ディズニー100周年記念作品『ウィッシュ』が、4月26日(金)本日、「ディズニープラス」にて見放題配信がスタートする。昨年12月に公開、『リメンバー・ミー』を超える大ヒットスタートを遂げ、現在までで興行収入35億1,989万円、動員数259万人を記録している本作は、どんな願いも叶うとされる魔法の王国を舞台に、願い星に選ばれた少女アーシャが、全ての願いを支配する王様に立ち向かう姿を描く。特に話題となったのが、ディズニー珠玉のミュージカルナンバー。アーシャの日本版声優を務めた生田絵梨花が歌う「ウィッシュ~この願い~」をはじめ、願いを支配する最恐のヴィラン マグニフィコ王の日本版声優・福山雅治が歌う「無礼者たちへ」など、全7曲が登場している。ほかにも、数えきれないほどのオマージュも見どころ。監督らも全てを把握しきれないと公言するほど盛り込まれたオマージュは、ウォルト・ディズニーのマインドを受け継いだクリエイター陣の遊び心の表れでもある。『ウィッシュ』は4月26日(金)よりディズニープラスにて見放題独占配信開始。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ウィッシュ 12月15日(金)全国公開© 2023 Disney. All Rights Reserved.
2024年04月26日何げない日常の中で、女性にとって欠かせないのがメイク。しかし、メイクがルーティン化していると、気付かぬうちに残念なNGメイクとなっていることも……。今回は、40代・50代がついやりがちなNGメイクと魅力的に見えるOKメイクをヘアメイクアップアーティストのSHOKOさんの動画からご紹介します。40代・50代がついやりがちなNGメイクとはまずは、ついついやってしまいがちなNGメイク2パターンをご紹介します。【1】ナチュラルに見せたいがための手抜きメイクいくらナチュラルに見せたい場合でも、カバーしておきたい部分はたくさんあるのではないでしょうか! きちんとカバーせず、日焼け止めとパウダーを塗り、眉毛を描くだけでは、顔色の悪い手抜きメイクとなってしまいます。【2】メイクがアップデートできていない頑張ったメイク普段あまりメイクをしない方は、いざメイクをしたときについ頑張り過ぎてしまうことも。20代・30代のころに覚えたメイクが頭の中に残っていて、そのまま再現している場合も要注意。40代・50代のメイクでは、ツヤと抜け感が重要です。OKメイク・NGメイク実践編それではここからは、実際にアイブロー、アイシャドウ、ビューラー・マスカラ、アイライン、チーク、リップについてメイクのOK、NGポイントを紹介していきます。【1】アイブローのOK・NG・NGポイントはコレ!まずは色選びから。つい髪色に合わせたグレー系を選びがちですが、印象が強くなり過ぎてしまうのでNG。また、浮いて見えてしまう原因にもなるので、塗り込むような描き方もNGです。次は描き方のNGポイント。自眉の形の通りにトレースしてしっかり書き込むのはNG。眉頭や眉尻まで同じような均一な仕上がりになってしまいます。・OKポイントはコレ!髪色は気にせず、ブラウン系のカラーを選んでみましょう。オリーブブラウンなど、少しグレーが入っているようなブラウンカラーを選んでも◎。描き方のポイントは、理想の形に近づくよう足りない部分を書き足すこと。眉下の足りない部分、眉山の順に少しずつ足します。眉頭は、力を抜きながら描いて形を整えましょう。仕上げにニュアンスカラーの眉マスカラで、眉毛をやさしい色味に染めます。【2】アイシャドウのOK・NG・NGポイントはコレ!ラメ入りの中間色は全体にのせてしまうとNG。目のシワにラメが入り込んで汚く見えます。また、濃いめのポイントカラーは、しっかり塗り込むと昭和っぽくなるため要注意。・OKポイントはコレ!明るい色を全体に入れ、中間色を目の真ん中にぼかしましょう。濃いめのポイントカラーは、チップの先で真ん中に入れて細めのラインで目頭と目尻につなげます。仕上げは、チップに明るい色をとり、下まぶたにラインを引けば立体感のある目元に。【3】ビューラー・マスカラのOK・NG・NGポイントはコレ!目の印象をぱっちりさせるためとはいえ、まつげの根元を折るような急激なカーブはNG。目をぱっちり見せたいため、黒色のマスカラでボリュームと長さを求めてしまう方も多いかと思いますが、実はこれもNG。必要以上に目元の印象が強くなってしまったり、メイクに昭和の感じが出てしまったりというデメリットもあります。・OKポイントはコレ!上品なメイクに仕上げたいなら、少しまつげが上がるくらいの緩やかなカーブに留めておくのがおすすめ。やさしく、上品な印象になります。マスカラは、ブラウン系のカラーを根元にしっかりつけて縦塗りしましょう。外側(目尻側)を横に伸ばすように塗ると、目尻の垂れが気になりにくくなります。【4】アイラインのOK・NG・NGポイントはコレ!目尻から引き始め、全体的にしっかり引いている方もいるかもしれませんが、これだとラインがガタついてしまいがちです。ガタついたラインを修正するために濃いめのアイシャドウをさらに重ねて補正することもあるかもしれませんが、そうすることで下まぶた周辺へにアイシャドウが落ちてきてパンダ目になってしまいます。・OKポイントはコレ!グレー系のカラーを目尻に少し差し込むだけでOK。ニュアンスとして入れるくらいのつもりでいると失敗しにくいですよ。【5】チークのOK・NG・NGポイントはコレ!血色を良くするため明るめの色を選びがちですが、逆に浮いてしまうのでNG。また、筆の中にチークを入れ込まずに塗り過ぎて広げてしまうのもNG。つけ過ぎたと思ってたたき落とそうとすると、せっかくのファンデやコンシーラーが一緒に取れてしまいます。・OKポイントはコレ!単純に明るい色ではなく、肌なじみのいい色を選びましょう。チーク筆も用意しておくのがおすすめ。まずはチークを筆にとり、毛の中に色が入るようにティッシュ上でなじませます。準備ができたら、目尻から指2本分下を中心にこめかみに向けて引き上げるように入れてみましょう。【6】リップのOK・NG・NGポイントはコレ!直塗りで全体へ均一に塗ってしまうと、ラインもしっかりと出てギラついた仕上がりになってしまいます。・OKポイントはコレ!リップを指にとって内側から外側に伸ばしていくことで、自然な立体感のある唇が完成します。40代・50代のメイクはツヤと抜け感が命40代・50代のメイクは、肌になじませることが大切。もともとの肌がきれいに見えるポイントメイクを意識しましょう。ごまかす、上から足すといったやり方はNG。頑張り過ぎないことが重要です。まとめ40代・50代のメイクは、全体的に塗り広げず足りない部分にやさしい色味をのせることで、ナチュラルかつ上品なメイクに仕上がります。NGメイクが当てはまっていた方は、SHOKOさんのアドバイスを参考に頑張り過ぎないメイクを意識してみてはいかがでしょうか。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。画像提供・協力/@shokobeautych著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2024年04月22日映画『ジョーカー』シリーズ最新作『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』の特報映像が公開された。本作の主人公アーサー(ホアキン・フェニックス)は、笑いのある人生は素晴らしいと信じ、都会の片隅でピエロメイクの大道芸人として細々と生きていた孤独で心優しい男。しかし彼は歪なカリスマ“ジョーカー”へと変貌を遂げる――。公開された映像では、アーサーとレディー・ガガ演じるハーリーン・クインゼル(通称ハーレイ・クイン)の出会いの場面からはじまる。心優しい男から“悪のカリスマ”へと変貌を遂げたアーサーに対し、ハーリーンは「私は誰でもない、あなたと違って何もしてない」と心情を明かす。一見みすぼらしいふたりが座る客席と、舞台上のピエロメイクを施したジョーカーとハーリーンが流麗なメロディーにのせて、ポスタービジュアル同様にダンスする姿が映し出されていく。ハーリーンはジョーカーの精神科医として描かれることが多いが、今回ガガがどんなキャラクターを演じるのかも大きな注目が寄せられている。前作『ジョーカー』でも印象的な仕草や、TVのセット、そして群衆の熱狂などの要素も随所に盛り込まれる一方、前作にはない舞台を思わせるような空間も印象的で、美しくも狂気に満ちた映像となっている。併せて、【この世界は、ただの舞台】というコピーが新たに添えられたポスタービジュアルが公開された。映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』特報映像<作品情報>映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』10月11日(金) 公開公式サイト: TM DC (C)2024 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2024年04月10日『アナと雪の女王』のスタッフ陣が贈るミュージカル映画『ウィッシュ』のMovieNEXと4K UHD MovieNEXが4月24日(水) に発売される。このたび、本作に登場する“ディズニー史上最恐のヴィラン”であるマグニフィコ王の魅力を製作陣が語る映像と、彼に立ち向かう主人公のアーシャと子ヤギのバレンティノが描かれた未公開シーンが公開となった。願いが叶う魔法の王国ロサスに暮らす少女アーシャの願いは、100歳になる祖父の願いが叶うこと。だが、すべての“願い”は魔法を操るマグニフィコ王に支配されているという衝撃の真実を彼女は知ってしまう。みんなの願いを取り戻したいという彼女のひたむきな思いに応え、夜空から舞い降りてきたのは“願い星”のスター。スターに導かれ、相棒である子ヤギのバレンティノら仲間とともに、アーシャは立ち上がる――。原案/脚本/製作総指揮のジェニファー・リーは、劇中でマグニフィコ王が歌う「無礼者たちへ」を聞いた時の思いを「“ナルシスト”と遊ぶ感じね」と楽しそうに振り返り、シンガーソングライターのジュリア・マイケルズも「そういう人とデートした経験を生かせたから、曲作りが楽しかった」と、実在しそうなマグニフィコ王の魅力を語る。さらに、マグニフィコ王役のクリス・パインの声を聞いた製作のフアン・パブロ・レイジェスは「“マグニフィコ王の声だ”と本気で思った。国民に愛される王だという説得力のある声だ」と明かし、だんだんと本性を現しつつも、人気キャラクターとなったマグニフィコ王の魅力について、それぞれの想いを表現している。映画『ウィッシュ』製作陣が語るマグニフィコ王の魅力映画『ウィッシュ』未公開シーン<リリース情報>『ウィッシュ MovieNEX』4月24日(水) 発売価格:5,390円(税込)『ウィッシュ MovieNEX』ジャケット『ウィッシュ 4K UHD MovieNEX』4月24日(水) 発売価格:7,590円(税込)『ウィッシュ 4K UHD MovieNEX』ジャケット公式サイト: Disney
2024年04月05日東京ディズニーランドのアトラクション「イッツ・ア・スモールワールド」に、マーベル・スタジオのキャラクターが期間限定で初登場。「イッツ・ア・スモールワールドwithグルート」として、2025年冬よりスタートする。「イッツ・ア・スモールワールド」にマーベル・スタジオのキャラが登場「イッツ・ア・スモールワールド」は、ボートに乗って、ディズニー映画に登場するさまざまなキャラクターや世界各国の子どもたち、動物たちに出会えるアトラクション。「小さな世界」のハーモニーを聞きながら、ヨーロッパからアジア、アフリカ、中南米、南太平洋の島々を巡る世界一周の幸福な旅を体験することができる。そんな「イッツ・ア・スモールワールド」に、マーベル・スタジオのキャラクターが期間限定で初登場。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズでおなじみのグルートを筆頭に、キャラクターたちが地球へ休暇を過ごしに来る様子を楽しめる。【詳細】「イッツ・ア・スモールワールドwithグルート」時期:2025年冬~期間限定場所:東京ディズニーランド※本プログラムの実施に伴い、「イッツ・ア・スモールワールド」は2024年秋よりクローズ※写真は全てイメージ©Disney ©2024 MARVEL
2024年03月30日東京ディズニーランドは人気アトラクション「イッツ・ア・スモールワールド」にマーベル・スタジオのキャラクターたちが登場する「イッツ・ア・スモールワールドwithグルート」を、約半年間の期間限定で2025年冬(2024年度第4四半期)より開催することを決定した。東京ディズニーリゾートのアトラクションにマーベル・スタジオのキャラクターが登場するのは今回が初。「イッツ・ア・スモールワールド」は、ボートに乗ってディズニー映画に登場する様々なキャラクターや世界各国の子どもたち、動物たちに迎えられながら、“世界で一番幸せな船旅”を体験することができるアトラクションのこと。「イッツ・ア・スモールワールドwithグルート」では、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズでお馴染みのグルートを筆頭に、マーベル・スタジオの映画に登場する仲間たちが、地球へ休暇を過ごしに来ているというストーリーに。グルートは世界各地で仲間たちと出会い、子どもたちに囲まれて様々な地域の文化や音楽を体験。なお、ディズニー映画の人気キャラクターたちにも引き続き世界各国で会うことができる。本プログラムの開始日および終了日は決まり次第アナウンスするほか、本プログラムの実施に伴い、「イッツ・ア・スモールワールド」は2024年秋よりクローズする。また、東京ディズニーランドではスペシャルイベント「ディズニー・パルパルーザ」第3弾を、2025年1月15日(水)~3月16日(日)の期間開催することも同日発表に。シリーズ3弾目の新たな展開に期待を!※取材時の状況に基づいて記事化しています。紹介したイベント、メニューなど、すべての掲載情報は、予告なく変更になる場合があります。(C) Disney (C) 2024 MARVELAs to Disney artwork, logos and properties: (C) Disney(シネマカフェ編集部)
2024年03月28日『アナと雪の女王』のスタッフが贈る世紀のドラマティック・ミュージカル『ウィッシュ』が4月24日(水)にMovieNEXと4K UHD MovieNEXで発売される。この度新たな映像2本が解禁された。2023年にディズニー100周年記念作品として劇場公開され大ヒットを記録した本作。この度、本作のMovieNEX発売を記念して解禁されたのは、大人気キャラクター、スターの誕生に迫る秘蔵映像と、キャラクター・デザインが決まる前に作成された絵コンテの未公開シーンの2本。未公開シーンは、デザインが確定する前はエネルギーの塊で変身も可能、話すこともできる設定だったというスターを中心に、アーシャ、スター、バレンティノの一行がロサス王国に向かう途中、当初邪悪な設定だったアマヤ王妃と近衛兵に道を阻まれる場面から始まる。スターは馬やリス、亀など変幻自在に姿を変えながら王妃から逃げ、行き止まりの崖にたどり着き、そこからペガサスになって全員で逃げ切る。スターが言葉を話しながら変身できる設定だったことが分かる貴重な未公開シーンとなっている。2つ目の映像では、アートディレクターのビル・シュワブは「当初スターは人の姿で変身もできた」と語り、ストーリー主任のマーク・ケネディは「まるでジーニーやマウイだ。強力なスターにお任せにならないよう、スターの力を弱め、アーシャに頑張ってもらう」と、アーシャ自身の力のためにスターのキャラクター設定を変更していった経緯について語っている。また、数えきれないほど制作されたスターのデザイン案も紹介され、抽象的な形や、動物と人間のハイブリッド風など多種多様なスターの原案をも収めた貴重な映像となっている。■監督やプロデューサーが考えるスターの存在プロデューサーのピーター・デル・ヴェッコは「スターは可能性と喜びの象徴。空からやってきて問題を解決してくれるキャラクターではなく、アーシャに物の見方を変えてみるようインスピレーションを与える存在です」と解説。脚本/製作総指揮のジェニファー・リーも同意見で「スターは、大変な時期に自分を頑張らせてくれる物の象徴です。そういう物はどれも、それ自体があなたのために具体的に何かをしてくれるわけではありません。だけどスターはアーシャに決して諦めてはならないことを思い出させてくれます。希望を持ち続けることが人の助けになるのと同じように、スターもそういう形で彼女の助けになっています」と語っている。さらに、ファウン・ヴィーラスンソーン監督は「スターはアーシャの直感のような存在です。それは純然たるエネルギーで・・・彼女の願いの化身が地上に降り立ち、彼女をコンフォートゾーンから押し出してくれる感じですね。スターは私たちそれぞれの中にも存在すると私は信じています」と話す。この度発売するMovieNEXとデジタル配信(購入)には、今回解禁となったメイキングの集大成「製作の舞台裏」や惜しくも本編に起用されなかった「未公開シーン」のほか、劇場公開時に同時上映され大きな話題となった「ワンス・アポン・ア・スタジオ -100 年の思い出-」、たくさんのディズニー作品とキャラクターが登場する「見つけよう! ディズニー・トリビア」、楽しい収録風景が体感できる「アフレコ現場の裏側」など2時間を超える豪華なボーナス・コンテンツを収録している。『ウィッシュ』MovieNEXは4月24日(水)発売、3月27日(水)デジタル配信開始(購入)、5月4日(土)デジタル配信開始(レンタル)。『ウィッシュ』3月27日(水)デジタル配信開始(購入)/4月24日(水)MovieNEX発売© 2024 Disney発売/ウォルト・ディズニー・ジャパン(シネマカフェ編集部)■関連作品:ウィッシュ 12月15日(金)全国公開© 2023 Disney. All Rights Reserved.
2024年03月22日2023年12月15日に劇場公開され大ヒットを記録した『ウィッシュ』のMovieNEX と4K UHD MovieNEXが4月24日(水)にリリースされることになった。ディズニー100年の歴史の集大成となる新たなドラマティック・ミュージカルとして誕生した本作は、長きにわたりディズニーが描き続け、いまの時代にこそ必要な“願い”をテーマに美しい映像と音楽で贈る物語。魔法の王国ロサスに暮らす主人公アーシャは、願い星スターと運命的な出会いを果たし、そのひたむきな強い思いで王国に奇跡をもたらす。アーシャが王国の人々の“願い”のために立ち上がる勇気ある姿が、世界中で大きな感動と共感を集めた。世界中での大ヒットの中、ひと際大きな話題となった日本版声優は、願い星に選ばれた主人公アーシャを生田絵梨花、ディズニー最恐のヴィランでロサスの国王マグニフィコ王を福山雅治が熱演。アーシャの相棒でヤギのバレンティノは山寺宏一、アマヤ王妃を檀れいが演じるなど、100周年記念にふさわしく豪華キャストが作品に大きな華を添え劇場大ヒットへと導いた。発売するMovieNEXとデジタル配信(購入)には、2時間を超える豪華ボーナス・コンテンツを収録。劇場公開時に同時上映された「ワンス・アポン・ア・スタジオ -100 年の思い出-」は日本語吹替版と字幕版の両方を収録。さらに『ウィッシュ』のメイキング集大成「製作の舞台裏」、たくさんのディズニー作品とキャラクターが登場する「見つけよう! ディズニー・トリビア」、楽しい収録風景が体感できる「アフレコ現場の裏側」、惜しくも本編に採用されなかった「未公開シーン」、みんなで歌って楽しめる劇中歌を集めた「ソング・セレクション」など、充実した貴重なラインアップ。また、アーシャたちと一緒に歌いながら本編が楽しめる「シング・アロング」が日本語吹替版と英語版の両方が収録されるなど盛りだくさんの内容となっている。『ウィッシュ』は3月27日(水)よりデジタル配信開始(購入)、4月24日(水)よりMovieNEX、4K UHD MovieNEX発売。<『ウィッシュ』リリース情報>4月24日(水)よりMovieNEX、4K UHD MovieNEX発売■MovieNEX5,390円(税込)■4K UHD MovieNEX7,590円(税込)3月27日(水)よりデジタル配信開始(購入)5月4日(土)よりデジタル配信開始(レンタル)発売:ウォルト・ディズニー・ジャパン(シネマカフェ編集部)■関連作品:ウィッシュ 12月15日(金)全国公開© 2023 Disney. All Rights Reserved.
2024年03月08日東京ディズニーリゾート内の複合商業施設イクスピアリの映画館、シネマイクスピアリでは現在、大ヒット公開中のディズニー100周年記念映画『ウィッシュ』の装飾が施されたシアター、「ディズニーシアター」が登場。昨年末の設置以来、多くのゲストを魅了している。この「ディズニーシアター」では、各座席に座る観客たちのもとに、映画『ウィッシュ』に登場する“願い星”スターが舞い降りたかのようなシート装飾が施されている。シネマイクスピアリではシアター6で開催されており、2月1日(木)までは「3D 吹替版」、2月2日(金)以降は「2D 吹替版」を上映する。終了日は現在のところ未定で、毎週水曜に更新される上映スケジュールページにて、料金などと合わせて確認を。また、「ディズニーシアター」限定の<『ウィッシュ』願い輝くステッカー>を配布。チケットを持っている鑑賞のゲスト、一人につき1枚ステッカーを入場時に渡される。かわいい表情をしたスターがいっぱいの特別なシアターで、映画『ウィッシュ』の世界に没入してみて。※取材時の状況に基づいて記事化しています。紹介したイベント、メニューなど、すべての掲載情報は、予告なく変更になる場合があります。(C) DisneyAs to Disney artwork, logos and properties: (C) Disney(シネマカフェ編集部)■関連作品:ウィッシュ 12月15日(金)全国公開© 2023 Disney. All Rights Reserved.
2024年02月01日コスメマニアの美容ライターが、ドラッグストア巡りで見つけた画期的なメイクアップツールをご紹介。メイクのクオリティが上がったり、楽になったりと、いいこと尽くしなアイテムをピックアップし、それぞれ使い方もしっかり解説しています。すぐにドラッグストアに行きたくなること間違いなしです!ロージーローザ「リアルックミラー ミニ」©比嘉桃子こちら、今かなり売れているという話題のミラー。一見シンプルなミラーに見えるのですが、秘密は鏡面にあるんです!一般的なミラーは“低反射ミラー”というアルミ製のもので、本来の肌よりもくすんで見えることがあるのだとか。しかし、「リアルックミラー ミニ」には銀製の“高反射ミラー”を採用。肌を見たときに、より本来の肌色に近く映るように作られているんです。手持ちのミラーと比べてみると、たしかに「リアルックミラー ミニ」の方が明るい!ベースメイクだけでなく、リップの色味も違って見えて驚きました。これからはファンデーションやリップが厚塗りにならずにすみそうです。©比嘉桃子これまで「リアルックミラー」や「リアルックミラー コンパクト」というものは発売されていたのですが、それよりさらにコンパクトサイズになったのが「リアルックミラー ミニ」。手のひらサイズで収まるだけでなく、薄さはなんと5mm。ミニバッグで出かける際も、ストレスなく持ち歩けます。ミラーを開くと立てて置くこともできて、なんとも優秀。出会えてよかったと思えるアイテムです。<商品情報>ロージーローザ リアルックミラー ミニカラー:ブラック/ピンク/パープル価格:¥495粧美堂「はさんであがるヒートカーラー」©比嘉桃子筆者はいつもシンプルなカーラー(ビューラー)を使っているのですが、よりカールキープさせたい、よりくるんと上向きまつ毛を作りたいという想いから、ヒートカーラーへの興味を持っていました。そんなとき見つけたのがこちらの「はさんであがるヒートカーラー」。その名の通りまつ毛をまさんで使えるヒートカーラーで、機能性がよく、使い勝手抜群なんです!©比嘉桃子使い方は簡単で、電源を入れてあたためたら、通常のカーラーと同じようにまつ毛を挟んでカールするだけ。いつもの動作と変わらないので、抵抗なく使用できます。仕上がりはというと、理想の上向きまつ毛が簡単に完成!今までまつ毛を最大限上げるために何度もカーラーで挟んでいたのですが、まつ毛の傷みが気になっていて…。「はさんであがるヒートカーラー」を使うと1度でくるんと上がり、傷みへの心配から解放されました。熱のおかげでカールが長持ちするのも嬉しいポイントです。USB充電で使えるという手軽さもお気に入り。手に入れてからは毎日お世話になっています。<商品情報>はさんであがるヒートカーラー価格:¥3,278コージー本舗「ブラシドライクリーナー」©比嘉桃子メイクで使っているブラシ、ちゃんと洗浄していますか?ブラシには化粧品の油分、肌の皮脂や汚れ、菌などが付着しています。洗浄せずに長く使っていると、肌荒れの原因になってしまうんです。とはいえ、毎回ブラシを洗浄するのはとても面倒。そこで見つけたのがこちらの「ブラシドライクリーナー」です。©比嘉桃子使い方は、ティッシュにクリーナーを3〜4プッシュ吹きかけ、なでるようにブラシを擦るだけ。濡らしたり乾かしたりという手間がないため、本当に手軽に使うことができます。数回使っただけのブラシでも、目に見えるほどのファンデーション残りが。また、視覚的にはわかりづらいのですが、皮脂や汚れもしっかり付着していたはずです。この汚れを放置したまま化粧品に使用すると、使っている化粧品にも菌や汚れが付着し、どんどん負の連鎖に…。こまめな洗浄がいかに重要か、改めて気づけた瞬間でした。「ブラシドライクリーナー」をメイク後の習慣にしておけば、ブラシもコスメも衛生的に維持できそう。中性洗剤などでしっかり洗浄する日も大切ですが、時間がないときや手間をかけたくないときは、頼りたいと思います。<商品情報>ブラシドライクリーナー容量:90ml価格:¥1,078こんなに便利なツールがあったなんて!今回ご紹介したツールは、すべて「もっと早く出会いたかった」と思えるほどお気に入りのアイテムばかり。紹介した3つのツールのおかげで、メイクをより気軽に楽しめるようになりました。ぜひお近くのドラッグストアや、ECサイトでチェックしてみてくださいね。筆者情報比嘉桃子1992年生まれのフリーライター。化粧品検定1級を保有しており、美容ジャンルを中心に執筆中。いち消費者としてもコスメやスキンケアを愛する美容オタク。文、写真・比嘉桃子
2024年01月29日1月23日までに興行収入32億219万円、動員数236万人を突破する大ヒットとなっている『ウィッシュ』。この度、観客への感謝を込めて、アーシャ役・生田絵梨花、バレンティノ役・山寺宏一と、同時上映短編『ワンス・アポン・ア・スタジオ-100年の思い出-』や『ウィッシュ』本編にカメオ出演している豪華声優陣が繋ぐ「星に願いを」の歌唱特別映像が解禁となった。今回解禁された映像は、『ウィッシュ』でヒロインのアーシャを演じる生田さんが絵本のページに映し出される様子から始まる。満天の星空をバックに生田さんが歌うのは、名曲「星に願いを」。この曲は『ウィッシュ』と同時上映となる短編『ワンス・アポン・ア・スタジオ-100年の思い出-』で出演キャラクターが全員で歌い上げており、SNS上では「ディズニーの要素を散りばめながら“星に願いを”映画にした作品」「ウォルトのシーンからの“星に願いを”は涙腺やばすきた」「歌詞がウィッシュの物語にもかかってくるんだね」など、楽曲に感動したという声が多く寄せられている。さらに本作には、「吹替最高だった」「吹替も大号泣だった…」「神作です」「何回も見たい」と、劇場だけで観ることができる吹替版にも絶賛の声が寄せられており、リピーターも続出中。「星に願いを」は『ウィッシュ』の“星に願いをかける”というテーマにも通じており、これまでのディズニー映画の主人公たちがみな星に願ってきたように、いまもなおディズニー映画のオープニングで使用されているディズニーファンにとっても特別な楽曲。「輝く星に」という1フレーズを生田さんが歌い上げると、絵本の隣のページにアーシャの相棒・子ヤギのバレンティノを演じる山寺さんが登場し、歌を繋いでいく。映像では、同時上映短編『ワンス・アポン・ア・スタジオ』や、『ウィッシュ』の本編にカメオ出演している歴代のディズニー声優陣が続々と登場。めくられたページの先では、石丸幹二(『ノートルダムの鐘』カジモド役)、鈴木より子(『シンデレラ』シンデレラ役)がバトンを受け継ぎ、歌声とともに絵本の世界にひき込まれる。さらに平川めぐみ(『美女と野獣』ベル役)、原慎一郎(「アナと雪の女王」シリーズ・クリストフ役)、伊東えり(『ムーラン』ムーラン役)、小此木麻里(『リトル・マーメイド』アリエル役)、森川智之(『ズートピア』ニック役)らが歌声を披露し盛り上げていく。夜空に花火が打ち上がるディズニー映画のオープニングを彷彿とさせるような演出の後には、中川翔子(『塔の上のラプンツェル』ラプンツェル役)、尾上松也(『モアナと伝説の海』マウイ役)が登場し、最後は声優陣が勢揃いして歌を締めくくる。映像のラストには、「これからもたくさんの願いと共に」というメッセージが映し出され、これまで“願いの力”を描き続けてきたディズニーの想いが込められた内容となっている。『ウィッシュ』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ウィッシュ 12月15日(金)全国公開© 2023 Disney. All Rights Reserved.
2024年01月27日現在公開中の映画『ウィッシュ』の大ヒット公開記念イベントが25日、都内で行われ、ミュージシャンの浅倉大介が出席した。ウォルト・ディズニーの創立100周年を記念して製作された映画『ウィッシュ』。これまで魔法の力で数々の奇跡を起こしてきたディズニー100年の歴史の集大成となる本作は、『アナと雪の女王』のスタッフ陣が贈る、新たなミュージカル作品で、どんな願いも叶う魔法の王国の驚くべき真実をたった一人知ってしまったヒロイン・アーシャが起こす奇跡を描く。2023年12月15日より公開され、興行収入が27億5,400万円、動員203万1,175人(1月8日時点)のヒットを続けている。ディズニーのトークイベントはこの日で3回目となった浅倉。「うれしいことに3回目となります。いつも東京の会場はチケットが争奪戦になりますが、今回は2公演をやらせてもらうことになりました」と観客に感謝した。その浅倉は本作で声優デビュー。日本語吹替版でいち国民の声を担当した。「国王の役は大変でしたよ」とジョークを飛ばしつつ、「『一声だけやってみませんか?』と言われて、いち国民をやりました」と話した。声のアテレコは初体験だったといい、「ストーリーも教えてもらえませんでした。(指定された)時間に行って台本のこのページだけとクリップで頑丈に留めてあるだけ。浅倉のセリフは国民の『いいぞ!』だけだと(笑)」と苦笑い。実際に収録した時は「8秒ぐらい映像を見せてもらいました」と映像に声を合わせたというが、「王様が出てくる瞬間に『いいぞ!』と言うんですが、めちゃくちゃ緊張しながら『いいぞ!』と言ったら『そんなんじゃないんですよ』と言われました」とダメ出しも。「国王は50m先にいる設定なので、心の底から30回か40回目ぐらい言ったら『今のいただきます』と言われました、貴重な経験でしたね」とOKをもらうまで苦戦したという。30~40テイク重ねた甲斐あってエンドロールで自身の名前を見た時は「大好きなディズニーの世界の作品にちょこっと載せていただき、大切で素敵な宝物になりました」と感動した様子だった。ディズニー好きだという浅倉は、2011年に開業したハワイにあるアウラニ・ディズニー・リゾート&スパ コオリナ・ハワイには実際に訪れたという。アウラニ・ディズニー・リゾート&スパ コオリナ・ハワイがあるコオリナ地区は、ホノルルから車で30分程度だといい、「コオリナは静かなで自然がいっぱいあるところ。ワイキキは大忙しですが、アウラニは3泊4日でずっとホテルの中でも完璧でした」と満足げ。続けて「あらゆるものが日本語で説明されているので、その辺はすごく安心でした」と英語が話せなくても不自由しなかったといい、写真や映像を交えて同ディズニーリゾートの説明を終えてから「是非アウラニに行って色々体験してみてください。本当に天国のようなところでした」とアピールしていた。
2024年01月26日現在公開中の映画『ウィッシュ』の特別映像が公開された。ディズニー100年の歴史の集大成となる本作は、『アナと雪の女王』のスタッフ陣が贈る新たなミュージカル作品。ディズニーのレガシーを感じさせる美しい世界観、魅力あふれるキャラクター、一度聴いたら耳から離れない珠玉のミュージカルナンバー、そして歴代作品から100を超えるオマージュなどが話題となっている。このたび公開されたのは、主人公のアーシャを演じるアリアナ・デボーズや、ウォルト・ディズニー・スタジオのCCO(チーフクリエイティブオフィサー)であり本作の製作総指揮・脚本を手がけたジェニファー・リー、監督を務めたひとりであるクリス・バックが本作への想いを語る特別映像。ディズニー100年を記念した特別な作品でありながら、ディズニーがこれまで丁寧に描いてきた“願いが持つ力”の大切さを真正面から描く本作について、アリアナは「私にとっても特別よ」と噛み締めるように語る。また監督を務めたクリスは「スタジオの記念作という夢が叶った。ディズニーの伝統を守りつつ未来に目を向けた映画だ」と語る。彼は創作の最初期の段階で、スタジオの過去作品のスチールを壁に貼り、考えを巡らせた。本作が目指したのはクリス曰く「ウォルトが作り上げたレガシーを享受しながら、今の時代に合った映画を、彼ならきっとこうしただろうという形で作る」こと。映像からも彼の情熱が伝わってくる。そしてクリスと『アナと雪の女王』シリーズをともに監督したジェニファーは本作について「“星に願いを”というコンセプトには誰もが共感できる」と語る。続けて「(製作の初期段階で)私たちは夢について話し始めたのです。夢というのは願いですから。しばらく(仮題として)“Dream”と呼ばれていました。“Wish”になった時、私たちは、願いをかけるということは大志を抱くことでもあると知っていましたが、同時に都合の良いことにもなりえるとも知っていましたし、願いが大きければ大きいほど、それを叶えるための道のりは険しいとも知っていました。願いを叶えたいなら、本気で取り組まないといけません。つまり、私たちは、ただ願いましょうと言いたいのではなく、そのために成長するキャラクターを描きたかったのです。アーシャは、願いを叶えるために頑張る人になるのです。それに、彼女の願いは周囲の人たちに影響を与えるものです。そういうストーリーにするべきだと思いました。このアーシャというキャラクターこそ、ストーリーだと」と本作に込めた深い想いを吐露。ただ願い、叶うのを待つというキャラクターではなく、“願い”をエネルギーにそれを叶えるために努力をし、成長をしていくそんなキャラクターの物語を目指したという。『ウィッシュ』特別映像<作品情報>映画『ウィッシュ』公開中公式サイト: Disney. All Rights Reserved.
2024年01月12日2023年に創立100周年を迎えたウォルト・ディズニー・カンパニー。その記念作となるアニメーション最新作『ウィッシュ』が現在公開中だ。100周年記念作とだけあって、ディズニーを形作ってきた歴代アニメーション作品からインスパイアされた要素がふんだんに取り入れられた本作。100以上あるとされる歴代作品へのオマージュの中からSNSでも反響を大きいポイントを紹介する。これまで魔法の力で数々の奇跡を起こしてきたディズニー100年の歴史の集大成となる本作は、『アナと雪の女王』のスタッフ陣が贈る、新たなミュージカル作品。どんな願いも叶う魔法の王国の驚くべき真実を知ってしまったヒロイン・アーシャが起こす奇跡を描く。昨年12月15日に日本公開を迎えると、公開3日間で興行収入6億1200万円、動員数43万人突破の大ヒットスタートを記録。日本でも大ヒットを遂げたディズニー&ピクサー映画『リメンバー・ミー』(2018)を超えるオープニング興行成績を叩き出し、SNS上でも話題を集めている。中でも感動の声が一際大きいのが、歴代作品のオマージュシーン。SNSでは「とにかく素敵すぎて泣いた」「観れば観るほど新たな発見がある大好きな映画」「今までのディズニー作品見てる数が多ければ多いほどいろんなオマージュに気付けて楽しすぎる。ディズニーファンのために作られたのが伝わる、100周年に相応しい映画」「映画館で聴く最っ高の音楽とたくさんのオマージュであと何回でも観に行きたい」といったコメントが相次ぎ、リピート鑑賞意欲の高いファンも続出している模様だ。○注目ポイント1:キャラクターオマージュどんな願いも叶うとされる魔法の王国・ロサスで暮らす少女アーシャは、ある日、魔法で願いを叶えてくれるはずの王様がみんなの願いを支配していたという衝撃の真実を知り、みんなの願いを取り戻したいと立ち上がる。そんな彼女の元に空から舞い降りた“願い星”スターは、ミッキーマウスからインスピレーションを得たキャラクター。魔法の力を持ち、心からの願いを叶えるのを助けてくれるスターは、好奇心旺盛で、いたずらが大好き。言葉は話さないが、コロコロと変わる表情はとても愛らしく、「可愛いすぎる」と人気を得ている。そして、アーシャの7人の友達ティーンズは、『白雪姫』に登場する“7人のこびと”からインスピレーションを得たキャラクターとして要注目。個性豊かな“7人のこびと”と性格が似ているだけでなく、実はそれぞれのキャラクター名の頭文字が、“7人のこびと”と同じだというオシャレなエピソードも。その他にも、森の中で登場するクマやウサギ、アライグマなど、歴代作品を彷彿とさせるキャラクターが次々と登場する。○注目ポイント2:世界観オマージュアーシャが暮らす家は、『白雪姫』で、白雪姫が“7人のこびと”たちと出会うコテージからインスピレーションを得ている。そして、その家が位置する森も、歴代作品から影響を受けているそう。ちなみに、予告映像でも登場する森の中の井戸も、『白雪姫』を彷彿とさせると話題。既に映画『ウィッシュ』を鑑賞したという人でも、一つ一つのシーンをじっくりと見直すと、新たな発見がありそうだ。ちなみに、国民の願いを城に閉じ込めている本作のヴィラン・マグニフィコ王の描き方も、歴代作品に登場したヴィランに通じるポイントが。『眠れる森の美女』のマレフィセントや『リトル・マーメイド』のアースラなど、ディズニー・ヴィランズが使う邪悪な魔法といえば、緑色がテーマカラー。本作でも裏の顔を見せたマグニフィコ王は緑色の魔法を使う。ディズニー史上最恐とされる彼はどんな魔法で人々を陥れるのか!?そして、本作に登場するアイテムにも、歴代作品を彷彿とさせるものが。中には、「鏡よ鏡、この世で一番美しいのは誰?」というセリフでお馴染みの『白雪姫』の女王のキーアイテム“鏡”にまつわるアイテムも登場するとか。情景からアイテムまで、他にも様々な要素が取り入れられており、歴代作品の世界観をたっぷりと味わうことができる。○注目ポイント3:“願い”オマージュディズニーが100年に渡り描き続けてきた“願い”というテーマを真正面から描く本作。人気アニメーション『ピノキオ』で誕生した代表曲に「星に願いを」があるが、アーシャが“星に願う”そのシーンそのものが、歴代作品へのオマージュ。ちなみに、マグニフィコ王に支配されている、国民たちの願いを収めた“願いの玉”の中にも、歴代作品で描かれてきた“願い”にまつわるオマージュがあるとか。膨大に浮かびる“願いの玉”のひとつひとつに注目してみてほしい。○注目ポイント4:日本版オマージュ製作陣が明かしている100のオマージュとはまた別だが、主人公アーシャ役を生田絵梨花、ヴィラン・マグニフィコ王役を福山雅治が演じる日本版でも、観客たちを楽しませる演出が。それが、「さすが100周年」と云わんばかりの豪華歴代声優陣による声のマリアージュ。「誰もがスター!」という楽曲では、『リトル・マーメイド』のアリエル役で知られるすずきまゆみや、『アナと雪の女王』エルサ役の松たか子、『ズートピア』ジュディ役の上戸彩、『塔の上のラプンツェル』ラプンツェル役の中川翔子など、豪華顔ぶれが大集合。100周年記念作『ウィッシュ』でしか観られない夢の共演シーンは必見だ。○注目ポイント5:歴史と愛が詰まったディズニー史上最大(!?)のオマージュ製作陣、キャスト陣ともに口を揃えて語るのが、「エンドクレジットが終わるまで席を立たないでほしい」ということ。ディズニーがファンたちへのラブレターとして作り上げた本作は、100年の歴史を感じさせる豪華なエンドクレジットとなっている。(C)2023 Disney. All Rights Reserved.
2024年01月05日ディズニー100周年記念作品『ウィッシュ』が、公開3日間で興行収入6億1200万円、43万人を動員を突破する大ヒットを遂げ、週末興行収入No.1スタート。これは日本でもヒットしたディズニー&ピクサー映画『リメンバー・ミー』の公開3日間の興行成績を超える記録となっており、大きな注目を集めている。特に、観客からは「歌に感動しすぎてめっちゃ泣いた最高のミュージカルだった」「上質なミュージカルを堪能した」「なぜディズニー音楽ってあんなに良いんだろうと改めて思った」など、本作の楽曲に魅了されたという声が続出。そんな本作の楽曲を手掛けたジュリア・マイケルズについて、脚本・製作総指揮を務めるジェニファー・リーがその魅力を語ってくれた。ディズニー音楽といえば、『リトル・マーメイド』や『美女と野獣』『アラジン』などの楽曲を手掛けたアラン・メンケンがお馴染み。さらに、『アナと雪の女王』のロバート&クリステン・ロペス夫妻、『ジャングル・ブック』『メリー・ポピンズ』のロバート&リチャード・シャーマン兄弟など、名だたる作曲家たちが名を連ねるが、ディズニー100周年の記念作である『ウィッシュ』の作曲家に、スタジオ史上最年少で抜擢されたのがジュリア・マイケルズだ。ジュリアは、第60回グラミー賞主要2部門にノミネートされた経験を持ち、ジャスティン・ビーバー、エド・シーランら有名アーティストへの楽曲提供など、世界的ヒットソングライター兼アーティストとして活躍をしている人物。ディズニー作品ではこれまで『シュガー・ラッシュ:オンライン』で、エモーショナルかつパワフルなメロディーラインが印象的だった、エンドソング「In This Place」を担当するなど活躍をしてきた。そんな彼女は、本作でベンジャミン・ライスとコラボレーションして楽曲を制作。本編には主人公アーシャが歌う「ウィッシュ~この願い~」や、ディズニー史上最恐のヴィラン・マグニフィコ王が歌う「無礼者たちへ」、動物や植物たちが歌い出すまさにディズニー・ミュージカルの真骨頂ともいえるナンバー「誰もがスター!」など、7曲その楽曲が盛り込まれている。ジェニファー・リーは、「私たちは、この作品を作るにあたり、次の100年に、才能のある新しい世代の人たちと仕事をしていくのだということも意識していました」と、今後のディズニー作品の担い手となるような、新しい世代のスタッフたちとの作品作りに積極的だったという。ジェニファー・リー「ジャスティン・ビーバーや、セレーナ・ゴメスなど、彼らが自分のストーリーを語る手伝いを、ジュリアはやってきたのです。それに彼女は、彼女らしいフレッシュなサウンドを生み出します。自分のアイデンティティを持っています。聴いていて、彼女自身が伝わってきます。それはとても素敵なこと。だから私たちはジュリアに今作に関わって欲しいと思ったのです」と、音楽的センスだけでなく、音楽にストーリーをのせて伝えていく力を高く評価し、ジュリアにオファーをしたと語る。さらには、「彼女はこの世界を私たちと同じくらい理解しています」といい、「私たちは、アーシャというキャラクターを彼女に提示した時、このキャラクターが持つ脆い部分、このキャラクターが抱えるいろいろな思いを伝えました。それらはまとまったものではありませんし、深く考えられたものでもありません。でもジュリアはそんな弱気な言葉の数々を受け止め、とてもしっかりしたビジョンを持つものにして送り返してくれたのです」とジェニファーは明かす。「そのおかげである意味、映画全部が変わり、より良いものになったと思っています。彼女はプロのフィルムメーカーとしての私のキャリアと同じくらい、プロのソングライターとして歩んできているのです。彼女は最高の才能を持つ人物のひとりです」と、ジュリアを絶賛。アーシャというキャラクターを深く理解した上でジュリアが生み出した楽曲に注目をしてみると、本作の新たな魅力も見えてきそうだ。『ウィッシュ』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ウィッシュ 12月15日(金)全国公開© 2023 Disney. All Rights Reserved.
2024年01月04日気になるあの人×トレンドメイク。ヘア&メイクアップアーティスト・夢月さんが春新色でアイドルメイクに挑戦!大人キュートフェミニンなローズと、涙袋の陰影がポイント。【Makeup Point】上まぶた目尻までのばしたアイラインと、目尻下に入れた影色で引き締め。上品クールシアーな目元が引き立てる深みのあるリップカラー。【Makeup Point】深みのある高発色のブラウンリップに、ボリューミーなツヤ感で軽さをプラス。コンプレックスをカバーしながら狙いすぎない大人アイドルメイクに。アイドルのメイクを担当するうち、自身もそのメイクにハマったというヘア&メイクアップアーティストの夢月さん。アイドルメイクの魅力とは?「ただ可愛いだけではなくて、さまざまなコンプレックスを抱えたアイドルたちの試行錯誤が詰まっているんです。涙袋や二重ラインで目元に立体感を作ったり、チークを広く入れて小顔に見せたり、とにかく奥が深い。いろんなお悩み解消テクが潜んでいる、大人の女性にこそ取り入れてほしいメイクなんです」では春新色でセルフアイドルメイクをするなら?「アイドルの青みピンクやうるみグリッターをそのまま真似するのはトゥーマッチ。来春の新色は、ちょっとくすみがかったローズピンクや、肌なじみのいいコーラルピンクが豊富なので、甘くなりすぎず大人っぽく使いこなせると思います。“大人キュート”のメイクは、全体にピュアな血色感を表現しつつ、目元に影色をプラスして印象を引き締め。ローズカラーで甘くなりすぎないようにコントロールしつつ、涙袋の存在感で中顔面短縮を狙いました。“上品クール”メイクは、2種類のリップを重ねづけして色と質感の両方で主張させて、目元はヌードカラーで引き算してシャープな印象に。大人のアイドルメイクはやりすぎ厳禁!全体のバランスを見ながら、色や質感を足し引きするのが成功の秘訣です」How ToAシンクロマティック アイシャドウパレット 05¥6,380 ’24年1/12発売(RMK Division TEL:0120・988・271)Bヴィセ 30th グラマラス レイヤード パレット 01¥3,080*編集部調べ ’24年1/16限定発売(コーセー TEL:0120・526・311)Cシャネル ルージュ ココ ボーム 936¥4,950 ’24年1/5発売(シャネル TEL:0120・525・519)Dカネボウ ルージュスターヴァイブラント V07¥4,620 ’24年1/19発売(カネボウインターナショナルDiv. TEL:0120・518・520)Eモイステン リップドロップ 01¥3,300 ’24年1/1発売(セルヴォーク TEL:03・5774・5565)大人キュート・上まぶた全体にA3を広げたら、二重幅にA2、二重幅の黒目より外側にA1を重ねる。A2&3を混ぜて涙袋全体にのせ、涙袋の影部分にA1を薄く忍ばせる。さらに下まぶたの黒目外側から目尻にA4で影を仕込む。チークは目の下から小鼻の高さまで、幅広にB1をなじませ、唇にはCを2度塗り。上品クール・アイホールよりもひとまわり狭くB2を広げ、上まぶたのキワ、黒目の外側から目尻先7mm程度までB3を重ねる。黒目上にだけB4をのせ、目頭にはB5を。涙袋にB2&4を混ぜてのばしたら、涙袋の下にB2で影を。頬骨に沿って横長にB3をのばしたら、唇にはDとEを重ね塗り。My Beauty Rules1、美容皮膚科で効率的にケア。「半年ほど前から『経堂ファミリアクリニック』という皮膚科のお世話に。保険診療も自由診療も扱っているので、その時の肌状態に合わせてピーリングやハイフ、美容点滴などを受けています。長年悩んだテカリが治まり、ちょっとやそっとでは肌がゆらぎにくく」2、地毛を染めずに黒髪キープ中。「パーソナルカラーに合わせて髪色を暗くするようになり、4年ほどカラーリングしていません。髪の状態がいいからか、ヘアケアの効果が分かりやすくお手入れのモチベーションがアップ。頭皮ケアや導入トリートメントなど、新作をあれこれ試すのが楽しみに」3、トレーニングも継続中。「アシスタント時代から独立後しばらくの間は、自分自身に目を向ける余裕がなかったのですが、ここ4年ほど自分のこともケアするように。通っているパーソナルジム『KayG』は、スイーツ好きの私の強い味方。体調に合わせてメニューを組んでくれるのが嬉しい」むつき透明感のあるドーリーなメイクが話題を呼び、アイドルメイクの名手として雑誌やSNSなどで話題を集める。『天才的にかわいく盛れる!アイドルメイクの教科書』(主婦の友社)が好評発売中。※『anan』2024年1月3日‐10日合併号より。写真・小笠原真紀取材、文・野崎千衣子
2023年12月30日ディズニー100周年記念作品『ウィッシュ』より、劇中歌「誰もがスター!」が流れるミュージカルシーンに出演するキャラクターの配役が発表された。12月15日(金) に公開された本作は、ディズニー&ピクサー映画『リメンバー・ミー』(2018)を上回るスタートを記録し、12月25日正午現在で興行収入12億2100万円、動員数86万人を突破。どんな願いも叶う魔法の王国の驚くべき真実をたったひとり知ってしまった新ディズニー・ヒロイン“アーシャ”の活躍が描かれる。劇中歌「誰もがスター!」は、「誰もが輝いている“スター”であり、みんなの心は繋がっていてひとりじゃない」という、ディズニーらしい勇気づけられる前向きなメッセージが込められた1曲。王様が人々の願いを支配しているという秘密をたったひとり知ってしまったアーシャに独りではないということを伝え、みんなの輝く願いを王様から取り戻すため、立ち向かう勇気を与えることになる重要なシーンのひとつであり、誰よりも優しい心を持ったアーシャがみんなのために王に立ち向かい、やがて諦めない強さを持つヒロインへと変貌していくきっかけとなる。相棒の子ヤギのバレンティノを演じる山寺宏一をはじめ、木のパパ役の石丸幹二、母ウサギ役の上戸彩、ウズラのパパ役の尾上松也、子ジカ役の菅野美穂、ヤマアラシ役の松たか子、ウサギの兄弟1役の森川智之など、今までのディズ二ーアニメーション作品で主要キャストを演じた面々が参加している。『ウィッシュ』本編映像「誰もがスター!」■『ウィッシュ』「誰もがスター!」参加キャスト&配役(※シーン登場順)原田泰造:キノコ濱田めぐみ:リス松たか子:ヤマアラシMARU:木のママ本城雄太郎:ティーンの木Zinee:木の子供吉岡悠歩:フクロウ吉川愛:シマリス丸山壮史:クマ(ジョン)森川智之:ウサギの兄弟1鈴木福:ウサギの兄弟2諸星すみれ:ウサギの姉妹武内駿輔:カメ中川翔子:ネズミ1/ネズミ2小鳩くるみ:キノコアンサンブル鈴木より子:キノコアンサンブル土居裕子:キノコアンサンブルすずきまゆみ:キノコアンサンブル平川めぐみ:キノコアンサンブル伊東えり:キノコアンサンブル小此木麻里:キノコアンサンブル鈴木ほのか:キノコアンサンブル麻生かほ里:キノコアンサンブル菊地ゆうみ:キノコアンサンブル橋爪紋佳:キノコアンサンブル菅野美穂:子ジカ林勇:シカ石丸幹二:木のパパ斎藤瑠希:アライグマのママ1平野綾:アライグマのママ2ゆめっち:アライグマのママ3尾上松也:ウズラのパパ屋比久知奈:ウズラのママ三ツ矢雄二:フクロウアンサンブル小泉孝太郎:フクロウアンサンブル高橋茂雄:フクロウアンサンブル上戸彩:母ウサギ<作品情報>映画『ウィッシュ』公開中公式サイト: Disney. All Rights Reserved.
2023年12月26日リーボック(Reebok)から、アトモス(atmos)、ア・ムーダーズ(AH MURDERZ)とのトリプルコラボレーションによる「クラブ C 85 アトモス×レッドスパイダー ジュニア(CLUB C 85 atmos x Redspider Junior)」スニーカーが登場。2023年12月23日(土)より、アトモス 渋谷店ほか国内店舗などにて発売する。「クラブ C」スニーカーを赤×黒の異素材アッパーでアレンジ「ア・ムーダーズ」は、大阪を中心に活動するレゲエサウンド“レッドスパイダー(REDSPIDER)”のジュニア(JUNIOR)が手掛けるブランド。ジュニア本人がディレクションしたウェアやオリジナルスニーカーのほか、幅広いジャンルのブランドとのコラボレーションアイテムなどを展開している。アトモス、リーボックとのトリプルコラボレーションでは、1985年にテニスのコートシューズとして誕生したリーボックのローカットスニーカー「クラブ C」をベースに、アッパーをスムースレザーやヌバックといった異素材でアレンジ。全体をブラック、レッドの2色で統一した。「クラブ C」の特徴的なウィンドウパネルなど随所には、「ア・ムーダーズ」のロゴをデザイン。インソールには、3ブランドのロゴを組み合わせたオリジナルデザインのロゴをあしらい、コラボレーションならではの個性が光る1足に仕上げた。またデイリーユースからスポーツシーンまで活躍する、高いフィッティング性や優れたグリップ力もポイントだ。詳細「クラブ C 85 アトモス×レッドスパイダー ジュニア 」発売日:2023年12月23日(土)※2023年12月16日(土)~12月22日(金)までアトモス公式オンラインにて抽選受付販売店舗:アトモス 渋谷店ほか一部を除くアトモス国内店舗、アトモス公式オンライン、ア・ムーダーズ公式オンラインサイズ:23.0~29.0、30.0cm価格:17,600円【問い合わせ先】アトモスTEL:03-6629-5075
2023年12月21日今年、ディズニーが100周年を迎え、記念作品『ウィッシュ』が公開されている。ディズニーはこれまでに数々の名作を世におくりだし、そこから生まれたキャラクターや楽曲は膨大だ。その歴史を振り返ると、もちろん常に絶頂期だったわけではない。しかし彼らは山あり谷ありを乗り越えて100年の節目を迎えた。なぜ、ディズニーはここまで愛されるのだろうか? 他のスタジオにはない特徴はどこにあるのだろうか? 『ウィッシュ』でプロデューサーを務めたピーター・デルベッコと、フアン・パブロ・レイジェス・ランカスター・ジョーンズに話を聞いた。ピーター・デルベッコ、フアン・パブロ・レイジェス・ランカスター・ジョーンズデルベッコは劇場でキャリアを積み、ディズニーに入った人物。『プリンセスと魔法のキス』や『アナと雪の女王』をプロデュースし、現在はスタジオの製作担当上級副社長も勤めている。彼は「私はプロデューサーも含めて“フィルムメイカー”だと理解しています」と語る。「ディズニーは監督や脚本家、アニメーターなどフィルムメイカーが牽引している“フィルムメイカーありき”のスタジオです。そして、プロデューサーもフィルムメイカーだと思っています。ですから、映画の源になるアイデアは監督の情熱ですが、プロデューサーはその最初期から関わり、映画が完成して公開されるまでずっと伴走していくパートナーになります。我々の仕事は、監督のビジョンをスクリーンに反映させるため、すべての工程に関わって、彼らのクリエイティブの障害になるものをひとつひとつ取り除いていくことです」ランカスター・ジョーンズはディズニーに入るまで、いくつかのスタジオで実際に制作に入る前の“開発”に携わってきた経験があるため、ディズニーの創作過程は他のスタジオとは違うと指摘する。「他のスタジオでは、30ぐらいのアイデアがあったとしても、実現するのは、ひとつかふたつです。でも、ディズニーの場合には、最初の段階で作品を担当する監督が決まっていて、彼らのアイデアや情熱が映画として成功するようにスタジオが助け、見守る文化があります。創作の過程では監督がアイデアをみんなの前でプレゼンすることもありますが、良いアイデアは活かし切る、会社のあらゆるリソースを使ってアイデアを実現させようとします。ですから、ディズニーでは他のスタジオと違って“日の目を見ないプロジェクト”の方が少ないんです」多くのスタジオでは時に実現されなかった脚本がたくさん書かれる。成功事例やデータからプロジェクトがスタートする。しかし、ディズニーはいつもフィルムメイカー個人のアイデアや想いや情熱を重視してきた。「フィルムメイカーの想いをくみとる作品をつくる。これこそがディズニーの最大の特徴であり、他のスタジオにはない強みだと思います」とデルベッコは語る。「ですから、我々はアイデアや作品ではなく、“人”に投資をします。私たちは彼らに"このような映画をつくってくれ”とも“こんなストーリーを書いてほしい”とも言いません。フィルムメイカーが情熱を持って語りたいものがある時、スタジオはあらゆる手段を使って助けたり、サポートしようとするのです。私がこのスタジオでプロデューサーとして働く中で学んだことがあります。私はある時まで“映画で重要なのはアイデアだ”と思っていました。良いアイデアがあれば映画は成功すると。しかし違いました。映画を成功させるために必要なのは、良い人、良いチームです」かつてウォルト・ディズニーというひとりの男のアイデアと情熱から始まったスタジオは100年たった現在も「フィルムメイカーの想いをくみとる作品をつくる」というレガシーを引き継いでいるのだ。「最新作『ウィッシュ』では、脚本を手がけたジェニファー・リーのアイデアと想いと情熱がまずあって、100周年ではあるのですが完全オリジナルの作品をつくることになりました。『アナと雪の女王』では彼女と共同で監督を務めたクリス・バックが本作でも監督を務めていますが、彼は開発の段階から本作に関わっています。クリスはディズニー作品が観客に訴えかける感情とはどういうものなのかわかっている人ですから」(ランカスター・ジョーンズ)「私たちのスタジオが100年続いたのは、良いストーリーとキャラクターがあったからだと思っています。キャラクターが世界中で親しみを持って愛されることで、キャラクターには映画から離れて、ひとり歩きをはじめてほしいと思っています。100年の歴史の中では、その映画がつくられた時代を反映した“タイムリー”なものもあれば、時代を超えて共感できる“タイムレス”なものもあります。私は『ウィッシュ』はこのふたつをかなえるものであってほしいと思っています」(デルベッコ)『ウィッシュ』公開中(C)2023 Disney. All Rights Reserved.(C)2023 Getty Images/Getty Images for Disney
2023年12月20日現在公開中の映画『ウィッシュ』と、12月22日(金) に公開を迎える『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』のコラボが実現し、今回限りのスペシャル映像とビジュアルが公開された。『ウィッシュ』はディズニー創立100周年記念作品で『アナと雪の女王』のスタッフ陣が贈るミュージカル作品。『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』は、集英社のマンガ誌アプリ『少年ジャンプ+』にて連載されている『SPY×FAMILY』(遠藤達哉・著)初の劇場版で、完全新作のオリジナルエピソードを描いた作品だ。コラボレーションするにあたって両作品には共通点が。それは〈ある日突然、世界を揺るがす秘密を知ることとなる〉ということ──。『ウィッシュ』のヒロイン“アーシャ”は、願い星に選ばれた少女。どんな願いも叶う魔法の王国〈ロサス〉の驚くべき真実をたったひとり知ってしまい、王国の人々のために立ちあがる。『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』では、誰にも知られてはいけない他人の心を読める力を持つ超能力者“アーニャ”が、映画の中で世界平和を揺るがす重大な秘密が隠されていたチョコレートを偶然口にしてしまい、世界の命運を託されることに。さらに、アーシャにはスターの魔法によりしゃべれるようになる子ヤギのバレンティノ、アーニャには未来予知能力をもつ犬のボンドという相棒がいる。公開された特別映像では、境遇がリンクする2人の少女が訪れた脅威に勇敢に立ち向かっていく姿が映し出される。また、“アーシャ”役日本版声優・生田絵梨花と、“アーニャ”役声優・種﨑敦美がナレーションを手掛けている点にも注目だ。併せて公開されたスペシャルビジュアルでは、王国の人々の大切な願いを取り戻したいと強く願い、願い星に手を伸ばす“アーシャ”と共に、〈星(ステラ)〉に向かって手を伸ばす“アーニャ”の姿が描かれている。映画『ウィッシュ』『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』スペシャル映像<作品情報>映画『ウィッシュ』公開中『ウィッシュ』日本版ポスター公式サイト: Disney. All Rights Reserved.『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』12月22日(金) 公開『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』本ポスタービジュアル公式サイト:「劇場版 SPY×FAMILY」製作委員会(C)遠藤達哉/集英社
2023年12月19日『アナと雪の女王』のスタッフ陣が贈る、新たなミュージカル『ウィッシュ』が12月15日に公開。公開3日間で、ディズニー&ピクサー映画『リメンバー・ミー』を超える興行収入6億1200万円、43万人動員を突破する大ヒットを遂げ、週末興行収入No.1スタートを切った。10‐20代の女性グループやカップル、ファミリー層など幅広い観客が劇場を賑わせた本作。公開直後からSNSでは、「ストーリーも曲も映像もオマージュも最高すぎた」「音楽も映像もストーリーもディズニーの全ての願いがそこにあった」など、ディズニー100年の歴史がつまった物語やオマージュの数々に「人生でなんらかディズニーに触れた人であれば観るべき映画」といった、100年に1度の特別な体験に絶賛のコメントが相次いでいる。さらには、「歌に感動しすぎてめっちゃ泣いた最高のミュージカルだった」「ウィッシュ超泣いたわ、ディズニー映画で一番好きかもしれん」と、本作の楽曲や物語などの要素に号泣したという声も続出するなど、その感動の声が日本全国に広がっている。「最後まで席を立たないで」ポストクレジットまで必見そのほかにも、「色んな作品のオマージュが沢山あって観ててすごい楽しかったし、最後のエンドロールが良すぎた」「最後のポストクレジットまでじっくりと作品を堪能できた」「期待を余裕で超えてきた。これから見る方は絶対に最後まで席を立たないでください」と、本作のエンドロールの楽曲や演出、さらにその後のポストクレジット映像まで、感動が詰まっていたというユーザーの声も多数寄せられている。また、本作は、3Dや4Dに加えドルビーアドモス、ドルビーシネマなどのラージフォーマットも展開され、劇場での楽しみ方も豊富。3Dでは、まるで飛び出す絵本の世界に入っていくような新しい没入型の映像体験と、ぷっくり丸々とした、いたずらな“願い星”スターが飛び出してくる“可愛さ”倍増の映像が楽しめる。4Dではミュージカルシーンで音楽に合わせて座席が動き、スターの魔法で光が降り注ぎ、マグニフィコ王の魔法で座席が大きく揺れ動くなど、圧巻の“魔法のミュージカル体験”を楽しむことができる。ドルビーでは立体音響で本作のエモーショナルでパワフルな楽曲に、より一層心動かされるなど、フォーマットによって様々な楽しみ方ができる。『ウィッシュ』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ウィッシュ 12月15日(金)全国公開© 2023 Disney. All Rights Reserved.
2023年12月18日12月15日(金)、16日(土)、17日(日) の全国映画動員ランキングは、『ウィッシュ』が初登場1位となった。創立100周年を記念して、ウォルト・ディズニー・カンパニーが製作したミュージカルアニメーション。すべての願いを支配する王様から、みんなの願いを取り戻す少女の冒険を描く。『アナと雪の女王』を手がけたクリス・バック&ファウン・ヴィーラスンソーンが監督を務める。声の出演は『ウエスト・サイド・ストーリー』のアリアナ・デボーズら。『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』は、先週に引き続き2位の座をキープ。先週1位だった『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』は2ランクダウンで3位へと後退した。4位は、初登場の『パウ・パトロール ザ・マイティ・ムービー』がランクイン。個性豊かな子犬たちを主人公にした『パウ・パトロール』が、アドベンチャー・ベイから大都会アドベンチャー・シティに舞台を移して展開する。魔法の隕石で力を得て、最強の子犬に変身したパウ・パトロールが、市長の悪だくみを解決しようとする。監督は、前作に引き続きカル・ブランカー。声の出演は潘めぐみ、小市真琴、井澤詩織、矢作紗友里ら。公開7週目の『ゴジラ-1.0』は先週と変わらず5位を堅守。長らくTOP3圏内をキープしていた『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』と先週4位だった『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』は、それぞれ3ランクダウンで6位と7位に後退した。そのほか、初登場では『屋根裏のラジャー』が9位に。作家A・F・ハロルドの『ぼくが消えないうちに』を、スタジオポノックがアニメーション映画化。少女の空想から生まれた少年が繰り広げる大冒険を描く。監督は百瀬義行。声の出演は寺田心、鈴木梨央、安藤サクラら。今週は『劇場版 SPY×FAMILY CODE:White』『PERFECT DAYS』『TALK TO ME トーク・トゥ・ミー』『ハンガー・ゲーム0』『仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『ウィッシュ』2位『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』3位『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』4位『パウ・パトロール ザ・マイティ・ムービー』5位『ゴジラ-1.0』6位『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』7位『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』8位『窓ぎわのトットちゃん』9位『屋根裏のラジャー』10位『首』
2023年12月18日●「夢はしっかりと口に出そう」と伝えたかったウォルト・ディズニー・カンパニー創立100周年となる記念作品『ウィッシュ』が公開を迎えた。本作はディズニーがこれまで長い歴史をかけて描いてきた“願いの力”を丁寧に紡いだ物語。製作陣もディズニー作品を愛するスタッフたちが集まった。来日したプロデューサーのピーター・デル・ヴェッコとフアン・パブロ・レイジェスにインタビューし、作品に込めた熱い思いを聞いた。1923年に設立されたウォルト・ディズニー・カンパニーも今年、創立100周年を迎えた。そんな記念すべき年に公開されたのが、『アナと雪の女王』シリーズを手掛けたクリス・バックと、『アナと雪の女王』や『モアナと伝説の海』などのストーリーボード・アーティストとして活躍していたファウン・ヴィーラスンソーンが監督を務めた『ウィッシュ』だ。物語の舞台となるのは、地中海の彼方に浮かぶ島にある魔法の王国ロサス。この国の住民は18歳になると、世界中の魔法を学んだ国王マグニフィコに願いを捧げ、そのいくつかは叶えられる。この国に住むアーシャは、間もなく100歳になる祖父サビーノの願いをかなえるために、マグニフィコ王の弟子になる決意をする。しかし、そこである邪悪な秘密を知ってしまい、人々の願いを守るために、強大な力を持つマグニフィコ王に戦いを挑むことになる――。ディズニー・アニメーションが長きに渡り描き続けてきた“願いの力”。そんなストレートな題材を記念すべき作品に選んだ理由について、ディズニー・アニメーションのすべての長編映画の製作を担当しているピーターは「ディズニーをずっと愛してきた私たちから、ファンの方にラブレターを送りたいと思ったんです。その際、ディズニーの素晴らしさとは何かと考えました。その答えとして、夢、希望、星に願う純粋な思いが浮かびました。そういった思いをもとにオリジナルのおとぎ話を作ろうと思ったんです」と語る。さらにピーターは「もう一つ。夢があるならば、それはしっかりと口に出そう」というメッセージも込めたと言い、「もちろん夢を実行するのは自分自身ですが、言葉に出すことで有言実行につながる。その夢を聞いた人たちが応援してくれる。他の人を巻き込むことの大切さを伝えたかったんです」と作品への思いを明かす。『アナと雪の女王2』、『ミラベルと魔法だらけの家』の製作に携わってきたフアンは「ピーターが話したことに付随してもう一つ、その夢にたどり着くまでの複雑さも伝えたかった」と話し、「何かを欲することと、実現することは別のことなんです。もちろん願いは叶わないかもしれない。そういった困難もあることを同時に伝えたいという思いがありました」とストーリーテリングのうえで、意識したことを述べた。○「想像する力を掻き立てる種を見つけて、持ち帰ってほしい」本作はディズニー・アニメーション100周年の集大成という位置づけの作品でありつつ、これからの未来に光を照らす物語でもある。本作で初めてディズニー作品と出会う子供たちもいる。ピーターは「ディズニーの根底にあるのはストーリーテリング。ウォルトも未来志向でずっと、先の世界への希望を描いていました。この作品もそれは同じで、初めて本作でディズニー・アニメーションに触れた方は、想像する力を掻き立てる種を見つけて、持ち帰ってほしいです。それは夢だったり、希望だったり……」と語る。またフアンは「いまはとても複雑な世界です」と述べ、「そんな世界を生き抜くために必要なのが“希望を持ち続ける力”なのかもしれません。その力を持つことで“この世界はそんなに悪くない”と思える。それは100年後、この映画を観たとしても、メッセージとして色あせないものが描かれていると思います」と自信をのぞかせた。●“願い星”スターはミッキーマウスがモチーフ本作には、100年の歴史を持つ、ディズニー・アニメーション作品のオマージュを想像させるシーンが数多く登場する。その一つがアーシャの願いに応じて空から舞い降りた願い星のスターだ。ピーターは「映画のポスターのスターに注目してください。このハートの輪郭、なにかを想像させますよね。デザイナーが考えたものですが、これはミッキーマウスになぞらえているものなんです」と種明かしをする。続けてフアンも「アーシャには7人の友達がいますよね。7人の友達と言えば……多分勘のいい方ならそれは白雪姫と7人の小人を想像する方も多いのではないでしょうか」と映画の随所に楽しめる“種”が仕掛けられているという。また主人公アーシャの声を務めたのは、『ウエスト・サイド・ストーリー』でアカデミー賞助演女優賞に輝いたアリアナ・デボーズ、マグニフィコ王を演じているのが、『スタートレック』シリーズなどのクリス・パインだ。フアンは「アーシャというのは多くの人の代弁者であり、他人が『いい状態でいられるように』と願う人。アリアナ・デボーズさんに初めてお会いしたとき、とても利他的な人だなと思ったんです。面倒見が良く、情熱的でありながらおちゃめでもある。彼女の性格がアーシャのキャラクターに大きな影響を与えている部分がありました」と絶賛。ピーターはクリスについて「ディズニーのヴィランというのは、持っているエネルギーがすごく『いったい何をやらかしてくれるんだ』という期待がある。今回のマグニフィコ王にはカリスマ性があり、人は彼に喜んで夢を託してしまう。そこからだんだんとヴィランの顔に変革していく表現力、さらにしっかりと歌を歌えなければいけないと考えたとき、すべてを持っているのがクリスだと思ったんです」と起用理由を明かした。“願う力”を強い思いに変えて突き進むアーシャ。そこに立ちはだかる最恐のヴィラン・マグニフィコ王。さらにアーシャを支える仲間たちとスターが、「夢を持つことの大切さや強さ」を伝えてくれる力強い作品だ。(C)2023 Disney. All Rights Reserved.
2023年12月17日ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作『ウィッシュ』が公開されている。本作は、『アナと雪の女王』を大成功させたクリス・バック監督と、新鋭ファウン・ヴィーラスンソーンが監督を務めており、本作も歌と魔法に満ちた壮大なドラマが描かれる。その一方で、本作は観ていると、親密で身近な感情が丁寧に描かれていることがわかる。なぜ、彼らは映画の根底に“作り手の身近な想い”をこめるのだろうか? 両監督に話をきいた。バック監督は1978年にディズニーに入り、伝説的なアニメーター“ナイン・オールド・メン”のひとり、エリック・ラーソンの下で学び、アニメーターやキャラクター・デザイナーを経て、1999年製作の『ターザン』で監督デビューした。スタジオを離れていた時期もあったが、復帰後に『アナと雪の女王』を手がけ大ヒットを記録。本作では、スタジオのストーリー部門で頭角を現してきたファウン・ヴィーラスンソーンとタッグを組んでいる。本作は、スタジオの100周年を記念する年に公開になるが、バック監督は「ディズニーのクラシック映画のようなノスタルジーを感じるけれども、まったく新しい映画をつくりたいと最初から考えていました」と語る。「スタジオはこれまでに多くの素晴らしい映画を作り上げてきましたから、まずは自分たちのレガシーを振り返ることから創作を始めたいと思ったのです。ウォルト・ディズニーもきっと自分たちがこれまでに作り上げた映画からインスピレーションを受けていたはずですから」過去の作品からインスピレーションを受けるが、手がけるのはあくまでも“オリジナル作品”。さらに本作は“今後のディズニー作品”にバトンをつなぐ映画が目指された。ヴィーラスンソーン監督は「この映画で大事だったのは、次の100年の“はじまり”を告げる映画にすること。ウォルトが大事にした“革新”を大切にした新しい映画をつくることでした。過去の作品を振り返るだけの映画をつくることもできました。でも、次の100年を見据えたもの、これからも観る人にインスピレーションを与えるもの、観客の境界線を押し広げるような映画を作りたいと思ったんです」と語る。そこで彼らが舞台にしたのは、誰の願いも叶うという王国ロサスだ。この国では世界中の魔法を学んだマグニフィコ王が国民の願いを預かり、その願いは順番に叶えられるといわれている。しかし本作の主人公アーシャの願いは“祖父の願いが叶う”こと。『ウィッシュ』というタイトルの映画で、冒頭から主人公には自分に関する願いがない、さらに彼女は王国の恐ろしい秘密を知ってしまう……意表を突く幕開けだ。「アーシャはロサスを愛しています。だから少しは希望を持っているんだと思うんです。でも彼女は幼い頃に父を失い、自分の本当の願い=父にもう一度会いたい、が叶わないことに思うところはあるのかもしれません。でも、アーシャは王国の秘密を知り、自分だけでなく、すべての願いや希望を取り返すことができないのか考えます。アーシャがこれまでのディズニー作品の主人公と違うのは、その願いが自分のためだけではなく、他の人のため、コミュニティ全員のためであることです」(ファウン・ヴィーラスンソーン監督)映画の作り手は集団ですが、そこには個々の想いがあるファウン・ヴィーラスンソーン監督、クリス・バック監督映画では、王国の人々を救うため、アーシャの行動と選択が想像もしなかった奇跡を起こすまでが描かれる。登場するキャラクターや舞台設定、アニメーション表現はスタジオの挑戦が結実した新たな表現に満ちているが、ディズニーはキャリアのあるスタッフが若い世代に経験や想いを継承することで100年続いてきたスタジオだ。本作でもこれまでのディズニーのレガシーを随所に見つけることができる。「100周年という節目に、監督する機会を与えられて最高の気持ちです。小さな頃からディズニー作品を観て、アーティストになりたいと思ってきましたから。このスタジオの好きなところは、長い歴史があって、私が大好きな作品をつくった人たちがスタジオにいることです。12年前に入社して以来、私は彼らの話を聞き、コラボレーションもできる。そうやってここまできたのです。だから、この映画は、これまでのディズニー映画とそれに関わる人たちに受けてきたインスピレーションを祝福する映画になったと思っています」(ファウン・ヴィーラスンソーン監督)「ディズニーの歴史は、やはり素晴らしいストーリーとキャラクターによって続いてきたのだと思います。ウォルト・ディズニーは誰もが共感できる物語と、映画を超えて自分の人生になりえるような音楽をつくろうとしてきました。ですから、私たちはどの映画でも観る人の記憶に残り続けるキャラクターを描きたいと思っています。ディズニーの名曲たちと同じように、そのキャラクターが作品を超えて愛されるような。それこそがウォルトがはじめた魔法のひとつだと思うし、ウォルトが感じたエンターテイメントのキャラクターに対する想いだと思うのです。それを僕たちが引き継いで100周年を迎えたのだと思います」(クリス・バック監督)ウォルト・ディズニーというひとりの人物の想いを丁寧にすくいとる。この積み重ねでスタジオは100年にわたって多くの作品を生み出してきた。だから現在も彼らは監督や脚本家、アニメーター……ひとりひとりの想いや情熱を重視する。本作はファンタジックな世界観や、印象に残る音楽、歴代のディズニー作品を連想させる描写がふんだんに盛り込まれており、スタジオの“節目”を感じられる映画だ。しかし、『ウィッシュ』の根底には、ひとりの人間が観る者ひとりひとりに語りかけてくるような温かみがある。誰もが感じたことのある想いや痛み、情熱があるのだ。「それまでも画コンテを使ってストーリーを語る仕事はしてきましたが、ディズニーに入ってからは毎日、挑戦が待っていました。自分自身をどうやってストーリーに反映させるのか、物語と観客の心、自分の心をどうやってつなげるのか? 自分の人生には大切なものがあり、それがあるから人に伝えることができると思うのですが、自分にとってそれは何なのか? それを見つけることが大事でした」(ファウン・ヴィーラスンソーン監督)「これまでにつくられた映画は、どれも違う映画ですし、監督も違います。ですがどの作品も、スタッフそれぞれが『自分がこの物語を語りたい、この物語を観客と分かち合いたい』と思えなければ、映画はつくることができません。『ウィッシュ』という作品では、500人ほどのスタッフがひとつのチームになって、ひとつのアイデアを信じて、美しいストーリーを観客に語ろうとしています。だから映画の作り手は集団ではあるのですが、そこには個々の想いがある。そう感じ取ってもらえたらうれしいです」(クリス・バック監督)『ウィッシュ』公開中(C)2023 Disney. All Rights Reserved.(C)2023 Getty Images/Getty Images for Disney
2023年12月16日東京ディズニーランドで12月15日(金)、ディズニー100周年記念作品『ウィッシュ 』の映画公開を記念して、<スターに魔法をかけられた> 新たなフォトスポットが登場した。(写真は現東京ディズニーリゾート・アンバサダーの小笠原 美果氏)ディズニー作品にとってひとつの象徴となっている“願い星”。今回100周年記念作品となる『ウィッシュ 』では、その願い星を具現化した愛くるしいキャラクター“スター”が登場する。スターは主人公アーシャの願いに応え、空から舞い降りた願い星だ。好奇心旺盛で、いたずらが大好き。魔法の力を持ち、心からの願いを叶えることを助けてくれるキャラクターだ。ディズニー映画の主人公たちのグッズがいっぱいあるシンデレラ城近くにあるショップ「キングダム・トレジャー」付近に、<スターに魔法をかけられた> 新たなフォトスポットがこのほど登場した。言葉が話せない代わりに、魔法のダストを纏いながら自由自在に飛び回り、くるくる変わる豊かな表情が魅力のスター。実はこのスター、世界から愛され続けている“ミッキーマウス”から着想を得たキャラクターであることも先日明かされたばかりだ。スターの輝きの中には隠れミッキーもいるそう。東京ディズニーランドに行ったら、ぜひ見つけてみて(終了日は未定)。※取材時の状況に基づいて記事化しています。紹介したイベント、メニューなど、すべての掲載情報は、予告なく変更になる場合があります。(C) DisneyAs to Disney artwork, logos and properties: (C) Disney(シネマカフェ編集部)■関連作品:ウィッシュ 12月15日(金)全国公開© 2023 Disney. All Rights Reserved.
2023年12月16日ウォルト・ディズニー・カンパニー創立100周年を記念した作品『ウィッシュ』が12月15日から公開される。感動のストーリーと素晴らしい楽曲の詰まった“魔法のミュージカル”が100周年にふさわしい本作。今回ディズニー大好き芸人のおべんとばこが一足お先に作品を試写、そしてプロデューサーたちにインタビューをしてきました!「みなさんが子どものころに見ていたディズニー映画を思い出すような“オマージュ”がちりばめられた作品なので、きっと懐かしい気持ちになれるはずです」試写会直後、興奮気味に感想を語るおべんとばこ。本作の魅力をこう続ける。「ヒロインのアーシャがみんなをインスパイアして勇気づけてくれるから、見ている僕たちが主人公になれるんです。そして、ヴィランのマグニフィコ王がかっこよすぎます!彼がヴィランになるまでの経緯もちゃんと描かれていて、単なる悪役で終わらないところが深い。女性人気が出そうです。吹き替え版の声優を務める福山雅治さんもハマり役!」プロデューサーのピーター・デル・ヴェッコ氏は最初の構想についてこう明かす。「100周年ということで、ディズニー映画のこれまでの歴史を壁に貼って、共通項を探すところからスタートしました。希望、夢、星に願いを……、それらが初期からのコンセプトでした」同じくプロデューサーのフアン・パブロ・レイジェス・ランカスター・ジョーンズ氏は「大好きなディズニーにラブレターを書くような気持ち」で本作に向き合ったそう。「5歳くらいのころ、『美女と野獣』の製作風景のドキュメンタリーを見て以来、ずっとこの世界に憧れていたんです」そんなディズニーの100年が詰め込まれた本作は「ぜひ映画館に何度も見に行ってほしい!」とおべんとばこ。公開が待ち遠しい!【あらすじ】願いがかなう魔法の王国に暮らすアーシャは、魔法を操る王様が、実は人々の“願い”を支配していることを知る。「みんなの願いを取り戻したい」という彼女のひたむきな思いに応えたのは、願い星のスター。運命の出会いが、王国に巻き起こす奇跡とは?12月15日(金)全国公開/(C)2023 Disney. All Rights Reserved./配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
2023年12月16日ディズニー100周年に『アナと雪の女王』のスタッフ陣が贈る映画『ウィッシュ』にて、ディズニー歴代声優をはじめ豪華キャストが歌い踊りだす動物たちを熱演する、心躍るミュージカルシーンとその声優陣が解禁された。すべての“願い”は魔法を操る王様に支配されている、という衝撃の真実を知ってしまった新ディズニー・ヒロイン“アーシャ”。願いの力を信じ続けた彼女が起こした奇跡とはーー?「みんなの願いを取り戻したい」というアーシャの願いに応え、空から舞い降りてきた願い星“スター”。スターの体から発する魔法の星屑が降りかかると、森の動物や植物たちがアーシャに向かって歌いかけるという、思わずリズムにのりたくなるワクワクのミュージカルシーン到着。解禁された映像は、スターの魔法にかかって話せるようになったウサギを筆頭に亀や色鮮やかなキノコたちがアーシャに歌いかけるシーンから始まる。ディズニーが伝統として描き続けてきた“歌う動物たち”を描いたこのシーンは、白雪姫やオーロラ姫が森の動物たちと歌う往年のシーンにインスピレーションを受けながらも最新のCG技術を駆使しており、水の上を泳ぐ亀や夜の森を駆け抜ける動物たちの側にたたずむスターが放つきらめきは観る人の心を掴むように美しく描かれている。また、この「誰もがスター!」という楽曲には「だれもが輝いている“スター”であり、みんなの心は繋がっていてひとりじゃない」という、ディズニーらしい勇気づけられる前向きなメッセージが込められている。王様が人々の願いを支配しているという秘密を知ってしまったアーシャにひとりではないことを伝え、みんなの輝く願いを王様から取り戻すため、立ち向かう勇気を与えることになる重要なシーンの1つ。誰よりも優しい心を持ったアーシャがみんなのために王に立ち向かい、やがて諦めない強さを持つヒロインへと変貌していくきっかけとなっている。さらに「誰もがスター!」のシーンに参加した、豪華なキャスト陣の出演が明らかに。参加しているのは、すでに発表されている相棒の子ヤギのバレンティノを演じる山寺宏一をはじめ、いままでのディズ二-・アニメーション作品で主要キャストを演じた豪華俳優陣などが次々と登場、コミカルに語り、力強く歌い上げる。誰がどの役を演じているのかを見つけるのも日本版の楽しみとなりそうだ。『ウィッシュ』「誰もがスター!」参加キャスト※五十音順麻生かほ里石丸幹二伊東えり上戸彩小此木麻里尾上松也菅野美穂菊地ゆうみ小泉孝太郎小鳩くるみ斎藤瑠希Zinee鈴木より子鈴木 福鈴木ほのかすずき まゆみ高橋茂雄武内駿輔土居裕子中川翔子橋爪紋佳濱田 めぐみ林 勇原田泰造平川めぐみ平野綾本城雄太郎松たか子MARU丸山 壮史三ツ矢雄二森川 智之諸星 すみれ屋比久知奈ゆめっち吉岡 悠歩吉川 愛『ウィッシュ』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ウィッシュ 12月15日(金)全国公開© 2023 Disney. All Rights Reserved.
2023年12月15日現在公開中の映画『ウィッシュ』より、心躍るミュージカルシーンを収めた本編映像が公開された。ディズニー100年の歴史の集大成となる『ウィッシュ』は、『アナと雪の女王』のスタッフ陣による新たなミュージカル作品。公開された映像は、空から舞い降りてきた願い星“スター”の魔法にかかって話せるようになったウサギを筆頭に、亀や色鮮やかなキノコたちが主人公・アーシャに歌いかけるシーンから始まる。ディズニーが伝統として描き続けてきた“歌う動物たち”を描いたこのシーンは、白雪姫やオーロラ姫が森の動物たちと歌う往年のシーンにインスピレーションを受けながらも最新のCG技術を駆使。水の上を泳ぐ亀や夜の森を駆け抜ける動物たちの側にたたずむスターが放つきらめきは、観る人の心を掴むように美しく描かれている。また、今回のシーンで流れる劇中歌「誰もがスター!」には、「だれもが輝いている“スター”であり、みんなの心は繋がっていてひとりじゃない」という、ディズニーらしい勇気づけられる前向きなメッセージが込められている。王様が人々の願いを支配しているという秘密を知ってしまったアーシャに独りではないという事を伝え、みんなの輝く願いを王様から取り戻すため、立ち向かう勇気を与えることになる重要なシーンのひとつであり、誰よりも優しい心を持ったアーシャがみんなのために王に立ち向かい、やがて諦めない強さを持つヒロインへと変貌していくきっかけとなる。さらに、日本版の「誰もがスター!」のシーンに参加したキャスト陣が発表された。すでにアナウンスされている子ヤギのバレンティノを演じる山寺宏一をはじめ、石丸幹二、上戸彩、尾上松也、菅野美穂、小泉孝太郎、鈴木福、高橋茂雄、武内駿輔、中川翔子、濱田めぐみ、原田泰造、平野綾、松たか子、三ツ矢雄二、森川智之など、今までのディズ二ーアニメーション作品で主要キャストを演じた面々が参加している。『ウィッシュ』本編映像「誰もがスター!」■『ウィッシュ』「誰もがスター!」参加キャスト(50音順)麻生かほ里、石丸幹二、伊東えり、上戸彩、小此木麻里、尾上松也、菅野美穂、菊地ゆうみ、小泉孝太郎、小鳩くるみ、斎藤瑠希、Zinee、鈴木より子、鈴木福、鈴木ほのか、すずきまゆみ、高橋茂雄、武内駿輔、土居裕子、中川翔子、橋爪紋佳、濱田めぐみ、林勇、原田泰造、平川めぐみ、平野綾、本城雄太郎、松たか子、MARU、丸山壮史、三ツ矢雄二、森川智之、諸星すみれ、屋比久知奈、ゆめっち、吉岡悠歩、吉川愛<作品情報>映画『ウィッシュ』公開中公式サイト: Disney. All Rights Reserved.
2023年12月15日ディズニー100周年記念作品であるミュージカル映画『ウィッシュ』が12月15日に公開される。このたび主人公アーシャがディズニー史上最恐のヴィラン・マグニフィコ王に立ち向かう決意をするシーンを捉えた本編映像が公開された。これまで魔法の力で数々の奇跡を起こしてきたディズニー100年の歴史の集大成となる本作は、どんな願いも叶う魔法の王国の驚くべき真実を知ってしまったヒロイン・アーシャが起こす奇跡を描く物語。公開されたのは、アーシャが自身の元に舞い降りた“願い星”スターに、ロサス王国に住むみんなの“願い”をマグニフィコ王が支配しているという事を伝えているシーン。ロサスの国民たちは魔法使いでもあり、カリスマ的な人気を誇っているマグニフィコ王に“願い”を捧げ、いつかそれを国王が叶えてくれる日を待ちわびていた――。しかし、アーシャはそんな国民の大切な“願い”を預かったマグニフィコ王が、その“願い”を支配し、王国に都合の良い願いだけを叶え、それ以外の“願い”は決して叶えるつもりがないことを知ってしまう。アーシャは、叶えるつもりのない“願い”を国民たちに返すようマグニフィコ王に訴えるのだが、逆に追うから反感を買うことになってしまうことに。自分がどうしたらいいか悩んだ彼女は、かつての父の言葉を思い出し、星を見上げ「みんなの願いを取り戻したい」と星に願った。すると、彼女のひたむきな願いに応えて、空から願い星“スター”が舞い降りる。アーシャ役を演じる生田は、いち早く試写会などで吹替版を鑑賞した観客からも「優しくも力強い声に魅了された」、「歌もさることながら、繊細な演技がすごい」、「歌もセリフもとてつもなく素晴らしい」と、絶賛のコメントも上がっているなど、多くの注目を集めている。今回公開されたクリップでも、アーシャの細かな表情や心情に寄り添う生田の演技を観ることができる。US本社の担当者からも“パーフェクト”というこれ以上ない賛辞を贈られている生田の演技は、17歳の少女のあどけなさも織り交ぜながら、みんなの“願い”を救おうという優しさと、ディズニー史上最恐のヴィラン・マグニフィコ王に立ち向かって行く意志の強さも兼ね備えており、今後さらに多くの人を魅了してくれそうだ。そんな生田演じるアーシャの元に舞い降りたスターは、マグニフィコ王と同じく魔法の力を持っているキャラクター。アーシャの心からの”願い“を受け取ると、自分たちでみんなの“願い”をマグニフィコ王から取り戻す事を思いつき、アーシャを導いていく。スターの提案に対し、「それって盗みじゃない?」とはじめは抵抗を示していたものの、すぐさま「――そうか、そもそも(“願い”は)王のものじゃない」と、アーシャはスターと共に立ち上がることを決意する。すぐさまマグニフィコ王のもとに行こうと飛び去ってしまうスター。そしてそれを追いかけるアーシャと相棒のバレンティノ。果たしてどんな作戦でマグニフィコ王から“願い”を取り戻そうとするのか注目だ。(C)2023 Disney. All Rights Reserved.
2023年12月14日ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作『ウィッシュ』が15日(金)から公開になる。今年はディズニーが100周年を迎えるアニバーサリー・イヤーだが、フィルムメイカーたちはあえて“完全オリジナル”の長編映画をつくることにこだわった。いま、彼らはどんな物語を綴り、観客に何を伝えようとしているのか? 本作の脚本を手がけ、スタジオの創作面を束ねるCCO(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)も務めるジェニファー・リーに話を聞いた。『アナと雪の女王2』に続いて新作の脚本を手がけることになったリーはまず、本作の監督を務めるクリス・バックがスタジオの廊下に貼りだした歴代のディズニー作品の画像を眺めるところから構想を練ったという。そこで出てきたキーワードは“ウィッシュ=願い”だ。本作の主人公アーシャが暮らす魔法の王国ロサスでは、どんな願いも叶うという。しかし、アーシャは王国の恐ろしい秘密を知ってしまう。みんなの願いを取り戻すため、彼女はひとりで行動を開始し、王国をおさめるマグニフィコ王に立ち向かう。これまでに数々のディズニー作品でキャラクターが何かに願う場面が描かれてきたが、彼女は時間をかけて“願い”について考え、仲間と話し合いを繰り返した。「これまでのディズニー作品を振り返ってみると、登場人物が星に願ったり、自分の願っていることを映画の冒頭で歌にして表現していて私たちはワクワクするわけですが、それは願いが、そのキャラクターの“生命分”のようなものとして表現されているから私たちはワクワクするわけです。つまり、願いは“目的”なのではなく、そこにいたるまでの“道のり”が大事だと思うのです。おとぎ話では星に願いをかけて、それが叶ったりするわけですが、人生はそうじゃないですよね。自分自身で夢を追っていく。それは人生でできるパワフルなことのひとつだと思います。夢を見て、世界を変えていく。いま、この世界に存在する多くのものは、かつて誰かが“ウィッシュ=願い”を抱いたことで生まれてきたわけです。ですから、この映画では“願い”というアクション=行動を祝福する映画にしたいと思いました」本作は魔法や、空から落ちてきた“スター”が登場するミュージカル・ファンタジーだ。しかし、本作では願いは簡単には叶わない。「私は幼いころから、ディズニーのアニメーターになりたいと思っていました。でも、ここまで来るのに本当に紆余曲折があったんですよ」と彼女は笑みを見せる。「当時の私は自分が脚本を書いたり、監督したりする“ストーリーテラー”だと気づいていませんでした。アニメーターになりたいと願い続けたのですが、結果的に私はディズニーでアニメーターとしてではなく脚本家として仕事を始めることになりました。でもそこまでにいろんな道のりを経たからこそ、いろんな経験をして、それまでとは違う自分になり、違う夢を追うようになったわけです。私たちは『いま夢を持たなければ! いまの夢を叶えなければ』と思いがちです。でも、大事なのは最初の一歩を踏み出すこと。そして歩き続けること。それこそが大事で“ウィッシュ”という言葉のシンプルな部分だけを描いてしまうと、ウィッシュの持っているパワフルな部分がたくさんあるのにそれが描けないと思ったのです」そのため、アーシャの前に立ちふさがる悪役マグニフィコ王も、古典的なディズニーの悪役の要素を引き継ぎながら、現代の観客のハートに響く造形になった。世界中のあらゆる魔法を学んだ彼は、18歳になった国民から“願い”を預かり、王国に都合の良い願いだけを叶えている。王国に平和をもたらすために、王は“良かれ”と思って、自分が選んだ願いだけを叶えているのだ。結果として、王国は表向きは平穏だ。彼を“悪役”と呼んで良いのだろうか?「マグニフィコは現代的なキャラクターにしたいと思いました。彼の良い部分を理解して描く必要があると思いましたし、彼がそのような選択をする理由がちゃんとなければならないと思っていました。この物語をつくる上で考えたのは、“リーダーの真価が問われるのは、挑戦に対峙した時だ”ということです。詳しくは映画を観ていただきたいのですが、本作の冒頭では主人公のアーシャ、マグニフィコ王、王妃のアマヤの哲学は同じです。そこから様々な展開を経て、3人はそれぞれが違う選択を重ねて、違う道のりを歩んでいきます。そこを重視しました。私たちの社会でも同じことですよね。結果はひとつではないんです。権力をもった時、人はどんな選択するのか? あるいは選択をしないのか? そしてどんな道のりを歩むのか? を描きたいと思いました」小さいかもしれないですが光は必ずある誰もが“願い”を抱いている。しかし、願いはそんな簡単には叶わない。空の星が叶えてくれるわけではない。本作は、見せかけの甘い言葉は語らない。しかし、願いが叶うまでの道のりを歩いていくことの魅力や、そこで生まれるエネルギーに光をあてるのだ。「いまの時代はどんなアイデアがあったとしても、すぐにアイデアが粉々にされてしまうような意見が出てきます」とリーは静かに語りはじめる。「ですから、若い方を見ていると、夢を抱いたり、良い考えが浮かんでもすぐに潰されてしまうことあるんじゃないかと心配になりますし、ツラい気持ちになります。私も過去にイジメられた経験がありますから、そういう場面を見たり、経験すると悲しくなりますし、そのような状況に対してモロい部分があると自覚しています。しかし、物語を語る上で私は、そこにある問題がとても複雑なものであったとしても、みんなに共通している部分を見つけ出し、人を“分断”するのではなく、みんなで“つながっていく”ストーリーを語り続けたいと思っています。イジメられていた私にとって『シンデレラ』がそういう存在でした。イジメられて、不当に扱われていたシンデレラが立ち上がるのを見て、私はすごく助けられたんです。ストーリーの先には光がある。私はそう信じています。確かに、今の世界は厳しいことが多いですが、それでも“願いなんて持たなくていい”と思わないで良いと思います。願っていいんです。それを叶えようとする道のりは険しいかもしれないですが、助けてくれる人がいるはずです。そこには小さいかもしれないですが光は必ずあると思います」ジェニファー・リー『ウィッシュ』12月15日(金)公開(C)2023 Disney. All Rights Reserved.(C)2023 Getty Images/Getty Images for Disney
2023年12月14日