プロの「まね」をすることなんて簡単か?サッカー・ラクビー・野球・水泳・スケートなどのスポーツ選手、歌手、アイドル、ダンサーなど、活躍するプロたちを見て憧れを持つ人や子どもは多いでしょう。なかには、「自分もやってみたい。『まね』さえすれば自分にもすぐにできるだろう」と考える人もいるかもしれません。たとえば、歌などは聞いて「まね」して歌えば、誰でもそれらしく歌えそうな気がするものです。カラオケで歌ってみることも気軽にできますしね。じつは、学校の先生のなかにも、「まね」はすぐにできると思い込んでいる人がいます(※スポーツ選手や歌手などの「まね」ができると思っているということではありません)。どういうわけか、ほかの先生の授業を1回見ただけで、練習することなく「自分もすぐに『まね』して授業ができるはずだ」と思い込んでしまう先生が意外に多いようなのです。かくいう私も、かつてはそのひとりでした。私が所属している教育のサークル(先生たちが集まり、お互いに模擬授業などをして勉強するサークル)で、ある先生が録音していた授業を一度聞いただけで、ほかの先生方の前でやってみたことがあります。すぐに「まね」できると思ったからです。結果、まったく違うと言われてしまいました。言葉づかい、教える順序、間の取り方、抑揚、スピードなど、すべてが全然違うとのことでした。先ほどの歌の例に戻りましょう。カラオケでプロの歌を「まね」してみると、音程の取り方や抑揚のつけ方が意外に難しいと感じることがあると思います。このことは、自分が歌った歌を録音して聞いてみるとよくわかります。抑揚をつけたつもりが全然抑揚がなく、実際にはまったく「まね」できていなかったことに気づくのです。もちろん、素人で歌が上手な人もいないわけではありませんが……。ここまで読んで、「練習していないのだから、プロの『まね』が正確にできないのは当たり前だ!」と思った方もいるでしょう。ですが、先ほどから書いているように、「自分にもすぐできるかも」と思い込んでしまう人がいることは確か。「『まね』というものは本当はとても難しく、すぐにはできないのだ」というのは、意外と忘れがちなことなのかもしれません。これと同じことが、子どもの学習についても言えます。漢字にしろ計算にしろ、できるようになるためには練習が必要です。たとえ最初は「まね」から始めたとしても、「まね」さえすればいいのではなく、諦めずに練習を続けることが大切なのです。今回は、こうしたことを保護者が子どもにわからせるにはどうしたらいいのか、考えてみることにします。プロはどこかで「練習を継続」している冒頭に挙げたプロたちは、私たちの見えないところで練習を積んでいます。プロの華やかな活躍シーンというのは、絶えざる練習に裏打ちされたものであることがほとんどです。一例をご紹介しましょう。私は以前、劇団四季に13年間在籍して活躍された俳優の重野幸夫さんに、直接話を聞いたことがあります。重野さんが、劇団四季では定番のミュージカル『コーラスライン』に出演されたときのこと。劇中で45秒間だけ踊るダンスがあるのですが、この踊りだけを毎日、毎日、特訓したそうです。本番で演じる時間はわずか45秒なのに、1か月も2か月も、ずっとこの踊りを練習したのだとか。これができるようになってから、初めて歌などほかの練習をしたとおっしゃっていました。プロであっても、「ひとつだけのこと」を長い時間かけて練習しているということが分かります。子どもに「練習を継続すること」の大切さを教えるには?何事も、練習することなくいきなりできるようにはなりませんし、できるようになるには練習を継続しなくてはなりません。これは、プロになる・ならないに関係なく、毎日の学習をしていくうえでも必須のこと。大人でも忘れがちかもしれないこの事実を、子どもに理解させるのはなおのこと難しいものです。私もこれまでに、毎日の家庭学習をコツコツ継続できない子どもや、運動や勉強などができるようにならないからといってすぐに練習を諦めてしまう子どもを、たくさん見てきました。では、保護者は家庭でどのようにすれば、子どもに「練習を継続すること」の大切さを教えることができるでしょうか。方法1.「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやる」「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」という有名な言葉があります。旧日本海軍連合艦隊司令長官を務めた山本五十六氏が述べた、人を統率する立場にある者が持つべき心得を説いたものです。これにならって、子どもに何かを練習させるとき、保護者は下記のようにしてみましょう。保護者が「やってみせる」やり方を「言って聞かせる」子どもにまねを「させてみる」指示したことを子どもが一度でもできたら、大げさに喜んで「ほめてやる」肝心なのは、4の「ほめてやる」です。子どもが一度でも「成功体験」できたなら、「練習したからできたんだよ」と励ましましょう。この声かけが、練習を続ける意欲につながります。ただ、何度練習しても成功できないこともありますよね。子どもがそんな状況に陥ってしまったときは、先に書いたように、「プロは本番のわずかな時間のために、何時間も何か月も練習しているんだ」と話して聞かせてみてください。また、「努力の壺」の話を聞かせるのもいいでしょう。これは、「見えない壺の中に、練習すればするだけ努力した力がたまる。壺が満杯になって努力があふれ出したときが、『できる』ようになるときなのだ」という訓話です。壺が努力でいっぱいになるまでは、何度練習してもうまくできないこともある。でも、突然うまくできるようになる時期が来る(「ブレークスルー」ともいいますね)。このことを子どもに教えておくといいと思います。いまご紹介した方法は、どのような練習にでも活用することができます。筆算の練習、習字でお手本そっくりに文字を書く練習、ボールを遠くまで投げる練習、自転車を転ばずに漕ぐ練習、1,000mを〇分以内で走る練習……。ぜひご家庭で実践してみてください。方法2. 勉強時間は「少しずつ増やす」ここからは、さらに具体的な例をいくつか挙げていきます。「1日たった30分の家庭学習でさえ、続ける努力ができない」。そんな子どものことでお困りでしたら、時間を毎日少しずつ増やすことを意識してみてください。漢字や計算などのワーク、習字、リコーダー、鍵盤ハーモニカ、なわとびなど、学習あるいは練習を30分続けるというのは、子どもにとってはけっこう大変なことです。大人は「たかが30分なのに」と思うかもしれませんが、子どもには意外と長い時間なのです。ですから、今日は10分だけ、明日は15分……など、時間を少しずつ伸ばしていくとよいでしょう。ちなみに家庭学習の目安は、1日トータルで「学年×10分」と言われることが多いようです。6年生であれば「6×10」で60分=1時間。こうしてみると、たとえば1年生が30分も家庭学習をできたら、3年生並みにできたということになります。また、初めのうちは机に向かわせるだけでいいとも言われています。勉強でなくても、「学年×10分」の間、机で好きなことをさせておけばいいでしょう。これで机に向かう習慣がつきます。この習慣がつけば、自然と毎日の学習に取り組みやすくなるはずです。ここでも、まずは短い時間から始めるということを忘れずに。方法3. 勉強の「レベルを下げる、量を減らす」「毎日のドリル学習や宿題を、子どもがやけに億劫がる」のでしたら、やらせる内容を簡単にしたり、量を減らしたりしましょう。まず、子どもがどうして毎日の勉強をそんなに嫌がるのか、理由を確かめます。私がかつて教えていたある塾で、宿題をまったくやってこない、持ってこない子がいました。「ちゃんとやって持ってこないとだめだろ!」と叱って改善するならいいのですが、問題のその子には、いくら言っても効き目がありませんでした。私はその子を見て、もしかしたら「問題がまったくわからないから解けない=宿題をやれない」のかもしれないと考えました。そこで、子どもたちに一律で宿題を出すのではなく、子どもの理解度に合わせて学習内容を改めてかみ砕いて教えたり、宿題のレベルを簡単なものにしたりしたのです。そうすると、全てではありませんが、少しは宿題をやってこられるようになりました。また、ドリル学習や宿題の量の多さがネックになっていそうな場合は、基本問題だけをやらせて応用問題は与えないとか、「今日は1枚、明日は2枚」といった具合に少ない量だけやらせるのがおすすめ。量はだんだん増やしていけばいいのです。家庭での自主学習であれば、保護者が子どもの様子をみてコントロールしてあげましょう。宿題であれば、塾や学校の先生に相談してみてください。宿題の内容や量を変えてもらえるかもしれません。もし、「公平さがなくなるからできない」と言われてしまっても、「このままではいつまでも宿題ができない。少しでも宿題に取り組ませたい」と伝えれば、わかってくれると思います。方法4. 「1歩ずつ着実に」答えに近づけさせる「答えが一発で出せず、諦めがち」な子どもには、1歩ずつ着実に答えに近づく方法を教えましょう。たとえば、割り算の筆算を勉強していると、商(割り算の答え)を1回ですぐに立てることができず、なかなか正解にたどり着けないことが嫌になって、途中で計算を諦めてしまう子がいます。じつはこれは、割り算の筆算の学習のなかで多くの子どもが躓くところ。立てた商が大きすぎたり小さかったりしてしまうのです。そんな子には、「すぐに商が立てられなくてもいい。時間がかかっても、正しい商を出せることが大切だ」と教えてあげましょう。このとき有効なのが、筆算に「×」をつけることを教えるというものです。この方法だと、時間はかかりますが、必ず正解にたどりつきます。(私が先輩教師から教わった方法です。私も実際に子どもにやらせ、効果を実感しました)以下がそのノートの例です。子どもには、「たくさん×を書けば書くほどできるようになる。×が多ければ多いほど一瞬で正解の商を出せるようになる」と話しておきましょう。そうすると、時間はかかっても×が増えることを喜びます。また、1回で商が立てられない子の中には、立てた商が違っていたとき、消しゴムで消してその上に別の商を重ねて書く子がいます。これの何が問題かというと、間違った商をしっかり消しきれないまま新たな商を書いてしまい、新しく書いた数字がいくつなのか読めなくなってしまうケースが多いということ。こうなると、いっそうわけわ分からなくなり、計算が嫌になってしまうのです。この点においても、筆算に「×」をつける方法では消しゴムを使わないので、数字がわからなくなるということはありません。混乱することなく、必ず正解にたどりつくことができますよ。***「練習を継続」することは、何かのプロを目指す場合に限らず、普段の学習においても同じように大切です。これを子どもに伝えるにはどうすればいいか、書いてきました。物事をコツコツ続けるのが苦手な子どもが、継続して勉強したり練習したりできるようになれば幸いです。(参考)池袋ミュージカル学院|講師紹介Wikipedia|山本五十六下野市教育情報ネットワーク「けやきネット」|努力の壺
2020年03月23日日本のコンテンポラリーダンス・シーンをリードする振付家・ダンサーの山田うん。オペラや演劇の振付、そして世界各国のプロダンサー育成でも活躍する彼女が、初めて手がける演劇演出作品『NIPPON・CHA!CHA!CHA!』が1月10日(金)から19日(日)までKAAT 神奈川芸術劇場 大スタジオにて上演される。物語の舞台は、高度経済成長期に入る少し前の日本。倒産寸前の小さな靴工場、天下一運動靴店では、社長をはじめ、娘のハナコ、職人たちが倒産を逃れようと試行錯誤している。そんな靴工場に、両親を飛行機事故で亡くしたヨシダ・カズオが姉のアキコに連れられ救世主の如く現れる。足の速いカズオは、靴工場や町の人々の期待を一身に背負い、天下一運動靴店の靴を履いて走り続ける。そして、カズオはついにオリンピック選手候補に。しかし、大事な大会を前に怪我をしてしまい……。本作は、1980~90年代に野田秀樹や渡辺えり、永井愛らに並び、日本の小劇場ブームを牽引し、2000年に44歳の若さで亡くなった如月小春の戯曲。詩情あふれる独自の言語感覚や身体性を重んじるスタイル、音楽の生演奏を取り入れるなど、多くの実験的舞台を生み出してきた如月が、テーマとして多く扱ったのが全体性としての“都市”とその中で孤立する“個”。今回は、繊細かつダイナミックなダンス作品を生み出す山田の特性を活かした演出で、高度経済成長期直前の日本で熱狂する群集と、周囲の期待に応えようとするばかりに孤独を深めていく主人公・カズオの姿が描かれる。さらに、この物語から着想を得て山田が創作する新作ダンスも同時上演。没後20年となる如月の作品世界が、より奥深く堪能できる構成になっている。主人公・カズオを演じるのは、お笑いコンビ・まえだまえだとして幼少期から活動する前田旺志郎。近年は是枝裕和監督作品や大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』などへの出演で俳優としても活躍の場を広げる彼が、本作の演劇版、ダンス版でどんな表現を見せてくれるのかにも注目したい。文:伊藤由紀子
2020年01月10日12月29日、「NHK紅白歌合戦」のリハーサル2日目が行われた。そこに三浦大知(32)が登場し、「Blizzard」を披露した。総勢6名のダンサーたちを従えた三浦は、ステージを仕切る様子も見せていた。リハーサルが始まると、まず三浦はダンサー6名とともに手順を確認。それだけでなく、自らステージを降りて指示を出していた。スタッフに床のタイルの直径を訊ね、場ミリを調整。さらに「照明のレーザーを見ないように」とダンサーたちに伝える一幕もあった。入念にチェックをした後、三浦は演出に使われる炎の噴射を確認。その際もクールな表情を見せていたが、直後披露した「Blizzard」をパフォーマンスでは確かな歌声とダンスで、大物の風格が漂わせていた。そしてステージ中央で「よろしくお願いします」といい、深々とお辞儀をしリハーサルを結んだ。“ダンサー魂”をもってパフォーマーらを率いた三浦。今年2月に催された「天皇陛下御座位三十年記念式典」で歌唱し、大きな話題を呼んだことも記憶に新しいが、紅白でもその磨きのかかったパフォーマンスを堪能できそうだ。
2019年12月29日珠玉のキャスト陣が個性豊かな猫たちを演じるミュージカルの金字塔の映画化『キャッツ』から、プロダンサーたちと俳優陣が互いの芸術性を高め合う現場を映し出したメイキング映像が到着した。今回公開された映像は、猫のように軽やかに舞い踊るため、出演者たちが日々切磋琢磨し合うダンスリハーサルの裏側を映し出している。出演者の真剣な表情から現場の緊張感が伝わってくる一方、かつてない挑戦を心から楽しんでいる様子も感じられ、「“大勢の人が猫になりきる”なんて荒唐無稽に聞こえるけど、だからこそ最高に楽しいんだ」と語るのは、バストファージョーンズ役のジェームズ・コーデンだ。また、主人公ヴィクトリア役フランチェスカ・ヘイワードは「猫の軽やかさを表現するのにバレエの動きが役立った」と、ダンサーとしての経験が役作りにも生きていることを明かす。ヘイワードのほかにも、本作には様々なジャンルの一流のトップダンサーたちが参加し、本映像に映る一瞬の動きでさえ目を奪われるほどに軽やかで美しいダンスを披露している。「新たなステップやジャンルを取り入れた」と語るのは、歌手、ダンサー、俳優として活動するラム・タム・タガー役のジェイソン・デルーロ。「魔法を生み出した」とデルーロが表現する言葉通り、様々なスタイルが1つに融合し、お互いの芸術性を高め合いながら完成に向かうその様子はまさに“魔法”そのもの。先日のワールド・プレミアでは、トム・フーパー監督はじめ、出演キャストが勢揃い。監督は「『キャッツ』は優しさの持つ力を歌い上げる作品。今の時代に学ぶところは多い。キャッツたちが新たにやって来た白猫ヴィクトリアから、優しさの大切さを学ぶ物語だからね」と自信をのぞかせ、全米公開を迎えた本作。テイラー・スウィフトとアンドリュー・ロイド=ウェバーが共同制作した新曲「Beautiful Ghosts」は第77回ゴールデン・グローブ賞の主題歌賞にノミネートされており、テイラーは「この曲がノミネートされたことは、この一年の中でも本当に大きな事!素晴らしい音楽チームと働くことができて良かった」とコメントしている。『キャッツ』は2020年1月24日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:キャッツ 2020年1月24日より全国にて公開© 2019 Universal Pictures. All Rights Reserved.
2019年12月24日映画『ダンサー そして私たちは踊った』が、2020年1月5日(日)にシネマート心斎橋での劇場発信型映画祭「のむコレ3」で上映されたのち、2月21日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネマート新宿ほかにて全国公開される。ライバル心から欲望へ、ジョージアを舞台にしたあるダンサーの人間ドラマ本作は、以前はグルジアとして知られた小国ジョージアを舞台に、国立舞踊団で厳しいトレーニングを積む主人公・メラブと、突如として現れカリスマ的な魅力にあふれるライバル・イラクリの関係性に焦点を当てたヒューマンドラマだ。2人だけの練習を契機にやがて恋心へと変わる、メラブのライバル心。「ジョージアン・ダンスに弱さはいらない」というセリフが表す通り、舞踊団の男性ダンサーに求められるのは、ひたすら力強くあること。突如訪れた“同性への恋”によって、大きな変化を余儀なくされたメラブが人生をかけて踊ったダンスとは? ダンサーとしての葛藤や野心、抗えない感情と共に、徐々に変化していく両者の関係性を描きだす。ストーリージョージアの国立舞踊団で、幼少期からダンスパートナーのマリとトレーニングを積んできたメラブ。日中のハードな練習の後はレストランでのアルバイトで家計を一手に引き受け、気持ちの休まる暇もない。そんなある日、カリスマ的な魅力のあるイラクリが入団し、同時にメイン団の欠員補充のためのオーディションの開催が知らされる。イラクリの持つダンスの才能に驚き芽生えたライバル心が、オーディションに向けての2人だけの特訓を経て、憧れと抗えない欲望へと変化していく……。レヴァン・アキン監督「これはジョージアへのラブレター」2019年のカンヌ国際映画祭でのプレミア上映を皮切りに各国で高い評価を獲得しているほか、第92回アカデミー賞国際長編映画賞部門スウェーデン代表に選出されるなど、各方面から高い注目を集めている本作だが、国内最大の教徒数を持つとされる「ジョージア正教会」は、同性同士の恋愛を描いた本作が「ジョージアとキリスト教の価値を貶める」として、上映中止を求める声明を発表。右翼部隊が上映に抗議し映画館に突入しようとするなど、舞台となったジョージアでは空前の騒動となった。ただし、自身もジョージアにルーツを持つ監督のレヴァン・アキンに言わせれば、本作は“ジョージアへのラブレター”。2018年の「のむコレ」でヒットを記録した映画『ゴッズ・オウン・カントリー』の監督フランシス・リーも、「私たちを途方もなくエモーショナルな旅に連れ出す作品」と称賛しており、それほど本作が人々の感情を揺さぶるエモーショナルな人間ドラマであるということだろう。コンテンポラリーダンサーのレヴァン・ゲルバヒアニが俳優デビュー主人公・メラブを演じるのは、コンテンポラリーダンサーとしてジョージアで活躍する21歳のレヴァン・ゲルバヒアニ。なんとインスタグラムを通じてアキン監督にスカウトされたという。野心と情熱を迸らせたダンスシーンに加え、現実にもがきながらも根底にある純真さ、あどけなさを見せる演技が高く評価され、本作がスクリーンデビュー作ながら、オデッサ国際映画祭やサラエボ国際映画祭で主演男優賞を獲得。また2019年スウェーデン・アカデミー賞では、主演男優賞をはじめ、作品賞含む最多4部門を受賞している。作品情報映画『ダンサー そして私たちは踊った』公開日:・2020年1月5日(日) シネマート心斎橋「のむコレ3」で上映・2020年2月21日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町およびシネマート新宿ほかにて全国公開監督:レヴァン・アキン出演:レヴァン・ゲルバヒアニ、バチ・ヴァリシュヴィリ、アナ・ジャヴァヒシュヴィリ原題:And Then We Danced配給:ファインフィルムズ©︎ French Quarter Film / Takes Film / Ama Productions / RMV Film / Inland Film 2019 all rights reserved.
2019年11月18日第92回アカデミー賞国際長編映画賞部門スウェーデン代表作品に選出されたLGBTQ作品『ダンサー そして私たちは踊った』が、シネマート新宿・シネマート心斎橋の劇場発信型映画祭「のむコレ3」にて上映されることが決定。併せて本作の予告編とティザービジュアルが解禁となった。「のむコレ」といえば、昨年スマッシュヒットした『ゴッズ・オウン・カントリー』が記憶に新しいが、同作の監督フランシス・リーが、「私たちを途方もなくエモーショナルな旅に連れ出す作品」と激賞している本作。今年の粒ぞろいのLGBTQ作品ラインアップの中でも必見の新作となっている。本作は「ジョージアへのラブレターだ」本作は、クィア・パルムにノミネートされた2019年・第72回カンヌ国際映画祭のプレミア上映を皮切りに、世界各国で高い評価を獲得。監督は、ジョージア(かつてのグルジア)にルーツを持つスウェーデンの新鋭レヴァン・アキン。舞台であるジョージアでは、11月8日から3日間のプレミア上映の5,000枚のチケットが13分で完売。しかし国内最大の教徒数を持つとされるジョージア正教会は、同性同士の恋愛を描いた本作に対して「ジョージアとキリスト教の価値を貶める」と上映中止を求める声明を発表し、右翼部隊が上映に抗議し映画館に突入しようとするなど、空前の騒動となった。アキン監督は本作を「ジョージアへのラブレターだ」と語っている。主演は監督がインスタでスカウト!主人公・メラブを演じるのはコンテンポラリーダンサーとしてジョージアで活躍するレヴァン・ゲルバヒアニ。Instagramで監督にスカウトされ、本作がスクリーンデビューとなる。野心と情熱を迸らせたダンスシーンと、現実にもがきながらも根底にある純真さ、あどけなさを見せる演技が高く評価され、スクリーンデビュー作である本作で21歳にしてオデッサ国際映画祭やサラエボ国際映画祭で主演男優賞を獲得するなど称賛を集めている。力強くあることが望まれる舞踏団で、出会った2人この度、解禁になった予告編では、彗星の如く舞踊団に現れたイラクリ(ヴァチ・ヴァリシュヴィリ)によってもたらされた、主人公メラブ(レヴァン・ゲルバヒアニ)のダンサーとしての葛藤や野心が映し出される。やがて2人だけの練習が契機となり、2人の関係性や、メラブ自身の変化がスピード感を持って映し出されていく。「ジョージアン・ダンスに弱さはいらない」というセリフが表す通り、ひたすら力強くあることが望まれる舞踊団の男性団員。しかし、突如訪れた同性への“恋”によって、大きな変化を余儀なくされたメラブが人生をかけて踊ったダンスは、これまでに誰も見たことのないものだった。また、併せて解禁となったティザービジュアルは、ヴィヴィッドなオレンジをバックに、ジョージアの民族衣装をまとい、思い切り体を反らせたジャンプを決めるのは主人公のメラブ。躍動感と解放感が溢れ、どこか官能的でもあるビジュアルに仕上がっている。ストーリージョージアの国立舞踊団で、幼少期からダンスパートナーのマリとトレーニングを積んできたメラブ。日中のハードな練習の後はレストランでのアルバイトで家計を一手に引き受け、気持ちの休まる暇もない。そんなある日、カリスマ的な魅力のあるイラクリが入団し、同時にメイン団の欠員補充のためのオーディションの開催が知らされる。イラクリの持つダンスの才能に驚き、芽生えたライバル心。それが、オーディションに向けての2人だけの特訓を経て、憧れと抗えない欲望へと変化していく…。『ダンサー そして私たちは踊った』は12月11日(水)よりシネマート新宿、2020年1月5日(日)よりシネマート心斎橋の「のむコレ3」にて上映。(text:cinemacafe.net)
2019年11月15日こんにちは、とまぱんです。ぐっと冷えてきましたね。寒くなってくると「もうすぐクリスマスやお正月か~」という気分になりますが、つい3ヶ月前に正月を終えたような気分です。年月って過ぎるのが早いですね。怖すぎる。さて、今回は子どもの将来を妄想するというテーマで描かせていただきます。■将来はアメリカでダンサー!? とまちゃん海外進出■「かわいい子には旅をさせよ」とは思うけれど…娘はあまり物怖じや人見知りをしない性格なので、海外も怖がらずぴゅーんと行っちゃいそうな気がします。(ちなみに私はビビリなのでまだ海外に行ったことがありません。とりあえず同じアジアである台湾から攻めていこうと思っています。)もし海外に行ってしまうとしたら頻繁に会えなくなります。娘を過保護にしすぎず、「かわいい子には旅をさせよ」精神でやっていくのが目標なのですが、いざこんなことを言われたらどうなるのか…と思っています。毎日娘の成長を見守っていた日々が、急に1年に1回しか会えなくなるとしたら…。子どもって実家を離れると会うのも1年に1回あるかないかくらいになりますが、今はそういう暮らしが考えられません。笑夫も私も心配性なので日本から娘の生存を毎日祈ってそうです…。笑
2019年10月29日BIGBANGやBLACKPINKなどのダンサーを担当し、世界ツアーにも同行するDeukie(ドゥキ)&Dony(ドニー)。イケメン双子として、アーティストにも負けない注目度を誇る二人による日本初のダンスワークショップをレポート!取材・文 小泉咲子 写真・大内香織(二人写真)【ペンになってもいいですか!?】vol. 106左、兄のDeukie 右は弟のDony 1989年11月20日生まれ、O型、ウィジョンブ出身。実力派にしてイケメン! 注目の双子ダンサー、Deukie&Dony。キレのあるダンスと甘いマスクを兼ね備えた双子ダンサー、Deukie&Dony。韓国では、ダンサー、コリオグラファー(振付師)の枠を超え、鍛え上げられたしなやかな肉体を武器に、モデルとしても活躍中! そんな二人が6月、東京と大阪でワークショップを開催。今回レポートする東京会場の二日目昼の部は、他の回同様、約80名の参加者でスタジオは満杯! そのほとんどは女性で、二人を目標にプロのダンサーを目指す双子(!)の大学生や、K-POPカバーダンスチームに入っている30代女性、BIGBANGのツアーTシャツをオーバーサイズで着る子どもの姿も。参加者の表情は真剣そのもの。二人のダンススキルを最大限吸収しようとする熱気が早くも漂う。そんななか、Deukie&Donyが登場!「日本で初めてのワークショップです」(Dony)「楽しい時間にしてください」(Deukie)と挨拶は手短に、すぐストレッチへ。ウォーミングアップの段階なのに、音楽に合わせて肩を揺らしたり、指を動かしたり、軽くリズムをとるだけでも超クール!ストレッチ後、いよいよ振付のレッスンへ。今回のワークショップでは、5分ほどのヒップホップダンスを、パートにわけて教えていく。ひとつのパートを何度か繰り返し、パートごとに音に合わせ、このプロセスを続ける。音楽に合わせて二人が踊ると、ものすごい迫力! ムーブメントのひとつひとつがパワフルで、音ハメも完璧。参加者からもどよめきが起こった。今回、二人が振付を考え、参加者たちがマスターするダンスは、難易度が高く、音楽のテンポも速い。途中、Donyが「優しいですか?」と聞くと、会場からは苦笑がこぼれるほどだ。それでもほとんどの参加者がついていく。そんななか、てこずっている参加者を見つけると、「音楽に動きを合わせるだけでいいですよ」とすかさずアドバイス。何度か、前と後ろにいる参加者を入れ替え、全員が二人を間近で見て踊れるようにする気遣いも忘れない。遠慮して前に来られない参加者には、Donyが日本語で「いらっしゃいませ~」とチャーミングに促していた。途中、ドリンクタイムが設けられたが、数人が振付のおさらいをしていると、二人がお手本を見せてくれる場面も。すると、ドリンクを飲んでていた参加者たちも踊り始める。1秒たりとも無駄にしたくない――。そんな参加者の熱い思いが伝わってきた。ドリンクタイム中のプチレッスンが落ち着くと、二人は「ちゃんとドリンクを飲んで」と声をかける。そんな優しさも素敵!最後まで振付が終わると、4チームにわかれ、いよいよダンスを披露! 二人から「ファイティン(頑張って)!」と声援が飛ぶ。どの参加者も、限られた時間で難しい振付をモノにし、その人らしく表現している姿は感動的! 二人もとても嬉しそうに見入っていた。そして、二人が優秀なパフォーマンスを見せた5人をピックアップ。さすがの高クオリティに「かっこいい~‼」と二人をはじめ参加者全員が喝さい! 最後は、志願者によるパフォーマンスが披露された。ワークショップの締めくくりは、Deukie&Donyのパフォーマンス。教えていた時の柔らかな表情がスッと消え、一瞬にしてダンスに集中。そして、二人が踊り出すと、スタジオの空気は一変。参加者もこれまでの緊張感から完全に解き放たれ、テンションが上がりまくり! スタジオが最高の高揚感に包まれた。参加者が語るDeukie&Donyの魅力!その後、二人との個別フォトセッションタイムが設けられた。参加者が順番を待っている間、ワークショップの感想や二人の魅力をインタビュー!「ダンスの実力はもちろん、愛嬌のあるところも素敵」「迫力、シンクロ率、表現力……どれも最高! あんなダンスを踊りたいと思わせてくれる二人です」「教え方がとても丁寧でわかりやすかったです。楽しく盛り上げてくれて、いい雰囲気の中で踊れました」「Deukie&Donyを目標に、韓国へダンス留学することに決めました。いつか同じステージで踊るのが夢!」「二人からはもちろん、他の参加者たちからも刺激を受け、もっと練習したいと思いました」あっという間に過ぎ去った1時間半。参加者の笑顔と目の輝きが、ワークショップの充実度を物語る。互いに話す言葉が違っていても、ダンスというボディランゲージでその場にいた全員が繋がり合っていたことは間違いない。Deukie&Dony2009年にYG entertainment専属ダンスチーム”HITECH”のメンバー入りを果たす。BIGBANGをはじめ、多くのYGアーティストの振付を担当するなど、バックダンサーとしてのみならず、クリエイティブディレクターとしても活躍している。また、持ち前のダンススキルに加え、甘いマスクを兼ね添えた双子ダンサーとして、世界中のファンから人気を集めており、広告ビジュアルやモデルとしてもTV、雑誌など多媒体で活躍。また、ファッションブランド『_differentbutsame』を設立している。「KWON TWINS」「クォン兄弟」とも呼ばれる。
2019年06月21日シャネル(CHANEL)のビューティ アンバサダーに、バレエダンサー飯島望未が2019年1月より就任することが発表された。飯島望未 / © CHANEL大阪出身の飯島望未は、1991年生まれ。6歳からバレエをスタートし、13歳でNYのバレエコンクール「ユース・アメリカ・グランプリ」へ3位入賞し、15歳で単身渡米。その翌年に、アメリカの5大バレエ団の一つである名門、ヒューストン・バレエ団とプロ契約を果たす。2014年に、同バレエ団のソリストに昇格をし、現在もファースト ソリストとして米国を拠点に挑戦し続けている。2016年には「シャネル N°5 ロー」グローバルプロジェクトに参加し香りの世界観をダンスで表現し、多くの人々を魅了した。2018年にはウォッチ コレクション「コード ココ」のアンバサダーに抜擢されたり、「ルージュ アリュール」「ヴィタルミエール グロウ」 のデジタルキャンペーンにも起用されたりと、これまでにもメディアに多く取り上げられてきた、今シャネルが注目するイットな存在。今後のさらなる活躍に期待したい。
2018年12月19日不朽の名作「くるみ割り人形」をディズニーが実写化した『くるみ割り人形と秘密の王国』。本作では、キャストに一流バレエダンサーを起用しているが、この度、そんな一流バレエダンサーが舞う、美しすぎる本編映像が公開された。“バレエ映画”ではない、“映画とバレエの融合”――約200年前にドイツで生まれた童話がもとになり、音楽や書籍、舞台など様々な形で語り継がれる「くるみ割り人形」。特にバレエ界ではとても有名な演目で、これからの時期、クリスマス付近では世界中で上演されるほどだ。そんな名作を今回映画化するにあたり、バレエの要素を本作に取り込むことを最も重要なことと考え、“一流のバレエダンサー”の起用を決定。製作のマーク・ゴードンは「『くるみ割り人形』は、とても有名なバレエだ。ただ僕たちはバレエ映画を作っているわけじゃない。世界に出て行こうとしている少女についてのストーリーを作っているんだ。でも、ストーリーテラーとしての僕たちにとって、また観客にとって、史上最も偉大なバレリーナの一人を見るのは非常に重要だと感じていたんだ」とその必要性を語っている。注目のバレエダンサーを起用そして今回起用されたのが、ミスティ・コープランドとセルゲイ・ポルーニン。黒人女性として初のプリンシパル・ダンサーとなった逸材ミスティ。人種の壁や偏見を乗り越え、不屈の精神で夢を叶えたバレリーナとして、人々のリスペクトを集めている人物だ。一方、世界三大バレエ団のひとつである英国ロイヤル・バレエ団に入団し、史上最年少男性プリンシパルに上りつめたが、人気絶頂で電撃退団したセルゲイ。近年ドキュメンタリー映画も作られるなど絶大な人気を誇っている。そんな2人のキャスティングに、マークは「ミスティが本作で演じることに興味を持ってくれたことはとても幸運だった。ミスティとセルゲイが一緒の場面は本当に素晴らしいよ」と熱弁。ミスティは「出演依頼があった時には、もちろんその答えは考える必要もないくらいに明白でした!スケールの大きいディズニー映画に出演できるなどとは思ってもみませんでしたし、私がバレエを始めたきっかけとこれまでのキャリアと深いつながりのある作品ですから、まるで夢のようです」とオファー時をふり返っている。膨大な時間をかけて撮影…ダンサーが舞う注目シーン公開!今回、そんなダンサーたちが舞台で舞う姿を、クララ(マッケンジー・フォイ)やシュガー・プラム(キーラ・ナイトレイ)が観劇するシーンが公開!“舞台”をイメージしたアナログな装飾をあえて盛り込み、2人のバレエがより際立つ演出を施した本シーン。マークは「映画の中に、伝統的で美しいバレエを入れることは、僕たちにとって重要だった。このバレエのシーンの中で、ストーリーの一部を語ることが出来たんだ」と自信を覗かせている。撮影についてセルゲイは、「全てがすごくカラフルだったんだ」とふり返り、「あの中に身を置くのは…なんと表現すれば良いんだろうか?子供がおとぎ話の世界に入ったような感じとでも言うのかな。あるいは、子供がテーマパークに行ったような気分。色が本当に美しいんだよ。輝いていたり、暗かったり。とてもマジカル。その印象が強烈に残っているね」とそのクオリティの高さを絶賛。また、ミスティのダンスを目の当たりにしたキーラ・ナイトレイは、「彼女のダンスは素晴らしかったわ」とふり返り、「このシーン全体を撮影するのに1日12時間ほど3、4日間くらいかけていて、その中で彼女らは踊っていたの。彼女は足のあちこちに氷のパックをつけていたわ。体力、忍耐力は本当に凄かった。彼女はとても素晴らしいわ」と華やかな映像の舞台裏の努力を明かしている。愛する母を亡くし心を閉ざしたクララが、<秘密の王国>に迷い込み、母が遺したメッセージを探す壮大な冒険を描く本作。少女・クララの物語であるが、本作ではただ盛り込んだだけではない、作品に敬意を表し、最高のシーンとなるようにキャスティングから全てこだわり抜いたそんなバレエシーンも見逃せない。『くるみ割り人形と秘密の王国』は11月30日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:くるみ割り人形と秘密の王国 2018年11月30日より全国にて公開© 2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2018年11月13日映画『ホワイト・クロウ伝説のダンサー』が2019年5月10日(金)、全国ロードショーされる。“伝説的バレエダンサー”の半生を描く映画『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』は、ニジンスキーの再来と言われたロシア人バレエダンサー、ルドルフ・ヌレエフの半生を描いた作品。20世紀最高のダンサー・振付家として活躍したルドルフ・ヌレエフは、幼少期よりバレエに魅了され、キーロフ・バレエに入団。1961年、キーロフのパリ公演直後に空港で突然の亡命を果たすなど、私生活でも舞台同様、激しく情熱的に生き抜いたことで知られている。監督・出演はレイフ・ファインズ監督を務めるのは、『007 スペクター』『グランド・ブダペスト・ホテル』などの出演で知られるレイフ・ファインズ。また、本作への出演も兼任する。主演のルドルフ役は、現役のトップダンサーであるオレグ・イヴェンコが演じるほか、アデル・エグザルホプロスや、ラファエル・ペルソナなど、期待のヨーロッパ俳優たちも出演する。ストーリーキーロフ・バレエのソリストとして世界を魅了していたにも関わらず、その激しい性格と反抗的な態度から政府に警戒されていたルドルフ・ヌレエフ。舞台上・日常を問わず情熱的で大胆だった彼の素顔と、海外公演の途中にパリでドラマチックな亡命を果たすまでの半生を描く。【詳細】映画『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』公開日:2019年5月10日(金)全国ロードショー監督:レイフ・ファインズ出演:オレグ・イヴェンコ、セルゲイ・ポルーニン、アデル・エグザルホプロス、チュルパン・ハマートヴァ、レイフ・ファインズ
2018年10月29日英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団の日本公演がまもなく開幕、英国発のふたつの傑作バレエが上演される。主演ダンサーのひとり、プリンシパルの平田桃子に、上演作品の魅力、見どころについて聞いた。英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団チケット情報英国第二の都市といわれるバーミンガムを拠点とする彼ら。「年間130公演のうち、半分以上は英国内外をめぐるツアーなんです」と話す平田だが、3年ぶりとなる日本公演には、やはり格別の思いを抱いているよう。「前回とはメンバーもがらりと変わり、私はいまや年長のほう。皆を引っ張っていかねばというプレッシャーもあります」と、その重圧をはねのけるかのように、華やかな笑顔を見せる。前芸術監督、ピーター・ライトが手がけた『眠れる森の美女』で幕を開ける日本公演。平田はつづく後半の演目『リーズの結婚』に主演する。英国バレエの巨匠、フレデリック・アシュトン(1904~1988)の代表作のひとつで、「英国ならではの、ストーリー性の強い、楽しさにあふれたバレエ」とその魅力を説く。舞台は、のどかで美しい田園風景のなか。平田演じるリーズが、金持ちの息子との結婚をすすめる母シモーヌに反発、恋人コーラスと結ばれるまでの騒動を描くコメディ色たっぷりのバレエだ。「リーズは、ちょっと私と似ているかもしれません。天真爛漫で、恋におちたらもう──(笑)!地のままでいけるんじゃないかなって思います」と笑うが、「いろんな要素、いろんな魅力が詰まった作品。きっと楽しんでいただけます」とも。たとえば、入団した年(2003年)に初めてこの作品で踊った第1幕の雌鶏!「着ぐるみで踊る役なので、動きにくいし、前は見えないし(笑)。でもこれがまさに英国バレエならでは、大きな見どころ。アランの役者ぶりも、シモーヌの木靴の踊りも、コメディならではのタイミングで笑いを誘います。主役ふたりのリボンを使った踊りや最後のパ・ド・ドゥはしっとりと感動的だし、ダイナミックなリフトなどテクニックの見せ場もある」と、話は尽きない。コーラス役を踊るゲスト、マチアス・エイマンの登場も目が離せない。「パリ・オペラ座バレエ団のエトワールとして長年活躍されてきた方ですから、共演すると聞いた時はもう大喜びでした。先週初めて一緒にリハーサルをしましたが、その技術の精確さ、美しさに目が釘付けに。お互いに自然に出てきたものを返し合う──。いい手応えを感じています!」英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団日本公演は5月18日(金)から20日(日)が『眠れる森の美女』、5月25日(金)から27 日(日)が『リーズの結婚』、いずれも東京文化会館にて。チケットは発売中。取材・文:加藤智子
2018年05月10日世界的トップ・バレエ・ダンサーが集結した、豪華バレエ・エンターテインメント『ボリショイ・バレエ 2人のスワン』が、7月7日(土)に日本公開されることが決定。併せて、本予告&本ビジュアルが公開された。■ストーリーボリショイ劇場擁するバレエ・アカデミーに入学した2人の少女。貧しい炭鉱町出身で伸びやかな身体と才能を持つユリアと、お金持ちの家に生まれ美しく気高い容姿を持つカリーナ。カリーナの優雅で完璧な踊りは生徒の中でもひときわ輝き、講師陣期待のエリートとしてプリマ候補に。一方でユリアの隠された跳躍力や表現力を、かつて伝説のプリマで講師のガリーナだけは見抜き、才能を伸ばそうと手を差し伸べる。境遇もスタイルも全て正反対の2人が、最大の親友でありライバルとなり、過酷なレッスンに耐えながら、恋とバレエを競いあう。最後に主役の座をつかむのは――。■現役ダンサー、元パリ・オペラ座のエトワール…本物バレエ・ダンサー集結!ゴールデン・イーグル賞にて最優秀脚本賞受賞と作品賞ほか6部門にノミネートされた本作は、ロシア国立ボリショイ・バレエ・アカデミーで頂点を目指す2人の少女の挫折と栄光を描く青春物語。貧しいながらも天性のバレエの才能を持つユリアを演じるのは、リトアニア出身でスウェーデンやフランスの国際コンテストで優勝後、ポーランド国立バレエ団を拠点に活躍中の現役ダンサー、マルガリータ・シモノヴァ。またライバルのカリーナを、実際にボリショイ・アカデミーを優秀な成績で卒業後、ロシア・ナショナル・バレエ劇場で「白鳥の湖」をはじめ古典的演目全てに出演したアンナ・イサエヴァが演じる。そして、2人が憧れる相手役アントワーヌを、元パリ・オペラ座のエトワールで、パリ・オペラ座と並ぶ世界3大バレエ団の英国ロイヤル・バレエ団やボリショイ・バレエ団で活躍。現在はスウェーデン王立バレエ芸術監督で、バレエ映画の名作『オーロラ』(’06)にも出演したニコラ・ル・リッシュが務める。■本格的なバレエシーンも! 予告編到着公開された予告編では、ユリアがかつて伝説のバレリーナだったガリーナからその才能を見出されるシーンからスタート。現役の一流ダンサーが演じるレッスン風景や、キラキラとしたボリショイの華やかな舞台と共に、ユリアの波乱の恋やライバルとの出会い、葛藤を通して、ダンサーとしてそして人として成長していく姿が映し出されている。『ボリショイ・バレエ 2人のスワン』は7月7日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2018年04月02日プロポリスの新サプリ「粒ポリス」ブラジル産のプロポリスを専門で取り扱う「ブラジルプロポリス本店」は、新商品のサプリ「粒ポリス」を発売した。プロポリスとは蜜蜂の巣の一部として、植物の新芽や樹脂などを練って作られたもの。ミネラルやアミノ酸、フラボノイドなど、健康面や美容面で効果的とされる物質を、なんと300超も含む注目の天然物質だ。中でもブラジル産のプロポリスには、桂皮酸誘導体の一種であるアルテピリンCが多く含まれていることが一番の特徴。アルテピリンCは、プロポリスに含まれるフラボノイドの効果を高めると言われている貴重な成分だ。プロポリスパワーがギュッと詰まったサプリメント同商品には、高品質と名高いブラジル産のプロポリスに、ポリフェノールの一種であるヘスペリジンや複数のビタミン類をプラス。プロポリスが持つ抗酸化作用や血行促進の効果を向上させ、若々しい肌を保つ効果が期待される。また、腸内環境を整えるラクリス菌が配合されているのも嬉しいポイントだ。更に同商品のプロポリス含有量にも注目だ。一般的なサプリメントの平均含有量が50~150mg(1日あたり)程であるのに対し、「粒ポリス」には280mg含まれている。それにも関わらず約1ヶ月分で2,980円(税抜)という低価格で提供できるのは、専門店だからこそ。プロポリスの美容成分がギュッと詰まったサプリメントを試してみてはいかがだろうか。(画像はプレスリリースより)【参考】※コパル物産株式会社のプレスリリース(@Press)
2018年01月18日歌手のマライア・キャリーが、ダンサーのブライアン・タナカと破局したようだ。マライアと元夫ニック・キャノンの関係への嫉妬、さらにブライアンの金遣いの荒さが原因で、マライアはブライアンとの関係を終わらせることにしたと言われている。2016年にニックと離婚したマライアだが、6歳の双子を共にもうけていることもあり2人の良い関係を続けている。しかし、ニックとともに今もパーティーに出掛けたりしているマライアに対し、ブライアンはわざとマライアの見えるところで他の女性とイチャイチャする姿を見せつけたりしていたようだ。今年3月にロサンゼルスで行われたキッズ・チョイス・アワードにニックと子供たちを連れて行ったことがことの発端となったのだという。TMZの報道によると、ブライアンはこのことについて「自身がむげに扱われている」と感じたといい、式典の最中にもかかわらず、マライアに対し家に帰ってくるよう強要していたというのだ。また、ブライアンが購入する高級な宝石類の支払いにマライアはうんざりしていたようで、ブライアンが有名になるために自分自身を利用しているとも感じていたという。2016年10月、マライアはオーストラリア人の億万長者ジェームズ・パッカーと破局したあと、すぐにブライアンとの交際をスタートさせていた。ジェームズとの破局後、あまりにも早くブライアンと交際をスタートさせすぎだと言われたマライアは以前、そんなことはないと否定していた。(C)BANG Media International
2017年04月12日マドンナに見出されたソーコと、ジョニー・デップの愛娘リリー=ローズ・デップが競演を果たし、モダンダンスを切り開いた2人の女性を演じる『ザ・ダンサー』。その予告編映像がついに解禁となった。19世紀末、ある女性の踊りにパリの劇場“フォリー・ベルジェール”の観客は熱狂した。バレエの殿堂オペラ座で踊るという夢を叶えるため、アメリカからひとり、海を渡ったロイ・フラー。写真家のステファニー・ディ・ジューストが“モダンダンスの祖”といわれる彼女の伝記を基に映画化。女性によるダンスが卑しいものとされた時代に、ドレスや光、鏡を用いた新たなダンスを創作、夢を実現するために闘ったロイの強い信念に心揺さぶられる、愛と友情のドラマを誕生させた。ロイ・フラーを演じるのは、先日の国際女性デーのマドンナのショートフィルムに出演して話題となったミュージシャンで、女優のソーコ。そして、フラーの人生に大きな影響を及ぼすライバルとなるイサドラ・ダンカンを演じるのは、ジョニー・デップとヴァネッサ・パラディの娘でモデル、女優として輝きを増すリリー=ローズ・デップ。新しい才能の美しき競い合いが、早くも話題を呼んでいる。映像では、19世紀末、アール・ヌーヴォーの時代に一世を風靡したロイ・フラー(ソーコ)が、シルクの布を纏い、棒をつかって花のように舞った様子をとらえる。さらに彼女は、当時初の試みであった照明という演出でダンスに新たな時代を切り開いた女性でもあった。そして、ロイが見出したダンサーが、イサドラ・ダンカン(リリー=ローズ・デップ)。ロイとは対照的に、イサドラは身体のラインが露わになる薄い衣装だけを身に纏い、身一つで舞う。無名だが輝くばかりの才能を放つ新星。ロイはイサドラを共演者に抜擢しながらも、彼女への羨望と嫉妬に苦しみ始める――。女性が踊ること自体が卑しいと言われた時代に、モダンダンスを切り拓いた2人の女性が文字どおり火花を散らす本作。彼女たちの輝きとそれぞれのダンスを、まずはここから確かめてみて。『ザ・ダンサー』は6月3日(土)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座、Bunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年03月31日ヘアゴムで結ぶだけだから、見た目ほど難しくない!今回ご紹介するのは、ヘアゴムだけでできるダンサー風ヘアアレンジです。一束ずつしっかりと結んでいるので、激しく動き回っても崩れにくいです。ダンスイベントはもちろん、体育祭や文化祭でも使えますね。お家でできる、ダンサー風ヘアアレンジの作り方① 顔周りの髪を5等分して結んでいきます。まず、耳上の髪をひと束分け取り、やや後ろに向かって結びます。② ①の毛束の上の髪も同じくらいの量を分け取って、結びます。③ 反対サイドとトップの髪も同様に結び、計5か所結びます。④ 結んだ毛束は邪魔にならないようにダッカールでまとめておきます。ここから、2段目の毛束を順々に結んでいくのですが、①~③で結んだ毛束の間の髪を取り、結び目が互い違いになるようにします。⑤ 仮留めを外して、上の2つの毛束から半分ずつ取って、④の毛束と一緒に結びます。⑥ 同様にして、2段目の毛束を結びます。毛量にもよりますが、2段目は6つほど毛束ができます。⑦ 同様に結んでいき、3段目、4段目を作ります。⑧ 毛先を三つ編みにします。⑨ 三つ編みにした毛束をまとめ、等間隔で結んだら完成!コーンロウや編み込みスタイルよりも挑戦しやすいヘアアレンジダンサーのヘアスタイルと言えば、コーンロウや編み込みスタイルが定番ですが、ゴムで結んでいくだけなのでコーンロウや編み込みスタイルにするより、ずっと簡単♪髪の取る幅を細かくしたり片方のサイドだけにしたりすると、よりダンサーっぽくなるのでオススメ。ショートやミディアムの長さでもできますので、ぜひ挑戦してみてください。美容師/小林和朗(Hair Design stylee)
2017年03月16日東京オペラシティ アートギャラリーにて開催中の山本耀司の展覧会「画と機」の最終日である3月12日に、クロージングイベントとしてダンサー田中泯がパフォーマンスを行う。田中が同会場を訪れ、展覧会に触発されたことをきっかけに、この場で踊りたいとの希望に山本が応える形で開催されることとなった同イベント。観覧は立ち見のみとなっており、当日の展覧会入場券が必要な他、17時よりアートギャラリー入口にて整理券が先着順で配布される。二度とないであろう貴重な体験ができるだろう。【イベント情報】「画と機山本耀司・朝倉優佳」クロージングイベント 田中 泯 ダンス会期:3月12日会場:東京オペラシティ アートギャラリー住所:東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティビル時間:19:00開場、19:15開演、20:00終演予定/整理券配布は17:00より定員:70名(立ち見のみ)入場料:当日の「画と機」展の有料入場券
2017年03月10日1月1日よりバレエ・ダンサーのオニール・八菜を起用した三越伊勢丹グループの企業広告が掲出される。同グループは、“基本を大切にしながら、未来へ向かっていく勇気”をテーマに、「this is japan.」を発信していく。「this is japan.」とは、三越伊勢丹グループが日本の伝統・文化・美意識の作り出す価値を再認識し、新しい価値として客に提供する取り組みを深化させ、企業メッセージとして2015年より設定したもの。品ぞろえ、おもてなしの心遣い、立ち振る舞いに、日本の四季で育まれた五感を生かした企業活動を行っている。17年のメッセージは「基本に磨かれて、信頼でかがやく。大切なことはいつも変わらない。」――このメッセージには、日々基礎を磨き上げるダンサーの能力を、信頼する監督や振付家が引き出して表現を輝かせてくれるというバレエの世界に同社が共鳴し、“自分自身を磨くこと、そして人との信頼を大切にしていこう”という想いを込めている。オニール・八菜は、1993年に東京で生まれ、3歳の頃よりバレエを始める。その後2001年にニュージーランドへ移住し、2008年にオーストラリアンバレエスクールに入学、2013年にパリ・オペラ座のシーズン契約を経て正団員に。そして2016年にはプルミエール・ダンスーズに昇格、同年5月には23歳にしてバレエ界のアカデミー賞とも言われる「ブノワ賞」を受賞した経験を持つ。広告ビジュアルでは、世界的に著名な振付家のピエール・ラコットとコラボレーションし、“未来の季節”と“二十四節季”をテーマに、未来と夢に向かって進んでいく勇気を表現したパフォーマンス姿が捉えられている。オニール・八菜は撮影時のインタビューで、「毎日の努力が未来へと通じる、と考えています。少しずつの日々の積み重ねが大切で、近道はなし!そうして到達した未来には、青空が広がり、きれいな光が差していると嬉しいですね」と話している。インタビューの様子は、三越伊勢丹のスペシャルサイト()で公開される。また、2017年2月4日の立春より同スペシャルサイトにて、オニール・八菜とピエール・ラコットが“二十四節季”をダンスで表現した、四季と「this is japan.」を象徴する舞踏が、2週間ごとに二十四節気の時候の挨拶と重ねて随時公開されていく。
2017年01月01日バレエダンサー、セルゲイ・ポルーニンの素顔に迫るドキュメンタリー映画『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』が、2017年7月15日(土)に東京・渋谷のBunkamuraル・シネマほか全国の劇場にて順次公開される。19歳で英ロイヤル・バレエ団の史上最年少プリンシパルとなったセルゲイ・ポルーニン。端正な容姿と驚異的なジャンプ力、そして何よりその圧倒的な表現力で、ソ連生まれの名バレエダンサー、ルドルフ・ヌレエフの再来とも評された人物だ。しかし人気のピークで英ロイヤル・バレエ団の退団を突然発表。その後彼が再び注目を集めたのは、グラミー賞にもノミネートされたホージアのヒット曲「Take Me To Church」のMVへの出演だ。写真家のデヴィッド・ラシャペルが監督し、ポルーニンが踊ったこのビデオはyoutubeで1,700万回以上再生され、ポルーニンを知らなかった人々をも熱狂の渦に巻き込んだ。その体に無数のタトゥーを刻んだ、バレエ界の異端児にして“世界一優雅な野獣”。世界三大バレエ団の一つと称される格式高い英ロイヤル・バレエ団との確執など、様々な噂が飛び交かった彼の素顔とは?本作では、本人や家族、関係者のインタビューを通して、その本当の姿に迫る。さらに映画の公開に先駆け、セルゲイ・ポルーニン本人が来日し、東京藝術大学にてイベントを開催することが決定した。会場では作品の先行上映をはじめ、youtube動画「Take Me To Church」のトークイベントとパフォーマンスが行われる。【作品情報】ドキュメンタリー映画『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』公開時期:2017年7月15日(土) 渋谷Bunkamuraル・シネマほかにて全国順次公開監督:スティーヴン・カンター演出・撮影:デヴィッド・ラシャペル出演:セルゲイ・ポルーニン、イーゴリ・ゼレンスキー、モニカ・メイソン他© British Broadcasting Corporation and Polunin Ltd. / 2016■ライブプレミアイベント with セルゲイ・ポルーニン日時:2017年4月27日(木) )18:30 開場 / 19:00 開映会場:東京藝術大学奏楽堂住所:東京都台東区上野公園12-8プレゼンテーター:箭内道彦料金:2,500円 (全席指定)チケット販売:4月1日(土) 10:00~ イープラス、チケットぴあにて販売開始
2016年12月25日2017年夏に日本初演を迎えるミュージカル『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』。その主人公・ビリー役として、1年以上に渡るオーディションを経て選出された4名(加藤航世、木村咲哉、前田晴翔、未来和樹)のお披露目会見が行われた。本作は、2000年公開の映画『BILLY ELLIOT』(邦題『リトル・ダンサー』)を、映画に引き続きスティーヴン・ダルドリーが演出、楽曲をエルトン・ジョンが手掛け、2005年にロンドン・ウエストエンドで初演されたミュージカル。10年以上のロングラン公演を行い、2009年にはトニー賞で10部門を受賞するなど、世界5大陸で上演されてきた大ヒット作。待望の日本初演となる今作は、全キャストが海外クリエイティブスタッフによるオーディションで決定。ビリー役以外にも、父親役を吉田鋼太郎・益岡徹(Wキャスト)、ウィルキンソン先生役を柚希礼音・島田歌穂(Wキャスト)、ビリーの祖母役に久野綾希子・根岸季衣(Wキャスト)、ビリーの兄・トニー役に藤岡正明・中河内雅貴(Wキャスト)、ボクシングコーチ役に小林正寛、大人版ビリー役に栗山廉(Kバレエ カンパニー)・大貫勇輔(Wキャスト)が発表された。会見の冒頭ではホリプロ代表取締役社長の堀義貴が、ロンドンで公演を観劇した際に「打ちひしがれて泣き崩れた。こんなすごいもの日本では作れない、でもできたらどうしてもやりたいと思った」と振り返った。さらに、海外クリエイティブスタッフであるルイーズ・ウィザーズ、サイモン・ポラード、スティーヴン・アモス、トム・ホッジソンが登壇。ルイーズは「本当に特別な子たちです」、サイモンは「4人は全く違うビリーになってくれると思います」と語った。1346名から選ばれた4人のビリーは、緊張しながらも「スタート地点に立つことができたので、引き続き努力してがんばりたい」(加藤)、「合格発表を聞いたときはすごく嬉しかったです。落ちた人たちの分までしっかりがんばっていきたいです」(前田)と挨拶。オーディション中に辛かったことを問われ「バレエでできない技があって、みんなに追いつくのはちょっと辛かったけど、もっとがんばらないとビリーにはなれないと思ったからがんばりました」(木村)と話した。オーディション中の思い出を「熊本から来ているので、路線図を片手にレッスン場に行ってたのですが、ある日、急いで電車に飛び乗って振り向いたらお母さんがホームにポツンと立ってました(笑)」(未来)と話し、取材陣を笑わせた。公演は7月19日(水)から東京・TBS赤坂ACTシアターで上演されるプレビュー公演を皮切りに、11月4日(土)までの3か月間、東京、大阪にて上演。取材・文:中川實穗
2016年12月22日歌手のマライア・キャリー(46)がバックダンサーのブライアン・タナカ(33)と手をつないで歩いている姿が目撃された。婚約までしていたジェームズ・パッカーと最近破局したばかりのマライアだが、19日にロサンゼルスで行われたAirbnbのオープン・スポットライトのイベント会場にブライアンと手をつないで入っていく姿が目撃されたことで、2人の関係が急接近しているのではないかと囁かれている。その様子を目撃した人物はニューヨーク・ポスト紙のページ・シックス欄に「2人はちゃんと付き合っているというように見えましたね」と話している。またマライアは、マネージャーのステラ・ブロチニコフと子供たちと共にロサンゼルスのレストラン、キャッチで食事をしていた際、ブライアンに食べさせていたとも言われている。ある関係者は同紙に「ブライアンは一晩中マライアに腕を回していました。マライアはデザートを彼に食べさせてあげていましたね」と語る。ブライアンは、元夫ニック・キャノンとの間に5歳の双子を持つマライアがジェームズと破局して以来、マライアを支えているようだ。別の関係者は先日、「全てのことを経て、マライアはもう『私は好きなことをやるわ』という気分なんです。ブライアンが自分のことを気にかけてくれるのを喜んでいるようです」と話していた。そんなブライアンは先日、E!局放送のマライアの新リアリティ番組『マライアズ・ワールド』の予告編にも登場。その一方でジェームズの姿は一切登場しなかったため、完全に番組内容から削除されたのではないかと見られている。あるオーストラリアのサイトでは「パッカーは最初の6エピソードに登場する予定だったが、ジェームズのスタッフが放送局に削除を要請した」と伝えられている。(C)BANG Media International
2016年11月23日国際的な評価の高いダンサー大植真太郎を中心としたC/Ompany(シースラッシュ)の新作公演「忘れろ/ボレロ」が11月11日(金)より、DDD青山クロスシアターにて開幕する。ジャンルレスなダンスでシルクド・ソレイユの舞台にも立った辻本雅彦、モナコ公国を本拠地とするJAPON dance projectのメインメンバー柳本雅寛、本年度トヨタ コレオグラフィーアワードにて次代を担う振付家賞とオーディエンス賞のW受賞を果たした平原慎太郎といずれも国内外の第一線で活躍する気鋭のダンサーを集めた今回挑むのは、モーリス・ラヴェルの「ボレロ」。ダンス「忘れろ/ボレロ」チケット情報今作は、2016年3月、日本全国15箇所を駆け巡った、大植真太郎・森山未來・平原慎太郎によるダンス公演「談ス」の第2弾として発表される。コンテンポラリーダンス作品としては異例の大型ツアーとして話題になったその作品は、いつしか既存のダンスとも演劇とも違うジャンルとして、「談ス」という新たなジャンルを作り上げる。誰もが1度は聞いたことのある名曲は、4人の男たちによってどう表現されるのか。リーダーの大植真太郎からコメントが届いた。『最近、ダンス公演を見に行った時に、内容や踊りよりも音楽しか印象に残らない作品が多かったんです。そうなったときに、身体やダンスは意味があるのか?と思い始めてしまった。舞台上でダンスに付随するBGMのように音楽を使うことは、音楽に正面から向き合っているとは言えないと考えてしまったんです。そこで今回は、みんなが知っているボレロの、「1つの到達点があって、そこに到達した途端、また新たな目的が生まれる」というイメージを、ダンサーの身体だけで表現していきたいのです。この終わりのない旋律の終わりはどこなのか?作品が終わる瞬間に、ダンスは終わっているのか?果たして劇場を出るときに作品は終わっているのか?この作品はお客さんとのコミュニケーション型のダンスです』公演は11月11日(金)・12日(土)東京・DDD AOYAMA CROSS THEATERにて上演。チケットは発売中。
2016年11月01日リアーナが10月24日(現地時間)、消息不明になっている元バックダンサーの女性の情報を求める投稿をインスタグラムにアップした。23日(現地時間)から行方がわからなくなっているのは32歳のダンサー、シャーリーン・クイッグリー。彼女は同日午前1時頃にニューヨーク市内のバスターミナルにいるのを目撃されたのを最後に消息が途絶えている。彼女の父親は、いつも夜に電話をかけてくる娘から連絡がないことを心配しているという。リアーナはシャーリーンのことを「以前私のダンサーをしていてくれた美しいソウル」と呼び、「彼女を愛する人たちにとってどんなに重いことかと考えると心が痛むわ!何か情報があれば、ノース・バーゲン警察署に連絡してください」とシャーリーンの動画に警察署の電話番号を添えて投稿した。ミッシー・エリオットもシャーリーンの写真のコラージュに「彼女はとても心優しくて、大勢の人に愛されているの」というコメントを警察署の電話番号付きで投稿した。警察によると、シャーリーンの携帯電話が市内のブライダル・ショップで発見されたという。彼女がそこでショーに必要な何かを入手したのではないかと見られている。シャーリーンの自宅の家主は、シャーリーンが土曜日に家を出る姿を見たが、元気がないように見えたと話している。父親はNBCニューヨークの取材に「無事に戻ってきてほしいだけです。もし誰かが娘を捕えているなら、解放してほしい」と訴えている。(text:Yuki Tominaga)
2016年10月26日レペット(Repetto)が10月23日、元パリ・オペラ座のダンサー講師のジュリー・スケペンスによる「バーオソル(Barre au sol) レペットスペシャルクラス in 大阪」を大阪にあるブリーゼブリーゼ8階のイベントスペースにて開催する。過去2回東京で開催し、好評を博した「バーオソル レペットスペシャルクラス」が、この度ブリーゼブリーゼの開業8周年を記念して大阪で開催されることが決定。当日は、元パリ・オペラ座バレエ学校出身であり、有名校のバレエ講師も務めているバーオソルインストラクター、ジュリー・スケペンスによる指導を直接受けることができる。内容はバレエのメソッドを取り入れた床の上で行うレッスン。初心者でも取り組み易いメニューを用意し、経験のない人でも気軽に参加することができるイベントとなっている。なお、定員は各回20名で参加費は税込3,000円。【イベント情報】「Repetto Barre au Sol Special Class in Osaka」会場:フリーゼフリーゼ8階 イベントスペース住所:大阪府大阪市北区梅田2-4-9会期:10月23日時間:第1部11:00~12:00、第2部14:00~15:00料金:税込3,000円応募方法:ブリーゼブリーゼ1階にあるレペットショップにて受け付ける。予定人数に達し次第終了。*当日は動きやすい服装、靴下持参。ダンスシューズ不要。
2016年10月04日ジェニファー・ロペスが18歳下の恋人と破局したようだ。ジェニファーは、彼女のライブでバックダンサーを務めていたキャスパー・スマートと2011年から交際していたが、関係者が「People.com」に2人は別れたと証言した。この人物によると、ジェニファーとキャスパーは数週間前に破局を迎えたという。2人はこれまでも、別れては仲直りする仲だったが、先月24日(現地時間)にはラスベガスでジェニファーの47歳のバースデー・パーティで仲むつまじい様子を見せていた。「何もドラマチックなことが起きたのではなく、彼らは良い関係でしたが、自然に終わりが訪れたのです。2人は今後も友人同士のままで、会うこともありますが、もうカップルではありません」と友好的な別れだったと関係者は話している。(text:Yuki Tominaga)
2016年08月26日近年ではダンサーとしてのみならず、ミュージカルやストレートプレイと幅広く活躍している大野幸人が今月、solo act+dance『Angel』に出演する。作・演出は、オフオフ・ブロードウェイの国際演劇祭にて、最優秀ミュージカル作品賞をはじめ4部門を受賞し話題となった『Color of Life』を手掛けた石丸さち子。「Angel」チケット情報はこちら「僕にとって踊ることって、“踊り”じゃないんですよね。表現のつもりもない。自然なこと、なんです」と話す大野。たしかにその軽やかなダンスは、英国の鬼才マシュー・ボーンの『ドリアン・グレイ』や、ミュージカルファンを熱狂させた『CHESS THE MUSICAL』など、名だたる作品で鮮烈な印象を残す。だが「10代の頃は、踊りだけをやっていればいいかな…って思っていたのですが、演じている役者さんを見ているうちに、自然とほかの表現にも興味を持ち始めました」と今の素直な気持ちを語る。そして今回はダンス公演というより“ひとり芝居”への挑戦だ。石丸が書き下ろした大野のセリフは、なんと60ページ以上という大ボリューム。石丸は「彼が踊っているのを見たら、たくさんの言葉が彼の中にあるのを感じました。このダンスの底には、ハートや、筋肉に指令を出している内面がある。それがそのまま声になったら、とても素敵な武器になる」と、大野の新たな表現に期待を寄せる。その石丸が大野の姿からインスピレーションを受け、作り上げたのは、かつてアイドルと呼ばれながら世間から姿を消し、“新しい世界”と呼ぶ場所に閉じこもる青年の物語。シノプシスを読むとロマンチックだが「すごく虚構性が強く、園子温さんの映画のような、ちょっと残酷な事件も起こります」(石丸)、「けっこうショッキングな話。これをおとぎ話と思う人も、すごくリアルな話だと思う人も、両方いると思います。僕は閉じこもっている主人公が、すごく愛おしい。感じるままに受け取っていただければ」(大野)。かつてないほど舞台上で喋り、「未知との遭遇です、ダンスは身体が疲れるけど、今回は頭が疲れます」と苦笑する大野だが、「でも、稽古も恐れないで飛び込んでくれている。(心の中に)壁や、躊躇する気持ちがないのがいいよね。何より彼が楽しそうなのが嬉しい」と石丸。「たぶん、僕のダンスをいつも観てくださっている方はビックリするんじゃないかな」(大野)、「ビックリしたあと、新たな大野幸人に、この1時間半の舞台の中で再び出会ってもらえると思います」(石丸)。新しい大野に出会える舞台は、まもなくだ。公演は6月24日(金)から26日(日)まで、東京・ニッポン放送イマジン・スタジオにて。チケットは発売中。(取材・文:平野祥恵)
2016年06月16日ソニー・ミュージックレーベルズはこのほど、ダンサーRui(ルイ)さんのエクササイズDVD『エストリズム』を発売した。Ruiさんは、加藤ミリヤさん、CHEMISTRY、東方神起、山下智久さんなど数多くの有名アーティストのバックダンサーをつとめるほか、振付もこなすダンサー。ジャズやヒップホップをベースにジャンルを超えてスキルの高いダンススタイルと端正なルックスで、メディアでも「イケメンすぎる」「セクシーすぎる」と話題になっているという。5月からはフジテレビTWOでエクササイズ番組「エストリズム」に出演。同番組は「Won’t Be Long」(バブルガム・ブラザーズ)、「My Revolution」(渡辺美里)など有名なヒット曲5曲をBGMに、Ruiさんとのプライベートレッスン気分でダンササイズが楽しめる内容となっている。今回発売した同商品は、同番組をDVD化したもの。BGMとして番組で使用されている5曲を含め、1989年~2001年までのメガヒット曲15曲を集めたノンストップミックスを使用した。振付の中には、二の腕やお腹、ヒップが効果的に引き締まる動きのほか、女性ホルモンの分泌に深く関わっている骨盤まわりを効果的に整える動きも盛り込んだ。大人の女性にうれしい効果が期待できるという。DVDは2枚組。DVD1は、プロローグ、初級編+解説編、エピローグ。DVD2は、中級編+解説編、上級編。価格は7,500円(税込)。
2016年05月30日大植真太郎、森山未來、平原慎太郎ら3人の男性ダンサーによるダンス作品『談ス』の全国ツアーが、3月1日の神奈川公演をもって開幕した。2014年に青山円形劇場で初演、昨年12月の北九州、さらには今年2月のストックホルム公演とブラッシュアップを重ね、今回、ダンス公演としては破格な1か月間で全15都市をめぐる大規模なツアーが開催される。ここでは、3月3日に行われた東京公演初日の模様をレポートする。【チケット情報はこちら】『談ス』が始動したのは、2年前の春。大植が拠点とするストックホルムに「何か創ろう」と集った3人が、黒板にチョークであれこれ書きとめながら作品づくりに取り組んだという。幕開き後、ひとり、またひとりと舞台に上がる彼らは、もしかしたら、その“アイデア出し”の場から直接やって来た? と思えるほど、まるで気負いがない自然な様子。互いに引っ張り合ったり、寄っかかったり、押し合ったりと、ごく日常的な動作から徐々に複雑化、振りがヒートアップしていく場でさえ、「そこそこ!」「痛い痛い!」と、ずっと“普通に”喋り続け、さらには大音量で鼻歌まで歌ってみせ「創作の場はまさにこうだったのでは」と想像を膨らまされる。なるほど『談ス』とは、“ダンス”であり、“談す”であって、そんな日常的な言葉があることで、彼らのダンスはより気さくに、臨場感たっぷりに、こちらに近づいてくる。そこに登場する重要アイテムが、チョーク。立てたチョークの形を模倣したり、床に絵や文字を書いたり、上から超巨大チョークが降りてきたり、しまいには数百本ものチョークが床一面にばらまかれ、チョークと戯れながらのダンスを展開。シャープに、またしなやかに魅せる森山、力強さが魅力の大植、躍動感たっぷりの平原と、それぞれの持ち味を活かしたソロから、二人、三人とダイナミックに組んでみせる変化に富んだ場面が連なり、笑いと驚きに溢れた時間はあっという間に過ぎていく。初演では用いられなかったプロジェクターの活用で、床に書いた絵や文字を見せたり、踊りを俯瞰の映像で見せたりする工夫も効果的だ。小学校の教室の片隅、プロレスの技をかけ合って全力でふさげていた男子たちが、そのまま大人になったような雰囲気の彼らだが、「このままずっと観ていたい」と思わせるダンスの力はさすが。各地で回を重ね、作品が進化していくさまを追いかけて行きたい気持ちにもなる。東京公演ののちは名古屋、大阪、松本をはじめ、3月29日(火)の沖縄公演まで日本各地で上演。チケットは発売中。取材・文:加藤智子
2016年03月04日大植真太郎、森山未來、平原慎太郎ら3人の男性ダンサーによるダンス作品『談ス』の全国ツアーが、3月1日の神奈川公演をもって開幕した。2014年に青山円形劇場で初演、昨年12月の北九州、さらには今年2月のストックホルム公演とブラッシュアップを重ね、今回、ダンス公演としては破格な1か月間で全15都市をめぐる大規模なツアーが開催される。ここでは、3月3日に行われた東京公演初日の模様をレポートする。【チケット情報はこちら】『談ス』が始動したのは、2年前の春。大植が拠点とするストックホルムに「何か創ろう」と集った3人が、黒板にチョークであれこれ書きとめながら作品づくりに取り組んだという。幕開き後、ひとり、またひとりと舞台に上がる彼らは、もしかしたら、その“アイデア出し”の場から直接やって来た? と思えるほど、まるで気負いがない自然な様子。互いに引っ張り合ったり、寄っかかったり、押し合ったりと、ごく日常的な動作から徐々に複雑化、振りがヒートアップしていく場でさえ、「そこそこ!」「痛い痛い!」と、ずっと“普通に”喋り続け、さらには大音量で鼻歌まで歌ってみせ「創作の場はまさにこうだったのでは」と想像を膨らまされる。なるほど『談ス』とは、“ダンス”であり、“談す”であって、そんな日常的な言葉があることで、彼らのダンスはより気さくに、臨場感たっぷりに、こちらに近づいてくる。そこに登場する重要アイテムが、チョーク。立てたチョークの形を模倣したり、床に絵や文字を書いたり、上から超巨大チョークが降りてきたり、しまいには数百本ものチョークが床一面にばらまかれ、チョークと戯れながらのダンスを展開。シャープに、またしなやかに魅せる森山、力強さが魅力の大植、躍動感たっぷりの平原と、それぞれの持ち味を活かしたソロから、二人、三人とダイナミックに組んでみせる変化に富んだ場面が連なり、笑いと驚きに溢れた時間はあっという間に過ぎていく。初演では用いられなかったプロジェクターの活用で、床に書いた絵や文字を見せたり、踊りを俯瞰の映像で見せたりする工夫も効果的だ。小学校の教室の片隅、プロレスの技をかけ合って全力でふさげていた男子たちが、そのまま大人になったような雰囲気の彼らだが、「このままずっと観ていたい」と思わせるダンスの力はさすが。各地で回を重ね、作品が進化していくさまを追いかけて行きたい気持ちにもなる。東京公演ののちは名古屋、大阪、松本をはじめ、3月29日(火)の沖縄公演まで日本各地で上演。チケットは発売中。取材・文:加藤智子
2016年03月04日