ヨコハマトリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴス」が、いよいよ8月4日(金)に開幕します。横浜美術館での大規模なインスタレーションや開港の地・横浜の歴史を意識した作品、日本初紹介となる若手アーティストなど、展覧会の見どころをご紹介します。島と星座とガラパゴスヨコハマトリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴス」では、38組のアーティストの作品とひとつのプロジェクトを通して、世界の「接続」と「孤立」の状況について、様々な角度から考えます。おもな見どころを順にご紹介しましょう。●横浜美術館に大規模なインスタレーション―アイ・ウェイウェイ、ジョコ・アヴィアント常に自分が置かれた社会にコミットし、芸術の概念を拡張するような活動をつづけるアイ・ウェイウェイ。ヨコハマトリエンナーレ2017では、メイン会場となる横浜美術館の外壁と柱に、救命ボートと難民が実際に使用した救命胴衣を用いて、難民問題に関する大型インスタレーションを発表します。また、ジョコ・アヴィアントは、しめ縄に着想を得て、インドネシアの竹2000本を独自の手法で編み上げたダイナミックな新作を、館内のグランドギャラリーに展示。インドネシアでは、竹は古くから家屋や日用品の素材として親しまれてきました。作品を通して、自国で失われつつある伝統文化や、人間と自然の共生について考えます。 ●横浜赤レンガ倉庫1号館で、「横浜」に関連した新作を披露―小沢剛、クリスチャン・ヤンコフスキー横浜の歴史的遺産である横浜赤レンガ倉庫1号館では、小沢剛が「帰って来た」シリーズを新たに発表します。これは、明治の横浜に生まれた著名な思想家や美術史家の、海外での活動に焦点を当てた作品。日本の近代化の原動力となった横浜にぴったりの企画といえるでしょう。また、ユーモアとペーソスに満ちた写真や彫刻、映像作品で知られるクリスチャン・ヤンコフスキーは、オリンピックを目前にした日本の「気の流れ」を良くしようと、横浜の公共彫刻を揉みほぐそうとするマッサージ師の映像作品を制作します。●日本初 本格紹介の若手アーティスト―ザオ・ザオ、イアン・チェン近年目覚ましい活躍を見せる、ザオ・ザオとイアン・チェン。日本で本格的に紹介されるのは、今回がはじめてです。ザオ・ザオの《プロジェクト・タクラマカン》は、作家の出身地であり、たびたび民族問題の舞台となるタクラマカン砂漠の真ん中に冷蔵庫を運んで配線し、冷えたビールを飲むという行為を映像にした、壮大かつユーモラスな作品。かつて様々な物や人、文化がシルクロードを行き交った歴史や、現在の孤立した状況などに思いを馳せます。イアン・チェンは、管理され閉じられた世界での意識の芽生えをテーマにした映像作品《使者は完全なる領域にて分岐する》を展示します。様々な状況をリアルタイムにシミュレーションして映し出すプログラムによって、神の使いに見立てられた柴犬達が画面内で衝突と変容を繰り返し、予期せぬストーリーを紡ぎ出します。 イベント詳細名称:ヨコハマトリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴス」会期 :2017年8月4日(金)~11月5日(日)休場日:第2・4木曜日(8/10、8/24、9/14、9/28、10/12、10/26)会場:横浜美術館/横浜赤レンガ倉庫1号館/横浜市開港記念会館(地下)ほか公式サイト:
2017年07月04日横浜の商業施設「マリン アンド ウォーク ヨコハマ」では、2017年5月2日(火)から6日(土)の5日間、野外映画イベント「SEASIDE CINEMA〜夜の海辺にたたずむ映画館〜」を開催する。会期中は、横浜みなとみらいの夜景と海を感じる特別なロケーションの中に設置されたスクリーンで名作・傑作映画を見ながら、「マリン アンド ウォーク ヨコハマ」内の飲食店舗のテイクアウトメニューを楽しめる。上映作品は、日本軍捕虜収容所という極限状況に置かれた人間たちの相克を描いた異色のヒューマンドラマ『戦場のメリークリスマス』や、一匹のトラとともに救命ボートで漂流することになった少年パイのたどる運命を描く『ライフ・オブ・パイ』、リチャード・リンクレイターによる音楽コメディ映画『スクール・オブ・ロック』など、海と音楽をテーマとした作品が日替わりで上映される。フードメニューも充実のラインナップ。オーストラリア発の専門店「パイ ホリック」のパイや、「COMMUNITY MILL/SODA BAR」の映画にぴったりのホットドッグセット、「A16」の釜焼きピザなど、野外での映画鑑賞を彩るメニューの数々が用意されている。【概要】「SEASIDE CINEMA〜夜の海辺にたたずむ映画館〜」開催期間:2017年5月2日(火)〜6日(土)5日間上映時間:各日19:00~21:00会場:マリン アンド ウォーク ヨコハマ(神奈川県横浜市中区新港1丁目3番1号)入場:無料 ※飲食は有料上映作品:5/2 ロスト・バケーション/うみやまあひだ5/3 スクール・オブ・ロック5/4 キャデラックレコード5/5 ライフ・オブ・パイ5/6 戦場のメリークリスマス
2017年04月28日全米のダウン症啓発活動から生まれた、「バディウォーク」ってどんなイベント?Upload By 発達ナビニュース4月22日に一般社団法人ヨコハマプロジェクトが主催するイベント「バディウォーク」が行われます。バディウォークとは、ダウン症を理解・受容(acceptance)し、共に生きる(inclusion)ことを促進するイベントで、全米ダウン症協会により1995年に「ダウン症啓発月間」の一環としてニューヨークで始められました。1マイルを歩きながら、ダウン症のある子ども達同士、親同士、一般市民が触れ合うチャリティイベントです。世界各地で開催されており、日本でも各地でそれぞれに特色のあるバディウォークが開催され、多くの方が参加しています。バディウォーク in ヨコハマが開催!Upload By 発達ナビニュース港都市として異文化交流の歴史を持ち、多様性の文化を育んできた横浜で、一緒に歩くことを通じ、相手の存在や能力を認め合えるような機会を作ってみたい。横浜のチャリティウォーク、バディウォークは、そうした思いから誕生したそうです。バディウォークのコンセプトは、「当日ウォークに参加したい人、気持ちで応援したい人などそれぞれの方が関わりたいと思うやり方で、気軽に、互いがつながれるイベント」とのことです。ウォーキングイベント以外にもお楽しみがもりだくさん!Upload By 発達ナビニュースまた、さわやかな潮風をあびながら山下公園内の歩道約1.2kmを歩くウォーキングイベント以外にも、当日はアクティビティやステージイベントも行われるとのこと。アクティビティでは、和太鼓体験・アート体験・ジャグリング体験・チアダンス体験・セラピードッグなど体験型・工作型のワークショップや、みんなで行う写真撮影、家族の思い出を写すファミリーフォト、その他にも多彩なアクティビティが楽しめます。ステージイベントでは、ジャズバンドや和太鼓・チアダンスなど様々なパフォーマンスが披露されます。みんなで盛り上がりましょう!主催者メッセージ主催者の方からは以下のコメントを頂いています。「『バディウォークinヨコハマ』には、全国各地から、多くのご家族がご参加されます。ともに楽しい時間をすごせるよう、メンバー一同、みなさまのご参加をお待ちしています。」(ヨコハマプロジェクト代表近藤寛子さん)赤ちゃんから大人まで、障害のある方もない方も一緒に歩き、一緒にワークショップを体験し、さまざまな方々とのふれあいをお楽しみ頂くのはいかがでしょうか。バディウォーク in ヨコハマ 開催概要Upload By 発達ナビニュース2017年4月22日(土)12:00~15:00(開場 11:30~)小雨決行山下公園(集合場所:おまつり広場)無料詳細は以下のウェブページをご覧ください。バディウォークinヨコハマ2017
2017年04月18日みなとみらいの商業施設・マリン アンド ウォーク ヨコハマ(MARINE & WALK YOKOHAMA)は、開業1周年を記念したイベント「NINE Days GROOVY- FASHION, FOOD,ART,MUSIC-」を2017年3月18日(土)から26日(日)まで開催する。期間中は様々なイベントが催される。3月19日(日)には、施設内ストリートをランウェイにしたファッションショーを開催し、個性豊かなファッションブランドが一堂に集結。DJパフォーマンスやアーティストライブも同時開催される。また、限定アイテムも登場。ネイバーフッド(NEIGHBORHOOD)からは横浜限定Tシャツが発売される。港町・横浜ならではの“DOWN BY THE SEASIDE CLUB”のグラフィックをサークル状にデザイン。他にも、マリン アンド ウォーク ヨコハマのレストラン・ カフェ全15店舗の料理を500円で食べ巡るテイクアウト型フードフェスティバルやアートライブイベントが開催される。【詳細】NINE Days GROOVY- FASHION, FOOD,ART,MUSIC-期間:2017年3月18日(土)〜26日(日)イベント日時:■ファッションショー 3月19日(日) 17:30〜19:00■フードフェスティバル 3月24日(金)〜26(日) 各日11:00〜18:00■アートライブペイント 3月18日(土)・19日(日) 各日13:00〜■ショップスペシャル 3月18日(土)〜3月26日(日)限定アイテム・メニュー例:・ネイバーフッドTシャツ 7,560円・MSPC Product sortトートバッグ 8,640円・パイホリック ロブスターパイ 500円場所:マリン アンド ウォーク ヨコハマ住所:神奈川県横浜市中区新港1-3-1
2017年03月16日横浜赤レンガ倉庫では、 2月3日(金)~2月12日(日)まで、「ヨコハマストロベリーフェスティバル 2017」が開催となる。旬の“いちご”に関するスイーツや雑貨、アトラクションを取りそろえ、子どもから大人まで楽しめるコンテンツ満載で展開する。本イベントは、昨年は22万人が来場した人気のイベントで、今年で5回目を迎える。イベント広場に設置される特設テント「いちごマーケット」では、過去最多の18店舗が出店。「馬車道十番館」や「浅草梅園」など老舗のいちごのスイーツをはじめ、「アトリみなみ台」の「とちおとめのオムレット」や、「グッディフォーユー六本木」の「ストロベリーフロマージュ」など新感覚派のスイーツも勢揃い。甘酸っぱいいちごの美味しさを堪能できる限定商品が多数登場。さらに、横浜赤レンガ倉庫館内の店舗でも。いちごメニューやアイテムが展開され、栃木県産のブランドいちご「とちおとめ」や希少種の「スカイベリー」を使った限定メニューを用意する。さらに、毎年好評のいちごの無料サンプリングだが、今回は日替わりで「チーバベリー」(千葉県産)、「とちおとめ」(栃木県産)、「ふくはる香」(福島県産)の3種が屋外スペースにて配布される。そのほか、特設テント内にて、横浜市内の農家直売所も設けられ、朝採れの新鮮ないちごも販売される。旬のいちごを味わいに、横浜まで足を伸ばしてみてはいかが?週末のお出かけプランに組み込んでみて。(text:cinemacafe.net)
2017年01月06日現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ 2017」が、2017年8月4日(金)から11月5日(日)まで、横浜美術館や横浜赤レンガ倉庫、横浜市開港記念会館地下などで開催される。横浜市で3年に一度行われる「横浜トリエンナーレ」。2017年は、「島と星座とガラパゴス」をタイトルに、孤立や接続性、想像力や道しるべ、独自性や多様性など、様々なキーワードを絡めた複数のアーティスト作品を日本の近代化を象徴する歴史的建造物も交えながら展開していく。日本のサブカルチャーに影響を受けた美少女を、アナログな手法で描いたアートが世界的に評価されているミスターなど日本の現代アーティストや、アイ・ウェイウェイ、 オラファー・エリアソン、 マウリツィオ・カテランら国際的に活躍する著名なアーティスト、日本で初めて本格的に紹介されるワエル・シャウキーほか計38組のアーティストが参加する。アーティストを厳選し、 その多くの複数作品を展示することで、小さな個展群が連続して行われているかのような印象に。鑑賞者が個々のアーティストの創作世界に深く触れつつ、 その関係性について考えるきっかけをもてるよう工夫されている。「接続」をテーマの一つとした本展では、美術というジャンルを飛び越えた取り組みも初めて行われる。公開対話シリーズ「ヨコハマラウンド」では、プリツカー賞受賞の日本を代表する建築家、西沢立衛や日本におけるクリエイティブ・コモンズ創立に関わった情報技術の専門家、ドミニク・チェンをはじめとする様々な分野の専門家と本展参加アーティストがこれからの時代に必要な価値や展覧会コンセプトについて議論する。トリエンナーレ期間中は、横浜市の各拠点でも展示やイベントが行われる。障がいの有無にかかわらず芸術活動に取り組める「ヨコハマ・パラトリエンナーレ」や、最先端技術の実証展示を横浜をイルミネーションで美しく彩るという形で行われる「スマートイルミネーション横浜」など様々なプログラムがおこなわれる予定だ。時代の転換期と言われる今日、従来の枠組みを超えてネットワークが拡大し、世界には一生かかっても処理しきれないような、膨大な情報が氾濫している。それに対する動きとして、小規模共同体が活性化する動きも。これらの激動を、テーマにしたモチーフをなぞらえて捉え直し、複雑な世界の有り様や、未来に残すべき知恵などについて考えていく。【概要】ヨコハマトリエンナーレ 2017「島と星座とガラパゴス」■会期:2017年8月4日(金)〜11月5日(日)※第2・4木曜日休場■入場料:・ヨコハマトリエンナーレ2017鑑賞券一般・前売り1,500円(当日1,800円)、大学・専門学校生前売り900円(当日1,200円)、高校生前売り500円(当日800円)※中学生以下無料。※横浜美術館、横浜赤レンガ倉庫1号館、横浜市開港記念会館地下に会期中一回ずつ入場可能(別日程も可)・セット券一般・前売り2,100円(当日2,400円)、大学・専門学校生前売り1,500円(当日1,800円)、高校生前売り1,100円(当日1,400円)※中学生以下無料。※「ヨコハマトリエンナーレ2017鑑賞券」「BankART Life V パスポート」「黄金町バザール2017 パスポート」がセット。※「BankART Life V」「黄金町バザール2017」には、会期中何度でも入場可能■チケット問い合わせ先:ヨコハマトリエンナーレ 2017チケット販売センターTEL:045-478-6090<参加アーティスト>計38組 / 1プロジェクト [2017年6月5日現在]アイ・ウェイウェイ(艾未未)/青山悟 /ジョコ・アヴィアント /ブルームバーグ& チャナリン /マウリツィオ・カテラン /イアン・チェン /ドン・ユアン(董媛)/サム・デュラント /オラファー・エリアソン /アレックス・ハートリー /畠山直哉 /カールステン・ヘラー、トビアス・レーベルガー、アンリ・サラ&リクリット・ティラヴァーニャ /ジェニー・ホルツァー /クリスチャン・ヤンコフスキー /マーク・フスティニアーニ /川久保ジョイ /風間サチコ /木下晋 /ラグナル・キャルタンソン /小西紀行 /マップオフィス /プラバワティ・メッパイル /ミスター /小沢剛 /ケイティ・パターソン /パオラ・ピヴィ /キャシー・プレンダーガスト /ロブ・プルイット /アン・サマット /瀬尾夏美 /ワエル・シャウキー /シュシ・スライマン /照沼敦朗 /ザ・プロペラ・グループ、トゥアン・アンドリュー・グエン /タチアナ・トゥルヴェ /宇治野宗輝 /柳幸典 /ザオ・ザオ(赵赵)<プロジェクト> Don’t Follow the Wind※<参加アーティスト>には、個人、団体名等を含む。■主会場:・横浜美術館住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1・横浜赤レンガ倉庫1号館住所:神奈川県横浜市中区新港1-1-1・横浜市開港記念会館地下住所:神奈川県横浜市中区本町1-6【問い合わせ先】ハローダイヤル:03-5777-8600(8:00~22:00)
2016年11月14日さいたまトリエンナーレ2016が、与野本町駅から大宮駅周辺、武蔵浦和駅から中浦和駅周辺、岩槻駅周辺などで開催される。会期は、2016年9月24日(土)から12月11日(日)まで。さいたまトリエンナーレ2016は、人が暮らし、他者と交流し、創造する“生活都市”を舞台とし、アーティストと共に未来の発見を目指すイベント。参加するアーティストは日本のみならず、世界各国から集う全34組。48作品が展開され、秋山さやか、小沢剛、チェ・ジョンファ、野口里佳、日比野克彦などのアーティストが参加者として名を連ねる。“犀(さい)の角がもう少し長かったら?”そんな冗談じみた疑問を大真面目に問いかける展示を行うのは川埜龍三。埴輪群と発掘現場を再現する歴史改変SF作品で、ユーモアあふれる空間を繰り広げる。アイガルス・ビクシェが創り上げたのは、芝生の上にゆったりと寝そべる全長9.5mのビジネスマン。新幹線が走る高架下で、異質な存在感を放つ。また、向井山朋子は音楽と映像を融合させたインスタレーション&パフォーマンスの演出を手掛ける。さいたま市内の古い家屋を舞台に、世界的ダンサー湯浅永麻が自らの身をもって、私たちに「家とは、家庭とは、家族とは?」という問いを投げかける。無料観賞作品のほか、ユン・ハンソル演出の移動型演劇作品の「サイタマ・フロンテージ」やロングフィルム・シアターの上映など、チケットが必要となるイベントもあるので事前にチェックを。【開催概要】さいたまトリエンナーレ2016会期:2016年9月24日(土)~12月11日(日)開催時間:10:00~18:00主な開催エリア:与野本町駅~大宮駅周辺武蔵浦和駅~中浦和駅周辺岩槻駅周辺※会期中は主要エリアのほか、市内各地で各種アートイベントを実施予定。観賞料:無料※一部の公演、上映をのぞく。定休日:水曜日(ただし11/23(水・祝)は開場、翌11/24(木)は閉場。■参加アーティスト:秋山さやか、アピチャッポン・ウィーラセタクン、大友良英 + Asian Music Network、小沢剛、川埜龍三、ソ・ミンジョン、多和田葉子、チェ・ジョンファ、野口里佳、日比野克彦、アイガルス・ビクシェ、ウィスット・ポンニミット、ほか公式サイト:
2016年09月30日埼玉県さいたま市で開催されるアートイベント「さいたまトリエンナーレ」。浦和、大宮、岩槻の市内3地区を会場に9月24日(土)から12月11日(日)まで、79日間にわたって開催されます。アートプロジェクトともに、参加型の市民プロジェクトやワークショップなども楽しめ、さいたまがアートに染まります。今年から開催される国際芸術祭「さいたまトリエンナーレ」「さいたま文化」の創造配信、人材の育成、「まち」の活性化を目的に開催されるさいたまトリエンナーレ。トリエンナーレとは3年ごとに開催される国際芸術祭のことです。第一回となる今年は、「未来の発見!」がテーマ。アートを鑑賞することはもちろんのこと、共につくる、参加する芸術祭として、国内外のアーティストの作品の展示や、さまざまなアートプロジェクトやワークショップが開催されます。市内各地に点在するアートスポット《ハッピーハッピー》 チェ・ジョンファ彩の国さいたま芸術劇場内での展示風景 2016与野本町駅から大宮駅周辺、武蔵浦和駅周辺から中浦和周辺、岩槻駅周辺の3カ所を会場に、さいたま市の「場所性」にこだわったユニークなアートイベントが繰り広げられます。●与野本町駅から大宮駅周辺別所沼公園、花と緑の散歩道、埼玉県旧部長第2公舎を主な会場とする与野本町駅から大宮駅周辺には、屋内・屋外作品を見てまわる回遊型・散策型作品の体験エリアが展開されます。韓国のアーティスト、チェ・ジョンファや、磯辺行久によるインスタレーション、SMF(Saitama Muse Forum)による参加型のワークショップやレクチャーなどが開催されます。●武蔵浦和駅周辺から中浦和周辺様々なイベント型、劇場型作品が展示されるエリアです。彩の国さいたま芸術劇場、大宮区役所旧地下食堂、市民会館おおみや旧地下食堂を主な会場に、ラトビア出身の彫刻家、アイガルス・ビクシェの彫刻作品や、さいたま生まれの写真家、野口里佳のインスタレーションを見ることができます。劇作家である松田正隆は、空き家となった住宅をそのまま使い、映像やテキストなどを用いた演劇的空間を展開します。●岩槻駅周辺旧埼玉県立民俗文化センター、人形の東玉社員寮を主な会場に、マレーシア出身のアーティスト、オクイ・ララによる映像作品や、埼玉県在住の芸術家、小沢剛によるインスタレーションなど日常と非日常が交錯する不思議な体験が楽しめる作品が展開されます。岩槻区を拠点に展開するアーティスト・イン・レジデンス「ホームベース・プロジェクト」での作品展示も見所です。東武アーバンパークラインの電車内を舞台とする演劇も《サイタマ・フロンテージ》ユン・ハンソル2016photo: momoko japan移動式演劇「サイタマ・フロンテージ(Saitama Frontage)が東武アーバンパークライン(東武野田線)の中で上演されます。制作は韓国を代表する演出家、ユン・ハンソル氏です。さいたま市のさまざまな時間や場所に着目しながら、都市のアイデンティティを探る物語が展開されます。公式キャラクターは「さいたマムアン」《さいたまトリエンナーレ2016公式キャラクター「さいたマムアン」》ウィスット・ポンニミットさいたまトリエンナーレの公式イメージキャラクター「さいたマムアン」。トリエンナーレに参加するアーティストのひとり、タイ出身のウィスット・ポンニミット氏が描くキャラクター「マムアン」が、トリエンナーレ仕様になって登場です。会場の案内やサイン、印刷物などに登場する予定です。イベント情報名称:さいたまトリエンナーレ2016会期:2016年9月24日(土)〜12月11日(日)主な開催エリア:与野本町駅〜大宮駅周辺、武蔵浦和駅〜中浦和駅周辺、岩槻駅周辺 公式ページ:
2016年09月12日三年に一度の国際芸術際「あいちトリエンナーレ2016」が、8月11日(木・祝)~10月23日(日)まで開催中。開催エリアとして、名古屋、岡崎、豊橋の市内が中心となり、美術館のみならず、街なかのいろいろなスペースでアート作品が点在する。街あるきとともに気軽に世界中のアートを楽しめるイベントだ。参加する作家は、38の国と地域から119組。これまでになく外国の作家が参加しているのも特徴で、日本初出展、初上演も含み、愛知県で初めて目に触れるものも数多い。メインビジュアルとして使用しているジェリー・グレッツィンガーの作品も日本初展示となる。展示・上映・上演されるのは、絵画や彫刻、映像、写真、インスタレーションにパフォーミングアーツまで表現方法はさまざま。また、数ある芸術祭でも珍しくオペラも上演する。8月26日(金)には「あいちトリエンナーレ公式ガイドブック」編集スタッフによる、同芸術祭をもっと楽しむためのトークイベント(予約受付中)も開催。編集長やアートディレクターのほかに、芸術監督の港千尋氏や、開催地となる岡崎のアート広報大使のオカザえもんも参加して、現場を知る人ならではの楽しみ方を教えてくれる。応募はWEBサイト「ぴあ中部版WEB」内にて受付中なので、お気軽に参加してみては。それら芸術祭にまつわる様々な情報について、あいちトリエンナーレ2016のオフィシャルサイトはもちろん、あいちトリエンナーレ2016のニュースサイト「あいトリNAVI」などもあるので、そちらも活用して、貴重なイベントの数々を見逃さないよう楽しもう。
2016年08月24日横浜の商業施設「マリン アンド ウォーク ヨコハマ」とビーチライフ・スタイル・マガジン『HONEY』がタッグを組み、1日限りのイベント「マリンアンドウォークプレゼンツ サマーパーティー サポーテッドバイ ハニー(MARINE & WALK presents SUMMER PARTY Supported by HONEY)」を2016年8月20日(土)に開催する。「マリン アンド ウォーク ヨコハマ」は、2016年3月、横浜みなとみらい21新港地区にオープンした、ストリートスケープ型商業施設。セレクトショップやインポートブランドなど個性的な店舗や、オーシャンフロントの施設を活かしたレストラン等が取り揃う。サマーパーティーでは、ライブ、DJ、ワークショップなど多彩な企画を用意。注目は、DJそしてサウンド・プロデューサーとして活躍するDJ HASEBEと、クラシックピアノの経験を活かし独自のサウンドを生み出すDJ SOによるスペシャルパーティータイム。陽気なムードにぴったりな音楽パフォーマンスが展開される。ミュージックイベントは他にも。サーフアクセサリーのブランド「キヤネラジュエリー(Kiyanela Jewelry.)」も手掛ける、シンガーソングライターのキィ(Kiy)と、インドネシア人の父と日本人の母を持つシンガー・ソングライター リサ・ハリム(Lisa Halim)によるライブパフォーマンスも実現。この夏聞きたい、美しいメロディーが披露される予定だ。施設内では、ワークショップも楽しめる。キャンドルショップ「フィンアンドクロス」では、クロスキャンドルやフィンキャンドルなど、オリジナルキャンドルを作ることが可能。アーティストのチャコ(CHACO)とともに花冠を制作するワークショップもあり、フェスの季節に活躍しそう。さらに期間中、特設フォトスポットで写真を撮って、インスタグラム(Instagram)に#marineandwalkをつけて投稿するとポメリー(POMMERY)のシャンパンをプレゼント。「フレッド シーガル」やH&Mグループの「COS(コス)」、「スティーブン アラン」など、注目ブランドのショッピングの合間に、夏パーティーに参加するのもオススメだ。【イベント詳細】マリンアンドウォークプレゼンツ サマーパーティー サポーテッドバイ ハニー開催日時:2016年8月20日(土) 14:00~21:00※パーティータイム17:00〜21:00。雨天、荒天時は中止会場:マリン アンド ウォーク ヨコハマ住所:神奈川県横浜市中区新港1-3-1入場料:無料■スペシャルパーティー時間:・DJ HASEBE 18:00~19:00・DJ SO 17:00~18:00、19:00~21:00場所:マリン アンド ウォーク ヨコハマ内ストリート■ライブパフォーマンス時間:各回30分程度(予定)・Kiy 14:00~・Lisa Halim 15:00~場所:マリン アンド ウォーク ヨコハマ内ストリート 中央エレベーター前■ワークショップ時間:各回30分程度(予定)・moani candle WORK SHOP 14:30~・FLOWER WREATH WORK SHOP by CHACO 16:00~場所:マリン アンド ウォーク ヨコハマ内ストリート 中央エレベーター裏参加人数・参加費:各回3,000円(税込)、各回10名申込:8月10日(水)よりマリンアンドウォーク公式ホームページより申込み受付。定員になり次第締め切り。URL : ■POMMERY シャンパンプレゼント時間:16:30~※数量限定 先着200名場所:赤レンガ倉庫側入口※特設フォトスポットで写真を撮影し、その写真をインスタグラムにUPした方にPOMMERYシャンパンをプレゼントPR: マリン アンド ウォーク ヨコハマ
2016年08月08日国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2016」が8月11日(木・祝)~10月23日(日)にて開催される。その公式ガイドブックが7月15日(金)より発売となった。作品紹介やアーティストインタビューはもちろん、開催エリアとなる名古屋・岡崎・豊橋のグルメや街あるき情報などもご紹介。この1冊でイベントの楽しみ方、街の魅力までまるっと知ることができる。また、7月16日(土)10:30~20:00には、出版記念イベントを代官山蔦屋書店 T-SITE GARDEN GALLERYにて開催。芸術監督の港 千尋氏や、あいちトリエンナーレ2016参加アーティストである田附 勝氏、開催場所のひとつである岡崎のアート広報大臣でもあるオカザえもんほか、名古屋のグルメの情報など、「あいちトリエンナーレ2016」、そして愛知の魅力を楽しめるイベントだ。入場は無料なので近くに立ち寄った際は気軽に足を運んでみよう。そして上記出版記念イベントとして、一部の書店ではオリジナルの着せ替えブックカバーのプレゼントを実施。公式ガイドブックのカバーで使用している、あいちトリエンナーレ2016参加アーティストのジェリー・グレッツィンガーの作品の別バージョンになる。「あいちトリエンナーレ2016」のチケットも発売中。
2016年07月15日国内最大級の現代アートの祭典「あいちトリエンナーレ2016」が、2016年8月11日(木・祝)から10月23日(日)までの期間、愛知県内各所で開催される。「あいちトリエンナーレ2016」では、“虹のキャラヴァンサライ 創造する人間の旅”をテーマに掲げ、現代美術だけでなくダンス、演劇、オペラなどの舞台芸術も展開。それぞれの作品の中で、“創造しながら旅を続ける人間”にフォーカスし、常に未知への好奇心を忘れ得ない探求心の形を模索していく。現代美術では、国内外から多数のアーティストが出品し、最先端アートを紹介。参加アーティストの中には海外からの招致も多く、米国を拠点に活躍するジェリー・グレッツィンガーの《Jerry's Map》や、インドネシアの非営利団体「ルアンルパ」の《ruru》など、色鮮やかな作品が並ぶ。また、空気の建築家を名乗る「アーキテクツ・オブ・エアー」がデザインする、巨大なドーム型の空気彫刻「ルミナリウム(光の家)」を岡崎公園に期間限定で設置。中に入って、光が透過するカラフルな色の世界を直接体感することができる。舞台芸術では、国内外から 10団体が参加し、ダンス、音楽等を上演するほか、ワークショップも実施。特に10月6日から会期終了までの「レインボーウィークス」には、週末に集中して作品を上演する。歌、ライブ演奏、芝居などで夢幻的なスペクタクルを繰り広げ、見るものを魅了する。なお、アートを見るだけでなく体験できる「ダミコルーム」や、自身で作品制作をできる先端的ものづくりプロジェクト「ツクロッカ」など、友人同士や親子で楽しめる企画も満載となっている。【開催概要】あいちトリエンナーレ2016会期:2016年8月11日(木・祝)~10月23日(日)主な会場:愛知芸術文化センター、名古屋市美術館、名古屋市内のまちなか(長者町会場、栄会場、名古屋駅会場)、豊橋市内のまちなか(PLAT会場、水上ビル会場、豊橋駅前大通会場)、岡崎市内のまちなか(東岡崎駅会場、康生会場、六供会場)■チケット情報普通チケット:一般 1,800(1,400)円、大学生 1,300(1,000)円、高校生 700(500)円フリーパス:一般 3,600(3,100)円、2,500(2,000)円、1,200(1,000)円※()内は8月10日(水)まで販売の前売料金。※普通チケットは入場当日のみ、同会場での再入場が可能。会場ごとに日を改めて入場できる。※フリーパスは期間中、国際展のすべての会場を何度でも閲覧可。※上記以外に、豊橋地区、岡崎地区のみをそれぞれ観覧できるチケットを販売(高校生以上300円/会期中販売券のみ)。※中学生以下は入場無料。※8月19日(金)から9月11日(日)の映像プログラムもすべて閲覧可。※その他割引適用については公式サイトを参照。URL:
2016年07月01日神奈川県・横浜市の集客施設や文化施設各所で、写真や映像に関する多様なイベントが楽しめる写真の祭典「フォト・ヨコハマ2016」が開催される。開催期間は2016年1月~3月。「フォト・ヨコハマ2016」は、商業写真発祥の地として歴史を持つ横浜市が、魅力的な撮影スポットに富む「横浜ならでは」のイベントや企画を実施し、来場者に写真映像文化に親しめる場を提供する産業と文化の融合イベント。会場は横浜市内のパシフィコ横浜などの集客施設や、横浜美術館や三溪園などの文化施設ほか。2月下旬を「コア期間」と位置付け、メインとなる「コアイベント」が集中的に開催される予定となっている。コアイベント詳細は以下の通り。■CP+2016 & PHOTO HARBOUR CP+2016最新の製品や技術を紹介し、写真映像文化の楽しみや広がりを伝える、国際的なカメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+2016」と、参加型写真展示企画に特化したギャラリー&コミュニティスペース「PHOTO HARBOUR」の開催。参加型写真展「御苗場」と、写真の本を作って売って展示するイベント「PHOTO!FUN!ZINE!」が実施される。会場はパシフィコ横浜・大さん橋ホール。開催期間は2016年2月25日~2月28日。入場料は1,500円だが、Web事前登録で無料となる。■マグナム・フォト企画展示(仮)世界の写真家集団マグナム・フォトの写真展。会場は象の鼻テラス。開催期間は2016年2月25日~2月28日。入場無料。■横浜美術館コレクション展「無名都市 ~現代の写真に見る匿名の風景」現代日本を代表する写真家たちの作品、立体と映像作品を通して、特定の場所や固有のイメージを想起させない、現代の都市風景における匿名性に焦点をあてる企画展。会場は横浜美術館写真展示室。会期は11月3日~2016年4月3日(12月29日~1月2日、1月12日~29日休室)。入場料は一般500円、大学・高校生300円、中学生100円、小学生以下無料。■横浜美術館 New Artist Picks 「荒木悠展:複製神殿」映像作家・荒木悠による、 「authenticity(真正であること)」をテーマに、 アメリカ南部の地方都市ナッシュビルとギリシャの首都アテネにある「パルテノン神殿」を題材にした新作の映像インスタレーションを発表するもの。会場は横浜美術館アートギャラリー1、Café小倉山。会期は2016年2月26日~4月3日。入場無料。■アカデミー賞ショートフィルムプログラム米国アカデミー賞短編部門の受賞作品、 およびノミネート作品を集めた「アカデミー賞ショートフィルムプログラム」(全4作品)の上映。会場はブリリア ショートショート シアター。開催期間は2016年2月17日~3月14日予定。入場料は一般1,000円、小人800円、シニア(60歳以上)800円。■知っていますか-ヒロシマ・ナガサキの原子爆弾広島・長崎の原子爆弾投下直後を撮影した松重美人、山端庸介らの写真60点で構成し「原爆とは何か」「原子雲の下でどんなことが起こっていたのか」を展示するもの(日本写真家協会主催)。会場はみなとみらいギャラリー。会期は2016年2月25日~2月28日。入場無料。また、コアイベントを周遊して楽しめるスタンプラリーが開催される。コアイベント会場で配布されるマップ付きリーフレットに3つ以上スタンプを集めると、ゴール地点でフォト・ヨコハマ記念グッズ(オリジナル・トートバッグ、オリジナル・ポストカード、缶バッジほか)があたるカプセルトイに挑戦することができるということだ。実施期間は2016年2月25日~2月28日。
2015年12月21日7月26日(日)、神奈川県横浜市で「ヨコハマカクテルコンペティション2015」が開催され、東京ディズニーシーにある人気のレストラン、「テディ・ルーズヴェルト・ラウンジ」に勤務するフードサービスキャストの鈴木章浩(44歳)さんが出場。見事銅賞の栄誉に浴した。この「ヨコハマカクテルコンペティション2015」とは、日本のバー発祥の地である横浜で、2006年から開催している著名なカクテルコンペティションのひとつ。今回は約250通の応募のなかから、事前の書類審査を通過した80名の参加者がステージ上で華麗なパフォーマンスとともにオリジナルのカクテル作りを披露。その培った確かな技術を競い合った。カクテル「Escort」を披露した鈴木さんは、「ステージでは緊張で手が震えてしまったこともあり、まさか自分が受賞できるとは思っていなかったので、大変驚きました。支えてくれた仲間や上司に感謝したいです」とコメント。また、「東京ディズニーシーのレストランは、小さなお子さま連れのご家族のご利用も多いため、幅広いゲストと触れ合えることが楽しく、これからもたくさんのゲストから『おいしい』と言っていただけるよう頑張ります」とフードサービスキャストとしての想いを新たに。なお、実売の予定はないという。氏名:鈴木 章浩 (スズキ アキヒロ)年齢:44歳勤務先:東京ディズニーシー内レストラン「テディ・ルーズヴェルト・ラウンジ」※2015年7月現在※1 今回の「ヨコハマカクテルコンペティション2015」では、グランプリ横浜市長賞を1名、金賞を5名、銀賞を10名、銅賞を15名が受賞しています※写真はすべてイメージです。過去の取材時に撮影した画像を再利用することがあります。(C) Disney(text:cinemacafe.net)
2015年08月02日スマイルズがデンソーの技術協力の元、7月26日から9月13日まで開催される第6回越後妻有トリエンナーレにアート作品を出品する。作品名は「新潟産ハートを射抜くお米のスープ300円」。16日に、この作品への思いを、スマイルズ代表取締役社長・遠山正道氏と、デンソーウェーブ代表取締役社長・柵木充彦氏が語るイベントが開催された。イベントでの説明によると、同作品は「食」「技術」「おもてなし」の3つのコンテクストを表現しているという。同作品は、新潟県十日町の廃校・旧名ヶ山小学校で展示される。300円で客が買い求めたスープを持って別室に入ると、デンソーウェーブが今回のために開発したロボティクスがおり、客から預かったスープに何やらアクションを起こすのだという。遠山氏の口からは「黒酢」「ミケランジェロのアダムの誕生」などのキーワードが挙がったが、細かなディティールは会場でのお楽しみということに。この作品の制作に取組んだ背景には、「20世紀は経済の時代、21世紀は文化の時代。中でもアートとは価値そのものではないか」という考えがあるという。遠山氏も柵木氏も「この作品が、企業にとってどのような意味を持つのか、明確に言語化できない部分もある」としながら、柵木氏は「チャレンジしてみることは楽しいこと」と笑顔で語り、遠山氏も「5年後振り返った時に、その理由が分かれば嬉しい」と述べた。同イベントの後半は「アートからビジネスが学べること」と題したトークセッションが行われ、前述の遠山氏、柵木氏に加え、越後妻有トリエンナーレの総合プロデュースを務める北川フラム氏、美術ジャーナリストの鈴木芳雄氏もパネリストとして登壇。アートとビジネスの関係について遠山氏は、「やりたいことがあり、世の中の流れを見ながらそれを具現化し、他者の評価を得て継続していく」という流れはビジネスだけでなくアートにも共通するものだと語った。また、設計者出身の柵木氏は「設計を英訳するとデザイン。設計とは、時代と技術から最適解を導くことだと考えている。3次元と時間軸の最適解が描く放物線が美しいように、研ぎ澄まされた最適解は美しい」と設計(デザイン)と美についての持論を述べた。2000年から越後妻有を舞台に地域の元気をアートを通じて取り戻そうと働きかける北川氏は「美術とは技術とも似ている。厳しい環境の中で暮らしているその土地で生きていくことができないのなら、美術なんていらない。自然と人間の中にあるものが美術。そして、食も技も美術だと思う」とコメントした。【展示情報】作品:「新潟県産ハートを射抜くお米のスープ300円」会場:新潟県十日町真田丙1498旧名ヶ丘小学校期間:7月26日~9月13日鑑賞料:会場施設「アジアの写真映像館」入館料500円+スープ代として300円休館日:会期中無休鑑賞時間:10時~17時(途中準備時間あり)
2015年07月19日埼玉県さいたま市内の三つのエリアを中心に、新たな芸術祭「さいたまトリエンナーレ2016」の開催が決定した。2016年秋の開催を目指す。開催概要発表会には、さいたま市長他、多数の関係者が出席した。さいたまトリエンナーレ2016は、「未来の発見!」をテーマに掲げ、国内外のアーティストを招致し、2016年9月24日から12月11日までの79日間を予定として開催される国際芸術祭である。総合アドバイザーには加藤種男氏(公益社団法人企業メセナ協議会専務理事)が就任し、横浜トリエンナーレ等に参加経験を持つ芹沢高志氏(P3 art and environment 統括ディレクター)をディレクターに迎え、中心となる40から50のアート作品・プログラムの展示・実施、及び様々な関連プログラムの実施を予定しているという(詳細は随時公表予定)。それらについて加藤氏は「数多くの市民参加型アートプログラムを実施予定であり、総参加人数は10万人を目標としている。東京五輪の開催決定を受け、さいたまは独自の方法で文化の祭典を行いたい」とコメントした。芹沢氏によると、プログラムの実施地域は、さいたま市内の三つのエリアを中心とする広大な地域を跨ぐものとなる。一つ目の武蔵浦和駅周辺・中浦和駅周辺エリアでは、住宅開発が進む両駅間の屋内外に作品を点在させ、散策型体験エリアとする。そして二つ目の大宮駅・さいたま新都心駅周辺エリアでは、イベント型・劇場型作品を設置し、まちそのものを楽しむエリアとする。更に三つ目の岩槻駅周辺エリアでは、非日常的空間を創り出し、不思議な体験を生み出すエリアにするという。また来年の開催を前に、五つのプレイベントを実施予定だ。特に注目したいのが、埼玉県在住のアーティスト小沢剛による、約100枚の布団を重ねた巨大な布団山のインスタレーション「あなたが誰かを好きなように、誰もが誰かを好き」の展示(2015年10月予定)。出席した小沢氏は、「(自身の居住地域から)徒歩圏内で行われるアートイベントはかつてないことで驚きを隠せない」とコメント。印象的なロゴは、グラフィックデザイナーの中島英樹氏が手掛けたもので、埼玉県の形と豊かな河川の青をイメージしたという。芹沢氏は「さいたまには、人間の土地利用のすべてが詰まっている。高層ビル都市や新旧住宅街、田んぼや河川、森林もある。トリエンナーレ開催は、さいたまの柔軟な都市計画の一環だと考えている」とコメントした。
2015年03月25日映画ファンが主催する映画祭として注目を集める第36回ヨコハマ映画祭が、来年2月1日(日)に神奈川県立音楽堂で開催される。今回は作品賞を受賞した『そこのみにて光輝く』ほか2作品の上映と受賞式が行われるが、毎年、満席となる盛況ぶりを見せており、今年も満席になることが予想される。その他の画像ヨコハマ映画祭は、映画好きのサラリーマン3人によって1980年に発足した、映画ファンによる映画ファンのための映画祭。毎年行われる受賞式には様々な映画人が登壇し、感動のドラマが繰り広げられてきた。今年は、作品賞に『そこのみにて光輝く』、監督賞に呉美保(『そこのみにて光輝く』)、安藤桃子(『0.5ミリ』)、主演男優賞に綾野剛(『そこのみにて光輝く』)、主演女優賞に宮沢りえ(『紙の月』)などが選出されている。当日は、『紙の月』『WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』『そこのみにて光輝く』が上映され、その後に受賞式が行われる。チケットは、12月20日(土)より一般発売が開始される。第36回 ヨコハマ映画祭2月1日(日)会場:神奈川県立音楽堂(木のホール) (神奈川県)11:00開場/11:30開映上映作品『紙の月』『WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』『そこのみにて光輝く』※『そこのみにて光輝く』は、R15+のため15歳以上観覧可。前売券:2700円(税込)チケット発売:12月20日(土)10:00AMより
2014年12月10日カメラ映像機器工業会(CIPA)とフォト・ヨコハマ実行委員会は12月2日、都内で合同記者発表会を開き、カメラ・写真と映像に関するイベント「CP+(シーピープラス)2015」と「フォト・ヨコハマ 2015」の開催概要を発表した。○CP+2015はカメラと写真映像のワールドプレミアショーCIPAが主催する総合的カメラ映像ショー「CP+2015」は、2015年2月12日~15日の期間、横浜市・パシフィコ横浜を会場に開催される。テーマは「FOCUS! フレームの向こう側にある感動」。入場料は1,500円だが、事前にWeb登録を行えば無料となる。発表会では、CIPA 代表理事会長の内田恒二氏が最初に登壇。前回のCP+2014では45機種のワールドプレミア(世界初発表製品)が発表されたが、CP+2015ではそれを上回る多くの発表を期待していると述べた。続いて、CIPA CP+実行委員長の江田尚之氏がCP+2015の概要を紹介した。江田氏は、かつてはプリントで楽しんでいた趣味の写真から、SNSで瞬時にさまざまな人と共有するコミュニケーションとしての写真に時代が移行していること、高精細な4K写真を大画面で見たり、ウェアラブルカメラを使ったビデオ作品づくりなど、新しいテクノロジーによる楽しみ方が生まれていることについて触れた。CP+2015の出展社数および出展小間数は130社/965小間(12月2日現在)で、前回の128社/959小間からわずかながら増加。前回CP+2014の入場者数は大雪の影響で42,203人に留まったが、今回は70,000人を目標としている。また、注目のイベントとして、アルル国際写真フェスティバル ディレクターのフランソワ・エベル氏の講演、NHKによる8Kスーパーハイビジョンの特別展示、マグナム・フォト会長のマーティン・パー氏のトークショー、入賞作品を横浜とパリで展示する日仏交流フォトアワード企画などを予定している。○フォト・ヨコハマ 2015、街をあげて写真と映像を楽しむフォト・ヨコハマ 2015の開催概要については、自身も写真を趣味としている横浜市長 林文子氏が説明した。フォト・ヨコハマは1月から3月にかけてパシフィコ横浜や横浜美術館などの集客・文化施設で開催される複数のイベントの集合体だ。2015年は「写真のチカラ、あふれるヨコハマ」をテーマに、45万人の来場者と60を超えるパートナーイベントの参加を目標としている。海洋研究開発機構(JAMSTEC)による「研究者からの一枚」に代表される科学系のイベントや、「全国高校生写真サミット2015」、初心者向けのセミナー&ワークショップ「すずちゃんのカメラ講座」など、多くのイベントが予定されている。
2014年12月02日神奈川県横浜市中区の山下公園で、世界各国の「衣食住遊」を体験できる「ワールドフェスタ・ヨコハマ2014」が行われる。開催日時は10月11日~12日、10時~17時まで。○各国が誇る自慢の食と文化で「ミニ世界旅行」を体験同イベントは「食べて、遊んで、世界の旅」をメインテーマに、世界の名物料理を味わいながら各国の音楽や踊りを楽しめるイベント。今回はイベント20回目を記念して、世界の「お祝い料理」をテーマにした企画も開催する。期間中は、普段食べる機会の少ない料理や飲み物などを提供する「世界の野外大レストラン」や、世界のインテリア小物、衣料品、民芸品など各国の生活様式をイメージできるものを販売する「ワールド・バザール」を展開。さらに、各国の民族衣装をその国の音楽と共に紹介する「ファッションショー」、「世界の踊りと音楽」などのステージイベントも行われる。
2014年10月10日障害者と多様な分野のプロフェッショナルによる現代アートの国際展「ヨコハマ・パラトリエンナーレ2014」が、8月1日より横浜都心臨海部で開催される。初開催となる今回のテーマは「First Contact ―はじめてに出会える場所―」。時間を掛けて実験と挑戦を繰り返すことでしか生まれない表現を発信しつつ、障害者の創作活動において制作をサポートする「伴奏者」のノウハウ集積や人材発掘と育成、会場案内や広報活動など障害の有無を越え誰もが参加できるフェスティバルの開催などを企図。同時期開催のヨコハマトリエンナーレとは巡回バスが運行予定。注目のプロジェクトは、「ミナ ペルホネン(mina perhonen)」デザイナーの皆川明が、同ブランドの生地に障害者地域活動ホームの人々が刺繍を施しアート性に富んだプロダクトへと転換するプロジェクトを実施。「ライゾマティクス(Rhizomatiks)」の真鍋大度、石橋素、照岡正樹、堤修一が、聴覚障害ダンサー「ソウル・ファミリー(SOUL FAMILY)」との共同作業により、触覚デバイスを用いて異なる感覚がクロスする作品を発表する。その他、北京オリンピック・パラリンピック閉会式に出演したダンサーのクリシー・喜陽、2011年のヴェネチア・ビエンナーレや13年のあいちトリエンナーレやに参加したミハイル・カリキス(Mikhail Karikis)、世界30ヶ国で開催された暗闇のエンターテインメント「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」など多くのアーティストが参加。【イベント情報】ヨコハマ・パラトリエンナーレ2014会場:象の鼻テラス他住所:神奈川県横浜市中区海岸通1丁目会期:8月1日から11月3日まで(コア期間は9月7日まで)
2014年06月23日IDC大塚家具は25日、商業施設「プレミアヨコハマ」3階に、佐藤オオキによるデザインオフィス「ネンド(nendo)」とのコラボレーションによる家具セレクトショップ「エディションブルー・プレミアヨコハマ(EDITION BLUE PREMIERE YOKOHAMA)」をオープンした。東京の新宿、青山に続く3店舗目。神奈川県へ初の出店となる。エディションブルー・プレミアヨコハマは、ファミリー層をターゲットに北欧スタイルを軸にしてイタリアやドイツのモダン家具やビンテージ家具を扱う。nendoデザインの最新作のラウンジチェアを他店に先駆けて販売開始する他、老舗の曲木(まげき)家具ブランド「秋田木工」の過去のモデルをリ・デザインしたテーブル、ソファ、スツールなどオリジナルモデル9型を展示販売。また、デンマークの直輸入家具をはじめ、nendoのディレクションのもと世界中からファブリックや照明、インテリア小物までをセレクトしている。この度新たに加わった寝室ラインからは、枕カバーやベッドリネン、クッションなどが登場。また、同階共用部、隣接するドコモショップのディスプレイに同店の家具が使用されている。
2013年10月28日今年も7月27日~7月29日までの3日間、横浜でアロハヨコハマが開催される。会場は横浜港大さん橋ほか7カ所。横浜とハワイは実は歴史的に深いつながりがある。ハワイ王国最後の国王であるカラカウアが明治14年に横浜を来訪し、日本は国賓として彼を迎えたという経緯がある。そのため、明治18年から日本人移民がハワイに渡航するようになり、この横浜が旅立ちの地となった。その数は4,000人に上る。大さん橋ではハワイから来日したローナ・リムの指導のもと、1,000人フラダンスが行われる。ハワイアンコンサートとフラダンスショーのゲストも多彩な顔ぶれ。KONISHIKI、キャシー中島、高木ブー&ニューハロナ、山内雄喜LauLa withパイナップルシュガーハワイアンバンドの国内勢、ハワイからも多数のハワイアンミュージシャンとフラダンサーが来日し、会場狭しと歌い、魅惑のフラダンスを披露する。参加型イベントも盛りだくさんに用意されている。ハワイアンジャムセッションでは自分の楽器を持ち込み、ビックネームとステージを共にして会場を盛り上げることができる。ハワイアンキルト、レイメイキング&ハワイアンキャンドルの体験もある。ウクレレ教室も当日の申し込みが可能。また、ハワイグッズの出店もハワイから来日したショップも多く、ハワイでしか手に入らないようなレアなグッズが入手できる。フード、ドリンクコーナーも、ロコモコやアサイーボウルなど、ハワイならではのメニューを楽しめる。アロハヨコハマの期間は7月27日~7月29日までの3日間。開催時間は会場、日程により異なる。メイン会場である横浜港大さん橋は7月27日、28日は10:00~21:00、最終日の29日は10:00~18:00。ランドマークプラザは期間通じて11:00~20:00、コレットマーレも11:00~20:30、横浜ベイクォーターは11:00~20:00、クイーンズスクエアも11:00~20:00、横浜ワールドポーターズは11:00~20:00、横浜マリンタワーは10:00~22:30で、最終入場が22:00となっている。JICA横浜海外移住資料館は10:00~18:00、同じく最終入館時間は17:30。なお、特別展示「ハワイに生きる日系人―受け継がれる日本の心―」は9月2日まで開催される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月26日国内最大のコンテンポラリーダンスの祭典『ダンストリエンナーレトーキョー2012』の記者発表が5月24日に行われ、期間中公演を行う伊藤千枝(珍しいキノコ舞踊団)、近藤良平(コンドルズ)らが登壇した。2002年に始まり、今回5回目を迎えるこのフェスティバル。日本を含む10か国から15以上のカンパニーが参加、世界の振付家、ダンサーが東京・青山に集う。青山円形劇場をはじめとする各会場でのダンス公演に加え、スパイラルの1階エントランスのショーウィンドウで行われるダンスショーケース、こどもの城前の広場でのワークショップなど、その場にいる人を巻き込むようなプログラムも用意されている。チーフプロデューサーの小林裕幸は、「このトリエンナーレはコンテンポラリーダンスの敷居の高さを払拭し、幅広い方々にダンスの魅力を知ってもらう絶好の機会」と語る。ほぼすべてのプログラムが日本初演。中でもアルジェリア出身でフランスを拠点に活動するナセラ・ベラザの作品は、今年7月のアヴィニョン・フェスティバルで発表する世界初演のもの。この日の会見に出席したナセラ自身も「アジアで踊るのは初めてで楽しみにしています。物語を語らず、舞台に上がって何かを提示する姿を観てほしい」と話していた。日本勢で注目は伊藤千枝率いる珍しいキノコ舞踊団。近年CMの振付などでますます知名度の高まっている彼女たちの演目は、2006年、ダンサー自らメルボルンに滞在して制作した『3mmくらいズレてる部屋』。伊藤がオーストラリア人アーティスト、ジャスティン・カレオに「この世に存在しない家具をつくってほしい」と依頼し、できあがった美術をもとに創作された特殊な作品だ。伊藤は「ずっと東京でやりたいと思っていた。ここ数年、舞台美術をあまり使わず踊っているので、舞台美術ありきのこの作品はかえって新鮮に映ると思う。6年の間に、ダンサーの身体も性格も変化をしているはず。今踊るとどうなるか、自分たちでも楽しみです」と意気込みを語った。また、近藤良平はアジアの振付家による作品を特集するプログラム、「ASIA FOCUS」に中村蓉とのデュエットで参加。「ソロ公演って、意外とみんなが手伝ってくれる。でもデュエットはふたりきりで作り上げていくものだから、実はダンスの最小単位だと思うんです。今朝、タイトルを『恋のバカンス』に決めました。ポップで温かいものを作りたい」と語る近藤は、「アジア枠というのが光栄。一緒に出る方の映像を見ましたけど、面白そうですねえ」と他作品にも興味津々の様子だった。『ダンストリエンナーレトーキョー2012』は、9月27日(木)から10月14日(日)までの18日間、青山円形劇場、スパイラルホール、東京ドイツ文化センターほかで上演される。取材・文:釣木文恵
2012年05月25日