ブレゲから、ブレゲ創業者の発明を最も象徴するトゥールビヨンを搭載した「マリーン」コレクションが登場します。Courtesy of Breguetトゥールビヨンは、科学と時計学に傑出した時計師アブラアン-ルイ・ブレゲによって発明され、1801年6月26日特許を取得しました。地球の引力は、時計の位置が変わるたびに時計の歩度に影響を与えるため、時計のムーブメントにとって引力は敵である、という見解が彼の出発点でした。この問題を解決するため、ブレゲの創業者である彼は、脱進機をすべてキャリッジの中に組み込み、1分間で1回転させるというアイデアを思いつきました。こうして誤差は定期的に繰り返されるため、互いに相殺されるようになりました。さらに、テン真の接点が常に変化することで、軸受の潤滑性が確実に向上しました。それから220年以上経った現在でも、この時計製造の機構は、最も魅力的な時計学の作品の一つとして際立っています。Courtesy of Breguetムーブメント42.5 mmのケースには自動巻キャリバー 581を搭載。厚さわずか3 mmの極薄ムーブメントで、部品は330個です。ペリフェラルローターを使うことで、この最も薄いムーブメントが実現しました。振動数は4 Hzで、驚異的な80時間パワーリザーブを備えます。あらゆる最新技術を確実に取り入れ、キャリバーにはシリコン製のキャリッジとひげゼンマイを搭載します。シリコンは腐食や摩耗への耐性があり、磁場の影響を受けないさまざまな特性が備わった素材です。この新作のムーブメントの仕上げは、サファイア・ケースバックから眺めることができます。香箱には羅針図が描かれ、プラチナ製ペリフェラルローターには、船の舵からインスピレーションを得たデザインがあしらわれています。船の甲板を思わせる畝模様のモチーフなど、典型的な「マリーン」コレクションの装飾もあしらわれています。Courtesy of Breguet美しさ新作Ref.5577のサンバースト仕上げダイヤルは、ローズゴールドモデルではスレートグレーカラーが、プラチナモデルではネイビーブルーが採用されています。トゥールビヨンは5時位置に配置され、60秒で1回転するケージが目を奪います。チャプターリングは、この機構を強調するためオフセンターに配され、アワーマーカーや先端に穴が開いたゴールドのブレゲ針には蓄光が施されています。歴史傑出した科学者や技術者としても認められたアブラアン-ルイ・ブレゲは、1814年に王命によって経度委員会のメンバーに選ばれ、フランス海軍と運命をともにすることになりました。この委員会の役割の一つは、海上での経度決定に関する天文学的な問題を解決することでした。その1年後、ルイ18世はブレゲに当時の最も栄誉ある称号のひとつに数えられる「王国海軍時計師」の称号を授与しました。そしてブレゲの銘が刻まれた精密時計と経度測定のシステムを装備した多くの偉大な海洋探検家たちの艦隊が船旅を続けました。この新しいタイムピースは、航海術と天文学の両方との強い結びつきを通して、ブランド創業者へ2つのオマージュを捧げます。Courtesy of BreguetCourtesy of Breguetブレゲ ブティック銀座 ☎03-6254-7211ブレゲ ブティック伊勢丹新宿店 ☎03-3352-1111 大代表ブレゲ ブティック日本橋三越本店 ☎03-6665-0143ブレゲ ブティック阪急うめだ本店 ☎06-6313-7863
2023年10月14日マリーン・セル(MARINE SERRE)の2024年春夏コレクションが発表された。高鳴る鼓動を鮮やかに身にまとって“HEARTBEAT”—―「高鳴る鼓動」をテーマに2024年春夏シーズンでマリーン・セルが表現したのは、活気あふれるパーティに集まった多様な人々が、同じ脈打つリズムに合わせてグルーヴする世界観。デッドストック素材を再生したアップサイクルアイテムを中心に、フェミニニティとストリート要素が交錯するエネルギッシュなコレクションを展開する。官能的なリゾートムード散見されたのは、ハワイの美しさにインスピレーションを得たハイビスカス、鳥や動物など、南国を思わせるリゾート風の色鮮やかなモチーフ。これらはブランドのアイコニックな“三日月”モチーフと共に、ユニセックスで着用されるスカートや露出度の高いカットアウトドレスに配されることで、フェミニンなムードにどこかミステリアスでエキゾチックなテイストを加えている。表情豊かなドッキングドレスドレスアイテムには、大胆で遊び心あふれるドッキングを施して。中でも象徴的だったのは、プリーツスカーフやアップサイクルTシャツなどの表情豊かなファブリックをあえて不均一に繋ぎ合わせたロングドレスだ。布の落ち感と呼応したギャザーとドレープを効かせることで、メリハリのあるシルエットに仕立てている。ざっくりニットでエフォートレスなムードをプラス流れるような生地の使いかたとは対照的に、カントリー調で素朴なムードのニットウェアが織り交ぜられているのも面白い。かぎ針編みによってざっくりと編まれたカラフルなニットは体のラインを際立たせる端正なシルエットのドレスやミニスカート、再構築されたカーディガンなどに取り入れられ、コレクション全体に意外性のあるコントラストを生み出していた。ドレスやブルゾンなど、豊富なバリエーションのデニムウェアまた、ブランドのアイコニックなブルーデニム生地を用いたウェアは5ポケットジーンズをはじめ、セットアップやボクシーベスト、ミニスカートなど、カジュアルからフォーマルまで様々なスタイルで登場。デットストック生地を繋ぎ合わせることで、クラシックなシルエットを再構築していた。たとえば、デニム生地を斜めに紡いだクチュールライクなドレスは、ウエストラインを強調するステッチや、肌を大胆に露出するカットアウトなど、デットストック生地を繋ぎ合わせることで再構築。ブランドのアイコンである“月”はバストを象るようにあしらわれ、センシュアルな雰囲気を強調する手段として取り入れられている。
2023年07月13日マリーン・セル(MARINE SERRE)の2022年秋冬コレクションから、新作バッグ「エクリプス(ECLIPS)」が登場。一部のマリーン・セル取り扱い店舗などで販売される。“三日月”シルエットの新作バッグ新作ハンドバッグ「エクリプス」は、マリーン・セルのシグネチャーである“三日月”をイメージした、曲線シルエットが魅力。タータンチェックの生地や、三日月パターンのキャンバス素材に、レザーのパーツを組み合わせている。スタッズやピンといった、エッジィなモチーフもポイントだ。デッドストックを使用メインマテリアルには、コレクションのデッドストックをアップサイクルして使用。レザーパーツはそのままに、シーズン毎に異なるデザインを展開していく。【詳細】マリーン・セル 新作バッグ「エクリプス」発売日:2022年9月5日(月)販売店舗:一部のマリーン・セル取り扱い店舗、公式オンラインストア参考価格:・ブラックレザー 117,040円・赤タータンチェック/ ムーン柄 各132,660円
2022年09月10日ブレゲ・マニュファクチュールは、「オーラ・ムンディ」をマリーン・コレクションの新しいモデルにアレンジして、日常から世界の旅へと誘います。まさに技術とデザインの偉業がひとつになった精密時計です。ワンクリックで旅に出る「オーラ・ムンディ」は、発表と同時に人気の的になりました。開発に3年を費やし、4件の特許を取得したこの機械式時計の決定的な利点は、瞬時に変更できるデュアルタイム表示、すなわちインスタント・ジャンプ・タイムゾーン表示システムにあります。このような技術的偉業を可能にしているのが、プッシュボタンとリュウズの操作による仕組みです。まずプッシュボタンで最初の都市を表示して、リュウズで時刻と日付を設定します。あとは第2の都市を調整するだけです。すると時計の機構は、カムやハンマー、差動装置から成る巧妙なシステムによって時刻と日付を計算します。こうして、プッシュボタンを押すだけで、時計の正確な動作を妨げることなく、地球の隅から隅まで移動することができるのです。日常から旅へと誘うビジュアルこの時計のダイヤルは、さまざまな素材やプレートのレイヤーによって、腕に素晴らしい世界の眺めをもたらします。まず基盤となるゴールド製のプレートには大陸の岸に穏やかに打ち寄せるウェーブ模様が手作業のギヨシェ彫りで施され、深海のブルーに彩られたサンバースト仕上げのダイアル基部は、ウェーブのモチーフが絶え間なく繰り返すイメージを演出しています。大陸部分の加工もこうした印象に効果を発揮しています。これに重なるサファイアクリスタルのプレートには、メタライズ加工で経線と緯線が描かれ、水平にサテン仕上げが施された大陸の沿岸は、メタリックなターコイズの海岸線によって繊細に縁取られています。そしてダイヤル上に存在するさまざまな要素を支えるのが外周のフランジです。ダイヤルのこの立体感や見事な輝きは、数週間を要するさまざまな処理によって実現されます。ディテールの重要性ダイヤルは、視認性を確保しながら、各表示のデザインに特別な配慮がなされています。ブレゲにとって、ラグジュアリーはディテールにあるのです。夜間でも読み取れるように、時針や分針、インデックスに蛍光塗料が施されているのはそのためです。4時位置のサン/ムーン表示のモチーフは、手作業によるハンマー打ちで加工され、非常にリアルに仕上げられています。ローズゴールドの明るい太陽に対し、ロジウムメッキの月はグレーの色調でミステリアスな表情を浮かべています。12時位置の窓で表示される日付には、ダイヤルの日付窓の下にレトログラード針が巧妙に組み込まれており、繊細な丸みを帯びたU字の先端が日付を囲んで示します。この先端部のブルイヤージュ(青焼き処理)と呼ばれる繊細な仕上げは、時計製造では古くからの装飾ですが、今では改良が進み、マットでありながら光沢感を出せるようになりました。この仕上げは、控えめながらも視認性を高めます。各タイムゾーンに対応する都市名は6時位置に示され、この窓の真上に配されたメタライズ加工による錨のモチーフが現地時刻を知りたい都市を指します。独創的なムーブメント直径43.9mmのケースは、ホワイトゴールドとローズゴールドの2種類をそろえ、テンプ振動数4Hzのキャリバー77F1が組み込まれています。この機械式自動巻ムーブメントには、腐食や摩耗への耐性に優れ、さまざまな特質をもつシリコン素材で作られた脱進機が装備されています。シリコン素材はまた、磁場の影響も受けません。キャリバー77F1の独自の特徴は、特許取得のモジュールにあります。そこには、デュアル・タイムゾーン機構や第2タイムゾーン表示をはじめ、プログラムと再プログラムが可能な機械的メモリーの歯車、デイ/ナイト表示などが含まれます。55時間のパワーリザーブが備わるこの傑出した機械式ムーブメントは、コート・ド・ジュネーブやギヨシェ彫り、スネイル模様の仕上げでエレガントに装飾され、その一部をサファイア・ケースバックから眺めることができます。世界に向けて旅の準備を整えた新しい「マリーン オーラ・ムンディ」は、レザーストラップ、ラバーストラップ、ゴールド・ブレスレットを組み合わせたモデルがあります。ブレゲと海軍傑出した科学者や技術者としても認められたアブラアン-ルイ・ブレゲは、1814年に王命によって経度委員会のメンバーに選ばれ、フランス海軍と運命をともにすることになりました。ドランブルやビオ、ラプラスなどのアカデミー会員の学者たちを擁するこの委員会の任務のひとつは、海上での経度決定に関する天文学的な問題を解決することでした。しかし、ルイ18世がブレゲに当時の最も栄誉ある称号のひとつに数えられる「王国海軍時計師」の称号を授与したのは1年後でした。そしてブレゲの銘が刻まれた精密時計と経度測定のシステムを装備した多くの偉大な海洋探検家たちの艦隊が船旅を続けました。エレガントでスポーティなルックの「マリーン」は現在、ブレゲを代表するコレクションのひとつになっています。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2022年03月25日2021年春、JIMMY CHOOはパリの新進気鋭デザイナー、MARINE SERRE(マリーン・セル)とのコラボレーションコレクションをローンチします。MARINE SERREのボディコンシャスで環境に配慮した洋服は、たちまち彼女をコンテンポラリーファッション界の中心人物へと押し上げました。コラボレーションコレクションは、MARINE SERREの人間工学と動力学に基づくウエアに着想を得て、アスリートスタイルを取り入れ、モダンライフのリズムに合うようにデザインされています。その特徴的な流線型のシルエットは、両ブランドに共通する「スタイルに妥協せず、快適さと体のことを考えた」というデザイン理念を際立たせています。「マリーンの才能にはワクワクさせられるわ。彼女の革新や試みは私の心を掴むの。デザインが大胆且つ自信に満ちていて、本質的にフェミニン。それはまさにJIMMY CHOOが表現するメッセージとぴったり調和しているわ。自らの信念と未来に対する考え方を持っているマリーンと、ぜひコラボしたいと思っていたの。彼女ならJIMMY CHOOをどうリミックスするのか、彼女から見たJIMMY CHOOのDNAやアーカイブを知るのはとても新鮮だった。マリーンの未来的な思考にとても惹かれているの。一緒にやりたいことがまだまだたくさんあるわ。」-JIMMY CHOO クリエイティブ・ディレクター、サンドラ・チョイ「JIMMY CHOOのような、ヘリテージ、独自のサヴォアフェール、靴のデザインと製造における確固たる経験を有するアイコニックなブランドとコラボレーションできて本当に嬉しかったわ。サンドラとは、クリエイティブのプロセスですぐに通じ合うものがあったの。彼女は私の視点を完全に理解してくれた。2つのブランドのアイデンティティをどう融合していくか、そしてJIMMY CHOOのフェミニンな美学と、MARINE SERREの実用性と快適性への未来的なアプローチを反映するような、ハイブリッドなプロダクトを生み出す過程はとてもワクワクしたわ。」-MARINE SERRE ファウンダー兼クリエイティブ・ディレクター、マリーン・セルJIMMY CHOO × MARINE SERREのカプセルコレクションは、6つのキースタイルに焦点を絞り、MARINE SERREの2021年春夏コレクションとその発表形式として付随する映画の物語を描くのに一役買っています。映画は監督にサシャ・バルビン(Sacha Barbinとライアン・ドゥビアゴ(Ryan Doubiago)を迎えて共同制作されました。各スタイルはトータルルックにおいて必要不可欠なパーツとなるようにデザインされ、各ルックを強調しながら、着る人のアイデンティティ、新たな一面など、異なるキャラクターを表現しています。インスピレーションはJIMMY CHOOのアーカイブから引き出されました。2000年秋冬のヴィンテージスタイル・FAROを出発点として、その形やデザインを再考しました。MARINE SERREの刷新と再生への飽くなき関心に同調した、今日のための再発明です。FAROの細長いポインテッドトゥや、動きやすくスポーティーなローヒールのシルエットといった特徴が、コレクションのラインアップを物語ります。コレクションはクラシックなワードローブで構成され、100mmヒールのパンプス、35mmヒールのメリージェーン、65mmヒールのアンクルブーツ/ソックアンクルブーツ、カーフブーツ/ソック カーフブーツ、そしてKATO ニーハイフラットブーツ/トレーナーで展開されます。カラーパレットはシャープで、ブラック、ホワイト、タン、レッドをそろえています。全スタイルにMARINE SERRE の ライトモチーフ(独: Leitmotiv)である三日月のロゴを採用。進化系とも言えるバイカラーの「ハーフムーン」をリサイクルジャージーに施したものや、アイコニックな三日月をジャージーではなくカーフに全面プリントしたものもあります。ハイパフォーマンススポーツの要素を取り入れたストレッチジャージーをソックスブーツのアッパーに使用。全スタイルでジャージーとカーフレザーにラバーのディテールを組み合わせることで、質感と色合いにコントラストを持たせています。本質的にフェミニンであり、且つダイナミックなコレクションは、ウォーキング、ランニング、サイクリングなどの運動に合わせて設計されています。スポーツウエア、ストリートウエア、そしてハイファッションを融合した、センシュアルなハイブリッドデザインです。ボクシングやマーシャルアーツ仕様のソフト なソールと、柔軟なファブリックを使用したKATO ブーツは最もわかりやすいクロスオーバーですが、それ以外の全スタイルにもスポーツの要素が取り入れられています。そしてさらには、私たちの今日の着こなしと生き方が反映されています。JIMMY CHOO × MARINE SERREコレクションは、2021年2月17日より順次、JIMMY CHOOのフラッグシップ ストア、JIMMY CHOO公式オンラインブティック、そしてMy Theresaにて世界同時発売されます。コレクション名:JIMMY CHOO × MARINE SERRE (ジミー チュウ × マリーン セル)展開開始日:2021年2月17日(水)より順次展開スタート国内展開店舗:表参道店、公式オンラインブティック読者お問合せ先:JIMMY CHOO(ジミー チュウ)TEL : 0120-013-700URL : JIMMY CHOO.COMPRODUCT LINEUPJCXMS SOCK CALF BOOT 148,000 + taxJCXMS CALF BOOT 180,000 + taxJCXMS ANKLE BOOT 167,000 + taxJCXMS ANKLE BOOT 148,000 + taxJCXMS SOCK ANKL BOOT 134,000 + taxJCXMS PUMP 92,000 + taxJCXMS PUMP 115,000 + taxJCXMS MARY JANE PUMP 115,000 + taxJCXMS MARY JANE PUMP 115,000 + taxJCXMS KATO OTK 180,000 + taxJCXMS KATO 82,000 + taxJCXMS KATO 82,000 + taxJCXMS KATO 99,000 + taxABOUT JIMMY CHOOJIMMY CHOOは世界をリードする英国ラグジュアリー・ブランドです。自信を呼び覚ますグラマラスな感性と遊び心溢れる大胆なスピリットを持ち合わせており、ファッション性の高い独自スタイルと卓越したクラフツマンシップ、そしてセレブリティやレッドカーペット・スタイルのパイオニアブランドとしても知られています。ウィメンズのシューズを中核アイテムに、ハンドバッグ、革小物、スカーフ、サングラス、アイウエア、ベルト、フレグランス、メンズシューズ等を展開。クリエイティブ・ディレクターのサンドラ・チョイは、「世界でもっとも愛されるラグジュアリー・ブランドを構築する」というビジョンを掲げ、1996年の設立以来ブランドと共に歩んでいます。現在、グローバル店舗ネットワークは200店以上、世界中の有名百貨店やセレクトショップにも出店しています。JIMMY CHOOは、グローバル・ファッション・ラグジュアリー・グループ、カプリ・ホールディングス・リミテッドの傘下ブランドです。ABOUT MARINE SERRE批評家に絶賛され、カルト的人気を誇るマリーン・セルのコレクション。全く新しく、根本的にインディペンデントなブランドは、フランスのクチュールが持つクラシックなフォルム、スポーツウエアの要素とファブリック、「エコフューチャリスト」としての決意に満ちた主題とビジョンをハイブリッドに掛け合わせています。衝突し混じり合う文化と新時代の要素を背景に、これらすべてが実験的に混じり合い、新しい文化、新しいモード、新しい生き方に発明をもたらしています。シーズンを経て、マリーン・セルの世界はさらなる高みへと達し、広がっていきました。現在では、アンダーウエアの「BORDERLINE」、ワードローブを扱う「WHITE LINE」、より実験的なシーズンコレクションの「GOLD LINE」、そして、技巧を凝らしたレッドカーペット向けのオーダーメイドピースを扱う「RED LINE」の4つのラインを展開しています。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2021年02月17日ニナ リッチ(NINA RICCI)の2020年秋冬新作ジュエリーが、2020年9月より全国の宝飾専門店で発売される。“冬の海岸”をイメージした新ジュエリーニナ リッチは“冬の海岸”を意味する「プラージュ ディヴェール(PLAGE D’HIVER)」をテーマに、新作ジュエリーを展開。新鮮な風が吹き抜ける海辺へ思いを馳せて、柔らかな光に包まれたフェミニンなデザインを提案する。“新しい仕立て”を意味する「ネオ テーラリング」シリーズは、カラフルな色使いが特徴的。シトリン、ブルートパーズ、ペリドットといった色鮮やかなストーンと、ダイヤモンドをコンビネーションさせた。瑞々しいカラーミックスと、ユニークなフォルムが女性の肌を魅力的にみせてくれる。ラインナップは、リングとネックレスの2種。セットで着用するのも、統一感がでるのでおすすめだ。また、海からのそよ風をイメージした「ブリーズ マリーン」もチェック。繊細なベビーパールを規則的に並べて、大人の女性にふさわしい上品なデザインに仕上げた。ゆったりと広がるさざ波のようなドレープをモチーフをにした「ミラージュ アクアティック」のネックレス、リング、ピアスには、ダイヤモンドとK18を組み合わせて、気品あふれる姿を作り出した。【詳細】ニナ リッチ 2020年秋冬新作ジュエリー発売時期:2020年9月取扱い店舗:全国の宝飾専門店■ネオ テーラリング(K18 シトリン・ブルートパーズ・ペリドット・ダイヤモンド)・リング 231,000円・ネックレス 244,200円■ミラージュ アクアティック(K18 ダイヤモンド)・リング 519,200円・ネックレス 382,800円・ピアス 211,200円■ブリーズ マリーン(K18 アコヤパール・ダイヤモンド)・リング ¥431,200・ネックレス ¥321,200(K18 アコヤパール)・イヤーカフ ¥118,800※価格はすべて税込。【問い合わせ先】エスジェイ ジュエリーTEL:03-3847-9903
2020年10月01日M·A·C(マック,メイクアップ アート コスメティックス)の「ライトフル C+ SPF 30 ファンデーション」がリニューアル。2018年2月2日(金)から発売される。「ライトフル C+ SPF 30 ファンデーション」は、数あるMACのファンデーションの中でも、最も高い人気を誇るパウダリーファンデーション。カバー力と透明感、崩れにくさが人気の理由。「ブライトクリスタルボールパウダー」が光を多面的に反射し、くすみにくく、透明感が持続することでメリハリのきいた立体感のある肌を演出する。さらに、厳選された3つの海藻成分を含む「マリーンブライトフォーミュラ」や、シャクヤク根エキス、アボカドエキス、カンゾウ由来成分が肌をみずみずしく整えてくれる。今回のリニューアルした「ライトフル C+ SPF 30 ファンデーション」には、ライトフルシリーズ全てに追加されたM·A·Cの新成分「コーラルグラスエキス」を使用。この新たな保湿成分が、光を捉えた、ハリとなめらかさのあるツヤマット肌へと導いてくれる。素肌のように自然なセミマットに、クリーミィでしっとりしたパウダーがツヤ感をもたらし、一見相反する2つの仕上がりを同時に叶えることができる。さらにパッケージも、薄型のパウダーファンデーションコンパクトへと進化する。【詳細】M·A·C「ライトフル C+ SPF 30 ファンデーション」リニューアル発売日:2018年2月2日(金)※M·A·C公式オンラインショップで2月1日(木)に先行発売。価格:・ライトフル C+ SPF 30 ファンデーション 全9色 SPF30/PA+++ レフィル・スポンジ付 各4,600円+税・ライトフル C+ SPF 30 ファンデーション コンパクト 1,100円+税【問い合わせ先】M·A·C お客様お問い合わせ先TEL:03-5251-3541
2018年02月12日ドーバー ストリート マーケット ギンザ(Dover Street Market Ginza)にて、若手ファッションクリエーターの育成と支援を目的としたファッションコンテスト「LVMH Young Fashion Designers Prize」の2017年度グランプリを受賞した「マリーン・セル(MARINE SERRE)」の受賞コレクション「RADICAL CALL FOR LOVE」の取り扱いがスタートした。デザイナーのマリーン・セルはベルギー系フランス人。「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)」やラフ・シモンズ(Raf Simons)期の「ディオール(Dior)」を経て、 現在は「バレンシアガ(BALENCIAGA)」のデザインチームに所属している。「RADICAL CALL FOR LOVE」では、スポーツウエアと19世紀中東のコスチュームという対極の要素を一つにした未来的なコレクションを発表。ジャージーやモアレといった近代的なスポーツのコードとカフタンを始めとする伝統衣装をミックスしたハイブリットなデザインが特徴的で、Tシャツ(5万5,500円)、シャツ(7万5,500円)、ジャケット(13万9,500円)、コート(7万5,500円)、ドレス(22万4,500円~)、アクセサリー (1万7,500円~)など、多彩なラインアップが展開される。なお、「RADICAL CALL FOR LOVE」はドーバーストリート マーケット ギンザ、ロンドン、ニューヨーク、シンガポールでのみ展開されるエクスクルーシブなコレクションとなっている。
2017年10月26日5月31日、相撲協会からの承認を受け、大関伝達式に臨んだ高安(27)。「正々堂々、精進します」と落ち着いて口上を述べた。兄弟子である横綱・稀勢の里もお祝いに駆けつけ、「こんなにうれしいことはない」とまるで自分のことのように喜んでいた。 「晃(本名=高安晃)には1年ぶりに会いましたが、顔つきがすっかり違っていました。キリリとして貫禄が出ましたね」 そう話すのは、以前から家族ぐるみで交流があり、お祝いに駆けつけたフィリピン出身の歌手・マリーン(57)。新大関の素顔を、マリーンは次のように明かす。 「シャイで優しいお父様譲りの日本男児気質で、伝達式の後の食事会では、遠くのほうに座っていた女のコのアレルギーにも気付いて、自らメニューを持って行って『これなら食べられる?』と聞いてあげていました。フィリピン出身のお母様は太陽のように明るくて、誰とでもお友達になれる方。いつもまわりに人が集まっています。稀勢の里関のように、いつでも相談できる兄弟子がいる晃も、その人柄のおかげか、周囲の人に恵まれている気がしますね。それから、歌はプロより上手かも(笑)」 力士としての高安の魅力は、取組前に、肩を上げて気合を入れるポーズにある、とマリーンは語る。 「かつて横綱・千代の富士関は鋭い目力などで、『ウルフ』と呼ばれましたが、晃は『ハルク』でしょうか。ポーズがかっこいいから。これからは『ハルク』と呼ぼう!って、お母さんたちと盛り上がりました(笑)。彼の活躍は、私たちフィリピン人の誇りであり、活力でもあるんです。これからも体に気をつけて、さらなる高みに向かって頑張ってほしいですね!」
2017年06月09日メイクの中でももっとも重要な“眉メイク”。その人の顔立ちや印象を決めると言っても過言ではない大事な部分ですよね。しかし、これからの季節は、汗なども出やすい時期なので、せっかく綺麗に描いた眉毛がヨレヨレに…。さらには、“困った顔”に見えるような、下がり眉毛になってしまうことも…。綺麗な眉をキープする対策法をご紹介します。眉毛に「ファンデーション」を埋め込んで眉毛がヨレてしまう対策とオススメなのが、眉毛に”ファンデーションを埋め込む”こと。特にすぐに眉毛がヨレヨレになってしまうような“オイリー肌”の人は、眉毛メイクをする前に必ず、“下地”を塗って、できるだけヨレヨレにならないような対策を行う必要があります。その後、眉を描く前にブラシにファンデーションをとって、眉毛の中に埋め込んでください。あとは、これからの季節は、下地もファンデーションも“塗りすぎ”てしまうと逆にヨレてしまいますので、塗りすぎには注意してください。また、ファンデーションは、眉毛になじみの良いパウダータイプがオススメです。。綺麗な「眉」をキープするパウダーファンデーション①コフレドール/ビューティオーラパクトUV3,024円(税込)出典:@cosmeより肌全体が透明感のある仕上がりへ導くファンデーション。肌のくすみも毛穴も均一にカバーするのに、うっとりするほど透明感が実現。素肌でいるような、軽やかな使い心地のアイテムです。なめらかなスポンジ付きです。綺麗な「眉」をキープするパウダーファンデーション②M・A・C/ライトフル C SPF 30 ファンデーション5,832円(税込)出典:@cosmeよりカバー力と透明感の両立、ラスティング性が人気のアイテムです。さらにクリア感、より光を感じさせる新世代パウダーの採用で、くすみにくく、透明感が持続することでメリハリのきいた立体感のある肌を演出してくれます。肌保湿において、従来のマリーンブライトフォーミュラに加え、シャクヤクエキス、アボカドエキス、カンゾウ由来成分が肌をみずみずしく整えてくれるでしょう!綺麗な「眉」をキープするパウダーファンデーション③ケイト/シークレットスキンメイカーゼロ(パクト)2,376円(税込)出典:@cosmeよりひと塗りで密着カバーしてくれ、厚塗り感のない一体美肌をつくる「ゼロ肌」パウダーファンデーションです。ハイカバー&スムース処方によって、カバーの満足感と浮かない仕上がり感を両立し、顔色がトーンアップした美しい仕上がりに。塗り広げやすくこってりとした重めのオイル「モイストカバーオイル」でカバー感とフィット感の両立を実現。また肌に吸いつきながら広がる板状顔料と、軽くなめらかにのび広がるビーズ系顔料で、粉立ちせず緻密に肌に密着します。綺麗な「眉」をキープするパウダーファンデーション④Tv&Movie/10min ミネラルパウダーファンデセット5,940円(税込)出典:@cosmeより「皮脂を味方にする」ことによって、皮脂とメイクが非常に良くなじみ、まるでメイクが肌の一部のように一体化した感覚の新発想ファンデーションです。100%ナチュラル成分から生まれたミネラルファンデのセットです。天然ミネラルと共に、お肌に優しく保湿力、エイジングケアに適した美容成分を配合しています。パフ・ブラシ付き。綺麗な「眉」をキープするパウダーファンデーション⑤ディオール/ディオールスキン フォーエヴァー エクストレム コンパクト7,560円(税込)出典:@cosmeより肌に光が溶け込んだような、毛穴の目立たないマット肌を叶えるロングラスティング コンパクト ファンデーション。肌に自然な明るさをもたらし、毛穴、テカリ、色ムラなど気になる部分を消し去るマット パール配合。コントロール ウェア コンプレックスが、ぴったりと肌に寄り添い、皮脂、毛穴を一日中コントロールして、つけたての美しさを持続させます。さらに、うるおいと皮脂のバランスを調整する独自のスキンケア成分が、理想の肌状態を実現してくれることでしょう。顔立ちや印象を決める眉毛は、綺麗な状態を保ちたいですよね。眉毛が決まれば、メイクもより楽しくなります!そのためには、眉毛を描く前に、パウダータイプのファンデーションで埋めることがオススメです。眉毛メイクが落ちにくく、発色も良くなります。綺麗な眉毛を長時間キープして、理想の顔で過ごしましょう!
2017年05月02日「田舎町でニューヨークの方を見つめていたあの15歳の頃――何年もの間、ニューヨークこそが優れたクリエイティブな場所だと思っていた。そんなあるとき、ここにいるふたりの男が、若いときにどうやってこの最も純粋かつ独創的な表現方法を思いついたのだろう、という疑問が湧いてきたんだ」。1977年を舞台に、ヒップホップの黎明期を描いたNetflixオリジナルドラマ「ゲット・ダウン」。シネマカフェでは、「ゲット・ダウン」の撮影が行われたクイーンズのスタジオにて、製作総指揮を務めたバズ・ラーマンをはじめとするスタッフ、キャストにスペシャルインタビューを実施。歴史が生まれる瞬間を描こうと情熱を注いだ彼らの言葉に、現地ニューヨークにて耳を傾けた。製作総指揮を務めるバズ・ラーマンは、その日インタビューに同席した目の前にいる“ふたりの男”に尊敬の眼差しを向ける。1977年のニューヨークで、ヒップホップという新たな音楽があげた産声をまさに聞いた人物であり、その発展に貢献をしてきたふたりの人物だ。ひとりは、クール・ハーク、アフリカ・バンバータと並び、ヒップホップ黎明期における3人の重要なDJ、グランドマスター・フラッシュ。もうひとりは、当時のヒップホップシーンの目撃者であると同時に、ヒップホップという音楽を批評的なフィールドで初めて論じた、ネルソン・ジョージである。フラッシュはアソシエートプロデューサーとして本作に関わり、ネルソンはスーパーバイジング・プロデューサーとして参加。同年代のふたりは、1977年という時代を生きた人物として、本作のリアリティーに大きく寄与している。「ある日、バズが俺のところにやって来て、『僕はあなたのレコードの成功やスター性などには興味がありません。成功してからの時代ではなく、これが内在していた時代のことが知りたいのです』と言ったんだ。俺が『なぜだ?』と尋ねると、彼は『これまで誰も試みたことがないから、それを敢えてやってみたい』と」。今年で58歳とは思えないエネルギッシュな語りに圧倒されながら、フラッシュはバズとの制作当初のことを語り始める。全身を黒と白で統一したスタイル、靴はもちろん、シャオリン・ファンタスティックをはじめとする劇中の登場人物たちと同様、プーマだ。そのときにずしんと足を踏みならしながら、巨大な体躯から発せられる彼の力強い言葉にただ耳を傾ける。「長い間、こういった作品が出来て欲しいと思っていた。どういうわけか、この70年代の物語を世界に示す作品がこれまでなかったんだ。ブロンクスという町が、いまとなっては巨大なビジネスとなっているものを創造したという事実を伝えることさ。そして、いまの全てのヒップホッパーたちに『君たちがヒップホッパーとしてやっていることをこれからも続けてくれ。でも時間があるときに座ってこれを見てくれ。そしてどう思ったかを教えてくれ』と言うことさ」。1977年に何が起こったのか――『サタデー・ナイト・フィーバー』の公開とともにディスコ・ミュージックは全盛を迎え、世界が『スター・ウォーズ/新たなる希望』に熱狂した年。また、音楽ファンであるならセックス・ピストルズが「勝手にしやがれ(Never Mind the Bollocks, Here’s the Sex Pistols)」をリリースした、パンク・ミュージックにおける象徴的な年としても記憶しているかもしれない。本作では、ヒップホップとディスコという当時のブラックミュージックが辿ることになる分かれ道が、エゼキエルとマリーンというふたりの主人公によって描かれていく。まずは、バズをはじめ、ネルソン、フラッシュら3人が、1977年という年について語り始める。バズ:77年は特に並外れた年だった。フラッシュは75年も74年もこういうことをやっていたけれど、77年はまさに中核の年で、エルビスが死んだ年でもある。ネルソン: ニューヨーク市長選挙もね。バズ:もちろん。ニューヨーク市は破産しかけていたし、悲しい出来事もたくさん起こった。もしそこで起こっていた全てのことに目を向けても、77年という年を語るのは不可能なくらいだ。あまりに様々なことが何層にも重なって起こっていたからね。ディスコが全盛で、レコード業界にとって史上最高の年さ。音楽の売り上げは20億ドル。映画は15億ドル。スポーツは5億ドルしかなかった。それくらい音楽ビジネスは大きかったんだ。その一方で、ビッグなバンドが出てきた。ネルソン:「バッドカンパニー」とか、「フォリナー」とか「カンサス」とか…。バズ:それと同時に、パンク・ムーブメントがあり、世界が変わりつつあった。この年、ヒップホップはすでに十分に生まれていたんだけど、まだ多くの人々には知られていなかった。ヒップホップと呼ばれるようになったのは3年後だ。ブロンクスという小さな町では、全く独創的なものが起こり始めていた。この2人は、あの頃実際にそこにいたんだ。危険な時代だった。ストリートは荒れていた。暴力がはびこっていた。でも当時若者だった彼らは、ネガティブなものは一切感じていなかったと思うよ。フラッシュ、そうだろ?フラッシュ:正直なところ、80年代の一部のジャーナリストたちが、この場所をいつも火事が起こっていた危険な場所として型にはめてしまったと思うよ。でも、俺たちにとってブロンクスは真っ白なパレットだった。音楽の部分ではね。1970年代、当時のニューヨークは経済的な破綻を迎え、街の治安は悪化の一途を辿っていた。ブロンクスでは、無人となってしまったアパートの所有者が保険金目当てにギャングに放火させ、至るところから炎が立ち昇っていた。本作では、当時のニュースや記録映像の数多くが本編中に幾重にも差し込まれており、街の荒廃した様子がアリティーのある映像とともに示される。劇中において、テクスチャーの異なる様々な映像をコラージュ的に展開させていく手法は、これまでのバズ・ラーマンの作品にも多く見られる表現方法であった。『ロミオ+ジュリエット』や『ムーラン・ルージュ』における、その独自の感性によって繰り広げられる大胆で華美な意匠、耽美なアレンジメントの数々に感じられる斬新なミクスチャー感覚は、サンプリング主体の音楽であるヒップホップとフィーリングとして通じるものがある。フィルモグラフィー的に前作にあたる『華麗なるギャツビー』においては、1920代=ジャズエイジを舞台にしたフィッツジェラルドの古典において、ヒップホップ界の“キング”であるJAY-Zをクレジットに配し、華やかな当時の時代性に現代的な解釈を織り交ぜ、豪華絢爛な3D映像で仕上げるという、まさにバズ・ラーマン節ここに極まれりといった作風が話題を集めた。本作では製作総指揮として全体のクリエイティブの手綱を引く立場のバズだが、一作目では実際にメガホンを取っている。一話目を撮り終えたときのことをバズは回想する。「第一話を仕上げたときに、フラッシュがどう思うかとても緊張したんだ。そしたら彼は『ああ!バズ!君はDJだね!』と言ったんだよ。たぶん気に入ってくれたということだと思う」。さらに、今回のインタビューに応じてくれたキャストのひとり、本作で主人公たちのクルーのひとりを演じたジェイデン・スミスも、バズの手腕への賛辞を送る。「この作品全体の繋がり方は、ストーリーから何から全てシームレスで、フラッシュが言うように、本当にバズはDJだと思うよ。全ての映像が一体になっていて、特にオリジナルのフッテージの映像の荒々しさが、新しく撮影した映像に移り変わるつなぎ目とか、そういったもの全て僕は大好きなんだ。本当に素晴らしいと思うし、僕の目には全く非の打ち所のないものに映るよ」。バズ・ラーマンがなぜヒップホップ?という疑問を抱いた映画ファンがいたとするならば、まさにフラッシュやジェイデンが送る賛辞の言葉とバズ自身の言葉が、見事な回答を与えてくれる。バズ・ラーマン映画における独自のミックス感覚は、まさしくヒップホップの影響から培われたということが、本作におけるヒップホップへの愛として表現されている。「僕はこれまでの人生でもずっとコラージュ・アーティストだったんだ。ブロンクスで生まれたものが、僕に作品の作り方を教えてくれたんだよ。こういう部分とこういう部分を併せて、新しいものを作り上げる。大人になってからのクリエイティブな人生全てに大きな影響を与えてもらったという気がしている」。「ゲット・ダウンを知らないのか?」――シャオリンは、エゼキエルたち主人公にそう問いかけ、その音楽が鳴らされるクラブへと彼らを連れていく。劇中では、本作で本格的にデビューを飾る新人、マモウドウ・アシーが演じる若きグランドマスター・フラッシュが登場し、彼がどのようにして“ゲット・ダウン”を見つけたのかが、驚くほど鮮明にストーリーの中で描かれていく。“ゲット・ダウン”とは、楽曲の中で歌やメロディが鳴らされるメインのパートではない、ドラムとベースといったビートの部分のみ鳴らされ、リズムが強調されるわずかなパートのことを意味し、のちに“ブレイクダンス”、“ブレイクビーツ”などといった言葉で広まることになる“ブレイク”と同義でもある。DJは、あるレコードの中で“ゲット・ダウン”を見つけると、同じもう一枚のレコードを用意し、2つのターンテーブルとミキサーがあれば、ブレイクの部分を永遠にまで引き延ばすことができる。こうしてヒップホップのビートは“発明”され、MCはそこにライムを乗せ、ダンサーたちは新たなダンスを披露するようになり、ヒップホップというアートフォームが生まれたのだ。フラッシュ:ブロンクスでは、この時期は俺たちにとっての実験的な期間だったんだ。いろいろなことを試すためのね。さっきバズが言ったように、当時はディスコが盛り上がっていた頃だ。最初、俺たちはポップやロック、ジャズ、ブルース、ファンク、ディスコ、R&B、オルタナティブ、そしてカリビアンのドラムなど、いろいろな音楽における“ブレイク”を、それまでこういうものを聞いたことがないかたちで観客に対して試すことができたんだ。バズ:劇中で、若いときのフラッシュがこの主人公たちに向かって「これは魔法の力だ。でもただ渡すわけにはいかない」と言う。そうして神話を語るんだ。まるでカンフーのようなものさ。フラッシュがやっていたことは、ほかの人たちが音楽を作り出すのとは全く違うものだ。誰も考えつかなかったし、コラージュなどという言葉もなかった。彼は同じレコードを2枚使ってビートを繋げなければならなかったんだ。彼は片方のレコードを逆回転させて戻し、手で押さえておいてもう片方に繋げ、この感動的なフレーズを継続させていた。まるで循環呼吸のようなものさ。ネルソン:フラッシュがバズに自分の秘密について話していたときのビデオを僕は持っているんだ。いまもどこかにあるよ。そのときの会話が作品の中にそのまま入っている。だからそのセリフは作り上げられたものではない。過去と現在を生きている彼の言葉さ。ほぼ同年齢のフラッシュとネルソン。当時のことを語りだすと、自然と音楽談義に花が咲いていく。本作の劇中で使用される様々な楽曲の数々――それは77年当時を象徴する楽曲はもちろん、新旧交えた様々な楽曲が使用され耳を楽しませてくれるが、これらの選曲はネルソンが行っている。止まらない音楽談義の中で、日本人である取材陣を意識してか、「YMO」の名前まで飛び出した。ネルソン:その夏のことが忘れられないよ。僕はニューヨークのブルックリンにいたんだけど、突然道の向こう側から大きなサウンドシステムの音がしたんだ。僕はちょうど寝ようとしていたところだったんだけど、向かいに住む男が「チッチチチッチチ…」と音を出し始めて、それが一晩中続いた。そして僕たちは「ヨーロッパ特急」(※ドイツのテクノグループ「クラフトワーク」による77年リリースのアルバム。のちにブロンクスのDJであるアフリカ・バンバータの「プラネット・ロック」にてサンプリングされた)を聞くようになった。僕はイースト・ニューヨークのフッド(黒人街)に住んでいたのに、そこにいる奴らはドイツのコンピューター化された音楽をかけていたんだ。バズ:日本のバンドもあったよね。ネルソン:「イエロー・マジック・オーケストラ」だよ!フラッシュ:彼らのレコード手に入れたのを覚えてるよ。ダラス・ダンス・レコードのニックから電話をもらった。日本のレコードを手に入れたよ、と。「すぐ行く!」と言って、俺は電車に乗って行った。それで黄色いシースルーのレコード(※「YMO」のファーストアルバム「Solid State Survivor」のこと)を手に入れたんだ!ネルソン:ああ、あの黄色いやつだ!フラッシュ:それをブロンクスでかけたよ。ネルソン、お前が言ってるブロンクスでテクノをかけたやつっていうのは、きっと俺のことだ(笑)。こういう話をして何時間も笑っていられね。ブルックリンで1枚、マンハッタンで1枚っていう感じで、俺たちがレコード屋を回って集める楽しさを味わっていたことを知って欲しい。ブレイクがあると思って買ったのに無くて「くそっ!」と叫ぶんだ。それで、出来の悪いレコードを良いレコードの間に入れていたよ(笑)。ネルソン:それ、ドラマに入れるの忘れてたな!フラッシュ:みんなが俺のレコードをこっそり見て、真似をして買おうとするんだけど、間違ったものを買ってしまうんだよ。そういうことやってDJは楽しんでいたんだ。ほかの奴らより秀でるためにね。―劇中の「CAN」の「Vitamin C」が印象的でした。バズ:そう。日本人のリードボーカル(※ダモ鈴木のこと)だよね。ドイツのバンドで、音楽がイケテる(笑)。フラッシュが「CAN」のブレイクを使っていたんだよ。フラッシュは(ブレイクの)変な部分にしか興味がない。彼が興味あるのは「ブン、チッ、チャッチャ、ブン(ビートを口で真似して)」だけ。フラッシュ:(「Vitamin C」の歌い出しを口ずさんで)「ヘイ、ユー!」、でもほかの部分はくだらないじゃないか(笑)。バズ:そう、とても過激だ。この作品では、古い音楽も新しい音楽も使っているよ。神がかり的なディスコのスタイルも取り入れている。参加してくれたナイル・ロジャース(※音楽プロデューサー。ドナ・サマーなどの、数々のディスコヒッツを手掛ける。近年では「DAFT PUNK」の「Get Lucky」に参加し、レジェンドとしての風格を見せた)は、ヒップホップにとってのフラッシュのような存在だ。それに、ぼくたちは昔の曲から新しい曲を作ったよ。すでにある曲と他の曲を取り入れて、全く別のものを作る。それがヒップホップというものだからね。ネルソンがスピーカーから大音量で鳴らされる「クラフトワーク」に衝撃を受けたと話す中で、劇中でも描かれるニューヨークの大停電についても話が及んだ。「あんな音を出せる機材は、その2年前にはなかったんだよ。ブルックリンでそんな大きな音を夜中にかける人はいなかった。つまり、停電の波及効果なんだ。ニューヨーク中の機材があちこちに散らばったんだよ」。1977年の7月、雷による大々的な停電がニューヨークを襲い、街は一夜にして混沌に陥った。一晩で1,000件を超える放火や盗難が相次ぎ、多大なる経済的損失があった報じられている。しかしながら、それはニューヨークの闇の時代を象徴する事件であると同時に、ヒップホップにとっては必ずしも悪いことではなかったことは、正面切って明言しづらいことではあるが、事実として否定できないところである。劇中においてこの停電のことが描かれ、主人公たちはこの停電のおかげで、ターンテーブルをはじめとする機材を手に入れることになる。当時のことについて、今回のインタビューに応じてくれたもうひとりのキャスト、本作でシャオリン・ファンタスティックを演じたシャメイク・ムーアがフラッシュに尋ねると、なんとも苦笑いを浮かべながらフラッシュは答えた。シャメイク:ぼくはあの停電(1977年7月13日に起こった)のことを知らなかったんだ。劇中では、停電が起こったとき、みんなターンテーブルとかを持ち出してるけど…あれは本当に起こったこと?フラッシュ:そうだな…俺は…。バズ:フラッシュ、まだ時効ではないらしいよ(笑)。フラッシュ:(笑)停電が起こったとき、俺の隣人が、「フラッシュ、スピーカーたくさん必要だろ?」と言ったんだ。「そうだね。多分ね。僕が持ってるのはゴミだからな」と答えた。そしたら彼らが俺に(スピーカーを)持ってきた。僕は「どこから持ってきたんだ?」と聞いたが、「そんなことはどうでもいい。欲しいか?」「う、うん、欲しい」(笑)と。決して良いこととは言えないけどね、(小声で)まあ助かったんだよ。<後編へ続く>協力:Netflix(text:cinemacafe.net)
2016年09月10日現在公開中のディズニー/ピクサーアニメーション映画『ファインディング・ドリー』の大ヒット舞台挨拶が1日(月)都内で行われ、日本語吹き替え版声優を務めた女優の室井滋、子役の青山らら、菊地慶が登壇。前作同様に物忘れの激しいキャラクター・ドリー役を務めた室井さんは、プライベートでのリアル・ドリー化を嘆いた。同作は、第76回アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞した『ファインディング・ニモ』の約13年ぶりの続編で、早くも全米アニメーション歴代No.1の興収を記録中。忘れん坊のドリーの家族を探すために、親友のニモとマリーンの父子らお馴染みの仲間たちが再び結集する。大ヒットを祝うくす玉をフライングで割ってしまった室井さんは「ごめんなさい!スイマセン!待ちきれなくて」と平謝りで「私おかしくてソワソワしている。忘れ物をしない人間だけれど、かなり変」と近況を告白。続けて「居酒屋に行ってもカウンターの隣に座っている人の食べ物を食べてしまうし…。相当な危険水域。道にも迷いますし、ドリー化していると思う」と日常でのリアル・ドリー化に大慌てだった。一方、ベビー・ドリー役のららちゃんには「ベビー・ドリーの声も自分でやるのかと思っていて、両方を練習していたけれど、やはり本物には敵わない。凄く可愛かった」と賞嘆。ニモの声を務めた慶くんにも「どんな男の子がやっているのかと楽しみにしていたら、こんなに可愛い子だった。もう私の気持ちがすっかりドリーになっているので、彼がニモにしか見えない」と目を細め、「皆で水族館に行きたいね」と楽しそうに提案していた。『ファインディング・ドリー』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年08月01日港町ラヨーンから程近いバンコクは、言わずと知れたシーフード天国。今回は数ある名店の中から、現地リポーターお墨付きのシーフードレストランをピックアップ。まるでカフェのようにオシャレな佇まいのお店から、予約必須のローカル人気店まで徹底紹介!港町の人気店がバンコクに!「Kang Ban Phe(ガン・バーン・ペー)」在住日本人にも人気の港町ラヨーンのシーフード食堂が、バンコクに進出。マリーンテイストのオシャレな店内で、トムヤムスープと共にいただく新鮮なシャコは絶品。商業施設「Ruamrudee Village」内にあり、旅行者にもおススメ。詳細はこちら>旅行者でも安心!はずれ無しの人気チェーン店こちらも港町ラヨーン発の人気店「Laem Cha-Reon Seafood(レムチャロン・シーフード)」。セントラル・ワールド、サイアム・パラゴンなどのバンコク主要商業施設の他、チェンマイなどにも広くチェーン展開する。どこの店舗で何を食べても、漁港にあるラヨーン本店で食べる味に引けを取らない「素材の新鮮さ」がウリ。メニュー表記には日本語もあるので、旅行者でも安心だ。詳細はこちら>オシャレ地区で食べるオープンエアーBBQバンコクの高級住宅街アーリー地区に佇む移動販売車。その前に並べられた簡易テーブルの上に七輪を乗せ、BBQスタイルでシーフードを楽しめるお店が「Summer Street(サマー・ストリート)」だ。オシャレな街角で、ぷりぷりの新鮮な魚介や野菜が破格でいただけるとあって、連日大賑わいの大人気店。早めの来店がおススメ。詳細はこちら>わざわざ食べに訪れたい!冷え冷えビールといただくローカル大人気海鮮店注文後に店内の水槽に泳ぐ魚をさばいて提供するお料理は、まさに新鮮そのもの。平日も予約必須のローカル大人気店だ。店名の「Beer Hima(=雪のビール)」にもなるシャーベット状の名物ビールと一緒に、やみつき「海老のガーリック揚げ」はいかが?詳細はこちら>
2016年01月18日