浜崎あゆみが、本日4月6日と明日7日に埼玉・さいたまスーパーアリーナにてライブ「ayumi hamasaki 21st anniversary -POWER of A^3-」を開催する。1998年にシングル『poker face』で歌手デビューを果たし、昨年デビュー20周年を迎えた浜崎あゆみ。2017年5月より、20周年への布石ともいえる全国ホールツアー「Just the beginning -20- TOUR 2017」を開催し、浜崎あゆみ史上最多となる60公演を見事成功させた。昨年4月からは、デビュー20周年を記念するアリーナツアー「ayumi hamasaki ARENA TOUR 2018 ~POWER of MUSIC 20th Anniversary~」を実施。続けて、10月からは「ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2018-2019 A -TROUBLE-」と題したホールツアーを行い、全国各地に彼女の歌声を届けた。そんな浜崎あゆみにとって、「ayumi hamasaki 21st anniversary -POWER of A^3-」は20周年の集大成ともいえる原点回帰のライブ。タイトルには、 浜崎あゆみのアイコンである“A”に、立方体を表すキューブがプラスされているが、これは、ayuをはじめ、一座、オーディエンス、その3つが一丸となって“POWER of MUSIC”を超えていくという意味合いが含まれているほか、21周年を目掛け、さらなるパワーアップを遂げていくんだという揺るぎない意思が表されているという。本日と明日のさいたまスーパーアリーナ2daysのためだけにゼロから作り上げるステージは、自ら切り開いていく新たな時代と、自分自身に対しての宣戦布告とのことだが、一体彼女はステージでどんなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。さらに、浜崎あゆみは新しい元号を迎える5月1日(水)より、全国ツアー「ayumi hamasaki TROUBLE TOUR 2019-2020 A -misunderstood-」を行うことが決定している。20周年Anniversary&平成最後の全国ツアーとして各地を沸かせてきた「TROUBLE TOUR」が、さらなる進化を遂げ、2020年までのロングラン公演となる予定だ。浜崎あゆみ史上においても、スタートから2年越しのロングラン公演は初の試み。いつ完結を迎えるのか、どんな続編がいくつ用意されているのか、 それを知るのは浜崎あゆみのみだという。 今年デビュー21周年イヤーに突入した浜崎あゆみの快進撃は止まらない。公演情報「ayumi hamasaki 21st anniversary -POWER of A^3-」4月6日(土) 開場17:00 / 開演18:004月7日(日) 開場15:00 / 開演16:00会場:さいたまスーパーアリーナ
2019年04月06日不幸続きのアリアナ・グランデが、音を上げている。2017年5月、マンチェスターで開催した自身のコンサートで自爆テロ事件が発生。今月7日には元パートナーのマック・ミラーが薬物の過剰摂取でこの世を去るという衝撃的な出来事も起きた。今月17日はエミー賞授賞式に出席予定だったが、マックの死から10日しか経っていなかったこともあり、精神的に参ってしまったアリアナは代理人を通して欠席を表明。また、「しばらくの間、必要なだけ時間を取り、心の癒しと回復に充てる。親しい人たちと過ごしたり、締め切りを設けずに新しい曲作りに専念する」と発表した。しかしSNSは更新しており、「大丈夫と思える日が1日ほしいよ。たった1日でいいから。お願い」、「本当に疲れた、勘弁して」とツイートしたことでファンたちが動揺。ある1人のファンは「(アリアナへの)私たちの力が及ばず、ごめんね」という内容のメッセージをツイート。それに対しアリアナは反応を見せ、「あなたたちの存在は私の人生における天使よ。ただ今月は本当にツラいひと月で。なんとかノーマルな状態に戻ろうとがんばってる。すごく大変。人間だもの。疲れているわ。心配させてごめんね。あんなツイートはするべきじゃなかったわ」と現状を語りながらファンを気遣った。(Hiromi Kaku)
2018年09月28日アリアナ・グランデの婚約者で「サタデー・ナイト・ライブ」のキャストであるコメディアンのピート・デヴィッドソン。アリアナとのロマンスでさらに注目を浴びるようになったいま、彼の過去のジョークが「不謹慎極まりない」として批判の的になっている。ピートがジョークのネタとして取り上げたのは、昨年5月にアリアナの英マンチェスターのツアー会場で起きた爆破テロ事件だった。22名の命が奪われた痛ましい事件にもかかわらず、ピートは事件からわずか数か月後に、舞台で「アリアナ・グランデはいかに有名かってことを実感しただろうね。だって、ブリトニー・スピアーズのコンサートがテロリストに狙われたことはないもん」というジョークを披露していた。「Metro」紙によれば、マンチェスターのテロ事件で娘を失くしたシャーロット・ホジソンさんはこのジョークを知り、「このような状況をジョークにするのは、誰にとっても不愉快でしかありません。彼は公式に謝罪をする必要があると思います」といら立ちをあらわにしたという。また、アリアナのファンたちも「信じられない」、「まったくおもしろくないジョーク」とピートを批判している。ピートの代理人は「彼はコメディアンですから…。アメリカ同時多発テロで亡くなった自分の父親のこともジョークにしてしまうくらい、ネタに制限を設けていないんです」とコメントした。(Hiromi Kaku)
2018年07月03日先週、マンチェスターの爆破テロ事件の被害者をサポートするために、ロイヤルウェディング出席時に着用した服を寄付すると表明したデヴィッド&ヴィクトリア・ベッカム夫妻。仲睦まじさがにじみ出ている行動のように見えたが、この日の前後にSNSで2人の離婚危機説が話題に上り、ヴィクトリアのパブリシストが「まったくのでたらめ」「ソーシャル・メディアのニセのニュース。時間の無駄」と否定する騒ぎに。そして日曜日(現地時間)、5月19日のロイヤルウェディングから約3週間ぶりに姿を見せた2人に、離婚危機説が再燃するような出来事があった。まずはロンドンで開催された「メンズ・ファッション・ウィーク」の会場に「別々に到着した」2人。その後、会場の中で合流するも、お互いがイギリス版「VOGUE」誌の編集長エドワード・エニンフル氏を挟む形で着席し、「なぜ、一緒に座らないの!?」とSNSに動揺が広がった。しかし、ヴィクトリアはSNSでデヴィッドとの会場での“いちゃつき画像”を投稿し、仲良しぶりをアピール。また、「The Guardian」紙も「2人はフィッシュ&チップスを食べ、手を握り合い、写真撮影にも楽しそうに応じ、リラックスした雰囲気だった」と報じている。(Hiromi Kaku)
2018年06月11日歌手のアリアナ・グランデ(24)は、英マンチェスターでのコンサート直後に起きた爆弾テロの影響で、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を患っていたそうだ。アリアナ・グランデ(C)BANG Media International昨年5月22日にマンチェスター・アリーナで開催されたアリアナのコンサート後のロビー付近で、22人が犠牲になり、100人以上が負傷した自爆テロが起きていたが、恐ろしい事件を体験したアリアナは、PTSDの予兆となるめまいや不安を感じていたという。アリアナはイギリス版ヴォーグ誌に「それを認めるのは嫌だけど、まさにそういう症状だった。みんな私に(PTSDだと)言っていたわ。たくさんの人がとても酷い喪失感に悩んでいるから話すのは辛いの」「でも、本当のことよ。被害者の家族やファン、そしてその場にいた誰もがその辛さを味わった」と明かした。他人の苦しみを考え、自分の経験についてはあまり語りたくないというアリアナだが、涙なしには語れないとは認めている。「時間が最大の薬よ。自分の体験についてなんて話すべきでないとさえ思うの。何も話さないべきだと。あのことについて泣かずにどう話していいのかなんてわかる日は来ない気がする」事件後、アリアナは被害者への支援を目的に、マイリー・サイラスなどが出演した「ワン・ラブ・マンチェスター」と銘打ったチャリティコンサートを開催しており、「憎しみ」を「素晴らしいもの」に変えてくれたと参加者たちを先日称賛していた。アリアナはフェーダー誌のサマーミュージック号で、「みんなで人類において最も憎むべきもの象徴を、素晴らしい団結力と愛情へと変えることが出来たという事実は、ただすごいこととしか言いようがない」「私たちは困難な時代にいるけど、皆それを受容や愛、多様性と情熱をもって立ち向かってる。この世代の人は皆、決起して、ノーと言われても諦めないのよ」と語った。(C)BANG Media International
2018年06月06日全米を感動させたヒーロはちょっと“ダメ”な奴(C) 2017 Stronger Film Holdings, LLC. All Rights Reserved. Motion Picture Artwork (C) 2018 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.ボストンで暮らしていたジェフ・ボーマンは、元恋人エリンの愛情を取り戻すため、彼女が出場するボストンマラソンの応援に駆けつけるが、ゴール地点付近で発生した爆弾テロに巻き込まれ、両脚を失う大ケガを負ってしまいます。意識を取り戻したボーマンは警察に協力し、ボーマンの証言をもとに犯人が特定されると、ボストンストロング=新しいヒーローの誕生として脚光を浴びますが、耐えられない傷と受け入れられない現実に苦悩します。自分の無力さと不甲斐なさに絶望する中、本当の強さと勇気の正体を見出していきます……。過剰にドラマチックに描くことを避け、人間くさい“フツウの男”の愛と再生のドラマは、誰もが共感せずにはいられません。 ジェイクが挑んだ“フツウの男”(C) 2017 Stronger Film Holdings, LLC. All Rights Reserved. Motion Picture Artwork (C) 2018 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.本作品の主人公であるジェフ・ボーマンを演じるのは、メジャーからインディペンデント映画まで縦横無尽に活躍する実力派俳優のジェイク・ギレンホール。近年の出演作では個性的な役柄がつづいていますが、本作品では身体と精神に大きな傷を追った普通の男を熱演。義足を装着し信じられない演技で、ジェイク史上最もチョイダメで平凡な男が最大の試練に立ち上がる姿が描かれています。「カリスマがあるだけじゃなくて、とても愛情にあふれていて、ユーモアのセンスがある。同時に奥底に深い闇もあるね。」と語ったジェイクは、実際のジェフと時間をかけて交流し、決してモノマネではなく、根底にある人間性や弱さまでも繊細に掬い上げました。 “フツウの物語”だからこそ共感できる!(C) 2017 Stronger Film Holdings, LLC. All Rights Reserved. Motion Picture Artwork (C) 2018 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.この映画の冒頭で主人公は、朦朧とした意識の最中に、両脚を失った真実を粗野な友人の雑な作法で唐突に告げられても、失くした足のジョークを飛ばすぐらい強くしたたかで、この映画の原題『Stronger』を体現するような人物として描かれています。しかし、傷ついたボストンのヒロイックな象徴として、他者から“強さ”を強いられるほど、主人公は強さを摂取されるかのごとく弱さを露呈していきます。人は強くもあり弱くもあるという、当たり前の事実に気づくことによって、主人公は初めて前を向いて歩きはじめますが、考えてみればそれは映画の外にある実人生そのもの。主人公と同様に、観る者が当たり前の事実に、今一度向き合うキッカケを与えてくれる本作品を、ぜひ劇場でお楽しみください。 【情報】 『ボストン ストロング 〜ダメな僕だから英雄になれた〜』 2018年5月11日(金)からTOHOシネマズシャンテほか全国で順次公開監督:デヴィッド・ゴードン・グリーン脚本:ジョン・ポローノ原作:ジェフ・ボーマン、ブレット・ウィッター『STRONGER』出演:ジェイク・ギレンホール、タチアナ・マスラニー、ミランダ・リチャードソン、クランシー・ブラウン配給:ポニーキャニオン
2018年05月15日いまから5年前、ボストンマラソンのゴール近くで起こった爆破テロ事件で被害に遭い両足を失った、“ボストンのヒーロー”と呼ばれた男を、ジェイク・ギレンホールが熱演する『ボストン ストロング ~ダメな僕だから英雄になれた~』。今年で122回目を迎えるボストンマラソンが4月16日に開催されることに合わせ、主人公ジェフ・ボーマンを演じ、自らプロデューサーも務めたジェイクや、ジェフ本人らが語る5分にも及ぶ特別映像が公開された。本作は、2013年に起こったボストンマラソン爆弾テロ事件の被害に遭った青年ジェフ・ボーマンの身に起こった実話を映画化。テロに巻き込まれ、両足を失ったジェフが「ボストン ストロング」(ボストンよ、強くあれ)というボストン復興の象徴として脚光を浴びるも、耐えられない傷とプレッシャーを背負い、やがて克服していく姿を感動の人間ドラマとして描き出した。■世界中のランナーが憧れるマラソン大会を襲った無差別テロボストンマラソンといえば、出場者は約3万人、観客は約50万人にも及び、世界でも最大規模のマラソン大会の1つ。世界中の市民ランナーが「一生に一度は走ってみたい」と憧れる大会だ。アメリカ独立戦争が開戦した4月19日の「パトリオット・デイ(愛国者の日)」を記念して例年4月の第3月曜日に開催されており、1897年以来、今年で122回を数える長い歴史と伝統を持つ。だが、そんなアメリカにとって特別な“愛国者の日”の2013年4月15日に開催されたボストンマラソンで、爆弾テロ事件が発生、3人が死亡、282人が負傷した。その世界に大きな衝撃を与えた凄惨な事件から、5年が経過した。■モデルとなった本人が語る「僕の人生はすっかり変わった」このたび到着した特別映像では、リアリティに迫った本編映像や撮影現場の映像に加え、出演者やスタッフ、モデルとなった本人たちのインタビューが盛り込まれている。冒頭、主演のジェイク・ギレンホールは「これはテロの映画ではない。もっと大切なものを伝えている」と語り、デヴィッド・ゴードン・グリーン監督も「メディアが伝えない、事件の本質を描いている」と、本作が人間ドラマであり、家族の物語であることを強調する。また、本編の主人公となったジェフ・ボーマンついては「生存能力と謙虚さがあり、ユーモアがある」(ジェイク)、「思った以上に明るくてユーモアがあって人間味があった」(プロデューサーのリヴァ・マーカー)と語り、大きな悲劇に遭った男の意外な性格にキャストとスタッフは驚いた様子だ。「コストコ」の店員だった男が突然テロに巻き込まれ両脚を失い、その現実を受け止められないままにヒーローに祭り上げられ、一挙手一投足まで注目される存在になる。特別映像では、この運命の残酷さを示すような映像が連なる中、モデルとなったジェフ・ボーマン本人もインタビューに登場する。「僕の人生はこの4年間ですっかり変わったよ。義足で一から歩き方を覚えるというのは本当にとても辛いことだ。でも嬉しいことも人生にたくさん起こった。3歳の僕の娘は僕の人生の光だ」と語り、ジェフの生きる姿勢、そして彼にとって何が支えとなったのかが明かされる。■ボストンで撮影した意義…「他にふさわしい場所は考えられなかった」そして、この物語の“もう一人”の主人公が町そのものであることにも気付かされる。ジェイクは「僕たちにとってボストンで撮影を行うことがとても重要だった。この映画を撮影するのに他にふさわしい場所は考えられなかった。できることは全てやったし、ボストンという町がどれくらい素晴らしい場所か、ボストンの人々がどんなに素晴らしい心を持っているか世界中の人々に伝わればいいな」と語る。映像には、2013年「ボストンストロング」を合言葉に、ワールドシリーズを制したボストン・レッドソックスやボストン・ブルーインズの試合で結束するボストン市民の姿と共に、復興したボストンという街への熱い想いも表現されている。「絶望的な環境でも、乗り越えることができる。それがこの映画のテーマだよ」と困難に打ち勝ったジェフを称えるジェイク。また、ジェフ本人は「僕はヒーローじゃない。いつも最前線で命をかけている警察官や消防士、救急医療士が真のヒーローだ。僕はただの生存者に過ぎないよ」と、自分を救ってくれた周りの人たちへの感謝を込めて語る姿が印象的だ。■“英雄”のイメージと現実とのギャップに苦しむ主人公ボストンマラソン爆弾テロ事件は、巻き込まれた多くの人々の人生を変えてしまったが、本作の主人公ジェフ・ボーマンも事件によって大きく人生を変えられてしまった。コストコで働いていたジェフは、元彼女のエリンとよりを戻すため、エリンが出場するボストンマラソンの応援に駆けつけた際、爆弾テロに巻き込まれてしまう。一命はとりとめたものの、両足を切断する重傷を負ったジェフは病室で目覚めると、FBIに犯人特定につながる重要な目撃情報を告げる。怪我を負いながらも犯人特定に貢献したジェフは、たちまちテロリストに屈しない“ボストン ストロング”というスローガンを象徴する英雄として、世間からもてはやされるように。しかし、世間から見られる英雄のイメージと、現実では1人で用を足すこともできない自分とのギャップに苦しみ、傷の痛みや事件の辛い記憶と闘っていた。やがて彼は、テロ現場で救ってくれた命の恩人カルロスとの再会によって、意外な事実に気づき、家族や恋人、仲間たちに支えられながら、再び自分の足で歩く決意を固めていくのだ。ジェフ本人の献身的な映画制作への協力もあり、ジェフの苦悩する姿やダメなところも赤裸々に描いた実話。事件から5年の節目を迎えるこの機会に、本作に関わった人々の思いを本映像からも触れてみてほしい。『ボストン ストロング ~ダメな僕だから英雄になれた~』は5月11日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年04月16日◼︎「この映画はごく普通の人々に捧げた物語である。」クリント・イーストウッド『アメリカン・スナイパー』ではイラク戦争で戦った狙撃手を、『ハドソン川の奇跡』では"USエアウェイズ1549便不時着水事故”のパイロットを描くなど、実在の人物を描いてきた巨匠クリント・イーストウッド監督(現在87歳)。最新作となる『15時17分、パリ行き』では、2015年8月21日にアムステルダム発パリ行きの高速鉄道タリス内で発生したタリス銃乱射事件と、事件に立ち向かった幼なじみの3人の若者を描きました。「この映画はごく普通の人々に捧げた映画です」とイーストウッド監督が語る本作は、どんな作品なのでしょうか?◼︎『15時17分、パリ行き』のストーリー壁ひとつ隔てただけの家で、ともにシングルマザーに育てられたスペンサーとアレク。小学生の頃からいつも一緒に行動していたふたりは、学校でアンソニーという少年と出会い、意気投合する。大きくなり、別々の道を歩み始めた3人だったが、常に友情で繋がっていた。時は流れ、アメリカ空軍の空兵になったスペンサー。陸軍の州兵特技官となったアレク。そして、サクラメントにあるカリフォルニア州立大学の大学生だったアンソニーの3人は、「Face Time」で連絡を取り合い、ヨーロッパ中をバックパックで旅行する計画を立てる。スペンサーとアンソニーはローマで落ち合い、ベネチアへ。アレクはドイツに先に入り、3人はオランダで落ち合うのだった。そして運命の日、2015年8月21日――。フランスとスペインに列車で向かう計画した3人は、15時17分、アムステルダム初パリ行きの高速列車タリスへと乗車する。列車がフランス国境内に入ったのち、平和な車内で突如とんでもない事態が起きる。イスラム過激派の男が、自動小銃を発砲したのだ。乗務員は乗務員室に逃げ込み、554名の乗客全員の命が危険にさらされる中、スペンサー、アレク、アンソニーの3人は、犯人に立ち向かい……。◼︎見どころ1.幼馴染の若者3人が、本人役で出演!本作では、テロリストに立ち向かった3人の若者スペンサー、アレク、アンソニーの3人を、本人たちが演じています。当初は彼らの役を、オーディションによって募った俳優で考えていたイーストウッド監督でしたが、3人が一緒に過ごしている自然な姿を見た監督は、「自分を演じることができると思うかね?」と聞いたそうです。演技経験のない3人を、イーストウッドがどのように演出するのか。前代未聞のチャレンジをぜひチェックしてみてください!◼︎見どころ2.主人公たちの幼年時代本作の前半では、スペンサー、アレク、アンソニーの幼少時代が描かれます。カリフォルニア州サクラメントで一緒に育った自称”のけ者”の彼らは、どんな子どもたちで、どのようにして出会ったのか。小さいときからヒーローだったわけではなく、ごく普通の、どちらかといえばはみ出し者だった彼らが、なぜテロに立ち向かうことができたのか。いつ、どこでテロに遭遇してもおかしくない時代に、できること、必要なことをイーストウッドが問いかけます。◼︎見どころ3.ロードムービーとしても楽しめる映像本作は、94分という短めの上映時間ですが、テロのシーンだけが描かれるわけではありません。ローマのバチカン市国や、トレヴィの泉、ベネチアの水上バスやサンマルコ広場など、3人がバックパックでヨーロッパを旅するその映像も、見どころのひとつになっています。87歳を迎えてもなお、新たな挑戦を続けるクリント・イーストウッド監督。実際のテロ事件のシーンはわずかなため、車内のシーンだけと思って本作を観ると肩透かしを食らうかもしれません。ですが、主人公たち3人のバックグラウンドや友情を描いているからこそ、車内での彼らの行動が、真実味を持って迫ってきます。鑑賞するというよりも、体験するという感覚に近い本作。前代未聞のチャレンジを、スクリーンで見届けてみてはいかがでしょうか?◼︎『15時17分、パリ行き』公開情報『15時17分、パリ行き』3月1日(木)丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国ロードショー監督:クリント・イーストウッド『アメリカン・スナイパー』『ハドソン川の奇跡』出演:アンソニー・サドラー、アレク・スカラトス、スペンサー・ストーン配給:ワーナー・ブラザース映画上映時間:94分公式サイト:1517toparis.jp(C) 2018 Warner Bros. Entertainment Inc., Village Roadshow Films (BVI) Limited, RatPac-Dune Entertainment LLC
2018年03月01日昨年5月22日、アリアナ・グランデがイギリス・マンチェスターで行ったコンサートで爆破テロがあり、多数の死傷者が出た。心を痛めたアリアナは慈善コンサートを開き、チケットの収益を寄付するなどして被害者やその家族をサポート。21日(現地時間)にロンドンで開催したブリット・アワードでも追悼ライブを行う予定でいたが、土壇場でのキャンセルが発表された。ブリット・アワード当日、責任者が「BBC」に「アリアナが今夜の追悼ライブを行う予定だったのは確かです。しかし残念ながらドクターストップにより、ロンドンまで来ることができませんでした。体調がよくないようです。詳しくは言えませんが今夜、(アリアナのステージの代わりに)ほかのイベントがあります」と発表したという。その夜、ブリット・アワードでアリアナから大役を引き継いだのはリアム・ギャラガーだった。リアムは昨年6月にアリアナ主催の慈善コンサート「One Love Manchester」に出演したアーティストの1人でもある。オアシスのヒット曲「Live Forever」を熱唱し、テロの犠牲者たちを悼んだ。「People」誌によれば、観客の1人が「リアムは観客を総立ちにさせました。みんなで歌ったんです。イギリス人なら誰でも知っていて、愛されている曲ですからね。すごく感動的でした」と語ったという。(Hiromi Kaku)
2018年02月22日ドイツの作家フェルディナント・フォン・シーラッハが初戯曲として2015年に発表した『TERROR テロ』が、森新太郎演出の舞台として日本初演される。参審員に見立てられた観客の投票によって判決が変わるという異色の法廷劇だ。初日に先駆けて1月15日、ゲネプロが行われた。舞台『TERROR テロ』チケット情報物語の発端は、164名の乗客を乗せたままテロリストにハイジャックされ、7万人の観客がいるサッカースタジアムに向けて墜落しようとしていた民間旅客機を、空軍少佐ラース・コッホ(松下洸平)が独断で撃墜したこと。『TERROR テロ』で描かれるのは、そのコッホを裁く法廷だ。舞台上には椅子が4つ並べられ、裁判長(今井朋彦)、弁護士ビーグラー(橋爪功)、検察官ネルゾン(神野三鈴)、被告人のコッホ、被害者参加人マイザー(前田亜季)が座って、参審員である観客と向かい合う。客電がついたままの場内で、観客はかなりの緊張を強いられ、裁判の参加者であることを意識させられながら観劇に臨む。法廷劇の名作は数多あるが、本作の特徴のひとつは、事件の概要がほぼ明らかになっており、被告も自らの行為を認めていること。従って争点となるのは、彼の行為の是非をどう判断するかという一点のみ。コッホ本人および彼の上官にあたるラウターバッハ中佐(堀部圭亮)の理路整然とした供述からは、7万人を救うために164名を犠牲にしたコッホの判断が、軍人として理にかなった冷静な判断であるという見解がうかがえる。一方、被害者の妻であるマイザーの涙ながらの証言からは、命の尊さに加え、飛行機がスタジアムに落ちる前に乗客がテロリストを取り押さえることに成功した可能性も示される。果たして、コッホの行動はどう裁かれるべきなのか……?飄々とした話しぶりに情熱を滲ませて熱弁をふるい、被告を弁護する橋爪。知略に富んだ鮮やかな弁舌で、被告の罪を問いただしていく神野。名優ふたりの長台詞は実に聴き応えがある。共にカントを引用するところにドイツのお国柄もうかがえるが、同時に、世界中がテロの脅威にさらされている今、ここで議論される事柄は私達にとってもまったくもって他人事ではない。リアルなテーマを前に、観客はそれぞれの価値観や問題意識を問われ、有罪・無罪のどちらかの箱にカードを入れるというかたちで答えを出す。その得票数によって、劇の最後に裁判官が読み上げる判決は変わる。この日のゲネプロでの結果は、有罪26票、無罪39票で、「無罪」。約3時間の上演で交わされた議論の余韻とその日だけの結果を胸に劇場を後にする感覚は、何ものにも代え難い。公演は1月28日 (日)まで、東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAにて。その後、その後、兵庫、名古屋、広島、福岡を巡演。取材・文:高橋彩子
2018年01月17日法廷は舞台なのです――これはドイツ人の小説家で弁護士フェルディナント・フォン・シーラッハの初戯曲「テロ」の冒頭で、裁判長が客席に向けて発するセリフです。舞台「TERROR テロ」これ!これ!まさしく、これなんですよ!初めて刑事裁判を傍聴した時に思った「芝居っぽいな」という感覚。別に被告人の言動がわざとらしいって意味じゃなく、裁判のやりとり全てが舞台っぽいんです。裁判長が被告人に対して証言台の前に立つよう指示すると、被告人は椅子から立ち上がって歩き出し、証言台の前でピタッと止まるわけ。まるで床にバミリのテープが貼ってあるのかと思うほどに寸分違わずですよ。十数年前に裁判傍聴の本を出版するとき、担当者から「裁判はシェイクスピアより面白い」にしましょうと言われたのを思い出しました。ダサすぎると拒んだけど、シーラッハが「法廷は舞台」と書いているんだからアリだったかもしれませんね。そして、刑事裁判をはじめて見た時に、変だなと思ったのは、最も無関係なのが傍聴人ということ。事件の関係者が傍聴席に座っていることも多々あるんだけど、再現VTRにも入れてもらえないほどの蚊帳の外ですよ。ケータイの電源はOFFで、私語も居眠りも禁止という観劇と同じルールを課せられ、一歩引いた立場で見てる存在。実際の裁判はそうなんです。しかし、この「テロ」は観客に判断を委ねます。エンディングが有罪になるか無罪になるかは、観客次第。もう他人事ではいられないんです。さらに、扱われる事件はテロ。現代に生きる者として逃れることを許されないテーマ。もはや、フィクションの壁を取っ払った「法廷の舞台」なのです。1月からいよいよ「テロ」日本初上演が始まるわけですが、個人的には、どれくらい本当の裁判に近いのかをきっちりと見極めたいですね。原作を読んで素直に思ったのは、「否認事件の割に随分サッパリしてるなぁ」なので。普通の否認事件ならもう少し長めにしっかり審理するでしょ。それが世間的にも大騒ぎになってそうな事件で、被告人質問と情状証人と遺族の証人尋問も結構コンパクトですからね。と言っても、日本の裁判しか傍聴したことないんでドイツの刑事裁判は知らないですけどね。実際、役者の動きや発するセリフ、舞台上に置かれたセットを見れば、そんな細かいことはどうでもよくなるのかもしれませんね。ただ、自分としては、舞台を見た回数より実際の法廷を見た回数の方が多いので、こだわって観たいかなぁと。その上で、ルールの存在を脅かす行為でもあるテロについてもう一度考えたい。どっちに一票入れるべきか……。そんな舞台「テロ」は2018年1月16日 (火) から1月28日 (日)まで、東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAにて上演。チケット好評発売中です。阿曽山大噴火★パルコページでも阿曽山大噴火のコメント公開中!
2018年01月09日クリント・イーストウッド監督最新作、映画『15時17分、パリ行き』が、2018年3月1日(木)より全国の劇場で公開される。無差別テロ事件を描く実話『許されざる者』『ミニオンダラー・ベイビー』で2度のアカデミー賞作品賞と監督賞を受賞、近年では『アメリカン・スナイパー』『ハドソン川の奇跡』と、真のヒーローの真実を巧みに描いてきた巨匠クリント・イーストウッド。そんな彼の最新作となる『15時17分、パリ行き』は、監督史上最短となる94分の上映時間だ。本作では、アムステルダム発・パリ行きの特急列車内で起きたイスラム過激派による無差別テロ「タリス銃乱射事件」の現場に偶然居合わせ、命を捨てる覚悟で犯人に立ち向かった3人の若きアメリカ人を描く実話を描く。主演は“当事者本人”、究極のリアリティでテロリズムの真実に迫る作品の最大の特徴は、テロ事件に居合わせた主演3人を、それぞれ当事者本人が演じたということだ。『ハドソン川の奇跡』でも実際の現場にいた人々をエキストラとしたが、今回はよりリアリティにこだわり、主演3人をはじめ、乗客として当時列車に居合わせた乗客役も当事者たちに出演を依頼。撮影も実際に事件が起きた場所で行うなど、ハリウッド映画史上前代未聞の試みに挑戦した。ヨーロッパを旅行中だった彼らー米空軍兵スペンサー・ストーン(23)、オレゴン州兵のアレク・スカラトス(22)、彼らの友人の大学生アンドニー・サドラー(23)ーは、なぜ勇気ある行動を起こせたのか?ごく普通の人々が起こした奇跡を、事実に基づくストーリーと徹底的なリアリティで描く人間ドラマとなっている。クリント・イーストウッド「この映画はごく普通の人々に捧げた物語」「マンチェスター・アリーナ会場テロ事件」など、2017年に世界で起きたテロ事件は114件にのぼる。イーストウッド監督は「数多くの俳優たちと会ったが、実際の体験者に演じてもらうことが面白い試みだと思った。彼らはやる気になってくれて、天性の才能を発揮し、事件当時の再現でカタルシスも得られた」とし、テロを経験した当事者たちの心情に寄り添いながらも、「これは実際に彼らが体験した物語だ。真実なんだ」と強調している。いつ、どこで、誰もがテロに直面してもおかしくない今こそ受け止めるべき、イーストウッドによる“今を生きる全ての人々に捧ぐ物語”だ。あらすじ2015年8月21日、乗客554人を乗せたアムステルダム発パリ行きの高速列車タリスが発車した。フランス国境内へ入ったのち、突如イスラム過激派の男が自動小銃を発砲。乗務員は乗務員室に逃げ込み、500名以上の乗客全員が恐怖に怯える中、ヨーロッパを旅行中だった幼馴染3人の若者が犯人に立ち向かった――。作品情報映画『15時17分、パリ行き』公開日:2018年3月1日(木)原題:『THE 15:17 TO PARIS』監督:クリント・イーストウッド(『アメリカン・スナイパー』『硫黄島からの手紙』『ハドソン川の奇跡』)脚本:ドロシー・ブリスカル出演:アンソニー・サドラー、アレク・スカラトス、スペンサー・ストーン原作:アンソニー・サドラー、アレク・スカラトス、スペンサー・ストーン、そしてジェフリー・E・スターン著の「The 15:17 to Paris: The True Story of a Terrorist, a Train and Three American Heroes」©2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT INC.
2017年12月17日観客が“裁判員”となって判決を下す。裁くのはテロをめぐる事件。観客の評決によって、有罪と無罪、ふた通りの結末が用意されている。そんな観る者に積極的な思考と参加を促す舞台『テロ』。弁護士を演じる橋爪功、被告の空軍少佐役の松下洸平、そして演出を手がける森新太郎に聞いた。この衝撃的な法廷劇をどう届けるのか。【チケット情報はコチラ】事件の概略はこうだ。164人が乗った民間旅客機がテロリストにハイジャックされた。狙いは、サッカースタジアムに墜落させて7万人の観客の命を奪うこと。緊急発進した空軍少佐が独断で旅客機を撃墜した。164名の命と引き換えに7万人の命を救った彼は、英雄か犯罪者か。舞台上の法廷で交わされるその議論に私たちが答えを出すというわけである。演出の森は言う。「上演したときの世界情勢や社会状況によって判決は変わってくるはずです。そのときテロの脅威をどこまで身近に想像するのか。さらには、人間を、社会の仕組みをどう考えているのか、自分と向き合わざるを得ない。傍観者でいることを許さない、唯一無二の法的劇だと思います」(森)。作者はドイツの作家フェルディナント・フォン・シーラッハ。刑事事件弁護士でもある経験を盛り込んだ小説で世界的ベストセラー作家となった彼の初戯曲が今回の作品だ。実は橋爪は2016年に朗読劇ですでにこの戯曲と向き合っている。「このときは毎回有罪になりました。なんとか無罪にならないかと読み方を変えたりしたんですけど、結果は同じだった。今回は自分では全体を加減できないので、よりどういう反応があるのか楽しみです。役者は忘れがちになるんですけど、芝居はお客さんのもの。この芝居はとくに、お客さんにいろんなものを持って返ってもらうことになると思いますよ」(橋爪)。橋爪から「被告人が爽やかな青年だと結果も変わるかもしれない(笑)」とプレッシャーを与えられた(!)のは、松下洸平だ。森も「空軍少佐の国のためにやったという純粋な思いがまず繊細に伝わらなければならない」と語る芝居の核となる役を前に、何を思うのか。「僕は役者としても人間としてもまだまだ勉強中で、お芝居から社会を学ぶことも多いんですが、この作品もまさにそう。僕たちは法のなかでどう生きてるのかとか、演じるドイツ軍人にとっての国とは何なのかとか、しっかり勉強して、みなさんの背中を追いかけながら臨みたいと思っています」(松下)。その松下に私たちはどんな目を向けることになるのか。ほかのメディアにはできない形で問いを突きつける演劇。その醍醐味を体感したい。公演は2018年1月16日(火)より東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて。その後、兵庫、愛知を周る。取材・文:大内弓子
2017年11月06日「けやきひろば 秋のビール祭り」が、2018年9月5日(水)から9日(日)まで、埼玉・さいたまスーパーアリーナコミュニティアリーナにて開催される。2009年から春秋年2回、多くのビール好きが会場を賑わす「けやきひろば ビール祭り」は、日本国内外から様々なビールが集結する、国内最大級のクラフトビールイベントだ。開催20回目を迎える今回は、北海道から九州まで日本各地のブルワリーに加え、海外のビールを含む90店舗400種類以上のビールがラインナップ。多くの種類を楽しみたい人にオススメの飲み比べセットや、イベント限定ビール、ビールと相性抜群のおつまみなど、ビールイベントならではのメニューも用意されている。また、席の確保を気にせずに楽しめる予約席を今年も販売。混雑が予想される平日の夜間と休日全日に関しては、有料で席の予約が可能となっている。【開催概要】「けやきひろば 秋のビール祭り」開催日時:2018年9月5日(水) 16:00~21:309月6日(木)~8日(土) 11:00~21:309月9日(日) 11:00~19:00開催場所:さいたまスーパーアリーナコミュニティアリーナJR京浜東北・高崎・宇都宮線「さいたま新都心」駅下車 徒歩3分JR埼京線「北与野」駅下車 徒歩7分入場料:無料出店数:78ブース(90店舗)(予定)座席数:予約席約1,100席/スタンディング760卓/ピクニックエリア※予約席販売は8月10日(金)12:00から8月28日(火)23:59まで※詳細は公式WEBサイト(より【問い合わせ先】さいたまスーパーアリーナTEL:048-601-1122(10:00〜18:00)
2017年08月26日6月4日のマンチェスター追悼コンサートで歌うアリアナ・グランデ(写真:WENN/アフロ) 5月22日、英マンチェスターにある「マンチェスター・アリーナ」でテロ事件が起こった。アリアナ・グランデのコンサートを狙った卑劣な犯行は、8歳の少女を含む22人の命を奪い、59人に怪我を負わせた。 あの衝撃から約2カ月。事件後に設立された「マンチェスターを愛してる・緊急基金(We Love Manchester Emergency Fund)」から、犠牲者の遺族に32万4,000ドル(約3,560万円)の見舞金が支払われることがわかった。 クラウドファンディングや、グランデが主催した慈善公演「One Love Manchester」で集まった寄付金の総額はおよそ2,450万ドル(約27億円)。遺族には既に9万ドル(約990万円)と、無料でカウンセリングを受けられる権利が贈呈されているが、今回はこれに続く第二弾の分配となる。基金の代表を務めるスー・マーフィーは、残りの寄付金の分配方法を検討しているという。
2017年08月17日歌手のアリアナ・グランデに英マンチェスターの名誉市民権が与えられる見込みだ。同市議会は、アリアナが自身のコンサート会場で発生し、多数の犠牲者を出したマンチェスター自爆テロ事件後、慈善コンサート「ワン・ラブ・マンチェスター」を企画したことを称え、この名誉を受け取って欲しい意向だという。この新たな栄誉は、市民権を持ってはいないものの、同市に多大な貢献をしたものに与えられるものとして、市議会で現在提案されているところのようだ。市議会会長リチャード・リースはBBCニュースに「多くの市民がグランデさんを名誉あるマンチェスター市民だとみなしています。我々市民がこの都市の繁栄に特筆すべき貢献をした人々をどのように表彰するかを示すまたとない機会です」とコメント。続けて、「我々はマンチェスターを誇りに思い、思いやりをもちつつ立ち直っていきます。5月22日に起こったこの悲劇に対して憎悪と恐れではなく、愛と勇気をもって対応していくのです。グランデさんはこのような姿勢を体現してくれました」と語っている。(C)BANG Media International
2017年06月17日アリアナ・グランデに、イギリスのマンチェスター市から名誉市民の称号を贈られることが検討されている。先月22日(現地時間)、マンチェスター・アリーナで行われたアリアナの公演直後に爆破テロ事件が発生。アリアナは犠牲者の家族や被害者の支援を目的としたチャリティー・コンサート「ONE LOVE MANCHESTER」を6月4日(現地時間)に開催、彼女の呼びかけにジャスティン・ビーバーやケイティ・ペリーなど多くのアーティストたちが賛同し、コンサートは大成功を収めた。マンチェスター市議会はアリアナの行動に対して、同市のために大きく貢献した人物を表彰する制度を新たに設け、アリアナが名誉市民第1号の候補となった。マンチェスター市議会のリチャード・リース議長はBBCの取材に「私たちの市の暮らしと成功に素晴らしい貢献をした人々を表彰する方法をアップデートする絶好の機会だと考えています」とコメント。市民は、事件に対して憎しみや恐れではなく、愛と勇気をもって立ち向かったが、リース議長は「アリアナ・グランデはそうした反応の例となりました。多くの人がすでに彼女を名誉市民にと考えているでしょう」と語り、議会の承認を得て実現を目指すという。6月4日のコンサートは5万人を動員し、約300万ポンドを超える収益金は全額、英赤十字に設立された基金「We Love Manchester Emergency Fund」に寄付された。(text:Yuki Tominaga)
2017年06月15日先月22日、英・マンチェスターで行われた歌手アリアナ・グランデのコンサート後に爆発物を使用した“テロ”が起き、22人の犠牲者が出た。一時はコンサートツアーを中断していたが、事件の追悼として、今月4日にアリアナ・グランデがジャスティン・ビーバーやケイティー・ペリーらの有名歌手を引き連れ、5万人を動員する慈善講演を同地で行なった。そこで歌手らが「テロに屈しない」というメッセージを観客に訴えていたのを聞いただろうか。その“テロ”と他の暴力事件はどう異なるのか、あなたは答えられるだろうか?人々が合意できない、“テロリズム”の定義「テロリズム」をオックスフォード辞典で調べてみると、「政治的な目的で非合法な暴力や脅迫を、主に市民に向かって行なうこと」だと書かれている。(引用元:Oxford Dictionaries)またケンブリッジ辞典では、「政治的な目的を持つ暴力的な行為(の脅威)」だとされている。(引用元:Cambridge English Dictionary)つまり、一般的には政治的目的のために暴力や脅迫を用いた行為が“テロリズム”と呼ばれているのだ。
2017年06月12日歌手のアリアナ・グランデが7日、パリで「デンジャラス・ウーマン」ツアーを再開した。先月、英マンチェスター公演の会場で起きた自爆テロを受け、ツアーを一時中断していたアリアナは、パリでツアーを再開するにあたり、今回のテロによる22人の死者を「天使」と呼んで追悼メッセージを投稿した。エッフェル塔の写真には「今夜はツアー再開後初のショー。いつでも私たちの天使たちのことを想っているわ。心から愛してる」「私のバンドとダンサー、そしてクルーのみんなにとても感謝しているし、これ以上ないほど誇りに思ってる。みんな、愛してるわ」とキャプションが付けられている。そんなアリアナは先日、テロ被害者に対する寄付金を募るため、慈善コンサート「ワン・ラブ・マンチェスター」を開催。そのステージでアリアナは観客に対し、結束の強さをこうアピールした。「これ以上先に進む前に、ここに来てくれたみんなに心からお礼を言いたいです。みんな、本当に愛しています。ありがとう。みんなが1つになり、愛情と強さ、結束力を見せてくれたことにすごく感謝しています。本当にみんなのことを愛しているし、私たちが見せている愛と結束力こそが今世界が本当に必要としている薬だと思っています。だからそのことに心から感謝しています」(C)BANG Media International
2017年06月09日アリアナ・グランデが、マンチェスターのコンサートで起きた爆発テロの被害者のため、義援金集めに奮闘中だ。日曜日(現地時間)にはチャリティーコンサート「One Love Manchester」を開催し、5万人の観客を動員、約3億9千万円の義援金を集めた。また、2015年にリリースした「One Last Time」をチャリティーソングとして再リリースし、収益を義援金に充てるなどの行動力を見せている。さらなる義援金を集めるべく、アリアナが着手していることがあるという。日曜日のコンサートの終わりに歌った『オズの魔法使い』の劇中歌「虹の彼方に」は、多くのファンの心を揺さぶった。ファンから「ぜひ、チャリティーソングとして『虹の彼方に』をリリースして欲しい!」という声が殺到しているほど。「The Sun」紙によると、そんな声を受けてかアリアナのチームは「虹の彼方に」のリリースに向けて準備中とのこと。アリアナがコンサートで「虹の彼方に」を歌ったことはいままでになく、この選曲に対する秘話を母のジョアンさんが「Variety」誌に語っている。この曲は、ジョーンさんの父、つまりアリアナの祖父が2年半前に亡くなったときにアリアナが歌った思い出の曲だという。祖父は生前「虹の彼方に」を「どんな曲よりも素晴らしい」と絶賛し、アリアナにいつかリリースしてほしいと願っていたそうだ。アリアナはまもなく、祖父の願いを叶えるとともに、テロ被害者へのさらなる義援金集めにも貢献する。(Hiromi Kaku)
2017年06月07日歌手のアリアナ・グランデがイギリス現地時間4日、マンチェスターのエミレーツ・オールド・トラッフォード・クリケット・グラウンドにて、慈善コンサート「ワン・ラヴ・マンチェスター」を開催した。これは5月22日のマンチェスターのテロ事件直後、当日現地でコンサートを開催していたアリアナが、自身のマネージャーに「今、何かしないと。このままではいられない」と電話をし、急遽企画されたもの。現地にはおよそ5万人が集結し、会場を埋め尽くした。アリアナのマネージャーであるスクーターは「恐怖は私達を引き裂くことはできない。なぜなら今日、こうしてみんなでマンチェスターと一緒にいるから」と当日ステージ上でコメントし、「私が知っている勇敢な人物の一人」とアリアナを称賛。アリアナはこのチャリティー・コンサートの「One Love Manchester」のロゴが入った白いスウェット姿で登場し、「ビー・オールライト」や「ブレイク・フリー」など前向きなメッセージを込めた楽曲を披露。最後には「虹の彼方に」を披露し、感極まるシーンもあった。アリアナは、「数日前、オリヴィア(テロの犠牲者)のお母さんに会うや否や、泣き出してしまったの。そうしたら、お母さんが『オリヴィアは、あなたが泣いている姿よりも、ヒット曲を歌っている姿を見たがるはずよ』と私に言ったの」と、犠牲者と犠牲者の家族を訪問した際のエピソードも語り、「みなさん、こうして強く、一つになって、ここに来てくれてありがとう」と観客に感謝の言葉を伝えた。当日は、ジャスティン・ビーバー、ケイティ・ペリー、コールド・プレイ、リアム・ギャラガー等の錚々たるアーティストのパフォーマンスのほか、デヴィッド・ベッカム、ポール・マッカートニー、スティーヴイー・ワンダーらからの数々の「私もマンチェスターと共にいます」というビデオメッセージが会場のスクリーンに上映された。このコンサートの売り上げは、イギリスの赤十字とマンチェスターが設立したWe Love Manchester Emergency Fundを通じて犠牲者の支援の為に寄付される。(C)Getty Images
2017年06月05日4日(現地時間)、アリアナ・グランデが企画したチャリティー・コンサート「The One Love Manchester」がマンチェスターのクリケット競技場で開催された。このコンサートは先月22日(現地時間)、マンチェスター・アリーナで行われたアリアナ・グランデの公演直後に発生したテロ事件の被害者支援のために企画したもので、アリアナのほかにジャスティン・ビーバー、ケイティ・ペリー、コールドプレイなどが出演した。前日にロンドンで7人が死亡するテロ事件が新たに発生したことから、会場周辺は武装した警官たちによる厳戒な警備の中で行われたコンサートは、マーカス・マムフォードがステージに登場し、1分間の黙祷でスタートした。パフォーマンスは、急遽出演が決まった「マムフォード&サンズ」のマーカス・マムフォードの演奏から始まり、続いて90年代に大活躍したマンチェスター出身のボーイバンド、「テイク・ザット」が登場。「テイク・ザット」の元メンバーであるロビー・ウィリアムズをメンバーたちが紹介、全員で手をつないで挨拶。ロビーは自身の曲「Strong」の歌詞を「Manchester, we’re strong」と変えて観客たちと声を合わせて歌った。ファレル・ウィリアムスが登場し、「ハッピー」を歌うときはマイリー・サイラスが登場してデュエットに。彼らも歌詞を「And Manchester will be just fine」と変えて歌った。20時近く(現地時間)にアリアナのマネージャーのスクーター・ブラウンが登場。スクーターは22日の事件で負傷した15歳の少年を見舞った際に託された「怒りに突き進まないで、愛を広めて」というメッセージを伝えると、ロンドンの事件発生翌日のコンサートに参加したすべての人々の決意に感謝を述べ、「恐怖は私たちを分断しません。なぜなら今日、私たちはマンチェスターのために立ち上がったからです」と語りかけた。ここでアリアナがステージに姿を現し、観客から大きな喝采で迎えられた。アリアナは「ブラック・アイド・ピーズ」の「Where’s The Love?」でデュエットを披露し、地元の高校の合唱部の生徒たちと歌った。アリアナは恋人のマック・ミラー、マイリー・サイラスともステージで共演した。アリアナは、22日の事件で亡くなったオリヴィア・キャンベルさんの母親と面会したときに「泣かないでください。オリヴィアはあなたが泣く姿を見たくないはず。ヒット曲を聴きたいはずです」と言われ、コンサートのプランを一新したことを報告。「今夜は愛と楽しさ、明るいエネルギーに満ちています。ありがとう」と語った。続いて登場したケイティ・ペリーは「愛は恐怖や憎しみに打ち勝つものです。あなた方が選んだこの愛が力を与えてくれて、私たちの最大のパワーになるのです」と語りかけ、ジャスティン・ビーバーはパフォーマンスの最後に、テロ事件の犠牲者への黙祷を捧げ、涙ぐみながら「家族を亡くした方々、奪われた方々に捧げたいと思います。私たちはあなた方をとても愛しています」と語った。「コールドプレイ」は「オアシス」の「Don’t Look Back In Anger」をカバー。この曲はマンチェスターの事件発生時、居合わせた人々が互いを励まし合うように歌っていた曲だという。この後、サプライズで登場したのは「オアシス」のリアム・ギャラガー。当日、マンチェスターにいるのを目撃されていたリアムは「I Love MCR(マンチェスターを愛している)」の文字をバックに「Rock’N’ Roll Star」を歌い、「コールドプレイ」のクリス・マーティンと「Live Forever」をデュエットした。22時(現地時間)になると、アリアナが出演者たちと一緒にステージに登場、みんなで彼女の「One Last Time」を歌った。その後、1人でステージに残ったアリアナは涙ぐみながら、名曲「虹の彼方に」を熱唱。コンサートは無事に幕を下ろした。この日は「ワン・ダイレクション」のナイル・ホランや「リトルミックス」、アリアナのツアーでサポートアクトを務めるヴィクトリア・モネ、アリアナが11歳の頃から憧れているイモジェン・ヒープも登場。ポール・マッカートニーや「U2」のボノ、デヴィッド・ベッカム、スティーヴィー・ワンダーはビデオメッセージを寄せた。コンサートの模様は各国テレビの生中継やオンラインのストリーミングで全世界に発信された。主催者側は少なくとも200万ポンドの収益金を「We Love Manchester Emergency Fund」に寄付できると見込んでいる。(text:Yuki Tominaga)
2017年06月05日(写真:アフロ) 歌手のアリアナ・グランデ(23)は現地時間6月4日の午後、マンチェスターのスタジアムにて、自身のライブで起きた爆破事件、また前日に起こったロンドン橋での殺人テロ事件の被害者のためのチャリティーライブを開催した。 5月22日、マンチェスターで開かれたアリアナのライブで起こったテロ事件の犠牲者は22人。彼女は、その犠牲者の遺族と、負傷者116人を支援するため、6月2日からマンチェスター入りしていた。アリアナは現地に着いた夜、22日のライブでケガを負い、市内の子供向け病院に入院している10歳の少女をお見舞いしていたことが少女のフェイスブックによってあきらかになっている。 6月4日に開かれた慈善ライブ「One Love Manchester」は、およそ5万人の観客が会場に足を運び、アリアナ自身の公式YouTubeチャンネルでは世界に生中継配信がされるなど、大きな話題を呼んだ。また、ライブ中に呼びかけられたチャリティー基金は、公演中の3時間で260万ドル(およそ2億8700万円)を集めたと海外の複数メディアが報じている。 ライブにはグラミー歌手のファレル・ウィリアムス、ケイティ・ペリー、ジャスティン・ビーバー、マイリー・サイラスや、伝説のロックバンド「オアシス」の元メンバーであるリアム・ギャラガーなどが駆けつけ、熱狂のステージとなった。 途中、涙もしながら自身の曲を歌い上げたアリアナ。最後には、映画『オズの魔法使い』の劇中歌で、1939年アカデミー賞受賞曲として知られる『虹のかなたに(原題:Over the Rainbow)』を歌い上げ、中継では心を打たれ聴き入る観客らが多く映された。
2017年06月05日4日に英マンチェスターのオールド・トラッフォード・クリケット・グラウンドで開催される爆破テロの被害者のための慈善コンサートに、アリアナ・グランデに加え、ジャスティン・ビーバー、ケイティ・ペリー、コールドプレイらも出演することになった。5月22日にアリアナの「デンジャラス・ウーマン・ツアー」のマンチェスター・アリーナで行われたコンサート直後に発生した爆発の犠牲者、死者22人、負傷者50人のために開催される同コンサートには、そのほかにも、ファレル・ウィリアムス、テイク・ザット、ナイル・ホーラン、マイリー・サイラス、アッシャーが参加。運営側は「このコンサートのすべてのチケット売り上げは直接ウィ・ラブ・マンチェスター・エナジー基金に寄付されることになります」と説明している。また、このコンサートの企画はアリアナが発案したようで、フェスティバル・リパブリックのマーヴィン・ベンはビルボード誌に「アリアナがこのイベントを発案しました。アリアナはかなりあの事件がかなりトラウマになっていますが、犠牲者を支援すること、そして、罪のない人々の命が奪われたことに対して立ち上がって抵抗を示すこと、そしてテロリストたちに私たちが影響されることはないと伝えることがとても大事なのです」と経緯を語った。事件後アメリカに帰っていたアリアナは先日、ツイッターでマンチェスターに戻り、被害者とその家族のために義援金を集めると明かしていた。「私の心、祈り、追悼の意がマンチェスター爆発の被害者とその家族と共にあります」「私たちに今唯一できることは、私たちにこれがどう影響するか、そしてどうやって生き、ここからどうやって生きていくかということを選ぶことです」「ファンと一緒に過ごすため、そして被害者やその家族への義援金を募るために、そして慈善コンサートを行うために、本当に勇気のある街、マンチェスターに戻ってきます。マンチェスターに愛を送るのに参加してくれたミュージシャン仲間や友人たちに感謝します」(C)BANG Media International
2017年06月02日歌手のアリアナ・グランデが来月4日、マンチェスターでチャリティコンサートを行うことになった。22日にマンチェスター・アリーナで行われたアリアナのコンサート終了後に死者22人、負傷者50人以上を出す爆破テロが発生していたが、アリアナは再び同市に戻ってくる予定だという。ある関係者がTMZに伝えたところによれば、プロモーターのライブ・ネーションがこのチャリティコンサートの制作を手掛け、アリアナとマネージャーのスクーター・ブラウンはたくさんのトップアーティストたちにこのコンサートに参加してもらえるよう声をかけているという。会場がどこになるかは明らかになっていないものの、テロの現場となったマンチェスター・アリーナでは開催されないようだ。テロ後、すぐにアメリカに帰っていたアリアナだが、今回の訪問で被害者と会い、また被害者やその家族たちのために義援金集めを行うことを計画しているという。アリアナはツイッターで「私の心、祈り、追悼の意がマンチェスター爆発の被害者とその家族と共にあります。私自身、ほかの誰もがあなたたちが感じているその痛みを代わりに受けることやそれを改善するために何もできることはないかもしれません。ですが、もしあなたが私の助けを求めるなら、必要とするならば私の手と心、私のできる限りのすべてをあなたに、あなたに関係ある人たちに差し出すことができます」などと被害者に対する長文メッセージを送っていた。(C)BANG Media International
2017年05月31日イギリスの中西部マンチェスターで行われたアメリカの歌手アリアナ・グランデのコンサート会場で5月22日夜(現地時間)に爆発が起き、8歳の子供を含む22人が犠牲となり、120人が負傷しているという情報が発表されている。(5月26日現在、参照元:Manchester Evening News)この事件に伴い、アリーナの近くにあるマンチェスター・ヴィクトリア駅が閉鎖され、コンサート会場から帰るはずだった多くの人が足止めされたという。(参照元:ABC News)そこで現地の人々が出た行動とは?足止めされた人へ部屋を提供するムーブメントヨーロッパ最大のアリーナ施設「マンチェスター・アリーナ」で事件は起きた。(参照元:Manchester Arena)これによる主要駅の閉鎖を受けて、帰れなくなった大勢の人々を助けたのはマンチェスターの市民だった。爆発事件の報道と駅の閉鎖のニュースを聞いた市民らは、「#RoomForManchester(マンチェスターに部屋)」というハッシュタグを付けた投稿をSNSに流し、帰れなくなった人たちが暖かくして休める場所を提供しようと努めた。そして個人宅以外にも、近隣のホテルが泊まる部屋を貸していたようだ。(参照元:GOOD)
2017年05月28日歌手のケイティ・ペリーが25日のロンドン公演中に、英マンチェスターの爆破テロ事件被害者に捧げるパフォーマンスを行った。会場となったロンドンのザ・ウォーター・ラッツのステージでケイティは、22日にマンチェスター・アリーナで行われたアリアナ・グランデのコンサート直後に起こった爆発の被害者、死者22人、負傷者59人に向けてメッセージを送り、「ピース・オブ・ミー」のパフォーマンスを捧げた。パフォーマンス前にケイティはこう語った。「今週は本当に辛い。最悪。私たちはみんな音楽を愛しているから、みんなにとって本当に辛かったわよね。私も辛かった。みんなこの同じ曲を聴くのよ。そして、そのことを考え、友人のことを考え、姉妹のこと、いとこのこと、兄弟のことを考えるの」「何かあなたに手助けできることがあるのなら、するべき。そして、何もできないのであれば、それも大丈夫。でも、あなたがやるべきことは彼らに勝利の座を譲らないこと。次の曲を彼らのために歌うわ。こういうことを私たちから奪うことは絶対にできない。絶対」ケイティのほかにもマイリー・サイラスがテロ被害者に歌を捧げており、米版『ザ・ボイス』で「この曲を仲よしのアリアナ・グランデとあの酷い攻撃を受けた人々に捧げます。私の心はあなたとともにあります」と述べてパフォーマンスを行っていた。(C)BANG Media International
2017年05月27日トム・ハーディが、22日(現地時間)にアリアナ・グランデの英マンチェスター公演会場で起きた爆破テロ事件の被害者支援の募金キャンペーンを始めた。トムは事件翌日の23日(現地時間)、クラウドファンディングのサイト「Just Giving」に「トム・ハーディのマンチェスター緊急支援ファンド(Tom Hardy’s Manchester Emergency Fund)」を開設、英国赤十字社への募金を呼びかけている。ページにはトムのメッセージが添えられ、トムは「家族や子どもたちが、安全にコンサートを楽しむべき場所で攻撃され、殺害されました。考えられないほどの残虐行為です。このように卑怯で残酷な方法によって、無意味に奪われてしまった命を取り戻すことはできません。この目で見たことについて心から悲しんでいます。テロリズムが悪の行為であることは疑いの余地はありません」と綴り、「昨夜の事件が引き起こしたダメージを少しでも修復する助けになれるよう、私たちの善意と愛を示すものとして、支援金を集められたら、と願っています」と募金を呼びかけた。支援金はすでに目標額の1万5,000ポンドに到達し、日本時間の26日朝の時点で2万6,000ポンドを超えている。(text:Yuki Tominaga)
2017年05月26日アリアナ・グランデが22日、自身のマンチェスター公演の際に起こった爆破により死亡した22人の葬儀費用を負担すると申し出たようだ。マンチェスター・アリーナでのアリアナの公演が終わった直後、くぎ入り爆弾とみられるものが爆発し、死者22人、負傷者59人が出ており、アリアナは命を落とした被害者の家族と連絡をとり、葬儀の費用を負担するかたちで追悼の意を示したい想いを伝えたという。アリアナの最新情報を伝えるツイッターアカウント「@ArianaDailyWW」は23日夜、「アリアナのニュース:アリアナが昨夜亡くなった被害者の家族に連絡して、アリアナは葬儀費用を支払うもよう」とツイートしている。アリアナ側はこの件について正式に認めてはいない。また、アリアナはこの爆破テロで死亡した人々に対する敬意を払うためにイギリス、ベルギー、ポーランド、ドイツ、スイスを回る予定の「デンジャラス・ウーマン」ツアーの延期を発表した。アリアナ側は「マンチェスターの惨事を受けて、命を落とした人々に敬意を閉める意味で今後状況を考慮できる状態になるまでアリアナ・グランデの『デンジャラス・ウーマン』ツアーを延期します。今週のロンドンO2公演、6月5日のスイス公演までのすべてのショーをキャンセルします」と声明を出している。アリアナは現在、この困難な時期を家族と一緒に過ごすためにアメリカに戻っている。(C)BANG Media International
2017年05月26日22日(現地時間)、アリアナ・グランデのツアー会場「マンチェスター・アリーナ」で起きた爆発事件受け、アリアナは残りのヨーロッパツアーを中止してアメリカに帰国。ロンドンで開催予定だったガル・ガドット主演の『ワンダーウーマン』のプレミアもキャンセルとなり、多くのイベントに影響が出ている。そんな中、事件当日の朝(事件は夜に発生)にツイッターで7月2日に行われるフェスへの参加を告知したジャスティン・ビーバー。事件前は純粋に喜んでいたファンだったが、現在は「あなたとファンの安全のために、フェスをキャンセルして! 危険すぎる」とフェスへの出演中止を求める声が殺到している。ロンドンのハイド・パークで行われる「ブリティッシュ・サマー・タイム・フェスティバル」には、7月2日にジャスティン、6日に「キングス・オブ・レオン」、8日に「ザ・キラーズ」らの出演が決定。フェスの公式ページは事件以来更新されておらず、フェス自体が予定通りに開催されるのかはいまのところ不明だ。ジャスティンが出演する7月2日のライブでは、昨年ロンドンの「O2アリーナ」の2公演を完売させた「Purpose Tour」並みの規模で盛大に行うとされ、ノーティ・ボーイなどの豪華ゲストも多数出演予定だという(Hiromi Kaku)
2017年05月25日