歌舞伎役者の市川染五郎、中村勘九郎、中村七之助が17日、都内で行われたシネマ歌舞伎『阿弖流為<アテルイ>』(6月25日公開)の完成披露上映会に登場した。劇団☆新感線・いのうえひでのりが演出、中島かずきが脚本を担当し、2015年に新橋演舞場で行われた、歌舞伎NEXT『阿弖流爲<アテルイ>』を映像として編集、全国公開する。舞台挨拶では、18日に33歳の誕生日を迎える七之助に、サプライズでバースデーケーキが贈られた。観客に祝われた七之助は「どんどん衰えていくものなので、次の歌舞伎NEXTの時は動けるように、日々精進していきたいと思います」と33歳の抱負を語った。染五郎が七之助の口にケーキの装飾の熊を「あ~ん」と食べさせると、七之助は「甘いです」と苦笑。また、勘九郎は「いい1年にしてください」とメッセージを送った。『阿弖流爲<アテルイ>』について、染五郎は「すごいもの、びっくりするものを作ろうじゃないかと、思いだけで作り上げた感じ」と説明し、「同じ方向を向いて一気に作り上げた」と感慨深げに振り返った。七之助は「劇団☆新感線は見るもんで、出るもんじゃないと言われていたけど、まあ、地獄でした(笑)」と舞台の激しさを語り、「養老院みたいな人たちが走らされて、けが人続出で大変でしたね」としみじみ。また七之助は、舞台上の動きがほとんどいのうえの演出指示通りであることを明かし「型が決まっている中で、自分の感情を表現するのは歌舞伎と同じ」と表現した。劇団員である俳優・古田新太や橋本じゅんについて、「自由にやってるなと思ってたんですけど、毎回そういう演出を受けてたんですよ。ああ恐ろしい人達だと思いました」とすごさに触れた。
2016年05月18日テレビ朝日の松尾由美子アナウンサーが7日、東京・六本木の同局で行われた新バラエティ番組『橋下×羽鳥の新番組(仮)』(11日スタート、毎週月曜23:15~24:15 ※一部地域を除く)の制作発表会見で、橋下徹と羽鳥慎一からの突っ込みにタジタジとなった。この番組は、早稲田大学の同級生である前大阪市長の橋下とフリーアナウンサーの羽鳥がタッグを組み、3月に放送された特番で実施した3つの"お試し企画"から展開していくもの。初回は、ゲストが"今の日本はここがおかしい!"と思っていることを訴える「橋下さん!日本のこんな所オカしくないですか?」を放送し、尾木直樹、加藤紗里、小島慶子、テリー伊藤、東国原英夫が登場する。会見では羽鳥が「バンバンバンバン本音を橋下さんにぶつけていただいて、良い意味で"キレて"もらおうと思ってます」と見どころを紹介。これに松尾アナが「見たかったです…」と過去形で言うと、橋下が「なんか心が入ってないですね(笑)」とダメ出しし、羽鳥も「ビジネス司会ですね」と突っ込んだ。松尾アナは、これにめげず「本当に楽しみです!」と期待を語るが、橋下は「本当に? (3月の特番)見てないでしょ」と疑いの目。松尾アナは「見ましたよ!」と反論するが、「リアル(タイム)で見てないでしょ?」と問いつめられると、「録画…」と白状し、さらに橋下から「早送りしてポイントだけ見てるんでしょうね」と畳みかけられてしまった。さらに、松尾アナが慌てて進行しようとすると、羽鳥から「松尾さん用事あるんですか?」、橋下から「終わりたいんですかね」と疑われ、羽鳥の「橋下さんに1つでも意見を言ってもらおうと思ってます」という抱負に対し、ワンテンポ置いて「楽しみです!」と感想を言っても、橋下から「本当に心が無いですね」と言われてしまう始末。羽鳥は「私も"表面上のアナウンサー"と言われますけど、それを上回りますね」と、ある種の感心を示した。しかし、このまま引き下がる松尾アナではなかった。橋下が「羽鳥さんの情報番組は、(大阪府政・市政を)厳しく糾弾していましたが、それはそういう役割でやっていたので、(新番組では)同窓生という感じで楽しくやらせてもらってます」と円満なコンビぶりをアピールすると、松尾アナは「本当は(羽鳥に)『この野郎』って思ってるんじゃないですか?」と一撃。まさかの指摘に、橋下は「いやいやいや、思ってないですよ(笑)」と笑顔で否定していた。
2016年04月07日俳優・中村雅俊の娘でモデル・タレントとして活動する中村里砂が主演を務める、世界的カルト漫画の実写映画化『少女椿』。このほど、中村さん演じるヒロインのみどりをはじめ、カナブンや紅悦など、原作の世界観を表現する強烈なキャラクター写真の数々が解禁となった。ある時代の東京。14歳のみどり(中村里砂)は、病気の母親を置いて家を出て行った父親の代わりに家計を助けるため、花売りをしていたが、ある日、家に帰ると母親(鳥居みゆき)は病死していた。一人ぼっちになったみどりは、赤猫サーカス団の団長である嵐鯉治郎(中谷彰宏)に拾われる。地方巡業に回るサーカス団には、怪力自慢の赤座(深水元基)、美少年のカナブン(武瑠)、蛇使いの紅悦(森野美咲)、足芸の鞭棄(佐伯大地)ら、個性的で怪しげな連中が顔を揃えていた。その中で下働きするみどりは、いじめにあいながらも健気に毎日を送り、走る列車を見ながら東京の我が家のことを思うのだった。そんなある日、サーカス団にワンダー正光(風間俊介)という超能力を持った男が加入する。いじめにあうみどりを見たワンダー正光は、彼女のことを気にかけ、彼自身が持つ超能力で不思議な光景を見せる。彼の優しさにみどりは次第に心を寄せていく。ワンダー正光の評判は瞬く間に広まり、サーカス団は連日大入りとなった。だが、団員たちは彼の人気に嫉妬し、さらにみどりをいじめる。それを見たワンダー正光は怒り、超能力で団員たちを従わせる。彼はみどりのことを愛していたのだった。それに嫉妬した鞭棄も、みどりを力づくで振り向かせようとするが、それを見たワンダー正光は激怒、超能力で鞭棄を殺害してしまう――。1984年の発刊以来、アニメ化や舞台化がされてきた、丸尾末広によるカルト漫画を原作とする本作。これまで実写映画化は何度も試みられながら、その世界観を描くことが難しく、幾度も企画が立ち消えになってきたが、このほど短編映画『ミガカガミ』でモントリオール国際映画祭ほか、国内外の映画祭で数々の賞を受賞した監督TORICOによってついに実現。本作の公開決定がニュースとして流れるや、Twitter上などSNSでは大きな盛り上がりを見せ、翌日のTwitterでは話題度1位となったほど。先に発表となった、主人公でヒロインのみどりを演じる中村さんのほか、ワンダー正光には『猫なんかよんでもこない』の風間俊介、カナブンにはビジュアル系ロッカーの武瑠(SuG)、紅悦にはグラビアでも話題となった女優『花鳥籠』の森野美咲、鞭棄には若手俳優の注目株『アキラNo.2』の佐伯大地、赤座には『新宿スワン』の個性派俳優・深水元基、そしてサーカス団団長の嵐鯉治郎には作家としても活躍する中谷彰宏といった、超個性的な面々が登場。見事なまでに、美しくも奇妙でエログロな世界観を再現した本作を、これらの写真から覗いてみて。『少女椿』はシネマート新宿ほか5月21日(土)より全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月05日愛犬の死で注目を集めている釈由美子さんに、「代理ミュンヒハウゼン症候群なのでは?」という疑問の声が上がっています。2016年3月2日に自身のブログで「私の命よりも大切な愛犬のこころが2月25日の深夜、亡くなりました」と、愛犬が亡くなったことを報告した釈由美子さん。愛犬の死亡は「日本酒のおちょこに顔を突っ込んで目を離していたすきに、少量舐めていた」ことが原因だとしており、自身の過失に後悔しながら「十字架を背負って生きていきます」と綴りました。これに対し、ネット上では愛犬家たちが大激怒。『ペットの命を軽く見すぎてる。こういう人はペットを飼っちゃダメだろ』『十字架を背負う?失った命はもう戻らないんだぞ』『子犬を虐待して殺したも同然。ペットを飼う資格ナシ』などと辛辣な言葉が飛び交っています。●自分に酔ってる!? “代理ミュンヒハウゼン症候群”の可能性が浮上釈由美子さんは、前日の3月1日にもブログで『筆舌に尽くしがたい悲しみにずっと襲われています』と意味深な発言をして、さまざまな憶測を呼びました。真相は上述の通り“愛犬の死”だったわけですが、わざわざ2回にわけて報告したこと、ブログの文章が同情を誘うような書かれ方をしていること、以前にも愛犬が3か月半で亡くなっていることなどの理由から、「代理ミュンヒハウゼン症候群なのでは?」と疑問視されています。代理ミュンヒハウゼン症候群とは、自分の身近な人をわざとケガさせたり病気にさせることで、他者からの関心を集めて精神的満足を得ようとする病気のこと。ネット上では、『「十字架を背負って生きていきます」って、まるで悲劇のヒロイン気取りだな』『愛犬の死より悲しんでる私がメイン』『ブログの閲覧数は金になる。それが答え』『前にも犬死んでるって代理ミュンヒハウゼン症候群だろこれ』と愛犬の死因に含みを持たせる意見が多く見られます。また、『犬のつぎは……』などと釈由美子さんの第一子を心配する声も見られました。----------とはいえ、同じようにペットを事故で亡くした方々からは、『気持ちは痛いほどわかる』『負けないで!』と同情の声も多く上がっています。愛犬の死で思わぬ波紋を呼んでしまいましたが、悲しみに負けず無事に第一子を出産してほしいですね。【画像出典元リンク】・釈由美子オフィシャルブログ 「本日も余裕しゃくしゃく」Powered by Ameba/(文/パピマミ編集部・上地)
2016年03月04日「女方として、できる範囲のことはすべてチャレンジしたい」と語るのは、中村七之助。彼の今年最初の舞台は、歌舞伎ではなく現代劇だ。十八代目中村勘三郎とデヴィッド・ルヴォーの企画で誕生したという『ETERNAL CHIKAMATSU-近松門左衛門「心中天網島」より-』。『心中天網島』は、遊女小春・紙屋治兵衛・その妻おさんの三角関係を描いた近松の代表作。この作品を、注目の若手作家・谷賢一が、ルヴォーのオリジナルアイデアに基づき新作戯曲として描き下ろす。七之助は、初めてルヴォーの演出を受け、これまであまりやったことのない現代劇で女方を演じ、そして初共演の深津絵里とW主演する。まさにチャレンジだ。稽古前に来阪し、「父の、死してなお夢を実現する力」を感じながら、遺志を受け継いで出演する意気込みを話した。『ETERNAL CHIKAMATSU -近松門左衛門「心中天網島」より-』チケット情報「父は、歌舞伎の演目を海外の方に演出してほしいという夢があり、私たち息子にも話していました。具体的にルヴォーさんで近松を、と。それをルヴォーさんが覚えていてくださり、今回の上演になりました。ルヴォーさんという暮らしも文化も違う方が、近松作品をどういう解釈で演出され、そこからどんな変化が生まれるのか。今回、それが一番楽しみです」。物語は、現代に生きるハル(深津)が、江戸時代に生きる遊女・小春(七之助)と出会い、近松門左衛門の古い古い恋の物語に引き込まれていく。ハルと小春を通して描く、究極の愛。1月下旬から稽古に入るが、初めてやる時に一番大事にしていることは「お稽古までに台本を全部覚えて行くこと」と言う。「これは父が口を酸っぱくして言ってましたから。それと、柔らかい気持ちで行くことかな。杉村春子先生は台本を100回読まれたと。だから、台本は最初から最後までよく読んで、自分のキャラクターを考えます。でも、固めて行かない。固めると、そこから抜け出ることが大変になるから」。今回、深津とはガップリ四つの初共演だ。「僕はテレビでも映画でも歌舞伎でも、相手役はほとんど男としかやったことがなかったんです。だから、深津さんとほぼ初対面でポスター撮りした時、『もっと顔を近づけて、近づけて』と言われて、恥ずかしくてね(笑)。すごい脇汗でした(笑)。深津さんはキレイな人で、すごくいい方でした」。ほかに伊藤歩、中嶋しゅう、中島歩、音尾琢磨らが出演。「今回は、歌舞伎で培ってきたものをいろいろ試せる、チャレンジできる舞台でうれしいです。現代劇の中で女方として出るなんて、これは僕個人としてもおもしろいし、ボクがお客様だったら、ちょっと観てみたいな(笑)」。公演は、2月29日(月)から3月6日(日)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、3月10日(木)から27日(日)まで東京・Bunkamura シアターコクーンにて上演。チケットは発売中。取材・文:高橋晴代
2016年02月05日女優の高橋由美子が16日、都内で行われた旅番組『大人のヨーロッパ歩き』(CS・旅チャンネル)の記者会見に出席した。同番組は、現地在住の日本人による案内で"暮すように旅をする"というコンセプトで、ヨーロッパ旅行を届けるもので、オススメスポット、グルメ、ショッピングなど、その街に暮らしているからこそ知っている、とっておきの情報を紹介する。今年8月より同番組のナビゲーターを務める高橋は、未放送分も含めて自身が旅した9カ国26の街一覧を見て「こんなに行ったんだ。自分でもビックリですね」と目を丸くし、「ヨーロッパを回るといっても、メジャーな箇所ではないところに旅をさせていただいたので、新しい発見が多く、例えば同じスペインでも港町と山の中の町だと食文化も全然違ったりして、とても刺激的で楽しかったですね」充実した表情を見せ、「ガイドブックでは案内されていないディープなところを楽しんで見ていただける旅番組になっているので、疑似体験していただいて、次に旅行に行くときの参考にしていただければなと思います」とアピールした。また、自身の旅の思い出を聞かれると、「最近、博多で公演をしていたんですけど、楽しい街ですね。食べ物もお酒も美味しいですし、人が優しい」と絶賛し、「もちろん東京の人も優しいんですけど、(博多では)お酒を飲みに行くと意外とおごってもらえる回数が多いんです(笑)」とうれしそうに告白。さらに1人で屋台に飲みに行っていたことを明かし「サラリーマンの方々が『1人ってすごいね。じゃあ1杯』っておごってくれる」と回顧し、「高橋由美子とバレているのでは?」との問いには「バレているのかは分からないですけど、アパレル関係って言っています」と打ち明けて会場の笑いを誘った。また同番組にかけて、自身がガイドを務めるならどこを案内したいか聞かれた高橋は「今年8月から「さいたま市観光宣伝部長」になりましたので、育ったさいたまの街を朝から夜遅い時間まで(笑)、ご案内したいなと思います」と笑顔を見せた。『大人のヨーロッパ歩き』は旅チャンネルにて(毎月第2・4日曜 14:00~15:00)放送(2015年12月は特別編成で毎週放送)。
2015年11月17日真っ青な秋空に映える大阪城の天守閣。10月25日、大阪城西の丸庭園で5年ぶりとなる大阪平成中村座が開幕した。前日の会見で、中村扇雀は「感無量」と言い、中村橋之助は「兄が亡くなり、こんな早い時期にできたことは本当にうれしい、皆様のおかげです」と感謝。今回は、坂東彌十郎と坂東新悟、中村橋之助と中村国生、中村扇雀と中村虎之介という、3組の親子共演も楽しみだ。「大坂の陣400年記念 大阪平成中村座」チケット情報中村勘九郎・七之助はもとより、座組み全員が十八世中村勘三郎への想いを胸に、舞台に立った初日。昼の部には、満員の観客席に京都・先斗町から舞妓さんたちの姿もズラリと。『女暫(おんなしばらく)』は、歌舞伎十八番の『暫』を女方が演じる演目。七之助が凛々しくもキュートな巴御前を演じ、大奮闘!『三升猿曲舞(しかくばしらさるのくせまい)』は長唄舞踊。木下藤吉郎に扮した勘九郎が踊りの名手ぶりを披露する。紅葉の背景が開くと、陽に輝く大阪城が借景に!大拍手の客席に秋風が流れ込む。『狐狸狐狸(こりこり)ばなし』は、だまし合いの喜劇。扇雀が弾けて大活躍、七之助も魅力を発揮し、物語のおもしろさに引き込んで笑わせる。客席は大喜びのうちに昼の部が終演。休憩は2回。お弁当は敷地内の五軒長屋で早めに買おう。トイレは長蛇の列でも大丈夫。順番待ちまで楽しませるお茶子さんの話と超スムーズな誘導、場内案内からお弁当の空箱回収まで手際の良さは抜群だ。これぞ中村座名物、勘九郎の言う「世界に誇れるお茶子さん」。イヤホンガイドもおすすめ。公演中はもちろん、休憩時間には大阪城の歴史などの解説も。夜の部は『俊寛』と、30分の休憩をはさみ『盲目物語』。「どちらも祖父、父と二代に渡って大切にしてきたもので、父の想いが詰まった演目です」と七之助。前回、十八世勘三郎が演じたゆかりの演目『俊寛』は、来年、八代目中村芝翫を襲名する橋之助が渾身の演技で。『盲目物語』は、「ずっとやりたかった」と勘九郎、「大阪城にぴったりの作品」と七之助。今回の中村座の目玉はこれだ。お市の方に仕える盲目の弥市と豊臣秀吉の対照的な人生を、勘九郎が早替りで演じ分ける。回り舞台まで使う演出、幕切れは三味線を弾く弥市と幻想の中で琴を合奏するお市。その背景にライトアップされた大阪城が…。「鳥肌の立つような演出をご覧いただきます。観た人は最後を言わないでください」と扇雀。だから、言いません。「『還暦になったらまた大阪に来るよ』と言っていた父は、約束を守りました」と語っていた勘九郎。まるで十八世勘三郎が乗り移ったかのような舞台だった。彼らを、芝居小屋の18か所から“隠れ勘三郎”の眼が見守る。「最後の1個が探し出せたら賞金もの」。空き時間に“眼”を探し、スマホで撮影。とことん楽しませてこそ中村座だ。ただし、全部見つけても「賞金は出ません(笑)」。『大坂の陣400年記念 大阪平成中村座』は11月26日(木)まで大阪城西の丸庭園内 特設劇場にて上演中。取材・文:高橋晴代
2015年11月16日女優の釈由美子が10月26日(月)、都内で行われた米映画『エベレスト3D』のネパール復興支援チャリティ試写会に出席。登山愛好家として知られ、「今年1月に亡くなった父が憧れた北アルプスの雲ノ平に、いつか遺影を手に連れて行きたい」と亡き父への思いを語った。そもそも釈さんは「幼少期に、父に連れられて家族一緒に登山を始めた」そうで、「当時は苦しくて大変だし、何が楽しいのかと思っていた」のだとか。それでも登山番組への出演をきっかけに、楽しさに目覚め、「やっぱり登った人にしかわからない、達成感とロマンがありますね」。今月10日に一般男性と結婚したが、「彼も一緒に登ってくれる」とオノロケも披露。そして、「山に登るときは、いつも父の遺影を持っていくんです。ずっと北アルプスの雲ノ平に憧れていたので、いつか父を連れて行きたいですね」としみじみ語った。ヒマラヤ山脈に位置する世界最高峰・エベレストで、登頂を目指す登山チームが繰り広げた壮絶な実話を、圧倒的な3D映像で映画化した『エベレスト3D』。チャリティ試写会にはメガホンをとったバルタザール・コルマウクル監督、エベレスト登頂を達成した世界的アルピニストの角谷道弘さんが出席した。「現場に行く手段は歩きだけ。宿泊先には暖房器具もなく、電気毛布があるくらいでした。クルーが高山病の症状を訴えたり、寒さに弱いカメラを守ったりと、常にギリギリの状態でした」とネパールで敢行した高地ロケをふり返る コルマウクル監督。それでも「エベレストの雄大さを実感してもらえる映画を作りたかった。私自身、チャレンジが好きで、困難があるほど燃えるタイプ」だと言い、「皆さんには『もし自分がその場にいたら…』と想像しながら、暖かい服装で楽しんでください」とアピールしていた。釈さんは「監督がおっしゃる通り、とにかく寒いです!空気が薄くなる感覚も味わえるので、覚悟してください」、角谷さんも「すべてがリアルで驚きました。映画は20年ほど前の出来事を描いていますが、当時の登山装備が忠実に再現されている」と本作のリアリティに舌を巻いていた。『エベレスト3D』は11月6日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開される。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エベレスト 3D 2015年11月6日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開(C) Universal Pictures
2015年10月26日“ヘルシー”の代名詞「中村アン」今、最も人気を集めているモデルのひとりが「中村アン」だ。抜群のファッションセンスに、誰もが羨む健康的なパーフェクト・ボディで、今や“ヘルシー”の代名詞とも言われている。10月9日、エムオン・エンタテインメントは、「andGIRL 11月号」において、彼女の特集記事を組んだことを発表した。20代は仕事、30代は結婚!質問形式で彼女のライフスタイルに迫った特集では、1番の幸せを感じるのは、「今はお仕事してるとき」だと回答し、仕事が上手くいかないと「ごはんもお酒もおいしくない」と告白。仕事がプライベートに直結していることを明かした。また、将来の夢を尋ねたところ、20代は仕事重視で、30代に入ったら結婚して家庭を持ちたいとコメント。子供は2~3人、産休後はすぐに仕事に復帰、など具体的な未来予想図を描いており、夢の実現のために「今は自分ならではのフィールドを確立したい」と語った。「ユニクロ」と「GU」の鉄板コーデその他、同誌では、「ユニクロ」と「GU」の人気過熱ぶりをうけて、鉄板コーデを企画。1ヶ月間の着回しや、ユニジョの着こなしを特集している。「オールジャンルでランキング!」や、気になる今年のコート解説など見逃せない記事が盛りだくさん。オシャレでアクティブな女性は必見の一冊だ。(画像はプレスリリースより)【参考】・エムオン・エンタテインメント プレスリリース(@Press!)
2015年10月13日声優として活躍中の中村繪里子によるライブ「中村繪里子 Thank You LIVE ら❤ら★ら♪なかむランド~Love❤Laugh★Live♪~」を記念したオリジナルアルバムが、2015年10月17日にリリースされる。本作は、完全新規レコーディングの全6曲を収録。「通常盤」「CD付特別盤」「DVD付限定版」の3ラインナップとなっており、それぞれ写真の異なる全12ページのブックレットが同梱される。予約は、10月12日(火)の26:00からシーサイドSHOPにて受付開始。10月17日(土)より順次発送となる。【通常盤】価格:2,200円(税込)完全新規レコーディングの全6曲を収録。全12ページのブックレットは「CD付特別盤」「DVD付限定盤」とは異なる写真が使用されている。【CD付特別盤】価格:3,000円(税込)全6曲入りの楽曲CDに加え、「CD付特別盤」にはCDをもう1枚同梱。この「特別盤CD」には、全6曲の楽曲をFM番組風に紹介するトラックが収録されている。【DVD付限定盤】価格:3,000円(税込)全6曲入りの楽曲CDに加え、「DVD付限定盤」にはMV「ヒカリ咲く」と、そのメイキング映像「Making of ヒカリ咲く」を収録したDVDが同梱される。○アルバム「中村繪里子 Thank You LIVE ら❤ら★ら♪なかむランド~Love❤Laugh★Live♪~」収録楽曲ヒカリ咲くForever SmileI.W.B.DPrecious無敵の絆Someday Somewhere
2015年10月10日美術家の中村ケンゴによる展示会「中村ケンゴと中村ケンゴと」が、10月14日から20日まで、伊勢丹新宿店本館5階のアートギャラリーで開催される。中村ケンゴは大阪府生まれの美術家。マンションの間取り図や漫画の吹き出し、キャラクターのシルエットなどの現代社会を象徴するモチーフを使ってユニークな絵画を製作している。15年には掛川市二の丸美術館で個展を開催した。今回開催される「中村ケンゴと中村ケンゴと」では、顔文字をモチーフにした絵画シリーズ「心文一致」の新作が登場するほか、東京では未発表の作品も出展される予定。10月17日、18日(各日午後2時から午後2時30分まで)にはアーティストガイドツアーが実施される。【イベント情報】中村ケンゴと中村ケンゴと会場:伊勢丹新宿店本館5階=アートギャラリー会期:10月14日~20日営業時間:午前10時30分~午後8時まで(最終日は午後6時まで)
2015年10月08日声優・中村繪里子による単独イベント「中村繪里子 Thank You Party」が、2015年9月20日(日)に東京・千代田区の科学技術館サイエンスホールにて開催されることが決定。チケットは、8月30日(日)の午前10時よりチケットぴあにて発売開始となる。11月8日(日)に品川ステラボールにて開催が決定している「中村繪里子 Thank You LIVE ら♥ら★ら♪なかむランド~Love♥Laugh★Live♪~」を前にして、このイベントでは本人による4thライブの振り返り上映やライブの裏話などここでしか聞けない内容が満載となる。○「中村繪里子 Thank You Party」イベント概要【日程】2015年9月20日(日) 17時30分開場 / 18時30開演【会場】科学技術館 サイエンスホール【チケット価格】3,700円(税別)【チケット販売】2015年8月30日(日)午前10時より「チケットぴあ」(Pコード:630-610)にて発売開始※チケットは1人2枚まで
2015年08月29日中村一義が9月11日(金)東京・LIQUIDROOMより東名阪ツアーを開催する。【チケット情報はこちら】ツアータイトルは「中村一義・バンドライブツアー RockでなしRockn’Roll 2015~海賊大宴会~」。バンドHermann H.&The Pacemakersの岡本洋平と平床政治、シンガーソングライターのヨースケ@HOMEらを迎えたバンド“海賊”によるライブツアー。また、ツアーでは新曲『大海賊時代』の初披露も予定されている。現在、同ツアーの特設サイトが公開中。チケットは発売中。■中村一義・バンドライブツアー RockでなしRockn’Roll 2015~海賊大宴会~9月11日(金)LIQUIDROOM(東京都)開場18:45 / 開演19:309月15日(火)umeda AKASO(大阪府)開場18:45 / 開演19:309月17日(木)名古屋クラブクアトロ(愛知県)開場18:45 / 開演19:30料金:前売り券 5,500円(スタンディング/税込/ドリンク代別)
2015年08月28日声優・中村繪里子によるライブ、「中村繪里子 Thank You LIVE ら♥ら★ら♪なかむランド~Love♥Laugh★Live♪~」の開催が決定した。開催日程は2015年11月8日(日)で、開催場所は品川ステラボール。チケット価格は1階スタンディング5,940円(税込)となる。チケットの先行受付は、イープラスにて行われている。■イベント開催概要【タイトル】中村繪里子 Thank You LIVE ら♥ら★ら♪なかむランド~Love♥Laugh★Live♪~【日程】2015年11月8日(日)16時開場 / 17時開演【会場】品川ステラボール(東京都港区高輪4-10-30)【チケット価格】5,940円(税込)【チケット先行受付】2015年8月15日(土)16:00~9月1日(火)23:59※チケットは1人4枚まで購入可能
2015年08月15日貫地谷しほり、夏菜、小池栄子、酒井若菜、釈由美子、菜々緒といった女優陣が、CS局「女性チャンネル♪LaLa TV」のオムニバス連続ドラマ『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』シーズン2(9月2日スタート、毎週水曜23:00~)で主演を務めることが7日、明らかになった。同ドラマは、ジェーン・スーの結婚指南書が原作で、オムニバス形式でさまざまな出演者や監督、脚本家が集結して101通りの恋愛ストーリーを展開するもの。結婚できない女性"未婚のプロ"が、知らず知らずにやってしまっているエピソードが描かれる。貫地谷は「ぐうたらの私なので、共感したのは言うまでもありません」、夏菜は「演じてみて、わたし自身とても共感できる部分が多い作品だったので今を生きる女性のみなさまに少しでも共感してもらえたら」、菜々緒は「最終的に自分のところに戻ってくるのであればいろんなことを許してしまう気持ちは、女性には共感できる部分があるのではないでしょうか」と、主演女優たちも皆作品に共感している様子。釈は「私も、なかなか結婚できない組なので(笑)、アラフォー独身女性の悲哀を等身大で演じながら、かなりリアルな内容に、胸の奥がヒリヒリしました」と冷や汗。小池は「心から信頼しているマギーさんの演出には、やはり発見と喜びがありました! さらに相手役は天才・濱田岳さん!」とスタッフや共演者に感謝の気持ちを語り、シーズン1からの続編を演じる酒井は「すさまじくパワーアップしています」と自信を示した。今回は、男性主人公を迎えた"男性目線バージョン"も放送し、プロポーズしない・できない男性心理も描き出す。城田優は、池田鉄洋の脚本に「自分自身、芝居をしながら何度も笑ってしまいました」。中村倫也は「演じていて非常に腹立たしかった(笑)。でも、現代のリアルではこういう若者も多いんだろうなあと、妙に納得してしまう」と、それぞれ感想を語っている。
2015年07月07日女優の釈由美子、文音、俳優の久保田悠来が9日、東京・池袋HUMAXシネマズで行われた、映画『KIRI―「職業・殺し屋。」外伝―』の完成披露試写会に出席した。西川秀明の漫画を原案にした本作は、女暗殺者・キリの物語を描くハードボイルド・アクション。プロの殺し屋として育てられたキリ(釈)は、母親を失った凄惨な事件の真相を追い、復讐に燃える――というストーリーで、映画は20日から全国公開する。古武道で黒帯2段の実力を持つ釈は、14年ぶりの本格アクションに挑み、「魂を込めて演じました。キリの闘う心意気を感じて、愛してくれたら」と胸を張ってアピール。ミニワンピースでアクションの1シーンを再現するも、お遊戯のような動きに会場からは笑いが漏れ、「テレビで残念なスキップを披露してるけど……。『スキップは残念だけど、アクションは出来るよ』って周りの人に伝えて」と観客に念を押していた。また、共演シーンが多い久保田と会話が無かったことをこぼした釈が、「役に入り込んで、殺し屋の目になってたみたい」と苦笑いを浮かべると、久保田は「ずっとブルブルしてた……。女優陣の素晴らしい肉体を見て!」と釈の殺し屋っぷりを大絶賛。一方、歌手の長渕剛と"元祖"アクション女優の志穂美悦子を両親に持つ文音は、「たくさんの男性を倒せて楽しかった」と撮影を楽しんだ様子。最後は、今月、誕生日を迎える釈と久保田に、サプライズで大きな花束を贈った。
2015年06月10日リーボックはこのほど、ブランドアンバサダーとしてモデル・タレントとして活躍中の中村アンさんを起用したことを明らかにした。ブランドアンバサダーに就任した中村さんは、学生時代からチアリーディングに取り組み、現在もクロスフィットトレーニングやランニングなど日常生活のなかにフィットネスを取り入れている。フィットネスを通して理想の自分を手に入れるために努力し、進化し続ける中村さん。その強さ、美しさは、フィットネスを通じて自らの可能性を最大限に高めるという同社のブランドメッセージ「Be More Human」とも重なる。その姿を通し、フィットネスで自分の可能性を引き出して進化させる喜びを発信していきたいという思いから、アンバサダーに中村さんを起用した。中村さんはアンバサダー就任について、「フィットネスがダイエットや減量目的のためだけではなく、『新しい自分を創るための努力』として捉えてもらえるよう発信していきたいです。これから、リーボックのブランドアンバサダーとして活動することが本当に楽しみです」と意気込みを語った。
2015年05月25日4月2日(木)より東京・歌舞伎座で上演される「松竹創業120周年中村翫雀改め四代目中村鴈治郎襲名披露歌舞伎座四月大歌舞伎」。同公演の成功を祈願し、四代目中村鴈治郎、坂田藤十郎らが東京・浅草の浅草寺でお練りを行なった。【チケット情報はこちら】中村鴈治郎は今年の1月・2月の大阪・大阪松竹座で襲名披露公演を開催。今回、歌舞伎座で行なわれる公演で、四代目中村鴈治郎が東京に初お目見えする。お練りのあと行なわれた囲み取材には、四代目中村鴈治郎が出席。報道陣に自身の名前には慣れたかと聞かれると「なんとか(笑)。ただこれでおどおどしているようではダメですけどね。襲名してつくづく思うのは鴈治郎という名前の大きさですね。この名前はどこに行っても皆さん知っていてくださる。改めて凄いなと思っております」とコメント。さらに「初代はあまりにも伝説的な役者ですが、そこを意識しすぎるとプレッシャーにやられてしまう。二代目、三代目という自分が目に焼き付けてきた鴈治郎を、良い意味で追いかけていければと思います。どんな役をやっても光っていられるような役者になりたい」と抱負を述べた。新開場した歌舞伎座で襲名披露公演が行なわれるのは今回が初。公演に向けて意気込みを聞くと、「江戸とは違う上方の役者のにおいを出して、お客様にそれを感じていただければと思います。ただ、いかんせん歌舞伎座というのは大きな小屋。なので、お客様にはその大きさを感じさせない、空間を埋められるようなお芝居をできれば良いなと思っています」と語った。「松竹創業120周年中村翫雀改め四代目中村鴈治郎襲名披露歌舞伎座四月大歌舞伎」は4月2日(木)から26日(日)まで、東京・歌舞伎座で上演。チケットの一般発売は3月12日(木)午前10時より。なお、一般発売に先がけて、先行抽選プレリザーブを実施。受付は3月4日(水)午前11時から9日(月)午前11時まで。
2015年03月04日中村屋はこのほど、「スパイスデリ 新宿中村屋 純カリー粉」を発売した。同商品は、1927(昭和2)年に、日本で初めて純印度式カリーを発売したという中村屋本店のレストランで使用しているオリジナルブレンドのカレー粉。オリジナルブレンドのスパイスは、高温で焙煎(ばいせん)した後に、石壷でスタンピング(型押しのように上から突くこと)した。さらにスパイスを熟成させることで、深い香りとコクが引き出されるという。しっかりとした熟成感がありながら、コリアンダーとカルダモンの清涼感ある香りが楽しめるとのこと。カレーだけではなく、様々な料理にも使用可能。なお、本店のレストランではこのカリー粉以外も使用しているという。価格は430円(税別)。
2015年02月19日俳優の中村雅俊と五十嵐淳子夫妻の三女でモデルの中村里砂が、芸能界デビュー1周年を迎えた。2010年にモデルデビューを果たし、女性誌『LARME』(徳間書店)のレギュラーモデルを務めるなど、ガーリー系女子の間で高い人気を誇っているが“2世”であることを公表したのはタレント活動を始めた1年前から。活動の場を広げたのも自らの意思で、「テレビに出演することも全部決まってから報告した」という。「最初は両親とも、すごく驚いていました」と話す中村が、芸能界デビュー後の変化や両親への思いを語った。<全身ショット>中村里砂、キュートなミニスカ&バニー風衣装2014年、両親の結婚記念日でもある2月1日から本格的にタレント活動をスタートさせた中村。1年間を振り返り「改めてデビューと言われると恥ずかしいですね」と照れ笑いを浮かべる。自身としては「モデル業に加えて、テレビという活動の場がひとつ増えた程度にしか捉えていなかった」というが、テレビ露出が増えることでファン層の変化や広がりを実感。「これまでのわたしを知らない人にも、常に新しいわたしを発信していけたら」という思いと旺盛なサービス精神から、最近ではバラエティ番組で家族とのエピソードやプライベートを明かして注目を集めている。「仕事が忙しい時には、お母さんが作るあたたかいごはんは、やっぱり嬉しいですね」と良好な親子関係を明かした中村。「すごく料理が上手なんですよ。ごはんも土鍋で炊くなどしてこだわっていて。特に和食がおいしいんです」と、母・五十嵐淳子の料理を絶賛した。また、2月1日は父・中村雅俊の誕生日だが、「プレゼントってあげたことがなくて…」とポツリ。「何をあげればいいかわからないんです。今年は渡せたらいいなと思います」と、娘としての顔ものぞかせる。家族のエピソードを語ることが増えたが、ここまで両親の力を借りることなく自らで道を切り開いてきた。“2世タレント”という言葉の裏に“親の七光り”という特権を見る視聴者は多いが、「自分のやっていることには責任を持ちたいし、やるからには1ミリも妥協したくない」と力を込める。もともと自立心は旺盛で、「(幼少の頃から)なんでも自分で決めたいタイプ。両親がダメといっても聞かない子だった」という中村。「小さい頃から舞台などは連れられて観に行く機会も多くて、役者の仕事をやってみたら、と言われたこともあった」というが、自らの意思でモデル業からスタート。「みんなでひとつのものを作り上げる作業が好き」だったこともあり、モデルの仕事を続けているうちに、俳優業にも自然と興味を抱くようになった。「両親とは進んできた道が違うから、自分はマイペースに」と語る中村。その大きな瞳からは、持ち前の自立心と、芸能生活2年目に挑む決意が感じられた。
2015年02月01日1世紀に渡り親しまれてきた新宿の老舗食品メーカー「中村屋」が、新宿本店ビルの建て替えにあたり、新たに「中村屋サロン美術館」を開館する。10月29日のグランドオープンに先駆けた内覧会では、開館記念特別展「中村屋サロン―ここで生まれた、ここから生まれた―」がお披露目された。新宿中村屋ビル3階に設えられた中村屋サロン美術館は、展示室と多目的スペースを備えた約240平方メートルの文化芸術施設としてオープンする。白と赤の壁、木製の什器とレトロなランプが落ち着いた雰囲気。開館記念展は、中村屋から広まった近代日本の芸術潮流であり、また館名の由来ともなった「中村屋サロン」にスポットを当てる。荻原守衛、中村彝、高村光太郎、會津八一、中原悌二郎ら関連する作家による絵画、彫刻および書など約50点を集め、明治から昭和に掛けての芸術家達の文化交流の様相を提示した。中村屋の創業者である相馬愛蔵・黒光夫妻は芸術に深い理解を示した文化人である。愛蔵と同郷の彫刻家・荻原守衛(碌山)を中心に、中村屋には多くの芸術家達が自然と集い、その様子がさながらヨーロッパのサロンのようであったことから、夫妻のもとに開花した芸術潮流は「中村屋サロン」と呼ばれた。同館の染谷省三館長は、「ここ新宿中村屋で生まれ、発信された芸術文化は中村屋のアイデンティティーである。それを後世に伝え、また人々の文化的集いの場“サロン”となる美術館にしたい」と話す。本展の目玉となる作品が、萩原守衛によるブロンズ彫像『女』だ。不安定な膝立ちのポーズに秘められた躍動感を感じる一作であり、その造形美は必見である。同館の太田美喜子学芸員は、「美術史上ではよく知られた“中村屋サロン”の一般認知度の低下を食い止めるとともに、若者にその存在をもっと知ってもらいたい」と言い、若い世代の鑑賞者に向けて、出品作の中から中村彝の油彩画『小女』を推薦した。相馬夫妻の長女・俊子をモデルに制作された本作は、肺病に侵された画家とモデルの恋のエピソードで有名。俊子の強いまなざしときりりとした太い眉、頬にさす紅色の生命感が鮮烈で、どこか現代にも通ずる魅力を持った作品だ。その他、高村光太郎の『自画像』や、鶴田吾郎の『盲目のエロシェンコ』など有名作が出展され、コンパクトながら見どころの多い展覧会にまとめられた。かつて多くの企業美術館が立ち並んだ新宿。新たな新宿の芸術サロンとしての同館の今後に注目したい。【イベント情報】中村屋サロン美術館 開館記念特別展「中村屋サロン―ここで生まれた、ここから生まれた―」会場:中村屋サロン美術館住所:東京都新宿区新宿3-26-13 新宿中村屋ビル3階会期:2014年10月29日から2015年2月15日時間:10:30から19:00休館日:火曜日、1月1日(火曜が祝祭日の場合は開館、翌日休館)入館料:300円
2014年10月22日中村アン 秋冬イベント出演抜群のプロポーションにストレートな発言で人気急上昇中の中村アンさん。バラエティ番組にひっぱりだこの彼女はタレントとして活躍の幅を広げています。もちろん、本業ともいえるモデルのお仕事もノリにのっていて、彼女のオフィシャルブログによれば、8月~10月にかけて複数のファッションイベントに出演が決まっています。ヘビロテアイテムは?同ブログでは、彼女のプライベートをのぞき見ることができ、7月23日付けの記事ではヘビロテアイテムを紹介。「カシウエアの触りに病みつきです」と愛用品を大絶賛しています。また、私服も公開されており、同ブログ7月26日付け記事では、オーシャンパシフィックの水着写真が載せられています。「かわいいし 形がキレイだししっかりしてる」とモデルらしいコメントも。もう秋物ですトレンドの先取りがモデルの宿命。同ブログ7月27日付けの記事では、「and GIRL」の撮影で秋物の撮影をしたことを明かしました。スタッフが半袖のなか、長袖のトップスや厚手のパンツをスマートに着こなす姿はさすがプロ!モノトーンのシックなコーディネイトが秋らしさを誘っています。しかし、同日の私服はスイカ柄のワンピース。スタバのドリンクを片手にまだまだ夏を楽しんでいる写真がアップされています。【参考】・中村アン オフィシャルブログ
2014年07月29日資生堂ギャラリーは、昨年永眠したグラフィックデザイナー兼アートディレクターの中村真の没後初となる回顧展「中村誠の資生堂 美人を創る」を開催している。6月29日まで。本展では、資生堂のイラスト広告を写真広告へと転換させた中村の創作プロセスを、自宅に遺されていた記録写真や校正刷りポスターなどの未公開資料を交えながら展示。モデルに山口小夜子を起用した香水の広告など、数々のポスターも紹介する。デザイン評論家の柏木博、グラフィックデザイナーの佐藤卓と松永真を迎えてのトークショーも6月22日の14時より資生堂銀座ビル3階の花椿ホールにて実施(申し込み制)。中村は1926年岩手生まれ。東京美術学校(現・東京藝術大学)を卒業後し、49年に資生堂に入社。写真を用いた写真表現で頭角を表し、50年代半ばから80年代まで多くの広告を製作した。資生堂の宣伝部政策室長から顧問までを務め、国際グラフィック連盟などで幅広く活動し、93年に紫綬褒章受章。2013年6月永眠。【イベント情報】「中村誠の資生堂 美人を創る」展会場:資生堂ギャラリー住所:東京都中央区銀座8-8-3東京銀座資生堂ビル地下1階会期:6月3日から6月29日時間:11:00から19:00(日曜日は18:00まで)休館日:月曜日入場無料
2014年06月10日戦前のイラスト広告を写真へ資生堂ギャラリー(東京都中央区)で昨年永眠した中村誠氏の回顧展「中村誠の資生堂 美人を創る」が開催される。中村誠氏は資生堂の広告を数多く手がけてきたグラフィックデザイナーでアートディレクター。1949年に資生堂に入社してから戦前の資生堂のイラスト広告を写真広告へ転換させた人物として知られている。ただ単にイラストから写真へ変えただけでなく、その仕事内容は実に繊細なもの。中村氏は生前「計数に表現することのできない表情とか、雰囲気、空気感を大切にしてきた」と語っていた。資生堂が確立していた独自のイラスト広告の伝統を受け継ぎながら、製版の工夫、大胆なトリミングといった手法により広告を進化させていった。(画像はプレスリリースより)「一業、一社、一生、一広告」中村氏が築いたスタイルは他の人ではできなかったということは、こんなエピソードからうかがえる。「一業、一社、一生、一広告」、これは中村氏が企業デザイナーとして掲げていたモットー。「企業のアイデンティティーをビジュアライズするのがアートディレクターの仕事」と語っており、生涯、企業イメージの創出に力を注いだ。そんな実直な意識のもと生み出された広告だからこそ、見る人に深い印象を与えるものになったのだろう。中村氏の広告は国内だけでなく海外でも賞を得るなど世界的に高く評価されている。回顧展は2014年6月3日(火)~6月29日(日)11:00-19:00 (日曜のみ11:00-18:00) 開催される。【参考】・株式会社資生堂 プレスリリース(PRTIME)
2014年05月30日(画像は学研パブリッシング プレスリリースより)ますます美ボディ!釈由美子綺麗で美しいプロボーション、そしていつも新しいことに挑戦する釈由美子さん。最近発刊された「釈ボディ」では、人生発の「手ブラ」を披露し、話題を集めています。そんな釈さんを表紙に起用したFYTTE(フィッテ)1月号が人気です。同誌では、年齢とともにますます美しくなる彼女のプロポーションに迫ります。彼女の美と健康についての考え方、ありのままを受け入れられるようになってきた心境など、彼女の素の魅力が満載です。特集は、人生を変えたダイエット!今回の目玉特集は、ダイエット。どの雑誌でも特集が組まれるダイエットですが、FYTTEのそれは一味違います。12人のダイエット成功者の平均マイナス体重は、なんと20キロ!何をしてそんなにやせることができたのか?人生を変えたダイエット方法が次々と明らかにされます。ウレシイとじ込み保存版また、とじ込みの「代謝美人をつくる温活ブック」は必見。これから寒くなって代謝が落ちやすいシーズンをむかえます。体を温めるノウハウをしっかり学べる保存版です。さらには、秋元才加さん、安めぐみさんら有名タレントさんのスタイルキープ法も公開されています。何かと脂肪のつきやすいシーズンですが、FYTTEを片手に美ボディにトライしてみてはいかがでしょう。【参考リンク】▼学研パブリッシング プレスリリース
2013年11月27日高橋克典、坂口憲二、釈由美子らが出演する舞台『十三人の刺客』が8月3日(金)東京・赤坂ACTシアターにて開幕する。初日に先立ち前日の8月2日、公開稽古と会見が行われ高橋、坂口、釈が登場した。『十三人の刺客』チケット情報本作は1963年に片岡千恵蔵主演で映画化され、2010年には三池崇史監督の手によりリメイク版も作られた同名作品を初めて舞台化したもの。幕閣への昇進を控えた暴虐な藩主をめぐる武士たちの激しい攻防を描いた集団抗争時代劇の決定版と名高い傑作劇。藩主暗殺の密命を受けた13人の刺客のリーダー・島田新左衛門に高橋、彼と対立する御用人をつとめる鬼頭半兵ヱに坂口が扮する。また、舞台オリジナルのキャラクターとして新左衛門の妻・奈緒を釈が演じる。会見で高橋は「舞台は13年ぶりですが、初心で臨んでます。精一杯、いっぱいいっぱいやってます」と意気込む言葉とは裏腹に余裕の表情。これが初舞台となる坂口が「初めてなんで、失敗を恐れず思いきってやりたい」と緊張の面持ちで答えると、すかさず「坂口くんは大変ですよ。ずーっと殺陣をやってますから」と楽しそうにいじる高橋。舞台の仕上がりについては自信たっぷりに「ほんとに面白い舞台になっていると思います。多分『サラリーマン金太郎』より面白いと思います」と高橋自身のヒットドラマを引き合いに出すほど。横から坂口が「どっちも面白いです」とフォローを入れる一幕も。また、この舞台の見どころのひとつ、ラストの壮絶な死闘シーンについて坂口は「最後の長めの殺陣では血のりも使うので、滑ったりしないよう怪我には気をつけたい」と表情を引き締める。そんな様子を見て釈は「映像を見たとき、(殺陣シーンを)どうやって舞台化するんだろうと思ったんですけど、実際生で見る立ち回りは本当に迫力があって、最初のリハーサルの時号泣しちゃったんです」とその凄まじさを語った。高橋は「生の舞台で俳優たちがやる醍醐味を味わっていただけたら。釈由美子好きの方は(釈の)写真集を持ってきて、刺激的なページと目の前にいる釈さんと見比べながら見ると楽しいかと」と語り、笑いを誘っていた。演出はマキノノゾミ。出演はほかに川村陽介、青柳翔、庄野崎謙、山口馬木也、水橋研二、春海四方、花王おさむ、小林勝也、袴田吉彦、西岡徳馬ら。公演は8月3日(金)から18日(土)まで東京・赤坂ACTシアター、その後8月21日(火)から29日(水)まで大阪・新歌舞伎座で上演する。チケットはいずれも発売中。
2012年08月03日2月より六代目中村勘九郎襲名披露興行を行う中村勘太郎が都内で取材会を行い、現在の心境を語った。襲名興行は2月に東京・新橋演舞場にて、3月に東京・浅草の平成中村座で上演後、主要都市を回る。新橋演舞場二月大歌舞伎<中村勘太郎改め六代目中村勘九郎襲名披露>チケット情報「演舞場と中村座で襲名興行ができるのは、なんだか勘九郎らしいですね。父が19歳の時から夢見て建てた中村座で初の襲名ができる。うれしいですね」と勘太郎。父・勘三郎が勘九郎時代に築いてきた功績は数限りない。1994年よりほぼ毎年、若者の街渋谷で『コクーン歌舞伎』を上演。また、現代の作家に新作歌舞伎を創って欲しいという思いから、串田和美、野田秀樹、渡辺えり、宮藤官九郎などに演出や執筆を依頼し新たなファンを掘り起こした。2000年には中村座にゆかりある浅草に仮設劇場を建て、“平成中村座”として公演を行った。その後この一座は日本国内のみならず、世界各地で上演を行っている。そんな勘九郎の名を継ぐ重責については「とりあえず怖い」と話す。「やっぱり戦ってきた名前ですから。(中村座やコクーンでの上演は)歌舞伎を愛してもらいたい、色々な人に知ってもらいたいって。危機感をずっと持っていたんでしょうね。お客様が入ってくれなきゃ話にならないですし。ただ、新しいことをするとよく思わない人もいますよ。いいものをすることによって戦うというか。熱い魂を持って戦ってきた名前ですね」12月の中村座は勘太郎として最後の舞台出演になる。「今月はいい最後を迎える事ができるんじゃないかな。『積恋雪関扉』の関兵衛は今までの役者人生の中で一番苦心した役ですね。演じた者にしかわからない苦しみや疲れがあります。勘太郎という名前で関兵衛をやらせてもらい、偉大なる先輩方が愛した役で、同じ疲れを自分自身で体感でき、歌舞伎ってこういう楽しさもあるんだなと思いました」今年は震災はもちろん、長男の誕生、父の病気、祖父(七代目中村芝翫)の逝去と勘太郎にとっても大きな出来事が続いた。「すごい年になっちゃいましたね。(父の代役を務めた際)命を削ってでもやりますと言ってたら、本当にそれぐらい大変でした(笑)」2月興行では『土蜘』の僧智籌と、『河内山』松江出雲守、『春興鏡獅子』の弥生での出演が決定している。「『土蜘』は、今まで中村屋にあまり縁のなかった役ですが楽しいです。弥生は、祖父(七代目中村芝翫)と1対1でずっと稽古をやってました。父も祖父もすごく大事にしています。おじいちゃま(十七代目中村勘三郎)も。全員の血が入っているから大切にしなければと思いますね。3人とは体型が違うので、当時振り付けられた踊りをどうこの身長で踊るかですね」襲名興行まであと僅か。「今月の“勘太郎”最後をまずは楽しみたいです。襲名はお祭りですからね。お客様にも楽しんで頂いて、一緒に祝って欲しいです」。公演は2月2日(木)から26日(日)まで新橋演舞場で上演。その後、3月平成中村座、9月に大阪・松竹座、10月に名古屋・御園座、12月に京都・南座、2013年2月に博多・博多座で上演される。
2011年12月22日歌舞伎俳優の中村勘太郎が、来年2月に六代目中村勘九郎襲名披露の成功を祈願して11月27日、東京・浅草寺でお練りを行った。父、中村勘三郎と弟の中村七之助らとともに雷門前を出発し、ゆっくりと本堂までお練りを開始。晴天となったこの日、人気役者を一目見ようと2万5千人が集まり、「中村屋!」と声がかかると笑顔で応えていた。新橋演舞場二月大歌舞伎<中村勘太郎改め六代目中村勘九郎襲名披露>チケット情報勘太郎は「勘九郎という、父が46年間名乗っていた名前を継ぐプレッシャーはあります。みなさまからの笑顔とご声援を胸に、1年間しっかり務めたいと思います」と挨拶。また勘三郎は「勘九郎っていい名前ですけど大した事ありません。(自分が)勘三郎を継いだ時のほうがプレッシャーがありました。気楽にいい勘九郎にしてもらいたい」とエールを送った。勘九郎を名乗る実感がまだ湧かないという勘太郎だが、「謙虚な気持ちと向上心と、ハングリー精神を忘れないように務めたい」と話し、気持ちを引き締めていた。なお、勘太郎としての出演は今年12月の『平成中村座』(東京・浅草)が最後となる。襲名披露は、来年2月2日(木)から26日(日)まで東京・新橋演舞場にて興行を行い、その後、3月に平成中村座、9月に大阪・松竹座、10月に名古屋・御園座、12月に京都・南座、2013年2月に福岡・博多座と各地を回る。新橋演舞場のチケットは12月23日(金)より発売。
2011年11月28日今年9月、東京・新橋演舞場『秀山祭九月大歌舞伎』興行で、三代目中村又五郎、四代目中村歌昇をそれぞれ襲名する歌舞伎俳優の中村歌昇と長男の中村種太郎が、中村吉右衛門、中村歌六らとともに8月22日、東京・浅草寺で「お練り」を行った。チケット情報鳴物の山車と木遣り(きやり)に先導され、雷門を盛大に出発。1万人の人で賑わう仲見世を経て、「播磨屋!」、「又播磨!」などの掛け声が飛び交う中、本堂に向かい成功を祈願した。朝から激しく降っていた雨も「お練り」が始まるとすっかり止み、天さえも味方につけているかのよう。なお、浅草寺での「お練り」は2005年1月の中村勘三郎以来6年7か月ぶり。三代目又五郎を襲名する中村歌昇は、「本日は本当にありがとうございます。お天気の悪い中、木遣りの方々、お囃子のあやめ連の方々、浅草の芸子の皆様、ありがとうございます。皆様のご声援に応えるべく、この道一層の精進をいたし、ひとかどの役者になることが、皆様へのご恩返しだと思っております」とコメント。また、四代目歌昇を襲名する中村種太郎は「このようにお練りをさせていただくことは、色々な方々のお力があってのことだと思っております。感謝の気持ちを持って、一所懸命舞台を勤めることが一番の恩返しだと思ってております」と抱負を語った。播磨屋一門の長である中村吉右衛門は「本日はお足元の悪いなか、かくも賑々しくお運びいただき誠にありがとうございます。皆様方のお力によって、舞台で力を発揮できることと思います。ぜひとも又五郎、歌昇をどうぞ宜しくお願いいたします」と締めた。公演は同劇場にて9月1日(木)から25日(日)まで上演。チケットは発売中。
2011年08月23日