5月8日(日)大阪ザ・シンフォニーホールの「三浦一馬キンテート2022熱狂のタンゴ」は、バンドネオンの若き第一人者・三浦が、腕利き揃いのキンテート(五重奏)を率いる、ピアソラ三昧のコンサート。バンドネオン(三浦)とヴァイオリン(石田泰尚)、ピアノ(山田武彦)、コントラバス(黒木岩寿)、エレキギター(大坪純平)。ピアソラ本人が最も深く探求したのがこの編成=キンテートだった。「一番ベーシックなピアソラだと感じる編成です。これが4人でも6人でもいけない。完成されているんです。非常に低重心のバランスで、ピアノの低域やコントラバス、さらにはエレキギターも下を支えて、そこにバンドネオンやヴァイオリンのメロディが気持ちよく乗ることができる。とても安定感があります」「もうひとつ面白いのが、ピアソラって、メロディがどんなに暴れても、下のリズムはそのまま、いわばメトロノーム的に進むんですね。たとえば歌曲のように、歌に伴奏が合わせたりしない。その中でわれわれメロディ側は、頭の中ではきちんとカウントしながらも、あえて大幅に遅らせてみたりするんです。そういう面白さがあるのがキンテートの醍醐味です」ピアソラの音を忠実に再現するために、録音から自分の耳で起こしたスコアを使用する。「ピアソラ自身のスコアがどれだけ残っているかはわかりません。出版譜の多くはたぶん第三者の手によるもの。だからまず最低限の準備としてスコアを作るんです。時間はかかりますが、そこは手を抜きたくないですね。そしてもちろん、そこから先がそれぞれの個性が輝くところです」まずスコアありきという姿勢は、クラシック的。実際、「ジャンル」を考えることはほとんどないという。「自分もタンゴの人間というより、バンドネオンの人、という感じです」公演では、三浦たちにとっても〝初出し〟の、私たちがこれまであまり聴いたことのないピアソラも何曲も弾いてくれる。《ルンファルド》《レビラード》《カリエンテ》 《ムムキ》などがそれ。「ピアソラといえば《リベルタンゴ》《アディオス・ノニーノ》《オブリビオン》《四季》等々。そろそろ他のも行こうよ!という気持ちがありまして。珍しいから持って来ました、ではなく、有名曲と並んでも遜色ない、ひょっとしたらそれよりも……という、これからの時代のスタンダードになりうる名曲揃いです。ぜひ聴いてください」(曲目は変更の可能性あり)(取材・文:宮本明)
2022年03月24日2010年に三浦大輔が書き下ろし、自ら演出も手がけた『裏切りの街』を12年ぶりに再演。そこで三浦と、主人公・菅原裕一の恋人・鈴木里美役の萩原みのりに話を訊いた。「人が人を裏切る瞬間、しかもその曖昧さを作品にしたいと思ったんです」と三浦が語るように、この物語はフリーターの裕一と主婦の橋本智子が、何となく不倫を始めるところから動き出す。稽古はまだまだ序盤。だがすでにふたりとも「難しい」と声を合わせ、三浦は「単純に前回よりも劇場が大きくなるので、曖昧さにフォーカスした芝居をどう観客に届かせるのか」と現状の課題に挙げる。萩原は「難しくて死にそうです」と顔をしかめつつも、「自分に対しての言葉はもちろん、他の方につけている演出を聞けることが本当に贅沢で。緊張感もすごいですが、めちゃくちゃ幸せです!」と声を弾ませる。ほぼヒモ状態の裕一を献身的に支える里美というのが、萩原の役どころ。三浦は「すごく役のことを理解してくれていて、この彼女といると窮屈になったり、ちょっと逃げたくなるだろうなって感じでちゃんと演じてくれている。だから今回、少し台本を変えてみたんです。従来の里美像から変化を持たせた方が面白いかなと。萩原さんが出来る人だとわかっていたので、こちらにもそういう欲が出てきました」と萩原に大きな期待を寄せる。初演の映像と2016年の映像版を見たという萩原は、「里美としての答えがすでにふたつあり、つい寄せてしまいそうになるんです。でも気持ちが伴っていないせいか、すぐ三浦さんにバレてしまって。その分自然と、自分の中の里美を探しに行けている感覚はありますね。あと菅原役の高木(雄也)さんご自身はとても明るい方ですが、文字で読んだ時の裕ちゃん(=菅原)と、高木さん演じる裕ちゃんの印象がちょっと違う。高木さんだからこその裕ちゃんをどこか少しかわいいなと思いつつ、抱きしめているような感覚が里美にはずっとありますね」と、この再演ならではの里美像を掴み始めているようすだ。※高木の「高」ははしごだかその高木に関して三浦は、「これまで多くの人が演じてきた菅原ですが、高木くんの場合は“陽”の菅原になるかなと思っていました。ただその陽の部分を演技に乗せるには、彼の中にストッパーがあるみたいで。その殻を破った時に、高木くんらしい菅原が生まれるんじゃないかなと思います」と予想。このカンパニーから、いかなる『裏切りの街』が立ち上がるのか。その開幕を楽しみに待ちたい。東京公演は3月12日(土)に新国立劇場 中劇場で開幕。その後、3月31日(木)よりCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて大阪公演を開催する。チケットは発売中。取材・文:野上瑠美子
2022年03月04日俳優の三浦翔平が2日、都内で行われた「サイバーセキュリティクラウド新CM発表会」に出席した。“世界中の人々が安心安全に使えるサイバー空間を創造する”という理念のもとサイバーセキュリティサービスを開発・提供するサイバーセキュリティクラウドは、三浦を起用した新CMを2月2日より公開。新CMは、近年急速に増えているサイバー攻撃に対してハッカー対策を啓発するというコンセプト。三浦は、完成したCMについて「ハッカーが身近に潜んでいるところを、わかりやすく作れたんじゃないかなと思っています」と感想を述べた。インターネットで怖いなと感じたことを聞かれると「怖いなというより、迷惑メールがよく来ることがありまして、嫌だなという思いはあります。(個人情報が)どこから流れているんだろうと思います」と答え、対策について「知らないアドレスは開けないです。すぐ削除する。見ないですね」と話した。これまで情報流出の被害に遭ったことはないという。流出したら困るものを聞かれると、「特にないです。もちろん仕事のメールとかスケジュールとかが漏れたらあまりよくないですよね。あと、家族の写真とかも嫌です。そんなにないですね」と答え、妻に漏れたらマズいことも「特にないです」と笑顔で返した。
2022年02月02日俳優の三浦翔平が20日、公式YouTubeチャンネル『三浦屋の翔へいへ~い』を開設した。同チャンネルは、インフルエンサーマーケティング企業であるMIHAの支援のもと、三浦のプライベートや仕事の舞台裏など、今まで見られなかった姿をコンテンツとして配信する。第1弾の配信動画として、三浦とスペシャルゲストが参加するライブ配信を30日(21:00~)に行う予定だ。コメントは以下の通り。■三浦翔平今回、MIHAさんとの取り組みを大変嬉しく思っております。今後YouTubeを通じて、私のプライベートや趣味、仕事の舞台裏などのコンテンツを、ゆる~く配信していく予定ですので、ぜひ楽しみにしていてください!!
2022年01月20日俳優の三浦翔平が、7日(23:00~)にABEMAで配信されたバラエティ番組『私たち結婚しました 2』第6話に出演し、夫婦のペアルックについて語った。同番組は、韓国で2008年から約9年間レギュラー放送された国民的大ヒット番組『私たち結婚しました』を日本版にリメイクしたABEMAオリジナル番組。番組MCを千鳥のノブと三浦翔平が務め、シーズン2では、俳優・浅香航大とモデルで女優・トリンドル玲奈ペア、俳優・塩野瑛久と女優・足立梨花ペアの疑似結婚生活に密着する。7日の配信では浅香とトリンドル夫婦が赤のリンクコーデをしていたことを受けて、スタジオでは「夫婦でペアルックはありか?」がトークテーマとなった。MCの三浦は「全然着る分には大丈夫ですよ」と答え、「家の外でも?」と尋ねられると、「全然。(大丈夫)」「これが三浦家だけど逆になに? みたいな」と堂々とした様子で話した。また、ペアルックをためらわずにできるのは「結婚しているから」という意見でまとまると、ゲストの小島瑠璃子が「そうなんですよ、(付き合っていることがバレないように)なるべく街に溶け込もうとする」と同意。三浦からの「やっぱ、溶け込むの?」に小島は「溶け込めないから(週刊誌に)撮られる」と自虐モードで、さらにノブから「(撮られた枚数は)30枚でしたっけ?」と問われると「60枚です」と返して笑いを誘った。
2022年01月11日三浦大知が、全国ツアー『DAICHI MIURA LIVE TOUR 2019-2022 COLORLESS』を開催することを発表した。『COLORLESS』は2019年に無期限延期となった全国ツアーで、今回2年の時を経て2022年3月31日の埼玉・戸田市文化会館を皮切りに全国22会場・33公演が開催される。併せて、三浦は自身のInstagramでメッセージを投稿しており、待望のツアー開催ということが伺えるメッセージとなっている。■三浦大知 Instagramメッセージ「遂に、やります無期限延期になっていた「DAICHI MIURA LIVE TOUR 2019-2022 COLORLESS」2年かかりましたが、2022年3月31日から再開催する事を決断しましたタイトルは2年前と同じ、年号部分だけ2019-2022に変更しました内容は2年前から楽曲も増えていますのでもちろんブラッシュアップします誰もが予想しなかったこの2年みんな乗り越えてきましたよねそしてこの2年を通して、オフラインじゃなくても、オンラインでも、どんな形でも、音楽はエンターテイメントは全てを超えて、人と人を、心と心を繋げてくれるんだなと改めて強く感じましたでもだからこそ、オフラインライブがどれほど特別なものだったかという事も改めて強く感じましたそろそろ直接皆さんの元へ、COLORLESSツアーを届けに行っても良いでしょうか??もちろんまだまだ予断を許さない状況だと思いますしっかり感染対策をしながら、一緒に最高のライブを作っていけたら嬉しいです皆さんに"会場"でお会いできる日を心から楽しみにしています」<ライブ情報>『DAICHI MIURA LIVE TOUR 2019-2022 COLORLESS』『DAICHI MIURA LIVE TOUR 2019-2022 COLORLESS』告知画像3月31日(木) 埼玉・戸田市文化会館4月9日(土) 新潟・新潟県民会館4月10日(日) 新潟・新潟県民会館4月20日(水) 愛知・名古屋国際会議場 センチュリーホール4月21日(木) 愛知・名古屋国際会議場 センチュリーホール4月29日(金・祝) 熊本・熊本城ホール メインホール4月30日(土) 鹿児島・川商ホール 第1ホール5月6日(金) 石川・本多の森ホール5月7日(土) 石川・本多の森ホール5月13日(金) 岡山・倉敷市民会館5月14日(土) 鳥取・米子コンベンションセンター BiGSHiP5月18日(水) 東京・J:COMホール八王子5月19日(木) 東京・J:COMホール八王子5月24日(火) 福岡・福岡サンパレス ホテル&ホール5月25日(水) 福岡・福岡サンパレス ホテル&ホール6月1日(水) 広島・上野学園ホール6月2日(木) 広島・上野学園ホール6月7日(火) 宮城・仙台サンプラザホール6月8日(水) 岩手・岩手県民会館 大ホール6月13日(月) 大阪・フェスティバルホール(大阪)6月14日(火) 大阪・フェスティバルホール(大阪)6月20日(月) 京都・ロームシアター京都 メインホール6月21日(火) 京都・ロームシアター京都 メインホール6月29日(水) 東京・東京国際フォーラム ホールA6月30日(木) 東京・東京国際フォーラム ホールA7月6日(水) 青森・リンクステーションホール青森7月7日(木) 秋田・能代市文化会館7月14日(木) 香川・レグザムホール 大ホール7月15日(金) 愛媛・松山市民会館7月20日(水) 静岡・アクトシティ浜松 大ホール7月21日(木) 静岡・アクトシティ浜松 大ホール7月25日(月) 北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru7月26日(火) 北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru※全22会場・33公演【チケット料金】全席指定:7,700円(税込)ファミリー席:7,700円 ※ファンクラブ先行受付のみ※3歳未満入場不可 / 3歳以上のお子様はチケットが必要となります。オフィシャルHP:<リリース情報>三浦大知 DVD / Blu-ray『Choreo Chronicle 2016-2021 Plus』2022年1月26日(水) リリース●DVD:5,500円(税込)●Blu-ray:5,500円(税込)※初回スリーブ仕様【収録内容】01. Cry & Fight -Music Video-02. Cry & Fight -Dance Edit Video-03. Yes & No, Forever & Always -Choreo Video-04. (RE)PLAY -Music Video-05. (RE)PLAY -Dance Edit Video-06. Look what you did -Choreo Video-07. EXCITE -Music Video-08. Darkest Before Dawn -Music Video-09. U -Music Video-10. Complex -Choreo Video-11. DIVE -Music Video-12. Be Myself -Music Video-13. Blizzard -Music Video-14. I’m Here -Music Video-15. COLORLESS -Choreo Video-16. Antelope -Music Video-17. Yours -Choreo Video-18. Backwards -Music Video-19. Backwards -Dance Edit Video-20. About You -Choreo Video-21. Spacewalk -Music Video-22. Didn’t Know -Performance Video Front Row Ver.--Bonus-23. Not Today -Choreo Video-24. Le Penseur -Choreo Video-【店舗別特典】・ポストカード(A5サイズ)【DAICHISHIKI CD・DVD OFFICIAL SHOPオリジナル特典】・2022年 卓上カレンダー予約リンク:<配信情報>「Le Penseur」配信中配信リンク:三浦大知「Le Penseur」Choreo Video「新呼吸」配信中配信リンク:関連リンク三浦大知 オフィシャルサイト:三浦大知 オフィシャルファンクラブ「大知識」:三浦大知 YouTube:三浦大知 Twitter:三浦大知 Instagram:
2022年01月09日「19年まで3連連続して『紅白』に出場していた三浦大知さんですが、2年連続落選。それでも来年は確実視されているんです」(音楽関係者)歌手・三浦大知(34)といえば圧巻のパフォーマンスで知られる。「19年2月24日の『天皇陛下御在位三十年記念式典』では天皇陛下が作詞、皇后陛下が作曲された琉歌「歌声の響」を歌唱したことでも有名です」(音楽関係者)プライベートでは、今月9日の自らのインスタで第3子誕生を報告。《いつの間にやら五人家族になりましたが、忙しない日々を丁寧に愛をもって過ごしていきたいと思いますまだまだ精進します》と決意表明していたが、人気や実力があっても必ずしも出られるとは限らない『紅白』。2年連続で選ばれなかった彼が「来年は確実視」されている理由とは――。「三浦さんは新曲『新呼吸』がNHK『みんなのうた』の今年12月~来年1月の放送曲に決まっています。ただ、これが理由ではありません。実は来春からの朝ドラ『ちむどんどん』の主題歌に内定しているようなのです」(前出・音楽関係者)沖縄が本土復帰50年を迎える2022年。連続テレビ小説 第106作『ちむどんどん』は、沖縄に生まれ育ったヒロインと兄妹たち家族が描かれる。主演は黒島結菜(24)で10月中旬にクランクインしている。「沖縄が舞台ということもあって、ヒロインは同県出身の黒島さんが選ばれています。そのため、主題歌も沖縄出身のアーティストが担当することになり、三浦大知さんが最有力候補だといいます。半年ほど前から打診しており、すでに楽曲もできあがっているようです」(NHK関係者)今年の『紅白』では朝ドラ第104作『おかえりモネ』の主題歌『なないろ』を歌ったBUMP OF CHICKEN、第105作『カムカムエヴリバディ』の主題歌『アルデバラン』を歌ったAI(40)がともに出場する。「朝ドラ主題歌に選ばれた場合は、『紅白』は内定しているも同然。よほどのアクシデントがない限りは、出演することになるでしょう」(芸能プロダクション関係者)来年は改修済みとなる新たなNHKホールで大晦日、三浦の熱唱姿は見られるのだろうか。
2021年12月27日俳優のオダギリジョーと窪塚洋介が出演する、サイバーエージェント・Winticketの新CM「8時半だよ。競輪集合。」編ほか2本、WEBCM「センス」編ほか3本が、15日より公開される。新CMは、オダギリと窪塚の高架下での出会いを描く「8時半だよ。競輪集合。」編、居酒屋に長居して店主に怒られる「11時半までだよ。競輪集合。」編、2人が競輪ポーズで絶叫する「ポーズ」篇の3本と、センスがあるかないかで食い違う「センス」編、息ぴったりの会話を繰り広げる「1,000pt」編、窪塚が意外な一面を見せる「AI予想」篇、窪塚が牛丼屋の店員に絡む「チャージ」編のWEBCM4本と計7本の連作となっている。「8時半だよ。競輪集合。」編では、オダギリと窪塚が「街が眠りだす頃」「俺たちの時間が、動きだす」というナレーションをバックに、人混みの中を颯爽と歩く。そして高架下で出会うと、オダギリの「8時半だよ。」に、窪塚が「競輪集合。」と応える。「センス」編は、屋台で競輪レースを楽しむ窪塚が「いけ! 逃げ切れ! よっしゃー! 獲った!」「センスあるかも」と自画自賛する。それに対しオダギリは「ないないない」と否定したかと思うと「センスしかない」とベタ褒め。窪塚は照れながら「ジョ〜ちゃ〜ん」と肩を抱き、オダギリも「ようちゃ〜ん」と笑顔で返す。するとオダギリが「俺もセンスあるよな」と聞くと窪塚は「ないないない」「ほんとにない」と真顔で答え、オダギリは突っ込む。オダギリと窪塚は今回が初共演となり、握手を交わして挨拶するところから撮影はスタート。監督からディレクションを受けながら撮影について話し合ううちに打ち解けた様子で、監督からの難しい演出に「難しそうだから、(撮影を)明日にしますか⁉」と窪塚が冗談をいい、オダギリを笑わせていた。また、屋台での撮影シーンでは、おでんをつつきながらの会話で次第に意気投合したようで、「ジョ~ちゃ~ん」「ようちゃ~ん」とお互いを呼び合うシーンでは監督から「イチャイチャしてる(笑)」と言われるほどだった。■オダギリジョー&窪塚洋介インタビュー――お2人は今回が初共演ですが、お互いの印象は?窪塚:すごくシンプルというか、僕が最初にジョーくんに持ってたイメージのまんまというか。ストレートで朴訥とした方だったんで、すごく⼀緒に仕事しやすいし、自分もシンプルにいられるなっていう感じです。オダギリ:僕はもう大遅刻したんですよ、この日。だからやばいなと思って、出会いから謝らなきゃいけないなっていう。でも全く怒ってなくて、広い心で受け止めてくれて、優しい人だなと思いました。――どんな風にWINTICKETを楽しみたいですか?窪塚:あんまりギャンブルやる方じゃないですけど、これを機にやるなら、当たるも八卦当たらぬも八卦、当たればラッキーだし、当たらなかったら経済を回すお布施をしたんだなと思うかな。オダギリ:僕もあんまりギャンブルをする方ではないですけど、せっかく夜なんで、友だちと集まってみんなで予想し合うみたいな。ゲーム性も増すでしょうし、お酒を飲んでリラックスしながらのエンターテイメントとしても考えられると思うので、夜の過ごし方の⼀つの提案みたいなことになるんでしょうね。――普段の夜の時間の過ごし方は?窪塚:昨日も(オダギリさんと)話してたんですけど、1人で酒飲むよねみたいな話してて。そこで意気投合したってとこありますね。飲みながら1日を振り返ったりするんですか?オダギリ:映画見たりとかTVぼーっと⾒てたりとか、最近は気分転換も含めて書く作業みたいなことが多いですかね、脚本とか。――「センス」編であったセリフのように、自身に「センスある」と感じることは?オダギリ:滅多に料理はしないんですけど、ふとしたときの「これ⼊れたら絶対うまくなる」っていう。あれって、センスですか? ですよね。それはなんかちょっと、たまに来ますね。窪塚:自分のメンテナンスというか、フラットなところに持っていく、(マイナスな状態から)ゼロに戻すみたいな作業は昔からやってきたけど、コロナが流行り出してからより本格的にやっていて。そうすると酒飲んでぐだぐだになってもリカバーが早かったりとか、軽快に元気に過ごせているから、そういうバランスを取るセンスはあるんじゃないかなあと思ってます。――コロナ禍で競輪に初挑戦する人が増えていますが、今後初挑戦したいことは?窪塚:(オダギリさんが)自分で監督された話をちょっと聞いて、昔から興味はあったんで、そこに何ていうか、いいきっかけをもらったのかなっていうのはなんとなく思ってます。オダギリ:僕は本当に夢というか、ちょっとまだまだ現実的ではないですけど、農業をやりたいです。窪塚:俺もです。それ。オダギリ:やっぱり人間として、土とか自然みたいなものから離れない方がいいなという気がしちゃいますね。
2021年12月15日俳優の窪塚洋介が、ライフスタイルマガジン『GOODA(グーダ)』Vol.62(ブランジスタメディア)表紙&巻頭グラビアに登場している。ファッションページでは、窪塚本人が「艶」「アーバン」「モノトーン」という3つのお題をもとに私服を使ってスタイリング。茶目っ気と大人の色気が共存する上質なコーディネイトを披露している。インタビューでは、今号の特集であるeバイクに自分と息子・窪塚愛流も乗っていることや、最近ハマっているという“腸活”で1日1.5食を摂ることを心がけていると話した窪塚。また、出演作を選ぶ基準を聞かれると、「胸のドキドキが基準です。20数年、俳優をやってきているので、引き受けて後悔しないか、何となく分かるんですよ」と明かしている。「表現の可能性を追求し生涯『今』を更新したい」と題した、森山未來のインタビューも掲載。森山が主演を務める映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』について、今回の役づくりやタイトルにある「大人になる」ということ、さらに今までとこれからの10年の「森山未來の表現」、モノにまつわる話を聞いている。
2021年11月15日無料で読める電子雑誌を発行する株式会社ブランジスタメディアは、窪塚洋介さんが表紙・巻頭グラビアを飾る、ライフスタイルマガジン「GOODA(グーダ)」Vol.62を公開いたしました。■ ■窪塚洋介さん、森山未來さんが登場■ GOODAVol.62 手にするだけで毎日ちょっとハッピーな気持ちになれる。そんなとっておきを紹介している「GOODA」。eバイクを特集した今号の表紙には、2017年にマーティン・スコセッシの監督作「Silence-沈黙-」でハリウッドデビューを果たし、2020年にはBBCとNetflixの共同制作シリーズ「Giri/Haji」にも出演している俳優・窪塚洋介さんが登場します。「艶」「アーバン」「モノトーン」という3つのお題をもとに窪塚洋介さん本人が、私服を使ってスタイリングしたファッションページは、茶目っ気と大人の色気が共存する上質なコーディネイトで、窪塚ワールド全開といった仕上がりに。窪塚洋介がいま着たい秋冬コーデというべきスタイリングは必見です。インタビューでは、今号の特集であるeバイクについて、自身を含め息子も乗っていることや、最近ハマっているという“腸活”では1日1.5食を摂ることを心がけていることを話してくれた。また、舞い込む多くのオファーから、どうやって出演作を選んでいるのか?という質問に対しては「胸のドキドキが基準です。20数年、俳優をやってきているので、引き受けて後悔しないか、何となくわかるんですよ」と、キャリアを積むことで、勘が働くようになっていることなどを話してくれた。そのほか、eバイク特集として、車体の選び方、乗るときのファッション指南、あると便利なグッズ紹介、街角スナップなど、これからeバイクに乗る人のための情報のほか、『表現の可能性を追求し 生涯「今」を更新したい』と題した森山未來さんのインタビューも掲載。11月5日公開の映画「ボクたちはみんな大人になれなかった」に主演する森山さんに、今回の役づくりやタイトルにある大人になることについて、さらに今までとこれからの10年の「森山未來の表現」、モノにまつわる話を聞いています。稀代の表現者・森山未來の頭のなかが垣間見えるインタビューです。ぜひご覧ください。■ 俳優・窪塚洋介が披露するガチ私服スタイリング! 「艶」「アーバン」「モノトーン」という3つのお題をもとに窪塚洋介さん本人が、私服を使ってスタイリング。茶目っ気と大人の色気が共存する上質なコーディネイトで、窪塚ワールド全開といった仕上がりに。窪塚洋介がいま着たい秋冬コーデというべきスタイリングをご覧あれ。■ スペシャルインタビュー日々に感謝すれば Everything's gonna be alright. 窪塚洋介のルーティーン バイクよりもエコで自転車より圧倒的に手軽でラク。それが新しいモビリティとして注目を集めるeバイク。デンマーク発のeバイクブランド「MATE. BIKE」のアンバサダーを務める俳優・窪塚洋介さんにeバイクの魅力を語ってもらった。また健康への意識が高まったことで、最近、ハマっているという“腸活”についても聞いた。また、窪塚さんからのコメント付きファッション撮影&インタビューのメイキングムービーも公開中!窪塚洋介さんの撮影&インタビュームービー: 動画1: ■ 森山未來インタビュー表現の可能性を追求し、生涯「今」を更新したい 俳優、ダンサー、パフォーミングアーティストと、多彩に活躍する森山未來さん。11月5日公開の映画「ボクたちはみんな大人になれなかった」に主演する森山さんは、2011年に大ヒットとした映画「モテキ」以来、10年ぶりの恋愛映画への出演。今回の主人公の役づくりやタイトルにある大人になること、さらに今までとこれからの10年の「森山未來の表現」、モノにまつわる話も聞いた。■ ライフスタイルを刺激する厳選アイテム 「ファッション」「インテリア」「ライフ」「アウトドア」「グルメ」「家電」「健康・美容」「ギフト」「キッズ」の9のジャンルに分けて、こだわりアイテムをオススメしています。<電子雑誌「GOODA(グーダ)」 概要>好きなモノに囲まれて暮らしたい。そんなモノにこだわる男のためのライフスタイルマガジン。著名人のこだわりに迫るインタビューをはじめ、インテリア、ファッションなどのさまざまなアイテムのほか、ハウツーなども紹介。楽天市場から読者向きのアイテムをセレクトしているのも魅力のひとつ。パソコンはもちろんスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末でも最適な形で閲覧可能です。<株式会社ブランジスタメディア 会社概要>URL : 本社所在地:〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町20-4ネクシィーズスクエアビル代表者 :代表取締役社長 井上秀嗣事業内容 :電子雑誌出版・電子広告株式会社ブランジスタメディアは、株式会社ブランジスタ(東証上場6176)のグループ企業です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月15日●19年ぶりドラマ主演で座長のやりがい実感映画を中心に俳優として活躍し、2017年に『Silence-沈黙-』でハリウッドデビューも果たした窪塚洋介(42)。『GO』(2001)で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を史上最年少で受賞した確かな演技力と独特のオーラで、多くの人を魅了し続けている。「LINE NEWS」の縦型動画プロジェクト「VISION」で配信中のドラマ『上下関係』(毎週金曜18:00更新。全10話)で19年ぶりにドラマ主演を務め、座長の責任や楽しさを改めて感じたという窪塚にインタビュー。俳優としても1人の人間としても経験を重ねてきたことで見えてきた座長の役割とは。また、「人生楽しくハッピーに」という自身のモットーや、些細なことで怒っていた過去の自分からの変化も語ってくれた。本作は、上下関係に厳しい田舎から上京した本田小夏(河合優実)が、一人暮らしに選んだアパート「メゾンピルグリム」に住む、クセのある“下層”の人間たちとの間で起こる不可解な事件を通し、アパートに隠された謎や驚愕の真実を突き付けられるミステリードラマ。窪塚は、アパートの屋上でソファーを置いて優雅に過ごす謎の男・カワサキを演じ、そのほか大島優子、降谷建志、田中麗奈、でんでん、板尾創路らも出演する。窪塚は、『ロング・ラブレター~漂流教室』(2002/フジテレビ)以来のドラマ主演で、座長のやりがいを実感。「(共演者との)絡みは河合ちゃんだけでしたが、スタッフとはずっと一緒にいたので、自分のやる気や感謝の思い、楽しむということを、初日からどんどんシェアすることを心がけました」と明かし、「みんなモチベーション高く、声を出し合って盛り上げていくことを意識し、いい感じに温度を保てていた。熱すぎてもよくないし、低すぎてダレるのも絶対よくない。ちょうどいい温度をキープできた現場でした」と手ごたえを語った。現場全体のことを考えた座長としての振る舞いは、経験を重ねる中で意識できるようになったという。「最初の頃は自分の芝居のことでいっぱいいっぱいでしたが、座長やそれに近い役をずっとやってきて、いい作品を作ることを一番に考えられるように。そのために自分がボケた方がいいならボケるし、怒った方がいいなら怒るし、そういう匙加減は徐々に身についてきたものだと思います」。また、作品ごとに学びがあり、斬新な縦型ドラマである『上下関係』への出演も大きな刺激に。「いろいろな可能性を感じている」と言い、「縦型だし、1話10分だし、テレビドラマとは全然違う。新しい時代のエンターテインメントの形。これから出てくる子たちに何かしら影響があるかもしれないので、いい礎となるような作品になれたらうれしい」と期待を寄せた。メガホンをとったのは、映画やミュージックビデオなどでタッグを組み、10年以上の付き合いになる柿本ケンサク氏。窪塚は、柿本氏によって引き出されるものがあると言い、「常に成長して進化している男。今回は、広告的なセンスや画作りはもちろん、僕ら一人ひとりの芝居とちゃんと向き合って、ハートで感じて映してくれた。とても懐も深く、こちらの意見も聞きながら進めてくれて、そういう呼吸も気持ちよかった」と満足した表情を見せた。さらに、本作のストーリーに触れ、「上下関係があったほうが自分の居場所がわかるのかなと思うこともあるけど、それで苦しんだり窮屈に感じたりしているのであれば、自分の中に基準を持って、自分が自分でいることができれば、どんな時代でも生きやすいのかなと。それに気づいたり、再認識したりするきっかけの一助になればうれしい」と語った。●期待しないことで心穏やかに「怒らなくなった」1995年にドラマ『金田一少年の事件簿』(日本テレビ系)でデビューしてから26年、42歳になった窪塚。自身のモットーを尋ねると、「人生は1回なので、なるべく楽しく、なるべくハッピーに、というのはいつも思っています。今日は今日だけだし、この時間も1回しかないので、どうせだったら楽しまないともったいない」ときっぱり。前向きに楽しむことは若い頃から意識していたそうで、「だからこそ文句を言ったりもしていた。世の中や社会に期待していたから、期待通りにならなくて怒ることがあった」と尖っていた過去を振り返り、「時代や社会、人のせいにして、自分の中で自分の基準や、自分というものがなかったから怒っていたのかなと。だんだん自分がわかってきて、誰かに聞かなくても自分が幸せかどうか、自分が間違っているか正しいかというのもわかるようになってきて、怒らなくなったのだと思います」と分析する。「期待しない」ことで心は穏やかに。「いいことがあれば倍うれしいし、よくないことも最初からそうだと思えば怒らない。そのほうが楽しく生きられる」と言い、「昔の自分であれば、今ならオリンピックにも腹が立っていただろうし。もちろん選手に罪はないですが、飲食店が大変な状況にあり、アーティスト達もライブができない状況が続いている中で、今やるのかよって声高になっていたと思いますが、今は、そういうものでしょ、と思える」と語った。年齢を重ねていく中で、このような境地にたどり着いたというが、コロナ禍で始めた腸活による変化も大きいという。「腸がすべて。腸活を始めてから、心も体もいい状態になり、人生をより楽しめるようになりました」。40代に突入した今、ベストな状態を見つけ出した窪塚。「愛する人たちと仲間たちと一緒に楽しくハッピーに生きていけたらいいなと。僕が文句ばっかり言っていたら周りの人もそれが溜まってしまうので、ハッピーなものや自分がいいと思うものを出して生きていきたい。それが巡り巡ってまた自分に返ってくると思うし」と、今後も楽しむことを第一に。また、海外作品に出演予定であることを明かし、「大きい作品が入ってきそうなので今年はそれを頑張って、それを経てまた自分がどこに立っているのか、どう思っているのかを楽しみたい」と新たな挑戦に心を弾ませた。■窪塚洋介1979年5月7日生まれ、神奈川県横須賀市出身。1995年にドラマ『金田一少年の事件簿』(日本テレビ)でデビュー。ドラマ『GTO』(1998・フジテレビ)や『池袋ウエストゲートパーク』(2000・TBS)で注目を集め、映画『GO』(2001)で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を史上最年少で受賞した。『Silence-沈黙-』(2017)でハリウッドデビュー。近年の出演作は、映画『みをつくし料理帖』(2020)、『ファーストラヴ』(2021) 、『全員切腹』(2021)、BBC×Netflix『Giri/Haji』(2019)、舞台『怪獣の教え』(2015・2016)など。
2021年08月06日俳優の三浦春馬さんが、30歳という若さで旅立ったという衝撃的な出来事から、7月18日で1年になる。生前の三浦さんについては、誰もが口をそろえて、「どんな人にも真摯に接する純真な人」と評した。三浦さん自身、かつてこんなことを語っている。「自分で言うのも何ですが、僕はちょっと人に優しすぎるとこがあって(笑)」(『からだにいいこと』’19年10月号)超多忙な芸能活動の傍ら、常に弱い立場にいる人たちに心を寄せ、ときには難病患者と、ときには被爆者と語り合い、元気づける姿があった。エイズの啓発を行う「Act Against AIDS」(現:Act Against Anything)に積極的に参加していたことは、ファン以外にはあまり知られていないかもしれない。その支援金などをもとにラオスでは小児病院が設立されているが、彼が病院建設中から現地を訪れ、HIVポジティブの子供たちとふれ合う光景は、本誌でも報じている。そんな三浦さんとじかに接した多くの人の証言から、真面目で心温かい彼の人物像が浮かび上がってきた。■広島へ被爆者を訪ね、直筆の手紙を――「以前、広島を訪ねたとき、ある被爆者の方から、『人間は想像力が欠如したときにむごいことをする』というお話をうかがいました」三浦さんは’20年7月8日、戦時中の新型爆弾開発を題材にしたNHKドラマ『太陽の子』のプロモーションで広島を訪れた際に、こう語っていた。彼が突然、亡くなったのは、その10日後のことである。「三浦さんが広島を再訪したあのとき、会って、『がんばっとるのう』とひと言でも話しておれば、という後悔が今もあるんじゃよ」梶矢文昭さん(82)は、三浦さんが「ある被爆者の方」と口にしたその人だ。6歳で被爆し、教員を定年退職後、「ヒロシマを語り継ぐ教師の会」を設立、現在も語り部活動などを続けている。三浦さんは、47都道府県を訪ね歩いての交流をまとめた著書『日本製』(ワニブックス)の広島編の取材で「改めて平和について考える機会にしたい」と熱望し、梶矢さん宅を訪問していた。「三浦さんがうちに取材でやってくる前から女房の輝實は末期の乳がんで入院中じゃったが、病室で尋ねたら、『会いたい、会いたい』と。わしが主治医と交渉して10分だけの帰宅が許されたのじゃった」映画好きの夫妻は、特攻隊員と家族の葛藤を描いた『永遠の0』(’13年)を見て以来、三浦さんの大ファンになっていた。ところが取材当日の’17年3月13日、一行は遅刻してきたのだという。「こりゃ、だまされたわいとも思っておったが、20分もして、三浦さんが車から降りてきたときは、一目見た瞬間からオーラが輝いておって、まぶしいようじゃった」まず、三浦さんは車いすの輝實さんと向き合った。「『がんばってください、がんばってください』と、末期がんのおばあちゃんの目をまっすぐに見て、手を握りながら言ってくれました。あれは演技ではできんこと、彼の人柄でしょう。女房は、帰りの介護タクシーの中で『満足、満足』と繰り返したそうじゃ」続いて、三浦さんと梶矢さんの会話は、予定を大幅に超えて3時間近くに及んだという。「三浦さんからも彼の曽祖父の戦争体験を聞いて、わしも驚いた。過去から学ぼうとする探究心が、あの演技にもつながるんじゃね。女房が息を引き取ったのは、三浦さんと会った3日後じゃった」さらに1カ月後、三浦さんから手紙が届いた。「いまどき教え子からの手紙もワープロ文字じゃが、三浦さんのは直筆で驚いたし、うれしかった。ただ、これには前段があっての。取材で、三浦さんがカーディガンを忘れてな。聞けば、仕事に集中するあまり、けっこう忘れ物をするタイプじゃと。で、それを送り返してあげたら、お礼の手紙が届いたんじゃった」便せん2枚に、端正な文字でつづられた手紙には、こうあった。《まずは家族から忘れてはいけないことを繋げていくことがどんなに大切か身を持って感じました。三浦春馬》「彼と話をできたことは、わしの人生の宝じゃ。だから余計、なんで死んでしまったんじゃと思うんじゃよ。あんなに、うちの女房に『がんばってください』と繰り返していた男がなぜ、と。あの優しさが、死につながったのかもわからん。今の世の中、ちいとこすい(ずるい)くらいがエエのかもしらんが、彼はそんなこすさとは真逆の人じゃったから」■徹底的にASLの情報を学び、命をテーマに演じた「春馬さんがお亡くなりになって、それは本当に悲しいことですが、“拓人”として、いまだに多くの患者さんが生きるための支援を続けているんです」東京都立神経病院リハビリテーション科の本間武蔵さん(59)は語る。芸能関係者やファンの間で、’14年の『僕のいた時間』(フジテレビ系)を、三浦春馬さんのドラマにおける代表作として挙げる人は多い。三浦さん演じるALS(筋萎縮性側索硬化症)を患った大学生の主人公・澤田拓人の壮絶な闘病の日々を通じて、「今を生きる」ことを社会に問いかけた秀作。制作には日本ALS協会も協力した。三浦さん自らドラマの企画を立ち上げ、プロデューサーにも、「“命”を題材にしたドラマをやりたいんです」 と掛け合って番組を実現させたという。本間さんが三浦さんと出会ったのは、自身が開発した“マイボイス”(声を失ったALS患者などのためのコミュニケーションツール)の使い方の演技指導の場だった。「19時のお約束が、撮影が延びて実際に春馬さんがやってきたのは23時過ぎ。第一印象はとても痩せていて、もう体力も収録で使い切り、スタッフに肩を支えられるようにして入ってこられた姿に驚いたのを、鮮明に記憶しています。それが、いざ指導が始まると、パッと表情が一変して、そこにいたのは、“生きていこうとする拓人”だったんです」放映から7年が過ぎた今も、『僕のいた時間』の影響は大きいと本間さんは語る。「ALSに関する情報収集など下準備を徹底していた春馬さんの演技があまりにリアルで、ドラマを見ていて“もしや自分も”と気付き、病気を早期発見できた患者さんもいらっしゃいます。三浦春馬という役者さんは、拓人として、今も患者さんを救いながら生きているんですね」ドラマの最終話、拓人が語るセリフは、今となっては、そのまま命について真剣に考え続けた三浦さんの言葉として胸に響く。「僕が僕であり続けるにはどうしたらいいんだろう。そうなったとき、僕を支えてくれるのは、それまでの生きた時間、僕のいた時間 なんじゃないか」■三浦さんの愛は、今なお続いている彼が生前にさまざまな活動を通じて注いできた愛情は、ここにきて実を結びつつある。今年5月、アミューズから「三浦春馬支援」に関して報告がなされた。これは、彼の死後、新たに設立されたラオス支援等の基金だ。《このたび第一回目の支援として、フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPAN様を通じ、ラオ・フレンズ小児病院内にて使用される以下の医療物資を購入・寄贈させていただくことを決定いたしました》リストには、注射器、新生児血液採取用針、マスクなどが並ぶ。同時に、フレンズJAPAN代表の赤尾和美さんのコメントから、三浦さんの生前の活動の様子がうかがえる。《春馬さんはご多忙の中、年に1度は必ずラオスの現地へ赴き、(略)同じ目線で「何ができるだろうか」と真剣に考えてくださったことにラオス人スタッフも感動していました》4,000キロ離れたラオスの地でも、子供たちを笑顔にしていたのは、何より三浦さんの「温かいお気持ち」だったそうだ。三浦さんは遠くへと旅立ったが、「人間・三浦春馬」が出会いの場で残した言葉や思い出は、これからも人々の心に寄り添い、励まし続けるだろう。(文:堀ノ内雅一/取材:堀ノ内雅一、小野建史、鈴木利宗)
2021年07月18日突然の訃報から早くも1年。7月18日に三浦春馬さん(享年30)が一周忌を迎える。真摯な人柄と、役に対して誠実な演技で視聴者を魅了してきた三浦さんの輝きは多くの人々の胸に刻まれていることだろう。そこでそんな彼の人生観を、本誌に語っていた言葉から振り返っていく。【理想の大人の男性像?仕事に対して誠実な人かな】(2011年2月1日号より)ドラマ『大切なことはすべて君が教えてくれた』(フジテレビ系)で、実年齢より5歳年上の教師を演じるにあたり、理想の男性像について、こう語っていた三浦さん。さらに、「仕事だけじゃなくて、同時にプライベートな時間も自分らしく楽しめる人が、僕の憧れる“大人の男”ですね」ともいい、理想の男性として同じ事務所の先輩である福山雅治(52)を挙げている。また、プライベートについては「いつか自分の子供たちと笑顔で食卓を囲むような、そんな温かい家庭を築けたらいいなって思っています」と理想の家庭像も語っていた。【今は、自分の仕事をたくさんの人に観てもらうことが、すごく気持ちいい】(2012年12月25日号より)22歳を迎え、念願だった「劇団☆新感線」の舞台『ZIPANG PUNK~五右衛門ロックIII』への出演が決まった取材では、こんな言葉が。11歳から15歳ごろまで、養成所でダンスを特訓していたものの、当時は苦手だったという三浦さん。しかしその結果、“動ける役者”が求められる舞台への出演につながったこともあり、「頑張っておいてよかった!(中略)次の舞台でいいものを作れたら、またひとつ、いい景色が見られるんだと思います」とさらなる成長にむけて意気込んでいた。【目標があるとモチベーションが全然違います】(2015年9月1日号より)映画『進撃の巨人ATTACK ON TITAN』で主演を務めた際には、「今までぶつかってきた壁」というテーマに、語学の習得や、役者としてのキャパシティの“壁”を挙げていた。「映画のために中国語を学びましたけど、語学に限らず、目標があるとモチベーションが全然違います」と壁を越える原動力について熱弁。また「19歳のとき、仕事で悩んだ時期がありました。それからまた、役者を頑張ろうと思えたのは20歳になってからです。役の幅が広がり、いろんな挑戦ができるようになったんです」とかつての悩みを明かす姿も。【計画性と努力を継続的に続けられる忍耐力と探求心を持っている人でありたいと思いますね】(2017年11月28日号より)いつもの三浦春馬のイケメンぶりとは一変、残念すぎる男子を体当たりで演じる姿が話題になった、ドラマ『オトナ高校』(テレビ朝日系)。“オトナ”ってどんな人?というインタビューには、「スケジュール帳に記したものに忠実に生きるってことかな」「自分が設定したビジョンに対して妥協せずに頑張れる人、きちんと目標を決めて毎日努力して目標の達成に近づいていける人」と、2011年の取材時とはまた違った““オトナ観”を教えてくれた。【役者としての人生を振り返ると、生意気な時期もあったように思います】(2019年3月26日号より)亡くなる1年前、本誌では最後となったインタビューで、「生意気な時期」があったと明かしていた三浦さん。「たぶん当時は気が大きくなっていたんだと思います。いまの自分だったら、“そんなことをしても得るものなどなかったよ”と言ってあげますよ」と若いころの自分へアドバイスを送っている。また、「僕も今年で29歳。人間の苦悩や後悔、嘆きを表現する機会が重なって。そういう芝居に挑戦させてもらえる年齢になったということかな」と、役の幅が広がっていくことを喜んでいた。実直で誠実な彼の言葉は、今も私たちの胸に残り続けている――。
2021年07月18日俳優の三浦翔平が、ライフスタイルマガジン『GOODA(グーダ)』Vol.60(ブランジスタメディア)の表紙&巻頭グラビアに登場している。三浦は今回、色気のあるスクエアプリントのシャツ、脱力感漂うレトロなワイドパンツと白シャツなど“男の色気”をテーマにしたアーバンリゾートファッションを披露。インタビューでは、趣味のサーフィンについて「基本的には毎日でも海に行きたいんです」「仕事が早く終わった日には、そのまま海に直行することもありますよ」と明かし、「もう少し子どもが大きくなったら、一緒にサーフィンやツーリングにも連れて行きたいですね」と語っている。また、もともとゴルフやキャンプとアウトドアの趣味が多いが、キャンプでの釣りにも挑戦してみたいという三浦。キャンプに至っては「外出自粛の期間にはキャンプもできなかったので、気分だけでも浸ろうと、ベランダにアウトドア用のイスを出して、iPadで焚き火の映像を流しながら、ビールを飲んだりしていました」と話すほどの没頭ぶりだ。
2021年07月15日俳優の窪塚洋介さんの妻であるPINKYさんが、『主人の優しさ』というタイトルで更新したブログの内容が反響を呼んでいます。窪塚洋介、宅配業者への気遣いに反響ブログの冒頭で「いつの間にか玄関に置かれていた、主人の優しさ」とつづったPINKYさん。窪塚さんが、宅配業者に向けて大量の水のボトルを玄関前に置いていたことを報告しました。水が入ったダンボール箱には、「いつもありがとうございます。ご活躍様です。どうぞご自由にお持ち帰りください」と宅配業者に向けたメッセージが書かれていたといいます。窪塚さんの優しさを目の当たりにし、PINKYさんもまた、ブログを通して宅配業者に向けた感謝のコメントをつづりました。宅配業者の皆様、暑い日も雨の日も寒い日も、いつもありがとうございます。PINKY Official blogーより引用夏の暑さも増し、さらにマスクを着用しての配送は、宅配業者にとって少なからず負担になっていることでしょう。そうした宅配業者に向けた窪塚さんの気遣いは反響を呼び「こうしたささやかな優しさを大切にしたい」と称賛のコメントも目立ちます。・「ご苦労様」ではなくて「ご活躍様」。いい言葉ですね!・真似したいぐらい素敵。宅配業者さんも嬉しかったと思います!・内面までイケメン。宅配業者の人たちの仕事は、私たちの生活を支えてくれています。日常を支えてくれている人たちの存在を忘れず、ちゃんと感謝の気持ちを伝える窪塚さんの姿勢を、私たちも見習いたいと思わされますね。[文・構成/grape編集部]
2021年07月14日岡田将生が主演、共演に峯田和伸、寺島しのぶらを迎えた、三浦大輔3年ぶりの新作舞台「物語なき、この世界。」が開幕。三浦さんと、岡田さんらキャスト陣からコメントが到着した。誰もが物語の“主人公”であり“脇役”で、人生に物語を求めがちな現代。なにか起きそうで、起こらなそうな危うい街、新宿・歌舞伎町で、「ドラマ」の主人公に憧れる売れない俳優と、人生に「ドラマ」を求める売れないミュージシャンが10年ぶりに邂逅する。映画監督としてのキャリアを積み上げた三浦さん作・演出の本作は、観客を演劇と映画の狭間にいざなう。売れない俳優で、同棲している彼女の稼ぎでヒモ生活をおくる菅原裕一役には、岡田将生。売れないミュージシャンで菅原の田舎の高校の同級生、今井伸二役にはロックバンド「銀杏BOYZ」の峯田和伸。売れない俳優と売れないミュージシャンという現実とは真逆の役柄を、初共演の2人が演じる。そして、今井のバイト先の後輩でフリーターの田村修役には柄本時生。菅原の彼女でOLの鈴木里美役に内田理央。事件のキーパーソンとなる橋本浩二役に星田英利、本作品の鍵を握る歌舞伎町のスナックのママ・橋本智子役に寺島しのぶ。さらに、宮崎吐夢、米村亮太朗と個性豊かな俳優陣が脇を固めた。三浦大輔コメント稽古中はマスク着用で何とかやってきました。難しいテーマでしたので、舞台として成立するのか手探りでしたが、良いものをお届けしたいと皆で一緒に意見交換しながら協力しあってこの世界感を作り上げました。(キャスト・スタッフの皆さんには)感謝しています。いよいよお客様にお見せ出来るので、反応が楽しみです。岡田将生コメント感染対策を徹底的に行いながら稽古をやってきました。この作品は疲れれば疲れるほど良くなってプラスになっていき疲労感イコール気持ちよくなってきて、とても充実した稽古ができました。やっとお客様の前で最高の芝居を届けられるのが嬉しいです。一つ一つのシーンを大切に演じていきます。峯田和伸コメント稽古場ではマスク着用でしたので目だけの情報だけで稽古をしていましたが、劇場に入ってマスクを外してお芝居ができるのでやっと一緒にお芝居ができているな、と実感がつかめた感じがしました。本場が楽しみです。舞台は同じ設定で同じセリフを話しますがそこに楽しみを見出したいと思っています。これが最期になってもよいという覚悟で、自分がやらなくてはいけない事をやるだけです。頑張ります。寺島しのぶコメント三浦さんの舞台は「禁断の裸体」以来で、その時も子供が生まれて2年経った時で煙草の火がつけられない程緊張したのを覚えています。今回も2年振りに舞台へ引き戻してもらい縁を感じています。三浦さんのグサッと刺さるセリフを理屈っぽくなくいかにサラッとメッセンジャーとして伝えるためにどう身体に入れるのか戦っています。COCOON PRODUCTION 2021「物語なき、この世界。」は【東京公演】~8月3日(火)Bunkamuraシアターコクーンにて公演中、【京都公演】8月7日(土)~8月11日(水)京都劇場にて公演。(text:cinemacafe.net)
2021年07月12日『るろうに剣心 最終章 The Beginning』のIMAX 舞台挨拶が20日に都内で行われ、佐藤健、江口洋介、大友啓史監督が登場した。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。大友監督の舞台挨拶と聞かされていた観客だが、実は佐藤と江口も一緒に観ていたことが発覚。客席から登場した3人に、大きな拍手が贈られた。佐藤は「僕、まだ『The Beginning』をIMAXで見れてなかったんです。公開してからIMAXで観たいなと思ってて、そしたらたまたまスケジュールが江口さんと合って、今日監督が舞台挨拶。せっかくだから」と明かし、「先ほどですね。新宿を軽くデートさせていただきました」とニヤリ。江口も「そこで待ち合わせをして、歌舞伎町をさーっと歩き『そろそろ大友さんの挨拶始まるかな』なんて言って入ってきて、映画を観た」と振り返る。「監督の挨拶から聞いてました」という佐藤に、大友監督が「ドキドキしてたんだよ、ばれないか」と話すと、佐藤は「意外と全然ばれない。堂々と歌舞伎町の真ん中を歩いてきたんですけど、全然ばれなかったです」と明かした。1作目から出演する2人の関係について、江口は「剣心として、斎藤(一)として、現場でもほとんどしゃべらずに緊張感をキープしながら、こういう時期で打ち上げも出来ず、誰ともメールも交換もせず」だったというが、「健がYouTubeで企画をやらないかということで、ぜひ区切りになると思ったので、ここまで来ました。一緒に観るって経験がなかったんですけど、映画ってすごいなと改めて思いました」と語る。「こんな時代がそろそろ本当に明けようとしています。皆、新時代を生きていく世の中が始まると思いますけど、健もさっきも涙なんか拭いてるから、俺もぐっときて。言葉にせずにやってきて10年なので、ぜひともこの気持ちを次につなげて良い時代にしましょう」と瞳を潤ませた。佐藤は「江口さんから『舞台挨拶とかサプライズとかもっとやって盛り上げて行こうよ』と声をかけていただいて、ワンチャン『僕YouTubeやってるんですけど、どうですか』と聞いたら、即答で『ぜひ、そういうのやってこうよ』と言ってくださった」と説明。「やっぱり1作目からずっと同じメンバーでこの期間できるって、役者として相当幸せなことですし、特別なことなんだなあということを改めて感じさせていただきました」と感謝した。IMAXについては、佐藤が「もはや、セリフとか足してません!? 最後現場で『巴』と言った気がして、試写で観たときは無言だったので、そういう編集してくださったんだなと思ってたけど、今日、言ってませんでした!?」とつっこむと、大友監督は「低音が持ち上がるんですよ。音のレンジが広いから、北村(一輝)さんと戦ってる時の吐息とかも、普通のスクリーンで聞くより立ってる」と解説する。「いつもより呼吸が荒いなあと思ってました」という佐藤に、大友監督は「最後の巴の一言も聞こえづらくしてるんだけど、クリアになってる」と、より深い見方が楽しめる様子。江口も「違うスクリーンでは見てたんですけど、(IMAXでは)また全然違う風に見える。剣心が大根を掘ってるところがぐっとくるんだよね。10年やってきてあんなとこ見たことないというとこも含めて」と語ると、佐藤は「今日はいつもより嬉しそうでしたよね」と笑顔に。江口も「日射しも良かったし」と同意していた。
2021年06月20日和月伸宏氏の人気コミックを実写化した映画『るろうに剣心』シリーズが、ついに最終章を迎える。2012年の『るろうに剣心』に続き、『るろうに剣心 京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作で、幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた緋村剣心(佐藤健)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描いている。コロナ禍での延期を経て公開を迎えた『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』は、原作では最後のエピソードとなる「人誅編」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶編」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。今回は、2012年の『るろうに剣心』から全作に出演している、斎藤一役の江口洋介にインタビュー。「The Final」では明治時代に警察官として活躍する姿、「The Beginning」では新選組時代のギラギラした姿と、別の顔を見せた江口に、この10年の作品への思いや、皆が大好きな「牙突」についての話などを聞いた。○■最初は手探りから始まった——『るろうに剣心』10周年で、江口さんはずっと出演されていますが、そもそも最初に映画の話を聞いたときは、どういう印象だったんですか?実はジェネレーションギャップがあって、『るろうに剣心』の存在は知っていたけど、ファンということではなかったんです。 でも斎藤一がすごく人気があるキャラクターということも聞いて、ヒールのようでもあり、同志のようにもみえる役どころということで面白そうだなと思ったことを覚えています。最初はどこまで原作のイメージに寄せていくかも手探りだったから、最初実は斎藤の“乱れ髪”もないんです。斎藤一の技である“牙突"も「ワイヤーで飛んでるけど、大丈夫なのかな……」とか、色々考えながら1作目を撮っていました。ただ、アクション時代劇ということでスタッフもがっちりとついてずっとトレーニングしていたので、「これは面白いものになるな」という予感はありました。斎藤を作っていく過程として、1作目ではビジュアル的にもリアルな人間を描こうとしすぎたところもあったので乱れ髪もなかったんですが、実際に上映された『るろうに剣心』の反響を受けて、改めてこれだけの人に求められている作品なんだと実感して、その後は前髪も3本ぐらい出しとこうか……と出してみたりして。なかなか上手くいかないんですよ、あれが!(笑) 4作目にあたる「The Final」で、初めて原作と同じ4本になりました(笑)。10年の中でけっこう苦労して斎藤一を作り上げたから、「The Final」ではもう何も考えずに斎藤として撮影に入れましたし、さらに「The Beginning」では全部取っ払って、斎藤の血生臭さを演じたので、面白かったですね。スタートに戻った時に、今までのスタイルを全部外して飢えた狼のような斎藤のイメージがどんどん出てきました。——そうやって試行錯誤の中で、10年の付き合いになったというのもすごいことですね。最初は予想していなかったですし、漫画原作でこれだけ認められて、映画としてヒットし続けるのもすごい。僕もあまり漫画原作の映画にはなじみがないと思っていたんですが、そういえば自分が『湘南爆走族』(87年)でデビューしていることにも気付かされて(笑)。自分の中にあった概念を捨てることで、本当にキャラクターが乗り移ったかのように芝居が決まってくる。10年の歳月がそうさせてくれました。○■今はもう「じゃあ、牙突いきますか」——『るろ剣』シリーズといえばアクションシーンも魅力ですが、特に気をつけられたことなどありますか?今まで映画で色んなことをやってきましたけど、全然違うベクトルの殺陣だなと思います。刀も安全な模擬刀で、相手に当てていける。日本の時代劇は間合いで見せる武道のようなもので、「腰を入れて落とし込んで止める」といった、当てないで斬っていくやり方を習っていたのですが、『るろ剣』のアクションでは「もう1つ速く入ってください」という要望で、止めている間にこっちが斬られてしまう(笑)。近未来映画のような時代劇になるだろうと思いました。——原作ファンにとって「牙突」は真似したくなるくらいの憧れの技で、その技を10年間放ってきたことに対して、思い出などはありますか?そのことをもっと知っていたら、たぶんプレッシャーを感じてしまっていたと思うんですが、撮影ではリアルにスタイルを教えてもらったから「一発で仕留めるタイプなんだな」と、狩猟のようなイメージで作ったのを覚えています。この10年で色々なことを経験して自分たちのものになってきて、今ではもう何かあると「じゃあ、牙突いきますか」と、披露するシーンも増えましたね(笑)。——「牙突」がかっこよく見えるコツなどはあるのでしょうか?カメラマンとのアングルの中で相談しているので、何かコツがあるというよりも、毎回が違う撮影になっているという印象です。衣装も含めて、だんだんビルドアップして、よりスタイリッシュになっていく部分もあったと思うし、最初は手探りだった所から、美術、ヘアー、衣装と総合的にどんどんパワーアップしていきました。俳優としてはそんなに変えずにやってるんですけど、周囲が変化している感覚です。映像の技術もこの10年で変わっていますし、『るろ剣』は現代の建築物がなくて抜けのいい場所でカメラも360度振れる。相当大暴れできる場所にロケがセッティングされていて、そういう現場はなかなかないし、用意されていると絶対に全力でやるしかないんです。——江口さんがそこまでおっしゃるくらい『るろ剣』の現場はすごいんですね。今の日本の映画製作の現状を考えても、次元が違うレベルだと思います。それはファンの人が世界中にいて作品を楽しみにしているという熱量があるからこそ。ちょっと、モンスター的な映画ですよ。さらに、作品を撮り始めたのはちょうど震災があった2011年で、全員が「これからどういう風に生きていったらいいんだろう」と考えさせられたと思うんです。多分、大友(啓史)監督も考えただろうし、自分たちも俳優として何が出来るのかとか考えていた中でのスタートだったから、「もっとやりたい」と貪欲になっていました。今回もコロナ禍ではあるけれど、観た後に本当にすっきりする映画だから、『るろうに剣心』を観てマイナスな部分をプラスに変えて、前向きに強くなっていただきたいです。○■一切殺陣もついていない状態で対峙——10年の間に共演者の方の成長を感じる部分もありましたか? 例えば剣心役の佐藤さんとか。それはもちろん。健くんも最初は「若いなあ!」と思ったし、どういう作品になっていくんだろうと見ていました。剣心は不殺、斎藤は悪・即・斬なので、現場でも良い緊張感でしたね。——最後が「The Beginning」だと、剣心と斎藤一の緊張感が1番強い状態にもなるわけで、結実したという感じですね。本当に、「The Beginning」で新選組が剣心と対峙するシーンが全てで、斎藤の1番のハイライトだと思って演じていました。この男(剣心)に会わなかったら、最後まで来ていないわけですから、どんな心境だったのかな、と。あそこだけは一切殺陣もついていなくて、「斬るなら来い、こっちも行くぞ」という勢いでいました。だから、すごくスリリングでしたね。普通はどっちかが手を打って始まっていくんだけど、決まってないから、本当に間合いをとって、監督もギリギリまで一手合わせるか迷っていたんじゃないかな。結局「あそこで手を合わせなかったからこそ、剣心にこだわったんじゃないか」という大友さんの視点があったのだと思います。俺は、そのシーンが1番好きですね。■江口洋介1968年1月1日生まれ、東京都出身。『アナザヘヴン』(00年)、『闇の子供たち』『GOEMON』(08年)、『天空の蜂』(15年)などで主演を務め、『はやぶさ 遥かなる帰還』(12)、『るろうに剣心』シリーズ(12年/14年)、『脳男』(13年)、NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』(14年)、『人生の約束』(16年)、『孤狼の血』(18年)、『コンフィデンスマンJP』(19年/20年)、『一度も撃ってません』(20年)などに出演。
2021年06月11日1998年に放送され、人気を博したテレビドラマ『GTO』(フジテレビ系)。俳優の反町隆史さんが主演を務めたほか、当時はまだブレイク前だった窪塚洋介さん、小栗旬さん、池内博之さんや山崎裕太さんたちが生徒役で出演するなど、豪華なキャストが集結していました。あれから約20年…『GTO』に出演していた生徒役たちが、久々に集結!大人になった現在の姿に、当時リアルタイムでドラマを見ていたファンから「懐かしい」と歓喜の声が上がっています。窪塚洋介『GTO』共演者との集合写真を公開約20年ぶりに集結した『GTO』生徒役の写真を公開したのは、劇中で菊池善人役を演じていた、俳優の窪塚洋介さん。写真には、窪塚さんをはじめ、村井国雄役の池内博之さん、渡辺マサル役の山崎裕太さん、そして水樹ナナコ役の希良梨さんの4名が写っています。ドラマ放送時の若々しい出演者たちの写真も一緒に公開されており、見比べると、約20年という時間の経過をより一層感じられることでしょう。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る YOSUKE KUBOZUKA(@yosuke_kubozuka)がシェアした投稿 1998年に放送された『GTO』の主題歌で、反町さんが歌う『POISON 〜言いたい事も言えないこんな世の中は〜』にかけ「いいたいこともいえないこんな世の中ですが、同窓会」と、つづった窪塚さん。時が経っても変わらない絆に、感慨深げな声も寄せられています。・小栗くんが幼い!・当時毎週欠かさず、見ていました。『GTO』といえば、やはり反町さんの主演版でしょう!・世代すぎて、懐かしさで泣きそうになる~。20年も経てば、多少なりとも人は変わるもの。しかし、こうして今も『GTO』の出演者同士で集まる姿を見ていると、大切なものほど変わらないのだと思わされますね![文・構成/grape編集部]
2021年05月26日2021年5月20日、漫画『ベルセルク』などで知られる、漫画家の三浦建太郎さんが亡くなったことが分かりました。54歳でした。株式会社白泉社によると、死因は急性大動脈解離とのこと。同月6日に亡くなったそうです。『ベルセルク』を掲載してきた白泉社は、三浦さんの訃報についてウェブサイトでこのようにコメントをつづっています。漫画家の三浦建太郎先生が、2021年5月6日14時48分、急性大動脈解離のため、ご逝去されました。享年54歳でした。三浦先生の画業に最大の敬意と感謝を表しますとともに、心よりご冥福をお祈りいたします。なお告別式はご家族にて執り行われました。三浦先生には、永年にわたり白泉社で『ベルセルク』をはじめとする人気作品の数々をご執筆いただきました。現在もヤングアニマルにて同作を、一昨年からはヤングアニマルZEROで『ドゥルアンキ』を連載中でした。読者の皆様には、三浦先生の作品をご愛読いただきましたことを深謝いたしますとともに、謹んでご逝去のご報告をお知らせ申し上げます。白泉社ーより引用また、同作品が掲載されていた『ヤングアニマル』の編集部も、コメントを掲載しました。三浦建太郎先生の突然の訃報に接し、ヤングアニマル編集部は深い悲しみに包まれています。この受けいれがたい事実をどのように捉えたらいいのか。正直、言葉が見つかりません。思い出されるのは、編集部の人間に会うと、いつも朗らかにご自分の好きな漫画やアニメ、映画の話などを楽しく語っていた時の笑顔ばかりです。我々は三浦先生の怒った顔を見たことがありません。いつも楽しそうな少年のような方でした。どうかファンの皆様、関係者の皆様、三浦先生の楽しそうな笑顔を想像していただき、ヤングアニマル編集部と共に静かにご冥福を祈っていただければと存じます。何卒よろしくお願い申し上げます。白泉社ーより引用【三浦建太郎先生 ご逝去の報】『ベルセルク』の作者である三浦建太郎先生が、2021年5月6日、急性大動脈解離のため、ご逝去されました。三浦先生の画業に最大の敬意と感謝を表しますとともに、心よりご冥福をお祈りいたします。2021年5月20日 株式会社白泉社 ヤングアニマル編集部 pic.twitter.com/baBBo4J2kL — ベルセルク公式ツイッター (@berserk_project) May 20, 2021 三浦さんの訃報に多くの人が驚き、「あまりにも早すぎる」「素晴らしい作品を描く漫画家だった」といった声が上がっています。1989年に連載開始した『ベルセルク』は、最新刊である40巻が2018年に発売。アニメも放送され、大人気作品となりました。連載途中で三浦さんが亡くなったため、ネットからは「未完結作品になるのではないか」と惜しむ声が上がっています。三浦さんの作品は、今後も多くの人に感動を与えることでしょう。ご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2021年05月20日窪塚洋介が家族とGAP SPRING’21キャンペーンビジュアルに登場。リンクコーディネートを取り入れたビジュアルが公開された。フォトグラファーのレスリー・キーが撮影した今回のビジュアル。モデルには俳優・アーティストの窪塚洋介さん、長男で俳優・モデルの窪塚愛流をはじめ、妻と長女も登場。出演にあたり窪塚洋介さんは「家族でモデルの仕事をしたことがなかったので、普段から着るブランドだしいい機会だと思いました。カメラマンがレスリーだったので、昔から家族写真を撮りたいと言ってくれていたこともあり絶好の機会だなと思いました」とコメントしている。また、窪塚一家のほかにも、タレント・コメディアンの出川哲朗、女優・歌手のすみれ、YouTuber・モデル・タレントのよしミチのビジュアルも登場。それぞれの個性やオプティミスティックなスタイルを表現している。なお、本キャンペーンビジュアルは全国のGapストア、Gap公式オンラインストアやソーシャルアカウント、デジタルメディアで随時公開していく。(cinemacafe.net)
2021年03月16日広瀬すずと櫻井翔が共演し、それぞれ天才すぎる助手とポンコツ探偵を演じる日本テレビ4月期日曜ドラマ「ネメシス」に、江口洋介の出演が決定。探偵事務所ネメシスのCEOを演じる。本作は、広瀬さん演じる助手・美神アンナと、櫻井翔演じるポンコツ探偵・風真尚希の凸凹バディが、探偵事務所ネメシスに舞い込む難事件を次々と解決していくミステリー。「屍人荘の殺人」今村昌弘や「今からあなたを脅迫します」藤石波矢ら、気鋭の推理小説家たちがトリックを監修し、万華鏡のように毎回姿を変える上質な謎解きミステリーを創り上げる。「ネメシス」とは、正義の鉄槌で悪を砕くギリシャ女神。そんな名前が付けられた謎多き探偵事務所が、次から次に舞い込む難事件を解決。だが、この事務所の真の目的は、突如失踪したアンナの父親を捜すこと。いくつもの事件を解決していく内に、父親失踪の謎を解く鍵が“20年前に闇に葬られた事件”にあることが判明。毎話、謎の断片が少しずつ明らかになっていき、ラストに向けて最後の謎につながっていくというストーリー。江口さんが演じる栗田一秋は、アンナの父・美神始の親友で、アンナ、風真と共に事件解決をする一方で、実は“20年前の事件”を知っている…という重要人物。横浜で探偵を続けて30年。型にはまらず、いくつになっても服や車も自分の好きなものを選ぶような、自由な生き方を貫く大人の男性。昨今、シリアスでハードな役柄も多かった名優・江口さんが、本作ではパブリックイメージを大きく覆すキャラクターで大活躍するそう。この頼りになる大黒柱・栗田のもと、風真とアンナがタッグを組んで、難事件を次々と解決していく。江口さんは「王道の探偵モノのようでありながら、いろんな要素がたくさん詰まっていて、面白い脚本」と語り、「探偵事務所のメンバーが、ファミリーのようであり、その関係性も楽しんで頂ければ」とアピール。そして、「入江監督の演出、映画のスタッフが作る細かくて奥行きのあるセットなど、やりがいを感じながら、日々撮影を楽しんでいます。沢山の伏線が最終回に向けてどう絡みあっていくのか、ご期待ください。タイトルに含まれた秘密、言いたいけど言えない!」と気になるコメント。また、入江悠総監督はそんな江口さんについて、「今回は一味違うファンキーでぶっとんだところのある栗田一秋という人物を演じていただいています。『ここまでやっちゃいましょう』『これも足していただいて良いですか?』『ちょっと思いついたのでこれも!』と撮影現場でセッションしながら、いろんなことを演出的にお願いしています」と委ねている様子で、「自由できままな風来坊的な人、でも大事なとこはビシッとしめる、そんな子どもも大人も憧れる新たな人物像」に期待を込めている。日曜ドラマ「ネメシス」は4月期、毎週日曜22時30分~日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2021年03月04日映画『ファーストラヴ』(2月11日公開)の完成報告イベントが12日に都内で行われ、北川景子、中村倫也、芳根京子、窪塚洋介、堤幸彦監督が登場した。同作は第159回直木賞を受賞した、島本理生による同名小説の実写化作品。「動機はそちらで見つけてください」 アナウンサー志望の美人女子大生が父親を刺殺するという衝撃的な導入で始まり、事件のドキュメンタリー本の執筆を依頼された公認心理師の真壁由紀(北川)が、うら若き容疑者・聖山環菜(芳根京子)と面談を重ね、二転三転する供述に翻弄されながらも彼女の心理へ迫っていくが、やがて由紀自身の過去の記憶にも結び付く、意外な真相が浮かび上がる。窪塚は「12年ぶりの堤監督との再会で、お会いした時に『もう何もしないでくれ』と言われ、『最後の仕事なんじゃないかな』って。何も求められてないんだ、と思った」と苦笑する。監督から「一周回って何も必要がない役なんだ」という説明を受け、窪塚は「その時に言ったのは『寺に行ってきます』ということでした。これが何もしないということができたかどうかを、スクリーンを通して見ていただけたらと思います」とメッセージを送った。そんな窪塚に対し、同い年の北川と中村は「窪塚さんがカリスマという話をずっと2人でしてて」(北川)、「緊張するねって」(中村)と、敬意を抱いていたという。兄弟役となった中村は「最初にオファーをいただいたときに、お兄んの役が窪塚さんだと聞いて、断ろうかなと思ったくらい。恐れ多いというか、一ファンというふわふわした感じを出さないように、重力を人の倍くらいにしている感じで生きてるんですよ」と中村節。「あんまり僕、左見れないでしょ、今日。緊張しちゃうんですよ。とても光栄でした。がっつりいっしょにやりたいなという思いと、でもがっつり一緒になったらきっとヘラヘラしちゃうなっていう思いと」と心境を吐露した。窪塚は中村について「初日のシーンから、正直、驚愕したというか。『こんなにできんの?』というと偉そうなんですけど、『全部わかってやってんだ』と。当たり前なのかもしれないけど、眉毛のピクッとか、まばたきをどこでやってるのかも覚えてるんだろうなというくらい、すべての芝居が自分のコントロールの中にあって、驚愕したんです。同じシーンの度に驚かされた」と絶賛。「北川さんにしても中村くんにしても、ケツを叩かれるような。『役者って面白いけど怖いな、なんか負けたくねえな』と思ってしまって。だけど、堤さんからは『何もするな』というお題も出ているから、堤さんと2人に、委ねるしかないと思ってやりました」と振り返った。さらに窪塚は「めちゃくちゃ頭いいし、今日一緒に取材を受けて、言葉の選び方だったりセンスも良くて、顔も良くて、面白くて、そりゃ惚れるわ、女は! と思いました」と中村をベタ褒め。中村は「今、酔っぱらっちゃいました。ソワソワしますね。嬉し恥ずかしOh My Heartですよ。今ちょっと浮いてます。死ぬのかな? 俺」と最大級の喜びを表し、窪塚は「本音なんで!」と念を押していた。
2021年01月12日7月18日に亡くなった俳優・三浦春馬さんの所属事務所・アミューズは21日、公式サイトを通じ、9月4日に発表していた「三浦春馬基金(仮称)」の詳細について報告した。同社は、「2020年9月4日にお知らせさせていただいておりました『三浦春馬基金(仮称)』に関しまして、現状のご報告をさせていただきます」の書き出しから、「三浦春馬が2007年に初めて参加したAct Against AIDS『THE VARIETY』。この活動を通じて、彼はその支援先であるラオ・フレンズ小児病院に何度も足を運び、現地で活動するスタッフの方々と共に、『ラオスの子供たちの未来を守りたい』という強い気持ちを持って、チャリティ活動に取り組んでおりました」と背景を説明。「その想いを未来へ繋げていくべく、三浦春馬に関する弊社の全ての利益は、『三浦春馬支援』と称し、ラオ・フレンズ小児病院を始めとする、あらゆる困難に立ち向かう人々への寄付・支援に充てさせていただきます」とし、「まずは、フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPAN様を通じ、ラオ・フレンズ小児病院内にて使用される注射器や、感染症予防の為のスタッフ用グローブなどの購入、小児病院の運営維持に充てられます」と最初の支援先を明かした。今後については、「現在の新型コロナウイルス感染拡大の状況に鑑み、その時々に必要な国内外における支援を関係各所とご相談の上で、決定して参ります」。内容は決まり次第、報告していくという。
2020年12月21日横浜FCの三浦知良選手とモデルの三浦りさ子の長男で俳優の三浦りょう太(「りょう」はけものへんに寮のうかんむりなし)が、21日より放送される日本航空(JAL)と日本コカ・コーラが共同制作した新CM「JAL×コカ・コーラ2020『Airport』篇」で、CM初出演を果たした。旅の出会いをつないできたJALと、青春の日々を応援してきたコカ・コーラがコラボレーションした同CMでは、三浦りょう太と永井彩加が初々しい演技を披露。東京に住む男の子(三浦)と故郷に残る女の子(永井)の遠距離カップルを演じ、ずっと会えなかった恋人同士の再会を表現した。CM撮影が初体験だったという三浦は、飲み物を自然に飲むことも難しかったそうで、「14テイクを出してしまった」と苦笑い。また今回は博多弁にもチャレンジ。博多に住む知り合いに頼んで、毎日レクチャーしてもらったそうで、その努力の甲斐もあって方言指導の方からお墨付きをもらっていた。クリスマス時期に流れるCMに出演するのが夢だったそうで、「小さいころから家族がそろうのがクリスマスから年始にかけてだったので、僕にとってあったかくて好きな期間でした。その期間にテレビに流れているCMが心に残っているので、(CMが決まって)うれしかったです」とその理由を告白。また、CM初出演がJALだったことに対して、「僕が生まれたキッカケというか、両親の出会いがJALだったので、とても縁を感じました」と感慨深そうに語った。5年前まで毎年家族でグアムかハワイに旅行に行っていたという三浦。だが、「父親がトレーニングを始めるので、僕たち子どもはそのトレーニングに毎回つきあってました」と、三浦にとってグアムやハワイは「砂浜で走って、ホテルのジムでトレーニング」というイメージになってしまったそう。自由に海外旅行ができるようになったら「ハワイでバカンスを楽しみたい」と話した。今回のCMは「人との再会・出会い」をテーマにしているが、三浦が今一番会いたい人は、サッカー選手のペレとのこと。「ペレは、世界のキングです」と興奮気味に語った。
2020年12月21日アーティストの三浦大知が18日(21:08~)、KREVA Official YouTubeチャンネルの生配信「KREVA YouTube Live #8」のスペシャルゲストに登場する。2人はこれまでにも5曲のコラボ曲を発表しており、10年以上お互いを刺激しあってきた“盟友”。今回の生配信では、23日にリリースされるニューシングル「Fall in Love Again feat. 三浦大知」について2人で語るほか、ファンからのコメントにも答えていく予定。KREVAは「色々な企画を用意してお待ちしております!」とアピールしている。自身のYouTubeチャンネルで、MUSIC VIDEO公開や無観客での生ライブ配信、ビートメイク、リリック解説、ファンとのコミュニケーションなどを精力的に行ってきたKREVA。現在続々公開中の「Fall in Love Again feat. 三浦大知」のMUSIC VIDEOをゲストに鑑賞してもらう“リアクション動画”企画も各方面で話題に。KREVA自身が監修し撮影・編集まで行い、女優の川口春奈、声優の宮野真守など豪華メンバーが登場している。
2020年12月17日俳優の故・三浦春馬さんが主演を務める、映画『天外者(てんがらもん)』(12月11日公開)の公開記念舞台挨拶が12日に都内で行われ、三浦翔平、森永悠希、森川葵、蓮佛美沙子、筒井真理子、田中光敏監督が登場した。同作は幕末から明治初期を生きた実業家・五代友厚を主人公にしたオリジナル作。武士の魂と商人の才を持ち、薩摩藩士から明治政府役人を経て、今日に続く商都大阪の基礎を作り上げた五代の人生を中心とした歴史青春群像劇となる。坂本龍馬役の三浦翔平は、「春馬とともに、今日は我々皆さんとここにいるので、短い時間ですがよろしくお願いします」と挨拶。「もともと龍馬の役については、春馬とご飯を食べていた時に『今回、天外者という映画で、僕が五代という役をやるんだけど、坂本龍馬を翔平にやってほしいんだ』という話を聞いて」と振り返る。「(出会って)10年以上経ったから、一緒にやりたいねと言ってて、『春馬が言ってくれるんだったら、それはやりますよ。じゃあ正式にオファー待ってます』というところから始まったんです」と明かした。さらに「現場に行けない時、なかなか会えない時に、春馬が『読み合わせしよう』と言ってくれて。サーフィンに行く車の中とか、電話とか、会えない時間があったら作って読み合わせをして、2人でやっておいて現場に入ったという感じですね」とエピソードを披露。「僕の龍馬は春馬がいたからできた龍馬なので、本当に感謝してます」と語った。田中監督も「リハーサルに翔平くんがいない時なんかは、不安になるじゃないですか。そういう時に春馬くんが『監督、大丈夫、安心して。翔平にちゃんとこの雰囲気を伝えて読み合わせしとくから』と言ってくれて」と感謝。「次来た時は完璧に役になって、翔平くんが作ってきてるので、いいコミュニケーションをとって、座長として素晴らしい役目を果たしてくれた。主演・三浦春馬という感じですね」と絶賛する。また高校の同級生であり、夫婦役となった蓮佛も「私も正式にオファーをいただく前、ご飯に行った時におもむろに企画書を取り出して『今度こういうのやるんだけど、やらない?』と言うから、『いつからプロデューサーになったの?』みたいな」と笑顔を見せ、田中監督は「ずっと前から」と一言。田中監督は「本当に配慮の男なんですよ。彼は影でちゃんと支えてくれていた。こういう話を聞くのはこのキャンペーンになってからなんです」としみじみしていた。改めて三浦翔平は「彼はね、もう本当に自分のことよりも、共演者だったりスタッフさんだったり、そういう方たちを自分以上に見て、自分以上に大切にしてる人だったので。常に誰かのことを気にかけて、常に周りのことを見て、誰かが元気なさそうにしたら駆け寄って『どうしたの?』と声をかけるような男。座長としてもだけど、人として本当に素晴らしい男です」と語る。さらに「完成作を見た三浦春馬さんがどんな感想を持つか?」という質問には、「何て言うんだろうな。多分そこにいると思うんですけど、照れてんじゃないですか」とにやり。「幕が開いてみなさんにお届けできたことを誰よりも感謝してると思うし、誰よりも悔やんでるかもしれないし。でもたぶん爽やかな笑顔で『ありがとう』と言ってるんじゃないですか」と予想した。フォトセッション時には、三浦翔平が周りに話しかけて、主演である三浦春馬さんの場所を空けての撮影も。最後にはMCから登壇者の名前が読み上げられた後に、「主演・三浦春馬さんでした!」という紹介がなされた。
2020年12月12日現代日本の基礎を築いた男、五代友厚。そのエネルギー溢れる生き様と功績をなぞり、一時代の若き灯火を見届けて。映画『天外者(てんがらもん)』に出演する三浦翔平さんにお話を伺いました。幕末から明治にかけて、日本の未来のために生き抜いた実業家・五代友厚と仲間を描いた『天外者』。五代を演じた三浦春馬さんと坂本龍馬を演じた三浦さんのお二人も、役同様10年来の「盟友」です。――作品に参加することになった経緯は?春馬から「龍馬を、気心の知れた翔平にやってほしいんだ」と言われて「一緒にやりたいね」と二つ返事で答えました。共演した『ごくせん』以来、お互いが積み重ねてきた10年分の力をこの作品で出そうよって。――演じた坂本龍馬はあまりにも有名です。『龍馬伝』の福山雅治さんだったり、いろんな先輩が演じてきている偉人なので、歴史を勉強しながら、何が正解なのかわからなくなってしまったんですよね。どうやっても誰かの龍馬になってしまいそうで…。――吹っ切れたきっかけは?撮影前に、龍馬のお墓が隣接する「霊山歴史館」や暗殺されたと伝わる場所などを巡る時間が持てたんです。お墓の前でしばらく物思いにふけっていると「役を作り込みすぎて、それに引っ張られるのも違うな」と感じたんですよね。そこには龍馬の魂のような、目には見えないけれども、時代を超えて感じさせる何かがありました。なので、あえてフランクに現場に入り、いざ、撮影が始まってからは、春馬が演じる五代才助(のちの友厚)との関係性の中で、僕なりの龍馬を作り上げていきました。――ものすごいパワーを感じました。けっしてパワフルに演じようと思ったわけではないですが、才助、龍馬、(岩崎)弥太郎(西川貴教)、利助(のちの伊藤博文/森永悠希)と、「新しい日本を作るんだ」という同じベクトルに向かう仲間が集まると、とてつもないエネルギーが生まれるんですよね。無謀に思えることにもチャレンジして、「誰に何を言われようと、絶対に俺たちが世の中を変えるんだ」という気持ちは出せたのかなと。4人で鍋を食べるシーンは、好きなシーンのひとつです。通称“鍋リハ”で(笑)、4人一緒にセッションしながら作れて楽しかったですね。――4人でごはんを食べたことは?スケジュールが合わず全員は揃わなかったですが、3人ずつ食べに行ったことは何度かありました。鍋のシーンにある「うまいのう」という方言を使ってみたり、豪快に飲みながら作品について語ったり(笑)。本来なら、この取材に春馬もいて、「今日は何食う?」なんて話してたんだろうな。ただ春馬は、全身全霊をかけて挑んだ五代という役とともにスクリーンの中で生きているんでね。五代、そして、春馬が遺してくれた想いを受け取ってほしいです。――「男女関係ない自由な国」を目指し、勉強したがる遊女のはる(森川葵)に本を贈ったり、女性に寄り添う五代も素敵です。何十年先、何百年先を見ていた人間だからこそ出てくる強い言葉ですよね。はるからは、身分格差の激しかった時代に女性が学ぶことへの自由を想う強い意志が感じられます。その頃と比べれば今は、だいぶ違いますけど、もっと日本が変わってもいいと思うんです。僕個人としては、もっと男が子育てをしやすい社会になればいいのになって。子供と一緒にいる時間って、楽しくて仕方ないですよ!命懸けで世を変えるエネルギーを体感。激動の時代に、新しい日本を作ろうと、己の命をまっとうした五代らの熱量と高い志が胸を打つ。「彼らが作ってくれた未来、つまり僕らが生きている“今”に感謝して、これからの日本をもっと真剣に考えていきたいです」©2020「五代友厚」製作委員会みうら・しょうへい1988年6月3日生まれ、東京都出身。2008年『ごくせん』第3シリーズで俳優デビュー。今年主演を務めたドラマ『M 愛すべき人がいて』が話題に。ジャケット¥354,000パンツ¥135,000シャツ¥58,500ネクタイ¥30,000(以上ベルルッティ/ベルルッティ・インフォメーション・デスク TEL:0120・203・718)ベルトはスタイリスト私物『天外者』タイトルは「てんがらもん」と読み、鹿児島弁で“すさまじい才能の持ち主”という意味。ずば抜けた頭脳と、夢を実現させる大胆な行動力の持ち主、五代友厚を表す。12/11よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。※『anan』2020年12月9日号より。写真・佐藤航嗣(UM)スタイリスト・根岸 豪ヘア&メイク・清水恵美子(マロンブランド)取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2020年12月05日三浦春馬さんが近代日本の未来を切り開いた“五代友厚”を演じる『天外者』の完成披露試写会がTOHOシネマズ 六本木にて行われ、三浦翔平、西川貴教、森永悠希、森川葵、蓮佛美沙子、筒井真理子、田中光敏監督の7名が登壇した。100年以上前に、いまの日本の基礎を作った偉人たちを演じる上で苦労した点や自分なりにこだわった部分について、坂本龍馬を演じた三浦翔平さんは「いろんな先輩方が演じてきた中で、どうしたら僕の色が出せるのかとすごく考えていたのですが、五代友厚演じる三浦春馬くんがいたからこそ、できた龍馬だと思っています」と話す。三菱財閥の創始者・岩崎弥太郎を演じた西川さんは「これまでの弥太郎は、どちらかというと手段を択ばない非情な部分が描かれてたところが多かったと思うが、でも一代でこれだけのものを作り上げた人なので人間的な魅力があった方、愛嬌というそういった部分を表現しようと思いました」とコメント。「あと、少し体重を増やして臨みました。ちょっと、ぽっちゃりめでした(笑)」と、お茶目に話すと会場の笑いを誘った。筒井真理子、三浦春馬の母役はレディー・ガガの母を参考に!?また、日本の未来を切り開いた凄まじい才能をもった“天外者(てんがらもん)”にして、魅力的な女性たちを惹きつけた“人間=五代友厚”について聞かれた森川さんは、「自分のためではなく、人や国のために尽くす部分がすごく素敵だな思いました。男性として人間としても魅力的です」と大絶賛。筒井さんはそんな五代友厚の母を演じるにあたり「天才の母として、いろんなリサーチをしました。エジソンの母やレディー・ガガの母など。春馬くんの母役を何度かやらせてもらっているが、本番中の物凄い集中力の彼を見ているだけで、本当に天才を見ているようで、そのまま“やす”にさせてもらって、ただ見守るだけで母になれていたんじゃないかなと思います」と三浦春馬さんとのエピソードを話した。「三浦さんとは高校の同級生で、10年前も学園物で一緒だったんです」と明かした蓮佛さんは、「正式に事務所オファーが来る前に、『れんちゃん、この役やってくれない?』って言われたのがこの夫婦役で、本当にうれしかったです」と述懐。森川さんは撮影中のエピソードについて聞かれると、「ほとんど三浦さんとの二人芝居でしたが、かならず演技のあとに一言かけてくれるのが嬉しくて。これからは、人に対して、春馬さんを見習って思ったことを声にしていこうと思いました」と力強く話した。「三浦春馬はここで、本当に素晴らしく最高の演技をしている」と監督そして、三浦春馬さんを“武士の魂と商人の才を持つ男“五代友厚にキャスティングしたことについて、監督は「彼は最近、大人の魅力があって芯がしっかりある。彼にやってもらいたい。彼に対して、あんなに綺麗な大人になれるのか!と思いましたね」とふり返りながら絶賛を惜しまない。最後に、“いま見るべき映画”と謳う本作について三浦翔平さんは、「それぞれいろんな思いを抱えて、この場に立っております。こういう場でお披露目ができていることは本当に嬉しいです」と打ち明ける。「このあと上映を見終わったあとに、いろんな感情がわくと思いますが、どうか彼の熱量と必死に生きた五代友厚の熱量をしっかりと目に焼き付けてほしいです」と熱のこもった声でアピール。監督も「まさしく主演の三浦春馬はここで、本当に素晴らしく最高の演技をしています。そしてここにいる役者の方々、しっかりと主演を支えたその素晴らしい演技も、しっかり見届けてください」と続け、完成披露イベントは幕を下ろした。『天外者』は12月11日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:天外者 2020年12月11日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開Ⓒ2020 「五代友厚」製作委員会
2020年12月01日俳優の故・三浦春馬さんが主演を務める、映画『天外者(てんがらもん)』(12月11日公開)の完成披露試写会が30日に都内で行われ、三浦翔平、西川貴教、森永悠希、森川葵、蓮佛美沙子、田中光敏監督が登場した。同作は幕末から明治初期を生きた実業家・五代友厚を主人公にしたオリジナル作。武士の魂と商人の才を持ち、薩摩藩士から明治政府役人を経て、今日に続く商都大阪の基礎を作り上げた五代の人生を中心とした歴史青春群像劇となる。坂本龍馬を演じた三浦翔平は、「いろんな先輩方が演じてきた中で、どうしたら僕の色が出せるかなと考えてたんですけど、三浦春馬くんがいたからこそできた龍馬だと思っています」と感謝。岩崎弥太郎役の西川も「春馬もそうですし、現場の空気が本当によかったんですよね。息の合った空気の中で、集中させていただいて、短い撮影期間ではあったんですけど、それぞれの役に集中できるように、中心で春馬が頑張ってくれてる姿がみんなの励みになっていたと思います」と振り返った。田中監督は三浦春馬さんについて「大人の男性の魅力があって、それでいて美しくて、芯がしっかりある。そういう役者。彼に五代友厚をぜひともやってもらいたいという思いはありました。第一印象で『こんなに綺麗な大人になれるものなのか』というくらいに思って、彼にオファーしてよかったと思った作品でもあります」と語る。三浦翔平は、集まった観客に「僕ら全員、色んな思いを抱えてこの場に立っています。やっとお披露目ができることが本当に嬉しいです。きっと色んな感情を受け取ると思いますけど、どうか彼の熱量と、必死に生きた五代友厚という役柄の熱量をしっかりと目に焼き付けて帰って欲しいと思います」とメッセージ。田中監督も「主演の三浦春馬はここで本当に素晴らしく最高の芝居をしています。ここにいる役者の方々もしっかりと主演を支え、『天外者』という物語を演じきっている。その素晴らしい演技も、しっかり見届けてください」と語りかけた。
2020年11月30日