歌舞伎座ではコロナ禍の中、2020年8月に公演再開し、今年1月からは席数50%、三部制の上演が続いている。そんな中、今月も松羽目物、舞踊、時代狂言に生世話物と、見どころの多い狂言建てとなっており、大看板から若手まで、実力、人気ともに備えた…
3月の歌舞伎座は人間国宝級の大立者と花形たちが顔をそろえる。重厚な時代狂言から江戸の顔見世の雰囲気を伝える歌舞伎舞踊、情緒たっぷりの世話物など多彩な演目がそろった。第一部は歌舞伎舞踊が二本。『猿若江戸の初櫓』は、江戸で始めて(後の)中村座…
昨年8月に再開し4部制をとっていた歌舞伎座が、今月から3部制となり、演目も2本ずつとなる。第一部は曾我物語をモチーフとした歌舞伎舞踊『壽浅草柱建』。「ことほぎてはながたつどうはしらだて」と読ませる。コロナ禍のため今年は公演を見送った新春浅…
今月も引き続き、四部完全入れ替え制での上演だ。桟敷を含め、前後左右を開けた千鳥型の席配置となる。第一部は『弥生の花浅草祭』。江戸時代、三月に催されていた浅草神社の三社祭の山車人形を題材に、常磐津、清元、長唄と音楽が変化していく中を、ふたり…
例年11月、歌舞伎座では古式に従って正面入り口の屋根の上に、鳳凰の座紋を象った幕をめぐらした櫓が掲げられる。梵天を二本立て、櫓の上に鑓(やり)を五本並べるのが定法だ。江戸時代は官許を得た興行権を持つ座元という印だったという。その櫓を上げた…
十月大歌舞伎が初日を迎えた。八月、九月とイレギュラーな形とはいえ、初日から楽日までほぼ無事に上演してきた歌舞伎座。今月も同じスタイルで幕を開ける。第一から第四部までの四部制で、それぞれ劇場の表も裏もその都度総入れ替えで、万全の準備をしての…
九月大歌舞伎が初日を迎える。8月にひきつづき四部制で、各部とも完全入れ替え制をとる。ほかにも安全対策のため様々な制限はあるが、まさに初秋の候の大歌舞伎にふさわしく、華やかで見どころたっぷりの演目と豪華な顔ぶれがそろった。第一部は『寿曽我対…
まだかまだかと首を長くして待っていた歌舞伎ファンの皆様、ついに本日から歌舞伎座が再開される。3月以来、配信や無観客上演など、様々な試みを続けてきた歌舞伎俳優たちだが、ようやく歌舞伎座の舞台に立てる。彼らの喜びもひとしおだろう。今回、新型コ…
2020年はベートーヴェン生誕250年。そして諏訪内晶子が、1999年の「チャイコフスキー国際コンクール・ヴァイオリン部門」で優勝を果たしてから30年の節目の年に当たる。というわけで、その諏訪内が芸術監督を務める「国際音楽祭NIPPON2…
ヴァイオリ二ストの諏訪内晶子が芸術監督を務め、来年で6回目を迎える「国際音楽祭NIPPON 2020」の記者会見が9月13日に都内で行われ、来年、生誕250周年を迎えるベートーヴェンにちなんだプログラムや室内楽プロジェクト、さらに後進の育…
日本のアガサ・クリスティとも呼ばれる山村美紗。彼女の原作『京都西大路通り殺人事件』をもとに2006年に京都・南座で舞台化され、大ヒットとなった『京都 都大路謎の花くらべ』が、このたびバージョンアップして新橋演舞場に初登場。8月3日に幕を開…
『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』の原恵一監督最新作『バースデー・ワンダーランド』から、声優の藤原啓治と矢島晶子が担当するキャラクターが登場するちょっと怖い本編シーンが到着した。女優・松岡茉優が主人公の声を務め…
2016年放送予定のTVアニメ『文豪ストレイドッグス』だが、その放送開始が2016年4月に決定! さらに与謝野晶子(cv. 嶋村侑)、谷崎ナオミ(cv. 小見川千明)、福沢諭吉(cv. 小山力也)のキャラクターアニメ立ち絵ビジュアルが公開…
パリを拠点に活躍中の世界的ヴァイオリニスト諏訪内晶子が芸術監督を務める新たなクラシック音楽祭、国際音楽祭NIPPON」の記者発表会が、7月6日に行われた。諏訪内晶子の公演情報1990年の第9回チャイコフスキー国際コンクールで第1位(史上最…