主演・伊藤英明×監督・三池崇史という最強の顔合わせで贈る戦慄のエンターテインメント『悪の教典』。生徒から絶大な人気を誇る高校教師が、担任を受け持つクラスの生徒全員を大殺戮する姿を描き、その残虐な描写から“R-15指定”を受けるなど、公開前から賛否両論を巻き起こしていた本作だが、日本の初日より1日だけ早い11月9日(現地時間)、第7回ローマ国際映画祭のコンペティション部門でオープニング上映を飾り、主演の伊藤さんを始め三池監督、そして生徒役を代表して水野絵梨奈が現地入りを果たし、大歓声を浴びた。2010年に発売された作家・貴志祐介の同名ベストセラーを原作に、イジメやモンスターペアレンツ、教師によるセクハラなどの問題がはびこる現代の学校を舞台に、生徒から絶大な支持を得ていた人気教師による生徒の惨殺事件を描くサイコサスペンス。『十三人の刺客』や『一命』など世界でもその活躍が注目されている三池監督の最新作とあって、本映画祭の開催地イタリア・ローマ入りを果たした3人がレッドカーペットを歩けば海外ファンからは熱烈な歓迎が!さらに公式記者会見、オープニングセレモニーおよび公式プレミア上映に出席した。公式上映では、映画祭のメイン会場であるシノポリホールはおよそ1,000人もの観客で埋め尽くされるほどの盛況ぶりを見せた。上映中は笑いが起こる場面も多々あり、上映終了後は4分半にも及ぶスタンディングオベーション。その後も出待ちのファンが殺到し、会場外がごった返すほどのお祭り騒ぎとなった。今回の映画祭に参加した3人からは、「サイコキラーを演じることは本当に難しかったですが、監督に助けてもらいながら“蓮実”というキャラクターを作る作業は楽しくもありました。とにかく映画祭は楽しかったです。言葉も文化も違う国の映画なのに、みんなが楽しんでくれて自分も嬉しいです」(伊藤さん)、「エンターテイメントとして“蓮実”というキャラクターに騙される部分は、ローマのみなさんにも共感してもらえるのではないかと思っていました。本当にこの作品に関わることができて光栄だと思います」(水野さん)と満足気なコメント。さらに、三池監督は「ローマの地に初めて来ました。(技術の進歩によって)この数年、自分がやっていて本当に楽しいと思えることができるようになり、映画の世界に生きている歓びを感じられるようになりました」と、自身の監督人生をふり返りつつコメントを寄せた。ローマ国際映画祭は17日(現地時間)まで開催され、授賞式は同日に開催されるが、いかなる賞であっても受賞すれば日本初となるため、大きな期待が寄せられている。『悪の教典』は全国東宝系にて公開中。「悪の教典―序章―」『悪の教典』特集■関連作品:悪の教典 2012年11月10日より全国東宝系にて公開© 2012「悪の教典」製作委員会
2012年11月12日『海猿』シリーズから一転、伊藤英明が生徒全員を虐殺するサイコパス教師を演じることで話題の『悪の教典』。映画人としてこれほど覚悟がいる題材もそうそうないが、その主人公を演じる上で葛藤があった伊藤に対して三池崇史監督はささやかなエールをおくった。その他の画像貴志祐介氏のベストセラー小説を映画化した本作は、絶大な人気を誇るカリスマ教師の蓮実聖司(伊藤)が、学園を支配するために容赦なく邪魔者を惨殺していく姿を描く超問題作だ。伊藤は「『海猿』は多くのファンに支えられている作品で、だからこそ常に全力を出し切った前作越えを自分たちに課す、という作り方だったけど、今回は役だけを見据えて戦う作品でした」と俳優としての手応えを感じながらも、「一番の悩みはサイコキラーをどう演じるか、でした」と早い段階で課題に直面したという。「どう演じても三池監督は上手く撮ってくれると思ったけれど、分かりやすい方法に逃げたら、この先の俳優人生はつまらないって。だから下手でも振り切った演技をしようと決めましたね」。その“戦い”の努力が功を奏して、評判は上々だ。映画史に残るサイコキラーとの声も聞こえ、伊藤の高い演技力に三池監督も「ピッタリでしょ?(笑)」と激賞する。その演出については「ハスミン(蓮実)を演じてもらうということよりも、シンプルに表現していくこと」を大切にしたと三池監督は回想する。「人間には、いろいろな表情があるはずですよね。その中のひとつを出していく、ということです。まったく架空のキャラクターを新たに作り上げることではなく、人間の嫌な面が素直に隠さずにスルっと出ればいいと思っていた」という。「映画や資料を読み、ヒントを得ようとした自分が恥ずかしかったです(笑)」と伊藤は謙遜するが、“作り上げないことで作り上げる”という逆説的なメソッドで蓮実は誕生した。「撮影中、裸になった瞬間が何度もありました」と、伊藤個人にとってもハスミンという人物は転換点になったという。そして、伊藤の葛藤を見抜いたか、三池監督は脚本にはなかったオツな“演出”を用意してエールをおくっていた。「貴志先生が蓮実に向かって『頑張ってください』というシーンがあるけれど、あれは三池監督が僕に思いきり演じていいと任せてくれたって最近になって気づきました。愛情だったなって(笑)」。“戦い”を始める前の俳優と監督のちょっとイイ話。このエピソードを意識して映画を鑑賞してみては?『悪の教典』2012年11月10日(土)より、全国東宝系ロードショー取材・文・写真:鴇田 崇
2012年11月09日いまや国民的ヒーローと言っても過言ではない『海猿』シリーズの主人公・仙崎大輔。そんな人命救助のエキスパート(=海上保安官)を長年にわたって演じてきた伊藤英明が、命を救う側から奪う側へ──そう、『悪の教典』で彼が挑むのは、サイコパス(反社会性人格障害)という特殊な人格を持った高校教師・蓮実聖司。生徒からも教師からも信頼と人気を得ていた男が最凶最悪の殺人鬼となって校舎を血で染めていく…戦慄のエンターテインメントの主人公に挑んでいる。善と悪、表と裏、2つの顔を持つ蓮実と伊藤英明には意外な共通点があった?『海猿』ヒーローが演じるサイコパス人はギャップに惹かれ、その振り幅が大きいほどそこに魅力を感じるものだ。仙崎大輔と蓮実聖司のギャップも然り。けれど、ギャップがある一方で「蓮実聖司と伊藤英明は似ている」と意味深な笑みを浮かべる三池崇史監督。「そもそも主演作の『海猿』と『悪の教典』が同じ年に公開される、そういう状況に身を置いていること自体そうそうあることじゃない。動物としての強さがあるというか、言いようのない不思議な魅力があるというか、生きようとする能力の強さが蓮実にも伊藤さんにもあるんですよね。蓮実を演じるにはクールであることも必要でした。蓮実は常に同じような目をしているけれど、後半の蓮実の目は狂っている。特に銃を撃つ前後は、火薬の威力なのか肉体が壊れている手ごたえなのか、目の中身が明らかに狂っているんです。本来、眼球は演技できないものだけれど、目の玉が狂っているんです」と、俳優にとって最高の褒め言葉に伊藤さんも照れ笑いする。それにしても、なぜ、蓮実役は伊藤英明でなければならなかったのか?「5年前に一緒に仕事をした『スキヤキ・ウエスタンジャンゴ』の撮影後は、だいたい蓮実みたいな感じでしたし、自分でも“夜のガンマン”って言っていましたからね(笑)」と、ユーモラスに話すそこにこそ本質が潜んでいるような──。ずっと前から三池監督は伊藤さんの人間力を見抜いていたのではないか?そして、「到底理解できない」と言う殺人鬼を、伊藤さんはどう自分のものにしていったのか?彼が選んだ方法は、サイコパスをどう演じるか頭で考えカテゴライズするのではなく、三池監督の前で「心を裸にしてエネルギーをぶつけること、全力でぶつかっていくこと」だった。ヒーローからダークヒーローになることは俳優として大きなチャレンジであり、いかに挑戦したのかを語ろうとする彼の瞳の奥がギラリと光る。「『海猿』でヒーローを演じているから、(どんなときも)いい人を出さなくちゃいけない…そういう迷いがあったとしたら、それは『海猿』を応援してくれているファンに対して申し訳ないこと。なので、監督とスタッフとキャストを信じて全力でいこうと思ったんです。でも、三池監督は蓮実がどういう人物なのかを言葉では教えてくれないんですよ(苦笑)。ただ一言、『恐く撮るのも不気味に撮るのも、それが僕の仕事ですから』と言われて。その言葉でラクになれました。役者はいつも自信がないもの。役をいただいたときに、この役は自分にはできないかもしれない…と思うからこそ、全力で取り組むことができるんです。変な言い方かもしれないけれど、自信のなさが大事だと僕は思うんですよね」。また、血まみれになりながら生徒たちを殺していくシーンにおいても、殺人鬼はこうあるべきという考えを排除。「常にニュートラルでした。無心でした」と撮影時のテンションを説明した後で「でも、ある意味、監督が蓮実だなと思うんですよね…」と、三池監督を分析する。「人間を分かっているからこそ、痛みも苦しみも喜びも分かっているからこそ、監督と話をするときは見透かされているような気がして怖いんです。そういう監督だからこそ裸になれたんですけどね。その日を“やりきる、やりきろう”と思う現場でもありました。やりきるって、実は怖いことだと思うんです。この現場では、出しきれるものを出しきることが何よりも大切で、明日はもっと大変なんだよね…って思いながらその日のシーンをやることが、自分の中で成立しないことだと思うようになって。たった13年たらずの役者人生だけれど、いまようやく30代の役者の面白さを感じているんです。40代、50代…80代までその面白さはあると思ったら、ますます楽しみ。とはいっても、今回の現場は考えることも多くて、昼夜逆転の撮影が多くて、神経は高ぶる、体は疲れる、しかも、三池監督は時間も予算も役者もスタッフも全部を使い切る人ですからね(笑)。でも、これだけピュアな気持ちで作品に取り組むことはこんなにも楽しいものなのかと、爽快感を三池塾で教えてもらいました」。恐ろしいはずなのに、なぜか応援してしまう!演じる面白さを再確認した伊藤さんは、こうも語る。「プライベートという言い方も役者にとっては違う気がする」と。「普段から何を見て、何を感じて、どう生きるかがが役に繋がっていく、自分がやってきたことに勝るものはないと思うんです。そこから台本というルールブックを基に監督がそれ以上のものを引き出してくれるわけで。ルールは守るべきだけれどそこからはみ出してもいい、僕たち(俳優)は、日々の生き方をちょっとずつ役に反映させているんです」。そんな伊藤さんの言葉を受け、三池監督は映画の中で伊藤さんの鍛え抜かれた肉体を「生かす」ことにしたと、伊藤英明だからこそできた蓮実像を語る。蓮実の一糸まとわぬ身体をスクリーンに映し出す、そこには想像以上に深い意図が隠されているのだと三池監督。「アメリカでのビジネスマンの姿、日本での教師姿、どちらの服装も蓮実にとっては人を騙すために身に着けていたものなんです。彼にとってはどんな服であっても、着るための意図が感じられてしまう、ものすごく邪魔な存在。だから家にいると自然と脱いでしまう。自分自身でいるためにね。そしてあの肉体。英語の教師にしては不必要に思えるかもしれないけれど、それは後々に分かるわけで…。いざというときに動物として速く動くため、強くあるため、その瞬間がいつ訪れるのか分からないからこそ、常に鍛えていなければならない。とは言いつつも、最初は(家にいるときの)服を用意していたんですよ。でも、真っ裸でいる方が蓮実らしいなと思ったんですよね」。加えて、恐ろしいサイコパスであるはずの蓮実を「なぜか応援してしまう」と、意外な言葉を口にする2人。伊藤さんは原作を読んだときから蓮実を応援してしまったそうで、「ゾクゾクする怖さはもちろん、このピンチを蓮実はどう切り抜けるんだろうと、いつの間にか応援していたんですよね」。三池監督も大きく頷きながら、「気づいてもらいたいことがある」と締めくくる。「蓮実が次々と人を殺していく中で、観客の心の中には映画の中に“殺してもいいヤツ”ができているんです。その人が殺されるシーンで、よくやった、蓮実!と思うはず(笑)」。…ということは、誰の心にも蓮実は住んでいる?自分の心がどう動くのか、Bee TVドラマ「悪の教典 -序章-」と映画『悪の教典』で確かめてほしい。善と悪、表と裏、ヒーローとダークヒーローの境界線なく蓮実を演じきった伊藤英明のとてつもないエネルギーは、きっとすべての観客を夢中にさせるが、同時に危険も孕んでいる。三池監督からの注意点──「注意が必要な作品であることは間違いない。特に蓮実には惚れないように(笑)」を肝に銘じ、戦慄のエンターテインメントの世界へ。(photo:Yoshio Kumagai/text:Rie Shintani)「悪の教典-序章-」『悪の教典』特集■関連作品:BRAVE HEARTS海猿 2012年7月13日より全国東宝系にて公開© 2012 F/R/P/T/S/A/FNS悪の教典 2012年11月10日より全国東宝系にて公開© 2012「悪の教典」製作委員会
2012年11月07日累計発行部数が30万部を突破した貴志祐介氏のベストセラー小説を映画化した『悪の教典』の女子高生限定試写会が30日、都内で行われ、主演の伊藤英明と三池崇史監督が上映後の舞台あいさつに立った。サイコパス(反社会性人格障害)の殺人教師を演じた伊藤は「今日は殺さないから大丈夫だよ! グッドモーニング、エブリワン」とすっかりホームルーム気分。会場に駆けつけた女子高生150人から黄色い声援を浴び「今年で37歳になるけど、まだまだイケるなあ(笑)」と殺人鬼の顔を封印した。その他の写真本作は、いじめ、セクハラ、モンスターペアレンツなど問題山積みの高校を舞台に、伊藤演じる英語教師の蓮実が、自らの失敗を隠滅するために、受け持つクラスの生徒全員を惨殺するというバイオレンス・サスペンス。R15指定を受けた凄惨なシーンも見せ場となっており、伊藤も「上映中に退席した女の子がいたけど、大丈夫でした?」と心配顔。「俺が悪いんじゃないの。悪いのは監督」と三池監督を矢面に立たせると、当の三池監督からは「“素”はあんな感じだから、今回は演じるのが楽だったはず。普段の方が演じてるでしょ」と茶々が入った。ある女子高生から「今回演じた蓮実と『海猿』の仙崎では、どちらが演じやすかったですか?」と質問されると、伊藤は「どっちも楽しいよ。ただ今回は心労でじんましんが出るほど大変だった。やっぱり(演じやすいのは)仙崎大輔かな」とコメント。さらに「ファーストキスは中学2年生のとき、バスケ部の部室で」「中学生のとき『ぼくらの七日間戦争』の真似をして、秘密基地を作って遊んでいたら、警察まで来る大騒ぎになった」など学生時代のヤンチャなエピソードも披露し、会場を盛り上げた。その後「ハグしてほしい」「頭をポンポンしてほしい」など女子高生たちのリクエストはエスカレートしたが、伊藤は快く応じたばかりか、急きょ本人の希望で来場者全員との握手会も実施。役柄とは裏腹の“良き教師ぶり”を発揮していた。『悪の教典』11月10日(土)全国東宝系ロードショードラマ『悪の教典―序章―』dマーケット VIDEOストア powered by BeeTVで独占配信中!
2012年10月31日俳優の伊藤英明が10月30日(火)、都内で行われた主演最新作『悪の教典』の女子高生限定試写会に、メガホンをとった三池崇史監督と共に出席し、上映後の舞台挨拶に立った。伊藤さんが高いIQと冷静な行動力を併せ持つ殺人鬼・蓮実を演じることで話題の本作。舞台挨拶は映画さながら、放課後のホームルームスタイルで行われ、伊藤さんは「今日は殺さないから大丈夫だよ」と爽やかな(?)第一声。女子高生からは「学生時代の思い出を教えて!」、「ファーストキスはいつ?」といった質問や、「頭をなでなでしてほしい」、「ハグしてほしい」などの無茶ぶりも飛び出したが、当の伊藤さんは「オレもう37歳だけど、まだまだイケるなあ」と自身のモテっぷりにご満悦だった。貴志祐介のベストセラー小説を実写化したサイコサスペンス。生徒から“ハスミン”という愛称で呼ばれ、絶大な人気を誇る高校教師でありながら、自身の目的のためなら殺人も厭わない狂気に満ちた男が繰り広げる凶行の数々を息詰まるタッチで描く。鮮烈なバイオレンス描写や残虐な描写から「R-15」指定を受けており、伊藤さんも「さっきまで、後ろでみんなの様子を見ていたんだけど、途中で退席した女の子、大丈夫でした?」と心配そう。そして「オレが悪いんじゃないの。悪いのは監督(笑)」と批判の矛先を三池監督に向けるも、三池監督から「伊藤さんの“素”はあんな感じだよ。だから今回は演じるのが、楽だったはず。普段の方が演じているし、だから『海猿』ができるんだよ」と返り討ちに遭っていた。三池監督が発した“海猿”に反応したのか、伊藤さんは「そういえば『海猿』が二度とできないってニュースに出ていたけど…」と表情を曇らせる場面も。それでも、客席から「今回のハスミンと仙崎(『海猿』の主人公・仙崎大輔)、どちらが演じやすかったですか?」と質問されると、「どっちも楽しいよ。今回は心労で“じんましん”ができるくらい大変だったけど。だからオレはやっぱり仙崎大輔かな」と女子高生もメロメロのキラースマイルを披露していた。『悪の教典』は11月10日(土)より全国にて公開。「悪の教典-序章-」『悪の教典』特集■関連作品:悪の教典 2012年11月10日より全国東宝系にて公開© 2012「悪の教典」製作委員会
2012年10月30日「黒い家」「青の炎」などの貴志祐介のベストセラー小説を、衝撃の実写化。11月10日の映画公開に先駆けて、10月15日よりBeeTVドラマ「悪の教典―序章―」が配信中の本作について、主役・伊藤英明と監督・三池崇史のインタビューを行った。●原作が上下巻に及ぶ大作。2時間の映画にしていく脚本を製作したときの苦労は?三池監督:自分が読んでいた中で、中心とストーリーになる部分を残してそぎ落とす、という流れでやりました。原作はラストに向かって群像劇のような広がりを見せて、最後の部分だけ蓮実に集約させる感じだったんだけど、その部分をシンプルに、余計な映画的な物語をくっつけないで作りました。いろんなアプローチはあるのかなと思いましたが、今回はとにかくシンプルにすることが一番かなと思いました。●伊藤を蓮実に起用した理由は三池監督:蓮実が面白いところは全てを持っているのに一つだけ欠けているところ。ちょっと似ていますよね。『海猿』でヒーローをやって、同じ年に『悪の教典』で蓮実を演じる。世界中を見てもこんな役者いないと思うし、そういう強さを持っている。言いようのない不思議な魅力がある。何のために存在してるかなんて意味はなくて、いろんな人生の選択肢はあったかもしれないけど生まれたときから俳優という定めだったようなことを感じる俳優。生きようとする生命力も強いし、自分らしく生きていたいけどそういう場所がない、孤独の蓮実聖司が少し重なるんです。映画の中で伊藤は、後半から目の中身が狂ってくるんですよね。まゆとか表情じゃなくて、演技なんてできないはずの眼球が狂ってる。普段はクールなんだけど無邪気に笑う笑顔が恐い。そういったところも蓮実的だなと思います。伊藤:嬉しいですね。(笑)●生徒一人一人と向き合って惨殺していく演技上での緊張感はありましたか?伊藤:常にニュートラルな状態。無心でいました。サイコパスはこうでなければいけない。わかりやすく表現しなければいけないって思うと、自分の幅が狭くなってしまうような気がして、そこは恐かったからこそ裸になれたんだと思います。生徒役の新人の子たちは特にプレッシャーだったと思うし、監督に怒鳴られる子もいれば優しく諭される子もいるし、三池監督自身も人を使い分けて演出されていたんだと思います。監督は蓮実のように人を見抜く力があって、見透かされているような気がする。だから僕も裸でぶつかっていきました。自分に勝るものは絶対にないはずだけど、それ以上に自分を引き出してくれるのは監督でありスタッフであり共演者の力であり、だから一緒にぶつかり合うくらいの気持ちでやりました。●生徒の死に際に人の本性がでるなと思いましたが、伊藤さんだったら蓮実にどう立ち向かいたいですか。伊藤:潔く腹を切って死ぬべし。(笑) 『一命』につなげようと思ったんですけど違いましたね。。。どうするかな?最初は先生がそんなことすると思わないから、「見てきてやるよ!」って最初に行って、「俺が警察とか呼んでくるよ!任せろ!」といいながら一番に殺されるタイプかもしれないですね。(笑)死に際に「だろ?」って言いながら死んで生きたいです。(笑) 僕はお調子者なので、そういう感じだと思います。●『海猿』でヒーローから一転、悪役にチャレンジしてみて伊藤:役者っていつも自信がなくて、もしかしたらできないかもしれない。って思うからこそ全力で取り組める、そうゆうのが大事だと思うんです。『海猿』がヒットした年に全く逆のキャラクターを演じられるのは役者として恵まれているなと思っています。役者を始めて13年くらいになりますが、30代になってからの面白さというのも感じるようになって、40代・50代もしかしたら80代までずっと続いていく役者人生にまたいろんな面白さを感じられるのだろうと思うと本当に楽しみなってきました。自分が全力でエネルギーを出し切った作品をお客さんに観てもらっていろんなことを感じてもらうことの爽快さは、三池監督に教わりました。ネガティブではない辛さを感じたり、昼夜逆転の撮影が続いてどうしても神経が高ぶっていたり、身体もものすごく疲れていて、それでも監督は役者もスタッフも時間すらも全てを使い倒すエネルギーの塊のような方なので(笑)、自分も同心に戻ってピュアな気持ちで作品に取り組めて、そこが本当に楽しいなと思いました。キャラクターについてのイメージも監督から言葉で伝えられることはなくて、「蓮実を恐く撮るのも不気味に撮るのも僕の仕事ですからね」といわれていました。台本を読んだからといって理解できるキャラクターではなかったし、原作を丸写ししてもしようがない。映画をヒットさせよう!とか、明日の撮影のためにエネルギーを残しておこうとかそういった意識もせずに本当に心を裸にしてエネルギーをぶつけていけばいいんだという気持ちで、出し切れるものを出し切った。そういう気持ちが今回は必要だったんだと思っています。作品情報ドラマ『悪の教典―序章―』:10月15日より、「dマーケット VIDEOストア powered by BeeTV」で独占配信中!映画『悪の教典』:11月10日全国東宝系ロードショー
2012年10月25日伊藤英明が、高いIQと冷静な行動力を併せ持つ殺人鬼を演じることで話題の映画『悪の教典』のトークショーが10月23日(火)に都内にて行われ、主演の伊藤英明、共演する浅香航大、KENTA、そして三池崇史監督が出席し、撮影現場でのエピソードなど映画について熱いトークセッションを繰り広げた。この日は、三池監督がMCを務め、タバコを吹かし、お酒を飲みながら本音を語り合うという“男子会”形式でのぶっちゃけトークショーとなり、会場は大いに盛り上がった。「黒い家」、「青の炎」などで知られる貴志祐介のベストセラー小説を実写化したサイコサスペンス。生徒から“ハスミン”という愛称で呼ばれ、絶大な人気を誇る高校教師でありながら、自身の目的のためなら殺人も厭わない狂気に満ちた男が繰り広げる凶行の数々を息詰まるタッチで描く。鮮烈なバイオレンス描写や残虐な描写から「R-15」指定を受ける今年最大の問題作だ。この日、すでにお酒が入り、にこやかに登場した三池監督がMCを担当、笑顔でキャスト陣を呼び込んだ。主演の蓮実聖司を演じた伊藤さんもすでにビールを何杯か喉に落としての登場となり、「あがり症なので、始まる前からちょっと飲みすぎちゃって…」と言い訳しつつ、客席に向かって「かんぱ~い」とグラスを上げ、その後はさらに飲み続けながらトークに臨んだ。お酒が入り自由奔放な発言を続ける伊藤さんは客席に向かって「みんな、携帯で撮っちゃっていいよ。今日はそういうのアリだよ!」などと話しかけ、ファンは大喜び。また、ビールを飲んでいるので大きなゲップも隠すことなく披露し、会場を大いに沸かせていた。そんな伊藤さんを、監督は「こう見えてナイーブな男なんだ」とフォローしつつ、「以前、2人でヴェネチアの映画祭に行ったときも、上映前には完全に出来上がっていたね」と思いを馳せた。伊藤さんも「ヴェネチアではずっと取材の間も飲み続けていて、レッドカーペットを歩いたときには走って5往復もして、共演の桃井かおりさんから『もう止めなさい!』と羽交い絞めにされた」とお酒にまつわるエピソードを披露した。その後、話は“自分が高校生で蓮実が先生だったら”という話に及ぶと、伊藤さんは「オレに任しとけ!と、みんなに調子よく言ってすぐに殺されるタイプだな」と正義感あふれる『海猿』の役のように最後までみんなを守るタイプではないことを明かした。浅香さんは「みんなとは別の方角に逃げて一人助かるタイプ」と告白。KENTAさんは「ボクはきっと、その日は学校を休んでいる」ときっぱり。監督にいたっては「オレはなんとか取り入って、蓮実の舎弟になって生き延びる」とコメントした。笑いの絶えないトークショーとなったが、最後に監督は「この作品を観てもらうと、ここにいる役者たちは本物の役者だと絶対に思ってもらえる」と言葉に力を込めた。さらに、伊藤さんは「みんなで一体になって、ワーキャー言いながら観てほしい」ときっちりコメント。本作で、伊藤さんは自らの目的のためには、たとえ殺人でも厭わないという、他人への共感能力をまったく持ち合わせていない、生まれながらのサイコパス(反社会性人格障害)を演じ、初の殺人鬼役に挑戦。究極の悪人を怪演し、観るものを震え上がらせる。本作で高校生を演じ、蓮実に追い詰められる生徒役を演じた浅香さん、KENTAさんは三池監督の下で、作品に関われることを喜んでおり、また過激なバイオレンスシーンに挑んだ主演・伊藤さんから学ぶことも多かったようだ。『悪の教典』は11月10日(土)より全国にて公開。「悪の教典-序章-」『悪の教典』特集■関連作品:悪の教典 2012年11月10日より全国東宝系にて公開© 2012「悪の教典」製作委員会
2012年10月23日伊藤英明が主演する映画『悪の教典』の公開に先がけて、BeeTVでは15日(月)より映画の前日譚を描いたドラマ『悪の教典-序章-』が配信される。それを記念して伊藤のインタビュー動画が届いた。インタビュー動画映画『悪の教典』は、高いIQを持ち、生徒から絶大な人気を誇る高校の英語教師・蓮実聖司(伊藤)が、サイコパス(反社会性人格障害)として想像を絶する計画を遂行していく過程を描き出すサスペンス劇。ドラマ『…序章』は、映画で描かれる凶行の前夜までを描き、蓮実がいかに悪の本性を隠し、聖者の仮面で学園を支配していったのかを明かしていく。映画を手がけた三池崇史監督が監修を務めたドラマ『…序章』は、アメリカの投資銀行で働いていた蓮実の人物背景を描くにあたり、ドラマの中で重要なシークエンスとなる回想シーンの撮影をニューヨークで敢行。インタビュー動画で伊藤は、「(ドラマも映画も)どちらもうまく伏線がはってあるので、ドラマを見て映画館に行って頂いても良いですし、映画を見てからドラマに戻って頂いても楽しめる作りになっていると思います」とコメント。撮影での苦労や、ベストセラー小説『悪の教典』を映像化した映画とBeeTVという今回のプロジェクトに取り組んだ意気込みなどを語っている。『悪の教典-序章-』「dマーケット VIDEOストア powered by BeeTV」&「BeeTV」で10月15日(月)から配信開始予定アクセス方法:ドコモの携帯から【iモードならBeeTV】iメニュー>動画>BeeTV【スマホならVIDEOストア】dメニュー>dマーケット>VIDEOストア powered by BeeTV『悪の教典』11月10日(土)全国東宝系ロードショー
2012年10月09日様々な問題が山積する高校を舞台に、教師が生徒を大殺戮するという衝撃的な題材を扱う三池崇史監督×伊藤英明主演の話題作『悪の教典』。このたび、映画では描ききれなかった貴志祐介の原作ストーリーを映像化したもう一つの物語「悪の教典−序章−」が10月15日(月)より携帯電話専用放送局「BeeTV」にて配信されることが決定!これに伴い、ドラマ版のポスタービジュアルが公開された。「ハスミン」の愛称で生徒から絶大な人気を集め、校長や同僚からも厚い信頼を寄せられる主人公の高校教師・蓮実聖司。実は他人への共感能力がない恐るべきサイコパス(反社会性人格障害)であることから、学校を舞台に生徒の惨殺事件が起こる。ドラマ版では、映画で描かれる蓮実の凶行の前夜まで、彼が聖者の仮面でどのように学園を支配していったのかが明らかとなる。監修は三池監督、主演は伊藤さん。日常の崩壊を描く映画版とはまた異なり、日常に潜む“見えざる恐怖”が描かれる。8月頭には、伊藤さん演じる蓮実の人物背景を描く、ドラマの中でも重要なシークエンスとなる回想シーンの撮影をアメリカ・ニューヨークで敢行!ウォール街やマンハッタンを背景に望むブルックリン橋公園など、ニューヨークの街を象徴するロケーションで撮影が行われ、伊藤さんは外国人のスタッフやキャストに囲まれながら、全編英語での演技に挑戦した。「どこに行っても作品作りは変わらなくて、みんなが少しでも良いものを作ろうと、作品に対して真摯に、お互いにリスペクトを持ってやっていると思います」(伊藤さん)というコメントからも、異国の地でも撮影が順調に進んだことが伺える。そして、今回披露されたドラマ版のポスターには、笑顔の仮面を手に不敵な笑みを浮かべる伊藤さんの姿が…。驚異的な頭脳を持つサイコパス・蓮実によって張り巡らされた謀略の数々がこの序章で明かされることになるのだが、まさに彼の内に潜む悪の本性を体現するビジュアルとなっている。「(映画とドラマ)どちらもうまく伏線が張ってあるので、ドラマを見て映画館に行っていただいても良いですし、映画を観てからドラマに戻っていただいても楽しめる作りになっていると思います」と語る伊藤さん。三池監督を始め映画版スタッフが総力を結集して放つ、もうひとつの“悪の教典”とは?映画版、ドラマ版共に目が離せない展開となりそうだ。「悪の教典−序章−」は10月15日(月)より「BeeTV」&「dマーケット VIDEOストア powered by BeeTV」で配信スタート。さらに、10月19日(金)よりDVDリリース。『悪の教典』は11月10日(土)より全国東宝系にて公開。「悪の教典−序章−」10月15日(月)より「BeeTV」&「dマーケット VIDEOストア powered by BeeTV」で配信スタート「BeeTV」:http:// beetv.jp「dマーケット」:「悪の教典−序章−」[DVD]発売日:10月19日(金)発売元:エイベックス・マーケティング販売元:東宝■関連作品:悪の教典 2012年11月10日より全国東宝系にて公開© 2012「悪の教典」製作委員会
2012年08月16日伊藤英明が主演で、貴志祐介のベストセラー小説を映画化する『悪の教典』の公開に先がけ、映画では描ききれなかった原作のストーリーを映像化したドラマ『悪の教典-序章-』が、BeeTVで10月15日(月)から配信されることが決定した。映画『悪の教典』は、アメリカの投資銀行で成功しながら突如、帰国して私立学校の英語教師となった蓮実聖司(伊藤)が、“教師のカガミ”という周囲のイメージを保ちながら、サイコパス(反社会性人格障害)として想像を絶する計画を遂行していく過程を描き出すサスペンス劇。ドラマ『…序章』は、映画を手がけた三池崇史監督が監修を務め、映画と同じスタッフが、蓮実が本性を隠し、学園で絶大な支持を獲得していきながら、自身の計画のために謀略をめぐらせていく過程を描くという。その他の写真本作は、単なるスピンオフや番外編ではなく、映画本編で描かれる物語の“前日”を描いた作品で、国内だけでなく今月初旬にはウォール街、ブルックリン橋公園などでもロケ撮影を敢行。伊藤は「撮影前は少し不安な気持ちもあったけど、情熱とそこで何をやりたいか、何を魅せたいかというものを持っていれば、言葉なんて関係ない。刺激を受けました。俳優として仕事をしていくという意味では、日本でもハリウッドでも、どこへいっても変わりはないと思う。一番望んでいるのは、いろんな世界の人たちに、(日本が発信する)作品を見てもらいたいということです」とコメントを寄せている。日常に潜む恐怖を描き出すドラマ『…序章』と、日常が無惨に崩壊していくさまを描く映画『悪の教典』。両作で、蓮実を演じた伊藤は「なかなか共感が得られるような役ではないけど、映画とドラマを合わせて観てもらえると、蓮実という人間が分かってくるんじゃないかと思う」とメッセージをおくっている。『悪の教典-序章-』「dマーケット VIDEOストア powered by BeeTV」&「BeeTV」で10月15日(月)から配信開始予定アクセス方法:ドコモの携帯から【iモードならBeeTV】iメニュー>動画>BeeTV【スマホならVIDEOストア】dメニュー>dマーケット>VIDEOストア powered by BeeTV『悪の教典』11月10日(土)全国東宝系ロードショー
2012年08月16日佐藤健主演の映画『るろうに剣心』の舞台あいさつが13日に名古屋で行なわれ、佐藤と大友啓史監督が登壇した。その他の写真『るろうに剣心』は、1994年から『週刊少年ジャンプ』に連載され、コミックの累計発行部数は5000万部を突破、テレビアニメ化もされた人気作。かつては“人斬り抜刀斎”として恐れられるも、維新後に殺さずの誓いを立てた伝説の剣客・緋村剣心(佐藤)が、様々な人との出会いを通じて、自らの生きる道を見出していく姿を描く。子どもの頃、リアルタイムでテレビアニメの放送を見ていたという佐藤は「ハードルは高かったです。僕自身がこのアニメを好きだったし、誰もが知っているマンガっていうのがわかっていたので、剣心を演じるっていうのがどれだけ高いハードルかっていうのは、最初から意識していました。でも、このハードルを超えられないならやらない方が良いと思った」と役への想いを告白。大友監督は「彼は自分から高いハードルを設定していた。そこに時間や場所を用意してあげれば、どんどん吸収していっていた」と称賛した。本作には本格的なアクションシーンが多く登場するが、大友監督は「今回は、時代劇の“殺陣”ではなく、“ソード(刀)アクション”と呼んでいます。“斬り合い”というのは人間とのぶつかり合いなので、そこにはドラマがある。今回はアクション俳優ではなく、健くんはじめ、素晴らしい役者たちが練習して演じた、CGに頼らない、汗を感じる生身のアクションになっています」と語った。また司会者から、この日を心待ちにしていたファンが開場の11時間前から列を作っていたことを聞くと佐藤は「マジっすか!? 暑いなか…。お水飲んでくださいね(笑)」と声をかけ、「この映画を楽しみにしていただいていたと思いますが、みなさんに見ていただけるのが本当にうれしいです」と笑顔を見せた。『るろうに剣心』8月25日(土)全国ロードショー※8月22日(水)、23日(木)、24日(金) 先行上映
2012年08月14日人気シリーズ第4弾となる映画『BRAVE HEARTS 海猿』の公開を前に本作を含む劇場版4作のイッキ見イベントが11日に都内で開催。途中、主演の伊藤英明をはじめ、加藤あい、佐藤隆太、仲里依紗、三浦翔平、羽住英一郎監督が来場し舞台あいさつを行なった。その他の写真75組150名の当選枠に約9千もの応募が集まった今回のイベント。午前9時から上映が開始され、途中休憩を挟みつつ3作を上映したところで舞台あいさつとなったが、伊藤をはじめ登壇陣は朝から座席に座り続けていたファンに「おつかれさまです」とペコリ。この日は、客席のファンとの質疑応答も行われたが、伊藤と加藤に対し「10年間、共演してきて本気で好きになったことは?」というスポーツ紙顔負けの質問も飛び出した。伊藤は「プライベートでそうなると演技できなくなりそう。そういう気持ちで見たことがない」と恋愛感情を否定。加藤も「伊藤さんは素敵な方ですが実際に好きになることは…」と伊藤の言葉に同意した。一方で「大事な存在にはなります」(伊藤)、「いろんな意味で大好き」(加藤)と語るなど互いを特別な存在として認識しているよう。また10年を通じて互いに変わった部分を尋ねられると加藤は「基本的に変わってないけど昔の方がもっとはっちゃけてヤンチャだった気がします。お年を召されて(笑)、大人になった感じ」と慎重に言葉を選びつつ伊藤の成長(?)を明かした。この日は、タレントのスギちゃんの名付け親として一躍有名になった仮面の人気占い師・ゲッターズ飯田も来場し、キャスト陣と作品の未来を占った。伊藤は「根は真面目だけど変態」「心が小6か中1から成長してない」などと指摘されつつ、「今年から運気の流れが絶好調」とさらなる飛躍のお墨付きをもらいご機嫌。結婚できるかどうかが気になる加藤は「大金持ちと結婚します。早ければ年内にいい人が現れる」との言葉に満面の笑みを浮かべていた。気になる作品の運勢はというと「いままでで一番のヒット」と嬉しい結果が。これには登壇陣一同ホッとした様子で客席からは期待を込めた大きな拍手が沸き起こった。『BRAVE HEARTS 海猿』7月13日(金)全国ロードショー取材・文・写真:黒豆直樹
2012年07月11日累計発行部数が30万部を突破した貴志祐介氏のベストセラー小説『悪の教典』が映画化されることが先ごろ発表されたが、このほど伊藤英明が主演を務め、三池崇史監督がメガホンを執ることが発表された。その他の写真『悪の教典』は、生徒から絶大な人気を誇るさわやかな高校教師として知られているが、実は他人への共感能力をまったく持ち合わせていない生まれながらのサイコパス(反社会性人格障害)の蓮実聖司を主人公にしたサイコサスペンス。小説は昨年夏に発売された当初から大きな話題を呼んでおり、映画化決定のニュースが流れると、誰が主人公・蓮実を演じるかに注目が集まっていた。原作者の貴志氏は「この作品を映画化する際には、主人公・蓮実を誰が演じるかが最大のキモだと思っていました。これまで、いろいろな名前が挙がりましたが、まさか『海猿』の伊藤英明さんとは!」と今回のキャスティングに驚いているようだが「最高の配役だと確信しました。蓮実役に最も必要な“強さ”がありますし、好青年のマスクに見えるダークなものを演じられる希有な役者さんだと思います」とコメント。さらに「監督はというと、もう、三池さんしか考えられません。バイオレンスが十八番というだけでなく、繊細な感性で細部まで計算され尽くした演出をされる監督だと思います」と映画化に期待を寄せている。伊藤は「原作を読んで主人公・蓮実の発する絶対的な“悪”に、鳥肌が立つほどの恐ろしさを感じました。この役を演じていくうちに、自分の人格が蓮実に飲み込まれてしまわないかちょっと心配です(笑)。と、同時にこれ程の強烈な“悪”に挑戦する事が出来て、役者冥利に尽きると思っています」と意気込みを語っている。撮影は今年4月にスタートし、6月にクランクアップ。11月に全国東宝系で公開される予定。『悪の教典』11月 全国東宝系ロードショー
2012年03月06日セクシーに歌ってほしい!ハスキーな声で、優しく包み込むような歌い方が魅力的な徳永英明さん。どんな曲でも、「徳永色」に歌いこなしてしまうところがすごいですよね。今回は、「徳永英明に歌ってほしい2009~2011年の名曲」について、20代の女性にアンケートしました!>>男性編も見るQ.徳永英明に歌ってほしい2009~2011年の名曲を教えてください(複数回答)1位『また君に恋してる』(坂本冬美)13.6%2位『ありがとう』(いきものがかり)11.0%3位『はつ恋』(福山雅治)9.7%4位『トイレの神様』(植村花菜)8.5%5位『会いたくて 会いたくて』(西野カナ)8.0%■『また君に恋してる』(坂本冬美)を歌ってほしい!……・「徳永さんはしっとり系が特に似合うと思う」(28歳/商社・卸/事務系専門職)・「色っぽい曲だけど、男性が歌ってもきっとセクシーだと思う」(24歳/団体・公益法人・官公庁)・「坂本冬美さんとは違う意味で、哀愁のただよう曲に変化するのではと思う」(29歳/金融・証券/専門職)・「女性の声とは違った色気が感じられそう」(25歳/運輸・倉庫/事務系専門職)・「まったく違うテイストの歌に変わりそうで、聴いてみたい!」(29歳/学校・教育関連/販売職・サービス系)■『ありがとう』(いきものがかり)を歌ってほしい!……・「大好きな曲だし、徳永さんの声質に合っていそう」(28歳/建設・土木/販売職・サービス系)・「いい曲なので、徳永さんの澄んだ声で歌ってほしいと思う」(27歳/医療・福祉/事務系専門職)・「すごーくしっとりした応援歌になりそう」(25歳/電機/事務系専門職)■『はつ恋』(福山雅治)を歌ってほしい!……・「大人の色気が出そうで聴いてみたい」(26歳/食品・飲料/営業職)・「はかない声とはつ恋の歌詞が合いそう」(22歳/医療・福祉/専門職)・「切なく歌い上げてほしい」(24歳/医薬品・化粧品/事務系専門職)■『トイレの神様』植村花菜)を歌ってほしい!……・「ものすごく情感豊かに歌い上げてくれそう」(28歳/電機/技術職)・「バラードが似合うと思う」(28歳/ソフトウェア/秘書・アシスタント職)・「彼が歌ってくれたらすごく感情移入できそう」(28歳/不動産/秘書・アシスタント職)■『会いたくて 会いたくて』(西野カナ)を歌ってほしい!……・「あのハスキーボイスで歌われたら余計に切なくなりそう」(26歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「『若い女性の恋愛』をどう歌うのか、聴いてみたい」(27歳/そのほか/販売職・サービス系)・「メロディーと徳永英明の声が合ってる気がする」(24歳/そのほか/事務系専門職)総評ランクインした中で4曲が女性ボーカルの歌でした。しかもバラード!しっとりした、どちらかといえば高音のメロディーが徳永英明さんに合うというイメージが、定着しているようですね。その中で異色だったのは、3位にランクインした福山雅治さんの『はつ恋』。男性編でも、3位に入っており、男女問わず歌って欲しいようです。また、どちらかといえば、福山さんは低音の声が魅力的。その福山さんの歌を、徳永さんがどうアレンジするのか、確かに聴いてみたいですね!どちらが歌っても、その大人の色気にクラクラしそう……。5位の「会いたくて 会いたくて」は女性編のみランクイン。恋する女性の気持ちを代弁するかのような切ない歌詞を、徳永さんのハスキーボイスで歌ってほしいと答えてくれた方が多かったです。今回のアンケートでは、ランクインした以外でも、EXILE、少女時代、ジャニーズ事務所所属のアイドルの歌など、さまざまな曲が挙がりました。さまざまな曲を歌って欲しいと思われる徳永英明さん。今後、どんな歌を歌ってくれるのか、楽しみですね!(文・ペンダコ)調査時期:2011年7月14日~7月25日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:女性562名(そのほかと回答した102名を除く)調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【ランキング女性編】カラオケで女性が歌いこなせるとポイントが上がる日本のアーティスト【ランキング女性編】カラオケで鉄板のラブソング持ち歌【ランキング女性編】カラオケで歌うと必ず盛り上がるアニソン完全版(画像などあり)を見る
2011年10月11日やっぱり歌ってほしいバラード数々の名曲をカバーしたアルバム『VOCALIST』のシリーズが大人気の徳永英明さん。女性の歌をしっとりと歌いこなす歌唱力はすばらしいですよね。今回は、「徳永英明に歌ってほしい名曲」を、2009年~2011年に発売されたものに限定してアンケート。20代の男性に伺いました!>>女性編も見るQ.徳永英明に歌ってほしい2009~2011年の名曲を教えてください(複数回答)1位『トイレの神様』(植村花菜)13.7%2位『ありがとう』(いきものがかり)9.4%3位『はつ恋』(福山雅治)8.7%4位『また君に恋してる』(坂本冬美)7.5%4位『流星』(コブクロ)7.5%5位『Everyday、カチューシャ』(AKB48)7.4%■『トイレの神様』(植村花菜)を歌ってほしい!……・「しんみりとしたバラード系が似合うイメージがある」(28歳/印刷・紙パルプ/事務系専門職)・「徳永さんの歌い方に曲が合っていると思う」(25歳/そのほか)・「感動する歌がうまいと思う」(28歳/小売店/事務系専門職)・「女性の女性らしい歌を歌うのが上手」(29歳/印刷・紙パルプ/営業職)・「やっぱ切ない系の曲が似合う」(27歳/建設・土木/技術職)■『ありがとう』(いきものがかり)を歌ってほしい!……・「バラードっぽくやさしく歌ってもらえそう」(26歳/金融・証券/販売職・サービス系)・「どんなふうに歌い上げるのか興味がある」(27歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「あの声で歌えば、また違った良さが生まれると思う」(24歳/マスコミ・広告/広告職)■『はつ恋』(福山雅治)を歌ってほしい!……・「あの高音で違った世界観を聴いてみたい」(26歳/マスコミ・広告/営業職)・「どっちがうまいか個性を比較したい」(29歳/食品・飲料/営業職)・「情感を込めて歌ってくれそう」(27歳/商社・卸/事務系専門職)■『また君に恋してる』(坂本冬美)を歌ってほしい!……・「しっとりしてて、聴きごたえがありそう」(27歳/そのほか/事務系専門職)・「一番声に合いそう」(28歳/ソフトウェア/技術職)・「情緒がありそう」(29歳/金融・証券/営業職)■『流星』(コブクロ)を歌ってほしい!……・「とても好きないい歌だから」(28歳/学校・教育関連/専門職)・「しっとりした雰囲気が合うから」(28歳/生保・損保/事務系専門職)・「高い声が合いそう」(29歳/団体・公益法人・官公庁/経営・コンサルタント)総評1位から4位は、バラードの名曲が並びました。5位内にランクインした中、4つの曲が女性ボーカル。徳永さんのカバーアルバム『VOCALIST』に収録されている曲が、すべて、女性ミュージシャンや女性ボーカルの曲だということも大きいのかもしれません。その中で1位に輝いたのは、子どもからお年寄りまで、多くの人を感動させた植村花菜さんの『トイレの神様』。関西弁まじりの歌詞をどんなふうに心を込めて歌ってくれるのか、ぜひ聴いてみたいですよね。3位と4位には男性ボーカルの曲がランクイン。どちらもしっとりしたバラードの名曲。透明感のある徳永さんの声ともすごくマッチしそうです。おもしろかったのは、5位にAKB48の「Everyday、カチューシャ」が入ったこと。徳永英明さんの雰囲気に合うかどうかは別として、確かに、聴いてみたい気がします。次のカバーアルバムでは、どのような曲を歌ってくれるのでしょうか。楽しみですね!(文・ペンダコ)調査時期:2011年7月14日~7月25日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:男性224名(そのほかと回答した61名を除く)調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【ランキング男性編】カラオケで女性が歌いこなせるとポイントが上がる日本のアーティスト【ランキング男性編】カラオケで鉄板のラブソング持ち歌【ランキング男性編】カラオケで歌うと必ず盛り上がるアニソン完全版(画像などあり)を見る
2011年10月11日映画『アンダルシア 女神の報復』が6月25日(土)に公開を迎え、主演の織田裕二をはじめ、黒木メイサ、伊藤英明、戸田恵梨香、西谷弘監督が都内劇場で舞台挨拶を行った。外交官・黒田康作の活躍を描く人気作の劇場版第2弾となる本作。映画を観終わったばかりの観客の拍手と歓声に迎えられ、織田さんらは満面の笑みを浮かべていた。『アマルフィ 女神の報酬』、TVドラマ「外交官・黒田康作」(フジテレビ)や、携帯ドラマシリーズに続いて黒田を演じた織田さんは「『アマルフィ』の話を最初に聞いたとき、夢のような企画だと思いましたが、今回は夢じゃなく現実として、ようやく目標に近づけた手応えを感じています」と充実した表情で語る。黒田という男について「僕自身、掴めたと思う瞬間もあるけど、2〜3日後には『あれ?』となってしまう掴みどころのない男。もっと化けの皮をはぎたいです」とさらなる続編を示唆?これには会場から大きな拍手がわき起こった。物語の鍵を握るヒロインを演じた黒木さんは「常に隠しごと、騙し合いをしているので、現場で追い込まれて孤独感に襲われてました。終わった瞬間は解放感がありました」とふり返った。織田さんと伊藤さんという、2人のイケメン男優を相手にしての熱演となったが、先日の完成披露試写会では「2人のうち翻弄しやすいのは?」と尋ねられて「織田さん」と即答し会場をわかせた。この日も同じ質問に「訂正はないですね。意外と(織田さんは翻弄しやすい)」とニッコリ。伊藤さんはインターポールの捜査官役ということで「インターポールと聞いてピンと来なくて…銭形警部?と思って『ルパン』を見たんですが、見始めて15分くらいで『何か違う』と…」と苦笑交じりに告白し、会場は爆笑に包まれた。そんな伊藤さんだが、織田さんを相手にしたアクションでは容赦なし!織田さんが「何で(アクションシーンが)終盤に組んであったか分かった…。パワーが違う。リハーサル含めて何回ぶち倒されたか。あばらがギシギシいってました」とボヤくほど激しかったそう。前作『アマルフィ』に続いての出演となった戸田さんは、本作で立派に外交官デビュー!「『アマルフィ』のときは、イタリア語のセリフを監督にバサバサ切られて(※編集でカットされて)、殺意を覚えましたが、今回はスペイン語のセリフが切られてなくて安心しました」とホッとした様子。自身が演じた安達について「成長しているはずなのに、黒田さんといると子供っぽく見えて、彼女の今後が心配です」とも。本作は、数多くのサスペンスを手がけてきた西谷監督作品とあって、劇中のあちこちに“仕掛け”が…。織田さんは、黒田が睡眠薬を飲まされたシーンを例に挙げ、その後の黒田の行動について「必ず映画の中に答えが隠されていますから!」といたずらっぽい笑みを浮かべてアピールした。『アンダルシア 女神の報復』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:アンダルシア 女神の報復 2011年6月25日より全国東宝系にて公開© フジテレビジョン/東宝/電通/ポニーキャニオン/日本映画衛星放送/アイ・エヌ・ビー■関連記事:織田裕二、20年ぶりの「キターッ!」絶叫も新しい命は「まだ来ないですね」織田裕二、ネタバレぎりぎり!伊藤英明に銃を向けられ「怖かった!」織田裕二主演!キャスト登壇『アンダルシア』完成披露試写会に10組20名様ご招待福山雅治『アマルフィ』続編に出演!バルセロナで織田裕二と再会
2011年06月27日映画『アンダルシア 女神の報復』の完成披露試写会が6月8日(水)、都内で開催され、主演の織田裕二をはじめ、黒木メイサ、伊藤英明に西谷弘監督、そして主題歌を歌うヴォーカルグループ「イル・ディーヴォ」が上映前の舞台挨拶に登壇した。一昨年、劇場公開された『アマルフィ 女神の報酬』とTVドラマ「外交官 黒田康作」(フジテレビ)に続き、織田さん演じる邦人テロ対策室所属の外交官・黒田の活躍を描く本作。小国アンドラで起きた邦人殺害事件に関連した、資金洗浄に絡んだ国際犯罪の真相を追う。会場には、物語の舞台となったスペインの国旗のデザインをあしらった巨大な花道が用意され、壇上にはフルオーケストラが!オーケストラの荘厳な演奏の中を織田さんらが客席後ろから姿を見せると、約4,000人の観客で埋まった会場は歓声に包まれた。演奏に乗って悠々と花道を歩き、壇上に上がった織田さんは「すごい映画ができました」と自信の表情。「(作品を観て)出演者なのにびっくりしました」と完成度の高さをアピールした。黒木さんも映画のお披露目に満面の笑み。「思いの詰まった作品になっているんですの…」と、謎の「の」を残したまま絶句し、会場は笑いに包まれ、伊藤さんも「さっきまでガチガチだったんですが、いまのメイサの“の”で和みました」と笑っていた。この日のために駆け付けたイル・ディーヴォのカルロスは「私の祖国であるスペインのアンダルシアが舞台の作品の主題歌を担当できて光栄です」と誇らしげに挨拶し、会場は温かい拍手に包まれた。劇中、カーアクションにガンアクションと激しいシーンが展開するが、伊藤さんは本物の銃を手にしてアクションシーンに臨んだそうで「空砲なんですけど反動がすごかったです」と述懐。これに対し、織田さんは「(伊藤さんが)嬉しそうな顔をするんですよ」と明かし、さらに「(伊藤さんに)銃を向けられて怖くて仕方なかった」とポロリ。織田さんは外交官で伊藤さんはインターポールの刑事、ということで同僚ではないが味方同士のはずでは…?織田さんのネタバレギリギリのトークに周囲はドキドキ。伊藤さんらが慌ててストップをかけた。思えば、織田さんと伊藤さんの共演は、織田さん主演の「踊る!大捜査線」のスペシャル版で、伊藤さんが深津絵里扮するすみれのボーイフレンドのスキー青年を演じて以来!織田さんは「純粋な青年が海で猿をやり(※伊藤さん主演の『海猿』シリーズ)、かなりたくましくなって、でも中身は少年のままで…」と後輩の成長に目を細めた。メガホンを取った西谷監督は第1作、そしてTVドラマを経て「シリーズに立体感が出てきたと思います」と満足そう。織田さんも『踊る!』の青島に匹敵するハマり役となった黒田康作について「今回は(伊藤さんと黒木さんの)2人がプロなので、(黒田が)負けそうになるところもあって、人間クサさを意識しました」と黒田の変化に言及し、これから映画を観る観客の期待を煽った。『アンダルシア 女神の報復』は6月25日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:アンダルシア 女神の報復 2011年6月25日より全国東宝系にて公開© フジテレビジョン/東宝/電通/ポニーキャニオン/日本映画衛星放送/アイ・エヌ・ビー■関連記事:織田裕二主演!キャスト登壇『アンダルシア』完成披露試写会に10組20名様ご招待福山雅治『アマルフィ』続編に出演!バルセロナで織田裕二と再会
2011年06月08日『これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫』が4月30日(土)に公開を迎え、浅野忠信、堀北真希、阿部力、木村多江、いしだあゆみと佐藤英明監督が都内劇場で行われた舞台挨拶に登壇した。舞台上の看板には「ポポポポーンよりタリラリラーン!! なのだ今こそ赤塚不二夫をお手本にするのだ!!」というユーモアのたっぷりと利いた言葉が。さらに、舞台挨拶の最後には浅野さんの音頭で、観客およそ500人が一斉に「シェーッ」を決める一幕も!ギャグ漫画家・赤塚不二夫の担当編集を務めた武居俊樹の赤塚さんとの35年の日々を綴った「赤塚不二夫のことを書いたのだ!!」(文春文庫刊)を原作に、赤塚担当に任命された新人編集者と赤塚さんがバカバカしい日々を送りつつも、漫画界の最強のコンビとして絆を深めていくさまをギャグ満載で描く。浅野さんは「僕はなぜか赤塚さんが大好きで、赤塚さんの顔写真を見て『この人は僕のことを分かってくれるんじゃないか』と勝手に思って部屋に赤塚さんの写真をずっと飾っていたんです。そうしたらこの話が来てびっくりしました。僕にとって特別な作品です」と思い入れたっぷりに語る。堀北さんは、浅野さん演じる赤塚に振り回され続ける新人編集者役。「完成した作品を観て、本当に自分かと思うような自分がいました」と明かす。さらに堀北さんは赤塚さんについて「甘え上手なところがあって、自分は人に甘えるのが下手なのでうらやましいです」とも。阿部さんは見どころとして「赤塚さんは酔っぱらって『おれの母ちゃんはスゲーんだ』と言うところを見てほしい」とお気に入りのシーンを挙げてくれた。この赤塚と最愛の母親の関係は劇中で随所に描かれるが、“妻”を演じた木村さんにとっては他人が入り込めない母と息子のの関係には複雑な思いも?「赤塚さんとお母さん(いしださん)が昔の話をしているシーンが切なくて…。私はそれを傍らで見ているんだけど『お母さんを超えられない。でも、この絆はすごい』と感じました」と漏らす。いしださんは「多江ちゃんが演じた奥様にとってはつらかったんじゃないかな。私だったら…うーん。ねぇ多江ちゃん?」と苦笑交じりに語りかけた。最後の写真撮影では、カメラマンの求めに応じて浅野さん、そして登壇陣が赤塚さんの代表的なギャグ「シェーッ」を披露!浅野さんは「いつやらされるかとドキドキしてた」と語り「最初にこの作品でスタッフが集まったとき、『みなさんで一緒にシェーッをやってください』と言ったらみんなが見事にやってくれたんですよ」とスタッフの結束を明かした。さらに浅野さんはこの日の観客に「みんなでシェーッをやってください!」とお願い。浅野さんが「シェーッ」と音頭を取ると、およそ500人の観客が一斉に手足を曲げて「シェーッ」のポーズ。登壇陣は感激した様子で壇上で満面の笑みを浮かべていた。『これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫』は全国にて公開中。■関連作品:これでいいのだ!!映画★赤塚不二夫 2011年4月30日より公開© 2011「これでいいのだ!! 映画 赤塚不二夫」製作委員会■関連記事:バカか天才か、赤塚不二夫の半生『これでいいのだ!!』T-シャツを3名様プレゼント浅野忠信が赤塚不二夫を演じる『これでいいのだ!!』主題歌にユニコーン浅野忠信赤塚不二夫さん役に「羞恥心はなくなった」堀北真希は学ランで登場
2011年04月30日映画『THE LAST MESSAGE 海猿』(羽住英一郎監督)の超大ヒット感謝祭が10月3日(日)、東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇1ほかで行われ、主演の伊藤英明、加藤あい、三浦翔平らが来場した観客全員約1,000人と握手するファンサービスを行った。同名漫画を原作に、海が好きで転職して海上保安庁に入り、潜水士となった仙崎の活躍を描く人気シリーズの劇場版第3弾で、先月18日(土)から2D&3D版が同時公開。この日までの16日間で観客動員300万人突破、興行収入45億円とヒット中。今年の邦画実写でNo.1ヒットを狙えるハイペースで集客中という。先月30日(木)現在の興収38.9億円は、最終興収71億円を記録した前作『LIMIT OF LOVE 海猿』との興収比較で136.1%となっている(東宝発表)。この日、加藤さん、羽住監督と福岡、名古屋、大阪での舞台挨拶をこなして同所での舞台挨拶に立った伊藤さんは「今日で300万人突破ということですが、実感が沸いてない。でも周りの人に『劇場で観たら満席だったよ』と言われたり、空港とかで人が待っていてくれたりすると、海猿ブームが来ているのかな?って気がする」とひしひし手応えを感じている様子。同日、自身の写真集発売記念イベントで「ファン二千人と握手してきました」と報告する三浦さんに「その二千人は『海猿』を観てない?」と食いつき、「9割方の人は観たって言っていました」の返答に、「1割が観てないってことじゃん。それが許せない!」と絡みモード。「二千人と握手するなんて翔平、さすがノッていますね」と佐藤さんが口を挟むと、伊藤さんは「いまのうちにつぶさないと…」と威嚇。三浦さんは「つぶされません!」と言葉をかぶせるなど、息の合った“口撃戦”で、会場の笑いを誘った。一方で、伊藤さんは、同所での舞台挨拶から加わった佐藤さんに、同シリーズで仲村トオルが演じた池澤真樹(ドラマ版第2弾で登場した伊藤さん演じる仙崎の先輩潜水士)のモノマネを「あれ、やれよ」と“命令”。嫌々「おい、寝るな!」と披露した佐藤さんだが、加藤さんから、先頃行われた同メンバーでの特番ロケ時に「本当に眠くて落ちそうになると、『おい、寝るな!』ってやって、眠らせてもらえなかった」と苦情を寄せられ、伊藤さんと顔を見合わせて大爆笑だった。『THE LAST MESSAGE海猿』は全国東宝系にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:THE LAST MESSAGE海猿 2010年9月18日より全国東宝系にて公開© 2010 フジテレビジョン ROBOT ポニーキャニオン 東宝 小学館■関連記事:『海猿』3度目の感謝状海保長官直々に「第4作で長官を出して」伊藤英明、撮影中も濱田岳を相手にお姫様抱っこの練習?伊藤英明&佐藤隆太が自作に涙加藤あいが暴露無人島に一緒に流れ着きたい俳優1位は意外にも?… 向井理!クールな知性に期待ついに完結!『THE LAST MESSAGE 海猿』試写会に25組50名様ご招待
2010年10月03日映画『THE LAST MESSAGE海猿』が9月18日(土)、初日を迎え、主演の伊藤英明、共演の佐藤隆太、加藤あいら主要キャスト陣と羽住英一郎監督9人が東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇1で舞台挨拶を行った。同名人気漫画の劇場版第3弾で、父親となった主人公の潜水士・仙崎大輔が家族、仲間たちへの愛情、信頼を支えに、沈みつつある巨大海上プラントからの決死の脱出に挑む姿を描く物語。満場の観客を前に、伊藤さんは「こんなに緊張するのは初めて。本当に胸がいっぱいで言葉になりませんが、公開が終わるまで終わった気がしない」と感慨深げ。本作で父親になった仙崎と同じく、プライベートで昨年結婚し、一児の父親となった佐藤さんは、司会のフジテレビ笠井信輔アナウンサーから仙崎への共感について尋ねられると、「僕だけプライベートな質問?」とビックリしつつも、「家族ができましたので、家族、子供がいるから恐怖を感じるという大輔さんの葛藤に、すごく共感できました」とパパの顔。独身の伊藤さんに「後輩なのに先にいっちゃってすみません…」とパパのトークを振ると、伊藤さんは「隆太、後でその話、聞くよ。今は映画の話で」とサラリと交わした。また、仙崎とともにプラントに取り残される役どころの濱田岳は、撮影をふり返り「英明さんの膝の上に座ったり、移動のときにはお姫様抱っこをしてもらいました」と告白。笠井アナからリクエストされ、伊藤さんは実際に濱田さんをお姫様抱っこするサービスをして「今回の撮影って、隆太も撮影の3分の1くらいで終わっちゃたし、(妻役の)あいちゃんとも会わなかったので。あいちゃんと会わない分、いつ何時、お姫様抱っこするときがきてもいいように、トレーニングしていました」。現場でのやんちゃぶりをうかがわせ、共演陣と観客を笑わせていた。ほかに新米潜水士役の三浦翔平らが出席。伊藤さんらはこの日、同所を皮切りに関東地区10か所の劇場を回る舞台挨拶を敢行した。『THE LAST MESSAGE海猿』は全国東宝系にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:THE LAST MESSAGE海猿 2010年9月18日より全国東宝系にて公開© 2010 フジテレビジョン ROBOT ポニーキャニオン 東宝 小学館■関連記事:伊藤英明&佐藤隆太が自作に涙加藤あいが暴露無人島に一緒に流れ着きたい俳優1位は意外にも?… 向井理!クールな知性に期待ついに完結!『THE LAST MESSAGE 海猿』試写会に25組50名様ご招待3D映画を楽しもう!UCシネマギフトカード&3Dメガネを3名様プレゼント伊藤英明『海猿3』完成に感無量ながら「公開まで不安」
2010年09月18日映画『THE LAST MESSAGE海猿』(羽住英一郎監督)の3D版完成披露試写会が9月14日(火)、東京・港区のTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、主演の伊藤英明、共演の佐藤隆太、加藤あいらが出席した。映画化およびTVドラマ化された人気シリーズの劇場版第3弾で、巨大海上天然ガス・給油施設を舞台に、爆破事故で施設内に取り残された潜水士・仙崎大輔(伊藤さん)と新人潜水士・服部拓也(三浦翔平)らの、決死の救出劇を描く物語。2D版に続き、ひと足早く3D版を観た伊藤さんは「より迫力があり体感する感じ。みなさん、こんな大きいスクリーンで観られていいですね。まあ僕は応募しなかったからしょうがないんですけど」と冗談交じりにPR。だが劇中の“妻”、加藤さんから「2度目にもかかわらず、(伊藤さんと佐藤さんの)2人は泣いていた」と暴露され、「隆太が先行していた」(伊藤さん)、「いや英明さんが泣いていたから僕も泣いていいと思って…」(佐藤さん)と劇中の“鉄板バディ”の佐藤さんと言い合いに。結局、佐藤さんが「じゃ、プライベートでもバディってことで」となだめて収拾した。と思いきや、伊藤さんは「こんだけ言って、お客さん泣かなかったら?どんだけ自分好き?仙崎かわいそう…みたいな」と照れ笑い。すかさず、12日(日)の本作試写会で武田鉄矢のモノマネを伊藤さんの“命令”で半強制的に披露させられた三浦さんが、今度は自発的に武田さん口調で「泣けますよ〜」。佐藤さんは「武田さんが言うなら…」と腹を抱えて笑った。一方、サプライズゲストで本作の主題歌「もっと強く」を歌うEXILEのボーカルのTAKAHIROが来場。映画を鑑賞して受けた感動を、特技の書道8段の腕を用いて表現したという書「守るものがあるから怖くなる。怖さを感じてこそ人はもっと強くなれる」と読み上げて披露した。流暢な筆体と映画のテーマを綴った文言に観客から「オオーッ」とどよめきが起こる中、伊藤さんは「じゃ、5,000円から」とオークションの呼びかけ。会場の笑いを誘っていた。映画『THE LAST MESSAGE海猿』は9月18日(土)より全国東宝系にて2D&3D同時公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:THE LAST MESSAGE海猿 2010年9月18日より全国東宝系にて公開© 2010 フジテレビジョン ROBOT ポニーキャニオン 東宝 小学館■関連記事:無人島に一緒に流れ着きたい俳優1位は意外にも?… 向井理!クールな知性に期待ついに完結!『THE LAST MESSAGE 海猿』試写会に25組50名様ご招待3D映画を楽しもう!UCシネマギフトカード&3Dメガネを3名様プレゼント伊藤英明『海猿3』完成に感無量ながら「公開まで不安」
2010年09月14日映画『これでいいのだ!!映画★赤塚不二夫』の製作報告会見が赤塚さんの三回忌(※没後2年目の命日)にあたる8月2日(月)、東京・東映大泉撮影所で行われ、主演の浅野忠信、共演の堀北真希らが出席した。赤塚さんを35年間にわたって担当した元小学館の名物編集者、武居俊樹さんが綴ったエピソード集「赤塚不二夫のことを書いたのだ!!」(文藝春秋刊)を原作に、赤塚さんの奔放な人生を描く物語。先月4日にクランクインし、今月19日までの予定で撮影中。監督は、人気脚本家で監督の君塚良一氏の助監督を務めてきた佐藤英明が初メガホンを取っている。キャスト陣は撮影の合間に劇中衣裳で登場。赤塚さん役の浅野さんは「いまはすっかり羞恥心がなくなり、ここ3日はずっと全裸で走り回っていますが、それを誰も気にしなくなりました。全部真剣に全開でやっています」とすっかり役に入り込んでいる様子。羞恥心をふっ切った瞬間についての質問に、「最初にスタッフさんたちなどみんなが集まって挨拶するときに、『シェー』をやらせてもらった。その後、レコーディングがあり、いろんなバージョンで歌わせてもらい、その辺り、早い段階で羞恥心はなくなりました」と柔和な笑み。「その次の日『ご自分の振り付けで踊って下さい』と監督から言われ、ご自分の振り付けって何だ?と思いながら踊った。それですごい大変ってことに気付いた。僕が滅茶苦茶やっても誰も笑っていない。僕は浅野忠信で赤塚さんじゃないから笑いを求められているわけでもない。戦いだと思った。僕、笑わないヤツの顔を見ていますから」とギラギラした眼差しを見せるひと幕も。元々、赤塚さんの大ファンといい「漫画も好きですが、笑顔が好きで、笑顔の写真を部屋に貼っていた。お顔からにじむ何かが好き。いまは毎朝、『もっと面白いことをします』と赤塚先生に祈っています」と思い入れタップリに話した。武居さんにあたる編集者を演じる堀北さんは「知っている世界とは遠い世界で、バカになることや『シェー』って言うことに抵抗があったけど、いまはバカになる楽しさを知ってしまった」とニッコリ。「テンションを上げるコツを最近掴んだ。とにかく叫ぶ、何でもいいから奇声を上げる。だからやたらと叫んでいます」と楽しげに話した。会見には武居さんも出席。赤塚さんの長女で赤塚プロの社長、りえ子さんからの祝電が「父が生きていたらきっと喜んだと思います」などと読み上げられると、武居さんは「先生や奥様、りえちゃんの実母にあたる前の奥様が次々亡くなって、りえちゃんはショックを受けていたと思いますが、ようやく立ち直ったところにこの映画のお話が来て、いいことだな、と思いました」と優しい笑顔。「TVに出ている頃の先生はアル中でむくんじゃった顔をしていましたが、僕が会った頃の先生はいまの浅野さんのようにハンサムで、すごく真面目な人でした。ふざけて漫画の中のギャグなのか現実のギャグなのかどっちか分からない生きざまでしたが、その奥にある真面目さに、僕は学んだ」と感慨深い表情を浮かべていた。映画『これでいいのだ!!映画★赤塚不二夫』は2011年、GW公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:これでいいのだ!!映画★赤塚不二夫 2011年、GW公開
2010年08月02日