東京ディズニーシーにて新アトラクション、「ニモ&フレンズ・シーライダー」が5月12日(金)にグランドオープンするが、このほど特設サイトが3月23日に開設された。この「ニモ&フレンズ・シーライダー」は、ディズニー/ピクサー映画『ファインディング・ニモ』と『ファインディング・ドリー』の世界を舞台に、映像とライドシステムの動作を融合させることによって、映画の海底の世界を体験できる屋内型アトラクションだ。今回開設された特設サイトでは、アトラクションの詳細情報をはじめ、ゲストが乗船する潜水艇=シーライダーで海の世界を冒険している最中に出会うかもしれない、ニモやドリーなど、たくさんの海の仲間たちについても紹介。また、アトラクションを生み出したウォルト・ディズニー・イマジニアリング(=Walt Disney Imagineering)の担当者たちのインタビューも後日、公開する予定。アトラクション誕生の背景が、このインタビューで初めて語られる予定で、アトラクションの正式オープンの前に秘蔵映像を楽しめるようだ。アトラクション情報やアトラクションに込めた開発者の想い、そしてグッズやメニュー情報など、同サイトでは最新情報が満載!特設サイトを利用して、サカナになって冒険できる新アトラクション「ニモ&フレンズ・シーライダー」を一足先にチェックして!※写真はすべてイメージです。過去の取材時に撮影した画像を再利用することがあります。(C) Disney(text:cinemacafe.net)
2017年03月24日ディズニー/ピクサーの待望の最新作『ファインディング・ドリー』のMovieNEXが、11月22日(火)よりついに発売中。今回は、そんな本作の監督を務めたアンドリュー・スタントンからコメントが到着している。舞台は『ファインディング・ニモ』の旅から1年後。忘れんぼうのドリーが突然思い出した家族の記憶――。ニモやマーリンたちに支えられて、ドリーがたどり着いたのは海の生き物たちにとって禁断の「人間の世界」…。そこで、ドリーは7本足のタコのハンクや泳ぎが苦手なジンベエザメのデスティニー、自分に自信がないシロイルカのベイリーなど、個性豊かな新しい仲間たちと出会う。“忘れんぼうのドリー”が、大切な家族と再会するための旅で出会う、仲間たちとの奇跡の冒険を描いた感動の冒険ファンタジーだ。日本では7月16日(土)に公開され、この夏興行収入68億円突破の大ヒットを記録し、10月9日(米現地時間)には世界興行収入が10億ドルの大台を突破した『ファインディング・ドリー』。日本語吹き替え版には、室井滋と木梨憲武を始め、上川隆也、中村アン、さかなクンらが出演。また、声優と日本版エンドソングの歌唱には八代亜紀が起用されていることでも話題にとなった。現在発売中の本作のMovieNEXには、MovieNEXだけに収録されたボーナス・コンテンツが収録!このコンテンツについてスタントン監督は、「最終的にお蔵入りとなったシーンがとても多いので、カットしなければならなかったシーンがたくさん見られますよ」と未公開シーンがオススメだと語る。また中でも、「ドリーの寝言」は一部が実際の予告編に使われながら、最後の最後で本編からカットされたというめったにないシーンで、「予告編を見ていた皆さんは『あれ、このシーンは本編になかった』と思うかもしれません」と冗談交じりに当時をふり返る。実際このほかにも、泣く泣くカットしたシーンが多数あると言い、これらの未公開シーンで作品の違う側面を楽しむのも面白いだろう。さらにピクサー作品は、本編内に別の作品のキャラクターが隠されていることでも有名。“隠れキャラクター”について監督は、「すぐには思い浮かびませんね。カンニングペーパーが必要です(笑)」とその数の多さを示唆し、「数字が出てきたときは、何か意味があります。隔離区域の壁の近くに、ピザ・プラネットのトラックも“A113”も出てきます。“A113”は少なくとも2回は登場しています」と一例を明かす。ピザ・プラネットは『トイ・ストーリー』に出てくるピザ屋で、“A113”はピクサーのクリエイターたちが卒業したカリフォルニア芸術大学の教室の部屋番号。どちらも彼らが手掛けた作品内でほぼ毎回出てくるお馴染みのものだ。最後に、海の底に沈んでいた古いビートルと「カーズ」の関連性を聞いてみると、「カーズ」からのネタだった可能性は否定せず、「本編に『カーズ3』をネタにしたものがあります。ただ、見つけるのはかなり難しいと思います。車ではありませんし…。とても小さい何かに車のイメージが付いているんです」となんと、今後劇場公開が予定されている『カーズ3』(原題)に関する隠れキャラクターも登場しているという。さて、あなたは“隠れキャラクター”を見つけることはできるのか?ぜひストーリーだけでなく、こちらもチェックしてみて欲しい。『ファインディング・ドリー』MovieNEXは発売&デジタル配信中。※Blu-ray&DVDレンタルも開始(cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年11月27日ディズニー/ピクサーの映画『ファインディング・ドリー』のブルーレイやDVDなどがおさめられたMovieNEXが本日発売されたのを記念して、監督が実現しなかった“幻のシーン”について語る特別映像が公開になった。公開された特別映像本作は、ニモの親友で、忘れんぼうのドリーが、幼い頃にはなればなれになってしまった家族に出会うため大冒険を繰り広げる物語。前作に引き続き、マーリンとニモの親子や、海亀のクラッシュなど、おなじみのキャラクターが再登場するが、アンドリュー・スタントン監督は“タンク・ギャング”も新作で活躍させる予定でいたという。“タンク・ギャング”とは、前作『ファインディング・ニモ』で、歯科医の水槽に閉じ込められてしまったニモが友達になる魚たちで、ニモが逃げ出すのをサポートするだけでなく、最終的には自分たちも水槽から脱出して自由を手に入れていた。このほど公開になる映像でスタントン監督は、脚本づくりの過程で存在した“幻のシーン”について解説している。それは、ドリー、ニモとマーリンが冒険に旅立つも、ドリーが人間に捕まってしまい、カリフォルニアの海洋生物研究所につれていかれた後の場面。当初、監督はあの“タンク・ギャング”を登場させ、彼らとマーリン親子を助けるシーンを考えていたという。映像では、幻のシーンが、簡単なイラストに音声をあわせた“ストーリーリール”で再現される。個性豊かなギャングたちが、それぞれのワザをいかしてドリーの居場所を突き止めようとする場面は必見だ。最終的に、監督たちは検討を重ねて、このシーンを削除し、別の展開を描くことになったが、その完成度は高く、スタントン監督はカットしたことを少しだけ後悔しているようだ。ピクサーの制作者たちは、脚本を何度も書き直しを繰り返す過程で、通常の映画であれば本編に採用されてもおかしくないクオリティのシーンを容赦なく削除することで知られており、MovieNEXには映画館では観られなかった“幻のシーン”や未公開映像がたっぷりと収録されている。『ファインディング・ドリー』MovieNEX 発売デジタルも配信中
2016年11月22日この夏、興行収入68億円突破の大ヒットを記録し、10月9日(現地時間)には世界興行収入が10億ドルの大台を突破したディズニー/ピクサーの最新作『ファインディング・ドリー』。早くもデジタル配信中で、11月22日(火)にはMovieNEXが発売される本作から、主人公ドリーとニモ親子のコミカルなやりとりを描いた貴重な未公開シーンが、どこよりも先にシネマカフェに到着した。本作は、カクレクマノミのマーリンがナンヨウハギのドリーと共に、息子ニモを人間の世界から救出した『ファインディング・ニモ』の奇跡の冒険から1年後の世界が描かれる。いつも明るくてポジティブだけど、なんでもすぐに忘れてしまうドリーが、唯一忘れなかったのが家族の記憶。ドリーは家族を捜すため、ニモやマーリンと共にさらなる冒険の旅に出る。そんな本作から、MovieNEXのボーナス映像に収録されている、ラフスケッチの未公開シーンが到着!忘れんぼうで、せっかちで、何かと早合点してしまうことの多いドリーが、ニモ親子と共にたどり着いたある場所を、家だと勘違いしてしまうという1シーンだ。「戻ってきたわ」と大はしゃぎするドリーが目にしたのは、何かを背負っているヤドカリたち。「ハーイ、私を知ってる?」と無邪気に話しかけるものの、彼らはびっくりしてその場から逃げ出すばかり。思わずドリーは「私って魚臭い?」、さらには「ガキ大将だったの?」と頭を傾げる。さらに、「私たちが真っ裸だからいけないのよ」と、ヤドカリたちと同じように何かを身に着けようと思いつくドリー。無理やり体に金具をはめるドリーに、マーリンが「魚は服を着ないよ」と冷静にツッコむが、すっかりドリーのペースに巻き込まれてしまうところは思わず失笑。どんなときも明るく前向きな、ドリーの魅力の1つでもある“天然”ぶりが楽しめる映像となっている。このほかにもMovieNEXには、多数の未公開シーンをはじめ、ボーナス用に製作されたキャラクターたちのインタビュー集「突撃!海中インタビュー」や、非常に珍しいCGエラー映像集、メイキングなど、充実のボーナス映像を収録。本編と合わせて、『ファインディング・ドリー』の世界をより堪能することができる。『ファインディング・ドリー』は先行デジタル配信中、11月22日(火)よりMovieNEX発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年11月16日ディズニー/ピクサーの映画『ファインディング・ドリー』のデジタル配信が本日からスタートしたのを記念して、22日(火)に発売されるMovieNEXのリリースに収録されているボーナス映像が公開になった。『ファインディング・ドリー』特別映像本作は、ニモの親友で、忘れんぼうのドリーが幼い頃にはなればなれになってしまった家族に出会うため大冒険を繰り広げる物語で、ドリー、ニモ、マーリン、クラッシュなどおなじみのキャラクターだけでなく、新たに登場したタコのハンク、ジンベエザメのデスティニーなども人気を博した。このほど公開になったのは、キャラクター・アートディレクターを務めたジェイソン・ディーマーが、キャラクターデザイン法について語るメイキング映像。自分が納得がいくまで線を重ね、試行錯誤を繰り返しながらキャラクターを描く彼は、劇中に登場するキャラクターの形を“日常にあるもの”にたとえていく。ニモはある食べ物に、ドリーはスポーツで使うある道具のカタチを頭に浮かべながら描いているようで、正解は映像の中で明かされる。ちなみに『…ドリー』に登場するおなじみのキャラクターは、観客が違和感を感じないようにあえて前作『ファインディング・ニモ』と同じにデザインされ、進化したデジタル技術は7本足のタコ・ハンクなど新キャラクターで存分にいかされている。『ファインディング・ドリー』デジタル先行配信中11月22日(火) MovieNEX 発売
2016年11月15日2016年、創設30周年を迎えたピクサー・アニメーション・スタジオ。『ファインディング・ドリー』の大ヒットも記憶に新しいディズニー/ピクサー作品のうち、累計20万人以上を動員した代表4作の世界観を楽しめる体験型企画『ピクサー アドベンチャー 「もしも」から始まる、冒険の世界』がiTSCOM STUDIO&HALL二子玉川ライズ にて開催されることになった。「もしも、あなたの知らないうちに、オモチャたちが動き出していたら…」(トイ・ストーリー)、「もしも、人間の子どもを怖がらせるモンスターの世界があったら…」(モンスターズ・インク)。大ヒット映画『トイ・ストーリー』の登場以降、ピクサー・アニメーション・スタジオは「もしも(What if)」という豊かな想像力から、常にその作品を生み出してきた。今回のイベントは、この「もしも」をテーマに、ディズニー/ピクサー作品の創造的な世界を独自の視点で再現し、まるで映画の世界の中に入り込んだように楽しむことができる“体験型”企画。ピクサー・アニメーション・スタジオ全面協力のもと、ディテールまで徹底的につくりこまれた創造的な世界が実現。ゲスト自身がウッディやバズの仲間となって、物語を振り返る『トイ・ストーリー』エリア、扉を開けて、モンスターたちの世界をのぞきこむ『モンスターズ・インク』エリア、マーリンやドリーと一緒に、海で巻き起こる危機を体験する『ファインディング・ニモ』エリア、そしてマックィーンやメーターたちが住む街に入り込む『カーズ』エリアと、ディズニー/ピクサーを代表する4作品の「もしも」が、目の前に広がることになる。また、会場内では、「ピクサー アドベンチャー」だけの限定グッズも200種以上展開されるという。『ピクサー アドベンチャー 「もしも」から始まる、冒険の世界』は12月21日(水)~2017年1月9日(月・祝)まで iTSCOM STUDIO&HALL二子玉川ライズにて開催。(text:cinemacafe.net)
2016年11月14日ディズニー/ピクサーの映画『ファインディング・ドリー』のデジタル配信とブルーレイやDVDなどが収録されたMovieNEXのリリースを前に、MovieNEXに収録されているメイキング映像の一部が公開になった。『ファインディング・ドリー』/特別映像『ファインディング・ドリー』は、ニモの親友で、忘れんぼうのドリーが幼い頃にはなればなれになってしまった家族に出会うために旅立ち、人間の世界を舞台に冒険しながら、家族と自身の謎に迫る姿を描いた作品。日本でも今夏に公開され、大ヒットを記録。ドリー、ニモ、マーリン、クラッシュなどおなじみのキャラクターだけでなく、新たに登場したタコのハンク、ジンベエザメのデスティニーなども人気を博した。前作『ファインディング・ニモ』に登場したドリーは、ニモを探す父親マーリンと行動を共にする“脇役”で、アンドリュー・スタントン監督は「金魚は5秒で忘れることをどこかで読んだ」ことから、ドリーが“忘れんぼう”の設定を思いつき、物語に活かしたという。しかし、本作でドリーは物語を引っ張る“主役”のため、監督はドリーについてさらに深く考え、「ドリーに自分自身を好きになって欲しい」という想いを込めて新たに語るべきキャラクター描写とストーリーを生み出した。その結果、人気キャラクターだったドリーは、さらに人気を獲得。間もなく発売になるMovieNEXでも、彼女の魅力に迫る様々なボーナス映像が用意されており、さらにファンが増えることになりそうだ。『ファインディング・ドリー』11月15日(火) 先行デジタル配信開始11月22日(火) MovieNEX 発売
2016年11月10日『ファインディング・ニモ』の奇跡の冒険から1年後の世界を描いたディズニー/ピクサー最新作『ファインディング・ドリー』が、早くも11月15日(火)より先行デジタル配信、続く11月22日(火)にはMovieNEXが発売される。この待望の続編でもドリーのボイス・キャストを務めた、全米で大人気の女優・コメディアンで司会者のエレン・デジェネレスが明かす“ドリー愛”が到着した。ポジティブだけど、何でもすぐに忘れてしまうドリーが、ただ1つ忘れなかった家族の記憶――自分はどこからやってきて、パパとママはいまどこに…?その謎を解く鍵は、10,000km離れた人間の世界にあった。ドリーやニモ親子、ウミガメのクラッシュやエイ先生といったキャラクターはもちろん、タコのハンク、ジンベエザメのデスティニー、シロイルカのベイリーなど、ユニークな新しい仲間も加わり、前作以上に壮大で、ドラマチックな大冒険を描き出す。本作で、前作『ファインディング・ニモ』に引き続き、主人公ドリーの英語版ボイス・キャストを務めたエレン・デジェネレス。コメディアン、女優、ベストセラー作家などさまざまな顔を持ち、レディー・ガガやジャスティン・ビーバーなどの大物セレブが続々と登場する人気トーク番組「エレンの部屋」の司会者としても知られる。彼女が司会を務めた第86回アカデミー賞授賞式では、授賞式の真っ最中にTwitterに投稿した、メリル・ストリープ、ジュリア・ロバーツ、ジェニファー・ローレンス、ブラッドリー・クーパーらと撮った自撮り画像がリツイート回数の新記録を樹立。会場に宅配ピザを呼んだことも話題となった。そんな全米で大人気の彼女が明かす、ドリーが世界中で愛されるワケとは?「ドリーが世界中で愛されるのは、相手に対する批判や意地悪な心がまったくないから。彼女はとても楽観的ですし、親切で無邪気です。そして、何事も決してあきらめません。もちろん自分を憐れむこともありません」とエレン。久しぶりにドリーの声を演じて、「本当に楽しかったです!」とふり返る。「ドリーはとてもかわいらしく無邪気で、子どものように純真なんです。また彼女を演じて、とても興奮しました。今作は、前作よりもドリーの感情を描いているので、本当のドリーが分かる感動的なストーリーです」。たくさん登場する魅力あるキャラクターのうち、実際に会ってみたいのは、「ハンクですね! 文句ばかり言ってるけど、愉快なキャラクターだと思います。私自身、彼とうまくやっていく自信があります!」というエレン。また、ドリーに聞いてみたいことを聞かれると、「あら、考えたこともなかったですけど、『あなたの声を演じたんだけど、どう思う?』ですかね!」と笑わせる。そして、MovieNEXを楽しみにしているファンに、「今作は、素晴らしいメッセージがつまった、楽しくて、独創的で、かわいらしくて、心温まる感動の物語です!それにピクサー作品ではおなじみの、隠れキャラクターがあちこちにあるので、そちらもぜひ楽しんでください!」とメッセージを贈ってくれた。『ファインディング・ドリー』は11月15日(火)より先行デジタル配信開始、11月22日(火)よりMovieNEX発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年10月30日東京ディズニーシーの新アトラクション「ニモ&フレンズ・シーライダー」が、2017年5月12日(金)にオープンします。映画「ファインディング・ニモ」と「ファインディング・ドリー」の世界観が体験できる、ファン待望のアトラクションです。「ニモ&フレンズ・シーライダー」で、臨場感あふれる海の世界を体験!人気のディズニー/ピクサー映画「ファインディング・ニモ」と「ファインディング・ドリー」の世界を舞台に、海底の世界を体験できる屋内型アトラクションです。魚サイズに縮むことができる潜水艇「シーライダー」に乗り込んだゲストは、ニモやドリーたちと同じ目線で、広い海の世界を冒険します。海の世界では、ニモやドリーなどおなじみのキャラクターたちに加え、タコのハンクやジンベエザメのデスティニーなど、映画「ファインディング・ドリー」に登場する人気のキャラクターたちに会えるかもしれません。アトラクションの映像は「ファインディング・ドリー」のピクサー・アニメーション・スタジオ映画スタッフが制作しており、スクリーンで展開される美しい海の世界が再現されます。「ニモ&フレンズ・シーライダー」のストーリー「ニモ&フレンズ・シーライダー」の舞台は、ポートディスカバリーの中心的な施設である海洋生物研究所です。海洋生物研究所では訪れるゲストに、海とそこに住む生き物たちを大切にすることを呼びかけています。ゲストはここで、海洋生物研究所の科学者たちがチヂミニウムと呼ばれる特殊なマテリアルを開発したことを知ります。チヂミニウムは電気を通すと収縮するという特性があり、このチヂミニウムを使って作られたのが、魚の形をした潜水艇シーライダーです。シーライダーは中に人間を乗せた状態で、安全に魚サイズに縮むことができます。また、人工フィッシュ知能を搭載したことにより、シーライダーは本物の魚のような動きをすることができるだけでなく、操縦士が乗っていない状態でも自動運転で本物の魚たちと一緒に行動することができます。海中に潜り、魚サイズに縮んだシーライダーは、ニモやドリーをはじめとするさまざまな海洋生物たちに出会い、楽しくてワクワクして、ちょっぴりスリリングな海の冒険へ出発します。大人気のニモやドリーに会える、この冬オープンする新アトラクション。東京ディズニーシーから目が離せませんね!■アトラクション概要「ニモ&フレンズ・シーライダー」体験時間:約5分乗車定員:1キャビンあたり122名キャビン数:2台問い合わせ先:0570-00-8632(9:00~19:00)※身長90cm未満の方は利用できません※3歳未満の方は利用できません©Disney
2016年10月20日東京ディズニーリゾートを運営する株式会社オリエンタルランドは、2017年に東京ディズニーシーのポートディスカバリーに導入予定の新アトラクション「ニモ&フレンズ・シーライダー」のオープン日が2017年5月12日(金)に決定したことを発表した。また、新シーンを追加した東京ディズニーシーのアトラクション「タートル・トーク」も「ニモ&フレンズ・シーライダー」と同日の2017年5月12日(金)にリニューアルオープンする。この「ニモ&フレンズ・シーライダー」は、大人気のディズニー/ピクサー映画『ファインディング・ニモ』と『ファインディング・ドリー』の世界を舞台に、映像とライドシステムを融合させることで、映画の海底の世界を疑似体験できる屋内型アトラクションだ。ゲストは魚サイズに縮むことができる潜水艇=シーライダーに乗り込み、ニモやドリーたちと同じ目線で広い海の世界を大冒険!海の世界ではニモやドリーなどおなじみのキャラクターたちに加え、タコのハンクやジンベエザメのデスティニーなど映画『ファインディング・ドリー』で新たに登場した人気のキャラクターたちにも会うことができるかも!?また、アトラクション内で流す映像は、『ファインディング・ドリー』を作り上げた、ピクサー・アニメーション・スタジオの映画スタッフが制作する。スクリーンで展開した美しい海の世界が、この「ニモ&フレンズ・シーライダー」でも再現されるという。来たる2017年、映画『ファインディング・ニモ』シリーズの臨場感あふれる海の世界に期待して。■アトラクション概要体験時間:約5分(メインショー)乗車定員:1キャビンあたり122名キャビン数:2台総投資額:約50億円※写真はすべてイメージです。過去の取材時に撮影した画像を再利用することがあります。(C) Disney/Pixar(text:cinemacafe.net)
2016年10月18日『ファインディング・ニモ』 『モンスターズ・インク』 『トイ・ストーリー』など、数々の名作を生みだしたアニメーター、ダグ・スウィートランド監督が贈る新作アニメーション映画『コウノトリ大作戦!』。この度、日本語吹き替え版の声優を務める「アンジャッシュ」の2人の声と、主題歌を歌うAIの楽曲が使用された日本版の本予告が到着した。ひとりっ子で遊び相手がいないネイトの夢は、まだ見ぬ弟と忍者遊びをすること。ある日、物置小屋で古びた「赤ちゃん申込書」を見つけたネイトは、大喜びで“赤ちゃん”を申し込む。「赤ちゃん申込書」が届いたところは、コウノトリ宅配便社。ところが売上重視になっていた会社は、すでに「赤ちゃんお届け」を禁止していたのだ。そのきっかけとなったのは、昔のある大事件。ところが、ある手違いから可愛い赤ちゃんが誕生してしまう。配達係のコウノトリ、お人好しのジュニアは、会社に内緒で赤ちゃんを届ける決心をする。でも冒険には危険がいっぱい!迫り来る社長のスパイ、襲い来る“赤ちゃん好き”のオオカミの群れ…おかしなトラブルに巻き込まれながら奮闘する、ジュニアの「赤ちゃんお届け大作戦」がいま始まる――!本作は、「コウノトリが赤ちゃんを運んでくる」という寓話を基に描かれる、大空を舞台にした壮大な物語。このほど到着した予告編では、日本語吹き替え版の声優を務めることが話題となっている「アンジャッシュ」の2人の演技もついに解禁!渡部建が演じるのは、仕事がデキて周りからの人望も厚い一方で、おっちょこちょいな一面を持つ“人間味”溢れるジュニア。そして、次期社長の座を狙いジュニアの邪魔をするけれど“どこか憎めない”社長のスパイ、トーディ(緑色のハト)を児嶋一哉が務める。映像冒頭では、「赤ん坊を届けたら焼き鳥にするぞ」と社長にきつく言いつけられたジュニアが、その直後に手違いで生まれた赤ちゃんを、こっそり人間のもとへ届けてしまおうと奮闘する姿が描かれる。出世と保身のために赤ちゃんを運ぶジュニアだったが、命がけの危険を乗り越えて、赤ちゃんとの間にやがて本物の“絆”が生まれていくのだ。また映像中盤では、AIさんが歌う主題歌「HEIWA」も流れ、優しくも力強い歌声が包み込み、ますます本作の期待高まる映像となっている。本作の根底にあるのは“家族の物語”だというスウィートランド監督。「この映画はあらゆる世代に楽しんでもらえると思います。自己中心的でキャリア志向のジュニアと赤ちゃんは、最初ちぐはぐのコンビですが、旅を通して彼らの間にはやがて“家族”の絆が生まれていく。彼らの見せる“家族”の姿には、きっと誰もが共感できるはず」と誰もが共感できる作品のストーリーに自信を覗かせている。『コウノトリ大作戦!』は11月3日(木・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年09月30日カクレクマノミのニモ&マーリンの友達、ナンヨウハギのドリーが主人公となり、この夏、興行収入60億円突破の大ヒットを記録したディズニー/ピクサーの最新作『ファインディング・ドリー』。このほど、早くも11月15日(火)より先行デジタル配信、11月22日(火)にはMovieNEXの発売が決定。ピクサー作品でお馴染みのキャラクターが隠れていたことが判明する、MovieNEX収録ボーナス映像の一部が解禁となった。マーリンとドリーが、マーリンの愛する息子ニモを“人間の世界”から救出した冒険の旅から1年後。ポジティブだけどなんでもすぐに忘れてしまうドリーが、ただひとつ忘れなかった家族の記憶――。その謎を解く鍵は、1万kmも離れた“人間の世界”にあった!?ドリーやニモ親子、ウミガメのクラッシュやエイ先生といったキャラクターはもちろん、タコのハンク、やジンベエザメのデスティニー、シロイルカのベイリーなど、ユニークな新しい仲間も加わり、前作以上に壮大なドラマチックな冒険を描いた本作。このたび、MovieNEX発売決定を記念して解禁となった映像には、本作でのさまざまな“隠れキャラ”の存在が明らかにされている。◆『トイ・ストーリー』シリーズのピザ屋、ピザプラネットのトラック!迷子になってしまったドリーが海底をさまよっているシーンでは、『トイ・ストーリー』シリーズのアンディ一家がよく利用するピザ屋、ピザプラネットのトラックを発見!周りと同化していてかなり見つけにくいので、一時停止でチェックしてみてほしい。◆ピクサー作品のオープニングでお馴染みの電気スタンド、ルクソーJr.のアレ!ドリーを乗せたハンクがトラックを運転して暴走するシーンで、ピクサー作品のオープニングで登場する電気スタンドの“ルクソーJr. ”が遊ぶボールのマークが、ハンドル中央に描かれている。この“ルクソーボール”は、『トイ・ストーリー』『モンスターズ・インク』などにも登場して(転がって)いるが、これも注意深く見ていないと気づかないかも。手に汗握るスリリングなシーンにも、ピクサーならではの遊び心がしっかりと描かれている。このほかにもMovieNEXには、ボーナスコンテンツ用オリジナル短編、非常に珍しいCGエラー映像集、そしてメイキングや未公開シーンなど、ボーナス映像を多数収録。なお、MovieNEX初回限定版には、見る角度で絵柄が変わる「ドリーのミラクル!3Dカード」が付く。『ファインディング・ドリー』は11月15日(火)より先行デジタル配信開始、11月22日(火)よりMovieNEX発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年09月27日ディズニー/ピクサーの映画『ファインディング・ドリー』のブルーレイやDVDなどが収録されたMovieNEXが、早くも11月にリリースされることが決定し、ボーナス映像の一部が公開になった。劇中に登場する“ピクサー好き必見のシーン”が収録されている。公開されたボーナス映像『ファインディング・ドリー』は、ニモの親友で、忘れんぼうのドリーが幼い頃にはなればなれになってしまった家族に出会うために旅立ち、人間の世界を舞台に冒険しながら、家族と自身の謎に迫る姿を描いた作品。日本でも今夏に公開され、大ヒットを記録。ドリー、ニモ、マーリン、クラッシュなどおなじみのキャラクターだけでなく、新たに登場したタコのハンク、ジンベエザメのデスティニーなども人気を博した。このほど公開になったボーナス映像は劇中に登場する“ピクサー映画おなじみのアイテム”について解説したもの。ピクサー作品には、ピザプラネットのトラックや、星のマークが印象的なルクソーボール、“A113”の文字など、“楽しい仕掛け”がいくつか存在するが、映像では『…ドリー』での登場シーンを解説。映画館ではドリーやニモの冒険に夢中で思わず見逃してしまった場面も、MovieNEXでは何度も戻って確認することができる。また、MovieNEXにはオリジナル短編や、メイキング、未公開シーン、CGエラー映像集などが収録される予定。さらに、11月15日(火)から対象商品を購入して応募すると、来年春に東京ディズニーシーに誕生する、新アトラクション『ニモ&フレンズ・シーライダー』のプレビューに抽選で50組100名が招待されるキャンペーンもスタートする。『ファインディング・ドリー』11月15日(火) 先行デジタル配信開始11月22日(火) MovieNEX 発売
2016年09月27日『ファインディング・ニモ』 や 『トイ・ストーリー』など、数々の名作を生みだしたアニメーターのダグ・スウィートランド監督が贈る『コウノトリ大作戦!』。この度、本作の主題歌をAIが担当することが決定した。本作は、コウノトリが赤ちゃんを運んでくるという寓話を基に描かれる、大空を舞台にした壮大な物語。作中の“コウノトリ宅配便社”は売り上げ重視のために小包の配達を仕事とし、昔起きた大事件が原因で赤ちゃんの配達を厳しく禁止していた。そんな中、手違いでかわいい赤ちゃんが生まれ、エース配達員のジュニアは会社に内緒で赤ちゃんを人間に届けようと決意するが…というストーリーだ。日本語吹き替え版には、「アンジャッシュ」の2人が声優を務めることがすでに発表されているが、今回新たに主題歌をAIさんが担当することが決定!楽曲は、昨年8月に母親になったAIさんに海外のプロデューサーがプレゼントしたという「HEIWA」。映画のラストシーンから劇中でも使用される予定となっており、出産後初のシングルとして11月2日(水)にリリースされることも決定している。AIさんは「この曲が『コウノトリ大作戦!』の主題歌になったことは運命だと思ってます。本当にぴったりすぎて嬉しい!!」と喜び、「この曲は私にとってすっごく大切な曲で自分の曲の中でも歌ってて一番泣けてくる曲かもしれません。本当に自分の赤ちゃんが生まれた時の感情をそのまんま歌ってます。子どもへの想いがいっぱい詰まった曲です。ぜひ、映画とともに想いを込めまくったこの曲も聴いてくださいね!!」とメッセージを寄せた。さらに本楽曲の起用理由に関して、ワーナー・ブラザース映画は「本作は子どもたちに楽しんでもらえるコミカルな要素が満載ですが、様々な“家族愛”の形を伝えてくれる映画でもあります。『HEIWA』には、その制作された背景を含め、この映画のために生まれた作品かと思うほど、運命的な出会いを感じました」と語り、「弊社としては異例の日本版主題歌で、映画本編のラストシーンからAIさんの歌声を乗せています。子どもたちへの想いがいっぱい詰まった『HEIWA』に、この作品の最後のストーリーを飾って頂けて、本当に光栄です」とコメントした。『コウノトリ大作戦!』は11月3日(木・祝)全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年09月13日歌手のAIが、『ファインディング・ニモ』(03)などのピクサーの名作を手がけてきたダグ・スウィートランド監督による映画『コウノトリ大作戦!』(11月3日公開)の日本語吹替版主題歌を担当することが12日、明らかになった。本作は、「コウノトリが赤ちゃんを運んでくる」という寓話(ぐうわ)を基に描かれる、大空を舞台にした物語。作中の"コウノトリ宅配便社"は売り上げ重視のために小包の配達を仕事とし、昔起きた大事件が原因で、赤ちゃんの配達を厳しく禁止していた。そんな中、手違いで赤ちゃんが生まれ、エース配達員・ジュニアは会社に内緒でその赤ん坊を人間に届けようと決意する。AIは2015年8月、平和ちゃんという女の子を出産。主題歌の「HEIWA」は、その平和ちゃんの誕生を祝って、海外のプロデューサーからAIへプレゼントされたもので、出産後初のシングルとして11月2日に発売することも決定している。「この曲が『コウノトリ大作戦!』の主題歌になったことは運命だと思ってます」と語るAI。「本当にぴったりすぎてうれしい!! この曲は私にとってすっごく大切な曲で自分の曲の中でも歌ってて一番泣けてくる曲かも」と喜びをにじませる。また「本当に自分の赤ちゃんが生まれた時の感情をそのまんま歌ってます」とも明かし、「子供への思いがいっぱい詰まった曲」とアピール。「ぜひ、映画とともに思いを込めまくったこの曲も聴いてくださいね!!」と呼びかけている。ワーナー・ブラザースの担当者は、本作を「家族愛を描く作品」と明言。その上で、主題歌の「制作された背景を含め、この映画のために生まれた作品かと思うほど、運命的な出会いを感じました」と語り、AIが同曲を歌うことへ大きな期待を寄せた。(C)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2016年09月13日『ファインディング・ニモ』の13年ぶりの新作『ファインディング・ドリー』の興行収入が60億円突破を記録。併せてディズニー映画初のバリアフリー上映が8月23日から上映開始することが分かった。『ファインディング・ニモ』の奇跡の冒険から1年。カクレクマノミのニモの親友で、何でもすぐに忘れてしまう、忘れんぼうのドリーがただひとつ忘れなかったのは“家族の思い出”。「今度は僕がドリーを助けてあげる」――ニモと父マーリン、そしてカメのクラッシュや個性豊かな新しい仲間たちも加わり、ドリーの家族を探す感動の冒険が始まる。その秘密を解く鍵は、海の生き物にとっての禁断の場所=“人間の世界”に隠されていた…。アニメーションのみならず実写作品も含む2016年公開の洋画オープニングNo.1の記録を樹立した本作。公開6週目となった現在もその勢いは止まらず、興行収入は60億円を突破し、まもなく動員500万人を超える勢いを示している(8月21日時点で動員4,961,653人、興行収入60億4,405万2,900円)。このほど決定した、ディズニー映画では初の試みとなるバリアフリー上映は、「耳や、目が不自由な方にも映画を楽しんでほしい」という本作で監督を務めたアンドリュー・スタントンの想いから実現。アメリカなど数か国では既に実施されていたが、日本においてもTOHOシネマズとの相互協力のもと、晴れて実現される運びとなった。バリアフリー上映では、目が不自由な方向けにはラジオを手持ちもしくは貸与し、FM局から音声ガイドを拾って聴くことができ、耳が不自由な方向けには吹き替え版日本語字幕付き(通常の字幕に、さらに情報量を増やしたキャプチャーが付加されているもの)での鑑賞が可能となる。ディズニーは、今後も他作品でのバリアフリー上映を視野に入れており、将来的には通常上映の中で一緒に鑑賞できる形に発展させていくことを目指しているとのこと。大人から子どもまで幅広いファンを持つ同スタジオの新たな展開として、大きな注目が集まりそうだ。『ファインディング・ドリー』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年08月22日夏休み映画の大本命として大ヒットを記録している『ファインディング・ドリー』。これまで、シネマカフェが実施したピクサー・アニメーション・スタジオの現地取材レポートを通して、本作で活躍している数々のクリエイターのインタビューを紹介してきたが、実は本作には、ピクサーで働く日本人のスタッフも制作に関わっている。現地取材レポート第7弾の今回は、本作でキャラクター・テクニカル・ディレクターを務めた小西園子さんのインタビューをお届けする。「ニモにもう一度会いたい!」――前作『ファインディング・ニモ』への参加後も、長らくニモたちとの再会を待ち望んでいたという小西さん。本作で小西さんは、水中に漂うプランクトンや塵を表現するシミュレーションを担当しており、『ファインディング』シリーズの大部分を占める、水の中の世界のリアルな表現に一役買っている。小西さんがテクニカル・ディレクターのアシスタントとしてピクサー・アニメーション・スタジオで働き始めたのは、世界初の長編CGアニメーションとして公開された『トイ・ストーリー』の、まさに制作真っ只中だったという1994年8月のこと。「その時は、ピクサーがソフトウェアの会社だっていうのはわかってたんですけど、アニメーション作品としては短編『ルクソー Jr.』を作っていたのを知っていたぐらいで、『CGで長編作品?』っていう感じでしたよ」と当時を述懐する。その後、セット美術や照明、コマーシャル制作、キャラクター・モデリング、モデリングの関節制御など、様々な仕事を通して『モンスターズ・インク』『ファインディング・ニモ』『Mr. インクレディブル』『メリダとおそろしの森』『インサイド・ヘッド』といった、ほぼすべてのピクサーの長編作品に関わっている。本作の制作にあたって、13年前となる前作の制作時との技術的な変化について尋ねると、「使っている技術はかなり進歩して変わっているんですけど、続編としての世界観を壊さないようしています。前作よりもキャラクターたちの泳ぎは綺麗になったし、表情も豊かになって、水中や水面の表現も、かなり本物のように見えると思いますよ」と、表現力の向上と複雑さを増したという制作過程について語る。これまでの様々なクリエイターのインタビューにおいても、本作で登場する新キャラクター、ハンクのチャレンジングな制作過程について語られてきたが、小西さんも同じくハンクの制作について、「ぬるぬるとしたタコの皮膚感や、吸盤が吸い付いて離れる様子を表現しています。それぞれが早いショットであまり見えないかもしれないですけど、ちゃんとやってるんですよ」と、その大変さとやりがいについて語った。「私たちシミュレーションの仕事は、『気づかなかった』と言われるのが一番いいんです」と話す小西さん。「パイプの中などの狭いシーンでも、きちんと水が流れていることがわかるような表現や、キャラクターの動きに合わせた水の流れを加えたりしながらも、決して画面上がうるさくならないようにしています」。観客である私たちが、キャラクターやストーリーに夢中になることができるのは、あまりに自然すぎて意識することがないほど繊細な表現を担っているシミュレーションという影の立役者のおかげなのだ。年々フォトリアルと呼ばれる本物と見紛うほどアニメーション表現すらも実現しているピクサーだが、『ファインディング・ドリー』の同時上映作品である『ひな鳥の冒険』でも、実写と勘違いしてしまうほどのリアリティが多くの観客を驚かせている。今後のピクサー作品における表現と技術の関係について小西さんは、「デザインやお話によって世界観が変わっていくので、全部がフォトリアルにはならないです」と語る。「『アーロと少年』の時に本当にリアルな世界を作ったんですけど、それがずっと継続するかというと、そうじゃないんですね、全てストーリー次第なので」。これまでのインタビューでも何度か同様の質問を投げかけてきたが、全てのクリエイターがキャラクターとストーリーの重要性についてまず指摘し、あくまで技術はそれを表現するためにあることを共通して語っており、改めてピクサーで働くスタッフが同じ価値観のもとでチームワークを発揮しているのだという事実に驚かされる。世界初の長編CGアニメーション作品である『トイ・ストーリー』に関われたことを、「おそらく人生で一番の経験です」と語る小西さん。ピクサーで働く上での心意気について尋ねると、「仕事のほかにも、自分の趣味とか興味を必ず持っていないと、燃え尽きちゃう人も多いと思います。自分らしさを持っていないと新しいことにも興味が湧かなかったり、与えられた仕事で満足して、そこから先に進めなくなってしまうと思うので」と話す。そんな小西さんは、もともと裁縫やコスチューム作りが趣味のようで、それがそのまま服の質感などを表現するシミュレーションへの興味へとつながっているようだ。ちなみに最近は3Dプリンターに夢中なのだそう。ピクサーがその歴史的な歩みを刻み始めた『トイ・ストーリー』から、20年以上に渡ってクリエイティブに関わり続けている小西さん。同じ日本人であることにどこか誇らしい思いも感じながら、ぜひ劇場で『ファインディング・ドリー』の美しい世界を体感してみて欲しい。『ファインディング・ドリー』は全国にて公開中。次回で最後となる現地取材レポートでは、ピクサーで働くもうひとりの日本人クリエイター・原島朋幸さんのインタビューをお届けする。協力:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年08月20日本格的な夏休みシーズン真っ只中、『ファインディング・ニモ』待望の続編として公開中の『ファインディング・ドリー』は公開からますます動員数を伸ばし続けている。これまで、シネマカフェが実施した現地取材レポートを通して、本作に関わる様々なクリエイターたちのインタビューをお届けしてきた。レポート第3弾にて、“ブレイントラスト”と呼ばれるディズニー/ピクサー流のストーリー構築方法についてご紹介したが、ストーリー部門のクリエイターたちが複数人集まり、アイデアを出し合うことでストーリーがブラッシュアップされていくその過程は、チームメイト間の共通認識や意思疎通はもちろん、スタッフたちが自由にアイデアを出し合えるフラットな関係性がなければ成立しない方法である。果たして、ピクサー・アニメーション・スタジオのクリエイターたちは、どのようにしてそのチームワークを育んでいるのだろうか?現地取材レポート第6弾となる今回は、カリフォルニア州エメリービルに位置する、ピクサー・アニメーション・スタジオ訪問記をお届けする。数多くの傑作が生まれたこの場所で、彼・彼女たちのチームワークが育まれる秘密に迫った。美しいフォントで綴られた大きな「PIXAR」の文字が飾られたゲートをくぐると、右手には豊かな緑が広がっている。左右に生い茂る樹々に囲まれた緑道を歩くと、目に飛び込んでくるのはピクサーの作品の冒頭に必ず登場する「ルクソーJr.」と「ルクソーライト」の巨大オブジェ。それらの向かい側に、ピクサー・アニメーション・スタジオのメインビルディングである「THE STEVE JOBS BUILDING」の美しいガラスの壁面が視界いっぱいに広がる。アップルの社屋をはじめ、アップルストアの建物の美しいガラス張りのデザインにこだわったジョブズの哲学がここにも表れている。「THE STEVE JOBS BUILDING」という名称は、スティーブ・ジョブズが亡くなった2011年の翌年、彼への追悼の意を込めて名付けられた。建物に入ると、まずその空間的な広がりと開放感に驚かされる。広い天井に、左右に分かれた2階部分のオフィス、1階のカフェテリアや、ショップ、ソファ、カフェテーブルなど、全体の様子が一望できるアトリウムの天井からは光が差し込み、空間全体に風通しの良い雰囲気が感じられる。それぞれ別のプロジェクトで働くスタッフの間でも、1階に訪れば、偶然の対話や自然なコミュニケーションが生まれるような空間としてデザインが施されている。広々とした1階ラウンジの右手には、ソファスペースにディズニー/ピクサーのグッズショップ、スタッフのメールボックス、テーブルが並べられた休憩スペースが配置され、左手には受付、ビリヤード台やテーブルフットボール台などが並べられたリフレッシュスペースらしき空間、カフェテリアが配置され、奥側の正面のスペースにもゆったりとしたソファが並べられいる。全体としてたっぷりと幅をとった余裕のあるレイアウトであり、リラックスした雰囲気が漂う。また、奥側の左右の上空には幾つものスピーカーが縦に積まれており、仕上がった作品が上映される際などに使用されるようだ。そして何より目を引くのは、訪れた者たちを明るく出迎えるように並べられたピクサー作品に登場するキャラクターのオブジェの数々。エントランス周辺に並べられた『カーズ』のルイジ&グイド、『インサイドヘッド』のビンボンをはじめ、受付横のレゴブロックでできた『トイ・ストーリー』のウッディ&バズ、ビリヤード台の横には『Mr.インクレディブル』の一家が並び、スタッフたちがキャラクターたちを身近な存在と感じているような印象だ。ほかにも、壁面にかけられた巨大な『ファインディング・ドリー』のコンセプトアート、トイレの表札にこっそり忍ばされたウッディとブルズアイのシルエットなど、至るところに作品の数々が散りばめられ、エントランス横に並べられたトロフィーの数々からは、アニメーションスタジオとして自負と気概が感じられる。大きく左右に分けられた2階スペースは、それぞれ“右脳”と“左脳”をイメージしされているようで、右脳部分を司るのは、キャラクターやデザインなど芸術的なクリエティブを担当する部門であり、左側の左脳部分には、作品におけるテクニカルなパートに携わるクリエイターたちの仕事場となっているようだ。2階の右脳部分に足を運ぶと、アートスペースのごとく壁一面には『ファインディング・ドリー』のアートワークの数々が飾られていた。キャラクターたちが生まれる原型となったスケッチやコンセプトアートをはじめ、立体のオブジェや美しいグラフィックに至るまで、作品の制作過程における膨大な量のアーカイブが展示されており、まるで美術館の特別展のような佇まいが感じられる。また、これらの展示は新作の公開ごとに入れ替わるようで、これまでの作品分のアートワークがアーカイブされているかと思うと、あまりの贅沢さにため息が出る思いだった。「THE STEVE JOBS BUILDING」を出て、左に続く緑道を抜けた左手に見えるのは、「ブルックリン」と呼ばれる第二の建物だ。中に入ると、「THE STEVE JOBS BUILDING」におけるガラスや鉄などの無機的なイメージとは一転、レンガや木材による壁面や絨毯敷きの空間などが広がり、どこか暖かい雰囲気漂う空間が印象的だった。こちらにおいても、『モンスターズ・インク』のサリー&ボブのオブジェや、石畳にこっそり隠されたウッディのシルエットなど、キャラクター愛が感じられる配置はもちろん、ガラスケースに保管されたスティーブ・ジョブズとジョン・ラセターがやりとりした手紙や(ジョブズのハンドライティングの美しさには驚かされた)、ソファラウンジのようなリラックススペースには、かつて野球場だったという本スタジオの土地の歴史を記すギャラリー展示が壁面に飾られるなど、常に新しいクリエイションが生み出される場としての「THE STEVE JOBS BUILDING」に対して、こちらは時間の蓄積によって育まれる歴史の息遣いが感じられる空間が広がっていた。ほかにも、敷地内にはプールやサッカー場、テニスコートなど、体を動かすことができるスペースも確保されており、スタッフたちが気軽にリフレッシュできる環境が整えられている。また、「THE STEVE JOBS BUILDING」内のカフェテリアはオーガニックな野菜中心のメニューで、スタッフの健康への配慮がここでも行き届いている。「THE STEVE JOBS BUILDING」2階に設けられているアーティストたちのプライベートな作業部屋は、それぞれが個性的に装飾すること推奨されているという。存分にリラックスできるカフェや緑道などのパブリックな空間と、自分の好みに合わせてデコレーションされた空間で制作に打ち込むことができるプライベートな空間、そのどちらもが揃うこの場所は、まさにクリエイターたちにとっては理想的な職場と言えるだろう。「ここには、とても一生懸命働いている素晴らしい人々がすごくたくさんいて、彼らと一緒に仕事が出来ることは、モチベーションを維持させるよ」――マーク・ソンドハイマー 『ひな鳥の冒険』プロデューサー「ピクサーは、自分たちはこの映画に関わっている、とみんなに感じさせるのがとてもうまいの」――リンジー・コリンズ『ファインディング・ドリー』プロデューサー「自分の周りを、自分が敬意を感じる仕事をしている人たちで固めて、一緒に仕事をしながら、素晴らしいアーティストになるために自分自身を駆り立てることが大事なんだ。仲間のグループからの正直なフィードバックは、成功するための鍵だよ」――アンガス・マクレーン『ファインディング・ドリー』共同監督「いい日には一緒に喜び合い、一緒にその日を過ごすことができる、まるで家族のようです。いいチームメイトがいるときには、どんなことでも一緒にできるんです」――ロナ・リュー『ファインディング・ドリー』シェーディング・リード現地取材を通して実施したインタビューにて、誰もがピクサーで働くことの喜びとやりがいを笑顔で語っていたのがとても印象に残っている。ピクサーの作品から感じ取ることができる、困難や苦しみに決して覆われることのない生きることの喜びや、人生への力強い肯定は、何よりここで作品を生み出すことへの喜びに溢れたクリエイターたちあってのことなのだろう。そしてそれは、映画作りの仕事に限られたことではない。幸福に働くことのヒントが、ここにはたくさんあるように思えた。『ファインディング・ドリー』は、全国にて公開中。協力:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年08月20日現在大ヒット公開中の『ファインディング・ドリー』。これまで、シネマカフェが実施したピクサー・スタジオ現地取材レポートをご紹介してきたが、ディズニー/ピクサーにて活躍中のアーティストたちへのインタビューにおいて共通して登場していたのが、彼らが制作に先立ってリサーチ活動を行ったというモントレーベイ水族館である。シネマカフェの現地取材レポート第6弾では、実際にモントレーベイ水族館に赴き、ピクサーのクリエイターたちのリサーチのサポートを行ったという水族館のスタッフの方々に実施したインタビューをご紹介する。もともとはイワシの缶詰工場だったというモントレーベイ水族館は、アメリカ西海岸、カリフォルニア州サンフランシスコのモントレーベイにて1984年にオープン。年間200万人もの来館者数を誇る同水族館は、取材当日も多くの人々で賑わっており、中でも子ども達の姿が多く見られた。そのことについてスタッフに触れると、学校の課外授業としての来館を多く受け入れているとのことで、子どもの頃に授業で訪れた人々がやがて親になると、自分たちの子ども達を連れてくるという人が多いという。このエピソードからも、観光スポットとしてはもちろん、地元の人々にも愛されている水族館であることがわかる、どこかアットホームな雰囲気が感じられた。前回、『ファインディング・ドリー』におけるセットの制作過程についての記事で、本作で印象的に登場する「ケルプの森」について触れたが、本水族館は世界で初めてケルプの育成に成功した水族館であり、ピクサーがリサーチ先として選んだことも頷けるほど、研究機関としても充実した設備を構えている。ほかにも、本館は海洋生物の保護にも力を入れており、案内されたバックヤードでは、保護されたラッコについてのエピソードなどが披露された。本作品内で、ドリーとハンクの関係性における重要なキーとなる、ドリーが研究所のスタッフに捕らえられた時に付けられてしまう“タグ”のエピソードも、本水族館のリサーチを通して生まれたのかもしれない。本取材では、ピクサーのスタッフが同水族館へのリサーチを実施するにあたって、数年に渡り協力したというモントレーベイ水族館飼育繁殖部長のジョン・ホーシュさんのインタビューを実施。ピクサーのクリエイターたちが、リサーチ活動においてどのような仕事ぶりを発揮していたのかについてお話を伺った。「僕らは、3、4年前に、ピクサーのスタッフからアプローチを受けた。彼らは『ファインディング・ニモ』の続編をやる可能性があるので、リサーチをしているところだった」とジョンは話し始める。「そして彼らは、モントレーベイ水族館には、彼らにとって興味のある施設と展示があると結論を出したんだ。彼らは、当水族館の施設や展示が、新しいキャラクターを開発する上でインスピレーションを与えてくれたり、また、公共の水族館がどう運営されているかとか、自然史や、ここにいる生き物たちの生物学(生態)を学ぶことが出来るかもしれないと思ったんだ」。そうジョンが語るように、新キャラクターのハンクのインスピレーションのもととなったと思われるタコについての展示スペースが、本館に置いては広く設けられており、タコそのものの展示はもちろん、映画や絵画など、様々な文化の中でモチーフとして登場してきたタコの歴史についても数多く展示されている。「最初は、監督たちやプロデューサーたちがここに来て、そのうち、彼らのチームが大きくなっていくと、もっともっと、人がやって来るようになった。アニメーターたちや、照明の人たち、セットデザインの人たちがここにやってきて、何時間も使って、歩き回ったり、観察したり、システムの中の動物たちのディテールについて話したりした。そういったことが、しばらくの間続いていたよ」。これまでの記事でも触れたとおり、とにかく微に入り細に入り徹底したリサーチ活動を実施するのがピクサー流だ。同水族館のスタッフ達とのやり取りは、きっとピクサーの面々の知的好奇心を大いに刺激したに違いない。「彼らはとてもクリエイティブな人たちのグループで、エリアを歩き回りながら、常にアイディアを生み出していたよ」。さらに、まるで科学者のような目線で生物や建物の構造についての質問を投げ掛けれたというジョンだが、やはりフィルムメーカーとして独創的な視点を持つピクサーの面々には驚かされるところもあったという。「僕らは、水族館と結びついたものの見方をしているけれど、彼らは、私たちとかなり違った見方をする。ここには、プロテイン分留装置(水をきれいにするフィルターのこと)というものがあるんだけど、彼らはそれを見たときに『火山だ!』と言ったんだ。彼らは、僕らとは別の視点から刺激を受けるんだ」。また、実際に作品を鑑賞したというジョンに、とりわけハンクの印象について尋ねてみると、「ハンクはとてもおかしくて、チャーミングだったよ。興味深いキャラクターで、見ていてとても楽しい存在だ。間違いなくね」と賛辞を寄せる。「タコがアニメーションのキャラクターになっているのは見ていてとても楽しかったよ。彼らはとてもよく科学的情報や、動物について理解すると同時に、それをキャラクターたちのコミック・リリーフのために大げさにして、映画をエンターテイニングなものにしたんだ」。タコという生物の複雑さを理解しているジョンだからこそ、どれだけハンクの描写が複雑であり、それを成し遂げた上で魅力的なキャラクターに仕上げるピクサーの手腕には、やはり私たち観客とはまた違う感動があるに違いない。ジョンのインタビューの後は、同水族館のバックヤードに案内された。幾つかの扉を抜けて披露された水族館の裏側でまず大きく目を引いたのは、巨大なダクトの数々。ピクサーのスタッフが調査を続ける中で注目していたという巨大なダクトは、本水族館内に取り入れられる海水や、フィルターを通した水の流れなどが、計算された回路として設計されているのが一目でわかり、水族館の心臓部を目撃しているような、ダイナミックな景観が広がっていた。さらに歩みを奥に進めると、至るところに見覚えのあるビビットなイエローの手すりの数々が視界に飛び込んでくる。この手すり、本編を見るとなんとも印象的なハンクとドリーの脱出シーンで、まさにそっくりな手すりが登場するので、ぜひこれから鑑賞する際には注目してみて欲しい。バックヤード探訪を終えて、いざ水族館の展示スペースに足を運ぶ。600種類もの生き物が展示されている水族館だけあって、広大な館内には見応えのあるダイナミックな展示の数々が来場者を飽きさせない。中でも、『ファインディング~』シリーズファンにとってはもはやお馴染み、マーリンとニモのモデルとなったクマノミや、ドリーのモデルであるナンヨウハギが同じ水槽の中で泳ぐ展示には注目したいところだ。ほかにも、思わず目を見張ってしまうイワシの大群が堪能できる巨大水槽や、圧巻のケルプの森、数多くの美しく幻想的なクラゲの展示や、ラッコやペンギン、ウミガメなど、日本の水族館とはまた違うスケール感が楽しめる展示ばかりだった。そして、なによりも窓の外に広がるモントレーベイの海の美しさに目を奪われる。実際に波打際が間近で見られる建物の外のバルコニースペースに足を運び、改めて建物全体を仰ぎ見てみると、なるほど、海と直結する本水族館が、いかに『ファインディング・ドリー』の世界に影響を与えているのかがわかる。ピクサーのクリエイターたちの頭の中でみるみるビジョンが広がっていく過程を、ほんのすこしだけ追体験ができる気分にもなれる、壮大な光景が広がっていた。もしカリフォルニアに訪れる機会があったら、ぜひ足を運んでみて欲しい。『ファインディング・ドリー』は、全国にて公開中。協力:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年08月15日『アナと雪の女王』を超えて全米歴代アニメーションNo.1記録達成した現在公開中の映画『ファインディング・ドリー』。この度、8月9日(火)にTOHOシネマズ 梅田にて行われた大ヒット御礼舞台挨拶に、本作で声優・日本版海洋生物監修を担当したさかなクンが登場した。現在公開中の本作は、日本ですでに360万人動員、興行収入44億円を突破。週末の映画ランキングでは、公開週に2016年洋画No.1の成績を記録し、現在4週連続のTOP3入りをしており、まだまだ勢いは止まらない。本作は、子どもから大人まで幅広い客層に支持され、日本中で“ドリー現象”が巻き起こっている。この日、さかなクンは映画に登場するキャラクターモデルになったお魚を自ら描いた特製の白衣で登場。白衣の前面左には水タコ、ナンヨウハギ、カクレクマノミ、背中にはジンベエザメがあしらわれていた。まず始めに「ドリーとニモが大好きなさかなクンです!今日はドリーちゃんの魅力をお話しに参りました!」と挨拶。客席からは歓声が上がり、子どもたちからは「ナンヨウハギー!」と声援も上がっていた。ドリーのモデルとなったナンヨウハギがどんな魚なのか聞かれると、「ナンヨウハギは、泳ぎ方に特徴があり、身体をまっすぐにしながら胸ビレを鳥の羽のようにパタパタして泳ぎます。早く泳ぐときは尻尾も使います。青い体に黒い模様、真ん中に穴が開いてる模様です。画家さんが使うパレットのような形をしていて英語の名前ですと“パレットサージョンフィッシュ”と言います。パレットのような黒い模様、サージョンというのは尻尾の近くのトゲで、これは外科の手術で使うメスに似ているのでパレットサージョンフィッシュと言われます」と説明。また、カクレクマノミについて聞かれると「カクレクマノミは体全体をくねくねしながら泳ぎます。名前の由来は歌舞伎役者の顔の模様、“クマドリ”の模様に似ているのでクマノミになりました」と説明し、子どもだけでなく、大人も真剣に耳を傾けていた。そして、声優を担当したことについては「超うれしいでギョざいます! 僕のアタマのフグちゃんの親玉的存在のマンボウの声を担当しています!マンボウちゃんが小さいドリーちゃんに道を尋ねられるところで一言だけしゃべっています!あのマンボウ、さかなクンかな?と気づいて頂ければ嬉しいです!」と呼びかけた。最後にこれから映画を観る方に向けて「もう本当に注目は~…全部ぅっ! さかなクン的にはまばたきするのがもったいない!っていうぐらいの一瞬一瞬が感動でギョざいます!海の輝き、イキイキとしたお魚たち、海の仲間たちの友情の素晴らしさ。ずっと観てたい感動です!」と魅力を語り、「さかなクンも、ギョ(5)回観ていますが、ギョジュッ(50)回ぐらい観たいです!」と鑑賞目標を掲げていた。『ファインディング・ドリー』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年08月10日ディズニー/ピクサー最新作『ファインディング・ドリー』(公開中)に登場するキャラクターの声優として、アメリカと日本ともに前作『ファインディング・ニモ』(03)でニモの声を務めた人物が起用されていることが、このほど明らかになった。『ファインディング・ニモ』で、当時ニモの声を演じたのは両国ともに1994年生まれの少年。彼らは22歳の大人に成長し、本作でも声優を務めている。その役柄は、トラック運転手のカール。彼がどの場面に登場し、どんな鍵を握っているかを確かめることは、本作の楽しみの一つとなっている。日本の初代ニモの声を演じた宮谷恵多は、本作の公開を知った際、「もう自分に関係ないのか…僕も成長したこの声だからニモはできないし、違う子がニモをやると思うとちょっと寂しい気持ちになりました」と複雑な気持ちになったと明かすも、「同時にうれしい気持ちもありました。他の子が新たにニモをやりますが、やっぱりニモがどのくらい活躍するのか気になってしまいます」と、自身がかつて演じたキャラの成長に期待したという。そんな宮谷の期待に応えるのが、"2代目ニモ声優"となった菊地慶。彼は、歌舞伎の舞台で子役としても活躍している8歳の男の子で、その可愛らしい声色もあって、ネット上では「ニモの声変わってないよね? そのまま? あれ?」、「ニモの子、声変わりしてないのすごくない?」と、声優の変更に気付かない視聴者も現れている。また、アメリカで"2代目ニモ声優"になったのは、今年12歳のヘイデン・ローレンス。菊地同様に子役として活動している彼は、ニモの声優に決まったことを大好きな祖母に早く伝えたかったそうだが、そのことを「誰にも明かしてはいけない」とくぎを刺されていたことから、この朗報を伝えられずにつらい思いをしたという、劇中のニモを思わせる家族思いなエピソードを持っている。前作よりもスケールアップして帰ってきたニモの姿に加え、かつてニモを演じた声優たちの登場も出演している本作。忘れんぼうのナンヨウハギ・ドリーが主人公となって、ニモ&マーリン親子と共に、家族を見つける冒険を繰り広げる。(C)2016 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2016年08月02日東京ディズニーシーは2017年春、大人気アトラクション「タートル・トーク」に、7月16日より日本全国で大ヒット公開中のディズニー/ピクサー映画『ファインディング・ドリー』のキャラクターたちが新たに登場することを決定した。また、そのシーン追加に伴う工事によって現在運営中の「タートル・トーク」は、2017年冬に一時クローズをする。「タートル・トーク」とは、ディズニー/ピクサー映画『ファインディング・ニモ』をモチーフとしたシアタータイプのアトラクションで、陽気なウミガメのクラッシュのユーモアいっぱいの軽快なトークが大人気。2009年10月のオープン以来、多くのゲストに愛されているが、このほどアトラクション始まって以来初めて、新たな海の仲間たちが加わる。2017年春に再始動する「タートル・トーク」では、おしゃべりが大好きなドリーとクラッシュの息子のスクワートたちが繰り広げるかくれんぼや、ニモの父親マーリンとスクワートの兄弟たちの愉快な掛け合いにゲストも参加できるほか、『ファインディング・ドリー』に登場するジンベエザメのデスティニーやタコのハンクたちがやってきてゲストに話しかけるなど、クラッシュを中心に個性豊かなキャラクターとの会話が、一層楽しめるという。なお、どのキャラクターと会えて、どういう会話が楽しめるかは、当日アトラクションに行ってみてのお楽しみだそう。2017年春、新しくなった「タートル・トーク」に出かけて、S.S.コロンビア号内の海底展望室で“サイコー”なひとときを大切な人と過ごしてみて!※写真はすべてイメージです。過去の取材時に撮影した画像を再利用することがあります。(C) Disney/Pixar(text:cinemacafe.net)
2016年07月26日大ヒット中のディズニー/ピクサー最新作『ファインディング・ドリー』は、忘れんぼうのドリーが自身の過去を探して大冒険を繰り広げる作品だが、ドリーたちが暮らす“海”ではなく“人間の世界”が物語の中で重要な役割を果たしている。『ファインディング・ドリー』/その他の画像アンドリュー・スタントン監督は『…ドリー』を構想する際に、まずは前作の調査で訪れたけど、映画には使用しなかった場所について想いをめぐらせることからはじめ、やがて“ある場所”に目を留めた。「最初はちょっとズルをした気分だった。というのは、近くだし、この場所のことをよく知っているから」そこは、ピクサーのあるサンフランシコから南へ250キロ行ったところにある“モントレーベイ”だ。以前から「モントレーの水族館のことをよく知っているし、(アメリカ)北西部の海のこともよくわかっていた」というスタントン監督は、自然な流れで『…ドリー』の舞台のモデルをこのエリアに決定。劇中に登場する架空の施設“海洋生物研究所(Marine Life Institute)”を描くため、ピクサーのメンバーは準備段階で何度も何度もモントレーベイ水族館に足を運んだ。この施設の名前は“水族館=Monterey Bay Aquarium”だが、映画に登場する海洋生物研究所と同じく、海の生き物たちを助けて、治して、海に帰す活動も行っており、この考えは、本作のストーリーにも大きな影響を与えることになった。本作でドリーやニモたちが直接、人間と関わったり、会話をすることはないが、ドリーは長い海を旅してアメリカ北西部の海にたどり着き、アクシデントで人間たちに“助けられ”て、海洋生物研究所を訪れ、過去を発見し、自分自身を“回復”して、海へと再び“戻る”ことになる。ピクサー・アニメーション・スタジオの壁に“Story is Research(物語とは調査・研究である)”というフレーズが書かれている通り、彼らは徹底的に調査し、キャラクターの気持ちになってその光景を見て、想像力をふくらませていく。その結果、モントレーベイ水族館は、『ファインディング・ドリー』にとって、単なる“舞台のモデル”にとどまらない役割を果たしたようだ。『ファインディング・ドリー』公開中
2016年07月25日先日、いよいよ公開を迎えたピクサー最新作『ファインディング・ドリー』。本作ではたくさんのキャラクターたちが登場しているが、中でも公開後からあるかわいすぎるキャラクターが大人気となっていようだ。『ファインディング・ニモ』の奇跡の冒険から1年後を描く本作。全米アニメーション歴代No.1を記録し、すでに日本でも100億超えに期待がかかると話題だ。物語は、忘れんぼうのドリーが唯一忘れなかった“家族の思い出”を探しに、魚たちにとっては禁断の場所である水族館を舞台に大冒険を繰り広げる感動のアドベンチャー・ファンタジー。お馴染みのニモやマーリン、クラッシュに続き、7本足のタコのハンクや泳ぎが苦手なジンベエザメのデスティニーなど、前作以上に多くのキャラクターが登場するのだが、今回紹介するのは、女性を中心に「かわいい!」と話題になっているのがラッコたち。ムギュっと抱き合う姿がなんともかわいらしく、ふわふわの体につぶらな瞳が観る人たちの心を掴んで離さないようで、鑑賞後には「かわいすぎる」「ラッコでだっこ!やばいカワイイ!」 と絶賛の声が飛び交っているのだ。実はこのラッコたち、ピクサーの制作陣がとことん“かわいい”を追求してできたキャラクター。 本作のキャラクター・アート・ディレクターのジェイソン・ディーマーは、ラッコについて「本物のラッコを見ていたら、とにかく信じられないほどかわいくて、どうにかして映画に登場させるべきだと思ったんだ」とラッコ制作のきっかけを明かし、「クマのぬいぐるみのようにならないよう注意し、 少なくとも本物のラッコの可愛さに負けないくらい“キュート”なラッコになるよう全力を注いだよ 」と力が入っていると語る。またTwitterでも鑑賞後にラッコについての反応が多く、歌手の大塚愛は「可愛すぎたラッコ、ああ、満足」と心を掴まれたことを報告。そのほかにも、「ドリーにでてくるラッコちゃん可愛すぎた」「ラッコたちがもう本当に可愛くて。ストーリーの中でも可愛いやつ扱いされてるけど、本当に可愛い!!」「最強なのはラッコ!! めちゃくそ可愛いかった」など、ラッコの可愛い姿に悶絶する人が続出している。台詞もなく、登場シーンも多くはないキャラクターながら、そのかわいい姿に虜になってしまう人はこれからも増していくようだ。これまでにもピクサー作品には数多くのキャラクターが登場しているが、可愛さに全力を注いだキャラクターは、ほかにいなかった。もふもふの体にムギュっと抱き合う姿、大きなつぶらな瞳に、ちっちゃいお手てなど言い出したらキリがないほどとにかくかわいいラッコたちの姿も見逃さないでいて。『ファインディング・ドリー』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年07月23日●初のディズニー声優での課題ディズニー/ピクサー映画の大ファンだという俳優の上川隆也とモデルで女優の中村アンが、『ファインディング・ニモ』の続編『ファインディング・ドリー』(公開中)で、新キャラクターの日本語版吹替声優に抜てきされた。タコのハンク役の上川はディズニー/ピクサー作品の声優初挑戦、ジンベエザメのデスティニー役の中村アンは声優初挑戦となる。今回の起用について「ただただうれしい」「本当に感動」と喜びを爆発させていた2人に、実際にアフレコに挑戦した感想をインタビュー。今回初めて声優として関わって気づいたことや、本作に込められているメッセージについて、また、ピクサーを好きになったきっかけなども語ってもらった。――ハンクとデスティニーの声を演じるにあたって特に気を付けた点は?上川:どういう存在なのかわからないキャラクターなので、そのあたりですかね。でも、ピクサーの映画って、キャラクターがはっきり性格付けさせて描かれているので、それを忠実に演じることが大事なんだと思います。――後半になるにつれて、ハンクの声から優しさがにじみ出るような感じがしましたが、意識されていましたか?上川:ドリーとハンクが出会ったことで起きた一つの化学反応なんでしょうね。それは物語に組み込まれていることなので、僕はそれをいかに表現するかということだけです。でも、そう感じていただけたのならとてもうれしいです。――中村さんは?中村:明るくて元気で前向きなデスティニーなので、"元気に"ということを意識しました。でもその元気さを出すために、自分が思っている何十倍もテンションを上げる必要があってすごく難しかったですね。最初は恥ずかしさもあって、でもデスティニーに対する愛が深まっていくにつれて、少しずつできるようになりました。――クジラ語がインパクトありました。中村さんがやっているとは思えないような声で。中村:アハハハ! あれは難題でしたね。歌を歌う感じで頑張りました。――今までにない声の出し方を?中村:高いところから出すというのが難しくて。しかもちゃんと言葉になっていて、大事なことを伝えなきゃいけないというのに苦労しました。――最近、中村さんはドラマなどでも活躍されていますが、演技自体はどうですか?中村:このデスティニーの声をやらせていただいてから、声を出すことへの抵抗が減ってきて、少しずつ声が出せるようになったんです。7月からの松嶋菜々子さん主演のドラマ(フジテレビ系『営業部長 吉良奈津子』)をやらせていただいてますが、それもデスティニーのあとなので気持ちも新たに、前よりは楽しめるようになった気がします。――以前は声を出すことに抵抗があったんですね。中村:ドラマでは「もっと声を出して」ってよく言われました。バラエティ始めた時も声がちっちゃいっていうのはあって…。やっぱり自信がないと出せないんですよね。でも、少しずつですけど自信がつきました、このデスティニーで(笑)上川:今回、吹替キャストをあらかじめ聞いて見ましたけど、見ている間は中村さんだっていうことを忘れていたんですよね。そこがすごいなと。終わってからそうだったって思い出すみたいな。――上川さんのハンクの声は男らしく、そしてセクシーさも感じました。中村:そうですよね! 色気があるオクトパス(笑)上川: "色気があるオクトパス"、いいキャッチフレーズ(笑)(C)2016 Disney/Pixar. All Rights Reserved.●コンプレックスを告白――上川さんは、ハンクとは似てない、ハンクのように賢くないとおっしゃっていましたが、意外だなと。推理ものや事件ものなどの役の印象があるので、賢そうなイメージが…。上川:ドラマとかは脚本がありますから(笑)。書いてあることを言っているだけなので、全然違いますよ。中村:やっぱ俳優さんってわからないですよね。どれが本当か(笑)上川:(笑)――逆にご自身で自己分析すると?上川:賢いというのとは程遠いんですよ。――この作品で似ているキャラはいますか?上川:う~ん、難しいことをおっしゃいますね。中村:でもハンクではない?上川:ハンクではないですね(笑)中村:私はわりとデスティニーなんです。だから、思いのままやらせていただいた感じです。――せっかちなところが似ているとおっしゃっていましたね。中村:そうですね。せっかちかもしれないです。――この作品には、いろんな個性豊かな男性キャラが出てきますが、こういう男性いいなっていうキャラはいますか?中村:結局、ベイリーみたいなゆるい人が楽なのかなと思いますね。ハンクだと緊張して素が出せないのかなと。少し上から言えるくらいが長い目で見ればいいのかなと思います(笑)上川:なるほどね。――この作品には、「それぞれの持つ欠点は個性なんだ」という大切なメッセージが込められていますが、お二人はコンプレックスなんてありますか?上川:ないわけないじゃないですか、当たり前じゃないですか(笑)――あるんですか! それはどういう?上川:言えないからコンプレックスなんですよ! 吹聴して回れたらそれはコンプレックスを克服しているっていうことなんですよ。――確かに! ちなみに、克服したものはありますか?上川:これはみっともないなと思って直したのは猫背です。お芝居はじめてすぐの頃、劇団でビデオを撮っていたんですが、あまりにも姿勢が悪くて気持ち悪いくらいで…。それからちゃんとしようと思って直しましたね。これは言える(笑)――中村さんはいかがですか?中村:そうですね。いっぱいありますけど…とにかく太りやすいこと。かなり必死なんですよ。気を抜くとダメです。これも仕事の一部だって考えると管理できるんですけど、本当はだらしない感じなんです。上川:食べるのが好きなんですか?中村:好きです! しかもそれを吸収するという体質ですね。だからなんとか努力してやってますが、何もやらなくても大丈夫な人がうらやましいです。●ピクサーへの熱い思い――昔からピクサーが大好きだというお二人ですが、ピクサーを好きになったきっかけを教えてください。上川:僕は『ルクソーJr.』から。もともとその前からずっとアニメーションは見ていて、その中からいつの間にかCGアニメーションというのがジャンルとして確立されていく過程で『ルクソーJr.』があった。なんじゃこりゃって思って見て、そこから今日に至るという感じ。CGでこんな風に感情を表せるようになるってすごいなって思いましたね。中村:私は、『Mr.インクレディブル』とか『モンスターズ・インク』とか、全部見てます! 大人になっても見返すのは『モンスターズ・インク』。疲れた時とか見たくなりますね。テレビに出始めて忙しくなった時期…違うものを見て仕事から頭を切り替えたい時によく見ていたんです。違う世界に行けるものを見てリフレッシュしていましたね。――今回、見る側から制作に関わる側になったことで新しい発見はありましたか?上川:非常にオタク目線になりますけど、本国での制作と僕らの声をあてていく作業が並行作業だったので、どんどん絵がきれいになっていく過程が見られたんです。こうやって過程を経て完成品に近づいていくんだなっていうのを垣間見られたのは貴重な体験でしたね。中村:そうですね。少しだけ裏側をのぞかせてもらった気がします!――今回、上川さんはディズニーの吹替初挑戦、中村さんは声優初挑戦。お二人とも"初"でしたが、今後初挑戦したい野望はありますか?中村:なんだろう…。私、3歳からピアノ習っていて、まったくできないわけではないです。だから、またピアノをちゃんと習ってマスターして、どこかで披露して好感度をあげたいです(笑)上川:好感度!?中村:「ピアノ弾けんの?」「ピアノできるんだ!」みたいに思ってもらいたいなって(笑)――上川さんは?上川:僕は中村さんと初めてご一緒させていただいたのが、某バラエティ番組の船長企画。ナインティナインの岡村さんと2人で船長をしてお客様をもてなすっていう企画で、中村さんはお客様の1人だったんです。中村:乗らせていただきました!上川:なので、アンさんとは海つながりでご縁があるなと思っているんですが、車の免許を持っていて、船舶免許もとれたので、次は空の何かに挑戦したいなと。飛行機の免許とは言いませんので、スカイダイビングくらいはやってみたいなと思っています。■プロフィール上川隆也1965年5月7日生まれ。東京都出身。大学在学中より演劇活動を開始し、NHKドラマ『大地の子』(95)で主演に抜てき。NHK大河ドラマ『功名が辻』(06)では主人公の山内一豊役を務めた。近年の主演作に日本テレビ『エンジェル・ハート』(15)、WOWOW『沈まぬ太陽』(16)など。中村アン1987年9月17日生まれ。東京都出身。雑誌『andGIRL』『BAILA』にてレギュラーモデルを務めるなどファッション誌で活躍するほか、CMなどにも出演。現在、フジテレビ系ドラマ『営業部長 吉良奈津子』(毎週木曜22:00~)に今西朋美役で出演中。
2016年07月22日先週末から公開になったディズニー/ピクサーの新作映画『ファインディング・ドリー』は名作『ファインディング・ニモ』に登場したキャラクターが再登場するが、ピクサーのフィルムメイカーたちは観客が愛し、親しんできたキャラクターを、観客のイメージや親しみを損なわずに、最新のテクノロジーで描こうとしたようだ。その他の画像ピクサーは続編を製作するたびに“前作では技術的に不可能だったが、ファンが違和感を感じない程度に進化した描写”を探っている。本作でキャラクター・アート・デザインを手がけたジェイソン・ディーマーは、本作を製作するにあたって「ドリー、マーリン、ニモのデザインや動きを変えることはしなかった」という。「ゴールは、彼らを1作目とまったく同じものにすることだった。彼らをほんの少しでも変えた途端、みんなすぐにそれがドリーじゃないってわかるんだよ」しかし、スタントン監督は「でも目の前に、以前より20倍のことができるコンピューターがあれば、20倍のことをしたくなる」という。そこで彼らは、前作の製作時では絶対に実現不可能な新キャラクターを登場させることにした。7本(!)の足をもつタコのハンクだ。7本の足はすべて別々のタイミングで動き、全部で350個ある吸盤が何かに触れるたびに変化し、シーンによって大きさも薄さも変化する。なぜピクサーのフィルムメイカーたちはここまで時間と労力をかけて、調査を重ね、リアルな表現を目指すのだろうか?この疑問に明快な答えを出してくれたのは、キャラクター・アニメーターを務めた原島朋幸だ。彼は「キャラクターが演技をしているだけのアニメーションはいっぱいあるんですけど、ニモやドリーが魚であることを、観客が改めて認識しなくても“無意識”でわかってくれて、疑いの余地がないようにしたい。そこにすごくこだわりがあるんです」と語る。ピクサー作品は物語が始まった瞬間に、作品の世界に入り込み、キャラクターの感情の変化や成長を存分に楽しむことができるが、それを支えているのは、徹底的に作りこまれたアニメーションと細部の表現だ。フィルムメイカーたちが細部を精緻に描きこむことで、観客は“無意識”に作品の世界観を受け入れ、キャラクターとストーリーに集中することができる。『…ドリー』でも多くの観客が、物語が始まった瞬間に、長年に渡って親しんだ『…ニモ』の世界に帰ってきたと思うだろう。その感情は進化した技術と、フィルムメイカーの妥協を許さない精緻な描写によって支えられているのだ。『ファインディング・ドリー』公開中
2016年07月21日ディズニー/ピクサーが手掛けた映画『ファインディング・ニモ』の奇跡の冒険から1年後を描いた『ファインディング・ドリー』の公開記念スペシャルライブイベントが7月20日(水)池袋サンシャイン水族館で行われ、日本版エンドソングを担当した八代亜紀が登場した。八代さんはサメやエイなど、様々な魚が涼し気に泳ぐ大きな水槽を前に「アンフォゲッタブル」を歌い上げた。本作は、ニモの親友で何でもすぐに忘れてしまうドリーが、子どもの頃からたったひとつ忘れなかった家族の思い出を胸に、離れ離れになってしまった両親を探す旅に出る感動の物語。先週末16日に公開されるいなや、動員は92万人を超え、初登場堂々第1位という大ヒットスタートを切った。新たなディズニーの歌姫となった八代さんは、インターネットなどで映画名を検索すると「ファインディング・ドリー八代亜紀」と出ることを聞き、「本当ですか」と高らかにほほ笑んだ。ドリーの世界観について、八代さんは「生きていくうちにいろいろなことがあったりするじゃないですか。ドリーならどうするかと、ほかの魚は考えるんです。じゃあこうしようといいところを見つけて、信頼して真似をするところを人間は学ばないといけないと感じました」と、メッセージを訴えた。さらに八代さんは、ディズニー/ピクサー映画史上初となる本人役での声優に初挑戦している。自身でも完成作を観たときに「ドリーが『八代さん』と言ったとき、ドキッとしました。ちょっと照れました」と言いながらも、「劇場でも(八代さんの声の登場に)笑いが起きているとか聞きました(笑)」と、うれしそうに想いを語った。イベントの最後には八代さんがエンドソング「アンフォゲッタブル」を初披露。「間違ったら最初からいくね」と集まった親子連れの観客や記者の笑いを誘っていたが、曲が始まるやいなやその場の全員が、圧倒的な美声に静かに感銘を受けていた。どんなことがあっても忘れられない“愛しい人への想い”を綴った世紀の名曲を「温かく包み込むような歌にしてみました」と歌い上げた八代さんには、大きな拍手が送られた。9月25日(日)まで同所では、映画の公開を記念した特別展<「ファインディング・ドリー」の世界展>が開催中。『ファインディング・ドリー』は全国にて公開中。(cinamacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年07月20日『ファインディング・ニモ』のその奇跡の冒険から1年後の世界を描く、全世界待望の続編『ファインディング・ドリー』が、ついに今月16日(土)より日本全国511の劇場で公開された。公開3日間で動員92万1,766人、興行収入は11億7,418万4,200円で週末興収、初登場 No.1の大ヒットスタートを切ったことが分かった。なお、この成績は2016年洋画オープニングNo.1に輝いており、ディズニー/ピクサーの日本歴代の新記録樹立も期待できる爆発的な記録となった。舞台はカクレクマノミのマーリンがナンヨウハギのドリーと共に、愛する息子・ニモを、人間の世界から救出した冒険の旅から1年後の世界。「今度は、僕がドリーを助けてあげる」。ドリーとニモ、そして、心配性のマーリンも渋々ながら、再び大海原へと旅立つ。この夏、世界一有名な魚たちの奇跡の大冒険が幕を開ける――。すでに全米の興行収入は、アニメーションのみならず実写を含む今年公開全ての作品においてのNo.1記録を達成。さらに、先週末にはついに4億4,574万5,629ドルまで到達し、2004年から1位をキープしていた『シュレック2』の記録を塗り替え、全米アニメーション歴代No.1の歴史的快挙を成し遂げた。待望の公開初日には、劇場にドリーやニモをイメージしたコーディネイトの若者女性や、キャラクターのぬいぐるみを持った子どもたちが押しかけ、客層はティーンや20代の友人同士、社会人カップル、中高年層と幅広く、さらには家族連れも多く来場していた。公開直後、SNS上では「開始5分で号泣!!」「ピクサーの最高傑作だと思う!!」など作品についてのコメントはもちろん、新登場のキャラクターのタコのハンクについて「イケメンならぬイケタコ」や、「ハンクやばい!!結婚して!!」など、大人の女性がハンクに熱狂し盛り上がっているコメントが溢れた。また、公開前から大きな話題だったドリーの赤ちゃん時代のキャラクター“ベビー・ドリー”についても、「可愛すぎた! 飼いたい!」「かわいすぎて変な声出た!」など、その可愛さに悶絶する声が飛び交っている。そして、この大人気を受けた日本公開時のみの限定特典、とってもキュートな「激レア“ベビー・ドリー”キラキラ★ステッカー」が公開初日より全国の劇場での数量限定先着で配布され、そのステッカーの写真がSNSに次々に投稿され、その人気にさらに拍車をかけたようだ。来日記者会見の際に「欠点はあるけど、その“ありのままの自分”を受け入れた時、心の平穏や自信を持つことができると感じてもらえたら」ということをドリーを通して伝えたいと語っていたアンドリュー・スタントン監督。その想いが通じてか、「ドリーの言葉が深い」「欠点があってもそれが個性なんだとわかった」との声も挙げられていた。この夏一番のエンターテインメント映画でありながら、ドリーを始め登場するキャラクターたちのように、欠点を持っていても常に前に進み続ける気持ちが人々を前向きにさせてくれるという、奥深いメッセージが、幅広い客層の心に響いた要因のひとつともいえるだろう。そして、まだ観ていない方に注目していただきたいのが、エンドロール後のおまけ映像。本作では個性豊かな新キャラクターたちがたくさん登場しているが、『ファインディング・ニモ』でのあのお馴染みのキャラクターたちが再び登場! こちらもぜひお見逃しなく。『ファインディング・ドリー』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年07月19日2016年7月16日、17日の全国映画動員ランキングは、ディズニー/ピクサーの新作映画『ファインディング・ドリー』(全国362館)が初登場で首位に立った。その他の画像本作は『ファインディング・ニモ』のアンドリュー・スタントンが監督を務めた、忘れんぼうのドリーを主人公にした物語。ドリーの家族を探すため、マーリン&ニモ親子らのおなじみの仲間が再結集する。『HiGH&LOW THE MOVIE』(全国312館)は初登場2位。『ポケモン・ザ・ムービーXY&Z「ボルケニオンと機巧(からくり)のマギアナ」』(全国360館)は初登場3位に入った。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『ファインディング・ドリー』2位『HiGH&LOW THE MOVIE』3位『ポケモン・ザ・ムービーXY&Z「ボルケニオンと機巧(からくり)のマギアナ」』4位『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』5位『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』6位『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』7位『それいけ!アンパンマンおもちゃの星のナンダとルンダ』8位『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』9位『貞子vs伽椰子』10位『64-ロクヨン- 後編』
2016年07月19日ディズニー/ピクサーの新作映画『ファインディング・ドリー』が公開されている。これまでにピクサーは数々の名作を発表してきたが、一貫して“ストーリーづくり”に並々ならぬ労力とアイデアを注いできた。本作は『ファインディング・ニモ』の続編だが、彼らは前作を観ていなくても楽しめる“新たな物語”づくりを目指したようだ。その他の写真本作ではドリーを中心に物語を進めていく上で、常に大きな問題があった。それは“水のない場所にはドリーは存在できない”という当たり前だが、かなり面倒な問題だ。『ファインディング・ニモ』は物語のほとんどが海の中で展開するため、このような問題は発生しなかったが、『…ドリー』では、両親の行方を追うドリーとマーリン、ニモたちが人間の世界“水族館を併設する海洋生物研究所”を捜索する部分が大きなウェイトを占めるため、フォルムメイカーたちは海や水槽ではない場所にドリーがいる時も、彼女に“水”を用意しなければならなかった。しかし、共同監督のアンガス・マクレーンは「そういった制限があるからこそ僕らはワクワクする」と笑顔を見せる。フィルムメイカーたちの大きな助けになったのは、新キャラクター、タコのハンクだ。ハンクは水がなくても行動できるため、ドリーを様々な容器に入れて、目的地へ進んでいく。「とは言え、いろんな飲み物の入れ物や、液体を入れる物を見つけていくのは、チャレンジだったね。それは、僕らが取り組まないといけない“限界”だった。でも面白かったよ。僕らが前作でやらなかったことを、この映画の中で僕らはやることができたんだ」さらにストーリー・スーパーヴァイザーを務めたマックス・ブレイスは前作を観ていても、観ていなくても『…ドリー』が楽しめるように全力を注いだという。「続編をやる場合に僕らが話すのは、“誰も1作目の映画を観ていなかったとして、どうすれば正しい情報を伝えることが出来るか?”ということなんだ。それと“もし彼らが1作目を観ていたら、どうやって彼らにキャラクターや人間関係がもっと深くなっていると感じさせるストーリーを語ることが出来るか?”ということだ。それもまた、僕らのチャレンジなんだ」前作を観ていなくても楽しめて、前作の観客が満足できる内容で、さらに忘れんぼうのドリーの変化と成長を描く……どれかひとつを描くだけでも難題なのに、彼らは3つの難題に挑んだ。映画館ではこの3つのポイントに注意すると、ドリーの冒険をさらに深く楽しめるのではないだろうか。『ファインディング・ドリー』公開中
2016年07月19日