映画『超高速!参勤交代 リターンズ』が、2016年9月10日(土)より全国の劇場で公開される。本作は2014年6月に公開され、大ヒットを記録した映画『超高速!参勤交代』の続編。幕府から突如参勤交代を命じられ、金も人手も時間も無い中、知恵と工夫で無理難題に挑み、見事江戸への参勤を成し遂げた弱小貧乏藩だったが、その“帰り道”、彼らに再びトラブルが襲いかかる…。キャスト陣には、お人好しだが民に愛される閉所恐怖症の藩主・内藤政醇役の佐々木蔵之介、政醇と出会い恋に落ちる飯盛り女・お咲役の深田恭子、抜け忍の旅先案内人・雲隠段蔵役の伊原剛志のほか、個性あふれる湯長谷藩の藩主たちを演じる西村雅彦、寺脇康文、上地雄輔、知念侑李(Hey! Say! JUMP)ら豪華キャストが再集結。そして前作に続き、本木克英がメガホンを取り、土橋章宏が脚本を担当する。待ち受けるのは、”ありえない“奇策と、手に汗握る戦い。スピードもスケールもアップし、奇想天外な展開で送る痛快歴史エンターテインメントが再び。【作品情報】映画『超高速!参勤交代 リターンズ』公開日:2016年9月10日(土)キャスト:佐々木蔵之介、深田恭子、伊原剛志、寺脇康文、上地雄輔、知念侑李(Hey! Say! JUMP)、柄本時生、六角精児ほか監督:本木克英脚本:土橋章宏音楽:周防義和主題歌:「行き先は未来」斉藤和義(スピードスターレコーズ)(c)「超高速!参勤交代 リターンズ」製作委員会【ストーリー】前作で見事江戸への参勤を成し遂げた湯長谷藩だったが、そもそも参勤交代とは、〈参勤〉だけでなく、藩に帰る〈交代〉まで終えてこそ完結するもの。湯長谷藩の参勤交代は、まだ終わっていなかった…!今度は故郷を目指し、ゆっくり江戸を出発した一行だったが、その道中、湯長谷で一揆が起きたとの知らせが入る。2日以内に一揆を収めなければ、藩のお取り潰しは免れない。彼らは行きの倍の速さで帰るはめに。そしてなんとか命からがら湯長谷にたどり着くが、すでに城は乗っ取られた後だった…。果たして彼らは城を奪い返し、民を守ることができるのか?今度はどんな作戦で挑む!?
2016年07月11日俳優・佐々木蔵之介、伊藤英明、女優・有村架純らが、神木隆之介と大友啓史監督がタッグを組んで人気漫画を実写化する映画『3月のライオン』(2017年春に前後編2部作で公開)に出演することが7日、発表された。原作は、『ハチミツとクローバー』で知られる羽海野チカ氏が漫画誌『ヤングアニマル』(白泉社)で連載している同名コミック。中学生という若さで棋士としてデビューし、東京の下町で一人暮らしをしている桐山零(神木)を主人公とし、将棋や下町の人々との交流を通じて、心のどこかで空虚を抱えている零がさまざまな思いに直面していく様を描く。2016年秋には、『魔法少女まどか☆マギカ』シリーズの新房昭之監督によって、TVアニメ化も決定している。佐々木、伊藤、有村に加え、発表された新たなキャストは加瀬亮、倉科カナ、清原果耶、新津ちせ、前田吟、豊川悦司の9人。佐々木は零を将棋研究会に誘う努力家のプロ棋士・島田開を、伊藤はかつて幸田八段の弟弟子ですごみを利かせるこわもてな九段の棋士・後藤正宗を、有村は零の義姉でプロ棋士の父の関心を奪っていった零に愛憎入り交じった感情を抱く幸田家の長女・香子を、それぞれ演じる。神木演じる零と同様、実写映画化発表後に原作ファンがネット上でキャスティングを熱望した棋士・島田を演じる佐々木は「ご期待に応えられるのか、島田八段のごとく胃がキリキリ痛んでおります」と早速、原作のキャラクターを意識したコメント。続けて伊藤は、「男と男の勝負の世界にどっぷり浸かっていくのにゾクゾクしました」と現場を楽しんでいる様子を見せる。一方、これまで演じてきた役柄とは異なり、気性の激しい香子に挑戦する有村は「何度も何度もテイクを重ねて作られていくシーンが不思議と心地よくて、まだまだ役を演じていたい思いでした」と新たな手応えを口にする。このほか、倉科は気立てがよく亡き母に変わって妹たちを支える下町住まいの川本3姉妹の長女・あかり役を、加瀬は史上4人目の中学生プロにして将棋史を覆す天才棋士・宗谷冬司役を、清原は明るく頑張り屋の中学生で内の強さからくる言動が零の心を激しく打つ川本3姉妹の次女・ひなた役を、豊川は零の実父の友人で零を内弟子として引き取った八段のプロ棋士・幸田柾近役を、それぞれ担当。また、新津は川本モモ役を、前田は川本相米二役を務める。佐々木同様に原作ファンから、あかり役として支持を集めていた倉科は「もし演じるなら、いつかは『あかりさん』を演じたいなっと思っていた」と、その胸中を告白。加瀬は「食堂で食券を渡す時に人さし指と中指で挟んで渡してしまうくらい疲れています」と天才棋士の役にのめり込んでいることを明かす。清原は、ひなたを「自分の中に強い芯を持っているけど、どこかはかない」と表現。「私なりに精いっぱい演じたい」と意気込みを語る。そして、『プラチナデータ』(13年)以来の大友組となる豊川は「大友作品に帰ってこれて、とてもうれしく思っています」と喜びを表している。旬の演者から、ベテランの役者まで集まったキャスト陣。これを前に大友監督は、「棋士たちが丸ごと背負った人生の、ゴツゴツと音を立て、神経がささくれ、骨がきしむようなぶつかり合い。そんな棋士たちの世界に近づくために、おのおのが背負った人生が香ってくるような、そしてその人生がまったく違う価値観であることが匂って来るような、多彩なキャスティング」と自信を見せ、「異種格闘技戦の如き、個性豊かなキャストによるぶつかり合いを日々楽しんで撮影しています」と報告した。(C)2017 映画「3月のライオン」製作委員会
2016年07月07日神木隆之介主演の映画『3月のライオン』に、佐々木蔵之介、伊藤英明、加瀬亮、倉科カナ、有村架純、豊川悦司らが出演することが発表になった。その他の情報本作は、羽海野チカの人気コミックを2部作で実写化するもので、中学生で将棋のプロとしてデビューした桐山零が、将棋の世界を通じて様々な人々に出会い、自身の居場所や家族、夢を獲得していく様を描く。主演の神木が主人公・桐山を演じ、佐々木蔵之介が島田開を、伊藤英明が後藤正宗を、加瀬亮が宗谷冬司を、倉科カナが川本あかりを、清原果耶が川本ひなたを、新津ちせが川本モモを、前田吟が川本相米二を、有村架純が幸田香子を、豊川悦司が幸田柾近を演じる。八段のプロ棋士・島田を演じる佐々木は「私が演じる島田開八段は、原作の漫画でも、とても魅力的な人気あるキャラクターの一人です。羽海野チカさんの、原作ファンの皆様のご期待に応えられるのか、島田八段のごとく胃がキリキリ痛んでおります」と語り、九段の棋士・後藤を演じる伊藤は「対局の場面をやっていくうちに、ただ将棋を指すだけではなく一手一手に意味と感情があり、男と男の勝負の世界にどっぷり浸かっていくのにゾクゾクしました」とコメント。零の義姉・香子を演じる有村は「大友組、素敵な共演者の方々の中に自分も仲間入り出来た事が本当に嬉しいです。私も全編早く観たいです。楽しみにしています」と期待を寄せている。また、「原作はずっと読んでいて、もし演じるなら、いつかは“あかりさん”を演じたいなっと思っていた」という倉科は「お話を受けてとても嬉しく、ただ、とてもプレッシャーに感じました。でも、そのプレッシャーを糧にして、楽しみながら演じたいと思います」と意気込みを語っている。メガホンをとる大友啓史監督は「棋士たちが丸ごと背負った人生の、ゴツゴツと音を立て、神経がささくれ、骨が軋むようなぶつかり合い。そんな棋士たちの世界に近づくために、各々が背負った人生が香ってくるような、そしてその人生がまったく違う価値観であることが匂って来るような、多彩なキャスティングを目指しました」と説明。さらに今後も新たなキャスト発表が予定されている。『3月のライオン』2017年春2部作全国ロードショー
2016年07月07日『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』が大ヒット中の神木隆之介が主演を務める、羽海野チカ原作の人気コミックの実写映画化『3月のライオン』。本作から、注目の新星から重鎮まで、数々の主演作を誇る超豪華競演陣が発表された。本作は、幼いころに家族も、居場所も、夢も、すべてを失った17歳の少年棋士が、すがりつくように指し続けた将棋と、さまざま出会いを通して人生を取り戻していく物語。数々の漫画賞を総ナメにし、最も映画化が待ち望まれていた羽海野チカによる人気コミックを、監督・大友啓史、主演・神木隆之介で【前編】【後編】2部作で映画化することが発表されるや、原作ファンを中心に大きな反響を呼んだ。そんな中、今回発表となった競演陣の顔ぶれは、佐々木蔵之介(島田開役)、伊藤英明(後藤正宗役)、加瀬亮(宗谷冬司役)、倉科カナ(川本あかり役)、清原果耶(川本ひなた役)、新津ちせ(川本モモ役)、前田吟(川本相米二役)、有村架純(幸田香子役)、豊川悦司(幸田柾近役)という豪華キャスト。これまでの主演映画総数は50作品を優に超える、まさに主役クラスの顔ぶれとなった。まず、山形県出身のプロ棋士・八段で、神木さん演じる主人公・桐山零を将棋研究会に誘う島田を演じるのは、佐々木さん。実写映画化発表後に原作ファンがネット上でキャスティングを熱望しただけに「ご期待に応えられるのか、島田八段のごとく胃がキリキリ痛んでおります」と原作キャラを意識してコメント。同じく原作ファンの間で支持が厚かった倉科さんは、零が出会う川本家3姉妹の長女で、亡き母に変わって妹たちを支えるあかり役に。「もし演じるなら、いつかは“あかりさん”を演じたいなっと思っていた」と告白する。また、佐々木さん同様にプロ棋士で、最年少名人就位など将棋史を覆す天才・宗谷を演じる加瀬さんは、「食堂で食券を渡す時に人差し指と中指で挟んで渡してしまうくらい疲れています」と撮影に没頭している胸の内をコメント。同じく棋士で、重厚な将棋を打つ後藤九段を演じる伊藤さんは、「男と男の勝負の世界にどっぷり浸かっていくのにゾクゾクしました」と、大友監督とつくり出す現場を楽しんでいる模様。さらに、500人ものオーディションを勝ち抜いて川本家次女・ひなたに選ばれたのは、NHK連続テレビ小説「あさが来た」で注目を集めた清原さん。「自分の中に強い芯を持っているけど、どこか儚い。そんなひなたを私なりに精一杯演じたいと思います」と語り、内なる強さを持ち、その言動が零の心を激しく打つ3姉妹の次女を演じる。『プラチナデータ』以来の大友組となる豊川さんは、零の実父の友人で義父となるプロ棋士・八段、幸田役に「久しぶりに大友作品に帰ってこれて、とても嬉しく思っています」と喜びをコメント。そして、幸田家の長女で零の義姉であり、美しくも気性の激しい女性・香子というこれまでにない役柄に挑戦するのは、有村さん。プロ棋士の父の関心を奪っていった零に対して、愛憎半ばする感情を抱いている。「毎回密度の濃い撮影でした。何度も何度もテイクを重ねて作られていくシーンが不思議と心地よくて、まだまだ役を演じていたい思いでした」と、初となる大友組での感触をふり返っている。そのほか、川本家の三女・モモには子役の新津ちせ、川本家の祖父・相米二を演じる大ベテランの前田吟など、幅広い世代の俳優陣が揃った本作。神木さん演じる零の人生にどのように関わり、物語を紡ぎ上げていくのか?彼らの熱い競演に引き続き期待していて。<新キャスト&監督コメント全文>■佐々木蔵之介島田開役映画 『3月のライオン』に参加させていただくことを、心より光栄に思います。私が演じる島田開八段は、原作の漫画でも、とても魅力的な人気あるキャラクターの一人です。羽海野チカさんの、原作ファンの皆様のご期待に応えられるのか、島田八段のごとく胃がキリキリ痛んでおります。劇場公開、楽しみにしてください。■伊藤英明後藤正宗役繊細さと豪快さを持った、憧れの大友組に参加したかった喜びを感じながら、今回初めて棋士の役を演じさせていただきました。対局の場面をやっていくうちに、ただ将棋を指すだけではなく一手一手に意味と感情があり、男と男の勝負の世界にどっぷり浸かっていくのにゾクゾクしました。■加瀬亮宗谷冬司役将棋の撮影は思ったより過酷で、スタジオの食堂で食券を渡す時に人差し指と中指で挟んで渡してしまうくらい疲れています。■倉科カナ川本あかり役原作はずっと読んでいて、もし演じるなら、いつかは「あかりさん」を演じたいなっと思っていたので、お話を受けてとても嬉しく、ただ、とてもプレッシャーに感じました。でも、そのプレッシャーを糧にして、楽しみながら演じたいと思います。■清原果耶川本ひなた役原作を読んだときに“どうしてもひなたになりたい”と強く思い、オーディションを受けました。いま、キャストやスタッフの皆さんと楽しく撮影をさせていただけていることがとても嬉しいです。自分の中に強い芯を持っているけど、どこか儚い。そんなひなたを私なりに精一杯演じたいと思います。■前田吟川本相米二役大友監督の作品では、いつも俳優陣が生き生きとしている印象があります。今回初参加の大友組で、生き生きとしている「川本相米二」を是非皆様に見ていただきたいです。■有村架純幸田香子役今回は今までに演じた事のない役柄に挑戦し、毎回密度の濃い撮影でした。何度も何度もテイクを重ねて作られていくシーンが不思議と心地よくて、まだまだ役を演じていたい思いでした。一人一人の葛藤や想いが将棋を通して描かれている人間ドラマだと思います。大友組、素敵な共演者の方々の中に自分も仲間入りできたことが本当に嬉しいです。私も全編早く観たいです。楽しみにしています。■豊川悦司幸田柾近役久しぶりに大友作品に帰ってこれて、とても嬉しく思っています。孤高な男たちの静かなる決闘の世界に、神木君とどっぷり浸りたいと思います■大友啓史監督将棋のシーンを撮るごとに、それは盤上の闘いだけではないことに気づかされる。棋士たちが丸ごと背負った人生の、ゴツゴツと音を立て、神経がささくれ、骨が軋むようなぶつかり合い。そんな棋士たちの世界に近づくために、各々が背負った人生が香ってくるような、そしてその人生がまったく違う価値観であることが匂ってくるような、多彩なキャスティングを目指しました。異種格闘技戦の如き、個性豊かなキャストによるぶつかり合いを日々楽しんで撮影しています。映画『3月のライオン』、どうぞご期待ください。『3月のライオン』【前編】【後編】2部作は2017年春、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月07日舞台『BENT』が、7月9日(土)から東京・世田谷パブリックシアターで上演される。本作は、第二次世界大戦中のドイツ・ナチスの強制収容所で密かに気持ちを通わせる男性同士の愛を描いた作品。極限状態で愛を貫くふたりを佐々木蔵之介と北村有起哉が演じ、2013年に『読売演劇大賞』最優秀演出家賞と最優秀作品賞をW受賞した森新太郎が演出を務める。その稽古場に潜入した。舞台『BENT』チケット情報この日、稽古場で演じられたのは冒頭からの3つのシーン。舞台は、二日酔いのマックス(佐々木)が、同棲中の恋人・ルディ(中島歩)に、昨夜の自分の様子を尋ねるところから始まる。酔うと記憶をなくしてしまうマックス。そこに昨夜彼が“お持ち帰り”したウルフ(小柳友)が素っ裸で登場する。マックスは、自分の痴態を知って落ち込んだり、困るとすぐに「ルディ!」と頼ったり、反省したそばからウルフの誘いを拒みきれなかったり。だらしないがどこか愛らしさを感じる。そんな恋人に呆れながらもなんだかんだ世話を焼いてしまうやさしいルディ。ふたりの性格や関係性、そして魅力が伝わってくるシーンだ。シーンを終えると、台詞の抑揚やソファに座るタイミングなど、森からの丁寧なダメ出しが入る。その場で何度も同じセリフを繰り返しながら、細かな修正を加え、少しずつ芝居を作り上げていく。すぐわかるほどの大きな変化でなくても、伝わり方が全く違うことに驚いた。ひとつの台詞、ひとつの動きがより生き生きと場景を伝え、物語に引き込んでいく。その後も、ルディが働くクラブのママ・グレダ(新納慎也)のもとにふたりが逃げ込む場面や、マックスが叔父のフレディ(藤木孝)と生き延びるための交渉をする場面が演じられた。グレダからは一晩を境に同性愛者が迫害対象になったことを教えられ、叔父からは同性愛を禁じる法案が通過したことを伝えられる。ゴージャスな楽屋で、のどかな公園で、グレダやフレディの言葉が空気を不穏に変えていく。そんな中でもなんとか“ふたりで”助かろうとするマックス。誰もが知る史実の上でその姿は痛々しい。稽古場は和やかな雰囲気の中、台詞を繰り返す声が絶えず聞こえる。北村は役作りで食事制限をしているようで、佐々木が「かなり痩せたよな」と声をかけていた。その側では役者がよりスムーズに動けるよう、小道具の調整が行われている。演出家、演者、スタッフ、誰もが作品に真摯に取り組んでいた。幾度も上演されてきた作品だが、今作は真っ直ぐ、そして深く描かれる“愛の物語”が観られるはずだ。PARCO Produce『BENT』は、7月9日(土)から24日(日)まで東京・世田谷パブリックシアターにて。文:中川實穗
2016年07月04日狂言界のトップスター・野村萬斎を主演に歌舞伎界の若き大看板・市川猿之助、そして映画界からは中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市という、各界の日本を代表する俳優が競演する『花戦さ』。このほど、本作のヒロインとなる天才絵師役で、活躍著しい若手実力派女優・森川葵が出演することが決定。合わせて、坊主頭で主演に挑む萬斎さんとの2ショット劇中写真も解禁となった。16世紀後半、織田信長が本能寺で倒れたのち、天下人の座は、豊臣秀吉への引き継がれ、戦乱の時代が終わりを告げようとしていた。だが、秀吉の圧政は次第に人々を苦しめていく。そんな中、町衆の先頭に立ち、秀吉に真っ向から戦いを挑んだ僧がいた。その名は、池坊専好。華道池坊の歴史に名を連ねる“花僧”たちの中、ひときわ名手の誉れ高い専好が、天下人に対して武器としたのは、刃ではなく、命ある花の美しさだった――。超豪華キャスティングの中、野村さんが生け花に関しては天才、でも天真爛漫な一面も持つ華道家元・初代池坊専好を演じる本作。今回さらに、4月から「A-Studio」の新アシスタントや、宮藤官九郎脚本・監督作『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』が公開中で7月スタートのドラマ「遺産相続弁護士 柿崎真一」も控える、女優の森川さんが出演することになった。森川さんは、本作の脚本を手がけた「ごちそうさん」「天皇の料理番」の森下佳子の強い推薦により大抜擢。原作では描かれていない映画オリジナルのヒロイン、天才絵師“れん”を演じる。れんは、戦国の世に生きる少女で、ある出来事から人に対して心を閉ざしていたものの、萬斎さん演じる専好に助けられ、少しずつ変化していく、という難しい役どころ。現場では、日本を代表するベテラン俳優陣に囲まれる中、21歳という若さにもかかわらず、期待に応える堂々とした存在感を発揮。その森川さん演じる“れん”が劇中で描く画は、作品が大英博物館に所蔵展示される世界的アーティスト・小松美羽が担当する。森川さんは、「これまでおしゃべりな役が多かったのですが、今回は表情のお芝居で勝負するのがすごく楽しみでした。なるべく、ちょっとした表情や目の演技で表現するようにしました」とコメント。「大先輩方に囲まれて、とても不安ではありましたが、実際現場にきたら楽しく毎日撮影することができました。萬斎さんの演技を見て、時代劇でも、もっと自由に色んなことにチャレンジしてみていいんだ、堅苦しくなり過ぎなくていいんだ、ということを学びました」と語り、撮影現場をふり返った。また、花僧・専好のために坊主頭になった萬斎さんは、「(髪型に関して)去年のはじめから短い状態が続いていましたが、いまはまるで高校球児の様ですね。専好さんは花に魅入られた天才的な人で、とらえどころのない天真爛漫さは上手く表現できたと思います。生け花は初めてでしたが、花と対峙するのは楽しい時間でした。花と狂言は限られたものの中で表現するという点は似ていると思います」とコメント。初共演となった森川さんについては、「普段は、ハキハキしてますが、カメラの前では何とも言えない不思議な色気や一種のカリスマ性を感じました。役柄としても、花と絵、それぞれのアーティストとして触発・尊重しあえる同志的な関係を演じられたと思います」と明かし、その言葉に手応えを込めている。『花戦さ』は2017年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月27日俳優・佐々木蔵之介が16日、都内で行われた主演映画『超高速! 参覲交代リターンズ』(9月10日公開)の完成報告会見に、共演の深田恭子、伊原剛志、寺脇康文、柄本時生、六角精児、陣内孝則、西村雅彦、猿の菊千代、本木克英監督とともに出席した。同作は2014年に公開し、第38回日本アカデミー賞脚本賞、第57回日本ブルーリボン賞作品賞などを受賞した映画『超高速! 参覲交代』の続編。江戸幕府から無理難題を突きつけられた弱小貧乏藩が"超高速"で参覲交代を達成したが、一揆が発生し、さらに倍速で帰路につかなければいけないことになる。"まさかの大ヒット"と監督も驚く結果だったが、2作目ということもあり、現場の雰囲気はわきあいあい。佐々木は山形・庄内での撮影を終えたあと、西村と寺脇なじみの店に共演者が集まり、昼から飲んだエピソードを披露した。佐々木は「一升瓶何本あけたっけ、もうそれも覚えていないです。翌日の昼までもうだめになりました」と苦笑しつつ「楽しかったなあ……」と振り返る。深田も「連れて行っていただいて、たくさん飲んじゃいました」とはにかみながら微笑んだ。まだ撮影が残っていた伊原には、深田から飲み会の様子がメールで送られてきたというが、伊原は「顔を真っ赤にしてて」と写真の詳細を説明。あとから合流したが、「『もうちょっと飲みたい』とせがんできて、また皆で飲みました」と語った。また、六角、柄本、そして知念侑李(Hey! Say! JUMP)は部屋が近く、よく一緒に食堂へ行っていたという。六角は「知念くんと僕は目撃情報があがったけど、時生は店員だと思われたのかな」と述懐。撮影時、坊主頭だった柄本は「『知念と六角と、あと誰かがいる』と(書かれていた)」とうなだれ、「働き者の店員に見えたんだな」と慰められていた。
2016年06月16日一昨年、スマッシュヒットを記録した時代劇の続編となる『超高速!参勤交代 リターンズ』の完成報告会見が6月16日(木)に開催。主演の佐々木蔵之介をはじめ、深田恭子、伊原剛志、寺脇康文、柄本時生、六角精児、陣内孝則、西村雅彦、本木克英監督が出席した。幕府から無理難題の参勤交代を言いつけられるも、知恵と工夫で超高速の参勤を成し遂げた貧乏弱小藩の湯長谷藩。だが、江戸から故郷に戻る“交代”では、さらに倍の速さで帰ることを求められ…。この日は、かつて江戸城があった皇居を見渡せる都内のビルの屋上にて写真撮影が行われ、男性陣は袴、深田さんは着物姿で、猿の菊千代も加わっての撮影となった。本木監督は「まさかの大ヒットで、調子に乗って続編を作りました」と語るが、佐々木さんは、続編製作決定の報を聞いて「ウソでしょ?またやるんですか?」と思ったという。「『参勤は終わったじゃないですか?』と言ったら『今度は交代です』と。『また走るんですか?』『倍走ってもらいます』…(苦笑)。調子に乗ってませんか?と思いました」とふり返る。伊原さんは「松竹、儲かったんだなと思いました」とニヤリ。西村さんは「翌日から体作りを始めました」と語り、会場を爆笑の渦に包む。撮影では、庄内や前作では撮影することがかなわなかった湯長谷藩の地元・福島県いわき市での撮影も実現した。佐々木さんは庄内ロケの思い出について「みんなで飲みに行きました。撮影が昼過ぎに終わって、そのままそば屋に行って…一升瓶を何本空けたっけ?覚えてない(笑)。翌日の昼までダメになってました」と述懐。深田さんも「たくさん飲んじゃいました」とニッコリ。唯一、伊原さんだけは撮影が残っていて行けなかったそうだが「深田が写真を送ってきました。その後、空港で合流したんですが深田は『まだ飲みたい』と言ってまた飲んで…」と明かし、深田さんは「飛行機に乗り遅れそうになるくらい飲みました」と酒豪の一面をのぞかせた。また、いわきロケについて本木監督は「ようやく!クライマックスのじゃんがら踊りも市民の方のご協力をいただいて撮影できました」と語り、佐々木さんは「タイムトリップしたかのようで、みなさんに殿様にしていただきました。(いわき市の)小浜の浜で走るシーンもありましたが、前回は震災の影響で無理でしたが、『リターンズ』ができたからこそできました」と嬉しそうに語った。続編ということで随所にパワーアップが見られるよう。佐々木さんは、猿の菊千代の成長を「ダントツです!」と称賛したほか「ふんどしが見られます!ふんどし姿でみんなで川を渡るところは見どころです」と強調。また、深田さんとの共演について「冒頭で祝言を挙げるんですが、姫を改めて見て『もう走らなくていいんじゃないか』『このまま映画が終わっていい』と思うくらい美しくてたまらなかった」とうっとり。深田さんも「蔵之介さんは素敵でした」と相思相愛ぶりを見せつけた。『超高速!参勤交代 リターンズ』は9月10日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:超高速!参勤交代リターンズ 2016年公開(C) 2016「超高速!参勤交代 リターンズ」製作委員会
2016年06月16日佐々木蔵之介と北村有起哉が、ナチスの強制収容所という極限状態で貫いた愛を描く舞台『BENT』。7月の上演に先がけ稽古場でトークセッションが行われ、ミッツ・マングローブの進行のもと、主演の佐々木、北村、演出の森新太郎が本作について語り合った。舞台『BENT ベント』チケット情報本作は、第二次世界大戦下のドイツを舞台に、セクシャルマイノリティの人々が受けた弾圧と、その中で育まれる究極の愛を描いた物語。ゲイをストレートに表現した世界で初めての演劇作品と言われており、佐々木演じる主人公・マックスを、海外ではリチャード・ギア、日本では役所広司や椎名桔平といった名だたる名優たちが演じてきた。演出の森は「戯曲を読んだのは10年位前になると思うのですが、そのときとにかく泣けちゃったんですね。涙腺が崩壊して、こんな泣けてしまったものは自分で演出できないんじゃないかと思うような作品でした。今回、パルコに提案する前にもう一回読んだらやっぱり泣けてしまって。演出プランを作るときに読んだらまた泣けてしまって。こんなに泣ける戯曲は僕の演劇人生ではない」。佐々木は「戯曲を読んでいくと、僕と北村さんの間で互いの顔を見合わせることもなく、触れることもなく、ふたりで愛を確かめ合うシーンがあって。これはまさに演劇の醍醐味だなと。できるかどうかわからんけど、森さんとやってみようと決めました」北村は「僕もほんとに読む度に泣いちゃって。演じてるときも本当にクッとこらえてがんばんないとってくらい、作品としてすごく力がある。ちょっとでも客観的になると泣きそうになるので、しっかり手綱を握っとかないと」と、それぞれ本作について熱く語る。ミッツからの「同性愛者を演じるというのはいかがですか?」という質問には、佐々木が「北村さんが稽古場で、裸足に雪駄をはいて、足を触りながら本を読んでるんですけど、それすら愛おしく見えてきた」と告白。北村は「エアセックスのシーンがあるんですけど、お客さんもドキドキすると思います」と見どころを紹介した。森は「ナチスの抑圧というのが前面に出ていますが、差別や偏見の壁というのはいつの時代、どの社会でもなくなったことはない。数日前には銃乱射事件も起きて。日本ではあそこまでのことはないですけれども、ああいう社会の不寛容さがある以上、この作品はやられ続ける価値があるんじゃないかと思います」と語った。「国境も人種も性別も超えたストレートな愛の話です。ぜひ劇場で観て頂ければ」(佐々木)PARCO Produce『BENT』は、7月9日(土)から24日(日)まで東京・世田谷パブリックシアターにて。撮影・取材・文:中川實穗
2016年06月15日俳優の佐々木蔵之介が14日、都内で行われた主演舞台『BENT』記者発表会に、共演の北村有起哉、演出の森新太郎とともに登場した。また、タレントのミッツ・マングローブがゲストMCを務めた。同作は1930年代中頃のドイツを舞台に、ナチスによって迫害されていたセクシャルマイノリティの受難と愛を描く物語。1978年に上演され、同性愛者を表現した世界で初めての演劇作品と言われており、日本でもこれまで役所広司、椎名桔平など様々な俳優によって演じられている。佐々木はあまりの内容の深さに、一度は「ダメ、できない」と、断ることを考えたという。また北村も「台本を読むたびに泣いちゃって、最初の本読みでも泣いちゃって」と語り、「演じてる時は泣いちゃダメです。泣かないように頑張らないと」と意気込んだ。2人は役の上で恋人同士となるが、佐々木は「本読みの段階ですら有起哉が愛おしく見えてきた」と明かす。今までも北村と共演してきたが「以前は愛おしさは全くなかった」と言い、今は稽古着を散らかしているだらしない感じも「いいかなと思えてきた」と、すでに役に入っている様子。MCを務めたミッツは「実地体験が必要でしたら言ってください」と佐々木にメッセージを送った。また演出の森は、12日にアメリカ・フロリダで起きた銃乱射事件にも触れ「社会の不寛容さがある以上、演じ続けられる意義はある作品だと思う」と作品についての思いを表す。さらに森は「外国の作品は、『差別もあるけど、跳ね返す』ということを見せるけど、日本はそもそも"ないもの"のように見せるのが息苦しさだなと感じていて。演劇はTVで公になるわけではないし、砦になりたいです。お客さんもそんなヤワではないし、観たら観たで考えてくれると思う」と、観客へ信頼を寄せた。
2016年06月14日2014年6月に公開し、大ヒットを記録した『超高速!参勤交代』の“帰り”を描く続編『超高速!参勤交代 リターンズ』。このほど、本作の主題歌に、斉藤和義の新曲「行き先は未来」が決定。その主題歌や古田新太をはじめ新キャストも交えた予告編&本ポスターが解禁となった。本作は、佐々木蔵之介演じる殿・内藤政醇が率いる弱小貧乏藩が、金も人手も時間もない中、知恵と工夫で幕府の無理難題に挑む、痛快歴史エンターテイメント。前作では、やっとのことで江戸に“参勤”した政醇たち。しかし、行って帰るまでが“参勤交代”。今度はふるさとの藩へと向かうが、またもやトラブルが続出する。そんなスピードもスケールもアップして帰ってくる本作では、音楽もパワーアップしてリターンズ。主題歌を手がけるのは、映画『ゴールデンスランバー』『ポテチ』などの映画音楽も担当している斉藤さん。本作に合わせて新曲を書き下ろした。本作の矢島プロデューサーが「“男たちの熱さ”を表現したいと思ったときに、一番に頭に浮かんだ人」としてオファーをかけたところ、斉藤さんは前作のファンであったこともあり快諾。斉藤さんの希望で完成前の本編を鑑賞して制作された新曲は、歌詞も映画のストーリーにぴったりな、ライブ感あふれる楽曲が完成した。また、躍動感あふれる熱く力強いイメージの本ポスターと合わせて解禁となった予告編では、“殿”の佐々木さんをはじめ、深田恭子、寺脇康文、陣内孝則、西村雅彦ら、前作に続く豪華キャストとともに、古田さんや渡辺裕之、中尾明慶、富田靖子ら新キャストたちも初お披露目。前作で無事に“参勤”を終えた湯長谷藩だったが、参勤交代は帰るまでがワンセット!藩に戻る“交代”の道中で、また無理難題に立ち向かうこととなる。速さ2倍で敵3倍!?スケールやアクションもアップする中、彼らはさらなる知恵と工夫でどう乗り切るのか?斉藤さんの主題歌「行き先は未来」ともマッチした、本編が楽しみな映像となっている。本作の本木克英監督は、主題歌決定に「斉藤和義さんのことば選びのセンスと、懐かしいけど古くないサウンドが大好きでファンのひとりでした。前作をご覧になって『面白かったんでやりま~す』と仰って下さったそうで本当に嬉しかった」と喜びを表現。「果たして、『行き先は未来』は土の匂いのするロックンロールに仕上がり、映画の最後に鳥肌が立つほどの感動を覚えました」と、“リターンズ”に期待高まるコメントを寄せている。『超高速!参勤交代 リターンズ』は9月10日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:超高速!参勤交代リターンズ 2016年公開(C) 2016「超高速!参勤交代 リターンズ」製作委員会
2016年06月10日佐々木蔵之介の主演舞台『BENT』が7月、世田谷パブリックシアターにて開幕する。【チケット情報はこちら】イギリス演劇の傑作と呼ばれる本作、その舞台となるのは1930年代のベルリンだ。ナチス強制収容所の過酷で絶望的な状況下においても、真実の愛を求め、人間としての誇りを失わずに生きた男たちの物語が展開する。これまでに刑務所(『ショーシャンクの空に』)や精神病棟(『マクベス』)といったタフなシチュエーションの舞台に挑んできた佐々木は、「またこういう芝居か…と」と苦笑を見せるが、すぐさま背筋を正して静かに意気を込めた。「でもやっぱり、自らこういった芝居を選んでいるのかな、ってことに最近気づきました。新しい世界への、演劇を信じる挑戦ですね」ナチスの迫害を受けた同性愛者の悲劇として知られる本作だが、「性別は関係なく、究極の中だからこそ見えてくる愛の物語」ととらえている。厳しい監視のもと、彼らは命をかけて、イマジネーションで愛を通じ合う。「台本を読んで、コレ、本当にお客さんにわかってもらえるのか!?自分がやることで伝わるのか!?と正直、思いました。でも前作の一人芝居『マクベス』で、多役を担う中でマクベス夫人も演じたんですが“色っぽかった”と言ってもらえたんですよ。僕がやっているのにそんなわけがない(笑)。でもそれはお客さんの想像力で、そんなふうに見てもらえたんだなと。ならば、『BENT』の男二人の関係も、極限状態の中でこの二人がどうやってお互いを抱きしめ、愛を感じているのか、きっと理解してもらえるんじゃないかと思うんです」佐々木が扮するマックスと愛し合うホルスト役は、「大好きな舞台俳優のひとり。板(舞台)の上で自分自身を解放できて、その役を生きることができる役者」と信頼を寄せる北村有起哉だ。さらにもう一人、芝居作りの強力な相棒となるのが、演出家の森新太郎である。「森さんと同じ劇団(演劇集団円)の橋爪功さんとご一緒した時に、『今度、森さんと舞台をやるんです』と話したら、『アイツ、しつこいぞ!』って何度も言うんですよ(笑)。だから稽古場では相当しつこいんだろうなと思って。でも僕はしつこい稽古は嫌いじゃない。勉強家で、演劇が本当に好きな人だと思いますね。演劇は時間をかけて作っていくのが一番大切だと思うので、森さんと組めることは幸せです」自らを追い込んでこそ、舞台に立つことができる。その覚悟をつねに感じさせてくれる役者、佐々木蔵之介の“演劇を信じる力”に共鳴したい。「人を愛し、愛される感覚が、極限状態だからこそ強烈に、衝撃的に突き刺さってくる。それを劇場で感じてほしいですね。“目の前で今、何かすごいことが起こっている!”と体感できるのが演劇の醍醐味。その、愛の核となるものが見られたらなと。皆さんと一緒に、僕もそれが見たいです」取材・文上野紀子衣裳協力Vlas Blommeスタイリスト勝見宜人(Koa Hole inc.)
2016年04月25日野村萬斎、市川猿之助、さらに中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市と日本屈指のスター俳優が集結する映画『花戦さ』に、情報番組「直撃LIVEグッディ!」(フジテレビ)でもおなじみの高橋克実が参戦することが決定。意外にも、初めての時代劇映画出演を果たしている。16世紀、戦乱に荒れ果てた京の都にいた、花を生けることで世の平穏を祈り、人々に生きる希望を与えんとする「池坊」と呼ばれる僧侶たち。やがて織田信長による天下統一を前に、戦国の世も終わりを告げようとするころ、「池坊」の中でもひときわ異彩を放つ池坊専好は、信長の所望で「大砂物」なる大がかりな生け花を披露することに…。本作は、これまであまり知られることのなかった花の名手、初代・池坊専好と千利休の友情と、戦国時代において京都の町衆である六角堂にいる花僧が、彼らの代表者として、時の権力者である豊臣秀吉の乱心に、刃ではなく“花をもって”相手を仇討をする物語。鬼塚忠の小説「花いくさ」を、「JIN-仁-」「ごちそうさん」「天皇の料理番」などを手がけた脚本家・森下佳子と『小川の辺』など時代劇でもその手腕をみせる篠原哲雄監督が映画化した。野村さんや市川さん、中井さん、佐々木さん、佐藤さんといった狂言、歌舞伎、日本映画界のトップスターが共演するの痛快時代劇エンタテインメントに、新たに出演することになったのはテレビ、舞台、映画で大活躍中の高橋さん。時代劇ドラマの経験は多々あれど、意外にも時代劇映画出演は初めて。吉右衛門という六角堂で花の手習いを受ける町衆の代表格で、花だけでなく、お茶、絵画などの文化に通じているという人物。幼なじみの専好(野村さん)とはお互いに強い友情で結ばれており、花の名手ではあるものの、世俗には滅法疎い専好のことを何か気にかけている。今回の出演に高橋さんは、「映画出演はスケジュール的になかなか難しいので、オファーが来た時は単純に大喜びしました」とコメント。「狂言界と歌舞伎、映画界のそれぞれの第一人者が3つ巴の映画に参加させていただけるということで、とても興奮しています。萬斎さんも今回、難しい役どころをとてもキュートに演じられているので、楽しみにしてください」と意欲を見せる。一番の困難は京都弁だそうで、「いま一番自分の中に大きく立ち塞がっている壁です(笑)。ここをとにかくクリアするために、繰り返し繰り返し練習しています」とのこと。「吉右衛門という役は、幼なじみの専好を色々な面で明るくサポートする、町衆の代表。役作りというよりも、持ち前の自分の明るい気質を活かして演じています。また、お花の所作もその都度、教えてもらっています」と語っている。「粋な趣味人だけど、キザまではいかない。町の人から好かれる、親しみやすいキャラクター」と言うだけに、お馴染みの明るく楽しい高橋さんを、本作でも目にすることができそうだ。『花戦さ』は 2017年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月20日鬼塚忠の小説『花いくさ』が野村萬斎、市川猿之助、中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市ら豪華キャストの出演で映画化されることが決定した。戦国時代を生きた花僧・池坊専好の物語が描かれる。その他の情報本作は、1594年に池坊専好が豊臣秀吉に前田利家邸で披露したといわれる“大砂物(幅7.2メートル、高さ3.5メートルある立花)”の伝説に着想を得た物語を描くもので、池坊専好が権力者・豊臣秀吉に刃ではなく“花”をもって立ち向かう姿が描かれる。池坊専好を演じる野村萬斎は「専好は華道において“中興の祖”とも言われていますが、伝統を受け継ぐだけではなく、常に時代の空気を感じながら、“その時々の花の美しさ”を追求する。その姿勢は世阿弥も言っていることであり、我々の狂言の世界と相通ずるものがあると思っております」とコメント。撮影を前に、華道の指導も受け、細やかな所作にもこだわって演じる準備を整えたという。また、市川猿之助が豊臣秀吉を、佐藤浩市が千利休を、中井貴一が織田信長を、佐々木蔵之介が前田利家を演じる。『小川の辺』の篠原哲雄が監督を、ドラマ『ごちそうさん』の森下佳子が脚本を、久石譲が音楽を手がける本作は今月10日から撮影を開始し、2017年に公開になる。『花戦さ』2017年公開
2016年04月06日『エヴェレスト 神々の山嶺』が3月12日に公開を迎え、主演の岡田准一をはじめ、阿部寛、尾野真千子、佐々木蔵之介、ピエール瀧、風間俊介、平山秀幸監督が初回上映後の舞台あいさつに臨んだ。『エヴェレスト』初日舞台あいさつ/その他の写真夢枕獏の世界的ベストセラーの長編小説を原作に、標高5000メートルを超えるのヒマラヤでのロケを敢行。世界一の山に魅せられた男たち、彼らに人生を翻弄される女の運命を壮大な自然の美しさの中で描き出す。映画を観終えたばかりの観客の完成に迎えられた岡田は「朝から観に来てくださってありがとうございます」と笑顔を見せた。「いかがでしたか?」と問いかけると大きな拍手がわき起こる。公開を迎え「1年前の撮影を思い出します。ネパールのみなさんをはじめ、協力してくださったみなさんの思いがあってこの場に立てていることを幸せに思います」と感慨深げに語った。阿部は「命がけでエヴェレストで撮影しました。その情熱を感じていただければ嬉しいです」と語り、風間は岡田と阿部を見やり「エヴェレストを登っているときの2人の目がとんでもないことになってました(笑)! いまの(壇上の)2人との違いを楽しんでください!」と呼びかけ笑いを誘った。改めて、初日を迎え感謝を伝えたい存在を尋ねると岡田は「この映画では阿部さんの背中を追いかけて、勉強させていただきました」と語ったが、それを受け阿部は「岡田くんを泣かせようかな?」とニヤリ。「山は大変でしたが、岡田くんが前を歩き、盛り上げ、全てのスタッフに優しく気を使ってくれました。僕より16歳も年下なんですけど、若い岡田くん、ありがとう!」と岡田への感謝を口にする。岡田は「今日はおれ、泣いてもいいですか…(笑)?」と感激を口にし会場は笑いと拍手に包まれた。そしてもう一人、感謝を伝えるべき存在、紅一点ながらもヒマラヤでの撮影に奮闘した尾野に、男性陣からホワイトデーの贈り物としてエヴェレストを模した88.48センチのケーキが贈られた。尾野は奇抜な形のケーキに驚きつつ、岡田の「現場で元気をいただきました!」という感謝の言葉に笑顔を見せた。『エヴェレスト 神々の山嶺』公開中
2016年03月12日岡田准一が3月12日(土)、主演映画『エヴェレスト 神々の山嶺』の初日舞台挨拶に、共演の阿部寛、尾野真千子、佐々木蔵之介、ピエール瀧、風間俊介、平山秀幸監督と共に登壇。作品への思いを熱く語った。夢枕獏の長編小説の実写化で、8,848メートルの世界最高峰に魅せられ、とり憑かれた男たちのドラマを描く。撮影は実際にヒマラヤの標高5,200メートルの地でも行われた。拍手と歓声に迎えられた岡田さんが「いかがでしたか?」と映画を見終えたばかりの客席に問うと拍手の音はさらにアップ!岡田さんは満足そうにうなずき「原作の熱を伝えられるようにと頑張ってきました。伝わったのなら嬉しいです」と笑顔を見せた。昨日、3月11日で東日本大震災からちょうど5年を迎えたが、岡田さんらが撮影で赴いたネパールも、撮影後に大地震に見舞われた。岡田さんは日本とネパールのそれぞれの震災に触れつつ、改めて、現地で撮影隊のために協力してくれた人々への感謝を口にし「みなさんの思いがあって、この場に立てていることを幸せに思います」と語った。登壇陣には、映画の中の男たちのように、大切なものを犠牲にして挑んだ経験は?という質問が投げかけられたが、凄まじいまでのドラマが展開する映画の余韻が残る中、壮大すぎる質問に一同、困惑。岡田さんは「阿部さんが相当な答えがあるみたいで」と無茶ぶりすると、阿部さんは「キミね…。最悪の振りをしてくれたね…」と苦笑し、「風間くんが…」と最年少の風間さんに丸投げ。風間さんから佐々木さん、佐々木さんからピエールさん、ピエールさんから尾野さんとたらいまわしにされ、結局、最後は監督が「この映画ですね」と引き取った。また、阿部さんは本作を通して感謝を伝えたい存在を問われ「岡田くんを泣かせようかな(笑)」といたずらっぽい笑みを浮かべつつ「山は大変でしたが、岡田くんが前を歩き、盛り上げくれました。僕より16歳も年下なんですけど岡田くん、ありがとう!」と語り、岡田さんがこれに「今日は泣いてもいいですか?」と返し、劇場は再び笑いと拍手に包まれた。尾野さんは、男性キャラクターの中で一番かっこいい男、この人とはやっていけないと思う男を問われると、苦笑を浮かべつつも、岡田さん演じる深町を一番かっこいい男に選び、映画の中では待ち焦がれた羽生を「やっていけない男」に選ぶという意外な選択を見せる!阿部さんが「(羽生の)どこがダメなんでしょうか…?」と恐る恐る尋ねると「待たせすぎ。ネックレスだけ渡されてもね」とバッサリ。会場は笑いに包まれた。そんな“待ち続ける女”を演じた尾野さんに、感謝の思いを込めてホワイトデーの贈り物として男性陣からエヴェレストの1万分の1の大きさの88.48センチのケーキが贈られ、尾野さんは奇抜な形のケーキに驚きつつ、感激していた。『エヴェレスト 神々の山嶺』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年03月12日V6の岡田准一主演の映画『エヴェレスト 神々の山嶺』の初日舞台あいさつが12日、都内の映画館で行われ、主演の岡田と、共演の阿部寛、尾野真千子、佐々木蔵之介、ピエール瀧、風間俊介、平山秀幸監督が出席した。同作は夢枕獏の小説『神々の山嶺』(角川文庫・集英社文庫)を映像化したもので、標高8,848m、氷点下50℃という過酷な環境を舞台に、エヴェレストの謎を追う山岳カメラマン・深町を岡田准一、天才クライマー・羽生を阿部寛、2人の男性に運命を翻弄される女性・涼子を尾野真千子が演じる。作品のストーリーにちなみ、「たとえ大切なものを犠牲にしてまでも何かにのめりこんで挑んだ経験は?」と質問されると、キャスト一同困惑の表情に。岡田が「これは、阿部さんが答えてくれると思います。相当なお答えを持たれている」と振ると、阿部は「最悪の振りしてくれたね」と苦笑し、まったく答えが思いつかない様子だった。見かねた岡田が「風間君からにしますか」と後輩の風間に振ると、風間も困って「蔵之介さんって何かを犠牲にして、命をかけてるんじゃないですか?」とリレーのように質問が他の出演者をまわっていき、最終的に尾野が「この映画に、命をかけて挑戦しました」と答えると会場からも拍手が起こっていた。また、映画を撮るにあたって「支えてもらった、感謝をしたい相手」について、岡田はネパールの方々や、20年応援してくれているファンの人たち、そして阿部の名前を挙げた。阿部も「これは岡田君を泣かせようかなと思って」と前置きをしながら、「山、ほんと大変だったんだけど、岡田君が前を歩いてくれて、雰囲気も読んで盛り上げてくれたんですよ。僕より16歳も下だったんだけど、すべてのスタッフにも優しいし、気がまわるし、過酷な現場を支え合って行けたので。若い岡田君、本当にありがとう」と感謝の言葉を述べた。阿部の言葉をきいた岡田は「今日、俺泣いてもいいですか?」と感動した面持ちで見上げた。風間は、一昨年亡くなったという祖父の名前を出し、「すごく僕を応援してくれた祖父が亡くなったんですが、高い高いところの撮影で、天国に近いところだと思ったので、この映画をぜひ祖父に見てほしいなと思います」と結んだ。紅一点である尾野には、「映画の中で誰が一番かっこよかったか、そしてダメだったか?」という質問が向けられ、男性陣に緊張が走る中、尾野は「深町ですかね」と岡田が演じた主役の名前を挙げた。作中では阿部演じる羽生と愛し合っていたが、「ついていけないし、放っておかれたので」と否定。岡田も、羽生の超人ぶりに「まあ、人間の役じゃないですもんね」と納得していた。最後に、ホワイトデーが近いということで、男性陣から尾野にサプライズの「エヴェレストケーキ」がプレゼントされた。エヴェレストの1万分の1のスケール、88.48cmのケーキに尾野は驚きの表情。岡田は「すごく元気をいただいて感謝しています。その思いをこめて、ホワイトデーのお返しということで」と言葉を贈った。
2016年03月12日佐々木蔵之介演じる藩主とその家臣たちが、知恵と工夫で江戸への“参勤”を果たす珍道中を描いた大ヒット作の続編『超高速!参勤交代リターンズ』。今度は一行が故郷を目指す本作の、本編映像初解禁となる特報映像と第1弾ポスタービジュアルが解禁された。幕府から突然の参勤交代を命じられ、なんとか江戸への参勤を果たした磐城国の湯長谷(ゆながや)藩一行。藩主・内藤政醇(佐々木蔵之介)をはじめとする面々は、危機を乗り越えたのも束の間、今度は「参勤交代」の“交代”である、故郷への帰還に臨まなければならない。もちろん(?)帰りの道中も平穏な旅になる訳はなく、彼らに打ち負かされた老中・松平信祝(陣内孝則)の企みにより、なんと藩で一揆が勃発。ついには城を奪われるという大ピンチを迎える。一体彼らは降りかかったさらなる無理難題に、どんな奇策で挑むのか!?このたび解禁された特報映像は、冒頭こそ『七人の侍』を彷彿とさせながら硬派にスタートするものの、すぐに“超高速”ワールドが展開!時代劇とは思えないノリノリの音楽とともに、ヒロイン役の深田恭子、家臣の西村雅彦、寺脇康文、上地雄輔や伊原剛志、敵役の陣内さんなど、前作でお馴染みの面々が登場し、ファンならテンションが上がってしまうこと間違いなし。 名案&迷案織り交ぜた“超高速”な一行の移動が見られるのはもちろんのこと、まさかの爆発シーン、果ては佐々木さんの死に装束姿まで盛り込まれており、30秒間見応えたっぷり。併せて公開された第1弾ビジュアルも、映像に負けないほどの躍動感満点!佐々木さん演じる政醇の心の声「ええーまたー走るの?」という悲鳴とともに、こちらに飛び出してきそうな、コミカルでインパクト大のビジュアルとなっている。敵も味方もパワーアップし、さらに超高速に、さらにスケールアップして帰ってきた痛快・歴史エンターテインメント。まずはこちらの映像から、個性あふれる湯長谷藩一行の帰り道“交代”をご覧あれ。『超高速!参勤交代リターンズ』は9月10日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月11日3月5日公開の映画『星ガ丘ワンダーランド』の完成披露試写会が10日、東京・新宿バルト9で行われ、中村倫也、新井浩文、佐々木希、管田将暉、市原隼人、木村佳乃、松重豊、柳沢翔監督が出席した。本作は、日本が世界に誇るCMクリエイターの柳沢翔が監督とオリジナル脚本を手掛けた記念すべき長編映画第1作目となる作品。主人公の温人(中村倫也)のもとに、20年前に姿を消した母の訃報が届き、温人は離れ離れになっていた兄(新井浩文)、そして義理の姉(佐々木希)と弟(菅田将暉)と再会して閉ざされた過去が明らかになっていく……というストーリーになっている。主演の中村は「この映画、実は今から4年ぐらい前にお話があったんですが、待てど暮らせど何もなく、やらないんだと思っていました」と明かしながら「急に監督を紹介され、それから脚本が来てちょっとしたら豪華な皆さんがいらっしゃってビックリしました」とトントン拍子に話が進み、戸惑いもあったと告白。兄役の新井とは昨年TBS系で放送された『下町ロケット』で帝国重工の同僚として出演したが、その新井について「贅沢でしたよ。新井さんって寡黙な人かと思ったら、めちゃくちゃ気さくに話しかけてくるし、役者として対峙してスリリングでした」と賞賛、新井も「ちょっとしたある色がテーマなんですが、だから帝国重工にいたんだと分かる色ですよ(笑)」と話して笑いを誘った。そんな2人の姉妹役を演じた佐々木希は、劇中ではほぼスッピンの状態で出演したという。「化粧水などスキンケアはしてもらったんですが、ほとんどメイクをしてない状態でした。なかなかスッピンに近い役はなかったので、すごく新鮮でしたし新しい佐々木希が見られるんじゃないかと思っています」とアピール。また、親自慢のコーナーとなり、佐々木は「手料理です。実家に帰りたい理由になります。炊き込みご飯が大好きです」と話していた。映画『星ガ丘ワンダーランド』は、3月5日より全国公開。
2016年02月11日兵庫県伊丹市の小西酒造・長寿蔵およびその近隣、富士山蔵で2月14日、「第19回白雪蔵まつり」が開催される。○伊丹名物「粕汁うどん」も販売!同イベントでは長寿蔵会場において、10時と13時の2回、鏡開きの際に日本酒を振舞う。また、燗酒やホットビール、ホットワインを出品するホットコーナーや、福袋の販売、さらにビール試飲券をプレゼントする「日本・ベルギー友好150周年記念講座」など、多彩な催しが開催される。富士山蔵会場では、先着200人限定で「蔵見学」を実施する。日本酒の醸造過程や顕微鏡で麹、酵母を見ることもできる。そのほか、午前と午後の各1回、「杜氏の世界(酒造りの神秘を探る)」講演や、斗瓶取り大吟醸酒の販売を行う。広場・通り会場では、伊丹名物「粕汁うどん」や、たこやき、おでん、フランクフルト、リングキャンディー、漬物などを販売する。
2016年02月09日2015年に活躍したブロガーを表彰する授賞式「BLOG of the year 2015」が2月8日(月)に開催され、佐々木健介・北斗晶夫妻が最優秀賞をW受賞し、佐々木さんが登壇。スピーチでは、佐々木さんが「何でもないような日常ですが、この日常が一番幸せだなと昨年本当に思い知ったので、少しでも多くの笑顔を皆さんに届けられたらと思います」と妻である北斗さんへの愛を惜しみなく述べ、会場が温かい拍手で包まれた。この日のプレゼンターは、最も価値のあるブロガーとして初代「MVB(Most Valuable Blog)」に認定された市川海老蔵が務めた。満面の笑みでトロフィーを受け取った佐々木さんを、市川さんが自身のスマホで撮影する、ブログ授賞式ならではの瞬間も見られた。佐々木さんは受賞したブログについて、「自分は女房、息子たち、愛犬とサザエさん一家のようなブログに憧れて、やらせていただいています。ほんわかした雰囲気ですけども皆さんに見ていただいて本当に幸せです」と感謝を伝えた。そして、北斗さんより受け取ってきたという手紙を音読した。手紙には「昨年、ガンになり闘病生活になってから、毎日を家族や友人と共に、壊れそうな心をずっと支え励ましてくれたのが読者の皆さんでした。元気をもらっていたのは私でした。今では読者の皆さんは私にとって頑張る気力の源です。そして私は元気です」などと綴られており、この日一番の拍手が送られた。佐々木さんは、今朝家を出るときに「『頑張ってこいよ』って言われました(笑)。お弁当をもらって、行きの車の中で美味しくいただきました」とラブラブなエピソードを披露し、照れていた。また、最優秀賞のほか、優秀賞としてオクヒラテツコ(ぺこ)、織田信成、後藤真希、高橋克典、樽美酒研二、土屋太鳳の6名も授賞式に参加。登壇者同士で互いのブログを見ているという話で盛り上がった。特に、市川さんが樽美酒さんに「顔がすごい親近感」と話しかけると、「偽物の歌舞伎で…自分で(メイクを)やってます」と答えた。すると、市川さんが「うまいですね。歌舞伎役者っぽい。すげえうまいですよ」と矢継ぎ早に大絶賛し、樽美酒さんは恐縮しながらも「筆で全部やってます。いやあ、うれしいです」と微笑み合っていた。(cinamacafe.net)
2016年02月08日佐々木蔵之介が弱小貧乏藩の藩主として参勤交代に挑む姿を描き、“超高速”の続編製作が実現した『超高速!参勤交代リターンズ』。本作の公開が9月10日(土)に決定するとともに、新たなるキャストとして古田新太、富田靖子など7名の豪華俳優陣の出演が解禁となった。幕府から突然の参勤交代を命じられた、磐城国(現在の福島県いわき市)の藩主・内藤雅醇(佐々木蔵之介)率いる湯長谷藩。山道を走り抜けなんとか江戸への参勤を果たした彼らだったが、故郷へ無事帰る“交代”までが“参勤交代”。政醇ら一行は、湯長谷を目指し江戸を出発する。あとは帰るだけ、と思ったのも束の間、その道中、湯長谷で一揆が起きたことを耳にする。 政醇たちに打ち負かされた老中・松平信祝(陣内孝則)が、さらに大きな権力と最強の刺客を手に入れ、湯長谷藩を壊滅させようと逆襲を始めたのだった。果たしてたった7人の彼らは敵から城を取り戻し、民を守ることができるのか?“殿”の佐々木さんを主演に深田恭子、寺脇康文、上地雄輔、知念侑李(Hey! Say! JUMP)、陣内孝則、西村雅彦ら豪華キャストの競演で2014年に大ヒットを記録した『超高速!参勤交代』の待望の続編となる本作。このほど新たに出演が発表されたのは、信祝の陰謀に気付き、密かに信祝の動きを見張る南町奉行・大岡忠相役に古田新太、信祝が湯長谷藩を潰すために味方につけた尾張柳生の刺客たち――諸坂三太夫役に渡辺裕之、森極蔵役に中尾明慶、柳生幻道役に宍戸開。そして、寺脇さん演じる湯長谷藩士・荒木源八郎の妻・富江役に富田靖子、湯長谷藩の次席家老・福田弥之助役に橋本じゅん、湯長谷村の農民・与作役に大鶴義丹という、個性豊かな実力派俳優たち。数々の映像作品や舞台でおなじみの古田さんは「この作品のメンバーになれたことを心から嬉しく思います。おいらは参勤交代しませんでしたが、大岡越前です。心は加藤剛さん。同時期に東山紀之さんも大岡役を演じていて俄然、鼻高々です」とその喜びをコメント。本木監督も「強力なオーラを放つ実力派俳優ばかりを選抜し、それぞれ意外性のある役柄を演じていただきました。予想は的中、全編を通して一時も目の離せない、超濃厚な味わいとなりました」と、豪華キャストが加わりより一層魅力を増した本作に自信を覗かせた。敵も味方もパワーアップし、日本映画界の錚々たる顔ぶれが集結した本作。笑って泣ける 痛快・歴史エンターテインメントを、ぜひスクリーンで楽しんで。『超高速!参勤交代リターンズ』は9月10日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月05日映画『エヴェレスト 神々の山嶺』の完成披露試写会が4日、都内で行われ、キャストの岡田准一(V6)、阿部寛、尾野真千子、佐々木蔵之介、ピエール瀧、甲本雅裕、風間俊介、そして平山秀幸監督が出席した。同映画は夢枕獏の小説『神々の山嶺』(角川文庫・集英社文庫)を映像化したもので、標高8,848m、氷点下50℃という過酷な環境を舞台に、エヴェレストの謎を追う山岳カメラマン・深町を岡田准一、天才クライマー・羽生を阿部寛、2人の男性に運命を翻弄される女性・涼子を尾野真千子が演じる。岡田、阿部、尾野を含むキャスト・スタッフは実際にエヴェレストに登り、標高5,200m地点、酸素も2分の1で撮影が行われ、岡田は「苦しさはあったんですけども、歩いている後ろに阿部さんや尾野さんがいるので、弱ってるとこ見せられないという、プレッシャーがあったんですよね」と振り返った。さらに「血中酸素が普通100のところ、夜は70まで下がってしまうんですが、ドクターに測ってもらうとき、ズルをして呼吸をいっぱい吸ってから測っていました(笑)。70後半を、86くらいまで上げて『岡田さんタフですね~!』と言われるので」と告白。すると阿部も「実は僕もやってました(笑)。岡田くんが90とか行くと、負けてられないなって。今明かしました」と明かした。真面目に測っていた尾野は驚いた様子を見せたが、普通エヴェレストに登ると痩せてしまうところ、3キロ太って帰ってきたことで、岡田から「日本でいちばんタフな女優さんです」と紹介されていた。また、回想シーンで登場する尾野の兄役を演じた岡田の後輩である風間俊介の撮影は日本の山で行われたため、風間はエヴェレスト撮影組を意識し、「体感的には崖っぷちの、都庁のてっぺんくらいで撮影して、声が上ずっちゃって(笑)。大丈夫ですって言ったんですけど、明らかに大丈夫じゃなかったみたいです。でも絶対に負けたくないと思って撮影をしたら、後から阿部さんに『エヴェレストは高いところにあるけど広いんだよな。お前が一番やばいところにいたんだよな』と言われて膝から崩れ落ちました」とエピソードを話し、会場の笑いを誘った。映画にかけて、「人生で挑戦したい」ことについて岡田は「できれば、ここに登壇している皆さんと一緒にエヴェレストに登りたいです。いかがですか」と提案。それを受けた風間が「個人的に気になったのはそれ言われた瞬間の佐々木蔵之介さんの目の伏せっぷりが……」と話を振ると、佐々木「いやちょっとそれは……」と苦笑いを浮かべていた。神々の山嶺』は、3月12日より全国公開。
2016年02月05日岡田准一主演の映画『エヴェレスト 神々の山嶺』の完成披露試写会が2月4日(木)に開催され、岡田さんをはじめ、共演の阿部寛、尾野真千子、佐々木蔵之介、ピエール瀧、甲本雅裕、風間俊介、平山秀幸監督が舞台挨拶に登壇した。夢枕獏の世界的なベストセラー「神々の山嶺」を原作に、標高8,848メートル、氷点下50度の世界最高峰・エヴェレストに魅せられた男たちの姿を描き出す。岡田さんは映画のお披露目を前に「熱い挑戦の大人の映画です。僕らもギリギリの挑戦で撮影を敢行してきました」と晴れ晴れとした表情で語る。阿部さんは孤高の天才クライマー・羽生、岡田さんは彼を追うカメラマンの深町を演じているが、標高5,000メートル超、酸素は地上の2分の1という過酷なエヴェレストでの撮影では、2人の俳優の魂のぶつかり合いも!阿部さんは「“不屈の男”を演じましたが、隣りにかなりの不屈の男がいましたので(苦笑)、負けないようにと精一杯頑張りました」と岡田さんを横目でチラリとうかがいながら語る。一方、岡田さんは「(エヴェレストで)歩いている後ろに、阿部さや尾野さんがいて、弱っているところを見せられないプレッシャーがありました」と述懐する。健康管理のために、毎晩、ドクターにより血中酸素濃度が測定されたが、岡田さんは「ズルをして、いっぱい呼吸してから計ってました(笑)」と告白!阿部さんは「そんなことしてたの!?」と驚きつつ「実は僕もやってました」とニヤリ。「岡田くん(の血中酸素濃度の数値)が90を超えたと聞くと、不屈のクライマーとしては負けちゃいけないなと(笑)」とライバル心をのぞかせた。羽生、深町に人生を大きく狂わされていくヒロインを演じた尾野さんは「私は真面目にやってましたよ!初めて聞きました(苦笑)」と男たちの競り合いにあきれ顔…。そんな尾野さんだが、通常、山に登ると消費が激しいため体重を落としてしまう人が多いそうだが「3キロ太りました(笑)」とタフネスぶりを告白。「本当は腹8分目じゃないといけないのに、お腹いっぱい食べて、水分を摂らなきゃいけないので、ミルクティーをたらふく飲んでました」と語り、3~4キロ体重を減らしたという岡田さんは「日本一タフな女優さんです」と尾野さんを称えていた。『エヴェレスト 神々の山嶺』は3月12日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月04日福山雅治をはじめ、堺雅人、西島秀俊、向井理など、人気イケメン俳優たちが続々と結婚したり、パパになったりしている中、“最後の砦”として世間の女性からその後の動向が注目されている俳優、佐々木蔵之介。本日2月4日(木)に48歳の誕生日を迎えることを祝して、出演最新作『エヴェレスト 神々の山嶺』からエリート登山家を演じる佐々木さんの場面写真が解禁となった。日本のエヴェレスト遠征チームに参加していたカメラマンの深町誠(岡田准一)は、滑落事故で仲間を失い、登頂は中止に。行き場を失い、ネパールの首都・カトマンズを彷徨っている中、骨董屋である古いカメラを発見する。それは、1924年6月8日、エヴェレスト登頂に挑みながらも行方不明となったイギリスの登山家ジョージ・マロリーのカメラと思われるものだった。マロリーがエヴェレスト初登頂に成功したかという山岳史上最大の謎に魅せられた深町は、証拠となるカメラを追い、消息不明だった伝説のクライマー、羽生丈二(阿部寛)に辿り着く。彼はなぜ日本から姿を消したのか?その男がなぜカトマンズにいるのか?「天才クライマー」と呼ばれながら、孤高に生きてきた彼の過去を調べるうちに、深町はその生き様にのみ込まれていく。そして、羽生に人生を翻弄されながらも、彼を愛し続ける女性・涼子(尾野真千子)と出会うが…。全世界で翻訳され、大ベストセラーとなっている夢枕獏著「神々の山嶺(いただき)」を、『愛を乞うひと』『太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-』で知られる平山秀幸監督が映画化。前人未到のエヴェレスト南西壁・冬期・無酸素・単独登頂に挑む姿を、実際にキャストやクルーが現地5,200m付近での撮影に挑んだことでも話題を呼んでいる。本作で佐々木さんが演じるのは、阿部さんが演じる孤高のクライマー・羽生のライバルで、同じく天才クライマーの長谷渉。人生すべてをエヴェレスト登頂に賭け、「俺がここにいるから山に登るんだ」と山のためには仲間の犠牲もいとわない羽生とは対照的に、長谷はスポンサーからの信頼も厚く、エリート登山家として羽生も一目置く存在だ。まるで静と動、山に魅せられた両極端な2人の男が極限の地で見せるプライドと意地、そして夢へ挑戦していくその姿は、女性たちをも熱くさせるドラマとなっている。佐々木さんといえば、“ましゃロス”という言葉に象徴される衝撃を世間に与えた福山さんの結婚発表の際にも、なぜかその名がTwitterでトレンド入りするほどの最後の独身俳優。そんな佐々木さんの静かなる情熱を、本作では目にすることができそうだ。『エヴェレスト 神々の山嶺』は3月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月04日公開初日を迎えた映画『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』の舞台あいさつが30日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われ、竹内結子、橋本愛、佐々木蔵之介、坂口健太郎、滝藤賢一、中村義洋監督が出席した。2月3日の節分を間近に控えていることもあり、公開初日となったこの日は劇場の後方から登場したキャスト陣が観客の多幸と映画の大ヒットを願い、豆が入った巾着を撒きながらの入場。中村監督の作品は本作で主演作3本目となった竹内は「本作では私が怖がりだったので、明るくしてくれて愛を感じました」と振り返るも、苦手でもあるホラー作品に「私ごとですが、18年前に『リング』という作品でスクリーンデビューし、今回リベンジという形で出演が叶いましたが、ホラーに関しては引退宣言を出させていただきたい!」ときっぱり。それでも「今度オファーが来たら慎重に検討させていただきます。怖がらせるキャラクターで出たいですね」とも語った。また、中村監督作品初登場の橋本は「監督さんのご指示が本当に分かりやすくて、端的な言葉で的確にあらわしてくれましたからすごくやりやすかったです。今回久しぶりにホラーを撮られるということで、ご一緒できたのはうれしかった」と笑顔を見せ、中村作品4本目の滝藤は「1回目は女性を襲う最低の奴、2回目はチラシに名前だけ残り、『予告犯』でようやくパンフレットに顔が載り、そして『残穢』でこの場におります。次は主役かな?」と中村監督に猛アピールしていた。節分が近いということで、「退治したいものは??」という質問に「怖いモノを退治したいですね」と竹内。一方の橋本は「夜更かしですね。遅く寝て遅く起きる悪循環を直したいです。今日も早くてあまり寝てないんですよ。今日は夜明けを見ました(笑)。深刻化しているので頑張ります!」とリアルな悩みを明かしていた。第26回山本周五郎賞を受賞した、ミステリーの常識を覆す小野不由美の傑作小説『残穢』(ざんえ)(新潮社刊)を中村監督が映画化した本作。主演の竹内扮する小説家の"私"とその読者の大学生・久保さん(橋本愛)が、様々な人々の協力を得ながら事件や事故に起因する土地に根付いた穢れの正体を解明していく。
2016年01月31日映画『残穢【ざんえ】 -住んではいけない部屋-』が1月30日(土)に公開を迎え、主演の竹内結子をはじめ、橋本愛、佐々木蔵之介、坂口健太郎、滝藤賢一、中村義洋監督が上映前の舞台挨拶に登壇した。小野不由美の小説の映画化で、小説家の「私」が読者の投稿をきっかけに、奇妙な音がする部屋の謎を解き明かしていくのだが…。竹内さんは本作プロモーションを通じて「ホラーは苦手」と公言してきたが、こうして初日を迎えてホッとした様子。「“残穢”がみなさんに広まればと願っております。ハッピーエンドなのか?バッドエンドなのか?みなさんがおうちに帰ってから確かめていただければ。『住んではいけない部屋』というタイトルですから、みなさんの部屋は大丈夫か?家に帰って結末が分かるかと思います」とニヤリ。実際、本作を通じてホラー克服はできたのか?という質問には「そういうこと聞きます(笑)?」とおどけつつ「私事ですが18年前のちょうど今くらいの時期に『リング』でスクリーンデビューをしまして、18年経ってリベンジのつもりでしたが…(苦笑)。これでホラー映画は引退宣言させていただけたらと思います。(オファーが来たら)慎重に検討させていただきます。いっそ、飛び出して怖がらせるようなキャラを演じたいです」と笑いを誘っていた。登壇陣は節分にちなんで豆をまきながら登場したが、鬼退治ならぬ退治したいものを問われると、橋本さんは「夜更かし。遅く寝て遅く起きる悪循環になってます(苦笑)」と語り、佐々木さんは「そろそろ正月気分を脱したい。昨日、実家に帰ったら雑煮が出てきて…」と語る。坂口さんは「最近、肩が重くて…」と告白!さては映画のせいで何か憑きものが?と思いきや、「最近、楽器をやっていて同じ姿勢でいるから」とのこと。滝藤さんは「悪玉コレステロールです。健康診断でちょっと多いと言われました。奥さん、栄養士なんですけど殺そうとしてるのかな…?」とこちらは家庭内の“リアルホラー”を告白し会場は笑いに包まれた。中村監督は満員の客席にホッとした様子で感謝を口にし「刑事(デカ)よりあぶない映画になってます!」と同日公開の『さらば あぶない刑事』に宣戦布告!?会場は期待を込めた温かい拍手に包まれた。『残穢【ざんえ】 -住んではいけない部屋-』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋― 2016年1月30日より全国にて公開(C) 2016「残穢-住んではいけない部屋-」製作委員会
2016年01月30日1月30日公開の映画『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』の完成披露試写会が14日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われ、竹内結子、橋本愛、佐々木蔵之介、坂口健太郎、滝藤賢一、中村義洋監督が出席した。本作は、第26回山本周五郎賞を受賞した、ミステリーの常識を覆す小野不由美の傑作小説『残穢』(ざんえ)(新潮社刊)を中村義洋監督が映画化したホラームービー。主演の竹内結子扮する小説家の"私"とその読者の大学生・久保さん(橋本愛)が、様々な人々の協力を得ながら事件や事故に起因する土地に根付いた穢れの正体を解明していく、というストーリーだ。試写では最後まで見られなかったという竹内は「一度目があまりにも怖くてずっと目をつぶってました。監督に言ったら『「時計じかけのオレンジ」みたいに目を無理やり明けて最後まで見ないとそういう風にしてやるぞ!』と言われ、意を決して友人と一緒に試写を見ました。本当に尾を引くというかたっぷりと残る作品になっていると思います」と本作での恐怖度に自信。一方の橋本は「現象はダメですけどフィクションは鈍感なのであまり怖がれません。大丈夫です」と竹内とは対照的で「リアクションの反応のレベルや間を意識して重点的におきました。監督の演出では『ビックリマーク5つ!』とか『あと2つ足して!』と言われて、今までの演出とは違ったので面白かったです」と楽しんだ様子だった。その橋本は1月12日に20歳の誕生日を迎えた。MCから祝福されて「ありがとうございます」と感謝の言葉を口にして「あんまり変わらないですけど、お酒が飲めるようになりたいですね」と20歳の抱負。成人式も先日行われたということで、「20歳の時の思い出」という設問に「三軒茶屋の駅で買って間もない自転車が盗まれました!」(竹内)、「寂しくて公園でローリングソバットの練習」(佐々木)、「入った無名塾が恋愛禁止だったので当時付き合っていた彼女と別れ話」(滝藤)というキャスト陣のネガティブ回答に、橋本は「ほろ苦いんですね(笑)」と感想を漏らした。映画『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』は、1月30日より全国公開。
2016年01月15日映画『残穢 -住んではいけない部屋-』の完成披露試写会が1月14日(木)に開催され、主演の竹内結子、橋本愛、佐々木蔵之介、坂口健太郎、滝藤賢一、中村義洋監督が舞台挨拶に登壇した。小野不由美の小説の初の映画化で、『ゴールデンスランバー』『アヒルと鴨のコインロッカー』など小説の映像化に定評のある中村監督がメガホンを握った。ひとり暮らしを始めた部屋で奇妙な音が聞こえるという女子大生の便りから、作家の“私”はその部屋に関する調査を始めるが…。昨秋の東京国際映画祭に本作が出品された当時から、竹内さんは主演女優でありながら、本作が怖すぎて一度目はまともに見ることができなかったと語っており「いままで、ネガティブ・キャンペーンばかりやってきてしまって…(苦笑)」と自嘲気味に語るが、それほど本作の恐怖は本物だということ。ホラー好きの観客に対してさえも「油断しないでください。うちに帰るまで追いかけてきますから…」と思わせぶりに語り恐怖をあおる。佐々木さんもこれから映画を見る観客に、余裕たっぷりの口調で「劇場で安心して見ようとしてるでしょ?まあせいぜい楽しんでください」とニヤリ。坂口さんは「こんなに後を引く、じっとりと怖い作品は初めて。監督の性格の悪さが凝縮されてます」と太鼓判を押した。橋本さんは新成人であり、つい先日、20歳の誕生日を迎えたばかり。成人になった心境を問われると「あんまり変わんないですが、お酒が飲めるようになりたいです」と語った。そんな橋本さんのために、竹内さんらはそれぞれの20歳の時の印象深い思い出を発表!竹内さんは「三軒茶屋の駅の近くで、買ったばかりの自転車を5分くらいで盗まれました…」といきなり苦い思い出を告白し「以来、自転車を買うのはやめました…」と語る。佐々木さんは、自身の成人式の時期は、大学を受け直すために浪人中で、センター試験(※当時は共通一次)が迫っており「(同い年の)みんなは成人式かぁ…と寂しくて夜中の公園で木に向かってローリングソバットの練習をしてました」と薄暗い二十歳の記憶を呼び起こす。滝藤さんは、ちょうど二十歳の時に俳優になる決意をして、仲代達矢さん主宰の「無名塾」に入ったそうで、ようやく人生の先輩の深みのある経験談が聞けるかと思いきや「恋愛禁止だったので、当時付き合っていた彼女と愛知県の海で別れ話をしました…」とまたもしょっぱい思い出を語り、橋本さんは一同の、あまりためにならない二十歳の思い出に「ほろ苦いですねぇ…」と苦笑を浮かべていた。『残穢 -住んではいけない部屋-』は1月30日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋― 2016年1月30日より全国にて公開(C) 2016「残穢-住んではいけない部屋-」製作委員会
2016年01月14日俳優の佐々木蔵之介と関ジャニ∞の横山裕が、ミステリー作家・黒川博行氏の第151回直木賞受賞作『破門』の実写映画化作品でダブル主演を務めることが19日、発表された。『マエストロ!』(15年)などで知られる小林聖太郎監督がメガホンを取る。物語の舞台は大阪。弁はたつものの、うだつの上がらない建設コンサルタントで"サバキ"と呼ばれる建設現場での暴力団対策の仕事を主な収入とする二宮啓之(横山)は、"二蝶会"の強面ヤクザ・桑原保彦(佐々木)と知り合うも、その後は何かとトラブルに巻き込まれてしまう。ある日、映画プロデューサー・小清水が持ち込んだ企画に、ニ蝶会の若頭の嶋田が出資を決め、桑原が実務を担当することになるが、小清水は金を持ったまま失踪。資金回収のため、桑原と二宮が関西やマカオを奔走する様を描く。原作の黒川氏の作品を小林監督が映像化するのは、過去に『煙霞』を『煙霞~Gold Rush~』(WOWOW・15年7月)として連続ドラマ化して以来、今回で2度目。今月の下旬にクランクインし、12月にクランアップの予定で、東京、大阪、マカオなどでロケが行われる予定となっている。佐々木は、「狂犬のようで、それでいて喋りはおもろく、でもやっぱり強面な、とてもチャーミングな主人公にゾッコンです!」と自身の役をとても気に入っている様子。横山は、「原作の圧倒的な世界観に魅了され、『ぜひ参加したい!』とすぐに思いました」と振り返り、「バイオレンスの要素がありつつも、2人の軽妙なやり取りが基盤になっていますので、佐々木蔵之介さんとボケとツッコミのような関西の『ノリ』も出していけたら」と、京都出身の佐々木(横山は大阪の出身)との"関西コンビ"に意欲を見せる。小林監督は「アメリカ村からマカオのカジノまで、狂犬ヤクザとぐうたら貧乏の凸凹コンビが繰り広げる珍道中」と本作を表現。「肩肘張らずに楽しんでいただければ」と呼びかけている。一方の黒川氏は「小説と映像が異質のエンターテインメントであると知りつつ、そこをどう具現化して見せてくれるか愉しみでなりません」とメディアミックスならではの喜びを語り、「俳優陣も文句なし。佐々木さんと横山さんが疫病神コンビをどんなふうに演じてくれるのでしょう」とダブル主演の2人にも大きな期待を寄せている。
2015年10月20日