2021年2月に公開予定の北川景子主演映画『ファーストラヴ』の特報映像とティザービジュアルが公開された。第159回直木賞を受賞した島本理生の同名小説を実写映画化した本作。主演を務める北川は、女子大生による動機なき殺人事件の真相に迫る、主人公の公認心理師・真壁由紀を演じる。さらに由紀の義理の弟で、由紀とともに事件の真相に迫る敏腕弁護士・庵野迦葉に中村倫也。父親殺しの容疑者・聖山環菜には芳根京子。そして、由紀の夫であり、迦葉の兄・真壁我聞を窪塚洋介が演じる。本作で北川と初タッグを組む監督は、ヒットメーカー・堤幸彦。脚本は『彼女がその名を知らない鳥たち』の浅野妙子が手がける。冒頭、血まみれで歩く女子大生・聖山環菜の衝撃的な映像から幕を開ける特報は、事件を取材する真壁由紀と、事件の真相に迫る弁護士・庵野迦葉の姿が映し出される。由紀の夫・真壁我聞をも巻き込みながら、由紀の過去を知る迦葉、そして数々の記憶の断片とも見える意味深なカットとともに、物語が加速していく様が映し出される。北川が「役なのか自分なのかがわからない瞬間がすごく多かった」、中村が「一言で言えない感情が渦巻く作品」とそれぞれに振り返るように、物語の行く末が気になる特報映像となっている。また、公開されたティザービジュアルでは、事件に挑む由紀と、由紀の過去の記憶のカギを握る迦葉のカットが鮮烈な印象を与えるビジュアルとなっている。背景に映し出されるナイフを手にした環菜と、その手に巻かれながら背景を覆う花々のイメージは、美しくも狂気に満ちた世界観を醸し出している。また、原作を発売する文藝春秋の秋の文庫フェア「2020文春文庫秋100ベストセレクション」のイメージキャラクターを北川が務めることも決定した。自身も読書が大好きで「本が家にあればあるほど安心する」と語る北川が、デビュー後初のショートカット姿で小冊子をはじめ店頭用パネル、ポスター、文庫のオビなどのビジュアルや、特設WEBサイト( )に登場する。『ファーストラヴ』2021年2月公開
2020年08月20日以前からビヨンセの大ファンであることを公言しているアデルが、ビヨンセのビジュアル・アルバム「ブラック・イズ・キング」を絶賛している。インスタグラムで、「アートを通して、私たちは愛されているということをいつも感じさせてくれる。ありがとう、クイーン」とキャプションを付け、「ブラック・イズ・キング」を再生しているテレビの前で誇らしげに画面を指し示す写真を投稿。アデルは画面の中のビヨンセやバックダンサーたちが着用しているボディースーツとそっくりな柄のトップスを着用している。ブロンドで長いウェービーヘアという新しいヘアスタイル、大幅に減量してスリムになったボディで笑顔を見せるアデルに、ファンからは「だれかわからなかった。素敵!」「変わったね」と驚く声や、「ぼくの目の前に2人のクイーンが立っている!」と2人の歌姫が画像の中で“共演”していることに興奮する声などが寄せられた。また、セレブからも多数コメントが寄せられ、メイジー・ウィリアムズは「コラボ曲を出して」、リタ・ウィルソンは「#女性をサポートする女性」というハッシュタグをコメント欄に投稿している。2017年、「25」がグラミー賞の最優秀アルバム賞を受賞したアデルは、スピーチで「私の人生においてアーティストといえばビヨンセ。彼女のアルバム『Lemonade』は私にとって記念碑のようなもの」と同部門にともにノミネートされていたビヨンセを称えた。(Hiromi Kaku)
2020年08月03日北川景子が堤幸彦監督と初タッグを組み、初のショートヘアとなって新境地に挑む『ファーストラヴ』。この度、中村倫也、芳根京子、窪塚洋介が追加キャストとして発表。堤監督が「まさにベストな人選。お陰で密度の濃い化学反応がいくつも」と自信をみせる豪華アンサンブルが実現した。映画やドラマ、CMなどにもはや欠かせない存在の実力派俳優・中村倫也は北川さん演じる由紀の義理の弟で、由紀とともに、事件の真相に迫る敏腕弁護士・庵野迦葉に挑む。昨年度のエランドール賞で新人賞を受賞し、ドラマ「美食探偵」や映画『水曜日が消えた』をはじめ、出演作品が目白押しの中村さんは本作でクールでドライな弁護士を演じる。「ここまで頭から離れなかった人物は初めてかもしれません」と語るように、由紀の過去の記憶のカギを握る難しい役どころだが、中村さんが放つ色香や佇まい、表情の機微が、張り詰めた糸のごとく、見る者に心地よい緊張感を与えている。また、由紀(北川さん)と迦葉(中村さん)が向かい合う父親殺しの容疑者・聖山環菜には、幅広い世代から支持を得て第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した名実ともに若手トップクラスの芳根京子。父を刺殺しながらも供述を二転三転させ、「環菜と向き合えば向き合うほど、引きずり込まれそうで震える恐怖を、初めて味わいました」とふり返るほど真意のつかめない複雑なキャラクターを鬼気迫る演技で熱演。環菜が発する言葉の一つ一つ、さらには、身に纏う雰囲気が不穏な空気を帯び、観る者をスクリーンに釘付けにする。そして、由紀の夫であり迦葉の兄、2人のよき理解者となるカメラマンの真壁我聞を、日本が世界に誇る名優・窪塚洋介が温かく優しい眼差しで演じる。2017年公開のマーティン・スコセッシ監督作『沈黙-サイレンス-』で世界デビューを果たし、一躍世界中にその名を轟かせた窪塚さんは「求められたのは"何もしない"こと」と落ち着いたトーンで作品に抑揚と緩急をつけ、物語に奥行きを持たせている。ひとりの女子大生が犯した殺人事件。なぜ、彼女は父親を殺さなければならなかったのか?極上のサスペンス・ミステリーを豪華キャストが盛り上げる。中村倫也(庵野迦葉役)このビターな世界の中で、迦葉はどんな過去を背負い、またどんな未来を歩いていくのか、日常生活まで入り込むほどずっとず~っと考えていました。ここまで頭から離れなかった人物は初めてかもしれません。僕がこの世界に入る前から一ファンとして多大なる影響を受けてきた堤さん、窪塚さん。もはや百戦錬磨の芳根さん。そしてなにより、同世代の星、北川さん。試写の案内が届くのが楽しみな今日この頃です。ご期待ください。芳根京子(聖山環菜役)環菜と向き合えば向き合うほど、引きずり込まれそうで震える恐怖を、初めて味わいました。撮影が終わった今も、思い出すと涙が溢れます。現場の温かい空気と、スタッフ・キャストの皆様に心から救われました。真壁先生が北川さんで本当に良かったです。初めての堤組で経験させてもらった事は、一生忘れません。窪塚洋介(真壁我聞役)何もしないことの難しさ。堤監督との12年ぶりの仕事で求められたのは"何もしない"こと。何の狙いも持たずにただただ良き夫、良き兄としてカメラの前で在ることは想像以上に難しかった。つい作為的になりがちなところを北川景子さん始め、演者とスタッフが真摯に自分の仕事に向き合う様に支えられて挑戦することが出来たように思います。堤幸彦(監督)中村氏は眉目秀麗な弁護士を演じるが、彼の役が持つ『影』はストーリーの低いところで少しずつ温かい流れとなって全体をくるんでいく。難しい役どころだったがストイックに演じ切ってくれた。芳根京子さん。役に憑依するとは彼女の事だ。撮影のシステムも熟知していて狙った場所で狙った以上の演技をする。まさに天才。涙の魔術師。そして盟友窪塚洋介。いろいろと過去から演じてもらったが、今回はまさに「はまり役」ではないか。信念と優しさ、まるで扇の要のようにいい声で動揺する魂を鎮めていく。他にもたくさんのこの映画にとっての適材適所な役者が渦巻いている。本当にたくさん。なんとも贅沢な作品作りであった。感謝!『ファーストラヴ』は2021年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファーストラヴ 2021年全国にて公開予定© 2021「ファーストラヴ」製作委員会
2020年07月31日女優の北川景子が主演を務める、映画『ファーストラヴ』(2021年公開)の追加キャストが31日、明らかになった。同作は第159回直木賞を受賞した、島本理生による同名小説の実写化作品。「動機はそちらで見つけてください」 アナウンサー志望の美人女子大生が父親を刺殺するという衝撃的な導入で始まり、事件のドキュメンタリー本の執筆を依頼された公認心理師の真壁由紀(北川)が、うら若き容疑者・聖山環菜と面談を重ね、二転三転する供述に翻弄されながらも彼女の心理へ迫っていくが、やがて由紀自身の過去の記憶にも結び付く、意外な真相が浮かび上がる。由紀の義理の弟で、由紀とともに事件の真相に迫る敏腕弁護士・庵野迦葉に中村倫也が決定。由紀の過去の記憶のカギを握る難しい役どころだが、中村が放つ色香や佇まい、表情の機微が、張り詰めた糸のごとく、見る者に心地よい緊張感を与える。さらに由紀と迦葉が向かい合う父親殺しの容疑者・聖山環菜を芳根京子、由紀の夫であり迦葉の兄で、2人のよき理解者となるカメラマンの真壁我聞を窪塚洋介が演じる。○中村倫也 コメントこのビターな世界の中で、迦葉はどんな過去を背負い、またどんな未来を歩いていくのか、日常生活まで入り込むほどずっとず〜っと考えていました。ここまで頭から離れなかった人物は初めてかもしれません。僕がこの世界に入る前から一ファンとして多大なる影響を受けてきた堤さん、窪塚さん。もはや百戦錬磨の芳根さん。そしてなにより、同世代の星、北川さん。試写の案内が届くのが楽しみな今日この頃です。ご期待ください。○芳根京子 コメント環菜と向き合えば向き合うほど、引きずり込まれそうで震える恐怖を、初めて味わいました。撮影が終わった今も、思い出すと涙が溢れます。現場の温かい空気と、スタッフ・キャストの皆様に心から救われました。真壁先生が北川さんで本当に良かったです。初めての堤組で経験させてもらった事は、一生忘れません。○窪塚洋介 コメント何もしないことの難しさ。堤監督との12年ぶりの仕事で求められたのは"何もしない"こと。何の狙いも持たずにただただ良き夫、良き兄としてカメラの前で在ることは想像以上に難しかった。つい作為的になりがちなところを北川景子さん始め、演者とスタッフが真摯に自分の仕事に向き合う様に支えられて挑戦することが出来たように思います。○堤幸彦監督 コメント今回のキャストはまさにベストな人選であった。お陰で密度の濃い化学反応がいくつも。中村氏は眉目秀麗な弁護士を演じるが、彼の役が持つ『影』はストーリーの低いところで少しずつ温かい流れとなって全体をくるんでいく。難しい役どころだったがストイックに演じ切ってくれた。芳根京子さん。役に憑依するとは彼女の事だ。撮影のシステムも熟知していて狙った場所で狙った以上の演技をする。まさに天才。涙の魔術師。そして盟友窪塚洋介。いろいろと過去から演じてもらったが、今回はまさに「はまり役」ではないか。信念と優しさ、まるで扇の要のようにいい声で動揺する魂を鎮めていく。他にもたくさんのこの映画にとっての適材適所な役者が渦巻いている。本当にたくさん。なんとも贅沢な作品作りであった。感謝!
2020年07月31日映画『ライオン・キング』でナラ役を務めたビヨンセが脚本・監督・製作総指揮を担当したビジュアル・アルバム『ブラック・イズ・キング』が、7月31日(金)より世界同時配信決定。国内では同日16時より配信される。本作は、24度のグラミー賞に輝くビヨンセが昨年リリースしたアルバム「ライオン・キング:ザ・ギフト」の音楽をベースに、アルバムに関わったアーティストたちやスペシャルゲストも参加し、黒人の歴史、体験を世界に届けようとする、まさに伝記と呼べる長編作品。本来の自分自身を追い求める現代の若者たちに、『ライオン・キング』の教えをビヨンセが伝えるもので、多様性豊かなキャストとスタッフたちの絆によって1年の歳月をかけて製作。現代を再建し、後世に伝えていくための物語となっている。この作品では、代々続いてきた黒人たちの伝統を、ある若き王が経験する裏切り、愛、自らのアイデンティティに満ちた驚きの旅の物語を通して、誇りをもって映し出していく。彼は先祖の導きにより運命と向き合い、父の教えや愛に育まれた子ども時代のおかげで故郷に帰り、王座を取り戻すのに必要な資質を身につけていく、というストーリー。なお、本作は、世界同時配信のため歌唱シーンでは英語音声のみとなり、歌の間のセリフ部分のみ日本語字幕が付く仕様。詳細は決定次第、公式サイトなどで発表される。ビジュアル・アルバム『ブラック・イズ・キング』は7月31日(金)より世界同時プレミア配信。(text:cinemacafe.net)
2020年07月15日ファッションデザイナーのピエール・カルダンに密着したドキュメンタリー映画『ライフ・イズ・カラフル! 未来をデザインする男 ピエール・カルダン』が、2020年10月2日(金)より全国公開される。“モード界の革命児”ピエール・カルダンとは?本作でフォーカスするのは、“モード界の革命児”として知られるイタリアの天才デザイナー、ピエール・カルダン。自身の名を冠したブランド「ピエール カルダン(Pierre Cardin)」で、フランス オートクチュール協会のメンバーとして初めて大衆向けの婦人プレタポルテ・コレクションを発表した。翌年には紳士プレタポルテ・コレクションを発表し、モードの民主化を実現。その未来的なコスモコール・ルックは、当時の若者を中心に熱狂の渦に巻き込み、“モード界の革命児”と称された。活動はファッションだけにとどまらず、インテリア・車といったライフスタイルに関わる商品のデザイン、高級レストラン・劇場の運営も行ってきた。さらに、デザイナーで初めてライセンスビジネスを興し成功するなど、数えきれないほどの偉業を成し遂げてきた。天才デザイナーの97年間を追ったドキュメンタリー作品内では、今もなお現役で活躍するピエール・カルダンの97年間を、秘蔵映像や豪華なゲストたちの証言とともに紹介。イヴ・サンローラン、ギ ラロッシュらと共に成し遂げたクリスチャン ディオールの立ち上げや、妻で女優のジャンヌ・モローとの運命的な恋、情熱を注いだ劇場運営、門前払いされた高級レストラン「マキシム・ド・パリ」のリベンジ買収など、そのチャーミングな笑顔の裏に隠された波乱万丈な人生を紐解いてゆく。予告編ナレーションに野宮真貴なお、予告編のナレーションには、元ピチカート・ファイヴで歌手・エッセイストとしても活躍する野宮真貴を起用。ステージ衣装としてピエール・カルダンを愛用する野宮は「永遠のアイドル」とピエール・カルダンを表現。ナレーションを終えて「もうすぐ100歳になるカルダンさんの元気な姿に勇気をもらいました。やっぱりおしゃれは人を輝かせるもの。私もまだまだ頑張らなきゃ!」とコメントしている。【詳細】『ライフ・イズ・カラフル! 未来をデザインする男 ピエール・カルダン』公開日:2020年10月2日(金)監督:P.デビッド・エバーソール、トッド・ヒューズ出演:ピエール・カルダン、ジャン・ポール・ゴルチエ、シャロン・ストーン、ナオミ・キャンベル、森英恵、高田賢三、桂由美
2020年06月20日『007』シリーズ20作品を連続放送しているテレビ東京「午後のロードショー」。4月16日(木)はシリーズ第19弾『007/ワールド・イズ・ノット・イナフ』をオンエアする。イアン・フレミングによるスパイ小説を映像化した「007」シリーズは、もはやスパイの代名詞ともいえる存在となったイギリス秘密情報部(MI6)のエージェント、ジェームズ・ボンドの活躍を描き、1962年に第1作となる『007/ドクター・ノオ』が公開されて以降、ショーン・コネリー、ロジャー・ムーア、ダニエル・クレイグら名だたる俳優たちによって演じ継がれ、この秋には最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の公開も控える長寿シリーズとなった。今回ジェームズ・ボンドを演じるのは第17作『007/ゴールデンアイ』より5代目としてボンド役を受け継いだピアース・ブロスナン。石油王ロバート・キングの盗まれた金を取り返したジェームズ・ボンド。しかし、札束には爆弾が仕掛けられており、金を受け取ったキングは英国諜報部MI6の本部で死亡してしまう。犯人として浮かんだのは、かつてキングの娘エレクトラを誘拐したテロリストのレナード。彼は、誘拐事件後「009」が撃った弾丸が脳の延髄に残ったことで痛覚を失い、いまや無敵のテロリストとなってMI6への復讐を狙っていた。早速ボンドは、キングの跡を継いでアゼルバイジャンからヨーロッパへと伸びる石油パイプラインの建設にあたるエレクトラの警護につくのだが…という物語。エレクトラ役には『ラ・ブーム』シリーズや『ソフィー・マルソーの愛、革命に生きて』『ブレイブハート』などのソフィー・マルソー。そのほか『フル・モンティ』「ワンス・アポン・ア・タイム」などのロバート・カーライルや、『スターシップ・トゥルーパーズ』『ワイルドシングス』などのデニース・リチャーズも出演。午後のロードショー『007/ワールド・イズ・ノット・イナフ』は4月16日(木)13時35分~テレビ東京でオンエア。(笠緒)
2020年04月16日島本理生の小説「ファーストラヴ」を特集ドラマ化することが決定。真木よう子を主演に、共演には上白石萌歌や黒木瞳を迎えることも分かった。公認心理師の由紀は、出版社から話題の「美人女子大生の父親刺殺事件」のルポの執筆依頼を受ける。殺人犯・環菜は「動機は見つけてください」と警察に言ったことで、波紋を呼んだ事件だ。環菜の国選弁護人で、由紀の義弟でもある迦葉からも協力を請われて、由紀は環菜と面会し、カウンセリングのような形で環菜の家族に何があったのかを突き止めようとする。真相を探る中、明らかになる環菜と殺された父親、さらには母・昭菜とのゆがんだ親子関係。環菜の心に触れることは、由紀自身の過去と向き合う作業でもあった。そして、環菜はついに「初恋」について語り始め、そして明らかになる環菜の“うそ”の本当の理由――。昨年、第159回直木賞を受賞した「ファーストラヴ」。2021年には堤幸彦監督×主演・北川景子の初タッグで映画化も決定している。そんな話題作を「あなたのことはそれほど」「きみが心に棲みついた」の吉澤智子が脚本を担当し特集ドラマ化。主演の真木さんが演じるのは、公認心理師の主人公・由紀。父親を殺した女子大生のルポを書くために、彼女と向き合うことに。2人のやりとりを中心に繊細な女性心理を巧みに描き、目に見えづらい“心の闇”を臨床心理の視点から紐解いていく。真木さんは、今回のオファーを受けた理由について「何か、この主人公、由紀になってみたい思いが強かったから」とコメント。さらに「それが何なのかは、撮影が始まってから答えが出ると思います」といまはまだ漠然としていると話している。そして、共演者も併せて発表。父親を殺した女子大生・環菜役には、「義母と娘のブルース」『羊と鋼の森』に出演、adieuとして歌手活動も本格化させた上白石萌歌。弁護士・迦葉役を『スウィングガールズ』の平岡祐太。環菜の母・昭菜役を「TWO WEEKS」での黒幕・早穂子役も話題となった黒木瞳が演じる。特集ドラマ「ファーストラヴ」は2020年2月22日(土)21時~BSプレミアムにて放送。(cinemacafe.net)
2019年11月29日島本理生の小説を原作とする映画『ファーストラヴ』が、2021年2月11日(木・祝)に公開される。島本理生の直木賞作品を映画化――「動機はそちらで見つけてください」原作は、アナウンサー志望の女子大生が父親を刺殺する、という衝撃的な導入で始まる島本理生のサスペンス・ミステリー小説『ファーストラヴ』。タイトルの裏に隠された濃密なヒューマンドラマは発売されるや多くの話題を呼び、第159回直木賞を受賞。また累計発行部数30万部を超えるベストセラーとなった作品だ。物語は、その衝撃的な事件の容疑者である女子大生を担当することとなった公認心理師が、彼女の供述に翻弄されながらも、その心理へと迫っていくことで進行していく。面会を重ねるごとに、リンクする自分と女子大生の共通点。なぜ彼女は父親を殺したのか? 真犯人はほかにいるのか? 甘いタイトルからは予想できない、衝撃のラストとは──。登場人物/キャスト主演に北川景子主演は、映画『スマホを落としただけなのに』でも主役を務めた北川景子。女子大生による謎めいた殺人事件の真相へと迫る、主人公の公認心理師・真壁由紀を演じる。今回は原作のキャラクター設定に合わせ、デビュー後初となるショートヘアで姿を見せた。豪華キャスト集結複雑に絡み合う登場人物たちの関係性にも注目だ。キャストには、『人数の町』『水曜日が消えた』で主演を務めた中村倫也をはじめ、窪塚洋介、木村佳乃、高岡早紀ら、豪華な顔ぶれが集う。庵野迦葉(中村倫也)由紀の義理の弟で、由紀とともに事件の真相に迫る敏腕弁護士。聖山環菜(芳根京子)由紀と迦葉が向かい合う父親殺しの容疑者。アナウンサーを志す聡明な娘だった彼女に一体何があったのか?演じるのは、第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した芳根京子。真壁我聞(窪塚洋介)由紀の夫であり、迦葉の兄、二人のよき理解者でカメラマンをしている。聖山昭菜(木村佳乃)容疑者の女子大生の母親であり、彼女の人生に最も長く深い影響を与えてきた人物。聖山那雄人(板尾創路)容疑者の女子大生の父親。画家として美大で教鞭をとるも娘・環菜の凶刃に倒れる。早苗(高岡早紀)女子大生へと近づいていく主人公・由紀の母親。小泉裕二(石田法嗣)幼き日に家出した環菜を助け、彼女の過去を知る男。賀川洋一(清原翔)大学入学後、環菜と恋愛関係にあった元恋人。写真週刊誌から交際当時の環菜の様子について取材を受ける。主題歌「ファーストラヴ」Uruが書き下ろし主題歌を担当したのは、女性シンガー・Uru。“これ以外のタイトルが見つからないほどに映画に心を重ねた”と語る彼女の言葉通り、映画同様「ファーストラヴ」と名付けた楽曲は、本作のために制作された、特別な想いが詰まった一曲だ。「悲しいとか苦しいとか、心の内を言葉に出せずに生きている人も少なくないと思いますが、この映画を観ながら、その中で人は何を求めるのか、「愛」とはなんなのか、この物語のタイトルが『ファーストラヴ』になった理由も考えながら少しずつ言葉を紡いで書いた曲です。」とコメントを寄せている。またUruは、映画の挿入歌「無機質」も手掛けている。ストーリー川沿いを血まみれで歩く女子大生が逮捕された。殺されたのは彼女の父親。「動機はそちらで見つけてください。」容疑者・聖山環菜(ひじりやま・かんな)の挑発的な言葉が世間を騒がせていた。事件を取材する公認心理師・真壁由紀(まかべ・ゆき)は、夫・真壁我聞(まかべがもん)の弟で弁護士の庵野迦葉(あんのかしょう)とともに彼女の本当の動機を探るため、面会を重ねる--。二転三転する供述に翻弄され、真実が歪められる中で、由紀は環菜にどこか過去の自分と似た「何か」を感じ始めていた。そして自分の過去を知る迦葉の存在と、環菜の過去に触れたことをきっかけに、由紀は心の奥底に隠したはずの「ある記憶」と向き合うことになるのだが…。詳細『ファーストラヴ』公開日:2021年2月11日(木・祝)監督:堤幸彦脚本:浅野妙子出演:北川景子、中村倫也、芳根京子、板尾創路、石田法嗣、清原翔、高岡早紀、木村佳乃、窪塚洋介原作:島本理生『ファーストラヴ』(文藝春秋刊)配給:KADOKAWA■ムビチケ情報発売日:2020年11月13日(金)販売場所:全国の上映劇場(一部劇場を除く)価格:1,500円(税込)特典:オリジナル・ポストカードセット(5枚組)
2019年11月10日島本理生の小説「ファーストラヴ」が、堤幸彦監督×主演・北川景子の初タッグで映画化されることが決定した。ストーリーアナウンサー志望の女子大生が、面接試験を途中で放棄し、その足で向かった父親の勤務先で父親を刺殺した。「動機はそちらで見つけてください」―容疑者である美人女子大生・聖山環菜のその挑発的な言葉は、マスコミを大いに賑わせた。彼女のドキュメンタリー本の執筆を依頼された公認心理師の真壁由紀は、二転三転する環菜の供述に翻弄されながらも、面会や手紙のやりとりを重ねていく。さらに彼女に関係する人々について調査していく中で、やがて由紀は環菜にどこか過去の自分と似たものを感じ始める。そして自身もまた、心の奥底にしまった<ある記憶>と向き合うことになるのだった…。事件の真相が明かされるとき、甘やかなタイトルからは予測できない衝撃のラストが待ち受ける――。島本理生の直木賞受賞サスペンス、衝撃の映画化!原作は、「動機はそちらで見つけてください」アナウンサー志望の美人女子大生が父親を刺殺するという衝撃的な導入で始まる島本氏の“稀代の問題作”「ファーストラヴ」。予測不能な結末と、“ファーストラヴ”というタイトルの裏に隠された濃密なヒューマンドラマは、2018年に発表されると大きな話題となり、第159回直木賞を受賞。その後も重版を繰り返し、累計発行部数は12万部を超えるベストセラーとなっている。北川景子がデビュー後初のショートヘア姿に今作の主演を務めるのは、「家売るオンナ」シリーズや『スマホを落としただけなのに』などに出演、現在『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』が公開中の北川景子。演じるのは、女子大生による動機なき殺人事件の真相に迫る、主人公の公認心理師・真壁由紀。ミステリアスな容疑者に翻弄されながらも、彼女の心理を解明していくうち、由紀自身が心の奥底にしまい込んでいたある記憶も暴かれていくという、複雑な役どころを体当たりで演じる。由紀を演じるにあたり、原作のキャラクター設定に合わせ、北川さん自らの発案で髪の毛を30cm以上カットし、2003年のデビュー後初のショートヘアになって撮影に挑んでいる。美容室で自ら最初にはさみを入れたという北川さんは「別人になれた気がします。髪を切ったことで、由紀というキャラクターにちゃんとなれた」と語っており、そんな北川さん演じる由紀のキャラクター写真も公開された。「今だからこそやるべき作品」演じるキャラクターについて北川さんは「由紀は公認心理師として活躍し、幸せな家庭を築いている、とても恵まれた女性ですが、ある日女子大生・聖山環菜が起こした父親殺害事件のドキュメンタリー本の執筆を依頼されたことをきっかけに事件に、環菜に、翻弄されていきます。次第に環菜と自分の過去が重なっていく。少しずつ事件に侵食されていき、押し殺していた気持ちが蘇り、本当の自分と向き合わなくてはならなくなる。築き上げてきた現在の生活が崩れてゆく。その様子を丁寧に演じたいと思います」と説明。さらに「原作・脚本を読みながらも胸が苦しかったのですが、今だからこそやるべき作品だと思いました」と語る北川さん。「人は皆、大なり小なりそれぞれが問題を抱えていたり、心に傷を負っているものですが、それがいつの日か救われたり、乗り越えられる日が来るのかもしれないと思わせてくれました。そして胸がえぐられるような場面もあるのにも関わらず、原作を読み終えたとき、心の澱を洗い流せたような、清々しく前を向けたような気持ちになりました。私はあの気持ちが忘れられなくて、映画をご覧になる方々にも同じ想いになっていただける作品にしたいです」と意気込んでいる。監督は堤幸彦、北川景子と初タッグ監督には、『TRICK』『SPEC』シリーズ、『人魚の眠る家』『十二人の死にたい子どもたち』などを手掛けるヒットメーカーの堤幸彦。今回、北川さんと初タッグを組み、独特の映像センスでエンターテイメント超大作として昇華させる。映画化するにあたり「原作を読んだとき細やかに描かれた作中の人びとの葛藤と『救い』を、映像作品にすることが私の力量で可能なのかかなり思い悩んだ」と明かす堤監督。しかし、「奇跡的なキャスティングと的を射る脚本、気心知れたスタッフによってそれは“目に見えるシーン”となっている!そして私が挑んだことのない領域に日々押し上げられている!毎日モニターとにらめっこして、立ち止まり悩みながらなのだが、なんともそれは幸福な仕事なのだ。その成果を一日も早く皆様に届けたい。ご期待ください!」と手応えを語っている。また「堤監督はずっとご一緒したかった方」と話す北川さんは、「お声をかけていただき本当に嬉しかったです。堤監督はいつも明るく、的確に導いてくださいます。監督は昨日撮った映像を次の日に見せてくださったり、時代はこんなにも進んでいるのか、と感じました!繊細な作品ですが堤組の現場がカラっとした雰囲気なのでとても助けていただいています」と実際に撮影に入ってからの様子を明かしている。なお脚本は、「八日目の蝉」『彼女がその名を知らない鳥たち』の浅野妙子が担当する。『ファーストラヴ』は2021年全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2019年11月07日幼なじみの男女が半世紀にわたってやりとりした手紙の朗読劇『ラヴ・レターズ』は今年、日本初演から30年目を迎える。演出の藤田俊太郎と10月31日の公演で剛力彩芽とともに出演する尾上右近に、本作の魅力や思いを聞いた。【チケット情報はこちら】米国の作家A.R.ガーニーによる朗読劇で、ニューヨークで1989年に初演。日本では90年に初演され、故・青井陽治の翻訳・演出のもと、数々の俳優たちが舞台に立ってきた。2017年12月から、青井の遺志を受け継いだ藤田が演出を担当。右近は、同年12月に松井玲奈とともに本作に出演し、今回が2回目の挑戦となる。右近は、前回の出演について「歌舞伎以外の舞台経験が浅い時で、実感としては手も足も出なかった。ハードルが高かったといいますか、ハードルをくぐったような感じでした」と素直に語る。だからこそ今回の出演は「もう1回チャレンジさせていただきたいと思っていたので、本当に嬉しい」。本作がここまで愛される理由や魅力はどこにあるのだろうか。演出の藤田は「多角的」とコメントし、「この作品の魅力は、手紙と通して誰かに何かを伝えること、その思いだと思うんです。(台本の設定は)アメリカのある限られた人種、場所での話ですが、時代を超えて、普遍的な意味を見い出すことができる作品だと思います。特に自分が一番という考えになりがちな現代に、「他者を思いやり、いくつしむ」という作品のテーマには、新たな価値があるのでは」と話す。今回上演される台本は、故・青井氏が最後に直した新翻訳版だといい、「青井さんが亡くなって2年。青井さんから僕たちに新たに届けられた、ラヴレターだなと思います」とも語った。右近は「前回は作品の厚みを知らない怖さがあったけれど、今回は知っているからこその怖さがあります。緊張感を持ちながら、今の等身大の自分を表現できたら」と意気込み、「50年という年月を描きながら、普遍的な価値を持つ、とても稀有な作品。老若男女問わず、みなの心に届く作品でもあるので、幅広い方に見ていただきたいです」と話した。一方、藤田は、「演じる役者、カップルによって、まるで表情を変える作品です。素晴らしい公演をお届けしたいと思います」。『ラヴ・レターズ 2019 Autumn Special』は新国立劇場小劇場にて、10月31日(木)尾上右近&剛力彩芽、11月1日(金)平方元基&昆夏美、2日(土)三浦貴大&大島優子、3日(日・祝)岡山天音&黒島結菜、4日(月・休)松本利夫(EXILE)&樹里咲穂が出演。チケット発売中。取材・文・撮影:五月女菜穂
2019年10月18日幼なじみの男女が半世紀にわたってやりとりした手紙の朗読劇『ラヴ・レターズ』。日本初演から30年目を迎える今年、黒柳徹子が初出演することになった。「黒柳徹子スペシャル」版として相手役を務めるのは、高橋克典、筒井道隆、吉川晃司の3人。初日を前にした10月7日、報道陣向けのフォトコールが行われ、黒柳と高橋、演出を務める藤田俊太郎が取材に応じた。【チケット情報はこちら】米国の作家A.R.ガーニーによる朗読劇で、ニューヨークで1989年に初演。日本では90年に初演され、故・青井陽治の翻訳・演出のもと、数々の俳優たちが舞台に立ってきた。2017年12月から、青井の遺志を受け継いだ藤田が演出を担当している。舞台上には、テーブルと二脚の椅子。並んで座った男優と女優が、手にした台本を読み上げる。極々シンプルな舞台だが、それゆえに役者の個性と能力がありありと発揮され、観客はどんどんと物語に入り込んでいく。この日のフォトコールでは、アンディ(高橋克典)とメリッサ(黒柳徹子)が大学生になり、初めてホテルに行って、結ばれるチャンスを迎えるも、なかなかうまくいかないという場面が公開された。短いシーンではあったが、黒柳も高橋もひとつひとつの手紙にしっかりと思いを込めて、言葉を紡いでいた。初日を前に心情を問われた黒柳は「ものすごくワクワクしています」。およそ50年にわたる手紙のやりとりを通じた朗読劇だが、「すごくロマンチックな内容で、いいなと思います。手紙をもらうのはすごく好き」とほほ笑む。「残念ながら、人とラヴレターのやりとりをしたいい思い出はあまりない」と話しながらも、若い頃にもらったラヴレターの冒頭に「蒸かしたてのサツマイモのような貴方へ」と書かれていたことを明かし、「今思うと結構いいなと思うのですが、当時はムッとして、返事はもちろん書きませんでした」などと、自身の思い出を語った。共演する高橋は「緊張していますが、(座ったままで演技をするという)制限や抑制のある中で表現していくことに、とてもやりがいを感じています」と気合十分。演出の藤田は「手紙を通して、魂が交流する瞬間をお客様に早くみていただきたい。ワクワクして、興奮した気持ちでいっぱいです」と話していた。東京公演は16日(水)まで、EXシアター六本木にて。大阪公演は10月18日(金)~20日(日)、森ノ宮ピロティホールにて。11日(金)と19日(土)の終演後には黒柳徹子のトークショーが予定されている。チケット発売中。取材・文・撮影:五月女菜穂
2019年10月09日初演から今年で30年目を迎える朗読劇『ラヴ・レターズ』。数多の俳優が演じ、多くの観客を感動させてきたこの作品に、新たな1ページが加わることとなる。「黒柳徹子スペシャル」。そのサブタイトルの通り、黒柳徹子がこの作品に挑むシリーズが本日10月7日より、東京・EX THEATER ROPPONGIで開幕する。『ラヴ・レターズ』というのは、ある意味“特殊”な朗読劇だ。舞台の上にはテーブルと2脚の椅子、そして男女の俳優が1組。彼らが演じるのは幼馴染のアンディーとメリッサだ。自由奔放で感覚人間のメリッサと、真面目でいつも何かを書いているアンディー。幼少期からやがて思春期を迎え、大人になり……という長きにわたる期間の2人を、彼らの書いた「ラヴレター」を通して語ってゆく、というもの。アンディーとメリッサの人生は、けして順風満帆ではない。しかし多くの人が人生において何らかの壁にぶつかるように、経験を重ねれば重ねるほど、この戯曲に描かれた彼らの関係性、そして2人の“愛”が染みわたってくる。こう聞くとオーソドックスな朗読劇のようだが、作者A.R.ガーニーの指定により、稽古が許されるのは1回のみ。どんな俳優であってもそれは守らねばならず、時として舞台上には俳優自身が戯曲に感じたヴィヴィッドな感情がむき出しになる。それがまた結果的に観客の心を揺さぶり、このシリーズの魅力のひとつなのだ。もともと黒柳は、PARCO劇場で長らく『ラヴ・レターズ』を手がけてきた演出家の故・青井陽治から何度も出演を誘われてきたものの、スケジュールが合わず叶うことはなかったという。1989年より「海外コメディ・シリーズ」として30年間で32作品を上演、舞台女優としてのキャリアも輝かしい彼女が、満を持しての“初挑戦”。少女から壮年期までを彼女がどのように演じるのか、期待せずにはいられない。しかも相手役のアンディーには、高橋克典、筒井道隆、吉川晃司というタイプの違う3人の俳優が顔を揃えた。俳優の組み合わせによりテイストが化学反応のように変わる戯曲だけに、観比べてみるのもまた面白いはずだ。EX THEATER ROPPONGIで10月16日まで上演の後、18日から20日まで大阪・森ノ宮ピロティホールで上演される。文:川口有紀
2019年10月07日黒柳徹子スペシャル『ラヴ・レターズ』が10月7日(月)から16日(水)まで東京・EXシアター六本木にて上演される。出演者の高橋克典に話を聞いた。【チケット情報はこちら】本作は、故・青井陽治の翻訳・演出により1990年から毎回さまざまなペアで上演され続けてきた二人朗読劇。お互いを意識しながらも結ばれなかった幼馴染の男女が時を経て再会し、別々に過ごした日々を取り戻すかのような時間を、手紙のやり取りによって描く物語で、今回は女性・メリッサを黒柳徹子が、男性・アンディーを高橋克典、筒井道隆、吉川晃司がそれぞれ務める。演出は藤田俊太郎。本作を「とてもやりたかった」と明かした高橋。今回の出演を「すごく嬉しいです。僕は以前、(黒柳の半生を描いた)ドラマ『トットちゃん!』で、徹子さんの人生において大きな存在である飯沢匡さんの役をやらせていただきました。今回はそういうご縁もあったのかな。でもなにより『黒柳徹子と芝居できる』というのがすごく楽しみです」と意気込む。テーブルに2脚の椅子というシンプルな舞台セットで、手にした台本を読んでいく、ふたりきりの朗読劇。稽古もたったの1日だが、高橋はその1日すら「あまりしたくない」という。その理由は「稽古場でやっちゃうともったいないと思うんです。例えば家庭での絵本の読み聞かせなんかでも、初めのうちは普通に読んでいても、読んでいるうちにだんだんとその人だけのキャラクターで読み出しますよね。僕はあの瞬間にワクワクする。この作品の面白さはそこだと思うんですよ。通常の舞台では、役者が役を立ち上げていく様をお客様が観ることはできない。でもこの作品はそれが観える。それって稽古がないからこそです」稽古をしないと不安になりそうだが、「劇中でアンディーが“手紙を書いているときだけは自分自身でいられる”“なりたい自分でいられる”と言いますが、その“自分”って結局本当の自分なの?理想の自分なの?と思います。僕もこういうインタビューで話して、家に帰ってから“ああ言えばよかったな”とか思うことがある。つまり、手紙に書いてあることも、それがすべてかのように流暢に言えなくてもいいと思うんです。そういうところが面白いんだと思います」と、台本を手に持てる朗読劇だからこそ生まれるリアルもあると語った。高橋が「熱烈なラブストーリーですが、観終わった後にいろんなことを考えられる物語だと思っています。ふたりの恋は、1番の真実だったのか、むしろただの理想だったのか。非常にシニカルな話でもありますね」と語るふたりの熱い手紙のやりとりを、ぜひ劇場で!取材・文:中川實穂
2019年09月02日元オアシス(Oasis)のノエル・ギャラガー率いるノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズの新EP『ディス・イズ・ザ・プレイス』が、2019年9月27日(金)にリリースされる。2017年リリースの最新アルバム『フー・ビルト・ザ・ムーン?』でキャリア史上10作目の全英アルバム・チャート1位を獲得、2019年5月には約4年振りの単独ジャパン・ツアーで来日を果たしたノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ。2019年早くも2作目となる本作は、リードシングル「ディス・イズ・ザ・プレイス」に、更なる新曲2曲とリミックス2曲を加えた全5曲を収録したもの。その中からEPと同名のリードシングル「ディス・イズ・ザ・プレイス」が、8月5日(月)に先行公開。ノエル本人に言わせれば“マンチェスター・サウンド”な1曲で、グルーヴィーなベースラインとタイトなドラムリズムが際立つ、アシッドハウス調のロックナンバーとなっている。【リリース情報】ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ 新EP『ディス・イズ・ザ・プレイス』リリース日:2019年9月27日(金) 配信開始&輸入アナログ盤限定発売収録内容:1. This Is The Place | ディス・イズ・ザ・プレイス2. A Dream Is All I Need To Get By | ア・ドリーム・イズ・オール・アイ・ニード・トゥ・ゲット・バイ3. Evil Flower | イーヴィル・フラワー4. This Is The Place (Dense & Pika Remix) | ディス・イズ・ザ・プレイス(デンス&ピカ・リミックス)5. Evil Flower (The Reflex Revision) | イーヴィル・フラワー(ザ・リフレックス・リヴィジョン)
2019年08月08日映画評論ユニット「お杉とB子」が今回おすすめするのは『ベン・イズ・バック』。我が子を守る、母の愛は海より深し!お杉:注目の若手ルーカス・ヘッジズが、大物女優ジュリア・ロバーツと共演よ。クリスマス・イブに突然帰省した長男ベンと母親ホリーの深い絆で感動させるの。B子:前作『ある少年の告白』では、ニコール・キッドマンが母親役だったわね。オスカー女優のお眼鏡にかなう実力派ってことよ。お杉:もちろん、私のお目当てもルーカス。演じるベンは薬物依存症の治療施設に入っているの。過去にも帰省のたびに問題を起こしていたので義父と妹は、不信感でいっぱい。B子:でも、ホリーは大喜び。不安を抱えつつ、楽しいクリスマスにしようと努力するんだけれど…。お杉:ある事件が起こっちゃうんだな。そこからのホリーの行動がすごい!まさに肝っ玉かあさん。B子:我が子を守ろうとする母の強さと愛の深さに、リアリティがある。ほとんどすっぴんに見えるのがすごいよね。お杉:それはハリウッドのメイク術の賜物でしょ?B子:そうだけどさー。どんな役でも美人に見えなきゃ気がすまないスター女優っているじゃない。お杉:彼女は、まさに“母親”になりきってた。ルーカス目当てだったのに、「ジュリア、すごいなあ」と思いながら観てたわ。しかも、その演技がこれ見よがしじゃないんだよね。オスカー女優さまの実力を見せつけられたわ。B子:ジュリアが出ることで作品のグレードが3ランクぐらいアップしてる。お杉:集客力もね。監督は、ルーカスの父親ピーター・ヘッジズ。『ギルバート・グレイプ』の脚本を手掛けた実力派。父と息子の手作り作品っぽい佳作のはずが、ジュリアのおかげで世界の注目が高まるわけ。スターは、作品選びの目も確かね!『ベン・イズ・バック』監督・脚本・製作/ピーター・ヘッジズ出演/ジュリア・ロバーツ、ルーカス・ヘッジズほか5月24日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開。©2018- BBP WEST BIB, LLCお杉とB子ジャック・ロウデン目当てのドラマ『戦争と平和』で、ジェームズ・ノートンにもときめく。ダンケルク効果は続く。(お杉)クラウドファンディングで公開決定の『台北セブンラブ』(5月25日公開)。台湾の恋愛&デザイン事情は必見よ。(B子)※『anan』2019年5月29日号より。(by anan編集部)
2019年05月27日ジュリア・ロバーツ主演『ベン・イズ・バック』で息子役を演じるルーカス・ヘッジズが、ウクレレをつま弾きながら即興のオリジナルソングを披露する本編映像がいち早くシネマカフェに到着した。今回到着したのは、クリスマス・イヴの朝、ドラッグ依存症の療養施設から突如帰宅したベンが、数か月振りに再会した家族の前でオリジナルソングを披露するワンシーン。おもむろにウクレレを弾き始めたベンのもとに、妹のアイヴィー(キャスリン・ニュートン)とレイシー、そして弟のリーアムが集まると、「ベンが10歳だった時、レイシーは赤ん坊~♪」と即興で作ったとは思えないほど見事に韻の踏まれた曲を歌い始め、「みんなそろって、大騒ぎしよう~!」と大声で歌って盛り上がる。そんな一同のもとへ、ベンが突然帰ってきたという知らせを聞いた継父のニール(コートニー・B・ヴァンス)が急ぎ足で帰宅。母ホリー(ジュリア・ロバーツ)もリビングに降りてくるが、ニールの険しい顔つきや彼を見て演奏をやめたベンの気まずい表情に、一家が抱える複雑な事情が垣間見えるシーンとなっている。優しくも激しい表現力豊かな歌声を披露しているベンを演じるのは、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、先月公開された『ある少年の告白』でも熱演を見せる若手実力派ルーカス・ヘッジズ。ルーカスが実父であるピーター・ヘッジズ監督作品に初めて出演することになった決め手は、母ホリー役のジュリアからの熱烈な直接指名だったという。「ジュリア・ロバーツが僕にベンを演じて欲しがっていると知った時は、もうクレイジーだったよ」とルーカス。ジュリアから届いた手紙には自身の赤毛の長男と一緒に撮った写真が添えられ、「ハンサムな赤毛の男性は、私といるとくつろげるみたいだということをルーカスに知って欲しくて」と書かれていたという。「ジュリアは、もしこの映画に出れば父との関係性ばかり考えてしまうんじゃないかという不安をかき消してくれた。この映画のもっと大きな要素は、僕が演じるキャラクターと彼の母親との関係だった」と、感慨深げにふり返るルーカス。この映像でも、ベンと家族との摩擦を憂い奔走するホリーの表情が窺えるように、母親の愛情と息子の葛藤が絡み合い、一筋縄では解決できない依存症の問題が浮き彫りになる本作。ベンは家族と一緒に幸せなクリスマス・イヴを過ごすことができるのか、ハラハラする展開を劇場で確かめてみて。『ベン・イズ・バック』は5月24日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベン・イズ・バック 2019年5月24日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2018- BBP WEST BIB, LLC
2019年05月22日名女優ジュリア・ロバーツが若手実力派俳優ルーカス・ヘッジズと共演し、“キャリアの頂点”といわれる熱演を見せる『ベン・イズ・バック』。この度、息子を薬物依存に陥れた張本人と出会い、静かに怒りを爆発させるシーンの本編映像が到着した。薬物依存症の息子ベン(ルーカス・ヘッジズ)を全力で守り、信じ続ける母ホリーを演じたジュリア。自身も子どもを持つ母親ということもあり「このストーリーにはとても胸を打たれた」と語るジュリアの体当たりの熱演が絶賛を浴びているが、今回解禁された本編映像こそ、その凄みを感じさせる場面。ベンが薬物依存症に陥ったのは、以前にベンが怪我をした際の主治医クレインが鎮痛剤を過剰投与したことが原因だった、という驚愕の事実が明かされ、自分たちの人生を一変させたにも関わらず、彼は記憶がアヤフヤでほとんど覚えてもいなかったことで、ホリーの怒りが静かに頂点に達する。そして「忘れたフリをしても私は覚えている。苦しんで死ぬがいい」と身の毛もよだつ衝撃の一言…!一方のベンは、せっかく落ち着きを取り戻していたなか、見るからに危ない男と目が合うや否や、頭を抱えパニック寸前。親子水入らずで楽しいはずだったクリスマスのデパートで、ホリーの鬱憤が爆発、ベンにも闇の足音が忍び寄り、物語が一気に不穏な方向へと動き出すシーンとなっている。本作で監督、制作、脚本を務めた、ルーカスの実父でもあるピーター・ヘッジズは、長い脚本家人生の中でもジュリアが演じたホリーは特別に誇らしく思える存在であるようで、「(以前脚本を書いた)『ギルバート・グレイプ』『エイプリルの七面鳥』の母親もそうだったけれど、ホリーという人物を思いついた時、それまでに想像した誰よりも複雑で完全で、熱い母親だった」と言い、「彼女はどうかと思うような選択もたくさんするが、彼女の選択は常に子供たちを守り、何かを与えられる存在でいたいと切に願う気持ちから生まれている」と語っている。また、輝かしいキャリアに一切驕ることなく徹底的に役と向き合い、ホリーをますます深みのあるキャラクターへと昇華させたジュリアへも称賛と感謝を惜しまない。「彼女は驚くほど頭がよくて情熱的だ。そして彼女ほどしっかり準備をして撮影に臨んだ俳優を私は知らない」と監督は語っている。キャッチコピーにもあるように、“救えるとしたら、私しかいない”と息子のために決死の覚悟を感じるホリーの行動や言葉一つ一つに、心揺さぶられること間違いなしの本作。“キャリアの頂点”と称えられるジュリアの気迫の演技を見逃さないで。『ベン・イズ・バック』は5月24日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベン・イズ・バック 2019年5月24日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2018- BBP WEST BIB, LLC
2019年04月29日アカデミー賞主演女優賞受賞のジュリア・ロバーツが母、アカデミー賞助演男優賞ノミネートの若手実力派ルーカス・ヘッジズが息子を演じる『ベン・イズ・バック』。この度、本作の日本版予告編とポスタービジュアルが到着、さらに公開日が5月24日(金)に決定した。今回到着した予告編は、クリスマス・イヴの朝、ケガの治療のための鎮痛剤の過剰投与でドラッグ依存症に陥ってしまった息子のベン(ルーカス・ヘッジズ)が療養施設から突然帰宅、母のホリー(ジュリア・ロバーツ)が抱きしめる再会シーンから始まる。ベンの帰宅を喜びつつも、不安を拭い切れないのかホリーはこっそり家中の薬を隠し、妹のアイヴィー(キャスリン・ニュートン)と継父(コートニー・B・ヴァンス)もベンが再び問題を起こすのではないかと懐疑的な様子。幸せな時間を取り戻そうとするベンだったが、過去の過ちの報いが忍びより、彼を放っておいてはくれない。自らが家族を危険に晒していると思い悩み、家族の前から姿を消してしまうベン。ホリーはベンを無事見つけ出し、家族の絆を取り戻すことができるのか――。「どのお墓に入りたい?」と息子ベンに詰め寄ったり、警察に息子の捜索を必死に訴えたり、“キャリアの頂点”と称される熱演を見せるジュリアは、「大変な役だったから色々なことを考えないようにしていたように思う」とふり返る。「大人になった子を持つ母親役は新鮮だったの。自分の意見を持っていて、親とは別の生活がある。(家族を演じた俳優たちと)時間を経ても誤魔化しなくお互いを大好きでいられるのは、それだけ全てをこの作品に込めた証ね」とコメント。さらに、彼女自らの指名で出演が決まったという、ベンを演じるルーカスの存在感と繊細な演技にも注目せずにはいられない映像となっている。併せて到着した本ポスタービジュアルは、真剣な表情の母ホリーにすがるように抱き着くベンの姿を捉えたもの。「救えるとしたら、私しかいない」というキャッチコピーからも、不運にも薬物依存に陥ってしまった息子を全力で守ろうとする母の決死の覚悟が浮かび上がるビジュアルとなっている。『ベン・イズ・バック』は5月24日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベン・イズ・バック 2019年5月24日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2018- BBP WEST BIB, LLC
2019年02月14日ジュリア・ロバーツ主演の映画『ベン・イズ・バック』が、2019年5月24日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他、全国の劇場で公開する。息子を全力で守る母、家族を描く“衝撃と感動”のドラマ『ベン・イズ・バック』は、クリスマスイブの朝にドラッグ依存症の療養施設から突如帰ってきた息子のベンと、愛するが故に息子を信じ続ける母・ホリーの愛情、そしてベンの帰宅によって、思わぬ試練が降りかかる家族の絆をサスペンスフルに描いた“衝撃と感動”のドラマ。第13回ローマ国際映画祭で審査員特別賞を受賞している注目作品だ。ジュリア・ロバーツ×ルーカス・ヘッジズ、アカデミー賞に名を連ねる実力派俳優が共演息子の最大の味方であろうとする母親・ホリーを熱演するのは、ジュリア・ロバーツ。大ヒット作『プリティ・ウーマン』で世界的トップスターとなり、『エリン・ブロコビッチ』で第73回アカデミー賞主演女優賞を受賞。また、『ワンダー 君は太陽』は、ハンデを抱える息子に無償の愛を注ぐ母親役を演じた。そして、ケガの治療による鎮痛剤の過剰投与で不運にも依存症に陥ってしまい、痛々しいほどに苦しむ息子ベン役を、ルーカス・ヘッジズが務める。ルーカス・ヘッジズは、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』で第89回アカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、その後は『スリー・ビルボード』や2019年4月月公開『ある少年の告白』など、話題作に次々と出演する注目の若手俳優だ。その他、突然帰ってきた兄を案じながらも疑う妹アイヴィー役には、この春公開の『名探偵ピカチュウ』への出演が話題となったキャサリン・ニュートン、継父ニール役をドラマ・映画と活躍するエミー賞受賞俳優コートニー・B・ヴァンスといった実力の確かなキャストが演じる。脚本・監督は、アカデミー賞ノミネート経験を持つピーター・ヘッジズ監督・脚本を務めたのは、『アバウト・ア・ボーイ』で第75回アカデミー賞脚本賞にノミネートされ、そして息子役ルーカス・ヘッジズの実父でもある、ピーター・ヘッジズ。本作と同じく、家族の絆を描く不朽の名作『ギルバート・グレイプ』では、原作・脚本を手掛けて世界中から称賛を集めた。そのピーター・ヘッジズが再び、不完全な家族たちの懸命に生きる様を見事にスクリーンに映し出す。ストーリークリスマスイブの朝、19歳のベンは実家に突然戻り家族を驚かせる。薬物依存症の治療施設を抜け出し帰ってきたのだ。久しぶりの再会に母ホリーは喜び、温かく迎え入れた。一方、疑い深い妹アイヴィーと良識ある継父のニールは、過去の経緯から、ベンが何か問題を起こして自分たちの生活を脅かすのではと不安に駆られる。両親はベンに、24時間のホリーの監視を条件に、一日だけ家での滞在を認めた。その夜、一家が教会でのクリスマスの催しから戻ると、家の中が荒らされ、愛犬が消えていた。これはベンの過去の報いに違いない。誰か分からないが昔の仲間の仕業だ。凍てつくような夜、ベンは犬を取り戻しに飛び出す。それを追うホリー。ベンが過去を清算しようとする中で、息子の人生を食い荒らす恐ろしい事実を知るホリーは、ベンを救うことが出来るのは自分だけであることに気づき、全力で守ることを決意する。だがベンはホリーの前から姿を消してしまう・・・。詳細『ベン・イズ・バック』公開日:2019年5月24日(金) 全国公開監督・製作・脚本:ピーター・ヘッジズ出演:ジュリア・ロバーツ、ルーカス・ヘッジズ、キャサリン・ニュートン、コートニー・B・ヴァンス原題:Ben Is Back
2019年02月03日ジュリア・ロバーツが主演を務め、第13回ローマ国際映画祭で審査員特別賞を受賞した『Ben Is Back』(原題)が、『ベン・イズ・バック』として5月に公開されることが決定。息子役で若手実力派No.1俳優ルーカス・ヘッジズが共演し、彼の実父である『ギルバート・グレイプ』のピーター・ヘッジズが監督・製作・脚本を務める。本作は、クリスマスイブの朝にドラッグ依存症の療養施設から帰ってきた息子のベンと、息子を信じ続ける母・ホリーの愛情、そしてベンの帰宅によって思わぬ試練が降りかかる家族の絆を、サスペンスフルに描いたヒューマンドラマ。どんなときでも息子の最大の味方であろうとする母親ホリー役を体当たりで演じるのは、「このストーリーにはとても胸を打たれた」と語るジュリア・ロバーツ。『プリティ・ウーマン』(‘90)で世界的トップスターとなり、『エリン・ブロコビッチ』(‘00)で第73回アカデミー賞主演女優賞を受賞、『ワンダー 君は太陽』でも息子に無償の愛を注ぐ母親役を好演したジュリアが、本作でも“キャリアの頂点”と称賛される熱演を見せている。そして、ケガの治療による鎮痛剤の過剰投与で不運にも依存症に陥ってしまい、痛々しいほどに苦しむ息子ベン役には、ジュリアの推薦がきっかけで出演が決定したルーカス・ヘッジズ。『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(‘16)で第89回アカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、『スリー・ビルボード』や『レディ・バード』、4月公開の主演作『ある少年の告白』など話題作に次々と出演する、世界がいま最も注目する若手俳優のひとりだ。さらに突然帰ってきた兄を案じながらも疑う妹アイヴィー役には、『スリー・ビルボード』ではルーカスの姉役で出演し、この春のハリウッド実写版『名探偵ピカチュウ』への出演が話題となっている注目女優キャスリン・ニュートン、継父ニール役をドラマ・映画と活躍するエミー賞受賞俳優コートニー・B・ヴァンスと実力確かなキャストが集結。監督・脚本を務めたのは、『アバウト・ア・ボーイ』(‘02)で第75回アカデミー賞脚本賞にノミネートされ、ルーカスの実の父であるピーター・ヘッジズ。脚本・原作を務めた不朽の名作『ギルバート・グレイプ』で世界中から称賛を集めたヘッジズ監督が、再び不完全な家族たちの懸命に生きる様を見事に描き上げた。ジュリアが迫真の演技で体現する、いかなることがあろうとも愛する息子を守ろうとする母ホリー。その決して諦めない愛の行く末に注目していて。■ストーリークリスマスイブの朝、19歳のベンは実家に突然戻り家族を驚かせる。薬物依存症の治療施設を抜け出し、帰ってきたのだ。久しぶりの再会に母ホリーは喜び、温かく迎え入れた。一方、疑い深い妹アイヴィーと良識ある継父のニールは、過去の経緯から、ベンが何か問題を起こして自分たちの生活を脅かすのではと不安に駆られる。両親はベンに、24時間のホリーの監視を条件に、1日だけ家での滞在を認めた。その夜、一家が教会でのクリスマスの催しから戻ると、家の中が荒らされ、愛犬が消えていた。これはベンの過去の報いに違いない。誰か分からないが昔の仲間の仕業だ。凍てつくような夜、ベンは犬を取り戻しに飛び出す。それを追うホリー。ベンが過去を清算しようとする中で、息子の人生を食い荒らす恐ろしい事実を知るホリーは、ベンを救うことが出来るのは自分だけであることに気づき、全力で守ることを決意する。だが、ベンはホリーの前から姿を消してしまい…。『ベン・イズ・バック』は5月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年01月31日“しょこたん”ことマルチタレントの中川翔子が、俳優の良知真次とともに、朗読劇『ラヴ・レターズ』に挑戦する。本作品は男と女が交互に手紙を朗読していく2人芝居で、1989年ニューヨークでの初演以来、世界中で上演され、日本でも繰り返し上演されている作品だ。【チケット情報はこちら】中川は「たくさんの方々に愛されてきた、歴史ある作品。私もその世界の中のひとりとして参加できるというのはとても名誉なことです。カップリングによって全然違った世界の色に染まる作品ですが、自分にしかない声の色があると信じて、全力で挑みたいです」と意気込む。彼女の初舞台『ブラック・メリーポピンズ』(2016年)でも共演した良知については「初舞台で色々と助けてくれた頼もしい方なので、良知さんの指示通りに動きたいなと思います」と信頼している様子だ。中川が演じるメリッサという役柄については「こんなに愛によって人生が翻弄されていくような、熱のある女性は演じたことがない。自分も20代の時は特に仕事を優先して、貴重な恋愛のチャンスをいっぱい逃してきて…。人生の中でずっとひとりの人を想い続けることができるのはとても素敵なことだと思います。だから、メリッサを演じられることがすごく楽しみです」と話す。声優としての活動もしている中川。今回初挑戦となる朗読劇という形式については「演技力と表現力と色々なスキルが兼ね備えられていないと成り立たないですよね。全てを言葉と心で表すというのは本当にすごい。声のお仕事で色々な役をやらせていただいたので、その経験が今回も生かせたら嬉しいです」と語る。『ラヴ・レターズ』を長年支えてきた翻訳・演出家の青井陽治が昨年9月に亡くなり、その跡を藤田俊太郎が継いだ。稽古1回、本番1回が原則というのがこの作品のお決まりなのだが、中川は「めちゃめちゃ不安ですが、試されているような気がしています。中川翔子という名前をお客さんが聞いた時に“え、大丈夫かな?”ではなくて“うん、大丈夫だね”と思っていただけるような人になりたいと思っているので、頑張りたいです」。余談だが、手紙にまつわるエピソードを聞いたところ、中川は「私が後悔しているのは、小学生を卒業する最後のバレンタインデーに、好きだった男の子に“忘れないでほしいでござるよ”という手紙をイラストとともに書いたこと。年に1回ぐらい思い出して消えたくなります…」と話した。中川翔子の出演回は11月14日(水)。そのほか、犬飼貴丈&大野いと(15日(木))、小池徹平&平野綾(16日(金))、寺脇康文&春野寿美礼(17日(土))、味方良介&内田真礼(18日(日))。東京・サンシャイン劇場にて。チケット好評発売中。取材・文:五月女菜穂
2018年11月01日11月9日(金)に公開する『モダンライフ・イズ・ラビッシュ ~ロンドンの泣き虫ギタリスト~』の、新たな予告編と場面写真が解禁となった。本作では、イギリスの人気バンド「blur」の名アルバムが結ぶ、カップルの恋の軌跡が描かれる。懐かしのUKロックの楽曲がいくつも登場する本作。夢見るミュージシャン、“泣き虫ギタリスト”リアムを主演するのは、モデルやバンド活動も行なっているジョシュ・ホワイトハウス。主人公の恋人・ナタリーは『サンシャイン 歌声が響く街』のフレイア・メーバーが演じる。■予告編ではオリジナル楽曲の全貌も明らかに...?予告編では、ロンドンのレコードショップでナタリーにリアムが話かけるシーンから始まる。アナログからデジタルへと移り変わる音楽シーンを背景に、2人の出会いからすれ違う様まで、リアルに映し出されている。さらに、ジョシュ・ホワイトハウスが歌う主題歌のサビも聴くことができるので、映画館へ足を運ぶ前にチェックしてみて。■ロンドンの若者たちをリアルに映し出す場面写真併せて、場面写真も公開。ライブ中のリアムから、2人のピクニックデートまで、本作の要となるシーンばかり。中でも、ナタリーの少女から大人の女性へと変わっていく様が、いくつかの写真から読み取れる。2人の関係は、どう変化していくのか。想像力を掻き立てるような場面写真に本作への期待が高まる。■大胆キスのポスタービジュアルも!ピンク色のカラーリングが印象的だったティザービジュアルから一転、今回新たに公開された本ビジュアルでは、リアムがステージ上からナタリーにキスをしている大胆なシーンがそのまま切り取られている。本作のストーリーの切なさも垣間見える一方、世界中の女子が憧れるシチュエーションを捉えたビジュアルだ。「blur」のベストアルバムが引き合わせた2人の未来は、劇場で見届けてみて。『モダンライフ・イズ・ラビッシュ ~ロンドンの泣き虫ギタリスト~』は11月9日(金)より新宿ピカデリー・ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国で公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:モダンライフ・イズ・ラビッシュ ~ロンドンの泣き虫ギタリスト~ 2018年11月9日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開
2018年09月14日映画『モダンライフ・イズ・ラビッシュ 〜ロンドンの泣き虫ギタリスト〜』が、2018年11月9日(金)に全国で公開される。“ブリットポップ”の思い出に乗せて贈るラブストーリー1990年代にイギリスはロンドン、マンチェスターを中心に多くのフォロワーを生んだイギリスの音楽ムーヴメント“ブリットポップ”。その発端ともされるアルバム『パークライフ』を94年にリリースしたバンド・ブラー(blur)のセカンドアルバム『モダンライフ・イズ・ラビッシュ』と同じタイトルを掲げた本作は、いつも音楽が共にあったと若者ミュージシャンとその恋人の、終わりから始まる恋の物語。昔ながらの音楽文化を愛する2人の恋デジタル化が進む現代の“ダウンロード文化”を忌み嫌い、昔ながらのCDやレコードコレクションを大切にしながら夢を追うミュージシャンのリアムと、レコードジャケットのデザイナーになることを夢見ながら広告会社で働くキャリアウーマンのナタリー。レコード店でブラーのアルバムを選んでいる時に出会った2人は、生活のすれ違いから別れの時を迎えてしまう。本当に“現代の生活は最低=モダンライフ・イズ・ラビッシュ”なのか?しかし、2人をかつて結んだ音楽が、また彼らを元の場所へ引き寄せていく。バーバリーの顔も務めたジョシュ・ホワイトハウスが主演主人公の”泣き虫ギタリスト”・リアム役として、長編映画初主演を果たすのは、英国が誇るファッションブランドの1つであるバーバリー(BURBERRY)のメンズフレグランス「ミスターバーバリー」の広告モデルにも起用されたジョシュ・ホワイトハウス。そして、恋人のナタリー役は、『サンシャイン/歌声が響く街』や『セザンヌと過ごした時間』などに出演した気鋭の若手女優、フレイア・メーバーが務める。作品を彩るのはUKバンドの名曲主人公・リアムが甘くハスキーな歌声で披露する主題歌はもちろん、その他の劇中歌にも注目。システム化していく社会に追いつけない、追いつきたくないという主人公の葛藤と共鳴するように、レディオヘッド(RADIOHEAD)、スピリチュアライズド(Spiritualized)、ザ・ナインティーンセヴンティファイヴ(The 1975)など、UKバンドによる名曲の数々が作品を彩る。ストーリーカップルにとって長い関係を終えるということは多くのことを意味する。リアム(ジョシュ・ホワイトハウス)とナタリー(フレイア・メーバー)とにとって、事態はさらに複雑だった。2人は大切にしてきたレコード・コレクションを分けなければならないのだ。この途方もない挑戦を通じて2人は自分たちのそれまでの10年間を見つめ返す。そもそもの始まりはレコード店で初めて出会い、blurのアルバムについて口論になったこと。2人は午後は有名なアビーロードの横断歩道に行き、夜はライブへ、週末はフェスに行って音楽に関わるすべてのものへの情熱と言葉では言い尽くせないほどの熱い思いを分かち合った。だが関係を維持するにはそれ以上の何かが必要だった。年齢と共に責任は増し、大人になりたいと思っているのはナタリーだけのようだった。プロのミュージシャンになろうとする自由をリアムに与えるため、ナタリーはアルバム・ジャケットをデザインするという自分の夢を諦め、生活費を稼ぐべく広告会社に就職。一方リアムは自分のバンドであるヘッドクリーナーに引き続き集中し、地元のパブでチャンスが来るのを待っていた。次第に腹立たしさが募るナタリー。ナタリーは親友のケリー(ジェシー・ケイヴ)に不安を打ち明けると同時に、新たな同僚のエイドリアン(トム・ライリー)にも惹かれてしまう。必然的にピリピリし始める2人の関係。だがリアムはバンドに夢中でその雰囲気に気づかない。終わりゆく1つの恋を今日まで追いつつ生じるのはこの疑問。果たしてリアムは自分の過ちに気づき、関係修復に向けて手遅れになる前に状況を正そうとするのか?そしてモダンライフは本当にそんなにクズなのだろうか?作品情報映画『モダンライフ・イズ・ラビッシュ 〜ロンドンの泣き虫ギタリスト〜』公開日:2018年11月9日(金)監督:ダニエル・ギル脚本:フィリップ・ガウソーン出演:ジョシュ・ホワイトハウス、フレイア・メーバー、ジェシー・ケイヴ、ウィル・メリック、マット・ミルン、スティーヴン・マッキントッシュ、トム・ライリー、イアン・ハート、デイジー・ビーヴァン原題:Modern Life is Rubbish
2018年07月02日イギリスの人気バンド「blur」の名アルバムと同名タイトルの映画『Modern Life is Rubbish』(原題)が、『モダンライフ・イズ・ラビッシュ ~ロンドンの泣き虫ギタリスト~』の邦題で、11月9日(土)に日本公開されることが決定した。併せて、ティザービジュアルと特報も解禁。■あらすじレコード店でロックバンド「blur」のアルバムを選んでいるときに出会った、リアム(ジョシュ・ホワイトハ ウス)とナタリー(フレイア・メ―バー)のカップル。リアムは、デジタル化した音楽のダウンロードコレクションを忌み嫌い、昔ながらの”手作り感“のあるCD、レコードコレクションを大切にしている夢見るミュージシャン。ナタリーは、レコードジャケットデザイナーになる夢をもちながらも2人の生活を支えるために、広告会社で働くキャリアウーマン。そんな2人は、生活のすれ違いにより別れの時を迎える。しかし、想い出の品々を整理する2人を、かつて結んだ音楽が元の場所へ引き寄せていく――。■懐かしのUKバンド曲が多数登場!終わりから始まる恋のストーリー今回解禁されたティザービジュアルは、ステージ上で物憂げな表情を浮かべたジョシュ演じるリアムの姿に、「いつも、音楽が一緒だった。終わりも。始まりも。」というコピーが添えられている。また特報映像は、リアムのハスキーで甘い声で歌われる、「ヘッドクリーナー」の主題歌「リコリス・ガール」にのせ、2人の日々が走馬灯のように流れていく。20秒という短さながら、幸せの絶頂から最悪の別れまでが断片的に盛り込まれ、切なさが胸に残るものになっている。「RADIOHEAD」「Spiritualized」「The 1975」など、聴く人によっては懐かしのUKバンド曲が劇中に数多く登場する本作で主演を務めるのは、「Mr.Burberry」のモデルにも起用され、『それでも夜は明ける』の監督が製作した短編映画に主演した、ジョシュ・ホワイトハウス。夢を追い続ける“泣き虫ギタリスト”として、長編映画初主演を果たす。そして、恋人ナタリー役は、『サンシャイン 歌声が響く街』や『セザンヌと過ごした時間』などに出演し、目覚ましい活躍を見せている若手女優、フレイア・メーバーが務める。『モダンライフ・イズ・ラビッシュ ~ロンドンの泣き虫ギタリスト~』は、11月9日(土)より新宿ピカデリー・ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国順次公開。(text:cinemacafe.net)
2018年06月29日エミー賞受賞、ゴールデン・グローブ賞ノミネートほか、米国内で30以上の賞を受賞し、中毒者が続出している海外ドラマ「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」。そのシーズン1&2のDVDが12月27日(水)より同時リリースされることになった。本作は、パイパー・カーマンが体験した実話をもとに2010年に刊行されたノンフィクション「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック 女性刑務所での日々」が原作。裕福なニューヨークの家庭で育ったブロンドお嬢様がある日突然、女子刑務所に収監!いじめ、人種差別、同性愛、SEX、裏切り…、未だかつて見たことのない環境でサバイブすることに。問題山積みの刑務所内を舞台に、強烈過ぎる受刑者たちを時にコミカルに、時にスリリングに描いていく。レビューサイト「Rotten tomatoes」では91%の高評価を誇り、あの「ブレイキング・バッド」に次ぐ衝撃と、全世界で中毒者が続出。ドラマアワードで30以上の賞を受賞し、現在もシーズンを更新中。日本ではシーズン3&4のDVDリリースは来春予定となっている。<シーズン1>あらすじ10年前、同性愛関係にあった彼女・アレックスのために麻薬密輸の代金を外国に持ち込んだ罪で、突然、リッチフィールド女子刑務所に収監されてしまったパイパー。順風満帆だった彼女を待ち受けていたのは、いじめ、人種差別、同性愛、SEX、裏切り…、未だかつて見たことのない世界だった。日々一緒に生活をしなければならないのは、個性が強すぎる受刑者や使い物にならない看守たち…。お嬢様育ちゆえに、初めこそかなり手荒い扱いも受けるが、徐々に持ち前の賢さと腹黒さで刑務所生活に慣れていこうとするパイパーだった――。<シーズン2>あらすじニューヨークの快適な暮らしから一変、エキセントリックな囚人たちと刺激的な刑務所(プリズン)ライフを送っていたパイパーは、クリスマスの事件から懲罰房に入れられていた。そんなある日、彼女は別の刑務所に移送されることに。そこで思わぬ人物と再会し、またもや人生を狂わされてしまう。一方、リッチフィールド刑務所では、大物“ヴィー”が戻ってきたことで、受刑者同士の勢力争いが激しくなっていき…。愛すべきキャラクターたちと、女子刑務所内で巻き起こる超過激な“事件”の数々に、あなたも魅了されること間違いなし!「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」シーズン1&2は12月27日(水)よりDVD発売&レンタル開始。(text:cinemacafe.net)
2017年10月20日『ボーン』シリーズや『オール・ユー・ニード・イズ・キル』『バリー・ シール/アメリカをはめた男』のダグ・リーマン監督の最新作『ザ・ウォール』が9月1日(金)より公開される。主演を務めるのは、トム・フォードの監督作『ノクターナル・アニマルズ』でゴールデン・グローブ賞助演男優賞を獲得するなど、いま、ノリに乗っている次世代イケメン俳優の1人、アーロン・テイラー=ジョンソン。シネマカフェでは、本作で孤軍奮闘する彼の熱演に注目した。本作は、イラク戦争時に実在した、“死神”と呼ばれるイラク最恐のスナイパーに狙われた主人公の米兵アイザックが、極限の頭脳戦に挑む様を描いたバトルフィールド・スリラー。ジューバは当時、米軍兵士を次々と狙撃する動画をインターネットに投稿し、その過激性で欧米諸国を震撼させていた。謎多き最恐のスナイパー“ジューバ”の狂気と、彼と対峙するアイザックとの緊迫感あふれる攻防が、観る者をスクリーンに引きずり込む超体感型ムービーだ。アーロンといえば、『キック・アス』シリーズの主演で注目を集めた若手注目株。『アンナ・カレーニナ』では“人妻”キーラ・ナイトレイが恋に落ちる美しき青年将校を演じたほか、ハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』や『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』など話題作への出演が続く。この秋、公開される『ノクターナル・アニマルズ』では、エイミー・アダムス演じる主人公の心をかき乱す小説の中の登場人物を怪演し、名だたる俳優たちを抑えてゴールデン・グローブ賞助演男優賞を受賞した。ちなみに実生活では、若き日のジョン・レノンを演じた『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』でメガホンをとっていた、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』でも知られるサム・テイラー=ジョンソン監督(当時はサム・テイラー=ウッド)と2012年に結婚。23歳年上という“年の差婚”で、アーロンは若くしてサムの連れ子を含む4児の父という一面も持つ。そんなアーロンは、本作では最恐のスナイパーに狙われ翻弄される主人公を演じ、高評価を得ている。これまで、トム・クルーズやマッド・デイモンなどハリウッドの一流俳優が主役の作品を多く手掛けてきたリーマン監督は、アーロンについて「約2時間、スクリーンを1人で引っ張っていける力が必要でした。ほかに逃げられる要素がないんですから。私のいままでの映画では、仮にあるシーンが成立しなくなっても別のシーンやカットに逃げることができる。いろんな出来事が同時に起こっていますから。しかし、アーロンと私は孤立無援。上手くいくか失敗するか。どこにも逃げ隠れできないんです」と激白、「キャラクターたちも物語の中で孤立無援。だから俳優として(上官マシューズ役)ジョン・シナも、アーロンも、そして監督としての私も自分たちに逃げ道を与えず、追い込んでいったのです」と、全幅の信頼を寄せていたことを明かす。アーロン自身も、本作の脚本を読み「素晴らしい作品になると確信した」と言う。すぐさまリーマン監督に会うべく「ストーカーのように監督を探した」そうで、監督がニューヨークにいることを知るやいなや、飛行機でLAからニューヨークに飛んだとか。本作に懸けた、凄まじいまでの熱意を感じさせるエピソードだ。そうした監督への積極的なアプローチが実り、主演を射止めたアーロン。「なぜなら、私にはこんな特別な作品はいままでになかったからです。だから、なんとしても関わりたいと思いました。私は常に自分の居心地のいい場所から飛び出して挑戦したいんです」と、ひたむきに作品と向き合う姿もうかがえる。一流俳優の仲間入り確実な彼が惚れ込んだ本作に、ぜひ注目してみて。『ザ・ウォール』が9月1日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年08月28日ラヴ・ディアスとは?“怪物的映画作家"と評され、世界の映画祭を次々と制覇してきたラヴ・ディアス。フィリピンが生んだ巨匠。2016年のベルリン国際映画祭で、『痛ましき謎への子守唄』が銀熊賞を受賞、約半年を経てベネチア国際映画祭で『立ち去った女』が金獅子賞に選ばれる。ラヴ・ディアスは1年で、世界三大映画祭の2つを制覇してしまった。そして、最新作『立ち去った女』が2017年10月より全国で順次公開されてく。無実の罪で30年も投獄『立ち去った女』は、『ショーシャンクの空に』の原点となった、ロシアの文豪レフ・トルストイの短編にインスパイアされた作品。殺人の罪で30年間も投獄されてしまう無実の女、そして、その黒幕は、彼女のかつての恋人だった…というストーリー。背景にはフィリピンの現代史を盛り込みつつ、哲学、宗教、寓話的な要素、そして詩情をも取り入れ、揺れ動くヒロインの心情、人の善悪をじっくり描き出すヒューマンドラマだ上映時間は短く3時間48分ラヴ・ディアスのこれまでの作品は超長編。5~6時間は当たり前で、9時間に達する作品もあった。それでも、その独特なリズムは”魔術的魅力”を持ち、見る人は徐々に引き込まれていく。『立ち去った女』の上映時間は奇跡的にも”3時間48分”。ラヴ・ディアスの世界観を初めて体験する人には絶好の機会かもしれない。『立ち去った女』あらすじ殺人の罪で、30年もの間投獄された無実の女ホラシア(チャロ・サントス・コンシオ)。真の黒幕は、彼女のかつての恋人ロドリゴ(マイケル・デ・メサ)だった。出所したホラシアは、自分を陥れた男を追って、孤独な復讐の旅に出る。彼女の前に現れたのは、アヒルの卵売りの男、物乞いの女、そして心と身体に傷を抱えた謎の“女"(ジョン・ロイド・クルズ)。困っている者、弱い者たちに優しく手を差し伸べ、惜しみない愛を注ぐホラシア。そんな彼女を慕う者たちの助けで、復讐すべき男との距離は徐々に縮まっていく…。作品詳細『立ち去った女』原題:Ang Babaeng Humayo/英題:The Woman Who Left監督・脚本・編集・撮影:ラヴ・ディアス出演:チャロ・サントス・コンシオ、ジョン・ロイド・クルズ、マイケル・デ・メサ2016/フィリピン/タガログ語/モノクロ/上映時間:228分/配給・宣伝:マジックアワー
2017年08月14日スプーンで食べるシフォンケーキ専門店「ザ・シフォン&スプーン」から、新商品「ザ・シューコーン(THE Chou Cone)」が2017年4月25日(火)発売。「ザ・シューコーン」は、シュークリームをまるでコーンに入ったアイスクリームのように見立てた新感覚のスイーツ。ザクザクとした食感のシューの中から、甘さ控えめのカスタードクリームがとろりと溢れ出す。さっくりと焼き上げた香ばしい風味のシューに、コク深くミルキーなカスタードが濃厚に絡まる。シュガーやドライフルーツをトッピングしたキュートな見た目は、写真に撮ってシェアしたり、お土産としてプレゼントするのにもぴったりだ。フレーバーは5種類。ホイップとショコラカスタードをあわせた「ショコラカスタードクリーム」には、ショコラのコク深い甘みを引き立てるアーモンドスライスをトッピング。甘さ控えめで爽やかな「抹茶カスタードクリーム」には、濃厚な抹茶チョコをトッピングし、奥深い抹茶の風味を楽しめる。「ストロベリーカスタードクリーム」の優しい甘みには、甘酸っぱいドライクランベリーをアクセントに添えた。「メープルカスタードクリーム」には、メープルのほろ苦い甘さと愛用抜群なアーモンドダイスをのせ、ザクザクとした食感に。さらに、ベーシックなシュークリームの味わいが楽しめる「カスタード」も登場する。また、同日から、夏にぴったりのレモンとバナナを生地に練り込み、ホイップクリームをつめた夏限定のシフォンケーキ「ザ・レモン シフォン 」と「ザ・バナナ シフォン」の販売がスタート。さらに、ブルーベリーの果肉を練り込んだブルーベリー風味の生地のシフォンケーキ「ザ・ブルーベリーシフォン」も発売する。【詳細】ザ・シューコーン 378円 ※カスタードのみ 356円発売日:2017年4月25日(火)販売店舗:ザ・シフォン&スプーン 全9店舗価格:ショコラカスタード、抹茶カスタード、カスタード、ストロベリーカスタード、メープルカスタード※全て税込み■ザ・ブルーベリーシフォン発売期間:2017年4月25日(火)〜7月下旬 (順次販売終了予定)価格:Lサイズ 1,296円、Mサイズ 907円、Sサイズ 442円 ※全て税込み■ザ・レモン シフォン / ザ・バナナ シフォン発売期間:2017年4月25日(火)〜8月下旬 (順次販売終了予定)価格:Lサイズ 1,080円、Mサイズ 756円、Sサイズ 378円 ※全て税込み【問い合わせ先】ダスキン フードグループ お客さまセンターTEL:0120-112-020
2017年04月26日電気グルーヴが新アルバム『トロピカル・ラヴ(TROPICAL LOVE)』を発表。2017年3月1日(水)より発売される。電気グルーヴは、ピエール瀧と石野卓球のユニット。『トロピカル・ラヴ』は、電気グルーヴ4年振りとなるオリジナルフルアルバム。2017年3月12日(日)から2017年3月25日(土)の期間には全国6か所7公演の「トロピカル・ラヴ ツアー(TROPICAL LOVE TOUR)」も開催する。アルバムの表題曲である「トロピカル・ラヴ(Video Edit)」のMVは、映像は全編ハワイで撮影。電気グルーヴと旧知の間柄の田中秀幸が監督を務める。始まりの気配を感じさせ、クセになる味わい深い作品となっている。さらに、2017年3月9日(木)には、ニューアルバム『TROPICAL LOVE』収録の「人間大統領」のミュージックビデオが公開された。この動画は、漫画家・天久聖一が企画・演出を、竹林亮がディレクターを務めている。天久は、過去に電気グルーヴの「Café de 鬼」「モノノケダンス」「弾けないギターを弾くんだぜ」のミュージックビデオも手掛けてきた。また、3/12よりスタートする全国ツアー「TROPICAL LOVE TOUR」の会場で販売されるグッズの画像も公開。アルバム『TROPICAL LOVE』のジャケットを使用したTシャツやiPhoneケースの他、「トロピカル・ラヴ(Video Edit)」ミュージックビデオに登場するメンバーの写真を使用したキーホルダーなど、バラエティに富んだラインナップとなっている。【詳細】電気グルーヴ『トロピカル・ラヴ』発売日:2017年3月1日(水)価格:・通常盤 CD1枚 2913円+税・初回限定盤 CD1枚/DVD1枚/デジパック仕様 3,600円+税・完全生産限定盤 CD1枚/映像コード/マグネット/レンチキュラーステッカー/BOX仕様 4,600円+税・完全生産限定LP 12inch LP2枚組 3,800円+税収録曲:人間大統領 / Ningen President東京チンギスハーン / Tokyo Genghis Khan顔変わっちゃってる。 / Kao Kawacchatteru.プエルトリコのひとりっ子 / Puerto Rico no HITorIKKO柿の木坂 / KakinokizakaFallin’ Down(Album mix)ユーフォリック / UFOholicトロピカル・ラヴ / TROPICAL LOVEヴィーナスの丘 / Venus Hillいつもそばにいるよ / Stand by You■TROPICAL LOVE TOUR ※ローソンチケット、イープラス、チケットぴあにて販売中日程・開催場所:・2017年3月12日(日) Zepp Sapporo・2017年3月17日(金) Zepp Nagoya・2017年3月18日(土) Zepp Osaka Bayside・2017年3月20日(月・祝) 福岡 DRUM LOGOS・2017年3月21日(火) 岡山 YEBISU YA PRO・2017年3月24日(金) Zepp Tokyo・2017年3月25日(土) Zepp Tokyo
2017年02月16日