杉咲花が記憶障害の脳外科医を演じる「アンメットある脳外科医の日記」の2話が4月22日に放送。三瓶がミヤビに自分たちの過去の関係を告白し、「三瓶先生の愛」の声が上がっている。モーニングで連載中の同名漫画を原作とした本作は、記憶障害を持つ脳外科医の物語。丘陵セントラル病院で脳外科医として働く川内ミヤビを杉咲花、同僚の三瓶友治を若葉竜也、救急部長の星前宏太を千葉雄大、看護師長の津幡玲子を吉瀬美智子、関東医科大学病院・脳外科医の綾野楓を岡山天音、楓の婚約者でグループ会長の孫・西島麻衣を生田絵梨花、ミヤビの主治医で関東医科大学病院の脳外科教授・大迫紘一を井浦新が演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。三瓶(若葉竜也)の助手として、記憶障害のミヤビ(杉咲花)が手術に参加したことは大きな波紋を呼び、ミヤビの主治医・大迫(井浦新)は厳しい態度を見せる。看護師長の津幡(吉瀬美智子)もそれに同調。ミヤビは、まずは焦らず後遺症のある自分にしかできないことを探そうと考える。そんななか、サッカー強豪校でエースとして活躍する高校生の鎌田亮介(島村龍乃介)が試合中に倒れ、救急に運ばれてくる。検査の結果、右脳を損傷している亮介には身体の左側の感覚を全て失う“左半側無視”という後遺症が残っていると判明。左が見えないだけでなく、左側の情報を全て無視してしまう重い症状でまっすぐ歩くこともままならない亮介だが、仲間との全国大会出場を目指し懸命にリハビリに励む。しかし、亮介はつらい現実に直面する。一方、記憶障害の自分に主治医が務まるのか不安を覚えるミヤビに、三瓶は「僕がそばにいますから」と背中を押す。あくまで医者としてサポートするという三瓶のその言葉に、なぜか胸がザワつくミヤビ。同僚たちからも、三瓶のことが気になっているのではないかと言われており――というのが2話の展開。日常生活に支障のない程度まで、リハビリで回復した亮介だが、サッカーのプレーにおいては先が見えない現実が待っていた。チームメイトに心無い言葉を吐き、病院を抜け出した亮介だが、ミヤビの病気を知り「記憶障害の脳外科医なんてあり得ないよね。それでもね、私は医者でいたいと思ってる。だってさ、障害があるからって、自分の人生諦めるのは悔しいからさ。亮介くんも自分の可能性は自分で決めたいよね」「サッカーを好きでいることまで諦める必要はないと思うよ」という言葉に、心を動かされる。そして、自分を信じて駆けつけてくれたチームメイトの姿をみた亮介は、敵と味方のプレーを分析して対策ノートを作り、仲間に渡すのだった。そして決勝。亮介のノートのアドバイス通り、相手キーパーの弱点を攻めたチームは見事優勝。チームメイトたちは、亮介のユニフォームとノートを嬉しそうにテレビカメラの前に掲げ、亮介に勝利の報告をするのだった。そんなチームメイトたちの姿に、SNSでは「ユニフォームとノート、一緒にプレーしたんだね。優勝できたんだね」や「ユニフォームと練習ノート見せながら名前叫んでくれる仲間たち愛だね~」、「チームメイトがカメラに向かってユニフォームと自分が書いた作戦ノート掲げるのとか号泣なんですけど。泣いた」などの声が。その後、三瓶がミヤビを呼び出し、「これから言うことは、日記には書かないでください」と前置きした上で、「僕たちは婚約していました」と告げる。三瓶がノートに書かないように言ったことで、SNSでは「絶対にノートに書いて欲しい」や「私だったら書くなって言われたけど、って前置きしてノートの1番最後のページに書いてしまうな。気付いたらラッキー的なおみくじみたいな感じで。笑」、「まだなんにもわかってないのに三瓶先生の愛のデカさだけめちゃくちゃ伝わってきてなんかもう無理……(泣)」などの声が上がっている。【第3話あらすじ】ミヤビ(杉咲花)に、「僕たちは、婚約していました」と驚きの過去を明かした三瓶(若葉竜也)。あまりに突然の告白に激しく動揺したミヤビは、その言葉を日記に残すかどうか迷う。さらに翌日には、星前(千葉雄大)から、三瓶が持っていたというミヤビと三瓶のツーショット写真を見せられ、ミヤビはますます混乱する。そんななか、津幡(吉瀬美智子)が大迫(井浦新)の元を訪ね、患者の安全を最優先にするためミヤビを手術に参加させるべきではないと直談判したと言う噂が広まる。すると、看護師たちの間では、安全室長として日頃からスタッフに厳しく接する津幡に反発する声があがり、星前も越権行為だと院長の藤堂(安井順平)に抗議する。しかし藤堂によれば、津幡が患者の安全に固執するのには、ある理由があり――。「アンメットある脳外科医の日記」は毎週月曜22時~カンテレ系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年04月23日今年の初めにデビューした櫻坂46の三期生。今回はオーディションで「anan賞」を受賞した谷口愛季さんの魅力に急接近。同期全員紹介も要注目です。至近距離からの撮影にも動じることなく、大きな瞳でカメラを見つめ返した谷口愛季さん。「あまり緊張しない性格で、いつも安定してポジティブです(笑)。それでいて負けず嫌い。学校の体育祭でも率先して朝練したり…何かと燃えるタイプでした」その度胸と折れない心は5歳から通ったアクターズスクール広島で育まれた部分も大きい。「迷ったら自分から聞きに行く、自主練を大事にする…。スクールでは自分から動くことを教わりました。将来は他の道も含めて考えていたけど、やっぱりアイドルを目指したくて櫻坂46のオーディションを受けたんです」櫻坂46は「表現力のエネルギーがすごいグループ」として前から憧れの存在だった。「激しい曲の合間に見える悲しさ、凛々しさ。欅坂46時代の強さも印象的ですが、櫻坂46になってからは音楽のジャンルもさらに広がって…。『夏の近道』の音源を聴いたときもいままでにないくらいの明るさに驚きました。そこからどんな振りになるかな、どんなフォーメーションかなとワクワクして…。この曲でまた一つ、櫻坂46の新しい何かを拓いていけるかもしれないって」櫻坂46ならではの一体感あるパフォーマンスはこの曲を通して三期生にも受け継がれている。「主人公はどういう人か、どういう心境か。みんなで話し合って、世界観を共有して…。先輩方もずっと同じようにされてきたと聞いて、だから櫻坂46のパフォーマンスは力強いんだ!と思いました。一方で私は表情の硬さがコンプレックスで感情を表現しきれるか不安でしたが、同期に支えられて少しは殻を破れたかな」これからの目標は、ポジションに関係なく輝ける人になること。「舞台のどこにいても目を惹く存在になりたいです。私は身長が151cmとちっちゃいんですけど、激しい曲が好きで…特に『BAN』は踊っていて楽しいです!」そして最後に…愛すべき同期生を紹介していただけますか?「はい、いきます!まず石森璃花はみんなのおねえちゃん的存在で、遠藤理子は赤ちゃんみたいなかわいい子!小田倉麗奈はお嬢様でときどき言うダジャレが私のツボで、小島凪紗は元気印!中嶋優月は大人っぽい容姿なのに中身はゆるふわのギャップ系。的野美青は櫻坂オタクでファン思いです。向井純葉はピュアで、ものすごくいい子。村井優は凛として見えて意外に天然で、村山美羽はストイックかつメンバー思い。山下瞳月はツン8:デレ2のツンデレ(笑)。かっこよさのなかにレモンソーダみたいな“青春感”がシュワッとはじけるパフォーマンスを11人で届けたいです!」とびきり鮮やかでまぶしい夏が、櫻坂46にやってくる。たにぐち・あいり2005年4月12日生まれ、山口県出身。櫻坂46の三期生。小柄で愛らしいルックスと、力強い表現力とのギャップが魅力。愛称あいり。ドレス 参考商品(Kano KurodaInstagram:@powapowa.comu)イヤリング¥12,100(Bijou R.I TEL:03・3770・6809)※『anan』2023年6月14日号より。写真・三瓶康友スタイリスト・コギソマナ(io)ヘア&メイク・富田土筆(TRON)取材、文・大澤千穂(by anan編集部)
2023年06月11日自然体でいて、かつ妖麗な雰囲気を纏う次世代俳優・坂東龍汰。デビューから3年、すでに数々の名監督から起用される実力と、ファンだけでなく同期や先輩をも惹きつける愛嬌の裏には、芝居に対する、しなやかで熱い姿勢がありました。昨年、映画『弱虫ペダル』など多くの作品に出演し、今、大きな注目を集める坂東さん。小学校の頃から学校のカリキュラムとして演技を学び、俳優の道へ。「高校の卒業公演で、演じることに爆発的な快感を覚えて痺れたんです。『もっとお芝居がしたい』と震えた瞬間でした。前には、社交ダンスで生きようと思った時もありました。部を作って、北海道大会で3位になったんですよ、6組中ですけど(笑)。プロに誘われたりもしましたが、相手の子が映画監督になりたいと言うので、僕も自分の道を選びました」坂東さんが受けていたシュタイナー教育では、テレビやゲームなどが禁じられている。「電子機器類が全部ダメなんです。中学生になってからは、特別に週に1本映画を観ることが許されて。土曜日に父が借りてきたDVDを観ていました。父が選ぶのは、最初の1本こそ『七人の侍』でしたけど、『ダイ・ハード』とか『ロボコップ』とかゴリゴリのハリウッド系。最近は、松田龍平さんの『舟を編む』を観て、映画の中で生きてらっしゃる姿がとても素敵だなって。オダギリジョーさんのお芝居にも気持ちが持っていかれます」’20年は、黒沢清監督作『スパイの妻』に出演。とても大切な作品となったそう。「初号試写を観て、微力ながら作品のひとつのピースになれたように感じられたんです。試写が終わってもなかなか立ち上がれなかったほど感動して、心の底からこのお仕事を続けていきたいと思いました」この作品には、不思議な縁もあったそう。「実は高校卒業後、上京資金を貯めるために旅館で仲居として働いていたんですけど、その場所が、僕が演じた役が籠もった有馬温泉なんです。脚本を読みながら『こんなめぐりあわせがあるんだ』ってびっくりしました。現場では、何でも吸収したくて、お芝居とは別に役者さんとのコミュニケーションの時間を大切にしています。『スパイの妻』では、共演させてもらった蒼井優さんや高橋一生さんが、ご自身の経験を話してくださるのが嬉しくて、一秒も無駄にしたくなかったです」そうしたまっすぐな思いが伝わるのだろう。数々の先輩から愛されている。「プライベートでは村上虹郎、仲野太賀さん、栁俊太郎くん、夏帆さんや忽那汐里さんとお話する機会が多いですね。太賀さんが特にそうなんですけど、先輩方は『頑張って俺らについてこい』と背中で語ってくれて、本当にありがたいです。『弱虫ペダル』で共演した栁俊太郎くん、竜星(涼)くんからは、愛あるイジリをしていただいて。(永瀬)廉からは、完全に年下扱いを受けてます(笑)。同世代では、大下ヒロト、楽駆、倉(悠貴)がイツメン。飲んでは、別れ際に『負けねえぞ!』って言い合ってます。彼らとはオーディションがよくカブるんですが、尊敬し合える友達にも、用意してきたカードは明かしたくない。でも終わった途端、『ちょっとカフェ行こうよ』『どうだった?』みたいに雰囲気は元通りです」さまざまな役を演じ分ける秘訣は?「映画は、共演者の方々との本番のテイクで起こることがすべてだと思っているので、プランを決め込んで現場に行ったことは一回もないです。台本を何度も声に出して読むこともなくて。音読して台詞を覚えていた時期もあるけど、普段の会話は前もって用意しないじゃないですか。その瞬間に初めて出たトーンがリアルなのかなと思うようになったんです。声は『役者は一に声、二に顔、三に姿』という言葉もあるくらい大切。自分のいろんな声を録音したり、声の研究を始めたところで、これから突き詰めていきたいですね」夢は、世界の映画祭の舞台に立つこと。「夢を叶えることは、簡単ではないと思います。でも、真っすぐな道よりも、グネグネした道のほうが、先がまるで見えない楽しみがあるし、見えた時の感動も自分の成長も大きいはず。ためらわず一歩目を踏み出して、まだ見えない可能性を求めていきたいです」ばんどう・りょうた1997年5月24日生まれ。北海道出身。出生地はニューヨーク。高校卒業後、上京。’17年、俳優デビュー。主な出演作に『十二人の死にたい子どもたち』『閉鎖病棟』など。ドラマ『今ここにある危機とぼくの好感度について』(NHK)が4月スタート。映画『峠 最後のサムライ』が6/18公開予定。『弱虫ペダル』の影響で始めた自転車、ギター、カメラなど多趣味で、手縫いでリメイクするほどのファッションラバーでもある。ジャケット¥22,000パンツ¥13,000(共にメゾンスペシャル/メゾンスペシャル 青山店 TEL:03・6451・1660)シャツ¥22,000(アダンス/サカス ピーアール TEL:03・6447・2762)シューズ¥68,000(パラブーツ/パラブーツ青山店 TEL:03・5766・6688)ソックスはスタイリスト私物※『anan』2021年1月13日号より。写真・三瓶康友スタイリスト・藤長祥平ヘア&メイク・イケナガハルミ取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2021年01月07日「私が色気特集に…」ととまどいを見せる杉咲花さん。しかし、映像作品で様々な人物を瑞々しい実在感で描く女優としての力は、その底に色気をたたえていればこそ。初舞台という挑戦を前に、さらなる華を咲かせる気配が。悔しい思いをしながら頑張るのが、好きなんだと思います。可憐な素朴さのなかに、ナイーブな色気を感じさせる女優・杉咲花さん。しかしご本人は「色気って自分とは程遠いもの」との評。「色気がどういうものかと聞かれたらわからないですけれど、私のなかで色気がある方というと、宮沢りえさんのイメージがあります。りえさんは、いつもご自分のペースでそこにちゃんといらっしゃるんです。でも、自分のことばかりでなく周りの方々に対して、共演者とか、同志とか、友情とかそういうものを超えた愛情…母性のようなものも感じます。そういうりえさんの、佇まいとか雰囲気とか、しゃべり方とか匂いとか…存在そのものが、色気がある方だなという感じがします」映画『湯を沸かすほどの熱い愛』、そして上演を控えている舞台『桜の園』と共演が続くなかで感じているのは、宮沢さんの言葉がまとう魅力。「言葉のチョイスとか言い方とか、思っていることを素直に伝えたいと思っても、それってすごく難しいですよね。りえさんをはじめ素晴らしい先輩方を見ていると、みなさんとてもまっすぐに、でも嫌みなく、言葉のなかに敬意を感じるような伝え方をされていて、とても勉強になります。私も、そんなふうに誤解のない言葉で相手に伝えられるような人になりたいと思います」発する言葉の輪郭を慎重に慎重になぞるようにしながら、ゆっくりと丁寧に話す。その口調から伝わってくるのは、聡明さや誠実さだ。そしてそれは、杉咲さん自身の役、そして作品への向き合い方にも表れている。「基本的にどの役をやらせていただく時も、こう見せようという思いはないんです。見せるものというより、見えてくるものだという感覚があるので…。だから、現場に行くまではいろいろと考えたりしますが、現場に入ったらいったん忘れて、生のその場で起こることを大事にしようと思っています。ただ、シーンとして描かれる部分は実際に自分が現場で体験できるので不安はないのですが、作品のなかでは描かれない役の過去を自分に染み込ませるのが苦手なんです。頭では理解しているし共感もできますが、実際に自分に起こったこととしてなかなか実感できなくて、悩むことも多いです」そんな時の対処方法を伺うと、「考えても考えてもどうしてもわからない時は、わからんって寝ちゃいます。ふて寝です」。そう言って、茶目っ気を感じる等身大の笑顔をのぞかせる。「私、意外とすぐに凹んでしまうんです。そんな自分に対して、こんなことでクヨクヨしちゃうなんてしょうもないなって思うことも多くて…。でも、一回落ちるところまで落ちると、自然と上がってきて、気づいたら案外ケロッとしていたりもするんです(笑)」現在、舞台『桜の園』の稽古中の杉咲さん。これが初舞台となる。「自分が舞台を観に行くと、役者さんが出てきた瞬間に、なぜかわからないけれど泣きそうになります。みなさんが本当に楽しみながら、自信を持ちながら公演に臨まれている姿に、圧倒されるんだと思います。そういう姿を目の当たりにしているからこそ、いま稽古している自分と比べて、私は全然ダメだなって思ってしまうんですよね。でも、りえさんをはじめ共演者の方々に、稽古は失敗する場所だから、本番で恥をかくよりも稽古場でいっぱい恥をかきなさいと言っていただいて…。そうやって開き直る気持ちで臨むと、どっしりと立つことができるのかもしれない。いまはそう言い聞かせてやっています」それでも、一歩一歩前に進めているという実感はある。「一回やると、何十個と課題が出てくるんです。でも、次にそこを意識してやってみると、なんだかさっきよりやりやすかったとか、少し心が動いたなって思える。まだまだすっごい怖いけれど、楽しかったりもします」悩んだり、壁にぶち当たったりすることも含めて「楽しい」こと。「お芝居していると、悩むことのほうが圧倒的に多いんです。それでも、勉強にならない現場はひとつもないと思うし、終わった時に、絶対にやってよかったって思うだろうっていうことは、自分のなかでわかっているんです」幼い頃からテレビっ子で、大のドラマ好きだったという。それがいつしか自分も演じてみたいという夢へと変わり、いまの事務所に。「悔しい思いをしながら頑張る、っていうのがもともと好きだったんだと思います。泣きながら部活を頑張るドキュメンタリーを見て、いいなと思っていたりしましたから。たぶん私も、必死に頑張れることを探していて、それがたまたま自分の好きなお芝居だったのかもしれません」静かななかに、熱い情熱と強い意志を秘め、清々しいほどまっすぐ誠実に役へと向かっていく。それが杉咲さんの演技に色気を感じる理由なのかもしれない。ドレス¥54,000(ロエフ/ユナイテッドアローズ青山ウィメンズストア TEL:03・5468・2255)ドレス¥186,000(マメ クロゴウチ フォー トッズ/トッズ・ジャパン TEL:0120・102・578)すぎさき・はな1997年10月2日生まれ、東京都出身。初舞台となる『桜の園』は、4月4日(土)~29日(水)までBunkamuraシアターコクーンにて上演。秋スタートのNHK連続テレビ小説『おちょやん』でヒロインを務めることも決定している。※『anan』2020年4月1日号より。写真・三瓶康友スタイリスト・井伊百合子(YARD)ヘア&メイク・河北裕介取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2020年03月27日モデルで女優の泉里香が、16日発売の『週刊ビッグコミックスピリッツ』16号の表紙を飾った。泉里香が『週刊ビッグコミックスピリッツ』に初登場4月7日に2nd写真集『Madeira』を発売する泉が『スピリッツ』初登場。ポルトガル・マデイラ島で撮影した写真集のアザーカットを先行公開し、美バストあらわなセクシーな姿を披露している。写真集『Madeira』は、日々のトレーニングなどで磨き上げられた美ボディを惜しみなく披露した一冊。撮影は2019年12月にマデイラ諸島にて敢行。「大西洋の真珠」とよばれるその素敵な雰囲気がとても気に入り、本人の強い希望でタイトルも『Madeira』に決定した。(C)三瓶康友/小学館・週刊ビッグコミックスピリッツ
2020年03月16日映画『一度死んでみた』で再び共演を果たす、広瀬すずさんと吉沢亮さん。どこか似た空気感を持つふたりが織りなす、春の日差しのような、やわらかいハーモニー。両者の完璧なまでの美の秘訣も明らかに!?3月20日公開の映画『一度死んでみた』は、“2日間だけ死んじゃう薬”をめぐって大騒動が巻き起こるコメディ作。物語の中で広瀬すずさんが演じるのは、髪をピンクに染めたデスメタル女子・七瀬。吉沢亮さんは存在感ゼロのゴースト会社員・松岡役。ふたりはある陰謀から七瀬の父を救うべく、名バディとして奮闘する。――この作品は、おふたりが共演されたNHK連続テレビ小説『なつぞら』の撮影期間中に撮られたものだと伺いました。吉沢:僕たちが『なつぞら』で演じたなっちゃんや天陽くんとは全然違う役柄だったので、途中でこの作品に入ったときは結構戸惑いました。髪もピンクでメイクも濃いすずちゃんを見て、「マジか!」と(笑)。別人かと思うくらい印象が違ったので。広瀬:私は逆にこのあと、『なつぞら』にちゃんと戻れるか不安でした(笑)。でもピンクの髪も派手な衣装も新鮮で、とくに役作りをしなくても鏡に映った自分の姿を見るだけで自然とやさぐれた気分になれるというか(笑)。印象の違いに驚いたのは私も同じで、(吉沢さんは)こんなに顔が整っているのに、影が薄い“ゴースト”役もできるなんてすごいなって。吉沢:意外と僕はこういうキャラクターのほうがやりやすいし、楽しいんです。逆に二枚目役のほうが緊張しちゃう。広瀬:いい意味で松岡から離れていないというか、普段から現場にもぽつんといる感じだよね。吉沢:そう、そうなんだよね。広瀬:存在感はあるんだけど、消し方がうまいというか。ちゃんと陰の部分も持っている方なんだろうなと勝手に思ってました(笑)。――おふたりは七瀬のようなエッジの利いたメイクは好きですか?吉沢:素敵だと思います!広瀬:本当?(笑)あそこまで濃いとモテなそうだけど…。吉沢:でも本当にメイクには自分の生き様みたいなものが滲んでるわけですから、それはそれでかっこいいなと思います。広瀬:私は普段メイクをするとしてもベージュや赤のリップを塗る程度なので、七瀬のようなマスカラを塗って、アイラインもしっかり引いて、さらにつけまを重ねるというメイクが楽しくて。衣装が派手なぶん、そこまでしないと顔が薄く感じてしまうせいか、どんどん足したくなる衝動に駆られる気持ちもわかりました。――今日は広瀬さんに2パターンのメイクをしていただきました。吉沢さんはこの変化に気がつきましたか?また、好みのメイクはどちらでしょう?吉沢:(焦って)すごい変わったなぁと思います!広瀬:本当にわかる?(笑)吉沢:今のほうが、濃い?広瀬:うん。黒いワンピースのほうはアイラインを入れたの。吉沢:僕はデニムを着てたときのナチュラルなほうが好きですね。いい素材を塩でいただく、みたいな(笑)。でもそれは、すずちゃんだからなのかな。みんなそれぞれ似合うものは違うのかも。――おふたりとも、その完璧な美しさを保つ秘訣を教えてください。広瀬:教えてよ!吉沢:教えてあげよっか?広瀬:でも本当にまつ毛がばさっとしてるよね。吉沢:そう。しかも上を向いてるの。何もしてないのにこんな感じ。広瀬:そうだよね。ビューラーで上げてるって言われたらどうしようかと思っちゃった(笑)。吉沢:あははは!広瀬:私は今まで大したことはしてこなかったんですけど、最近はとにかく保湿を頑張っています。美容に詳しいYouTuberさんの動画を見て、やり方とかを勉強したり。吉沢:僕も、すごく保湿しますよ。めっちゃ乾燥肌なので。化粧水もボディクリームも、びっちゃびっちゃになるまで塗っています。広瀬:わかる。保湿、大事!ひろせ・すず1998年6月19日生まれ、静岡県出身。出演している映画『ラストレター』が公開中。『ルイ・ヴィトン』のアンバサダーにも就任。(一枚目写真)ワンピース¥92,000(アディアム 東京ミッドタウン店 TEL:03・3402・1019)親指のリング¥9,500(ソワリー/新宿高島屋 スタイル&エディット TEL:03・5361・1111)(二枚目写真)デニムブルゾン¥26,000(以上アー・ぺー・セー/アー・ペー・セー カスタマーサービス TEL:0120・500・990)Tシャツはスタイリスト私物よしざわ・りょう1994年2月1日生まれ、東京都出身。2021年大河ドラマ『青天を衝け』に主演。今年の公開待機作に『さくら』などがある。(一枚目写真)ジャケット¥130,000(クリスタセヤ/レショップ TEL:03・5413・4714)(アクネ ストゥディオズ/アクネ ストゥディオズ アオヤマ TEL:03・6418・9923)その他はスタイリスト私物(二枚目写真)シャツ¥56,000(マルニ/マルニ 表参道 TEL:03・3403・8660)その他はスタイリスト私物※『anan』2020年3月4日号より。写真・三瓶康友スタイリスト・上杉美雪(3rd/広瀬さん)坂上真一(白山事務所/吉沢さん)ヘア&メイク・河北裕介(広瀬さん)内山多加子(Commune Ltd.,/吉沢さん)取材、文・菅野綾子(by anan編集部)
2020年02月29日闘争心をあらわにした試合中の凛々しい表情から一転、応援するファンに向ける等身大の笑顔にも惹きつけられる。第一線で活躍する女性アスリートに秘められた強さの秘密や、プライベートの楽しみに接近します!「撮影、すごく楽しかったです。普段は遠征ばかりでおしゃれをする時間もほとんどないので、新鮮な気分でした」リラックスした様子で撮影の感想を語ってくれた、奥原希望選手。今年の世界選手権を制したバドミントン界の女王だ。もともと、奥原選手がこの競技を始めたのは、高校でバドミントン部の顧問をしていた父親の影響だったとか。「小学生のあいだは父がコーチ代わり。私のために練習メニューを考えたり、出場した全試合をビデオに収めてくれたりしていました。反省点が多いのは、どうしても結果が出なかった試合なので、負けた時の映像は後で必ず見返すのですが、その時間がものすごく憂鬱だったのを覚えています。自分が負けた試合を見ても、ちっとも面白くないですから(笑)」自分の好きなことに関しては、徹底的にのめり込む。それはバドミントン以外の分野でも同じ。「勉強では数学が得意だったのですが、それだけは誰にも負けたくなくて。海外遠征で授業に出られないことがあっても、テストのために深夜まで猛勉強していました。気づいたら夜中の1時くらいになっていて『もう寝なきゃ』と焦るけれど、『もっともっと解きたい』と思う自分もいて。バドミントンでも、時間を忘れて練習してしまうので、コーチに止められることが多かったですね。私はただ負けたくないからやっていただけなので、それを“努力”と呼ぶのは少し違うと思うんです。とにかく、自分が納得いかないまま残しておくことが嫌なんだと思います」奥原選手の持ち味といえば、コート内を縦横無尽に駆け回るフットワークの軽さ。身長156cmの小柄な体型ながら、長身の海外選手を粘り強いプレーで圧倒する。「“身長が小さいから不利”とよく言われるのですが、私はそうではないと思います。バドミントンはラリーの配球や駆け引きが魅力の一つでもあるので、身長が高い、低いも含めて相手をどうやって崩していくかを考えることが大事。不利と思ったら先はありません」そんな奥原選手が心から尊敬しているアスリート。それは、フィギュアスケート元日本代表選手の浅田真央さん。「みんなの期待を一身に受けながら、最後まで自分が好きな競技と向き合って戦い続けたところに感銘を受けました。悔しい思いをしても何度も立ち上がって挑戦する姿勢に、アスリートとしての真の強さがあると思います。実際にお会いしたことはないのですが、どこからその強さが生まれてくるのか、もしお話しする機会があったらいろいろ聞いてみたいですね」実はこれまで、膝の怪我に悩まされ続けている奥原選手。たくさんの挫折を味わいながらも、コートに立ち続ける強い精神力は浅田さんに通ずるものがある。「ここまで来たら、私の中に“やめる”という選択肢はないんですよ。自分の目標も、もはや一人の目標ではないし、みんなの思いも背負って戦わないといけない。怪我を経験したことで、そういう自覚がどんどん出てきましたね。もちろん、目標は東京オリンピックの表彰台で『君が代』を皆さんと一緒に歌うこと。この夢が叶うまで、他の大会で優勝しても絶対に満足することはないと思います」おくはら・のぞみ1995年3月13日生まれ。長野県出身。日本ユニシス所属。リオオリンピックでは銅メダルを獲得し、日本のバドミントン史上初のシングルスでのメダリストとなる。今年8月の世界選手権では、リオオリンピック銀メダリストのシンドゥ・プサルラ選手を撃破。日本人選手としてはじめて世界選手権女子シングルスを制覇した。BWF世界ランキングは7位(2017年10月13日時点)ニット¥18,500(シップス)スカート¥28,000(メドモワゼル)共にシップス 渋谷店TEL:03・3496・0481※『anan』2017年11月1日号より。写真・三瓶康友スタイリスト・仮屋薗寛子ヘア&メイク・高松由佳インタビュー、文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2017年10月29日リオオリンピックでは金メダルを獲得し、日本中を沸かせたレスリングの登坂絵莉の選手。インタビューから見えた、彼女の意外な本音とは。リオオリンピックで、オリンピック初出場にして見事金メダルを獲得したレスリングの登坂絵莉選手。決勝戦では終了間際に奇跡の逆転劇を起こし、表彰台で流した涙に日本中が感動に包まれた。そんな登坂選手がレスリングに出合ったのは9歳の時。「父は元レスリングの選手なのですが、『お前は女の子だから』と、最初は私に教えるつもりはなかったみたいです。でも、ウォーミングアップのマット運動があまりに楽しかったので、次第に遊び感覚で始めるようになりました」性格は、もともと“超”がつくほどの負けず嫌い。どんなに幼い頃の記憶でも、負けた時の悔しさは今でも鮮明に覚えているそう。「保育園生の時に、自分が走る予定だったリレーのアンカーを運動会の直前に別の子に取られてしまったことがあって。ショックで、悔しくて、お母さんに『アンカー取られた…』と泣きついたのを覚えています。勝負事となるとレスリングに限らず勉強でも何でも、全部において『負けたくない!』と思う気持ちが強いんです」負けて悔しい思いをしないためには、練習あるのみ。週1日の休みがある以外は、毎日トレーニングに励んでいるとのこと。「個人的にいちばん辛いのはランニングですね。2人をおんぶして坂道を走ったりするんですよ(笑)。今でも『逃げ出したい』と思うくらい練習がキツい時はしょっちゅうありますが、練習が嫌いになるくらいに練習しないと、たぶん勝てないと思うから」手を抜こうと思えばいくらでも楽ができる。けれど、それを決して許さないのは、「未来の自分に後悔をさせないため」だという。「結果は絶対に出るものなので、もし負けた時に『あの時こうしていればよかった』とは思いたくないんです。だから、どんなにハードな練習でも手は抜きません」オリンピックでの金メダル獲得は、人一倍の意志の強さがなせる業。そこで改めて今後の目標を聞いてみると、意外な本音が。「本当は、リオオリンピックが終わったらレスリングをやめるつもりだったんです。体力的にも気力的にも、『これが最後』と覚悟していました。でもオリンピックが終わってみると、自分が思っていた以上にあたたかい激励を受け、みなさんが心から応援してくださっているのを感じて。だから『もう一度、次のオリンピックでも見てほしい』という気持ちになりました。今は東京オリンピックで連覇するのがいちばんの目標です」新たな夢を語る姿は凛々しく、そしてたくましくもあるけれど、その素顔は素朴な24歳。撮影中に、お気に入りの女性アイドルについて嬉々として語る姿も印象的だった。インタビューの最後に、登坂さんが目指す“理想の女性像”を聞いてみると…。「すごい、普通でいいと思います。特にズバ抜けた女性には憧れていなくて、普通に家庭を持って、家族が仲よしなのがいちばん。ただ、昔はキャリアウーマンに憧れていた時もあったんですよ。ノルマや競争ごとに燃えるタイプなので、仕事でもバリバリ勝負していけるかなと思って。そうそう、どうやら私の家系、ご先祖さまが武士だったみたいなんです。どうりで勝負好きなわけですよね…(笑)」とうさか・えりレスリング選手。1993年8月30日生まれ。富山県出身。リオオリンピックでは48㎏級で金メダルを獲得。左足のケガのため、4連覇がかかった今年8月の世界選手権代表入りは断念したが、9月には約1年ぶりの復帰戦となる全日本女子オープンレスリング選手権大会に53 ㎏級で出場し、優勝を飾った。UWW世界ランキングは1位(2017年10月13日時点)。衣装はすべてスタイリスト私物※『anan』2017年11月1日号より。写真・三瓶康友スタイリスト・木村舞子ヘア&メイク・中村未幸(Lila)インタビュー、文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2017年10月29日デザイナーの鈴木清巳とフォトグラファーによる戎康友のコラボ作品が、4月1日から6月30日まで資生堂銀座ビル1階のウインドーディスプレイに展示される。この作品は“美を動かそう”をテーマに女性の躍動美を表現したもので、鈴木は女性ダンサーが体現する躍動感を表したオブジェを制作。そこには彼が持ち味とする植物の生命力、素材感を最大限に生かしたデザインが取り入れられている。これに、戎が国内外で活躍する女性ダンサー、北村明子の撮り下ろしたボードが組み合わされた。ダンサーのしなやかな動きの軌跡の中に、オブジェに通じる美しさを見ることが出来る。鈴木清巳は素材の特長を最大限に活かしつつ、植物にインスパイアされた生命力を根源とする作品を得意とするデザイナー。これまでに、炭素繊維のみを使用した重さ960グラムのイス「ゼフィ」や、照明付きテーブル「クローリス」などを発表してきた。13年には資生堂本社ビルで、炭素繊維の感性を引き出した受付カウンターやベンチ「ウェヌス」をデザインしている。一方、戎康友はファッションやアーティストをはじめとしたポートレートを中心に、エディトリアルやコマーシャルなども手掛けるフォトグラファー。11年と12年にはラフォーレ原宿の広告でニューヨークADC賞を受賞。14年1月には初の作品集『BONES』を刊行している。なお、期間中に2階のディスプレーシェルフでは「戎康友 花椿『Woman』ポートレート」を開催。企業文化誌『花椿』で12年4月号から14年12月号まで連載されていた「Woman」の掲載写真の中から、今回は世界で活躍する日本人女性31名のポートレートが一挙に公開される。【イベント情報】会場:資生堂銀座ビル住所:東京都中央区銀座7-5-5会期:4月1日から6月30日まで時間:9:00から18:00休館日:土・日曜日
2015年04月07日