カシオ計算機は5月29日、カメラ部分と液晶モニタ(コントローラ)が分離・合体するフリースタイルカメラ「EXILIM EX-FR10」専用のマルチアングルスティックを発表した。カメラ部をスティックの先端に、液晶モニタ(コントローラ)を手もとに装着できる。発売は6月5日で、希望小売価格は税別8,000円だ。マルチアングルスティックは、EX-FR10専用の撮影補助ツール。スティックの先端部にカメラ部、手もとに液晶モニタ(コントローラ)を固定できるため、構図をチェックしながら撮影できる。スティックの長さは最短330mmから最長1,045mmまで伸縮可能なため、自撮り棒としても利用できるほか、ハイアングルやローアングルでの撮影も手軽にできる。カシオ計算機の民生用デジタルカメラ1号機である「QV-10」をイメージしたシルバーのカラーリングが施された特別モデルのEX-FR10と、マルチアングルスティックをセットにした「EX-FR10GYSET」も2,000台限定ですでに発売されている。EX-FR10は、2014年8月に発表されたデジタルカメラ。カメラ部と液晶モニタ(コントローラ)を分離可能なのが特徴だ。離れた場所にカメラ部を置いても、手もとの液晶モニタ(コントローラ)で構図を確認しながらシャッターを切れる。防塵・防水性能を持ち、高さ2mからの落下にも耐えられる。
2015年05月29日ライカカメラジャパンは、モノクロ撮影専用のレンズ交換式カメラ「ライカM モノクローム(Typ246)」と、Mシステム用の交換レンズ「ライカ ズミクロンM f2/35mm ASPH. ブラッククローム」「ライカ ズミルックスM f1.4/50mm ASPH. ブラッククローム」を5月29日に発売する。2015年4月に発表されたライカM モノクローム(Typ246)は、モノクロ撮影専用35mmフルサイズセンサー搭載のレンズ交換式カメラ。発表当初、5月下旬とされていた発売時期がこのたび正式に決定した。ボディのみの価格は税込1,134,000円だ。ライカ ズミクロンM f2/35mm ASPH. ブラッククロームと、ライカ ズミルックスM f1.4/50mm ASPH. ブラッククロームは、各500本限定で販売される、ブラッククローム仕上げの特別限定レンズ。発表当初は4月以降に発売するとされていた。価格はズミクロンM f2/35mm ASPH. ブラッククロームが669,600円、ズミルックスM f1.4/50mm ASPH. ブラッククロームが507,600円(いずれも税込)。
2015年05月22日カメラ記者クラブは5月20日、「カメラグランプリ2015」の選考結果を発表した。カメラグランプリは国内の写真・カメラ専門誌の担当記者で構成するカメラ記者クラブが主催し、1年間に発売されたカメラの中から優れた製品を選ぶアワード。今回はキヤノンの製品が大賞を含む3つの賞を受賞した。カメラグランプリ2015の「大賞」に選ばれたのは、キヤノンの「EOS 7D Mark II」。オールクロス65点AFセンサー、10コマ/秒の高速連写性能など最上位モデル「EOS-1D X」クラスの技術を投入したことなどが高く評価された。「EOS 7D Mark II」は「あなたが選ぶベストカメラ賞」にも選出され、ダブル受賞となった。「レンズ賞」に輝いたのは、キヤノンの「EF11-24mm F4L USM」。選考理由には、11mmという世界最広角を、魚眼レンズのような歪みを伴うことなく実現したことなどが挙げられた。「カメラ記者クラブ賞」は、オリンパスの「OM-D E-M5 Mark II」、パナソニックの「LUMIX DMC-CM1」、ライトロの「LYTRO ILLUM」の3製品が受賞した。
2015年05月21日ユニットコムは14日、法人向けに「防犯・監視カメラ・映像ソリューションのご提案特設サイト」を開設した。セキュリティや防犯カメラ、監視カメラシステム導入についての相談受付・導入提案を行うサイト。マンションや飲食店・店舗、倉庫・工場、戸建て住宅など、環境や用途に合わせ防犯カメラの提案、設置を行う。遠隔監視モニタリングシステムにも標準対応する。実際の設置完了までの流れは、問い合わせ、相談・提案、現地訪問、見積もり、成約、施行、運用説明、定期点検保守といった経緯で行われる。ユニットコム運営店舗では、実際に製品を触ることも可能だ。
2015年05月15日セーフィーは11日、スマートフォンなどからカメラの映像が視聴できるサービス「Safie」に対応したネットワークカメラ「QBIC CLOUD CC-1」(Qbicクラウドカメラ)を、エルモを通じてAmazon.co.jpで販売を開始した。Qbicクラウドカメラ本体の価格は税別19,800円。Safieは、スマートフォンおよびPCからネットワークカメラを通して、自宅などの様子を確認できるクラウド型の見守りサービス。すでに、Qbicクラウドカメラは、クラウドファンディングで先行予約を開始されており、1,000台以上の予約が入った。今回発売されたのは、Safieに対応するエルモ製ネットワークカメラ「QBIC CLOUD CC-1」。レンズの明るさはF2、画角は水平140度、対角170度のため、設置場所の様子を広範囲かつ明るい映像で確認できる。動作環境温度は-10℃~40℃、防水性能はIPX4、さらに赤外線LED×8個を搭載しているため、夜間や屋外での使用も可能。Safieのサービス利用には、事前にアカウント作成が必要(無料)。Qbicクラウドカメラの価格は税別19,800円だが、その他、HD映像を7日間録画する機能やアラート機能を使用する場合は、月額980円がかかる。なお、リアルタイム視聴の場合は無料。動画の視聴は、1カメラあたり5アカウントまでがアクセスできる。カメラ本体のサイズは70×115.8×70mm、重さは184g。有効画素数は4Mピクセル(2,688×1,520)。ズーム機能はデジタル8倍。映像圧縮方式はH.264、音声圧縮方式はAAC。通信機能はIEEE802.11b/g/n準拠の無線LANで、セキュリティはWPA2-PSK(TKIP/AES)。電源は付属のUSB-ACアダプタを用いる。対応するスマートフォンはiPhone(iOS 7以上)で、Android端末は6月下旬の対応予定。PCからアクセスする場合は、Webブラウザ(IE 9以上、Safari 5.1以上、Google Chrome、Firefox)を使う。
2015年05月14日独ライカカメラは4月30日(現地時間)、モノクロ撮影専用35mmフルサイズセンサー搭載のレンズ交換式カメラ「ライカM モノクローム(Typ246)」を発表した。センサーと画像処理エンジンを刷新。発売は5月下旬を予定している。価格は1,134,000円だ(税込)。ライカM モノクローム(Typ246)では、2012年8月発売の前モデルで採用していた1,800万画素のCCDセンサーから、有効2,400万画素のCMOSセンサーに撮像素子を刷新した。前モデル同様、ローパスフィルターは省略しており、解像感を向上させている。カラーフィルターを搭載していないことによって、色補間処理が必要なく、シャープな描写のモノクロ写真を楽しめる。画像処理エンジンは、最新のライカMシステムのデジタルカメラに搭載されている「LEICA MAESTRO(ライカ・マエストロ)」。さらにバッファメモリの容量を2GBに増加したことで、すばやい画像処理が可能になったとする。マグネシウム合金製のボディは、単一のパーツからなり、高い堅牢性と耐久性を備える。トップカバーとベースプレートには真鍮の削り出しパーツを採用。液晶モニターのカバーガラスは反射防止コーティングを施したサファイアガラスで、傷がつきにくいだけでなく、屋外などでの視認性も向上させた。92万ドットの3型液晶モニターによるライブビュー撮影でのピント合わせをサポートするために、「マニュアルフォーカスアシスト」と「フォーカスピーキング」を搭載。マニュアルフォーカスアシストでは、画面の一部を最大10倍に拡大して細部のピント合わせを厳密に行える。フォーカスキーピングでは、ピントが合っている被写体の輪郭を強調して表示。合焦状態をひと目で確認可能だ。そのほか、新たにフルHD(1080p)でのモノクロ動画撮影機能を追加。JPEG形式ではセピアや寒色、暖色など色調を設定して撮影することもできる。2015年8月以降には、被写体を特殊なグレースケールに変換し、独自の効果や雰囲気をもたらす特殊フィルター3色(イエロー/オレンジ/グリーン)を発売する予定だ。主な仕様は、マウントがライカMマウント、撮像素子が有効2,400万画素・23.9×35.8mmサイズのCMOSセンサー(ローパスフィルター非搭載)で、静止画の記録形式がRAWとJPEG、動画の記録形式がMotion JPEG、対応感度がISO320~ISO25000、シャッタースピードが絞り優先AEモード選択時で60~1/4,000秒、マニュアルモード選択時で8~1/4,000秒となっている。ファインダー倍率は0.68倍、背面のモニターは3型・約92万ドット表示のTFTカラー液晶、利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCカード、バッテリーは容量1,800mAhのリチウムイオン充電池を採用。本体サイズは約W138.6×D42×H80mm、バッテリーを含む重量は約680gだ。製品には画像処理ソフト「Adobe Photoshop Lightroom」が付属する(ユーザー登録後にダウンロードして入手)。
2015年04月30日トランスは28日、リコーイメージングのデジタルカメラ「GR」専用のカメラバッグ、ケース、カメラストラップを発売した。同日より、リコーイメージングオンラインストアにて受注を開始した。カメラバッグの価格は税込17,800円本製品群は、「GR」のメーカーであるリコーイメージングが監修したカメラアクセサリ。素材に国産牛革「栃木レザー」を使用する。完全受注生産で、職人により一点一点手作りされる。発送は受注後約30~40日後に開始する。「栃木レザー カメラバッグ for GR」は、栃木レザーとコットンキャンバスを組み合わせたカメラバッグ。現行モデルのGRだけでなく、歴代GRシリーズや銀塩のGRシリーズにも対応する。収納部は折りたたみ可能な仕切りで分けられており、片方のスペースにはGRを、もう一方にはスマートフォンなどを収納できる。収納部の内寸はW235×H135×D50mmで、バッグ本体の外寸はW245×H150×D60mm。幅15mmのバッグストラップが付属し、長さは1,100~1,420mmの範囲で調節できる。価格は税込17,800円。「栃木レザー カメラケース for GR」は、カメラバッグと同様に、歴代GRシリーズや銀塩のGRシリーズにも対応。素材には栃木レザーとコットンキャンバスを採用している。付属のショルダーストラップは、GRのボディ本体にも取り付けられる。収納部の内寸はW120×H65×D40mmで、ケース本体の外寸はW130×H80×D50mm。ショルダーストラップの幅は12mmで、長さは825mmから1,155mmまで調節できる。価格は税込11,800円。「栃木レザー カメラストラップ for GR」は、接続部にGRの正式ロゴを刻印したカメラストラップ。幅は12mmで、長さは825mmから1,155mmまで調節できる。価格は税込5,480円。
2015年04月30日●iPhoneのカメラが大きく進化?米AppleがイスラエルのLinX Computational Imagingを買収したと米Wall Street Journalが4月14日(米国時間)に報じた。同紙が関係者の話として伝えるところによれば、買収金額は2,000万ドル程度が提案されていたようだ。現在LinXのWebサイトは半分壊れた状態で詳しい情報はほとんど残っていないが、WSJによれば、同社はスマートフォンやタブレット向けに複数の小型カメラセンサーを用いて3D映像の取得が可能な仕組みを開発しているという。これが具体的にどのような技術で、買収後のAppleからどのような製品が出てくる可能性があるのかを考えてみる。○LinXのカメラ技術でどういったことが可能になる?現在LinXのサイトそのものには記載されていないようだが、BusinessWireには同社が昨年2014年6月に配信したプレスリリースが残っており、これで製品や技術の概要を知ることができる。リリースにも記載されているが、昨今のスマートフォンやタブレット向けカメラはイメージセンサーの高解像度化や高級化路線が一段落し、新たな差別化ポイントを模索する段階に入りつつある。画質もさることながら、既存のイメージセンサーと有り余るプロセッサパワーを使って、いかに画像にさまざまな後処理を施すかという部分に力が注がれている。そこで登場したのがLinXの「アレイ(Array)カメラ」であり、1つではなく複数のイメージセンサーを組み合わせて一度に複数の画像情報を取得することで、従来のカメラにはないさまざまな仕掛けを可能にする。具体的には、複数のイメージセンサーを用いることにより撮影対象のかなり正確な"深度"情報の取得が可能になり、映像のピクセル間に存在する距離を認識して空間マッピングが可能になる。この情報を利用すれば、例えば撮影画像のオブジェクト間の距離やサイズが正確にわかるようになるほか、手前のオブジェクト(人物など)のみを抽出して別の背景と合成したり、あるいはフォーカスをかける対象を撮影後に変更したりと、従来のカメラ撮影では難しかった加工が容易になる。またイメージセンサーの数が増えることで、暗所撮影などで問題になるノイズ除去の精度が上がったり、スマートフォンに搭載される小型のカメラモジュールでデジタル一眼レフに近い画質の再現が可能であったりと、カメラそのものの性能が向上するというメリットがある。イメージセンサーから得られる情報が増えることで、おそらくは従来のHDRで不自然だった合成処理も、より自然なものに仕上がるという効果も期待できるだろう。●iPhoneに3Dカメラが搭載!?○搭載の進む3Dカメラ技術、以前に買収したPrimeSenseとの違い深度情報を得て空間把握が可能な「3Dカメラ」がコンシューマの世界に入ってきたのは比較的最近のことだ。最もメジャーなものは「3Dモーションセンサー」として人体の動きでゲーム機へのUI入力が可能な「Kinect for Xbox 360」で、Microsoftから2010年に発売された。Kinect for Xbox 360では現在Apple傘下にあるイスラエルのPrimeSenseが開発した技術が用いられている。現在のMicrosoft Kinectでは別の技術が用いられているが、PrimeSenseの技術では赤外線(InfraRed)照射装置とそれを受光する"深度センサー"、そして通常の周辺画像を取得するイメージセンサーとマイクを組み合わせることで、音声コマンドと人体モーションによるゲーム機の操作を可能としていた。3Dカメラの実現方式はさまざまなメーカーや研究所によって開発され数多存在するが、そのうちの多くはPrimeSenseが用いている「赤外線(IR)」+「深度センサー」の組み合わせというケースが多い。昨年末に対応製品(Dell Venue 8 7000 Series)が登場して話題になったIntelの「RealSense」もまた、このIR+深度センサーを用いた方式で、先ほど紹介したLinXが実現できる距離計測や後加工といった仕組みを実装している。Intelは2015 International CESにおいて、このRealSenseカメラを用いて3Dオブジェクトを"スキャン"し、3Dプリンタでこのスキャンしたオブジェクトを出力するデモを行っている。RealSense技術を採用したスマートフォンやタブレットを手に、3D印刷したいオブジェクトの周囲をまわることでその形状や表面の色(質感)データの取得が可能になるが、これは加速度センサーなどを組み合わせることで撮影画像をリアルタイムで合成し、ソフトウェアでモデリングデータを自動生成することで実現している。そしてIRを用いない方式の3Dカメラとしては、今回のLinXやPelican Imagingの技術が挙げられる。IR方式の3Dカメラにはいくつか弱点があり、まず屋外のような光の強い場所では測定誤差が大きいこと、そして赤外線照射距離の問題で数メートル~数十メートル程度の距離のオブジェクトの深度しか測れない。照射距離や時間を増やせば対応可能だが、モバイル端末ではバッテリ消費やモジュールサイズの問題もあり難しい。一方でLinXやPelicanが採用する方式は「複数の格子(Array)状のイメージセンサーを組み合わせて画像を同時撮影」する手法で3Dカメラの「深度情報取得」を実現しており、IRにまつわる問題を解決できるほか、屋内外のどちらでも比較的高品質な画像を取得可能になっている。●3DカメラはいつiPhoneに搭載されるかアレイカメラ方式の弱点としては、カメラモジュールのコストが高くなることが1点挙げられる。現在スマートフォンやタブレットに搭載されているイメージセンサーはハイエンドのものでも単価は10ドル未満であり、これとレンズやLEDフラッシュと組み合わせて搭載したとしても、製品全体のBOM (Bill Of Material)に占める割合はそれほど大きくない。現在タブレットへの採用が少しずつ進みつつあるRealSenseでも若干割高ではあるものの、それほどコストに大きなインパクトを与えるものではないと考えられる。ただし筆者が聞くところ、Pelicanのような専用カメラモジュールの場合はこれらに比べ2~3倍程度のコストを要するとのことで、これほどではないとしても、LinXの技術の採用はコスト上昇要因の1つとなるかもしれない。アレイカメラ方式のもう1つの問題として、処理加工のためにプロセッサパワーを非常に多く消費するという特徴が挙げられる。写真1枚撮影するだけで大量のデータが取得され、これを一度に処理しないといけないため、特にGPUに大きな負荷をかける。前出Pelicanのケースでは、デモ機に用いていたSnapdragon 805ではすでに重い状態で、商用化にはこれより1~2世代後のプロセッサが必要だと感じたレベルだった。おそらく現行で市場に存在するハイエンドのスマートフォンでも重い処理で、LinXにおいても同種の制限が存在するとすれば、実際にApple製品に搭載されるのは早くて2016年か2017年以降となると予想する。○AppleはLinXの技術をどのように製品に組み込むか現時点で買収済みのPrimeSenseの技術を採用した製品が市場投入されていない状態だが、Appleは近い将来にLinXの技術を採用した製品を市場投入してくることだろう。PrimeSenseはモバイル端末というよりもむしろ、デスクトップ環境やリビングルームでの「3Dモーションセンシング」に活用してくると考えられ、例えば今年後半にもAppleによる製品投入が噂されている「新型Apple TV」のUIに採用される可能性もゼロではない。前出のように、パフォーマンス的理由やBOMに与えるコストインパクトから、LinXの技術をiPhoneやiPadといったiOSデバイスに搭載してくるのは早くて来年2016年以降とみられる。AppleがLinXをiOSデバイスに採用する大きなメリットの1つが「カメラモジュールの薄型化」にある。LinXによれば、画質を上げるためにイメージセンサーのサイズを大きくするとレンズの厚みが増える問題が出てくる。ところが、同社の技術のように大型イメージセンサーを複数の小型のイメージセンサーの組み合わせで置き換えることで、このレンズ部分の薄型化が可能になり、カメラモジュール全体の薄型化を実現できるという。iPhone 6をよく利用するユーザーならご存じだと思うが、同製品は本体薄型化の弊害として「レンズ部分が飛び出ている」という、非常にデザインとしては"いただけない"ものになっている。英ロンドンでハイエンドスマートフォンの新製品「P8」を発表した中国のHuaweiは、「iPhone 6のようにレンズが飛び出していない」という点をセールスポイントに製品をアピールしていたりと、すでに多くがネタに使うようなデザイン上のウィークポイントだ。ゆえにLinXの採用はiPhoneのさらなる薄型化を実現する可能性も秘めており、さらに「カメラの新しい使い方の提案」も可能にするなど、大きな差別化ポイントとして機能するとみられる。いずれにせよ、非常に楽しみな動きだ。
2015年04月17日カシオマーケティングアドバンスは4月10日、レンズ部分と液晶モニタ(コントローラ)が分離・合体するフリースタイルカメラ「EXILIM EX-FR10」と、ルミカ社のハイアングル撮影用一脚「Birds iRod」をセットにした「EX-FR10×Birds iRod」シリーズを発表した。4月15日からカシオ計算機の公式オンラインショップ「e-casio」限定で販売開始する。直販価格は「EX-FR10×Birds iRod3m」と「EX-FR10×Birds iRod4.5m」が49,990円、「EX-FR10×Birds iRod7.5m」が65,880円(ともに税込)。EX-FR10×Birds iRodは、カシオ計算機のデジタルカメラ「EX-FR10」と、ルミカのハイアングル撮影用一脚「Birds iRod」をセットにしたモデルだ。一脚にEX-FR10のカメラ部分を取り付け、手もとの液晶モニタ(コントローラ)で構図などを確認しながらシャッターを切れる。そのため、一般的なデジタルカメラでは難しいハイアングル撮影が行える。一脚は全高3m / 4.5m / 7.5mの3種類を用意。付属のスタンドをBirds iRodに装着すれば、三脚としても使用可能だ。EX-FR10は、カシオ計算機が2014年8月に発表したデジタルカメラ。カメラ部分と液晶モニタ(コントローラ)部分がセパレートすることで、自分撮りやみんな撮りなど、さまざまなアングルでの撮影が可能になった。オプションや付属の多彩なアタッチメントを用いて、使い方を自分で発見するという楽しみもある。
2015年04月10日日立国際電気と日本放送協会(NHK)は4月6日、スーパーハイビジョン(8K)小型単板式カメラを開発したと発表した。同カメラシステムは、独自構造により光伝送アダプタや収録ユニットとの組み合わせでさまざまな運用形態が実現できるという特長をもつ。まず、レンズマウントはPL方式で、映画用レンズや4Kレンズなどの市販高精細レンズの取り付けが可能。カメラヘッドにはフランジバック調整機構があり、映画用単焦点レンズ搭載時にバックフォーカスの調整を容易に行うことができる。また、レンズ内の収差データを自動的に読み込み補正する収差補正機能を備えている。収録記録メディアは専用SSDスロット(2TB)で40分記録でき、収録ユニットと小型カメラアダプタ、CCUを接続することで収録データの現像作業が可能だ。さらに、光伝送ユニットとCCU間は、現行のハイビジョンカメラと同様の光複合ケーブルで接続可能で、タリーやインカムなどのコミュニケーション系信号の伝送も現行ハイビジョンカメラと同様に行うことができる。また、小型光伝送アダプタとの組み合わせにより軽量化を実現したことで、クレーンまたは汎用カメラスタビライザーへの搭載が容易となっている。CCUは8K出力以外に4K出力を備えており、4Kコンテンツ制作用カメラとしても使用可能。このほか、4Kモニター出力信号はドット・バイ・ドット信号の出力が可能なため、VEによるフォーカス調整が容易となっている。
2015年04月07日誕生の瞬間から初めて歩いた時、そして入園、入学や運動会など、子どもの成長は大切に写真に残していきたいもの。「カメラにこだわりたい」という人も多いでしょう。きれいな写真が撮れるカメラといえば、デジタル一眼レフカメラ。でも、「難しそう」「大変そう」と敬遠してしまいがちでは? しかし、最近は初心者でも十分扱いやすいものになってきました。今回は、デジタル一眼の良さに触れながら、「デジタル一眼レフカメラとコンパクトデジタルカメラの違い」について、説明していきましょう。■一眼レフとコンデジの違いは、カメラの心臓部「イメージセンサー」の違いコンパクトデジタルカメラ(以下コンデジ)と一眼レフの一番の違いは、イメージセンサーと呼ばれる、レンズから入る光を取り込むセンサーの大きさです。一般的に一眼レフに使われているイメージセンサーの大きさは、23.5mm×15.7mmの「APS-C」というサイズ。対してコンデジに使われているのは6.2mm×4.6mmと、一眼レフの1/3以下の、小さなサイズのイメージセンサーなのです。そのため、一眼レフのほうがより多くの光を取り込めて、美しい写真が撮れるということになります。美しい写真というと、画像の容量が気になるところですが、そのあたりも問題なし。容量が大きいRAWデータでの撮影もできますが、普段はセンサーの大きさを生かしつつ、コンデジとほとんど同じ容量で撮れるため、写真の保存にも困りません。ではここで、デジタル一眼レフカメラならではのよさをいくつかご紹介しましょう。■デジタル一眼レフには、赤ちゃんが生き生きと立体的に撮れる ボケ味の深さがあるスタジオで撮ってもらったフォトブックや雑誌などには、背景が美しくぼやけて、子どもが今にも触れられそうなほど近くに感じられる写真が数多くあります。これはイメージセンサーが大きい一眼レフでないと出せない効果。最近のコンデジでもある程度背景をぼかせますが、一眼レフに比べるとセンサーの大きさの違いから、どうしても深さが出せません。■デジタル一眼レフは、レンズを交換することで、雰囲気も一緒に写真におさめられる一眼レフはレンズを取り替えて「その時の雰囲気ごと写真に写したい」と感じた時に、思った通りの写真を撮ることができます。・暗い室内でも背景をぼかしながら日常をきれいに撮れる「単焦点レンズ」・遠いものを近くに引き寄せたように美しく撮影できる「望遠レンズ」・子どもの目線でのびのびと、広がりを持たせた写真が撮れる「広角レンズ」・花や子どもの産毛などに思い切り近づいて、より愛おしい写真が撮れる「マクロレンズ」ざっと挙げただけでも、これだけの種類のレンズがあります。たとえば運動会や入園式には望遠レンズ、日常の食卓やリビングでは単焦点、砂場では広角レンズ、寝顔にはマクロレンズなど、場面に合わせてレンズを取り替えていくだけで、生き生きとした写真を撮ることができます。■気軽に撮れるようになってきた一眼レフ、短所はその重さ最近はオートモード内蔵で、簡単に美しく撮れるデジタル一眼レフも増えてきました。ですが、だいぶ軽量になってきたとはいえ、コンデジと比べると、かさばって重たいという欠点があることは否めません。荷物を持ち歩かなくていい車での移動や、ベビーカーに積めるという時の持ち運びには適していますが、徒歩での移動の場合は、一眼レフカメラが邪魔に感じてしまうこともあるでしょう。■一眼レフとコンデジ、選ぶなら…結論としては、メモやスナップとして使いたいならコンデジ。家族でのお出かけや旅行など、思い出を雰囲気ごと切り取りって残したいならデジタル一眼で撮ることをおすすめします。どちらも一長一短。最近では、携帯電話やスマホで代用してしまうという人がほとんどかもしれませんが、だからこそ、デジタルカメラにしかない便利な機能を備えた機種もたくさん売られています。ぜひ、カメラならではのよさに触れてみてください。さて、次回からは、デジタル一眼レフカメラを購入しようと考えている人に向け、実際にデジタル一眼を選ぶ時のポイントや、子どもを撮るテクニックをご紹介していきますので、どうぞお楽しみに。
2015年03月26日カメラ記者クラブは3月20日、「カメラグランプリ2015」における「あなたが選ぶベストカメラ賞」の投票受付を開始した。一般ユーザーの投票によって、2014年度に日本国内で発売されたスチルカメラの中から優れた1機種を選ぶ。投票受付期間は3月20日から4月13日まで。カメラグランプリは国内の写真、カメラ専門誌の担当記者で構成するカメラ記者クラブが主催し、最近1年間に発売されたカメラの中から優れた製品を選ぶアワード。「あなたが選ぶベストカメラ賞」では、一般ユーザーの投票によって1機種を選定する。投票はWebページ上の投票フォームから受け付けている。投票フォームでは選考機種、選考理由、氏名、住所などの入力が必要だ。また、投票者から抽選で、オリンパスイメージング「STYLUS 1s」やキヤノン「PowerShot SX710 HS」パナソニック「LUMIX GM5 標準ズームレンズキット」などをプレゼントする。
2015年03月20日イデアミクスは3月8日、[ONA] Designs LLC製のカメラバッグ「CAMPS BAY」「THE LEATHER PRINCE STREET」「THE PRINCE STREET」「THE LEATHER CAPRI」「THE CAPRI」の5モデルを発表した。○THE CAMPS BAY「CAMPS BAY」は、一眼レフカメラと7本の交換レンズ、17型のノートパソコンを収納できる大型のカメラバッグ。70-200mm F.2.8の望遠ズームレンズを装着した状態のデジタル一眼レフカメラをそのまま収納できる設計となっている。仕切りはいずれも取り外せるようになっており、撮影機材にあわせて内部を調節可能だ。小物入れ用のポケットも装備する。外寸はW330×D165×H432mmで、内寸はW279×D127×H419mm。SmokeとField Tanの2色を用意し、価格は税込61,560円。○THE LEATHER PRINCE STREET「THE LEATHER PRINCE STREET」は、上質のイタリアンレザーを使用した手作りのメッセンジャー型カメラバッグ。一眼レフカメラと2本の交換レンズ、11型のノートパソコンを収納可能だ。前面に2カ所、背面に1カ所のポケットを設けている。外寸はW318×D114×H254mmで、内寸はW305×D102×H229mm。Antique CognacとDark Truffleの2色を用意し、価格は税込61,560円。○THE PRINCE STREET「THE PRINCE STREET」は、耐水性のワックスキャンバスとフルグレインレザーにより手作りされたメッセンジャー型カメラバッグ。機能や仕様などはTHE LEATHER PRINCE STREETとほぼ共通。SmokeとField Tanの2色を用意し、価格は税込42,120円。○THE LEATHER CAPRI「THE LEATHER CAPRI」は、上質なイタリアンレザーを使用した手作りのトートバッグ。一眼レフカメラと2~3本の交換レンズ、11型のノートパソコンを収納可能だ。表ポケットにはジッパーが備わり、内ポケットも用意。小物などを収納しておける。クロスボディストラップは取り外しが可能。外寸はW394×D102×H292mmで、内寸はW381×D102×H279mm。カラーはAntique Cognac。価格は税込49,680円。○THE CAPRI「THE CAPRI」は、耐水性のワックスキャンバスとトップグレインレザーにより手作りされたカメラバッグ。機能や仕様などはTHE LEATHER CAPRIとほぼ共通だ。外寸はW394×D107×H292mmで、内寸はW381×D102×H279mm。カラーはDark Tan。価格は税込38,880円。
2015年03月10日アップルは、iPhone 6のカメラで撮影された写真を紹介する「ワールドギャラリー」を、同社のWebサイトで公開した。作品、フォトグラファーとともに、使用したアプリやアクセサリが紹介されている。「ワールドギャラリー」と題された同社Webサイトのフォトギャラリーでは、iPhone 6のカメラで撮影された61の作品がピックアップされている。作品とフォトグラファーの紹介だけでなく、撮り方のヒントや使用したアプリ、アクセサリも掲載されている。使用されたアプリは『VSCO Cam』『Instagram』『Snapseed』『Adobe Photoshop Express』『Afterlight』『Mextures』『Filterstorm Neue』『Instaflash Pro』といったところだが、iOS標準アプリである『カメラ』を使っているフォトグラファーが多いのにも注目したい。こういった作品を紹介する際、「iPhoneのカメラで撮ったとは思えない」というクリシェが用いられることが多々あるが、それは最早、的確な表現だとは言えず、iPhoneだけでこれくらいまでは出来る、ということをこのギャラリーは端的に示している。ギャラリーをただ眺めるだけでもユニークな体験ができるだろうが、もし、iPhone 6/6 Plusを持っているようなら、ヒントを元に実際に撮ってみるといいだろう。同サイトには「世界で一番愛用されているカメラで何ができるか、その目で確かめてみてください。」というメッセージも綴られている。
2015年03月02日凸版印刷は2月27日、体験型デジタルサイネージシステムの第2弾として、ジャンプ(ホップ)した瞬間の写真を撮影できる「PopCamera(ポップカメラ)」を開発し、3月中旬より本格的に販売を開始すると発表した。本製品は、デジタルサイネージの前でジャンプすると、その瞬間をデジタルサイネージのカメラが自動的に撮影し、クロマキー技術を使い背景を合成するシステム。その場ならではの面白い写真が作成できるほか、接続したプリンターから写真をその場でプリントアウトして、イベントに参加した記念として持ち帰ることができ、Web 等への投稿・拡散が可能となる。これにより、これまでにない特別な体験を共有し、イベントを盛り上げる使い方が期待されている。価格は、イベントなどでの利用の場合(7日間レンタル)、基本料金120万円から。これには、デジタルサイネージ、システム機器などの機材レンタル料、設置費用、ライセンス使用料が含まれている。運送費や、通信費、プリンター用紙などの消耗品や、コンテンツの企画・運用などカスタマイズ費用は別途となる。
2015年03月02日●モノクロ写真はディテール感が重要ワコムは、神奈川県・横浜市「パシフィコ横浜」で2月12日~15日にかけて開催されたカメラと写真映像のワールドプレミアムショー「CP+(シーピープラス) 2015」にて、5人のプロ写真家によるペンタブレットを使ったフォトレタッチセミナーを開催した。ここでは、創世記からデジタルでの表現に取り組み、モノクロ表現を多く取り入れたプロ写真家・茂手木秀行氏の「Wacom Creative Seminar『Cintiq Companion 2 を活用したモノクロ写真づくり』」セミナーから、魅力的なモノクロ写真に仕上げる極意を紹介する。茂手木秀行氏が実作業をしながら細かな説明をしていくという非常に具体的なセミナーとなった。茂手木氏は、最初に同じくセミナー講師を務めたプリンティング・ディレクターの小島勉氏の実施したセミナー内容に言及し、「(小島氏が解説したように)レタッチで画像は劣化します。これをしっかりと頭に置いておきましょう」と前置き。「当然の話ですが撮影はRAWデータで行います。つまり、撮影した画像の基本調整は、情報量が豊富なRAWデータのときにやっておいて、レタッチをいかに最小限にとどめておくかが重要になってきます」と語った。最初に、茂手木氏はモノクロ写真ならではのコツを伝授。「明暗差を作っておくことも大事ですし、太陽があたって色が飛んでいるとこはハイライトで調整します。モノクロというのは色情報がない分、ディテール感をきちんと出すのが基本」とのこと。「"黒はつぶさない、白は飛ばさない"」というフレーズを強調し、「白のディテールと黒のディテールがしっかりと出ている状態が大切です。よいデータを作ることが、よいプリントをつくることにつながっていきます」とコメントした。続けて、「RGBでいうと250-230あたりですがその部分を詰めて、シャープネスをかけたり、コントラストを上げたりしていきます。そうすると地球上ではなく、どこかほかの場所のような空気感ができあがっていくんです。この写真でいくと、船の影の部分のディテールはきちんと残してあげましょう」とより具体的な数値に言及しつつも、できあがる空気感のイメージも例示。これで基本の部分ができあがり、ここからはPhotoshopで細かい加工を進めていく。●「レベル補正」と「トーンカーブ」、明暗調整で使うべきなのはどっち?Photoshopでの加工に関しても具体的な解説がなされた。まずマスクを作成し、[マグネット選択ツール]で船をおおまかに選択。次に選択範囲の明るさの調整を行うにあたり、「『レベル補正』より『トーンカーブ』を使ってください」と指定があった。というのも、レベル補正は画像を劣化させる比率が高いためだという。「シャドウを引きだしつつ、コントラストをしっかり出したいのですが、最初はこのトーンカーブで細かい調整をするのが大変だと思います。調整レイヤーで整えた後、不透明度を変更するとやりやすいのでお試しください。選択範囲の境界線がざっくりと切ったままなので、マスクを調整するタブで選択した部分の境界線をぼかすなどして調整するとなじんでいきます」と、つまずくであろうポイントに先回りした丁寧なアドバイスが展開された。ここまで行ってきた加工により船は鮮やかに、周りは沈んだ色味になり、表現したいものが引き立っていくという。「ぼかし(ガウスぼかし)を使うのもいいですね。画面の手前がぼけていると、船までの距離感をぐっと出すことができますよ。マスクを使いこなすことができるようになると、画面の演出の仕方もうまくなっていくと思います」とコメントした。さらに茂手木氏は、データを劣化させないために有効な「ふたつの保存のポイント」をレクチャー。ひとつは、カラースペースの部分だ。「モノクロ写真を保存する場合「モノクロ専用のグレーガンマ」を選択しがちですがこれはNG。なぜならインクジェットプリンターはこの設定を受け付けないからですね。必ず「sRGB」を選択するようにしてください」と解説。「プロファイルを何度も変換しするとまた画像が劣化しますので、この作業を1回ですませることが大事です。保存するときはTIFF形式かpsd形式で保存しましょう。ご存じの方がほとんどだと思いますが、jpgは画質を大幅に劣化させてしまいます」と、追加で保存形式についても言及した。もうひとつのポイントは、加工が終わり、最後に画像を統合してプリントする際の「ヒストグラム」に関するもの。「ヒストグラムにくしのような穴があいている状態は、データが劣化していることを示しています。これを防ぐにはまず最初に[イメージ]から[モード]を[8ビット]→[16ビット]に変更してください。画像の加工が終わったらレイヤーから画像を統合し、[8ビット]モードに戻します。たったこれだけの作業で穴空きを防ぐことができます。特にモノクロ画像だと効果的なので、ぜひお試しください」と語った。いかがだろうか。セミナー会場の撮影では細かい設定の違いまでは分かりづらいが、撮影後のデータの扱い方で写真のプリント仕上がりは大きく変わってくる。プロの加工技術のヒントを聞ける貴重な機会となった。なお、茂手木氏は今後ともワコムのセミナーにてさらに突き詰めた画像加工のテクニックを説明するとのことなので、こまめにセミナー情報を確認してほしい。
2015年02月16日CP+は「カメラと写真映像のワールドプレミアショー」というだけあって、主役は何といってもデジタルカメラ、レンズ、周辺機器、ソリューション、各メーカーだ。とはいえ、華といえばやっぱりコンパニオンのみなさん。会場を彩り、来場者には華を、取材陣にはいっときの癒やしを与えてくれる。CP+2015のコンパニオンさんフォトギャラリー、第1弾、第2弾に続いて、第3弾をお届けしよう。
2015年02月16日CP+は「カメラと写真映像のワールドプレミアショー」というだけあって、主役は何といってもデジタルカメラ、レンズ、周辺機器、ソリューション、各メーカーだ。とはいえ、華といえばやっぱりコンパニオンのみなさん。会場を彩り、来場者には華を、取材陣にはいっときの癒やしを与えてくれる。CP+2015のコンパニオンさんフォトギャラリー、第1弾に続いて第2弾をお届けしよう。
2015年02月14日●"写真"に革命をもたらす次世代カメラパシフィコ横浜で開催されている「CP+2015」へ行くために「みなとみらい」駅の改札を出たオレをまず驚かせたのは、クイーンズスクエアの天井にぶら下がる大きなスヌーピーだ。オレはスヌーピーには敏感なのだ。そして、子供が周りを走り回ったり、特撮ドラマ(「仮面ライダー」か?)の撮影が行われていたり、パシフィコ横浜に到達するわずか数分の間に、さまざまなものが襲いかかってきた。めまぐるしい街だ。パシフィコ横浜に着くと「ああ、今年も来たなあ」という感慨がある。この季節には、何年もこのパシフィコ横浜に足を運んでいるのだ。今年、CP+2015でオレを待ち受けていた興味深いアイテムを紹介していこう。○ピント位置を撮影後に変えられる次世代カメラ「LYTRO ILLUM」米LYTRO社は撮影後にピント位置を変えられるカメラのメーカーとして有名だ。LYTROが最初に作ったカメラは筒状のトイカメラのようなものだったが、その後の進化によって誕生したのが「LYTRO ILLUM」(ライトロイルム)だ。LYTRO ILLUMは焦点距離30-250mm(35mm判換算時)の光学8倍ズームレンズを搭載し、一般的なユーザーが十分満足して使える程度の焦点距離をカバーしている。レンズ部分はよくあるコンパクトデジタルカメラと比較すると長く、サイズはズームレンズを装着した一眼レフという感じ。ただし、重量は940gなので見た目ほど重くない。この大きなボディの理由は、4,000万「レイ」(画素ではない)の「ライトフィールドセンサー」を搭載しているからだとか。このセンサーが光の強さや色に加えて、光の"方向"(光線)の情報も記録する。そのため、撮影後に写真のピント位置や絞りを変えられるほか、3D映像も生成できるのだ。ちなみに、多くのデータを記録するせいで、1枚の画像データが50MBにもなってしまう。ピント位置の変更は、背面モニター(タッチパネル式だ!)での再生時にも行えるし、パソコンやタブレットから専用アプリを用いても行える。LYTRO ILLUMは、カメラにとって"フォーカス"とは、ひいては"写真"とは何なのか? という概念を根本から変えてくれそうで、強いインパクトを持つ未来的なカメラだ。○自分で組み立てられるカメラ「KONSTRUKTOR」現在、多くの人がデジタルカメラを使っているが、なかば趣味的にフィルムカメラを使う人も存在する。ある意味究極といってもいい、自分で組み立てられるフィルムカメラが、ロモグラフィーの「KONSTRUKTOR」だ。まるでプラモデルを組み立てるように、自分でパーツをネジ止めして組み立てていくと実際に使えるカメラが完成する。組み立てに要する時間はだいたい1~2時間だという。サイズはコンデジ程度だが、なんといっても軽い。ちなみにレンズもプラスティックで、焦点距離50mm・絞りF10というスペック。シャッター速度は1/80秒固定で、バルブモードも持っている。固定焦点で0.5m~∞にピントがあう。富士フイルムの「写ルンです」と似た仕様、という感じだろうか。いや、現在の「写ルンです」にはフラッシュがあるから、ちょっとだけ遅れをとっているかもしれない。もちろん「写ルンです」は自分では組み立てられないが。自分で組み立てるカメラというのは斬新だし、価格も3,790円(税別)と気軽に楽しめそうなのがいい。○歴史の影に消えていたレンズの復活「ペッツバール」正確に再現するのが写真の正義、という潮流が昨今あるようにオレは思う。そんな流れに押されてか、一時期は消えていた「ペッツバール」というレンズをロモグラフィー社が現代に復活させたのが、「LOMOGRAPHY PETZVAL LENS」だ。最近は「美しいボケ味」を重視する人が多いが、このペッツバールレンズでは背景がぐるぐると渦を巻くようにボケる。独特な味を持っているのだ。再現性が低いせいか、しばらくは歴史の表舞台から消え去っていたのだが、その特性を楽しみたいということで、ロモグラフィーがペッツバールを現代によみがえらせたらしい。実際に渦巻きボケの写真を見ると、これが実に美しい。ちなみにレンズの焦点距離は85mmでポートレート向けだ。ペッツバールのアイデンティティはその渦巻きボケの写真だけに限らない。レンズの鏡筒はレトロな真鍮製で、時代を感じさせてくれる。"持つ喜び"もたまらないだろう。ちなみに、マウントはキヤノンのEFマウント用とニコンのFマウント用を用意する。アナログでもデジタルでもOKなので、幅広いユーザーが楽しめる。●まだまだ行くぜ! CP+でオレを待ち受けていたおもしろアイテム○カシオブースにて発見! セルフィーで使いやすそうな「EX-ZR1600」多くのカメラがレンズだの画質だの連写速度だの、と撮影性能をアピールするなか、「セルフィー撮影で使いやすい」というわかりやすいアピールで、オレが気に入ったのがカシオのコンデジ「EX-ZR1600」だ。背面モニターが180度チルトするカメラも最近多くなった。ただし、これは単に"チルトできる"というだけだ。EX-ZR1600では背面モニターが"シャキッ"と"パキッ"と気持ちよくセルフィーポジションにチルトする。さらにカメラ前面にシャッターボタンを持ち、セルフィー撮影時にも押しやすい。Bluetooth Low Energyで常時スマートフォンと接続し、シャッターを切ると撮影画像をWi-Fiで自動転送するのだ。これは最近のセルフィー流行に乗ったすばらしい仕組みといえる。画像処理エンジン「EXILIMエンジンHS Ver.3」搭載で、動作レスポンスが極めて快適なのもいい。○CDの音を美しく再生するウッドコーンマジック - ビクターカメラ・写真のイベントなのに、なぜかCDコンポも展示されていた。それがビクターのウッドコーンスピーカー搭載コンポ「EX-B1」だ。このモデルは市販されておらず、イベントごとに台数限定で販売されているという特殊なものだ。今回は15台限定で販売するということだった。ウッドコーンスピーカー搭載機のなかでも、極めてハイレベルな機器だそもそも、ウッドコーンスピーカーって何? という話になるが、これは"ウッド"と名前にある通り、木製の振動板をつかったスピーカーだ。振動板を木にすることで、より自然な音を再現する、とされる。ビクターは音楽CDなどを作成する録音スタジオ(ちなみに本社の裏にある)を持っている。そこの録音エンジニアたちは、最終的な音の仕上がりをチェックするために、コンシューマー機器としてウッドコーンスピーカーを使っている。ブースでは音楽CDを再生していたが、こんな小さなスピーカーで、しかもCDを再生しているとはとても思えない音を出していた。このハイレゾオーディオ全盛の時代にも、「いいと思える音」を感じさせてくれるのは素晴らしい。何か、目の前で楽器が演奏されているかのように音の響きを感じてしまうのだが、これはPCM音源というよりもDSD音源のフィーリングだ。これがウッドコーンマジックだろうか。○写真はどこに行くのか?さて、「写真はどこに行くのか?」ということをしみじみと考えさせてくれたのが今回のCP+だ。かつて、絵画が写真の登場によって、その記録的な意味やバリューを失ったように、記録的な意味での写真も、もはや1つの到達点に達した気がする。ペッツバールのような、"写実"的ではなく"アート"的なレンズが復活したというのも、それが何かしらのターニングポイントを過ぎたことを感じさせてくれる。現在、一般的な静止画よりも多くの情報を記録するLYTRO ILLUMは、静止画から一歩進んで「空間を記録する」と称する。今回は取り上げていないが、パナソニックは4K動画から静止画を切り出す「4Kフォト」を大きく打ち出している。そんな流れのなかで、これから静止画を記録するためのカメラはどうなっていくのだろうか?この先、過去を振り返ることがあった時に、「そういえば、あの頃が1つのターニングポイントだったな」と思うような時代がまさしく"現在"なのではないか? とオレは考えている。
2015年02月14日神奈川県・パシフィコ横浜で2月12日から15日まで開催中の「CP+2015」。国内最大級のカメラの祭典であり、大手メーカーのみならず、様々なカメラや写真・映像関連メーカーがブースを出展している。そんななか、「LYTRO」ブースでは撮影後にピントを変えられるという、これまでにない機能を備えたデジタルカメラ「LYTRO ILLUM」(ライトロイルム)が展示されている。ブース内にはジオラマが設置され、実際にLYTRO ILLUMを試用することも可能。写真家によるトークショーも賑わいを見せている。○実際にブースでLYTRO ILLUMを体験してみたLYTRO ILLUMの特徴をざっくり説明すると、撮影した後からピント位置を自由に変更することができるデジタルカメラ、ということになる。スマートフォンなどでよくある「背景をソフトウェア処理でボカす」のとはちがって、光学的に「ちゃんとしたボケ」(何だか微妙な表現だが……)を自由に得られるのだ。撮影後には、ピント位置だけでなく絞りもF1.0からF16まで変更できる。なお、撮影時の絞りはズーム全域でF2.0固定だ。レンズ交換はできず、固定式となっている。ボディはカメラらしくはあるものの、グリップや液晶画面が斜めになっている個性的なデザイン。まさに"未来のカメラ"といった出で立ちで、個人的にはものすごくかっこいいと思う。レンズの青いラインもどことなく未来チックだ。肩に斜めがけして観光地を闊歩したい。レンズが巨大なので重そうに見えるが、重量は940gで見た目ほどでもない。レンズを装着した状態の一眼レフエントリー機と同じくらいだ。グリップの持ちやすさとも相まって、軽快に撮影を楽しめそうだと感じた。ブースにはジオラマが設置されており、LYTRO ILLUMを体験できる。操作などでわからないことは、その場にいるスタッフが丁寧に説明してくれるので安心だ。ちなみに、シャッターボタン脇の"LYTROボタン"を押すことで「深度オーバーレイ」モードとなり、ライブビュー画面内の被写体にリフォーカス(再合焦)できるかどうかを表示してくれる。具体的には、被写体のオレンジとブルーで縁取られた部分には、撮影後にピントを合わせられる。「撮影した後にピント位置を変更する」。文章で書くとそれだけのことだが、今後、写真の歴史に革命をもたらしかねない機能だ。ひょっとすると、CP+2015のLYTROブースこそが「未来」につながる入り口かもしれない。
2015年02月13日CP+は「カメラと写真映像のワールドプレミアショー」というだけあって、主役は何といってもデジタルカメラ、レンズ、周辺機器、ソリューション、各メーカーだ。とはいえ、華といえばやっぱりコンパニオンのみなさん。会場を彩り、来場者には華を、取材陣にはいっときの癒やしを与えてくれる。CP+2015のコンパニオンさん、さっそくフォトギャラリー第1弾をお届けしよう。
2015年02月13日カメラと写真映像の情報イベント「CP+2015」が、今年もパシフィコ横浜で開催。マウスコンピューターのブースでは、写真家向けの高性能デスクトップPC「MDV For Photo」を展示していた。「MDV For Photo」は、"カメラには詳しいが、PCには詳しくない"ユーザー層に向けた製品で、写真家の可能性を広げる最適な構成を提供してくれるというもの。特徴としてはまず、高性能パーツによる処理速度の速さだ。搭載されているカードリーダーはUSB3.0に対応しており、転送速度は従来のUSB2.0に比べて最大10倍以上違うので取り込みにかかる時間が飛躍的に短縮される。スタンダードモデル「MDV-GZ7000S-DP」では、CPUにIntel Core i7-4790K (4.0GHz)、メモリにPC3-12800 32GBを採用しており、負荷のかかるRAW現像も短時間で処理することが可能だ。また、ストレージは高速SSDと大容量HDDを組み合わせることで、軽快な動作と日々蓄積されていく膨大な写真データの保存を両立させている。大容量HDDは本体前面にリムーバブルドライブとして搭載されているので、PCケースを開けずに簡単交換できるところもポイントだ。もうひとつ、写真家にとってもっとも悩むのがプリントにおける色再現だ。色再現のズレをなくしてしっかりとカラーマッチングできるよう、Adobe RGBキャリブレーションに対応したEIZO製24.1型ディスプレイ「EIZO CX241-CNX」、広色域印刷に対応したキヤノン製プリンタ「PIXUS PRO-10」とのセットプランも用意されている。ブースでは「MDV-GZ7000S-DP」が展示されており、約3年前の旧型PCと比較して操作を体験することができる。
2015年02月13日2015年2月12日、神奈川県横浜市のパシフィコ横浜にて、カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+2015」が開幕した。期間は2015年2月12日(木)~同年2月15日(日)だ。開催時間は午前10時~午後6時(最終日は午後5時まで)、入場料は1,500円だが、CP+2015の公式サイトで事前登録すると無料になる。今年もマイナビニュースでは、CP+2015の情報を随時お届けしていく。詳細はCP+の公式サイトを参照いただくとして、カメラメーカーとレンズメーカーはもちろん、多くのカメラ周辺機器メーカーがブースを出展。話題の新モデルや発売前のモデルに触れたり、各社によるセミナーなども豊富とあって、毎年たくさんのカメラファンが訪れる。昨年(2014年)は大雪に見舞われたCP+だが、今年は天気予報を見る限り、好天に恵まれそうだ。2月14日(土)と最終日の2月15日(日)は大きな混雑が予想されるので(毎年、土日は大変な人出)、お目当てのメーカーや製品がある方は、午前中の来場をおすすめしたい。
2015年02月12日カメラを向けられると、とりあえずピースをしてしまう日本人の悲しい習性。写真を見ればどれもこれも人差し指と中指を立てている、なんてこともあるのではないでしょうか。とはいえ、キメすぎるのも恥ずかしいし、ポーズをとらないのだってなんだか落ち着かないですよね。しかし、そんなお悩みとももうさよなら!斬新かつ、さりげなくてカワイイ「指ハート」ポーズが、お隣韓国から海を渡り、ここ日本へやってきましたよ~。「指ハート」とは?出典元:KOREAN HANURI BLOG このように、親指と人差し指をクロスさせて、小さなハート型を表現しています。控えめだけどとってもキュートですよね。なんでも、今韓国では若者の間で「ハートブーム」なのだそう。そのきっかけとは一体何なのでしょうか。なぜ「指ハート」がブームに!?今、バラエティ番組の即興で生まれた「キヨミソング」という曲に合わせて踊る、「キヨミダンス」が韓国で大流行。顔と手だけで表現する振付のため、簡単に覚えられ、多くの若者がVineやYouTubeに投稿しています。出典元:youtubeより 「キヨミ」とは韓国の造語で「可愛い子」という意味。その名の通り、あざといまでに可愛い振付が特徴です。クラブなどでも踊られるようになり、モデルのスルギちゃんが「覚えてきた!」とinstgramで「キヨミクラブバージョン」の動画をアップ。これが「かわいすぎる…!」と、瞬く間に韓国の若者の間で広がり、「ハートダンス」という名前で多くの人に親しまれるようになりました。そこで披露しているこの「指ハート」。出典元:スルギinstgram 今では「少女時代」をはじめとする、韓国の人気芸能人もカメラを向けられるとこのポーズをとるほど。芸能人の拡散力は抜群で、韓国の流行に敏感な日本人にも伝わっていったのです。海外では「ピース」は御法度だった!?ごく一部では「指ハート」が話題にはなっているものの、ポーズといえば日本ではまだまだ「ピース」が主流。しかしこのピースサイン、国によっては御法度なのです。たとえば、ギリシャでは「くたばれ」という意味に。イギリスやオーストラリア、ニュージーランドでは、手のひらを内側に向けた俗に言う「裏ピース」をすると侮辱や卑猥といった意味になります。インドではなんと「大便がしたい」ということを表すのだとか・・・!? ピースサインが日本に広まったのは1980年頃なのだそう。海外では別の意味があると分かると気軽にはやりづらい上に、そろそろ飽きてきたのではないでしょうか。メインは「指ハート」に移行しても良い頃かもしれませんね。それにピース(平和)の次はハート(愛)なんて素敵。次に写真を撮るときはぜひ試してみて下さい!
2015年02月09日オリンパスイメージングは2月5日、スマートフォンと組み合わせて写真表現の可能性を広げる、マイクロフォーサーズ規格のレンズ交換式小型カメラ「OLYMPUS AIR A01」を発表した。同社オンラインショップ限定で3月6日に発売する。価格は、ボディ単体が33,800円、14-42mm EZ レンズキットが49,800円(ともに税別)。「AIR A01」はレンズの鏡胴のような本体にマイクロフォーサーズ規格のレンズを装着し、スマートフォンから操作して撮影するカメラだ。本体のサイズはW56.9×D43.6×H57.1mm、重量は147g(バッテリーとmicroSDカード含む)。有効1,605万画素の4/3型LiveMOSセンサーを搭載している。AIR A01とスマートフォンは、Wi-FiもしくはBluetoothで接続する。AIR A01と連携するために同社が用意するスマートフォンアプリは8種類。1回の撮影で6パターンの写真を自動的に提案する「OA.Genius」、14種類のアートフィルターと9種類のアートエフェクトを適用できる「OA.ArtFilter」、色調や彩度、明るさを編集する「OA.ColorCreator」、1つのシーンを複数の視点から撮影してフォトストーリーを作成する「OA.PhotoStory」、デジタル一眼のようなマニュアル撮影やリモート撮影を可能とする「OA.ModeDial」などを提供する。さらに、同社は「OPC Hack & Make Project」を運営しており、AIR A01のアプリ開発キット(SDK)や3DデータなどをWebサイト上に一般公開。OPCはOpen Platform Cameraの略で、開発者やクリエーターが新しいアプリやオプションパーツを作成しやすい環境を整えている。
2015年02月05日ワコムは、神奈川県・パシフィコ横浜で2月12日~15日に開催されるカメラと写真映像のワールドプレミアムショー「CP+(シーピープラス) 2015」に出展し、5人のプロ写真家によるペンタブレットを使ったフォトレタッチセミナーを開催する。また、同社が1月6日に発表した液晶ペンタブレット「Cintiq 27QHD」や「Cintiq Companion 2」をはじめ、写真作品の制作を効率化するペンタブレット製品の体験コーナーが設けられる。CP+の入場料は1,500円(公式サイトで事前登録を行うと無料)。今回開催されるフォトレタッチセミナーの内容および講師に関して、プリンティング・ディレクター 小島勉氏の「Wacom Creative Seminar「Cintiq27QHD を使った画像処理とプリントの極意」、フォトグラファー 茂手木秀行氏の「Wacom Creative Seminar『Cintiq Companion 2 を活用したモノクロ写真づくり』」、写真家 礒村浩一氏の「Wacom×GANREF コラボレーションセミナー 『レタッチテクニック このワザで写真仕上げはほぼ完璧!』」、ゆるかわ写真家 川野恭子(きょん♪)氏の「Wacom Creative Seminar『Intuos で仕上げるゆるかわ写真』」、PHOTOGRAPHER yuricamera氏の「カメラの学校(デジタルハリウッド)×Wacom 『はじめてみよう!Intuos を使った動物写真のレタッチ』」といったセッションが予定されている。セミナーの詳しいスケジュールについてはこちらのページを参照してほしい。また、ワコムブースには同社のペンタブレット製品を体験できるコーナーが設けられる。Windows OS搭載のクリエイティブタブレット「Cintiq Companion 2」(2月20日発売予定)や、27型QHDの液晶パネルを搭載した広いワークスペースと広色域な色表示、ハードウェアキャリブレーション機能による正確な色表現を実現する液晶ペンタブレット「Cintiq 27QHD touch」(2月13日発売予定)といった新製品を発売日に先駆けて体験できるほか、21.5型液晶ペンタブレット「Cintiq 22HD」や、13.3型液晶ペンタブレット「Cintiq 13HD」、プロフェッショナル向けペンタブレット「Intuos Pro」、これから画像処理を始めてみたい人に適したペンタブレット「Intuos pen & touch」の6機種が用意されるとのことだ。なお、ワコムブースの場所は、パシフィコ横浜1F展示ホール フォトプリントメディアゾーンM-02に設営される。
2015年02月03日スマホをはじめ一眼レフカメラなどで、写真を撮る機会は最近ますます多くなっていませんか。その中でも、家族や友達、恋人やペットといった大切な存在と一緒にいる瞬間は、写真にしてずっと留めておきたいものです。そんなとっておきの写真をぜひもっと思い出に残るものにしたいと思いませんか。現在、「明治安田生命2014マイハピネスフォトコンテスト」が作品を募集中です。このコンテストのテーマは、「あなたがいる しあわせ。」。家族や友人、恋人など身近にある“しあわせな瞬間(とき)”を写し出した作品を募集しています。応募作品の一部は、小田和正さんの楽曲をBGMにした明治安田生命のイメージCMで使用される(2015年放映予定)ので、大切な写真がさらに思い出に残るはず。昨年5月から放映されているこのCMでは、小田和正さんが10年ぶりに明治安田生命のイメージCMのために書き下ろしたオリジナル楽曲「愛になる」を使用しており、CM映像の魅力をいっそう引き出しています。「明治安田生命2014マイハピネスフォトコンテスト」は、今年で16回目の開催となり、これまでの累計応募総数は、91万点を突破。昨年も、63,800点の応募があったとか。2009年4月には、単一テーマでは「世界で最も応募作品数の多い写真コンテスト」としてギネス世界記録(TM)に認定されるほどのコンテストです。けれども、「技術にとらわれない、誰でも気軽に応募できるコンテスト」とのコンセプトを掲げているので、写真は全くの初心者という人も積極的に応募できます。もちろんスマホからの応募もOK。スマホの中には、何げなく撮った大切な一瞬が保存されていませんか。「あなたがいる しあわせ。」というテーマに沿った、家族のふれあい、夫婦やカップルの愛情、成人・結婚といった人生の節目のよろこび、仲間や友人と頑張った感動・思い出など、“しあわせな瞬間(とき)”を撮った写真が手元にあるという人は多いはず。そんな家族、恋人、友人などと2人以上、もしくは動物と一緒に撮影した写真があれば、ぜひ応募してみては?応募された作品の中から、グランプリ1名に旅行券50万円分がプレゼントされるほか、金・銀・銅賞や佳作など、合計1,000名以上に表彰のチャンスがあります。今年は、親友との何気ない日常や一緒に行った旅行でのひとコマなど、友人とのかけがえのない“しあわせな瞬間(とき)”をテーマに撮影した作品を対象とした、「ベストフレンド賞」も新設されています。親友との何気ない日常のワンシーンや、女友達との旅行先での1枚、幼なじみの結婚式の感動シーンなど、大切な友達のとっておきの1枚で「ベストフレンド賞」をねらうのもいいかも。応募は、プリント写真であれば明治安田生命の職員へ手渡しのほか、郵送も可能。またデジタルデータの場合は、パソコンもしくはスマホから こちら へアクセスしてください。「明治安田生命公式Facebookページ」からも応募が可能です。応募方法の詳細については、 こちら をご確認ください。応募の締め切りは1月31日(郵送の場合は当日消印有効、インターネットの場合は24時まで)だから、あともうすぐ。自分が撮影した大切な写真が、小田和正さんの歌と共にテレビで放映される貴重なチャンスです。ぜひ、「明治安田生命2014マイハピネスフォトコンテスト」に応募してみては?・明治安田生命 公式サイト コンテスト専用ホームページは、 こちら から
2015年01月20日エレコムは1月13日、カメラバッグ「GRAPH GEAR」シリーズから、一眼レフカメラ用スリングバッグ「DGB-S016」シリーズを発表した。発売は1月下旬。価格は税別8,870円だ。DGB-S016シリーズは、カメラボディ、交換レンズ、三脚、タブレット、スマートフォンなどを収納できるカメラバッグ。両サイドのファスナーを開くことで約30%容量を拡張可能だ。10型までのタブレットを収納できるポケットも装備。また、カメラボディとレンズ用のインナーボックスは着脱式で、インナーボックスの仕切りをセットする位置は自由に変えられる。バッグのサイズはW340×D150×H210mm、重量は約510g。インナーボックスのサイズはW230×D115×H160mm。カラーはブラック、レッド、グレー。
2015年01月13日パナソニックは7日、米ディーバネットワークス社(以下、ディーバ)との提携を発表した。パナソニックのデジタルカメラなどとディーバの写真クラウドを連携させ、通信機能やサービスの拡充を図る。新規製品の共同開発にも取り組む。パナソニックは、ディーバに出資してグローバルな包括的協業を進めていくとしている。ディーバは直感的な操作で写真の編集や共有ができるクラウドサービスをすでに提供。パナソニックのデジタルカメラと同サービスを連携させることで使い勝手の向上を図り、マーケティング活動も推進していく。また、撮影した写真の共有に関する多様なニーズに応えるべく、両社の持つ技術やノウハウを活かした新規製品の開発も行う。
2015年01月07日山陽トランスポートは11日、静止画・動画の撮影ができる「カメラ付きマウス EEX-MAKH02」を発売した。同社の直販サイト「イーサプライ」での限定販売で、価格は税込3,980円。EEX-MAKH02は、底面にカメラを備えたマウス。撮影時には、PC画面に撮影する画像が映し出されるので、画面を確認しながらシャッターボタンを押して撮影する。静止画のほか、動画、音声の記録にも対応。撮影した写真は直接PCに保存可能だ。付属ソフトではトリミング、輝度やコントラストの調整、ぼかし、テキスト入力などの編集を行える。保存形式は、写真がJPG/BMP/PNG、動画がWMV/AVI。マウス部分は、センサーがブルーLED光学式でボタン数は「2」。分解能は1,200cpi。カメラ部分は、画素数200万画素、撮影サイズは最大1,600×1,200ドット。インタフェースはUSB。本体サイズは約W57×D42×H105mm、重量は約91g。ケーブルの長さは1.2m。対応OSはWindows XP/Vista/7/8/8.1。
2014年12月11日