5月20日(金)より公開となる『ハケンアニメ!』より、新人アニメ監督・斎藤瞳を演じた吉岡里帆と、劇中アニメのキャラクター原案も手掛ける人気漫画家・窪之内英策が描き下ろしたイラストの瞳との2ショット写真が公開された。本作は、直木賞&本屋大賞受賞作家辻村深月の大人気小説を映画化。世界中が注目する日本のアニメ業界を舞台に、最も成功したアニメの称号=「ハケン(覇権)」を手にすべく奮闘する者たちの姿を描いた、“胸熱”お仕事ムービーだ。一世一代の大チャンスを掴んだ新人アニメ監督・斎藤瞳を吉岡里帆、彼女のライバルとなる天才ワガママ監督・王子千晴を中村倫也、瞳を振り回す掴みどころのない超クセ者プロデューサー・行城理を柄本佑、王子の才能に人生を懸ける作品命のプロデューサー・有科香屋子に尾野真千子と、実力派俳優陣が集結している。監督は、『水曜日が消えた』の吉野耕平。さらに劇中アニメの制作には、『攻殻機動隊』シリーズなどで知られるProduction I.Gをはじめ、日本を代表するアニメプロダクションやトップクリエイター陣が参加し、老舗アニメ制作会社・東映アニメーションが監修を手がけている。このたび、漫画「ツルモク独身寮」「ワタナベ」「ショコラ」や、日清カップヌードルのテレビCM「HUNGRY DAYS」のキャラクターデザインで知られる人気漫画家・窪之内とのコラボイラストが公開。窪之内は本作で瞳が手がける劇中アニメ『サウンドバック 奏の石』のキャラクター原案を務めている。公開されたのは、、瞳(吉岡)が真剣な表情でアニメ制作に打ち込んでいる姿。瞳のトレードマークともいえる眼鏡やポニーテール、タブレットに絵コンテを描く時に使う愛用のペンなど、「アニメ監督・斎藤瞳」らしさが細部まで、窪之内ならではの手描きのぬくもり溢れる繊細なタッチで表現されている。ビジュアルを手掛けた窪之内は、「普段の煌びやかな吉岡さんとは違う、劇中で演じる『斎藤瞳』の静かな剥き出しの情熱をその横顔にしたためました。」と熱い想いをコメントした。吉岡は今回の描き下ろしイラストビジュアルについて、「タッチが柔らかく温かみがあり、斎藤瞳の内なる闘志も感じられるイラストで、初めて見た時は嬉しくて飛び跳ねたくなるような気持ちになりました!」と喜びを語った。<コメント全文>吉岡里帆(斎藤瞳 役)本編に登場するアニメ“サウンドバック”のキャラクター原案も担当されている窪之内先生に、こうして自分が演じたキャラクターを描いていただけた事、大変嬉しく思っております。タッチが柔らかく温かみがあり、斎藤瞳の内なる闘志も感じられるイラストで、初めて見た時は嬉しくて飛び跳ねたくなるような気持ちになりました!色味や細やかな毛の流れ、上着のクタッと感など、好きなポイントが本当にたくさんあります。まさかこんなご褒美が待っているとは!窪之内先生、ありがとうございます。窪之内英策以前から吉岡里帆さんの横顔は美しいなと感じていたので、描く機会をいただけて嬉しかったです。とはいえ、ラフから何度もやり直してようやく導き出した絵。普段の煌びやかな吉岡さんとは違う、劇中で演じる『斎藤瞳』の静かな剥き出しの情熱をその横顔にしたためました。『ハケンアニメ!』5月20日(金)より公開
2022年05月13日女優の黒木瞳が13日、都内で催された「ピュアナチュールヨーグルト 国際味覚アワード」受賞の記者発表会にお笑いコンビ・オズワルド(畠中悠、伊藤俊介)とともに出席。終始和やかにトークを展開し、会場を華やかに彩った。黒木とオズワルドの畠中はこの日、フランス人シェフのクリストフ・ポコ氏と並んで、国際味覚アワードを受賞した絶品ヨーグルトにまつわるクイズで対決することに。イベントの司会を務めた伊藤は、進行台本を手に「黒木さんと一緒になるときは、半年前から教えてもらってもいいですか? 心の準備必要なので」と言い、イベント主催に注文をつけた。その後、畠中がボケ回答で不正解を連発する一方、全問正解した黒木は「イチゴのサブレのヨーグルトがけ」を見事ゲットした。伊藤は、シックな装いの黒木の横でフランス人のポコ氏が同デザートを用意する様子をじっと見つめて「なんか……とんでもなく絵がきれいですよね、ポコシェフと黒木さん。高級レストランの感じがする」とため息。そして黒木はナイフとフォークを手に実食して「おいしい~!」と舌鼓を打った。イベント終盤のフォトセッションでは、オズワルドの二人に挟まれた黒木が「オズワルド、トリオみたい」とおどけて笑っていた。
2022年05月13日俳優の黒木瞳(61)、お笑いコンビ・オズワルドの畠中悠(34)と伊藤俊介(32)が13日、都内で行われた『ピュアナチュールヨーグルト国際味覚アワード受賞記者発表会』に登壇した。同イベントは、カネカ食品が販売する『ベルギーヨーグルト ピュアナチュール(プレーン 砂糖不使用)』において、世界的権威がある国際味覚アワード(ITI「優秀味覚賞」)を受賞したことを記念して開催された。イベントでは、商品の特徴を問題にしたクイズが行われ、黒木と畠中が回答者で参加。司会を務めた伊藤は、黒木との共演に「半年前から言ってくれないと」とド緊張。最初の問題では、漢字が分からず回答を書くのに戸惑っていた畠中に、黒木が小声で漢字を教える場面も。畠中は「ちょっとボケ回答を書こうと思ったんですけど、それを汲み取って漢字を教えてくれました(笑)」と恥ずかしそうにコメント。黒木は「畠中さんもよく考えて回答を考えていらっしゃったので」と素直すぎる言葉に畠中と伊藤も苦笑していた。
2022年05月13日ダウンタウンの浜田雅功と“相方”スタッフが、五分五分の立場でロケをおこなうMBS『ごぶごぶ』(毎週火曜後11:56※関西ローカル)。あす10日放送の相方は、元宝塚歌劇団の月組トップ娘役出身で、最近では映画監督も務める俳優・黒木瞳が登場する。前回に引き続き行うのは、『大女優・黒木瞳のワガママを叶える!』という企画で、後半戦1ヶ所目に向かったのは、黒木の“大阪の大好きな味”があるという難波・道頓堀。大阪で舞台がある際によく訪れるといううどんの名店『道頓堀 今井』を訪ねる。さっそく席に着く2人だが、ここでも黒木の席には豪華絢爛な花があしらわれ、おもてなしの格差に浜田も「うそやろ…」と呆れるばかり。さらに、黒木の好きなメニュー「きつねうどん」が運ばれてくると、浜田はある違和感に気付く。またもや “黒木様のために”と番組からのおもてなしがあり、うどんにも待遇の差が。そして好物のうどんを堪能したところで、スタッフから「次行こか!」というカンペが出されるも、これを黒木が無視。ロケ時間が迫る中、黙々とうどんを食べ続ける姿に、スタッフは「黒木様がしゃべりすぎた(尺がない)」と再度カンペを出すも、これまた拒否する。続いては、「大阪土産を買って帰りたい!」という黒木のために、大阪土産の定番『551蓬莱 本店』を訪問。早速、案内されて3階に到着すると、そこには、「祝・黒木瞳様 ご来店!」と書かれた看板とレッドカーペット、さらには大勢の551蓬莱の社員が拍手で大歓迎と、この日一番のおもてなしが待っていた。これだけでなく、お土産としてわたされたのは、1000人いるスタッフのうちたったの数人しか存在しない「豚まん超名人」が包んだ美しい豚まん。これには「豚まん超名人!?うれしい!」と黒木も大喜びする。そして、社員たちから黒木へある“お願い”が…。関西ではお馴じみのCM「551の豚まんが、ある時~!ない時…」、これを「黒木様と一緒にしたい!」ということだが、黒木も「何でもやります!」と前向きな様子で引き受ける。いざ、黒木&551社員によるCM撮影が始まると、“映画監督”の血が騒いだ黒木は「もっと心から笑わないと」と、社員たちへ演技指導が入る。こうして無事CM撮影が終わると、散々黒木のワガママに連れ回された浜田は「もう帰る!!」と捨てせりふを吐く(!?)そのほかにも、移動中のバストークでは、黒木の驚きのゲームオタクな一面や、宝塚歌劇団の入団秘話が明かされる。
2022年05月09日俳優・黒木瞳が、3日放送のMBSテレビ『ごぶごぶ』(毎週火曜後11:56※関西ローカル)で、ダウンタウン・浜田雅功の“相方”となり五分五分の関係で大阪ロケを行う。黒木は同番組を知らなかったと言いながらも、スタッフから自分の顔のイラストが入ったステッカーをもらい「すてき~!」「これ私貼るの?」とはしゃぎ、「ずっと浜田さんのことをテレビで拝見していたので(浜田さんのほうが)先輩と思っていたんですが、私のほうが芸歴が先輩と聞いたので、きょうは私の“ワガママ”にとことん付き合ってほしい!」と希望。まず、黒木が宝塚歌劇団退団後に出演した朝ドラの撮影期間中に泊まっていたという中之島のリーガロイヤルホテルへ。地下にある「セラーバー」の「茶そばサラダ」は、黒木が夫と出会った頃の思い出の味でもあり、猛アピールされたエピソードを明かすと、浜田も思わず「旦那さん、えらイタですね」と漏らす。続いて、黒木が「これを浜ちゃんとご一緒したくて、きょう来た」と向かったのは、福島区のタップダンスのスタジオ。「ぜひ、浜ちゃんとタップダンスがしたい」という黒木だが、浜田は「いや、絶対無理。無理ですよ、やったこともないのに。1回もないですよ」と不安げ。黒木は自前のタップシューズとともに「浜ちゃんのタップシューズも持ってきました!」と気合十分で、自身が監督を務めた映画『十二単衣を着た悪魔』で、OKAMOTO’Sが書き下ろした楽曲「History」に合わせてダンス。浜田は「NSCの養成所に通っていたころ、ダンスの授業にも出なかった」とこぼしながら、得意のボックスダンスを織り交ぜて奮闘する。
2022年05月02日ザ・タイガースのPEEこと、瞳 みのる(京都出身、東京在住、75歳、本名:人見 豊(ひとみ みのる))が、バンドメンバーを引き連れ、震災やコロナ禍でご苦労された皆様を招待し、5月11日に石巻マルホンまきあーとテラスにて、応援コンサートを開催します。1. 事業名瞳 みのる石巻応援コンサート2. 後援石巻市、宮城県日中友好協会、石巻地区日中友好協会日本温州同郷会、一般財団法人日本アジア共同体文化協力機構3. 事業目的石巻市においてコンサートを行い人々が楽しみ集うこと日中国交正常化50周年記念の新たな交流の場を作り若者につなぐこと4. 開催日・場所令和4年5月11日 13:30開場 14:00開演(100分程度)石巻市「マルホンまきあーとテラス」中ホール5. 瞳 みのるについて瞳 みのるは、1967-71年人気バンド「ザ・タイガース」ドラムスPEE。解散後心機一転、定時制高校から慶応義塾大学・北京大学へ進学、その後33年間、慶応義塾高等学校で教員を勤め、2011年には「ザ・タイガース」再結成、音楽活動を再開。現在は、新曲を次々と発表しながら、ザ・タイガースの楽曲を含め、若手ミュージシャン「二十二世紀バンド」を従え、全国ツアー・北京公演・台湾公演などを精力的にこなしています。2019年3月11日には、72歳6か月で男子を授かっております。6. 動機震災、コロナ禍、直近では3月16日地震など、石巻の皆様の幾多の苦難から復活を遂げるお姿と自分の生涯を重ね合わせ、全国から集まるファンと共に、石巻の皆様と交流したい。そして日中国交正常化50周年記念の年に次世代を担う若者達を含め皆様に平和友好のメッセージを届けたい。7. 招待予定者(1)石巻市役所 (2)石巻商工会議所(3)石巻観光協会 (4)石巻専修大学・県下の中国人留学生と同伴者(5)宮城県日中友好協会 (6)石巻地区日中友好協会(7)石巻地区3・11被災家族 (8)宮城県三田会・石巻三田会(9)石巻地区水産加工会社・中国技能実習生 (10)日本温州同郷会(11)報道関係者【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】主催 : 瞳 みのる石巻応援コンサート実行委員会代表 : 主演実行 瞳 みのるお問い合わせ: BTLサポート 菅野 泰彦(かんの やすひこ)株式会社オフィス二十二世紀 期間限定事務取扱TEL : 090-4434-0723MAIL : ykanno0723@icloud.com こちらは有料参加者向けのご案内です。報道関係者様は無料ご招待いたします。ご一報ください。有料入場(参考情報)招待者は無料 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月12日大人気マンガシリーズ、今回はNPO法人よつば(@npoyotuba)さんの投稿をご紹介! 「妻のスマホの写真を見ていたら」です。妻のスマホの写真を見ていた夫。すると、あることに気付き…?妻の写真を見ていて…?出典:instagram瞳の中に…!?出典:instagram離婚は構わないけど…出典:instagram娘だけは…!出典:instagram親権を勝ち取るには?出典:instagram妻の瞳から浮気に気付くなんて…!子どもを想う夫には、親権を勝ち取って欲しいですね!次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@npoyotuba)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。出典:NPO法人よつば出典:倉田真由美"
2022年03月20日「黒木さんは2年半ぶりに連ドラで主演を務めるにあたり、『主演ということを意識しないようにしていても、どうしても緊張しますね。まずは自分のやるべきことを着実にやっていけたら』と、語っていました」(芸能関係者)現在放送中のドラマ『ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○』(フジテレビ系)で主演を務めている黒木華(31)。同作は大手出版社にあるネットニュースサイトの編集部が舞台で、黒木は編集部員としてニュースを追う。これまでにない設定の役を演じるにあたり黒木には相談した先輩がいるという。「黒木さんは今回、女優の吉田羊さんにアドバイスを求めたそうです。2人は’12年の朝ドラ『純と愛』で共演して以来仲がいいですからね。吉田さんは`16年に公開された映画『SCOOP!』で写真週刊誌の副編集長役を熱演していましたので、厳密には少し違う仕事ですが、参考になったみたいですよ」(映像制作関係者)“ニュースを追う役柄”の手ほどきに加えて、さらに黒木は吉田から「仕事への向き合いかたについてのアドバイスも受けた」と前出の映像制作関係者は続ける。「黒木さんはこれまで周りに埋もれないように、とにかく必死に仕事をしてきたようです。ですが最近、吉田さんから『ひたむきに頑張るのも大事だけど、肩の力を抜いて楽しむことも大事だからね』と助言をもらったらしく、できるだけ楽しみながら仕事をしていくスタンスに変えたみたいですよ。吉田さんの影響は黒木さんにとって大きいらしく『羊さんのような姉御になりたい』と憧れも明かしていました」吉田の背中を追う黒木。今後に期待が膨らむ――。
2022年01月27日女優の広瀬すずが出演する、千寿製薬・マイティアの新CM「ひろがれ、瞳のチカラ。」編が、29日より放送される。新CMでは、屋上で空に向かって同商品を掲げる広瀬が「前を向くとき、瞳は生き生きと輝く。その輝きは伝わって、みんなの心まで明るくする」と登場。水滴の広がりとともに前向きな思いが世の中に広がっていき、生き生きとした人々の様子を描いた。ラストに映し出される広瀬の目元のアップが印象的なCMになっている。広瀬は、生き方や存在そのものの姿を狙う制作サイドの意図をくみ取り、終始リラックスした様子で撮影に臨んだ。リアルを追い求めてのビル屋上ロケでは、遠くに富士山がくっきり見えるほどの好天に。休憩中にスマホを取り出した広瀬が、自身のインスタグラムにアップする場面も見られた。コメントは以下の通り。■広瀬すず今回の撮影では、天気もよく屋外で心地よく臨むことができました。完成したCMを拝見して、わたしも明るく前向きな気持ちになりました。これまでとは違った雰囲気の素敵なCMになっているので、ぜひご覧頂ければと思います!
2022年01月27日新たな作品が始まるたび、こちらの想像を軽やかに飛び越え、イメージを更新し続ける黒木華さん。ドラマ『ゴシップ#彼女が知りたい本当の』で演じているのは、閉鎖目前のネットニュースサイト「カンフルNEWS」の立て直しを命じられ、PV数を上げるため経理部から異動してきた瀬古凛々子(りりこ)。「凛々子の、嘘は絶対に書かない、真実を伝えようとするところが好き」「ネットニュースというと、これまでにもフェイクニュースを題材にした作品がありましたが、今回はどう描くのだろうと思っていたんです。今作『ゴシップ~』は、どちらかというと登場人物たちの関わりに焦点を当てていきたい、と伺って。個性豊かなキャラクターたちそれぞれが物事を追求していく形でストーリーが進んでいきますので、面白かったり笑えたり、そういう作品になるのかなと思っています」まっすぐな性格の凛々子は、融通がきかず空気も読まず、任務のためにド直球で突き進むキャラクター。「凛々子は人と関わることが苦手といいますか、そこに意味を感じていないんだと思うんです。ただ、人間味がないというのではなくて、おそらく、周りの人と流れている時間っていうものが違ったり、視点が違ったりするんじゃないかなと。そこでのズレやすれ違いから生まれるクスッとするおかしさだったり、まっすぐすぎるゆえのちょっと可愛らしいところを大事にしていきたいなと思っています」当初はネットから拾い集めた情報だけの記事でお茶を濁してきた編集部員たち。しかし凛々子の、まっすぐに取材対象に向かっていく姿勢に、次第に周りも影響を受けていく。「他人にはなかなか理解されにくいキャラクターではありますが、演じる上で凛々子が発する言葉に嘘がないように、そして凛々子の行動に私自身が疑問を持たないように、ということは意識しています。私が凛々子を好きだなと思うのは、PV数を稼ぐ目的があるにせよ、嘘は絶対に書かない、事実を調べて真実をきちんと伝えようとするところ。いい意味でも悪い意味でも忖度をしないから、書かれた相手にとっては暴かれたくないこともあるわけです。だからこれを正義と言えるかはわからないけれど、真実であればしょうがないとは思える。何かを伝える仕事であるならば、せめて真実を書いてほしいと思うんですよね」きっぱりしたその口調に、思わず「黒木さんご自身にとってネットニュースの存在って…」なんて愚問を投げかけてみる。するとユーモアを交え「いいものではないですね」と苦笑いしながら即答。「だから凛々子みたいな姿勢の人がいっぱいいればいいなって思うんです」とも。「この先、カンフルNEWSのメンバーたちと関わっていく中で、徐々に凛々子という人物が見えてくる展開になっていきます。なぜそこまで彼女が真実や事実というものに固執するのかもだんだんわかってきますので、この先も楽しみにしていただけたらと思います」『ゴシップ#彼女が知りたい本当の』ネットニュースサイト「カンフルNEWS」に異動してきた凛々子(黒木)は、持ち前の洞察力を活かした忖度のない取材記事でさっそく注目を集めるが…。出演/黒木華、溝端淳平、野村周平、安藤政信ほか毎週木曜22:00~フジテレビ系にて放送中。くろき・はる1990年3月14日生まれ、大阪府出身。主演ドラマ『僕の姉ちゃん』が、現在Amazonプライム・ビデオで配信中。1月28日(金)には映画『ノイズ』、3月には映画『余命10年』の公開も控えている。ドレス 参考商品(エンフォルド TEL:03・6730・9191)シューズ¥58,300(サンダース/グラストンベリーショールーム TEL:03・6231・0213)ブラウス、靴下はスタイリスト私物※『anan』2022年1月19日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・山本マナヘア&メイク・倉田明美(THYMON Inc.)インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2022年01月16日シンガーソングライターの矢井田瞳が、4月3日から約5年ぶりとなる全国弾き語りツアー「Guitar to Uta」を開催することが14日、わかった。「Guitar to Uta」は、昨年7月に東京・EX THEATER ROPPONGIで行われた一夜限りの弾き語りライブ。新旧織り交ぜた楽曲がアコースティックギターと歌による豊かな表現が話題を呼び、ファンの望む声に応えて全国ツアーの開催が決定した。約5年ぶりとなる同ツアーは、4月3日の京都・京都磔磔公演を皮切りに、7月18日の北海道・PENNY LANE 24公演まで全15カ所で行う。また、ツアー発表に合わせ新たなビジュアルも公開。弾けるような笑顔でギターを抱える姿が、楽しいステージを予感させる仕上がりになっている。オフィシャルファンクラブ「yaiko’s eye」では、14日よりチケット先行受付がスタートしている。コメントは以下の通り。■矢井田瞳約5年ぶりの弾き語りツアー! 楽しみでしかありません! 弾き語りでしか見えない景色や、届く想いがあると信じて、色んな場所へ唄いに行きたいと思います。ぜひ、会いにきてくださいね。
2022年01月14日「TO ONE」をコンセプトに、「あなただけの価値」を提供する事業を推進しているTOONE株式会社から、デザイン・カラー・サイズを組み合わせて自分らしい瞳を表現できる業界初のコスメティクスレンズブランド「I am me」が2022年1月18日にオープンします。「I am me」は、憧れの誰かを追い求めるのではなく自分らしい瞳を見つけてほしいという思いから誕生しました。従来、特に日本においては、大きな瞳が理想的であるという固定観念が定着しています。それに伴う形でカラーコンタクトレンズ市場においても瞳を大きく見せることにこだわったプロダクトが多く流通してきました。もっとも、ヘアカラーやメイク同様に似合う瞳のサイズや色は千差万別です。そこで「I am me」は、ユーザーがもっと自分らしい瞳を肯定しながらコスメのようにコンタクトが選べるようにと「コスメティクスレンズ」をコンセプトに掲げています。ファッションやコスメにおいては自分に似合うパーソナルカラーを知った上でアイテムを選択する習慣が広く定着してきました。カラーコンタクトにおいても同様に、自分に似合うデザインやカラーを知ることによりさらに楽しみながら着装できるはず。「I am me」では、画一的な理想にとらわれることなくデザイン・カラー・サイズの組み合わせ66通りから自分らしい選択が可能です。1月18日ローンチ予定の専用アプリでは、AIによるパーソナル診断とバーチャルフィッティングによって自分に似合うアイテムを見つけられます。■レンズのデザインは5種類「I am me」のデザインは、ベーシックライン4種、アドバンスドライン1種の計5種です。◇ベーシックライン「MARU-MARU」「I am me」のベーシックデザインの中で最もナチュラルさ を重視したデザイン。瞳を自然に大きく、裸眼より少しだけ色素が薄くなり優しい目元の印象を演出するレンズです。最外径を柔らかいぼかしふちにすることで白目との馴染みを良くし、より裸眼に近いナチュラルな目元 を作ることを目的にしています。「KURI-KURI」濃いめの色の細フチが最外径に施されたデザイン。内側との色差がはっきり出て、最も目がくりっと見えるデザインのレンズです。「SIZU-SIZU」渦巻状のデザインを施すことで瞳に奥行きがあるように見せることを目的としたデザイン。この柄を入れることによって光が当たった時に瞳が輝いたように見えることが特徴です。「HAKI-HAKI」最もフチがはっきりしたレンズで白目と黒目の境い目をはっきりさせることで、はきはきとした聡明な瞳に見せることを目的としたデザイン。「I am me」のデザインの中で最も色味が落ち着いているので大人っぽい印象になります。◇アドバンスドライン「KIME-KIME」他のレンズと異なり、着色直径が裸眼よりも小さいレンズデザインで、自分の瞳でフチを作るレンズ。高発色ですが、自分の瞳を活かすデザインなので、装用するとレンズ単体で見るカラーよりも目に馴染みます。「I am me」の中では最もファッショナブルかつエッジの利いたデザイン。モードなスタイルが好きな人向けです。■商品概要I am me公式サイト(マイナビウーマン編集部)
2022年01月13日女優の土村芳が主演を務める特集ドラマ『二十四の瞳』(NHK BSプレミアム)が、8月に放送される。今回制作が決定した『二十四の瞳』は、壺井栄氏が第二次世界大戦の7年後の1952年に発表した小説を原作に、1954年に木下惠介監督が映画化した不朽の名作。土村のほか、共演には中島歩、麻生祐未、國村隼らが顔を揃える。瀬戸内海のある島の分校に、女学校を出たばかりの教師・大石久子(土村)が赴任してくる。自転車に洋服姿で登校する久子を島民は敬遠したが、12人の一年生は明るい久子にすぐ懐き、いつしか子供たちは久子の心の支えとなっていた。しかしある日、落とし穴で骨折をし、久子は本校へと転任になってしまう。子どもたちは久子に会うため8キロの道のりを歩いて会い行き、そこで記念撮影をする。数年後、本校に通うようになった子どもたちと久子は再会するが、時代は忠君愛国が重んじられ、自由な発言をする久子は次第に周りから疎まれるように。教職を辞した後も久子は子どもたちを見守り続けるが、12人はそれぞれの運命をたどっていく。同ドラマは、3月にBS4Kで先行放送予定。「貧困・差別・弾圧などは決して遠い戦時中だけに限った問題ではない」というメッセージとともに、次世代に伝えるべき“祈り”の物語としてよみがえる。
2022年01月12日黒木華主演「ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○」が1月6日から放送開始。黒木さん演じる凛々子が「見つけた」とつぶやくシーンに「鳥肌すぎる」「ぞくっとする」などの声が上がるとともに、生瀬勝久演じる礼二の“退場”を惜しむ声も上がっている。大手出版社が運営するニュースサイト「カンフルNEWS」の編集部で働く者たちの仕事や生き方、恋愛を通して、新時代の“人と人とのつながり”を描く完全オリジナルの社会派“風”お仕事エンターテインメントとなる本作。経理部時代は厳しいチェックぶりから地獄の番犬・ケルベロスと呼ばれ、その後「カンフルNEWS」の編集部員になった瀬古凛々子を黒木さんが演じるほか、給料さえもらえればそこそこでいいというスタンスで、「帰るのがめんどくさいから」とほとんど会社に住んでいる「カンフルNEWS」の編集部員・根津道春に溝端淳平。スポーツ系の記事と芸能人のSNSやYouTuber、TikTokerなどのネタを中心に担当する下馬蹴人に野村周平。シングルファーザーとして息子を育てるために出世争いから降りた椛谷静司に野間口徹。少年マンガ誌「ジャンクス」編集部志望でクスノキ出版に入社したが「カンフルNEWS」に配属された一本真琴に石井杏奈。素性は謎だが凛々子に見覚えがある様子のフリーカメラマン・笹目虎太郎に寛 一 郎。クスノキ出版にコネ入社し一年目にして著名な作家の担当を任され、順風満帆な社会人デビューを飾った真琴の同期・矢部涼介に一ノ瀬颯。凛々子が新入社員時代から通う薬膳カフェ「黄実子」の店長・黄実子にりょう。凛々子を利用してクスノキ出版の執行役員となり、彼女をカンフルNEWSに送り込んだ仁和正樹に安藤政信。配属されてきた時点での「カンフルNEWS」編集部・編集長・山田礼二に生瀬さん。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。凛々子が仁和の命で「カンフルNEWS」編集部に配属され、月間5000万PVという目標を掲げ、そのために「ゴシップで攻める」という戦略を立てるが編集部員たちからは相手にされない。そんななかアイドルと人気声優の交際がネットで話題となる。交際のきっかけとなったらしいクリスマスパーティーにはゲームアプリ企業「グリフィン・ラボ」の代表や社員たちも出席しており、彼らのパワハラを告発する投稿が発見される。下馬に言われこの件を記事化する真琴だが、グリフィン・ラボの代表はTVで訴訟を辞さない構えを見せる。凛々子はパワハラ投稿をしたアカウントを特定、アカウントの持ち主はグリフィン・ラボにキャラクターを盗用されたと悔しさを抱き続けていた…というのが1話の展開。400冊を超える雑誌のバックナンバーからコラムを探す凛々子と礼二。求める記事にたどりついた瞬間「見つけた」とつぶやきニヤリと微笑む凛々子に「第1話の象徴的なシーンは…これだろう」「見つけた」のときの黒木華ちゃんの表情鳥肌すぎる」「黒木華ちゃんの含み笑いぞくっとする!!」など、黒木さんの演技に触れた反応が集まる。またグリフィン・ラボとのトラブルの責任を負って早期退職することになった生瀬さん演じる礼二。礼二に代わって凛々子が編集長となるのだが、視聴者からは「生瀬さんが退場なのが寂しい」「生瀬勝久さんはもう出ないのかな?」「生瀬さん1話のみの登場なの?」など、礼二が編集部を去ることを惜しむ声も多数投稿されている。(笠緒)
2022年01月07日キタニタツヤの新曲「冷たい渦」「プラテネス」が配信リリース。いずれも、黒木華主演ドラマ『ゴシップ#彼女が知りたい本当の〇〇』の主題歌となる。キタニタツヤがドラマ主題歌を初担当ヨルシカのサポートメンバーやAdo(アド)、まふまふの楽曲への参加など、ソロ活動以外でも、さまざまなシーンで活躍するキタニタツヤ。久保帯人による漫画『BLEACH』の原画展「BLEACH EX.」に、新曲「Rapport(ラポール)」や「タナトフォビア」を書き下ろしたことでも話題を呼んでいる。そんなキタニタツヤが、ドラマ『ゴシップ#彼女が知りたい本当の〇〇』の主題歌「冷たい渦」「プラテネス」を制作。キタニタツヤがドラマ主題歌を務めるのは初めてのことであり、“主題歌2曲”を同時提供するという異例のタイアップとなる。また、主題歌のほか、劇中の楽曲も複数提供する。新曲「プラネテス」MV公開3月9日(水)21:00より、新曲「プラネテス」のミュージックビデオも公開。また、同日22:00には、人気YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」にて、「プラネテス」の一発撮りパフォーマンスも公開される。黒木華主演ドラマ『ゴシップ#彼女が知りたい本当の〇〇』なお『ゴシップ#彼女が知りたい本当の〇〇』は、黒木華が主演を務めるフジテレビ系新ドラマ。大手出版社が運営するニュースサイトの編集部を舞台に、そこで働く者たちの仕事・生き方・恋愛を通して、新時代の“人と人とのつながり”を描く。完全オリジナルの社会派“風”お仕事エンターテインメントに、キタニタツヤの楽曲がどのように彩りを添えるのか、注目したい。【詳細】キタニタツヤ 新曲「冷たい渦」「プラテネス」■「冷たい渦」配信日:2022年2月10日(木)■「プラテネス」配信日:2月24日(木)<ドラマ『ゴシップ#彼女が知りたい本当の〇〇』>放送日時:2022年1月6日(木)より毎週木曜22時放送局:フジテレビ系出演:黒木華、溝端淳平、野村周平、野間口徹、石井杏奈、寛一郎、一ノ瀬颯、りょう、安藤政信、生瀬勝久演出:石川淳一
2021年12月24日ナチュラルでやさしい印象の瞳に自然化粧品の開発・製造・販売事業を展開する株式会社ハーバー研究所は、『ナチュラルフィットアイライナー』を2月22日に発売することを発表した。同製品は、通信販売・全国のショップハーバーにて数量限定で販売する。同社では、2022年春の限定メイクとして、やわらかな色彩と光によって春のトレンドの顔を作りながら、乾燥や紫外線などの外的刺激から、スキンケア成分で肌を守って潤いを与えるメイクとしている。新商品は、軽やかな使用感なため、肌ストレスを感じずに美しさをキープできる。オンオフに関係なく毎日使用できる、やわらかオーラメイクアイテムを提供する。花粉の時期の涙目にも『ナチュラルフィットアイライナー』は、リキッドアイライナーであり、自然な仕上がりの美しいラインが目元になめらかに密着する。潤いを与える保湿成分スクワラン・ヒアルロン酸・カミツレ花エキス・ソメイヨシノ葉エキスを配合。お湯で落とせるフィルムタイプである。カラーは、ブラックほどキリッとしすぎずブラウンのやさしさを感じる「グレイッシュブラウン」。目元にナチュラルでやさしい印象を与えながら、抜け感のある瞳に演出する。フェルトペンタイプで安定感のある描き心地となっている。春のゆらぎ肌、目のうっかりこすりが気になる人にもオススメ。販売価格は、1,650円(税込み)。数量限定販売商品のため、なくなり次第終了となる。ご購入はお早めに。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース株式会社ハーバー研究所※プレスリリース株式会社ハーバー研究所(@Press)
2021年12月12日ダンス&ボーカルグループ・EXILEの黒木啓司が7日、都内で行われた「大川家具×黒木啓司(EXILE)プロデュースアイテムお披露目会」に出席した。家具の生産量日本一である福岡県大川市は、大川市で制作された"大川家具"のさらなるブランド強化を目的にEXILEの黒木啓司を「大川家具スペシャルアドバイザー」に起用。今年10月の就任式で「黒木の本気」マニフェストを発表し、マニフェストに掲げた「大川家具職人との新たな魅力開発」の実行して黒木がプロデュースしたアイテムが完成した。同じ九州・宮崎出身の黒木は、幼い頃から大川家具の存在を知っていたといい、「大川家具は400年以上前から始まり、職人さんの技術が素晴らしいなと思っていました。九州の人だったら大川家具は知っていて、大川市内には300社ぐらい家具の会社があるんです。一つの市で300社はすごいし、日本の家具が大川市で作られていると言っても過言ではありません」と大川家具の存在感を説明した。黒木が大川市とコラボして制作したコースターセットとガラス皿は、各種ふるさと納税ポータルサイトから申し込みできる。「大川組子とコラボして作らせていただきました。縁起の良い柄ということで僕も神社とか行くことが多いんですが、組子を使っているところがあり、こういうところからエネルギーをいただいてお茶を飲んでいただいたりすることも良いかなと思います」とアピールし、「メンバーで言ったら日本酒とか飲む橘ケンチに使ってもらいたいですね。同期だし同い年ですから。EXILE TRIBEの子たちも料理好きな子がいるのであげたいと思います」と話していた。所属するEXILEは今年で結成20周年。「決めていたスケジュールでライブができませんでした」とコロナ禍で中止になったライブに残念がるも「ファンの人に支えられた20周年としてEXILEが出発できる年でもありますし、改めて原点に帰りながら勝負の年だと思いました。HIROさんが言うEXILE魂を胸にやっていきたいと思います」と活動の再開に意欲。また、年末ということで今年を漢字一字で表してもらうと「"愛"ですかね。EXILEはたくさんの愛をもらって大きくなってきたグループだと感じるので、"愛"にさせていただきます」と明かしていた。なお、この日より「ふるさと納税返礼品」として採用されることが決定。さらに黒木のマニフェストでもある「魅力発信活動」の一環として大川家具の魅力を広めるべく、 12月8~9日の2日間限定でプロデュースアイテムを含むふるさと納税返礼品の展示イベント「大川家具ふるさと納税店」を大川家具の事業者であるモーブル 東京ショールームにて開催される。
2021年12月07日中学受験のリアルを描く柳楽優弥主演「二月の勝者-絶対合格の教室-」。その8話が12月4日放送。倒れた黒木のために駆けつける灰谷に「仲良しかーい!」などのツッコミが相次ぐなか、佐倉の“黒木化”にも多くの反応が集まっている。数名の難関校合格者を出しているものの合格実績はあまりふるわない中堅中学受験塾にやってきた、業界最大手の名門中学受験塾の元カリスマ講師と、中学教師をドロップアウトした新人講師。元カリスマを尊敬していたが“ストーカー”と化したライバル塾の講師…彼らを中心にリアルな中学受験を描きながら、“家庭問題”“教育問題”など現代社会の様々な問題にも切り込んでいく本作。キャストは中堅中学受験塾「桜花ゼミナール」吉祥寺校で校長をしながら、「STARFISH」という“私塾”も運営している黒木蔵人役に柳楽さん。また中学教師をドロップアウトし、桜花ゼミナールの新人講師となった佐倉麻衣には井上真央。超名門中学受験塾「ルトワック」のトップ講師で黒木の元部下だが、黒木がルトワックを辞めたことで“ストーカー”と化した灰谷純に加藤シゲアキ。黒木と麻衣と同じ「桜花ゼミナール吉祥寺校」塾講師の橘勇作に池田鉄洋、桂歌子に瀧内公美、木村大志に今井隆文。「井の頭ボウル」のマスター大森新平に加治将樹。桜花ゼミナール社長・白柳徳道に岸部一徳といった顔ぶれ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。Ωクラスの生徒、島津順(羽村仁成)の母・優子(遠藤久美子)から電話が来るが、激しい物音や悲鳴が聞こえ電話も切れる。ただ事じゃない様子を察して黒木と佐倉は島津家に駆けつける。家の前にはパトカーが停まり、荒れた室内には父・弘(金子貴俊)が1人で座り込んでいた。弘によると順と優子は家を出て行ったそうで、2人は桜花を訪れる。優子は弘との離婚を口にし、順と一緒にしばらくの間実家で過ごすことを決め、その間順は塾を休むことになる。その一方、桜花では生徒の保護者面談が行われており、各家庭の希望や事情に合わせて常に完璧なプランを提案。それに加え校長の業務、「STARFISH」の運営も行う黒木は、連日夜遅くまで仕事を続け、ついに倒れてしまう…というのが8話の展開。倒れた黒木を発見した佐倉は、黒木からキャリーケースを「STARFISH」に運ぶよう頼まれる。だが黒木を放っておけない佐倉は灰谷に連絡…電話を受けた灰谷は黒木を病院に運ぶ。そんな灰谷の行動に「灰谷先生が病院へ連れて行ってくれたのか!!」「駆けつけるんかーい!!!!仲良しかーい!!!!笑笑」などの声が続出。塾に戻り、黒木が保護者に行ったような受験生ごとのプランを考える佐倉。そのまま塾で朝を迎え、翌日1人で保護者との面談に臨んだ佐倉は、まるで黒木のような完璧なプランを提案する…この展開にも「佐倉先生、黒木化してるwwwwww」「黒木化する佐倉先生かわいい」「黒木イズムが身につき始めている…?!」「佐倉先生、黒木先生みたいになってきたw」といった反応が上がっている。(笠緒)
2021年12月05日“ひとみん”こと恵中瞳知る人ぞ知る、いや、もはや知らなくてはいけないアイドルがいる。それが恵中瞳(えなかひとみ通称:ひとみん)だ。6年ほど前、たった数秒テレビに出ただけでネットの話題をさらい、その謎のヴェールに包まれた人物像から、今年7月『アウト×デラックス』(フジテレビ系列)に出演するまでに。人気は国内だけにとどまらず、海の向こうフィリピンでは彼女の楽曲『センチメンタルバースデー』が、11月2日現在、iTunesのJ-Pop部門音楽チャート1位を記録した。そんな彼女が“33歳”のバースデーライブを期に、ついに独占インタビューに応じた。知られざるデビューのきっかけや、美貌のヒミツ、ネット炎上事件、ほろ苦い思い出の初恋に至るまで、彼女の口からついに真実が語られる……!■「小さいころは、牛に乗ってました」ひとみんは、宮城県仙台市泉区のごく普通の家庭の長女として生を受けた。父と母、そして弟と妹の5人家族だったという。歌が好きな気持ちは、そんな家族との関わりの中から生まれた。「幼稚園くらいから歌うのが楽しくなって、将来、歌を歌えたらいいなと思ってお風呂場でよく歌っていました。お父さんが好きだったのが伊藤咲子さんだったんです。小さいころはお父さんの海釣りについていっていて、釣りをしているお父さんに伊藤咲子さんの歌や、いろんな歌謡曲、演歌を教えてもらっていました。お母さんは西城秀樹さんと、いまは二宮和也さんが好きで……。お父さんは亡くなってますが、今も実家には伊藤咲子さんのポスターと、ニノさんの写真が額に入れられて飾ってあります」(恵中、以下同)高校時代にはクラスメイトの男子たちとバンドを組み、ボーカルとキーボードを担当していた。「周りは酪農家が多くて、その息子さんたちとバンドを組んでいました。牛にも乗せてもらったことがあるんですよ。乳牛でしたけれども(笑)」■「原宿でスカウトされて……」倖田來未やいきものがかりに憧れたという時期を経て、地元の企業でOLをしていたという彼女。デビューへのきっかけは、6歳年下の弟の上京がきっかけだった。「弟が就職して、たまたま宇都宮勤務になりまして。そのとき私もやりたいことがあるから、じゃあ一緒に上京しようって出てきました。今も弟の転勤にくっついて埼玉に住んでいます。生活費が折半できて助かってます(笑)」上京して訪れた原宿で彼女に転機が訪れる。もはやアイドルの都市伝説といってもいい「原宿でスカウトを受ける」という事件が、彼女の運命を変えていく。「ある日、原宿を歩いていたら『モデルをやってみませんか?』って、私のような者でおこがましいんですが……スカウトをされたんですね。靴のモデルとしてその会社に所属することになりました」2013年に、芸能活動をスタートする。「前の会社が運営していたインターネット番組で演歌を歌ったんですが、それを今の事務所社長である南雲社長が見ていてくれて。『歌手としてやってみないか』と誘われて、今の会社に移籍しました。それが本格的な歌手デビューのきっかけでしたね」南雲一範社長はもともと「南雲堂」という、70年ほど続く老舗出版社の6代目社長。だが、もともと俳優やお笑い芸人の知り合いが多く、エンターテイメントの世界には造形が深かった。ひとみんとの出会いによって、南雲社長の人生も芸能方面という新しい航路へと舵を切った形となった。出版社所属という異例のアイドル歌手。知名度を上げるために「コメディアン」として「R-1」に2度出場したこともあったという。「社長のお知り合いのコメディアンさんともお話して、坂本冬美さんの歌マネで『R-1グランプリ』に出場したんですけど、これが全くウケなかったんですね。2回とも一回戦敗退で……私が歌ったらシーンとしてしまって、ああ、私にはお笑いは向いていないんだな〜って思っていたら、社長が『君はやっぱり演歌に方向を定めるべきだ』と言ってくださって。『おとこはアリャリャ』という歌で、2015年にCDデビューをさせていただきました」現在はフルアルバムが5枚を越え、演歌だけではなくポップス・ジャズなど、幅広いジャンルを歌いこなす彼女。平日は朝4時に起きて家事をし、毎日のレッスンやライブをこなしているという。「弟は本当に、なんにもしないんです。レンジでチンもできないんで……私が全部やってあげちゃってますね。子どものころから面倒をみているんで、もうそれが普通になっちゃっていて。正直、ちょっとお休みがほしいな〜ってときもあるんですが(笑)。好きな歌を歌えるんだから、へこたれていられないなって思います!」■美容の秘訣は「注射」に「点滴」!?ぱっちりとした大きな“瞳”、小さな顔……なんでも歌いこなせる歌唱力とはうらはらに、とても30代とは思えない少女のようなあどけなさを見せる“ひとみん”。美容の秘訣はなんなのだろうか?「普通のみなさんとは違うかも知れないんですけど……声というか喉が弱くて、かすれたりして声が出ないときがあるんです。だから、行きつけのクリニックで、にんにく注射とか疲労回復点滴、美白点滴など、あらゆる注射や点滴を打ちまくってます(笑)やっぱりダイレクトに身体に効く感じがしますよね。『一週間は空けなきゃだめだよ!打ちすぎだよ』ってクリニックの先生に言われたこともあるので(笑)一週間は空けるようにしてます」身体の中からキレイを目指すひとみん、では、化粧品は?「ほんとに私、雑なんで、お高いものは使ってなくて……。ちふれとか、ニベアとか、そんな感じです。シンプルなんですよね。普段は髪もボサボサで……シャンプーはパンテーン、せっけんはビオレのボディソープを使ってます」様々な注射や点滴を受けている反面、驚くほどシンプルなケアによってそのキュートさは支えられているのだ。■「炎上しても、社長がそばにいてくれる……」前述のテレビへの登場は、「バズった」ものの、彼女にとってはつらい経験にもつながった。「ある番組の街頭インタビューを受けたんです。本当に偶然通りかかってお答えしたんですけどね。ほんの数秒程度の映像だったんですけど、それがSNSで大炎上しまして……。『おばけ』とか『ブス』『地底に潜れ』……そういう書き込みがいっぱいあって。その後も人と会うと『この人もおばけだと思ってるんだ、ブスだって思ってるんだ』と思ってしまい、外に出るのが怖くなった時期があったんです」人前で出ることもかなわず、失語症にすらなったという彼女を救ってくれたのは、南雲社長だったという。「ライブで舞台に立つのも辛くなってしまって。でも、社長が『俺も一緒に舞台に立つから』と言ってくれたんですね。それからはいつも隣で、MCをしていただくようになりました。その後、だんだんと嫌な書き込みもなくなってきて私も落ち着いてきたので、今はなんとか以前のように歌えていると思います。ここまで続けて来られたのは、ほんとに社長のおかげですね」ネット上の心ない声にもめげず、大好きな歌をただ歌いたいと活動を続けてきた“ひとみん”。今後の展望は?「やりたいことが止まらないんです!実は“お天気お姉さん”になりたくて……いま、気象予報士さんの勉強をしているんです。“歌えるお天気お姉さん”を目指しています。あと、文章を書くことも好きなので、いつかはミステリー小説も書いてみたいな、なんて思っています。もちろん歌手ですから、紅白にだって出たいです!私はもう30過ぎちゃってますけど、それでもまだこんな格好をして歌っていますし、夢を追いかけています。皆さんも一度きりの人生、好きなことをやってほしいと思います!」ひとみんの恩人である南雲社長はこう語る。「ひとみんは、本当に巨大なダイヤの原石でしたね。最初はやっぱり“見た目”に惹かれました。とにかくこれまで見たことのない存在感にも引き込まれました。ボイトレはほぼ毎日、ライブも月に数本こなしているほどで、歌唱力はピカイチです。みなさんも“ひとみんワールド”に必ずハマるはずです」「やりたいことを全部やる」。そんな姿勢からも元気をもらえる“ひとみん”の活躍から、今後も目が離せない!“ひとみん”に一問一答!Q.身長・体重・年齢を教えてくださいA.身長158cm、体重は41.5kg。1988年生まれで33歳になりました。Q.好きな色は?A.ピンクです。Q.好きな言葉は?A.「努力」。Q.好きな食べ物は?A.フルーツです。いちごと、梨が好き。幸水派です。Q.自分の身体のパーツで自信のあるところは?A.自分で言うのもおこがましいんですけど、笑顔と足です。Q.目標にしている歌手は?A.昔は倖田來未さんやいきものがかりさんに憧れていましたが、今は演歌歌手の丘みどりさんです。Q.ライバルは?A.大きく言って(笑)、マライヤ・キャリーさんです!Q.今の悩みは?A.特にないですね。欲を言えば、ちょっとお休みがほしいかな……(笑)Q.初恋の人は?A.中学時代のFくん。学年1位の成績だった彼に振り向いてほしくて、がんばって2位になりました。お付き合い寸前までいったのですが、受験間近だったこともあり彼のお母さんに反対されてしまいました。で、それっきり……。地元の同級生から聞いたのですが、今は、新宿二丁目のお店にいるらしいんです……。私の活動を見てくれて、また再会できたら嬉しいな、なんて思ってます。Q.ズバリ、今恋をしていますか?A.しています……!【プロフィール】恵中瞳えなか・ひとみ宮城県出身。歌手、モデル。2013年にデビュー、現在の事務所である南雲堂に移籍後、2015年に『男はありゃりゃ』でCDデビュー。ライブや動画配信番組などで活躍中。Twitterアカウント: @t75147828取材・文/高松孟晋撮影/渡邉智裕
2021年11月25日女優の黒木華が6日、都内で行われた「anan FES 2021」に登場。「anan AWARD 2021」でアクター部門を受賞した。2020年に女性週刊誌『anan』創刊50周年を記念し初開催された「anan FES」は、カルチャーやファッションなど、“すべての女性の、いま好きなこと。”を集結させた都市型イベント。時代のムーブメントをみてきた『anan』が、“時代を象徴するスター”を表彰する「anan AWARD」の授賞式を今年も開催した。美しいデコルテが輝く黒ドレスで登壇した黒木は、「このような華やかな賞をいただくのは久しぶりですし、少し緊張しているのですが、たくさんの舞台や映画、ドラマをやれたのもそうですが、見てくださる皆さんからいただけた賞だなと思います。本当にありがとうございました」と感謝。これからチャレンジしたいことを聞かれると「新しいことを……ネット配信とか今までやれてこなかったことにどんどんチャレンジしていきたいと思っています。今まで通り、舞台も映像も頑張りたいです」と答え、「皆さんに楽しんでもらえるような作品に出られるよう頑張っていきたいと思います」と語った。授賞式には、大賞に輝いた岡田准一、ホープ部門を受賞したなにわ男子、ミュージック部門のCreepy NutsよりDJ松永、アスリート部門の阿部一二三と阿部詩も登壇した。
2021年11月06日左から、泉ピン子、薬師丸ひろ子、黒木瞳、森光子さん長年、表現のテーマとなってきたのが、母である女性の立ち居振る舞い。これまでいろんな女優さんたちが印象的な「お母さん」を演じてきました。そんな「お母さん」とお母さん俳優たちを振り返り、その構造や裏話、変遷を検証しました──。10月11日スタートの新ドラマ『サムライカアサン』(日本テレビ系)で、TOKIOの城島茂が“大阪のオカン”役を演じる。お母さん役といえば、これまでにさまざまな女優が演じてきた役どころ。そこで今回は、時代の移り変わりによるドラマのお母さん像の変遷をたどっていきたい。■自分より“下”を見て励みにした日本が復興期だった終戦後、“お母さんもの”の映画を「泣くために見る装置だった」と語るのは、NHK大河ドラマ『秀吉』(’96年)や『利家とまつ』(’02年)など数々の映画やドラマを手がけてきた脚本家の竹山洋さんだ。「明日の米もないという時代だったから、子どもは母がどれだけ苦労しているか知っているんです。だから、三益愛子さんや水戸光子さんが演じるつらい境遇のお母さんを見ては『なんてかわいそうなんだろう』と家族で泣いたものでした。当時のお母さん、もとい女性たちの境遇は本当に悲惨だった。だから、映画に対して自分たちの境遇と重ねて泣きつつも、同時に『うちのほうがまだまし』と、自分たちよりもっとつらい状況の人を見にいくことで励みにしていたんです」(竹山さん)別の意味で代表的なのは、松本清張の小説『鬼畜』に登場する母親。映画版は岩下志麻が、テレビ版は黒木瞳や常盤貴子が演じた母親像は昭和初期のもうひとつの典型だった。常盤版『松本清張鬼畜』(’17年テレビ朝日系)の脚本も担当した竹山さんは語る。「昭和初期当時の日本には、自分のために子どもを殺してしまう親がかなりいました。昔は今よりも“生き死に”が近くにあったから、大事な後継ぎだと思えばむやみやたらに可愛がるし、不遇があれば『この子を殺せば私は楽になる』と一気に憎しみへと変わった。大人も子どもも、生き延びることに必死でしたから」(竹山さん)その後、1964年の東京オリンピックを経て日本の景気は上向きに。そのときに現れたのは、京塚昌子や森光子に代表される強くて明るいお母さん像だった。「このころはもう、映画よりもテレビが主導の時代。テレビは映画と違って地獄を見せる媒体ではありません。以前、テレビプロデューサーの石井ふく子さんから『視聴者に“明日も楽しいことがある”と思ってもらえるように書いて』と言われたことを覚えています」(竹山さん)どんなことがあっても笑い飛ばして生きる昭和のお母さん像は、実は石井ふく子氏の志向とリンクしていた。女優の川上麻衣子さんは、このころのホームドラマについて以下のように考察する。「当時、京塚さんが演じられていたようなお母さんって本当は少なかったかもしれないですよね。でも、ドラマがヒットしたらああいうお母さんに憧れる人が増え、実際に社会に生まれたところはあると思います」(川上さん)興味深いのは、京塚昌子や森光子、山岡久乃といった“お母さん女優”が、プライベートでは一様に独身を貫いていたという事実だ。近年、母親役が増えたという川上さんも現実にはお子さんを授かっていない。「基本的に芝居って想像力なので、子どもがいない、逆の立場のほうが自分の家庭に発想が限定されないし、イメージは膨らみやすいかもしれないです。『悪役が多い役者さんは実は人間的にいい人』というのに似ていて(笑)。あと、本当にお母さんだったら『私はこんな母じゃない』『このドラマを子どもたちに見られたくない』と、演じるときに邪念が生まれるかもしれません。子どもがいないほうが母親らしさをキチッと形にしやすいかもしれないですね」(川上さん)ということは、想像力のみでお母さん役を演じる城島は、もしかしたら吹っ切れていいお母さんっぷりを見せてくれる可能性があるわけだ。■現代の“お母さん女優”大本命は現在も、多くの女優がお母さん役に挑戦している。ドラマウォッチャーとしても知られる漫画家のかなつ久美さんがお母さん女優として太鼓判を押したのは薬師丸ひろ子だった。「『1リットルの涙』(’05年フジテレビ系)で娘を亡くす母を演じる薬師丸さんを見たとき、『こんないいお母さん役ができるんだ! 』と驚きました。映画『ALWAYS 三丁目の夕日』(’05年)での母親役もそうでしたが、子どもを思う母の愛を表現させると本当にうまい。ふっくらしたルックスも手伝って、本当にいそうな理想のお母さんになっていたと思います」(かなつさん)では、出色な“お母さんもの”のドラマといえばどの作品になるだろう? 近年の秀作としてかなつさんが挙げたのは、松雪泰子主演『Mother』(’10年日本テレビ系)だった。松雪演じる小学校教師が両親に虐待される児童に気づき、その子を誘拐してMotherになる決意をする─。坂元裕二脚本の傑作だ。「あの役は松雪さんが持つシャープな雰囲気にぴったりでした。彼女の表現するひと癖あるお母さん像は素晴らしかったです」(かなつさん)竹山さんも、脚本家の立場から『Mother』を絶賛する。「あのドラマの松雪さんはよかったですね。坂元さんの表現もとても素晴らしかった。どちらかというと自分の愛情のおもむくままに子どもを抱きしめるタイプの母ではなく、“冷静な母親”がドラマでは描かれていました。コロナ禍は『帰省しなくていいから、無理しないで東京にいなさい』という時代。だから、ああいう感じこそが今なんですよね」(竹山さん)■お母さん役を断ってほしい!?さて、今後“お母さん女優”の系譜に入ってくる存在としてどんな女優がいるだろう?川上さんが女優の視点から挙げたのは貫地谷しほりだった。2人は『3人のシングルマザー』(’20年フジテレビ系)で母娘を演じており、シングルマザー役は貫地谷、川上さんは貫地谷の母親役で、なんとおばあちゃんの役でもあった。「すごく落ち着いていて、母親役を演じるのにまったく違和感はなかったですよ。たくましさもあったし、しっくり来ていました。貫地谷さんはいいと思います」(川上さん)かなつさんが挙げた“お母さん女優”の有望株は2人。1人目は綾瀬はるかだ。「綾瀬さんってルックスから母性があふれているじゃないですか。あと、ものすごくキレイなのにどこか庶民的なんです。家事をしながらたまにドジをしそうで、そこもいいんですよね(笑)。だから、40代になったら立派な“お母さん女優”になるかも。将来に期待です」(かなつさん)2人目は大島優子だ。「大島さんも洗練されすぎない庶民的な雰囲気があるし、結婚もされたので、今後はお母さん役も増えそうですよね」(かなつさん)竹山さんは脚本家ならではのこんな見解を示してくれた。「今、お母さん役でいいと思うのは薬師丸さんかな。でも、本当はもっと違った役をやったほうがいいと思うんです。彼女には、そこはかとない妖しさがあるから。だから、子どもの成長を微笑ましく見守る母親役があまり板についてほしくないなというのが正直なところですね」(竹山さん)竹山さんは、今の時代女優はお母さん役を定番にしないほうがいいと提言する。「『時間ですよ』(’70年TBS系)の森光子さんや『渡る世間は鬼ばかり』(’90年TBS系)の泉ピン子さんみたいに、今の時代ではその人の金看板になるわけではないし、もったいないと思うんです。今の女優さんたちは、年をとったからといって安易にアットホームな母親役を引き受けなくてもいいと思うんですよ。もっと自分を大事にして、『この母親役はできません』ってちゃんと言ってほしいです。綾瀬さんも、雰囲気を買われて庶民的な母親役をやってもいいと思うけど、可能性を広げるために『もっと違う役をやりたい』と毅然としてもいいと思います」(竹山さん)■ホームドラマは今後どうなる?京塚昌子、森光子、山岡久乃、加藤治子らが“日本のお母さん”として活躍した時代と比べ、ホームドラマはめっきり少なくなった。前出の石井ふく子氏とのタッグでも知られる『渡鬼』の脚本家だった橋田壽賀子も、今年4月に95歳で亡くなった。いかにもな日本の家庭を伝える作品として、現在も残っているのはアニメの『サザエさん』(’69年フジテレビ系)くらいだろうか。この流れについて川上さんは以下のように分析する。「現実の世の中が、もうそうじゃないじゃないですか。今の50~60代のお母さんってみなさん元気でキレイだし、『男は外で働く、女は家を守る』という時代ではないですものね。だから、お母さんのイメージはどんどん変わっていくし、すでにひとつではないでしょう。現代のお母さんを描く作品に、京塚さんのようなお母さんが出てきたら、ドラマとしておかしくなってしまいますよね。これからのホームドラマに出てくるお母さんは、昔のお母さん像とはまったく違っていないといけない。『今どきのお母さんらしいなあ』という人が何人も、何種類も出てくるのではないでしょうか」(川上さん)竹山さんの見解はいたってクールだった。「今、『サザエさん』みたいな家族というのはほぼないし、だからこそ時代劇やSFのような感覚で見られているんでしょうね。今回の城島茂さんの“お母さん役”も、おそらくそうでしょう。そして、典型的な母親像を創り上げてきたともいえる橋田壽賀子という巨人がもういなくなった。これからは、時代に受け入れられやすい脚本家が、時代に合った“お母さん像”を創り上げていくのかもしれない。“日本のお母さん像”がこれからどう枝分かれしていくか、実に興味深いですね」お母さん役が印象的だったおもな女優&代表的な作品■京塚昌子・『肝っ玉かあさん』シリーズ(’68年TBS系)・『ありがとう』〈第4シリーズ〉(’74年TBS系)■森光子・『時間ですよ』シリーズ(’70年TBS系)■山岡久乃・『ありがとう』(’70年TBS系)・『渡る世間は鬼ばかり』(’90年TBS系)■赤木春恵・『おんな太閤記』(’81年NHK)・『渡る世間は鬼ばかり』(’90年TBS系)■岩下志麻・『独眼竜政宗』(’87年NHK)■高畑淳子・『昼顔』(’14年フジテレビ系)■泉ピン子・『おしん』(’83年NHK)・『渡る世間は鬼ばかり』(’90年TBS系)■黒木瞳・『過保護のカホコ』(’17年日本テレビ系)■薬師丸ひろ子・『1リットルの涙』(’05年フジテレビ系)・『エール』(’20年NHK)■斉藤由貴・『いつかこの雨がやむ日まで』(’18年フジテレビ系)■小泉今日子・『あまちゃん』(’13年NHK)■富田靖子・『スカーレット』(’19年NHK)■永作博美・『ダーティ・ママ!! 』(’12年日本テレビ系)■石田ひかり・『監察医 朝顔』(’19年フジテレビ系)■香里奈・『だいすき!! 』(’08年TBS系)■菅野美穂・『ウチの娘は、彼氏が出来ない!! 』(’21年日本テレビ系)■吉田羊・映画『ビリギャル』(’15年)■綾瀬はるか・『義母と娘のブルース』(’18年TBS系)■小雪・映画『ラストサムライ』(’03年)■長澤まさみ・映画『MOTHER マザー』(’20年)お話を聞いたのは……川上麻衣子さん(かわかみ・まいこ)1966年スウェーデン生まれ。1980年女優デビュー。『3年B組金八先生』(TBS系)で人気に。セレクトショップ「SWEDEN GRACE」(東京・谷中)オーナーの顔も。10月27日より、銀座松屋7Fで手描きグラスが中心の個展を開催。かなつ久美さん(かなつ・くみ)1990年漫画家デビュー。代表作はドラマ化もされた『OLヴィジュアル系』など。趣味は美容と保護犬ボランティア。LINE漫画『OLヴィジュアル系』、Kindle『緋色』ほか配信中。最新刊は『もしボクにしっぽがなかったら』(みなみ出版刊)。竹山洋さん(たけやま・よう)1946年埼玉県生まれ。テレビ局演出部を経て脚本家に。1994年に第2回橋田壽賀子賞、2001年に『菜の花の沖』で第51回芸術選奨文部科学大臣賞受賞。2007年に紫綬褒章、2017年に旭日小綬章受章。(取材・文/寺西ジャジューカ)
2021年10月17日俳優の黒木瞳が舞台『甘くない話~ノン・ドサージュ~』(2021年11月3日~11月7日、東京・日経ホール)で企画・演出を務めることになった。俳優業に加えて、映画監督、ショーの演出など、幅広く手腕を発揮する黒木が、本格的な舞台作品の演出に挑むのは今回が初めて。「今までに見たことのない、謎解きエンターテインメント」、そして「甘くないって“元気になる”ための秘薬」だと語る黒木が、初挑戦にこめた思いとは?ある女性の事故死から始まる物語。1年後、彼女の知人6人に謎めいた招待状が届いたことから、事件の真相をめぐる“犯人探し”の心理戦が繰り広げられる。主演には数多くの舞台に出演し、映像でも活躍する村井良大。高崎翔太、馬場良馬、西野太盛、遊佐航、蘭乃はな、市川九團次と幅広いジャンルから、魅力的な共演陣が集結する。脚本は西田征史と吉﨑崇二。ラッキィ池田が振付を担当する。『甘くない話 ~ノン・ドサージュ~』メインビジュアル「今は甘くない時代かもしれませんが、人って本当は優しいんだと思いますし、つらいときには誰かに頼ってもいい。そんな気持ちをエンターテインメントの形で表現したいと思った」(黒木)。インスピレーションのひとつに、かつて社会現象を巻き起こした海外ドラマ『ツイン・ピークス』を挙げ、「怖いけど笑える。あの絶妙な加減をうまく盛り込められたらと思っています」と声を弾ませる。ちなみに題名となった“ノン・ドサージュ”とは、糖分を補わずに醸造した辛口タイプのシャンパーニュのことで、まさに「甘くはないが、人の優しさや温かな人情はどこかにあるはず」という、本作のメッセージが込められている。俳優としての輝かしいキャリアに加えて、作り手としても大きく飛躍を遂げる原動力については「やはり、お芝居が好きですし、私自身の中で不安と期待、熱量がマグマのように噴き出している」と自己分析。さらに「失敗したことのない人間は、挑戦をしたことのない人間である」というアインシュタインの“名言”も「大いに励みになっている」と明かす。何より挑戦を後押しするのは、エンターテインメントに対する深い愛情と飽くなき探求心。「さまざまなエンターテインメントから元気と勇気をもらってきましたし、恩返しと言うのは僭越ですが、この舞台をご覧になったお客様に、たくさん笑っていただき、温かな気持ちになっていただければ。特に舞台は、お客様からいただくエネルギーで、演者の芝居もまったく変わってきますし、今からとても楽しみにしています」と期待を寄せた。取材・文:内田涼<公演情報>『甘くない話 ~ノン・ドサージュ〜』<東京>2021年11月3日(水)~11月7日(日)会場:日経ホール<大阪>2021年11月13日(土)会場:松下IMPホール【チケット情報】
2021年09月13日黒木華・柄本佑がW主演を務める映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』から、黒木さん演じる主人公で人気漫画家の佐和子が、通い始めた自動車教習所の若い先生(金子大地)と急接近。甘い海辺デートのシーンを収めた本編映像が解禁となった。夫・俊夫(柄本佑)が自分の担当編集者(奈緒)と不倫をしていることを知ってしまった佐和子。ほどなくして、母(風吹ジュン)のケガをきっかけに東京を離れ、夫婦で佐和子の実家で暮らすようになる。運転免許を持っていなかった佐和子は、通い始めた自動車教習所で若くして先生を務める新谷と出会い、優しく熱心な指導、そしてたわいない会話を重ねていくことで徐々に親密になっていくのだが…。今回解禁となったのは、人気漫画家の佐和子(黒木さん)が自動車教習所で出会った新谷先生(金子さん)と海辺で仲睦まじくデートする様子を収めた本編映像。映像はキラキラと光る綺麗な水面がのぞく橋の上を、初心者マークを付けた1台の車がゆっくりと進んでいくシーンから始まる。楽し気な笑みを浮かべて運転する佐和子、そしてそれを助手席で見守る新谷、という微笑ましいカットがアラタアキの漫画で表現され、差し込まれる。普段はクールで感情が読みにくい佐和子だが、新谷の前では無邪気にはしゃいでいる。やがてふたりは手を繋ぎ寄り添いながら桟橋を渡り、佐和子がそっと新谷の肩に顔をもたれかかるカットで締めくくられる本映像。佐和子と新谷との危うい甘い恋模様を描いた、どこか儚げで美しいこのシーンは、果たして現実なのか?それとも佐和子の創作なのか?幻想的な夕焼けの時間と相まって、いっそうその境が曖昧に映し出されている。『先生、私の隣に座っていただけませんか?』は9月10日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:先生、私の隣に座っていただけませんか? 2021年9月10日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C)2021「先生、私の隣に座っていただけませんか?」製作委員会
2021年09月03日ベルリン国際映画祭銀熊賞(審査員グランプリ)、サンダンス映画祭2020ネオリアリズム賞受賞をはじめ、世界各国の映画賞を賑わせた『17歳の瞳に映る世界』が、先週7月16日(金)より公開。Web上には「やっと本当に素晴らしい映画を観れた」「沁み入る良さ」「傑作!!」「言葉にならないぐらい揺さぶられた」「優れたシスターフッド映画」など、賞賛の声が続々と上がっている。今回は、本作のロケ地となった主人公オータムといとこのスカイラーが暮らすペンシルベニア・シャモーキンと、2人が訪れたニューヨークのスポットを紹介する。主人公たちが住む街のモデルは「時代をさかのぼるような気持ちに」映画本編内で主人公たちの暮らす町として「ペンシルベニアのエレンズボロ」というセリフがあるが、これは架空の町。モデルとなったのは、ペンシルベニア州ノーサンバーランド郡シャモーキン。「脚本を書く際に土地柄は大事」と語るエリザ・ヒットマン監督は、ペンシルベニアを舞台に選んだ理由として「ニューヨークからたった2~3時間の距離ですが、時代をさかのぼるような気持ちになります。石炭業が盛んになるにつれ発展していきましたが、今や炭鉱は閉鎖され、こうした小さな町は無の中に置き去られているのです」と話す。シャモーキンの街で行われた撮影では、町の人たちの協力が大きな助けに。プロデューサーのアデル・ロマンスキーは「物語の性質も性質ですし、そもそも保守的な町であるけれど、町の人々は私たちを温かく迎えてくれて、食料品店や学校といったロケーションを見つけるのを快く手伝ってくれたのです。これは、オータムがどんな町に暮らしているのか、その感じをつかむのに大いに助けになりました」と語った。ちなみに、オータムが尋ねるクリニックはクリスチャンによって運営されている「Crisis Pregnancy Center」という施設がモデルで、女性の職員が対応するが、中絶を思いとどまるよう説得する団体。経済的支援、育児支援、養子縁組などの情報を提供し、全米で約2300の施設が存在している。去年のバイデンvsトランプの米大統領選において、ペンシルベニアは中絶を女性の権利として認めるバイデンと中絶反対の立場をとるトランプで票がはっきりと分かれるほど、センシティブな土地柄といえる。アメリカ中のバスが到着するポートオーソリティバスターミナル主人公のオータムといとこのスカイラーは、シャモーキンから約5時間かけて、バスでニューヨークへ移動する。その玄関口となるポートオーソリティバスターミナルはアメリカ最大のバスターミナルで、平日は1日あたり平均して約7,000台のバスで20万人、年間では5,300万人を輸送する。24時間動いている地下鉄へも直結しており、泊まる場所のない2人が時間を潰したベンチ、バスで出会うジャスパーと訪れたファストフード店やボーリング場、カラオケもポートオーソリティ内にある。地下鉄ではストリートミュージシャンが常時演奏しており、思わずスカイラーが足を止め、体を揺らす場面も。本編で少女2人は、重いスーツケースを懸命に運びながら、ポートオーソリティからニューヨーク中へ移動を続ける。これについて監督は「映画の中でニューヨークに来る人は、たいていニューヨークを好きになります。しかし実際のニューヨークは、移動しようと思うと厄介な街。私が捉えようと思ったのは、まさにそういう面でした」と話す。彼女たちの瞳を通して映るニューヨークの街は、まさに旅行者が経験するリアリティ溢れるニューヨークとなった。泊まる場所のない2人が一晩過ごすチャイナタウンフェアお金がなく泊まる場所のない2人は、夜を明かすためゲームセンターで過ごす。そのゲームセンターのモデルとなったのが、チャイナタウンフェア。1944年にオープンしたチャイナタウンフェアは、2011年に閉店。その後2012年に再オープンした。なかでもオータムが劇中プレイする、ニワトリと対戦するTic-Tac-Toeゲーム(三目並べ)が有名で、2002年ごろ撤去されたが、幼少期にチャイナタウンフェアで実際にプレイした監督の希望により今回再現された。映画『恋に落ちて』(84)の中でもロバート・デ・ニーロとメリル・ストリープが訪れ、Tic-Tac-Toeゲームをしている。地味なゲームを選んだオータムと対照的に、スカイラーが日本でもおなじみのダンスダンスレボリューションで踊るのも「それっぽい!」と膝を打つシーン。中絶手術のために訪れるヘルスセンターニューヨークに到着したオータムは、2つのヘルスセンターを訪れることになる。撮影は実際にプランドペアレントフッド(全米家族計画連盟)の提供するニューヨーク州北部やペンシルベニアの複数のセンターで行われた。オータムは2つめのヘルスセンターで中絶手術を受ける前に、診察室でカウンセラーから問診を受ける。病歴や性経験に関する質問から始まるこのシーンは、16ミリによる長回しの撮影、かつパーソナルな質問が続くため、緊張感のある撮影となることが予想された。そこで監督は、少しでもオータム役シドニー・フラニガンの負担を減らすため、静かで落ち着ける部屋と時間を用意し、後半のシーンに集中できるよう質問には自身の家族のことを答えるよう伝えたという。キャストへ徹底的な配慮が行われ撮影されたこのシーンは、原題にもなった印象的なシーンでもある。プランドペアレントフッド(全米家族計画連盟)とは?世界的にリプロダクティブヘルス/ライツを提供する非営利団体のアメリカ支部。全米で約600の施設を運営している。マイノリティや生活困窮者の利用も多い。『17歳の瞳に映る世界』はTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:17歳の瞳に映る世界 2021年7月16日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2020 FRIENDS IN TROUBLE LLC / FOCUS FEATURES LLC
2021年07月19日女優の黒木華とアイドルグループ・Hey! Say! JUMPの中島裕翔がW主演を務める、DISCOVER WORLD THEATRE vol.11『ウェンディ&ピーターパン』の公演ビジュアルが15日、公開された。イギリス・スコットランドの作家、ジェームス・マシュー・バリーが20世紀初頭に書いた世界的傑作『ピーターパン』をロンドンで注目の若手作家であり演出家でもあるエラ・ヒクソンが新たにウェンディの視点から翻案した同作。13年に英国ロイヤル・ シェイクスピア・カンパニーの新作公演『WENDY&PETER PAN』として上演された。台詞に加えてダンスやフライング、小道具、美術、映像などを駆使した“フィジカルシアター”のスタイルと、スペクタクルとマジカル満載の美しい舞台が話題となり、15年にはウエストエンドでの再演も果たした。待望の日本初演となる今回、演出を手掛けるのは『るつぼ』(16年)、『民衆の敵』(18年・ともに Bunkamuraシアターコクーン)で社会的テーマを力強く描き、日本の観客を魅了したジョナサン・マンビィ。ロンドンでの初演・再演でも演出を務めた同氏が世界的に有名な『ピーターパン』のファンタジックな世界観から現代社会に通ずるテーマを浮き彫りにする。タイトルロールであるウェンディとピーターパンを演じるのは、今回が初共演となる黒木と中島。さらに、ウェンディの弟・ジョンに平埜生成、マイケルに前原滉、ティンクに富田望生、タイガー・リリーに山崎紘菜、海賊・スミーに玉置孝匡、ミセス・ダーリングに石田ひかり、そしてフック船長とミスター・ダーリングの二役には堤真一と、若手からベテランまで多彩な魅力を持つキャストが結集した。そして今回公開された公演ビジュアルでは、ネバーランドを彷彿とさせる森の中の不思議な空間に、ウェンディ、ピーターなどの登場人物たちが浮遊している、非日常的な日常を描くマジックリアリズムの世界を表現している。公演は東京・Bunkamuraオーチャードホールにて8月13日~9月5日。チケット好評発売中。
2021年07月15日黒木華と柄本佑が漫画家夫婦役でW主演する映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』より、黒木さん演じる佐和子の場面写真が公開された。劇中では、“不倫”をテーマにした「先生、私の隣に座っていただけませんか?」というタイトルの新作漫画を描く佐和子。今回到着した新場面写真では、画材に囲まれた佐和子が、漫画を執筆している姿が写し出されている。映画では実際に黒木さんがペン入れをしたり、トーンを貼ったりと執筆の作業も披露している。本作の監督・堀江貴大は、佐和子役に黒木さんを起用した理由について「あのニッコリ笑ったキュートなスマイルを、どこか不敵な、ミステリアスな笑みとして描きたい。そんな妄想を抱いてオファーしました」とコメントし、「僕自身、“佐和ちゃん、いま一体なに考えてるの…?”と気持ちよく翻弄され続けていました」と撮影時をふり返る。そして「黒木華さんのミステリアスな魅力全開!の作品に仕上がりました。あらゆる人に楽しんでいただける映画にするべく、丁寧に丁寧に作ったまったくドロドロしていない夫婦×不倫映画です」と自信も見せている。『先生、私の隣に座っていただけませんか?』は9月10日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:先生、私の隣に座っていただけませんか? 2021年9月10日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C)2021「先生、私の隣に座っていただけませんか?」製作委員会
2021年06月14日6月9日、加山雄三(84)が東京五輪の聖火ランナーを辞退したことが発表された。今月28日に神奈川県藤沢市内を走る予定だった加山だが、オフィシャルサイトを通じて辞退を決めた思いを明かしている。《僕はスポーツが大好きです》と切り出し、64年に開催された東京五輪では黒澤明監督の映画『赤ひげ』を撮影していたことから、《観戦したり応援することがほとんど出来ず悔しい思いをしました》と振り返った加山。《今回の東京オリンピックこそ、心から応援し、また自らも盛り上げたい気持ちでいっぱいでした》と綴るも、《しかしながら今改めてこの世界の状況を見た時、手放しに開催を喜ぶことが僕は出来ません》とコメント。続けて《一度はお引き受けをした聖火ランナーですが、そして直前になってしまいましたが、勇気を持って僕は辞退いたします。今は、することもやめることも勇気が必要だと思います》と、その決意を記している。「ひとつの夢」だったという聖火ランナーを、コロナ禍による深刻な世情を理由に辞退した加山。さかのぼると今年2月から、藤井聡太二冠(18)や五木ひろし(73)、常盤貴子(49)など多くの著名人らが相次いで聖火ランナーの辞退を発表。辞退した著名人らが挙げた理由の大半は、「スケジュールの都合」によるものだった。「大会組織委員会は2月25日に、感染対策を盛り込んだ聖火リレーのガイドラインを発表しました。聖火ランナーは走る2週間前から、『会食や密集する場所への外出を避けること』『体調情報は組織委員会に報告すること』といった要請が出されました。実質的に“隔離”を命ずるような要請は、多忙な著名人にとってハードルが高かったようです」(プロダクション関係者)■「スケジュールの都合」から変化しつつある辞退理由そして時が経つにつれ、その理由にも変化がーー。「スケジュールの都合」ではなく、加山のように“コロナ禍による影響”を辞退理由に挙げる著名人が目立ってきたのだ。3月に聖火ランナーの辞退を発表した黒木瞳(60)は、「自分が走ると沿道で密集した状態を避けるといった感染防止対策が困難になるのではないか」と危惧し、辞退に至った。4月に辞退を発表したイモトアヤコ(35)も、その理由をインスタグラムで《私が公道をランナーとして走ることで人がたくさん集まってしまうのではないかということがわたしの一番の懸念点です》と綴っていた。今月4日に岩手県の聖火ランナー辞退を発表したばかりの、のん(27)も「岩手に行くことで、不安とご心配をおかけしてしまうとしたら、本意ではありません」とコメントしていた。現在、福島県を除いた東北5県を走っている聖火リレー。しかし青森県ではむつ市や三沢市など10市町村で中止になるなど、当初の予定を変更するケースが各地で相次いでいる。大会組織委員会が「安心・安全」を謳ういっぽう、「絶対大丈夫」と言い切れる確証はない。「どの地域も感染防止策に気を配っていますが、聖火リレー関係者の感染も報告されています。またランナーが通る瞬間は沿道が密状態になりやすく、ソーシャルディスタンスは観覧者の“良心頼み”。加山さんは宣言解除後に走る予定でしたが、感染者のリバウンドも懸念されています。さらに五輪開催まで50日を切った段階で、政府分科会の尾身茂会長が『普通はやらない』と警鐘を鳴らしてほど。そんな状況で走ったことでむしろマイナスイメージがついてしまうことを、著名人サイドも懸念した上での辞退なのでしょう」(全国紙記者)
2021年06月10日(左から)田原俊彦、黒木瞳、中井貴一、浅野ゆう子実年齢より若く見られることが多い芸能人。一般人とは何が違う? 過去の彼らのインタビューなどからアンチエイジングの専門家でイメージコンサルタント・一色由美子さんが“美魔女、美魔男”のヒミツに迫る!■【黒木瞳】高麗人参茶とタップダンス《美容法として続けているのは、高麗人参茶を飲むこと。スポーツはあまりやらないのですが、タップダンスは続けています。「ヒールアップ」効果で足が細くなります。タップをやると腸腰筋が鍛えられるんです。いくつになっても元気に歩ける》(WEBサイト『ヘルチェック』内のインタビューにて)「高麗人参茶は身体に合うのであれば効果的だと思います。不定愁訴である更年期障害に漢方を出すクリニックも増えましたし、ドラッグストアでも購入できます。ただ、漢方薬やサプリメントなど何か新しいものを取り入れる際は、“いつから摂取し始めたのか”“どういう身体の変化があったのか”といったことを記録しておくことが大事です」(一色さん、以下同)例えば、1か月後に身体の調子がよくなったと感じる人もいれば、逆に身体が重く感じるようになったという人も─。「その際、記録をつけていれば何を機に身体に変化が生じたのか、自分自身の中で考えることができます。原因がわからないまま、身体に変化が生じるのはいいこととはいえません」タップダンスに関しては向き不向きもあるだろう。だが、「足を使う運動はとても大事なこと。足の筋肉は、血液を心臓に送って全身に血流を張り巡らせるポンプのような役割をしています。足の運動を続けることで、結果的に血流をよくすることにつながり、栄養や酸素を全身に送り届けるため、アンチエイジング効果としても効果大です。血行不良による抜け毛にも改善が期待できます。“黒木さんがやっているから”とタップダンスをまねしなくてもよく、ウォーキングでも構わないので、ご自身が楽しくできる足の運動を取り入れるようにしてください」■【中井貴一】自炊で肉とサラダを中心に《家では、お肉などのたんぱく質とサラダを中心に食べています。僕にとって一番大事なのは、心からおいしいと思って食べること。自分が作った料理でも、いかに「おいしいなぁ~!」と思って食べられるか。そういった“贅沢な心”を持つことが大切だと思いますね》(健康情報サイト『元気web』のインタビューより)「野菜はビタミンやミネラルが補給できる優秀な食材です。ただし、野菜だけでは栄養不足になってしまいます。三大栄養素である『炭水化物』『タンパク質』『脂質』と結びついてはじめて、お互いが上手に働き、栄養になりますから、サラダに加えお肉を中心としたタンパク質を摂取しているのは理にかなっています」若い女性の中には、“サラダしか食べない”といったケースも散見されるが、タンパク質を摂取しないとサラダのよさが生きてこない。栄養不足で、むしろ老けやすくなってしまうし、太りやすくもなってしまうという。「また、特に男性にいえることですが、タンパク質を摂取しないと筋肉が落ちてしまいます。中井さんはしっかりとした身体つきで、髪の毛の質感も黒々しい。きちんとバランスを考え、タンパク質をとっているからこそ若々しいルックスを維持できているのだと思います。私が個人的に素晴らしいと感じたのは、“心からおいしいと思って食べる”こと。多くの方が、美肌になりたい、若々しくなりたい、といったアンチエイジングを目的に、本当は食べたくないものを無理して食べるケースが目立ちます。テレビで身体にいいと言っていた、〇〇さんが取り入れているからではなく、自分自身が“おいしい”と感じられるような取り入れ方こそ大事です。五感である味覚を鍛えて味わって食べているからこそ、中井さんの若々しさの秘訣につながっているのではないかと思います」■【田原俊彦】起きがけに1杯の水《健康法といえば、朝起きたときに必ずコップ1杯のミネラルウォーターを飲むことぐらいかな。それからおもむろにコーヒーを淹れる。水を飲んでからカフェオレという習慣はもう20年ぐらい続けている》(雑誌『Number Do』のインタビューにて)「寝ている間に、人間は気がつかないうちにコップ1杯分以上の汗をかいているので、朝は脱水している状態になります。そのため、起きがけにコップ1杯の水を飲むというのはとても大事です」とは一色さん。水を飲むことで、身体が目覚め、代謝も上がり、美肌やデトックス効果にもなるという。「ミネラルウォーターがない場合は、水道水でも大丈夫です。ただ、冷え症の方は冷たいお水だと身体を冷やしてしまうので、夏であっても常温や白湯のほうがいいかもしれません。ゆっくりと意識するように飲むと胃腸にもよい効果をもたらします」コーヒーを飲む際に留意してほしいのは、胃腸が弱い方はなるべく空腹時に摂取するのは控えたほうがいいということ。「コーヒーは、ポリフェノールの抗酸化作用も含まれるためアンチエイジングにはいい一方で、苦味成分が胃酸の生成を刺激してしまう可能性があります。コーヒーを飲むことによって、胃もたれするとか気持ち悪くなるのは胃酸過多になっている可能性が高いからなんですね」そういった状態で朝食をとると食べ物をおいしく感じないどころか、胃腸を整えるために余計に栄養を使うためアンチエイジングには逆効果。「胃腸の調子がよくないと感じるようであれば、起きがけの空腹時にコーヒーを飲むことは控えたほうがいいでしょう。もし飲むにしても、何か食べ物を口に入れてから飲むことをおすすめします」■【浅野温子】“朝にトマト”で調子《朝にトマトを食べている。朝は水分があるものがいいじゃないですか。何となく続けてたら調子いいなと思って。私、ちゃんと3食食べられない人なんですよ。こういうものを入れてると体調をみんなに合わせられやすかったりとか、自分でもちょっと集中したいなってときはあんまり胃に入れない》(TBS系『はなまるマーケット』にて)「トマトは、強い抗酸化作用のあるリコピンを多分に含み、身体の調子を整えるアンチエイジングに最適の食べ物。リコピンの吸収率が最もいいのは朝といわれています。朝にトマトを摂取する浅野さんの健康法は理想的ですね。トマトそのものではなくトマトジュースでも同様の効果があるのでおすすめ」浅野が“ちゃんと3食食べられない”と語っているように、規則正しく食事をとれない人も多いだろう。中には、あえて1日1食という人もいるだろう。しかし、「栄養が足りていない状態で1日1食を取り入れるのは控えたほうが賢明だと思います。空腹状態を長くすると長寿遺伝子であるサーチュイン遺伝子が働き、細胞を若返らせる説もあるのですが、これは合う、合わないもあり体質によると思います。また、1食で十分な栄養がとれるのかという問題もあります」合わない人は、少量でもいいので、栄養価の高いものを多く取り入れるほうがいい。「例えば、お味噌汁。塩分をとりすぎるため血圧が上がってしまうのではないかといわれますが、ビタミン、ミネラルが豊富で、アミノ酸も10種類以上含む抗酸化作用の高い食べ物です。忙しい方は、インスタントのお味噌汁でも大丈夫。わかめやネギなどご自宅にあるものを入れて召し上がってもいいですね」■【浅野ゆう子】歯のかみ合わせでシワ予防《季節の有機野菜や果物を20種類ほど入れ、豆乳、はちみつ、甘酒などをミキサーにかけて作るスムージーを毎朝飲んでいます。たてジワが出やすい口元のため、歯のかみ合わせを整えることが大事なので、歯医者さんにマメに通っています》(雑誌『クロワッサン』より)「先述したとおり、野菜だけではなく、タンパク質を含む豆乳を加えることで、きちんと栄養をとることにつながっています。また、大豆のイソフラボンは、女性ホルモン『エストロゲン』(卵胞ホルモン)に似た働きをし、女性の美しさや若々しさを手助けしてくれます」歯並びもとても重要で、アンチエイジングのために歯を意識するのは大正解という。「年を重ねてくると歯は、前に動いてしまいます。すると、歯間が開き、かみ合わせが悪くなり、かまずに食べてしまうため太りやすくなってしまう。顔のゆがみの一因にもなって、シワにもなりやすいんです。また、歯周病は、歯ぐきの炎症や虫歯の原因になるだけではなく、全身的な慢性疾患の原因となることもわかっています。かむ力は認知症予防としても非常に有効といわれていますから、歯のかみ合わせを意識することは、とても大切なことだと思います」■【美保純】家の中でもヒールを履いて《おでんの昆布だけを食べて体重を減らす、昆布ダイエットを定番にしていた。自宅では同じ椅子やソファーに座らないようにし、家の中でヒールを履いたりする》(雑誌『クロワッサン』、TBS系『水トク! ~あの日に帰りたい8~』などより)「いまも昆布ダイエットを続けているのだとしたら、あまりオススメはできません。昆布にはヨウ素が含まれています。甲状腺のホルモンを作るために必要不可欠なものである一方、過剰にとると、逆に甲状腺ホルモンが作られなくなり、甲状腺機能低下症になる可能性があります」女性の場合、甲状腺は女性ホルモンを司る部分。その機能が低下する可能性を高める昆布を毎日摂取するようなダイエットは控えたほうがいい、と一色さん。間違っても“昆布だけ”というのは避けるべきだという。「反面、家でヒールを履くという意識はとても素晴らしいことだと思います。先ほど説明したように足の運動にもなりますし、背筋も伸びますよね。何より美意識を持つことで気持ちが上向きになります。“同じ椅子やソファに座らない”というのも、部屋の中であっても動くことを意識しているのだとしたら、いいことだと思います」■【哀川翔】野菜で食べすぎをブロック《妻・公美さんが徹底管理し、食事前に必ずキャベツとブロッコリーを食べ、ご飯の量は125g。夕食後はドライフルーツと一緒にヨーグルトを。ただし、妻のいない外出先ではドカ食いをすることも》(TBS系『名医のTHE太鼓判!』より)「哀川さんはキャベツやブロッコリーである程度お腹を満たして、食べすぎを防いでいるのではないかと思います。たしかに、キャベツはかさ増しの食材としては最適ですし、ブロッコリーもスルフォラファンをはじめ約200種類ものファイトケミカルが含まれています。ファイトケミカルは、体内の老廃物や有毒物質を解毒するなど抗酸化作用を持つ食材ですから、栄養価の高い野菜でお腹を膨らますというのはとても効果的だと思います」何かを食べる際に、あらかじめ野菜を摂取する──。例えば、ラーメンを食べる前に、野菜ジュースを飲むだけで、まったく栄養のバランスは変わってくる。「野菜を摂取することで、カロリーの高いラーメンを食べる罪悪感も減るので、一石二鳥です(笑)。ただし、小食の方がダイエットとしてキャベツやブロッコリーでお腹を満腹にすることは控えてください。野菜を食べたことによって満足感が生まれ、本来とらなければいけないほかの栄養価をとらずに食事を終えてしまうため、逆効果になってしまいます」夕食後のヨーグルトもいい作用をもたらしている。「ヨーグルトの乳酸菌、食物繊維を含むドライフルーツの組み合わせは、腸内環境を整える意味では効果的。腸内環境がよくなれば免疫力もアップするのでアンチエイジング的にもいいと思います。個人的には、ヨーグルトの中に一緒に入れるのであればバナナがオススメです。朝昼晩にきちんとタンパク質がとれていると筋肉が落ちづらくなります。特に、朝はお肉やお魚を食べる時間がなかったり、食欲のない方が多いと思うので、ヨーグルトバナナを活用するといいと思います」一色由美子(いっしき・ゆみこ)●イメージコンサルタント。Y Style New York&Tokyo代表、(社)日本アンチエイジング・ダイエット協会理事長。自らの結婚、出産、子育ての経験も含め、女性が自由に輝いて生きるためのスタイル作りを提案。(取材・文/我妻アヅ子)
2021年05月24日女優の黒木華と、アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの中島裕翔がDISCOVER WORLD THEATRE vol.11『ウェンディ&ピーターパン』でW主演を務めることが2日、明らかになった。同作はイギリス・スコットランドの作家、ジェームス・マシュー・バリーが20世紀初頭に書いた世界的傑作戯曲『ピーターパン』をロンドンで注目の若手作家であり演出家でもあるエラ・ヒクソンが新たにウェンディの視点から翻案した作品。2013年に英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの新作公演『WENDY&PETER PAN』として上演された。台詞に加えてダンス、フライングや、小道具、美術、映像などを駆使した“フィジカルシアター”のスタイルと、スペクタクルとマジカル満載の美しい舞台が話題となり、2015年にはウエストエンドでの再演も果たした。待望の日本初上演となる今回、演出を手掛けるのは『るつぼ』(16年)、『民衆の敵』(18年・ともにBunkamuraシアターコクーン)で社会的テーマを力強く描き、日本の観客を魅了したジョナサン・マンビィ。ロンドンでの初演・再演でも演出を務めた同氏が世界的に有名な「ピーターパン」のファンタジックな世界観から現代社会に通ずるテーマを浮き彫りにする。タイトルロールであるウェンディとピーターパンを演じるのは、今回が初共演となる黒木華と中島裕翔。近年注目の話題作に多数出演し、各方面で高い評価を得ている黒木は、16年の『るつぼ』以来となるマンビィ演出作への出演となる。またアイドルとしての活動に留まらず、映像を中心に俳優として活躍する中島は、19年の『WILD』以来2年ぶりの舞台出演に。更に、ジョンには舞台・映像と幅広く活躍する平埜生成、マイケルには近年活躍めざましい前原滉、ティンクには若手実力派女優・富田望生、タイガー・リリーには映画『モンスターハンター』でハリウッド作品に出演を果たした山崎紘菜、海賊・スミーには小劇場に留まらず数多くの作品に出演する玉置孝匡、ミセス・ダーリングにはドラマ・映画を中心に活躍し定期的に舞台にも出演している石田ひかり、そしてフック船長とミスター・ダーリングには『るつぼ』『民衆の敵』とマンビィ演出作で続けて主演を務め演出家からの信頼も厚い堤真一と、若手からベテランまで多彩な魅力を持つキャストが結集した。公演はBunkamuraオーチャードホールにて8月13日~9月5日。○演出:ジョナサン・マンビィ コメントこの作品は、RSCのストラットフォード・アポン・エイヴォン(シェイクスピア生誕地)の劇場のクリスマス演目として、新しいバージョンの『ピーターパン』を上演し非常に高い評価を受けました。ストラットフォードでのRSC公演史上、最も人気の高い作品となり、2年後には再演、完売公演となりました。そして今年、このスペシャルな作品を東京で上演できることを嬉しく思っています。本当に素晴らしい俳優である(黒木)華さんとの『るつぼ』でのワークは、そのすべてが本当に楽しく、今回も彼女ならではの魅力、ウィット、そして知性をもって、素晴らしいウェンディを見せてくれるでしょう。(中島)裕翔さんとは初めてご一緒しますが、すでに裕翔さんの才能、魅力、そして温かさとウィットは見せていただいており、成熟さと少年の純粋無垢な要素をあわせもつ、まさに今回の新しい、現代的で洗練された解釈のピーター役にぴったりだと思っています。今日本で最もエキサイティングな若いパフォーマーの一人である裕翔さんは、きっと伝説に残るようなピーターパンを創り出してくれることでしょう。(堤)真一さんとは今回で3度目のコラボレーションになりますが、世代を代表する素晴らしい俳優のお一人であり、彼の技術と俳優としての幅と深みで、真一さんだけの特別なフック船長を創り出してくれると思います。この作品は、とても楽しくて爽快であるというだけでなく、命・生とどう向き合うのか、大人になるとはどういうことかといったとても重要な問いかけを私たちに投げかけていると思います。喪失感や絶望の暗闇から、幸せと喜びへ進んで行く道を示してくれているのです。そして、命には限りがあるということへの恐怖、いつまでも子供のままでいたい、大人になりたくないという人間が生まれ持った願望についても大切なことを教えてくれます。なぜなら、私たちは誰もが、ピーターパンのように、いつまでも子供のまま、そして永遠に生きていたいと心の中で願っているのですから。○黒木華 コメント出演が決まって、ジョナサンとまた一緒にお仕事をしたいと願っていたので、私にとっては本当に待望でした。ジョナサンは、役者それぞれの良さを見つけだしてくれ、それを倍以上に膨らませる手伝いをしてくれます。その上で作品の広がりや、観客に対する愛があるので、お稽古の時から毎日凄く楽しく参加させていただいていた印象です。作品のキャラクターや背景を皆で話し合う時間をとても大事にされていて、取り組み方一つ一つに、作品に対するリスペクトを感じます。とても有名なピーターパンですが、エラさんが描かれるこの『ウェンディ&ピーターパン』がどんな舞台になるのかとても楽しみです。色々な不安が漂う今だからこそ、夢や、想像力が必要なのではないかと感じます。皆さんに、ティンクからの魔法の妖精の粉を届けられるよう頑張ります。○中島裕翔 コメント出演が決まったときは、まさか自分がピーターパンを演じる事ができるとは思ってもみなかったので驚いたのと同時に、演出のジョナサン氏からも、この戯曲を日本で公演したらどうなるか、日本人の私たちが参加したらどうなるかという、この作品に起こる異文化間の反応をとても楽しみにしている様子が伝わり、チャレンジングな事ができるのでとても楽しみな気持ちになりました。作品は、笑いあり涙ありのエンターテイメントです。……と一言で表すのは難しい内容ですが、切ない笑いや、嬉しい涙、ほろ苦さも感じられる、大人が楽しめるピーターパンという印象ですね。ピーターパンと言えば「子供のままでいたい」と願う、天真爛漫な男の子のイメージなので、その中にある大人になる事や、大人そのものに対する彼の複雑な経験、葛藤、彼なりの現実との向き合い方を考察して、童心に返って演じたいです。見てくださる皆さんにも、ネバーランドに来る際は”大人な事”を忘れて、童心に返って楽しんでほしいです。○堤真一 コメント演出のジョナサンから、「ピーターパンでやってほしい役がある」と聞いた時は、てっきりミュージカルかと思って「絶対無理!」と(笑)。でもミュージカルではないとわかってホッとしました。『ピーターパン』は子ども向けの物語の印象がありますが、この戯曲には、むしろ大人こそ見るべき要素が多くて、「ピーターパンって、こんな話だったっけ?」と新鮮な驚きがありました。ジョナサンは、全員が共通認識を築くための作業を大切にする人です。彼とまた一緒に作品に向き合えることが本当に嬉しいですね。それに、まさかオーチャードホールに立つとは思ってもいなかったので、あの空間にどんなセットが建ち、ト書きの描写が実際にどう立ち上がってくるのか、僕自身も楽しみなんです。この作品は、子供が楽しめるのは勿論ですが、大人の胸に突き刺さる内容でもあるので、お子さんの付き添いという感覚ではなく、大人の皆さんも一緒に楽しみに来ていただきたいですね。○ストーリー1908年のロンドン。ダーリング家の子供部屋。ウェンディ(黒木華)、ジョン(平埜生成)、マイケル(前原滉)、そして体の弱いトム(下川恭平)は戦争ごっこをしながら部屋中を飛び回っている。そこへ両親であるミスター&ミセス・ダーリング(堤真一、石田ひかり)が入ってくる。家族が揃った姿は幸せそのもの。その晩熱を出したトムを医者に診てもらうも、診立てはあまりよくない。やがて皆が寝静まった遅い時間に子供部屋の窓からピーターパン(中島裕翔)がやってきてトムを連れ去っていく……。それから1年後のある日の夜、子供部屋の窓が開き、再びピーターパンが現れる。驚くウェンディはジョンとマイケルを叩き起こし、トムを探すためにネバーランドへとピーターパンたちと共に旅立つのだった。
2021年05月02日「歌も踊りも初めてで、まだ真っ白な感じのする普通の小学5年生でした。ただ、何かをつかもうとする気持ちが強く、容姿のかわいさよりも芯の強さが印象に残っています。特別扱いはしませんでしたが、目の奥がほかの子と違って何か持っていると感じていました」教え子・浜辺美波(20)との出会いを語るのは同じ石川県出身の元タカラジェンヌ泉つかささんだ。’81年に宝塚歌劇団67期生として入団。黒木瞳(60)や真矢ミキ(57)と同期。泉さんは男役として17年間、オスカルの上官・ブイエ将軍や弁慶など数々の大役を演じ、結婚を機に退団した。現在は、歌手や俳優を目指す少女たちを指導していて、浜辺にとっては故郷の“恩師”に当たる。浜辺は3月にフォトエッセイ『夢追い日記』(北國新聞社)を出版。地元『北國こども新聞』での8年間の連載をまとめたもので、現在入手困難な人気ぶりだ。浜辺は10歳で、「東宝シンデレラ」オーディションのニュージェネレーション賞を受賞し、芸能界デビュー。同オーディションではその年、同じく当時10歳の上白石萌歌(21)がグランプリを、姉の萌音(23)が審査員特別賞を受賞した激戦の年だった。「全てが初めての経験で戸惑うことも多かったでしょう。東京でたくさんの刺激を受けたことと思います。自分の課題を一つ一つレッスンの中で乗り越えたことが今につながったのではないでしょうか」■平日は小学生、土日は女優…片道5時間の下積み時代そんな浜辺は、レッスンでは常に全力だった。「早口言葉を1つ考えてくるという課題を出すと、ほとんどの子は『カエルぴょこぴょこ』など誰もが耳にしたものを選んできます。でも、美波ちゃんは、プロを目指す人が滑舌練習で行うような、長くて複雑な早口言葉を用意してきたので驚きました」デビュー後は、東京と石川を行き来する多忙な生活だった。「平日はしっかり小学生として学び、土日は東京でドラマや撮影の仕事。北陸新幹線がない時代なので電車なら片道約5時間です。疲れてフラフラでも、自分の選んだ道だと頑張っていました。レッスンにはいつもご家族全員でお迎えにいらしている姿を拝見し、ご家族の支えは大きかったのではと感じていました」そんな浜辺が憧れるのは意外にも銀幕の女優・原節子だという。古きよきを尊ぶ感覚には、“宝塚の精神”も影響を与えたはずだ。「私は自分が美波ちゃんを育てたとか恩師だとは思っていません。私が教えられるのは、宝塚で培った『清く正しく美しく』の心です。自分に正直になって稽古を積めば舞台は裏切りません。堂々と舞台に立つには人一倍の努力が必要でした。美波ちゃんも、習い事感覚ではなく、毎回課題を見つけ、全てを次につなげようとしていました。当時は、そんな美波ちゃんが、宝塚時代の自分と重なって見えました」故郷で出会った恩師の教えは、今も生かされているに違いない。「女性自身」2021年4月27日号 掲載
2021年04月16日