ミュージカル『ミス・サイゴン』が、7月29日に東京・帝国劇場で開幕した。本作はベトナム戦争末期のサイゴンを舞台にしたミュージカル。今回は日本初演30周年記念公演となっており、市村正親、駒田一、伊礼彼方、東山義久、高畑充希、昆夏美、屋比久知奈、小野田龍之介、海宝直人、チョ・サンウンらが名を連ねている。7月24日よりプレビュー公演が行われる予定だったが、7月の稽古中に公演関係者に新型コロナウイルス感染症の陽性反応が確認されたことから稽古を数日間中断し、稽古の進行の都合により7月24日から28日、30日昼の部が中止に。その後医療専門家の監修のもと、公演関係者の経過観察期間を経て稽古を再開し、日本初演から足掛け30年間エンジニア役を演じる市村正親と、今回が初出演でキム役を演じる高畑充希の7月29日夜の部から公演がスタートした。日本プロダクション演出のジャン・ピエール・ヴァン・ダー・スプイ、振付補のリチャード・ジョーンズら海外クリエイティブスタッフは、初日開幕後離日する予定だったが、日本滞在期間を8月2日まで延長し、開幕後も公演の合間に舞台稽古を重ねていたという。併せてエンジニア役とキム役、各キャストのコメントが到着した。■市村正親(エンジニア役) コメント「ミス・サイゴン」の音楽が鳴ると、母の胎内に戻ったような懐かしい錯覚すら覚える…そんな世界を感じました。お客様の熱い視線を体いっぱいに浴びて幸せな初日を終えました。■駒田一(エンジニア役) コメント2年越しの初日が開いた。今回も紆余曲折あった。この思いは一言では語れない。でも開いた!ホッ。しかし大事なのは、誰一人欠けること無く全員で完走する事。ラストまで皆さんと一緒に楽しんで進んで行きましょう!■伊礼彼方(エンジニア役) コメント2020年・・・そして今年も数公演中止になり、その大きな壁を乗り越えて一丸となってなんとか初日を迎えられた事、心から感激感謝しております。待ちに待った「この特別な時を」キャストスタッフ関係者各位・そしてお客様と共に噛み締めて、忘れられない30周年記念にしたいです。■東山義久(エンジニア役) コメントキャスト、スタッフ、観客の皆様の愛と想いが詰まった素晴らしい初日を頂けたこと、心から感謝しております。一回一回を丁寧に大胆に演じ、大千穐楽の市村さんへと繋ぎたい。そして皆でこの偉大な作品の30周年をお祝いしたいと思います。顔晴ります!■高畑充希(キム役) コメントやっと幕が開きました!カンパニー全員がこの日が来ることを祈っていたので、本当に幸せです。初めての帝国劇場の舞台から見る客席の景色は壮観で、カーテンコールでふと我に帰った時、腰が抜けそうになりました(笑)ここから1日1日、皆さんと大切に過ごしたいです。■昆夏美(キム役) コメントまずは無事に開幕できた事が何より嬉しいです。このような状況下です。中止になってしまった公演もありました。明日上演できるかもわかりません。それでも私たちは、今この作品をお届けする意味があると思っています。楽しみにしていただけると嬉しいです。■屋比久知奈(キム役) コメント2020年を経ての今回。悔しくも中止になってしまった公演がありますが、開幕出来たことは本当に嬉しく、感無量です。長く上演されてきたこの作品ですが、いまだからこその見え方や解釈がある。その意味と深く向き合いながら、最後まで走り抜きたいと思います。■市村正親 初日カーテンコールでのあいさつ本日は『ミス・サイゴン』初日ご観劇誠に有難うございました。二年前にコロナで中止になった『ミス・サイゴン』今回は無事に初日をあけることができました。本当に有難うございます。この公演は11月まで続きます。何とか完走できるよう皆さんどうぞ応援の程よろしくお願いします。本日は誠に有難うございました。<公演情報>ミュージカル『ミス・サイゴン』日本初演30周年記念公演ミュージカル『ミス・サイゴン』日本初演30周年記念公演 ビジュアル東京公演:7月29日(金)~8月31日(水) 帝国劇場大阪公演:9月9日(金)~19日(月) 梅田芸術劇場メインホール愛知公演:9月23日(金)~26日(月) 愛知県芸術劇場 大ホール長野公演:9月30日(金)~10月2日(日) まつもと市民芸術館北海道公演:10月7日(金)~10日(月) 札幌文化芸術劇場 hitaru富山公演:10月15日(土)~17日(月) オーバード・ホール福岡公演:10月21日(金)~31日(月) 博多座静岡公演:11月4日(金)~6日(日) アクトシティ浜松 大ホール埼玉公演:11月11日(金)~13日(日) ウェスタ川越 大ホールチケット情報はこちら:公式サイト:
2022年08月04日シンガーソングライターを目指していた青年が、何気なく手に取った『ミス・サイゴン』オーディションのチラシ。その一枚の紙切れから、今や日本を代表するミュージカル俳優になった石井一孝が、今年デビュー30周年を迎える。ミュージカルファンは『ミス・サイゴン』『レ・ミゼラブル』『デスノート THE MUSICAL』など数々の名演がすぐ脳裏に浮かぶだろうし、ミュージカルを観ない人も、ディズニーアニメ『アラジン』(’93年公開版)のアラジンの歌声の人と言えば、「ああ!」と思うに違いない。その石井がデビュー30周年を記念したコンサート「Musical Treasures」を9月に開催する。豪華ゲストとともに贈るこのコンサートの構想とともに、30年のミュージカル人生を振り返ってもらった。山下達郎さんや小田和正さんのようになりたかった――まずは現在ご出演中の『ガイズ&ドールズ』の話からお伺いします。石井さんといえばその美しく強靭な歌声がまず思い浮かびますが……なんと『ガイズ&ドールズ』で演じられているブラニガン警部補は、ほぼ歌わない! こういうポジションを求められることについては、どう思っていらっしゃるのでしょうか。そうなんです、みんなで歌う曲は2曲ありますが、1曲もソロがない(笑)。演出のマイケル・アーデンさんにお会いして、ブラニガン警部補はどうだろうかとおっしゃっていただいた時に、実は僕も一瞬どうしようかと思ったんですよ。でも作品の素晴らしさや直感的に感じたマイケルの才能への興味が勝りました。加えて、僕も年齢が上がってきましたので、演技面で芝居を締める役を任される、そういうポジションを求められるのは光栄だなと思った。歌いたい気持ちももちろんありますが、僕としてはストレートプレイに出るような意識で、日々舞台に立っています。――もともとシンガーソングライター志望で、音楽がお好きでやってこられた石井さんが、歌という武器ではなく芝居で作品を締める立場になった……というのは、まさに30年の、俳優として培ったものの結晶ですね。ありがとうございます。山下達郎さんや小田和正さんやフレディ・マーキュリーが好きで、ああいう風になりたいと思っていて、1本もミュージカルを見たことがない不埒者なのにオーディションを受けたのが1992年の『ミス・サイゴン』でした。歌うことがファーストプライオリティで生きてきましたが、気付けばどっぷり演劇の、演技の世界に入っていましたね。若い頃はそのことに対する戸惑いもありましたが、今ではこの「演技をする」ということも「歌を歌うこと」と同じくらい人生の大部分を占めています。プライドや執念ももちろんあります。「どうやったら、もっと面白い演技になるか?」「この台詞の核となるワードは何か?」と常に考えながら演じています。それが楽しくてならないんです。当たり前ですが、30年の経験が人生を大きく変えましたね。だから今回、芝居担当の役をいただけたというのは、嬉しくてならないんです。実は「よし!」という思いです。人生が変わった『ミス・サイゴン』への出演――ということで石井さんの歌声をたっぷり聴きたければ、9月のコンサート「Musical Treasures」へ……ですね(笑)。改めて30周年おめでとうございます。ありがとうございます! 1992年5月デビューですので、ちょうど30年です。――石井さんはオリジナル曲もたくさんありますが、タイトルに“Musical”を冠しているということで、今回はミュージカルナンバーもたくさん歌われると思って大丈夫でしょうか。もちろんです。僕の俳優人生の中で、実際に演じた役のナンバー、憧れのミュージカル曲などたくさん歌 います。魅惑のミュージカル・デュエットもてんこ盛りです。これまで共演してきたゲストを迎えて開催する「Musical Treasures~石井一孝デビュー30周年記念CONCERT~」――では何作か、これまでのご出演作を振り返らせてください。まずはやはりデビュー作の『ミス・サイゴン』は、石井さんを語る上で欠かせないかと思います。はい。1992~93年の初演にアンサンブル(アメリカンGI、石井さんによると勝手に名付けた「カルロス」役とのこと)として出演。これが初ミュージカルでした。『ミス・サイゴン』はその後なかなか上演せず、再演は12年後。その間、ほかの作品に色々と出させてもらっていますが、ずっと「『ミス・サイゴン』の再演があったらクリスをやりたい、クリスでオーディションを受けよう」と思っていました。そして念願が叶い、2004年にクリスとジョンを演じることになりました。僕の人生を変えた作品ですので、『ミス・サイゴン』のナンバーは絶対に外せません。――ただ、選曲はちょっとマニアックですね。「The Confrontation」。なぜこの曲を?バンコクのホテルのシーンのナンバーです。クリスが妻のエレンと共にキムの住む地に向かい、不幸なことにエレンとキムが鉢合わせ。エレンから「彼女を取るの?私を取るの?選んでちょうだい」と刃を突きつけられる葛藤の曲。アリアではなく完全なる芝居歌。これをコンサートでやる人ってあんまりいないですよね(笑)。僕ね、『ジキル&ハイド』だったら「時が来た」じゃなくて「First Transformation~Alive」(ジキルがハイドに変貌する曲)が好きなタイプなんです(笑)。芝居歌が好きなんですよ。もちろん(ミス・サイゴンの)「Why God Why」も大好きで大切な1曲ですが、演じていて、一番辛くて心がかき乱される場面が本当に愛していたキムと、今自分を支えてくれて、愛してくれているエレンのはざまで揺れる、ホテルのシーンでした。今回のコンサートでは本物のジョンと本物のエレンと再現しますからね! ただ、問題なのは、30周年というとてもめでたい席なのに、大半のお客様が「クリスって最低=石井さんも最低」という目線になるかもしれないということ(笑)。いつも力説するんですが、『ミス・サイゴン』ってクリスがキムと引き裂かれ、地獄のような苦しみを過ごした3年間が描かれていないんですよ。クリスはベトナムから帰り、キムと引き離された辛さと喪失感からきっと自殺未遂も犯したし鬱病状態に陥ったと思うんです。そこが描かれていると、クリスも戦争の犠牲者だと理解してもらえ、先ほどの芝居歌も少しは共感してもらえると思うんですよ......。登場人物の感情を30年かかって表現してきた男の意地の選曲、どうぞご期待ください。あ、僕にも良いところがあること、忘れないで下さいね(笑)。――なるほど、このシーンへの石井さんのとりわけ深い思い入れが伝わってきます。ではこのコンサートでは、その心情含め芝居歌といったところも期待していいのでしょうか。そうですね! こういうコンサートって、基本的にアリアを歌うもので、もちろんアリアもたくさんやりますが、その中にも芝居をいっぱい詰め込みたいです。僕、自分のCDでも、いつも台詞を入れるんです。アリアじゃないミュージカルナンバーの魅力、ちょっとひと味違うミュージカルコンサートをお届けできたらと思います。12年間携わった『レ・ミゼラブル』――単純に、ジョン経験者の岡幸二郎さん、エレン経験者のシルビア・グラブさんがゲスト出演することからのセレクトかと思ってました(笑)。そんな思いがあったんですね。楽しみにしています! そしてやはり『レ・ミゼラブル』も外せません。僕の俳優人生を語る上でとても大きいのは、ジョン・ケアードと大地真央さんの存在です。俳優としての僕を育ててくれたのはジョン。僕は30年のうち、12年間『レ・ミゼラブル』に関わっていました。1作品アンサンブルとして出演しただけの僕を、マリウスという大きな役で抜擢していただいたのは、ジョンの「彼こそがリアルマリウスだ」という言葉。ジョンこそが僕をこの世界に導いてくれた神様です。レミゼチルドレンとして、この30年を振り返る時にぜひ歌いたいと真っ先に思ったのは「カフェ・ソング」と「彼を帰して」です。この2曲は現時点でもちろん歌う候補に挙げています。――最初は1994年にマリウスを演じました。はい。デビュー作の『ミス・サイゴン』の次が『レ・ミゼラブル』でした。2001年までマリウスをやって、その時に、一度キャストの大幅変更をするから今回でこのキャストは終わりですと言われました(※初演からの鹿賀丈史、滝田栄を軸にしたメンバーが一端ここで区切りとなった)。そこで僕も作品から卒業だなと思ったんです。翌年にまたオーディションがあったのですが、僕は受けるつもりはありませんでした。――それが、2003年のジャン・バルジャンになったのはどういう経緯があったのでしょう。次にやるならジャン・バルジャンがいいと思っていたのですが、オーディション時点で34歳。中途半端な年齢だなと自分では思っていました。でも当時の所属事務所から、ジャベールで受けてみてはと言われて、受けたんです。そうしたら、ビデオ審査だったのですが、ジャベールの「星よ」と「ジャベールの自殺」を歌った僕を見て、ジョンが「彼はバルジャンだ、この表情はバルジャンのものだ」と言ってくれたそうです。本当に、どこの馬の骨かわからない男を(笑)マリウスにしてくれて、今度はバルジャンに引き上げてくれて。ジョンと出会っていなかったら、僕はミュージカルを続けていなかったかもしれません。“レミゼ”は、当時の僕のすべてでした。あの日々は二度と戻ってこないけれど、あの頃、炎を燃やすように、(岡)幸二郎や(岡田)浩暉さん、(坂元)健児とみんなでやれたことは、本当に宝物のような経験です。オリンピックに出たくらいの感慨なんですよ。今も『ガイズ&ドールズ』で共演している(木内)健人とか、(竹内)將人とも“レミゼ”の話で交流が持てますし。(『ガイズ~』出演中で、長年『レ・ミゼラブル』に出ていた)林アキラさんも、感慨深いと話していました。“レミゼ”ってもはやミュージカル俳優にとっては共通言語。脈々と絆が受け継がれていっているな、黄金の作品に携わらせてもらったなと、誇りに思っています。――ゲストの方も、『レ・ミゼラブル』経験者が多いので、当然……?「ワン・デイ・モア」は歌いますよ! 本役の方がいっぱいいますのでね。こういうミュージカルコンサートで、“レミゼ”を歌わないってありえないですよね。そこはご期待ください。『レ・ミゼラブル』ほか多くのミュージカル作品で共演した盟友たちをゲストに迎えて――すでにお話に少し出てきていますが、スペシャルゲストが岡幸二郎さん(11日)、岡田浩暉さん(10・11日)、坂元健児さん(10日)、姿月あさとさん(10日)、シルビア・グラブさん(11日)。この皆さんとの関係も少し教えてください。幸二郎とは『レ・ミゼラブル』の同期、まあ戦友ですね。さらに『ミス・サイゴン』『ロミオ&ジュリエット』など、もう数えきれないほどの思い出を抱えています。でも彼に「僕の最初の印象は何」と訊いたら「ないね、カズと会った時のこと、何も覚えてない」と言うんですよ(笑)。ヤツはそういう男なんです。ただ、僕がタイトルロールをやった『キャンディード』の時(’01年)、幸二郎は世界で一番の美男子・マキシミリアンという役を演じていたのですが、本当に幕が開くのかと思うくらいの大変な稽古場で、そんな時に彼が「カズの主演なんだから絶対成功させるよ、みんな頑張ろうぜ!」と言ってくれたんです。普段は毒舌王子なんですが、それはとても心に残っています。コンサートではトークもたくさんする予定ですので、幸二郎にあの時のこと覚えているか聞いてみようかな(笑)。――いい話です! 岡田浩暉さんとは『レ・ミゼラブル』『スウィート・チャリティ』などで共演しています。浩暉さんはとても心の清い方。聞くところによると公演中はお酒を飲まないどころか、ずっと白湯を飲んでるんですって。だからあのスタイルをキープして清廉なイメージのままでいらっしゃるんでしょうね。僕より2歳上なのですが、僕がバルジャンをやっていた時のマリウスで、娘を年上の人にお嫁に出していた形ですが(笑)、見た目がお若いので、並んで歩いていたら僕の方が年上に見られますよ。浩暉さんとは同じ役を、違うバージョンの公演でやることが多くて、すごく、運命を感じるんです。マリウスもですが、『THE GOODBYE GIRL』のエリオットや、『愛と青春の宝塚』の影山先生もそうです。その中でも思い入れのある、影山の「届かぬ想い」をデュエットにアレンジして今回、歌いたいなと思っています。――坂元健児さんは『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』繋がりでしょうか。あと『三銃士』とかね。サカケンは僕がバルジャンの時のアンジョルラスで、この時が初めましてでした。すごく歌の上手い人だなと思ったのですが、徐々に彼の本質であるコメディアンの血が見えてきましたね(笑)。ミュージカル界って、ツッコミは多いのですが、ボケがあまりいなくて(笑)。幸二郎も、(井上)芳雄もツッコミでしょ? 僕とサカケンと(浦井)健治がボケの御三家(笑)。そんなところも大好きで、“レミゼ”当時はバルジャンもアンジョルラスも4人いたから公演中そこまで話せなかったんだけど、千秋楽の打ち上げの時に彼のそのチャーミングな魅力に僕はとりこになってしまって「健児、お願いがあるんだけど……、友だちになってください」と頼んだんだよね。健児、覚えているかなあ(笑)。これも当日聞いてみよっと!“ミュージカル版 We Are The World”を作りたい――女性陣が、姿月あさとさんとシルビア・グラブさんという、これまた歌の上手いお二方ですね。ずんちゃん(姿月)は芝居では共演したことがないのですが、梅田芸術劇場の10周年コンサート『Golden Songs』(’15年)でご一緒しました。それまでも一方的には観ていて、特に『エリザベート』のトートなどはあまりの上手さにびっくりしました。『Golden Songs』の時に「ずんちゃん、友だちになって欲しいんだ、連絡先教えてほしいんだよね」とお伝えしたのですが、連絡先を聞く前に千秋楽になっちゃって。最終日にあわててノートの切れ端に「ここによかったら連絡をください」とメアドを書いて渡したの(笑)。高校生の恋愛みたいでしょ。そうしたら「ノートをちぎってメアドをくれた人は初めてです」とお返事をくれて、そこからメル友になりました(笑)。その数ヵ月後には僕のコンサートのゲストに来ていただき、逆にずんちゃんのコンサートに僕がゲスト出演したりという仲です。僕のオリジナルミュージカル『君からのBirthday Card』も、僕がずっとミュージカルを作りたいと思っていたところ「カズさんはすでにオリジナル曲がこんなにあるんだから、カタログミュージカルにすればいいんじゃないですか」とずんちゃんがアドバイスをくれたのがきっかけになっていたり、僕を語る上で欠かせない方ですね(笑)。シルビアとも『レ・ミゼラブル』『キャンディード』『ブルックリン』『ロミオ&ジュリエット』と、色々共演していますが、共演前から友人で。僕のディナーショーにゲストで来てくれたりもしたな。すごく才能ある人で、しかも性格も面白い。2004年の僕のアルバム『In The Scent Of Love』のタイトルソングのデュエットパートナーもやってくれています。英語で歌うナンバーなのですが、彼女はネイティブですから。僕の作品に本物感を加えてくださいました。大好きだし、歌えて踊れて芝居も上手くてオモシロイという四拍子役者。心から尊敬しています。――今お話にあがったシルビアさんとのデュエットナンバー「In The Scent Of Love」もですが、このゲストの方々は、石井さんが楽曲提供されていたり、オリジナルナンバーでも縁がある皆さんですね。そう、シルビアとは「In The Scent Of Love」があるでしょ。ずんちゃんには「5センチの勇気」というナンバーを提供しています。幸二郎とは「幕が上がれば」というデュエットソングがあるし、サカケンには彼の『Colours』というアルバムで「夢の通る軌跡」という曲を提供しています。これらの曲も、歌えたらいいなと思っています! ……あれ浩暉さんには何も書いていないな。書いたら歌ってくれるかな(笑)?――ほかにもセットリストには『スカーレット・ピンパーネル』『蜘蛛女のキス』、そして石井さんのオリジナルミュージカル『君からのBirthday Card』からなど楽しみな楽曲が並んでいますが、石井さんといえば!の『アラジン』からは……?目下悩みどころです(笑)。やはり30年を語る上で『アラジン』は僕も外せないなと思っています。「A Whole New World」を少々アレンジを加えてお届けしたいと企んでいます。――そして、このコンサートのための新曲があるとか。はい。ミュージカル俳優たちが歌う、“ミュージカル版 We Are The World”を作りたいなと思っていて。僕が作曲し、作詞は竜真知子先生が書いてくださいます。それこそ「We Are The World」のようにちびソロを重ねていって、途中アカペラもあって、良きところで転調し、最後には壮大なハーモニーになるという“ミュージカルの醍醐味全部乗せ”という曲です(笑)。タイトルは、仮題ですが「今僕に何が出来るのだろう」となっています。これはコロナにウクライナの戦争、急激な円安と、この混沌とした時代、世の中これでいいはずがない、今自分は何ができるだろうとみんなが思っていますよね。もちろんミュージカル俳優たちもそう思っています。そんな中で僕らができることは、いい作品を届けること、いい歌を届けること、仲間と手を取ること。仲間と手を取った先に、皆さんの笑顔がある。そしてそれを受け取った方も、誰かに何かを発信してくれる。笑顔は伝播しますから。あなたと向き合うこと、あなたのために演じること、あなたのために歌うこと……みたいな思いをテーマソングとしてお届けできたらと思います。あとはこのバズーカ並みの声量の皆さんですから、この4人(5人)がフルボリュームで歌ったら草月ホールの壁を壊すことができるか!? にもチャレンジしたいです(笑)!――会場は確実に揺れますね(笑)。という冗談はさておき、ちょっと心が軽くなったよね、楽しいよねミュージカルって、と思っていただけたら嬉しいな。ぜひ、来てくださいね!取材・文:平野祥恵撮影:川野結李歌<公演情報>KAZUTAKA ISHII presents「Musical Treasures ~石井一孝デビュー30周年記念 CONCERT~」2022年9月10日(土)・11日(日)会場:東京・草月ホール構成・演出:大谷美智浩、石井一孝音楽監督:進藤克己出演:石井一孝ゲスト(五十音順):岡幸二郎(11日)岡田浩暉(10・11日)坂元健児(10日)姿月あさと(10日)シルビア・グラブ(11日)演奏:進藤克己(Key)、長濱司(Key)、伊藤佳奈子(Vn)、坪根剛介(Perc)、大野弘毅(Ba)チケット情報はこちら:
2022年07月28日ミス埼玉で会社員の松本真映(まなえ)さん(25)が、26日にホテル椿山荘東京で開催された「ミス・アース・ジャパン日本大会」でグランプリを獲得し、ミス・アース・ジャパンに選ばれた。ミスユニバース、ミスインターナショナル、ミスワールドと並ぶ世界4大ミスコンの一つである「ミス・アース」。地球環境保護などを重視した国際ミスコンテストで、80カ国以上の国の代表が参加している。その日本大会となる今回は、応募総数約2,000人の中から、24都道府県の地方大会を勝ち抜いた代表24名が出場。カジュアルウェアで自己紹介や水着ウォーキング、ドレスウォーキング、質疑応答が行われ、ミス・アース・ジャパンのタイトルを競い合った。グランプリを獲得したミス埼玉の松本さんは、涙ながらに「感謝の気持ちでいっぱいです。ミスアースジャパンとして世界大会に向けて頑張っていきます」とコメント。現在の気持ちを聞かれると、「ステージを楽しむことを朝から決めて、心から輝くことを大切にしていました。それが結果としてあらわれたと思います。この喜びを会場にもきている妹に一番に伝えたいです。今回のドレスやネックレスは妹に相談して決めました」と妹への感謝とともに喜びを語った。また、同大会への出場を決めた理由を「今年の初めに体調を崩した時に、後悔をしない生き方をすることが大切だと気づきました。いつ何が自分に起こるか分かりません。新しい自分を見つけたくて今回応募しました」と明かし、「世界大会は分からないことばかりですが、埼玉県代表、日本代表として精一杯がんばりたいと思います」と意気込んだ。さらに今後の活動についても、女優など芸能活動への興味を聞かれると「ミス・アースをしっかりとやった上で、ミスアースの活動に繋がるのであれば女優やモデルもやっていきたいと思っています。憧れの女優は米倉涼子さんです」と意欲を示した。
2022年07月27日子育てをしていると、忙しさに追われる日々を送るもの。そのため、「次に何をするか」を頭では分かっていても、身体が追い付いていない…といった状況になってしまう場合があります。おむつに子供の名前を書こうとしたら?hibik(@hibik0511)さんは、おむつに子供の名前を書こうとしていました。おむつに名前を記入するのは、保育園や幼稚園で、職員が収納時や使用時にひと目で誰のものなのかを分かるようにするため。hibikさんは、名前の記入を忘れないようにと、頭の中で何度も考えていたところ、バグを起こしていました。頭が「おむつに名前書かないと」って思い過ぎてバグった。 pic.twitter.com/9oN0TTBzvZ — hibik (@hibik0511) July 14, 2022 本来、hibikさんは子供の名前を書こうとしていたはずです。しかし、間違えておむつに『おむつ』と書いてしまいました!忙しさのあまり、おむつを見てそのまま『おむつ』と記入してしまったのでしょう。hibikさんが起こした『バグ』は、子供がいる親から共感の声が上がっています。・子供の名前じゃなくて、私(母親)の名前を書いたことならあった…!・気付いたら、おむつに『こども』と記入していたことがある。・『なまえ』と書かれていたおむつを見たことがありますよ!おむつに子供の名前ではなく、間違えていろいろと書いてしまうことは『あるある』な様子。それほど多忙な毎日を過ごしている全国の子育て中のみなさん、今日もお疲れ様です…![文・構成/grape編集部]
2022年07月15日看護師でありシングルマザーでもある、まゆんさんの体験を描いたマンガを紹介します。今回はまゆんさんのミスのお話です。職場では同じミスを犯さないように注意しているまゆんさんですが、家に帰ると……!?★関連記事:「人生悔いなし」末期がんの患者さんが最後にやり残したこととは #看護師でシングルマザーな私の話 19こんにちは。自閉症スペクトラムの息子を持つ、シングルマザーのまゆんです。病院では1つのミスが命取りになるので、ミスが起こったときに原因と対策を考えます。私は長年看護師として働いていることもあり、「ミスをしないように気をつけよう!」と指導する立場にあります。患者さんの命を預かる仕事なので、厳しく指導することもあり、後輩看護師がおどおどしながら報告をしてくることもしばしば……。同じミスはしないように注意をしたりします。ですが、そんな私も家では同じミスを繰り返してしまいます。それは、パンを焦がしてしまうこと! なぜか焦がしてしまうんですよね(笑)。家で母が「報告書書かんば!」と冗談をほのめかしたり、太郎が「焦げ臭い!」と鼻をつまむ姿に安心してしまう今日このごろです。著者/まゆん(41歳)自閉症スペクトラムの息子をもつシングルマザー。看護師として日々働いている。Instagram:@mayun4311
2022年06月23日感情豊かでのびやかな美声と卓越したダンス力でミュージカル界の注目を集める小野田龍之介が、日本初演30周年記念公演のミュージカル『ミス・サイゴン』に出演する。一見、狂言回しのエンジニアやベトナムの少女キムに目が向く作品だが、小野田が海宝直人、チョ・サンウンと交互キャストで演じる米兵クリスもキーパーソンだ。小野田がその思いを熱く語ってくれた。ミュージカル「ミス・サイゴン」 チケット情報1970年代のベトナム戦争末期、戦争孤児のキムと米兵のクリスは恋に落ちる。しかし、陥落寸前のサイゴン混乱の中、キムと離ればなれになったクリスは、母国に戻り、後に米国人女性エレンと結婚する…。6年前にもクリスを演じた小野田は「演じる前から、クリスは世の女性やお客さまから、本当に嫌われる役だなという印象が強かったんです(笑)」と明かす。「“君だけだよ”と言っているのにアメリカに戻ったら別の女性と結婚し、今の時代なら非難を浴びそうですけど(笑)、演じてみるとあの時代だからこそ選択した道というのがある。僕は毎回、クリスの役の価値を上げたい、真意を伝えたいと思っています」と力を込める。『ミス・サイゴン』を作る過程で、キャストは様々な戦争映画やドキュメンタリーを見て参考にするそうだ。「軍人たちは戦争の目的とは別に、破壊行為に走ることがあります。クリスも自分でコントロールできなかった瞬間がたくさんあり、子どもや女性を間違えて撃ってしまい、深い自責の念を抱く中で、キムと出会ったことが自分の贖罪になった。背負った罪を彼女で浄化することができるかもしれない。キムを守り抜くのが使命だと思っていたんです」。『レ・ミゼラブル』のクリエイティブ・チームによる、心に染み入る楽曲も特徴だ。「クリスとキムが歌うシーンは、特にロマンティックですが、ふたりに課せられているのは、絶対に離れないという狂おしいほどのエネルギー。歌っていてこんなにも汗がこぼれる大変なシーンだとは思っていなくて。エネルギーが違った方向へ向くと、チャラチャラした男に見えてしまうので、互いを求める強い力を大切に歌いたいです」。クリスと結婚するエレンについてはどうだろう?「クリスは戦争のすべてを忘れたいと思っている。心にトラウマや傷を負った兵士や市民がたくさんいて、彼も例外ではない。クリスは聖母のような存在のエレンに心を救われた男なんですよね」。自身も年を重ねた今回は、「3人の愛の形」をより大切に演じたいという。2020年の再演はコロナ禍のため中止。世界では新たな戦争も勃発した。「改めて世界に対する祈り、生きるための祈りを深く描いた作品だと痛感しました。今まで以上の覚悟を持って、その祈りを届けたいです」。公演は7月24日(日)から8月31日(水)まで東京・帝国劇場(7月24日(日)から28日(木)はプレビュー公演)、9月9日(金)から19日(月・祝)まで梅田芸術劇場メインホール、その後、愛知、長野、北海道、富山、福岡、静岡、埼玉を巡演。大阪公演のチケットは6月19日(日)一般発売。取材・文:米満ゆう子
2022年06月13日2020年にコロナ禍で中止になり、今年再演されるミュージカル『ミス・サイゴン』は、奇しくも日本初演から30周年を迎える。エンジニア役の伊礼彼方と、キム役の昆夏美が大阪市内で開かれた取材会で思いを語った。ミュージカル「ミス・サイゴン」 チケット情報ベトナム戦争末期、エンジニア(伊礼のほか、市村正親、駒田一、東山義久の交互出演)が経営するキャバレーで働くベトナム人の少女キム(昆のほか、高畑充希、屋比久知奈の交互出演)は、アメリカ兵クリスと恋に落ちるが、サイゴン陥落の中、二人は引き離されてしまう…。社会の底辺から這い上がってきたエンジニアは、アメリカン・ドリームを夢見る貪欲なキャラクターだ。今回、初出演となる伊礼は、「オーディションのとき、今の僕は狼で、求めているのはハイエナだと言われた。この2年間で演じる引き出しも増え、ハイエナになる準備ができています」と語る。「エンジニアはフランス系ベトナム人で、僕はハーフ。僕も日本にきた時は、見た目や言語、文化が違い、自分だけが世界から取り残された気分で孤独を感じていた。その孤独を埋めるために悪ガキだった時期があり、エンジニアには同じような部分を感じる。彼は女の子を道具にし、人をモノとしか思わない。そういう接し方をしないと自分が保てないんじゃないかと僕は捉えていて、哀れな悲しい男だなと。その感情を隠し持った上で演じたいですね」と意欲的だ。一方、キムに扮するのは今回が3回目になる昆。「キムという役に出会ったころ私は20代で、パワーや前に向かっていく気持ちが強く、演じるにあたってそれがいい作用を及ぼしていた」と振り返る。若くして母親になるキムだが、「私に子どもはいませんが、友達に子どもが生まれたりして、年齢を重ねてきたぶん、変化が出てきました。少女が必死に生きてきただけではなく、母の面もプラスして見せられたらと思います」と話す。伊礼が、「昆さんが息子タムをどう抱くのか楽しみ。子どもの抱き方で愛情や役者がどこまで役を掘り下げているかが伝わってくるので」と言い、彼女を見つめると、昆は「顔を向けて言われたら怖い(笑)。頑張ります…」とうろたえ気味に応じ、会場は笑いに包まれた。また、お互いの役の印象については、「伊礼さんのエンジニアは本当にカッコよくて、華と色気がある」と昆が語れば、伊礼も「昆さんはキムを演じるのが3回目ですが、今もピュアさがあって素晴らしい」と昆を絶賛。本番でぜひ、確かめてほしい。7月24日(日)から28日(木)までプレビュー公演、7月29日(金)から8月31日(水)まで東京・帝国劇場、9月9日(金)から19日(月)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて。その後、愛知、長野、北海道、富山、福岡、静岡、埼玉を巡演。チケットは順次発売。6月11日(土)10:00より大阪公演のチケット先行先着プリセールを実施。取材・文:米満ゆう子
2022年06月10日ベトナム戦争末期を舞台に描かれる、ベトナム人少女キムと米兵クリスのロマンスと別離、キムの子タムへの愛、混乱の中を逞しく生き、何が何でも夢のアメリカ行きを目指すエンジニア……。心に響く歌で綴られ、実物大のヘリコプターやアメ車も登場。ミュージカルの金字塔『ミス・サイゴン』が2020年の全公演中止を経て、待望の上演となる。世界が混迷を極める今こそ観たい本作。30周年記念となる今回、初演から長きにわたってエンジニア役を務めるレジェンド・市村正親が率直な想いを語る。ザザ、エンジニア、スクルージの3役を演じる2022年市村はこれまで主演級の役を長く務めてきた。『ミス・サイゴン』が92年、『ラ・カージュ・オ・フォール』が93年、『スクルージ』は94年から。その他、『モーツァルト!』や『屋根の上のヴァイオリン弾き』など、今なお繰り返し上演される名作ミュージカルが多いのは注目に値する。「『ミス・サイゴン』は初演が1年半の長丁場で、当時はやり切った感もあり、しばらくは上演できないだろうと思っていました。だから再演が決まった時は心臓が口から飛び出るくらい、嬉しかったですね。『ラ・カージュ〜』はザザが一幕最後に歌う《ありのままの私》が希望に満ちた素晴らしい曲で、お客さんに愛されてきた作品です。劇団四季で一緒だった鹿賀丈史と夫婦役になり、再演を続けることができました。『モーツァルト!』のレオポルトあたりからお父さん役が来るようになって、『屋根の上のヴァイオリン弾き』のテヴィエの話が来た時は、森繁さんがやっていた役を僕に?とびっくりしたけど、髭をつけたらテヴィエそのもの(笑)。『スクルージ』に至っては完全におじいさん。全然違う役だけど、どれもいい役でね」2022年はザザ、エンジニア、スクルージの3役に取り組んでいる。どのように切り替えるのか、不思議になるが。「自然と役に入っていくんでしょうね。役の気持ちが分かっちゃう。四季にいた頃は変幻自在なアメーバみたいとか、蝉の抜け殻みたいと言われていました。市村を真似ようと思うな、市村は役が変わるごとに脱皮して、違う動物になっているって(笑)。ブロードウェイに行った時、『オペラ座の怪人』と『ミス・サイゴン』のポスターが並んでいたんですよ。それを見て、僕は両方やったなと嬉しくなりました。ファントムとエンジニア、そしてザザをひとりの俳優がやるなんてBWでは珍しい話。タイプがあまりにも違うからね。その意味で言うと、こんなにバリエーションに富んだ役をやれるのは日本ならでは。日本人で良かったなぁって思いましたし、僕はこの商売、役者という生き方が心底好きだなぁって」役を演じるのではなく、役を生きる舞台上で演じるのではない、生きることが好きなのだと市村は断言する。「『ミス・サイゴン』の《アメリカンドリーム》、あれだって歌というより、エンジニアの想いを吐露する感じだから。「インチキはうんざりだ♪」「無駄にゃしないこの才能♪」って、自分が今まで生きて来た人生、役の魂そのものの叫びなんです。どの役にもそれぞれの魂、生き方があって、それを自分の中で掘り下げて生きる。だから、演じることが好きなんじゃない。その役を生きることが好きなのね。役を生きるのは、お客様にも残るということ」市村が30年間取り組んできた『ミス・サイゴン』。まさに彼の代表作のひとつだが、年齢を重ね、今回はまたひと味違うエンジニアを見せてくれそうだ。「《アメリカンドリーム》だって、以前は自分がリードしてガッツリ踊っている俺を見て!という感じでしたが、今回は踊らされているエンジニアも面白いかもしれないなぁ。今の僕の年齢ならあり得るんじゃないかな。今、思いついたことだから、もちろん稽古次第なんだけど」年齢相応の変遷を重ねながらも、市村のベースにあるエンジニア像は、オリジナルキャストであるジョナサン・プライスだ。「ロンドンやブロードウェイで観て、彼の目の使い方や心の在り方は、今も常に鳴り響いています。と言っても、それぞれの年齢での役との出会い方がありますから、今この歳になって演出家と作り、稽古場で相手とやり取りすることで、新しいエンジニアが生まれると思います。どうなるかはやってみないと分からない。今回エンジニアとして新たに参加する伊礼(彼方)君や東山(義久)君は僕からどんどん盗めばいいし、盗んでいくうちにイマジネーションが膨らんで彼らの色のエンジニアになるでしょう。僕はそれを本番で観るのを、楽しみにしています」人生全てが、役者の糧になる。日課であるペットの世話も、市村にとっては発想の源だ。「インコ、モルモット、猫、犬の世話をしていると、姿形はもちろん、考えてることもみんな違うんですよ。ピーピーピーピーとにぎやかなインコ、無口なモルモット、甘えてきて抱こうとするとプイッといなくなる猫。キャンキャンキャンキャン懐いてくる子犬。毎朝、トイレをきれいにしながら、そうか、この臭さをゴミ溜めのような場所で力強く生きているエンジニアに活かせばいいのか!って(笑)。いつか僕もインコやモルモット、犬猫の役をやるかもしれないし(笑)、何事も前向きに捉えて、どんどん糧にしていけばいいんじゃないかな」30年前とは違う、今のエンジニアを世界が混沌としている今、特に市村が『ミス・サイゴン』にぶつけたい想いとは何か。「戦争、コロナ禍、災害など人間にとって辛く苦しい状況は誰にでも起こり得ること。そうなった時、人はどうやって生きていくのか。そこで大切なのは、その人の持つ根源的なパワーなんだと思う。エンジニアを見ているとね。そんなパワーを、見せつけたいです。もちろん、僕だって本当に苦しいと思うことはあります。そんな時は我慢します。とにかく耐える。耐え切る力もパワーだと思う。舞台の良さは、花に水をあげるのと一緒なんですよ。花って毎日ちゃんと水をあげれば、ちゃんと咲いてくれるんです。舞台も毎日一生懸命稽古をすれば、絶対に何とかなる。中途半端ではダメ。逆にどんなに素敵な花だって、水をあげなかったら枯れちゃうでしょ?地道に積み重ねて、エンジニアとして大きな花を咲かせたい。僕自身、30年前とは違う、今のエンジニアをどういうふうに生きられるかが楽しみです。こういう混沌とした時期だからこそ『ミス・サイゴン』をご覧いただき、観客の皆さんに元気になっていただきたいです」取材・文=三浦真紀撮影=近藤誠司<公演情報>ミュージカル『ミス・サイゴン』2022年7月29日(金) ~8月31日(水) 東京・帝国劇場※プレビュー公演:7月24日(日) ~7月28日(木)9月以降全国ツアー公演あり※8月公演分チケットは5月21日(土) 10:00より一般発売開始!
2022年05月20日コロナ禍による全公演中止から2年、『ミス・サイゴン』カンパニーが再び動き出した。『レ・ミゼラブル』のクリエイティブチームがオペラ『蝶々夫人』の物語をベトナム戦争下のサイゴンに置き換えて描き、1989年にロンドンで誕生して以来世界中で上演されている超大作。日本初演30周年記念公演となる今回、初演から出演し続ける“ミスター・サイゴン”市村正親とともにエンジニア役を務める、駒田一(2014~)、伊礼彼方(初役)、東山義久(同)に意気込みを聞いた。同じようにやっていても絶対同じにならない――2年前、お三方は既に一緒にお稽古されていたそうですが、お互いのエンジニアを見てどんなことを感じられましたか?駒田本当に三者三様で、刺激をもらっていましたね。エンジニアに合ってる要素をそれぞれが醸し出していて、なるほど、だから選ばれたんだなと。具体的なことを言うとね、プレッシャーになっちゃうと思うから言わないし、僕についても良いことだけ言ってほしいんだけど。ははは!東山いや(笑)、具体的に言おうにも、一緒に稽古できたのは本当に数日でしたから。僕の日記にも書いてあるんですけど、《生き延びたけりゃ》を一さんだけちょっとやって、明日から本格的に稽古するよっていうタイミングで中止になったんですよ。駒田そっか、そうだったね。東山オーディションの課題曲のひとつでもあった大ナンバーを、僕らはまだやってないという(笑)。ほかのシーンも、まだどこから出てどこに行くっていう段取りを追っている段階でした。伊礼そうでしたね。エンジニアは段取りが多いから、今回も覚えることで手一杯で、覚えた頃にはもう初日がやってくるんじゃないかな(笑)。誰かの真似をしないようにとか自分のオリジナリティを出そうとか、そんなことを考える余裕もないような気がします。東山“真似しないように”の前に、“真似しなきゃダメ”なことがたくさんありますからね(笑)。駒田そうだね、そこは僕もちゃんと教えます(笑)。でもその段取りすら、同じようにやっていても絶対同じにならないのが面白いところで。このタイミングでここからあそこまで走るって決まっていても、その走り方に自然とオリジナリティが出る、そういうことなんだと思います。あの時代のベトナムにはエンジニアのような人がたくさんいた――改めて始まろうとしているお稽古に向けて、今の意気込みの程は。伊礼同じ役を演じるのって、やっぱり同世代が多いじゃないですか。でも今回、市村さんとは30歳以上、一さんとも20歳近く離れている。持っている引き出しも思考も違う先輩方の芝居を見て盗める、インスピレーションをもらえると思うと、僕はワクワクして仕方ないですね。駒田稽古場って、先輩がもがいてる姿も見られるもんね(笑)。伊礼そうなんですよ! 最初から完璧にできるんだろうなと思っていた先輩が、失敗しながらゼロから役を構築する姿を見せてくださると、勇気や希望をもらえます。やっぱり芝居って、いくつになっても最初からできるなんてことはないんだなって。駒田僕はそのことを、それこそ市村さん、そして松本白鸚さんといった先輩方から教わりました。できなくて当たり前なんだから、恥をかくことを恐れちゃいけない。だから僕は今回も、分からない時は「分かりません!教えてください!」って堂々と言っていきますよ(笑)。演出家や共演者からヒントをもらって、同じ役の人からも盗んで盗んで、その中から自分なりの役を形成していくのがお芝居なんだろうと思います。東山自分なりの、僕の色のエンジニアを演じなければ4人いる意味がないって思うと、大きな責任を感じますね。当たり前ですけど、お三方と共演はできないわけで、僕の回をご覧になる方にとっては僕が4人のエンジニアの代表みたいなもの。つまらないと思われたら僕のせいですから(笑)、責任は4分の1どころか、4倍になるような気がしています。伊礼いや、本当にそうですね! 4人一緒に出られたらどれだけ気が楽か(笑)。市村さんや一さんが作ってこられた『ミス・サイゴン』に泥を塗ってしまうようなことがないよう、良いところはとことん吸収しながら、自分なりの表現を見つけていくのが僕らの仕事なのだと思います。――これから見つけていこうとされているエンジニアのキャラクター像について、現時点での印象で構いませんので少し教えていただけますか?駒田僕は『レ・ミゼラブル』で演じたテナルディエについて、演出のジョン・ケアードさんから「あの時代のパリにいた庶民の代表なんだ」と言われたことがあって。エンジニアも、そういう男だと思ってます。きっとあの時代のベトナムには、エンジニアみたいな人がい~っぱいいた。そう考えると、時代背景をもっと知ることで、その中でどんなふうにどれだけ苦しんだかという裏の部分は、もっともっと掘り下げられるんじゃないかと思いますね。伊礼前回の稽古で、ベトナム戦争について勉強する時間がありましたよね。悲惨な映像をたくさん観て、僕は受け止めきれない気持ちになりました。人を傷つけてでも自分は生き延びてみせる、という心境になっても仕方ない状況だったのだと思います。正直、肌感として感じることはできないですけど、色んな映像や先輩方の姿から想像を膨らませていきたいなと。東山映像を観た時、演出家の方が「当時の匂いや温度を感じてほしい」とおっしゃっていて。実際、観たことで歌詞などから想像していた以上に、エンジニアが自分の中で色づいていくのが分かりました。ただ僕は、一度最後のシーンまで行って自分の“出口”を見つけてから、だったらここを通って行こう、というふうに作っていくタイプ。だから今の時点でキャラクター像を具体的にイメージすることは難しいんですが、お二方がおっしゃったことに加えて、夢を持ってるところがエンジニアのすごさだと思います。そのバイタリティは、大事にしたいですね。どの場面も“エンタテインメント”として成り立っている――三者三様のエンジニア、楽しみにしています。最後に、皆さんが思うこの作品の魅力や観るべき理由、オススメの楽しみ方などをお聞かせください。東山まずは今回、30周年というタイミングでこういう大役をやらせていただけること、本当に光栄に思っています。僕が思うこの作品の魅力は、悲しい物語でありながら、どの場面も“エンタテインメント”として成り立っているところ。僕はダンサー出身ということもあるので、まあエンジニアに踊る場面はないんですが(笑)、よりエンタメ寄りの見せ方ができたらと思っています。色々な観方をしていただいていいんですが、音楽や役者のパフォーマンスを楽しむ、というのもアリじゃないかと思いますね。伊礼この作品のキャラクターは全員、明日がどうなるか分からない状態で生きています。それって、もちろんもっと悲惨ですが、今の僕らと似たような感覚ですよね。だから彼らの物語に、コロナに打ち勝ちながら生きている僕ら役者、さらには劇場に来られているご自身も重ねて観ていただけたら、今を一緒に生きていることに感謝できるんじゃないかなと。観終わったあと、「来られて良かった、ありがとう」と思っていただけるように演じたいと思っています。駒田ふたりとも、いいこと言ったなあ。これも白鸚さんのお言葉なのですが、「悲しみを勇気に、苦しみを希望に変えるのが僕たちの仕事」、生業です。コロナ禍の前からその通りだと思ってましたけど、みんなが危機感やストレスを抱えている今こそ、押し売りするのではなく「いかがですか?」って、そっと提供できたらいいなと思っていて。『ミス・サイゴン』は東山さんも言った通り、話は悲惨ですが、それが素晴らしい音楽、装置や照明、そしてすごいパワーを持った出演者によってミュージカル化された作品です。伊礼さんが言ったように、足を運んでくださったお客様に「来て良かった」と思っていただけるように、僕らの生業の意味を背負って舞台に立ちたいですね。取材・文=町田麻子撮影=近藤誠司★『ミス・サイゴン』連続インタビュー第3弾は“ミスター・サイゴン”こと市村正親さん。5/20(金)AM7:00公開です!<公演情報>ミュージカル『ミス・サイゴン』2022年7月29日(金) ~8月31日(水) 東京・帝国劇場※プレビュー公演:7月24日(日) ~7月28日(木)9月以降全国ツアー公演あり※8月公演分チケットは5月21日(土) 10:00より一般発売開始!
2022年05月19日コロナ禍による全公演中止から2年、『ミス・サイゴン』カンパニーが再び動き出した。『レ・ミゼラブル』のクリエイティブチームがオペラ『蝶々夫人』の物語をベトナム戦争下のサイゴンに置き換えて描き、1989年にロンドンで誕生して以来世界中で上演されている超大作。日本初演30周年記念公演となる今回、ヒロインのキムを演じる3人のうち、2014、2016年公演からの続投となる昆夏美と、初役の屋比久知奈に意気込みを聞いた。憧れ、憧れられて巡りあったキム役――『レ・ミゼラブル』のエポニーヌや『ネクスト・トゥ・ノーマル』のナタリーをWキャストで演じるなど、何かとご縁のあるおふたりですが、そもそもの出会いは?昆初めて会ったのは、『D23 Expo Japan 2018』というディズニーのファンイベントです。ディズニー映画の吹き替えにスポットを当てたコンサートで、屋比久ちゃんがモアナ(『モアナと伝説の海』のヒロイン)、私がベル(『美女と野獣』のヒロイン)のナンバーを歌って。屋比久私はその前から舞台をたくさん拝見していたので、「憧れの昆夏美さんだ…!」って。実際にお会いしたら人柄も本当に気さくでさっぱりされていて、尊敬する大好きな先輩です。昆そういうのやめて~(照)。屋比久だって本当にそうだから(笑)。昆私も、会う前から屋比久ちゃんの歌声すごく素敵だなと思って、一方的にファンだったんです。初めて会った時にもう屋比久ちゃん、「キムやりたいんです」って言ってたよね?屋比久私、『集まれ!ミュージカルのど自慢』というイベント(2016)でキムの「命をあげよう」を歌ったんですが、ずっと昆さんの映像を観て練習してたんですよ。いつか同じところに行けたらいいなという想いが高まって、何も考えずに伝えちゃいました(笑)。4年越しで叶って、本当に嬉しいです。昆私と(笹本)玲奈ちゃんみたいで、なんだか不思議な気持ち(笑)。エポニーヌとかキムって、ミュージカルが好きな女の子だったら誰でも憧れる役だと思います。私も玲奈ちゃんが演じるのを観て憧れて、同じ役がやれて嬉しくて、今は屋比久ちゃんが私に同じことを言ってくれて……巡ってるな!って感じますね。屋比久ちゃんに憧れてる女の子も、もう絶対いると思うよ!屋比久どうしよう、緊張してきた(笑)。憧れてくれているかもしれない人たちに恥ずかしくない存在でいるために、自分を磨き続けるしかないですね。(稽古場では)各々のマスクスタイルができ始めてます(笑)――具体的に、それぞれキム役のどんなところに惹かれて目指されたのですか?屋比久まず作品自体が衝撃的でしたし、エンジニアもそうですけど、キムもすごく人間臭いなと思ったんですよね。ただ純真でピュアなだけじゃなく、大切なものを守るためなら汚いこともいとわない。命や愛や戦争といった、苦しいけれども向き合わなければいけない色々な問題に、向き合うきっかけをくれる作品であり役だなと思います。昆私はシンプルに、観終わって初めて立てなくなったのがこの作品なので、自分もそういう衝撃を与えられるような女優さんになりたい、という思いがキム役への憧れに直結しています。でもいざオーディションに受かったら、自分にはあんな衝撃を与えられる実力も経験もないから無理だって、怖くなってしまって……。あんなにやりたかった役なのに素直に喜べなくて、でもそんなこと言ってたらいつまで経ってもやれないって、腹を括って挑んだのが2014年でした。憧れの役って、その重要性が分かってるからこそ、演じるのは決してラクじゃないなと思います。屋比久私も役をいただくといつも、果たして私に務まるんだろうかって考えてしまいます。でもキムに関しては、不安だ不安だって思ってるヒマもなく、必死に食らいついてやってたらいつの間にか終わってる感じなんだろうなって(笑)、なんとなく想像していて。昆そうなの! マイナスな気持ちになってる時間もなく、気付いたらもうプレビューみたいな(笑)。それくらい稽古場が、みんながこの作品に全力で身を投じられている、集中力の高い場所なんです。本番もね、ヤバい失敗した!とか思うヒマなくすぐ次のシーンだよ(笑)。屋比久わあ、それはそれで怖い! どうしよう(笑)。昆ごめん、脅してるみたいになっちゃった(笑)。屋比久いえいえ、そういう経験をしている昆さんと一緒で心強いです!昆経験してるだけで、何にも手助けできないけどね(笑)。屋比久経験者から話を聞いて演(や)るのと聞かないで演るのとでは、心づもりが違うんです(笑)。――ちなみに、中止になった一昨年のお稽古はどれくらい進んでいたのでしょう?昆一幕ラストくらいまで進んではいたんですが、まださーっと当たっているだけの段階で、ディテールを詰めるところまでは全然。覚えてるのが、4人のキムの中で、私だけ1回トゥイを撃つシーンをやったんですよ。屋比久そうだ!どのシーンもまずは経験者の昆さんから、という感じで進んでた中で、トゥイとのシーンを昆さんがやったところで稽古が中止になったんですよね。昆そう、それが私はすっごく申し訳なくて。あのシーンを演ると、そこまでのキムの感情の流れがなんとなく腑に落ちるところがあるんです。私は本番でそれを経験してて、みんなは稽古でも経験してないのに、私で終わっちゃったことをずっと後悔してました(笑)。屋比久そんなこと全く思ってなかったですよ(笑)! あの熱量の高いシーンを間近で見られたことは、私にとってすごく大きくて。あの日の帰り道、昆さんと(トゥイ役の西川)大貴さんと一緒に帰りながら、そのシーンについて話をしたんです。昆さんが、必死過ぎてトゥイの声も聞こえてないと言っていて、そんなふうになるんだって、衝撃を受けたし勉強にもなりました。昆そうだったんだ。私だけ勝手に申し訳なくなってたんだね(笑)。屋比久その気遣いも昆さんらしくて素敵です(笑)。でも本当に、すごい速さで進んでいたから、今回改めて、一から丁寧に稽古ができるのはありがたいですね。前回と違って、マスクを着けてやらなくちゃいけないのが正直、ちょっとつらいところではあるんですけど……。昆不織布マスクって、本当に歌いづらいよね! 最近は俳優同士で、不織布の下にどのマスクをしたら歌いやすいかをよく話し合っていて。各々のマスクスタイルができ始めてます(笑)。屋比久そうですね(笑)。これがいいよっていうマスク情報は、いつでも受け付けてます!キムを演じて初めて経験した「役が抜けない」状態――最後にぜひ、経験者の昆さんから屋比久さんに、本番でキムを演じるとどうなるかを伝授していただければと。一観客としても、あれだけの人生を毎日生きると精神的にしんどくなったりしないのか、とても気になるところです。昆私、キムを演るまでは、カーテンコールで役が抜けてらっしゃらない方をお見かけしても「本当かな?」と思ってたくらい(笑)、そういう経験がなかったんですよ。カーテンコールは本編とはまた別というか、ふ~ってひと息つける感覚が私にはあって。でもキムをやって初めて、カーテンコールでなんというか……笑おうとしないと笑えない、みたいな状況になったんですよね。屋比久へえ~……なんか、全部出し切ったような感じですか?昆うーん、言葉ではうまく言い表せないんだけど、キムの人生の幕を閉じたあとでまたお客様の前に出るっていう、その切り替えがすごく難しいなって。そう感じたのは、この作品が初めてでした。ごめん、また脅してるみたいになっちゃったね(笑)。屋比久きっと過酷で苦しい日々になるだろうけど、それも含めてキムを演じられるのは光栄だなって、お話を聞いて改めて思いました。本番ではキムの人生をただただ生きるだけ、というところに持っていけるように、稽古場で彼女のことをできる限り理解したいですね。昆さんやもうひとりのキムの高畑充希さん、ほかのキャストの皆さんの力とエネルギーもお借りして、みんなで高め合いながら『ミス・サイゴン』の世界を作り上げていきたいです。取材・文=町田麻子撮影=近藤誠司★『ミス・サイゴン』連続インタビュー第2弾、エンジニア役鼎談は5/19(木)AM7:00公開です!<公演情報>ミュージカル『ミス・サイゴン』2022年7月29日(金) ~8月31日(水) 東京・帝国劇場※プレビュー公演:7月24日(日) ~7月28日(木)9月以降全国ツアー公演あり※8月公演分チケットは5月21日(土) 10:00より一般発売開始!
2022年05月18日日本初演30周年を迎えるミュージカル『ミス・サイゴン』の製作発表会見が2月7日、都内で行われた。7月、8月の帝劇公演を皮切りに、11月まで全国9都市で計116公演を予定。会見にはエンジニアを演じる市村正親、駒田一、伊礼彼方、東山義久、キム役の高畑充希、昆夏美、屋比久知奈が出席し、2020年公演中止の悔しさをバネに意気込みを語った。『レ・ミゼラブル』のクリエイティブ・チームが手がける第2弾公演として製作され、日本では1992年から1年半の帝劇ロングラン以来、通算上演回数1463回を重ねる大ヒット作。ベトナム戦争末期のサイゴンを舞台に、エンジニアの経営するキャバレーで知り合った、ベトナム人の少女キムと米兵クリスの愛と別離、運命的な再会、そして、キムの子タムへの究極の愛が、すべて歌で表現される。足かけ30年間、エンジニアを演じる市村は「これが最後とは言いません。足腰立つまで、車椅子に乗りながらでも(笑)、エンジニアを演じていきます。しがみついて離さない。それがエンジニアの生き方ですから」と“生涯エンジニア”宣言。「孤独にひたむきに。あの時代を生き抜いた男を、今の年齢で演じてみたい」と73歳でのエンジニア役に闘志を燃やし、「戦争が生み出す悲劇を目の当たりにしていただき、世界に漂う危ない雰囲気が少しでもなくなってくれれば。コロナ禍ですけど、劇場もしっかり感染対策していますし、みんなで頑張って乗り切って、最高の舞台を見せたい」と役柄そのままに、エネルギッシュな熱弁でチームを結束させた。そんな市村の姿に、3度目のエンジニア役に挑む駒田も「僕もどこか同じ気持ち。しがみついて、生き延びていかなければ」と決意表明。伊礼と東山は2020年の公演中止を経て、初めてエンジニア役を務めることになり「2年前は30代でエンジニアをやれると興奮したが、先日40歳になりまして。40歳にして30周年の作品ということで、神様が試練を与えてくれたと前向きに取り組みたい」(伊礼)、「夢のようにスタートした稽古が中止になってしまい、夢の終わりのようで、心に穴が開いてしまった。この2年の経験で、エンターテインメントは絶対に必要だと誇りに思えるようになり、(2年前とは)全然違う気持ちで舞台に立てている」(東山)と話していた。一方、キム役を演じる新キャストの高畑は、やはり2年前の公演中止に対する悔しさ・寂しさを明かし「せっかく2年延びての30周年なので、パワフルな公演になると思うし、しなければ。最後まで走り切れたら、最高」と背筋を伸ばす。キャスト3人がキムを演じることについても「すばらしい」と語り、「あの時代はキムのような女性がたくさんいたはずで、それぞれが違うキムになる。昆ちゃん、屋比久ちゃんを見ているだけでインスピレーションが湧くし、刺激を受ける。自分が演じるキムが、どんなものになるかも楽しみ」と声を弾ませた。2014年公演に続き、キムを演じる昆は「キム同士、お互いに良いところを見つけながら、仲を深めて、各々のキムを作って楽しんでいただければ」とアピール。新キャストの屋比久は「ただの純愛ストーリーではなく、あの時代に生きた女性の生きざまや選択を深く理解し、愛しながら、強さと弱さ、美しい部分、汚い部分も含めてすべてを表現したい」と思いのたけを語っていた。取材・文・写真=内田涼【公演スケジュール】2022年7月29日(金)~8月31日(水)(プレビュー公演7月24日~7月28日)東京:帝国劇場2022年9月9日(金)~9月19日(月)大阪:梅田芸術劇場メインホール2022年9月23日(金)~9月26日(月)愛知:愛知県芸術劇場大ホール2022年9月30日(金)~10月2日(日)長野:まつもと市民芸術館2022年10月7日(金)~10月10日(月)北海道:札幌文化芸術劇場 hitaru2022年10月15日(土)~10月17日(月)富山:オーバード・ホール2022年10月21日(金)~10月31日(月)福岡:博多座2022年11月4日(金)~11月6日(日)静岡:アクトシティ浜松 大ホール2022年11月11日(金)~11月13日(日)埼玉:ウェスタ川越 大ホール
2022年02月07日ミュージカル『ミス・サイゴン』の製作発表が26日に都内で行われ、エンジニア役の市村正親、駒田一、伊礼彼方、東山義久、キム役の高畑充希、昆夏美、屋比久知奈が登場した。同作は1992年に初演をむかえて以来、日本で上演を重ねるミュージカル。ベトナム戦争陥落間近のサイゴンを舞台に、愛と別離の物語が繰り広げられる。2020年公演を予定していたが新型コロナウィルスの影響を受け中止となり、2022年の上演が決定した。感染の広がる状況を受け、登壇者陣は全員作品のマスクで登場し、フォトセッションに至るまでマスクを着用したままとなった。中止となった前回の公演について、高畑は「めちゃくちゃ楽しみだったんですけど、稽古が本当にままならなかったんです。海外スタッフが来てくださっていたから、いつ帰らなきゃいけないのかヒヤヒヤしてる状況で助け合いながらやっていたので、このまま幕が開いてもけっこう不安が多いのかも、とそわそわしながら稽古して。中止となった時に、悲しかったんですけど『今じゃなかったのかな』と、意外と落ち着いた気持ちだったんです」と振り返る。「しばらくしてから再演ができるかもと聞いて、このタイミングを待ってたのかもと思って、そこまでにちょっとでも成長出来ていたらと思いましたし、定期的にCDを聞いたり、稽古場の録音を聞いて懐かしさに浸ったりして、すごくポジティブな気持ちで、またあのカンパニーで一緒にやれる、楽しみという気持ちが今は強いです」と意気込んだ。さらに高畑は「歴史的な背景も勉強できるタイミングが合って、キムという人が、キャラクターではあるけど、"ある女の子"の話なんだなと。あの時期はああいう状況がたくさんあって、ある女の子がどういう選択をしていくかという話なんだなと思ったので、キムが3人いるのも素晴らしいことだと思っていて。それぞれがやることで全然違うキムになるし、昆ちゃんとか屋比久ちゃんをみてるだけでインスピレーションが沸いたり刺激をもらったりしている」と明かす。作品の長年のファンだという昆は「仲が良く、キム同士でもお互いのいいところとか、こういうキムになるんだろうなというところが垣間見えたところで中止になってしまったので、2020年の稽古を思い出しながら、各々のキムを作ってお客様に楽しんでいただける作品にしたい」、屋比久は「2年経った今、私自身が経験してきたことが意識しなくても違う形になって、キムの見方だったり歌い方だったり感じ方だったりが変わってくると思うので、まっすぐになりすぎず、力みすぎず、純粋な気持ちで今の自分なりのキムを演じたい」とそれぞれに思いを表した。初演から30年エンジニア役を演じ続ける市村は「他のエンジニアがあまりたいしたことないのかも。僕だけ変わんないわけだから」とジョークを飛ばす。そんな市村に対し、駒田は「どんなにマネをしても市村さんにはなれないので、駒田の何かを作らなければいけないのを感じているので、すごい先輩であり、師匠であり、仲間だと思っております」と尊敬を示す。伊礼は「歴史ですよね」と言いながら、「僕ら若い世代もいるってことも忘れないでいただきたいですね。僕らは市村さんが初演を演じられた時の年齢の40代。まだギラギラしてます。貪欲です。なので市村さんに負けないようにとにかく努力して。生で初演からずっと演じてる方とご一緒できる機会って、どんなに大枚を払っても得られないですよ。こんな貴重な経験はできないので、先輩の背中を追わせていただいて、自分のオリジナルのエンジニアを作らせていただきたいと思います」とコメントする。東山は「舞台役者として神。僕も2年前に初めて会わせていただいたんですけど、目が合わせられないし、やっとあいさつするくらいで。最初に『ニジンスキー』で見た時の市村さんの狂気を自分に宿してる姿が強烈に印象にあって、僕たちの先の先を言ってる素敵な表現者の方」と称賛。「まだ1回もエンジニアを演じたことがないので、たいしたことないと言われないように何とか務めていきたいと思います」と語った。同作は7〜8月の東京・帝国劇場公演の後、大阪、愛知、長野、北海道、富山、福岡、静岡、埼玉での公演を予定している。
2022年02月07日ミスいちご実行委員会(事務局:株式会社リトルワールド)は、いちごの消費拡大を目的に全国のいちごの魅力のPR活動を行う「ミスいちご」の第6期メンバー「ミスいちご2022」の第一弾メンバーを決定し、「いいいちごの日」である1月15日より活動を開始する事を、ここにお知らせいたします。ミスいちご2022(第一弾決定メンバー)■大食いアイドル「もえあず」他、今年も個性豊なメンバーもえのあずきアイドルグループ「エラバレシ」のメンバーでありながら5代目爆食女王として知られ、テレビ番組やYouTubeでとても美味しそうにたくさん食べる姿が人気を博す「もえあず」こと、もえのあずき。「より多くの方に、いちごいっぱい食べよう!を直感的に訴求できる」と、15名のミスいちごの1人となっていただきたいという願いをぶつけ、快諾を得て実現をいたしました。観光いちご農園に出向いてのPRなども視野に入れており、全国のいちご関係者からの協力依頼を募ります。<もえのあずき(エラバレシ)_コメント>「ミスいちご」第6期メンバー「ミスいちご2022」に就任いたしました、大食いアイドル「もえあず」こともえのあずきです。お仕事以外でもフルーツ部を立ち上げて、いちご狩りによく行くぐらい、いちごが大好きなので、今回選んで頂き、とっても嬉しいです!お仕事として、いちごをたくさん食べることが出来るのも幸せです笑全国には美味しい「いちご」がたくさんあるので、「ミスいちご」の活動を通して、たくさんの方にいちごの美味しさをお伝えできたらうれしいです。全国のいちごを食べ尽くしちゃうぞ!佐崎きさきInstagramで健康と美容をテーマに発信し、72万人以上のフォロワーと歯科衛生士の資格を有している「佐崎きさき」とは、みかんの2倍と言われるビタミンCや豊富な食物繊維、キシリトールなど、「健康と美」という視点からいちごの魅力に迫り、独自コンテンツを発信してゆく予定です。また、動画配信・投稿アプリ等と連携してオーディションを実施し、第一弾として12名の「ミスいちご2022」を選出いたしました。札幌を拠点にフルーツをコンセプトに活動するアイドルグループ、フルーティーの「横山葵」は人気投票により最終選考に進出しましたが、フルーティーでは“ライチ担当”との事で、当事務局より所属事務所に「いちご担当を兼任いただけないか」と交渉し、フルーティーでのいちご担当兼任とミスいちご2022となる事が決定しました。その他、PECHEレギュラーモデルでTikTokなどでも人気を集める「ゆうめろ」、LINEライブで1万人以上に支持される人気ティーンライバーの「ゆらら」、特技のドローン操縦でいちごのPRに意気込む「りこのん」、グラビアドールがコンセプトの新人ハーフグラドル「猫宮あすか」、大学生で人気コスプレイヤーでもある「奥寺テーラ」、将来アイドルやグラビアに夢を膨らませる中学生モデル「こころ」など、今期も大変個性的なメンバーに恵まれました。■初のVTuberメンバーも雨ヶ崎笑虹(あまがさき えこ)メタバースの可能性が注目される中で、いちごやいちごを取り巻くカルチャーを、コロナ禍の影響を受ける事なく世界に発信できる「バーチャルな空間と、その中での活動」は、ミスいちごもとっても大変魅力的であり、チャレンジすべきテーマの一つです。そこで「バーチャルキャラクターにより世界にいちごをPRする」事を目的に、エイベックスグループと共同でオーディションを実施し、新たに2名のVTuberを選出いたしました。経験者枠で選出された雨ヶ崎笑虹(あまがさき えこ)は、世界最大のアイドルフェスティバルとして知られるTIF(TOKYO IDOL FESTIVAL)の番組MCを務めるなど経験も豊富で、2名の活動名称を「ミスいちご2022V」として、新たに衣装をデザインして身に纏い、仮想空間とリアルを繋ぎ、さまざまな活動をして参ります。ミスいちご2022、ミスいちご2022Vの活躍を、ご期待ください。<ミスいちご2022メンバー プロフィール>詳細: ●もえのあずき 大阪府生まれ。大食いアイドル「もえあず」こと「もえのあずき」アイドルグループ「エラバレシ」のメンバーとして活動中。『元祖!大食い王決定戦』(テレビ東京系)では三連覇を達成した5代目爆食女王。YouTube「もえのあずき」チャンネルも随時更新中!エラバレシ8thシングル「Ambitious」、2022年2月8日(火)発売決定!!●佐崎きさき ※アンダーバー4つ+kisaki+アンダーバー5つ東京都在住。歯科衛生士の資格を有しながら、健康、美容をテーマにSNSでは情報発信を行う。今年はミスいちご2022としていちごの魅力発信を行う他、ミスいちご事務局と共同で、グラビア、各種メディア出演、ファンイベントなどにもチャレンジ予定!ご出演依頼はミスいちご事務局まで!●横山葵(北海道/北海道発!育成型フルーツアイドル!フルーティー メンバー) 横山葵●ゆうめろ(東京都/女子大生・PECHEレギュラーモデル) ゆうめろ●ゆらら(北海道/ライバー) ゆらら●りこのん(東京都/インフルエンサー・タレント・ドローン操縦士) りこのん●猫宮あすか(東京都/グラビアモデル) 猫宮あすか●奥寺テーラ(千葉県/大学生・コスプレイヤー) 奥寺テーラ●こころ(神奈川県/中学3年生・モデル) こころ●岩田ゆら(愛知県/高校3年生・ミスいちごIDOL2022) 岩田ゆら●宮瀬なこ(東京都/女優・タレント) 宮瀬なこ●ゆうな(神奈川県/看護師・撮影会モデル) ゆうな※本リリース本文での紹介順。残り3名は今後決定の上2月中に公式ページにて発表いたします。<ミスいちご2022Vメンバー プロフィール>詳細: ●雨ヶ崎笑虹(あまがさき えこ/バーチャルアイドル) 『バーチャル界のAKB』を目指して、TVやライブ、イベント出演などマルチに活動。現在、世界最大のアイドルフェス“TIF”(TOKYO IDOL FESTIVAL)の番組MCを務めるなど、次元の壁を越えて、リアルアイドルと交流中。リアルアイドルからアイドルを学んでいる。●モナ(VTuber) モナ■いちごのことなら、お任せください<自治体、生産団体、生産者、観光農園、スイーツショップやメーカー、鉄道会社等、いちごに関わる事業者様へ>ミスいちごの運営会社である株式会社リトルワールドは、6次産業化の専門会社です。農産物のブランディング、加工品やスイーツのレシピ開発、ホテルや飲食店・百貨店や高級スーパーへの販路マッチング、観光農園や農家レストランのプロデュースまで、豊富な実績があります。“いちごで何かしたい!”みなさまは、是非気軽にお問い合わせください。参考: <いちごの最新情報や話題を求める、メディア様へ>ミスいちごは全国のいちご事業者様の支援をしており、特別ないちごから極上いちごスイーツまで、いちごに関するあらゆる最新の情報提供と事業者様のご紹介が可能です。また、誌面や番組でのミスいちごのモデル起用、動画コンテンツでのリポーター、いちごネタでのバラエティ番組まで、歴代のミスいちごメンバーから様々なキャスティングが可能です。いちごネタの情報発信の際は、是非お気軽にお声がけください。参考: その他詳細や、ミスいちごについては、公式ページをご覧ください。ミスいちご公式ページ: ■ミスいちご実行委員会・代表幹事会社 概要主催 : 株式会社リトルワールド代表者 : 代表取締役 斉藤豊所在地 : 〒141-0021 東京都品川区上大崎2-15-19 MG目黒駅前ビル2F設立 : 2013年5月資本金 : 23,000,000円事業内容: 農林水産業の6次産業化支援、地域活性支援URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月14日ミス・パリ・グループの一つである一般社団法人国際文化協会(所在地:東京都中央区、会長:下村朱美)が主催するミス・インターナショナルは、唯一日本で開催される「世界3大ビューティ・ページェント」の一つで、2022年に60回目を迎える歴史ある“美の祭典”です。「2022ミス・インターナショナル世界大会」に参加する日本代表者を選出する「2022ミス・インターナショナル日本代表選出大会」では、初の試みとして今回SHOWROOMにて大会前のプレイベントを開催します。WEBジェニック特別賞「2022ミス・インターナショナル日本代表選出大会」のファイナリスト39名がルームを開設し、イベント期間中2021/11/11(木) 18:00 〜 2021/11/20(土) 21:59までそれぞれ配信中です。WEBジェニック特別賞をこのSHOWROOMイベントのランキングで決定します!ぜひ応援をよろしくお願いいたしますSHOWROOMイベントはこちら : MISS INTERNATIONAL JAPAN 2022 - SHOWROOM : 開催期間2021/11/11(木) 18:00 〜 2021/11/20(土) 21:59「チケットぴあ」にて当日LIVE配信チケット販売中新型コロナウイルス感染症拡大を防止する観点から、大会当日のご来場は関係者のみに限定しております。大会当日はPIA LIVE STREAMのオンライン配信にてご視聴いただけます。【動画配信】2022ミス・インターナショナル日本代表選出大会(視聴券 3、500円)発売中!当日LIVE配信チケット購入はこちらから : 【動画配信】2022ミス・インターナショナル日本代表選出大会 一般発売 | チケットぴあ[イベント イベントその他のチケット購入・予約] : 2022ミス・インターナショナル日本代表選出大会概要名称 :2022ミス・インターナショナル日本代表選出大会開催日 :2021年11月30日(火)14:00~17:00(※審査時間により延長する可能性がございます)会場 :ビューティ&ウェルネス専門職大学(仮称・設置認可申請中)キャンパス予定地(神奈川県横浜市都筑区牛久保3-9-3)主催 :一般社団法人国際文化協会司会 :石崎賢一/岡田朋峰(2019ミス・インターナショナル日本代表)審査員 :コシノジュンコ(ファッションデザイナー)中谷彰宏(作家)公文裕子(美容研究家、1967ミス・インターナショナル日本代表、一般社団法人国際文化協会理事)寺内千穂(2020ミス・インターナショナル日本代表)下村朱美(一般社団法人国際文化協会会長)内容 :着物審査、水着審査、ドレス審査、スピーチ審査、特別賞(パーフェクトボディ賞/ビューティスキン賞/ハッピースマイル賞/Webジェニック賞)「ミス・インターナショナル」についてミス・インターナショナルは、正式名称を「ミス・インターナショナル ビューティ・ページェント」と言い、1960年に米国で誕生しました。誕生から7年間は米国で開催されていましたが、日本万国博覧会(1970年/大阪)の開催を記念して、日本に開催権が移されました。国際平和を願う各国の代表が“美と平和の親善大使”として一堂に集う世界大会では、広く世界の国々に“平和の祈り”を発信し、主催国である日本の素晴らしさもアピールしていこうという趣旨のもと毎年開催されています。また、ミス・インターナショナルでは、ミスたちが個々のレベルで国際交流活動を行っています。「緑化推進運動」や「ミス・インターナショナル・フォーラム」をはじめ、「チャリティーイベント」などの社会貢献活動を通じて、日本と世界各国との友好と親善を深めています。ミス・インターナショナル日本大会 : 「一般社団法人国際文化協会」について一般社団法人国際文化協会は世界の文化や芸術の交流を通じた「世界各国との友好・親善」を目的に、1969年(昭和44年)4月、外務省(文化交流部)の外郭団体として認可され、発足。以来、国際貢献事業として「相互理解による世界平和の実現」と「国際社会における日本の正しい理解」をスローガンに、人物交流等を幅広く展開しています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年11月16日ハリウッドで大活躍中のヘンリー・ゴールディングを主演に迎え、30年ぶりにサイゴンへ帰郷した“ボート難民”の旅路を描く『MONSOON(原題)』を邦題『MONSOON/モンスーン』として、来年1月に公開することが決定。併せてキービジュアルが解禁された。キット(ヘンリー・ゴールディング)は両親の遺灰を埋葬すべく、30年ぶりに祖国であるベトナムのサイゴン(現ホーチミン)に足を踏み入れる。サイゴンはすっかり経済成長を遂げ、かつての姿は見る影もなく、両親の遺灰の埋葬場所探しを開始するが、思うようには進まない。彼は、6歳のときに家族とともにベトナム戦争後の混乱を逃れてイギリスへ渡った“ボート難民”だった。30年ぶりにサイゴン(現ホーチミン)へ帰郷した主人公がアイデンティティを探す旅路を圧倒的な映像美で綴った本作。変わり果てた街に馴染めず、どこか旅行者のような主人公・キットを演じたのは『クレイジー・リッチ!』で注目を浴び、『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』の主演に大抜擢されたヘンリー・ゴールディング。自身もイギリス人の父とマレーシア人の母を持つことから、キットの持つ複雑なアイデンティティに強い共感を抱いたという。監督を務めたホン・カウ(『追憶と、踊りながら』)もまたカンボジアから逃れてベトナムに渡ったのち8歳まで同国で過ごし、“ボート難民”として渡英していた過去を持つ。今回解禁されたキービジュアルは、ベランダから故郷・サイゴンの街を眺めるキットの後ろ姿が写し出されたもの。過去の傷を抱えながら生きてきたキットの、郷愁の想いや未来への希望を感じさせる表情が印象的なビジュアルとなっている。『MONSOON/モンスーン』は、2022年1月14日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:MONSOON/モンスーン 2022年1月14日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© MONSOON FILM 2018 LIMITED, BRITISH BROADCASTING CORPORATION, THE BRITISH FILM INSTITUTE 2019
2021年10月15日『キャッツ』『レ・ミゼラブル』『オペラ座の怪人』『ミス・サイゴン』『メリー・ポピンズ』など、数々の世界的メガヒットミュージカルを生んできた泣く子も黙る超大物プロデューサー、英国のキャメロン・マッキントッシュ。その彼の“原点”とも言える『オリバー!』が、本日9月30日(木)に東急シアターオーブにてプレビュー公演の幕を開ける。文豪チャールズ・ディケンズ(『クリスマスキャロル』『二都物語』)による長編小説『オリバー・ツイスト』を原作に、ライオネル・バートの脚本・作詞・作曲によって1960年に舞台化され、オリヴィエ賞とトニー賞を受賞。このロンドン初演版を13歳の時に観劇したマッキントッシュは、5年後には早くもその舞台に参加、そして1977年以降はプロデューサーとして何度となくリバイバル公演を手がけてきた。今回は、過去の英国プロダクションを基に、近年の『ミス・サイゴン』日本版演出補として知られるジャン・ピエール・ヴァン・ダー・スプイが手がける“新演出版”となる。舞台はビクトリア朝時代のロンドン。救貧院に暮らす孤児オリバー(クワトロキャスト・エバンズ隼仁、越永健太郎、小林佑玖、高畑遼大)は、「お代わりをください」と申し出たことで怒りを買い、葬儀屋に売り飛ばされてしまう。そこでも酷い扱いを受けたオリバーは逃げ出し、辿り着いたロンドンの町でスリのフェイギン(Wキャスト・市村正親、武田真治)と出会い、彼の組む少年泥棒グループの一員に。果たして、運命の荒波に翻弄されるオリバーに待ち受ける結末とは……?マッキントッシュからの信頼厚い市村を筆頭に、フェイギンの元教え子ナンシー役の濱田めぐみとソニン、彼女が愛する悪党ビル・サイクス役のspiと原慎一郎ら、約30年ぶりの日本公演にあたって実力派キャストが結集。またフェイギン一味の少年役として、川口調や佐野航太郎、中村海琉、日暮誠志朗、河井慈杏ら『ビリー・エリオット』出身の子役たちが多く出演しているのも見逃せない。彼らが奏でる、《愛はどこに?》《信じてみなよ》《As Long As He Needs Me》といった名曲の数々は必聴だ。文:町田麻子ミュージカル『オリバー!』【プレビュー公演】2021年9月30日(木)~2021年10月6日(水)【本公演】2021年10月7日(木)~2021年11月7日(日)会場:東京・東急シアターオーブ、大阪公演ありオリバー役:越永健太郎フェイギン役:市村正親、ドジャー役:川口調フェイギン役:武田真治、ドジャー役:大矢臣ナンシー役:濱田めぐみナンシー役:ソニン、ドジャー役:酒井禅功
2021年09月30日野菜の種類は豊富。年中販売されているニンジンやジャガイモなど以外の野菜を購入するのは、季節の楽しみといえます。しかし、広く慣れ親しまれていない野菜を扱う場合、店側には見えざる苦労がある場合も。ある日、スーパーマーケット(以下、スーパー)を訪れた、もやしですもん(@moyashidesumon)さん。野菜コーナーに設置された『お詫び』を見て、恐ろしいミスがあったことを知ったといいます。スーパーのやってしまったこととは…。近所のスーパーで恐ろしいミスがあった模様(((^_^;) pic.twitter.com/7UdQrI1WpN — もやしですもん@レンと旅するメモer (@moyashidesumon) September 20, 2021 どうやら、こちらのスーパーでは、青トウガラシの一種である『ハラペーニョ』と、辛くない『甘長ピーマン』を間違えてしまったそうです!購入した人は、食べた際に「辛いじゃん、ウソつき!」と思ったかもしれません…。ですが、スーパー側が間違えるのも無理はないのです。なぜなら、ハラペーニョは小ぶりなピーマンのような形をしているのですから!※写真はイメージ対して、『甘長ピーマン』はトウガラシのような見た目。こちらのほうが何倍も辛そうです。※写真はイメージ投稿を見た人たちの中には、過去に同様の表記ミスにより、間違って野菜を買った人がいるようで、さまざまな声が寄せられました。・これはアカン!・見た目が似ているから、間違えるのも分かる。・昔、同じように間違った表記で売られているハラペーニョを買いました…。・ピーマンだと信じて野菜炒めにしたら、辛かった記憶があります!・辛いものが好きだから、自分だったら喜んだな。見た目から勘違いが起きやすい野菜はいくつかあるでしょう。スーパーの店員は野菜のベテランとは限りません。種類を覚えることに苦労している店員も少なくないはずです。そんな店員のミスも、結果的にたくさんの人々の『野菜の豆知識』になりました![文・構成/grape編集部]
2021年09月28日Best of Missとは「ミスユニバースジャパン」「レディユニバースジャパン」「ミスユニバーシティ」複数のミスコンの合同地方代表選考会です。ベストオブミス2022年度 全国代理店(フランチャイズエリアパートナー)として、世界5大ミスコンの二つを含む国内最大ミスコンテストのパートナーを1県につき1社限定で募集いたします。常にZOOMやお電話でのお問い合わせにも対応していますので日時が難しい方はオンラインでもご相談ください。 ベストオブミス 1■YAHOOニュースをはじめとする各メディアで話題のベストオブミスが2022年度の全国の代理店募集!!演出や開催場所などは各県の代理店に一任され、自治体や行政等と協力しイベントを成功させるビジネスになります。ミスユニバースは世界的に知名度が高くもちろん日本国内でのミスコンテストとしても有名なコンテストで、スポンサー獲得をしやすく会社のイメージアップや知名度アップとしても有効的です。新規に創業される会社でも1年目から地元有名企業とタイアップ可能です!!「世界に通用する女性とは、外見だけでなく豊かな人間性・知性・自信に溢れている」現代社会における“本当に美しい女性”を育成するべく、世界一のトータル・ビューティーを目指す女性のプロデュースと、「ミス・ユニバースジャパン」「レディユニバースジャパン」「ミス・ユニバーシティ」の地方代表選考会を開催していただきます。世界へ繋がるミスが誕生する瞬間を、自らの手で作ることが可能です。■こんな法人様におススメ【1】行政・企業のパイプを強化したい【2】地域の活性化に貢献したい【3】スポンサーとビジネス取引を増やしたい【4】企業ブランドの価値を上げたい事務局の皆様と記念写真■『BEST OF MISS』ここが魅力!ベスト・オブ・ミスでは、各都道府県大会ごとに様々な取り組みを行い、社会貢献活動の一役を担っています。世界規模の知名度とブランド力を保持していますので、ミスユニバースジャパン最終選考会をはじめ各受賞者によるイベント出演等により、低迷する地方経済や文化振興の為に活用することが出来ます。■国連UNHCR協会よりベストオブミスに感謝状代表して若林ありか、肥塚結莉が受け取りました。芸能・スポーツに匹敵する女性としての才能を発掘し全国・世界へと輩出することで、地元の人々への勇気と活力をもたらします。また、ベスト・オブ・ミスを運営することで得られる行政やスポンサー企業とのパイプが強い武器となり、企業認知度のアップや、既存事業の強化・拡大へと繋げることも可能です。■各都道府県1社のみの限定募集!『BEST OF MISS』は、年1回各都道府県毎に1大会のみ開催できる「ミス・ユニバース・ジャパン」「レディユニバースジャパン」「ミス・ユニバーシティ」3つの世界的ミスコンテストの合同地方代表選考会です。その為、1都道府県で複数社加盟することができない名誉ある権利となります。京都新聞に掲載長澤さんが一日署長、秋の交通安全呼び掛け ミスユニバーシティー日本大会初代グランプリベストオブミス 5YAHOOニュースに掲載ミスコンOGで結成したランニング部「JMCA RUN CREW」 清掃活動を交えたフィットネス「プロギング」を実践ベストオブミス 7ベストオブミス神奈川によるピンクリボン活動ベストオブミス 8ベストオブミス ■運営会社株式会社ラナルータ代表:内田 洋貴TEL :03-3208-1611日本ミスコン協会 ( )株式会社ラナルータ( ) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月03日こんにちは、編集部の福島です。一人で食事をする機会が増え、メニューを開くたびにあれもこれも食べたい!でもそんなにお腹に入るかな~と思うことがあります。欲を言えば、おいしいものを少しずついっぱい食べたい。そんな食いしん坊の気持ちを叶えてくれるお店があると聞いて、実際に行ってみました!この記事を書いた編集部員池袋駅から徒歩4分、多くのビルが建ち並ぶ東口の近くにあるベトナム料理【サイゴン レストラン】。ビルの中にあるお店なのですが、目立った看板はでておらず、オープンから30年以上も経つ知る人ぞ知る隠れた名店です。ランチからディナーまで時間を問わず満席になるそうで、今回はランチのオープンと同時に入店しました。店内は広く、間隔をおいてテーブル席が配置されています今回のお目当ては、ランチで人気の『サイゴンセット』。メニューの一例。ベトナムのビールやカクテル、焼酎などもあり、本場の味が楽しめます単品でフォーやライス、ビーフンなどを注文することもできますが、セットだと前菜とメイン、デザートがついて1,290円というお得さ!もはやおひとり様コースといっても過言ではない内容になっています。『サイゴンセット』とは・・・◆パパイヤサラダ、生春巻き、あみあみ揚げ春巻き◆フォー6種類、チャーハン、角煮ライス、ビーフンなどの中から1つ選択→今回は『中部のフォー』を選択◆デザート・ドリンク付きちなみにドリンクはセルフでお水、ベトナム茶、コーヒーが何杯でもおかわりできます。左から時計回りにパパイヤサラダ、あみあみ揚げ春巻き、生春巻き3品がワンプレートになった前菜が登場。少しずつのっていて、一度にいろいろな料理が楽しめるのが嬉しいですね。パパイヤサラダは、さっぱりとしていて言わずもがなのおいしさ。続いて揚げ春巻き!これがかなりおいしくて、食感はサクサクで味はほんのり甘め。ビールのおつまみやちょっとしたおやつにも、何本でも永久的に食べられるほどやみつきになります。生春巻きは、もっちりとした食感とソースの酸っぱ甘辛い感じがグッド。きれいな生春巻きの断面。中はエビやきゅうり、米粉麺などがぎっしり入っていますメインの『中部のフォー』がきました!そもそも中部って?と思った人も多いはず。ベトナム料理はエリアによって味のテイストが異なるそうで、中部地方の料理は海鮮をつかったものや、辛い味付けの料理が多いそうです。メインの『中部のフォー』辛いのがあまり得意ではない私は、ちょっとびくびくしながらスープを一口。んん?辛くないかも……?!どちらかというと旨味が濃いめ?と思い、つづいて麺をチュルチュルっと。ぬああああ。辛い!汗が止まらないあの辛さが到来。何が起きたんだ!と思い、麺を見ても透明、、。スープの表面をよーくみると、赤い辛そうな液体が。そう、スープの表面にだけ辛い層があり、麺やひき肉などを混ぜて食べるとその辛さが一緒になってやってくるのです。ただ不思議なことに、その辛さが徐々に心地よくなるゾーンに入ると、いつの間にか箸が止まらなくなります。フォー特有の米粉麺は、ラーメンやうどんと違いさっぱりとした平打ち麺トッピングも具沢山で、野菜やエビのほか、ガーリックチップスや焦がしネギがアクセントになっています。中央にある「ごま煎餅」は、汁に浸るともちもちとした食感に変わるため、時間をかけながら少しずつ食べるのがオススメ。途中で、別皿のレモンとパクチーを合わせて、味変することもできます。手のひらサイズで、ちょうどいい量のデザート最後は、タピオカとさつまいもデザート。意外な組み合わせですが、違和感はなく、むしろ食感のバランスが良くて新発見のおいしさです。ランチに千円ちょっとでここまで堪能できるのは嬉しいですよね。駅からも近いので、ぜひお近くに行かれた際は足を運んでみてください!女性一人のお客さんも多いため、男女問わず気兼ねなく楽しめると思います。それではまた次のお店でお会いしましょー!サイゴンレストラン【エリア】池袋東口/東池袋【ジャンル】アジア料理【ランチ平均予算】1000円【ディナー平均予算】3000円【アクセス】池袋駅 徒歩4分
2021年08月31日ミスユニバースジャパンを含む代表選考会の国内最大ミスコン『ベストオブミス』が新たに姉妹ブランドとして女子高生を対象にしたミスコンテスト『ベストオブティーン』を本年度から運営いたします。『ベストオブティーン』の運営はベストオブミス運営会社の、一般社団法人ベストオブミス、株式会社ラナルータ代表取締役社長である内田 洋貴と『ベストオブミス』が運営する国内最大の大学生ミスコン『ミスユニバーシティ』の2020年度日本大会グランプリの難波 遥が大会総合プロデューサーとして開催いたします。詳細は随時 ベストオブミス公式サイト とプレスリリースの方で配信いたします。難波 遥 1■難波 遥 コメントこの度ベストオブティーンの企画運営させていただくことになりました、2020ミスユニバーシティグランプリの難波 遥です。私自身ベストオブミスを通して、女性としても人としても成長し、人生に対しての考え方が大きく変わりました。そんな環境を次は自分が作り多くの方々の人生に輝く瞬間をもっと増やしたいと思い、主催させていただくことを決めました。私は今大会を通して、世界や地球レベルで物事を考えて絶え間なく変化する今この瞬間に、何ができるのか、できることに限りがあっても自分の可能性を信じ続けられる女性の創造を行っていきます。そしてこのエンターテイメントを世界に発信し、彼女たちの姿を見た方々が、その逞しさや美しさに刺激を受けそんな人々が世界中で増えていくことを目的とします。これまで日本で良しとされてきた机に向き合って国数英理社を学び、誰かの当たり前の基準が『普通』とされ評価される教育。ビューティーキャンプでは私の生涯の目標でもある、教育を変えていくために、理想の教育プログラムも実施していきます!その中にはもちろん自分を魅力的に魅せる美に関する学びも含みますが、その他にも社会で生き抜く力や、物事を多角的に見られる力、周りに流されない強い信念を持つ力などを身に付けるレッスンを導入します。全ての人の未来のために、全力で頑張ります!ミスユニバーシティ2021日本大会は11月2日 埼玉県で開催予定です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年08月31日仕事でミスをしてしまったときに、謝るのって緊張しますよね。誰にでもミスはありえますが、人によってすぐ許されたり、ずっと怒られたり周りの反応が違うことも……。そこで今回は、男性が思わず許してしまう、「ミスしたときの効果的な対処法」をご紹介します。■ 言い訳はしないミスをしたときの謝罪方法で一番大切なのが「言い訳をしないこと」!これに尽きます。言い訳をするということは、自分の非を認めていないということですよね。もちろんそのときの状況によっては本当に本人がすべて悪いわけではない場合もあります。が、あなたが報告や謝罪をする以上はまず、「自分が悪いと思っている」という気持ちを伝えるべきです。そもそも本当にあなたが一切なにも悪くないとしたら、あなたが報告や謝罪をする必要なんてないのですから。まずは誠意を見せることが大切で、そのときの細かい状況や事情はあとからでも伝える方法はいくらでもあるはずです。■ 伝え方を大切になにかミスをしてしまったときになによりも大切なのは「伝え方」です。これによって同じミスをしても、許されると許されないの差がハッキリと別れると言っても過言ではありません!ミスをしてこっぴどく怒られる人は、ミスをした報告以外に余計な言い訳をしたり、人のせいにしようとしたり、ごまかそうとしたりと事実以外の余計な情報まで伝えようと必死になってしまいます。そうすると誠実さがまったく伝わらなくなり、事態を悪化させてしまうんですよね。■ 弱々しさをアピールするそして女性ならでは、というところでもう一つ。「弱々しさを見せること」です。許されにくい女性は強がりな人がとても多く、前述した「言い訳」もそうですが、いつの間にか話がヒートアップして言い合いになってしまったり、なぜか謝っている側だったはずなのに怒っている……なんてことになりがち。こうなってしまったら許すもなにもありませんよね。大切なのはその場の自分のプライドではなく、事態を丸く収め許してもらうことが結局のところあなたにとっての得になるのです。弱々しく半泣きになりながら「ごめんなさい……」と伝えることで、男性側も「守ってあげたい!」という意識が働くはず。もちろんこれですべてが解決するわけではありませんが、態度って大切ですよね。■ 誠意をもって謝ることが大事男性に限らず、人が人を許すときってきっと「誠意」が感じられるかどうかというところだと思います。言葉で謝られても態度が悪かったりして誠意が感じられないとむしろイライラしてしまいますよね。伝え方や態度で誠意を示すこと、そして少しだけ女性の武器も使うことできっとあなたも許してもらえる女性になるはずです。(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年06月11日ミスは誰でもやってしまうもの。だからこそ、ミスをした時の対応が重要です。にーよん(@4ka_san)さんが宅配ピザを頼むと、何かミスがあったようで、謝罪の手紙がついてきました。店員は、一体どんなミスをやらかしたのでしょうか…予想外な内容をご覧ください。Mサイズのピザをご注文されたと思うのですが、こちらのミスで1つでかいサイズのRサイズで作ってしまいました。申し訳ございません。Mサイズのお値段でご提供させていただきます。不明な点がありましたら、いつでもお電話ください。宅配ピザに添えられた紙。"でかいサイズ"じわじわ来る。たぶんEXITが運んできた pic.twitter.com/59D0WhK4Al — にーよん (@4ka_san) May 21, 2021 「頼まれたサイズより、1サイズ大きなピザを焼いてしまった」という、注文者にとっては嬉しいだけのミス!それを丁寧に手紙で謝罪する様子が、多くの人のツボにはまっています。・まさかの『でかいサイズ』に笑った。かわいい。・字もあわてて書いた感があって好き。・面白い出来事すぎる。絶対許す。・こんなのが届いたら、むしろさらに大きなLサイズの料金を払っちゃうな。きっと、「ミスをしたら丁寧に謝罪する」ということが身についている人が手紙を書いたのでしょう。なんだかクスッとする出来事ですね![文・構成/grape編集部]
2021年05月28日街を歩くと、さまざまな貼り紙が目に入ってきます。注意喚起や、案内、禁止事項などが書かれた貼り紙は、ほとんどが手作りや掲載者の直筆でしょう。そのため、時に『ミス』をしたまま掲示してしまう場合もあります。Masaru(mar_too_san)さんは、「猫にエサを与えないでほしい」という貼り紙を見つけました。Masaruさんは、その貼り紙にミスがあることに気が付きます。ぜひ、声に出して読んでみてください!猫にエサをあてえないで!漫画『ドラゴンボール』の悟空のようないい回しに、思わず笑ってしまいます!『あたえないで』を『あてえないで』と変換ミスしてしまい、気付かず掲示してしまったのでしょう。MasaruさんがInstagramに投稿すると、後日貼り紙がこのように変わっていたといいます。ミスに気が付いたのでしょうか。『あてえないで』が『置かないで』と、別の表現になっていました。このような面白い貼り紙を眺めながら街を歩くのも、楽しいかもしれませんね![文・構成/grape編集部]
2021年04月24日『猿も木から落ちる』意味:どんなにその道に優れていても、時には失敗することがあるたとえ。誰もが知っていることわざですが、実際に見たことがあるという人は少ないでしょう。ましてや、そんな瞬間を撮ることさえも難しいシチュエーション。アイララ(@ppnrymc)さんは、猿ではないものの木にとまるのが得意な鳥が落ちる瞬間を撮影したといいます。その決定的な瞬間がこちらです!鳥も木から落ちる。 pic.twitter.com/Lxua9VPDN5 — アイララ (@ppnrymc) March 25, 2021 油断をしていたのでしょうか、完全に落ちています!このあと無事に飛んだようですが、鳥もこのように落ちることがあるのですね…。貴重な写真に、9万件以上の『いいね』が寄せられ反響が上がりました。・「えーーー」っていいながら落ちていそう。・そんなこともあるのね!桜に夢中だったのかしら。・今すぐ手を差し伸べてあげたくなる!桜を撮っていて、ここまで奇跡的な1枚になるとは思いもしなかったでしょう。予想外なミスをしてしまった鳥に心が癒されますね![文・構成/grape編集部]
2021年03月28日時に相手との間に深い溝をつくりかねない、メッセージの誤字。特にスマホ全盛期の今は、予測変換という便利な機能があるがゆえ、ちゃんと確認しないまま文字を打ちこみ、流れるように送信ボタンを押してしまうことがあります。りょーま(@beloved_FK8)さんもまた、誤字のままLINEでメッセージを送ってしまった1人。「嫁とのLINEであかん間違えをしてしまった」最近では、自分の名前を入れたり、好きな言葉を入力したりと、カスタムできるタイプも出ているLINEのスタンプ。りょーまさんは、妻とのやり取りの中で、自分の名前を入れるタイプのスタンプを使って返信したところ…。嫁とのLINEであかん間違えをしてしまったw pic.twitter.com/fey8uQsa3J — りょーま (@beloved_FK8) March 21, 2021 「自分も母乳が欲しい」と催促しているかのようなスタンプを送ってしまっていた、りょーまさん。間違いとはいえ、妻も笑いをこらえきれなかったようです!りょーまさんが『嫁とのLINEであかん間違えをしてしまった』というコメントともに、LINEの画面をTwitterで公開したところ大きな反響を呼びました。・スタンプって、間違えちゃいけない時に限って、しっかりネタに走ってくれるんですよね。・すみません笑っちゃいました。もしかして、心の声…なんでもないです。・赤ちゃんプレイですか!?すぐに間違いに気付かなければ、妻から『ヤバい夫』認定されていたであろう、誤字…ならぬ誤スタンプ。みなさん、送る前にひと呼吸おいて、文面の確認を徹底しましょう![文・構成/grape編集部]
2021年03月24日アディダス オリジナルス(adidas Originals)のアイコンスニーカー「スタンスミス(STAN SMITH)」より、初のアーバンリサーチ(URBAN RESEARCH)の別注モデルが登場。2021年4月下旬より、アーバンリサーチ各店ほかにて発売される予定だ。アディダス オリジナルス フォー アーバンリサーチ「スタンスミス」別注スニーカーのベースとなるのは、高機能リサイクル素材"プライムグリーン(PRIMEGREEN)"を採用したサステイナブルな「スタンスミス」だ。アッパーは“グレー”で統一アッパーは、アーバンリサーチの2021年春夏シーズンカラーである“グレー”で統一。過去のアーカイブモデルから着想を得て、サイドの「スタンスミス」の刻印をなくし、より一層ミニマルな印象に仕上げた。“グレー&ホワイト”のシューレースシューレースは、グレーとホワイトの2色が付属。クリーンなムードが漂うグレーカラーのスニーカーは、日常のあらゆるシーンで活躍してくれそうだ。【詳細】アディダス オリジナルス フォー アーバンリサーチ スタンスミス発売予定日:2021年4月下旬発売店舗:アーバンリサーチ各店、アーバンリサーチ オンラインストア価格:14,300円(税込)サイズ:<メンズ>25.5 / 26 / 26.5 / 27 / 27.5 / 28 / 28.5 / 29cm<ウィメンズ>22.5 / 23 / 23.5 / 24 / 24.5 / 25cm※22.5cmと25cmはオンラインストア限定販売
2021年03月04日ミス・フランスになることを夢見る主人公をモデル、アレクサンドル・ヴェテールが演じる『MISS ミス・フランスになりたい!』。この度、幼なじみにミスコン出場を告白する本編映像が解禁となった。この度到着したのは、自分自身も忘れかけていた「ミス・フランスになる」という夢にチャレンジすることを、大事な幼なじみエリアスに告白するシーンの本編映像。映像は、主人公アレックスが、幼なじみでボクサーとして成功しているエリアス(クエンティン・フォーレ)に再会、久々に2人で食事をすることになるシーンから始まる。待ち合わせのレストランに現れたのは、美しい女性の姿。「(君は)アレックス?」というエリアスの問いかけに、「アレクサンドラ」と優雅に答えている。エリアスは「何があった?」と問いかけるが、アレックス/アレクサンドラは「ミス・イル・ド・フランスとして全国大会に出る」と冷静に返答する。しかし、それを聞いてエリアスはさらに混乱。「ミス・イル・ド・フランス…君が?」「嘘だろ」「どうやって?」。そんなエリアスに、ミスコン出場者として自身の写真が掲載されたスマホのニュース画面に映し出された記事を提示、そして「女でいると強くなれる」とその想いを告白する。「ミスコンで優勝するために手を借りたい」「要るのは努力と勝者の考え方」「今は他の子に負けてる」と頼み込むアレクサンドラ。そして、なぜボクサーである自分にそんなことを頼んでくるのかが理由が分からず返答に困ったエリアスに対して、実は「それだけじゃない」「(エリアスに)再会して昔を思い出した、輝いてた頃を」「優勝したい」と、いまの自分があるのはエリアスに再会したことがきっかけだったと、本音を全てぶちまける。やがて“アレクサンドラ”の真剣な気持ちに打たれたエリアスは「明日ジムに来い」と、その夢に協力を申し出る。自分の本音を曝け出すことで、周囲もどんどん幸せに巻き込んでいく魅力を切り取った瞬間となっている。ドラァグ・クイーンのローラやインド人のお針子など個性的な仲間たちに助けられ、挑戦を始めるアレックス。ローラに紹介された地区を仕切る“女王陛下”と呼ばれるボスからは「24時間、寝る時もコルセットを着けて、靴のサイズは普段より小さめの25.5センチ。ペタンコ靴は禁止、普段は12センチヒール、疲れたら8センチ(のヒール)。つけまつげと、谷間メイク。水着用に膨らみを隠す技も学んで」と厳しい指導を受ける。そして、ボクシング選手のエリアスからは精神面を鍛えるアドバイスをもらい、めきめきと美しさと自信を増していくことに。地区大会でも過酷な競争を乗り越え、夢が少しずつ現実になっていく。その中でも“真の美しさ”“本当の自分”を見つけようと、もがいていくアレックス。その運命を変える瞬間は見逃せない。『MISS ミス・フランスになりたい!』は2月26日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:MISS ミス・フランスになりたい! 2021年2月26日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開© 2020 ZAZI FILMS ‒ CHAPKA FILMS ‒ FRANCE 2 CINEMA ‒ MARVELOUS PRODUCTIONS
2021年02月18日パリでジェンダーレスモデルとして活躍するアレクサンドル ・ヴェテールの主演映画『MISS ミス・フランスになりたい!』から、ミス・フランスの審査会場に挑むシーンを切り取った本編特別映像が解禁された。生物学的には男性であることを隠して、ミス・フランスの審査会場に初めて“女性”として入るアレックス。緊張の面持ちで佇むアレックスに審査員は「ミス・フランスになりたい?」と質問、「何者かに」と率直にその想いを答えるが、その様子を見ていたミス・フランスのディレクター、アマンダ(パスカル・アルビロ)はアレックスに対して、ほかの参加者とは違う“何か”を感じ取る。その後、アマンダからミス・フランスで勝ち抜くためには「インスタのアカウントの開設」が大切と指導を受け、早速下宿先の仲間たちと一緒に“インスタ映えしそうな写真”を撮ってアップロード、加えて「視聴者が見るのは気品と物腰、そして女性らしさ」というアドバイスの通りに、マスカラやヘアメイクなどで自らを少しずつ魅力的にアピールしていく。「孤児の教育に力を注ぎたいです」と、ミスコン定番の“質疑応答”の練習にも真面目に取り組むアレックス。しかし「(人気サッカー選手の)“エムバペ”は?」「“子アザラシ”も入れろ」と仲間たちからの横やりも…。「支離滅裂になる」「だから何だ?」「人気ワードで票が集まる」と、アレックスを応援するあまり本筋からずれていってしまうという仲間たちとのやりとりもユニークなシーン映像となっている。主人公アレックスを演じたアレクサンドル・ヴェテールは、2016年当時、男女両性の特徴を持つアンドロジナス的スタイルを提案することでも知られるジャン=ポール・ゴルチエのウィメンズのショーに出たことをきっかけに一気に注目を集めたモデル。日本でも大人気となったNetflixオリジナルドラマ「エミリー、パリへ行く」にも、短いシーンながらゲスト出演している。『MISS ミス・フランスになりたい!』は2月26日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:MISS ミス・フランスになりたい! 2021年2月26日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開© 2020 ZAZI FILMS ‒ CHAPKA FILMS ‒ FRANCE 2 CINEMA ‒ MARVELOUS PRODUCTIONS
2021年02月05日アディダス ジャパン株式会社のストリートスポーツウエアブランド「adidas Originals (アディダス オリジナルス)」は、2021年、半世紀に渡り愛され続けてきた「スタンスミス」のすべての商品にリサイクル素材を使用し、サステナブルなスタンスミスに切り替えます。定番が変わらなければ、常識は変えられない。常識が変わらなければ、世界は変えられないのだから。サステナブルを、みんなのものに。いまこそ未来のために、大いなる一歩を。アディダスが掲げるサステナビリティへのコミットメント「END PLASTIC WASTE」に向け、2024年までにアディダスのすべての製品においてバージンポリエステルの使用を廃止し、リサイクルポリエステルを使用するという高い目標の達成に向けて、アディダス オリジナルスのアイコンともいえるスタンスミスがサステナブルに生まれ変わります。#adidasOriginals■ プロダクトSTAN SMITH (FX5522)自店販売価格 1万3,000円 +税発売日 12月14日STAN SMITH (FX5502)自店販売価格 8,990円 +税発売日 12月14日テニスシューズ「Hilet (ハイレット)」に、伝説的テニスプレイヤーであるスタン・スミスの名を冠して誕生した「スタンスミス」。当時世界最高のテニスシューズであることを意図して設計されたスタンスミスは、他の多くのアディダスのスニーカーとは異なり、レザーアッパーの両側にスリーストライプスの代わりにパーフォレーション(通気孔)を配置し、色付きのヒールタブにリンクする象徴的な緑のカラーで、シュータンにスタン・スミス自身の象徴的な肖像画が刻まれています。誕生以来、パフォーマンスシューズからライフスタイルスニーカーとして多くの人の心を掴み、愛され、ミニマルで時代を超越したデザインは、ファッションやストリートシーンを席巻し、アディダスのベストセラーシューズとなりました。2021年、スタンスミスはサステナブルへ。誕生以来、モダンデザインのアイコンとして何世代にも渡って受け継がれてきたアイコニックなシルエットはそのままに、スタンスミスを内側から見直し、高機能リサイク素材PRIMEGREENを採用。アッパーにはレザーと同じ外観と手触りの日本製のプレミアムPUコーティングを施したリサイクルポリエステルを使用しています。目指すのは見た目を変えることではなく、中身を変えること。アウトソールには、天然ラバーやリサイクルラバーを使用し、レース、ライニング、インソールなどのディテールもすべてリサイクル素材で作られています。アーカイブアイコンでありながら、未来に向けて再構築されたサステナブルなスタイルのスタンスミスが、新時代の幕開けを告げます。■取扱店舗一覧アディダス アプリ : アディダス オンラインショップ : アディダス オリジナルス フラッグシップストア 新宿、原宿ABC MART 各店 : MART GRAND STAGE 各店 : アトモス各店A.T.A.Datmos-tokyo.com : キックスラボ ラフォーレ原宿店KICKS LAB.公式オンラインストア : 公式オンラインストア : ’s INTERNATIONAL公式オンラインサイト carif : : 伊勢丹新宿店本館2階伊勢丹新宿店メンズ館地下1階ルクア イイレ 4F イセタン クローゼット三越伊勢丹オンラインストア : その他、アディダス オリジナルス 取り扱い店舗<一般のお客様からのお問い合わせ先>アディダスお客様窓口 Tel:0570-033-033 (土日祝除く、9:30~18:00)企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年12月14日「レ・ミゼラブル」「ミス・サイゴン」「ウエスト・サイド・ストーリー」などで大役を重ねるミュージカル俳優・小野田龍之介のデビュー20周年を記念するコンサートが、11月6日に東京・よみうり大手町ホールで開かれる。今29歳ながらキャリアは長く、2001年に初めてミュージカルの舞台に立ってから、今年で20年目。「お客さんと一緒に、これまでの歩みを噛みしめるような時間になれば」と語る。20曲前後が披露される予定。ファンからのリクエストも交えた、ミュージカルのベスト盤のようなラインナップだ。過去の出演作の楽曲が大半だが、ディズニーファンとして知られる彼のお気に入りナンバーも。圧倒的な歌唱力を誇るが、プロのダンサーを母に持ち、エンターテインメントへの入口は意外にもダンス。歌って踊ってのショースタイルも可能だが、今回は歌を届けることに専念する。「元々はダンスの人間からすると、20周年で自分がこうしてコンサートをするなんて考えられなかった。選曲しているとき、いろんなことが走馬灯のように思い出されて、ワクワクする楽しさというよりありがたさを感じたんです。今までやってきた役への感謝とリスペクトを込めたコンサートにできたら」昼の回は昆夏美、夜の回は知念里奈がゲスト出演。「昆さんはミュージカル界では数少ない同い年の仲間で、知念さんは僕が15歳ぐらいからの長いお付き合い。昼・夜で別のデュエットナンバーも歌わせていただきます」。また、音楽監督はミュージカルファンにはおなじみの大貫祐一郎が務め、「心強いバディを得た」とうれしそう。幼い頃から舞台の世界に生きてきた小野田にとって、今年はかつてない経験だった。「僕たちは舞台上からエネルギーを与えるだけじゃなく、客席からもいただいて返していく。その循環ができなかった期間はエネルギーが枯渇している気がして、ちょっと怖かったし不安でした。一方で、きっと当たり前になっていたものを改めて見出すことができた。今リハーサルをしていても、人間が紡ぐものってこんなにも心を動かすんだなと実感しています」「生涯現役でこの仕事を続けていきたい」と力強く語る彼が、今年得たものを胸に大切な歌を届ける。文章:武田吏都
2020年10月30日