ポンピドゥー・センター・メス、エルメス財団による初の共同展覧会「シンプルなかたち展:美はどこからくるのか」が、4月25日から7月5日まで森美術館に巡回される。19世紀以降の芸術、建築、工業製品に見られる機能美。更に、日本の工芸品などに見られるような、世界各地の伝統文化に芽吹いたプリミティブアートや民族芸術など、シンプルであることに美しさを見出そうとした思想。今回の展示ではそうした静謐かつ詩的、普遍的な美しさを持つ作品が、国境や年代を超えて約130点出品される。その作品はパリのポンピドゥー・センターの他、ピカソ美術館、ル・コルビュジェ財団などフランスの名だたる施設から収集されており、今回が初公開となるものも数多く登場するとのことだ。また、日本展限定で仙がいの円相図、長次郎の黒樂茶碗といった、日本美術史を代表する傑作も出品される。これらは、主にセクション2「孤高の庵」にて展示。このエリアは芸術家グザヴィエ・ヴェイヤンによって構築された庵となっており、自然のシンプルな美を昇華させたオブジェや工芸品などが並べられる。また、グザヴィエ・ヴェイヤンや大巻伸嗣など、日仏の現代アーティストによる新作インスタレーションも、森美術館限定で発表される予定だ。その他、「形而上学的風景」や「宇宙と月」「機械のかたち」「自然のかたち」など、会場は全9セクションによって構成。考古学、生物学、数学、物理学、機械工学に至るまで、あらゆるジャンルの作品が展示される。その外見は一言にシンプルといっても、“ル・コルビュジェが浜辺で拾った石”といったマテリアル、北米先住民族のバード・ストーン、航空力学に触発されたコンスタンティン・ブランクーシのブロンズまで様々。中には、スタンリー・キューブリックの映画『2001年宇宙の旅』に登場した黒いモノリスなども登場し、その造形の美しさだけでなく、カタチに込められた意図、起源、神話などを考えさせられるような展示となっている。なお、展示会の開催期間に合わせて、銀座メゾンエルメスフォーラムでは展覧会「線を聴く」を開催。自然の中に見出された線、線の生まれる場所に焦点を当てた作品が出展される。【イベント情報】シンプルなかたち展:美はどこからくるのか会場:森美術館住所:東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー53階会期:4月25日から7月5日時間:10:00から22:00(火曜日は17:00まで。5月5日は22:00まで)料金:一般1,500円学生1,000円子供500円休館日:なし
2014年12月18日11月28日より東京・上野の森美術館にて開催されている「進撃の巨人展」が、2015年1月1日からの後期日程で原画を一部入れ替えて展示することが明らかになった。「進撃の巨人展」は、諫山創氏の大ヒット漫画『進撃の巨人』の原画をはじめ、絶望と恐怖に彩られた物語の世界観や、巨人との戦闘で沸き立つスピード感など、造形や立体映像を融合させた総合展示会。11月28日から、約2万5,000人以上の来場者を記録している。本展は、前期日程(12月1日~12月31日)と後期日程(2015年1月1日~1月25日)に分かれており、後期日程となる2015年1月1日からは前期日程で紹介できなかった原画の一部が入れ替えられ、エントランス装飾も変更されるという。また、平日の開催時間10:00~17:00が、12月12日、19日、26日の3日間に限り休日スケジュール(10:00~20:00)で営業。チケットは、12月入場分、1月入場分を含め「ローソンチケット」にて発売されている。『進撃の巨人』は、漫画誌『別冊少年マガジン』(講談社)で2009年9月から連載スタートした諫山創氏による人気漫画で、12月9日に発売されたコミックス15巻までの発行部数は累計4,200万部を突破している(2014年現在)。2013年4月~9月にはTVアニメ(全25話)が放映され、同年末の「NHK紅白歌合戦」にアニメ版の主題歌が選出され大きな話題となった。現在、TVアニメの第1話~第13話を新タビングによる5.1chリマスターした総集編『劇場版「進撃の巨人」前編~紅蓮の弓矢~』が公開中。2015年6月27日には、TVアニメの第14話~第25話を新タビングによる5.1chリマスターした総集編『劇場版「進撃の巨人」後編~自由の翼~』が公開される。また、実写版の映画『進撃の巨人』(前後編)も三浦春馬主演で2015年夏に公開されることが決定している。(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人展」製作委員会
2014年12月09日ハーゲンダッツ ジャパンは12月9日、ハーゲンダッツスペシャルエディョン「アントワネット」と「オペラ」を、全国のコンビニエンスストアおよびハーゲンダッツオラインショップで発売する。期間限定での提供となる。「アントワネット」は、華やかでかわいらしい女性をイメージした4層構造のアイスクリームデザート。フランス・ボルドー産の赤ワインを使用した赤ワインアイスクリームの上に、赤ワインソースと銀箔(ぎんぱく)をあしらった。アイスクリーム中央には、食感のアクセントとなるスポンジケーキが入っている。アルコール分0.6%。「オペラ」は、2011年に発売を開始。今年は新たにマカダミアナッツを加えたバターアイスクリームと、コーヒーバターアイスクリームの2種類のアイスクリームを用いた。ラム酒香るコーヒーシロップを合わせたアーモンドクッキーを重ね、濃厚なチョコレートソースをあしらっている。上には金箔(きんぱく)をトッピングした。両商品とも、希望小売価格は400円(税別)。
2014年12月08日東京都港区六本木の六本木ヒルズumu(ウム)で、きゃりーぱみゅぱみゅさんの衣装展「きゃりーぱみゅぱみゅーじあむ2~いしょうもりもりおかしな森~」が行われる。開催期間は12月6日~1月12日。時間は、12月中は12時~20時、1月は13時~20時、最終日のみ、13時~18時まで(各日の最終入場は閉展30分前)。○MVやコンサートなどで実際に使われた衣装を展示同イベントは、昨年行われた、きゃりーぱみゅぱみゅ氏初の衣装展「きゃりーぱみゅぱみゅーじあむ」をリニューアルしたもの。ミュージックビデオやコンサートなどで実際に使われた衣装約30着が展示されるほか、前回好評だったという「着る展示」も行う「来場者参加型」の展示となっている。そのほか、会場では各種グッズも販売。クリアファイル(350円)、ミニタオル(500円)、缶バッジ(300円)、トートバッグ(2,000円)、マグカップ(1,500円)、ロゴTシャツ(3,000円)などが登場する。
2014年12月05日『マリー・アントワネット』フェルゼン役で鮮烈な印象を残した英国男子ジェイミー・ドーナンと、ドン・ジョンソンとメラニー・グリフィスの娘であるハリウッドのサラブレット、ダコタ・ジョンソンが主演する官能ラブ・ストーリー『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』。今回、本作の刺激的すぎる“壁ドン”ポスタービジュアルが解禁。また、全世界で累計1億部という原作の大ファンでもあるモデル・道端ジェシカが、本作の応援ミューズに決定した。巨大企業のCEOで、若くして成功を収めたイケメン大富豪“Mr.グレイ”(ジェイミー・ドーナン)と、恋愛未経験のごく平凡な女の子アナ(ダコタ・ジョンソン)。友人の代わりにインタビューをしにいくという運命的な出会いを果たし、思いが通じ合ったふたり。しかし、グレイは心から女性を愛した経験がない上、「嗜好が変わっている」と告白、アナに驚くべき契約書を提示する…。本作は、E.L.ジェイムズの累計1億部を越える大ベストセラー小説「Fifty Shades of Grey」を、ビートルズ結成前のジョン・レノンの多感な日々を描いた『ノーウェアボーイひとりぼっちのあいつ』のサム・テイラー=ジョンソンがメガホンを取り、テレビドラマ「Terra Nova ~未来創世記」のケリー・マーセルが脚本を担当して映像化。3人の女性クリエイターが贈る、大人の女性のための官能をくすぐるラブ・ストーリーとなっている。そんな本作のポスタービジュアルでも、全女子の心を鷲掴みしそうなグレイの“壁ドン”姿が披露された。じっと見ていたくなるほど妖艶な表情をみせるアナに迫るグレイの姿に、ふたりの関係性の発展を想像させ、セクシーさが漂う。原作に魅了された女性ファンも納得しそうなワンシーンを見事に切り取っている。世界中がときめいた大人の恋愛模様が繰り広げられる本作の応援ミューズに選出されたのは、モデルとして多くの女性の憧れである道端さん。「私自身、原作の大ファンであり、映画化すると聞いてとても楽しみにしていました。女性なら誰でも夢中になってしまう物語をたくさんの人にご紹介出来たらな、と思っています」と意気込みを語る。刺激的な“愛”のかたちを匂わせるビジュアルに、ますます本編への期待が増しそうだ。『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』は2015年2月13日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月03日「進撃の巨人展」が上野の森美術館で開幕するのを前に11月27日(木)、展示の模様が報道陣に公開された。諌山創による「別冊少年マガジン」(講談社刊)の人気漫画で、連載5年ほどで単行本は既に4,000万部を突破。巨人に支配され、人類が壁の中でひっそりと暮らす世界で、主人公のエレンをはじめ、仲間たちが巨人と戦い、その存在の裏にある謎を解き明かしていく。海外でも翻訳版が人気を得ており、TVアニメーションがシリーズ化され放送されているほか、実写映画の製作も進んでおり、“巨人が人間を食べる”といったグロテスクな描写があるにもかかわらず、様々なメディアを巻き込んで一大社会現象となっている。今回の展示では、諌山さんの手による貴重な原画に加え、映像による展示や劇中に登場する様々な小道具が具現化されているなど、ファンにとっては見て、感じて楽しめるものとなっている。映像を使った体感展示もいくつか種類があり、最初の「恐怖体験シアター」では、建物の外にいる巨人に気づかれ、建物ごと襲われるという設定で、音や光に加えて振動や風なども取り入れた仕掛けを映像と組み合わせ、巨人に襲撃される恐怖を見る者に植えつける。2つ目の映像体験「立体機動装置の闘い」では、原作にも登場する森の中での女型巨人との戦いを立体的な映像で再現。実際に自分が立体起動装置を装着し、仲間と共に巨人たちを追い詰めていく感覚を体感することができる。そして、体験型展示の目玉となっているのが360°体感シアター「哮(こう)」による10分間の映像。HMD(ヘッドマウントディスプレイ)と呼ばれる機器を使用して全周3D映像により、リアルに「進撃の巨人」の世界を体感することができる。諌山さんの手による原画の展示も、巨人の“捕食”シーンなどを集めた「恐怖」に始まり「シガンシナの戦い」「トロスト地区の戦い」「女型の巨人との戦い」など、テーマや各戦闘ごとに分けられており、時に階段など建物の構造をも取り入れながら、エレンやミカサたちの戦いを疑似体験できる作りとなっている。さらに「諌山創をつくったもの」と銘打たれた展示では、総合格闘技の「UFC」や漫画「地獄先生ぬ~べ~」など諌山さんが本作の世界観を作り上げる上で影響を受けた存在について言及した展示や、子ども時代~青春時代の創作物などを見ることができる。このほか、1/1サイズのリアルスケールの“超大型巨人”の頭部の精巧な像なども見応え十分!また、エレンの立体機動装置にリヴァイのブレード、エレンのスプーン、ミカサのマフラー、イルゼの手帳とマントなど、劇中に登場する重要アイテムを実際に目にすることもできる。また、今回の内覧会では全貌が明らかにされなかったが、まだ原作に登場していない新キャラクターの生原稿も展示される予定となっている。「進撃の巨人展」は11月28日(金)より2015年1月25日(日)まで上野の森美術館にて開催。(text:cinemacafe.net)■関連作品:進撃の巨人 2013年秋、全国にて公開(C) 諫山 創/講談社 & 映画「進撃の巨人」製作委員会
2014年11月27日11月28日、上野の森美術館で「進撃の巨人展」がスタートする。アニメ化に続き、三浦春馬、水原希子、石原さとみらが出演する実写映画化も発表されたばかりの注目作とあって、初日から混雑が予想される展覧会だ。作品の世界観をそのまま体感出来る“巨人が出没する世界”へのエントランスは、美術館入口から階段を上がった先に待ち受ける頑丈な扉。誘導員の指示に従い、その扉が開かれるまでを待つ時間に、既に胸が高鳴ってくる。そしていざ中へといざなわれると、のっけから巨人に襲いかかられる恐怖体験が待ち受けている。音、光、風、振動などのギミックを仕込んだ「恐怖体感シアター」で、徐々に近付いてくる巨人の気配を感じることが出来るのだ。所要時間約5分。物語の登場人物同様に、巨人に見つかって襲い掛かられるスリルを味わってみてほしい。更に奥へと歩を進めると、待っているのは「原画の世界」。壁には、キャラクター達の声がグラフィカルな文字となって浮かび上がり、原画に添えられた吹き出しには、原作者・諌山創のコメントが踊る。初期の頃の原画には、「これを描いてみて、『今後はちゃんと写真を見て描かなきゃ』と思いました。頭の中だけで描いてちゃダメですね」などの吹き出しが施されていたりと、原作ファンならずとも楽しめること間違いなしだ。続く「諌山創の世界」では、作者の生まれ育った環境、幼少期に影響を受けた作品までのすべてを紹介。大分県日田市の山間部で、離れの自室で漫画やゲームに没頭した少年が、TVで観た映像や先生の言葉、そして大先輩となる漫画家たちの名作に感化されて、「受け手」から「作り手」となるまでの変遷を追っているのだ。「感銘を受けたもの」としてまず紹介されているのは、アメリカに本拠地を置く総合格闘技イベント・UFC。「この漫画を描いた目的の一つは、巨人の総合格闘技を描くこと」という諌山の思想を知れば、作品との向き合い方にも自ずと変化が生まれるであろう。また、「必ず漫画家になる」という強い意志を持っていながらも、その野望を公言することが出来ず、専門学校進学時には、わざと第一志望であったマンガ学科“以外”に入学し、その後、こっそりと学科を変更したという意外な一面も紹介。秘かな夢を胸に抱いた人にとっては、大きな刺激となる展示であるに違いない。無論、会場中に溢れる「生きたい、大切な人を守りたい」と願い、獰猛な巨人と闘い続けるキャラクター達の声や表情は、「生きることの意味」を模索する全ての人にとって大いなる刺激となることは言うまでもない。出口間近の最終ステージには超リアルな大型巨人の模型が待ち受けているが、そこに到達するまでの間に、来場者一人ひとりの心に闘う勇気が芽生えるため、入館時よりも少しだけ強い心で巨人と向き合うことが出来るのだ。また、同展のために「アンリアレイジ(ANREARAGE)」とコラボレーションしたTシャツも展示。昼間に行動が活発化する巨人が出てくる本作にちなみ、太陽光に当たると柄が浮き出る「フォトクロミックプリント」を施したTシャツ(9,000円)は、EREN YEAGER、COLDSSUS TITAN、FEMALE TITAN、ARMORED TITANの4種類。販売はANREALAGE TOKYO、ZOZOTOWNなどで12月9日より開始予定。原作ファンなら大人買いして当然!?【イベント情報】進撃の巨人展会場:上野の森美術館住所:東京都台東区上野公園1-2会期:11月28日から1月25日時間:平日10:00から17:00、土日祝10:00から20:00 ※12月30日から1月2日は祝日扱い料金:当日券一般・大学生2,000円、中学・高校生1,500円、4歳から小学生以下1,000円、一般・大学生1,900円、中学・高校生1,400円、4歳から小学生以下900円
2014年11月27日六本木ヒルズ「森美術館」は、企画展「村上隆の五百羅漢図展」を開催する。期間は2015年10月31日から16年3月6日まで。スーパーフラット理論を提唱し、現代美術展「GEISAI」を開催するなど、日本を代表するアーティストの1人として知られる村上隆。今回はその近年における活動を紹介したもので、日本では数少ない村上作品を扱った展覧会となる。中でも、代表的な作品となるのが、東日本大震災をきっかけとして2012年に制作された絵画「五百羅漢図」だ。この作品は高さ3m、幅100mにも及ぶキャンバスに修行僧の姿を描いたもの。そこには、有限の生と無限の宇宙、自然が交錯しており、宗教を超えた祈りが込められている。芸術はわれわれの世界、人間のリアリズムにどれだけ肉薄できるのか。そんな村上の芸術観に迫る作品が、会場には数多く展示される。森美術館でも14年ぶりとなる村上の展覧会。アニメポップだけでない、村上のもう一つの顔を知る貴重な機会となりそうだ。【イベント情報】村上隆の五百羅漢図展会場:森美術館住所:東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー53階期間:2015年10月31日から16年3月6日
2014年11月20日銀座三越と日本橋三越が「2015年バレンタインフェア」を1月28日から2月14日まで開催する。各店のテーマは、銀座店は“愛のエッセンス(Essence de l’amour)”、日本橋店は“チョコレート博物館(Le Musee du chocolat)”。各店共に限定品や日本初上陸や素材にこだわったチョコレートを販売する。銀座三越は、カカオにフォーカスしたチョコレートを紹介する。カカオは17世紀には“媚薬か否か”の論争の種になるほど、カカオそのものが持つエッセンスや滑らかな口溶けは、まるで恋をした時のような幸福感に似ていると言われた。同店は、そんなカカオそのものの味わいに着目し、“単一品種カカオ(Single Bean)”のチョコレートを用意した。2010年「ワールド・チョコレート・マスター」で優勝し、若き奇才と言われる「グザヴィエ・ベルジエ(XAVIER BERGER)」からは、単一品種4粒入り(1,500円)、8粒入り(2,900円)、15粒入り(5,000円)を販売する。銀座店限定の「イアン・バーネット(Iain Burnett)」は、厳選した極上のシングルビーンカカオと、直接契約した酪農家から毎朝必要な分だけ配達してもらったという新鮮なミルクを使い、彼の代表作にもなっている“ベルベット トリュフ マイルド”のチョコレート(1,550円から2,850円)を販売する。ベルギーのチョコレートブランドが8社集結した「ベルギーセレクションボックス(3,000円)」は500セット限定。日本初上陸の「ドゥルミアン(Deremiens)」他、「デルレイ(DelRey)」「レオニダス(Leonidas)」など老舗ショコラトリーも入ったセットだ。「サロン・デュ・ショコラ」にも参加した経験を持つチョコレートブランド「ガロタイ(GALLOTHAI)」は、タイ・バンコク発の「ベンジャロンチョコレート」(1,800円)を販売する。一つひとつハンドメイドされたタイの伝統磁器・ベンジャロン焼きには、南国ならではのフレーバーとなるパッションフルーツ、あるいは、マンゴーミルクのいずれかのトリュフチョコレートが磁器に1粒入り、“宝石箱”に入った贅沢なチョコレートのような仕上がりになっている。日本橋三越は、歴史や文化にフォーカスしたチョコレートを紹介。「岡田美術館チョコレート」(2,407円)は、『失恋ショコラティエ』の監修を務めたショコラティエの三浦直樹が手掛けたボンボンショコラ。和素材がテーマで五つのフレーバー(胡桃と西京味噌、柚子と抹茶、桜、まつたけと焼酎、胡麻といちじく)があり、視覚と味覚を満足させてくれる同店限定の逸品だ。日本初登場で日本橋店限定となる「プレスタ(PRESTAT)」の「レッドヴェルヴェットトリュフ」(3,000円)は、ラズベリーをたっぷり使用した真っ赤なレイヤーケーキを一粒のトリュフで表現した。クリーミーなフィリングを甘酢っぱいラズベリーが包みこみ、口の中でバランス良く混じり合うとレッドヴェルヴェットケーキのような味わいになるという。「ドゥボーヴ・エ・ガレ(Debauve & Gallais)」の「レディアメリー(Lady Amelie)」(4,800円)は、100年の時を経て復刻した限定箱のチョコレート詰め合わせ。19世紀に流行した装飾が施されたボックスは、同ブランドを御用達としていたルイ・フィリップ王の孫娘、アメリー・ドルレアンの依頼により1913年に作られたもの。日本橋店限定のこのチョコレートには、マリー・アントワネットの所望により作られたピストル(古金貨)4枚とボンボンショコラ7粒が入っている。
2014年11月15日東京・六本木ヒルズの「森アーツセンターギャラリー」にて開催される展覧会「ティム・バートンの世界」のオープニングセレモニーが31日、六本木ヒルズアリーナで行われ、ティム・バートン監督が登壇した。『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の原案や『アリス・イン・ワンダーランド』などを手がけた映画界の奇才ティム・バートン監督は、大のウルトラ怪獣好きとしても知られており、展覧会『ティム・バートンの世界』でも「友好珍獣・ピグモン」「奇獣・ガンQ」をモチーフにした作品が展示。この情報を嗅ぎつけた三面怪人ダダやピグモン、ガンQなどのウルトラ怪獣たちがオープニングセレモニーにサプライズで登場し、ティム・バートン氏に感謝の気持ちを伝え、展覧会の開催を祝福した。突然のウルトラ怪獣たちの訪問に、ティム・バートン監督は大感激。ダダから胸ポケットから顔を出しているダダの人形について指摘されたティム・バートン監督は「僕のラッキーエンジェルなんだ!」と話し、タダと熱い抱擁で出会いを祝福した。さらに、「ウルトラ怪獣はマイファミリー!」と喜びをあらわにし、退場していく怪獣たちに「また後で家で会おうね」と満面の笑みを浮かべていた。映画界の奇才ティム・バートン監督の展覧会「ティム・バートンの世界」は、11月1日~2015年1月4日まで森アーツセンターギャラ リー(六本木ヒルズ52階)にて開催中。2015年2月27日~4月19日には、大阪・グランフロント大阪でも開催される。(C)円谷プロ
2014年11月01日森アーツセンターギャラリーは11月1日、「ティム・バートンの世界 THE WORLD OF TIM BURTON」を開催する。実施期間は2015年1月4日まで。同展は、『シザーハンズ』『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』『チャーリーとチョコレート工場』『アリス・イン・ワンダーランド』などの名作を手掛けたティム・バートンが制作した作品を展示する展覧会。2009年11月に開催したニューヨーク近代美術館(MoMA)の「Tim Burton 展」では、総来場者数が80万人を突破した。2014年3月に「ティム・バートンの世界」と名称を変え、新たな作品などを加え再構築して、チェコのプラハからスタート。今回、日本で初の開催を迎える。公開する作品は、日本初公開となる油絵・スケッチ・未公開映像作品・オブジェなど約500点。開館時間は、11:00~22:00(土日祝は23:00まで)。なお、11月5日の20:00~22:00、11月25日の21:00~22:00は貸切となる。チケット料金は、当日券一般が1,800円、高校・大学生が1,300円、子ども(4歳~中学生)が800円。当日券より200円割安な前売チケットは、ローソンチケットほか、各プレイガイドで10月31日まで販売している。※価格は税込
2014年10月30日1785年に創業し、老舗シャンパーニュメゾン「パイパー・エドシック」。創業者が王妃マリー・アントワネットに献上、14ヶ国の王室御用達拝命、マリリン・モンローのお気に入りなど、200年以上もの長い歴史の中で、常に華やかさを放ち続けているシャンパーニュ。また、時代を超えて多くの人々を魅了してやまない情熱的な赤いラベルが特徴の一つ。「エッセンシエル キュヴェ ブリュット」(産地・フランスシャンパーニュ地方、主要ブドウ品種・ピノ・ノワール主体+ピノ・ムニエ、シャルドネ、5,800円)は、以前のブリュット・ノン・ビンテージより12ヶ月間長い36ヶ月間瓶熟成させ、ストラクチャーも、フルーティーさも、より深みを増し、豊かな味わいが堪能できる。グラスに注げば、繊細な泡と透き通った黄金色が輝きを放ち、リンゴや洋梨のフレッシュな香りと、ローストアーモンドやスイーツの甘い芳香に嗅覚を刺激され、口の中では、グレープフルーツやレモン、金柑などの柑橘類と春の草花の新鮮なノート広がる。まさに、シャンパーニュファンが、待ち望んでいた逸品といえよう。最高醸造責任者のレジス・カミュ氏曰く、「各国の料理とマッチするが、その中でも特に、刺身や寿司などの和食との組み合わせが最高」だとか。仲間と喜びを分かち合うハレの日はもちろん、日々のライフスタイルに取り入れることもできそうだ。
2014年10月29日ハーゲンダッツ ジャパンは12月9日より期間限定で、ハーゲンダッツ スペシャルエディション「アントワネット」と「オペラ」を、全国のコンビニエンスストアおよびハーゲンダッツオンライン ショップで発売する。○冬を華やかに彩る、この時期だけの"至福"のアイスクリームデザート2品スペシャルエディション「アントワネット」は、華やかでかわいらしい女性をイメージしたアイスクリームデザート。フランス・ボルドー産の高級赤ワインを使用した赤ワインアイスクリームの上に、ローズピンク色の赤ワインソースと銀箔をあしらった。甘さ控えめのカスタードアイスクリームが赤ワインの香りをさらに引き立たせる仕上がりだという。アイスクリーム中央にある口溶け滑らかなスポンジケーキが食感のアクセントとなり、4層構造の奥深い味わいと華やかな見た目が"至福のひととき"を演出するという。アルコール分0.6%で、希望小売価格は432円(税込)。スペシャルエディション「オペラ」は、パリで人気の高いチョコレートとコーヒーのケーキ"オペラ"を表現したアイスクリームデザート。2011年の発売より好評を得ている商品の再登場となる。今回は、新たに香ばしく食感の良いマカデミアナッツを加えたバターアイスクリームと、香り豊かなコーヒーバターアイスクリームに、ラム酒で香り付けしたコーヒーシロップを合わせたアーモンドクッキーを重ね、さらに濃厚で香り高いチョコレートソースをあしらった。また、天面には金箔を施し、目にもリッチな味わいを楽しめる。希望小売価格は432円(税込)。
2014年10月06日11月28日より東京・上野の森美術館にて開催される企画展「進撃の巨人展」に先がけ、10月6日より一週間限定で都営大江戸線六本木駅ホームにて同展のデジタルサイネージ広告が掲出される。デジタルサイネージ広告のビジュアルは、漫画誌『別冊少年マガジン』(講談社)で諫山創氏が連載中の漫画『進撃の巨人』に登場する巨人たちの"食事中"シーンだが、「※自主規制中」と書かれているとおり、劇中とは異なるハンバーガーやピザ、ホットドックなどへ大胆な画像処理が施されている。展開されるビジュアルは全4種類。作品の世界観を存分に体感できる「進撃の巨人展」は、好評につきすでに開催初日のチケットは完売。同展が初の展示となる諫山氏の生原画や特別描き下ろし原画の公開はもちろん、1分の1リアルスケールでを立体造形化された「超大型巨人」も見どころ。そのほか、アニメ声優陣録り下ろしによる音声ガイド(エレン、ミカサ、アルミン、リヴァイ、ハンジ)やバーチャルに兵団の一員となって「立体機動装置」の浮遊感が体験できる「Oculus Rift」による360度の3Dシアター、さらには作品への世界へ誘う全身体感型オープニングシアター「上野、陥落の日」などが用意されている。会期は11月28日~2015年1月25日で、11月28日、29日、30日は先行公開日。約二カ月にわたる会期のうち12月1日~31日が前期日程、2015年1月1日~25日が後期日程となる。詳細は公式サイトまで。(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人展」製作委員会
2014年10月03日「くまのプーさん展 WINNIE THE POOH EXHIBITION」が8月6日、松屋銀座で開幕した。プーさんが住む“100エーカーの森”を再現した他、関連資料を約400点展示する。会場に入るとまずは“物語のはじまり 父から息子への愛”と題して、作家アラン・アレクサンダー・ミルンが息子クリストファー・ロビンのために書いたと言われる原作と、それにまつわる物語をパネルなどで紹介。ミルンのサインが書かれた貴重な原作本の他、ロビンが持っていたテディ・ベアと同じビンテージモデルが展示されている。このぬいぐるみは、後にプーさんのモデルとなった。やがて、プーさんというキャラクターはウォルト・ディズニーと出会って映像化される。会場にはディズニー秘蔵の貴重な資料を約200点展示。『プーさんとはちみつ』などの映画タイトルごとの展示はワンシーンの映像を放映するだけでなく、そのセル画やプロダクションアート、製作秘話までが並べて公開されており、アニメーションの製作過程の一部始終を見ることができる。モデルシートにはプーさん達キャラクターが喜怒哀楽するパターンが描画され、ユーモラスな表情の数々が会場を訪れた人達を和ませていた。その他にも、絵本やコミックス、フィギュア、ぬいぐるみなど、形を変えながら世界中で愛されているプーさんのコレクションの数々もおよそ80点を展示。ぬいぐるみ一つとっても様々な年代のものが集まっており、その顔立ちや表情もユーモラスからキュートまで様々だ。映画『くまのプーさん』がハリウッド・ウォーク・オブ・フェームを受賞したときの記念プレートも日本で初めて公開されている。また、会場には各界のクリエーターがプーさんへの思いを込めて作った作品の数々も出品された。同じプーさんの立体モデルを利用したシリーズでは、チョコレートでコーティングした「chocolate」や、琥珀色のスケルトン加工を施した「はちみつになりたいな(夢)」などのアート作品が集結した。6日に行われたオープニングイベントには、プロゴルファーの東尾理子さんが息子の理太郎君と登場。展示について東尾さんは「プーさんの始まりから現代まで、いろいろな展示があってとても楽しいプーさん展になっていると思います」とコメント。特に、お気に入りだったのはプーさんがはちみつにまみれたシーンの特大パネルということで、「見ていて思わずはちみつに埋もれてみたいと思っちゃいました」。自身が出品した写真については「子供の時からプーさんのぬいぐるみを大事にしているのですが、見ていると本当に心が和むんですよね。そんな様子を写真にしてみました。おなかの出っ張り具合がとても気に入っています」と語った。併設されたグッズマーケットでは会場限定のオリジナルグッズの他、先行販売の最新グッズも多数用意。ぬいぐるみやマグカップ、プレート、Tシャツ、ポストカード、額装、キャンバスアートなど、プーさんファンならぜひ手に入れておきたいアイテムが勢ぞろいしている。また、2,000円以上の購入で数量限定オリジナル缶バッヂがプレゼントされる。同展は8月25日まで松屋銀座にて開催。その後、約1年半掛けて日本全国を巡回する予定となっており、9月2日から10日は福岡三越での開催が決定している。【イベント情報】くまのプーさん展 WINNIE THE POOH EXHIBITION会場:松屋銀座8階住所:東京都中央区銀座3-6-1会期:8月6日から8月25日時間:10:00から20:00(25日は17:00まで。入館は閉館の30分前まで)料金:一般1,000円、高大生700円、中学生500円、小学生以下無料
2014年08月06日東京・六本木の森美術館で5月31日から8月31日まで、「ゴー・ビトゥイーンズ展:こどもを通して見る世界」が開催される。「ゴー・ビトゥイーンズ(媒介者 )」とは、英語が不自由な両親の橋渡しとして様々な用務をこなす移民の子供達のことを指す言葉。19世紀後半のニューヨークで貧しい移民の暮らしを取材した写真家のジェイコブ・A・リースが作り出した。本展では、異なる文化の間、現実と想像の世界の間など、“様々な境界を自由に往き来する”子供の性質に注目し、より多様な価値が共存する新たな世界への可能性を模索。世界各国のアーティスト26組の作品を通して、政治、文化、家族など子供を取り巻く環境や諸問題に目を向ける。見所は貴重な歴史資料の数々。アメリカのフォトジャーナリズムの草分けでもあるリースらによる、19世紀末から20世紀初頭の写真や、第二次世界大戦中にカリフォルニア州の日系アメリカ人収容所の様子を写した宮武東洋の写真などが並ぶ。国際的に活躍するアーティスト達の日本初公開作品も多数登場。2009年のベネチアビエンナーレでオランダ館を代表した映像作家のフィオナ・タンに加え、アジアのアートシーンを牽引するウォン・ホイチョンらが日本初公開作品を披露する。また、昨年日本公開されて話題を呼んだ、パレスチナが舞台の映画「自由と壁とヒップホップ」を手掛けたスヘール・ナッファール&ジャクリーン・リーム・サッロームなど気鋭の作家達の作品も紹介。クリスチャン・ボルタンスキー、奈良美智らも参加する。更に本展のための新作として、照屋勇賢は沖縄の子供を映し出す新作インスタレーションを、山本高之は子供達の手による「地獄」をテーマとしたワークショップ作品を発表する。その他、移民や国際養子縁組、アボリジニなどの少数派コミュニティーなど、子供を取り巻く社会問題について議論するプログラムが実施される他、アフガニスタンの少女やインドの売春窟に住む子供、北海道朝鮮初中高級学校に通う子達を描いた映画など7本が上映される。本展は11月8日から12月23日まで名古屋市美術館、2015年1月16日から3月15日まで沖縄県立博物館・美術館、4月5日から6月7日まで高知県立美術館を巡回する予定。【イベント情報】ゴー・ビトゥイーンズ展:こどもを通して見る世界場所:森美術館住所:東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー53階会期: 5月31日から8月31日まで時間:10:00から22:00(火曜日のみ17:00まで)入場料:一般1,500円学生1,000円4歳から中学生まで500円
2014年04月28日東映、 テレビ朝日、BS朝日、朝日新聞社、森アーツセンターは9日、漫画家・井上雄彦氏とスペインの建築家・アントニ・ガウディのコラボレーション展「特別展 ガウディ×井上雄彦 ─シンクロする創造の源泉─」に関する記者発表会を、スペイン大使館にて行った。「特別展 ガウディ×井上雄彦 ─シンクロする創造の源泉─」は、2013~2014年にかけて日本とスペインで開催される「日本スペイン交流400周年」文化事業の特別企画として実施される。これまで、展覧会の開催発表やタイトルの決定など、ごく一部の情報は公開されてきたが、今回はじめて展示構成や作品点数といった具体的な内容が発表された。同展では、ガウディの建築家としての業績のみならず、人間・ガウディの生きざまにも迫るべく、少年期から始まるガウディの成長を追う1章「トネット少年、バルセロナのガウディへ」(トネットはガウディ幼少期の愛称)、建築家としてのガウディの活躍を紹介する2章「建築家ガウディ、誕生」、そして名声を得たのち、代表作で現在も建築が続けられているサグラダ・ファミリアに身をささげるようになった晩年に迫る3章「ガウディの魂 - サグラダ・ファミリア」といった全3章で構成されている。また、スペインのガウディ専門機関が所属する直筆スケッチや建築模型、家具といった貴重な資料100件が展示される。そして、井上氏は、ガウディにまつわる作品を約40点発表予定で、そのすべてを描き下ろすということだ。その中には、10.6m×3.3mにもおよぶ巨大な手すき和紙「平成長尺大紙」にガウディを描く大作も含まれる。この和紙は、同社が1989年にギネス登録記録を打ち立てた「IMADATE平成大紙」(7.1m×4.3m)を、25年ぶりに面積で上回る"世界最大の和紙"だという。●スペイン滞在中の井上雄彦が語った「ガウディと自身の共通点」とは?そのほか、プロジェクションマッピングを駆使し、井上氏の絵が動き出す演出や、三面スクリーンによる映像シアターといった、映像を駆使した展示演出も行われるとのこと。記者発表会では、同展の日本側の学術監修を行った神奈川大学の鳥居徳敏教授から、ガウディにまつわるエピソードが多数語られた。加えて、建築家で、井上氏の作品を愛好し、直々に展覧会公式ナビゲーターを依頼された光嶋裕介氏が、その経緯や意気込みについて語った。発表会の最後には、4月1日から同展の作品制作のためバルセロナに滞在している井上雄彦氏が、Skypeを通じてコメント。窓からサグラダファミリアが見える絶好のロケーションの部屋に滞在。制作はガウディ建築であるカサ・ミラ内にアトリエを構えて行っているという。好きなガウディ建築を問われると、そのカサ・ミラに加え、未完の傑作と呼ばれるコローニア・グエル教会堂地下聖堂と答えた。さらに、ガウディと自身との共通点を質問されると、恐縮しながらも「完成を急がないところでしょうか」と冗談めかして発言し、会場の笑いを誘った。最後に、同展に向けた作品制作への意気込みとして、「お天道さまに身をゆだねて、何かしら良い形のものができたらと思います。楽しみにしていてください」とコメントした。なお、同展の会期は2014年7月12日~9月7日。会場は東京都・六本木の森アーツセンターギャラリー。同展は東京会場での開催以後、2015年7月まで約1年間、日本全国で巡回展を開催。巡回先は、金沢(金沢21世紀美術館/10月4日~11月5日)、長崎(長崎県美術館/12月20日~2015年3月8日)、神戸(兵庫県立美術館/2015年3月21日~5月24日)、仙台(せんだいメディアテーク/2015年6月3日~7月12日)となっている。
2014年04月10日六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーにて、「こども展・名画にみるこどもと画家の絆」が4月19日から開催される。本展は、パリのオランジュリー美術館で開催され約20万人を動員した美術展「Les enfants modeles(モデルとなった子どもたち)」で紹介された作品を、時代別・流派別に整理し、日本向けに再構成したもの。オルセー美術館とオランジュリー美術館による支援のもと、西洋近代絵画の巨匠約50人が子どもを描いた作品約90点が集合し、およそ3分の2が日本初公開となる。モーリス・ドニ(Maurice Denis)が楽器を演奏する息子を描いた「トランペットを吹くアコ」、パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)が息子のクロードを描いた「ポーランド衣装を着たクロード」、ウジェーヌ・カリエール(Eugene Carriere)が病気の子とそれを心配する母親を描いた「病気の子ども」の他、クロード・モネ(Claude Monet)、ピエール=オーギュスト・ルノワール(Pierre-Auguste Renoir)、アンリ・マティス(Henri Matisse)、ポール・セザンヌ(Paul Cezanne)などの作品を展示。日本開催にあたり、日本人画家レオナール・フジタの作品も特別に追加出展される。【イベント情報】こども展・名画にみるこどもと画家の絆会場:森アーツセンターギャラリー住所:六本木ヒルズ森タワー52階会期:4月19日から6月29日時間:10:00から20:00(火曜日は17:00まで、入場は閉館30分前まで)料金:一般1,500円/大学生1,200円/中高生800円/小学生以下無料(前売・団体券あり)
2014年01月21日人気俳優のテイラー・ロートナーが、映画『Tracers』(原題)の共演者で相手役のマリー・アヴゲロプロスと熱愛をうわさされている。テイラーは7月4日(現地時間)の独立記念日の晩に、ニューヨークのバー「Hudson Terrace」で美しい女性と一緒にいる姿を目撃された。その女性がマリーととても似ていたと「New York Post」紙は伝えている。目撃者は「彼は暗めの髪の若い友人にとても情熱的に接していました」「プライベートなカバナ・エリア(半個室)で彼らはキスしたり、ダンスしたり、ハグしたりしていました。午前2時位まで飲み物やダンスを楽しんでいましたよ」と明かしている。2人が現在撮影中の『Tracer』はマフィアに追われたニューヨークのバイク・メッセンジャーが、美しい謎の女性との出会いから危険なスポーツ「パルクール」の世界へとのめりこんで行くというストーリー。テイラーは、5月に20歳の女優マイカ・モンローと野球観戦をしているところを目撃されているが、今回は明らかに大人の世界の夜の過ごし方だ。現在、21歳のテイラー、27歳のマリーに大人の恋の手ほどきを受けているのだろうか?ファンならずとも続報が気になるニュースだ。(C) Getty Images(text:Mieko Nakaarai)
2013年07月09日兵庫県立美術館にて6日より、マリー・アントワネットの一生を辿る展覧会が開催される。彼女のファッションやライフスタイルに焦点を当て、紹介する。18世紀後期、14歳でウィーン・ハプスブルク家からフランス・ブルボン家に嫁いだ王妃マリーは、ヴェルサイユ宮殿に自分の趣味を持ち込んだ唯一の王妃だと言われている。彼女の愛用したドレスや装飾品、更に彼女が好んだ菓子やコーヒー、入浴習慣といったライフスタイルまでもが、貴族たちの憧れとなり、ロココ文化円熟期にあったフランスに流行を生み出した。専属のスタイリストを抱え、現代の日本円に換算して年間10億円にも及ぶ巨額の費用をファッションにつぎ込んだといわれるマリー。その華やかな宮廷生活が王家の財政を圧迫したと伝えられるが、その一方でシルクやレース、リボン、香水など「メイド・イン・フランス」製品の美しさを国外にまで広め、フランス経済の発展にも貢献していたという説もある。また、彼女は毎年約170着のドレスをオーダーメイドしていたというが、革命の混乱などによりドレスは現存していない。そこで本展では、当時より続く王室御用達のテー ラーであるプレル(Prelle)社や専門のアトリエによって、ドレスやヘアスタイルを特別に復元する。なお本展は9月11日からは岡山にも巡回する。【イベント情報】「マリー・アントワネット物語」展会場:兵庫県立美術館住所:兵庫県神戸市中央区脇浜南岸通1-1-1(HAT神戸内)会期:7月6日から9月1日時間:10:00から18:00(金・土曜日は20:00まで)料金:一般1,300円、池田理代子原画特典付きチケット1,700円(購入はオンラインのみ)休館日:月曜日(7月15日は開館、翌16日休館)
2013年07月04日映画『ハリー・ポッター』の世界観を忠実に再現した展覧会「ハリー・ポッター展」が、6月22日から森アーツセンターギャラリーにて始まった。先日行われた報道関係者向け内覧会には、女優・大地真央、タレント・テリー伊藤、子役の谷花音が来場した。各ブースでは、映画の舞台が精巧に再現され、ハリーの丸メガネや魔法使いの杖、クィディッチ用箒の「ニンバス2000」など、撮影で実際に使われた本物の衣装や小道具が展覧されている。また、「ハグリッドの小屋」で巨大な肘掛けイスに座ったり、「クィディッチ」のコーナーでボールを投げて遊んだり、「薬草の教室」でマンドレイクを引き抜いたりと、実際に触れて遊ぶことが出来る体験型の展示となっている。本展は、2009年4月にシカゴでの開催を皮切りに、その後ボストン、トロント、シアトル、ニューヨーク、シンガポールを巡回。日本では初開催となる。【イベント情報】ハリーポッター展場所:六本木ヒルズ森アーツセンターギャラリー住所:東京都港区六本木6-11-1会期:9月16日まで時間:10:00から22:00まで料金:一般前売り2,300円、当日2,500円大学生前売り1,800円、当日2,000円中高生前売り1,300円、当日1,500円4歳から小学生前売り800円、当日1,000円※チケットは日時指定制
2013年06月23日「LOVE展:アートにみる愛のかたち」展が2013年4月26日(金)から森美術館で開催される。注目は、愛をテーマに走り続けてきたアーティスト草間彌生が新作インスタレーションを出品するほか、ヴァーチャルな世界からボーカロイドの歌姫、初音ミクも登場。世界的な拡がりを見せる「初音ミク現象」を通して、今日的なつながりと熱狂を伝える。さらに、森美術館のアドバイザリーを務める、ニューヨーク近代美術館(MoMA)やロンドンのテート(テート・モダン美術館、テート・ブリテン美術館)の協力により、フリーダ・カーロ、フランシス・ピカビア、ジョルジョ・デ・キリコ、ルネ・マグリットらの名画が集結。特に、フリーダ・カーロの「私の祖父母、両親そして私(家計図)」、フランシス・ピカビアの「恋人のポートレート」は日本初公開となる。また、デヴィッド・ホックニー、デミアン・ハースト、トレイシー・エミン、ソフィ・カル、ジャン・シャオガン、オノ・ヨーコなど、現代美術界のスターたちの作品も集結する。同展では、人間の根源的な希求であり、古今東西、あらゆるジャンルの芸術家たちに多彩なインスピレーションを与え続けてきた「愛」に注目。時代や地域を超えて選ばれた美術史を彩る名作、意欲的な新作など約100点の作品が、「愛ってなに?」、「恋するふたり」、「愛を失うとき」、「家族と愛」、「広がる愛」の5つのセクションに分かれて展示される。【展覧会情報】「LOVE展:アートにみる愛のかたち」会期:2013年4月26日(金)から9月1日(日)会場:森美術館住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53 階開館時間:10:00から22:00 火曜のみ10:00から17:00※いずれも入館は閉館時間の30 分前まで※会期中無休入館料:一般1,500 円、学生(高校・大学生)1,000 円、子供(4歳から中学生)500 円出展作家:アーデル・アービディーン(Adel Abidin)、リチャード・ビリンガム(Richard Billingham)、コンスタンティン・ブランクーシ(Constantin Brancusi)、ソフィ・カル(Sophie Calle)、マルク・シャガール(Marc Chagall)、チャン・エンツー(張恩慈)、ジョン・コンスタブル(John Constable)、サルヴァドール・ダリ(Salvador Dalí)、ゴウハル・ダシュティ、ジョルジョ・デ・キリコ(Giorgio de Chirico)、ジム・ダイン(Jim Dine)、トレイシー・エミン(Tracey Emin)、ギムホンソック(Gimhongsok)、ナン・ゴールディン(Nan Goldin)、シルパ・グプタ(Shilpa Gupta)、デミアン・ハースト(Damien Hirst)、デヴィッド・ホックニー(David Hockney)、アルフレッド・ジャー(Alfredo Jaar)、フリーダ・カーロ(Frida Kahlo)、メアリー・ケリー(Mary Kerry)、ルネ・マグリット(Rune Magritte)、ジョン・エヴァレット・ミレイ(John Everett Millais)、ザネレ・ムホリ、ジャン=ミシェル・オトニエル(Jean-Michel Othoniel)、フランシス・ピカビア(Francis Picabia)、オーギュスト・ロダン(Auguste Rodin)、榮榮&映里、デヴィッド・シュリグリー(David Shrigley)、ローリー・シモンズ(Laurie Simmons)、ワッソーX. ワッソーとR. ヴィジェイ、エンタン・ウィハルソ、ジャン・シャオガン(張暁剛)、荒木経惟、浅田政志、初音ミク、出光真子、草間彌生、森 淳一、村山留里子、西山美なコ、岡本太郎、オノ・ヨーコ、澤柳英行、TANY、梅沢和木、吉永マサユキほか
2012年12月26日フランス映画界の重鎮監督ブノワ・ジャコーの最新作『マリー・アントワネットに別れをつげて』で、王妃の朗読係シドニーを演じたフランス出身女優レア・セドゥーが来日。本作が、「『タイタニック』(97)に似ている」と評したジャコー監督の意見に彼女も同調した。その他の画像フランス革命勃発後のヴェルサイユ宮殿を舞台に、マリー・アントワネットの朗読係の少女が、心酔する王妃にギロチンの“身代わり”という非情な命を受けるストーリーの本作。朗読係の少女という新しい視点でヴェルサイユの裏側に迫る野心作で、愛憎や嫉妬、死の恐怖が渦巻くドラマの中、アントワネットの描写も従来の“悪女”という一方向ではない。「わたしも、この映画に出て彼女の見方が変わったわ」とレアも同意する。「学校で習ったこと以外は知らなかったけれど、ブノワ・ジャコーは必ずしも悪女として描いていないの。もろくてハートが弱い面も強調しているのよ。マリーの違う面が出ていると思うわ」。一方でジャコー監督は、「この物語は『タイタニック』(97)に似ている」と評した。「ええ(笑)。王政が崩壊して、体制が激変するの。当たり前だったことが一瞬でそうじゃなくなる、そういう意味での表現だと思うわ」。すなわちヴェルサイユ宮殿が沈没したタイタニック号のようなもので、絶対的だった対象が一気に崩れ去る時、拠り所を失った人々はパニック状態になるということだ。「よく理解できるわ。この作品はヴェルサイユ宮殿で暮らす人々の最期を描く悲劇で、自分に当てはめて考えれば大変な出来事。『タイタニック』(97)みたいなパニック状態になるシーンもあって。人間ドラマとしては共通していると思うわ」。レア自身、愛憎や嫉妬渦巻く女たちのドラマに魅力を感じたという。記憶に新しい『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(11)のマシーンのような暗殺者役とは違い、死の緊張感に満ちた人間ドラマが交錯する中、内に秘めた感情を吐露するシドニー役は楽しかったという。「でも、どっちの役も好きよ。ただ、朗読係の方がイメージはしやすかったわ。アクション映画も大好きだから、また暗殺者役を演じてみたいけれど(笑)」。『マリー・アントワネットに別れをつげて』公開中取材・文・写真:鴇田 崇
2012年12月17日映画PRイベントに参加タレントのほしのあきが9日、東京都内で行われた映画「マリー・アントワネットに別れをつげて」の完成披露試写会、PRイベントに参加し、貴重なドレス姿を披露した。同日のオフィシャルブログでもその姿を公開し、報告している。花のモチーフやレースづかいも美しい豪華なドレス衣装で、アクセサリーもボリュームたっぷり。マリー・アントワネットのイメージそのままな“盛りヘア”に、リボンと羽を華やかに用いた特大の髪飾りも身につけている。本人も大満足のスペシャルなスタイルこの衣装は、映画内でマリー・アントワネットを演じた女優のダイアン・クルーガーが実際に着ていたものだそうで、さすがにつくりも凝ったもの。そんな貴重なドレスを身につけることができて、とてもうれしかったと本人も満足そうに語っている。荘重で一見動きにくそうなスタイルでもあるが、意外に動きやすさもあるのだとか。まさに「王女」「姫」といった形容がふさわしいスタイルで、ぜひ映画館に足を運んでみてほしいと作品もPRした。このきらびやかな衣装の美しさ、描かれる世界観にも注目の映画「マリー・アントワネットに別れをつげて」は、15日公開となる。元の記事を読む
2012年12月11日マリー・アントワネットの映画、と聞くと「また?」と思う人がいることでしょう。これまであらゆる形で描かれてきた、あまりにも劇的な彼女の人生。オーストリアのマリア・テレジアを母に持ち、後にルイ16世となるフランス王太子と14歳で結婚。18歳で王妃に。フランス革命の原因は、彼女の浪費にあるとも言われ、革命により断頭台に立ったマリー・アントワネット。その数奇な運命は、幾度も映画化されました。ところが、まだこんな視点から描くことが可能だったとは!と驚かされるのが、本作『マリー・アントワネットに別れを告げて』です。原作となっているのは、マリー・アントワネットに朗読係の女性がいたという史実にヒントを得て執筆された物語。フランスで最も権威ある文学賞であるフェミナ賞に輝いたベストセラー小説の映画化なのです。さらに、これまでの作品では、煌びやかなベルサイユでの日々が中心となっていることが多かったのですが、今回はバスティーユ陥落からの3日間を描いていて、宮殿内の混乱した様子、そしてカオスの中で明らかになる王妃の知られざる素顔を大胆に、ミステリアスにストーリー化しているのがユニークなところです。特に、本作を特別なものにしているのは、私たちがこれまで思いもよらなかった王妃の本音。王妃の寵愛を受け、瞬く間に重要人物へと上り詰めた“田舎娘”ポリニャック夫人への恋心が切なくも美しく描かれているのです。これを目撃していたのが、王妃にただならぬ憧れを抱いていた朗読係のシドニーだったというわけ。お気に入りのシドニーに、王妃はひとりの少女のように頬を赤らめながら「彼女は私に気に入られようとは思わないの。そんな自由なところが好き」とポリニャック夫人への恋心を語るのです。恋心に似た、もしかすると、ほぼそれと同様の好意を王妃に抱いていたシドニーは、王妃の気持ちに寄り添うのですが、それが後々、シドニーにとって絶望的なエンディングを招くことになろうとは。暴徒が迫りくる状況で、王妃はシドニーにとある提案をするのですが、それは王妃に好意を寄せる彼女にはあまりに残酷すぎるもので…。語られ尽くした感のあるマリー・アントワネットの物語に、斬新な解釈で挑んだ本作が、ベルリンを始めとする各国の映画祭で人々を虜にしたというのも納得です。フランス映画界の重鎮であるブノワ・ジャコー監督による熟練のストーリーテリングも魅力ですが、私が興味を持ったのはドレスの扱い。通常、マリー・アントワネットの映画では、絢爛豪華な衣装は必須。もちろん、本作にも数多く登場するのですが、実は今回はそこにあまり目が行きませんでした。混乱を極め、緊張の高まったベルサイユが舞台と言うこともありますが、実は最も煌めいているのが、王妃がポリニャック夫人に寄せる寵愛と、朗読係が憧れと共に王妃に向ける愛情だからかもしれません。煌めく恋心を前にすれば、どんな豪華な衣装にも勝ち目はなし。そんな表現を映像化したジャコー監督のストーリーテラーとしての力量、さすがです。私が唯一はっきり覚えているドレスと言えば、ポリニャック夫人が着ていた鮮やかな緑のドレス。金糸で花の刺繍があしらわれた、光沢のある美しい素材で仕立てられた目も覚めるようなドレスです。ベルサイユ内の空気が沈み始め、多くの人がモノトーンの衣類を身に着け始めたときに、ポリニャック夫人だけは「緑は希望の色だから」とマリー・アントワネットのためにこのドレスを身に着けて、王妃の前に現れるのです。実はこのドレスが、物語の終盤に朗読係の運命を左右することになるキーアイテム。王妃の恋心の強さ、それ以外のものは眼中にないという王妃の本音の象徴とも言えます。登場人物の気持ちを、単なるモノに投影させ、それを単なるモノから恋の象徴へと昇華させる手腕は実にお見事。意外性のあるドレスの扱いを見ていると、注目されるべきは物語そのもの、登場人物たちが抱く感情であるべきで、真のクリエーターには様々な技を通してそれができるのだと、つくづく感じさせられました。とはいえ、本作には主役級の存在感を持ったモノがもうひとつ登場しています。それは、歴史の舞台となったベルサイユ宮殿。今回は、何と実際の宮殿で、しかも通常では入場禁止となっている多くの場所でも撮影が許可されたのだとか。暗く沈むムードの中、逃げまどい、絶望する人々を静かに見つめ続け、最後まで残酷なほどに豪華さを失わなかった宮殿は、真の歴史の証人であり、ある意味ではもう一人の主役。そんな宮殿が、自らの懐で撮影されたマリー・アントワネットの物語を、フランス革命当時の223年前と変わらぬ様子でやはり静かに見守っていたのだと思うと、不思議な気持ちが。実際に史実を目撃していたベルサイユ宮殿で描かれる運命の3日間。この切なくも美しい歴史エンタテインメントをあなたはどう観るでしょうか。(text:June Makiguchi)■関連作品:マリー・アントワネットに別れをつげて 2012年12月15日よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマ ほか全国にて公開© 2012 GMT PRODUCTIONS - LES FILMS DU LENDEMAIN - MORENA FILMS - FRANCE 3 CINEMA - EURO MEDIA FRANCE - INVEST IMAGE
2012年11月28日サントリー美術館(東京都港区)は11月21日より、「森と湖の国フィンランド・デザイン」展を開催している。同展はフィンランド・デザインの魅力を、18世紀後半から現代に至るまで、ガラス作品を中心に紹介している。18世紀後半から1920年代までの黎明(れいめい)期の作品では、ヨーロッパにアール・ヌーヴォーの波が押し寄せる中、建築から日用品まで、フィンランド・デザインの土台が築き上げられていく姿を見ることができる。また、1930年代の代表的なデザイナー、アルヴァル&アイノ・アールト夫妻を中心としたフィンランド・デザイン躍進期の作品も展示。さらに世界に広く普及し、同デザインの黄金期である第二次世界大戦後の1950年代の作品も展示。戦後、モダンデザイン界を先導したフィンランド・デザインの数々を紹介している。さらに日用品としての美しさより、ガラス・アートへと発展した1960~1970年代の作品、そして今なお「生活の中の美」を提案し続ける、フィンランド・ガラスの作品を展示している。同館は11月21日~2013年1月20日まで開催。開館時間は10時~18時(金・土曜日は10時~20時)。休館日は毎週火曜日、12月30日~1月1日。入館料は一般1,300円、大学生・高校生は1,000円。中学生以下無料。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月26日来年3月9日(土)から東京・森アーツセンターギャラリーで開催される「ミュシャ財団秘蔵ミュシャ展-パリの夢 モラヴィアの祈り」の製作発表が11月21日に都内で行われ、オフィシャルサポーターを務めるベッキーが会見に出席した。「ミュシャ財団秘蔵ミュシャ展」開催情報アルフォンス・ミュシャは日本でも幅広い人気を誇るアール・ヌーボー様式の巨匠。今回は、ミュシャ財団が秘蔵するファミリーコレクションより、日本初公開作品を含む珠玉の作品およそ240点を展示する。同展のテーマソングも手がけるというベッキーは、「ミュシャの『四季』という絵の中の春の女性をイメージした衣装でやってまいりました。美術展が始まるのは春ですし、今回のテーマソングも春になってうきうきしている気持ちを歌いたいな、と考えてます」とコメント。お気に入りの絵を聞かれると、ミュシャが愛娘を描いた『ヤロスラヴァの肖像』を上げ、「強いまなざしと芯のある女性像、そして手にちょこっとお花を持たせているところがミュシャっぽくて素敵だなと思います」と語りながら、最後は「本邦初公開の作品もあります。私もお客さんのひとりとして楽しみにしています」と同展をピーアールした。美術展の前売チケットは12月22日(土)より一般発売開始。なお、チケットぴあではお得な早割ペアチケットを発売中。12月21日(金)まで。
2012年11月22日六本木ヒルズ 森アーツセンターギャラリーは23日より、「スター・クルーズ・プラネタリウム」を開催する。同イベントは、2010年と2011年に期間限定で開催し、計45万人を動員した「スカイ プラネタリウム」をパワーアップさせた、体験型プラネタリウム。星空を歩ける三次元プラネタリウムの楽しさはそのままに、新たに、仮想の宇宙船に乗り込み、時空を超える不思議な宇宙旅行が味わえるという。総合プロデューサーはプラネタリウム・クリエーター大平貴之氏。会場構成は、ロマンあふれる宇宙へのプロローグ「土星ステーションへの旅」、壮大な宇宙のスケールを体感「新 3D SKY WALK-太陽系から銀河系の果てまで-」、準光速で衝撃の未来を目撃「未知なる地球への帰還」、静かなるエピローグ「MEGASTAR -荘厳なる星空-」の4つ。会場内に最新の観測データをもとに宇宙空間を再現し、ロマンあふれる宇宙への旅を演出する。開催期間は、11月23日~2013年2月11日。時間は11時~22時(金曜・土曜・休前日は23時まで)、入館は閉館時間の30分前までとなる。場所は、森タワー52F森アーツセンターギャラリー(東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ)。入館料は一般2,000円、学生(高校生・大学生)1,500円、子ども(4歳~中学生)800円で、東京シティビュー入館料を含む。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月12日『スパイダーマン』『マリー・アントワネット』のキルスティン・ダンストが主演する映画『バチェロレッテ-あの子が結婚するなんて!-』が来年2月に日本公開されることが決定した。その他の写真本作のタイトルになっている“バチェロレッテ”とは独身女子のこと。映画は、友人の結婚式に出席するためにニューヨークで再会するも、自分よりもイケてない友人が先に結婚することに納得のいかない親友3人組が、結婚式前夜に大騒動を巻き起こす様を描く。『ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』や『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』など、結婚式に参加することになった友人を主人公にした作品は近年、コメディの“鉄板”設定になりつつあるが、本作は友人の結婚に焦り、嫉妬する3人組の騒動をコミカルに描きながら、彼女たちの本音や、それぞれの生き方、幸せになる道を探る過程も描いたガールズ・ムービーになっているという。本作の基になったのは監督であるレスリー・ヘッドランドが演出した舞台劇。これを観た人気俳優ウィル・フェレルが映画化を熱望してプロジェクトが始まり、アメリカでは劇場公開より先にiTunesにてリリースされ、映画部門ランキングで劇場公開前の作品として史上初めて1位を獲得するなど大きな話題を呼んだ。「自分より先に友達が幸せになるのは許せない」という、何とも生々しい本音をモチーフに、女性たちの人生模様と幸福のあり方を描く『バチェロレッテ』は、日本公開時に大きな反響と共感を集めることになりそうだ。『バチェロレッテ-あの子が結婚するなんて!-』2013年2月22日(金)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国ロードショー!(C) 2012 Strategic Motion Ventures. LLC.
2012年10月24日開催中の第25回東京国際映画祭に特別招待作品として出品されている『マリー・アントワネットに別れをつげて』の主演のレア・セドゥとブノワ・ジャコー監督が10月22日(月)の公式上映前に舞台挨拶に臨んだ。フランス革命の最中、かの王妃マリー・アントワネットの朗読係を務め、彼女からある人物の身代わりになるように命じられるひとりの女性の運命を描き出す。『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』、『ミッドナイト・イン・パリ』などで印象的な役柄を演じてきたレアは、別作品の撮影のために髪をバッサリと切ってキュートなショートカットで登場。満員の観客を前に「東京は大好きな街。こうして自分が出ている作品を携えてみなさんにお目にかかれて嬉しいです」と笑顔で語った。来日後も取材続きのハードスケジュールとなりそうだが「行きたいところがあったんだけど、名前を忘れてしまいました(笑)。迷子になったかのように東京の街をブラブラしてみたいです」と語った。本作はヴェルサイユ宮殿での撮影も敢行しているが、監督は「映画を観たらみなさん、『撮影はさぞ難しかっただろう』と思うでしょうがとっても簡単でした。簡単すぎて難しくなったくらいです」と独特の言い回しで語る。レアは「私たちだけで宮殿を“占領”し、普段は入れないところまであちこち行けたのは楽しかったです」と撮影をふり返った。これまで、現代劇への出演が多かったレアだが、歴史作品への出演について「こういうコスチューム劇に出演してみたかったので気に入ってます。(革命による)王政の崩壊はフランス人にとってターニングポイントとなる出来事。それを演じられて面白かったです」と語る。監督は「率直に言うならば、レアに魅了されてこの作品へのオファーを出しました(笑)。彼女をご覧になればお分かりでしょ?」と語り、客席から温かい拍手が沸き起こった。『マリー・アントワネットに別れを告げて』は12月15日(土)より公開。第25回東京国際映画祭は10月28日(日)までTOHOシネマズ六本木ほかにて開催中。特集「東京国際映画祭のススメ2012」■関連作品:ミッドナイト・イン・パリ 2012年5月26日より新宿ピカデリー、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開Photo by Roger Arpajou -(C) 2011 Mediaproduccion, S.L.U., Versatil Cinema, S.L. and Gravier Productions, Inc.マリー・アントワネットに別れをつげて 2012年12月15日よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマ ほか全国にて公開© 2012 GMT PRODUCTIONS - LES FILMS DU LENDEMAIN - MORENA FILMS - FRANCE 3 CINEMA - EURO MEDIA FRANCE - INVEST IMAGE ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル 2011年12月16日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2010 by PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.
2012年10月22日