秋冬限定「冷え知らずさんの生姜チャイ」発売株式会社永谷園は、秋冬限定「冷え知らずさんの生姜チャイ」を発売する。発売開始は、鉄道各社は9月26日から、全国のコンビニエンスストアでは10月24日からとなっている。場所を選ばない手軽さが人気の秘密「冷え知らずさんの生姜チャイ」は、2008年11月から発売されており、自動販売機やコンビニエンスストアで購入でき出勤の途中や仕事の帰り道、もちろん家でも場所を選ばずに飲めるという手軽さが人気の秘密でもあるのだろう。「冷え知らずさんの生姜チャイ」が冷え症にいいのは生姜だけではない「冷え知らずさんの生姜チャイ」にはもちろん生姜が入っている。冷え症の人には生姜は冷え症を改善する食材としては欠かせないものだろう。いろいろな効果があるなかでも、「血行促進・カラダを温める・新陳代謝アップ・発汗作用」といったところが冷え症改善には効果を発揮する。しかし、チャイにはその他にもシナモン・クローブ・カルダモンといったスパイスが入っている。シナモンには「発汗作用・ストレス解消」の効果があるようだ。クローブには「カラダを温める・消化不良の緩和」、カルダモンには「発汗作用・消化不良の緩和」の作用がある。ホット飲料だからホット飲料として発売されている点も冷え症の人には助かる。ただ持っているだけでも手も温まるので助かるといった意見も多く、飲めばカラダも温まる。そして、先ほどのスパイスや生姜の効果でさらにカラダを温めることもでき、冷え症で悩んでいる女性にはいいこと尽くめの商品なのだ。価格は税抜き143円である。(画像はプレスリリースより)【参考】※「冷え知らずさんの生姜チャイ」プレスリリース/@Press※永谷園公式HP
2016年09月25日演出家・西田シャトナーが自作を上演するプロジェクトSHATNER of WONDERの第4弾『ソラオの世界』が7月28日(木)に開幕した。【チケット情報はこちら】2009年の初演以来、5度目の上演となる本作を今回、戯曲段階から再構築。自分の夢の中に閉じ込められてしまう主人公・ソラオは多和田秀弥が演じる。多和田は約1年ぶりの舞台出演となり、初主演。授業の単位とバンドのスタジオ代のために、ある実験の被験者となったソラオ(多和田)。トラブルで昏睡状態に陥り、自分の夢の中に閉じ込められてしまう。夢の中でソラオは、実験の連絡をしてきた声のきれいな女性・ヨルダ(はねゆり)と再会。ふたりは恋人同士になり、夢の中の毎日が光り輝いてゆく。だが、ふたりの過ごす場所に凶暴な魔物たちが近づいていることに気付き、ソラオはヨルダを連れて海の孤島へと逃げこむが――ソラオは果たして目を覚ますのか。多和田の舞台にかける熱い想いが伝わるソラオだった。いくつも印象的なシーンがあったが、特に心に残ったのは、夢の中で過ごす幸福な50年。ソラオは、自分の夢で生きるヨルダを消さないために目を覚まさないと決める。夢の中でふたりは夫婦になり、共に老いていき、いつしかひとりになる。そのとき、それまでのしあわせに包み込まれるような空気がスッと溶けてなくなり、多和田から、寂しさと満足と諦めとさまざまな感情が静かに流れ込んでくる感覚に襲われた。舞台中央には、ぐるりと回転する人の顔の形をした大きな舞台装置があり、登場人物はそれぞれカラフルなヘアメイクに幻想的な服装を身に付けている。そんな、どこか現実離れした世界の中で、ソラオが寝たり覚めたり、夢と現実を行き来する姿を観ているうちに、いったいどこからが現実でどこからが夢なのか、だんだんとわからなくなっていく。今観ているのは夢?現実?気付けばあっという間に引き込まれていた。帰り道、ふと「この舞台も誰かの夢だったのでは?」と考える。夢と世界の境について想像してみる。観劇後、自分がみている世界を不思議な空気で満たしてくれる作品だ。SHATNER of WONDER #4『ソラオの世界』は、7月31日(日)まで、東京・Zeppブルーシアター六本木にて。取材・文:中川實穗
2016年07月29日スペイン発のフローズンヨーグルト専門店「ラオラオ(llaollao)」が日本初上陸。2016年4月29日(金・祝)、大阪・梅田のホワイティうめだに日本1号店がオープンする。2009年にスペインで第1号店をオープンした「ラオラオ」は、1年後にフランチャイズ展開ををスタート。今ではスペイン国内から世界各国に拡大し、180以上の店舗数を誇る人気店だ。スキムミルクを主原料とする「ラオラオ」のフローズンヨーグルトは、毎日店舗で作るフレッシュさが自慢。カップの場合はスモール、ミディアム、ラージの3サイズが用意されており、店頭に並ぶカットフルーツやシリアル、食感が楽しいクランチ、各種ソースなどのトッピングで、自分好みにカスタマイズが出来る。人気メニューの「サヌム(SANUM)」にも注目したい。こちらは、フローズンヨーグルトに3層になった季節のフルーツやソースやシリアル、クランチを組み合わせた贅沢なパフェとなっている。【店舗情報】ラオラオ(llaollao) ホワイティうめだ店オープン日:2016年4月29日(金・祝)住所:大阪府大阪市北区角田町梅田地下街2-2 ホワイティうめだ営業時間:10:00~22:00<メニュー価格>・カップ スモール 450円/ミディアム 590円/ラージ 790円・サヌム 790円※価格は全て税込み。※フレーバーやトッピングは季節により変更。
2016年04月03日東京都・六本木の森アーツセンターギャラリーにて開催中の展覧会「国立カイロ博物館所蔵 黄金のファラオと大ピラミッド展」において、当日券が半額になる「ハロウィン仮装半額割引」が実施される。開催日は10月30日および10月31日。「ハロウィン仮装半額割引」は、実施日にハロウィンの仮装で来館すると、チケット窓口で当日券が半額(一般1,800円→900円、高・大学生1,500円→750円、小・中学生800円→400円)になるもの。さらに、公式ホームページ、及びFacebook、Twitterで発表予定の"合言葉"を、特設ショップのスタッフに言うと、同展限定デザインのポストカードがプレゼントされる。「国立カイロ博物館所蔵 黄金のファラオと大ピラミッド展」は、2016年1月3日まで開催されている展覧会で、膨大な数のエジプトコレクションを誇る国立カイロ博物館収蔵品の中から、21年振りに来日した3大黄金マスクのひとつ「アメンエムオペト王の黄金のマスク」やクフ王の銘が入った彫像、カフラー王やメンカウラー王などのファラオ立像など、100点あまりが展示されている。また、特別番組「黄金のファラオと巨大ピラミッド3000年の謎」として、番組ナビゲーターのオードリー、監修者の吉村作治教授と一緒に展覧会を巡り、絶対権力を持っていたファラオは一体どういう存在だったのかという内容が放送される。TBSテレビでは10月31日16:00~16:30、BS-TBSでは11月21日13:00~13:54に放送予定。また、コラボレーショングッズとして、同展オリジナルグッズが販売される。一例として、神様なのにあまりにもシュールな見た目で話題の「メジェド様」の同展限定「黄金のメジェド様」グッズや、クロスステッチに加え、ピクセルデザイナーとしても活躍する大図まことが同展をモチーフにPOPにアレンジデザインしたコラボグッズ、スタイリッシュアイウェアブランド「Coolens(クーレンズ)」が同展をイメージしてデザインした、展示作品やエジプトの神々をモチーフとしたアイウェアなどが販売される。また、多くのコラボで幅広い女性層の注目を集めるアイシングクッキーブランド「Berry DECO(ベリーデコ)」は、黄金のマスクやエジプトデザインをモチーフにしたクッキーセットを商品化したということだ。
2015年10月26日東京都・六本木の森アーツセンターギャラリーは、国立カイロ博物館の収蔵品から、古代エジプトの世界やピラミッドの謎に迫る「黄金のファラオと大ピラミッド展」を開催する。会期は10月16日~2016年1月3日(11月24日休館)。開館時間は10:00~20:00。観覧料は一般1,800円、高・大学生1,500円、小・中学生800円。同展は、「ファラオとピラミッド」をテーマにしており、18万点のエジプトコレクションを誇る国立カイロ博物館から、黄金のマスクやクフ王の銘が入った彫像など、監修者の吉村作治教授が選び抜いた選りすぐりの100点あまりを公開するもの。古代ギリシア時代から伝わる「世界七不思議」の中でも、第1番の不思議として知られ、今でも残っている唯一のものである巨大なピラミッド群は、およそ4500年前、古代エジプト「古王国(紀元前2586年~2185)」時代、クフ王、カフラー王、メンカウラー王の3代のファラオたちが建造したとされ、世界遺産に登録されている。同展では、ツタンカーメン王の黄金のマスクと並ぶ、3大黄金マスクの一つである「アメンエムオペト王の黄金のマスク」が21年振りに来日。同時に、現在エジプトでしか見ることができないツタンカーメン王の黄金のマスクの、展示ケースから外した状態を特別に撮影できたということで、貴重な映像を併設の4K映像シアターで見ることができる。また、ミイラを納めていた棺の中でも保存状態が良く、美しい「彩色木棺」も公開される。なお、会場では吉村教授が発掘調査中の「太陽の船」の最新調査結果が随時公開される。クフ王の大ピラミッド傍らで1954年に発見された「太陽の船」は、死せる王が来世で太陽神ラーと共に天空を駆けるための船とされ、吉村氏は1987年、対となる「第2の太陽の船」を発見。発掘・修復・復原プロジェクトを行っており、現在、世界的に注目を集めている大型木造船ということだ。
2015年09月11日© ASEAN-Japan Centre遠くからでも巨大仏塔が一際目立つ「ワット・ヤイ・チャイ・モンコン」。パーサック川の東側に位置する寺院は1357年、アユタヤ王朝の初代王であるウートン王がセイロン(現スリランカ)に留学中の修行僧たちの明造場として建てたもので、別名「ワット・プラ・チャオプラヤータイ」とも呼ばれている。象徴的な高さ72mの仏塔は、1592年に19代ナレスアン王がビルマ王子との一騎打ちで、ビルマ軍との戦いに勝利した記念の塔。当時、ナレスアン王はビルマが先に建てた「ワット・プーカオトーン」に対抗してこの仏塔を建立したが、高さはわずかに及ばなかった。この仏塔には仏舎利が収められていると言われ、階段で途中まで登ることが可能。上部の回廊は、アユタヤの街を一望することが出来る絶景スポット!但し、急傾斜やレンガが崩れている個所もあるので足元に気をつけて。途中階内部には8体の仏像と井戸のように掘られた穴があり、20バーツを支払うと金箔を仏像に張りお参りすることも出来る。アユタヤ市内から少し離れているため戦火や仏像の倒壊はまぬがれたという、貴重な場所。塔の周囲をぐるりと囲む、鮮やかな黄色の衣をまとった数十体の仏座象は圧巻。境内にはほかにも寝釈迦象や小さな市場もあり、ゆっくり見物したい。ワット・ヤイ・チャイ・モンコン(Wat Yai Chai Mongkon)・住所:Khlong Suan Phlu Phra Nakhon Si Ayutthaya Amphoe Phra Nakhon Si Ayutthaya・利用時間:8:00~17:00・利用料金:20バーツ
2015年08月29日キリンビバレッジとファミリーマートはこのほど、「キリン 午後の紅茶 アイスチャイ」(税込163円)を全国の「ファミリーマート」にて数量限定で発売した。チャイティーは、スパイスの入った紅茶で、日本でもカフェなどで定番商品になりつつある。同商品は、両社の共同開発によるもので、2013年と2014年に発売した「午後の紅茶 チャイ・ティーラッテ」を"夏らしいアイスチャイ"に進化させたとしている。6種のスパイスにレモングラスとミントの2つのハーブを加え、爽やかな味わいとすっきりした後味が楽しめるという。また、フレッシュカット茶葉をブレンドすることで香り立ちをアップさせ、香料不使用で仕上げたとのこと。
2015年07月16日アサヒ飲料は11日、「フォション」ブランドより「フォション シェフ特製 あたたかいチャイミルクティー ボトル缶270g」を全国のサークルK・サンクスにて発売する。○こだわりのスパイスをブレンドしたミルクティー同商品は、近年カフェや家庭内消費でも定番化されつつあるインドの国民的な飲み物チャイに着目した、"冬のカラダをあたためる"ミルクティー。寒い季節に人気の「しょうが」をはじめ、フォション社のアジア・太平洋地域総料理長、ニコラ・ジャンベール氏こだわりのスパイスをブレンドした奥深い味わいが楽しめる。スパイスは、国内でフォションブランドを取り扱うエスビー食品が監修している。パッケージは、フォションならではのプレミアム感をミラーロゴで表現。フォションの茶葉缶をイメージするゴールドを用い、シェフこだわりのミルクティーであることを訴求している。希望小売価格は139円(税別)。
2014年11月06日永谷園は27日、"生姜"を使った商品シリーズ『「冷え知らず」さんの生姜シリーズ』から、秋冬期間限定の紅茶飲料『「冷え知らず」さんの生姜チャイ』を全国のコンビニエンスストアで発売する。○「あたたかパワー生姜」入りの"チャイ"同商品は、スパイスの効いたインド式のミルクティー"チャイ"。2008年11月、同社初のホット飲料として秋冬期間限定で発売、今年で7年目の発売となる。熱を加えて乾燥させ、温かパワーをプラスした「あたたかパワー生姜」入り。生姜のほかに、シナモンやクローブ、カルダモンのスパイス入りで、甘みがありながら、豊かな香りとともにさっぱりとした味わいが楽しめるという。300mlアルミ缶ボトルで、希望小売価格は143円(税別)。
2014年10月10日フレッシュネスバーガーを展開するフレッシュネスは10月10日、「パンプキンチャイ」など5品を、全国のフレッシュネスバーガー(一部店舗を除く)で発売する。○秋冬に向けたスイーツやスープ、5品が登場秋冬に向けたメニューとして、これからの季節に飲みたくなるデザート感覚のホットドリンク「パンプキンチャイ」「ジンジャースナップラテ」、ノンカフェインの「オーガニックハーブティー(カモミール)」、ロブスターをふんだんに使用したスープ「ロブスタービスク」、ハロウィーン気分を盛り上げるスイーツ「パンプキンマフィンケーキ」の5品が登場する。「パンプキンチャイ」はフレッシュネスの定番ドリンクの"チャイ"をアレンジした、かぼちゃの風味とチャイのスパイスが口に広がるドリンクだという。販売価格はSサイズ340円(税別、以下同じ)。Tサイズ390円。「ジンジャースナップラテ」の"ジンジャースナップ"は、アメリカでクリスマスシーズンに焼く"生姜入りクッキー"のことで、"ジンジャーブレッド"とも呼ばれている。身体を温める効果のある"生姜"を使用した、寒い季節に向くようなドリンクに仕上げた。販売価格はSサイズ340円。Tサイズ390円。「オーガニックハーブティー(カモミール)」はりんごのような甘く優しいカモミールの香りと、すっきりとしたミントの後味が心地よい味わいの有機ブレンドティーだという。リラックスできる香りを楽しめるノンカフェインのハーブティー。販売価格は、Tサイズ320円。「ロブスタービスク」は、オーストラリア産とアメリカ産のロブスター(伊勢エビ)をふんだんに使用。ロブスターのうまみが凝縮された"アメリケーヌソース"をベースにトマトを加え、濃厚で風味豊かなビスクに仕上げた。販売価格は350円。「パンプキンマフィンケーキ」はしっとりと柔らかい食感が特徴の、程よい甘さのケーキだという。かぼちゃをふんだんに使用したマフィン生地に、なめらかなパンプキンクリームをリッチにトッピングした。販売価格は320円。
2014年09月30日永谷園は11月中旬より順次、生姜入り紅茶飲料『「冷え知らず」さんの生姜チャイ』(秋冬期間限定)と漫画家、安野モヨコがコラボレーションした限定デザインボトルを、JR東日本・JR西日本の自動販売機と全国コンビニエンスストアにて発売する。○安野モヨコ描き下しのオリジナルイラストを採用『「冷え知らず」さんの生姜シリーズ』は、オフィスで働く女性をターゲットに2007年6月に発売した商品シリーズ。今回は、『働きマン』『ハッピーマニア』などで、働く女性に人気の高い漫画家・安野モヨコ氏との初コラボ商品となる。働く女性のオシャレで凛々しい表情と、「冬だからって、冷えてる場合!?」というオリジナルコピーをデザイン。イラストは同商品のためだけに新たに描き下ろしたオリジナルのイラストとなっている。なお同デザインボトルは、2013年の限定デザインとなる。価格は150円。
2013年11月11日今回は、前回のコラムで予告したとおり、『アデル/ファラオと復活の秘薬』についてご紹介します。この作品は、映画界きっての人気モチーフ、“エジプト”と“冒険”をミックスさせた映画。ハリウッドでは、何度もこの手の映画が作られてきましたが、今回の作品は意外なことにフランス映画。しかも、ヒロインは女性です。ヒロインの名前こそ、タイトルにもなっているアデル。この、気鋭のジャーナリストであるアデル嬢が、エジプト・ファラオの秘薬を見つけ出し、長いこと意識を取り戻さない妹を救おうと奮闘する姿を描いています。何となくピンと来た方もいるのでは?そう、これはさながら“女性版インディ・ジョーンズ・オブ・フランス”といった感じ。しかも、あのリュック・ベッソンが構想に10年をかけ自ら脚本を執筆し、さらにメガホンまで取ってしまったという熱の入りよう。最近はプロデューサー業ばかりでほかの誰かに監督をさせてばかりでしたから、いかにこの作品に思い入れているかが伺えます。そんな力の入った作品でヒロイン、アデルを演じているのが、ルイーズ・ブルゴワン。ミューズ発掘には定評のある彼ですから、その辺りの“お宝発掘具合”も注目ポイントとなっています。でも、シネマモードとしては、やはり“モード”の方が気になるのは当然のこと。リュック・ベッソンの作品は、監督自身は全然スタイリッシュじゃないのに、ヒロインたちはちゃんとスタイルを持っているのが特徴。今回のアデルも、男勝りのジャーナリストといえど、フルレングスのドレスを着て暴れまわります。なぜって、舞台は20世紀初頭、1911年だから。いまでこそ、女性のジャーナリストと言えば、こざっぱりとしたショートカットにパンツスーツというイメージですが、彼女はちょっと固めの職業につきながらも、ばりばりのモードを身につけています。ゴージャス極まりない羽飾りのついたつば広の帽子と、首に巻いたストールがトレードマーク。動くたびにひらひらと揺れる羽根飾りは、何とも優雅で、クラシカルな顔立ちのヒロインによく似合います。それにしても、帽子にまで気を遣わなければならなかった時代は、さぞコーディネートが大変だったことでしょう。服と合わない帽子を身につけようものなら、全身の印象がちぐはぐなものになってしまうはず。流行の最先端を身につける職業婦人のアデルは、常に服と同じ色味を使った帽子をかぶっていますから、頭のてっぺんからつま先まで、思い切り統一感のある印象を与えています。それも、飛び切りお洒落で隙がない。余談ではありますが、もしかするとこの隙のないファッションは、彼女の恋愛観を表しているのかもしれません。この映画、こういったタイプのものには珍しく、ロマンスの香りがしないんですよね。フランス映画にあるまじき!それは、さておき。映画に登場する、アデルのファッションを一部ご紹介すると…。昼は白いレースのドレスに、白い羽根のついた帽子と、羽飾りのストールを合わせて。夜は、ダークにまとめたコーディネートを。濃いグリーンのドレスに合わせたものは、帽子の飾りもグリーンで揃えられていて、まるで植物園(!)のようでした。昼夜ともに、ここ一番というときには、帽子にもストールにも、飛び切り大きな羽根飾りがあしらわれていて、何ともゴージャス。気合の入りようも見て取れます。さらに、テニスのシーンでは、活動的なコットンのドレスに、黒いリボンがあしらわれたもの。合わせた麦わら帽子にも、ドレスに使われているのと同じ黒いリボンが使われていてとってもキュート。いまは日本でも、中折れストローハットや、パナマ帽、カンカン帽などが流行していますので、服と同じ生地を帽子にあしらう技は、ちょっといただけそうですね。さて、アデルの典型的なクラシカルスタイル、つまりコルセットの入ったフルレングスのドレスに、大きな帽子というスタイルは見ていて優雅ではありますが、彼女のようなお転婆娘にはやや窮屈そうでもあります。フランスで最も偉大なデザイナーの一人、ココ・シャネルがフランスにメゾンをつくり、ジャージ素材のドレスを発表して女性たちをコルセットから解放するのが、この物語から約4年後のこと。きっと、アデルなら真っ先に店に足を運ぶのではないかなと思ったりして。本編の終わりでは、続編を予感させていますので、次回作、そのまた次の作品あたりで、彼女のファッションの変遷なども個人的には期待したいところです。(text:June Makiguchi)■関連作品:アデル/ファラオと復活の秘薬 2010年7月3日より全国にて公開© EUROPACORP - APIPOULAIPROD - TF1 FILMS PRODUCTION■関連記事:ジョニー&「SATC」4人組…写真でふり返る来日ハリウッドスター2010年上半期【シネマモード】2010年 映画ファッションのいままでとこれからシネマLIVE!にて来日レポート&メイキング映像もご紹介!『アデル』鑑賞券を5組10名様にプレゼントベッソン監督&新ミューズが北野監督談義に花咲かせる!?ベッソン監督の新ミューズ・9頭身美女ルイーズが日本初お披露目
2010年06月30日