古代エジプト文明の知られざる新事実に迫った衝撃のドキュメンタリー『ピラミッド 5000年の嘘』が2月18日(土)から日本公開されるのを前に、パトリス・プーヤール監督が来日し、考古学の専門家たちとの座談会に出席した。その他の写真本作は、世界四大文明のひとつ古代エジプト文明の象徴で、紀元前2700~2500年代に建造されたと伝えられているクフ王の墓、ピラミッドにまつわる“誰も知らなかった真実”を37年間にわたり調査・研究、6年間かけて検証して捉えたドキュメンタリー作品。プーヤール監督の来日を記念した座談会には、考古学ジャーナリストの倉橋日出夫氏、サイエンスエンターテイナーの飛鳥昭雄氏が出席し、月刊『ムー』編集長の三上丈晴氏が司会を務めた。座談会ではまず、プーヤール監督が「公式な撮影許可をとっていなかったから大ピラミッドの中を撮影するときは、インディアンのような格好をして王の間に近づき、私たちの仲間のひとりが歌を歌い、一緒に着いて来た護衛があきれて帰って行くのを待って、内部の様子をカメラに収めたり、レイザーで寸法を図ったりと、夜明けまでゆっくり撮影しました」と撮影を振り返る場面からスタート。続いて、“ピラミッドは王の墓か?”という質問が出されると、出席した全員が×印を掲げ、飛鳥氏が「おかしい!(ピラミッドの)壁に文字がないんですよ。あれは完全な神殿です」と言い切ると、プーヤール監督は「ピラミッドの中からクフ王のミイラが見つかっていない。この建築には当時の道具を使ったとすれば、きっと100年くらいかかっただろう。でも、クフ王の統治期間は最大でも29年。なので墓ではないと思う」と解説した。また、“ピラミッドは結局何のために作られたのか?”という質問について倉橋氏は「未来へのメッセージ。我々すら気付いていないような一種の神秘。宇宙、神、人間……こういったものをメッセージとして秘めているんじゃないかな」と語り、プーヤール監督は「ピラミッドに関して、世界中に『解いてみろ!』と言わんばかりのヒントがばら撒かれている。例えば、中国では漢字の中に“何かしらのメッセージ”があり、日本では神殿の中に黄金率を秘めている。フランスにモンサン・ミッシェルという教会がありますがその高さはピラミッドと数センチ違うだけ。このような謎が世界中にばらまかれていますが、ある日どこかでみんなが集まってすべての謎が解ける日が来るのではないかと思う」とコメント。さらに監督が「エジプト学者たちが変な考えで伏せようとしていた謎は必ず解くことができる!」と高らかに宣言するなど、イベントでは終了時刻まで熱い議論が交わされた。『ピラミッド 5000年の嘘』2012年2月18日(土)新宿バルト9、丸の内TOEIほか全国ロードショー
2012年01月30日映画『マシニスト』のブラッド・アンダーソン監督作で、人類滅亡を描いた映画『リセット』のブルーレイ&DVDが発売されたのを記念して、世界の謎を解き明かす雑誌『ムー』の三上丈晴編集長からコメントが届いた。その他の写真本作は、世界規模の大停電とともに突如人類64億人が姿を消し、闇に侵食されたデトロイトの町に生き残った4人が体験する恐怖と驚愕の事実を描いたサスペンス。『スターウォーズ』シリーズのヘイデン・クリステンセンが、人類消失の危機のなかで謎の核心に迫ろうと奔走する主人公を演じている。本作で描かれている人類を消滅させ主人公たちに迫りくる“謎の闇”について三上編集長は「確認されていないだけで実在する可能性もある」と大胆に宣言し、「発光現象の火の玉とは別に光を吸収する火の玉、通称“ブラック・プラズマ”という現象です。実際、真黒い火の玉が多数、目撃されています」と説明。さらにこの“ブラック・プラズマ”現象は2012年の“マヤの予言”でも起こりうると言及しており、「2012年マヤの予言で何が起こるのか、いろいろいわれていますが、その中のひとつにリング状の超電磁波帯フォトン・ベルトに太陽系が突入する説があります。この説によれば、フォトン・ベルトの中に地球が入った最初の3日間は全世界が暗闇に包まれ、あらゆる電子機器が使えなくなるというのですが、これもブラック・プラズマが発生すると解釈すれば、まさに『リセット』が描く世界そのものだといえなくもない」と衝撃の予言を発表した。信じるも信じないも“あなた次第”だが、本作が描く人類滅亡のシナリオは“単なる空想”を超えたリアリティをそなえているのかもしれない。『リセット』発売中発売元・販売元:エイベックスBD:4935円(税込)DVD:3990円(税込)(C)2010 VANISHING ON 7TH ,LLC.ALL.RIGHTS RESERVER
2011年08月05日今年の直木賞を受賞した池井戸潤の「下町ロケット」(小学館刊)がWOWOWの連続ドラマW枠で実写化。主演の三上博史、寺島しのぶ、渡部篤郎と鈴木浩介監督、そして原作者の池井戸さんが8月4日(木)に都内で開催された記者会見に出席した。純国産ロケット生産のために欠かせないある部品は、下町の小さな町工場の特許技術だった――。その特許がなければロケットは飛ばないという状況の中、巨大企業と町の小さな工場のプライドを懸けた熱きドラマが展開する。東日本大震災の後に、急ピッチで制作が進められた本作。三上さんは「3.11の直後、自分に何ができるかとずっと考えていましたが、行き着いたのは本分である役者で何かをすること。そんな中で(オファーの)電話をいただき、時間もなく大変なのは分かってましたが参加しようと思いました」と強い思いを明かす。三上さんと渡部さんの共演は映画『スワロウテイル』(岩井俊二監督)以来。三上さんは「気がついたら15年経ってた。あのときはお互いにまだガキんちょでしたが(笑)、いまこうしてオヤジになって顔を突き合わせているのが不思議です」と感慨深げ。三上さん演じる佃の口からは「誇り」、「プライド」といった言葉がたびたび発せられるが、三上さん、渡部さん、寺島さんも、職種は違えど佃と同様に強い思いを持って役者という仕事に打ち込んできた。自らの俳優としての信念や情熱について渡部さんは「ひとつのシーン、作品を作るにはすごく力が必要なんです。『誇りを持っている』ということすら考えずに挑んできたように思います」と語り、寺島さんは「自分が共感できることやビビッと来たものに対して執着はすごくあると思います。といってあれもこれもできるタイプではないんですが(笑)、この作品になら命を懸けられる、という情熱はあります」と胸の内を明かす。そして三上さんは「僕にとって(俳優の)仕事は生きがいなんです。生きがいにするためには、お金のためだけでなく、プライドを持たなくてはいけない。こうして夢中になれるものを持っていることを幸せに思います」と真摯に語ってくれた。この日は、原作者の池井戸さんも出席。「下町ロケット」を出版した後、20件を超える映像化のオファーがあったそうだが「その中でWOWOWさんに決めた理由は、(自身の小説が原作で、以前ドラマWで製作された)『空飛ぶタイヤ』のスタッフが揃うと聞いて、僕自身が見たくなったから」と直木賞受賞決定以前から話が進められていたという今回の実写化の経緯を説明。改めてキャスト陣の苦労をねぎらい、感謝の言葉を口にした。「下町ロケット」はWOWOW連続ドラマWにて8月21日(日)22:00より放送開始(全5話)。なお第1話は無料放送される。■関連作品:岳 -ガク- 2011年5月7日全国東宝系にて公開© 2011「岳 -ガク-」製作委員会 © 2005 石塚真一/小学館 CATERPILLARキャタピラー 2010年8月14日より公開© 若松プロダクション■関連記事:長澤まさみ、小栗旬にヒソヒソ話で下ネタ?小栗旬、怒り全開の長澤まさみにタジタジ?「プリプリ怒ってました」長澤まさみ、天然ボケ告白小栗旬に現場で「お兄ちゃん!」と呼びかける小栗旬が山に本気で挑む!『岳 -ガク-』試写会に25組50名様ご招待『宇宙兄弟』が小栗&岡田で映画化『テルマエ・ロマエ』ほか人気漫画も続々実写映画化
2011年08月04日