ananフェムケア連載「Femcare File」。今回のテーマは、ギフトにおすすめのフェムケアアイテムLIST。友達同士で日常的に贈るカジュアルギフトに、フェムケアアイテムという選択肢はいかが?フェムケア初心者にも喜ばれる、おしゃれなアイテムをご紹介します。ギフトに贈りたいフェムケアアイテム1、【femfem】フェミニン ホワイトサボン古い角質によるくすみや黒ずみ、汚れによるニオイをオフ。全身に使用可能なソープ。60g¥990(アスティコスメフリーク)2、【CARESSA】HOT MASSAGE GEL OIL&°C‐STONE右・温感成分配合でじんわり温かい、オイルのような質感のジェル美容液。150ml¥3,300左・44°Cまで温まる充電式のホットストーン。肩などをほぐしたり、冷えが気になる部分の温めに。¥9,900(CARESSA TEL:0800・888・8107)3、【MAPUTI】オーガニックフレグランス ホワイトクリームデリケートゾーンのニオイや乾燥、黒ずみ対策の専用クリーム。ロングフレグランス成分含有で一日中いい香り。100ml¥2,200(MAPUTI)4、【Rael】フェイシャルマスク生理周期で変化する肌状態に合わせたフェイスマスク。全4種。5枚入り 各¥2,530(fermata)相手との距離感をふまえ、好みに合わせてギフトを。女性特有の悩みやフェムケアについて、SNSで発信しているタレントの中庭アレクサンドラさんに、ギフトにもらってうれしいフェムケアアイテムの選び方やおすすめを提案してもらった。「フェムケアアイテムは、パッケージが可愛いものが増えているし、手頃な価格で買えるものもあるので、簡単なギフトにピッタリだと思います。誕生日とかよりも、ちょっとしたお礼に気軽に渡したり、バレンタインのチョコを女性同士で贈るときに“添えて”渡すのもありかも。フェムケアアイテムって自分ではなかなか買わないけれど、もらったら使ってみたいという人が多いように感じます。フェムケアにそこまで興味のないお友達も、プレゼントで知るきっかけになったら素敵ですよね」ギフトは、相手との距離感や好みを見極めた上でセレクトを。「日頃からセクシュアルなことやフェムケアのこともオープンに話し合える友達なら、正直何をあげてもいいと思いますが、センシティブに感じる人も…。友達といっても個々の関係性を見極めることは重要です。また、お悩みによっては婦人科系の病気の可能性もあるので、腟内環境にアプローチするものではなく、クリームやウォッシュなど皮膚に塗布するものが安心。価値観の違いが出るものにも注意が必要です。たとえば、吸水ショーツは人気の高いアイテムですが、衛生面などで、抵抗感がある方も意外と多いので、避けたほうがベターかなと思いますね」実際に、中庭さんが贈って喜ばれたアイテムとは?「フェムケアアイテム初心者には、デリケートゾーン専用ソープがおすすめです。フェムケアに関心が高い方は当たり前のように使っているかもしれませんが、私の実感として、世間的な認知度はまだまだ低いと感じています。いろんな種類がありますが、一番ハードルが低いのは、デリケートゾーンにも全身にも使えるタイプじゃないかな。使い分ける必要がないので簡単だし、お風呂のルーティンにも取り入れやすいと思います。デリケートゾーン用の保湿アイテムなら『MAPUTI』のクリームはボトルも可愛く、香りもいいのでおすすめです。私は下着の摩擦によるデリケートゾーンの肌あれを予防するために塗っているのですが、渡すときに使い方を一言添えてあげるのも喜ばれると思います。あと、誰にあげても喜ばれるのが、生理周期で変化する肌状態に合わせたフェイスマスク。美容好きにはとくにおすすめのアイテムです。ユニークなのは、塗るだけで体が温かくなる『CARESSA』のジェル美容液。冷えがとくに気になる生理中に、お腹に塗るのがおすすめ。同ブランドから出ている充電式ホットストーンと一緒に使うとよりいいですよ」もっとフェムケアに興味を持ってもらうためには、オープンに話せる環境が必要だと実感中だそう。「そのためにはまず、自分から自己開示すること。悩みを恥ずかしがらずに打ち明ければ、相手も話しやすくなるのかなと思います」中庭アレクサンドラさんタレント、モデル。ロシア生まれ、カラチャイ・チェルケス共和国育ち。その後大阪へ移住。YouTubeで小原ブラスさんと「ピロシキーズ」を結成。個人チャンネル「なかにわ」では、国内外のフェムケア事情について発信している。※『anan』2024年1月31日号より。写真・中島慶子取材、文・岡井美絹子(by anan編集部)
2024年01月29日1998年より集英社『週刊少年ジャンプ』にて連載している、冨樫義博さんの漫画『HUNTER×HUNTER』。主人公であるゴンをはじめとした個性的なキャラクターやさまざまな能力を使った激しいバトル、そして先が読めないストーリー展開は、世界中で高い人気を博しています。そんな『HUNTER×HUNTER』ですが、何度も休載になる漫画としても有名。作者の冨樫さんは長年腰痛に苦しまされていることを明らかにしており、ファンは「続きを読みたい」という気持ちを抱きつつ、冨樫さんの回復を祈っていました。ここで全世界の『ハンター愛』を持つ人に朗報です。なんと2022年10月、同作の連載再開が発表されました!『HUNTER×HUNTER』の連載再開が発表!2022年10月11日、『週刊少年ジャンプ』のTwitterアカウントは『HUNTER×HUNTER』の連載再開を明かしました。投稿によると、再開するのは同月24日発売の、2022年47号からとのことです。「週刊少年ジャンプ」2022年47号(10月24日発売)にて『HUNTER×HUNTER』(冨樫義博・著)の連載再開が決定しました。— 少年ジャンプ編集部 (@jump_henshubu) October 11, 2022 同年5月に冨樫さんがTwitterアカウントを開設し、漫画原稿の進捗を報告し始めたことから、ファンの間では連載再開がささやかれていました。ファンの読みは、どうやら間違っていなかった様子。連載再開の報はまたたく間に拡散され、なんと10万回以上リツイートをされています。取り敢えず、次はあと7話。 pic.twitter.com/qWrE1E878j — 冨樫義博 (@Un4v5s8bgsVk9Xp) October 8, 2022 今回の連載再開は、3年11か月ぶり。およそ4年間も続きを楽しみにしていたファンは、大喜び間違いなしのニュースといえます。「ずっと待ってた!」「嬉しくて涙が…」といった声が全世界から上がっている、『HUNTER×HUNTER』のおめでたい発表。きっと発売日である同月24日は、たくさんの人がゴンたちの活躍を目にして、笑顔になることでしょう![文・構成/grape編集部]
2022年10月11日ウーマンエキサイトが展開している数多くのコミック作品の中でも人気なのが、編集部によせられたエピソードを元に編集したオリジナルの「コミック連載」。この記事では、爆発的な閲覧数を誇る2021年のコミック連載ランキングTOP10を発表します!■【第1位】 習い事コーチと5人の妻小1の息子と夫と暮らすあゆみは、育児と家事だけの退屈な毎日に不満を抱えていた。そんなある日、息子を通わせているサッカーチームに新しいコーチ・直樹がやってきた。優しく爽やかなイケメンである直樹へのときめきを隠せずにいたあゆみだったが、あることをきっかけに直樹と急接近。しかし、直樹との禁断の関係をもったのは、実はあゆみだけではなかった…! 保護者のあゆみ・沙里・春子・みほ、そして直樹の妻由佳の「5人の妻」の視点から描かれた長編コミック。 >>この作品を見る ■【第2位】 略奪婚した夫の裏の顔化粧品メーカーに勤める恵は、社内の飲み会で知り合った10歳以上年上の悠一と意気投合。すぐに付き合うことになったが…悠一がまさかの既婚者であることが発覚!離れたいのに離れられない…恵は苦悶するが、その後離婚した悠一と、周囲の反対を押し切って結婚。略奪婚に浮かれる恵だったが、本当の地獄はここからだった…。 >>この作品を見る ■【第3位】 義父と同居/義父母がシンドイんです!理央が偶然出会ったママ友の美樹。次第に服装、髪型、持ち物までが似てきて、夫まで間違うほどになっていく。不気味に感じながらも育休が終わることで付き合いが途絶えると思っていたのだが、理央の周囲で異変が起こり始めてしまう。そして理央の会社にまで入社しようと企む美樹の口から狂気に満ちた理由が明かされて…。 >>この作品を見る ■【第4位】 微妙な負担を押し付けてくるママ友/私のママ友付き合い事情沙織のママ友の真美は、子どもを連れておやつの時間に遊びに来ておやつを食べていったり、車で出かけようとすると「乗せて」と言ってきたり、ランチの会計時にちょっとだけ足りないから出してと言ってきたり…。とにかく微妙な負担を押し付けてくる困ったママ友に「まあこれくらいならいいか」と応えてきたが、その行動はすべて確信犯だと感じたとある日、同じ悩みを持つママ友と結託することに…! >>この作品を見る ■【第5位】 私になりたいママ友/私のママ友付き合い事情理央が偶然出会ったママ友の美樹。次第に服装、髪型、持ち物までが似てきて、夫まで間違うほどになっていく。不気味に感じながらも育休が終わることで付き合いが途絶えると思っていたのだが、理央の周囲で異変が起こり始めてしまう。そして理央の会社にまで入社しようと企む美樹の口から狂気に満ちた理由が明かされて…。 >>この作品を見る ■【第6位】 孫差別する義母/義父母がシンドイんです!恵の目の前で繰り広げられる義母の孫差別。実娘である美月と美月の子どもたちばかりをかわいがり、恵の子どもである遼には理不尽な理由で怒鳴られてしまう。そんな義母の言動に夫も我慢できず、次第に義両親とは疎遠になっていく。しかし義母に溺愛されていた美月の離婚によって、義母と義妹がさらなる暴走を始める…! >>この作品を見る ■【第7位】夫の女友達が気になる/夫婦の危機1歳の娘の育児に奮闘する有紗には、以前から抱えている悩みがある。それは夫・雄太の女友達である伊藤由紀のこと。やたらと雄太との距離が近い由紀に戸惑う有紗だが、そんな気持ちを雄太は全く理解できていない様子。雄太の大事な友達だからと、なるべく気にしないよう過ごしてきた有紗だが、ある日、産後の自分よりも由紀を優先する雄太に対し、ついに我慢の限界がきてしまう。 >>この作品を見る ■【第8位】 食い尽くし系夫/うちのダメ夫「食い尽くし系」の夫と2人の子どもと暮らす主人公。食い尽くし系とは、目の前にある料理について周りの人の分を考えずに無意識に食べてしまう人のこと。大皿に盛られた餃子も、必死に作った作り置きも、いつのまにか平らげてしまう夫にイライラが止まらない…。ある日、許し難い食い尽くし事件が起こり、主人公はいよいよ解決に向けて乗り出す。 >>この作品を見る ■【第9位】 嫁いびり/義父母がシンドイんです!婚期を逃すまいと焦っていたかなこは、婚活アプリで知り合った洋太とトントン拍子に結婚することに。しかし強烈キャラの義母とは折り合いがつかず…。何かと口を出してくる義母と、義母の肩を持つ洋太にうんざりしはじめるかなこだったが、義母の暴走はかなこに子どもが生まれてからどんどんエスカレートしていき、狂気じみていく…。 >>この作品を見る ■【第10位】 出世欲のない夫/うちのダメ夫育児と家事を率先してやってくれる夫の隆は、昇進に興味はなく年々給料も下がっていた。そんな夫を見て、やりたいことを仕事にした妻の奈々子は、「一家の大黒柱なんだから、家庭に逃げてばかりいないでしっかりして」と酔った勢いて暴言を吐いてしまう。冷戦状態が続く中、夫は妻に離婚届を差し出し…。 >>この作品を見る どれも読みだしたら止まらない気になるテーマばかり! 2022年もたくさんのオリジナル作品をご紹介予定です。ぜひ引き続きご期待くださいね!
2021年12月25日フェムケアアイテムというと、生理用アイテムを思い浮かべる人が多いでしょう。でも、最近では妊活や産後のためのアイテムも多数登場しているんです。妊活&産後ライフの悩みやモヤモヤ解決に役立つ、心強いアイテムを紹介します。妊活妊活中の女性に寄り添う グッズが続々とリリース。【ananフェムケア連載】これからの妊娠&出産精液の流出を低減する子宮口カップファーティリリーカップ子宮の入り口での精液保持を目的とした、オランダ発のフェムケアアイテム。柔らかい医療用シリコーンを使用しているので、心身へのダメージが少なく、装着も簡単。半年間は再利用可。¥4,950(フェルマータストアinfo@hellofermata.com)卵巣年齢のセルフチェックキットF check卵巣年齢チェックキット卵子の数の目安となる卵巣予備能が何歳相当かを表す卵巣年齢を、自宅で簡単に検査できる日本初の検査キット。0.1㎖以下の血液をポストへ投函すると、約2週間で結果が届く。¥21,978(エフトリートメント)膣内の菌とその割合を分析Ubu Check kit妊娠や感染症と重要な関わりがある膣内や子宮内の細菌を、自宅で検査できるキット。採取キットに含まれている綿棒を使い、膣内を20秒程度かき混ぜ保存液に。あとは、返送用封筒に入れて送るだけ。¥26,400(メデリ cial.com)睡眠中に温度リズムを計測わたしの温度専用のナイトブラに、デバイスをつけて就寝。寝ている間に自動で温度リズムを計測してくれるので、妊活中に毎日定刻に体温を測る煩わしさから解放されます。デバイス+専用ナイトブラ1着¥19,250(トッパンフォームズ0120・626・194)産後ケア母乳もれなどの悩みを 防ぐ次世代グッズ。自分のレベルに合わせて調整できる膣トレアイテムケーゲルベル産後2年以上、尿もれに悩まされるケースもあるそう。尿もれの原因は、出産による骨盤底筋のゆるみ。膣周辺のインナーマッスルを鍛えることで、改善が可能。膣内に本体パーツを挿入し、重りで調節を。¥12,980(フェルマータストア)母乳もれを吸収するワイヤレスブラ吸水ブラレット従来の授乳ブラはそれ自体に吸水機能がなく、母乳パッドをつけないと、母乳がにじみ出てしまうことも。そんな悩みを解消する、吸水機能付きのブラが発売。授乳中も。母乳もれを心配することなく過ごせます。¥5,900(リネcontact@rine.co.jp)メンテック男性側の悩みを解決するアイテムの市場も拡大中。TENGA MEN’S LOUPEスマホのカメラに550倍のレンズルーペを装着するだけで、精子の動きをチェックできるセルフ検査キット。自宅で精子状態の観察を行うことで、カップルが体の状態を共有しやすいというメリットも。¥1,650(テンガ ヘルスケア0800・170・7831)仕方のないことだと諦めずまずは悩みを周囲と共有。「我慢することが当たり前と思い込んでいると、妊活中や産後に感じる悩みも、仕方ないと諦めてしまう人が多い。ですが、悩みを改善できる多様なアイテムがあることを知ってほしい」そう語るのは、フェムテック専門オンラインストアを展開するfermataの中村寛子さん。例えば、妊活中、セックス後に精液が流れ出ないように逆立ちをしたり、腰を浮かせるなど頑張っている人もいるのだ。「でもファーティリリーカップのような子宮口カップをセックス後に装着することで、精液の流出を低減することができる。疲れている体にとっては、逆立ちは大きな負担…。そういった負担を減らすのがフェムケアアイテムの役割でもあります」最近では男性向けのセルフケアアイテム〝メンテック〞製品も登場。「クリニックで精子検査をするのはハードルが高いという男性でも、精子チェッカーを使えば、簡単に自分の精子の状態を知ることができます」モヤモヤを解決してくれる妊娠・出産に関するフェムケアアイテムは、私たちの声によって、今後日本でも増えていくそう。「多くの人が悩みを発信すれば、ニーズに沿ったアイテムが開発されていく「多くの人が悩みを発信すれば、ニーズに沿ったアイテムが開発されていくでしょう。仕方のないことだと思い込まず、モヤモヤを周囲と共有したりSNSで発信することで、より快適な未来が広がると思います」妊活や産後の悩みをアイテムで解消することが、今後は〝当たり前〞になっていくかもしれない。お話を伺った方中村寛子さんフェルマータ代表取締役兼CCO。国内フェムテック市場のパイオニアとして、オンラインストアや東京・六本木に実店舗を展開する他、フェムテック関連のコミュニティ運営やリサーチ等に尽力している。コレも知っておきたい!私たちの妊娠・出産を取り巻くリアルDATA女性の50歳時未婚率14.1%※国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料(2019)」不妊治療をしたことがある夫婦の割合18.2%※国立社会保障・人口問題研究所「第15回出生動向基本調査(2015年)」1人の女性が生涯に産む子供の数1973年2.14人2019年1.36人※厚生労働省「人口動態統計(確定数)」(2019年)育休取得率女性81.6%男性12.65%※厚生労働省「令和2年度雇用均等基本調査」選択肢が増えたからこそ早くから考えておく必要が。結婚をし、子供を持つのが当たり前という時代ではない昨今。今後も子供を持たない夫婦や、単身の女性は増えていきそう。家事・育児は女性側への比重が大きい場合がまだまだ多く、そのことで結婚や出産に躊躇してしまう女性も少なくないもの。一方で晩婚化が進み、不妊治療を受けるカップルが年々増加しているのも事実。選択肢が増えた今だからこそ、自分の気持ちに早くから向き合うことが必要に。写真・石沢義人 取材、文・音部美穂 イラスト・山口 歩
2021年11月12日アンアンがフェムケアに様々な角度からアプローチする集中連載、今回のテーマは妊娠&出産。お母さんになるんだから、辛くて当たり前。妊娠や出産に対して、そんなイメージを持っている方も多いかもしれません。しかし、そんな呪縛にとらわれる必要はないんです。今回はもっと自分らしく妊娠&出産を迎えるための、サービスや最新グッズをご紹介。【ananフェムケア連載】これからの妊娠&出産コロナ禍に2児の妊娠・出産を経験ベッキーさんが感じた出産の“今”とこれからのかたち。昨年1人、そして今年2人目の赤ちゃんを出産したベッキーさん。妊娠中から育児中の現在まで、どんな思いが去来したのか、伺いました。幸せと同じくらいの大変さがやってきた!小さい頃は、「誰もが結婚して、妊娠して、出産するもの」と思っていた、というベッキーさん。「しかも幼い頃は、〝親戚のお姉さんに赤ちゃんが生まれた〞とか、ハッピーな報告として受け取るだけなので、正直その後ろにある大変さは知る由もありませんでした。でも自分が経験してみると、本当に奇跡的なことなんだとしみじみ思います」2019年に結婚、翌年第一子を出産。実は、特に計画は立てていなかったそうですが、「結婚したらいつ授かっても大丈夫なように、体のケアはもちろん、仕事関係の方々にも、『お引き受けしたいですが、妊娠したらそのときはよろしくお願いします』とはお伝えしていました。実際授かったときは、嬉しいのに加え、〝あ、このタイミングだったか!〞が最初の感想。でも、いくら『妊娠するかもしれません』と伝えていたとはいえ、実際妊娠すれば迷惑をかけることもきっとある。そうなったら…、と考えてしまったのも事実です」第一子も第二子も、妊娠中はつわりがひどく、特に2人目は妊娠糖尿病の発病など、体調のトラブルが多発。しかもコロナ禍!かなり緊張感がある妊娠生活だったそう。「20歳のときにインフルエンザにかかり、健康の大切さを実感したので、それ以降、体のケアには人一倍気を使ってきました。同時にいつか子供を持ちたいと思っていたので、今でいうフェムケア的なところも意識するようになりました。ずっと続けていたのは、体を冷やさないようにすること。腹巻きは一年中、夏も靴下を4枚履いたりしてました。でもいざ妊娠したら、あれこれトラブルが(笑)。無意味だったとは思いませんが、妊娠も出産も、本当に未知というか、読めないことばかり。これが自分の体質なんだと受け入れることで、随分楽になりました」周りの人や便利なものに頼ることは、決して“ 恥ずかしいこと”じゃない想像と違うことだらけという中でも、特に驚かされたのが〝産後の大変さ〞。妊娠中の苦労や出産時の痛さについての話はたくさん聞いたけれど、産後に何が待っているかは、誰も教えてくれなかったそう。「これから妊娠・出産をする人には、とりあえず〝産んだ後1〜2か月は本当に大変だよ〞と伝えたい(笑)。私も自分の涙に溺れていたんじゃないかってくらい、毎日ずっと泣いていました。私はどちらかというと、予習をきちんとして本番は完璧にこなしたいタイプ。でもその方法論が、育児にはまったく通用しないんです。さらに『うちの子はこうだけど…』と友達に話しても、『うちは違うよ』と何人にも言われてしまうこともあり、誰にもわかってもらえず孤独を感じることもありました」初めての経験ゆえ、悩んだりイライラすることも多々。でもそれを解消する方法が、なかなか見つからなかったそうで…。「夫婦仲が悪くなるのが怖くて、旦那さんにイライラをぶつけられなくて…。でもあるとき大泣きしてしまい、そこで〝どうしたの?〞と気がついてくれた。向こうからしたら、〝一人で抱え込んでいちゃ、わからないよ〞って感じだったんだと思います。そこからはプライドを捨て、やってほしいこと、頼みたいことは口にするようにしています。信号を出すことで、人間関係がグッとスムーズになることを学びました。以来、仕事関係の人にも、以前より甘えられるようになりました」もし周りに赤ちゃんのいる人がいたら、気軽に「手伝うよ」と言ってあげてほしい、とベッキーさん。「子供を持って思うのは、赤ちゃんと一緒に行けるレストランもあるし、授乳できる施設も増えている。育てやすい環境は整ってはきていると思います。でもやっぱり、『手伝って』って言えない人も多いと思う。一瞬赤ちゃんと遊んでくれるだけでもいいし、投函しようと思っていた郵便物を代わりに出してくるだけでもいい。ちょっとでも助けてもらえることが本当にありがたいし、何より休むことができる。協力し合えば、妊娠も育児ももっと楽になると思う」価値観が多様化する現在。様々な立場同士、お互いを尊重した接し方をしたい、と語ります。「妊娠や出産は個人的で、体にとってはセンシティブな問題です。子供を持つ・持たない、妊娠している・していないなど、当事者が口にするまで周りは待ってほしい。他者へ想像力を働かせる。それも私がこの経験から学んだことの一つですね」1984年生まれ、神奈川県出身。タレント、俳優としての活動に加え、スキンケアブランドNaturaLUNA...』のプロデュースや、若槻千夏さんプロデュースブランド『WCJ』とのコラボWCJ+B」コレクションも話題に。カーディガン¥35,200(SOLOV/オン06・6575・9191)ワンピース¥17,600(NICE NICE MOMENT/NICE NICE MOMENT ルミネ新宿店03・6302・0705)イヤカフ(右)¥13,200(メドゥスィン・ドゥース/ゴールディ アッシュ・ペー・フランス03・5778・2022)ピアス(左)¥47,300(ウッターズ・アンド・ヘンドリックス/アッシュ・ペー・フランス03・5778・2022)リング¥5,200(ソラマメイド)写真・須藤敬一 スタイリスト・MAIKO メイク・AIKO ONO 取材、文・河野友紀
2021年11月12日