どんよりとしたお天気が続く梅雨は、なんとなく気分が憂鬱になるもの。でも、せっかくの休日に暗い気持ちでいるのはもったいない!パッと心が晴れるようなメイクに挑戦してみては?今回、シュウ ウエムラ(shu uemura)のエリート メイクアップ アーティスト・木村淳一郎さんにレクチャーしてもらったのは、鮮やかなブルーのアイラインが目を引く「梅雨の色遊びメイク」。ちょっとしたコツを掴むだけで、簡単に夏の装いにイメージチェンジできるので、次のオフにぜひ試してみて!→ベースメイク編はこちらから梅雨の色遊びメイクの作り方1、眉毛オフの日は、眉毛もラフに仕上げたい。まずはパウダータイプの「ブロー:パレット ウォルナットブラウン・エイコーン」で毛と毛の隙間を埋める。続いて、「アイブロー マニキュア トニー ゴールド」を毛の流れに沿って眉全体にON。色が十分に乗らない場合は、逆方向にも塗る。色味は地眉よりもワントーン明るめがオススメ。2、アイシャドー下まぶたには、赤みを帯びたベージュ色の「プレスド アイシャドー ME270」をやや広めに塗る。色っぽさと血色を出すのに効果的。アイホール全体には、コーラル寄りのベージュ色「プレスド アイシャドー P121」を。目周りのくすみを軽減してくれるコントロールカラーの役割も果たしてくれる。3、アイライン今回のメイクの一番のポイントがアイライン。夏らしいビビッドな発色の「ドローイング ペンシル Pベイビーブルー 61」を使い、正面を向いたときに黒目の外側から目尻にかけて、目の輪郭に沿ってラインを引く。アクセントカラーは、面積を狭くするとバランスが良くなる。4、マスカラビューラーを使いまつ毛をカールさせたら、「パーフェクト ナチュラル マスカラ ブラック」を上下のまつ毛に塗る。お好みでブラウンでもOK。5、リップリップはコーラルピンクのリキッド口紅「ティント イン ジェラートCR02」を筆で中央に乗せ、周りに広げていく。よりラフな雰囲気にしたい場合は指でも大丈夫。仕上がりがマットなので、ツヤを足したいときは美容液を重ねて塗る。6、チークチークはリップをそのまま転用。リキッドやクリームタイプを使うと肌との一体感が出る。スポンジにリップを乗せ、頬のふっくらしているあたりに、丸みのある逆三角形のような形で広げる。7、アイシャドー(調整)下まぶたに塗ったハイライトとチークの間に、ピーチ色の「グローオン P530 」を塗り、全体的になじませる。梅雨の色遊びメイクの完成!コーラルピンク×水色の組み合わせが何とも爽やかで、雨の日のお出かけも楽しくなりそう。一見、難易度が高そうなカラーラインも、これなら挑戦できるはず。→オフィスシーンメイク編はこちらから【使用アイテム】 a. プレスド アイシャドー ME270 (涙袋) 2,000円b. プレスド アイシャドー P121 (アイホール全体) 2,000円c. グローオン P530 (チークと目の下のアイシャドーの間) 2,500円d. ブロー:パレット ウォルナットブラウン・エイコーン 4,000円e. アイブロー マニキュア トニー ゴールド 3,000円f. パーフェクト ナチュラル マスカラ ブラック 3,400円g. ドローイング ペンシル Pベイビーブルー 61 (上の目尻) 2,400円h. ティント イン ジェラートCR02 (チーク・リップ) 2,800円
2016年07月07日プロのヘアメイクアップアーティストに究極の質問! 「Q. もしも無人島に3つだけコスメを持っていけるとしたら、何を選びますか?」 たとえ無人島だろうと、これだけは最低限欠かせない! と思うリアルな愛用アイテムを教えていただきました。忙しい日々だと、ついつい手を抜きがちなメイク&ケア。プロも愛用するこの3つのアイテムであなたもエイジレスビューティー を手に入れちゃいましょう。■ Vol.3 MICHIRUさん MICHIRU 渡仏、渡米を経て帰国後、国内外のファッション誌、広告、ショー、女優やアーティストのメイクなども数多く手がける。化粧品関連のアドバイザーやコンサルタント、商品開発、ミネラルコスメのクリエイティブ ディレクターなども手がける。オーガニックへの造詣も深く、ヨガ、アロマ、ヒーリングなど肌、心、体の内側からきれいになれるインナービューティを提唱するなど幅広いフィールドで活動。パーソナルな美しさを引き出す、メイク本の著書『Make You Up 』がある。HP: Blog: Instagram: @barbiemichiru twitter: @barbiemichiru Facebook: 南国の離島などへロケに出かけることも多いMICHIRUさん。おのずと強い紫外線を浴びる環境に長時間いることも多くなります。UVケアやメイクアップの効果を最大限に引き出すには、肌が健康であることがマスト。そのため、ヘルシーなカラダづくりにも余念がないそうです。朝起きたら、まずは白湯を飲んで腸を動かします。次にヨガでカラダを目覚めさせてから、1日をスタート。普段は玄米菜食にこだわり、外食が続くときは乳酸菌のサプリメントを飲んで、老廃物が体内にたまらないよう心掛けているとのこと。そんなMICHIRUさんでも、もしも無人島のような過酷な環境に行くことになったら、ぜったいに持っていきたい3つのコスメがあると言います。 ▼MIMC(エムアイエムシー)ナチュラルホワイトニングミネラルパウダーサンスクリーンまずは、紫外線から肌を守ります。肌老化の原因のほとんどは紫外線によるものなので、日よけがない無人島や南の島を想定した場合、SPF50はありがたいです。しかも同商品はビタミンC誘導体配合。美肌対策、日焼け後のアフターケア、紫外線対策の3役がこれひとつでできます。パウダーのミネラルはスキンケア成分。そのまま落とさなくても大丈夫なくらいです。環境の悪いところでは、ミネラルコスメが役立ちます。パウダータイプは、何度でも塗り直し、重ね塗りができる点も魅力。鼻の頭など、顔のなかでも高い場所はとくにこまめに塗り直すことで、より効果的な紫外線カットが可能になります。▼SHIGETA EX オイルセラムオイルは、クレンジングも保湿もできる、本当に万能なスキンケアアイテム。オイルをそのまま使ってもいいのですが、おすすめなのは、先ほど紹介したようなパウダー製品とブレンドして、リキッド感覚で使う方法。リキッド単体だと微調整できないサラサラ感やしっとり具合も、パウダーとオイルをブレンドすることで可能になります。私の場合、混ぜる比率はパウダー2、オイル1を基準にしています。EX オイルセラムの素晴らしい点は、6種類のジェムストーン(宝石)を精油に漬け込んでパワーチャージするという、画期的な発想。疲れたカラダを休ませてくれるような香りもあわせ、無人島サバイバルに欠かせないコスメだと思います。▼MIMC(エムアイエムシー)ミネラルカラーリップ SPF20 PA++無人島なのにリップなんていらないでしょ!? と思われるかもしれませんが、唇も日焼けしやすいパーツのひとつなのです。SPF20 PA++で紫外線をカットしながら、潤いもキープしてくれるのがこの商品。保湿に優れ、肌の弾力を保ってくれるインカインチオイルと、くちびるの角質層を乾燥から守るシアバターノエキスが、皮むけしにくい唇の状態をつくります。数あるコスメのなかからMICHIRUさんがパウダー、オイル、リップを選んだのは、「化粧水は、作ろうと思えば、花や木になっているフルーツ、野菜を絞ったりするなどの工夫でなんとかなります。一方で、オイルや紫外線カット成分を抽出するのは、素人ではけっこう難しいもの。それなら、クレンジングにも保湿にも使え、パウダーと混ぜればリキッドファンデにもなるオイルと、UVケアできるパウダーとリップが最低限あれば、なんとかなります」という理由から。くわえて、できるだけカラダに溜まった老廃物を排出する意識を持って生活することが、どこへ行っても美肌でいられるポイントだそうです。・MIMC ・SHIGETA News!MICHIRUさんがクリエイティブディレクターをつとめる「MIMC」では、ハワイのマジックアワーからインスパイアされたピースフルな新色が発売中です。「テラクオーレ」とコラボレーションした内側からキレイをつくるビューティエッセンスのような3種のハーブティも発売中。産後授乳中のママでも楽しめます。 (取材: 力武亜矢 )
2016年06月13日メイクアップアーティストのkanayanさん。今季流行のカラーメイクを紹介してくれました!セミマットなお肌に、目元はカーキブラウン×イエローの組み合わせで大人っぽく。トレンドを上手く取り入れながら日焼け肌に仕上げることで、夏が似合う女性顔に変身できますよ。メイクのコツ・ポイントベースは、BBクリームを顔の中心にのせてブラシで伸ばし、薄付きに。パウダーもブラシでのせてることで、マットにならず、程よいツヤが出てセミマット肌になる。目が暗く見えないフレッシュな印象にしたいので、定番のブラウンではなく、透明感のあるカーキを取り入れるのがオススメ!カーキと相性の良いマスタードを下瞼に入れると、今季のトレンド顔に。チークは、黒目内側辺りから真横にのせることで、自然な日焼け肌風に見えて、夏が似合う仕上がりに。大人っぽいローズカラーにイエローグロスを重ねることで、赤みをおさえられるので、目元のマスタードカラーと相性バツグン!このメイク動画の詳しい情報と使用コスメ詳細を見る
2016年05月28日プロのヘアメイクアップアーティストに究極の質問! 「Q. もしも無人島に3つだけコスメを持っていけるとしたら、何を選びますか?」 たとえ無人島だろうと、これだけは最低限欠かせない! と思うリアルな愛用アイテムを教えていただきました。忙しい日々だと、ついつい手を抜きがちなメイク&ケア。プロも愛用するこの3つのアイテムであなたもエイジレスビューティー を手に入れちゃいましょう。■ Vol.2 MINAさん MINA メイクアップアーティスト・ビューティーディレクター。2004年、ロンドンより帰国。2014年SIGNOより独立。主に広告・CF、ビューティー、ファッション誌、女優やアーティストのメイクまで国内外のフィールドで幅広く活躍中。化粧品ブランドのアドバイザーやビューティーディレクション、またライフスタイルにまつわるコラム連載など、ビューティー界の多方面において絶大な信頼を得ている。その独特なクリエイティビティに注目が集まる。HP: Blog: Instagram: @minab0904 「無人島という漠然としたテーマの中で、限られた3つのコスメアイテムを選ぶのは意外と難しいお題でした」とMINAさん。「無人島と言っても、南国もあれば、極寒の島、四季のある島…さまざまなシチュエーションが考えられる中で、どんな環境下でも、心強く対応してくれるマルチで機能的な必需品を考えさせていただきました」カナダ、イギリスをはじめ、幼少期より海外での生活が長かったMINAさんだからこそ、異国ともいえる無人島についてもリアルなイマジネーションが沸々と湧いてきて、色んなアイデアに想いを馳せてくださったようです。「体の不調を感じたら、食べ物とハーブティーで治すので、ここ10年ほどは薬とは無縁の生活。健康オタクなんです(笑)」。自然なライフスタイルを地で行くMINAさんがオススメする3つの逸品をご紹介します。▼PRTTY PEAUSHUN Skin Tight Body Lotion「100%ナチュラル&ビーガンのフェイス、ボディ、ヘアーと超マルチに使えるクリームローションです。アボカドオイル、ホホバオイル、グレープフルーツ、グリーンティー、カレンデュラ、ローズマリーなどのオーガニック植物成分の働きで、肌をリフトアップして引き締めてくれるアンチエイジング効果だけでなく、セルライトや毛細血管、打ち身や筋肉痛の緩和にも働きかけてくれる魔法のようなローション。自然な虫よけ効果や日焼け後の肌を鎮静する効果もあり、さまざまな肌のトラブルにマルチに活躍してくれます。とろりとした濃厚な質感で保湿力も抜群。ほかには何も必要ないくらいです。これ一本で何役もこなしてくれて、全身のビューティーケアが出来てしまうので、旅のお供には欠かせません。無香料なのに、自然の柑橘由来の香りがまた心地良いんです。使用後は、ぺしゃんこに折りたためるパッケージ。ゴミの量が増えないコンセプトも魅力のひとつですね」▼erbaviva ベビーリップCバーム「ひび割れなど、極度な乾燥状態になりやすいかかとやひじ、手や唇をヒマワリ種子油、ミツロウ、シアバターがしっかり保湿してダメージ修正してくれます。擦り込むようにていねいに塗ると、かたい皮膚が柔らかくほぐれていくのが分かります。吹き出物やちょっとした切り傷も、 “皮膚のガードマン” とも言われるカレンデュラの殺菌・消炎効果で治してくれます。例えるなら、もはや “オーガニック・オロナイン” のような存在です、私にとっては(笑)。予期せぬ肌トラブルが発生しても“これ1本あれば安心!”と言いきれるくらい、絶大な信頼を寄せているポイントケアアイテムですので、お仕事&プライベートでも長く愛用しています。ラベンダーとカモミールの精油も入っているので、“練り香水” 風に首すじや手首につければ、リラックス効果を与えてくれます」▼Jane Iredale Powder Me SPF30 Dry Sunscreen「どんな環境であれ、紫外線から肌を守ることは必須。やはり最後はサンスクリーンをチョイスしました。微粒子ミネラルを配合したケミカルフリーのパウダータイプのサンスクリーンは、フェィスとボディの両方に使えます。パウダーなので、日焼け止めクリーム特有のきしみ感やベタつきがなく、さらさらと気持ちよい肌が保てます。40分の流水テストをクリアした高い耐水性もあるので、ちょっとした雨や水遊びも心配いりません。ポンポンとスポンジを肌に滑らせるだけのシンプルUVケア。とっても便利です。紫外線から肌を守りながら、酸化チタンやナチュラルクレイ、ザクロエキス成分によるスキンケア効果もあります。もうひとつ、嬉しいのは、肌のキメも整えてくれること。ファンデーション後のフィニッシングパウダーやタッチアップパウダーとしても使えるので、その意味では、無人島で唯一使用するメイクアイテムらしいアイテムかもしれません(笑)」MINAさんがオススメしてくださった3つのアイテムには、オーガニック植物成分をはじめ、ヒマワリ種子油、ミツロウ、カレンデュラ、ナチュラルクレイなど、肌を通して、ボディやフェイスの内側にも優しく働きかける自然由来のものが多く含まれています。それゆえ、保湿やアンチエイジング効果だけでなく、吹き出物や切り傷といった皮膚のトラブル、筋肉痛など肉体的なコンディションの改善に至るまで、マルチに対応してくれるのでしょう。ボディローションにしろ、ポイントケアアイテムにしろ「これひとつあれば、安心!」と言い切れる頼りがいのあるアイテムなら、どんなに忙しい日々でも無敵のビューティーケアができてしまう。そんな風に思いませんか? エイジレスビューティーにとって、ナチュラルは必要不可欠。ぜひ参考にしてみてくださいね。・PRTTY PEAUSHUN ・erbaviva ・Jane Iredale News!今年、メディカルハーブ検定にみごと合格。これを機にさらに勉強を重ねて、自身の日常生活の中心であるハーバル・ライフをビューティー・コスメの分野にも貢献していく予定。また2016年秋には、某コスメブランドよりMINAさん監修のコスメが限定発売される予定。(取材: 岸由利子 )
2016年05月10日お金をかけずに効果が得られて、しかも疲れまでとることができる、そんなお手軽な「蒸しタオル美容法」をご存知ですか? 即効性があることからプロのメイクアップアーティストも愛用しているのだそう。この美容法は、時間をかけずにキレイになりたい、忙しいママにこそ最適なのです。電子レンジですぐに作れる! まずは、蒸しタオルの作り方をご紹介しましょう。お湯にタオルをひたすのが基本ですが、電子レンジでも手軽に作ることができます。水をふくませたタオルを絞り、ラップをして1分間、加熱すればOK。タオルを広げながら軽く叩いて温度を調節し、顔にのせるだけの簡単な美容法です。肌をあたためることで毛穴がひらき、汚れが落ちやすくなるのはもちろん、血行を良くしてくすみやクマをとり、顔のむくみを解消することもできます。さらに化粧水の浸透がよくなるなど、いいことずくめ。そのうえ、お手軽なのにすぐに効果を実感できるのがうれしいところです。週に1~2回のケアでも十分ですし、即効性があるから授業参観や同窓会など、ちょっとおしゃれをして出かける日の直前にもおすすめです。 お風呂でできるスペシャルケア洗顔やスキンケアの前に蒸しタオルを使うだけでも効果がありますが、さらにワンランク上の仕上がりを実感したいなら、ひと手間プラスしてみましょう。洗顔後に化粧水をひたしたコットンを顔にのせ、ラップで全体を包みます。このとき、鼻と口の部分はあけておくこと。ここまで準備できたら、そのうえから蒸しタオルをのせましょう。パック効果をより高めることができるので、肌が潤うと同時に全体がクリアな印象に。その後は乳液やクリームをつけたら、最後にビニールに入れた氷をタオルで包み、顔にあてて肌を引き締めましょう。この温冷美容法は、お風呂でも実践することができます。湯船であたためたタオルを絞って顔にのせ、2~3分たったら冷たい水で顔を流す。これを5~10回繰り返すことで、肌がやわらかくなり、キメが整ってきます。ヘアケアやリラックス効果もさらに蒸しタオルは、ヘアケアにも効果的。シャンプー後にトリートメントをつけたら、蒸しタオルで髪全体を包み込みます。こうすることで、より浸透しやすくなるのです。疲れ目対策に使うなら、アロマオイルをプラスして。タオルを濡らすときに好きな香りのオイルを1~2滴入れるだけで、リラックス効果が高まります。ひどく疲れて眠れないときには、鎮静作用のあるラベンダーがおすすめです。蒸しタオルはエステサロンでもよく使われており、美容の専門家にもその効果が認められています。リラックスしながら美肌を手に入れられるので、仕事や育児に追われて忙しいママこそ取り入れてみてはいかがでしょうか。
2016年04月24日近年良く目にするリキッドアイシャドウやクリームチーク。「モチがよい」「トレンドのツヤ感が出る」と人気が高いですが、つけすぎてしまったりムラになってしまったりと、なかなか難しいイメージがありますよね?プロのメイクアップアーティストが、使い方を教えます!メイクのコツ・ポイント【THREE/ウイスパーグロスフォーアイ】テクスチャーが柔らかいので、一色でOK!上に向かってぼかすように馴染ませていく。【★プラザ限定★レブロンクリームブラッシュ】指にとって頬の一番高いところに濃い色をのせる。上に上げていくようにぽんぽんとのせて、周りをしっかりぼかせば、強調しすぎずヌケ感のある仕上がりに。このメイク動画の詳しい情報と使用コスメ詳細を見る
2016年04月12日巷で大流行中の“イガリメイク”を生んだ、超人気ヘア&メイクアップアーティストであるイガリシノブさん。川畑タケル氏と共に講師を務めるヘア&メイクのデジタルスクール「BEAUTRIUM ACADEMY」がまもなく開講する。イガリさんにこれから挑戦してみたいことなどをお聞きしました。***イガリ:昔から好きだったブライダルの仕事をもっとちゃんとやってみたいっていうのはあります。ヘア&メイクとして日本で芽が出なかったら、ハワイでブライダルメイクをやろうと思ってたくらいなので。あと、自分が通ってた専門学校でも5年くらい講師をしているんですけど、人に教えるのがすごく好きなので、今度新しく始まるメイクスクールも楽しみにしています。――ヘア&メイクを目指している学生からしたら、どうしたらイガリさんのようになれるか気になっていると思います。イガリ:私は基本的にヘア&メイクがすごく上手いわけでもないし、アイデアがいろいろあるわけでもない。でも、自分がいいと思ったものを信じて、ずっと提案し続けてきました。ミリヤメイクは5年、おフェロ顔も実は3~4年くらいやってきたんですよ。だから、自分の好きなテイストが決まったら、新しいものに目移りせずにやり続けて、アピールしていくことが大事なんじゃないかなって思います。あとは根性(笑)。――それでは最後に、イガリさんにとってメイクとは?イガリ:すっぴんでいられる自信を持たせてあげるもの、ですかね。女の子ってメイクをすると、自分はかわいいって思えるようになるじゃないですか。そうすると、ノーメイクでもそのマインドだけは残る気がするんです。“すっぴんでもかわいい、はメイクで作れる”というか、少しでもメイクが素の自分に自信を持つためのツールになればいいなぁって思ってます。◇著書『イガリメイク、しちゃう?』(宝島社)が大好評発売中。女優やモデルからの支持も厚く、女性誌のファッションページからビューティページまで幅広く活躍中。フォロワー数183kを超えるインスタグラムアカウントは@shinobuigari◇1979年生まれ、神奈川県出身。ヘア&メイクアップアーティスト・小野明美さんに師事し、2005年に『BEAUTRIUM』に所属。川畑タケル氏と共に講師を務めるヘア&メイクのデジタルスクール「BEAUTRIUM ACADEMY」(www.beautrium.com)がまもなく開講予定。※ 『anan』2016年4月13日号より。写真・高橋マナミインタビュー、文・菅野綾子
2016年04月06日ファッション雑誌やSNSでおなじみの“おフェロ顔”を流行らせた、ヘア&メイクアップアーティストのイガリシノブさん。目の下ギリギリにのせる赤いチークをはじめ、内側から上気したような血色感を意識した“イガリメイク”は、多くの女性たちの心を掴み、もはや社会現象といっても過言ではないほどに。今の率直な気分と、その誕生秘話について伺ってみました。***イガリ:やっぱり嬉しいですよ。みんなが喜んでくれて、自己満で終わらなくてよかったなって。もちろん、ブームというのはいつかすたれていくものですし、それがどんどん古い顔になっていくっていうのもわかってるんですけど、ひとつの時代を象徴するメイクができたのはよかったな、と思います。私が10代の頃は安室(奈美恵)ちゃんの眉毛が流行ってて、今でもよく“あの頃は眉毛細かったよね~”って友達と話すんですよ。それと同じ感覚で、10年後に今このメイクをしている子たちが“昔はここにチーク入れてたよね~”って話してくれてたら嬉しいなって。――やるからには流行らせたい、という思いがあったんですか?イガリ:たしかにそういう思いもあったかもしれません。実は“おフェロ顔”の前に、加藤ミリヤちゃんに下まつ毛を描くメイクを提案したことがあったんです。そのときも2年くらいやり続けてやっと、“ミリヤメイク”って名前で呼ばれるようになりました。――描きまつ毛とはすごい発想!イガリ:描きまつ毛もおフェロ顔のチークの位置も、普通に考えたらタブーな技。でもタブーな技こそ、みんなが使えるものだと思うんです。例えば、チークは一般的に頬にのせるものですけど、頬の位置なんてみんな違うわけですから、顔が膨張して見えちゃう人もいるんです。でも、目の下なら誰でも同じ位置に入れられますし、まつ毛がない人だって描きまつ毛ならできる。私はそういう誰でもできるへんちくりんな技を教えてあげたいなって思うんです。――そのへんちくりんな技のインスピレーションの源は?イガリ:描きまつ毛に関しては、学生時代に観た映画『時計じかけのオレンジ』のビジュアルが頭にありました。おフェロ顔のチークは、シミやそばかすがある外国人の男の子を見て、目の下に色があるってかわいいなって思ったのがきっかけです。それで、高校生のときから自分で目の下にチークを入れてたんですよ。◇著書『イガリメイク、しちゃう?』(宝島社)が大好評発売中。女優やモデルからの支持も厚く、女性誌のファッションページからビューティページまで幅広く活躍中。フォロワー数183kを超えるインスタグラムアカウントは@shinobuigari◇1979年生まれ、神奈川県出身。ヘア&メイクアップアーティスト・小野明美さんに師事し、2005年に『BEAUTRIUM』に所属。川畑タケル氏と共に講師を務めるヘア&メイクのデジタルスクール「BEAUTRIUM ACADEMY」(www.beautrium.com)がまもなく開講予定。※ 『anan』2016年4月13日号より。写真・高橋マナミインタビュー、文・菅野綾子
2016年04月06日プロのヘアメイクアップアーティストに究極の質問! 「Q. もしも無人島に3つだけコスメを持っていけるとしたら、何を選びますか?」 たとえ無人島だろうと、これだけは最低限欠かせない! と思うリアルな愛用アイテムを教えていただきました。忙しい日々だと、ついつい手を抜きがちなメイク&ケア。プロも愛用するこの3つのアイテムであなたもエイジレスビューティー を手に入れちゃいましょう。■ Vol.1 早坂香須子さん早坂香須子 Kazuko Hayasakaビューティーディレクター/メイクアップ・アーティスト。看護師として大学病院に勤務した後、メイクアシスタントを経て99年に独立。2013年AEAJ認定アロマセラピーインストラクターの資格を取得し、トークショーやオーガニックプロダクトコンサルタントなど、多岐にわたり活動中。プロデュース商品にSHIGETA「UV Skinprotection/BB Skinperfection」 NEHANエプソルト「Love Yourself First」、著書に「YOU ARE SO BEAUTIFUL」(カエルム)「100% BEAUTY NOTE 早坂香須子の美容A to Z」(KADOKAWA)がある。W所属。 「無人島って、自分以外に誰もいない場所ですよね? これは、いい質問だなと思って、じっくり考えさせていただきました」と開口一番、早坂香須子さん。「私は、南の方にある島を想定したのですが、紫外線や乾燥など、女性のお肌にとっては、きっと想像をはるかに超える過酷な状況ですよね。そこにたった一人でいることをリアルに想像してみた時、ナッツからオイルを取ったり、湧き水で化粧水を作ったり、炭でアイラインを作ったり、ベリー類からリップを作ったり…そこにある原料で、コスメを作り出す自分の姿が思い浮かびました(笑)。でも、もし3つだけコスメを持っていけるとしたら、行き着いたのは究極のところ、やっぱり “ベースメイク” でしたね。誰に見せるでなくても、肌がキレイならテンションは上がりますし “お迎えが来ました!” という時もいくらでもリカバーできるので」美の賢者がオススメするコスメアイテム。さっそくひとつめからご紹介しましょう。 ▼SHIGETA 「UV スキンプロテクション」「この『無人島コスメ~』の企画を聞いた時、まず一番に肌を守りたいと思いました。紫外線ってやっぱり、肌にかなりのダメージを与えてしまうので。そのプロテクトの方法として、『SHIGETA』と一緒に私が開発させていただいたUVクリームをまずは持っていきたいなと。つけ心地の軽さや優れた保湿力に加えて抗酸化作用のあるオイルがたくさん入っているので、つけるほど肌がキレイになっていきます。香りのプロフェッショナル・CHICOさんが監修してくださった香りが、とってもいいんですよね。ひと言で言うなら、毎朝嬉しくなる香り。日々使うたびに癒やされています」開発に3年、600以上の試作品を経て生まれたシリーズには、早坂さんがこだわり抜いた日本人に合う色と質感が美しい2色のBBクリームも揃っています。▼The Organic Pharmacy 「Ca バター クレンザー」「手のひらで温めて、バターのようなクリーム状にして使うクレンジングで、専用のクロスをお湯で濡らしてふき取ります。日焼けでたまった角質など、毛穴の奥の汚れを浮き上がらせてくれてスルッと取ってくれるのですが、洗ったあとは肌がつっぱることもなく、びっくりするほどしっとりするんです。化粧水でふき取りたい方はふき取ってもいいと思いますが、保湿力が極めて高いので、これひとつあればクレンジングもできるし、その後のフルコースのケアもできてしまいますね。これもまた、香りがとても良くて癒やされます。肌をどんどん強くしてくれるキャロット・オイルが含まれているので、中から弾力のある肌に近づけてくれますよ」▼SANTAVERDE 「エイジプロテクト フェイシャルオイル <アロエヴェラ ブラッサム>」「アロエの葉と花、そして3種の植物の根からつくられた “水分層” とアンチエイジングなどヒーリング力のある “オイル層” の2層から成る美容液で、振ってブレンドして使うタイプのものです。水分と油分が一度に取れるので、あまりベタベタしたくはないけれど、ちゃんと油の膜は欲しいという暑い季節にはオススメです。肌をふっくらさせ、ちゃんと保護もしてくれて、アンチエイジングもしてくれる。三拍子そろった優れものです。朝も夜も時間帯に関係なく使えますし、ハワイなどの南国に行く時に必ず持っていきますね。重宝しています」「無人島に持っていくなら、どんなコスメ?」という無謀なテーマにも関わらず、とても丁寧に答えてくれた早坂さん。何はともあれ大切なのは、やはり肌の基礎ケア。今回ご伝授いただいた3つのアイテムなら、多忙を極める毎日のちょっとしたすき間時間を使って肌を守り、いたわりながら美しく居続けられそうだと思いませんか? 最後にもうひとつ、ヒントをいただきました。「ベースメイクも、例えばクレンジングなら、乾燥する季節はバター系やバーム系、夏ならクリーム系やミルク系のさっぱりしたタイプなどを。いずれにしろ保湿力は不可欠ですが、季節によって使うものを変えること」肌の美しさこそ、エイジレスビューティーへのカギ。ぜひ参考にしてくださいね。・SHIGETA ・The Organic Pharmacy ・SANTAVERDE 北青山にあるライフスタイルメディスンを提唱するシンシアガーデンと共にプロデュースコスメブランドを開発中。日本、そして世界各地へ自ら足を運び、人との出会いや素材にこだわったスキンケアコスメが誕生します。2016年、夏頃ローンチ予定。(取材: 岸由利子 )
2016年04月05日2016年春の新作コスメが多数発売されていますよね。全部欲しい!だけど予算も限られている!!そんな方は、プロのメイクアップアーティストさんのオススメから試してみては?メイクのコツ・ポイント【THREE/ウイスパーグロスフォーアイ】透明感が出て、ツヤも演出してくれるので、くすみがある人にもオススメ!ハイライトとしても使えるのがGOOD!【★プラザ限定★レブロンクリームブラッシュ】サラッとした質感で、大人の方にオススメ!このメイク動画の詳しい情報と使用コスメ詳細を見る
2016年03月29日キールズより、朝用美容オイル「キールズ デイリー ボタニカル コンセントレート」が発売。それを記念したイベントが、発売日を間近に控えた9月4日に、表参道COMMUNE246で開催された。キールズの生まれた、アメリカを意識したベーグルサンドなどのフードを味わいながら進む今回のイベントは、ブランドの世界観を表現したブースやハーブティーのワークショップなど盛りだくさんの内容。目玉は、ビューティーディレクターでありメイクアップアーティストの早坂香須子さん(アロマテラピー・植物学を中心としたオルタナティブな療法を学び、2013年にはAEAJ公認アロマテラピー インストラクターの資格を習得。近年では、メイクの枠にとらわれることなく、元看護師という医学的知識と観点からインナービューティーやオーガニック プロダクトコンサルタント、香りなど多岐にわたりビューティーの提案している)と、ライフスタイル プロデューサーの村上萌さん(ライフスタイル プロデューサーとしてウェブマガジンNEXTWEEKENDを主宰し、メディア型プロデュースチームとして活動。著書に、マガジンハウスより刊行の「カスタマイズ・エブリデイコーヒーは、ダブルトール ノンファット エキストラ ホットラテ」。“次の週末に取り入れたい”をコンセプトに今より少し先の理想のライフスタイルを提案し続けている)を迎えたトークショーだ。ふたりとも朝の時間を大切にされるそう。「美容には朝が大切。白湯を飲むことやココナッツオイルでのうがいは欠かせない(早坂さん)」と言えば、村上さんは「朝ごはんを前日から決めて起きられるようにしたり、お花を飾ったり、良いスタートを切れる工夫をしている」などと応えるなど、ショーは終始和やかに進行。新製品となる朝用美容オイル「キールズ デイリーボタニカル コンセントレート」についての質問に話が及ぶと、「今まで朝の肌にオイルって使ったことがなかったのですが、めちゃくちゃふんわりした肌になるっていうのが最初の衝撃」と村上さんがコメント。「これからがんばろう、という時間に役に立っています」と続けた。一方、朝のマッサージにオイルは欠かせないと言う早坂さんは、「本当にびっくりしたのは、べたべたしないこと。それから、配合されているタマヌオイル。このオイルは10年前にハワイで出会った、とても大好きなオイル」と教えてくれた。朝にこそオイルでケアしたいと思わせてくれるふたりの話に、一日のはじまりとなる大切な朝であることを気づかされた。そして、その過ごし方を改めて考えてみたいと思わせてくれたイベントだった。キールズ デイリーボタニカル コンセントレート(30ml 6,000円・9月18日発売)日中のダメージから肌を守ってくれる、朝の美容オイル。時間に追われた忙しい時でも、ケアすることを応援するかのような処方は、素早い浸透力とピュアな付け心地が魅力。
2015年09月23日GODMake.では、2015年7月1日~2015年8月4日までの期間、メイクに関するアンケートを実施しました。回答者はGODMake.ユーザーの女性536名です。Q1.動画、雑誌、テレビでのプロのメイクアップアーティストのメイク、参考にしている?Q2.「YES」の方は、何を見て参考にした?Q3.「その他」は内容を具体的に教えて!・インスタグラム・Twitter・MERY・ざわちんや梶恵理子さんのブログ、その他インターネットの情報。・デパート・やっぱりコスメメーカーのイベント・ニコ生やtweetcasterの生配信。Q4.どういうアーティストがオススメしているメイクが参考になる?Q5 参考になると思うのはどういう部分?Q6.「その他」は内容を具体的に教えて!・メイク用品のお手入れのしかた・私は地黒で顔が濃いので、地黒の人のメイクや、顔が濃い人のメイクを参考にしています・手つきや手順、そのメイクをする時のポイントやコツ、どうすればどういう風に見えるかなどの理論Q7.参考にならないと思うのはどういう部分?Q8「その他」は内容を具体的に教えて!・肌に負担がかかりすぎる・メイクだけ可愛くても髪型と合わせて1セットだったり、似合う服がなかったりします・モテとかかわいさばかりを全員が追及しているわけじゃないのに、「モテメイク」「かわいいメイク」ばかりがやたらと取り上げられる風潮が嫌だから・高過ぎる高級ブランドのアイテムは購入できないから。・肌質が違うからやはりプロのメイクが気になる!という回答が90%近い結果になりました。「何を見て参考にした?」の質問では、雑誌と動画が約40%ずつとなり、自分のタイミングで繰り返し見ることが出来る媒体が多くを占める回答となりました。また、「どういうアーティストがオススメしているメイクが参考になる?」の質問には、同じモデルさんを色んな表情に変えることが可能な女性誌で活躍しているアーティストやTVの高解像度の世界でも美肌に仕上げる芸能人担当が上位に。全体感は顔や雰囲気が違っても、パーツごとなら似ているモデルさんや芸能人は必ずいますので、そういう方のメイクを参考にすると、新たな発見がありますよね。でも、「人の顔」ではなく「自分の顔」に似合うメイクを知りたいというのが女の子の本音。研究するのが女の子の楽しさでもある反面、正解がないので難しいところもありますね。詳しいアンケート結果を発表中!こちらをご覧ください。
2015年08月07日エディトリアルを始め、音楽や映画などのエンターテインメントのビジュアルでも様々なアーティストを支え続ける、ヘアメイクアップアーティストの冨沢ノボルさん。その類い稀なる美しいクリエーションの活躍は、洋の東西を問わない。名立たるアーティストからの指名の絶えない、冨沢さんのクリエーションの秘密に迫った。ビューティーとは時代と共に変わる意識に伴って変移していくもの「好きな作品は、ケヴィン オークイン (kevyn Aucoin=夭折した伝説のメイクアップアーティスト)の写真集や’60sのRudi GERNREICH。映画であれば、『ブレードランナー』など、未来を感じさせてくれるもの」大胆な色使いに内包させる繊細さ。その、計算され尽くされた冨沢ノボルさんの作品を見る度、驚きや裏切りにも似た美しさを感じさせてくれる。「すべての時代に、それぞれの素晴らしさがあり、過去の時代を経て今があります。時に過去を振りかえることで今を感じ、未来を創造する事がクリエーションなのだろうと思うのです。それは、少しだけ先の事を考える想像力が大切と感じているからかもしれません」ファッションやビューティーの、それぞれのムーブメントはいつも、社会や経済などと密接に結びつきながら生まれるものだろう。であれば、めまぐるしく変移し続ける近年においても呼応するように創り出される、冨沢さんのビューティーたらしめる瑞々しさはどのように結びついているのかを尋ねてみたくなる。「常に今を感じ、キャッチできるように努めています。例えば、仕事の現場だけでなく、毎日の暮らしの中でも何が自分にベストなものであるかを探し続けていることなど。ビューティーも同じで、今のムードが大切。美しさは時代と共に変化していくものだから」確かに、この数年、いやそれよりももっと前の頃と今とでは、私たちを取り巻く環境も大きく変わった。紫外線やストレスなどによる肌のダメージを考えても明らかだ。これほどまでにナーバスではなかったはずだ。そんな肌や、延いては肌作りには、いわゆるモードを反映しているとも教えてくれた。肌作りは、社会性や時代性を写し出すメイクアップの鍵「肌は、どの時代においても、社会性や時代性を写し出すメイクアップとしての重要な役割を担ってきました。僕のメイクアップには、少なくとも肌作り=ベースメイクに時代性を考えながら行っています」そう言われると、気になるのは今季の肌だ。「この数年は、大きな変化はなく、限りなくナチュラルに作るのがトレンド。大切なのは、素肌感です」だが、何より大事にしているのは自身の“カン”であると言う。「常に新しい表現に挑戦し追及したいと思っていますが、撮影の時のヘアメイクアップなど一瞬で決めることが大半。テーマに伴い、モデルの状態や現場のムードなど考慮し、最後は自分の直感を信じてヘアメイクを行っています。もちろん、クライアントが予想していた仕上がりとは異なることもありますが、すぐに修正できるのがメイクアップの素晴らしいところ。常に柔軟性を持って対応出来る力が必要です」では、色についてはどうだろう。気になる色はあるはずだ。「ニュートラルなカラーは、変わることなく好きです。肌色のライトなカラーからダークなブラウン。ベージュブラウンからのグラデーョンは、永遠に美しい。差し色としては、アースカラーのネイビーやカーキ色などのシックな色は今シーズンの気分です。リップカラーは、変わらず深みのあるワインカラー=ボルドーなどは好きですが、そこにビビッドなカラー ーー例えばグリーンやオレンジやピンク、イエローなどーー を僅かに加えるとまた、一味違った面白みが生まれます。それから、冬の白、それも真っ白が好きですね」メイクアップだけではなく、ヘアも手がけているのも冨沢さんらしさであると言えるだろう。グローバルに活躍するクリエーターとしては、非常に珍しいからだ。「ヘアとメイクアップの両方を行うことにこだわるのは、顔と頭は別々ではなく一体であるから。そう捉える事で、自分が表現したいクリエーションの幅が広がるからです」しかし、ヘアとメイクアップは、それぞれの技術面では別のもの。「それだけに大変ですが、ファッションが有りそれに合わせた、メイキャップが有り、ヘアが有る。僕は、トータルに見た美を作っていきたいという思いが有り、バランス感を大事にしています」その情熱をも感じさせるクリエーションの、驚きにも似た圧倒的な美しさは、パワフルで鮮やかだ。「絵を描くような感覚でメイクアップについて考える人もいますが、僕は人と向き合う職業と思っています。人間が好きじゃないとできないかもですね。毎日の出会いの中で生まれるものを大事にしつつ、少しだけ未来の今を表現していきたい。そこに、日本の伝統美なども取り入れられたら素敵ですね」ーー人への愛と誠実さが、冨沢さんのクリエーションの絶対的な美しさを司っているのだろう。そう思うと、また新しい冨沢さんの美が見えてくる。【プロフィール】Hair&make-up 冨沢ノボル:東京をベースに、ファッション誌、広告、TVコマーシャル、CDジャケット、PV、ランウェイをはじめ、映画、舞台のヘアメイクディレクションも手掛ける。また、ネイルやアイラッシュ、帽子などのプロデュースを行うなど、幅広く活動。2014年に発表した KEIICHI NITTA+NOBORU TOMIZAWA「DOUBLE EXPOSURE」では、従来のヘアメイクの表現に縛られず自由な発想で作品を制作。表現の幅を広げながら、常に進化し続けている。
2015年06月29日はじめまして!メイクアップアーティストの寺本彬人です。普段はファッション誌、コレクションメイクなどで活動しています。今回はメイクアップブランド「THREE」の発表会に行ってきました。ご存じの方も多いかと思いますが、「THREE」は日本発のナチュラルコスメで、環境配慮しながら国産の質の高い天然由来成分を取り入れ、機能性、デザイン性の高い商品を生み出しているブランド。 女性の持つ本来の美しさにモードの要素を加え、自身の魅力を引き出すメイクアップを提案し、幅広い年代に支持されている、今注目のブランドのひとつです 。そんな「THREE」の新作発表会の会場には、ほのかに柑橘系の香りが溢れ、モダンさと温かみのある空間に15-16AWのコレクションがずらり。「THREE」といえば厳選された原料と最先端の科学から生まれたスキンケアに定評があります。化粧水やクリームはもちろん、様々な植物油、植物エキスがブレンドされた美容オイルは逸品。オイル特性である保湿力が高く、冬場の乾燥や夏のオフィスでの乾燥も防いでくれる効果もあります。今回の発表会ではファンデーションとポイントメイクに注目してみました!新作となるクリーミーファンデーションは7種の植物油を配合しており、濃厚でありながらも柔らかく、カバー力も抜群。顔の骨格に合うように設計された専用のファンデーションブラシを使ってなじませると、均一にカバーされ、まるでキメが整った“素肌”のよう!吸い付くような密着感と肌との一体感、まるでやわらかいシフォンをまとっているかのような優しいつけ心地です。そして注目ポイントメイクはリップ!!今回のラインナップは、トレンドを押さえつつ、様々な質感を味わえるところがおもしろいです。リップペンシルとリップジャム、それぞれ単独でも使えるアイテム。ペンシルはセミマットでなめらかにリップラインを引くことができます。リップジャムは、グロスとリップスティックの中間のテクスチャーと発色で、唇に上質な艶、潤いを与えてくれます。リップに注目したのは、この2つを一緒に使用した際の発色や質感の変化が面白いからです。ペンシルのみを使いセミマットに仕上げても良し、リップジャムでみずみずしいカラーを楽しむのも良し、ペンシルとリップジャムをミックスして、色味を強調したり、抑えたりとその日のシーンによって使い分けるのも良いですね。リップは、トレンドを意識した"遊び"を効かすことのできるメイクがポイント。組み合わせ可能なリップペンシルとリップジャムで、きっとあなたに合ったメイクが見つかるはず。モダンさと温かみのあるパッケージデザインも「THREE」の素敵なところですね。早速、今度の撮影で使ってみたいと思います。【プロフィール:Akito Teramoto】Akitoは、 現在東京を中心に活躍するメイクアップアーティスト。大学を卒業と同時に渡仏。パリでメイクを学び、フランス文部省が認定する「シデスコ インターナショナル ディプロマ」を取得。H&M×ランバン(LANVIN)などのキャンペーン広告やカタログの他、『VOGUE』をはじめ、エリザベス女王も表紙を飾ったことで知られる老舗誌『LIFE』などでエディトリアルページの製作に携わる。さらに、パット・マ グラスチーム、資生堂チームなどの世界を代表するメイクアップチームのクルーとしてパリコレクションに参加。シャネル (CHANEL)やルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)など、数々のショーで経験を積む。6年間の渡仏を経て帰国してからは、東京コレクション、TVCM、3.1 フィリップリム(3.1 philliplim.)の広告キャンペーンなども手掛けた。現在では、著名フォトグラファーである、レスリー・キーらと多くの作品を製作する他、 『VOGUE』や『WWD』といった、世界の主要マガジンのファッションページを担当し、現在ますますその活躍の幅を広げてい る。
2015年05月28日レイチェル・マクアダムスが、故郷のカナダで行われた妹の結婚式でプライズメイドを務めた。23日(現地時間)、レイチェルの妹でメイクアップ・アーティストのケイリーンと映画プロデューサーのエヴァン・ターナーの結婚式がカナダのムスコカにあるロッジで行われ、レイチェルは明るいブルーのホルターネックのドレス姿でブライズメイドとして参列した。ケイリーンは大学生の時に、姉の主演作『きみに読む物語』の撮影現場へ見学に行ったのをきっかけに、メイクアップ・アーティストを目指すようになり、現在はロサンゼルスを拠点にズーイー・デシャネルやリリー・コリンズをクライアントに持つアーティストとして成功している。もちろん姉のメイクも彼女の担当だ。映画祭やパーティのレッド・カーペットを揃って歩くことも多い2人はとても仲が良く、仕事のみならずプライベートでも一緒に旅行している。妹の晴れの日に、レイチェルは感極まってうれし涙を浮かべていた。(text:Yuki Tominaga)
2015年05月27日イギリスのメイクアップアーティストのローラ・ジェンキンソンさん。彼女の唇を使った“唇アート”が今海外で話題になっているんです。みなさんが知っているキャラクターやオリジナルのイラストと唇を一体化させて描いています。まさに神業です。「アナと雪の女王」オラフ出典:ローラ・ジェンキンソンさんInstagramよりミッキーマウス出典:ローラ・ジェンキンソンさんfacebookより「アラジン」ジーニー出典:ローラ・ジェンキンソンさんInstagramより「リロ&スティッチ」スティッチ出典:ローラ・ジェンキンソンさんInstagramより「トイストーリー」リトルグリーメン出典:ローラ・ジェンキンソンさんInstagramよりウシ出典:ローラ・ジェンキンソンさんInstagramよりスポンジボブ出典:ローラ・ジェンキンソンさんfacebookよりスマーフ出典:ローラ・ジェンキンソンさんInstagramよりポパイ出典:ローラ・ジェンキンソンさんfacebookより顔とキャラクターが一体化していて、同じ唇とは思えないですよね!芸術的です。こちらに最新の面白い唇アートがたくさん公開してあります。Instagramfacebook出典:ローラ・ジェンキンソンさんInstagramより
2015年03月22日去年12月リアリティースターのキム・カーダシアンそっくりに整形し、その衝撃的なルックスで全世界の話題をさらったメイクアップアーティストのジョーダン・ジェームズ・パークさん。“キムに似せて整形した”という部分ばかりが強調されているが、ジョーダンさん自身はそのつもりはなかったのだという。イギリスの番組「This Morning」にて、ジョーダンさんは「彼女には全然似ていませんよ。キムのようになりたいとも思いません。もし彼女と全く同じに整形されていたら、お金の払い戻しを請求していました」と語った。どうやら、キムに似るためだけに整形したわけではないようだ。また番組の中でジョーダンさんは日々の2時間かかる美容ルーティーンも明らかにしている。「輪郭をシャドーイングしてからでないと外には出ません」と語っており、美容にはかなり強いこだわりをもっていることが伺える。世間からネガティブな批判を受けてもジョーダンさんは気にしないと言う。「自分自身が好きですし、自分の外見も好きです」「人々は何か違うものを見るとき、人がどれだけ変われるか、どれだけ自信を持てるようになるかを理解出来ないんですよ」と語り、自分の外見に満足していることを明らかにした。(text:cinemacafe.net)
2015年01月21日「ランコム(LANCOME)」のメイクアップ・クリエーティブ・ディレクターに、メイクアップアーティストのリサ・エルドリッジ(Lisa Eldridge)が就任した。同職は、アーロン・ド・メイの退任依頼、約4年間空席となっていた。ソルヴ・スンツボやマート&マーカスなど、世界を代表するフォトグラファーと仕事を共にし、著名雑誌やラグジュアリーブランドの仕事も手掛けてきたエルドリッジの存在を一躍有名にしたのが、09年にスタートした自身のブログだった。初投稿の記事で彼女は、大晦日のパーティーで徹夜した後の痕跡を消すメイク法をユーモアを交えて紹介。その後も、ほんの数分間でキレイになれるテクニックを動画で紹介し、数百万人を超えるファンを楽しませてきた。エルドリッジとランコムの出合いは20年前に遡る。彼女は、ロンドンのハロッズのランコム カウンターでビューティーアドバイザーとして働いた経験を持ち、メイクアップアーティストとなってからは、ランコムのミューズである女優のケイト・ウィンスレットのメイクアップを手掛けてきた。エルドリッジは今後、ランコムの新製品やコレクションの開発に携わって行く。また、オンラインコンテンツも計画中で、YouTubeで人気となった手法を駆使して、メイクのチュートリアルや使用法などを考案して行くという。
2015年01月16日カエルムは11月22日、メイクアップアーティスト・早坂香須子初となる書籍『YOU ARE SO BEAUTIFUL ―最高の私に出会う7日間―』(1,500円)を発刊した。この本は元看護士という経歴を持つ早坂が、医学的知識を元にしたボディケアや植物療法、健康レシピなどを紹介したもの。第1章では“最高の私に出会う7日間”と題して、アロマセラピーなどをベースとした7ステップのセルフケア術を紹介している。その他、トレンドに左右されないベースメイクの手法、トップモデル御用達のビューティースポットといった実用的な情報も数多く収録。道端ジェシカやSHIHOなど、早坂が考える美しさのメソッドを実践している女性との対談も行われ、そんな彼女達の美しさの秘訣が明かされている。
2014年11月23日数々の著名人や一流ファッション誌のメイクを手掛けるメイクアップアーティスト、ローズ・マリー スウィフト(Rose Mary Swift)によるローコスメブランド「アールエムエスビューティー(RMS Beauty)」が日本初上陸。11月15日にコスメキッチン一部店舗で発売される。ローズは、20年以上に渡りメイクアップアーティストとして活躍。『ヴォーグ』や『ハーパーズバザー』を始め、「ルイ・ヴィトン」や「ラルフローレン」の広告、ミランダ・カーやソフィア・コッポラらセレブリティのメイクも手掛けてきた。数年前に健康問題と化粧品に使われる化学物質の関係に気付いたローズは、長期的な健康と美容をサポートする化粧品の開発に着手。「肌に潤いを与え美しく輝かせる、体に本当に良いもの」というコンセプトを元に、オーガニック原料を使用したナチュラルカラーコスメが誕生した。また、ほぼすべてのプロダクトに非加熱のココナッツオイルを使用していることも特徴の一つ。多くの化粧品の製造過程において、原料を高温で加熱することにより肌によい酵素やビタミンなどの栄養分が取り去られてしまうことがある。この事態を避けるため、RMS Beautyでは、原料を最小の熱で加工して製造している。「ボリューマイジングマスカラ」(3,800円)には、ミネラル色素とオーガニックワックス(ミツロウ・カルナウバロウ)を配合。まつ毛をいたわりながらボリューミーな目元を演出する。アイシャドウ「クリームアイシャドウ」(3,800円)は、美容クリームと保湿クリームの2役も兼ねているので、目元を美しく彩りながらエイジングケアも期待出来る。その他、唇にも頬にも使用できる「リップチーク」(4,800円)、は、オーガニック由来のオイル、ワックス、バター配合で高い保湿力を実現しながら軽やかな使用感が魅力の「リップシャイン」(3,400円)、軽やかな使い心地のコンシーラー「アンカバーアップ」(4,800円)、サテンパールの輝きのハイライター「ルミナイザー」(4,900円)などがそろう。販売店舗(予定)は、コスメキッチン代官山本店、渋谷ヒカリエ店、阪急うめだ店、玉川高島屋S.C店、名古屋ラシック店、札幌ステラプライス店、ルミネ有楽町店、ピープル バイ コスメキッチン天神地下街店。
2014年10月14日ミランダ・カーやソフィア・コッポラなど数々の著名人や一流ファッション誌のメイクを手がけるNYを拠点とするファッション&メイクアップ・アーティスト、ローズ・スウィフトが開発したメイクアップブランド「RMS Beauty(アールエムスビューティー)」が、この秋日本に初上陸。11月15日(土)より、コスメキッチン一部店舗にて独占販売をスタートする。「RMS Beauty」最大の特徴は、プロダクトに配合される天然成分の多くを非加熱で作ったローコスメブランドであることだ。原料がオーガニックであることはもちろん、加工工程においても、原料の過熱を最小限にとどめ、ビタミンなどの肌によい成分を破壊することなく配合し、コスメティックでありながら、スキンケア効果を考え、肌本来の持つ美しさを追及しているというから、美容だけでなく健康にも意識の高い女性たちにとってアップカミングなコスメティックブランドだ。開発者であるローズ・スウィフトは自分自身、以前は化学製品のコスメティックを使い続けていたが、短期的には美しく仕上がるものの長期的にみると健康が損なわれていることに気づき、長い間使い続けられる良質な成分が必要であると考え、自らが製品開発に携わる「RMS Beauty」を設立した。そのため毎日使う人の健康を考え、有毒な化学物質から身を守ることをモットーに、ほぼすべてのプロダクトに非加熱のココナッツオイルを使用するなど、「肌に潤いを与え、輝かせる、体に本当に良いもの」をコンセプトに、徹底した製品づくりを行っており、ヘルスコンシャスな女性たちから支持されている。たとえば、マスカラにはミネラル色素とオーガニック植物ワックス(ミツロウ・カルナウバロウ)を配合し、まつ毛をいたわり、活力を与えながらボリュームや存在感をアップさせる。ハイライターとしても使用できるミネラルクリームシャドゥのアイポリッシュは、これ1つで目元の美容クリームと保湿クリームの二役を兼ねたスグレモノ。そのほか、オーガニック由来のオイル、ワックス、バターを配合し高い保湿力を持ったリップなど、いずれもこれまでにない革新的な内容で、つい乗り換えたくなってしまうこと必至だ。(text:Miwa Ogata)
2014年09月24日資生堂トップヘア&メーキャップアーティスト・原田忠(はらだ・ただし)が、漫画『テラフォーマーズ』(原作:貴家悠、作画:橘賢一)とのコラボレーションによる作品を製作した。同氏による漫画キャラクターの実写化は、昨年の『ジョジョの奇妙な冒険』に続き2作目。集英社『週刊ヤングジャンプ』にて連載中の『テラフォーマーズ』は、人型に進化したゴキブリと人類の戦いを描いたSF作品。コミックス累計発行部数870万部以上を誇る人気作品で、9月26日からはTOKYO MXにてテレビアニメの放送も開始される。今回彼が製作したのは、原作のキャラクターをモデルで実写化したヘア&メイクアップとファッション、CGを掛け合わせたクリエーション作品。実写化が困難と言われていた『テラフォーマーズ』に登場する1人の美人女性キャラクター「ミッシェル・K・デイヴス」をモチーフに、ファッション性に違いを持たせた三つの異なるアプローチで作品を完成させた。「2度目の実写化となる今回は、 ヘアメーク表現の枠を超えて更なる表現の可能性に向かう挑戦でもあった。 信頼できるジョジョの撮影チームをベースに、それぞれの分野でのスペシャリスト達を新たに迎え入れ、 その同志達とのコラボレーション作品となった」と原田氏。招集されたスペシャリストは、スタイリストの高橋毅、コスチュームディレクションの辻沙織、CGアーティストの早野海兵という分野の異なる3名のプロフェッショナルだ。高橋との作品では、「ソマルタ(SOMARTA)」の白のボディスーツと「マサヤクシノ(Masaya Kushino)」の新作シューズを使用し、スタイリッシュにエレガントに表現。辻との作品では甲冑を取り入れ、昆虫のエグさと力強さを実写化した。早野とのCGを用いたビジュアルは11月発売の『週刊ヤングジャンプ』にて公開される。漫画を愛する原田氏同様、この3人もテラフォーマーズを愛読。心で共鳴し、作り上げたようだ。 「それぞれの感性が融合し、化学反応を起こし、美しく力強いミッシェル・K・デイヴスに昇華させることができた。既成概念を打ち破る革新的な美の表現にたどり着くには、志を共にした盟友の惜しみない支援と協力があればこそ。彼らなくしてこのミッションは実現できなかった」と原田氏は製作を振り返る。これらの作品は9月19日発売の月刊誌『ウルトラジャンプ』(集英社)10月号、10月18日発売の同誌11月号にて特集掲載される。また、『テラフォ―マーズ』が連載されている『週刊ヤングジャンプ』でも特集が予定されている。
2014年09月18日仕事や家庭など、様々な場面で活躍する女性達を紹介するインタビュー企画「輝く女性の秘密」。第3回は、RIE OMOTO(リエ・オモト)さん。2009年にスタートしたコスメブランド「THREE(スリー)」。「NEW ATTITUDE FOR BEING NATURAL(ナチュラルはこんなにも自由になれる)」というコンセプトは、多くの女性の心をつかみ、現在は全国に27店舗を百貨店を中心に展開している。このブランドのメイクアップ・クリエイティブ・ディレクターを務めるのがRIEさんだ。世界を舞台に「輝く女性達」の最前線にいる彼女に、お話を伺った。――キャリアの最初の転機は、19歳での渡英でしょうか?デヴィッド・ボウイやセックスピストルズが大好きだったんです。それで一度はロンドンに行きたいと思っていました。そこで目にしたファッション・カルチャー誌『i-D』に大きな影響を受けました。『i-D』に登場するモデルのメイクは、とにかくかっこいい!それに衝撃を受けてメイクアップアーティストという職業を意識するようになったんです。――その後帰国して、岡山で美容師として仕事をしていた時に、当時、パリで活動していたイギリス人メイクアップアーティスト リンダ・カンテロ(Linda Gantello)がセミナーを開催するという情報を耳にして、渡仏。これも大きな転機のきっかけですね。金銭的にも簡単なことではありませんでしたが、どうしても参加したかったので、えい!と渡仏しました。――そしてRIEさんのメイクがリンダの目に止まって「パリに来ない?」と誘われたんですね。すぐに彼女についてパリコレを回るようになったと伺いました。RIEさんが世界の舞台一歩を踏み出した瞬間と言えますね。名だたるメゾンのショーのメイクに携われたのはとても勉強になりました。その後、ニューヨークに拠点を移すことになったのは、フォトグラファー、リチャード・アヴェドン(Richard Avedon)に出会ったから。ニューヨークのオープンな雰囲気が私に合うなと思ったんです。――では、メイクのお仕事に戻ってお話を伺いますが、エディトリアルの世界でも、『ヴォーグ』誌や『エル』誌といった世界的なファッション誌をRIEさんのメイクが飾っていますね。最近の作品の中でのお気に入りは?『ヌメロ チャイナ』の表紙とカバーストーリーを、THREEのモデルも務めるグィネヴィア・ヴァン・シーナス(Guinevere Van Seenus)を主役にして制作したのですが、すごくきれいでかつユニーク。それから、エールフランスの広告は、今回、まったくイメージを変えました。いろいろなシーンをシリーズで撮ったので、楽しんでもらえると思います。『ハーパーズバザー』ではTHREEの新しいアイライナーを使いました。どの作品も皆、自信作ですよ。――そういうお仕事では、どうやってメイクを組み立てていくのですか?エディトリアルだったら、ストーリーがあって、そのストーリーの中にいるべき女性像を想像します。編集者達とはそのシーンやストーリーがどういうものか、綿密に打ち合わせます。きちんと責任を持って、納得のいく仕事をしたいんです。昔はすごく暇な時もありましたから、来る仕事は選ばずにやっていましたけれど、段々と、選ぶこともお互いの礼儀みたいなことなのかな、と思うようになりました。現場に行けば、100%の力を出し切って一生懸命やりますが、それでもお互いに「違うな」と違和感を持つのも嫌ですよね。だからそうならないように、モデルは誰でスタイリストは誰でとか、彼ら、彼女らと一緒なら良い仕事ができると思え、情熱を傾けてやろうと思える仕事を選ぶようにしています。大切な時間を費やすのですから、「イケてない」という仕事をするのは自分にとっても良くない事ですしね。――忙しいと、そう思っていなくても疎かになってしまうことがありますね。そう。毎日働いて疲れ過ぎると、仕事にかけるパワーがどんどん薄いものになるような気がするんです。だから、10の仕事をするよりも、本当に集中してできる3つの仕事をやるほうが、お互いハッピーになれると思うようになりました。――RIEさん個人としては他に、何かお考えになっていることはありますか?メイク、ヘアやファッションをトータルに見る小さな学校を創れたらいいなと思っているんです。既存のメイクの学校は、卒業してからアシスタントをしつつ仕事の勉強をしていくわけですが、となると、学校の役割は何なのか疑問になりますね。卒業したらすぐに実践できることを学べる学校があったらいいんじゃないかと思うんです。というのも学校ではメイクのことしか教えません。従来の学校では、テキストはアップデートされず、教え方も変わらないから、時代遅れになってしまって、そこで学んだことを仕事で生かすことができないのです。しかも、メイクもヘアも、教わるのは首から上だけ。――というと?ファッションやライフスタイルとかけ離れているんです。例えば一口にドレスに合うメイクといっても、赤いリップにしたほうがいい場合と、ヌーディーにしたほうがいい場合があるし、昼間なのか夜なのかによっても変わってきますよね?「どういうメイクやヘアがいいの?」というのは、着る服やシーンという背景が必要なんです。――残念ながらこれまでの学校には、そういう発想がなかったということですね。ええ。だから、ファッションやシーンも含め、トータルに教えられたらいいな、学校を卒業して、メーキャップアーティストやヘアスタイリストやスタイリストのアシスタントについて学ぶようなことを、学校にいる間に学べたらいいな、と思うんです。若いうちってものすごく吸収できるから、学校で、勉強と業界の現場のことを両方学べればいいのに、とずっと考えているところです。後半では、メイクや美容についての哲学をお聞きします。
2014年08月16日ハリウッドの伝説的特殊メイクアップアーティスト、ディック・スミスが亡くなった。92歳だった。スミスを師として尊敬し続けたリック・ベイカーは、訃報を受けて、「巨匠が亡くなった。僕の友人で恩師でもあるディック・スミスは、もうこの世にいない。世界は、もうこれまでと同じではない」とツィートした。スミスは1922年生まれ。イェール大学在学中に特殊メイクアップの魅力に目覚め、さまざまな技術を開発。キャリアの初期には「Dark Shadows」などテレビ番組で活躍し、後に『エクソシスト』『ゴッドファーザー』『タクシードライバー』『ディア・ハンター』『スターマン ―愛・宇宙はるかに―』などの特殊メイクを手がけた。『アマデウス』で初めてのオスカーを受賞、2011年には名誉賞を受賞した。スミスが育てた特殊メイクアップアーティストには、7度のオスカーに輝くベイカーのほか、リチャード・テイラー、辻一弘などがいる。文:猿渡由紀
2014年08月01日ファッションに合わせて、メイクにもトレンドを採り入れたい。今年の春夏メイクのポイントを、多数のランウエイショーでメイクアップを手掛ける「ナーズ(NARS)」のインターナショナル リード メーキャップスタイリスト 伊藤貞文氏に、日本人女性にすすめるトレンドメイクを聞いた。14SSのコレクションで多く見られたのは、女性の素の美しさを引き立てるようなメイク。「チークはクリーム状のものを、指を使って頬に伸ばしてラフに仕上げる。リップもラインをきちんと取らずに、リップスティックを指にとってたたくようにして色を乗せる。色は共に明るめがおすすめ」と伊藤氏。ナーズのカラースティック「マットマルティプル」は、唇にも頬にも使え、そのまま使えばマットで色鮮やかに、水に濡らして使えば透明感ある発色になり、バックステージでも重宝された人気アイテム。ベースメイクも、しっかり保湿した後にコンシーラーでトラブルのみカバーし、フェイスパウダーで仕上げるなど、ナチュラルに作るのが気分という。雰囲気作りのポイントは眉だ。「クールでマチュアなメイクには、しっかりと意志のある眉を。ソフトでフェミニンなメイクには、丸みを持たせた柔らかい眉を」。ナーズがメイクを担当した「3.1 フィリップ リム(3.1 Phillip Lim)」や「アレキサンダー ワン(ALEXANDER WANG)」など人気ブランドのショーでは、自眉をマスカラで整えてシルエットを作った。また、次の秋冬のビューティートレンドについて尋ねると、「グリッターを使ったアイメイク、リップメイクが気になる」との答えが。一足先に採り入れてみるのはいかがだろうか。伊藤氏は、2001年にニューヨークから帰国後、ナーズ・ジャパンに所属。ナーズ日本1号店(伊勢丹新宿店)のカウンターでメーキャップアーティストとしてのキャリアをスタートし、雑誌やバックステージでも活躍。2010年に現職に就任し、世界のファッションウィークのバックステージでも活躍している。海外を飛び回り、価値観の違う人達と会うことで刺激をたくさん受けるという伊藤氏。日本の女性に向けて、「美に対して意欲的でいいと思う。人とは違うことをするのを怖がらないでチャレンジしてほしい」とメッセージを残した。
2014年05月28日女優やモデルから多くの支持を集めるメイクアップアーティスト、濱田マサルが手掛けるオリジナルコスメブランド「ブラン・エトワール(blanche étoile)」から、第1弾アイテムとなる「マサルマスカラ(MASARU MASCARA)」が登場。ワールドが展開するセレクトショップ「オペーク(OPAQUE)」4店舗にて、2013年8月8日(木)より限定発売している。「マサルマスカラ」は、にじみにくく、カールが長時間持続し、ロングラッシュ効果もあるという高機能なマスカラ。艶のある漆黒で、粘り気のある液がまつげ一本一本にしっかりと付き、ダマになりにくい。汗や雨には強いが、お湯で簡単に落とすことができる。2年の歳月を経て、ようやく理想の品にたどり着いたという濱田マサルは「創りたかったのは、マスカラ本来の役割を最大限発揮してくれる、使い勝手の良いシンプルなもの。絶対に譲れない条件を、絶妙なバランスで完成させた逸品です」とコメントしている。「マサルマスカラ」は、セレクトショップ「オペーク」丸の内店、大阪店、京都店、広島店の4店舗で限定発売中。さらに、2013年8月22日(木)からはオンラインストアでも発売する。数に限りがあるので、購入はお早めに。【商品概要】blanche étoileMASARU MASCARA価格:3,360円(税込)カラー:BLK(ブラック)発売日:2013年8月8日(木)取扱店舗:オペーク 丸の内、オペーク オオサカ、オペーク キョウト、オペーク 広島オペーク オンラインストア※2013年8月22日(木)~元の記事を読む
2013年08月17日(画像はプレスリリースより参考)プロフェッショナルな仕上がりはさすが!女優やモデルからの信頼も厚く、交友関係も幅広い人気ヘア&メイクアップ・アーティストの濱田マサル氏。ファッション誌、メイクアップ専門誌など、女性誌でもしばしば見かける存在なので、その名を知る人も多いだろう。そんな濱田マサル氏が自身で初めて手がける、オリジナルコスメブランド「blanche etoile」(ブラン・エトワール)が8日誕生、ワールドが展開するオペーク4店舗で発売開始となった。第1弾アイテムとして登場したのは、プロフェッショナルな仕上がりをかなえるマスカラだ。22日からはオンラインストア販売も誕生したマスカラは、「MASARU MASCARA」(マサルマスカラ)と彼の名前が冠されたスペシャルモデル。マスカラ本来の役割を最大限発揮する、使い勝手の良いシンプルなマスカラで、日本中の女性のキレイへの願いをかなえたいという、メイクアップアーティストならではの強い想いが込められたアイテムとなっている。にじみにくく、美しいカールが持続する上質な仕上がりで、目元に他にはない深みと奥行き感をプラスすることができるという。ロングラッシュ効果も抜群で、濱田マサル氏がマスカラに欲しいと思う機能を、絶妙なバランスで兼ね備えさせるため、試行錯誤を重ね、2年の歳月をかけて生み出した逸品というから、ぜひ試してみたい。現在購入できるのは、オペーク丸の内、オペークオオサカ、オペークキョウト、オペーク広島の4店舗。カラーはブラックのみとなる。8月22日からは、オンラインストアでの発売も開始されるとのことなので、こちらの4店舗に足を運べない人も、こちらで購入が可能だ。プロフェッショナルなこだわりのアイテム。美しい目力を手に入れたいなら、ぜひチェックしておいて。【参考リンク】▼オペークblanche etoile 特設サイト▼株式会社ワールドによるプレスリリース元の記事を読む
2013年08月10日(ブランド公式サイトトップより参考イメージ)オープン30周年記念イベントで設置伝説のメイクアップアーティスト・植村秀が創始したコスメブランドとしておなじみの「shu uemura」(シュウウエムラ)が、今年、表参道に1号店であるビューティーブティックをオープンさせてから、30周年のアニバーサリーイヤーを迎える。これを記念して、表参道本店店頭のウィンドウディスプレイに、期間限定で巨大なカラーパレットを設置するという。豊富なカラーバリエーションが美しいshu uemuraらしい記念イベント。期間は6月28日から30日までで、表参道ヒルズ西館1Fにある同店の正面ディスプレイに「Happy Color Roulette」(ハッピーカラールーレット)として登場するそうだ。あなたの今日のHappyカラーは何色??この「Happy Color Roulette」は、PLAYボタンを押して巨大カラーパレットのなかのルーレットをまわすと、その日のラッキーカラーが占える仕組みとなっていて、ルーレットが止まると、モニターにラッキーカラーとHappy wordが!さらにそのカラーをメインに、ブランドが提案する最旬メイクを施した、モデルの点子の姿が映し出されるという。参加は無料で、期間中ならだれでも楽しめるとのこと。映し出されたメイクをお手本にすれば、さらにHappyを引き寄せられるかも。点子が手招きするモニターが目印となっているので、ぜひ店舗に足を運んで試してみて。【参考】▼shu uemura 公式サイト▼プレスリリース▼点子ホームページ超絶美肌の持ち主!韓国女優”チェ・ジウ”も虜のエイジングケアサプリとは?(6月16日)えっっ!!すべての酵素がダイエットに効くわけじゃない!?(6月15日)元の記事を読む
2013年06月26日熱い夜のきらめきを演出するゴールドパールカナダのトロントで、プロのメイクアップアーティストのためのブランドとして誕生したM・A・C。そんなM・A・Cが今シーズン提案するのは、セクシーな表情をたっぷりと魅せる、夏のリゾート・グラマラスメイク。熱い夜のシーンを彩るきらめきが印象的だ。限定2種で登場する、パレット型の「スモールアイシャドウ×4」は、使いやすい定番カラーから、アクセントカラーとなるさし色まで4種を1つにおさめた使い勝手のいいアイテム。こちらも限定2色で用意された、チーク「パウダーブラッシュ」の「ライブフォーラブ」と「ホットナイツ」に合わせて使えば、魅惑のきらめきをまとった表情でアピールできそうだ。暗闇の中でも魅惑のオーラを放って!肌ベースには、新発売の「ストロボリキッド」をオン。ゴールドのパールが配合されており、自然な輝きと艶のあるブロンズ肌に生まれ変われるから、夏らしく、そして暗闇の中でもひときわ魅惑の美しさを放つ、あなただけのオーラをまとうことができる。そして唇には「リップスティック」の限定4色を。うるおいと輝き、なめらかなテクスチャーとボリューム感を出すことができるタイプとなっているので、セクシーな表情を際立たせて仕上げることが可能だ。真夏のセクシーメイクで違う自分を演出したい人におすすめ。これら新色、新発売アイテムは、いずれも6月20日より発売開始となる。ぜひ手に取ってチェックしてみて。【参考リンク】▼M・A・COfficial Site元の記事を読む
2013年06月17日美しきヘアメイクの世界を堪能して!資生堂は3月30日から4月2日までの期間、資生堂ビューティークリエーション研究センターに所属するヘア&メイクアップアーティストの原田忠氏による作品の写真展「原田忠全部!!Ver.5.0」を開催する。会場は、中目黒のギャラリー「SPEAK FOR ANNEX」(スピークフォーアネックス)だ。時間は10:00~20:00で、初日は12:00開場、4月1日、2日は19:00までとなっている。原田氏は、自身のヘア・メイクアップ創作の発表の場として、こうした作品展を2008年から国内外で開いている。その5回目の作品展となる今回は、“全部!!”と題されているように、2003年から2012年までの10年間における集大成、全62作品を一挙公開する予定という。実演やトークライブイベントも公開作品の中には、人気漫画として知られる「ジョジョの奇妙な冒険」(集英社)にインスパイアされて生まれた、オマージュ作品も含まれているそう。こちらは初公開となっており、より注目を集めそうだ。30日、31日、1日の13:00からは、原田氏による「編込み」スタイリングの実演も行われる。卓越した技術から美が生まれる瞬間を、ぜひ生で体感したい。また、最終日である2日の13:00と16:00には、カメラマンの小池徹氏と、スタイリストの高橋毅氏とのトークライブも実施される予定という。クリエイティブ最前線のトークを期待したい。なお、いずれのイベントも入場無料となっている。アーティスティックなヘアメイク作品に触れて、あなたの美心も開花させてみては。元の記事を読む
2013年03月27日