもしれません。次回に続く「若年性認知症の父親と私」(全21話)は22時更新!
2023年07月20日■前回のあらすじ頑張ってもすぐに忘れてしまう父。これ以上嫌いにならないために、父は死んで父の中には知らないおじさんが入っているんだと思うことに。すると、少し心がラクになったのでした。そして、父の脱走のことで困っていた私たちは、病院に相談して薬を処方してもらうことに…。効果はテキメンで、父はとても温厚になったけれど、一日中ボーッと過ごすようになっていました。いろいろなものと引き換えに私たちは暮らしやすさを手に入れたのでした。■父に残る記憶の謎■父のことは誰にも話せず…父が病気になってからも、私は普通に高校に通い、普通の生活をしていました。父の介護でやりたいことがやれないと言うことはありませんでした。それは全て母がひとりでやっていてくれたから。だから母には何も言えませんでした。でもこのモヤモヤした泣きたくなるような気持ちを誰かに聞いてほしくて、突っ走っては後悔する日々を過ごしていました。次回に続く「若年性認知症の父親と私」(全21話)は22時更新!
2023年07月19日