2019年3月に全国12か所で開催される「中村七之助 特別舞踊公演2019」。この公演について中村七之助が意気込みを語った。【チケット情報はこちら】本公演は、中村屋一門が行うおなじみの全国巡業公演。古くは十八世勘三郎が率いた親子会に始まり、2005年からは勘九郎と兄弟で務めてきた。2018年は歌舞伎座・平成中村座で行われた十八世勘三郎七回忌追善興行のほか、「平成中村座スペイン公演」、パリ公演「ジャポニスム2018」などで大役を果たし、2019年末上演の「風の谷のナウシカ」歌舞伎版への出演も発表された七之助が全国各地に足を運ぶ。群馬・ながめ余興場や岐阜・かしも明治座、東座といった昔ながらの芝居小屋での公演では、客席から演者までの間が2メートルあるかないかの至近距離で立ち回りや舞踊が繰り広げられる。演目は、中村鶴松が美しい海女の姿に扮する「汐汲」。ハイライトは、鶴屋南北の「於染久松色読販」から見どころを抜粋した「隅田川千種濡事」だ。「於染久松色読販」は2018年2月の博多座でも七之助が七役を演じており、自身も「平成中村座などでも、これまで自分が演じてきた自負がある」と語る。今回、七之助は許嫁・お光、油屋娘・お染、丁稚・久松、土手のお六の四役早替りを務める。演目を迷っていた七之助に「歌舞伎を初めて観る人に醍醐味を伝えるとしたら、早替りを見せるのはどうでしょう」と声をかけたのは、「隅田川千種濡事」で共演する中村いてうだと言う。「隅田川千種濡事」に決めた七之助は、演目の見どころを「男も女も見せることができて、エンターテインメント性があるところ」と語る。さらに「この演目は舞台裏が非常に大変で、共演者、スタッフがひとり欠けたら成立しない。しかも毎日違う会場で、広さも使える部分もそれぞれ違う。昨日捌けられた部分が、今日は捌けられないこともある。お客さまとの距離もとても近い。私にとっては本当に毎日がチャレンジで、とても楽しみです」と続けた。「汐汲」の前には、七之助、鶴松による「芸談」が行われる。ここでは「隅田川千種濡事」を観るにあたって、七之助が演目の予備知識を解説。さらに「中村屋ヒストリー」と題し、十八世勘三郎など中村屋の秘蔵映像を振り返りながら、七之助と鶴松が懐かしい話に華を咲かせる。「中村七之助 特別舞踊公演2019」は、3月2日(土)より群馬・ながめ余興場を皮切りに開催。チケットの一般発売に先駆けて、群馬、埼玉、長野、石川、広島、千葉、岐阜公演の抽選先行、大阪公演は先着先行を実施中。取材・文:横山由希路
2018年12月26日名古屋パルコにて「中村佑介展」が期間限定で開催されます。“ASIAN KUNG-FU GENERATION”のCDジャケットや“謎解きはディナーのあとで”の書籍カバーなど、話題の作品に多数携わる人気イラストレーター・中村佑介さんの展覧会情報をお届けします。「中村佑介展」名古屋パルコで開催2018年11月16日~12月2日まで名古屋パルコにて「中村佑介展 ALL AROUND YUSUKE NAKAMURA」が期間限定で開催されます。東京・池袋パルコで開催された同展覧会には、2万5千人以上が来場。人気のイベントに注目が集まります。中村佑介さんとは1978年生まれの兵庫県出身のイラストレーター。人気バンド・ASIAN KUNG-FU GENERATIONのCDジャケットや、“謎解きはディナーのあとで”、“夜は短し歩けよ乙女”などの書籍カバーを手掛ける注目のイラストレーターです。ファン必見の原画やオリジナルグッズが多数展開ASIAN KUNG-FU GENERATION『ソルファ』330点以上の作品を展示予定本展覧会では原画や完成イラスト以外に、アイディアスケッチや着色前の線画など貴重な作品が330点以上展示される予定。中村佑介さんのほぼ全てのアートワークが集結するとあって、ファン必見の展覧会です。オリジナルグッズを販売会場では、ここでしか手に入らないオリジナルグッズが展開予定。イラスト付きサイン会の実施会場内のショップで対象商品を含む2,000円(税込)以上グッズを購入すると、イラスト付きのサイン会に参加できるそう。2018年11月24日と25日の二日間、各日60名のみの貴重なサイン会です。参加希望社への整理券配布は初日より実施するそうなので、参加希望の方はお早めの来場がおすすめです。「中村佑介展」イベント詳細期間2018年11月16日~12月2日営業時間10:00~21:00※最終日は18:00閉場 / 入場は閉場の30分前まで。会場名古屋パルコ西館6F・パルコギャラリー、南館8F・特設会場の2会場入場料一般800円学生500円小学生以下無料イラスト付きサイン会情報日時:2018年11月24日、25日 各日13:00~会場:パルコギャラリー内定員:各日60名参加条件:展覧会初日より、会場内ショップにて対象商品を含む2,000円(税込)以上購入すると、参加希望者には整理券を配布。<対象商品>作品集『Blue』、『NOW』、展覧会図録『BEST』、中村佑介2019カレンダー、 ぬりえブック『COLOR ME』※定員に達し次第、参加券配布を終了。※サインは対象商品にする。※サイン会開催時は一部作品を観覧できない可能性あり。※イベントは予告なく変更となる場合あり。問い合わせ先「中村佑介展」に参加しよう森見登美彦著『夜は短し歩けよ乙女』人気作品のCDジャケットや書籍カバーなど、多岐に渡って活躍する中村佑介さんの大展覧会。ぜひこの機会に「中村佑介展 ALL AROUND YUSUKE NAKAMURA」に足を運んで、貴重な作品を見てみませんか。イベント情報イベント名:中村佑介展 ALL AROUND YUSUKE NAKAMURA催行期間:2018年11月16日 〜 2018年12月02日住所:名古屋市中区栄3-29-1名古屋パルコ西館6F・パルコギャラリー、南館8F・特設会場の2会場
2018年11月19日刀剣育成シミュレーションゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」を原案とした初の実写化作品『映画刀剣乱舞』。先日、本作の追加キャストとして山本耕史と八嶋智人の参戦が発表され、ネット上で話題になっている。■ストーリー天正十年六月二日、京・本能寺。明智光秀が織田信長を襲撃した“本能寺の変”に、歴史改変の魔の手が迫っていた。燃える寺から信長を逃がし歴史を変える、そんな時間遡行軍の計画は、刀剣男士たちの活躍により打ち砕かれた。ところが、無事任務を終えて帰還した彼らに届いた「織田信長生存」の一報。本来の歴史に戻すため、刀剣男士たちは織田信長暗殺を目的に再び過去へと出陣するのだった。どうやって信長は生き延びていたのか、怪しい動きをする影、そして立て続けに歴史介入をしてくる時間遡行軍。彼らの本当の狙いに気付いた三日月宗近は…。正しい歴史とは何か。“守るべきもの”を守る戦いが、いま始まる――!■若手が集まる本作に安心の実力派が参加!名立たる刀剣が戦士へと姿を変えた“刀剣男士”を率い、歴史を守るために戦う刀剣育成シミュレーションゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」を原案とした本作。すでに、注目の刀剣男士のキャストには、三日月宗近役の鈴木拡樹、山姥切国広役の荒牧慶彦、薬研藤四郎役の北村諒、へし切長谷部役の和田雅成、日本号役の岩永洋昭、骨喰藤四郎役の定本楓馬、不動行光役の椎名鯛造、そして鶯丸役の廣瀬智紀と、舞台を中心に活躍する若手俳優たちが決定している。そんな中、今回追加キャストとして実力派俳優の2人、山本耕史と八嶋智人の出演も決定。山本さんは、天下統一を狙う織田信長役として安定感のある演技を発揮。八嶋さんは織田信長を支える家臣ながら、後に天下統一を成し遂げる羽柴秀吉役を演じる。山本さんは「織田信長は初めて演じます。自分がもうそんな年齢になったのかと感慨深い思いでした」と話し、八嶋さんは「我々が知る『歴史』とはいかに表層的であるか。この映画はそう実感させてくれる力強いロマンだ!」と熱く本作をアピールしている。■これまでも様々な武将に…山本耕史の新たな挑戦に反響今回の発表で特に話題となっているのが、織田信長役の山本さん。これまでも様々な時代物作品に出演してきた山本さんは、大河ドラマ「新選組!」などでは土方歳三、「平清盛」では藤原頼長、「真田丸」では石田三成。ほかにも、豊臣秀頼、竹中半兵衛、徳川秀忠とたくさんの歴史上の人物に扮してきた。そんな中、今回初の織田信長役決定にTwitterでは「石田三成から織田信長になった…」「山本耕史は石田三成だろ(真田丸クラスタ)山本耕史は土方歳三だろ(新選組クラスタ)山本耕史は織田信長だろ(刀剣乱舞クラスタ)山本耕史とは一体」「山本耕史さんは石田三成から織田信長になったのか…」「今日の誕生日の人は…土方歳三、いや、石田三成だったかな… …あっ、山本耕史さんだった! と思ったらまさかの織田信長」「え?は?山本耕史は石田三成じゃないん?土方歳三でもあったけど織田信長なん? え?」「山本耕史は土方歳三なのか石田三成なのか織田信長なのか…」とファンも混乱気味の様子だ。■“刀剣男士”が勢揃い! 本ポスタービジュアル公開三日月宗近(鈴木さん)ら“刀剣男士”たちが躍動する本ポスタービジュアルも併せて公開!霧がかった城と炎が描かれており、激しく壮大なストーリーを予感させる。なお、本作のムビチケカード全9種類を3回に分けて発売することも決定。第1弾は<三日月宗近、日本号、鶯丸>の3人のビジュアルを使用し、11月2日(金)より発売開始となる。『映画刀剣乱舞』は2019年1月18日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:映画刀剣乱舞 2019年1月18日より全国にて公開©2019「映画刀剣乱舞」製作委員会 ©2015-2019 DMM GAMES/Nitroplus
2018年11月01日平成中村座 十一月大歌舞伎〈十八世中村勘三郎七回忌追善〉が11月1日(木)に初日を迎える。今回平成中村座が設営されるのは、おなじみの浅草寺境内。役者の名前を染め抜いた何本もの幟がはためき、中村屋の紋〈角切銀杏〉の櫓を掲げた入り口をくぐると、大提灯と中村座オリジナルの三色の定式幕が目に入る。平土間の席には座布団が並び、江戸時代の芝居小屋にタイムスリップしたかのようで、一気に芝居心が刺激される。歌舞伎座や国立劇場とはまた違った客席と舞台の一体感がいい。「江戸時代の芝居小屋を現代に復活させたい」。故・十八世中村勘三郎のそんな長年の夢が、2000年に平成中村座として実現。以来、大坂、名古屋、そしてNYやベルリンと、各地で大勢の人々を魅了してきた。「父が19歳の時に唐十郎さんのテント芝居を観て、”こういう小屋を作りたい”と夢を抱き、かなったのがこの平成中村座です。日本国内だけではなく海外へも行かせていただきました。そして”もっといろいろなことができそうだ”ということが確信に変わったときに、父が逝ってしまった。その父の夢を僕らが引き継ぎました。先輩後輩皆さんのお力を借りて、これからも続けていきたいと思います」と中村勘九郎は製作発表で語っていた。今回の演目は昼の部が、血で血を洗う源平争乱にあって颯爽と生き抜いた武将を描く『源平布引滝 実盛物語』、長い晒を使った力強くあでやかな舞踊『近江のお兼』、だましだまされ化かし合いの物語『江戸みやげ 狐狸狐狸ばなし』。夜の部は、出演者一同によるにぎやかな『弥栄芝居賑』、十七世/十八世中村屋のために書き下ろされた舞踊劇『舞鶴五條橋』、大星由良之助の本心とお軽平右衛門兄妹の情が響き合う『仮名手本忠臣蔵 祇園一力茶屋の場』。亡き父に代わり奮闘する中村勘九郎と中村七之助、そして盟友中村扇雀に、中村芝翫。中村屋ゆかりの演目と顔ぶれで、秋の浅草を満喫したい。11月26日(月)まで。文: 五十川晶子
2018年11月01日「中村屋」は、大阪・天満の天神橋筋商店街にあるコロッケ屋さんです。 この道40年のお店が生み出す、親しみやすい味が大人気。 「コロッケ」以外にも「ハムカツ」や「ミンチカツ」など、「中村屋」でぜひとも味わいたい絶品メニューをご紹介します。約40年の歴史を持つ「中村屋」食べ歩きで楽しめる揚げ物メニューが人気天神橋筋商店街のアーケードを入ってすぐのところにある「中村屋」は、約40年もの間、地元住民から親しまれてきたお店です。 人気の「コロッケ」以外にもバラエティ豊かなメニューをお手頃価格で取りそろえています。「中村屋」の揚げ物メニューは片手で食べられるので、食べ歩きで楽しむのが主流です。 昔なつかしい、ほっこりした味わいは、多くの人に愛されています。テレビや雑誌などでも紹介される人気ぶりこれまでに「中村屋」はテレビや雑誌などのメディアで多く紹介されてきました。関西地方で放送されている人気番組「ごぶごぶ」では、司会のダウンタウン・浜田雅功さんのお気に入り店としてたびたび登場しています。さらに、2018年4月には大阪を訪れていた安倍晋三首相ご本人が直接来店し、コロッケを購入したサプライズもあったそう。地元住民はもちろん、著名人にも評判のお店であることがわかります。1日で5,000個売れる「コロッケ」特にリーズナブルな「コロッケ」(70円)は「中村屋」の看板商品です。 年代や性別を問わず人気が高く、多いときには100人以上の行列ができたり、1日で5,000個売れることもあるそうです。ほどよく混ぜ込んだ牛肉は主張しすぎず、ジャガイモのホクホク感が堪能できる一品です。 ラードを使い、サクッとした食感に揚げています。 少し甘さを感じられる味わいなので、ごはんのおかずとしてだけでなく、おやつにもぴったり。食べ歩きしたいことを伝えれば、揚げたてのコロッケを小袋に入れてくれます。 冷めてもおいしくいただける点も大きな魅力で、テイクアウト用のパックに入れてもらっている人も多く見られます。若い世代に人気の「ハムカツ」若い世代から支持されている「ハムカツ」(70円)も人気です。 凝縮された旨みのあるハムを揚げた、一度口にすればやみつきになること間違いなしの一品です。ビールや焼酎などで晩酌を楽しむ大人の方にもおすすめです。 家族や友人とのホームパーティーでおみやげに持っていっても喜ばれるでしょう。お肉の旨みたっぷりの「ミンチカツ」ボリューム感のある揚げ物を食べたいときには「ミンチカツ」(120円)がおすすめです。 食べ盛りの子どもや学生も大満足の食べ応えです。 ひき肉の旨みがたっぷりと詰まったジューシーなおいしさが魅力で、脂っこくなくて食べやすく、サクサクと食べられます。そのままでもおいしくいただけますが、パンに挟んでアレンジしてみるのもおすすめです。 トマトやレタスなどのフレッシュな野菜と合わせれば、贅沢なサンドイッチが出来上がりますよ。大人気「中村屋」の穴場な時間帯「中村屋」は、長い行列ができることでも有名です。お昼や夕方は、OLやサラリーマン、主婦といったお客さんが大勢集まり、瞬く間に行列ができてしまいます。混雑を避けたいなら、夏場は14:00~15:00頃が狙い目です。 スケジュールに余裕がある場合は、ピークの時間帯から少しずらして足を運ぶのがおすすめですよ。昔なつかしい「中村屋」のコロッケを片手に散歩しよう「中村屋」の昔なつかしい味わいのコロッケを片手に、天神橋筋商店街をぶらぶらとお散歩してみてはいかがでしょうか。 街中で楽しむ食べ歩きでは、店内での食事とはまた違ったおいしさが感じられるはずですよ。スポット情報スポット名:中村屋住所:大阪市北区天神橋2丁目3-21電話番号:06-6351-2949
2018年09月04日中村屋一門による恒例の巡業公演が、今年は春に開催。『中村勘九郎中村七之助春暁特別公演2018』として、全国12か所を回る。そこで勘九郎、七之助の父・十八代目中村勘三郎に、「3人目の倅」として目をかけられてきた中村鶴松に話を聞く。中村勘九郎中村七之助春暁特別公演2018 チケット情報「日ごろ歌舞伎を観る機会の少ない地方のお客さまにも歌舞伎に親しんでもらいたい」との趣旨のもと、2005年から毎年行われている巡業公演。鶴松は、地方ならではの触れ合いや食事を楽しみにしつつ、実は最も重責を感じる公演でもあるという。「普段あまり歌舞伎を観ない分、地方のお客さまにとってはその1回が本当に大事だと思います。そこで歌舞伎って難しいな、面白くないなと思われてしまったら、二度と足を運んでいただけないかもしれませんから。それだけに1回1回、本当に気が抜けないですね」今回予定されている演目は、『鶴亀』、『浦島』、『枕獅子』の3作品。「『鶴亀』はおめでたい踊りです。本興行ではなかなか出来ない、お弟子さんだけの演目ということで、今みんな必死に稽古に取り組んでいます。『浦島』は青年から老人への早変わりが見どころ。勘九郎さんがどう演じ分けるかにも注目していただきたいです。勘九郎さんと七之助さんの踊りの違いは、もちろん立役と女形の違いはありますが、勘九郎さんが非常にダイナミックで体のすべてに神経を行き渡らせるような感じだとすれば、七之助さんはしなやかで流れるような感じ。『枕獅子』では、傾城(=遊女)演じる七之助さんの美しい踊りを堪能していただけると思います。また僕は久しぶりの禿(=少女)役なので、どうすればかわいく見えるか(笑)、日々研究しているところです」鶴松にとって憧れの存在である勘九郎と七之助。『芸談』では、そんなふたりの素顔、仲のよさを垣間見ることが出来る。「歌舞伎役者の赤裸々なトークを聞くことってあまりないと思いますし、またお兄さんたちが話上手ですからね。これは貴重な機会になるのではないかなと。公演によってはお弟子さんに一発芸をやらせることもありますし(笑)。えっ、僕ですか!?いやいや、絶対出ないですよ!」中村屋ならではの、アットホームな雰囲気も魅力の本公演。どの演目も観やすく、歌舞伎初心者にもおすすめの内容だ。「とりあえず観てもらわないと始まらないですからね。歌舞伎ってどんなものか。まず一歩足を踏み入れて、あの迫力、感動を体験して欲しいなと思います」公演は3/17(土)の埼玉公演を皮切りに、東京、北海道、青森、山形、福島、鳥取、島根、岡山、広島、大分、神奈川と各地を巡る。チケットは発売中。取材・文:野上瑠美子
2018年03月13日あの作品でお馴染み。イラストレーター「中村佑介」東京・表参道にて『謎解きはディナーのあとで』などの有名書籍のカバーでお馴染みのイラストレーター・中村佑介の作品を展示したカフェ「中村祐介ギャラリーカフェ」が2018年3月2日(金)~3月18日(日)まで「Cafe&Dining hanami」にて期間限定でオープンします。くつろぎながら数々の人気作品の世界を楽しんで店内には、中村佑介が過去に手掛けた作品の原画の数々が展示されます。小説『謎解きはディナーのあとで』や『夜は短し歩けよ乙女』などの有名書籍のカバーだけでなく、有名アーティストのCDジャケットやアニメのキャラクターデザインなど、多岐に渡る中村佑介の作品は、一度は目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。「中村佑介ギャラリーカフェ」では、そんな中村佑介の世界を、カフェでくつろぎながらゆっくりと楽しむことができます。ぜひ手に入れたい!中村佑介のイラストグッズ「中村佑介ギャラリー」では、販売が初となる「中村佑介オリジナルマスキングテープ」が販売されます。これはファンは逃さずに手に入れたいですね。他にも数多くの中村祐介グッズが取り揃えられています。ギャラリーカフェには特典がいっぱい!期間中、来店者全員に中村祐介のイラストが描かれた特製コースターがプレゼントされます。ドリンク1杯の注文につき、さらにもう1枚。特製コースターは全部で10種類です。そして、中村祐介プロデュースのVR作品「Birth YUSUKE NAKAMURA VR」を体験した人には、特製缶バッチがプレゼントされます。こちらは全9種類。その場で感想をツイッターに「#Birthを観た」を付けて投稿すると、さらにもう1個貰うことができますよ。「中村佑介ギャラリーカフェ」は、東京メトロ各線「表参道駅」のA1出口から徒歩3分のところにある「Cafe&Dining hanami」にて開催されます。イベント情報イベント名:中村佑介ギャラリーカフェ催行期間:2018年03月02日 〜 2018年03月18日住所:東京都渋谷区神宮前5-3-8 AF Lohas St.Bldg 1-2F(Cafe&Dining hanami)
2018年02月28日中村勘九郎、中村七之助兄弟らによる全国巡業公演が今年も開催される。「春暁特別公演2018」と銘打ち、3月中旬の埼玉を皮切りに全国12か所を巡るふたりに、話を聞いた。春暁特別公演2018 チケット情報普段、歌舞伎の舞台を生で観ることができない全国の人たちに、歌舞伎の楽しさを届けたい、と2005年より毎年開催、兄弟ふたりが中心になってのこの巡業は、「最初の頃は不安でした。が、継続は力なり。この公演を見て歌舞伎を好きになったという方が多く、やってきて良かったなと思います」と話す勘九郎。上演演目も、初めて歌舞伎を観る人も存分に楽しめるものをと工夫を重ねてきた。今回、勘九郎が演じる「浦島」は、かの昔話の主人公の後日談。「海から戻ってきた浦島が、竜宮城での思い出を踊りで見せます。その後玉手箱を開けたらどうなるか──、皆知っていることですが(笑)、これが意外と古風な早変わりで、楽しく観ていただけると思います」(勘九郎)。いっぽう、七之助が踊るのは華やかさに満ち満ちた「枕獅子」。「『鏡獅子』の元となったとても古風な踊りです。僕が演じるのは傾城で、その切ない女心を格式高い曲調で踊ります。『鏡獅子』よりもさらに華やかなところもあり、春にぴったりですね」(七之助)。中村屋門弟らによる「鶴亀」も、春にふさわしい、おめでたい雰囲気に溢れた舞踊だ。この巡業公演ならではのお楽しみ、「芸談」の時間も。「芝居のことも、プライベートのこともざっくばらんに話すトークショーです」と勘九郎。この時間はいつもスーツ姿での登場だが──「いまだに『おおーっ!』と声があがる。あれは絶対、『着物じゃない?スーツだ!』『普通の人だ!』ということでしょう(笑)。生で観る歌舞伎は初めてという人は?と聞くと、半分以上の方が手を上げられる。まだまだ、ですね」と七之助も言葉に力を込める。質疑応答のコーナーでは、「どんなニックネームで呼べばいいか」という斬新な質問も。「屋号以外で?じゃあ何か考えてください、と返すと、『カン』と『シチ』って(笑)──」と七之助。「そんな掛け合いもできるんです」と勘九郎も楽しげだ。都市によってシャイだったり積極的だったりとか客席の雰囲気は様々だが、客席との直接の交流が生まれるかけがえのない時間といえるだろう。2019年の大河ドラマ主演を控える勘九郎だが、これを逃すと勘九郎の生の舞台はしばらくお預けとなるだけに、兄弟揃っての公演は見逃せない。公演は3月17日(土)さいたま市文化センター 大ホールから4月5日(木)鎌倉芸術館 大ホールまで全12か所で開催、チケットは発売中。取材・文加藤智子
2018年01月30日映画『ジオストーム』(2018年1月19日公開)のジャパンプレミアが9日、都内で行われ、日本語吹き替え声優を務める俳優の上川隆也、山本耕史、お笑い芸人のブルゾンちえみが登壇。ブルゾンは、上川と山本に挟まれ、「縁起がいい」とご満悦の表情を見せた。本作は、天候を操る気象コントロール衛星の暴走が地球に引き起こす異常気象を描くディザスター・アクション大作。日本語吹き替え版では、主人公の科学者で気象コントロール衛星の開発者、ジェイク・ローソン役(ジェラルド・バトラー)を上川、その弟で国務省職員のマックス役(ジム・スタージェス)を山本が務め、さらに、マックスの恋人で女性シークレット・サービス・エージェントのサラ役(アビー・コーニッシュ)にブルゾンが抜てきされた。上川は「とてつもないスケールで描かれるSF作品でありながら、家族愛や恋人同士の思いや、いろんなものが…全部乗せのような映画です」と映画を紹介し、山本も「映像の一つ一つを見ても興奮が止まらない。それでいて人間の強さや儚さ、家族愛や恋人を思う気持ちも見どころ。とにかくすごい映画です」と熱くアピール。声優に初挑戦したブルゾンは「みなさん、このあと気を付けください。見た後、ちょっとした風が吹いただけでも『ジオストーム?』って思うくらいリアル」と呼びかけ、「臨場感あふれすぎて、そのあとの生活も映画の中にいるような体験ができると思う」と太鼓判を押した。ステージでは、左からブルゾン、上川、山本という立ち位置でトークを展開していたが、いつも"with B"ことブリリアンを引き連れているブルゾンは、司会者から立ち位置変更を提案されると、「そろそろ挟まれたい」と言って中央に。両脇の2人を眺めて「縁起がいい感じ。ここから見える景色は格別です」と喜び、「2018年、with G(ジオストーム)でやらせてもらっていいですか?」と笑いを誘った。またブルゾンは、2018年の抱負を聞かれると「攻めのメイクをしていこうかと。攻めの見た目を」と宣言。この日の派手なゴールドの衣装と濃いメイクは「序章」だと言い、これまでの見た目も十分攻めていたと思うが「2017年かわいげのある格好をしすぎた。もっと(メイクの)角度を上げたり、濃くしたり、顔というパレットで遊べたら」と語った。
2018年01月09日映画『ジオストーム』(2018年1月19日公開)のジャパンプレミアが9日、都内で行われ、日本語吹き替え声優を務める俳優の上川隆也、山本耕史、お笑い芸人のブルゾンちえみが登壇。声優に初挑戦したブルゾンの声を、上川と山本が絶賛した。本作は、天候を操る気象コントロール衛星の暴走が地球に引き起こす異常気象を描くディザスター・アクション大作。日本語吹き替え版では、主人公の科学者で気象コントロール衛星の開発者、ジェイク・ローソン役(ジェラルド・バトラー)を上川、その弟で国務省職員のマックス役(ジム・スタージェス)を山本が務め、さらに、マックスの恋人で女性シークレット・サービス・エージェントのサラ役(アビー・コーニッシュ)にブルゾンが抜てきされた。"キャリアウーマン"ネタで大ブレイクしたブルゾンが演じるサラは、素晴らしい美貌の持ち主でありながらも大統領の緊急事態には男性顔負けの銃捌き&カーチェイスを見せる"スーパーキャリアウーマン"という役どころ。ブルゾンは「映画の中でもスーパーキャリアウーマンの声をやらせていただきました」と堂々とあいさつした。また、本作が声優初挑戦となったブルゾンは「映画も大好きなのでワクワクしていたんですが、本当に難しかった。声のお仕事をされている人を尊敬しました」とかなり苦労した様子。「自然と出している声を意識して出そうとすると出ない。難しい」と語った。そんなブルゾンの声を、上川は「作品を見ている間はブルゾンさんの姿を想起しなかった。それくらいはまってる」と絶賛。山本も「テレビを見ていてもすごく声のいい方だなと思っていた」と明かした上で、今回の吹き替えについて「艶もあるし、エキゾチックだし、ちょっとセクシーだし、ものすごいぴったり。これからどんどんこういうお話がくるんじゃないかと思う」とべた褒め。ブルゾンは「褒め言葉の全部乗せ。うれしいです」と喜んだ。
2018年01月09日歌舞伎界の次世代を担う中村勘九郎、中村七之助兄弟が、普段から交友のあるゲストの面々とトークを展開する番組「座・中村屋(仮)」が、2018年1月4日(木)にフジテレビ系にて放送されることが決定した。勘九郎さんと七之助さんが贈る、珠玉の新春トーク番組「座・中村屋(仮)」。ゲストと様々なことをざっくばらんに語り合う2人の表情は普段、なかなか見ることのできないもので、話す言葉のひとつひとつに、彼らの素顔が垣間見られる貴重な機会に。そして気になるゲストは、俳優・藤原竜也、女優・大竹しのぶ、そして、脚本家・俳優・監督など様々な顔を持つ宮藤官九郎の3人。勘九郎さんが藤原さんと、七之助さんは宮藤さんと対談。さらに、父親で故・中村勘三郎のかけがえのない友でもあり、まるで身内のような存在だという大竹さんと3人のトークを展開していく。■中村勘九郎×藤原竜也、出会いから演劇人としての熱い想いを語る勘九郎さんが藤原さんとの対談の場所に選んだお店は、中村屋にとっても大切な場所のひとつ。勘九郎さんと藤原さんは、2004年の大河ドラマで共演して以来、互いに信頼を寄せる仲。そんな2人対談では、出会いの頃のエピソードから、演劇人としての熱い想い、ともに師匠を失ったときの心情などを素直な言葉で語り合う。大河ドラマ出演時、20代前半だった2人。それから10年以上の時が経ち、いま、若き役者時代の“やんちゃ”な思い出を笑顔で競うように話す彼ら。時折、勘九郎さんが「新春特番ですから」とその場を仕切り直し、演技への向き合い方や、最近の歌舞伎界、演劇界を見て思うことなども語られる。■中村勘九郎×中村七之助×大竹しのぶ、「まるで中村家のリビング」プライベート感満載の対談にまた大竹さんとのトークでは、ホスト役の2人はやや緊張の面持ち。大竹さんは「ふたりが進行役なんて大丈夫?ちゃんとやってね」と軽くジャブを繰り出す。そして、勘九郎さんと七之助さんを本名から“雅ちゃん”“隆ちゃん”と呼び、2人の母親や、勘九郎さんの妻子を交えた中村家の日常のエピソードを披露。さらに、中村家がとても大切な存在にしている、ある生き物にまつわるエピソードも語られた。ここでは故・勘三郎さんを偲ぶ秘話が語られ、尽きない話の中で大竹さんは「まるで中村家のリビングで話しているみたい」と、プライベート感満載の濃密な対談になっている。■中村七之助×宮藤官九郎、亡き勘三郎さんについて語らう七之助さんと宮藤さんの対談では、中村家ひいきのお店に宮藤さんを招待して行われ、亡き勘三郎さんの話で大いに盛り上がった。息子から見て、いかに勘三郎さんが厳しい人だったのか、七之助さんが語る驚きのエピソードの数々に、宮藤さんも「そんな父親が待っている家に帰りたくない」と笑顔で思わず一言。また、七之助さんはこの場に“飛び道具”を用意。この“飛び道具”に宮藤さんは驚くやら、恥ずかしがるやら。笑いあふれるトークが展開される。■ホスト役勘九郎さん&七之助さんからコメント到着!中村勘九郎そもそも、僕らがホストの対談番組が放送できるなんて、と驚いています。大竹さんや竜也くん、さらに宮藤さんをお迎えして、普通のトーク番組ならカットされがちな話がオンエアされることでしょう(笑)皆さん、普段から親しくしているからこそ聞き出せる、魅力ある話ばかりです。反面、竜也くんとはただただお酒を飲むばかりでした。かなりマニアックな話もしたので、もしかしたら視聴者の皆様には不親切な番組かもしれませんがお許しください(笑)中村七之助僕たちもあまりトーク番組に慣れていないので、ゲストの皆さんと自分たちの間で通じていることをあまり説明せず話を進めてしまいました。視聴者の皆さまには、僕らの楽しい雰囲気をぜひ“感じて”いただきたいと思います(笑)テレビの前で兄弟そろって話をするのはそうないことですし、大竹さんからは父の恋愛観など初めて聞く話もあり、非常に良い機会となりました。兄と藤原さんの対談はかなりめちゃくちゃだったとか(笑)そのため、宮藤さんとは真面目なトークをお届けしたいと思います。「座・中村屋(仮)」は2018年1月4日(木)13時45分~東海テレビ・フジテレビ系全国ネットにて放送。(cinemacafe.net)
2017年11月28日元SMAPの香取慎吾が17日深夜、自身のインスタグラムを更新し、NHK大河ドラマ『新選組!』(2004年)で共演して以来の親友である俳優の山本耕史との2ショットを公開し、反響を呼んでいる。香取は「ウイスキーで2人乾杯!2人で?!#香取慎吾 #山本耕史」と、ウイスキーを手にした笑顔の2ショットを公開した。この投稿に、「新撰組コンビ最高」「素敵なコンビほんま仲良しですね」「大親友の2ショット待ってました!」「ステキな2ショットありがとう本当にカッコいいです」「ずっと続いてる素敵な友情見ているだけで幸せな気持ちになります慎吾くんも山本さんも最高にカッコイイ」などとファン歓喜。「慎吾のメガネ姿カッコいい」「慎吾くんのメガネ姿素敵です」と香取のメガネ姿にも絶賛の声が上がっている。香取はその後、「ウイスキーを2人で.と烏龍茶の3人だけで.乾杯!!#香取慎吾 #山本耕史 #あまのっち」と、お笑いコンビ・キャイ~ンの天野ひろゆきを加えた3ショットもアップ。こちらも「ステキな3ショットだー!!」「3人もまた楽しそう」「慎吾君、楽しそう…幸せそう…なんか、嬉しい」「3人の笑顔から楽しさが伝わってきますね」などとコメントが続々と寄せられている。
2017年11月18日山本耕史が主演するミュージカル『メンフィス』の製作発表会見が11月2日、都内にて行われた。ブロードウェイで初演され、2010年トニー賞では4冠に輝き、日本では2015年に初演した名作の待望の再演。登壇は山本のほか、濱田めぐみ、ジェロ、米倉利紀、伊礼彼方。ミュージカル『メンフィス』チケット情報物語は、1950年代のアメリカ・メンフィスで、当時タブーとされていた黒人音楽であるブルースを、ラジオやTV番組で紹介した実在の白人ラジオDJデューイ・フィリップス(このミュージカルではヒューイ・カルフーン)の半生を描いたもの。人種の壁、人種差別といった当時のアメリカ社会をとりまく問題とともに、その壁を乗り越え愛し合う男女の姿を描いていく。ボン・ジョヴィのデヴィッド・ブライアンが手がけた音楽のパワフルさも特徴だ。前回に続き、ヒューイを山本耕史、彼が恋に落ちる黒人歌手フェリシアを濱田めぐみという鉄壁の布陣で贈る。「初演から2年半。でもその時から、また再会できる作品なんじゃないかなと思っていたので、叶って嬉しい」と山本。ふたりはこの初演が初共演だったが、濱田が「私のフェリシアは耕史さんのヒューイがあって出来上がった」と話すように、息の合ったコンビっぷりが評判だった。さらに濱田は、山本のことを「とにかく、天才なんです。お芝居の呼吸も、ご自身の芝居をちゃんとやっていながら相手の芝居もわかっている。感覚、直感、インスピレーション……その瞬間に受け取るものが具体的で的確。今まで色々な方とお芝居しましたが、感覚の凄さはもしかしたら一番かもしれない」と絶賛。それに対し山本が「僕、誕生日が10月31日なんです。“テンサイ”なんです(笑)」と応え場を和ませたところにも、よい関係性が見てとれる。また今回は、山本が主演のみならず、演出も手がけるのも話題。山本によると「基本的には(初演から)全然変わる。空間的にガラっと変えちゃうので、全然違います。前は抽象的でしたが、今回はリアルに寄せていきたい。シャープに描ければ」とのこと。演出家・山本耕史については共演者から厚い信頼を寄せられているようで、「耕史さんについていけば間違いないと思っている」(濱田)、「僕たちを信頼してくれて、僕たちを遊ばせてもくれるから楽しい」(伊礼)等々の言葉が語られた。伊礼が「ネタバレになっちゃうので具体的には言えないけれど、山本さんの頭の中にある構成は、日本初(の試み)なんじゃないか」と振ったところ、山本から「演出的には初めてのことかも。スタッフは大変だと思いますが。イメージとしては…“お客さんに劇場を移動してもらう”ような感じ。二度楽しい、じゃないですが」と気になる発言も飛び出した。新しく生まれ変わる『メンフィス』、ぜひ実際にその目で見届けて欲しい。公演は12月2日(土)から17日(日)まで、東京・新国立劇場 中劇場にて。チケットは発売中。
2017年11月06日昭和の大スター・植木等さんと、その付き人だった松崎雅臣さん(のちの小松政夫さん)の師弟物語を描いたドラマ『植木等とのぼせもん』。植木役演じる山本耕史さん、松崎役演じる志尊淳さんにお話を伺いました。植木等&小松政夫級の熱い師弟関係が誕生!?――昭和を代表する喜劇人を描く本作ですが、見どころは?山本:人情ドラマでありながらも、歌ありコントありで、作り込んだバラエティを見ている感覚になれるところ。今のドラマって良くも悪くも、いいものを作ろうとするあまり、きっちりしすぎる面があるんですが、この作品は違う。子供の頃に胸躍らせて見ていたドラマや戦隊モノにも通じるワクワク感があって。楽しい作品になると、1話で直感しました。志尊:実は、初めて台本を読んで泣きました。植木さんと小松さんは、ふたりとも不器用で武骨なんだけど、まっすぐ向き合っているんですね。計算ずくの人間関係が苦手な僕には、情を重んじるふたりの関係性がすごく素敵に映ります。――山本さんの声が、植木さんにそっくりで驚きました。山本:実在の人物なので、本読みの段階でかなり寄せてはいたけど、スタッフに「もっと」と言われたんです。でも、モノマネになってはいけない。その加減が難しかったです。植木さんは資料があるからまだいいけど、小松さんの場合は、表舞台に出る前の話だから、志尊くんの方がずっと大変ですよ。志尊:なので僕は、似せることよりも、情熱的にまっすぐ生きる“小松さんイズム”を伝えられたらと思って演じてます。――タイトルにもなっている“のぼせもん”は博多弁で、すぐ熱中する人という意味。おふたりは、のぼせもんタイプ?志尊:2か月で18kg痩せたり、肉体改造はハマるとグワ~ッてなりますけど、僕はのぼせる対象が細かいんです。一方、山本さんはギターは弾けるし、筋トレの知識は豊富だし。どの分野もアベレージが高すぎます。山本:僕は、のぼせんもんというより分析型で。そこは、植木さんに似てるかもしれませんね。志尊くんもおそらく分析型で、近頃、稀にみるほどの頭のいい若手。ただ可愛いだけじゃない。志尊:そんな…(照)。山本さんとの会話は本当に楽しいです。たとえば僕が1聞いたら、10で返してくださいますし。山本:それ、かえって鬱陶しくないかな?(笑)志尊:そんなことないです!小松さんにとって植木さんは憧れだったじゃないですか。僕の山本さんに対する感情も同じです。山本:志尊くんは聞いてくれるからこっちも嬉しくなる。思い出したんだけど、武田鉄矢さんはドラマの撮影で、本番の直前まで喋っていろんなことを教えてくれました。おもしろいから僕は大好きなんだけど、武田さんは「最近は若い方々が僕の話をおもしろがって聞いてくれる」と。その意味がわかりかけてる自分が怖いなあ(笑)。『植木等とのぼせもん』昭和を代表する大スターと、その黄金期を付き人として支えた弟子。ふたりの人情物語を、伝説のバラエティ番組や映画の撮影風景などを交えて描く。原案・語りは小松政夫さん。NHK総合にて毎週土曜20:15~放送中。右/やまもと・こうじ1976年10月31日生まれ。ドラマ『トットちゃん!』『風雲児たち』など話題作への出演が続く。「『スーダラ節』など、植木さんの作品や曲は永遠に受け継がれるもの。触れるたびに引き込まれます」左/しそん・じゅん1995年3月5日生まれ。公開待機作に『覆面系ノイズ』『探偵はBARにいる3』など。「植木さんや小松さんは、事務所の大先輩。D-BOYSで楽曲をカバーさせていただいたこともあります」※『anan』2017年9月20日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・小泉咲子(by anan編集部)
2017年09月18日土曜ドラマ「植木等とのぼせもん」の試写会が都内にて行われ、出演する山本耕史、志尊淳らが上映後に登壇した。昭和のスターである植木さんを堂々と演じた山本さんは、物まねにならないよう演じることに心を砕いたそうで、「はじめに歌録りからやったんですけど、僕の感じで歌うのと発声が違うので『似せますか?』と聞いたら、『寄せられるだけ寄せてください』と言われたので、吹っ切れた感じでやりました」と、苦労を語った。「植木等とのぼせもん」は、日本のテレビ史・映画史に燦然と輝くスターの中でも、明るい昭和を象徴する植木さんと、植木さんの黄金期を運転手兼付き人として傍で支えた小松政夫(志尊さん)の師弟物語。時代の寵児と呼ばれた植木さんと、まだ若かりし青年だった小松さんを、当時のテレビバラエティーや映画の熱気あふれる撮影風景をふんだんに交えながら描く、笑いと涙のドラマになっている。「生の植木等さんを知っているのは、私とこまっちゃんくらい」と話した伊東四朗は、山本さんが演じた植木さんについて「心配していたんですけど、大したものだなと思って。ここまで作り上げられるものかと感心しました」と絶賛。妻・登美子役の優香も「真似するわけでもなく、かといって遠くなく、すごく絶妙で。最初からワクワクして鳥肌が立ちました」と、山本さんについて触れた。山本さんは、そんなふたりの言葉を受けて「一番心配していた部分が、一段階安心した感じです」と胸をなでおろしていた。この日は、小松さんと、小松さんを演じた志尊さんが並んで座って記者からの質問に応えていた。志尊さんは「小松さんが横にいるのに、大変恐縮なのですが」と前置きしながら、「どのシーンを撮ってもエネルギーがあり、目を腫らすくらい泣いたシーンをやった次は、面白く叫ぶシーンをやったりして、本当に濃い。こんなに3カ月で、笑って泣いて怒ることはあるのかなっていうほど、貴重な体験です」と、現場での充実感を伝えた。にこやかに志尊さんを見つめていた小松さんは、その後、正しい「がちょーん」のやり方を披露したり、特徴的な眉毛がついた眼鏡を取り出しエピソードトークを話し出すなど、変わらぬサービス精神で登壇陣を楽しませていた。そのほか、試写会には山内圭哉、浜野謙太、武田玲奈が出席した。「植木等とのぼせもん」はNHKにて9月2日(土)20時15分より、毎週土曜日放送。全8回。(cinamacafe.net)
2017年08月23日6月2日福岡・博多座で「六月博多座大歌舞伎」が開幕。中村橋之助が八代目中村芝翫を襲名。同時に、長男の国生が四代目中村橋之助、二男の宗生が三代目中村福之助、三男の宜生が四代目中村歌之助を襲名という、歌舞伎界初となる親子4人同時襲名披露として大きな話題を呼んでいる。その初日、中村芝翫が博多座ロビーで鏡開きを行ない、公演に対する思いを語った。六月博多座大歌舞伎「昨年の東京・歌舞伎座、そして今年お正月の大阪松竹座に続き、大好きな博多座で親子4人揃って、襲名披露ができます事、本当に嬉しく思います。先輩方、後輩、素晴らしい役者さんたち。スタッフの皆様、劇場に足を運んでくださるお客様。そして今日も朝から裏で頑張ってくれている家内。そんな皆様の支えあってこそですね。本当に有り難いです」と笑顔で挨拶する芝翫。詰めかけたファンも「成駒屋!」「八代目!」と掛け声で答える。今回は昼夜それぞれ親子4人の共演演目(昼:「車引」、夜:「祝勢揃壽連獅子」)が上演となるが、特に「車引」は並々ならぬ思いがあるとか。「橋之助の梅王丸は吉右衛門の兄さま、福之助の桜丸は菊之助さん、そして歌之助の杉王丸は染五郎さんがそれぞれ教えてくださって。倅たちもそれぞれ、役者への思いというものが少しずつピントが合ってきたように思います。本当に歌舞伎界全てで支えてくださって有り難いですね。身に余る光栄でもあり、なんとか恩返ししなくてはと思っております」残念ながら、休演となった中村獅童も今回の博多座公演は非常に楽しみに思っていたようで「博多の皆様によろしく」と電話をもらったとか。「この芝翫という名前は個人の名前ではない。中村芝翫という会社の社長に就任したようなものですよね。そして、私は八代目芝翫を大きくして業績もあげなきゃいけないということ。そしてそれを倅の誰かにこっそりと渡してやりたいと思いますね(笑)」と語り、博多手一本で締めくくった。6月26日(月)まで上演。チケット発売中。
2017年06月02日フジテレビ系で毎週水曜日に放送されている「おじゃMAP!!」の5月17日(水)今夜放送回に俳優の山本耕史が登場。3月以来のゲストとなる山本さんは親友の香取慎吾、「アンタッチャブル」山崎弘也、そしてもう1人のゲスト・叶美香と共に新潟ロケに繰り出す。今回のロケは絶景を見ながら新潟の旬を食べ絶品グルメを味わう「レストランバスツアー」。新潟駅を出発した一行はレストランバスのなかで地元産のワイン「シャルドネ」を楽しみ日本海の絶景を味わえる青山海岸で休憩。最初の目的地のワイナリーでは醸造の現場を見学、新潟ならではのワインを飲み比べる。バスではおいしいワイナリーの赤ワインと新潟産の牛すね肉を使った料理や、新潟産の自然栽培コシヒカリと、そのコシヒカリを食べて育てられた鶏卵を使用したリゾットなどが登場。その後もカブの収穫を体験するなど、最後まで思わぬ出会いやハプニングの連続に溢れた旅を満喫する。今回ゲストとして出演した山本さんは、現在公演されている舞台“劇団☆新感線「髑髏城の七人」Season花”に出演中。同作は「劇団☆新感線」の代表作のひとつ。1990年に古田新太主演で初演されると市川染五郎、小栗旬など様々なキャストで再演が繰り返されてきた。今回は“花・鳥・風・月”の4シーズンに分かれてのロングラン公演となり、小栗旬がかつて織田信長の影武者だった捨之介を演じるほか、山本さんがかつて森蘭丸だった蘭兵衛を演じ、成河、りょう、青木崇高、近藤芳正、古田新太らも出演。豊洲に新しく誕生した客席が回転する新趣向の劇場「IHIステージアラウンド東京」で上演されており、そのステージを生かした演出も見どころ。“Season花”は6月12日(月)までの公演となり、その後は“Season鳥”が阿部サダヲ、森山未來、早乙女太一、松雪泰子らのキャストで6月27日(火)から上演開始となる。ドラマ、映画、そして舞台と幅広い活躍をみせる山本さんと親友の香取さんらが新潟の“旬”を味わい楽しむ「おじゃMAP!!」は5月17日(水)19時~フジテレビ系にて放送。(笠緒)
2017年05月17日フジテレビにて毎週水曜日放送中の人気番組「おじゃMAP!!」の3月29日(水)放送回に、俳優・山本耕史が久々に登場することが分かった。親友・香取慎吾と共に俳句作りに挑戦し、子どもができてからの家庭での一面についても語られる。今回は、鎌倉・千葉に分かれてツアーに参加。鎌倉には、香取さんと「アンタッチャブル」山崎弘也に加えて、山本さんと北斗晶を迎えいつもとは全く違う視点で鎌倉を満喫。また千葉では、大久保佳代子、永野芽郁、渡辺直美の女3人旅が繰り広げられる。鎌倉チームが参加したのは、いま人気の俳句を学べるツアー。俳句の先生として星野高士もツアーに同行し、俳句を学んでいく。俳句を作るためまず訪れたのは、鎌倉五山第1位の建長寺。春のぽかぽか陽気の中、梅も香る晴天の空の下、皆感じたことを言葉にしていく。旅の合間では、親交を深めてきた2人だからこそのとっておきのトークが展開。香取さんは、山本さんから最近生まれたばかりの子どものメールが送られてくることを明かし、妻・堀北真希との意外な家庭での一面が垣間見えるトークも展開。またランチには、おいしい春の旬たっぷりのご飯を食し、鎌倉名物のおいしいスイーツのお店がずらりと並ぶ小町通りを散策しながら、目についたこと、感じたことをどんどん五・七・五にしていく。一方、千葉へ向かった3人は、新鮮な食材を使って、現地の人からご当地ならではの料理を楽しみながら学ぶツアーに参加。開口一番「けっこうなんでもある程度できてしまう女です」と語る大久保さんに対し、いま人気の若手女優・永野さんはというと、「卵をつくるくらい」というおかしな発言が…。まずは、房総のふるさと料理「太巻き寿司」作りに挑戦し、ランチには「お刺身の舟盛り」作りにもチャレンジ。さらに、養蜂場でのハチミツを食べ比べやハチミツを使ったおいしいレシピを学ぶ。果たして、3人の珍道中は無事成功するのか…?最後には、互いにお土産を披露する2チーム。永野さんが料理教室で作った手作りの太巻きに感激し、「食べたい!」と飛びつく香取さんや山崎さんだったが、一方、大久保さんが作った太巻きを見た香取さんらの反応とは…。また渡辺さんのお土産にも驚きおののく…。一体何を持ってきたのか?最後の瞬間まで何が起こるか分からない今回の旅。ぜひ最後までお楽しみに。「おじゃMAP!!」は毎週水曜日19時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2017年03月22日俳優の山本耕史が、サントリースピリッツ「澄みわたる梅酒」のリニューアルを記念して21日に公開された特設サイト「なのにムービースロット」で、24種類の動画に出演。水着で夜の街を歩くというシチュエーションにも挑戦している。同サイトでは、"梅酒なのに透明"という「澄みわたる梅酒」のギャップにちなんで、"◯◯なのに◯◯"というありえない組み合わせを決めるスロットを体験できる。スロットは「梅酒」「デート」「ミュージカル」「家」「メイキング」と「透明」「ムキムキ」「ハイテンション」「大きい」「水着」の組み合わせで、全部で24種類。スロット終了後に、そのありえない組み合わせを山本が実際に体現した動画が流れる。「デートなのに水着」という組み合わせ動画では、水着で夜道を女性と歩いたり、水着で本屋で立ち読みをしたり、という状況に挑戦。山本はこの動画に一番苦労したそうで、「大丈夫かって思う感じでしたよ」と振り返り、「カメラがガーンと構えてあって、照明があって、っていうのだったらまだ撮影しているんだなってわかりますけど、スチールの時はすごく遠くからコソコソ撮るから、本当に僕、水着で街を徘徊しているみたいな風に何人かは思ったんじゃないかなと思う。そこを払拭するのが大変ですね」と勘違いされていないか心配した。そのほかにも、ボディビルダーの体を合成したムキムキ姿を見せたり、超ハイテンションで怒りだしたり、体を張ったさまざまな演技を披露している。
2017年03月21日俳優の山本耕史が、サントリースピリッツ「澄みわたる梅酒」のリニューアルを記念して21日に公開された特設サイト「なのにムービースロット」で、24種類の動画に挑戦。その中で、ボディビルダーの体を合成したムキムキ姿を披露している。同サイトでは、"梅酒なのに透明"という「澄みわたる梅酒」のギャップにちなんで、"◯◯なのに◯◯"というありえない組み合わせを決めるスロットを体験できる。スロットは「梅酒」「デート」「ミュージカル」「家」「メイキング」と「透明」「ムキムキ」「ハイテンション」「大きい」「水着」の組み合わせで、全部で24種類。スロット終了後には、そのありえない組み合わせを山本が実際に体現した動画が流れる。その動画において山本は、ボディビルダーの体を合成したムキムキ姿を披露。「梅酒なのにムキムキ」という組み合わせ動画では、とあるボディビル大会で男たちが声援を受けポージングしている中で、なぜかムキムキの梅酒の横に誰よりも筋肉ムキムキで黒光りしている山本が登場する。また、「デートなのにムキムキ」という組み合わせ動画は、彼女と公園で待ち合わせのシーンで、なぜか裸でムキムキの山本が登場するという内容になっている。そのほかにも、水着で立ち読みしたり、超ハイテンションで怒りだしたり、体を張った演技を披露している山本。24種類の動画という今回の企画を聞いたときの心境について、「多いなと。CMとかは普通1シチュエーション、多くて2・3ぐらいですけど、今回、24もありますから、大変だなっていうのが最初の印象でした」と話している。
2017年03月21日笑福亭鶴瓶と森川葵がゲストの友人や関係者への徹底取材からその素顔に迫るトークバラエティー「A-Studio」。3月10日(金)放送回には俳優の山本耕史がゲスト出演。自身の結婚観などについて熱いトークを展開する。幼少期から芸能活動をはじめ、10歳にして『レ・ミゼラブル』で舞台デビューした山本さん。1993年のドラマ「ひとつ屋根の下」で演じた車椅子の少年・文也役で一躍注目を浴びると、95年放送の「さんかくはぁと」でドラマ初主演、98年にはブロードウェイミュージカル「RENT」で舞台初主演を果たす。その後2004年には大河ドラマ「新選組!」に出演、土方歳三を演じたことで高い支持を得、それがきっかけとなり翌年の「第56回NHK紅白歌合戦」では白組司会に抜擢。さらに2006年には「新選組!」の続編となるSPドラマ「新選組!! 土方歳三 最期の一日」が制作されるほどの人気となった。山本さんが演じた土方歳三は多くの視聴者の心を捉え、山本さんはその後、2015年放送の連続テレビ小説「あさが来た」でも9年ぶりに土方歳三を演じることになった。山本さんが土方歳三役を演じるきっかけとなったのは三谷幸喜脚本・演出の舞台「オケピ!」への出演だといい、その後も『ザ・マジックアワー』『ステキな金縛り』『ギャラクシー街道』といった三谷監督作品に数多く出演している。プライベートではドラマ「アタシんちの男子」「わが家の歴史」、そして舞台「嵐が丘」で3度共演したことがきっかけで2015年、元女優の堀北真希と結婚。当時“交際期間0日”での結婚が大きな話題となったのは記憶に新しい。昨年12月には堀北さんとの間に第1子となる男児が誕生。仕事はもちろんプライベートでも新たなステージに進んだ山本さんが今夜「A-Studio」に登場。「男って“俺のやり方に合わせてくれる女性がいないと”とか言い出す、絶対逆ですよね」「いままでの“俺はこうだ、ああだ”ってなんだったんだろうなって思います」など、結婚し家族を得たことで変化した自らの価値観などを鶴瓶さん、森川さんを前に熱く語る。「A-Studio」は3月10日(金)23時~TBS系で放送。(笠緒)
2017年03月10日SMAPの香取慎吾(39)が17日、テレビ朝日系バラエティ番組『SmaSTATION!!』(毎週土曜23:15~)に生出演。俳優の山本耕史(40)と妻で女優の堀北真希(28)の間に第1子が誕生したことを明かした。番組冒頭、同局の屋上に登場した香取は、「本当に寒いんであったかい話をひとつ」と切り出し、「僕の友達の山本耕史がお子様が生まれてお父さんになりました!」と発表。「山本さん堀北さん、おめでとう!」と祝福し、「はい、あったまった」と笑った。山本と堀北は2015年8月に結婚。今年6月に山本が公式ファンクラブサイトで第1子の妊娠を発表し、「どうか授かりました新しい生命の誕生を静かに見守っていただきますようお願いいたします」と呼びかけていた。
2016年12月18日ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで12月8日、中村橋之助改め八代目中村芝翫、中村国生改め四代目中村橋之助、中村宗生改め三代目中村福之助、中村宜生改め四代目中村歌之助が、歌舞伎界“史上初”となる“親子4名同時襲名”を行い、パークで公演中の15周年記念パレード「ユニバーサル・RE-BOOOOOOOORN(リ・ボーン)・パレード」を「襲名披露リ・ボーン・パレード」と代え、一家で“やり過ぎ”お練りを披露した。中村芝翫さん、橋之助さん、福之助さん、歌之助さんの4名が「襲名披露リ・ボーン・パレード」を先導する、ユニバーサル・グローブを掲げたフロートの上で手をふると、パークのゲストから次々と歓声が。メイン・ストリートでは中村芝翫さんの妻で三兄弟の母である三田寛子さんがパレードを見守り、「今日はいちギャラリーとして参加したけど、ゲストと一緒に心が一つとなってお祝いできたことが本当にありがたいです」とコメントした。一方、中村芝翫さんは、「パレードに乗車して涙がこぼれそう。USJのように我々の歌舞伎も日本から世界に届けたい。日本の伝統芸能である“歌舞伎”、世界最高のエンターテイメントを提供し続けてきたユニバーサル・スタジオ・ジャパン、ともにこれからも素晴らしいエンターテイメントを日本から世界へ発信していきましょう」と、抱負を口にした。また、「襲名披露リ・ボーン・パレード」を終えた中村芝翫さん一家は、「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」エリアにて、今年新たに登場した「ワンド・マジック」を体験。家族全員で「ロコモーター!」と呪文を唱えて杖をふると、「魔法のクリスマス・ツリー」のオーナメントが次々と踊り出して、魔法界のクリスマスを満喫した。■ユニバーサル・スタジオ・ジャパン×大阪松竹座中村橋之助改め八代目中村芝翫国生改め四代目中村橋之助、宗生改め三代目中村福之助、宜生改め四代目中村歌之助「襲名披露リ・ボーン・パレード」2016年12月8日(木)1日限りで開催写真提供:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(C)&(R) Universal Studios. All rights reserved.(text:cinemacafe.net)
2016年12月13日中村勘九郎、中村七之助の兄弟を中心とする中村屋一門が、時期に応じて「新緑」「錦秋」と銘打ち、2005年以来、毎年行っている巡業公演が今秋も開催。今回の上演は、「歌舞伎塾」、七之助『汐汲』、勘九郎『女伊達』の3演目。「歌舞伎塾」は新たな試みで、立役と女方ができるまでの化粧の様子や実演を、勘九郎と七之助の解説と共に見せていくもの。全国14か所を巡る今年の「錦秋特別公演」を前に、七之助が抱負を語った。【チケット情報はこちら】「歌舞伎塾では、『草摺引』の曽我五郎役の中村いてう、舞鶴役の中村鶴松が化粧をする過程をスクリーンも使ってリアルタイムでお見せし、その後『草摺引』の一部を実際に上演します。これは、鎧を持って出かけようとする曽我五郎を舞鶴が引き止めようとして草摺(鎧の一部)を引っぱる、という単純な舞踊劇。派手だし、むきみ(隈どりの一種)だし、台詞もあるし、歌舞伎らしさを楽しんでもらえると思います」七之助が踊る『汐汲』は、須磨に暮らす海女の姉妹、松風と村雨が、在原行平から寵愛を受けたという伝説に基づく能『松風』の趣向を取り入れた、長唄の舞踊だ。「『汐汲』は、日本舞踊で初めのころに教わる、基礎中の基礎。お能の格式を表現したかと思えば、行平が残した烏帽子と狩衣を着て、恋しい人への切ない思いを表すなど、様々な要素が詰まった踊りです。僕自身もかなり前に習いましたが、舞台で踊ったのは(坂東)玉三郎のおじさまと共演した『村松風二人汐汲』(2014年)が初めて。おじさまには“型と型の間こそが踊りになる”ということを丁寧に教えていただきました。型と型の間というのは、呼吸や間合い、目線、動きなど、ちょっとしたことで変わります。今回はひとりなので、玉三郎のおじさまの踊りを思いながら、最初は格式高く、やがて情愛たっぷりに踊りたいですね」最後は勘九郎の『女伊達』。桜が満開の新吉原を舞台に、尺八を差した美しい女伊達(女侠客)が、男伊達たちを相手に踊る作品だ。「男伊達ふたりとの立ち廻りもある華やかな踊りです。兄の女方は久しぶりですが、もともとは女方だったんですよ。きびきびとしてすっきりとした、江戸っ子の女方になるのではないでしょうか」多忙の中、10年以上欠かさず続けて来た巡業公演への思いは強い。「とにかく、色々な人に観てほしいです。歌舞伎というと難しいイメージがあるけれど、本当はそんなことないですから。僕たちが地方を回ることで、普段は歌舞伎をご覧にならない方にも気軽に来ていただき、“意外と面白いな”と思ってもらえたら嬉しいし、つまらなくても、それは人それぞれ。まずはふらっと歌舞伎を観に来てもらえるようにしたい。錦秋公演は、歌舞伎が好きな方はもちろん、初心者の方にもわくわくしてもらえるよう、敷居を一生懸命削ってお届けする公演です」11月7日(月)の東京・オリンパスホール八王子での公演を皮切りに各地を巡る。チケットは発売中。取材・文:高橋彩子
2016年08月17日俳優の山本耕史(39)が21日、公式ファンクラブサイトを更新し、妻で女優の堀北真希(27)の第1子妊娠を報告した。山本は、「ご報告とお願い」と題して、「このたび私たち夫婦が新しい生命を授かりましたこと、週刊誌『女性自身』にて追跡報道されました通りです」と報告。「本来であれば安定期に入った段階で、まず会員の皆様にご報告すべきところですが、私たちの意思に反して、この時期に、そしてあのような形で報道されてしまいました」と本意ではなかったとした。続けて、「何より日頃から応援してくださっている会員の皆様へ報告が遅れてしまったこと、心よりお詫びいたします」と謝罪。「どうか授かりました新しい生命の誕生を静かに見守っていただきますようお願いいたします」と呼びかけた。また、「今後は出産および、その他プライベートな出来事に関しましては山本耕史及び所属事務所などから、ご報告申し上げることは、控えさせて頂こうと考えております」と説明。「ファンの皆さまには、プライべートを大切にしたい想い、ご理解いただけると信じております」とつづった。
2016年06月22日大河ドラマでのハマリ役ふたたび。『真田丸』(NHK)で石田三成を演じる山本耕史を見てそう感じた。2004年の『新選組!』(NHK)で演じた土方歳三は、いまだファンが多く、昨年朝ドラ『あさが来た』(NHK)に同役で登場し、「待たせたな」のセリフで歓喜させたのは記憶に新しい。そして、今作での石田三成。多くの作品で描かれた三成のように「ただの憎たらしい男」と思いきや、回を追うごとにクセになるような魅力を振りまき、真田家親子や豊臣秀吉、徳川家康と同等以上に目が離せない存在となっている。石田三成も土方歳三も、いわば"二番手"のポジションにすぎないのだが、なぜ"一番手"がかすむほどの存在感を放ち、ここまで視聴者の心をつかむのだろうか。やはり山本耕史の力によるところが大きい。○「動じない男」に見え隠れする熱さ山本が演じる三成は、とにかく動じない。"一番手"秀吉の無理難題や無慈悲な言葉も、表情ひとつ変えず、一点だけを見つめ、抑揚のない淡々とした返事で受け入れている。さらに、忠誠心だけでなく、行政能力も申し分なし。自分にも他人にも厳しく、着実に仕事を進めることができる、秀吉にとっては何とも頼もしい"二番手"と言える。しかし、視聴者が魅力を感じるのは、クールに見える三成に「秘めたる熱い思いが見え隠れしている」から。秀吉の「天下統一」「惣無事」という夢を熱く願う様子がチラチラ見えるのだ。例えば、5月29日放送の21話では、真田家の上杉家が沼田領をめぐる対立必至な状況に、「大いくさになれば、せっかくの惣無事が台なしになる。その先には何がある。大名が互いに食らい合う乱世に逆戻りするだけだ」と真田信繁(堺雅人)に熱っぽく語りかける名シーンがあった。現場リーダーとして知力を駆使して部下を束ね、"一番手"を支える姿は、かつて山本が演じた土方歳三にも当てはまる。近藤勇(香取慎吾)の夢を現場リーダーとして支える姿も、嫌われ役に徹して組織を円滑に回し、「必要があらば粛清もいとわない」という強硬な態度も同じだ。山本の演技からは、「まずは嫌われ者に徹する覚悟を持とう」という"二番手"演技の矜持がうかがえる。○"静"のたたずまいが崩れはじめた山本演じる三成のセリフ1つ1つが耳に残り、心に響くのはなぜなのか。それは、徹底した"静"のたたずまいにある。表情筋どころか黒目すら動かない顔、常に正対した姿勢など、登場シーンはまさに颯爽という表現が相応しい。全身で醸し出すそのオーラこそ、数々の舞台経験で鍛え上げた山本の武器であり、われわれ視聴者はそんな凛とした男が放つ言葉に注目せざるをえないのだろう。さらに、山本は繊細な演技で、三成の聡明な一面を体現している。それが顕著に表れているのは、信繁との接し方。当初、三成は信繁に一切目を合わせず、吐き捨てるような言葉でぞんざいに扱っていた。しかし、徐々に信繁の才覚に気づき、依頼や相談をするようになり始めている。山本は"静"のたたずまいを保ちながら、信繁との微妙な距離感や、繊細な心境の変化を演じているのだ。そして、忘れてはならない魅力は、山本の演技が"二番手"の悲哀を感じさせること。"一番手"は得てして強烈な個性の人が多く、秀吉はその最たるところだが、天下人となって人格が崩壊していくことを視聴者は知っている。山本はそれを承知で、秀吉と対峙するシーンでは、"静"のたたずまいが少しずつ崩れる演技を採り入れはじめているのだ。○"一番手"への変化をどう演じるか今後、秀吉は三成をさんざん振り回したあげく、死んでしまう。強烈な"一番手"亡きあと、三成は苦境に見舞われるのだが、山本はどう演じていくのだろうか。『新選組!』での土方は近藤の死後、函館で新政府軍と戦った様子が、大河ドラマ初の続編『新選組!! 土方歳三 最期の一日』(NHK)で描かれた。土方は榎本武揚(片岡愛之助)の「蝦夷に新たな国を作る」「牛を飼ってチーズの産地にする」という夢をサポートするべく"二番手"として戦うが、銃弾に倒れてしまった。続編から10年の時を経て山本が演じる三成は、苦境から再起し、"一番手"として信繁らを従え、関ケ原の戦いへ向かう。"二番手"の名優・山本が、"一番手"への変化をどう演じるのか。"静"から"動"のたたずまいに変わる瞬間は名シーンになるかもしれない。『新選組!』放送後は、「山本耕史の土方歳三がハマリ役すぎて、他の作品で土方を見てもしっくり来ない」という声が相次いだが、『真田丸』の石田三成も同じ現象が起きる可能性はあるだろう。山本が魅力あふれる三成像を見せてくれているのは間違いないし、そもそも石田三成はかなりの難役と言える。しかし、山本の芸歴は年齢と同じ39年。つまり、0歳から赤ちゃんモデルとして活動してきた長いキャリアの持ち主なのだ。41歳で生涯を終えた三成を演じるのに自然なアラフォー俳優の中で、山本以上に相応しい存在はいないのではないか。だから『真田丸』の三成が、どんなに冷酷な振る舞いを見せても、視聴者から嫌われることはないだろう。これまで多くの俳優が演じた、ひたすら憎たらしい石田三成とは明らかに異なる。『真田丸』の視聴者はもう"山本三成"の魅力に取りつかれている。■木村隆志コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者、タレントインタビュアー。雑誌やウェブに月20~25本のコラムを提供するほか、『新・週刊フジテレビ批評』『TBSレビュー』などに出演。取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーでもある。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超え、ドラマも毎クール全作品を視聴。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』など。
2016年06月12日歌舞伎役者の市川染五郎、中村勘九郎、中村七之助が17日、都内で行われたシネマ歌舞伎『阿弖流為<アテルイ>』(6月25日公開)の完成披露上映会に登場した。劇団☆新感線・いのうえひでのりが演出、中島かずきが脚本を担当し、2015年に新橋演舞場で行われた、歌舞伎NEXT『阿弖流爲<アテルイ>』を映像として編集、全国公開する。舞台挨拶では、18日に33歳の誕生日を迎える七之助に、サプライズでバースデーケーキが贈られた。観客に祝われた七之助は「どんどん衰えていくものなので、次の歌舞伎NEXTの時は動けるように、日々精進していきたいと思います」と33歳の抱負を語った。染五郎が七之助の口にケーキの装飾の熊を「あ~ん」と食べさせると、七之助は「甘いです」と苦笑。また、勘九郎は「いい1年にしてください」とメッセージを送った。『阿弖流爲<アテルイ>』について、染五郎は「すごいもの、びっくりするものを作ろうじゃないかと、思いだけで作り上げた感じ」と説明し、「同じ方向を向いて一気に作り上げた」と感慨深げに振り返った。七之助は「劇団☆新感線は見るもんで、出るもんじゃないと言われていたけど、まあ、地獄でした(笑)」と舞台の激しさを語り、「養老院みたいな人たちが走らされて、けが人続出で大変でしたね」としみじみ。また七之助は、舞台上の動きがほとんどいのうえの演出指示通りであることを明かし「型が決まっている中で、自分の感情を表現するのは歌舞伎と同じ」と表現した。劇団員である俳優・古田新太や橋本じゅんについて、「自由にやってるなと思ってたんですけど、毎回そういう演出を受けてたんですよ。ああ恐ろしい人達だと思いました」とすごさに触れた。
2016年05月18日俳優の山本耕史が10日、東京・フジテレビ湾岸スタジオで行われた同局系ドラマ『OUR HOUSE』(17日スタート、毎週日曜21:00~21:54 ※初回は15分拡大)の制作発表会見に登場し、久々の野島伸司脚本・永山耕三演出ドラマに「胸がギュッと詰まるような気持ちです」と感慨を語った。同作は、東京の下町にある大家族で繰り広げられるホームドラマ。母が他界してから中学1年生の伴桜子(芦田)が一家を仕切っていた中、父・奏太(山本耕史)がアメリカにて交際0日で電撃結婚したアリス・シェパード(シャーロット・ケイト・フォックス)を、新しい母親として連れ帰ってきてしまい、桜子とアリスが対立していく様子を描く。山本は、野島&永山作品に『愛という名のもとに』(1992年)、『ひとつ屋根の下』(1993年)、『ひとつ屋根の下2』(1997年)と出演してきたが、この2人がタッグを組む今作を「(90年代の)あの頃のなんとも言えない安心感と温かさがあって、家族が集まってテレビを見るようなアットホームなドラマに仕上がっています」と紹介。「どんなに長いシーンでもとりあえず1回やってみるという、どんなことが起こるか分からない、ワクワクするような撮り方。本当に懐かしいなと思うし、この場所に戻ってこられて、毎日本当に幸せです」と喜びをかみしめながら語った。今作は食卓を囲むシーンが多く、そこからアットホームな雰囲気を感じるのは、時代を超えても国境を越えても普遍的なもの。シャーロットは「撮影の合間に、みんなで食卓の周りに座ってしゃべったり、笑ったりとか、そういうことは本当に楽しいです」と笑顔を見せた。この食卓で食べるシーンだけで、1日の撮影が終わることもあり、山本は「そう言えば『ひとつ屋根の下』の頃は、休憩に入っても、みんなセットに残って食べているという状況だったんです」と思い出したそう。今作でもそういう場面があったそうで、「現代の『ひとつ屋根の下』の雰囲気なんです」と懐かしみながら、そうした現場の空気によって「お芝居に連動していく良いサイクルが、毎日流れているような気がします」と好影響になっていることを力説した。
2016年04月10日俳優・中村雅俊の娘でモデル・タレントとして活動する中村里砂が主演を務める、世界的カルト漫画の実写映画化『少女椿』。このほど、中村さん演じるヒロインのみどりをはじめ、カナブンや紅悦など、原作の世界観を表現する強烈なキャラクター写真の数々が解禁となった。ある時代の東京。14歳のみどり(中村里砂)は、病気の母親を置いて家を出て行った父親の代わりに家計を助けるため、花売りをしていたが、ある日、家に帰ると母親(鳥居みゆき)は病死していた。一人ぼっちになったみどりは、赤猫サーカス団の団長である嵐鯉治郎(中谷彰宏)に拾われる。地方巡業に回るサーカス団には、怪力自慢の赤座(深水元基)、美少年のカナブン(武瑠)、蛇使いの紅悦(森野美咲)、足芸の鞭棄(佐伯大地)ら、個性的で怪しげな連中が顔を揃えていた。その中で下働きするみどりは、いじめにあいながらも健気に毎日を送り、走る列車を見ながら東京の我が家のことを思うのだった。そんなある日、サーカス団にワンダー正光(風間俊介)という超能力を持った男が加入する。いじめにあうみどりを見たワンダー正光は、彼女のことを気にかけ、彼自身が持つ超能力で不思議な光景を見せる。彼の優しさにみどりは次第に心を寄せていく。ワンダー正光の評判は瞬く間に広まり、サーカス団は連日大入りとなった。だが、団員たちは彼の人気に嫉妬し、さらにみどりをいじめる。それを見たワンダー正光は怒り、超能力で団員たちを従わせる。彼はみどりのことを愛していたのだった。それに嫉妬した鞭棄も、みどりを力づくで振り向かせようとするが、それを見たワンダー正光は激怒、超能力で鞭棄を殺害してしまう――。1984年の発刊以来、アニメ化や舞台化がされてきた、丸尾末広によるカルト漫画を原作とする本作。これまで実写映画化は何度も試みられながら、その世界観を描くことが難しく、幾度も企画が立ち消えになってきたが、このほど短編映画『ミガカガミ』でモントリオール国際映画祭ほか、国内外の映画祭で数々の賞を受賞した監督TORICOによってついに実現。本作の公開決定がニュースとして流れるや、Twitter上などSNSでは大きな盛り上がりを見せ、翌日のTwitterでは話題度1位となったほど。先に発表となった、主人公でヒロインのみどりを演じる中村さんのほか、ワンダー正光には『猫なんかよんでもこない』の風間俊介、カナブンにはビジュアル系ロッカーの武瑠(SuG)、紅悦にはグラビアでも話題となった女優『花鳥籠』の森野美咲、鞭棄には若手俳優の注目株『アキラNo.2』の佐伯大地、赤座には『新宿スワン』の個性派俳優・深水元基、そしてサーカス団団長の嵐鯉治郎には作家としても活躍する中谷彰宏といった、超個性的な面々が登場。見事なまでに、美しくも奇妙でエログロな世界観を再現した本作を、これらの写真から覗いてみて。『少女椿』はシネマート新宿ほか5月21日(土)より全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月05日「女方として、できる範囲のことはすべてチャレンジしたい」と語るのは、中村七之助。彼の今年最初の舞台は、歌舞伎ではなく現代劇だ。十八代目中村勘三郎とデヴィッド・ルヴォーの企画で誕生したという『ETERNAL CHIKAMATSU-近松門左衛門「心中天網島」より-』。『心中天網島』は、遊女小春・紙屋治兵衛・その妻おさんの三角関係を描いた近松の代表作。この作品を、注目の若手作家・谷賢一が、ルヴォーのオリジナルアイデアに基づき新作戯曲として描き下ろす。七之助は、初めてルヴォーの演出を受け、これまであまりやったことのない現代劇で女方を演じ、そして初共演の深津絵里とW主演する。まさにチャレンジだ。稽古前に来阪し、「父の、死してなお夢を実現する力」を感じながら、遺志を受け継いで出演する意気込みを話した。『ETERNAL CHIKAMATSU -近松門左衛門「心中天網島」より-』チケット情報「父は、歌舞伎の演目を海外の方に演出してほしいという夢があり、私たち息子にも話していました。具体的にルヴォーさんで近松を、と。それをルヴォーさんが覚えていてくださり、今回の上演になりました。ルヴォーさんという暮らしも文化も違う方が、近松作品をどういう解釈で演出され、そこからどんな変化が生まれるのか。今回、それが一番楽しみです」。物語は、現代に生きるハル(深津)が、江戸時代に生きる遊女・小春(七之助)と出会い、近松門左衛門の古い古い恋の物語に引き込まれていく。ハルと小春を通して描く、究極の愛。1月下旬から稽古に入るが、初めてやる時に一番大事にしていることは「お稽古までに台本を全部覚えて行くこと」と言う。「これは父が口を酸っぱくして言ってましたから。それと、柔らかい気持ちで行くことかな。杉村春子先生は台本を100回読まれたと。だから、台本は最初から最後までよく読んで、自分のキャラクターを考えます。でも、固めて行かない。固めると、そこから抜け出ることが大変になるから」。今回、深津とはガップリ四つの初共演だ。「僕はテレビでも映画でも歌舞伎でも、相手役はほとんど男としかやったことがなかったんです。だから、深津さんとほぼ初対面でポスター撮りした時、『もっと顔を近づけて、近づけて』と言われて、恥ずかしくてね(笑)。すごい脇汗でした(笑)。深津さんはキレイな人で、すごくいい方でした」。ほかに伊藤歩、中嶋しゅう、中島歩、音尾琢磨らが出演。「今回は、歌舞伎で培ってきたものをいろいろ試せる、チャレンジできる舞台でうれしいです。現代劇の中で女方として出るなんて、これは僕個人としてもおもしろいし、ボクがお客様だったら、ちょっと観てみたいな(笑)」。公演は、2月29日(月)から3月6日(日)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、3月10日(木)から27日(日)まで東京・Bunkamura シアターコクーンにて上演。チケットは発売中。取材・文:高橋晴代
2016年02月05日