東京・新宿の文化学園服飾博物館は、「時代と生きる ―日本伝統染織技術の継承と発展―」展を開催する。期間は12月17日から2月14日まで。会場には江戸時代後期の絞り染めや、昭和時代の小紋や友禅染めなど、資料的にも高い価値を持つ数々の着物や帯が展示される。江戸時代に確立され、明治の産業革命を経て、現代へと受け継がれてきた日本の染織技術。時代を追った展示と共に、画像や動画も用いられ、その歴史を紐解くような展示になりそうだ。【イベント情報】「時代と生きる ―日本伝統染織技術の継承と発展―」展会場:文化学園服飾博物館住所:東京都渋谷区代々木3-22-7新宿文化クイントビル会期:12月17日から2015年2月14日時間:10:00から16:30休館日:日曜日、祝日、12月27日から1月4日入場料:一般500円大高生300円小中生200円
2014年12月12日ライカカメラジャパンはこのほど、「ライカ京都店」にて京都の伝統工芸とコラボレーションしたオリジナル商品を発売した。今回発売される商品は、京都の伝統工芸とのコラボレーションによる、カメラバッグとレザーアイテム6種となる。「カメラバッグ HOSOO Collage」は、300年以上の歴史をもつ西陣織の老舗「細尾」とコラボレーションしたカメラバッグ。両サイドとストラップの肩当てに伝統的なコラージュの技法を用いた西陣織のデザインがあしらわれている。生地にはダブルトーンやマルチトーン、淡い色合いや深い色合いなどのカラーリングを取り入れているとのこと。デザインは、デンマークのデザインスタジオ「OeO」のデザイナーであり、ライカユーザーでもあるトーマス・リッケ氏によるもの。カラーはブラック・ブラウンの2色展開で、価格は4万6,000円(税別)。コンパクトカメラやレンズ、小物類を入れるのに適した「レザーポーチ CHISO」は、450年以上の歴史を持つ京友禅の老舗「千總」の京友禅柄プリントのシルク生地を内側に使用したもの。京友禅の柄ごとにレザーの色も異なり、やわらかい本革は使い込むほどに手になじむという。サイズはS・Lの2種で、デザインは各3種類。価格はSサイズで1万2,000円、Lサイズで1万4,000円(ともに税別)となる。
2014年12月08日10月15日から28日まで、伊勢丹新宿店本館では「岩手ごちそうさまツアー」と題し、岩手県の多彩な食文化と伝統工芸品を紹介する。開催にあたり、伊勢丹担当者と共に岩手県内の食と工芸を探訪したのは、ミシュラン三ツ星「銀座 小十」の主人、奥田透。フランス・パリにも店舗を構え、「本物の日本料理」の素晴らしさを世界に発信し続けている料理人だ。同氏が岩手県探訪に同行した理由は、現地で出合った食材・調理法を岩手伝統の器に盛り付け、それぞれの良さを最大限に引き出す方法を考案するため。現地での、浄法寺塗の塗師との対談では、「日本人は、日本の伝統品に対する興味や誇りが弱い。伝統工芸品の緻密さや性能、それを作るための高い技術にもっと目を向けてほしい」とコメントしている。探訪後、現地で出合った食材や器をもとに同氏が考案したメニューは、地下1階のキッチンステージで味わうことができる。メニュー名は、「岩手をまるごと味わうコース」(1人あたり3,000円)。真崎天然わかめと鮃の昆布締め、立花椎茸と法連草 薄揚げのお浸し、白金豚と木の子の味噌幽庵焼きなど盛りだくさんの内容で、器には南部鉄器や浄法寺塗りが使用されている。提供期間は10月8日から21日までで、翌22日からは、岩手県内のフレンチレストラン「ロレオール」シェフ・伊藤勝康による、岩手の食材を活かしたフレンチを楽しむことができる。加えて、会期中は岩手自慢の食材の数々が売り場に並ぶ。シナノゴールドとつがるの交配種となるりんご「奥州ロマン」は、まだ市場には出回っておらず、三越伊勢丹で初お披露目となるという。ドイツから輸入した100年以上前の醸造設備でクラシックビールを作っているブルワリー「ベアレン醸造所」からは、口当たりがよくうまみが詰まった「フェストビール」(389円)が紹介される。その他にも、伊勢丹バイヤーが「岩手は食材の宝庫。野のもの、山のもの、海のものともに良質なものがたくさん摂れる土地」と語る通り、「完熟山のきぶどう ジュース」(1,800円)、「いわて山形村短角牛ロース」(100gあたり1,700円)、無農薬・無化学肥料栽培の岩手県産エゴマとイエローマスタードを合わせた「エゴマスタード」(600円)などバラエティー豊かな食材がお目見えする。また、同イベントは、日本橋三越本店、銀座三越でも並行して開催、26日には日本橋三越本店、銀座三越にて、同氏と食ジャーナリストの柴田泉によるトークショー(参加費1人あたり1,000円)も開催される。今回のイベント開催前に産地を視察した2人が、現地で出合った食材や郷土料理に見出した岩手の魅力について語るだけでなく、岩手県のプライベートブランド「ぺっこ(pecco)」のお土産まで用意されているのがうれしい。開催時間は、日本橋三越本店は17時から17時45分、銀座三越は13時から13時45分。それぞれ定員16名。
2014年10月07日ドコモの人気キャラクター「ドコモダケ」と日本伝統工芸の「熊野筆」がコラボレーションした、かわいらしい化粧筆が登場。カラフルな色合いで日本の伝統工芸がキュートに変身している。上から見ると…カラフルに染め上げられた「ドコモダケ×熊野筆」ジージドコモダケ、バーバドコモダケ、チチドコモダケの3キャラクターをイメージした化粧筆は、肌触りがよくコシのある粉含みのよい山羊毛(粗光峰)を使用。日本を代表する化粧筆の産地・広島県熊野町の日本伝統工芸「熊野筆」だけに、職人が一本一本手作りで作っている。チークブラシのほかにもハイライト用などにも使用できる。同商品は、オリコンストアで先行予約を受付中。6月いっぱいの受付を予定しているが、予約が定数に達し次第終了となる。【商品詳細】『ドコモダケ×熊野筆』(ジージドコモダケ、バーバドコモダケ、チチドコモダケ)サイズ:全長約55mm、毛丈約30mm素材:穂首/天然山羊毛100%、軸/木(桜)※染色については身体に影響のない「ECO染料」を使用価格:各¥3996(税込)
2014年06月02日日本の伝統文化と言うと、どんなものを思い出すでしょうか。茶道や華道? 歌舞伎? 能? 長い長い歴史を持つさまざまな文化が日本にはありますが、触れる機会がなかなかないという人は多いかもしれません。芸術の秋、日本人がずっと受け継いできた伝統文化を堪能してみてはいかがでしょうか。伶楽舎10月5日(土)、東京文化会館大ホールで行われる東京発・伝統WA感動「音の息吹き」は、雅楽の笙(しょう)・篳篥(ひちりき)・龍笛(りゅうてき)、能楽の能管(のうかん)、歌舞伎や近世邦楽の篠笛、そして尺八など、多彩な音色で耳を楽しませてくれる日本の吹奏楽器を堪能できる公演なのだとか。この公演は、〈吹く―息〉をテーマに、吹奏楽器の魅力を凝縮しているそう。第一部では能楽(素囃子)の風格あふれる古典の響きと、伝統の技芸と現代的な曲想が融合した雅楽(管絃)と尺八(約50管)が演奏されるとか。演奏曲目は、雅楽・管絃は「舞風神」、能楽・素囃子は「獅子」、尺八は「泰山」。曲目を聞いてもわからないかもしれませんが、フラットな気持ちで耳を傾け、雅楽と能楽と尺八、それぞれの魅力や違いを感じ取ってみるのも楽しそうです。第二部は、笛一管による新曲と、尺八を含めた邦楽アンサンブルによる現代邦楽作品それぞれが、コンテンポラリーダンスと競演するという注目の舞台。伝統的な邦楽と、現代的なコンテンポラリーダンスがどんな風に融合するのか、とても興味深いですね。出演は、龍笛の芝祐靖さん、能管の藤田六郎兵衛さん、尺八の川瀬順輔さん・三橋貴風さん、篠笛・能管の藤舎名生さんなど。日本を代表する吹奏楽器の演奏家がこれだけ揃う稀有な機会だそう。森山開次さん ©石塚定人また、コンテンポラリーダンスは、ニューヨーク・タイムズ紙に「驚異のダンサー」と称された森山開次さん、現在の日本のダンスシーンをリードする存在として注目度が高い平山素子さん、加賀谷香さんが登場。伝統的な邦楽に合わせて、どんなダンスが見られるか、こちらも注目したいですね。平山素子さん ©白鳥真太郎この公演は、東京文化発信プロジェクトの一環として、世界に誇るべき日本の伝統芸能・文化を国内外へ広く発信するとともに、その根底にある「和の心」を次世代に継承していくことを目的として開催されている「東京発・伝統WA感動」のメイン公演となるのだとか。普段なかなか触れることのない日本の伝統文化を感じる、とても新鮮な体験になりそうですね。「和の心」を感じることで、改めて日本のよさを見つめ直せるかも。・東京文化発信プロジェクト 公式サイト ・東京発・伝統WA感動 公式サイト 【公演概要】公演名:東京発・伝統WA感動「音の息吹き」日時:10月5日(土) 18:30開演会場:東京文化会館大ホールチケット(全席指定):一般¥4,000 学生¥2,000(未就学児入場不可)チケットの購入はイープラス TEL:0570-06-9993 [eコード:031050] 公式サイト 東京文化会館チケットサービスTEL:03-5685-0650(開館日営業時間10:00~19:00) 公式サイト チケットぴあ TEL:0570-02-9999 [Pコード:206-047] 公式サイト
2013年08月30日その国の風土や歴史、習慣などから生まれる伝統芸。芸術作品から職人技、あるいは教養や娯楽までその幅は多岐に亘ります。日本には多くの伝統芸がありますが、海外ではどうようなものがあるのでしょうか。日本に住む20人の外国人に聞いてみました。■イラン各地のフォークダンス(イラン/20代後半/女性)イランはシルクロードの影響で、実にたくさんの民族で構成されています。そのため、ダンスも土地や民族によって様々です。■棒踊り(木の棒で踊るダンス)です(エジプト/40代前半/男性)同じ踊りでも、こちらは武術のような舞踊「タフティーブ」。古代エジプトの時代から続いており、遺跡にもその様子が残されています。現在もお祭りや結婚式などで披露されることがあるそうです。■クラシック音楽全般(ドイツ/30代後半/男性)クラシック音楽はドイツのお家芸と言っていいでしょう。優れた音楽家を数多く輩出してきました。よく「音楽の父・バッハ」と言われますが、彼が活躍したのは18世紀。それ以前にもすばらしい作曲家、音楽がたくさんあります。■フォルクローレ(ペルー/40代後半/男性)フォルクローレって何?とピンとこなかった人も、駅前等で「コンドルは飛んでゆく」を演奏している方々を見たことありませんか?■州によっていろいろ違ったりすることもある。共通した伝統といえば、劇場とオペラだと思います(イタリア/30代前半/男性)■「歌仔戲」と「布袋戲」などの伝統的な演劇(台湾/40代前半/男性)日本における歌舞伎や能のような存在でしょうか。台湾の「歌仔戲」は台湾オペラと言われることもあり、とても人気があるそうです。■操り人形(ミャンマー/30代前半/女性)■「ワヤン」という影絵芝居があります(インドネシア/40代前半/女性)ミャンマーの芸術的な操り人形劇は一見の価値あり!操り師の巧みな技で、人形たちが生き生きと動き回ります。インドネシアのワヤンも人形を使いますが、こちらは白い幕に人形の影を投影しながら演じられ、幻想的な雰囲気です。ユネスコの世界無形遺産にも登録されました。■木製の食器・小物の作製と粘土の食器・玩具の作製が有名です(ロシア/20代後半/女性)極寒のロシアで育ったシラカバの樹皮は、とても柔らかく滑らか。この特性を生かした「ベレスタ」と呼ばれる食器や雑貨、アクセサリーが誕生しました。良質の樹皮を求めて長い旅に出る職人もいるのだとか!■色んな夏の祭りが有名です。例えば牛の前で走る、トマトを投げるとか(スペイン/ 30代前半/男性)伝統芸とは少し違うかもしれませんが、スペインから祭りの紹介。3大祭りのひとつ「サン・フェルミン祭り」は、日本では「牛追い祭り」として有名ですね。トマトを投げ合う「トマティーナ」は1940年代から始まった収穫祭。どちらもなかなか激しいお祭り。情熱的な国民性が影響しているのかも!?元々は生活の知恵や身近な娯楽であったものも、人々の暮らしの中に息づいたものが、時を経て伝統となっていくのですね。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年08月11日関東といえばそばのイメージが強いが、実は群馬の水沢、館林(たてばやし)、埼玉や東京西部の武蔵野うどんなど、うどん文化がしっかり根付いている地域でもあるのだ。埼玉県加須(かぞ)市もまたうどんが有名で、うどんで街おこしを行っている。そんな加須のうどんを食してみた。○利根川の豊富な水源が作り上げた一大うどん文化圏「埼玉県北部から北関東にかけては、昔から土地が肥沃な一大穀倉地帯です。加須からほど近い群馬の館林などでは製粉業も盛んでした。原料となる小麦があるわけですから、関東でうどん作りが盛んだったとしても不思議ではありません。加須でも昔からうどんが好まれてきました。農家では自分の家で打って食べていたようです」。こう話してくださったのは、「加須手打うどん会」の中村賢司会長。中村会長は、加須でうどん店「つかさ」を営んでいる。加須のうどんの歴史は、今から約200年前の江戸時代半ばまでさかのぼる。利根川の渡舟場や不動岡の総願寺門前で参拝客をもてなしたのが、加須のうどん屋の始まりだとされているのだ。加須は昭和初期から繊維業で栄え、紺色の木綿織物・青縞(あおじま)の集積地でもあった。町には市(いち)が建ち、全国から加須に織物を扱う業者が集まり盛況を極めたが、そこに集まる人をターゲットにしたうどん店も次々と登場。市に訪れた忙しい人々にとって、つるっと喉ごしがよく素早く食べることができて、栄養価が高く腹もちもいいうどんは、さぞかし、ありがたい食べ物であったのだろう。そんな加須のうどん作りを支えたのが、利根川の豊富な水源。その水源を生かした農業用地の整備が古くから進でいたため、二毛作が可能だった。○何かあれば“うどんを食べに行こう”二毛作では米の裏作として多くの小麦が生産されてきた。米の多くは年貢として取られてしまうが、小麦は手元に残る。そこで小麦を使って作られたツルツルシコシコのうどんは、庶民の貴重なごちそうとなる。冠婚葬祭を始め、物日には必ず各家庭でうどんが作られ、家族、近隣の人々とともにうどんを楽しむ習慣もあった。そうして今に伝わる“うどん文化”が育まれてきたのだ。さすがに現在の今時の家庭では自分で打つことは少ないが、「言われてみると加須市民は何かあれば“うどんを食べに行こう”となることが多い気がしますね。うどんを食べるのは特別なことじゃなくて、当たり前のことみたいな」(中村会長)とのこと。そんな風にうどんが親しまれてきた加須では、うどん・そばを置く店は「うどん屋」と言われる。東京下町や埼玉県南では「そば屋」と呼ぶことが多いので、同じ関東でも麺文化の違いを見ることができる。ちなみに現在、加須手打うどん会に所属している店は24店舗ある。○同じ加須うどんでも見た目も食べ方も違う加須うどんは基本的に手作りがモットーで、手打ちならではのコシの強さとのど越しのよさを楽しめると言われている。また、手捏(ご)ね、足踏みと寝かせを通常の2倍程度行うのも特徴。そのため、加水率が高く食べ応え十分なのだ。その味を確かめてみようと、まずは加須市にある「つかさ」を訪れた。座敷のあるゆったりとした造りの店だ。メニューを開いてみると、もりうどんが450円、肉うどん630円などメニューのバリエーションが多く、値段も財布にやさしい感じがうれしい。ちょっと変わったところで、肉味噌うどん(600円)をオーダーしてみる。ゆで立てのうどんは透明感があり、見るからにおいしそう。すすってみると、強いコシがあり、つるっとなめらかな食感。粉の風味、甘みもたっぷりと感じることができる。特製の肉味噌と半熟玉子を混ぜながら食べれば、具がほどよくうどんに絡み、次々とはしが進む。この肉味噌うどんというメニューは加須市の街おこしのために考案されたもので、平成22年には「第7回埼玉B級ご当地グルメ王座決定戦」で見事優勝。加須市内の他店でも食べることができ、肉味噌の味などそれぞれ個性があるので、食べ比べるのも面白い。次に訪れたのが「久下屋脩兵衛(くげやしゅうべえ)」。こちらも落ち着いた和風の店で広々としたスペースに、テーブル席24席と座敷席26席があり、ゆったりと食事が楽しめるようになっている。ガラス越しに見える手打ち台では、地粉の「あやひかり」や「農林61号」をメインに国内産の粉を使い、熟練の職人がうどんを打っている。オーダーしたのは、野菜たっぷりのけんちん味噌うどん(840円)。うどんは香り、甘みがあり、もちもちとした食感。地場産のマイタケを使った天ぷらうどんや、ざるうどんもあるので、訪れるたびに違うメニューを頼みたくなりそう。3軒目に訪れた「子亀」もテーブル席と座敷席があり、清潔感があって広め。ここでは、冷汁(570円)なるものをオーダー。冷汁と呼ばれる料理は日本各地にあり、埼玉県では大宮などの県北、県西、県央部の農村で食べられてきた郷土料理の一種。いりごまや味噌などを冷たい水でのばしつけ汁に、冷たいうどんをくぐらせて食べるというもので、特に夏のパワー供給源として親しまれてきたようだ。店で供するようになったのは、この子亀が元祖と言われている。子亀のうどんは水にも塩にもこだわり、昔ながらの製法で打っている。しこしこもちもちとした食感も、つるっとしたのどごしも存分に楽しめる。まったりとしたつけ汁は、太い麺に決して負けることがなく、最後までおいしく食べることができた。加須のうどん店を食べ歩いてみると分かるのは、各店に個性がありメニューも豊富であるということ。季節によっては限定メニューが登場することもある。これならば何度訪れても飽きがこない。長年、加須市民にうどんが愛されてきた理由がよく分かる。
2013年04月15日中学生のころは、ドラマやアニメの影響で「高校の文化祭は出し物や模擬店などがあってすごく楽しい」というイメージがあったのですが、筆者が進学した高校の文化祭は出し物や模擬店は一切禁止。クラス全員で美術制作をするだけで終了と、寂しい文化祭でした。今回はこのような文化祭のガッカリエピソードを読者のみなさんから募集しました。さて、どんなガッカリエピソードが出てくるのでしょうか?調査期間:2012/8/28~2012/8/30アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 1,000件(ウェブログイン式)●文化祭の準備シーズンになるとほかの人の愚痴がすごくて……。私は色んな人の中立な立場にいたので愚痴聞かされてすごく疲れました(20歳/女性)やっぱりクラスメイト同士のあつれきが生まれるものですけど、その間に立つ人間にしわ寄せが来るのは勘弁です。●参加できるのは生徒だけで、一般の人が来場できる文化祭ではなかった(26歳/男性)防犯上の問題もありますけど、理想はいろいろな人が来る文化祭ですよね。●お化け屋敷をやったが、暗くするために部屋を閉め切ってしまい、暑くて中にいられなかった(45歳/男性)でも明るいとお化け屋敷じゃないですから(笑)。●模擬店は生徒会しかダメという意味不明なルールがあり、ほかのクラスは「○○の歴史」などの面白くなさそうなものばかりでした(25歳/女性)模擬店をやりたいがために生徒会に入った人もいそうですね。●友人の彼女の女子校の文化祭に行く予定でウキウキだったのですが直前でそのカップルが別れたために中止に……(30歳/男性)男子高校生にとって、「女子高の文化祭」というのはあこがれですからね。さぞ残念だったでしょう。●3年時に模擬店を出せる予定だったのですが、前年に隣県で大規模な食中毒があり自粛。代わりに何をやったのか覚えていない……(32歳/男性)当時、多くの学校で模擬店の中止があったそうですね。●模擬店はやってもよかったが、火を使ってはいけないのでどこも似たような内容のものばかりになった。タコヤキ屋がやりたかったのに……(24歳/女性)●3年に一度しかないこと。飲食の模擬店がないこと。女子高なのに、バザー目当てのおばさまが多いこと。ステージとか華やかなものがないこと(29歳/女性)散々でしたね(笑)。●大学受験の勉強のためというよく分からない理由で、文化祭と体育祭が1年ごとに交互にしか行われない高校だった。文化祭が2回、体育祭が1回だったのはうれしいが(29歳/女性)交互っていうのは珍しいですね。●自分が高校に進学した年度から文化祭の模擬店がなくなった(28歳/男性)これは悲しい(笑)。●まったく無名の芸能人が来た(40歳/女性)芸能人が来るだけマシだと思いますよ(笑)。高校の文化祭は催し物が多くて楽しいというイメージあるだけに、肩透かしを食らったときのガッカリ具合はハンパではありませんよね。私と同じく、ガッカリな文化祭をすごしたみなさんに、幸あれ!(貫井康徳@dcp)
2012年11月23日あちこちの学校で文化祭が開かれ、楽しそうな学生たちの様子が目に付く季節になりました。そこでマイナビニュース会員1,000人に「文化祭」についてアンケートをとりました。お化け屋敷や喫茶店など文化祭おなじみの出し物のほか、ちょっと変わった出し物も披露する学校も。今回は、みなさんが文化祭でやった面白い出し物をご紹介します。調査期間: 2012/10/9~2012/10/13アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数:1,000件・大学では、マグロの解体ショーをしていました(25歳/女性)盛り上がりそう!見て楽しい、食べておいしい出し物っていいですよね!・高校の時に校庭の中央に火をたいてその周りでフォークダンスをする行事がありました(29歳/女性)男女共学ならそこで恋が芽生えたりするのかも?・男子が女装して、女子が男装する逆ミスコンテストがあった(23歳/女性)・学校の顔コンテスト。なぜか学校の顔になる人、というのを選ぶコンテスト(29歳/女性)学校の顔になるってスゴイことですよね?選考の基準は何なのでしょう。顔の良しあし?頭の良しあし?・アームレスリング大会(22歳/女性)自分の強さをアピールできるいい機会かも。派手さはないですけど、声援とか飛び交って盛り上がりそうですね!・宝くじを買って文化祭の際に当選番号発表して当たれば賞金がもらえる(39歳/男性)文化祭の日までちょっとだけ夢を見られて、楽しそう。・大学の時になぜかイベントで戦隊もののヒーローが学園祭にやってくる(22歳/女性)それを目当てに近所の子どもやお母さまが集まってきたりして。自分たちがやるのではなく、やってくるってことは、本格的なんでしょうね。・美容室。本当に髪を切る(30歳/女性)腕がよければいいけれど……。もし、ただの学生が切るのならちょっと勇気がいるかもしれません。その場の勢いでどんな髪型になってもいい!と思う人にはおすすめかも。・昔V6の番組でやっていた、「未成年の主張」を全校生徒の前でやって、それに出た(29歳/男性)・当時ウオーターボーイズがはやっていてまね事をやっていた気がします(26歳/男性)「未成年の主張」、懐かしいですね。参加した人は何を告白したのか気になるところ……。・スーパーマリオの世界体験。マリオになってゲームの中を歩ける(26歳/女性)実写版マリオ??土管とか毒キノコとか用意するんでしょうか。・男子は上半身裸で校歌に合わせて準備体操(23歳/女性)なにをするための準備体操なんでしょう(笑)。やっている本人たちはどんな気持ちなのか……なんて深く考えるのはやめましょう。・乗馬体験(32歳/男性)優雅ですね~。しかも馬が走れるくらい広い敷地のある学校っていうのがうらやましい。・男子のチアガール!ちょっと変でした・・・。(33歳/女性)ちょっと見てみたいかも。ムダ毛は処理してますよね?皆さん、面白い出し物を文化祭でされてますね。あなたは文化祭でどんな出し物をしましたか?(文/こうのゆみこ)
2012年10月27日大正時代から人々に親しまれて、会津のガンコおやじがプライドを持ってその味を守り続けている。会津のソウルフード「伝統会津ソースカツ丼」だ。現在、「伝統会津ソースカツ丼の会」加盟店は23軒。その1軒1軒、味に個性があり、比べて食べるのもこれまた一興(いっこう)だ。一般的にカツ丼といえば、玉ねぎとカツをしょうゆで煮込み、その上に卵をからめたもの。しかし会津のカツ丼は、その名の通りソースで味付けしたカツ丼だ。誕生の経緯は定かでないそうだが、定義としては、「ほかほかのごはんの上にサクサクのキャベツを敷き、揚げたてのカツを店独自のソースで絡めた丼」となるよう。そんな会津オリジナルのカツ丼に一家言ある飲食店数店が一致団結して、2004年に「伝統会津ソースカツ丼の会」を誕生させた。ソースカツ丼誕生の経緯は、カフェ全盛期だった大正時代、洋食のコックが手軽なまかないとして考案したという説がある。余った肉片を当時人気だったカツレット(今のカツレツ)にして、ウナギのかば焼きからヒントを得た甘めのソースで絡める。それを食べやすいように、さっと丼に盛ったのが始まりではないかというのだ。いまなお古い街並みを随所に残す会津若松に、なんとも似つかわしい説ではないか。ところで、このレトロな街並みと相性ぴったりな、「ハイカラさん」という周遊バスをご存じだろうか?市内観光の足として利用されているこのバスは、「伝統会津ソースカツ丼の会」加盟店23店舗のうち、15店舗の店にほど近い各バス停に停車する。1日に数軒でも回れるというツワモノは、バスに乗って食べ歩きしてみてもいいかもしれない。しかし、ソースカツ丼はいずれもボリュームたっぷりで、中には、丼からはみ出るような大きなカツを揚げている店もある。胃腸と相談しながらにすべし!同会の会長を務めている「なかじま」は、創業63年を数える老舗だ。スパイシーでまろやかなキャベツソースカツ丼と、先代社長が考案したという、コクとうまみたっぷりのソースで煮込んだソースカツ丼。“さすが老舗の逸品!”とうならされる味だ。ちなみに、使用している肉は福島県鮫川村(さめがわむら)の銘柄豚「健育美味(けんいくびみ)豚」。この豚はサツマイモを飼料として与えるなどして育てられており、深い味わいがあるだけでなく、ビタミンやオレイン酸などといった栄養分も豊富。肉のもつ強い甘みが、ソースの酸味に見事にマッチしていている点も魅力である。また、同じく創業60年以上の歴史をもつ「白孔雀食堂」のソースカツ丼は、丼からはみ出る大きなカツとやや甘みのあるソースが特徴。どんぶりからのはみ出しっぷりには最初驚くこと必至だが、いざ箸を付けると、薄くたたかれていて、見た目からは想像できない食べやすさであることが分かるだろう。お客に楽しく食事してほしいと願う店主の優しさがそこはかとなく感じられる。いずれの店も会津っぽ(会津魂)の優しさとこだわりで、長い間、店独自の味や盛り付け法を貫いてきたことは間違いない。ガンコな会津の料理人の心は、昔も今も変わらずに、この地に脈々と息づいているのだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月31日各国さまざまな文化がありますが、日本にもステキな文化はたくさんあります。マンガやアニメ、ファッションなど多くの日本文化が外国に発信されていますが、日本の和を感じる日本ならではの文化を外国人はどう思っているのでしょうか。外国人20人に「ステキだと思う日本文化」について聞いてみました。・書道。自分も習いたいので、日本語を勉強しはじめた(イタリア/女性/30代後半)日本の書に魅せられる外国人って多いですよね。美術的な観点だけでなく、意味を知り、その奥深さを知る。とてもステキな文化です。・お風呂(温泉、銭湯)の習慣。お風呂に入ると清潔ですし、よく汗をかきスッキリしますし、血行も良くなるなど健康によく、リラックスもできます。また、露天風呂は自然が身近に感じられて気分が良くなります(ドイツ/男性/30代後半)そうですよね~、気持ちいいですよね~。あったかいお湯につかる瞬間なんて、気持ちよすぎて思わず「くはぁ~」って言っちゃったり(笑)。お風呂は最高です!・ウォシュレットそして水に流せるトイレットペーパー。ウォシュレットは場所をとらないで、冬は暖かい便座に座れて、必要に応じて清潔感を保たれます。そして、流せるトイレとペーパーで他人がふいた紙を見なくてすむし、においも残りません(ブラジル/女性/50代前半)日本のトイレは世界一?トイレットペーパーは種類もさまざまで、柔らかくて、香りがついているものもあったり。日本のトイレ製品は、お尻に優しいものが多いんですね。・職人精神。伝統を守ること、またプロの精神とこだわりがすばらしいと思う(韓国/女性/30代後半)技術だけでなく、伝統を守ろうと懸命に打ち込む心意気がステキです。後世にも受け継いでいってほしいです。・冬にみんながコタツで座ってみかんを食べることです。体も心も温かくなりそうです(中国/女性/20代後半)コタツでみかんって日本の文化なんでしょうか?(笑)。でも、家族がひとつの場所に集まって、ワイワイ言いながらみかんを食べるっていう光景は、なんだかほっこりします。・成人式です。成人式がないといつ大人になったかがわからないからです(シリア/男性/30代前半)近年ではモラルに欠けた人たちの言動が話題になったりもしますが、晴れ着姿で写真を撮ったり、懐かしい仲間と再会できたり、成人式にはいいところもありますもんね。・日本の建築やトンネル技術。世界一優れている技術である(ネパール/男性/40代前半)土木建築技術は日本が誇るもののひとつですが、日本人でもその技術のすごさを知らない人が多いかもしれません。こう見ていくと、日本には便利なものや、身も心も温まる文化が多いんですね。外国人もステキだと思うこれらの文化。日本人はそれを守り続けていくことが大事ですね。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月22日各国さまざまな文化がありますが、日本にもステキな文化はたくさんあります。マンガやアニメ、ファッションなど多くの日本文化が外国に発信されていますが、日本の和を感じる日本ならではの文化を外国人はどう思っているのでしょうか。外国人20人に「ステキだと思う日本文化」について聞いてみました。・書道。自分も習いたいので、日本語を勉強しはじめた(イタリア/女性/30代後半)日本の書に魅せられる外国人って多いですよね。美術的な観点だけでなく、意味を知り、その奥深さを知る。とてもステキな文化です。・お風呂(温泉、銭湯)の習慣。お風呂に入ると清潔ですし、よく汗をかきスッキリしますし、血行も良くなるなど健康によく、リラックスもできます。また、露天風呂は自然が身近に感じられて気分が良くなります(ドイツ/男性/30代後半)そうですよね~、気持ちいいですよね~。あったかいお湯につかる瞬間なんて、気持ちよすぎて思わず「くはぁ~」って言っちゃったり(笑)。お風呂は最高です!・ウォシュレットそして水に流せるトイレットペーパー。ウォシュレットは場所をとらないで、冬は暖かい便座に座れて、必要に応じて清潔感を保たれます。そして、流せるトイレとペーパーで他人がふいた紙を見なくてすむし、においも残りません(ブラジル/女性/50代前半)日本のトイレは世界一?トイレットペーパーは種類もさまざまで、柔らかくて、香りがついているものもあったり。日本のトイレ製品は、お尻に優しいものが多いんですね。・職人精神。伝統を守ること、またプロの精神とこだわりがすばらしいと思う(韓国/女性/30代後半)技術だけでなく、伝統を守ろうと懸命に打ち込む心意気がステキです。後世にも受け継いでいってほしいです。・冬にみんながコタツで座ってみかんを食べることです。体も心も温かくなりそうです(中国/女性/20代後半)コタツでみかんって日本の文化なんでしょうか?(笑)。でも、家族がひとつの場所に集まって、ワイワイ言いながらみかんを食べるっていう光景は、なんだかほっこりします。・成人式です。成人式がないといつ大人になったかがわからないからです(シリア/男性/30代前半)近年ではモラルに欠けた人たちの言動が話題になったりもしますが、晴れ着姿で写真を撮ったり、懐かしい仲間と再会できたり、成人式にはいいところもありますもんね。・日本の建築やトンネル技術。世界一優れている技術である(ネパール/男性/40代前半)土木建築技術は日本が誇るもののひとつですが、日本人でもその技術のすごさを知らない人が多いかもしれません。こう見ていくと、日本には便利なものや、身も心も温まる文化が多いんですね。外国人もステキだと思うこれらの文化。日本人はそれを守り続けていくことが大事ですね。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月20日日本舞踊とクラシック音楽という異ジャンルの芸術の融合を図る企画「日本舞踊×オーケストラ-伝統の競演-」が、12月7日(金)に東京文化会館で行われる。東京文化会館舞台芸術創造事業「日本舞踊×オーケストラ-伝統の競演-」の公演情報花柳流四世家元・花柳壽輔を演出に迎え、バレエの名作『レ・シルフィード』『ロミオとジュリエット』『ペトルーシュカ』『牧神の午後』『ボレロ』を日本舞踊として創作。新演出・新振付で上演する。京舞井上流五世家元・井上八千代、吾妻流六代目家元・吾妻徳彌などを日本舞踊界を代表する面々が集うほか、狂言和泉流の野村萬斎も参加する。演出を担当する花柳壽輔は、オーケストラと日本舞踊の競演という試みについて「まず最初に浮かんだのは『牧神の午後』でした。ニジンスキーが何故こういう作品をつくったのか元々興味はもっていました。彼のもうひとつの代表作『薔薇の精』が跳躍を要するのに比べ、『牧神の午後』はすり足を多用し、日本舞踊や能、京舞と共通点も感じられます。そこで、井上先生にご協力頂こうと考え、何とか口説きました」と語る。また井上八千代は「最初に『牧神の午後』のお話を頂いたとき、ほんまに私で大丈夫かなと思いました。でも、ドビュッシーの曲を聞き、水や森や風のそよぎを感じながら想像を膨らませていくうちに、楽しんでやってみたいなと。今回は『京舞の技法でニンフを舞ってみてほしい』と仰って頂いたのだと受け止めています。オーケストラの音に包まれて、大自然の中にいるように自由に舞ってみたいです」と抱負を語る。この『牧神の午後』のほか、吾妻徳彌と女性群舞20名による『レ・シルフィード』、『ロミオトジュリエット』はバレエ・ガラでおなじみの「バルコニー・シーン」を歌舞伎風に、人形振り形式による『ペトルーシュカ』、そして野村萬斎と紋付袴姿の男性群舞40名による『ボレロ』と、様々なスタイルの日本舞踊がオーケストラと競演を繰り広げる。音楽・美術も花柳壽輔が選んだ実力派が集結。指揮は「ぜひ若手を」との花柳壽輔の切望で、近年バレエ公演を多数指揮する大井剛史を抜擢。舞台美術は『ロミオとジュリエット』は朝倉摂、『ペトルーシュカ』は画家の金子國義、『牧神の午後』は千住博が担当。舞台美術の重鎮から世界で活躍する画家まで多彩な面々の手による舞台にも注目したい。東京文化会館舞台芸術創造事業「日本舞踊×オーケストラ-伝統の競演-」は、12月7日(金)に東京文化会館にて開催。チケットの一般発売は、7月28日(土)10時より開始となる。
2012年07月27日