ハイダー アッカーマン(HAIDER ACKERMANN)の2020年春夏コレクションが、2019年9月28日(土)、フランス・パリで発表された。今季もメンズ・ウィメンズの新作を同時に見せる。淡いグレーから静かにスタート今シーズンは淡いグレーのルックから静かにスタートする。カラーパレットのベースとなるのはこのグレーをはじめ、ブラック、ホワイトといったニュートラルカラーだが、ライムグリーンやパープル、レッド、ブルーといった鮮やかなカラーでアクセントを加えている。豪華絢爛な着物風ジャケットドット柄のロングドレスやレオパードを取り入れたジャケットなどもあったが、一際目を引いたのはショー終盤に現れた、ゴールドの煌めきを放つ着物の生地のようなテキスタイル。この鳥や花を描いたファブリックを採用したジャケットは、襟元を重ね合わせ、帯を締めるように太いベルトを合わせてスタイリングされている。ブラックのジャケットは裏地にこの柄を取り入れており、ベルトを使って捲り上げることでその柄が露わになるようにコーディネートした。グラフィカルに編み込まれたドレスウィメンズで存在感を放っていたのが、カラフルなロープ状の布を複雑に絡ませたロングドレス。色とりどりの生地が、ときおり素肌をのぞかせながら縦横無尽に走り、エレガントなドレスにグラフィカルな表情をもたらしている。ブランドのシグネチャーであるジャケット&パンツのセットアップも、ウエスト部分に幾何学的なカッティングを施しているのが印象に残った。ウエストにアクセントメンズでは、風を受けて軽やかに空気を含む春夏らしい羽織りや、裾の部分を異なる色や柄で切り替えたアウター、テーラードジャケットの袖を切り落としたようなジレなどが登場。またグレーのパンツの腰回りをピンクのテープで彩ったり、アウターの上から太いベルトをきゅっと結んだりと、ウエストにポイントを置いたアイテムやスタイリングも散見された。
2019年10月02日コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)の2020年春夏コレクションが、2019年9月28日(土)、フランス・パリで発表された。今季はコム デ ギャルソン・オム プリュス 2020年春夏コレクションから続く、イギリスの小説家、ヴァージニア・ウルフの小説『オーランドー』をテーマとした物語の第2幕。『オーランドー』は、男性として生まれた青年が女性に変身し、女性として生きる歓びに目覚めていくという物語だ。なお、コム デ ギャルソンは、ウイーンの国立オペラ座150周年記念に上演されるオペラ『オーランドー』の衣装を担当。このオペラ座での上演の“第3幕”で完結する3部作のコレクションとなっている。ボリューミーなシルエット2019年春夏コレクションから、ブランドとしては比較的“静かな”コレクションを展開してきた川久保玲だが、今シーズンは巨大なシルエットや豪華絢爛なファブリックなど、ここ2シーズンとは全く異なる雰囲気が感じられる。アウター、ドレス、トップス、スカートなどあらゆるコレクションピースが、ランウェイ上でモデルが避け合うのも難しいほどボリューミーなものだ。たとえばファーストルックとして現れた西洋画のように優美な花柄のドレスには、ショルダーから肘に向かって緩やかな弧を描くふっくらとしたフォルムのパフスリーブを採用している。光沢感のあるストライプを走らせたスカートには、パニエのようなパーツを配して立体感を出した。パフスリーブやパニエ、裾に向かって広がっていくフレアシルエットのスカートなどは、中世ヨーロッパの貴族が纏うドレスを彷彿とさせる。コム デ ギャルソン・オム プリュスでは物語の鍵を握るジェンダーにフォーカスした川久保だが、今シーズンはヴァージニア・ウルフが生涯モットーとした“変革”と“開放”の精神をベースに、エレガンスを再解釈したもののように感じた。豪華絢爛な装飾やファブリックふんだんに散りばめた装飾や、華やかなファブリックも、今季の世界観を作り上げているものの1つ。ピンクのボトムスにはロマンティックなフラワーモチーフや立体的なフリルを贅沢にあしらっている。ジャケットは、ボディにプリントした“COMME des GARÇONS”のブランドロゴから、無数のフリンジを垂らした。きらきらと輝く糸を織り込んだオリエンタルな花柄ジャカードや、クラシカルな花柄を描いたキルトなどもコレクションに奥行きを生む。ボトムス&シューズにも存在感ボトムスに目をやると、ぽっこりとした立体パーツを配したり、太いロープを足に巻きつけたりしたかのようなパンツが顔を出している。かと思えば、太ももをくり抜いたハーフパンツやひざ部分にカッティングを施したボトムスも姿を現わした。ナイキ&レペットとコラボレーション足元にはナイキ(NIKE)とのコラボレーションスニーカーの他にも、写実的な絵画のようなグラフィックを全面にプリントしたレペット(Repetto)のショートブーツなどが登場した。
2019年10月02日ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)が9月30日、2020年サマーコレクションをパリで発表した。
2019年10月01日ビューティフルピープル(beautiful people)が9月30日、パリで2020年春夏コレクションショーを開催した。
2019年10月01日ニナ リッチ(NINA RICCI)の2020年春夏コレクションが、2019年9月27日(金)、フランス・パリで発表された。ルシェミー・ボッター&リジー・ヘレブラーの2ndシーズン前回の2019-20年秋冬コレクションでデビューを飾った、クリエイティブ・ディレクターのルシェミー・ボッターとリジー・ヘレブラーによるセカンドシーズン。デビューコレクションで一際目を惹いたのは、モデルたちの頭上に乗せられたカラフルなバケットハットだ。今季も、遊び心溢れる小物類を心待ちにしていたファンも多かったのではないか。“バケツ”型ハット&バッグが登場そんな期待に応えてくれるかのように、最新コレクションにも、“バケツ”をひっくり返したかのようなユニークなフォルムのハットが登場。その他にも、フラワーモチーフを繋ぎ合わせたヘッドアクセサリーや、“バケツ”を模ったかのようなハンドバッグ、アッパーをくり抜いたショートブーツ、RICCIのロゴモチーフをあしらったベルトなど、ポップなムードのアクセサリー類が目白押しだ。ロマンティックなレディトゥウェア主役のレディトゥウェアに視線を戻すと、ふんわりとしたAラインのベアトップドレスや、フリルをたっぷりと重ねたボリューミなミニドレスなど、ロマンティックなムードが主流。パフスリーブのブラウスは首元にギャザーを寄せて。ジャケットにもふんわりとしたペプラムをあしらって、とことんフェミニンに仕上げている。ビッグカラーのシャツ襟を大きくデフォルメしたビックカラーのシャツも、今季のアイコニックなアイテム。一枚でさらりと着こなしても存在感を示してくれるし、ジャケットにレイヤードすればケープのような雰囲気が楽しめるのも面白い。“チューイングガム”のようなピンクカラーパレットは、インビテーションにセットされていたチューイングガムの色を反映したかのようなピンクを筆頭に、イエロー、オレンジ、ブルー、グリーンと彩り豊か。そこにドット柄のシャツやフラワープリントのワンピース、パイソン柄のジャケットなどでアクセントを加えている。
2019年10月01日ノワール ケイ ニノミヤ(noir kei ninomiya)の2020年春夏コレクションが、2019年9月28日(土)、フランス・パリで発表された。立体パーツやフリルでボリュームをシーズンテーマは「ビギニング(Beginning)」。デザイナーの二宮啓がもう一度初心に帰って作り上げたクリエーションだという。いつにも増してボリューミーなドレスが存在感を放った今季。そのボリュームは、ふんわりとしたレースのフリルをいくつも重ね合わせたり、 立体的なモチーフを組み合わせたりすることによって生み出されて、ボディをすっぽりと覆ってしまう。ハーネスに球体状のフリルを無数にくくりつけたものや、クリア素材でできた棘のような突起物を並べたもの、雲のようにふわふわと浮遊するものなど構築的なピースがランウェイに姿を現わす。ピュアな純白のドレスカラーは、ホワイト、ブラック、そして植物を模したヘッドピースからも連想されるグリーンがメイン。ショー序盤は、純白のウエディングドレスのようなピースが続き、ピュアなムードで進行。繊細な刺繍を施したレーシーなベールもロマンティックな雰囲気を醸し出すのに一役買っている。骨のようなライダースドレス中盤は黒いレザーを起用したピースが目を引いた。人間の肋骨のようなフォルムを纏ったライダースジャケット風のドレスや、いくつものレザーベルトを巻きつけることで広がりを抑えたドレスなどが歩みを進めていく。植物を連想されるグリーンのドレスフィナーレに向かって続々と登場したグリーンのドレスには、イエローや水色も織り交ぜつつ、もこもこと起毛したファブリックを採用。フリンジをふんだんにあしらったものは、ホワイトやブラックとともに、美しいグラデーションを生み出している。植物から放たれる生命の煌めきラストを飾ったのは、結晶のようなクリアパーツを、パズルのピースのように組み合わせた透け感のあるドレス。それぞれのパーツはモデルの歩みとともに揺れ動き、頭上の植物の力強い生命力を称えるかのように、まばゆい煌めきを放っていた。なお植物を模した印象的なヘッドアクセサリーは、引き続きフラワーアーティストの東信が手掛けている。
2019年10月01日アレッサンドロ・デラクア(Alessandro dell’Acqua)によるロシャス(ROCHAS)が、パリで2020年春夏コレクションを発表した。
2019年09月30日グレン・マーティンス(Glenn Martens)によるワイプロジェクト(Y/PROJECT)が、パリで2020年春夏コレクションを発表した。
2019年09月30日CELINE(セリーヌ)が、パリで9月27日、2020年サマーコレクションを発表した。courtesy of CELINE
2019年09月30日パリ在住のカメラマン松永学さんがパリのイケメンをスナップするこの連載、好評いただいております!さて今回は。写真・文 松永学グザビエ 22歳 演劇学生–金髪が地毛のグザビエは、舞台では王子様役が似合いそう。日本に行ったことはありませんが、文化や日本特有の芝居にも興味があります。歌舞伎なんて特に面白そうですね。でも役者の顔がわかりません。パリの一番好きな場所はエッフェル塔とその周りにある芝生! ゴロゴロしてエッフェル塔を見上げるのが最高です。好きなタイプの女性はもちろん容姿がよく、お互いの共通の話題がある人がいいです。ジェシカ・スタインとモニカ・ベルッチは特に好みです。ソフィア 20歳 演劇学生–クールなイケメンのソフィアは自然を愛しています。女優ではアンジェリーナ・ジョリーを尊敬しています。ちょっと意地悪だけど親切さを同居させて演じることができる方ですね。日本に行ったら自然の中にあるお寺や神社を回って歩きたいです。パリではよく歩き、天気の良い日は緑のあるところで友達とピクニックするのが日課です。バチスト 19歳 学生–スポーツ音痴のバチストは歴史専攻、本が大好き!僕はリヨン生まれで10歳の時に、家族とパリに出てきました。今はソルボンヌで歴史の勉強をしています。今日は雨も上がったので公園に来てこれから読書タイムです。日本に行ったら有名な渋谷の交差点に行ってみたいですね。パリでは学校に近いリュクサンブール公園が大好きです。たくさんベンチがあって、好きなところで読書できますよ。リリー・ローズ・デップはチャーミングで大好きです。ルシアン 22歳 ブティック店員–パリでも人気の『supreme』で働いてるルシアンは東京に行くのが夢。僕は刺身が好きです。パリはマグロもあるけどあまりおいしくないんですよ。だから、日本に行ったら大トロを食べてみたいです。日本に行ったことがある友達から東京の話を聞いて興味津々です。パリでは19区がいいですよ。サンマルタン運河の散歩は気持ちがいいです。好きな女性はビヨンセ! ノリが大好きでよく聞いています。ヤニス 24歳 ミュージック アーティスト–マレ地区で出会ったヤニスはヒップホッパーでした。東京には1週間滞在したことがあります。日本のカレーライスの味にすっかりハマってしまいました。何回も食べましたよ。あとは天ぷらもおいしいですね。また機会があったらもう少し長く滞在したいです。ヒップホップのイベントで夏の間はヨーロッパ中のツアーにも参加していました。秋になって少し落ち着いたので今日は好きなマレに買い物に来ました。素直で忠実な女性が好きですね。ジュール 22歳 音楽プロダクション勤務–日本でラーメンのおいしさに目覚めたジュールは肉好きでした。日本滞在中に何度もラーメン屋さんに行きました。どこで食べても同じ味はなく飽きませんね。それから神戸牛のおいしさには驚きました。でも高いので毎日は食べられませんね。好きな女性像? これはノーコメントでお願いします。パリでは完全なる右岸派で左岸にはほとんど行きませんよ。パブロ 21歳 学生–ファッションショルームでモデルをしていたパブロは身長が193cm!いつもは学生をしていますが、知り合いのデザイナーが展示会をやるので駆り出されました。僕は長身なのでモデル業も少しやっていて、今エージェントを探しています。いつかは日本に行ってカラオケ屋に行きたいです。それから野球観戦もしてみたいです。出身は昔冬季オリンピックがあったグルノーブルです。小さい頃はよくスキーをしていました。今はパリではエスカラードに凝っています。付き合う女性は、背丈が175cmはほしいですね。
2019年09月29日ロシャス(ROCHAS)の2020年春夏コレクションが、2019年9月25日(水)、フランス・パリで発表された。カラフルな色彩を楽しむシーズン今季のロシャスは、鮮やかなカラーパレットを存分に取り入れたシーズン。ジューシーなオレンジのロングドレスや、新緑を思わせるグリーンのプリーツスカート、淡いピンクのシャツブラウス、ミントカラーのフレアスカートなど色とりどりのピースがランウェイを染め上げている。温かな季節に纏いたい心躍るピースが揃った。スタイリングにも色遊びが感じられ、フレッシュなイエローのシャツブラウスに鮮烈なレッドのパンツを合わせたり、ブルーのジャケットにグリーンのハーフパンツを組み合わせたりした。足元に一貫して投入したスリングバックシューズも、ロイヤルブルーやビビットピンクなど、ウェアに劣らぬ存在感を放っている。輝く装飾やメタリックなファブリック光り輝く装飾やメタリックカラーのファブリックが用いられているのも今季の特徴の1つ。フレアシルエットのドレスには、繊細な煌めきを放つビジューをふんだんに散りばめた。メタリックな輝きのコートには、服地に特別なシワ加工を施したり、細やかなプリーツを入れたりすることによって、その煌めきを増幅させる仕掛けを取り入れている。ロングリボンを軽やかになびかせてディテールで目を引くのは、あらゆるアイテムにあしらわれたロングリボン。クチュールメゾンとして誕生したロシャスの誇りを感じさせるボリューミーやAラインのドレスルックには首に巻きつけるようにして、ロングパンツにはベルトループに通すようにしてスタイリングされている。床につくほど長いリボンは、まるで春夏の爽やかな風を受けてなびいているかのように、モデルが歩くたびに美しく揺れ動いていた。
2019年09月29日ネヘラ(NEHERA)の2020年春夏コレクションが、2019年9月25日(水)、フランス・パリで発表された。シーズンテーマはFLOWING SUBSTANCE。テーラードをエフォートレスに着る今シーズン、ネヘラが取り組んだのは、エレガントなテーラードアイテムを、春夏にふさわしい軽やかさを持って仕立てること。アメリカのデザイナー、クレア・マッカーデルが女性にとって着心地の良い快適な洋服を追い求めた姿勢がインスピレーション源になっている。たとえばトレンチコートには襟下から裾まで深いバックスリットが入っており、本来ならばかっちりとした印象のアイテムをエフォートレスに着こなす仕掛けを施した。何通りもの着こなしを楽しめる服ネヘラが得意とするこのダイナミックで構築的なパターンは、洋服の何通りもの楽しみ方を教えてくれるものでもある。ノーカラージャケットには左右のショルダー部分から裾までバックスリットが入っているのだが、このスリットによって切り取られたパーツをフロントの襟部分にあるボタンに留めることで、斬新なフォルムで着こなすことが可能だ。また腕を袖では無くスリット部分に通し、ウエストを付属のベルトで結べば、前方から見るとオフショルダーのブラウス風に、後方から見るとノースリーブジャケット風に着こなすこともできる。気分やシーンに合わせて自由自在にフォルムを変えるこのジャケットは、仕立てこそ構築的であるものの、洋服を身に纏う女性に寄り添ったものであるのだ。スポーツウェアから着想したピース機能的なスポーツウェアに着想を得たピースも、今シーズンの特徴の一つ。テクニカルファブリックを用いたドレープコートや、モデルの脚にぴったりと沿ったハーフパンツなどもランウェイに顔を出す。ニュアンスのある鮮やかな色彩カラーパレットはホワイト、ベージュ、ブラックなどブランドのシグネチャーであるベーシックカラーだけでなく、鮮やかなレッドやイエロー、ジューシーなオレンジ、爽やかなペールブルー、セージなど極めて多彩。それらは絶妙に設計されたカラーリングで、煩雑な印象をもたらすことなく、エレガンスを保っている。前衛的なペイントをのせて唯一アクセントとして加えられたのが、ポストモダニズムの代表的なアーティストとして知られるLaco Terenによるアートワーク。ブランド誕生の地であるスロバキアの画家が描いた前衛的なペイントが、ホワイトのノースリーブドレスやシャツに躍動感をもたらす。
2019年09月29日アンリアレイジ(ANREALAGE)の2020年春夏コレクションが、2019年9月24日(火)に、フランス・パリにて発表された。テーマは「アングル」デザイナー森永邦彦は、2019-20年秋冬コレクションから「服」そのものにフォーカスした新しい実験をスタートした。「ディテール」をテーマに服の細部をデフォルメした前シーズンに対して、今シーズンは「アングル(ANGLE)」をコンセプトに据えている。森永が注目したのは、画像化したデジタルな洋服のイメージが、カメラアングルによってその形を変容させる点。立体的な3Dの洋服を、平面的な2Dの画像イメージに変え、それをハイアングル、ローアングル、サイドアングルといった視点から見つめ直すことで、新しい洋服の構造を模索している。定番服を3つの視点から見つめ直すステージに登場するのは、オックスフォードシャツやカレッジTシャツなど誰もが目にしたことのあるベーシックウェア。ただし、様々なアングルで捉えたその洋服たちは、斬新なシルエットに再構築されている。エンブレム付きのブレザーを例にとると、ハイアングルから見たピースは、肩幅やアームホールをオーバーサイズに、ウエストや袖口をスリムに仕立てることで、逆三角形のフォルムへと導いている。サイドアングルから捉えたものは、右袖が前身頃に、左袖が後ろ身頃に移動したかのようなアシンメトリーなシルエットが印象的。ローアングルから再構築したピースは、首回りを極端に小さく設計し、裾に向けて緩やかに広がっていくAラインシルエットに仕上げた。襟やボタンといった細部にいたるディテールまでデフォルメされている。立体?平面?だまし絵のような服また、身に纏うと立体的な“洋服”であることに間違いはないのだが、平面的なイメージからパターンを起こしているため、折り畳むとフラットな“和服”のようになる点も面白い。トレンチコートのショルダー部分に注目すると、本来ならば肩に沿うようなパターンが用いられるはずが、森永が仕立てた服は平置きした時に真っ平らになる設計が施されている。バッグなどの小物においてもそれは顕著で、キャンバストートやキルトレザーのハンドバッグなど通常厚みのあるバッグが、薄いフラットなバッグに姿を変えて登場。遠近法を巧みに使った“だまし絵”のようなビジュアルとなっており、ウェアに負けないほどの存在感を放っていた。演出にもこだわりショーの演出にも、アンリアレイジらしい感性が光る。1つのベーシックウェアをベースとした3体のルックを同時にランウェイに登場させることで、それぞれの違いを浮き彫りにしたのだ。また前シーズンに引き続き、ショー前にインスタグラムでコレクションピースを公開するという斬新な手法を取った。通常“ネタバレ”となってしまうような行為だが、アンリアレイジにとっては、これもゲストを楽しませるための1つの仕掛け。インスタグラムで公開されたトロンプルイユのような画像を目にした人は、これは立体なのか、果たして平面なのか…疑問を拭えぬままショーに向かったはずだ。なおショーミュージックは、以前より森永と親交の深いサカナクションの山口一郎と、山口が代表を務めるNFの青山翔太郎が担当。世界最古の電子楽器テルミンなどを用いて今シーズンの世界観を表現した。
2019年09月28日マメ(Mame Kurogouchi)の2020春夏コレクションが、パリ・ファッション・ウィーク初日の2019年9月23日(月)に発表された。トップバッターとして公式スケジュール初参戦マメがパリコレのトップバッターを飾った。東京都と繊維ファッション産学協議会によるファッション プライズ オブ トウキョウの支援を受け、2018-19年秋冬コレクションで初めてパリコレに参戦して以来4シーズン目を迎えるが、公式スケジュールでコレクションを披露するのは今回が初めてとなる。コンセプトは“包む”という概念今季、黒河内真衣子のインスピレーション源になったのは、自身を繭で覆った蚕虫が、世界を淡いフィルター越しに覗く様子。繭に“包まれた”蚕虫は、ディテールの消失した本質のみが映る世界を見ているのではないか...そんな想いを巡らせつつ、日本語で包容の意味を持つ「EMBRACE」をシーズンテーマに据えた。この“包む”というコンセプトを中心に据え、春の芽吹きや日常に溢れる命の気配に耳を傾けつつ、身体を守り“包む”役割を持つ洋服を作り込んでいる。また、アート・ディレクターの岡秀行が1972年に出版した『包』にもオマージュを捧げた。モチーフは日常的なオブジェクト“包む”という概念をコレクションピースに落とし込むにあたりモチーフとなったのは、和菓子を納める外箱やカラス除けのネットなど、誰もが日常的に目にしていながら見過ごしてしまうようなものたち。たとえば、草木を守るために広げられたネットや、無造作に放置された漁網が、ルーズに編み込んだノースリーブのメッシュトップスや、バックスタイルをリボンで結んだロングドレスへと姿を変えている。曇りガラス越しに見る夏の風景は、モデルが歩くたびに袖から流れ落ちるようにして揺れ動くフィルム素材のフリンジを施した、シアー素材のレイヤードドレスによって表現された。当たり前のように存在する身近なオブジェクトや旅先で見つけた日本の風景を再構築し、新たな命を吹き込むというクリエーションの姿勢は、これまでにも黒河内が大切にしてきたことだが、今季も健在のようだ。透け感のあるピースをレイヤードスタイリングで目を惹いたのも、メッシュトップスやシアーなワンピースといったベールで衣服を“包み込む”という手法。レーシーな羽織を軽やかなドレスに重ねたり、ネットトップスを光沢感を纏ったノーカラーコートの上に被せたりと、様々な素材で仕立てた洋服に透け感のあるピースをレイヤードすることで、力強くも柔らかなムードを演出している。マメを愛するファンの心を掴んで離さないPVCバッグも、モデルたちがあえてネットワンピースで覆うようにして携えている点も印象に残った。キーカラーはグリーン&ホワイトキーカラーは、春になると私たちを取り囲み、新しい季節の訪れを教えてくれる新緑のようなグリーン。そして、眩い日差しを彷彿とさせるホワイト。メインとなるカラーを潔く2色に絞っているが、刺繍、プリント、染め、織りなど幅広い表現が入り交じった服地は、リズミカルな表情を湛えている。トッズとのコラボパンプスが登場視線を足元まで落とすと、マメのアイコニックなドレスを思わせるエレガントなカッティングのパンプスが目に入るが、これはトッズ(TOD’S)とのコラボレーションによるもの。イタリアのクラフツマンシップとマメの感性が融合したスリングバックシューズが、コーディネートをより品格ある佇まいへと導いている。
2019年09月27日メゾン マルジェラ(Maison Margiela)が、パリで2020年春夏「デフィレ」Co-edコレクションを発表した。Photo Courtesy of : Giovanni Giannoni
2019年09月26日横浜美術館開館30周年を記念して、オランジュリー美術館所蔵品による『オランジュリー美術館コレクションルノワールとパリに恋した12人の画家たち』 が開幕。2020年1月13日(月・祝)まで開催されている。フランス・パリのセーヌ川岸に建つオランジュリー美術館。その印象派とエコール・ド・パリの作品群は、ヨーロッパ屈指のコレクションのひとつに数えられる。そんなオランジュリー美術館が所蔵する146点の絵画群のうち、ルノワールの傑作《ピアノを弾く少女たち》をはじめ、セザンヌ、マティス、ピカソ、モディリアーニなど、13人の画家による約70点が来日。コレクションに秘められた物語とともに、世界中の人々に愛され続ける名品の数々がお目見えする。19世紀後半、急速に近代化が進んだパリでは、それまでの伝統的なアカデミスム絵画に対抗し、光の一瞬の美しさを素早い筆致で捉えようと試みた印象派が誕生。20世紀に入ると、若い画家たちはさらなる革新性を求め、フォービスムやキュビズムなどの動きが生まれ、さらに、第一次世界大戦後には多くの外国人芸術家が集まり、哀愁を帯びたパリの街並みやそこで生きる人々の姿を個性豊かな表現で描き、エコール・ド・パリと呼ばれた。同展では、そんなフランス近代美術が最も輝いていた時代のパリに生きた13人の画家たちーーシスレー、モネ、ルノワール、セザンヌ、ルソー、マティス、ピカソ、モディリアーニ、ヴァン・ドンゲン、ドラン、ローランサン、ユトリロ、スーティンに焦点を当てる。さらに、これらのコレクションの基礎を築いた画商、ポール・ギヨームについての資料も展示。新しい画家を発掘し、援助し、作品を収集し、美術館で多くの人に享受されることを目指した希代のコレクターの、美術館設立への夢や、画家たちとの友情の物語にも注目する。オランジュリー美術館の所蔵作品のほとんどは常設展示されていて、館外にまとめて貸し出されることは極めて稀だという。日本では21年ぶりとなる珠玉のコレクションを、見逃すわけにはいかない。【開催情報】『オランジュリー美術館コレクションルノワールとパリに恋した12人の画家たち』2020年1月13日(月・祝)まで横浜美術館にて開催【関連リンク】ルノワールとパリに恋した12人の画家たち( )アルフレッド・シスレー《モンビュイソンからルヴシエンヌへの道》1875年クロード・モネ《アルジャントゥイユ》1875年ポール・セザンヌ《りんごとビスケット》1879-80年頃アンリ・ルソー《婚礼》1905年頃アメデオ・モディリアーニ《アントニア》1915年頃キース・ヴァン・ドンゲン《ポール・ギヨームの肖像》1930年頃アンドレ・ドラン《アルルカンとピエロ》1924年頃マリー・ローランサン《マドモアゼル・シャネルの肖像》1923年モーリス・ユトリロ《サン=ピエール教会》1914年
2019年09月26日パリ在住のカメラマン、松永学さんがスナップするパリのイケメンシリーズ。今回はパンテオン周辺のカルチェラタンで学生さん中心にハントしました!写真・文 松永学ティボー 19歳 医学生–見かけはスケーター風のティボー君は医者を目指している学生でした。日本に行ったらお寺回りをしてみたいです。それから東洋医学などにもとても興味があります。アニメが大好きでひとつあげるとしたら『トーキョーグール』です。サスペンスやホラーが共存していますね。パリの好きな場所はマレ地区です。いつも友達と散歩していますよ。女性の魅力? ちょっと今すぐには答えられません。ごめんなさい!エンゾー 19歳 医学生–天然パーマのエンゾー君はラーメン大好き。僕のヘアスタイルは変わってるでしょう。洗って乾けばこんなにクルクルの髪の毛になってしまうので、友達には犬みたいだと冷やかされますが自分ではけっこう気に入っています。パリではここカルチェラタンが大好きです。あまり他に出歩かなくてこの近辺で過ごすことが多いです。日本のことは漫画で知ってるつもりです。よくラーメンを食べるシーンが出てきてよだれが出てきます。スカーレット・ヨハンソンが女優では好きですね。女性とはやはりお互いを理解できる関係でありたいです。アレクサンドル 22歳 経済学生–とても落ち着いた彼はまだ22歳でした。僕はロワール地方のアンジェ出身で、大学からパリに出てきました。パリではマレ地区がいですね。田舎町にある旧市街的な感じがします。女性はエスプリがあって、面白くて、一緒にどこへでも出かけてくれる人がいいですね。フランス人女優Virginie Efiraって知っていますか? とても優しそうな方ですよ。富士山が大好きなのでいつかはこの目で見てみたいです。マルタン 22歳 経済学生–マルタン君もアンジェ出身。幼なじみのアレクサンドルと同じ道に。日本に行ったら田舎に行きたいです。都会と違って言葉も通じない環境で滞在するのも面白いかと。優しくて、面白い女性が好みです。女優さんではソフィー・マルソーですかね。ジュリアン 26歳 ミュージシャン&D J–カルチェラタンが大好きでこれからアパート購入のため下見にきました。僕は有名人です。インスタのフォロワーももうじき40万ですよ。テクノDJでイビサ、ロンドンと各地のイベントを飛び回っています。日本には行ったことはないですが、近い将来日本でもイベントに参加したいと思っています。今はアパート探し中で、これから売り物件を見に行ってきます。ちょっと落ち着ける物件ならいいけど。女性はラテン系が好みです。あとは男性に頼らず自立できる人が理想ですね。ヴィクトール 21歳 インターネット専攻学生–赤毛のヴィクトール君はアジア女性が好き!いつもはオートバイに乗ってパリを移動しています。僕は学生をやりながら仲間7人と最近会社を立ち上げたので、秋からはとても忙しいシーズンになりそうです。お兄さんが建築の仕事で北海道に住んでいるので、近いうちに訪問したいと思っています。日本人女性にとても興味があります。それから大好物の鰻を食べたい!ペタンクというスポーツ知っていますか? 19区のヴィレット公園でやっています。その後みんなで運河沿いのカフェでくつろぐのが最高のひと時です。ギャスパール 21歳 経済学生–ボーダーTシャツ姿のギャスパール君はやはりブルターニュ出身でした。僕はブルターニュ出身でレンヌという街にいました。日本のことは、Netflixで日本を紹介する番組をよく見ています。大阪編の食べ物関係の回は面白かったです。食べ倒れたいです。パリはセーヌ川沿いは最も魅力を感じます。オルセー美術館も大好きです。僕は背が高くないので付き合う女性は165cmぐらいがいいです。そして明るい瞳の女性が好みです。女優ならカヤ・スコデラリオ! 映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』の彼女は良かったですよ。
2019年09月21日レペット(Repetto)から、パリ本店のオープン60周年を記念したカプセルコレクション「60ansカプセル」が登場。バレリーナシューズなどが販売される。カプセルコレクションは、ブランドとゆかりのあるオペラ座ガルニエ宮から、レペット本店、そしてヴァンドーム広場へと続く「Rue de La Paix」通りの街並みから着想。「アドレス(Rue de La Paix)」「オペラ座(OPERA MOOD)」「ヴァンドーム広場(Vendôme MOOD)」の3カテゴリーにフォーカスしたアイテムを取り揃える。用意されるのは、レペットを象徴するバレリーナシューズや、バッグ、ウォレットといったレザーグッズ。「アドレス」カテゴリーでは、レペットが本店を構える通り「22 Rue de la paix」の住所をドローイングしたバレリーナシューズやトートバッグ、ハートモチーフも取り入れた財布などが展開される。創設者であるローズ・レペットが、振付家であった息子のローラン・プティのためにダンスシューズを制作したことからブランドがスタートしたレペット。そんな縁深い「オペラ座」カテゴリーでは、ガルニエ宮の劇場内を彷彿とさせる重厚なボルドーカラーを採用したパンプスやハンドバッグなどを用意する。世界の名だたるジュエリーブランドが軒を連ねるラグジュアリーな広場「ヴァンドーム広場」をテーマとしたカテゴリーには、ゴールドヒールを合わせたショートブーツやグリッターシルバーのストラップシューズなど、煌びやかなアイテムを揃えた。【詳細】レペット「60ansカプセル」アイテム例:・Cendrillon 38,000円+税・Camille 42,000円+税・Wallet chain 43,000円+税・Wallet 43,000円+税・change purse 31,000円+税・Junon 44,000円+税
2019年09月15日人気連載、パリのイケメンスナップ。パリ在住のカメラマン、松永学さんが地元ならではのフットワークで街行くイケメンを紹介します。写真・文 松永学ブライアン 29歳 カフェ・バー勤務–北マレのカフェ・バーで仕事中のブライアンはスペイン人。僕は6年前に、親戚がやっているパリのカフェ・バーを手伝いにスペインからやって来ました。この店は家族経営でみんなスペイン人です。日本? 遠いですね。全く日本のことは知りません。パリの好きな場所? もちろん自分のアパートですよ。好きな女性? 難しいな! ノーコメントでお願いします。ジョゼフ 34歳 アプリケーションデザイナー–セーヌ川を撮影中のジョゼフはアメリカ人。僕の仕事は、携帯などのアプリをデザインすることです。いつもはロスに住んでいますが、この1か月間ヨーロッパ中の友達の家に転がり込んでいます。ネットがあれば僕の仕事はどこでもできるのでこんな放浪生活も楽しいですよ。それと写真が趣味なのでどこでも発見がありますね。しかし、パリはどこも素敵なので困ってしまっています。女性はインテリでアクティブな方ならあまり容姿は関係ないと思います。フランソワ 35歳 プロダクトデザイナー–サンべルナール通りのカフェで食事中のフランソワに聞きました。日本には昨年の夏休みに3週間ほど滞在しました。東京、大阪、京都、そして沖縄に行きましたよ。食事の質が高くてびっくりしました。僕はパリでも食事には気をつけています。今日来たお店もビオで、手作りの心がこもった料理が好きなんです。パリはモンソー公園によく行きます。静かだし、自分が守られているような気分で、仕事の発想もここから湧き出てきます。映画監督のタランティーノが好きで、ユマ・サーマンの大ファンです。ヴィクトール 28歳 劇場映像関係–バスティーユの運河で昼休み中のヴィクトールは漫画が大好き。バスティーユのオペラ座で仕事をしてるので、外の空気に当たりたくてここに来ました。日本は漫画が大好き。よくラーメンのシーンが描かれているので、日本に行ったら本当の味を体験したいです。今はどこでも日本の漫画がフランス語で手に入るから嬉しいですね。パリを楽しむならエッフェル塔や近くの公園シャン・ドゥ・マルスがおすすめですよ。好みの女性はもちろんキレイで、いつも笑顔が絶えないインテリな人。女優ではマーゴ・ロビーが大好きです。エマニュエル 41歳 アーティスト–バスティーユの運河に停泊している船にペイントしていたエマニュエルは、日本に何度も行ったことがあります。この船は1938年オランダ製です。この5月に買ったばかりで今も修復中です。ここに寝泊まりして快適な時間を過ごしています。セーヌ川と運河が大好きなので夢のような生活を手に入れました。日本は何度か行ったことがあって、次回は来年の4月から5月にTokyo Metropolitan Theatre(東京芸術劇場)のプロジェクトに参加します。東京はすごい街なのでまた楽しみにしています。女性は愛があれば誰でも受け取めます。ガスパール 21歳 学生–高台から運河の船を見つめていたガスパールはインテリでした。僕はこれからのエネルギーに関してとても興味があります。今はエコロジー的な風力やソーラーシステムが主流ですが、電力に関しては全く新しいニュージェネレーションの開発が将来やってくると思って勉強しています。パリの好きな場所はリュクサンブール公園。ここにある噴水の水で子どもたちがおもちゃの帆船で遊んでいる姿を見るのが好きなんです。趣味はバレーボールで小さい頃からやっています。学校のチームでは、練習試合もたまにあります。女性は真面目に話を聞いてくれて一緒に行動できる人がいいです。ヴィック 24歳 建築業–セーヌ川で見かけたヴィックはパリ・プラージュなどで移動施設の組み立て解体の作業をしているそうです。僕は南米のフランス領ギアナ出身です。ブラジルの隣にある国です、知っていますか? お母さんはまだそこに住んでいます。お母さんは日本のことが好きなのでいつかは一緒に訪問したいと思っています。でもここからもギアナからも日本は遠いですね。パリの好きな場所はセーヌ川とリボリー通りです。女性はマリリン・モンローですかね。古すぎるならもうひとりはブレイク・ライヴリーをあげておきます。
2019年09月14日“パティスリー界のピカソ”と称される、ピエール・エルメ・パリ(PIERRE HERMÉ PARIS)のクリスマスケーキは、繊細で意外性に溢れた唯一無二の創作で毎年多くの人々を魅了する。今年のクリスマスコレクションにも、この時期だけのパティスリーやマカロン、ショコラの数々が勢ぞろいする。「NOEL 2019」のテーマは、“Collection Trésors Cachés(=隠された宝物)”。空想の森で宝物探しをするように、食材同士を混交させて複数の味覚を考案した未知のフレーバーを発見するという、美食の新体験を表現した。一足先にお披露目会が行われ、その模様をレポートする。みなさん、味覚の秘宝をハントする準備はOK?! ビッシュ イスパハン(6,210円 / 縦17cm×横9cm×高さ8cm)クリスマスのピエール・エルメ・パリといえばビッシュ。今年は、メゾンの代名詞とも言える「イスパハン」がビッシュの装いで登場。断面をご覧いただくとお分りの通り、ユニークな食材を自由な発想で組み合わせた芸術的な層が魅惑のテイストの秘密。ローズ風味のパウンド生地と、ローズ風味のクリームにより口に入れた瞬間、たちまちふわっとローズの香りが広がる優雅な体験。シャキッとみずみずしいフランボワーズと果肉みのあるライチ、そしてピエール・エルメ・パリ好きなら誰しも知る「イスパハン」のマカロン生地の味わいが至福のひと時をもたらしてくれる。フロコン バヤデール(5,940円 / 直径14cm×高さ10cm)フロコンは雪の結晶のモチーフがアイコックなドーム型のケーキ。真っ赤な見た目の美しさは、未知の味わいとの出会いを予感させる。サクサクのサブレ生地を土台に、ライムとパッションフルーツのビスキュイと、いちごのコンポートジュレ、ルバーブのジュレを重ね、爽やかなライム風味のホワイトチョコレートムースで包み込んだ、甘酸っぱくて軽快な味わいでいくらでも食べられてしまう、やみつきになる逸品。ピエール・エルメ・パリのパティスリーは、食べる温度も重要。この「フロコン バヤデール」は直前まで冷蔵庫で保管し、冷たいままいただくのが正解。チーズケーキ アンフィニマン ショコラ(5,940円 / 直径15cm×高さ5cm)見た目そのまま、まさにチョコレート尽くしのこちらはチーズケーキ。外側のチョコレートコーティングと、内側のベースとなるチョコレートのベイクドチーズケーキとチョコレートのマスカルポーネクリームが優しくなめらかな口当たり。ただそれだけでは終わらないのが、“パティスリー界のピカソ”による誰にも真似できない芸術性。サブレとビスキュイショコラ、カカオニブ入りのプラリネを重ねることによって、ざくざくと歯ごたえのある不思議な食感を生み出す。さらにマスカルポーネクリームに仕掛けた細かなチョコチップも静かに存在感を示し、アクセントに。各素材が存在を引き立てあう奇跡のハーモニー、ぜひご賞味いただきたい。こちらは食べる少し前に冷蔵庫から出しておいて、常温でいただくのがおすすめ。アンフィニマン ヴァニーユ(4,860円 / 直径12cm×高さ4.5cm)近年、希少で価値が高まるバニラビーンズ。そんなバニラをふんだんに使った大人のための甘美なケーキ。しっとりしたアーモンド風味のビスキュイ、バニラクリーム、そして驚くほど軽やかなブラマンジェと、バニラの魅力を最大限に引き出した表現による秘宝の味わいは感動的。2人のノエルにふさわしい直径12cmの小さめサイズ。恍惚のひと時を。その他、マロン、抹茶、パッションフルーツを組み合わせた青山ブティック限定の「サラ」(1万7,280円 / 直径24cm×高さ4cm)と、カシス、バニラ、スミレのフレーバーを組み合わせたオンライン限定のアイスケーキ「アントルメ グラッセ アンヴィ」(6,750円 / 直径13cm×高さ6cm)も登場。予約開始は店頭、ECともに10月1日、店頭販売期間は12月20日から25日。今年は、ピエール・エルメ・パリのケーキで五感を刺激するクリスマスを!
2019年09月13日パリ在住のカメラマン、松永学さんがパリのイケメンたちをスナップ!今回はどんな男前が登場するか?写真・文 松永学ティボー 20歳 デパート店員–デパート勤務のティボー、休憩中にお話を聞きました。僕は女性服担当の売り場にいるのでいつも女性に接しています。大好きなタイプはカーディ・B、もう音楽も最高ですよ。プローポーションも素晴らしい!僕はボルドー出身で小さい頃からサッカーをやっていたので、今は試合はしませんが友達とボールで遊んでいます。山が好きなので日本の山はどんなのか体験したいです。クレモン 30歳 清涼飲料ディストリビューター–彼女とデート中のクレモンは超ご機嫌でした。僕はボルドーで彼女はマルセイユ出身。好きなタイプの女性? もちろんここに居ますよ。写真は撮らないのですか? べた惚れでなんですよ。スポーツが大好きでトライアスロンをやっています。日本に行ったら夢があるんです。ウイスキーの醸造場を見学したいのです。ドリアック 27歳 弁護士–シャローンヌ通りのカフェで出会ったドリアックは床屋帰りでした。好きなタイプの女性は、カトリーヌ・ドヌーブとヴァレリー・メルシエです。あ、2人とも僕のおばあちゃんみたいですがね。パリは生まれ育った南仏のツーロンよりも日本食が食べられていいですね。生の魚が大好きなんです。寿司刺身は毎日でも食べられます。よく遊びに行くところは『パレ・ド・トーキョー』にある『YOYO』が最近のお気に入りです。レオナール 31歳 メガネ屋–シャローンヌ通り界隈で見つけたレオナールはタコ焼きが大好物。フォンテンヌブロー近くで生まれましたが、小さい時からスキーをやっていて、よくアルプス方面に行ってました。付き合う子はスキーはもちろんボルダリングも一緒にできる人がいいですね。僕のお店は北マレにあるけど11区が好きでよく遊びに来ます。日本には2回行ったことがあります。自分のメガネのブランドが日本と取引しているので仕事絡みででした。今度日本に行ったら冬の北海道に行ってみたいです。そしてタコ焼きをたくさん食べたいです。ピエラ 31歳 静物写真家–レオナールの友達、立ち飲みビールが似合っていました。パリの好きな場所は5区と16区以外です。どうしてかは理由はないけど、その2つのエリアは居心地が良くないのです。いつもスタジオにいるので、気分転換に夜はよく外出しています。バーでいい音楽がかかっていてビールのラッパ飲みができるお店が好きです。日本に行ったら、ラーメンをたらふく食べたいです。パリのはイマイチですよね? 女性のタイプは長身で優しくて表現豊かな人が好みです。ナタリー・ポートマンの大ファンなんですよ。ニコラ 27歳 政府機関のコンサルタント–日本に行ったら北海道に行きたいとのことです。僕は北フランス出身で、学生時代はパンテオン界隈で過ごしました。だから、カルティエラタンが今でも好きです。日本に行ったら、僕の故郷が北であることから、北海道を体験したいです。僕の仕事は言葉にするのが難しいですね。政府がクライアントで、健康、安全などの分野でのコンサルタント事業なんですよ。好きな女性のタイプは、キーラ・ナイトレイという女優。知っていますか? 美しく知性があってカリスマ性も持ち合わせる人だと思います。アレクシー 23歳 デパート倉庫管理–サッカーと魚が大好きなアレクシー。僕はパリジャンです。仕事は日の当たらない倉庫なので外にいつも飛び出したいですね。PSGが大好きでグッズもいっぱい持っています。サッカーもやりますが、将来のために、今インターネット系の勉強をしているので、あまりサッカーはできていません。女性はブロンドヘアー&青い目に弱いんです。日本のことはあまり知りませんが、魚がとてもおいしいんですよね。いつかは訪問してみたいです。
2019年08月31日エス・テー・デュポン(S.T. Dupont)の「パリ」コレクションより、「ミニジェット」ライター3種が登場。2019年8月より発売される。メゾンが歴史を重ねる街パリを異なるテーマで表現する「パリ」コレクション。2019年6月に発売した第1弾“パリの地図"に続く今回のテーマは”パリがすべて!"。パリの生活を楽しむパリジャン・パリジェンヌのライフスタイルをポップなイラストに表現し、超高温の青いトーチフレームが特徴的なライター「ミニジェット」に施した。イラストはメトロ・ビストロ・ルーフトップの3種類。ブラックのボディにカラフルなイラストが描かれ、シックでキュートなライターに仕上がった。【詳細】エス・テー・デュポン 「パリ」コレクション 「ミニジェット」ライター 全3種類発売日:2019年8月取り扱い店舗:エス・テー・デュポン 銀座ブティック、 渋谷西武、池袋西武、新宿タカシマヤ、横浜そごう、名鉄百貨店 本店 メンズ館、大丸梅田店、大丸心斎橋店、大丸福岡天神店価格:15,000円+税【問い合わせ先】エス・テー・デュポン 銀座ブティックTEL:03-3575-0460
2019年08月23日グラフペーパー(Graphpaper)と、パリのスケートブランド・フューチャー(FUTUR)がコラボレーションしたカプセルコレクションが、2019年8月24日(土)にグラフペーパー全店、全国取扱店にて発売される。グラフペーパーとフューチャーのコラボレーションは、神宮前のグラフペーパーにて行われた、フューチャーのディレクター、フィリックス・シェイパーの写真展や、2019年春夏シーズンに発表されたコラボレーションTシャツに続くタッグとなる。カプセルコレクションでは、両ブランドチームが厳選したファブリックを使用し、得意とするディテールを組み合わせたオリジナルアイテムを展開する。1点ごとに手作業でタイダイ染めを施したグラフペーパー定番のオックスフォードシャツをはじめ、イタリア・カノニコ(CANONICO)の軽く柔らかなウールフランネルを採用した、上品ながらも程良くカジュアルなセットアップ、スイスのテクニカルファブリックメーカー・STORZの撥水素材「eta Proof」を使用した全天候型のダブルブレステッドコート、天然繊維でありながら高い撥水性を誇るヘルメット サコッシュと、上質な素材を使ったアイテムラインナップを揃える。また、2019年9月には第2弾を発売。ループウィラー(LOOPWHEELER)とのトリプルネームのスウェットや、フランスのレザーシューズブランド・メフィスト(MEPHISTO)とのコラボレーションシューズが登場する。【詳細】フューチャー×グラフペーパー カプセルコレクション発売日:2019年8月24日(土)※第2弾(ループウィラーコラボレーションアイテム、キャップ、シューズ)は、2019年9月発売販売店舗:グラフペーパー 全店(神宮前・日比谷・仙台)、全国取扱店アイテム例:・オックスフォードシャツ 25,000円+税・ウールフランネル ジャケット 68,000円+税・ウールフランネル コックパンツ 38,000円+税・ダブルブレステッドコート 86,000円+税・ヘルメット サコッシュ 18,000円+税【問い合わせ先】グラフペーパーTEL:03-6418-9402
2019年08月17日パリ在住のカメラマン松永学さんが、パリでイケメンをスナップ! 画家に刺繍作家、アーティストとバラエティ豊かなハンサムが大集合! パリのおすすめの場所や好みのタイプなどをお聞きしました。写真・文 松永学マリウス 21歳 コスメ店員ーーボージュ広場近くのコスメのお店で、休憩中のマリウス君。「僕はまだパリにやって来て1週間です。その前はベルリン。そしてその前は生まれたルーマニアにいました。あまりパリのことは知らないのですが、エッフェル塔を見て感動しました。インスタグラムでは会いたい人にコンタクトできるので活用しています。ラテン系の女性に惹かれます。日本は行ったことがないけど、アニメが大好きです。特にNARUTO、BLEACH、DEATH NOTEは面白いです。あとSAKEに興味があります」テオ 21歳 ミュージックアーティストーーサン・ポールの教会前で出会ったテオ君。「両親が大の音楽好きだったので小さい頃からニューウェーブミュージックが大好きです。レコードを譲り受けて今でも80年代の音楽を聴いています。特に好きなのはジョイ・ディヴィジョン、今聴いてもとてもクールでしょ。女性ではパティ・スミスがいいですね。付き合う女性は音楽の趣味が合って自分を理解してくれる人が理想だけどなかなか難しいかも?『NF34』というセーヌ河沿いのクラブによく遊びに行きます。僕が音楽デザインしてるのはエレクロなので主にクラブで活動しています。明日は人気の『LA STATION』でやるので見にきてください。甘い物が大好きで日本の大福が好物です」エリオット 24歳 画家ーーヴィエイユ・デュ・タンプル通りを早歩きで颯爽と歩いていたエリオット君。「僕はスペインからパリにやって来てまだ10か月です。電車は嫌いだからとにかく歩きます。人気テレビ番組『SEX AND THE CITY』に出てくる女性がとにかく好きです。日本に行ったことはないけれど、まだまだパリも知らないところが多いので、どこまでもどこまでも歩いていろいろなモノを発見したいですね」フレデリック 25歳 レストラン給仕ーーロジエ通りで仕事が終わってくつろいでいたフレデリック。「肌の濃い色の女性が好みです。それと無理していない自然な人がいいですね。パリでのお気に入りはシャロンヌ通りにある『Pause Cafe』。テラス席も広いし、集まる人々も親切。ここでの出会いは貴重ですね。日本に行ったら渋谷に行ってみたいです。あとは刺身が好物なのでたくさん食べたいです」セバスチャン 31歳 風力電力エンジニアーーーロジエ通りのスイーツ屋さんで見つけた セバスチャン。「南フランスのモンペリエ出身です。外見よりもとにかく明るい女性が好きで、ジェニファー・ローレンスという女優がタイプです。スポーツが大好きなので新しい出会いもたくさんあります。昨日はペーラシェーズ墓地に行ってきました。とても静かで神聖な場所ですね。オスカー・ワイルドやエディット・ピアフの墓に感動しました。日本のお墓にもとても興味があります」ニキタ 22歳 歯医者ーーこちらもロジエ通りで散歩中の ニキタ君。「僕のパパはロシア人、ママはスウェーデン人、でもパリで生まれたので僕はフランス人です。パリの好きな場所は左岸のサン・シュルピスです。特に大きな噴水が壮大でいいですよ。日本には3歳の頃に両親と旅行で3週間滞在したことがあります。日本食はみんなで食べられるすき焼きやしゃぶしゃぶが大好きです。あ、それからパパとママはモデルだったので1歳の時にパリコレでヨウジヤマモトのショーに僕も一緒に出たことがあるんですよ」ロバン 28歳 刺繍作家ーーロジエ通りの洋服屋を自電車で見にきたロバン。「僕はスイスの国境近くの山で生まれました。小さい頃からスポーツは何でも大好きです。特に自転車やテニスは欠かせませんね好きな歌手はラナ・デル・レイ。付き合う女性はスポーツを一緒にしてくれる人がいいな。パリで好きなのははビュット・ショーモン公園、ギリシャ風の造りも面白いです。庭が大好きなので日本に行ったら日本庭園にも行きたいです」
2019年07月27日パリ在住のカメラマン松永学さんが、パリでイケメンをスナップ! 日本びいきだったり、日本に興味がある人も多数。パリに行きたくなります!写真・文 松永学ニコラ 30歳 広告代理店南仏のモンペリエ出身です。毎年、夏休みは帰省するので今から楽しみです。いつも海岸を散歩できるし、近くには山もあります。とにかく歩くのが好きです。好きなタイプの女性はペネロペ・クルス! 日焼けも似合うしとても健康的! 僕の故郷もスペインに近かったので気がついたらスペイン女性の魅力に取り憑かれていました。日本には昔からの大親友が東京に住んでいるのでいつかは訪ねて行きたいです。ナスが大好きで日本で焼きナスを食べてみたいです。こっちにあるナスとは形や大きさも違うと友達が言っていました。ユーゴ 22歳 演劇学生今日は劇場の衣装係からスカーフを借りてきました。カフェでデートするのでちょっとオシャレをしてきました。まだ彼女は来ないですが、あまりに暑い日なのでもう大きなビールを飲み干してしまいました。パリの好きな場所は劇場のようなヴォージュ広場、噴水もいくつもあってとてもきれいです。フランスの女優のイザベル・ユペールは特に好きなタイプです。ちょっとミステリアスで笑顔が魅力的。いつか共演してみたいですね。僕はまだ俳優としては卵ですが、パリの劇場でシェイスクスピアの劇にも出たことがあるんですよ。日本に行ったら能を観劇するのが夢です。パトリック 37歳 グラフィックデザイナー今、恋人を待っているところ、本屋さんからなかなか出てこなくてね。休みの日の僕は、自分のバイクで彼女の好きな場所にどこでも行く運転手なんです。パリは道路工事も多いし車の渋滞もひどいので持っていた車を手放してもっぱら移動はバイクです。クリスチャン・スチュワートが大好きです。とても自由な生き方で恋多き女性に魅力を感じます。日本に行ったことはありませんが、自分のバイクを持って行ってツーリングしてみたいです。パリでは19区がいいですよ。いろんな人種がいていつも活気があるんです。デルマス 26歳 レストラン料理人フランスのトゥールーズ出身なのでラグビーが大好きです。10歳から始めてパリに出てくるまでチームに所属していました。パリではサポーターが集まるカフェバーで仲間と一緒にテレビで観戦します。もちろん女性もいますよ。飲みながらワイワイするのがストレスの発散になります。もちろんラグビー好きな女性が一番ですが、理想の女性はマリリン・モンローです。そんな方にはまだ出会っていませんが。もし日本に行けたら日本の自然を体験してみたいです。田舎育ちなのでちょっとパリが窮屈になることもあるんです。サミ 25歳 ブティック勤務好きな女性は歌手のM.I.A.に夢中です。ルックス、声や歌詞ももちろんですが、多彩でいろんな活動をしていて、とてもアクティヴです。テクノミュージックが好きで『la station』というクラブによく遊びに行きます。ここで出会いも多くて友達も増えました。日本食は巻き寿司ぐらいしか知らないんです。日本のクラブもとても興味があって日本人の友達も作ってみたいです。アントワーヌ 27歳 ブティックアシスタントマネージャー2年前にパリに出てきて、今は人気のブティックのアシスタントマネージャーになりました。とにかく仕事が大好きです。いつもマレで働いていますが、旅行客が多いわりには静かで、素朴な地域なので大好きです。好きなタイプは若い時のブリジット・バルドーです。ナチュラルでとてもいいセンスを持った女性だと思います。日本にはサクラの咲く季節に行ってみたいです。友達がからその季節の話をたくさん聞きました。リオネル 48歳 ジャズドラマーこれから『カフェ・ドゥ・マゴ』でセッションやるから観に来ない? 僕は日本びいきで17回ほど日本へ行ったことがあります。というのも、北は北海道から南は九州まで、日本中のジャズクラブで演奏旅行しているから。だから、日本については詳しいですよ。印象的だったのは名古屋のブルーノートで演奏した時。日本人のお客さんが本当にジャズが好きなんだと感心しました。ちなみに、日本の食べ物は、納豆や塩辛が大好きです。あ、手羽先のおいしさにも驚きました。パリはサンジェルマン界隈とムフタール通りが昔と変わらない魅力があって好きです。女性のタイプはグレース・ケリー。美しく、なんといっても声がいいので大好きです。リュカス 24歳 デザイン学生これからBHVというデパートの屋上『Le Perchoir Marais』に恋人と行くので、待ち合わせしています。最近パリではルーフトップでくつろげるところが多くなってきてデートには最適です。パリの街並みを見渡せるのが素晴らしいですよ。日本に行ったらディズニーランドに行きたいです。あと麺類が好きなので、うどん屋や蕎麦屋などに興味があります。好きな女性は、アリアナ・グランデが大好きです。
2019年07月20日パリ在住のカメラマン、松永学さんが、パリのイケメンたちをスナップ。好きな女性や、日本についての感想も聞いてみました!写真・文 松永学ファビオ 31歳 美術館ガードマンーーポンピドゥセンター前で炎天下の中お客さんの入場案内をしていたファビオさん。「いつもは制服があるけど暑すぎて脱いでしまったんです。今、小説を書いていてできあがったらここをやめて小説家になると決めています。理想の女性は、グレースケリー。エレガントでちょっとピリッとしたエッセンスがあり、ガラスのような透明感があるから。パリでは5区にある『LE CASTOR』というバーによく行きます。夜遅くなってもやっていて、ここのカクテル「ネグローニ」は大好物です。出会う人もたくさんいます。小説の元になるアイデアもここから生まれたりします。日本に行ったことはないですが、ポンピドゥセンターで安藤忠雄が来た時の展示を見て、絶対に直島に行ってみたくなりました。魚はあまり得意ではないので、神戸牛をたらふく食べたいです」マルタン 28歳 政府機関コミュニケーション「ぼくはスペインで生まれたフランス人です。ヴァレンシア出身で、そこはパエリアが有名でおいしんですよ。スペイン女性にとても惹かれます。AMAIA ROMEROって知っていますか? 大好きな歌手です。パリでは左岸が好きです。行きつけはないですが、よくカフェのテラスに座って人を眺めていますよ。日本は行ったことはないですが、モダンなものとクラシックの対比がヨーロッパにはないものなので、見てみたいと思っています。それからお蕎麦が大好物です」アルノー 33歳 洋服屋店員ーーシャローヌ通りのお店で働くアルノーさん。店が終わってから話を聞きました。「前はキックボクサーだったのですが怪我をして今のお店に勤めはじめました。好きなタイプの女性? Emilia Clarkeというイギリス人の女優さんです。笑い顔がチャーミングで付き合うならこんな女性がいいですね。働いているバスティーユ界隈は住んでる人たちがみな優しくて好きです。日本に行ったら都会だけではなく田舎に行ってみたいですね。そこで人々がどんな生活をしているのか興味があります」セバスチャン 43歳 フリーランスのマーケターーーパリから少しだけ離れたところに住むセバスチャンさんのお宅は、高台の見晴らしのいいところなのだそう。「家の窓からはエッフェル塔、サクレクールが一望できるんです。緑も多いですよ、そして日曜日には近くの公園でジムのトレーナーがやってきてみんなで運動します。日本でいうラジオ体操みたいなものですよ。日本には10回ほど行きましたが、僕は京都が大好きなんです。特に苔寺が印象に残っています。一番の宝物は京都で買ったおりんです。音色を聞くと心が落ち着きますね。女性はアクティブなラテン系の人に弱いです。Eva Mendesみたいな女性!パリはサンジェルマンが一番です! アートギャラリー巡りやちょっとした中庭が素敵で散歩が楽しいです」アラン 22歳 演劇学生ーーアランさんもシャローヌ通りで見かけました。「僕は演劇学校の学生をしていますが、空いた時に融通のきく洋服屋でアルバイトしています。演劇はハードですので、毎日ランニングで体力をつけています。歴史的の文化人が集まったサンジェルマン界隈がパリの好きな場所ですね。「LE MONTANA」というクラブは常連です。ここで出会って友達になる人も多いです。日本に行ったらやっぱり文化的な体験したいと思っています。演劇、歌舞伎、能といった日本特有なものに興味があります。タイプの女性? 僕の身長が193cmもあるので付き合う女性は最低175cm以上と決めているんです。気品があってカルチャーの趣味が合う人かな。あ、ちょっとスピリチュアルな面を持っている人が理想だけど」ジュリアン 29歳 ブティック店長「好きな女性のタイプは自然に人生を楽しんでいる人、チャーミングでスポーツ好きなのが理想です。僕もスポーツ全般が好きで、よくヴァンセンヌの森をランニングします。一緒に走ってくれる人いないかな?12区のマルシェ・アリーグル近くに住んでいるので遊ぶ場所はその近くのバーばかりです。もし日本に行ったら山歩きがしてみたいです。日本の自然にもとても興味があります」ルイ 22歳 ブティック勤務「僕は15歳からスケートボードを始めたので、遊ぶところはレピュブリック広場が中心です。日本には家族旅行で子どもの頃に6週間も滞在しました。特に京都が印象的で夢のようでした。高野山が一番記憶に残っています。それ以来、日本食が大好きになりました。焼そば、ラーメン、餃子、鳥丼が特に好物です。女性はかわいらしくて笑顔が似合う女性がいいですね」
2019年07月15日シャネル(CHANEL)が7月2日、2019-20年秋冬 オートクチュール コレクションをパリのグラン パレで発表した。© CHANEL巨大な円形の図書館がセットされた会場。「本は私の親友」と語るほどの読書家だったガブリエル シャネル。そしてカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)、ヴィルニジー・ヴィアール(Virginie Viard)もまた読書家として知られ、本へ注がれる情熱は3人の共通点でもある。 © CHANEL© CHANEL© CHANELゲストとして、シャネルのアンバサダーである中条あやみ、マーゴット・ロビー(Margot Robbie)、マリーヌ・ヴァクト(Marine Vacth)、キャロリーヌ・ドゥ メグレ(Caroline de Maigret)、フィービー・トンキン(Phoebe Tonkin)らが招かれショーを楽しんだ。日本からは、カヌースラローム選手の羽根田卓也も招待された。© CHANEL
2019年07月03日パリ在住のカメラマン、松永学さんが、パリのバスティーユ&レプブリック界隈でで見つけたエプロンイケメンをシューティング。男前10人に女性の好みや日本のことを聞きました。写真・文 松永学ダナ 23歳 GRENAILLE勤務「女性のタイプはかわいい人がもちろんいいけど、それって個人的な好みだよね。やっぱりフィーリングが大切、にこやかな女性がいいですね。好きな場所はノートルダム近くのセーヌ川沿いで仲間と集まってアペロ(アペリティフとともに軽くお酒を呑むこと)をよくしています。開放的な空間だし、違うグループとの交流もできて、新しい出会いもあるので、特にこの季節は毎日のように通っています。今の恋人は高校からの付き合いだけどまだ結婚を考えていません。付き合いが長いのでので恋人より友達的なのかな? 日本のことはあまり知らないですが、すごいモダーンなイメージがあるのでこの目で見たいと思います」ピエール・リュック 30歳 Neighboursバリスタ「この店に来て6か月です。おしゃれな通りにあるお店なので働くのがとても楽しいです。好きなタイプの女性はヒラリー・スワンク。生い立ちもおもしろいと思うんです。パリでよく行くところは『Piscine de la Butte-aux-Cailles』。このプールでデートが一番リラックスできます。日本ではバリスタブームらしいから僕も日本で働いてみたいな」ジュリアン 29歳 BONTON店員「この店は3年前から働いています。かわいいものがたくさんあふれていて居心地もいいんですよ。日本人のお客さんも多いです。女性はクールで男前の女性が大好きです。僕の周りはそんな女性ばかりです。パリでは18区がいいと思います。マレで働いているとちょっと気取ってしまいますが18区は安心できる地区でもあるんですよ」アルフレッド 27歳 レストランAMMAZZA店主「一年前から友達のイタリア人と共同経営でお店を始めました。好きなタイプはナタリー・ポートマン。スマートで美しい眼、明るい髪の毛の女性に惹かれます。あ、フランス人ではマリオン・コティヤールもいいですね。パリのお気に入りは17区のBatignollesかな。なかなか雰囲気のある地区ですよ。休みの日にはもっぱら気になっているレストランやバーに友達と行って自分の店の参考にしています。もしも日本に行けたらやっぱりレストラン巡りがしたいです」パスカル 51歳 L’aterier GUSTO店長ーー今パリで人気のデジタルアートセンター『アトリエ・デ・ルミエール』の斜め向かいにある感じのいいお店で働くパスカルおじさん。ちょっとシャイでぶっきらぼうだけど話すと止まりません。「基本的に優しい女性が好きです。出会いは偶然のほうが絶対にいい! だから感じのいい店を目指しているのです。開放感があっても隣の席が近い造りになっているのが好ましい。ボトルでワイン頼んだら相席になった人にちょっと飲んで見る? 的な。だからパリの下町メニルモンタンはまだそんなカフェも残っているので大好きな地区です。日本に行ったことはないですが、相席になってすぐに友達になれる居酒屋にとても興味があります」アントワーヌ 30歳 移動ゲーム管理人 LUDOMOUVE「僕はパリ中に笑いを届ける仕事をしています。言うなれば移動ゲームセンター! と言っても野外で昔ながらのフランスのドミノとか積み木とかチームを組んでできる素朴なゲームの数々です。それをトラックに積み込みパリを移動しています。人々から笑いがあふれるのを見るのが一番幸せを感じる時です。この週末はボボ(おしゃれな人)たちが集まる11区に来ました。女性の魅力は、なんて言っても優しさかな。そして信頼! それがあれば容姿は関係ありません。好きなパリの場所はビュット・オ・カイユです。パリの北にあるこの界隈が好きです。日本にいったら僕みたいなことしている人に会って交流してみたいです」セドリック 28歳 ストリートフードTONTON BILLY勤務「若者向けなこの店では笑顔で対応するのを心得ています。そうすればお客さんも気持ちがいいでしょ。タイプの女性は小柄で面白い人がいいですね。僕がよく行くところはレプブリック広場にあるスケートパーク。スケートボード歴は長いんですよ。もうすぐ夏休みシーズンですがこの時期は休めないので、遅れて休みを取るつもりです。行きたいところはいっぱいあるのですがヨーロッパから遠いところに行きたいです。タイランドやオーストラリア、もちろん日本へも。でも、できればスケートボードができる場所に行きたいです」ユリス 28歳 ピザ職人/アクセル 21歳 給仕 レストランRIVOLUZIONE勤務「僕たちはペタンクというスポーツが好きでよく一緒に行動しています。職場では仲良し、仕事が終わってからもけっこう一緒にいるんですよ。ペタンクって今では女性にも人気で試合で好みの人に出会うこともあります」ーー2人は好みの女性も似ていて、エジプト人のような人に惹かれるとか。「ラテンの明るさを持った女性が好きです。パリの地区で言えばベルヴィルがコスモポリタンな感じがして落ち着きますね」「エレクトロミュージックが大好き、日本に行ったらクラブやレコード屋を回りたいです。日本人のDJ にも興味があります」(ユリス)「大のラグビー好き、9月には日本でW杯があるので、フランスチームのサポーターとして初めて日本に行くのでとても楽しみです」(アクセル)ローラン 36歳 フォークシンガーソングライター「仕事はトラノイという展示会が年に何度か開かれているのでそこで働いていますが、本当はミュージシャンなんです。DEERというプロジェクト名でやっています。今日は決まりでスッタッフ用の服を着ていますが似合いませんか?好きな女性はフォークソングライターのオリビア・チェイニーやアグネス・オベルです。オープンでハートがあってそしてユーモアセンスのある女性が好みです。日本に行ったら乗り放題の電車のチケットを買ってギターを一本背負って日本中を旅するのが夢です」
2019年06月28日