早稲田大学ビジネススクール教授の入山 章栄氏がMCを務める『賢者の選択サクセッション』の次回のゲストに井筒まい泉株式会社が登場します。2022年12月31日(土)13:30からBS12にて放送予定です。ゲスト:井筒まい泉株式会社 代表取締役会長 岡本 猛氏番組MC 入山 章栄氏ヒレかつサンド番組 ロゴ■事業承継特化型番組『賢者の選択サクセッション』とは?事業承継に課題を抱える企業の課題解決の一助となればとの想いから、事業を受け継ぐ側に焦点を当てた新しいビジネス情報番組です。真の事業承継とは、今ある事業をそのまま後継者へ継承するだけではなく、先代から連綿と続く経営資源を再評価し、クリエイティブに再構築することであると考え、これを「事業創継」と定義しました。番組では、事業創継を成し遂げた後継者をゲストとしてお招きし、番組MCの入山氏と共に、知られざる苦労や裏話を交えながら、事業創継について真剣に語り合います。■異業種M&Aで事業承継した成功事例に迫る!とんかつでおなじみの井筒まい泉。後継者がいなかったことから、サントリーHDがM&Aという形で事業を承継し、2008年サントリーのグループ会社となった。新社長に就任したサントリー出身の岡本氏は、年間売上高70億円を十数年で120億円超に飛躍させ、事業承継を成功に導いた。岡本氏が買収後に社員の不安を取り除くために行ったこととは?事業承継で大切にしてきたポイントは?会社を継がせる側と継ぐ側の想い、今後事業承継を考えている方々のヒントとなる視点、番組MC 入山氏も注目の事業承継のプロセスに迫ります。■番組詳細番組名:『賢者の選択サクセッション』日時 :2022年12月31日(土)13:30~放送局:BS12番組MC:入山 章栄ゲスト:井筒まい泉株式会社 代表取締役会長 岡本 猛■番組MC 入山 章栄(いりやま あきえ)紹介番組MC 入山 章栄氏早稲田大学大学院経営管理研究科 早稲田大学ビジネススクール教授。慶應義塾大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科修士課程修了。三菱総合研究所で、主に自動車メーカー・国内外政府機関への調査・コンサルティング業務に従事した後、2008年に米ピッツバーグ大学経営大学院よりPh.D.(博士号)を取得。同年より米ニューヨーク州立大学バッファロー校ビジネススクール助教授。2013年より早稲田大学大学院早稲田大学ビジネススクール准教授。2019年より教授。専門は経営学。「Strategic Management Journal」など国際的な主要経営学術誌に論文を多数発表。著書は「世界標準の経営理論」(ダイヤモンド社)、「世界の経営学者はいま何を考えているのか」(英治出版)「ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学」(日経BP社)他。メディアでも活発な情報発信を行っている。予告動画を下記URL又は二次元バーコードよりご覧いただけます。 井筒まい泉 予告動画【賢者の選択サクセッション】 【株式会社矢動丸プロジェクト】所在地 : 東京都中央区銀座6-2-1 Daiwa銀座ビル8F創立 : 1983年10月5日代表者 : 代表取締役 前田 雄大ホームページ: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月23日J-CULTURE FEST presents 井筒装束シリーズ詩楽劇『八雲立つ』が、12月30日(金) から2023年1月1日(日) にわたって東京国際フォーラム ホールB7にて開催されることが発表され、ビジュアルと詳細が公開された。本公演は、音楽や狂言、歌舞伎など日本古来の伝統芸能に新たな価値を創造することを目的とした事業「J-CULTURE FEST」の一環で、毎年正月の恒例イベントとして実施されるオリジナル企画。2018年から始まった株式会社井筒による、本物の装束を纏う舞台公演は「伝統と革新」の公演として好評を博している。今年のテーマは、来場者が本公演を通して神々に触れることでこの一年の穢れを祓い、新しい一年を寿ぐこと。構成・演出は尾上流四代家元を継承する尾上菊之丞が手掛ける。物語は荒魂と八岐大蛇。主となる登場人物はスサノオ(尾上右近)とイワナガヒメ(水夏希)。スサノオの成長物語を展開しながらイワナガヒメの闇堕ち、草薙剣の誕生からイワナガヒメの神上がりまで、日本という国の構築に大きな役割を果たしたスサノオとイワナガヒメの魂の交わりを描く。そして、川井郁子のヴァイオリンと吉井盛悟の和楽器の音色、石見神楽(MASUDAカグラボ)の舞が公演を彩る。併せて、尾上右近、水 夏希、尾上菊之丞の3名からコメントが到着した。■尾上右近(スサノオ役)コメントこの度『八雲立つ』に出演させていただきます尾上右近です。幼少の頃よりお世話になっている尾上菊之丞先生からのお声がけでご縁をいただいた今回の舞台。ジャンルの異なるプロフェッショナルが集いどのような作品が生まれるのか、とても楽しみです。私は神話の中でも暴れん坊の呼び声高い「スサノオノミコト」を演じます。お役としても役者としてもいい意味で暴れ、かき混ぜ、皆様に愛されるような舞台をつとめられたらと思っています。■水 夏希(イワナガヒメ役)イワナガヒメという名前は聞いたことがなかったのですが、再びヤマタノオロチ役という事で驚きました。宝塚時代の「スサノオ」という公演の際にオロチの役だったので御縁がありすぎるなと。大蛇に化身してしまう程の熱い熱い想いを今回も存分に役に込めたいと思います。■尾上菊之丞(構成・演出)伝統芸能と関わりの深い神話の世界に、尾上右近さん、水夏希さん、川井郁子さんなどジャンルの異なる表現者が集いどのような舞台が出来上がるのか楽しみでなりません。さらに、生業として演じる俳優と、人々の生活の中に生きる神楽が同じ舞台でそれぞれのスサノオやオロチを魅せるというのも見所になると思います。美しい日本語と音楽、そして魂の舞を通してこの一年を締めくくり、更に新たな一年の幕開けを寿ぐ欲張りな舞台です。年末年始、是非お待ちしております。<公演情報>J-CULTURE FEST presents 井筒装束シリーズ詩楽劇『八雲立つ』会場:東京国際フォーラム ホールB72022年12月30日(金) 16:00 開演2022年12月31日(土) 11:00 開演 / 16:00 開演2023年1月1日(日) 11:00 開演 / 16:00 開演※開場は、開演時間の45分前 /上演時間約100分構成・演出:尾上菊之丞脚本:戸部和久音楽・演奏:川井郁子(ヴァイオリン)/ 吉井盛悟(和楽器)【出演】尾上右近 / 水 夏希 / 川井郁子 / 吉井盛悟 / 花柳喜衛文華 / 藤間京之助 / 石見神楽(MASUDAカグラボ)/ 尾上菊之丞【チケット料金】SS席:12,000円(税込)S席:8,000円(税込)U-25席:4,000円(税込)※U-25チケットは、公演日に満25歳以下を対象に販売するチケットです。来場時に年齢明記の身分証の提示が必要となります。※全席指定 / 5歳未満入場不可■一般発売2022年11月5日(土)チケットはこちら:※セブンイレブンの店舗でも直接購入できます公演情報サイト:
2022年09月12日岡田将生や銀杏BOYZ・峯田和伸などが出演する舞台『物語なき、この世界。』が東京・Bunkamuraシアターコクーンで2021年7月11日(日)から8月3日(火)まで、京都劇場で8月に上演される。作・演出は三浦大輔が務める。『娼年』『何者』の三浦大輔が書き下ろし『物語なき、この世界。』は、『娼年』『何者』など映画監督としてのキャリアを積み上げた三浦大輔による3年ぶりの書き下ろし作品。“売れない役者”と“売れないミュージシャン”、人生に<ドラマ>なんて起こるはずのない平凡な二人に突如降り掛かる、あまりにも大きすぎる<事件>の顛末を描く。“売れない俳優”岡田将生&“売れないミュージシャン”峯田和伸売れない俳優・菅原裕一役を演じるのは、映画『星の子』『さんかく窓の外側は夜』などに出演し、『Arc アーク』『ドライブ・マイ・カー』『CUBE』などの公開を控える岡田将生。売れないミュージシャン・今井伸二役は、ロックバンド銀杏BOYZはもちろん、役者としても活躍する峯田和伸が演じる。役柄が現実とは“真逆”ともいえる二人が、人生に<ドラマ>を求める現代人へ問う、三浦大輔の衝撃作に挑む。個性豊かな共演陣また、今井の後輩役には柄本時生、菅原の恋人役には内田理央を抜擢。事件のキーマンとなる橋本浩二役を星田英利、物語の核を担う歌舞伎町のスナックのママ・橋本智子役を寺島しのぶが演じる。さらに、宮崎吐夢、米村亮太朗と個性豊かな俳優陣が集結する 。詳細舞台『物語なき、この世界。』期間:会場:・2021年7月11日(日)~8月3日(火):Bunkamuraシアターコクーン・2021年8月:京都劇場作・演出:三浦大輔出演:岡田将生、峯田和伸、柄本時生、内田理央、宮崎吐夢、米村亮太朗、星田英利、寺島しのぶ、増澤璃凜子、仁科咲姫、日高ボブ美、有希美術:愛甲悦子照明:三澤裕史 音楽:井筒昭雄 音響:中村嘉宏 衣裳:小林身和子 ヘアメイク:河村陽子映像:冨田中理演出助手:山﨑総司 美術助手:岩本三玲 舞台監督:齋藤英明■『物語なき、この世界。』<あらすじ>舞台は新宿歌舞伎町。人々は皆、猥雑なネオン看板が軒を連ねる通りを抜け、突き当たりにある映画館に向かって歩いていく…。空虚な街並みに抗うように、何かしらの『物語』を求め、歩いていく…。そこで、『ドラマ』の主人公に憧れる、売れない俳優と、人生に『ドラマ』を求める、売れないミュージシャンが、うらぶれた風俗店で 10 年ぶりに邂逅する。その出会いは、『運命』というには間抜けすぎ、二人のお互いへの想いは、『友情』という言葉で言い表すには、あまりにも軽薄で浅はかだった…。「自分達の身の上には、『ドラマ』など起こり得ない」 唯一、二人を結びつけたものは、それぞれの人生に対する、共通した『諦念』しかなかった…。そんなとき…二人の身に、わかりやすすぎるくらい、大きな『事件』が降り掛かる。二人は、たまたま出くわした、とある中年男と争いになり、男を突き飛ばしてしまう。男の頭からは大量の血が流れ――!!その場に訪れた俳優の彼女、ミュージシャンの友人、そして彼らを助けるスナックのママを巻き込んで、脇役も出揃ったかのように、二人が主人公の『ドラマ』は、いよいよ幕を開けた!かのように見えたが…二人は、歌舞伎町の街並みを眺め、呟く…。「そもそも、この世の中に『物語』など存在するのだろうか…」■チケット<東京公演>チケット一般発売:2021年6月5日(土)チケット料金:S席 11,000円(税込)、A席 9,000円(税込)、コクーンシート 5,500円(税込)※コクーンシートは、特に観劇しづらい席となる。チケット取り扱いプレイガイド:・オンラインチケット MY Bunkamura(座席選択可能)・Bunkamura チケットセンター発売日初日特電:TEL 03-3477-9912 (オペレーター 10:00~17:00)6月6日(日)以降:TEL 03-3477-9999 (オペレーター 10:00~17:00)・Bunkamura チケットカウンター<6月6日(日)以降>Bunkamura 1F (10:00~18:00)・東急シアターオーブチケットカウンター<6月6日(日)以降>渋谷ヒカリエ 2F (11:00~18:00)・チケットぴあ 公式サイト(座席選択可能)・チケットぴあ 電話受付発売日初日特電:TEL 0570-02-9920 (Pコード不要 10:00~23:59)6月6日(日)以降:TEL 0570-02-9999 (Pコード:505-807)・チケットぴあ店舗 ※6月30日(水)まで・チケットぴあ セブン-イレブン(24時間 毎週火曜日・水曜日の 1:30~5:30を除く)・イープラス公式サイト・イープラス ファミリーマート店内 Famiポート・ローソンチケット 公式サイト(発売日翌日以降は座席選択可能)・ローソンチケット< 6月6日(日)以降>ローソン・ミニストップ店内Loppi(Lコード:34499)※6月6日(日)以降は残席がある場合のみ取り扱う。問い合わせ先:Bunkamura TEL 03-3477-3244(10:00~18:00)<京都公演>2021年8月7日(土)~8月11日(水) 京都劇場京都公演主催:サンライズプロモーション大阪チケット発売日:7月4日(日)問い合わせ先:キョードーインフォメーション TEL 0570-200-888(11:00~16:00/日曜・祝日は休業)
2021年06月05日米津玄師が、2021年4月からスタートするTBS系金曜ドラマ『リコカツ』に書き下ろし新曲を主題歌として提供することが決定した。楽曲のタイトルは、「Pale Blue」。『リコカツ』は、北川景子が主演を務めるオリジナルストーリーで、現代ならではの価値観と、時代が変わっても普遍的な男女の悩みを「リコカツ」というキーワードを通じて描き出す「離婚するかもエンタテインメント」。米津玄師が、これまで手がけてきたドラマ主題歌としては、「Lemon」「馬と鹿」「感電」に続いて4作品目。ドラマ『アンナチュラル』主題歌である「Lemon」は、MVが6.6億再生を超え、セールスは300万DLを突破するなど、音楽史に残る記録を数多く樹立。「馬と鹿」は日曜劇場『ノーサイド・ゲーム』主題歌として書き下ろされ、その後ラグビーW杯の会場でも使用されるなど、大きな社会現象の一端を担う曲へと成長した。続く「感電」は金曜ドラマ『MIU404』の主題歌として書き下ろされ、アルバム『STRAY SHEEP』のリード楽曲として記録的なセールス実績を残している。米津が楽曲を提供するドラマとしては初めてのラブストーリーとなる今作。どのような楽曲に仕上がるのか楽しみに待とう。新曲はドラマ初回にて初オンエア解禁される。■米津玄師 コメント主題歌を担当させて頂きました。「Pale Blue」という曲です。離婚から始まる恋というコンセプトの中で、久しぶりにラブソングを作りました。どういうふうに響いていくのか、今からドラマの放送が楽しみです。よろしくお願いします。■プロデューサー・植田博樹 コメント米津さんに最初にお目にかかったのは、『アンナチュラル』というドラマで主題歌をお願いに上がった横浜のライブ会場でした。米津さんは、一つ一つの言葉を大切に発する人で、その場のノリとか勢いとかではなく、自分の中に浮かぶ気持ちを、丁寧に精緻に選んで紡ぐ。そう。紡ぐ感じで話すんです。その誠実な人としてのあり方に、ドラマの主役の一人である「主題歌」をお願いしてよかったなと思ったことを記憶しています。結果、その曲「Lemon」は数々の金字塔を打ち立てることになり、米津玄師という名前は歴史的なレジェンドになりました。それから数年。今回、僕は久しぶりに地上波で連ドラを作らせていただくことになりました。とても個人的なことですが、自分にとって一つの節目となる作品になります。その打ち合わせの際も、米津さんは、以前とまったく変わらずに、一つ一つの心象を、丁寧に精緻に言葉に紡いで、僕らに大事なことを伝えようとしてくださいました。作品にとってどういう曲が最適なのか、丁寧に僕らとイメージをすり合わせてくださる彼の姿は、責任感とクリエイティビティに満ちていて、米津さんにお願いできて心から良かったと思えた時間でした。今日も現場ではワンカットワンカット、物語の珠玉のピースを積み重ねています。米津さんが紡ぎ出してくださる最高のピースを最後に組み込み、お客様に届けられる日を心から楽しみにしています。【ドラマ情報】金曜ドラマ『リコカツ』放送日時:4月スタート 毎週金曜22:00~22:54キャスト:北川景子、永山瑛太ほか<スタッフ>脚本:泉澤陽子主題歌:米津玄師「Pale Blue」(ソニー・ミュージックレーベルズ)音楽:井筒昭雄演出:坪井敏雄ほかプロデュース:植田博樹、吉藤芽衣製作著作:TBS関連リンク米津玄師 オフィシャルHP米津玄師 公式twitter
2021年03月25日『パッチギ!』『黄金を抱いて翔べ』など、数々の話題作を世に送り出してきた鬼才・井筒和幸監督の8年ぶりとなる新作『無頼』が公開されることが決定。併せてメインカットと監督コメントが解禁となった。■ストーリー太平洋戦争に敗れ、貧困と無秩序の中に放り出された日本。焼け跡から立ち上がった大衆は、高度経済成長のもとで所得倍増を追い、バブル崩壊まで欲望のままに生きて、昭和が去ると共に勢いを止めた。理想の時代から夢の時代、そして虚構の時代へ――。誰もが豊かさを欲する社会の片隅で、何にも怯むことなく、たった一人で飢えや汚辱と闘い、世間のまなざしに抗い続けた“無頼の徒”がいた。やがて男は一家を構え、はみだし者たちを束ねて、命懸けの裏社会を生き抜いていく…。過ぎ去った無頼の日々がいま、蘇える。■井筒和幸監督、8年ぶりの新作で描くもう一つの戦後史本作は1975年のデビュー作以来、社会のあぶれ者、はみ出し者を冷徹かつ共感に満ちた視線で描き続けてきた、井筒和幸監督の真骨頂にして集大成とも言えるもう一つの戦後史。激しく変転を続けた昭和という時代が、世間という“良識の監獄”の外側で生き抜いたヤクザ者たちの群像劇を通して逆照射される。主人公は、極貧ゆえに社会から頭を抑えつけられ、飢えや冷たい眼差しに晒されながらも、何にも頼らず、ただ己の内なる掟に従って真っ直ぐ生きた男。背景に様々な事件や社会風俗が盛り込まれた物語のアウトサイダーを、「EXILE」のパフォーマーとして活躍し、現在は俳優としてテレビ・舞台で活躍する松本利夫が演じる。共演には、『恋妻家宮本』『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』などに出演し、『純平、考え直せ』ではヒロインに抜擢されるなど女優としての活躍も目覚ましい柳ゆり菜。抜群の気っぷの良さで主人公の人生を支えた妻・佳奈を演じる。このほか、木下ほうか、ラサール石井、升毅、小木茂光、隆大介、外波山文明、フォークシンガー三上寛、日本屈指のドラマーとして名高い中村達也などの実力派が脇を固める。さらには、オーディションで選ばれた総勢300人もの俳優陣が練達の井筒演出のもと、全身全霊の芝居で見せ場を競っている。観る者の皮膚をヒリつかせる無頼漢たちの群像模様は、さながら井筒和幸版の『ゴッドファーザー』のようにフィクションでありながら社会の本質を抉り、昭和という時代を突き動かしてきた大衆の欲望を可視化させる。偽りのノスタルジーに彩られた昭和回顧ブームを凌駕する、本格ハード・エンターテインメントがここに誕生した。■監督コメント改めて振り返ってみると、社会のあぶれ者、はみ出し者ばかり描いてきました。デビュー作の『ガキ帝国』では1968年、大阪ミナミを闊歩する少年院上がりの不良少年たちを。『犬死にせしもの』では終戦直後、陸軍の復員兵上がりの無法者たちを。『岸和田少年愚連隊』では1976年、大阪の田舎町にくすぶる格差教育の落ちこぼれの不良少年どもを。『パッチギ!』では1968年、京都ゼロ番地に生きる在日朝鮮人の高校生たちを。『ヒーローショー』では2010年、都市部を彷徨うまさに平成の「失われた世代」のはぐれ者たちを。そして『黄金を抱いて翔べ』では金塊強奪の夢に命を賭けた虚無的な流れ者たちを──。時代や設定こそ違えど、登場人物たちは誰もが社会から無用とされ、貧困と差別、汚辱に暴力で抗ってきた「寄る辺なき者たち」だと言えます。今回の『無頼』でもやはりスクリーンを彩るのは、欲望の昭和を徒手空拳で生き抜いた、文字どおり無頼の徒たちです。時代は昭和から平成、令和へと移っても、貧困や差別、孤立は何も変わっていません。本作ではアウトロー社会という、世間の良識から排除されたネガ画像をあえて描くことで、僕なりの昭和史を逆照射してみたいという思いもありました。ことの是非を語るのではなく、ただ、こんなふうに無頼な生き方を通した男たちがいたということを、現代の若者に見せたいと思ったんです。そして、自分を抑えつけるあらゆる抑圧に対して一歩も引かなかった彼らの人生を通じて、“くじけるな、寄る辺なきこの世界を生き抜け”と励ましてあげたい。それがこのシャシンに込めた、映画作家としての僕の願いです。『無頼』は5月16日(土)より新宿 K’s cinemaほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2020年01月24日映画『黄金を抱いて翔べ』が11月3日(土)に待望の初日を迎え、妻武木聡、浅野忠信、桐谷健太、溝端淳平、チャンミン(東方神起)、西田敏行のキャスト陣に加え、井筒和幸監督が丸の内ピカデリーにて行われた舞台挨拶に登壇した。上映後の舞台挨拶となり、観客の笑顔を見たキャスト陣から「楽しんでいただけたみたいで良かった!」と安堵の笑顔がこぼれた。この日は映画にちなんで本物の金塊が用意されており、豪華舞台挨拶となった。「マークスの山」などで知られる日本推理サスペンス大賞に輝く小説家・高村薫のデビュー作を、『パッチギ!』シリーズなどの井筒和幸監督が映画化。大阪の街を舞台に、メガバンクの地下に眠る240億の金塊を6人の男たちが、死力を尽くして一世一代の強奪作戦に挑む姿を描く。同作における黄金は、ただの金銭的な意味ではなく、“男たちが命を賭して勝ち取りたい何か”の例えである。会場から大声援で迎えられたキャスト陣の顔は、初日を無事に迎えられた喜びにあふれていた。主演の強盗犯・幸田を演じた妻夫木さんは、観客に「どうでしたか?」と呼びかけ、大きな拍手を浴び、手ごたえを感じた様子で「最後のドキドキ感は観ていてたまらないものがある。その部分を味わってもらえたら…」と自信のコメント。また、井筒作品出演を切望していたという妻夫木さんは「最後のシーンが印象に残っている。船上でのイメージカットを見たとき、あまりのカッコよさにシビレて、泣いてしまった」と感動しきり。さらに「手ごたえを感じながら命を懸けて作った映画です。こんな日本映画の底力があるんだと感じた」と語り、感無量の様子だった。劇中、無精ひげを生やした妻夫木さんの姿が鮮烈な印象を残す。日本映画初出演となったチャンミンさんは、劇中、“自称”工学部留学生で国家スパイの裏の顔をもつモモを演じている。「スピードの速い展開から目が離せない」と観客に向けて熱烈アピール。ほかの共演者たちも「出来上がりを楽しんで観ることができた」(浅野さん)、「どっしりとしたいい映画ができました」(桐谷さん)、「個人的にも好きな骨太の映画です」(溝端さん)、そして西田さんは「観客のみんなが満足してくれた顔をしているのが嬉しい。みんな楽しかったかぁ?」と会場に呼びかけ、笑いを誘っていた。この日、「黄金を盛り立ててくれた」ということで、井筒監督が佐渡の黄金大使に任命されたということが発表された。監督は、照れ隠しに「バラすな」と言いつつも、まんざらでもない様子。作品については「スター映画は久しぶり。全部手を抜かないで、一生懸命やりましたよ」と自信たっぷりにアピールした。主題歌は、安室奈美恵の新曲「Damage」でミュージックビデオを井筒監督が演出している。裏切りや疑心が交錯する物語に加え、計画の推移を綿密に追ったディテールにこだわった描写は必見。映画『黄金を抱いて翔べ』は全国にて公開中。■関連作品:黄金を抱いて翔べ 2012年11月3日より全国にて公開© 2012「黄金を抱いて翔べ」製作委員会
2012年11月03日桐谷健太が映画俳優になることを決意したのは、保育園の頃だったという。夢が叶ったのは20代前半。井筒和幸監督がメガホンを握った『ゲロッパ!』で銀幕デビューを飾る。井筒監督について尋ねたとき、真っ先に出てきた言葉は「確実に自分の人生を変えてくれた人」。それは決して大げさではない。続いて出演した井筒作品『パッチギ!』ではエキセントリックな不良学生役で存在感を発揮。この作品での爆発に誘発されるかのようにその後、『ROOKIES』や『BECK ベック』などハマり役とも言えるハジけた役柄を次々と好演し、着実に若手人気俳優としての道を歩み始めた。そして2012年、井筒監督が三度、桐谷さんを変える!まもなく公開となる『黄金を抱いて翔べ』で桐谷さんはメガバンクの地下に眠る黄金強奪を目論む一味に加わっている。本作で桐谷さんが自らに感じた変化、成長とは――?公開を前に熱く語ってくれた。「井筒さんが『映画を撮る』、『健太をメインどころで使いたい』と言っていると聞いて、内容も何も全然聞かずに『はい、やります!』と言ってました(笑)」と明かす桐谷さん。原作は人気サスペンス作家・高村薫のデビュー小説で、井筒監督が長年、映画化を切望してきた作品でもある。大阪のメガバンク本店から240億円相当の黄金を盗もうとする6人の男たちの姿を描く。『ゲロッパ!』に始まり、『パッチギ』シリーズ2本を経て、井筒作品への参加は本作が4作目。「抽象的な言い方しかできないけど…」と前置きしつつ、井筒組に漂う独特なムードをこう表現する。「空気の粒子が細かいというか、クッキリしている気がします。あの空気に触れると『うわぁ、始まるんだ』って感じがして、撮影中も『オレはいま、映画を撮っているんだ』というのを強く感じます。緊張感とみんなが一つの方向を向いている一体感がある。それができるのは監督の中で自分がやりたいこと、撮りたいものがはっきりとあるからだと思います」。ちなみに過去3作品で桐谷さんは、監督からの罵倒あり、ムチャぶりありという厳しさの中で鍛えられたという。「メチャクチャに怒鳴られてましたよ。『このシロウトがっ!』とか平気で言ってきますし、『健太、なんか面白いことやれ。はい、本番!』みたいな指示も出るし(笑)。こっちは考える間もなく直感でやってました。やってみたら『面白いやんけ。それでええんや』って。そのおかげでテストからどんどん自分のやりたいことをアピールするようになりました。直接、そういう言葉を掛けられたわけじゃないけど『やりたいことを全力でやってみたらええんや』ってことを教わったと思います。そこからブッ飛んだ役やテンションの高いキャラクターのオファーがどんどん来るようになりましたね」。黄金強奪を企てるチームのメンバーを演じる共演陣には妻夫木聡に浅野忠信、溝端淳平、チャンミン(東方神起)に西田敏行と錚々たる顔ぶれが並ぶ。井筒監督が、この俳優たちとならできると確信を持って撮影に臨んだということもあってか「監督が現場で大声を出すことはほとんどなかった」と桐谷さんはこれまでの現場との違いを証言する。そしてもう一つ、これまでと何より大きく違うのが桐谷さんに与えられたキャラクター。井筒作品で、しかもこの面々の中に桐谷さんの名が並んでいると、どうしても桐谷さんが演じた野田という男に対し、ハジケっぷりのよいイケイケのムードメーカーの男を想像してしまうが、意外にも野田はクールなシステムエンジニア(!)。黄金強奪に向けてブレーキをかけることを知らない“肉食系”、“野獣系”の男たちの中にあって、逃げ腰でビビリ気味の一面を覗かせる。「こういう役を井筒監督からいただけたというのが何より嬉しかったです。最初に話を聞いたときは『またブッ飛んだ役かな?』と思ったので、システムエンジニアと聞いて一瞬『マジで!?』って(笑)。このメンバーの中で野田がどういう存在かと考えたら、映画を観ている人の感覚に一番近い男だと思うんですよね。逆にほかの連中は『なんで?』って言いたくなるくらい飛んでるから(笑)。その意味で、観る人にこの物語をありそうな話だと感じてもらう上でキーになる男。一方で、すごく奇妙さを感じさせる男でもあるんです。しかも第一印象で『こいつおかしいよね』と思わせるのではなく、じわじわと胡散臭さがにじみ出てくる。そこは意識しましたし、演じていて楽しかったです」。また新たな一面を井筒監督に引き出してもらった形だが、桐谷さん自身、20代から30代と年齢を重ねていく中での自身の変化に“必然”を感じていたとも明かす。「なかなか言葉にはできないけど、日常を含めてあらゆる面で自分が変わっていっていることを感じてます。そういう内面的なところでの変化がない限り、入ってくる役柄も変わらないんじゃないか?という思いもありました。芝居って結局、自分以上のものはできない、全ては自分の中から出てくるものだと思ってます」。冒頭でも述べたように映画俳優になることは保育園のときからの夢であり、20代前半でその夢を叶えたが、桐谷さんはそこから一度として立ち止まったことはない。常に演じることへの飢餓感をもって10年もの年月を疾走してきた。「もうガムシャラですよね。思い返せばいろいろな作品をやってきたけど、その一つ一つで瞬間を生きてきたというか、あまり意識的じゃなかった。ようやく30歳を超えたあたりで、俯瞰で物語を見られるようになってきたかなと思います。でも、変わらないのは喜びも幸福も一瞬だということ。夢が叶ったときであれ、芝居がうまくいった瞬間であれ、幸福感はあるけどほんの一瞬で、すぐにフラットに戻るんです。だからこそ常に何かに挑戦したいし、変化し続けたいです」。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:BECK ベック 2010年9月4日より全国にて公開© 2010『BECK』製作委員会/© ハロルド作石/講談社ROOKIES−卒業− 2009年5月30日より全国東宝系にて公開© 2009 映画「ROOKIES」製作委員会黄金を抱いて翔べ 2012年11月3日より全国にて公開© 2012「黄金を抱いて翔べ」製作委員会
2012年11月01日ベストセラー作家・高村薫のデビュー作であり、日本推理サスペンス大賞を受賞した最高峰のミステリー小説を、鬼才・井筒和幸監督指揮の下、妻夫木聡を始め浅野忠信ら豪華キャストを迎えて実写映画化した『黄金を抱いて翔べ』。このたび、本作の主題歌に決定した安室奈美恵の楽曲「Damage(ダメージ)」の井筒監督自らが手がけた映画バージョンのミュージックビデオが公開となった。過激派や犯罪者相手の調達屋として生計を立てる幸田はある日、大学時代の友人・北川から240億円の“金塊”強奪計画を持ちかけられる。最初は渋る幸田だったが、北川の計画に渋々乗ることに。さらに、銀行システムエンジニアの野田や自称“工学部留学生で国家スパイ”という裏の顔をもつモモら4人の男が仲間に加わり、大阪の街を舞台に大胆不敵な奪取作戦が始める――。今回、公開となった井筒監督演出による「Damage」の映画版ミュージックビデオは、映画本編映像で綴るスペシャル・バージョン。曲のタイトルや歌詞に連動させた映像が盛り込まれているなど井筒監督の遊び心満載の仕上がりになっている。これまでの安室さんの楽曲イメージとはまた違うハードなロックナンバーに合わせて展開する、疾走感あふれる映像が何とも言えずカッコいい。今回、使用された安室さんの楽曲は配信限定リリースとなり、着うたは10月24日(水)より、着うたフル・PCでの配信は10月31日(水)よりスタートする。まずはこちら動画から、安室さんの最新楽曲と本作のスペシャルコラボレーション映像をご堪能あれ。『黄金を抱いて翔べ』は11月3日(土)より全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:黄金を抱いて翔べ 2012年11月3日より全国にて公開© 2012「黄金を抱いて翔べ」製作委員会
2012年10月22日ベストセラー作家・髙村薫のデビュー作であり、日本推理サスペンス大賞を受賞した最高峰のミステリー小説を、鬼才・井筒和幸監督の指揮の下、妻夫木聡、浅野忠信ら豪華キャストを迎えて実写映画化した『黄金を抱いて翔べ』。このたび、本作の主題歌に今年で活動20周年を迎えた安室奈美恵の新曲が抜擢された。過激派や犯罪者相手の調達屋として生計を立ててきた幸田はある日、大学時代の友人・北川から240億円の“金塊”強奪計画を持ちかけられる。最初は渋る幸田だったが、北川の計画に乗ることに。さらに、銀行システムエンジニアの野田や自称・工学部留学生で国家スパイという裏の顔を持つモモら4人の男が仲間に加わり、大阪の街を舞台に大胆不敵な奪取作戦が始まる――。安室さんにとって映画主題歌を担当するのは、仲間由紀恵の主演作『劇場版テンペスト3D』以来、約10か月ぶり。本作のために書き下ろした新曲「Damage(ダメージ)」は、安室さんの楽曲の中でも珍しくハードなロックナンバーに。「“人生を賭ける男ども”の話なので、そこに負けまいと挑みかかるような、エモーショナルな女性の歌声が一番望ましいと思った」という井筒監督たってのラブコールがあり、今回のコラボレーションが実現した。「出演者がほぼ男性で女性的なイメージとは違うハードボイルドなこの映画の主題歌を正直受けてもらえるか不安だった」というプロデューサーの言葉とは裏腹に、台本を渡され、井筒監督の主題歌に対するイメージを聞いた安室さんはこのオファーを快諾したという。一足先に主題歌を聴いた井筒監督は「予想外の安室ボイス、いつになくハードボイルドでパンチの効いたこの曲は、腹に響く感じで、ヘビーでしかもクールだ」と大絶賛!プロデューサーの「ロックテイストもあり、何よりもカッコいい楽曲」という太鼓判からも、その仕上がりに期待せずにはいられない。20周年という記念すべき年に安室さんが開く新境地とは?同曲の発売日は未定。『黄金を抱いて翔べ』は11月3日(土)より全国にて公開。■関連作品:黄金を抱いて翔べ 2012年11月3日より全国にて公開
2012年07月26日ベストセラー作家・高村薫原作の『黄金を抱いて翔べ』が、井筒和幸監督と妻夫木聡のタッグで映画化されることが発表された。共演には、浅野忠信、桐谷健太、溝端淳平、チャンミン(東方神起)、西田敏行ら豪華出演陣が揃う。その他の写真本作は、高村薫のデビュー作にして、日本推理サスペンス大賞を受賞した犯罪小説が原作。大阪の街を舞台に、過激派や犯罪相手の調達屋をしてきた主人公・幸田(妻夫木)が、大学時代からの友人・北川(浅野)から15億円の金塊強奪の話を持ちかけられ、北川の仲間である銀行システムエンジニアの野田(桐谷)、自称工学部留学生で国家スパイの裏の顔を持つモモ(チャンミン)、北川の弟・春樹(溝端)、元エレベーター技師の爺ちゃん(西田)らが加わり計画を企てる物語。本作で、監督を務めた井筒は、「“反逆”をテーマに、生きる男たちにとって世界一の労働とは、真の自由とは何か。現代の閉塞感や鬱屈は黄金の前で解放されるのか。この映画を通して見つめたい」とコメントしており、彼が金塊に魅せられた男たちをどう描いているのか見どころだ。また、妻夫木が熱演した幸田が追う金塊は、本作においてはただの金銭的な意味ではなく、“男たちが命を賭して勝ち取りたい何か”の例えだとされており、彼らがそこまでして求めるものとは一体なにか気になるところ。男たちの人生を賭けて繰り広げられる熱き戦いに注目したい。『黄金を抱いて翔べ』11月ロードショー
2012年02月02日井筒和幸監督が5月12日(水)、東京・池袋シネマサンシャイン噴水広場で行われた監督作品『ヒーローショー』のイベントに出席。離婚騒動の渦中にいる女優、沢尻エリカに同情を寄せた。2005年公開の『パッチギ!』でヒロインに起用し、見事な演技を見せてブレイクしただけに、以降、お騒がせ女優となった沢尻さんがコトを起こすたびに感想を求められる、エリカのご意見番的存在に。この日も「ヒーローとは、まつり上げられているだけで、生け贄ですから」と考えを述べたところで、取材陣から沢尻さんの名前を持ち出されると「彼女も血祭りに上げられ、生け贄にされて、それが現代」と同情。「彼女は演技、滅茶苦茶上手いからね。魅力があるから(世間が)叩く、気にするんでしょ。復帰したら活躍してくれる、いい仕事してくれるでしょうねぇ」と期待を寄せた。イベントでは映画初出演で初主演のお笑いコンビ・ジャルジャル、ヒロイン役のちすん、女芸人・椿鬼奴らが、劇中をモチーフにしたヒーローショーの寸劇を“熱演”。だが、すっかり沢尻さんの話題になった中、後藤淳平は「僕らのコメント、(翌日のワイドショーなどで)使われないでしょう。何とかしてください、監督」と大汗。状況を読んだ井筒監督から「ごっちゃんも上手かった。(沢尻と)いっしょにやったらええよ。この続き、やろう、5年後に」と振られ、「沢尻さんとですか?やったー!」と大喜びだった。一方、後藤さんは劇中、ちすんを相手にラブシーンにも挑戦。「フリスクを3箱食べて、臨みました。ベロベロチューでした。ごちそうさまでした!」と無邪気に話し、福徳秀介から「下品な言い方すんな!」と突っ込まれていた。『ヒーローショー』は5月29日(土)より角川シネマ新宿ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:ヒーローショー 2010年5月29日より角川シネマ新宿ほか全国にて公開© 2010「ヒーローショー」製作委員会■関連記事:井筒和幸監督×ジャルジャル『ヒーローショー』試写会に50組100名様ご招待ランキング企画!シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5デートしたい芸人といえば?【沖縄国際映画祭】井筒和幸監督、ジャルジャル主演『ヒーローショー』続編構想語る井筒監督、芸能活動再開予定の沢尻エリカにエール「よかったやん」
2010年05月12日井筒和幸監督の最新作でお笑いコンビ、ジャルジャルの後藤淳平、福徳秀介が映画初出演にして初主演した『ヒーローショー』が3月26日(金)、開催中の第2回沖縄国際映画祭の「Peace部門」出品作として一般客向けに初お披露目された。舞台挨拶に出席した井筒監督は「5〜6年後くらいに続きの物語をやってもいいかも」と続編の構想を口にした。芸人志望の青年・ユウキ(福徳さん)と自衛隊上がりの不器用な青年・勇気(後藤さん)が無意味にエスカレートしていく抗争に巻き込まれる姿を描く青春ドラマ。ブレイク中の2人とあって、約1,000席の会場内には女性ファンが目立ち、2人が発言するたびに「キャー!」の黄色い大声援。2人の俳優ぶりに井筒監督は「思ったより上手かったよ。やれイケメンとかアイドルとか歌うたいと違って、お笑いの人は1つ持っているところからのスタートやから挑戦ができる」と太鼓判。「(ジャルジャルの)やつらが30歳くらいになって、この業界を辞めてなかったら続きの物語をやってもいいかも、という気がしてきた。5〜6年後くらいにね」と話した。一方、後藤さんは「観終わった後、ズンとくる映画。みなさんの観終わった後の顔が見たい」と反応が気になる様子。24日(水)のオープニング・セレモニーに、先輩芸人のお笑いコンビ、ロンドンブーツ1号2号の田村淳と熱愛中と報道されている歌手、安室奈美恵がサプライズ参加したことを引き合いに、「安室奈美恵さんが来て話題になっていますが、それを超えるほどすごい映画です」と軽妙な調子でPR。福徳さんは「僕らが芸人ということは忘れて観てください」と呼びかけた。『ヒーローショー』は5月29日(土)より角川シネマ新宿ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)沖縄国際映画祭現地レポート■関連作品:第2回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2010年3月20日よりカウントダウンイベント開始、24日から28日まで映画祭開催ヒーローショー 2010年5月29日より角川シネマ新宿ほか全国にて公開© 2010「ヒーローショー」製作委員会■関連記事:【沖縄国際映画祭】ロンブー淳、キム兄から安室ネタでいじられ大テレ【沖縄国際映画祭】椿鬼奴は「アンニュイで絵になる」【沖縄国際映画祭】哀川翔『ゼブラーマン』続編初公開に拍手【沖縄国際映画祭】破局の松雪泰子、結婚の話題に「機会があれば」【沖縄国際映画祭】パンク黒瀬、“セクシー”谷村美月に「ヤキモチ焼いています」
2010年03月26日井筒和幸監督が3月12日(金)、東京・スペースFS汐留で行われた最新作『ヒーローショー』の完成披露試写会に来場し、約2年半ぶりに芸能活動を再開させる予定の女優、沢尻エリカにエールを送った。井筒監督は、監督作『パッチギ!』のヒロイン役に沢尻さんを起用し、国内映画賞の新人賞総なめの高評価を得て彼女がブレークするのにひと役買った父親的存在。取材陣から、沢尻さんの名が出ると「聞くな!俺に」と怒鳴ったが、「実の親みたいになってんねん」と心配そうにつぶやき、約2年半ぶりにCM出演で芸能活動を再開させる予定と聞かされると「よかったやん。全然いいんじゃないですか?捨てる神あれば拾う神ありですよ。一層磨きがかかって帰ってきたらええ」と温情あふれる言葉。また起用したい?の問いは「いまは『ヒーローショー』やから」とバッサリ切り捨てた。同作は、中途半端な日々を送る若者たちのもがき苦しむ姿を描く青春バイオレンス。井筒監督は、自作では初のR-15指定となったが「いままで食らわなかったのが不思議なくらい。名誉ある烙印」と大喜び。内容について「考えるチャンスがなく流されている若者や若いサラリーマンが2〜3日、学校や会社を休みたくなる映画を作った」と熱弁をふるった。一方、これまで沢尻さんのほか『ガキ帝国』で島田紳助と松本竜介らを俳優としてブレイクさせるなど個性的なキャスティング眼に定評があり、今回は吉本興業のお笑いコンビ「ジャルジャル」(後藤淳平&福徳秀介)を主演に抜擢。「吉本の製作やったから」とトボケたが「何組かノミネートしてもらって、周りの人はほかのコンビがいいと言ったけど、俺だけはこいつら2人や!って。今日初めて言うけど」と告白。映画初出演にして初主演の後藤さんは「(紳助さんら)その並びは恐れ多いですが、正直、ニヤけてしまう」とニヤニヤ。福徳さんは「僕のヒーローはやっぱりブルース・リー。あんな風に人を魅了したい」と話し、井筒監督を「おっ、いいねぇー」と喜ばせていた。『ヒーローショー』は5月29日(土)より角川シネマ新宿ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:ヒーローショー 2010年5月29日より角川シネマ新宿ほか全国にて公開© 2010「ヒーローショー」製作委員会
2010年03月13日