日本の伝統を大切にしている企業を応援する和ごころルネッサンス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役:三木 聖子)は、この度「日本の伝統工芸・文化と講座ビジネスの融合」を支援する【サポーター検定】サービスをサブスク(月額継続課金)で開始しました。日本の伝統工芸・文化業界の【サポーター検定】は、初※となります。※当社調べ日本の伝統工芸・文化の【サポーター検定】詳細 【サポーター検定】全体図【後継者不足で厳しかった伝統工芸に、コロナ禍が追い打ち】「新型コロナウイルス」関連の経営破たん(負債1,000万円以上)は、全国で累計3,657件となり、6月は212件と過去2番目に多くなりました。出典:東京商工リサーチ「コロナ破たん、7月は11日時点で67件が発生 累計3849件に「新型コロナウイルス」関連破たん【7月11日16:00 現在】」中でも伝統工芸品は、コロナ禍以前、インバウンド需要やお祭り、百貨店などでの販売が大きかったため、新型コロナウイルス感染拡大による中止・休業の影響で、販売ルートが激減してしまった企業もあります。コロナ禍以前から、職人の高齢化、後継者不足といった慢性的な課題を抱えていることもあり、新型コロナウイルス感染拡大の第7波も懸念される中、伝統工芸を守る取り組みが必要な状況です。【サポーター検定:知的好奇心からサポーターへ】当社は、創業以来7年間、講師のスキルを同業者に教える講座のプロモーションを行ってきました。『講座ビジネス』は、講師のビジョンに共感してくれる受講生を集めながら、利益も上げられます。仕入れが不要なこと、オンライン開催ができることなどの要因により、コロナ禍でも、比較的影響が少なくて済みました。また、受講生の講座への満足度が高いと、ファン化、サポーター化するため、講座を継続受講してくれるようになります。一方、伝統工芸品は、天然素材を手作りすることが多く、どうしても割高に感じられ、丁寧な説明が必要になるため、ネット通販では売れにくい商品です。しかし、職人さんのスキル(商品の製造工程、こだわり、技法の解説)を伝えることで、購入者のファン化、サポーター化まで高めることが可能です。そこで、職人さんのスキルを元にした【サポーター検定】を創設します。合格者には、【(商品名・店舗名)サポーター】の称号が付与されます。単なる商品の販売説明ではなく、難しい技法の話まですることにより、伝統を受け継ぎたいという後継者候補が現れるところまでを目指します。【講座ビジネスと日本の伝統工芸・文化の融合「サポーター検定」とは】当社代表取締役の三木 聖子は、母親が和裁士だったので、幼い頃から美しい反物が、着物になっていくのを見ながら育ちました。ミシンで作る洋服とは違い、手縫いの大変さや、職人の想い・こだわりも実感してきました。一家を支えるために50代で起業した際、真っ先に考えたのは「日本の伝統を大切にしている企業を応援」したいということでした。日本の伝統工芸品を何とか守りたいと思う企業は他にもあり、伝統工芸品の紹介動画を流して販売する方法や、職人さんと顧客をつなぐイベントなど、様々な企業が試行錯誤してきました。しかし、本来職人とは販売員ではないので、顧客が購入前に知りたい疑問に対し、納得のいくコミュニケーションを取るのが難しいという課題があります。当社は、講座を開催したいという講師の要望を受け、講座の構築から集客まで行ってきました。職人さんのスキルを検定仕様に構築するのは当社が担当し、職人さんには、コミュニケーションよりもご自身の想いや技術をお話していただくようにします。さらに、【サポーター検定】をPRして、リピーター客を増やす方法(プレスリリース代行や、SNSサポート)もセットで提供します。また、サポート費用は、支払いやすいサブスク(月額継続課金)で提供します。【Japan人気を活用し、海外展開も目指します】伝統工芸品の制作過程の動画は、海外からも人気が高く、サポーターが増えてきたら海外戦略にも目を向けていきます。海外向けYouTubeと海外のAmazonへの出店などもサポートしていく予定です。【会社概要】会社名 : 和ごころルネッサンス株式会社代表者 : 代表取締役 三木 聖子本社 : 〒213-0033 神奈川県川崎市高津区下作延4-24-50-202事業内容: 講座の企画、PR代行、マーケティング支援URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月13日子供たちのための伝統文化体験 in OITA実行委員会(所在地:大分県大分市、会長:戸口 勝司)及び各団体が主催の、次世代を担う県内の小学生・中学生とその保護者を対象に、民俗芸能や邦楽、竹工芸や藍染などの伝統文化体験プログラム「子供たちのための伝統文化体験 in OITA」を、2022年5月から来年2023年2月まで県内各所で開催します。イベントの様子や応募要項など、公式HPやYouTubeチャンネルで発信しています。【子供たちのための伝統文化体験 in OITA 公式サイト】 【YouTubeチャンネル】 ■大分県内に伝わる伝統文化を体験する33イベントを県内各所で開催!本イベントは、文化庁の令和3年度第一次補正予算事業「子供たちの伝統文化の体験事業」及び令和4年度予算事業「伝統文化親子教室事業(地域展開型)」で採択された事業です。新型コロナウイルスの感染拡大によって伝統文化・芸能等の体験機会が失われた子供たちに向けた、体験・修得の機会回復を目的としています。また、伝統文化振興に努めてきた各自治体・保存会・各文化施設・大学等の連携のもと、地域の伝統文化・芸能活動の活性化に努めて実施していきます。33のイベントを大きく「表演分野」と「工芸・食文化分野」で構成。世界をまたにかけて活躍するDRUM TAOの和太鼓や、御嶽神楽・庄内子供神楽をはじめとする神楽、盆踊り、民謡などの伝統芸能から、大分県が誇る竹工芸や藍染、豊後絞り等の工芸・民族技術分野まで、伝統文化に関わる多彩なイベントを開催いたします。■開催プログラム(抜粋)開催予定のイベントを一部ご紹介します。(※7月、8月開催分を主に抜粋しています。)詳しくはHPをご覧ください。 A. 民俗芸能等表演体験企画■DRUM TAOに学ぶ!和太鼓ワークショップ2022!!日本を代表する和太鼓カンパニー「DRUM TAO」による本格的な和太鼓体験日時:7月9日(土)・10日(日)、7月30日(土)・31日(日)15:30~16:00会場:野外劇場「TAOの丘」定員:各回30名内容:「阿蘇くじゅう国立公園」ど真ん中の野外劇場「TAOの丘」で、和太鼓の歴史や和太鼓舞台の魅力も直に伝えつつ、和太鼓体験を通して日本文化の魅力を伝えるワークショップ。A-18. DRUM TAO教室■民謡(日本民謡協会日田支部)パトリア日田と連携して、学びから発表までを体験日時:7月17日(日)9:30~16:00会場:パトリア日田(日田市)定員:100名内容:その土地の民謡を聴き、銭太鼓、民謡、着付け、祇園囃子など地域の伝統文化も学ぶワークショップ。最後に大ホールで発表する。■こども能楽ワークショップ日本最古の伝統芸能「能楽」を体験日時:7月24日(日)13:00~15:00会場:平和市民公園能楽堂(大分市)定員:50名内容:能楽に関するお話を聞き、能「土蜘蛛」の一部を鑑賞。また狂言とお囃子の模範演技を体験。A-1. こども能楽ワークショップ■豊前乃国 ほんやばけい禅海太鼓江戸中期から伝わる和太鼓で夏の思い出づくり日時:7月30日(土)、31日(日)、8月6日(土)13:30~15:30<発表会>8月7日(日)14:00~15:00会場:本耶馬渓公民館(中津市)内容:青の洞門を開削した禅海和尚より伝わる禅海太鼓の体験教室。A-19. ほんやばけい禅海太鼓■豊前神楽地域の伝統芸能を末永く継承日時:<練習>8月31日(水)~9月30日(金)18:00~21:00<発表会>10月1日(土)~12月28日(水)神楽奉納日の13:00~17:00会場:<練習>各団体の地域の公民館<発表会>各団体が神楽を奉納する神社定員:各団体5名 計30名内容:地域の伝統芸能を永年継続させることを目的に、各団体の代表者が、伝統芸能の重要性と価値を再認識する企画を考案。A-8. 豊前神楽■大分っ子神楽親子教室神楽の伝承を軸に、地域の宝を育て・つなぐ日時 :(1)8月7日(日)9:30~(2)11月27日(日)9:20~(3)12月3日(土)11:00~、13:00~(4)未定場所(定員):(1)祝祭の広場(各回20組)(2)丹生校区公民館(10組)(3)上戸次小学校体育館(10組)(4)みどり幼稚園(20組)内容 :県都大分市では、子供神楽チームが年々増加。良き指導者と地区公民館・学校の理解の下、神楽の魅力を伝える。A-4. 大分っ子親子神楽教室■御嶽神楽 みんなの超体験会国指定重要無形民俗文化財を生で体験日時:8月7日(日)12:30~16:00会場:ビーコンプラザ(別府市)定員:30名内容:国指定重要無形民俗文化財である御嶽神楽を、生で観て・聞いて・触れる体験ワークショップ。A-5. 御嶽神楽■関の鯛つり唄おどり体験会関アジ・関サバ漁師の民謡唄踊り日時:<公開練習>8月27日(土)、9月24日(土)、10月29日(土)15:00~17:00<発表会>11月5日(土)13:00~16:00会場:佐賀関市民センター集会室(大分市)※予定内容:関アジ・関サバで知られる佐賀関で元禄時代から漁師に唄い継がれてきた、力強く活気あふれる踊りを体験。A-11. 関の鯛つり唄おどりB. 工芸・食文化体験企画■豊後絞り体験第一人者に学ぶ伝統技術日時:7月27日(水)、8月4日(木)、18日(木)9:00~12:00、11月12日(土)9:00~15:00会場:豊後遊草会工房(大分市)定員:15名内容:草木染「豊後絞り」第一人者の安藤 宏子さんを講師に迎え、暮らしに役立つ伝統技術を伝える。B-3. 大分・豊後絞り-草木染■竹田産の藍で染める藍生葉染体験会日本の文化や歴史、伝統を親子で知り、学ぶ体験日時:<藍の生葉染>7月29日(金)~31日(日)<藍染>12月4日(日)・10日(土)・11日(日)(1)10:00~12:30(2)13:30~16:00会場:紺屋そめかひ工房(竹田市)定員:各回8名内容:紫草の全国随一の産地で奈良の東大寺との歴史的縁も深い竹田市で、「紺屋そめかひ」辻岡夫妻に教わるワークショップ。B-2. 竹田・本藍染■伝統漁法を親子で体験魚の宝庫・佐伯で江戸時代から伝わる漁法を体験日時:7月16日(土)~10月30日(日)のうち希望する日 10:30~12:00会場:丸二水産「渚の公園」(佐伯市)定員:1日3組程度(期間中35組)内容:「佐伯の殿様、浦で持つ」と言われたほど、魚の宝庫である佐伯。前日に仕掛けたカゴを引き揚げ、収穫した魚の捌き方も体験する。B-9. 伝統漁法■浜の市「一文人形」絵付けワークショップ作家作品に触れ、自分で作る体験日時:8月6日(土)13:00~14:30会場:大分県立美術館[OPAM]2階研修室(大分市)定員:10組内容:郷土玩具作家である宮脇 弘至さん作の一文人形の展示や、一文人形と浜の市に関するお話、一文人形の絵付けを体験。■和傘行燈竹と和紙でできる伝統工芸の美しさを感じるワークショップ日時:8月7日(日)10:30~会場:和傘工房「朱夏」、福沢諭吉旧居前 北部集会所(中津市)定員:10名内容:世界に誇る民俗文化のひとつ「和傘」。和紙のあたたかみや、工程により増していく強度を感じるワークショップ。午後は和傘行燈を作成する。B-11. 和傘行燈■親子竹細工体験大分県の宝・竹工芸の魅力を伝える日時:8月11日(木)、13日(土)、14日(日)10:00~12:00会場:別府市竹細工伝統産業会館定員:各回15組内容:身近な作品作りを通して、竹工芸の魅力を伝える。竹鈴の製作体験のほか、竹ひご作りのデモンストレーションや展示作品を見学する。B-1. 竹工芸■家族で作ろう!子供たちのための郷土料理講座地元の海と山の幸で作るオンライン教室時期:8~2月10:30~13:30(全6回)定員:10組内容:海と山の幸を活かした大分県内6ブロックの郷土料理を、地元料理研究家が教えるオンライン講座。食材のセットは、講座前日までに各家庭に配送する。B-8. 郷土料理■「子供たちのための伝統文化体験 in OITA実行委員会」とは次代を担う子供たちに対して、民俗芸能、邦楽、日本舞踊、工芸、茶道、華道などの伝統文化を計画的・継承的に体験できる機会を関係団体が一丸となって提供することにより、伝統文化を確実に継承・発展させるとともに、子供たちの豊かな人間性の涵養を図るため、また新型コロナウイルスの感染拡大によって減少した子供たちの体験機会の回復を図るため、組織的・広域的に活動しています。大分県の文化芸術団体を広くカバーし、長年にわたり県全域で小学校・中学校への「文化キャラバン」事業を実施しているNPO法人大分県芸術文化振興会議をベースに、県域の伝統文化振興に努めてきた各自治体・保存会・各文化施設・大学等との連携のもとに推進しています。文化庁 令和3年度第一次補正予算事業 子供たちの伝統文化の体験事業 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月05日「発酵で日本を繋ぐ!」をテーマに日本の伝統食文化である発酵の素晴らしさを次世代へ継承していくため、様々な活動を続ける一般社団法人日本発酵文化協会(所在地:東京都目黒区 代表理事:横山 貴子)は、発酵検定を主催し、東京・オンラインにて2022年11月27日(日)に同時開催いたします。つきましては、6月1日(水)より公式サイトにて申し込み受付をスタートいたします。尚、東京会場での開催は、今年が最後となり、来年よりオンラインのみでの開催を予定しております。第5回 発酵検定◆発酵検定とは◆「発酵食品の基本知識を学びたい」、「発酵食品を家で簡単に作ってみたい」と言う多くの声に応え、2018年に世界初の発酵検定が誕生いたしました。発酵食品の種類、発酵の期間、効率的な食べ方、選び方、正しい保存方法など日々の生活に密接している味噌や醤油などの発酵食品の知識を学べます。本検定は、発酵の基礎知識を学ぶことで、より健康的で豊かな生活を送っていただき、発酵の正しい知識と日本の発酵文化の普及・継承に貢献することを目的としております。合格者には当協会より【発酵文化人】として認定され、ベーシック講座の麹教室を割引価格で受講できるなどの特典もございます。これまでに2,000名以上の方が受検され、合格率は8割以上と多くの【発酵文化人】が誕生しました。合格者の声はこちら: 今年の4月11日に、一般社団法人日本発酵文化協会は設立10周年を迎えました。節目の年ということもあり、更に食育に力を入れたいと考えております。近年、偏った食生活が、子どもたちの健康を害することが問題として深刻化していますので、以前より、【親子で味噌づくり】教室を定期的に開催し、食育には力を入れておりましたが、今年の発酵検定では、親子で一緒に学んで発酵食品を日頃の食生活に取り入れてもらいたいと考えております。親子で受検する場合は、特別割引の受検料とさせていただきます。発酵食品を摂取して、免疫力を高めることが感染予防に効果的だという認知度も高まっておりますので、日本が誇る発酵の正しい知識を身につけて、発酵検定で学んだことを活かし、家族全員、健康でストレスのない生活を送っていただければと切に願っております。◆おうち時間を有効に◆テキストを読むだけでは不安な方や本をゆっくり読む時間が取れない方のために繰り返し観ることができるテキストの解説動画をご用意しております。通勤時間や家事をしながら、子育てしながらなど「ながら勉強」に最適。また、リモートワークで通勤時間がなくなり、その空いた時間やちょっとした空き時間に、そして好きな時間を利用して気軽に学ぶことが可能です。発酵検定公式テキスト解説動画発酵検定公式テキスト解説動画の詳細ページ: ◆発酵検定公式テキスト概要◆価格 :1,650円(税込)発行所 :株式会社実業之日本社販売場所:全国の主要書店・ネット書店 ◆発酵検定実施概要◆検定日 : 2022年11月27日(日)実施時間 : 14:00~15:00(開場13:30、13:50より説明)検定開催地 : 東京・オンライン申込期限 : 2022年11月22日(火)23:59までにクレジットまたはコンビニ決済が完了受検料 : 6,200円(税込)親子で受検の場合は、お二人で11,000円(税込)※親子で受検する場合は、メールでのお申し込みとなり、お子様の学生証の確認が必要となります。詳しくはメールにてお問い合わせください。問い合わせ先: info@hakkou.or.jp 問題形式 : 4択方式(全100問)※東京会場及びオンラインでの検定内容は全て同じです。合格基準 : 100問中70問以上の正解で合格受検資格 : 年齢・性別・国籍・学歴に制限はありません。発酵食、健康に興味のある方はどなたでもご受検いただけます。主催 : 一般社団法人日本発酵文化協会後援 : 農林水産省東京会場の詳細・申し込みはこちら: ※東京会場での開催は、今年で最後となります。オンライン開催の詳細・申し込みはこちら: 発酵検定対策セミナーの詳細・申し込みはこちら: 発酵検定公式サイト : 発酵検定公式Facebookページ : 発酵検定公式Twitter : 日本発酵文化協会 ホームページ: ◆今後の展開について◆日本発酵文化協会では、「発酵で日本を繋ぐ!」をテーマに次世代へ発酵を継承していくことを目的として活動しております。この発酵検定をきっかけに、発酵の正しい知識と日本の発酵文化の普及・継承に貢献できますよう、今後も活動してまいります。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月01日東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団が主催し、芸術文化による共生社会の実現を目指すアジア初の総合国際カンファレンス「だれもが文化でつながる国際会議」が2022年6月28日(火)から7月7日(木)まで上野エリアを中心に開催される。現在、芸術文化が有する多様性や相互理解等の特徴から生み出される社会包摂性や、人々がウェルビーイングを享受できる機能を重視した取り組みが、世界各地に広がっている。「東京文化戦略2030」推進プロジェクトのひとつとして都立文化施設が取り組む「クリエイティブ・ウェルビーイング・トーキョー」の一環として開催される「だれもが文化でつながる国際会議」は、こうした国内外の動向を紹介し、交流と新たな連携を促進するため、国際会議、 ショーケース、 短期集中キャンプ、ネットワーキングの4つのプログラムを実施。上野にある文化施設を中心に、世界5カ国・地域から、100組以上の多様な専門家、団体、クリエーターが集結し、来場者とともに国際的プラットフォームを形成する。今回の国際カンファレンスでは、 「ウェルビーイング」「ダイバーシティ」「インクルーシブ・デザイン」「アクセシビリティ」「つながり・居場所づくり」の5つのテーマからプログラムを展開。日本、シンガポール、インドネシア、 台湾の文化施設や中間支援組織、アーティストコレクティブなどの多様な立場で活動する専門家をコミッティメンバーに迎え、異なる文化と社会的背景のもとで、各地域における社会課題に向き合うメンバーの議論から、次世代の専門家との国際ネットワークを強化し、社会におけるダイバーシティと包摂性を推進する。〈コミッティメンバー〉▷稲庭彩和子(独立行政法人国立美術館主任研究員)▷マウリーン・ゴー Maureen Goh(ART:DIS)[シンガポール]▷ピーター・ソウ Peter Sau(ART:DIS)[シンガポール]▷ガタリ・スルヤ・クスマ Gatari Surya Kusuma(Struggles for Sovereignty: Land, Water, Farming, Food(SFS) )[インドネシア]▷ニサ Nisa(Struggles for Sovereignty: Land, Water, Farming, Food(SFS) )[インドネシア]▷リン・チエチー Chieh-Chyi Lin(国立台湾歴史博物館)[台湾]≪プログラム紹介≫1. 国際会議[開会式/基調講演、 本会議、 分科会]【事前予約制】[会場]開会式/基調講演、 本会議: 東京国立博物館 平成館大講堂分科会: 東京都美術館 アートスタディルーム同カンファレンスの中心プログラムとして、5つのテーマについて議論する国際会議。 基調講演・本会議・分科会として全12セッションを開催。 多様な地域・領域から政策立案者や研究者、実務家、クリエイター等を迎え、国際的な共通課題を提起していく。また、分科会では、文化施設や中間組織等の実践者による活動報告を中心に、芸術文化領域での未来に向けたアクションと展望を共有する。〈基調講演 登壇者〉▷ ジャスティーン・サイモンズ Justine Simons (ロンドン市副市長(文化・クリエイティブ産業担当))[イギリス]▷ 大杉豊(筑波技術大学障害者高等教育研究支援センター教授)▷ 松田崇弥(ヘラルボニー代表取締役社長)2. ショーケース[オープニング・パフォーマンス、 展示会][会場]オープニング・パフォーマンス:上野恩賜公園竹の台広場(噴水広場)※雨天変更予定展示会:東京都美術館 ロビー階第1展示室開会日の夜には、オープニング・パフォーマンスとして、2019年に東京芸術劇場にて誕生したインクルーシブダンス「東京のはら表現部」が、多様なアーティストとコラボレーションし、観客を巻き込んだパフォーマンスを展開。また、分身ロボットにより障害者雇用を生み出すプロジェクトや、インドネシアにおける格差社会の是正に取り組むアートプロジェクト、台湾における社会的処方の取り組みなど、芸術文化を通じた社会包摂の今日的な状況を紹介する展示会を開催する。3. 短期集中キャンプ「共鳴する身体」(5日間連続ワークショップ) 【参加者募集中】[会場]ワークショップ会場: LIFULL Fab(東京都千代田区) ※一般公開なし成果展示:ショーケース展示会にて発表障害当事者や外国人、研究者、クリエイターなど、文化や言語、考え方の異なる人々が集い、創作活動を通じた交流と協働を行う連続ワークショップ。 レクチャーやグループワーク、プロトタイプ開発などを通じ、DIYで楽器を制作するとともに、新しい音楽の楽しみ方を提案する。〈プログラムディレクター〉金箱淳一(神戸芸術工科大学准教授、 楽器インタフェース研究者)中西宣人(フェリス女学院大学准教授、 株式会社A-KAK取締役、 楽器デザイナー、 サウンドデザイナー)[インドネシア]アンドレアス・シアギャン(アーティスト/エンジニア)協力:神戸芸術工科大学、 フェリス女学院大学4. ネットワーキング[ブース・プレゼンテーション、 グループ・ミーティング] 【参加者募集中】[会場]ブース・プレゼンテーション:東京都美術館 ロビー階第2展示室グループ・ミーティング:東京都美術館 ロビー階第2展示室およびスタジオ(交流棟2階)公募によって選ばれたホストが、プレゼンテーションやミーティング、ワークショップを実施するネットワーキング。ブース・プレゼンテーションとグループ・ミーティングのふたつのプログラムで、国内外の文化関係機関、医療・社会福祉団体、NPO、クリエイターなどが出会い、ノウハウや知見を交換し、次なる協働に続く場を提供する。【開催概要】「だれもが文化でつながる国際会議:Creative Well-being Tokyo 2022」会期:2022年6月28日(火)~7月7日(木)※国際会議は7月2日(土)~4日(月)会場:東京国立博物館、東京都美術館、上野恩賜公園竹の台広場、LIFULL Fabイベント公式サイト: ※国際会議のみ事前予約が必要(6月1日よりWebサイトにて予約開始)※新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況等によって、登壇者やプログラム内容は予告なく変更になる場合あり
2022年05月25日東京都が運営する伝統工芸品を販売するオンラインショップ「小粋屋東京」では、2021年10月のオープン以来、東京都にある伝統工芸品の魅力を発信し、多くの皆様のライフスタイルを彩るべく、楽天市場内のオフィシャルショップで伝統工芸品を販売しております。そして、2022年3月10日より、ギフトに最適な東京の伝統工芸品特集をスタートします。ギフトラッピング対応のアイテムや、還暦や退職、進学やご就職などのライフステージの変化に合わせ、生活を彩りアクセントを加えてくれる、おすすめの伝統工芸品を揃えました。また期間限定での対象商品購入にお使いいただけるクーポンの配布も行います。ぜひこの機会に「小粋屋東京」をご利用ください。伊藤忠ファッションシステム株式会社は、「令和3年度ECサイトの活用による東京の伝統工芸品販売支援事業企画・運営業務」において小粋屋東京の企画・運営支援を行っております。小粋屋東京~おしゃれな伝統工芸品~■小粋屋東京/3月のギフト企画詳細<実施場所>小粋屋東京~おしゃれな伝統工芸品~ 楽天市場ショップ 特集ページURL: <特集ページ公開日時>2022年3月10日(木)12時公開<ギフト特集期間中のキャンペーン>1. 小粋屋東京からのギフトおすすめアイテム提案(上記2つのページにて実施)2. ご紹介アイテムのギフトラッピング対応(一部除外あり/期間終了後も対応可能)3. 期間限定でのギフト専用クーポン(15%オフ)の配布(3月10日~17日)4. 小粋屋東京おすすめギフト限定で楽天ポイント5倍プレゼント(3月10日~17日)ギフト以外にも、小粋屋東京では随時キャンペーンを実施しておりますので、ぜひ御利用ください。■東京の伝統工芸品/小粋屋東京概要<東京の伝統工芸品>東京の伝統工芸品は、長い年月を経て東京の風土と歴史の中で育まれ、時代を越えて受け継がれた伝統的な技術・技法により作られています。伝統工芸品は、手作りの素朴な味わい、親しみやすさ、優れた機能性等が、大量生産される画一的な商品に比べて、私たちの生活に豊かさと潤いを与えてくれます。伝統工芸品は地域に根ざした地場産業として地域経済の発展に寄与するとともに、地域の文化を担う大きな役割を果たしてきています。<「小粋屋東京」とは>東京都が運営する伝統工芸品を販売する楽天市場内のオンラインショップです。コロナ禍における東京の伝統工芸品の販路拡大を後押しするため、2021年10月1日より楽天市場内にて東京の伝統工芸品のEC販売をスタートいたしました。KOIKIYATOKYO_ロゴ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月10日ユネスコ無形文化遺産に登録された日本の伝統芸能のうち、歌舞伎、文楽、能楽、雅楽、そして沖縄の組踊(くみおどり)を一同に集めた展覧会、『体感!日本の伝統芸能-歌舞伎・文楽・能楽・雅楽・組踊の世界-』が3月13日(日)まで東京国立博物館 表慶館で開催されている。鑑賞者が再現舞台に上がり、その空間も堪能できる体験型の展覧会だ。ユネスコ無形文化遺産とは、口承伝承や芸能、社会的慣習、祭礼行事、伝統工芸技術など、無形の文化遺産を国際的に保護することを目的に、2003年に誕生したもの(正式なスタートは2006年の条約発効から)。日本からは、田植踊や田楽、神楽など、現在22件がユネスコ無形文化遺産として登録されている。同展は、このユネスコ無形文化遺産にも登録されている伝統芸能から、代表的な5つの歴史と美、そして受け継がれてきた「わざ」を紹介していくもの。歌舞伎、文楽、能楽、組踊の舞台、雅楽の順で、それぞれの衣装や小道具、資料映像を展示する。また、それぞれの舞台をほぼ原寸大に再現しており、その一部は鑑賞者が自由に上がることができるのも特徴だ。『金門五山桐』舞台装置の再現第一章「歌舞伎」では、舞台で使われる小道具や、江戸時代の錦絵、実際に使用されている衣装などから、歌舞伎の歴史と面白さを紹介する。再現展示は、大盗賊・石川五右衛門が主人公の『金門五山桐』の、南禅寺山門の舞台装置。天井から垂れ下がった桜など、細かいところまで作り込まれており、鑑賞者は舞台に上がりこんで細部まで鑑賞することができる。役柄によって細かく変わる歌舞伎の隈取を浮世絵の展示を用いて解説また、日本最古の映画で国の重要文化財にも指定されている『紅葉狩』(1899年)も展示室内で上映。明治時代の名役者と謳われる九代目市川団十郎と五代目尾上菊五郎の演技が見られる貴重な映像は必見だ。第二章の「文楽」は、大阪で生まれた伝統芸能で浄瑠璃(語り物音楽)に合わせて人形が演技を行うもの。3人がかりで一体の人形を操作し、細やかな表情や繊細な動きで人々の心をひきつける。同展では、実際に使用されている人形や、人形の頭部などを実際の映像とともに展示。人形を操作しやすくするため、穴が随所にあけられている衣装や、演目によって変わる頭部など、めったに見られないものが並ぶ。文楽で使用されている衣装。背中と脇に穴が空いている演目により挿げ替える人形の頭部再現された文楽の舞台は、裏側から見ると黒衣がどのように人形を操っているかがよくわかる。実際の舞台ではわからないことも把握できるのが、この展覧会の醍醐味だ。正面から見る『義経千本桜』の再現裏側から見る『義経千本桜』続く第三章は、室町時代に観阿弥・世阿弥父子が、猿楽を元に大成させた「能楽」。能楽とは、能と狂言をあわせた呼び方。厳粛で優美な歌舞劇、仮面劇の能と、笑いの要素の多い狂言は、どちらも猿楽をルーツに持つ兄弟のような関係にある。この3月に国立能楽堂にて初公開となる復曲能(現在は上演されていない演目を復活上演させた能のこと)『岩船』の記録映像や装束、能面、楽器などが公開されている。能で使用される面大胆な意匠の能装束第4章は、琉球王朝から伝わる「組踊(くみおどり)」。琉球王朝は、遠方から来た使者をもてなすため、踊奉行を置き、長期滞在する客人をもてなしていた。そのなかで18世紀に生まれたのが、歌や舞を折り込みつつ進行する音楽劇「組踊」だ。展覧会では、この舞台の再現とともに、紅型(びんがた)の衣装や小道具を紹介していく。組踊「銘苅子(めかるしー)」の天女組踊に使われる花笠そして最後の章は「雅楽」。5〜9世紀にかけて、中国や朝鮮から伝来し、日本で整理・集成した古代の宮廷芸能の雅楽は、器楽演奏のみの「管絃」と、舞をともなう「舞楽」など、他の伝統芸能とは異なる独特な形態を持っている。展示されている豪華絢爛な装束は、すべて宮内庁式部職楽部で実際に使われているものだ。また、国立劇場で上演された宮内庁式部職楽部出演の雅楽公演の映像も見ることができる。雅楽の装束と小道具・小道具大陸の文化も感じさせる雅楽の装束同展をきっかけに、奥深い伝統芸能の世界を触れて、楽しんでみよう。取材・文:浦島茂世『体感!日本の伝統芸能-歌舞伎・文楽・能楽・雅楽・組踊の世界-』2022年1月7日(金)~3月13日(日)、東京国立博物館表慶館にて開催
2022年01月12日「発酵で日本を繋ぐ!」をテーマに日本の伝統食文化である発酵の素晴らしさを次世代へ継承していくため、様々な活動を続ける一般社団法人日本発酵文化協会(所在地:東京都目黒区、代表理事:横山 貴子)は、発酵検定を主催し、東京・オンラインにて2021年11月28日(日)に同時開催いたします。つきましては、検定前日の11月27日(土)に合格へ導く発酵検定対策セミナーを追加開催いたします。発酵検定公式サイト: 発酵検定対策セミナーの詳細・申し込みはこちら: 第4回発酵検定◆発酵検定とは◆「発酵食品の基本知識を学びたい」、「発酵食品を家で簡単に作ってみたい」と言う多くの声に応え、2018年に世界初の発酵検定が誕生いたしました。発酵食品の種類、発酵の期間、効率的な食べ方、選び方、正しい保存方法など日々の生活に密接している味噌や醤油などの発酵食品の知識だけでなく、発酵の歴史や各地域の発酵食品も学べます。本検定は、発酵の基礎知識を学ぶことで、より健康的で豊かな生活を送っていただき、発酵の正しい知識と日本の発酵文化の普及・継承に貢献することを目的としております。合格者には当協会より【発酵文化人】として認定され、発酵検定合格後のステップアップとして、発酵マイスター養成講座を割引価格で受講できるなどの特典もございます。これまでに1,700名以上の方が受検され、合格率は8割以上と多くの【発酵文化人】が誕生しました。合格者の声はこちら: 昨年は、「新型コロナウイルス感染症」という未知の感染症が登場したことにより「免疫」、「発酵食品」が注目されました。現在も続くコロナ禍で、自炊をする機会が増えたことにより「発酵食品」に関する関心はますます高くなったと思われます。発酵食品を摂取して、免疫力を高めることが感染予防に効果的だという認知度も高まっておりますので、発酵検定を通じて、日本が誇る発酵の正しい知識を身につけて健康でストレスのない生活を送っていただければと切に願っております。◆発酵検定対策セミナーの追加開催について◆確実に合格したい方に向けての発酵検定対策セミナーは、お陰様で毎年好評となっており、今年も11月11日(木)と11月13日(土)の2日間のみの開催でしたが、申し込みに間に合わなかったというお声を多数いただきましたので、この度、検定前日に急遽、追加開催が決定いたしました。発酵検定対策セミナーでは、「発酵検定」公式テキスト監修した、上席講師 藤本 倫子が検定合格へと導きます。発酵検定対策セミナーの申し込み期限は、11月22日(月)まで、発酵検定の申し込み期限は11月23日(火・祝)までとなります。発酵検定対策セミナーの詳細・申し込みはこちら: ◆不要不急の外出を控えている今だからこそおうち時間を有効に◆テキストを読むだけでは不安な方や本をゆっくり読む時間が取れない方のために繰り返し観ることができるテキストの解説動画を制作いたしました。家事をしながら、子育てしながらなど「ながら勉強」に最適。また、リモートワークで通勤時間がなくなり、その空いた時間やちょっとした空き時間に気軽に学ぶことが可能です。発酵検定公式テキスト解説動画の詳細ページ: 発酵検定公式テキスト解説動画◆発酵検定実施概要◆検定日 :2021年11月28日(日)実施時間 :14:00~15:00(開場13:30、13:50より説明)検定開催地 :東京・オンライン申込期限 :2021年11月23日(火・祝)23:59までにクレジットまたはコンビニ決済が完了受検料 :6,200円(税込)検定会場での問題形式 :4択方式(全100問)オンラインでの問題形式:4択方式(全100問)※検定会場及びオンラインでの検定内容は全て同じとなります。合格基準 :100問中70問以上の正解で合格受検資格 :年齢・性別・国籍・学歴に制限ありません。発酵食、健康に興味のある方はどなたでもご受検いただけます。発酵検定対策セミナー東京会場の詳細・申し込みはこちら : オンライン開催の詳細・申し込みはこちら: 発酵検定公式サイト : 発酵検定公式Facebookページ : 発酵検定公式Twitter : 日本発酵文化協会 ホームページ : ◆発酵検定公式テキスト概要◆価格 : 1,650円(税込)発行所 : 株式会社実業之日本社販売場所: 全国の主要書店・ネット書店URL : ◆今後の展開について◆日本発酵文化協会では、「発酵で日本を繋ぐ!」をテーマに次世代へ発酵を継承していくことを目的として活動しております。この発酵検定をきっかけに、発酵の正しい知識と日本の発酵文化の普及・継承に貢献できますよう、今後も活動してまいります。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月15日2013年からユネスコ世界無形文化遺産として登録されている「トルココーヒーの伝統と文化」は、トルコの文化には欠かせないものです。例えばトルコ語では、朝食や軽食を意味するカフヴァルト=「コーヒーを飲む前の食事」いう単語が存在するほどです。トルコでは大切な友人や親戚、客人が訪ねてくると、トルココーヒーでおもてなしをする習慣があります。コーヒーの粉で占いをするのもトルココーヒーの特徴のひとつです。なお、歴史的にはイスタンブルで最初のコーヒーハウスができ、そこからヨーロッパ各地に広がっていったと言われています。「一杯のコーヒーには40年の想いが宿る」というトルコの伝統的なことわざがあるように、トルココーヒーは友情のシンボルとしても知られています。銅と真鍮製の長い柄のついた小鍋「ジェズヴェ」を使ったトルココーヒーの伝統的な作り方の様子トルココーヒーの作り方は、砂の上、炭の上、灰の上とさまざまです。現代ではコンロにかけて作ったり、また、トルココーヒー専用のサーバーマシーンを使って作る場合もあります。砂の上で「ジェズヴェ」という銅と真鍮製の長い柄のついた小鍋を使って作るのが最も伝統的な方法ですが、コーヒーの素材や淹れ方によっても味が変わります。ここでは世界中のコーヒーファンを魅了してきた4種のトルココーヒーをご紹介します。■Menengic(メネンギチ)メネンギチコーヒーは、コーヒー豆ではなく、まったく別の木の実を使用しています。トルコ南東部に自生するピスタチオ・テレビンサスという木から採れた実を使っています。カフェインは含まれておらず、通常のコーヒーよりもフルーティーな風味が特徴ですが、乾燥しており、通常のトルココーヒーと同じ方法で作られているため、ほぼ同じ濃度になります。トルコ以外ではなかなか手に入らない特産品でもあるため、トルコに来たらぜひ試してみてください。健康面でもさまざまなメリットがあります。メネンギチコーヒー■Dibek(ディベキ)ディベキコーヒーは、一般的に石の乳棒で叩いた石臼挽きのトルココーヒーです。挽き方によって色も味も少し薄くなります。伝統的なトルココーヒーでは水を温めながら作ることが多いですが、ディベキの場合は最初からお湯を使います。多くのコーヒーハウスでは、様々なコーヒーがメニューにありますが、軽めのタイプのコーヒーを好む方にはディベキがお勧めです。ディベキコーヒー■Mirra(ムッラ)ムッラというトルココーヒーは、苦みが強いコーヒーです。名前はアラビア語の「苦い」という言葉に由来しています。この苦味は、豆を2度焙煎していることと、伝統的なトルココーヒーほど細かく挽いていないことから来ています。一般的にはカルダモンや他のフレーバーを加えて苦味をおさえてあり、トルコの南東部、特にシャンルウルファでは最も飲まれているコーヒーです。ムッラコーヒー■ダムラサクズルコーヒー/アロマコーヒートルコでは様々な香りを楽しむことができるアロマコーヒーも人気です。チョコレート、カルダモン、バニラ、ヘーゼルナッツ、キャラメルなどをトルココーヒーに加えることができますが、最も人気があるのはマスティック(ダムラサクズル)です。マスティックそのものを噛むと、最初は苦味がありますが、しばらく噛んでいると松や杉のような爽やかな風味が出てきます。コーヒーを引き立てる効果があることからトルコではよく飲まれています。ダムラサクズルコーヒー/アロマコーヒートルコの食文化の詳細は、公式ウェブサイト( )をご覧ください。■トルコについて地中海沿岸に位置し、有名なボスポラス海峡が隔てるアジアとヨーロッパを結ぶトルコは、多様な気候と文化交流の中心地であることにより、何世紀にもわたる多様な文明が反映された歴史、自然や美食を有し、一昨年には約5,000万人の観光客をお迎えしました。文化が交差するこの国は、伝統とモダンが融合した芸術やファッションに大変寛容で、またダイナミックなショッピングとエンターテメントライフによって世界中から訪れる人々を魅了し続けています。トルコの詳細は公式ウェブサイト( )または以下のSNSをご覧ください。Facebook : Twitter : Instagram: YouTube : ■トルコ観光広報・開発庁(TGA)についてトルコ観光広報・開発庁(TGA)は、トルコの有形・無形の自然・文化・生物学的遺産、人工の所産をプロモーションすることで、国内外の観光においてのトルコのブランディングを確立させ、トルコ経済における観光投資へのシェアを高め、観光のサービスの質を向上させるために、短期・中期・長期のコミュニケーション・マーケティング活動を行っています。TGAは、現在の観光資源を世界に向けて宣伝・マーケティングを行い、トルコの観光目標を達成し、かつ潜在的な観光資源を発見・開発・活用するために文化観光省の観光戦略・政策に沿ってあらゆる宣伝、マーケティング、コミュニケーション活動を担っています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月26日この度、一般社団法人関東ブロック伝産・文化協議会は2021年10月23日(土)と24日(日)の2日間、東京国際フォーラム・地下1F ロビーギャラリー2において、関東甲信越静地域の伝統的工芸品と職人が一堂に勢揃いする「関東ブロック伝統的工芸品展2021」を実施します。一般社団法人関東ブロック伝産・文化協議会は関東地区の伝統的工芸品とその職人の魅力を国内外に向けて発信することを目的に産地職人たちで組織した協議会です。コロナ禍の中、コロナに負けずに頑張っている職人たちの工芸品や実演をこの機会に是非ご覧ください。日本の伝統文化である工芸品を身近に感じてもらえるよう、受け継がれた技術を活かしながらも現代の暮らしや生活様式に合う商品も新しくできており、気軽に日々の暮らしに取り入れられる伝統的工芸品も多数あります。今年は、26の作品が出展いたします。会場はJR有楽町駅前というアクセスの良さに加え、シンボリックなガラスのアトリウム「ガラス棟」、館内随所に設置されたアートワークなど見どころが多く、ご来館いただく全ての方にお楽しみいただける建物です。日本の手仕事の「展示」や「実演」との出会いが堪能できます。心を豊かにしてくれる暮らしに取り入れやすい伝統的工芸品を是非見つけて下さい。今回、伝統的工芸品の魅力を広くPRする展示会となりますので、是非ご来場頂きますよう宜しくお願い申し上げます。概要は以下の通りです。展示品 インテリア展示品 食器展示品 衣類展示品 和装小物【関東ブロック伝統的工芸品展2021 開催概要】名称: 関東ブロック伝統的工芸品展2021会場: 東京国際フォーラム(地下1Fロビーギャラリー2)住所: 東京都千代田区丸の内3丁目5-1日時: 10月23日(土)11時~16時/10月24日(日)9時~16時内容: 伝統的工芸品の展示、販売や伝統的工芸品の制作実演URL : (展示会オフィシャルサイト)主催: 一般社団法人関東ブロック伝産・文化協議会後援: 関東経済産業局・東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県・群馬県・新潟県・山梨県・長野県・静岡県交通: JR有楽町駅より徒歩1分/地下鉄有楽町線 有楽町駅(B1F地下コンコースにて連絡)【問合わせ先】一般社団法人関東ブロック伝産・文化協議会担当 : 鈴木TEL : 03-5441-2581(株式会社綜研情報工芸内)FAX : 03-5441-2587e-mail: ssuzuki@jk-soken.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月13日子供たちのための伝統文化体験 in OITA実行委員会(所在地:大分県大分市、会長:戸口 勝司)は、世代を担う子供たちに対して、民俗芸能や邦楽、竹工芸や藍染めなどの伝統文化体験を県内の小学生・中学生親子を対象に県各所で2021年7月から来年、2022年2月まで開催します。また、イベント紹介と応募募集を掲載する公式HPおよびYouTubeサイトを開設いたしました。【子供たちのための伝統文化体験 in OITA 公式サイト】 ■大分県内に伝わる伝統文化に関わる37イベントが県各所で開催!【YouTubeサイト】 本イベントは、文化庁の令和2年度第3次補正予算事業「子供たちのための伝統文化の体験機会回復事業」で採択された事業です。新型コロナウイルスの感染拡大によって、伝統文化・芸能等の体験機会が失われた子供たちに向けて体験・修得機会の回復を目的としています。また、伝統文化振興に努めてきた各自治体・保存会・各文化施設・大学等の連携のもと、地域の伝統文化・芸能活動の活性化に努めて実施していきます。国内外で活躍しているDRUM TAOの和太鼓や御嶽神楽など神楽、盆踊り、民謡などの伝統芸能から大分県が誇る竹工芸や藍染、七島藺等の工芸・民族技術分野も多彩に企画。伝統文化に関わるたくさんのイベントを開催いたします。【開催プログラム紹介】(抜粋)この秋、開催イベントの一部をご紹介します。魅力的なプログラムが満載です。詳しくはHPをご確認ください。■豪華絢爛!山車展示会並びにワークショップ開催400年の歴史誇る大分市鶴崎地区の山車文化に触れる日時 :10月~11月定員 :ワークショップ各回20名 展示会30名参加費:無料内容 :体験を通して山車文化に「見て」「感じて」「体験」する機会。山車曳き、法被体験、祇園囃子や木彫りの体験等。豪華絢爛!山車展示会並びにワークショップ開催【A-1】■和太鼓体験我が国を代表する和太鼓カンパニーDRUM TAOメンバーによる本格的な和太鼓体験日時 :12月25日(土)・26日(日)会場 :竹田市内小学校定員 :50組参加費:無料内容 :我が国を代表する和太鼓カンパニーDRUM TAOメンバーによる本格的な和太鼓体験会。地元竹田市内の子供たちに和太鼓の歴史や魅力を伝え、ホール舞台での和太鼓演奏に挑戦する。和太鼓体験【A-22】■大分っ子神楽親子教室良き指導者と地区公民館・学校の理解のなかで神楽の魅力を伝える日時 :調整中定員 :各15組の親子参加費:無料内容 :県都大分市で子供神楽チームが増えていて、良き指導者と地区公民館・学校の理解のなかで神楽の魅力を伝える機会とする。最後に合同発表会を開催。大分っ子神楽親子教室【A-8】■ふるさとの民謡で楽しむ親子体験教室鶴崎少年少女民謡合唱団の育成もおこなってきた県内最大の民謡団体による体験会日時 :9月25日(土)、10月9日(土)・30日(土)、11月13日(土)最終日発表会:11月27日(土) 各回10:00~11:00会場 :津留地区公民館定員 :20名(先着順)参加費:無料内容 :次世代への伝承活動を盛んにおこない、鶴崎少年少女民謡合唱団の育成もおこなってきた県内最大の民謡団体による体験会。ふるさとの民謡で楽しむ親子体験教室【A-20】■新しい体験、新しい発見、未知の世界で遊ぶ書書に親しみ、書くことの大切さや個性豊かな表現を感受し、書を愛好する心情を育む日時 :9月19日(日) 1回目:10:00~11:30/2回目:14:00~15:30会場 :ガレリア竹町ドーム広場定員 :50組(各回25名)参加費:無料内容 :書に親しみ、書くことの大切さや個性豊かな表現を感受し、書を愛好する心情を育む機会とする。新しい体験、新しい発見、未知の世界で遊ぶ書【A-23】■親子時間(水の会)日本の文化や歴史、伝統を親子で知り、学ぶ体験日時 :12月11日(土) 13:00~16:30(受付12:30)会場 :平和市民公園能楽堂定員 :5組10名参加費 :500円申込期間:10月20日(水) 10:00~11月10日(水) 17:00(要予約・先着順)内容 :日本の文化や歴史、伝統を親子で知り、学ぶ機会を提供し、思い出の時間をつくる『親子時間』を開催。水引づくり、和菓子作り、茶道を体験。能の映像鑑賞と能楽師による解説もおこなう。親子時間(水の会)【A-4】■日本伝統芸能 つぼみの会能、剣舞、民謡、筝、神楽などの伝統芸能が一堂に集まり、咲き誇る祭典日時 :2022年1月29日(土) 13:00~16:00(受付12:00)会場 :平和市民公園能楽堂参加費:無料内容 :伝統芸能を継承する子供たちの祭典。能、剣舞、民謡、筝、神楽などの伝統芸能が一堂に集まり、咲き誇る祭典。日本伝統芸能 つぼみの会【A-7】■日本舞踊+津軽三味線+大友宗麟の歴史日本舞踊と津軽三味線による表演と親子体験教室日時 :2022年2月5日(土) 10:00~12:00(受付9:30)会場 :平和市民公園能楽堂定員 :5組10名参加費 :500円申込期間:12月10日(金) 10:00~1月15日(土) 17:00(要予約・先着順)内容 :日田出身の日本舞踊界の新星、梅川壱ノ介と大分市出身の津軽三味線第一人者の匹田大智による表演と親子体験教室。日本舞踊 津軽三味線 大友宗麟の歴史【A-6】■親子時間(華の会)日本の文化や歴史、伝統を親子で知り、学ぶ『親子時間』を開催日時 :2022年2月19日(土) 13:00~16:30(受付12:30)会場 :平和市民公園能楽堂定員 :5組10名参加費 :500円申込期間:12月10日(金) 10:00~1月19日(水) 17:00(要予約・先着順)内容 :日本の文化や歴史、伝統を親子で知り、学ぶ機会を提供し、思い出の時間をつくる『親子時間』を開催。竹細工づくり、和菓子作り、華親子時間(華の会)【A-5】【「子供たちのための伝統文化体験 in OITA実行委員会」の活動について】道を体験。能の映像鑑賞と能楽師による解説もおこなう。大分県の文化芸術団体を広くカバーし、長年にわたり県全域で小学校・中学校への「文化キャラバン」事業を実施しているNPO法人大分県芸術文化振興会議をベースに、県域の伝統文化振興に努めてきた各自治体・保存会・各文化施設・大学等との連携のもとに推進しています。文化庁 子供たちのための伝統文化の体験機会回復事業 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月06日“包むこと”を通じて日本人の生活や社会を考える。展覧会「包む-日本の伝統パッケージ」とは?アートディレクターが稀有だった戦前から、日本の伝統的なパッケージの収集と研究を続け、「TSUTSUMU(包む)」という言葉とともにその美しさを海外に広く知らしめた、デザイナー岡秀行。「最初は形の見事さに惹かれた。けれど次第に形の奥に呼吸している人間の暮らしへと関心が移っていった」と生前、収集の動機を語っている。彼は、現代社会においてのパッケージを、商品を売るためのテクニックであり広告産業の一部と考えた。つまり新しい包み方は新しい生活を意味し、包み方の変化は生活自体の変化だというのだ。彼にとって、日本人とは何か、生活とは何か、社会とは何かを考える上で「包む」ことの意味は広く、重大。そんな想いから岡氏が見出したのは、それぞれの伝統パッケージに脈打っているのは日本人特有の自然観であるということだった。日本人はすべての自然に神様が宿ると考え、それに包まれるものは大切なもの、清らかなものであると捉えている。だからこそ伝統パッケージには一種の折り目正しさがあり、見る者をハッとさせるほどの格調があるのだと断言している。そんな岡氏の意思を反映した今回は木、竹、笹、藁など日本の風土に育まれた自然素材や陶器、和紙、絣かすりなど、日本人に馴染みある素材別にデザインを紹介。デザイン的な観点からいえば「生活の知恵として生み出されたシンプルな造形」を紹介した作品と、日本人の職人技というべき「職人のプライドと手技の美を持つ品」の2種に大別される。プラスチック容器全盛の昨今、本物の自然が宿る日本の伝統パッケージは、心に潤いを与えてくれる。サステナブルが叫ばれる今こそ、再びこうしたパッケージに目を向ける時が来たのだと考えさせる内容だ。《卵つと》山形県撮影:酒井道一(岡秀行著『包』毎日新聞社、1972年 所収)農民生活の長い歴史から生まれた、卵を安全に運ぶ入れ物「卵つと」。生活の知恵が洗練され、見事な造形となった。藁素材の特性をフル活用している。《岡山獅子》岡山県/中尾正栄堂撮影:酒井道一(岡秀行著『包』毎日新聞社、1972年 所収)古い須恵器(陶質土器)の伝統を受け継ぐ由緒ある備前焼のお菓子パッケージ。岡山ではメジャーな商品で、中にはきびだんごが入っていた。現在はもう製造されていない。《釣瓶鮓》奈良県/釣瓶鮓弥助撮影:酒井道一(岡秀行著『包』毎日新聞社、1972年 所収)釣瓶鮓(つるべずし)は奈良の郷土料理で、曲げ物桶に鮎の熟れ鮓を詰めたもの。1000年以上の歴史を誇る由緒ある逸品で、現地でも長く愛されてきたが、現在は製造されていない。《ささらあめ》宮城県/熊谷屋撮影:酒井道一(岡秀行著『包』毎日新聞社、1972年 所収)仙台の郷土菓子であるささら飴を竹ひごの先に付け、筒に差し込んだシンプルなデザインが見事。熊谷屋の商品であったが、現在この形での販売は終了している。包む-日本の伝統パッケージ目黒区美術館東京都目黒区目黒2‐4‐36開催中~9月5日(日)10時~18時(入館は17時半まで)月曜(8/9は開館)、8/10休一般800円ほかTEL:03・3714・1201※『anan』2021年7月21日号より。文・山田貴美子(by anan編集部)
2021年07月16日イタリア・ローマの伝統菓子「マリトッツォ」が、ホテルオークラ東京ベイで発売されます。「マリトッツォ」は、パンの間にたっぷりの生クリームを挟んだ、コロンとした可愛らしいフォルムも目を惹くイタリア・ローマ発祥の伝統スイーツ。ホテルオークラ東京ベイでは、“プレーン”と季節限定のフレーバー“シーズン”の2種類の味で提供されます。通年での提供となる“プレーン”は、ホテルオリジナルブレンドの生クリームを存分に味わえる一品。しっとりと焼き上げたパンと軽やかなくちどけの生クリームのハーモニーを堪能できます。また、5月31日(月)までの期間で提供される“シーズン”のフレーバー“バラとラズベリー”は、バラの生クリームの中にラズベリージャムを忍ばせた限定味。クリームの上にはさらにラズベリーをトッピングし、甘酸っぱい果実の味覚を楽しめる一品に仕上げられています。【詳細】ホテルオークラ東京ベイ「マリトッツォ」販売場所:ホテルオークラ東京ベイ カフェレストラン テラス売店販売時間:13:00~22:00住所:千葉県浦安市舞浜1-8価格:プレーン 450円(税込)、シーズン“バラとラズベリー” 500円(税込)※2021年5月11日(火)までは14:00~21:00での販売。※事前予約可。※シーズン“バラとラズベリー”は5月31日(月)までの販売。【予約・問い合わせ先】ホテルオークラ東京ベイ カフェレストラン テラス売店TEL:047-355-3348(直通)
2021年05月12日東京都の美術館や劇場などの、文化施設を運営する(公財)東京都歴史文化財団の公式ウェブサイトでは、STAY HOMEを楽しむためのオンラインコンテンツをまとめた特設ページ「おうちでカルチャー #CultureFromHome」の機能・デザインを一新させ、4月末より公開している。(公財)東京都歴史文化財団は、東京都美術館、江戸東京博物館、東京都現代美術館などの都立ミュージアムや東京文化会館、東京芸術劇場などの12の文化施設を運営するほか、芸術文化の振興に関する事業を行う公益財団法人。「おうちでカルチャー」は、各施設の公式HPや公式YouTubeチャンネルなどで配信されているオンラインコンテンツを、施設横断でまとめた特設コーナーだ。コンテンツの内容やジャンルによってタグ付けなどで整理されており検索も簡単。展覧会情報はもちろんのこと、美術館や施設などの施設そのもののバーチャルツアーや、アーティストへの動画インタビューなどに素早くアクセスできるようになっている。「展覧会情報」「インタビュー」などコンテンツ内容でのジャンル分け、さらにタグ付けなどで整理されている例えば、先日公開された「特別展『冨嶽三十六景への挑戦 北斎と広重』バーチャルツアー」では、江戸東京美術館で開催中(現在は非常事態宣言により休館中)の「冨嶽三十六景への挑戦 北斎と広重」の展示を高解像度でバーチャル体験することができる。展示作品はもちろん、作品の横に掲示されているキャプションの文章までしっかりと読み取ることができるのがうれしい。「特別展『冨嶽三十六景への挑戦 北斎と広重』バーチャルツアー」このほか、先日好評のうちに閉幕した東京都美術館で開催された「吉田博展」や、普段はなかなか見ることができない東京芸術劇場の舞台裏を案内する動画も用意されており、家にいながら美術館や劇場を楽しむことができる。展覧会や施設のバーチャルツアーコンテンツも多数そろうまた、東京文化会館や東京芸術劇場で開催されたコンサートの模様や、東京芸術祭特別公演「ファンタスティック・サイト」としてオンライン開催されているパフォーマンス動画、ライゾマティクスをはじめとするアーティストへのインタビューなど、展覧会や劇場の公演という枠組みを超えた内容の動画なども取り揃えられている。このほか、『あつまれどうぶつの森』用にデザインされた江戸東京博物館の作品画像のマイデザインの公開や、美術館や博物館の仕事を紹介する「WelcomeYouth」など、若年層に向けた内容のコンテンツも充実している。「Welcome Youth」のコーナーは、高校生による美術館・博物館の学芸員や司書にインタビューや、展覧会の舞台裏を紹介するコーナーなど、大人も楽しめる内容となっている。「あつまれ どうぶつの森」の世界で自由に飾れる、江戸東京博物館所蔵資料のマイデザインは現在第三弾まで公開中「WelcomeYouth」は、高校生を中心とした若い世代に気軽に文化に親しんでいただく機会を提供する取り組み文化施設の予期せぬ休館が長引いているが、「おうちでカルチャー」を上手に楽しんで、引き続きSTAY HOMEを楽しくすごそう。(公財)東京都歴史文化財団ウェブサイト「おうちでカルチャー #CultureFromHome」
2021年05月10日新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の感染拡大により、イベントの中止が相次いでいる2020年。日本の夏には欠かせない花火大会もまた、コロナウイルスの影響で中止を発表する団体や地域が絶えません。花火玉の製造や打ち上げを担う花火業者が苦境に立たされており、このまま花火の打ち上げ機会が失われていくと、作り手である花火師の技が途絶えることにもつながりかねない現状だといいます。そんな花火師たちを救うため、『日本の花火「エール」プロジェクト』と銘打ち、クラウドファンディングが行われました。プロジェクトは秋田県の団体『日本の花火を愛する会』が立ち上げたもので、同年7月10日までのクラウドファンディングでは、目標金額を超える約1千6百万円の資金集めに成功。集まった支援金をもとに、同年8月22日、全国28都県64か所で一斉に花火が打ち上げられます。多くの皆様方のご協力により、日本の花火「エール」プロジェクトのクラウドファンディングは目標を達成いたしました。大変ありがとうございました。今後、担当する花火会社様との打合せを経て打上げ当日を迎えたいと思っております。今後ともよろしくお願いいたします。— 日本の花火「エール」プロジェクト (@YellHanabi2020) July 11, 2020 今回の『日本の花火を愛する会』による全国一斉花火打ち上げは、『三密(密集・密接・密閉)』を避けるため、詳細な開催場所と時間は伏せられています。なお、幸いにも打ち上げ当日である同日の天気は晴れのところが多いです。運よく花火を見ることができた人は、コロナウイルスの1日も早い事態終息を願うとともに、花火という日本の伝統文化に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2020年08月22日ベルギー王室御用達チョコレートブランド「ヴィタメール」は、6 月1日よりベルギー伝統のバターサンド『ミゼラブル』を販売いたします。ミゼラブルはベルギー三大伝統菓子の1 つで、アーモンドスポンジにバタークリームをサンドした、素朴な味わいながら現在もベルギーで愛されているお菓子です。ミゼラブルとは、フランス語で「みすぼらしい」「悲惨な」という意味の言葉ですが、これは、バタークリームに牛乳ではなく水を使うことに由来しています。ヴィタメールのミゼラブルもバタークリームに水を使っていますが、バニラビーンズを入れることで香りを豊かにし、食べやすく仕上げています。また、1 つずつ個包装していますので、ちょっとした手土産やおやつにオススメです。【種類】 バニラ、ラムレーズン、フランボワーズ【本体価格】 各240円*店舗により販売日、販売商品が異なる場合がございます。詳しくは販売員にお問い合わせください。■「 ヴィタメール」とは…1910 年、ベルギーの首都ブリュッセルで創業した、ベルギー王室御用達の老舗チョコレートブランドです。1990 年日本出店。関東・関西の百貨店を中心に22 店舗を展開し、ショコラ、ケーキ、贈答用の焼菓子など、ベルギー伝統の味を販売しています。 (HP)企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年06月05日“STAY CONNECTED" vol. 3NARSの、日本の伝統芸能 歌舞伎の洗練された芸術性にインスパイアされたブラシコレクション。どのブラシもコンセプトと機能の両面において、伝統とモダンさを融合させ、何世紀にも渡る伝統的なフォルムに現代的な解釈を加えて生まれました。■『NARS カブキ イタ』6,500円ミニマルかつユニークなシェイプの『カブキ イタ』は、チークの輪郭を際立たせ印象的な立体感をつくります。チーク、ハイライト、コントゥアーにおすすめ。「毛足の短い直線的なブラシが、広がりすぎる事なく頬骨にピタッとフィット。シェープに見せたいときのシェーディングにおすすめです!」ー NARS シニアメーキャップアーティスト 青木 睦■『NARS カブキ クドキ』 4,900円独特な角度の『カブキ クドキ』は、目もとの輪郭を際立たせたり、まつ毛の際に使用してスモーキーアイを作るのに最適。スムースでソフトタッチな柄は持ちやすさも抜群で、思いのままにモダンな目もとへと仕上げます。「アイシャドー用のブラシですが、実はアイブローにもとても便利なんです! 斜めにカットされたブラシで、難しい眉頭のぼかしも簡単にでき、ノーズシャドーを入れたような立体感が出せます。」ー NARS シニアメーキャップアーティスト 茂登 春奈■『NARS カブキ ヤチヨ』 6,500円プロフェッショナルの愛用率も高い多機能ブラシ。チークにはもちろん、ハイライトを入れたり、目もとのカラーをなを馴染ませたり、ぼかしたりとマルチに使用可能なドーム型ブラシです。ユニークなシェイプの柄を、短く持つか長く持つかで力の加減も自由自在にコントロールできます。「毛が柔らかく、ブラシ先端がラウンド型にカットされているので、肌なじみの良い色から鮮やかな発色まで自然に頬に馴染ませることができる万能なブラシで重宝しています。藤で巻かれた柄が、まるで芸術品のように美しく、手に持つたびに気分が上がります。 」ー NARS コミュニケーションマネージャー 福島 まどか企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年05月26日文化複合施設「宝塚市立文化芸術センター」が、兵庫・宝塚に開館。これに合わせて、開館記念展「宝塚の祝祭Ⅰ─Great Artists In Takarazuka─」を、2020年10月18日(日)まで開催する。なお8月4日(火)までは、完全予約制で開館。以降の予定は、決まり次第告知される。文化芸術と自然にふれる宝塚ファミリ―ランドと宝塚ガーデンフィールズの記憶を残す地に生まれる「宝塚市立文化芸術センター」は、文化芸術に親しむセンターエリアと、自然とのふれあいも楽しめる庭園エリアからなる複合施設だ。センターエリアは、幅広い世代を対象とした展覧会を催すメインギャラリー、大型オブジェの展示やミニコンサートなどのイベントを開催するキューブホールに加えて、文化芸術や自然、宝塚に関する多彩な図書を取り揃えるライブラリーなどから構成される。一方庭園エリアは、植物や樹木の特性を活かして整備。四季折々の草花を楽しめる空間となっている。開館記念展では宝塚ゆかりのアーティストを紹介宝塚市立文化芸術センターの開館を記念して開催される「宝塚の祝祭Ⅰ─Great Artists In Takarazuka─」は、世界で活躍する宝塚ゆかりのアーティスト6人を紹介する展覧会だ。会場では、前衛美術グループ「具体美術協会」の代表的メンバーとして活動、独創的な絵本も数多く手がけた元永定正の版画作品や、1970年前後の美術運動「もの派」で中心的役割を担った彫刻家・小清水漸の《作業台-表面から表面へ―》といった作品を展示する。そのほか、同館のロゴも手がけたデザイナー松井桂三、洋画家の辻司、現代美術作家の中辻悦子、建築家の宮本佳明らの作品も。宝塚在住のアーティストの作品を通して、豊かな文化を育む宝塚の魅力を紹介する。詳細宝塚市立文化芸術センターオープン日:2020年6月1日(月)※当初は2020年4月19日(日)にオープン予定だったが延期※6月1日(月)~8月4日(火)の期間は完全予約制(予約は公式サイトより)、なお、これ以後の入館制限については未定※期間中に上記制限の内容を変更する場合あり※庭園エリアは予約なしで利用可住所:兵庫県宝塚市武庫川町7-64アクセス:阪急「宝塚南口」駅から徒歩7分、JR・阪急「宝塚」駅から徒歩13分休館日:水曜日、年末年始、その他臨時休館日あり開館時間:10:00〜18:00(入場は17:30まで) / 庭園(メインガーデン) 10:00〜17:00TEL:0797-62-6800入場料:企画展・展覧会により異なる / 庭園・共用部分は無料■開館記念展「宝塚の祝祭I─Great Artists In Takarazuka─」会期:2020年6月1日(月)〜10月18日(日)※当初は2020年4月19日(日)~6月14日(日)の会期を予定していたが、変更しての開催会場:宝塚市立文化芸術センター メインギャラリー・キューブホール開館時間:10:00〜18:00(入場は17:30まで)休館日:水曜日(祝日の場合は開館)観覧料:一般 1,000円、中学生以下 無料※キューブホール内デジタルアート作品の展示は 8月4日(火)まで※来館に際しての注意事項は、公式サイトを参照※宝塚市では「ヽ」のある「塚」を正式文字として使用することに統一しているが、記事内について、本施設および市名の表記について、ユーザーパソコンとの互換性の問題から例外的に「ヽ」のない「塚」を使用。
2020年03月29日ニューバランス(New Balance)は“ニッポンの伝統色”を使用したスニーカー「EDO-IRO 2020」を発売する。“ニッポンの伝統色”使用“和”スニーカーニューバランスの新作は、ブランドの定番メンズシューズ「CM996」とウィメンズスニーカー「WL996」を“和顔”にアレンジ。使用したのは、ニッポンの伝統色にインスパイアされた、落ち着きのあるカラーだ。メンズスニーカー「CM996」メンズスニーカーの「CM996」は、“江戸の鼠色”の代表といわれる素鼠(すねずみ)と、漆器などに用いられる青漆(せいしつ)の2色で展開。特に、素鼠のカラーは、赤や青などの色味を帯びていない素のグレーで落ち着きのある佇まいだ。アッパーは、メッシュとピッグスエードを掛け合わせ、ヒールにはヌメ皮風レザーを起用して高級感を演出。インソールには、筆文字で「にゅーばらんす 九九六」と記し、和のエッセンスをプラスした。ウィメンズスニーカー「WL996」ウィメンズスニーカーの「WL996」は、江戸のグレーの中から2色の灰色系アースカラーをチョイス。明るいグレーの白鼠(しろねずみ)と、江戸で好まれた茶色がかったグレーの江戸鼠(えどねず)をメインカラーとして選んだ。インソールには、吉祥文様の一つである「青海波」を採用して和のムードを演出。また、同デザインで檳榔子黒(びんろうじぐろ)も展開。こちらは、青みを帯びたブラックで、パンツスタイルもスカートスタイルにもマッチする上品な仕上がりだ。なお、これらのモデルは雑誌『Begin』『LaLa Begin』とのコラボレーションモデルとなっている。【詳細】ニューバランス「EDO-IRO 2020」発売日:2020年3月12日(木)・CM996 15,180円(税込)カラー:グレー、グリーンサイズ:D/ 25.0~29.0cm・WL996 10,230円(税込)カラー:ブラック、オフホワイト、ライトブラウンサイズ:D/ 22.5~25.5cm取り扱い店舗:ABC-MART、ビギンマーケット、ララビギン ドライグッズストア【問い合わせ先】株式会社ニューバランスジャパンお客様相談室TEL:0120-85-0997
2020年03月16日文化交流の小さな窓口に東京都品川区にある駐日コロンビア共和国大使館。同じ敷地内にある公邸に暮らしているのは駐日コロンビア特命全権大使のサンティアゴ・パルド氏だ。元々、コロンビアコーヒー生産者連合会のアジア事務局長(東京駐在)として2011年8月から日本で暮らしていたパルド大使。駐日大使に着任した2019年4月よりこの公邸での生活が始まった。「訪れた人にコロンビアのことを知ってもらえるように、大使としてはこの家をコロンビアの小さな窓口にしていきたいと考えています。コロンビアの文化と日本の文化の融合を目指したいですね」と語るパルド大使。その言葉どおり、公邸ではイベントやパーティが頻繁に開かれ、多くの人が訪れる。「直近では、日本コロンビア友好協会の会員をお招きしてカクテルパーティーを予定しています。ビュッフェスタイルでの食事や歓談を通じて、両国の親睦を図るイベントです。国の代表として、こうしたイベントを開催し、プロモーションを行えることは非常に楽しいですし、光栄に思っています」(パルド大使)。1984年の竣工より、代々引き継がれてきた趣きのある洋風建築の公邸。開放感あふれる吹き抜けのエントランスホール。窓から差し込む光が空間を心地よい明るさに。公邸1階の応接間を兼ねたリビングルーム。主にこの場所でイベントやパーティが開かれる。コロンビアの名産品であるコーヒーと、本物の牛の角をあしらったコロンビアの伝統工芸品。黄金伝説(エルドラド)を生んだ先コロンブス期の先住民による金細工のレプリカ。コロンビアの太平洋沿岸にあるチョコという地域に伝わる工芸品。乾燥したヤシの葉で編まれている。主にフォーマルな食事会に使用されるダイニングルーム。家族と過ごす時間が増えたパルド大使は、奥さまと10歳のご長男、7歳のご長女の4人家族。駐日大使となり、職場と家が同じ敷地内となったことは、パルド大使にとっては大きなメリットだという。「家族は非常に大切な存在なので、一緒に過ごせる時間が増えたのはとてもうれしいですね。子どもが学校へ行くときも、バス停まで送ることができますし、スケジュールの都合が合えば、大使館から家に戻って子どもたちと一緒に食事することもできます。そういう意味では恵まれた環境と言えますね」(パルド大使)。家族で使用するダイニングルーム。ガラステーブルはコロンビアから持ってきたという15年前からの愛用品。飾られているのは、コロンビアの若いアーティスト、レオナルド・ピネダの作品。コロンビア料理を盛り付ける伝統的な食器。パルド大使が結婚祝いでもらったという銀細工のティーセット。パーティなどの催しに対応できる広いキッチン。専属シェフがいるが、大使自身も週末はキッチンに立ち、料理をするという。2階は家族の居住空間1階部分は靴を履いたまま過ごすが、2階に上がる階段からは靴を脱いで過ごす日本式に。2階はフォーマルな雰囲気の1階部分とは違い、暮らしぶりを感じさせる家族の居住空間となっている。「私も妻もアートが好きで、大使としてもコロンビアのアートを広めていきたいという気持ちがあります」と話すパルド大使。代々の大使によって集められてきたコロンビアの絵画や工芸品が飾られている1階に対して、2階にはパルド大使の私物のアート作品が各所に飾られている。2階にある書斎。絵本作家の奥さまと共同の仕事場となっている。パルド大使が気に入っているという吹き抜けの窓。季節によって変わっていく木の葉の色づきを眺めるのが特に好きだという。最近東京でも展覧会が行われたコロンビアの現代アーティストの作品。2階の家族用のリビング。ソファーは20年以上前にアルゼンチンで買った牛革を使って、コロンビアで作ったもの。奥さまが描いた絵本『EQUIS(エキス)』。リスのキャラクターが各国を調査するというシリーズ物。光がたっぷりと入る寝室。私物のベッドは、コロンビアから持ってくるのに苦労したそう。飾られている絵はコロンビアのロレンザ・パネロというアーティストの作品。ご長男の部屋。大好きなスターウォーズのポスターが貼られている。パステルグリーンを基調としたゲストルーム。普段は子どもたちが楽器の習い事をするときに使用しているという。日本とコロンビアの関係をより深める来日以前、パルド大使は日本についてまったく知らなかったという。「以前一度だけ日本に来たことがあったのですが、その後、自分が駐日大使になるとは想像もしていませんでした。来日してからは日本の文化も食事もすぐに好きになりました。治安も良く、住み心地も良いので、子どもたちにとっても、非常に良い環境だと感じています」(パルド大使)。家族とのプライベートの時間と国の代表であるコロンビア大使としての時間をこの家で両立させているパルド大使。最後に今後の展望について伺った。「古い伝統と最先端を走る現代的な側面、日本はその2つが融合する国だと思っています。そんな日本とコロンビアの関係を、大使として、政治や経済をはじめ、科学技術や貿易の面で、より深めていきたいと考えています。プライベートでは旅行が好きなので、日本のまだ行ったことのない地域に家族で行ってみたいですね」(パルド大使)。公邸と同じ敷地内にある日本家屋。コロンビアからの来客の際はゲストハウスとしても使われている。和室から日本庭園を眺める。「コロンビアから来るお客様に日本の畳を体験していただけるのはうれしいです」とパルド大使。
2020年01月13日年末もにぎわう浅草寺の界隈で「浅草伝統文化まつり」が開催される。落語や芸妓による舞、羽つき大会など伝統文化の一端に気軽にふれることのできるイベントが多数予定されている。毎年、この時期の浅草は“羽子板市”の名でも親しまれている「歳の市」が浅草寺境内で開催される。今年は12月17日(火)から19日(木)の日程で、色鮮やかで美しい羽子板が並び、訪れた人は今年を振り返り、来年も良い年になるように願う。そして、この「歳の市」にあわせて開催されるのが「浅草伝統文化まつり」だ。北海道鹿追町より伝説の白蛇が舞い来たる「白蛇姫舞」をはじめ、金原亭馬生師匠による落語、浅草芸妓連によるおもてなし舞、太神楽、羽根つき大会が開催されるほか、縁起根付けの配布(※無くなり次第終了)も予定されている。浅草伝統文化まつり12月17日(火)、18日(水)開催日時は催しにより異なる浅草寺界隈イベント事務局03-5811-1929
2019年12月17日最年少棋士の藤井プロや、小学生の天才囲碁少女により将棋・囲碁ブームとなっています。大人だけではなく子どもが通える教室も人気が高まっていたり授業に取り入れられたりと、将棋や囲碁の学ぶ力が注目されていることが伺えます。将棋も囲碁も両方とも長い歴史のあるものですが、簡単なルールは知っていてもどんな点でメリットがあるかということまでは意外と知らないかもしれません。今まで興味のなかった方もどんな面でプラス効果があるのかを知ることで興味がわくかもしれません。大人も子ども楽しめる将棋・囲碁について調べました。将棋も囲碁も長い歴史のある伝統文化将棋の起源は古代インドと考えられており、日本に伝わったのは中国を経由して6世紀頃と言われています。が、諸説ありはっきりとしたことは分かっていません。しかし最古の駒として平安時代のものが発掘されており、日本でも長い歴史があることは確かなようです。盤上は9×9マスで8種類の駒を操り、王将を取られたら負けとなります。日本の将棋人口は1,200万人以上と言われています。一方囲碁は、約4千年前に中国が発祥と言われています。日本には奈良時代に伝わったと言われていますが、平安時代になると貴族の遊びとして親しまれました。一般的な基盤は、縦横に19本ずつ線が引かれた「19路盤」と呼ばれるものです。黒と白の二色の石を、盤上の縦線と横線が交差した場所に交互に置いていきます。場所を取ったり相手の石を取ったりして、最終的に相手より多くの陣地を作った方が勝ちとなります。将棋・囲碁に共通するメリットとは将棋や囲碁を学ぶことで得られる力・メリットとはどんなものでしょうか。(1) 先読み力例えば将棋において「何手先を読めるか?」ということが言われます。プロ棋士などは、文字通り数百・千も先の手を読みながら対局しています。しかしそれだけではなく、先を読む力の神髄は「有力なアイデアを読む力」「それに対する相手の差し手を推測する力」なのです。先を読むことで、アイデア力・推測力が向上します。(2) 負けて成長できる勝負事なので、負ける対局に当たることも出てきます。その時なぜ負けてしまったのか、次はどうすれば負けないのかを振り返り勉強することで成長できます。負けを知ることは、負けた側の気持ちも理解できるようになるので、相手を思いやる優しい心を育てます。(3) 集中力静かに真剣に対局に取り組むことは集中力を養うのに効果的です。さらに対局中の戦略を練ることや、教室での講義を聞く時間などの繰り返しは集中力を向上させます。(4) コミュニケーション力将棋や囲碁は世界中で競技されていることから、国際的なコミュニケーションの手助けとなります。言葉が通じなくてもコミュニケーションが取れる点は、スポーツとも似ています。年代も幅広い為、普段話す機会のない年配の人などと話すことが人間的成長につながります。また、対局中に相手の意図を読む必要があるため、人の気持ちを考えられるようになることが期待されます。(5) 礼儀将棋や囲碁の教室の多くが、挨拶や敬語を大切にしており礼儀作法を重視しています。礼に始まり礼で終わる習慣により、礼儀が身につくことが期待できます。将棋か囲碁か似ているように感じる将棋と囲碁ですが、伸ばせる力は若干異なります。(1) 将棋は負けず嫌いな子に向いている?まず将棋は王を取り合うゲームです。様々な戦法があるため、どの戦法で戦うかという駆け引きを楽しみながら論理的思考を司る脳の部位や働きを活性化させます。王を取られたら終わりなので、負けず嫌いな子に向いています。駒には種類がありそれぞれが特徴的な動きをするので、動き方で試合を大きく変えることができるのが魅力です。1手が大きく状況を変えることもあるため、いきなり逆転できるという可能性があります。途中であきらめなければ逆転勝利をつかむことが出来る可能性のあるゲームであり、諦めない心を育むことが出来ます。(2) 囲碁は美的感覚が鋭い人に向いている?一方、囲碁は盤面全体を使った陣取りゲームです。広い盤面で自由に打ち合うので新たな発想を見出す創造力が刺激されます。対局中は常に盤面全体を見渡すことで空間認知能力が養われ、最終的な盤面がどうなるかを想像することで判断力が身につきます。何もない盤面に石を置いていく囲碁は、美的感覚が鋭い人に向いておりそういった力を伸ばす面もあります。「将棋にはまったけど囲碁ははまらなかった」またはその逆、という人も多くいます。より子どもの能力を伸ばせる方を選ぶと良いでしょう。しかし前述したように、両方に共通するメリットもたくさんあります。教室などに通う前に、まずは自宅で遊びとして両方覚えることがオススメです。その上で子どもが興味を持ったら、教室に通うなどを検討してもいいでしょう。筆者の小1の息子は、友人が将棋を指すことから少し興味を持ち、将棋が出来るゲームボードを欲しがりました。学童でも定期的に近所の高齢者を迎えた将棋塾が開催され、まだ参加したことはありませんが将棋と触れ合う機会があります。私自身将棋のルールは分かりますが囲碁は関わったことがありません。しかし購入したゲームボードは囲碁など数多くのゲームが遊べるタイプのものなので、これを機会に親子で囲碁にも触れてみたいと感じています。ブームになっているから、ということではありませんが、こういう時期だからこそ触れ合う機会も増えるかもしれません。今までやったことのないという方も、是非親子で楽しんで取り組んでみてはいかがでしょうか?
2019年03月08日0歳から活躍モダンに、でもきちんと伝統行事を伝えたい小黒三郎作のおひな様年を重ねたからなのか、子を授かったからなのか。昔より、日本の伝統行事や文化への想いが強くなった気がします。伝統行事のひとつといえば、おひな様!女の子ママにとっては、一大イベントですよね。でも、時代とともに住居環境も変わり、昔ながらのおひな様を飾るのは難しいといった現実問題も。そこで、組み木デザイナー小黒三郎作のモダンなおひな様をご紹介。納品まで1年待ちともいわれる人気の品ですが、待つ価値ありです!お雛様だけでなく五月人形もあるので、男の子ママもチェックしてみてください。《 紹介者 》主婦なつこさん4歳の女の子と9カ月の男の子のママ。趣味の洋裁で作った子どもたちの服や幼稚園グッズ、子どもたちとの日々の瞬間を切り取ったインスタ(@_____sn.ii)をアップ。洋裁歴2年とは思えないセンスのいい素敵な作品たちを見ることができます。そのモダンさにひとめ惚れ!長女がまだお腹にいるときから、「ひな人形どうしよう?」と、祖父母も交えて家族みんなで盛り上がっていました。時間があれば、ネット検索をしたり。ただ、昔ながらのひな人形に少し抵抗が……。私自身が小さい頃、和室に飾られたひな人形を見て怖いなと感じた記憶が残っていて。親として、日本の古き良き伝統行事を娘に伝えたいという思いはあるけれど、ピンとくるものに出会えずにいました。そんなとき、たまたまインスタで目にしたのが組み木デザイナーの小黒三郎さんのひな人形でした。かわいい見た目に娘も愛着たっぷり▼公式サイト 遊プラン私の思いが見事にハマったのか、かわいい見た目のおひな様を娘はとても気に入ってくれました。4歳になった今年は、ひとりで飾り付けも楽しんでいました。積み木感覚で飾って、パズル感覚でお片づけをして。その一連の過程を親子で楽しめるのがとても魅力的です。そのおかげか、娘のひな人形への愛着もひとしおで!片づける際は、いつも名残惜しそうにしています。最初、親世代には少しビックリされましたが、今となっては毎年おひな様を待ち遠しそうにしている娘の姿に、このひな人形を選んで良かったねと話しています。マンション住まいの人におすすめデザインに加えコンパクトな点も、このひな人形を選んだ理由のひとつです。マンション住まいで大きなひな壇を飾るスペースがないので、このコンパクトさは本当にいいですね。しかも、ナチュラルなインテリアにも、自然と馴染む柔らかな色合いで。昔ながらのひな人形も色鮮やかでキレイですが、我が家のスタイルにはこの小黒三郎さんのひな人形がぴったりです。娘のときも注文から半年ほど待ったのですが、いまはさらに人気のようです。息子のために、同じシリーズの五月人形を注文した際は、納品まで1年以上かかりました。でも、そこまで待ってでも欲しいと思わせる魅力が、小黒三郎さんの作品にはあると思います。Text:Kyoko Isobe
2019年03月03日ディオール メゾン(Dior MAISON)より、2019年クルーズコレクションでマリア・グラツィア・キウリによって再解釈された“トワル ドゥ ジュイ”にフィーチャーしたカプセルコレクションが発表された。ノートブック 大(125x180mm 7,000円)、小(100x125mm 5,600円)トワル ドゥ ジュイとは、フランスを代表する伝統的なテキスタイル。1946年、クリスチャン・ディオールは室内装飾家のヴィクトール・グランピエールにモンテーニュ通り30番地のディオール第一号店の内装を依頼。ディオールの親友でもある画家のクリスチャン・べラールのアドバイスを得て、“小間物屋”を意味する「コリフィシェ(Colifichets)」と名付けられたこのブティックの壁を18世紀のモチーフであるトワル ドゥ ジュイで飾った。これを始まりとして、現在に至るまで数々のアーティスティック ディレクターがトワル ドゥ ジュイを再解釈し、独自のモダンな視点を吹き込んでいる。プレート 直径21cm(1万2,500円)マリア・グラツィア・キウリによる今回のコレクションでは、タイムレスで伝統的なテキスタイルに野生動物のライオンやサル、ヘビといったモチーフがプレートやテーブルクロス、ノートブック等に描かれ、ブルーやレッドの“トワル ドゥ ジュイ”が家の中を明るく彩る。取り扱い店舗は、銀座のハウス オブ ディオール ギンザとなっている。
2019年01月09日前回お伝えした日仏国交160年を記念したジャポニスム2018。日本文化を紹介するイベントがフランス全土、そしてパリでは連日のように開催されており、各々が大盛況を収めています! 今日ご紹介するのは「パリ東京文化タンデム2018」と言って、パリ市が姉妹友好都市と行う文化交流事業の一環のこと。この事業は2011年に始まり、ロンドンやニューヨークなどの大都市と共に行なってきて、今年は東京。東京都でもパリやフランスの文化に関するイベントが開催されているそう。ご存知なかった方、もしご興味のある方は、東京都生活文化局のオフィシャルサイトをご覧になってみてください! 巨大な風呂敷のインスタレーション パリ市庁舎は、メトロ1番線Hôtel de ville降りてすぐ目の前。見慣れた市庁舎前の広場に、はっと目立つ赤い唐草模様の巨大な風呂敷のインスタレーションが、どーんと鎮座しておりました。何ともエキゾチックで、興味をかきたてるこの大きなパビリオンは、パリを拠点に活動されている、建築家の田根剛さんのアートディレクションによって制作されました。 セキュリティーを通って中へと入って行くと、天井から床一面まで、同じく赤の唐草模様で統一された空間が。唐草のマークってなんだか迷宮に入り込んだような不思議な錯覚を引き起こします。パリのど真ん中で、日本へタイムスリップしたような気分に。 エントランス入ってすぐ目の前には、プロジェクターによって風呂敷の歴史などが語られ、その横には友禅染めの美しい刺繍が施されたデコレーション用のちりめん風呂敷など、伝統的なものがいくつか飾られていました。 北野武さんや、香取慎吾さんがデザインした風呂敷も!今回の企画には日仏の著名なアーティストが多数参加されていて、例えば日本からは、 北野武さん、タイトルは「オオボラ」。 解説によるとアンコウで、口の部分が大きく開かれているのは、風呂敷を開けた時のイメージから考案されたようです。このお魚の絵、なんともユニークで個人的に好きです! 蜷川実花さんの作品は、「桜」。 ご本人は桜がとても好きで、桜の写真集も出されていますよね。赤みを帯びた色合いが何とも蜷川さんらしい。「C’est joli.」(綺麗ね)と言っているフランス人が結構いらっしゃいました。 それから、先月、ルーブルの一角で個展を開かれていた香取慎吾さんの「saison 4」(四季)。 香取さんの個展、「NAKAMA des Arts」も見に行きたかったのですが、仕事でなかなかタイミングが合わず。でも今回、また別のイベントで作品を拝見できて良かったです。巡り行く四季の様子が躍動感のあるタッチと色合いで描かれていて、そこから輪廻転生を思い起こさせたり、全体から浮かび上がる球体のイメージが、地球を連想させたり。見るものに様々なインスピレーションを与え、大きな視点と共に表現された、ダイナミックな作品でした。 それぞれのアーティストの展示がひと通り終わると、さまざまな結び方によって出来た風呂敷のオブジェが展示されていて、日本人の私でも初めて見るようなものがあり、風呂敷でこんなことが出来るのかと感心! そして会場一番奥では、iPadを用いた風呂敷のアトリエが開催。 フランス人は参加型が好きで好奇心旺盛な方が多いので、皆さん熱心に動画を見ながら、レクチャーを受けていましたよ。 芸術の都パリで、アーティスティック且つユニークで、さらに日本の伝統文化とその歴史も合わせて伝えられている、精巧に出来た素晴らしい展覧会だったと思います。 私たち日本人の多くが、風呂敷の魅力というものを既に忘れ去っていると思いますが、世界初のエコバックと言われる風呂敷は現代で大いに活用できるものです。 古きを訪ねて新しく知る、この素晴らしいアイデアは、来場された多くの人々の心を掴んでいたことと思います! 東京都生活文化局「パリ東京文化タンデム」オフィシャルサイト:
2018年11月20日毎年恒例の、楽しみにしているビッグイベント。 毎年恒例、9月の第3週末に開催されるヨーロッパ文化遺産の日。普段は一般公開されていない歴史的建造物や政府機関などの施設、それから美術館などを無料で楽しめるイベントなんです。 フランス全土だけでも今年は約17000もの施設が公開されました。あの、大統領官邸エリゼ宮、グラン・パレ美術館、そして(1時間だけの一般公開でしたが)美術の名門ボザールなどにも入ることが出来るんですよ!パリ市内だけでも、多くのイベントが開催されるので賑やかな週末となりました。 ただ前述のような人気施設は、長蛇の列。並ぶことが全く苦でない方にはいいかもしれませんが、私は絶対に並びたくない、、でも行きたい!よって、なるべく小規模の施設で「初公開」を狙って行ってきました。 狙い目は午前中の早い時間、もしくは終了間際に行くのがおすすめ!規模が小さければ、さほど鑑賞に時間もかからないし。今回は、ケリングとそのグループのバレンシアガ本社が一緒に入っている施設が一般初公開!ということで行ってきました。 バレンシアガの本社へ! 場所は、あの有名デパート、ボンマルシェのすぐ近く。同じセーヴル通りの並びにあります。広々とした敷地は塀で囲まれているのですが、元々は病院だった場所。2000年に病院の機能だけ他所へ移動したそう。その後、由緒ある建物本来の歴史やエスプリを損なうことなく改修工事が行われ、モードの世界を牽引するケリング本社がその地の歴史を引き継ぐことになりました。今回はこのヨーロッパ文化遺産の日に参加するにあたって、2つのエキシビションが行われていました。 ≪RELIQUAIRES≫(聖遺物箱)と題したエキシビションは同じ敷地内にある教会の中で行われました。テーマは、コンテンポラリーと文化遺産の対話。こちらはケリング現在の会長兼CEOであるフランソワ=アンリ・ピノー氏のコレクションでもあります。 天井高くまで金の布がそびえ立つインスタレーションがひと際目を引いたジェームス・リー・バイアーズの作品「Byars is elephant, 1997」。 それから、無数の釘を使ったギュンター・ユッカーの「White Phantom, 2012」。他には、ダミアン・ハーストの壁一面を昆虫標本で埋め尽くした作品「Jacob’s Ladder, 2008」などが展示されていました。どの作品も、《ナチュラル・リアリティー》、《都市の現実性》、そして《遺されたもの》というテーマに起因している作品達ばかりだそう。17世紀に建てられたこの施設が歴史を遺しながらも現代と融合した新たな場所として存在していること、その在り方と今回のテーマが、非常に合致していたように思えました。 もう一つのエキシビションは、バレンシアガ。今回が初公開となる、1960~68年までのオートクチュール・コレクションの様子をフィルムに収めたもの。当時はコレクションの様子をメゾンは録画せず、さらに、テレビカメラも撮影禁止だったようです。最近バレンシアガのアルシーブ部門が発見し修復した映像で、まだどこにも発表されたことがないものだとか。そんな貴重なクリストバル・バレンシアガの時代の映像を観ることが出来ました! 回廊をショーのステージに見立て遠近感が出された展示方法は、視覚の効果を際立たせていて良かったと思います。 当日はもちろん閉まっていましたが、下の写真は広々としたケリング・アイウェアのショールーム。それからケリング本社の受付ロビー。写真では全て収めることがことが出来ませんが、地下一階と一階をガラス張りの吹き抜けが繋いでいて、地下にもたくさんの植物がありました。モダンでも無機質にしない、自然との共存を掲げているのか、明るくて気持ちの良い雰囲気が印象に残っています。 欧州各国で開かれるこの一大イベントは、ヨーロッパの持つ歴史の長さと文化の歩み、そして芸術に対する尊敬が感じられます。 建築物などを通じて遺されたもの達と出会うことにより、今を生きる私たちは何を感じるのか、そんなことを問われている気分になりました。
2018年10月16日「時代祭」の魅力と触れ合える文化・商業施設日本情緒感じる白壁と瓦屋根が親しみやすいレトロ感を演出している「京都・時代祭館 十二十二」は、京都三大祭のひとつでもある「時代祭」が毎年10月22日に開催されることから“十二十二(トニトニ)”と名付けられました。館内のスクリーンには、時代風俗行列をテーマにした作品を映像技術で高精度に投影するなど、いつでも「時代祭」を疑似体験することができ、和文化とデジタルを融合した現代的な演出を楽しむ仕掛けも。「時代祭の魅力をいつでも、ここで体感してほしい」との想いを込めて作られたこの文化・商業施設には、個性あふれる和・洋の飲食店や和雑貨を取り扱うお店もたくさん入っているので、一息つきたいときやお土産選びにおすすめのスポットでもあります。生麩のイメージを変える。新感覚デザートカラフル田楽Barセット「京生麩のお店 愛麩」が提供する生麩をデザート感覚で食べられる「カラフル田楽Barセット(800円)」は、これまでの生麩のイメージを大きく覆す斬新な生麩スイーツバー。低カロリー、高たんぱくの生麩スイーツは、いくら食べても罪悪感を感じない魔法のスイーツ。生麩バーのほかにも、生麩パフェやソフトクリームなど京風をベースにした生麩デザートを楽しむこともできます。チリソースやカプレーゼなど、様々な味が用意されているので食べ比べして楽しむことも。お麩とはいえデザートなので、食べ過ぎにはご注意を!イタリアの人気デザートを盆栽に!盆栽ティラミスパッと見ただけでは、カップサイズの観葉植物と見間違えそうな「Patisserie EN(パティスリーエン)」が提供する「盆栽ティラミス(1,000円)」。デザートとは思えないクオリティの見た目は、SNS映えすること間違いなしのメニューです。石に見立てられたナッツとクリーミーなティラミスとの相性は抜群。見た目からは想像できない美味しさと可愛さに、あなたもきっと虜になるはずです。食べるのがもったいない。見た目も可愛い舞妓パフェべっぴんパルフェ「KYOTO BEAUTY」が提供する“ええもん はんなり おあがりやす”をコンセプトに華やかさと気品さを合わせ持つ「べっぴんパルフェ(¥750~)」。舞妓さんをモチーフに豆乳が練り込まれたもちふわな生地を楽しめるこちらのメニューは、十二十二限定のテイクアウトメニューです。フォトジェニックなパルフェは、舞妓さんの見た目とたっぷり入ったフルーツやスーパーフードを楽しみながら召し上がりましょう。着物に見立てた紙はめくると占いになっているのだとか。食べた後も楽しめるパルフェで、今後の運気を占ってみてはいかが。周辺には多数の観光スポットも!京都を代表する文化ゾーンでもある岡崎地区には観光スポットも多く、桜の名所も数多くあるのでまさにこれからが見どころ。日本の四季とともに1年を通して京都の魅力にふれることができるでしょう。地下鉄東西線「東山駅」徒歩10分ほどのところにある「京都・時代祭館 十二十二」で、和文化を感じながら美味しいデザートを堪能してみませんか。スポット情報スポット名:京都・時代祭館 十二十二住所:京都府京都市左京区岡崎西天王町97-2 京都・時代祭館 十二十二電話番号:075-752-1022
2018年06月15日伝統を感じる京町家をスタイリッシュに改装京都・下京区にある「ロビンソン鳥丸」お店の外観は、伝統的な京町家。そのドアをくぐると、和の雰囲気を残しつつ、シャンデリアなどの洋風エッセンスが加えられた、斬新でおしゃれな空間が広がっています。ダークトーンのインテリアからはノスタルジックな雰囲気も感じられ、どこかホッとする雰囲気も感じるお店です。この独特の空間で、ランチからディナーまでを楽しめます。京町屋で本格イタリアンを楽しもう!築120年という長い歴史を持った京町家を改装し、誕生したお店。オリジナリティあふれるおしゃれな空間でいただけるのは、本格イタリアン。自慢のパンやパスタなど、存分にイタリアンが楽しめます。ランチメニューやコースメニューなど、シーンに合わせた多彩なメニューもこの店の大きな特徴。広々した空間なので、パーティーなどでも利用できます。イチ押しメニューは「鮮魚と彩り野菜のカルパッチョ」カラフルに盛りつけられた「鮮魚と彩り野菜のカルパッチョ」は、その日に獲れた魚の中で、一番いいものを厳選して仕入れているため、日によって内容が違うこだわりの一皿。シンプルな料理だからこそ、素材選びにもこだわっています。新鮮な食感と味わいを堪能できるイチ押しメニューで、訪れるたびに注文しても飽きのこない逸品。彩りも豊かなので、女子会にもおすすめです。こだわりの人気メニューは「本日のおすすめパスタ」こちらもカルパッチョ同様、日ごとに内容が変わる「本日のおすすめパスタ」。パン職人が焼き上げたこだわりの焼き立てパンとマッチングするように作られています。パスタの豊潤な香りを楽しみながら、焼き立てパンとのコラボレーションも楽しめる一品です。2種のパスタから好きな方をチョイスできるプランもあるので、気分に合わせて選んでみてください。大人女子必見! 和と洋を感じる「ロビンソン鳥丸」和の雰囲気と洋風の雰囲気を併せ持ったオリジナルの雰囲気は、特に大人の女子の心をくすぐります。そんなおしゃれな空間でいただけるのは、こだわりの素材で作ったイタリアン料理。メニューの種類も豊富で、女子会におすすめのコースや、お得に楽しめるランチなどがあります。おしゃれな空間とおいしい料理が楽しめる、贅沢なお店です。OsakaMetro烏丸線「四条駅」を下車後、6番出口から徒歩2分ほどの場所にあります。広々したおしゃれ空間でイタリアンを堪能したくなったら、ぜひ「ロビンソン鳥丸」を訪れてみてください。スポット情報スポット名:ロビンソン 烏丸住所:京都府京都市下京区仏光寺通烏丸西入ル釘隠町238-240電話番号:075-353-9707
2018年05月31日「日本には、何百年も続いていると思われている伝統がたくさんありますが、それらの多くは、けっこう由緒の“あやしい”ものだったりするんですよ……」 こう教えてくれたのは、『「日本の伝統」の正体』(柏書房)の著者である、放送作家の藤井青銅さん。たしかにここ最近のニュースを振り返ってみても、日本には伝統がたくさんあることがわかる。 たとえば、昨年から連日のようにワイドショーをにぎわせてきた、元横綱・日馬富士の暴行に端を発する一連の騒動。多くのメディアで、“国技”としての相撲の在り方がクローズアップされた。 年明け早々には、100人以上もの新成人が“成人式”に振り袖を着られない事態が発生。さらについ先日には、“恵方巻”の大量廃棄も大きな問題となり、もはや日本では「伝統にあらずばニュースにあらず」といった風情である。 「こうした“伝統”にまつわる事件やトラブルというのは、それが大昔からつづく由緒正しいものだと、多くの人たちが信じているからこそ起きるんです。古くからつづいているものだからいいものに違いない、という思い込みに振り回されてしまうんです」(藤井さん・以下同) 藤井さんによれば、伝統だと思われている行事や習慣の多くは、実は明治期以降に新しく“発明”されたものだという。それでは、こうした日本の伝統はいつ、どのようにつくられ、どのように受け入れられてきたのだろう。藤井さんが解説してくれた。 ■「お歳暮」は単なる「お中元」の便乗商法 百貨店の商魂が生み出した伝統が“お歳暮”。夏の“お中元”は、道教で罪を許す日とされる「中元」の日に、仏教の祖先を供養する「お盆」がくっついたもので、祖先への供物が転じて贈り物の習慣となったそうだが、暮れの“お歳暮”は……。 「お世話になった人へ贈り物をするようになったのは、江戸時代からですが、お歳暮については全然根拠がない。道教にも『歳暮』なんて言葉はなく、単に“年の暮れ”という意味なのですが、なぜかお中元とセットで広がります。“お歳暮”が一般的になったのは、日本で最初の百貨店である三越ができた明治30年代に入ってからですから、その起源は推して知るべしですよね」 ■セブン-イレブンが広めた新顔の伝統「恵方巻」 節分にその年の恵方を向き、巻きずしを丸かぶりするという関西ローカルな風習だった恵方巻が、これだけ全国的に認知されたのは、平成に入ってから。平成元年に、セブン-イレブンの一部店舗で「関西ではこういうことをやっています」と売り出したら、これがウケたという。 「そもそもの由来は大阪・船場の旦那衆の花街遊びだといわれていますが、始まった時期や由来、根拠も諸説バラバラの非常にアバウトな習慣なんです」 そもそも、日本人はミーハーで、新し物好きだと藤井さんは言う。 「それなのに、『その新しいものには実は古い伝統がある』となると、安心してしまうんです(笑)。伝統というのは、正統性を裏付けてくれる便利な言葉。伝統があるというだけで、権威があって、価値があるように感じられるから不思議ですよね」 たしかにお歳暮にせよ、恵方巻にせよ、伝統をうまく活用したビジネスは爆発的な広がりを見せた。 「伝統に従うも従わないも、信じるも信じないも、尊敬するも笑い飛ばすも個人の自由です。季節のイベントとして楽しんだり、和の心を体験することで日本人としてのアイデンティティを再確認するのも悪くはないでしょう。たくさんの伝統があるということは、それだけ日々の生活に彩りが加わり、豊かになることでもあるといえます」 ただし、伝統はひとたび権力と組み合わされると危険な存在にもなりかねない。伝統という言葉を安易にうのみにしていると、「伝統だから従わねばならない」という思考停止に陥る可能性もあると藤井さんは指摘する。 「伝統というだけで『由緒正しい』と妄信するのは危険です。情報過多の時代だからこそ、正しい情報に基づいた『伝統リテラシー』を身につけることが必要でしょう」
2018年03月10日先日、アカデミー賞2部門を受賞した陽気でカラフルな“死者の国”を舞台に大冒険を描くディズニー/ピクサー最新作『リメンバー・ミー』。この度、本作にはメキシコの伝統工芸品“アレブリヘ”からインスパイアされたキャラクターたちがたくさん登場していることが分かった。主人公の少年ミゲルが迷い込んだ死者の国は、ミゲルのご先祖ガイコツたちが楽しく暮らしているほか、独創的な姿をした“アレブリヘ”という不思議な動物たちも住んでいる。大きすぎる耳を持つキツネのような動物や、羽が生えた恐竜のような生物、角が生えたトラみたいな動物など、同じデザインは一匹として存在しない。さらに彼らには不思議な特殊能力があり、芸術家フリーダ・カーロのアレブリヘの猿は、自由に体の色を変え火を吹くことができる。そして特に活躍を見せるのが、雄ヒツジの角、トカゲのような尻尾に鷲の翼と爪、さらに頭と腕はトラという不思議な姿のペピータ。“亡くなった人の魂を死者の国に導く存在”として登場する重要なキャラクターで、ミゲルのひいひいおばあちゃんイメルダに忠実に仕えている勇敢な性格だ。メキシコの伝統工芸品の一種であるこのアレブリヘ。リー・アンクリッチ監督がリサーチのためにメキシコに訪れた際に取り入れたいと思ったそう。キャラクター制作に携わったアロンソ・マルチネスは「アレブリヘはペドロ・リナレスという人物が、熱にうなされたときに見た夢がきっかけだった。彼は夢の中で森の中にいて、翼を持ったロバとか鳥の頭を持った鷲とか、不思議な動物と出会ったんだ。その動物たちが『アレブリヘ!アレブリヘ!』と唱え始めたそうで、目が覚めた彼はその動物たちを紙張子で作り、いまではメキシコの最も有名な民芸品の一つになったんだ」と誕生した歴史を明かしている。またアレブリヘは宗教や神話に出てくる動物ではないため、色々なアーティストたちが自分なりの独創的な個性を取り入れ、ピクサーも世界に一つだけの独特なキャラクターを誕生させた。さらに、エイドリアン・モリーナ共同監督が来日した際、「日本の凧の博物館に興味があるよ。日本の博物館や美術館を見て回りたい。もしかしたら次のアイデアが思いつくかもしれないね」と明かしており、凧やこけし、赤べこなど、日本の伝統工芸品がピクサーのキャラクターになる日がもしかしたら来るのかもしれない。『リメンバー・ミー』同時上映『アナと雪の女王/家族の思い出』は3月16日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:リメンバー・ミー(2018) 2018年3月16日より全国にて公開©2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2018年03月10日「日本には、何百年も続いていると思われている伝統がたくさんありますが、それらの多くは、けっこう由緒の“あやしい”ものだったりするんですよ……」 そう教えてくれたのは、『「日本の伝統」の正体』(柏書房)の著者である、放送作家の藤井青銅さん。たしかにここ最近のニュースを振り返ってみても、日本には伝統がたくさんあることがわかる。 たとえば、昨年から連日のようにワイドショーをにぎわせてきた、元横綱・日馬富士の暴行に端を発する一連の騒動。多くのメディアで、“国技”としての相撲の在り方がクローズアップされた。 年明け早々には、100人以上もの新成人が“成人式”に振り袖を着られない事態が発生。さらについ先日には、“恵方巻”の大量廃棄も大きな問題となり、もはや日本では「伝統にあらずばニュースにあらず」といった風情である。 「こうした“伝統”にまつわる事件やトラブルというのは、それが大昔からつづく由緒正しいものだと、多くの人たちが信じているからこそ起きるんです。古くからつづいているものだからいいものに違いない、という思い込みに振り回されてしまうんです」(藤井さん・以下同) 藤井さんによれば、伝統だと思われている行事や習慣の多くは、実は明治期以降に新しく“発明”されたものだという。それでは、こうした日本の伝統はいつ、どのようにつくられ、どのように受け入れられてきたのだろう。藤井さんが解説してくれた。 ■相撲が「国技」なのは、建物が「国技館」だから!? まずは先にも触れた話題の“国技”相撲だが、そもそも日本には法令で「国技」と定められたものはない。 「相撲そのものが太古の昔から存在していることは事実で、『日本書紀』にはすでに『相撲』の文字があります(720年)。しかし、相撲=国技の始まりは、明治42年と、ずいぶん最近のこと。しかも、屋根のある相撲の常設館を建設した際に、その建物を両国“国技館”と命名したことによるんです。つまり、“国技”のための施設だから国技館と呼ぶのではなく、国技館という建物でやっているから“国技”になったわけです」 ■関連する各業界に御利益をもたらした「初詣で」の風習 旧暦でも新暦でも「一年のはじめ」は必ずあり、神社仏閣も古くからある。とすれば、“初詣で”も大昔からあったと思うのは当然だが、現在のように好きな日に好きな寺社にふらっとお参りするスタイルが定着したのは120年ほど前からだという。 「明治時代に入り鉄道の敷設が始まると、気軽に地方の寺社参詣ができるようになりました。そこで、当時の新産業である鉄道会社が考案したのがいまの初詣で。そして、こちらも当時の新産業であった新聞社に『初詣では◯◯へ』と広告を掲載。寺社、鉄道会社、新聞社すべてに商売上のメリットがあり、初詣での習慣が定着していったんですね」 ■「重箱にお節料理を詰める」のは百貨店の販売戦略 節会(祝いの日)の料理としての「お節料理」は奈良時代からあった。いっぽう重箱は室町時代からあったが、一般庶民に広く使われるようになったのは江戸時代から。 「正月のお節料理を重箱に詰めるようになったのは、幕末からですが、完全に定着したのは明治時代になってからのことで、百貨店による販売戦略がきっかけなんですよ。料理をそれっぽくお重に詰めるとなれば、自然と豪華なものになってきますからね。ですから『一の重には口取り、二の重には焼き物……』といったしきたりも、基本的には『売らんかな』のたまものだといえます(笑)」
2018年03月10日