韓国人の夫と国際結婚をしたあゆみさん。3回の流産後、44歳で自然妊娠した体験をマンガで紹介します。妊娠の経過が順調なこともあり、あゆみさんは子どもたちを連れて、久しぶりに日本へ帰国し、実家で過ごしました。すると、反抗的な息子の態度を見た両親に息子は病気なのではないかと言われ傷つきます。そして過去に受けた心理講座の動画を見返して、自分の子育てを見つめ直しました。韓国に帰国してから受けたクアトロテストの結果を見て、担当医から大きな病院での精密検査をすすめられたあゆみさん。リスクはあると思っていたつもりでしたが、動揺してしまいます。すぐに結果について夫に知らせ、よく相談したうえで羊水検査を受けることにしました。そして、いよいよ検査の日がやってきて……。 たった2分の検査がとても長く感じた… 「もし障害があったら育てられる?」「胎動を感じて愛しく思ういのちを、おろすことができる?」。検査を受けるまでの間、いろいろな考えが巡ります。それでも時間は待ってくれません。ついに、あゆみさんにその時が訪れます。名前を呼ばれ、看護師さんの指示に従ってベッドに横になると、緊張してきました。医師はモニターを見ながら慣れた様子で淡々と進めますが、あゆみさんにとってはとても怖い時間に。ドキドキしすぎて、心の中で思わず神様に「助けてー」と叫んでいました。たった2分の検査が、とてもとても長い時間に感じていたあゆみさんでした。 助産師さん曰く、羊水検査は、おなかに針を刺して羊水を採取し、胎児の染色体に異常がないか調べる検査です。診断の精度が高く、確定検査とされているそう。ただ、妊娠中のおなかに針を刺して羊水を採取するため、破水や流産、感染などのリスクはゼロではないのだとか。いろいろと悩み抜いた中で、夫婦で話し合い、その検査を受ける決断をしたあゆみさん。結果が出るまでの時間は、また少し不安な日々になるのかもしれませんが、少しでも心穏やかに過ごせるといいですね。 ※人工妊娠中絶は、母体保護法により定められた適応条件を満たしている場合に限り、施行されます。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あゆみん
2023年06月19日韓国人の夫と国際結婚をしたあゆみさん。3回の流産後、44歳で自然妊娠した体験をマンガで紹介します。妊娠を産院で確認し、経過が順調だったことから久しぶりに日本へ帰国することに。しかし、実家に着くと、動画視聴やゲーム三昧で反抗的な息子を見て「あの態度はない」「すぐキレる病気なんじゃないか」などと言われてつらくなってしまいます。ある日、「ママの隣がいい」と連発する息子。あゆみさんはこれまで妹のために甘えるのを我慢していたのかもしれないと思うように。親との関係や息子の不安定な様子に悩み、以前受講した心理学の講座の録画を見直すことにしたあゆみさん。そこで、息子の行動に隠された思いや、自分の子どもに対する配慮の足りない振舞いに気づきました。これまで抱えてきた悩みを解決するヒントを見つけることができたところで、韓国へ帰国する日を迎えます。そして、久々に産婦人科へ向かったのですが……。 覚悟はしていたけれど… 韓国へ戻る飛行機の中で、息子が「楽しかったからまたサファリパークへ行きたい」と言いました。プチトラブルはあったけれど、いい思い出ができてよかったと喜ぶあゆみさん。これからも信頼関係を作れるよう、息子と向き合っていこうと決めました。 韓国へ戻ってきてからは、ゆっくりする暇もなく久しぶりの健診へ。クアトロテストを受けて、結果を待っていたある日の朝。いつものように掃除をしながら過ごしていると、産婦人科から電話が。なんとなく嫌な予感がして出てみると、クアトロテストの結果があまりよくないため、夫婦で話を聞きにきてほしいということでした。高齢で出産することにリスクはあると覚悟をしていたはずなのに、いざ結果を告げられると動揺してしまいます。急いで夫に連絡をして、2人揃って産婦人科へ向かいました。そこで改めて検査結果を聞き、大きな病院でさらに検査を受けることに。 検査結果を聞いてから、家事も育児も手につかず、ネット検索魔と化していたあゆみさん。あゆみさんは経産婦さんですが、毎回同じ経過をたどるわけではないので、初めての経験はやはり不安になりますよね。不安な気持ちをひとりで抱え込まないように、旦那さんともコミュニケーションをとって、気持ちを共有できるといいですね。 ※妊娠中の旅行は、これまで妊娠の経過に問題がなくても、かかりつけの医師に確認を取ったうえで、慎重に検討し、無理のない計画を立てることが大切です。飛行機に乗る場合は、航空会社によって搭乗可能な妊娠週数は異なりますので、事前に確認しておきましょう。搭乗条件に、医師の診断書の提出が必要なことがあります。また、妊娠中は安定していてもトラブルが起こることがあるので、保険証、母子健康手帳など、もしものためにしっかり準備をしておきましょう。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あゆみん
2023年06月16日韓国人の夫と国際結婚をしたあゆみさん。3回の流産後、44歳で自然妊娠した体験をマンガで紹介します。妊娠を産院で確認し、経過が順調だったことから久しぶりに日本へ帰国することに。しかし、実家に着くと、動画視聴やゲーム三昧の息子を見て、「こんな子になっちゃって」と両親に言われてあゆみさんは傷ついてしまいます。その後も反発する様子を見て「あの態度はない」「すぐキレる病気なんじゃないか」とまで……。あゆみさんの両親は孫たちに動物を見せてあげたいと、サファリパーク旅行を計画してくれました。しかし、タブレットをめぐってあゆみさんと息子は衝突。息子は「行かない」と言い、機嫌を損ねる始末……。 そんな様子を心配したあゆみさんの両親は、何かとアドバイスをしてくるのですが――!? 小2でこれじゃあ… 日本での滞在も残りわずかとなっていたころ、両親から息子を一度病院に連れて行ったらどうかと提案されます。しかし、日本に来る前はここまでひどくなかったことや、学校での評価もよく、今のところお友だちとのトラブルもないことから、あまり気がすすまないあゆみさん。親にとっても大切な孫。心配してくれているのはわかっているけれど、両親はずっと一緒に暮らしていたわけではありません。限られた期間に見た息子の様子で決められるのは納得がいかなかったのです。 今の状況がつらくなってしまったあゆみさんは、何かヒントがあるのではないかと思い、以前に受講した心理学の講座の録画を見直しました。 そこで気づいたのは、息子の「言葉にならない思い」と、子どもにさみしい思いをさせてきたのに「子どもに謝れていなかった」こと。これまで振り回されてきた息子の行動も、少し理解できたような気がしました。 慣れない育児に奮闘しながら家事をこなして……毎日忙しいママ。子どもをないがしろにしたりバカにしたりするつもりはなくても「あとでって言ってるでしょ」「忙しいんだから邪魔しないで」などとつい怒ったり声を荒げてしまうことも多いのではないでしょうか? ママだって1人の人間です。忙しくて辛い時に感情を出してしまうのは仕方ないこと思います。それなのに、子どもの立場になって振り返れるあゆみさん、とても素敵ですよね。 ※妊娠中の旅行は、これまで妊娠の経過に問題がなくても、かかりつけの医師に確認を取ったうえで、慎重に検討し、無理のない計画を立てることが大切です。飛行機に乗る場合は、航空会社によって搭乗可能な妊娠週数は異なりますので、事前に確認しておきましょう。搭乗条件に、医師の診断書の提出が必要なことがあります。また、妊娠中は安定していてもトラブルが起こることがあるので、保険証、母子健康手帳など、もしものためにしっかり準備をしておきましょう。 ※本記事に登場する心理セラピストさんのお話はこの方独自のものです。すべての方にあてはまるものではありませんので、状況に応じて専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あゆみん
2023年06月15日妊娠中期といわれる27週目。その日、突然言い渡された「切迫早産」によって長期入院が始まった私。コロナ禍で家族と一切面会できず心が荒む中、私はあるボーイズグループのオーディション番組にハマりました。そして産後、思いもよらぬ展開に……! 切迫早産でまさかの長期入院! 今でも忘れられない、妊娠27週目の健診で医師から告げられた「切迫早産です。このまま入院してください」という言葉。頭が真っ白になりながらも、生まれてくる赤ちゃんを守るため、私は妊娠27週から出産までの約2カ月間を病院で過ごすことに。 コロナ禍での入院生活は、家族とはいえ面会が一切禁止。3歳の娘と直接話すことができないままスタートした入院生活は、本当につらかったです。寝ても覚めてもベッドの上。世の中から隔絶された私は、少しでも外の情報を得るために朝の情報番組を欠かさずチェックしていました。猛暑のニュースが流れていても「そっか、今は夏なのか……」とピンとこない感じでした。そんな中、情報番組内で放送されたボーイズグループのオーディションコーナーをなんとなく眺めていました。デビューメンバーに選ばれるため、汗と涙を流して奮闘する男の子たち。ライバルを蹴落とすのではなく、歌やダンスなどできないことは助け合って乗り越え、どんどん成長していくのです。そんな姿があまりにもキラキラして見え、これから男の子を産む私にとっても学ぶことの多い内容でした。いつしか、このオーディションコーナーが入院中の私の唯一の楽しみに。 つらい入院生活も佳境を迎え「妊娠37週を迎えたら、もう産んでもいいからね」と助産師さん。その言葉は予言だったかのように妊娠37週0日に陣痛が! 助産師さんに、私はあのボーイズグループのデビュー曲を流してほしいとお願いしました。助産師さんも快く了承してくれ、私は彼らの曲に応援されながら元気な男の子を出産したのです。 出産後も「育児の応援歌」として聴いていたところ、なんと生後半年の息子が手をぶんぶん振って踊っているではありませんか! 試しに他の曲を流してみましたが、やはりあの曲だけに反応して踊るのです。これはきっと偶然ではないはず! 今では家族みんながボーイズグループの大ファンです。つらかった入院生活ですが、彼らのおかげで宝物のような思い出できました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 作画/Pappayappa監修/助産師 松田玲子著者:中川ジュノン
2023年04月23日美容部員として楽しく仕事をしていた芸子ですが、ある日妊娠。ひどいつわり、切迫流産の試練を乗り越えてようやく落ち着いて職場に復帰します。そこへ先輩がやってきて、「芸子って産後どれ位で復帰するの?」と聞かれ……!?そしていよいよ出産! するとそこには思い描いていた生活とは違う、過酷な現実が待っていたのでした。 Instagramでフォロワー14万超の2児のママ、芸子さん(@geiko_tumu)が描く、リアルな社会復帰体験マンガを紹介します。 産後の生活が過酷すぎて…! 「もしかしたら2人目はつわりがないのでは?」という淡い期待は見事に打ち砕かれました。 子育てをしながらのつわりはなかなかハードでしたが、実家も頼りつつ何とか乗り越え……3年という長期の育休をとることにしたけれど、先輩たちが快く受け入れたから安心して産休育休に入ることができた。 が、そんな私を待っていたのは、過酷な育児! 生まれた長女つむは、まぁ~寝なかった。そして疲れ切った自分の顔を見て衝撃を受ける。 そんな私が2人目を妊娠、そして出産。1人目を育てた経験から余裕をもって穏やかに過ごす日々だった。もう少ししたら職場復帰!! そんな私にまさかの事件が起こったのです……。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター 芸子2017年、2019年生まれの姉妹ママ、芸子さん。Instagramでほっこり可愛い育児エピソードやあるあるネタを更新中!
2023年04月02日私には大学時代から仲良くしていた友人がいました。彼女とは毎日のように一緒に過ごし、大学卒業後も学生時代と変わらない付き合いを続け、お互い結婚するタイミングもほぼ同じで、驚くことに第1子を授かるタイミングも数日違い。「私たちの仲の良さは、赤ちゃんまで伝染したんだね」と言い合い、喜びに溢れていましたが、この妊娠をきっかけに私たちの関係は終わりへと向かっていったのです……。親友への妊娠報告彼女とは大学で初めて知り合ったはずなのに、長い付き合いのような居心地の良さを感じ、毎日のように一緒に過ごしていました。その後、社会人となってからは、お互い結婚をし家庭を持ちましたが、毎週のようにお互いの家を行き来したり、夫婦同士で旅行へ行ったりと、家族のような関係を築いていました。 そして、結婚して1年が経ったころです。私の妊娠が判明し、親友へ妊娠報告をしました。すると彼女の口から「え! 私も妊娠したんだけど!」と、まさかの言葉が。どうやら、親友とは数日違いで妊娠していたようです。 親友の様子に嫌な予感…私と親友は、お互い電話越しに大喜びでした。「私たちの仲の良さが、赤ちゃんにまで伝染したんだね」。そんなことを言い合いながら、赤ちゃんが生まれた未来のことを想像して、2人してワクワクしていたことを今でも忘れません。 しかし、妊娠の報告をしてから2週間ほど経ったときに、親友の旦那さんから「妻の体調が悪い」という連絡を受けました。親友に連絡したところ、「つわりがひどくて、しばらく連絡ができない」と言われました。そのころ、私にはつわりがなかったため、親友に何かあったのではないかと少し嫌な予感がしたのです。 深い悲しみに暮れる親友親友からの連絡が途絶えて1カ月が経ったころです。親友の旦那さんから、流産の報告を受けました。妊娠初期の流産でした。親友は深い悲しみと、妊娠中の私のことを気づかって連絡をしなかったそうです。その後、しばらくしてから親友から着信があり、改めて流産の報告を受けました。 お互い電話越しで大泣き。親友に「つらかったね。本当によく耐えたね」と伝えると、親友は私に「元気な赤ちゃんを産んでね」と言ってから電話を切りました。そして私は、妊娠中は親友に連絡するのを控えようと思い、以前のように頻繁に連絡を取り合うことはなくなったのです。 お互いにママとなり、終わった関係親友の流産から3カ月が経ち、彼女は再び妊娠。その後、無事に出産し、私の息子と同級生となる赤ちゃんが誕生しました。その後もママ友としての関係が続いていた私たち。しかし、親友は私の息子に対して、「小さいね。うちの子のほうがあとに生まれたのに、うちの子のほうが大きい」「うちの子のほうがよく食べる。うちの子のほうがあとに生まれたのに」など、自分の子どもと比較する発言が増えたのです。 その後、第2子を妊娠した私のおなかを見た親友に、「おなか小さくない? 大丈夫なの?」と言われたことで私はひどく傷つき、これをきっかけに自然と会う回数も減っていきました。そして、私は親友との関係を終わらせることにしました。 親友がなぜ私の息子と自分の子を比較し、息子を下げるような発言をしたのか、真意はわかりません。もしかしたら、ほぼ同じタイミングで妊娠したこともあり、私の息子を見ることで深い悲しみが蘇ってしまったのではないかと想像してしまいました。学生時代からの関係がこのような形で解消されてしまったのは、今でもとても悔しい気持ちはありますが、亡くなってしまった命のご冥福を祈り、また、親友が今もどこかで幸せに過ごしていることを願っています。 作画/ななぎ著者:はやきゆうこ3兄弟のママ。5歳・3歳・0歳のやんちゃな男の子3人と多忙な夫の5人家族。子育ての経験を中心に執筆活動中。
2023年03月25日不妊治療や妊活は孤独でつらいことが多く、自然妊娠で早目に出産した友だちからは「あなたの魅力が足りないんじゃないの? 」と言われたこともありました。流産も経験して、もう私たちのところへ赤ちゃんがこないかもしれないと怖くなったこともあります。私の不妊治療と妊娠するまでの経過をお伝えします。32歳で結婚。しかし、赤ちゃんをなかなか授からず…。 なかなか赤ちゃんがきてくれない32歳で結婚した私。当時何も知らなかった私は、結婚すれば妊娠できると思っていました。しかし1年経っても2年経っても赤ちゃんがきてくれません。 夫は「36歳の友だちも40歳の友だちも自然妊娠できたんだから、大丈夫だ」と言うばかりで不妊治療をすることにはじめから大反対。夫を説得することから始まりましたが、変えようとすると疲れてしまいます。 友だちから次々と妊娠&出産報告を聞き、周りと比べては置いていかれていると孤独になる日々。生理がくるたびに泣く日々。そんな私を見兼ねたのか、ようやく夫も理解してくれ、2人で病院に通い始めました。 タイミング療法からスタートしたものの…病院で2人ともカウンセリングと検査を受けましたが、さほど悪いところはなく、タイミング療法から始まりました。4回の注射と飲み薬を試したときに熱が出て治療を中止。熱が下がってから再び病院に通い始めたら、「良い卵ができているよ。これなら妊娠できるかも」と先生に言われ、本当にその後検査薬で陽性反応が出ました! が、すぐに出血と激しい腹痛があって初期流産してしまいました。どうしてもあきらめきれず、その後人工授精にステップアップしてみましたが、妊娠しませんでした。 体外受精で妊娠できた!「あんまりガクッと気持ちが落ちていると良い卵ができないよ。少し治療をお休みして、気晴らしに短時間のパートに行ってみたら?」と病院の先生にすすめられて、1年くらい不妊治療を休んでキッチンのパートを始めました。 その職場では子持ちの主婦の方が多く、私の流産の話や、それでも赤ちゃんが欲しいという話をやさしく聞いてくれました。何より驚いたのは20代の若い子たちが案外体外受精で妊娠していたこと。私には知らない世界でパアッと視界が開けてきました。久しぶりに不妊治療を再開し、先生に体外受精に挑戦したいと前向きに伝えました。職場の方が手術を応援してくれ、何とかおなかに子どもを授かることができました。 不妊治療中は本当に不安で落ち込む日もありました。しかしパートに行き、同じ境遇、悩みを持つ仲間たちとお互い励まし合いながら情報交換していったことで、成功に繋がったのだと感謝しています。まさか私が体外受精をすることになるなんて夢にも思わなかったけど、赤ちゃんがおなかの中にきてくれただけで幸せです。パートの仲間たち、ありがとう。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/おもち 著者:藤田 好美第1子、男の子を妊娠中。現在、妊娠9カ月。体外受精の移植手術を機に仕事を辞め、現在は専業主婦。
2023年03月22日結婚が遅かった私の願いは子どもを授かることでした。その願いは予想以上に早くかない、生理予定日から遅れること2日。今まで一度も生理周期が乱れることのなかった私は、すぐに病院を受診しました。産婦人科の先生も驚くほどの早さで妊娠を察知したのです! 幸せの絶頂でしたが、ある日の夜、大量出血してしまい慌てて病院へ向かいます。そこで先生から伝えられた診断は……。初めての妊娠を夫婦で喜んでいた矢先に起きた、衝撃の出来事についてお話しします。★関連記事:「おしりに違和感?」もうすぐ臨月なのにおしりにイボが爆誕!? #年末年始痔になった話 1下着が真っ赤になるほどの出血が!タクシー運転手のあまりの対応にぼうぜん私が結婚したのは、30代も半ばに差し掛かったころ。周りの友人に比べると少し遅めの結婚ではありましたが、年も近く気の合う夫との生活は幸せそのものでした。年齢を考え、すぐにでも子どもが欲しいと望んでいた私たち。早速妊活に励み、ありがたいことにその結果はすぐに良い知らせとなって表れました。今まで生理周期が乱れることはなかったのに、生理予定日を2日過ぎても生理が来ないのです。これはもしや……と思い、急いで産婦人科を受診しました。診察の結果、めでたく妊娠。かなり早期での判明だったらしく、産婦人科の先生も驚いていたのを覚えています。妊娠が判明してすぐの1月中旬ごろ。その日は大雨が降っていて寒い日でした。朝、まだぺったんこのおなかをさすり、ニコニコしながら最寄駅から職場まで歩いていると、ザッパーン! とコントのような大量の水が降ってきました。一瞬何が起こったのかわかりませんでしたが、われに返ると頭から足先まで全身びしょ濡れ。近くを走っていたタクシーが大きな水たまりを踏んで、跳ね上がった水を頭から被ってしまったのです。フツフツと怒りが湧いてきた私は、信号待ちで先に停まっていたタクシーめがけて全力で走り、文句を言うことに。タクシーのおじさんは「すみません」とひと言だけ謝り、青信号になると逃げるように車を発進させました。タクシーの後ろを走っていた車のお姉さんが「タクシーの番号を控えて警察に連絡して!」と教えてくれましたが、会社に遅刻すると思った私は、何もせずそのまま職場へ向かいました。風邪を引いたのかなと思いきや…全身びしょ濡れで着替えも持っていなかった私は、1日中濡れたままで仕事をすることに。オフィスの暖房の温度を上げてもらい、夕方に洋服は乾きましたが、寒気がしてきて何となく調子が悪くなってきました。帰宅後、夕飯を食べながら夫にタクシーの話を聞いてもらい、少しだけ気持ちがスッキリしたところでお風呂へ入ろうと洗面所へ向かいました。そこで下着を脱いだ瞬間びっくり! 下着が大量の血のような赤色に染まっていたのです。「妊娠しているのになんで生理が来たんだろう?」と思いましたが、「これは出血? まさか流産? あのとき全速力で走ったから?」と一気にパニックに。翌朝夫に産婦人科へ連れて行ってもらい、泣きながら先生へ「流産したんでしょうか? もうだめなのでしょうか?」と矢継ぎ早に質問責めする私。私の必死過ぎる姿に、側にいた看護師さんや夫までもが泣きだしてしまいました。そして先生も、冷静に「診察しないと何とも言えないから、診てみようね」とやさしく声をかけてくれました。先生に聞かれたことは内診はほんの数分でしたが、私にとってはとても長く感じた時間でした。エコーを見ながらうなる先生。その様子に「もうだめなんだ。なぜ全力で走ってしまったんだろう……」と涙が止まらない私に、「診察室に戻ろうか」と先生は促してくれました。診察室には心配する夫と看護師さんが待っていました。「残念だね」と言われると思っていた私に、先生は「昨日排便しましたか?」と予想もしていなかった質問をしてきたのです。「しましたけどそれが何か? それよりも先生、私の赤ちゃんは?」と泣きながら答えを求める私に、先生はさらに「排便したとき、踏ん張った?」とまた排便について質問をしてくるのです。私はパニックになり、泣いて怒りながら「踏ん張りましたよ!! 私が便秘なのは先生も知っているでしょ!?」と返すと、先生は穏やかに「昨日の大量出血は、排便時に力み過ぎたことで切れ痔のような症状になって出血したんだよ。力んではだめだよと毎回言っているよね? 赤ちゃんは元気!」とやさしく話してくれました。診断名はなんと便秘による「切れ痔」だったのです……。看護師さんや夫はホッとしてくれましたが、何とも言えない空気の診察室の中で、私はただひとり恥ずかしさに顔を上げられませんでした。診察後は便秘薬を1カ月分を処方してもらい、病院を後にしました。まとめ初めての妊娠で不安も多かったとはいえ、産婦人科の先生や看護師さん、夫には大騒ぎをしてとても迷惑をかけた出来事だったなと今でも思います。元々は検診の際に先生に忠告されていたことをすっかり忘れていた自分の行動が原因だったので、自分の思い込みの激しさを心から反省。今後は先生のお話をしっかりと肝に銘じ、残りの妊娠生活を過ごしていこうと心に留めました。その後もむくみや食べ過ぎなどいろいろな症状に悩まされましたが、出産予定日2日前に娘を無事出産。一緒に泣いてくれた看護師さんに「無事に生まれてうれしい」と言ってもらい、忘れられない思い出となりました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。マンガ/あさり著者/木村ゆき(46歳)アラフォーで授かった娘と夫の3人暮らし。娘の寝顔を見ながら幸せを噛みしめながら寝るのが楽しみなのに、今では私が先に寝落ちする日々…今1番欲しいものは体力!
2023年03月17日■前回のあらすじ切迫早産の入院中に薬を一定の速度で投与し続ける「輸液ポンプ」を使用。しかし、そのポンプにはトイレの時間制限があり、さまざまなトラブルが起こりました。こんにちは、宝あり子です。トイレトラブルの中で困ったのが、24時間点滴をしていたときに使っていた輸液ポンプです。この輸液ポンプはずっとコンセントさしっぱなしでフル充電していても、コンセントを外すと20分足らずでバッテリーが切れて、警告音が鳴り出します。警告音がならないようにするためには、輸液ポンプのコンセントを外して、病室からトイレに行く時間、手を洗う時間、戻る時間なども含めて20分以内に終わらせる必要があります。そのため、時間を気にせずゆっくりトイレに籠ることができませんでした。■便秘が悪化して食欲不振になったそして、もともと妊娠中、便秘がちだった私の便秘はさらに悪化。便秘が続き、ついに食欲もなくなりました。寝たきり生活の中で食事やおやつの時間は毎回楽しみでしたが、便秘によりおなかが苦しくてあまり食べられなくなりました。そしてついに…。トイレで便秘と格闘していたある日、突然腹痛に襲われました。あまりに痛くて目がチカチカして、脂汗も出ました。「出さない限り、この腹痛が続くのでは?」と思い、しばらくトイレで葛藤していましたが…。 ■とうとう時間切れに輸液ポンプの警告音が鳴り、時間切れ。腹痛があり目もチカチカしていたので、トイレについていた非常時の呼び出しボタンを押せば良かったのですが、「忙しい看護師さんを便秘で呼ぶのは申し訳ない」と思い、フラフラしながら病室へ戻りました。■看護師さんに便秘のことを相談病室に戻ってからも、しばらく腹痛が続いたので点滴交換のときに看護師さんに相談してみました。すると…。私は「便秘のことで忙しい看護師さんのお手をわずらわせてしまうのは…」と思い、ずっと相談せずにいましたが、切迫早産の体でトイレで踏ん張っておなかに力を入れるのは良くないとのこと。この後すぐに看護師さんが先生に相談してくださり、薬を処方されました。その薬を飲んでいたら、便秘は無事解消しました。もし便秘を我慢してしている妊婦さんがいたら、早めに先生に相談してみてくださいね。※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。
2023年02月28日「実はいま、色々な嫌がらせを受けておりまして……。弁護士や訴訟費用などにお金が必要になるので、スタディ号を購入するつもりはありません。50万円といえども私たち企業にとっては、そのお金をストックしておくのもなかなか大変ですから」こう語るのは、愛媛県で金属リサイクル・家具家電リユース業の会社「リバーズエコ」を経営する小川凌社長(以下、カッコ内は小川氏)。昨年12月、“少年革命家”でYouTuberのゆたぼん(14)が、約4カ月かけて日本一周したトラック「スタディ号」の購入者を募集。小川氏も50万円で購入を名乗り出たが、ゆたぼん側から一切返事がないことを本誌に明かしてきた。そんななか、2月19日に《DJ社長とゆたぼんスタディ号で日本一周行ってきます人生は冒険だ》とツイートしたゆたぼん。スタディ号の購入者が決まらないなか、突然の宣言は波紋を呼ぶことに。小川氏はそうした状況に呆れつつも、冒頭のようにスタディ号の購入意思がないことを明かした。2021年3月にゆたぼんが卒業証書を破く動画をアップして以降、物議を醸すゆたぼん親子の言動に素性を明かして異論を唱えてきた小川氏。しかしその陰では、“アンチ”による壮絶な嫌がらせを受けてきたというのだ。■「なりすまし発注」とともに妻の流産をほのめかすメッセージが……小川氏は“深刻な現状”をこう明かす。「ゆたぼん君のことを取り上げたことで会社が有名になり、私を嫉妬する一部の人たちから嫌がらせを受けるようになりました。非通知で1日に何百件も電話をかけてきたり、頼んでもいない数の子やカニ、ウニなどが代引きで送られてきたりします。基本的に冷凍商品や代引きで届いたものは受け取り拒否し、返送するようにしています。ただ、そうした対応を取っていると、今度は代金後払いで送られてくるんです」「なりすまし発注」に頭を悩ませる小川氏は、「現在、妊娠中の妻にも匿名で水子供養のお札などが送られてきたり、本当に信じられないような物が送りつけられてきます」と明かす。「どこの誰がやっているのかわからないので、すごく不気味ですね。最近ですと、私の会社の電話番号とメールアドレスを使って、牛丼60点や何十枚ものピザを勝手に注文されました。しかも、自動で注文確認のメールが返送されてくるのですが、注文者の名前の欄には誹謗中傷的なメッセージが書き込まれているんです。私の妻の流産をほのめかすような文章ですとか……」匿名による嫌がらせは、エスカレートするばかりだという。20日には150万円の仏壇が勝手に注文され、自動返送された注文確認のメールには、《流産おめでとうございます》とメモ欄に書き込まれていた。最後に小川社長は、匿名による嫌がらせは「暴力」だと訴える。「なりすまし発注によって、牛丼やピザなどせっかく作った商品が無駄になってしまいますよね。メディアで騒がれていること以上に、相当悪質なことがネットのなかで起きています。素性を明かした上で誰かを批判すると、陰湿な嫌がらせで黙らせようとしてくる行為は正に暴力だと思います。やりたい放題なネット上の環境が、少しでもなくなるように願っています」ネット社会において、匿名だからといって何をやっても許されるわけではないはずだ。
2023年02月24日■前回のあらすじ相手よりも自分の方が不幸だと張り合うつぐみに、友人の七海は「昔はそうじゃなかったのにどうして」と声をかける。すると、つぐみは震えながら過去を思い出し…。 >>1話目を見る 過去を振り返ってみると、たしかに私には不幸な出来事がたくさんありました。七海に話したことで、私はそこから前へ進む勇気を持つこともせず、不幸にしがみついていたことに気付きました。ずっと、「頑張ったね」「大変だね」と言われる心地よさに浸かっていたのです。目の前の幸せを見ようともしないで…。でも、今さらどうやってこの性格を変えたらいいのかわかりません。そんなとき、七海が病気だと知り…。次回に続く(全8話)毎日更新! ウーマンエキサイトのTwitterをフォローしてこの話の続きを先読み! ※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 日野光里 /イラスト・ お花
2023年02月18日■前回のあらすじ切迫早産入院中は退院するまでシャワー禁止でした。頭が洗えない状態が10日以上続くと不快感やかゆみが出て…。こんにちは、宝あり子です。前回は切迫早産入院中に辛かったことをお話しましたが、今回は切迫早産入院時に困ったトイレトラブルについてです。■頻尿が辛い!おなかの張り止め、ウテメリンの点滴を使いはじめたら、頻尿に悩まされました。24時間点滴をしているので夜間もトイレに行きたくなり、夜中に何度も起きてトイレに行かなければならないのが辛かった!そんなトイレはさらに私を悩ませる問題がありました。■トイレに点滴台を入れにくい問題私が入院していた病院のトイレは、個室内の広さが狭かったため点滴台がなかなか入りませんでした。トイレの個室の入り口で必死に格闘しながらなんとか点滴台をトイレの個室に無理矢理、入れる日々。そんなある日、おそらくほかの切迫早産で入院中であろう患者さんが点滴台を個室のドアの前に出しているのを見て、衝撃を受けました。これ以降は私も点滴台を個室のドアの前に出すようになりました。余談ですが、この切迫早産入院から数年後、別の病院で乳がん治療で抗がん剤の点滴をしながらトイレに行ったら個室内の広さが大きいトイレだったので点滴台はすんなり入りました。広いトイレはストレスフリーで感動しました(笑)。しかし、トイレで困ったことはこれだけではありませんでした。 ■輸液ポンプのバッテリー問題切迫早産入院中の点滴は24時間ずっと点滴です。そのため薬を一定の速度で投与し続けるために「輸液ポンプ」を使用します。この輸液ポンプはコンセントにつながっているため、トレイに行くときは毎回この輸液ポンプのコンセントを抜いてトイレに行っていました。ですが、私はこの輸液ポンプが悩みの種でした。私は妊娠中、便秘がひどくて入院中も便秘に悩まされていました。そしてトイレにこもっていたら突然…。音が鳴りだしパニック。慌ててトイレ近くのナースステーションにかけ込みました。私が便秘でトイレにこもっていたため、輸液ポンプのバッテリーが切れかけて警告音が鳴ったのです。コンセントをさせば警告音は止まるのですが、困ったことに私が使っていた輸液ポンプはコンセントから外すと20分もたたないうちに警告音が鳴り始めてしまうため、便秘で苦しいのにトイレにゆっくりこもることができませんでした。これにより、もともと妊娠中便秘がちだった私の便秘はさらに悪化してしまい…。続きます。※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。
2023年01月28日こんにちは、宝あり子です。■前回のあらすじ下の子の妊娠中に切迫早産で入院になり、病室で上の子の写真や動画を見ては泣き続け…。切迫早産の入院生活はトイレ以外は基本的に寝ているように言われていました。ということで、寝たきり切迫早産入院で大変だったことを書いていきます!入院生活の中で小さなことも毎日積み重なっていくとかなりのストレスでした。■その1:退院までシャワー禁止!退院するまでシャワーは禁止。そのため1日1回、朝ホットタオルが渡されました。最初の頃はホットタオルで我慢できたのですが、それが1週間2週間と続くと心が荒んでいき…。体を拭きながら泣くこともありました。ちなみにパジャマを着替えるときには24時間つけっぱなしの点滴を外さないといけないため、自分で着替えることができませんでした。そのため、看護師さんを呼ぶのですが…。「ごめんね、忙しくて…あとでいくね!」と、看護師さんはいつも忙しそうでした。忙しそうな看護師さんを呼ぶのが申し訳なくて、自分で着替えもままならない状況が辛かったです。■その2:10日に1度の洗髪が辛い!シャワーは退院まで禁止。その代わり洗髪がありました。点滴の副作用で汗をかいたり、病室が暑くて汗をかいてしまうのにお風呂には入れません。1週間くらいたつ頃には頭がかゆくてたまらなかったです。洗髪したときは本当に心が洗われるようでした。入院した当初、洗髪は1週間に1度の予定と言われていました。そのため、次の洗髪日が待ち遠しくてワクワクしていました。しかし、いざ洗髪日当日になると…。こうして洗髪日は当初は1週間に1度の予定でしたが、その翌週以降は10日に1回洗髪できたらラッキーという状況になりました。頭を洗えないのが10日以上続くと髪の毛がベトベトギトギトするし、かゆくて本当に辛かったです…!!■その3:個室じゃないけど消灯を自分でするのが辛い!病院では看護師さんが消灯時間になると電気を消してくれるというイメージがありました。ですが、私が切迫早産で入院していたのは、個人病院だったからなのか看護師さんによる消灯はありませんでした。とはいえ、消灯時間は決められているため、自分で消灯しなければならない状態でした。何が困るかというと“病室の誰が消すか…”ということ。私の病室には切迫早産の患者がいなかったので、同室のほかのベッドの方は出産してすぐに退院。入れ替わりが激しかったので新しい人が入院するたびに、病室の誰が消すか決めるのが面倒だったので、この病室にずっと入院している私が消灯していました。消灯すること自体は別によいのですが、毎回新しく病室に入ってきた人に消灯の話をするのと、毎日消灯の時間に「電気消してもよいですか?」と同室の方たちに確認するのが地味に大変でした…。なんだか病室の主みたいになっていました。同室に切迫早産の方がいたら励まし合ったり、いろいろなお話ができたのですが、切迫早産仲間が同室にいなかったのは、さみしかったです…。周りが出産してすぐ退院していくのが羨ましくてたまりませんでした。続きます。※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。
2022年12月28日6年の交際を経て結婚。入籍から3カ月後、妊娠が判明! しかしその翌朝、大量に出血し流産してしまいました。初めての子育てに奔走して、すぐに2人目を考えられなかったりほさんでしたが、子育てが落ち着いてきた、長男ハルくんが2歳半のころ。 生理がこないため、検査薬を試したところ結果は陽性!しかし、新居へ引っ越しする日が迫っていたこともあり、妊娠を喜びつつ細心の注意を払って作業を進めるりほさん夫婦。無事に新居へ移り、生まれてくる赤ちゃんを含めた、4人家族の暮らしを想像していましたが…… 12週の壁 ※りほさんが前回流産したのは、妊娠8〜9週のときでした。一般的には、妊娠12週までの早期流産の確率は10〜15%と言われています。 検診→健診 ※妊娠12週〜22週未満の後期流産は1〜2%と言われています。 妊婦健診を受け、胎嚢を確認できてホッとするりほさん。前回の流産の経験がどうしても頭をよぎり、不安になるものの、「そう何度も起こらない、大丈夫、きっと大丈夫」と自分に言い聞かせます。 妊娠8週目を過ぎたころからつわりが始まり、2回目の妊婦健診では無事に心拍も確認できました。 さらに食べづわりが始まり、唯一食べられるコンビニの冷やし中華を1日かけて食べて過ごしていました。 そして妊娠9週目を過ぎたころ。トイレに行くと少量の出血が! 念のために病院へ連絡すると、「生理のときのような出血や、痛みが出てきたらまたご連絡ください」と、様子を見るように言われました。 一般的には流産の8割が妊娠12週未満に起こるため、12週の壁を越えれば流産の可能性が低くなると言われています。 「つわりがあるのは赤ちゃんが元気な証拠きっとこの子は大丈夫」そう思っていたりほさんでしたが、願いとは裏腹に、ごく少量の出血は5日間止まることはありませんでした……。 次回、誰か助けて! 多量の鮮血が出て、血の気が引いて……!? 監修者:医師 三鷹レディースクリニック院長 天神尚子 先生日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者:マンガ家・イラストレーター 上枝りほ2014年生まれの男の子、2018年生まれの女の子のママ。2児の妊娠・出産までの軌跡を綴った短期連載「きみがママにくれたもの。」を公開している。
2022年11月05日6年の交際を経て結婚。入籍から3カ月後、妊娠が判明! しかしその翌朝、大量に出血し流産してしまいました。流産をした経験から、用心しながら妊婦生活を送ったりほさん。お腹に命が宿ること、産声をあげて元気に生まれてくることすべてが奇跡だと感じながら、長男ハルくんを無事に出産しました。そしてりほさんの子育てが始まり…… 夢いっぱいの新生活を思い描き… 初めての子育てに奔走するりほさん。敏感な長男ハルくんは、夜中に1時間毎に泣いて起きたり、抱っこして歩き回らないと寝ない日が続いたりで、りほさんは寝不足と疲労でフラフラ。2人目なんて考えられませんでした。 子育てが落ち着いてきた、ハルくんが2歳半のころ。 そういえば生理がこないな……と思い、妊娠検査薬を試した結果は陽性! しかし、夫婦で喜んだのも束の間。 新居へ引っ越しする日が迫っていました。 重い物は持たない、脚立には乗らないなど、細心の注意を払って引っ越し作業を進め、無事に新居へ移ることができました。 「ベビーベッドはあの辺に置こうか」「じゃあ私はこのへんでハルは……」と寝室の家具配置を相談するりほさん夫婦。このときは、生まれてくる赤ちゃんを含めた、4人家族の暮らしを想像していました。 流産のことが頭によぎるけれど……何度も起こらない、きっと大丈夫……! 監修/助産師 REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 上枝りほ2014年生まれの男の子、2018年生まれの女の子のママ。2児の妊娠・出産までの軌跡を綴った短期連載「きみがママにくれたもの。」を公開している。
2022年11月04日6年の交際を経て結婚。入籍から3カ月後、妊娠が判明! しかしその翌朝、大量に出血し流産してしまいました。1度目の流産を経験してから半年が経ったころ、基礎体温の高い日が続いたため、妊娠検査薬を試したりほさん。「もし陽性が出ても浮かれない!!」「妊娠していたとしても、何が起こるかわからないから冷静に!」 祈りながら待った結果は……なんと陽性! “浮かれない”と決めていたけれど、思わずうれし涙がこぼれてしまい…… 全部、奇跡…! 妊娠がわかってから安定期までは極力外出を控え、少しのお腹の痛みで寝込み、少しのめまいで寝込み、用心しながら妊婦生活を送っていました。 つわりを乗り越えて初めて胎動を感じ、どんどんお腹が大きくなり…… ついに出産のときを迎えました。 「どんなに痛くても苦しくてもママは絶対に大丈夫だよ」 「君がいなくなってしまったときの痛みに比べたら何でもない」 「お腹に命が宿ることも、その命が産声をあげて元気に生まれてくることもこの腕にわが子を抱けることも…どれもこれも全部奇跡だ」 無事に長男くんを出産することができました。 毎日が寝不足と疲労でフラフラ! 2人目なんて考えられなかったけれど…… 監修/助産師 REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 上枝りほ2014年生まれの男の子、2018年生まれの女の子のママ。2児の妊娠・出産までの軌跡を綴った短期連載「きみがママにくれたもの。」を公開している。
2022年11月03日6年の交際を経て結婚。入籍から3カ月後、妊娠が判明! しかしその翌朝、大量に出血し流産してしまいました。旦那さんの提案で購入した花の苗に、「苗のつぼみは花が咲いたけれど私は……」と自分の妊活状況と重ねつつ話しかけるりほさん。また赤ちゃんに会いたいという一心で、妊活を続けていたのですが…… 結果を見ても浮かれないと心に決めて… 流産を経験してから半年が経ったころ。病院の先生にすすめられて、毎日基礎体温を測るようになっていました。 基礎体温の高い日が続いたため、「もしかしたら……」と、妊娠検査薬を試すことに。 「もし……もし陽性が出ても浮かれない!!」「妊娠していたとしても、何が起こるかわからないから冷静に! 落ち着いて受け止めます!」と祈りながら自分を抑えつつ、結果を待ちました。 その結果は……陽性! 「ダメだ、やっぱりうれしいよ」 浮かれない、と決めていても、やっぱりうれしくて、思わずうれし涙がこぼれてしまうのでした。 そして後日、産婦人科を受診し、無事に長男のハルくんがおなかに宿ったことがわかりました。 次回、どんなに痛くても、苦しくても、ママは絶対に大丈夫だよ! 監修/助産師 REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 上枝りほ2014年生まれの男の子、2018年生まれの女の子のママ。2児の妊娠・出産までの軌跡を綴った短期連載「きみがママにくれたもの。」を公開している。
2022年11月02日今回は、こむぎさんが妊娠中のときのお話です。妊婦健診時に「切迫早産」と診断されたこむぎさん。医師からは、「トイレ以外は基本動かずに寝ているように!」と言われてしまって……!? 妊婦健診時に「切迫早産」と診断されてしまい… 今回は少し前にさかのぼって、妊娠中のお話です。 妊娠7カ月になったころ、健診で「切迫早産」と診断され、「トイレ以外は基本動かずに寝ているように!」と言われてしまいました。 それまで「妊婦でもウォーキングなどをして、なるべく運動したほうがいい」と聞いていたので、突然「動いてはいけない」と言われてビックリしたのを覚えています。 最初のうちは「ずっと寝てられるなら楽じゃない?」「寝転がったままでも本とか読めるし、好きなことしよう!」などと思っていましたが……。 「体は元気なのに、動いてはいけない」というのは思っていた以上につらく、数日経つころには、すっかり心が荒んでしまいました。 次の健診で「子宮頸管が伸びたので、動いても大丈夫」と言われたときは、本当にうれしかったです。 けれどその後、正期産の時期が近づくと、今度は「なかなか産まれないこともあるから、たくさん歩いて赤ちゃんが降りてくるよう頑張ってね」と言われ……。 動いちゃいけないの!? 動いたほうがいいの!?と、振り回された妊娠時代でした。 監修/助産師 REIKO著者:ライター こむぎ0歳女児を育てる新米ママ。夫婦そろって一年間の育休を取得。ダブル育休エッセイの文や漫画を、SNSにて更新中。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター モイライ主に作画で活躍中。代表作「メキシコでアミーゴ!」
2022年11月01日6年の交際を経て結婚。入籍から3カ月後、妊娠が判明! しかしその翌朝、大量に出血し流産してしまいました。担当医から流産であることを告げられた1週間後。再び病院へ行くと、待合室にはおなかが大きな妊婦さんが……。 暗い気持ちになりそうなりほさんを励ますように、旦那さんが「花の苗を買おう」と提案。 お花を育てながら、日常を取り戻していき…… もう一度赤ちゃんに会いたくて 旦那さんの提案で購入した花の苗は、つぼみだったものも花が咲きました。自分の妊活状況と重ねながら、命名した花の“まめさん”に話しかけるりのさん。 最初のうちは2人でのんびり……そう言っていたけれど、一度妊娠してからはまた赤ちゃんに会いたくて、妊活を続けていました。 うまくいかない日々が続いても、いつかまた、ママになれる日が来ることを思いながら…… 次回、これはもしかしたら……でも冷静に! 落ち着いて受け止めます!! 監修/助産師 REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 上枝りほ2014年生まれの男の子、2018年生まれの女の子のママ。2児の妊娠・出産までの軌跡を綴った短期連載「きみがママにくれたもの。」を公開している。
2022年11月01日高齢妊婦だった私は、妊娠6週2日に絨毛膜下血腫(じゅうもうまくかけっしゅ)と切迫流産の診断を受けました。しかし産科医から安静の指示はなく、私は通常通り勤務していました。勤務中もいわゆる「茶おり」と言われる出血があり、何度も不安になりました。切迫流産であったころを振り返り、私の後悔をお伝えしたいと思います。 絨毛膜下血腫で流産の危険病院で妊娠が判明してから、茶色の出血が2~3日に1度ありました。絨毛膜下血腫があり、このまま血腫が自然に体内へ吸収されれば問題ないと医師から言われました。しかし、妊娠7週目に胎児の心拍が確認できてからも出血は続いたのです。 そこで医師からは止血剤が処方されましたが、医師いわく、止血剤は気休め程度であるとのこと。流産する可能性もあると説明を受け、私は出血するたびに仕事後に通院し、エコーにて胎嚢を確認しました。腹痛もあり、歩くのもつらい状態でした。 切迫流産なのに安静指示が出ない!あまりにも不安で体調も悪いので、仕事を休みたいから診断書を書いてほしいと私は医師に頼んだのですが、医師は日本産婦人科学会が出しているガイドラインの冊子を私に見せてくれました。ガイドラインには、「切迫流産に対して安静療法が有効な治療であるというエビデンスはない」ということが書かれていました。 医師いわく、「医師により考えや方針はいろいろあるが、切迫流産の場合、安静にしていても流産するときはする」ということでした。そのため、診断書は書けないと言われたのです。 心身共につらい日々を乗り越えてもともと生真面目な性格で仕事を休んだことがない私は、なかなか自分で仕事を休むという選択ができませんでした。毎日出勤し、勤務中に出血してはトイレで涙を流していました。精神的にも肉体的にもつらかったです。 なんとか妊娠10週目を迎え、ようやく母子健康手帳をもらいに行けたときは本当にうれしかったことを覚えています。通っていた産婦人科はお産を扱っていなかったのでこの時点で総合病院へ転院することになりました。 妊娠期間中、1日も仕事を休むことはありませんでした。無事に出産しましたが、子どもの愛らしい顔を見ていると、この子のことを第一に考え、どうして休むという選択をしなかったんだろうと思っています。もし流産していたら、もっと後悔していたことでしょう。赤ちゃんの命を守れるのは母親の自分だけなので、自身の体調が悪ければ仕事を休み、体を休め心穏やかに過ごすことが大事だと実感しました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラストレーター/ライコミ著者:きのもとりんこ0歳女の子の1児の母。看護師資格保有。自身の妊娠や育児の体験談を中心に執筆している。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2022年10月31日6年の交際を経て結婚。入籍から3カ月後、妊娠が判明! しかしその翌朝、大量に出血し流産してしまいました。初めての妊娠が終わってしまった……悲嘆に暮れるりほさんが、日常を取り戻していった方法とは? 旦那さんの提案は… 1週間後、再び病院へ行くと、そこにはおなかが大きい妊婦さんがいっぱい。 その幸せそうな姿を見て、暗い気持ちになってしまう……。 そんなりほさんを励ますように、旦那さんが「このあと、お花買いに行かない?」と提案してくれました。 かわいらしいお花を育てながら、少しずつ日常を取り戻していったのでした。 監修/助産師 REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 上枝りほ2014年生まれの男の子、2018年生まれの女の子のママ。2児の妊娠・出産までの軌跡を綴った短期連載「きみがママにくれたもの。」を公開している。
2022年10月31日6年の交際を経て結婚。入籍から3カ月後、思いがけず妊娠が判明! しかし、その翌朝、思わぬ事態に……!翌朝、目を覚ますとなぜか全身汗でびっしょり! しかも、なんだかおなかが痛い。トイレへ行くと、出血が! 急いで近所の病院へ歩いて向かいました。 え? サラっと言った医師の言葉に放心… 「多分流産だと思うけど」 えっ……いま、サラッとなんて言った? 医師の言葉に頭が真っ白に……! 昨日確かに見たはずのかわいい豆粒は、どこにもいなくなっていた……。 「まさか……嘘だ」 からっぽになってしまったエコーを見つめ、涙がぼろぼろとこぼれ止まらない……! 監修/助産師 REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 上枝りほ2014年生まれの男の子、2018年生まれの女の子のママ。2児の妊娠・出産までの軌跡を綴った短期連載「きみがママにくれたもの。」を公開している。
2022年10月29日6年の交際を経て結婚。最初の1年くらいは2人でのんびり過ごそうか、なんて言っていたら入籍から3カ月後、思いがけず妊娠が判明!妊娠がわかった日の夜、家に帰るとお花が飾られたテーブルには、渾身のハヤシライス、妊娠本まで! 夫婦で妊娠を喜びました。しかし、その翌朝、思わぬ事態に……! 朝起きると、嫌な予感がして… 翌朝、目を覚ますとなぜか全身朝でびっしょり! しかも、なんだかおなかが痛い。 「嫌な予感がする……」 トイレへ行くと、出血が! これって病院へ行くべき? 起きてきた夫に相談して、近所の病院へ歩いて向かったのでした。 そして、病院で医師から告げられた残酷なひと言に愕然……! 監修/助産師 REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 上枝りほ2014年生まれの男の子、2018年生まれの女の子のママ。2児の妊娠・出産までの軌跡を綴った短期連載「きみがママにくれたもの。」を公開している。
2022年10月28日6年の交際を経て結婚。最初の1年くらいは2人でのんびり過ごそうか、なんて言っていたら入籍から3カ月後、思いがけず妊娠が判明!さっそく翌日、夫と一緒に産婦人科へ行くことに。 このちっちゃい豆粒が…! 妊娠がわかった日の夜、家に帰るとお花が飾られたテーブルには、渾身のハヤシライス、妊娠本まで! 妊娠を喜んで、一緒に祝おうとしてくれる旦那さんのやさしさに感動……! しかし、この夜が赤ちゃんと過ごす最後の夜になるなんて、このときは知る由もなかったのでした……。 監修/助産師 REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 上枝りほ2014年生まれの男の子、2018年生まれの女の子のママ。2児の妊娠・出産までの軌跡を綴った短期連載「きみがママにくれたもの。」を公開している。
2022年10月27日2児のママ・上枝りほさんが体験した妊娠から出産までをマンガでご紹介!6年の交際を経て結婚。「最初の1年くらいはふたりでのんびり過ごそうか」なんて言っていたら、入籍から3カ月後に思わぬ出来事が……! 夫に報告すると…? まさかの陽性反応が! 「に、に、妊娠したかもしれない……!」 興奮して夫に連絡しました。 友だちと飲み会中だった旦那さんは、コンビニでスイーツをたんまり買い込んで「おめでとう!」と笑顔で飛んで帰ってきました。 幸せいっぱいの夫婦。しかしこれからつらい試練がふたりを待ち受けているのでした……。 監修/助産師 REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 上枝りほ2014年生まれの男の子、2018年生まれの女の子のママ。2児の妊娠・出産までの軌跡を綴った短期連載「きみがママにくれたもの。」を公開している。
2022年10月26日妊娠を機に、夫が家に帰って来なくなってしまったさちこさん。切迫流産で3カ月間入院し、1人で双子の男の子を出産。退院後、話し合いの為にかずおさんと再会し揉めていると、お義父さんが現れて謝罪。できる限りさちこさんの望む形を叶えたいと言ってくれたので、さちこさんの望みは「離婚すること」と伝えます。そして、逆上するかずおさんに「あなたみたいな父親いない方がマシだわ」と言い放ち……。他に望みはあるか聞かれ、「親権は私がもらいます。子どもたちが成人するまで養育費を振り込んで、働けるようになるまで家賃と生活費を負担してください」と望みを伝えるさちこさん。子どもたちをまるで物扱いするような発言をするお義母さんとの面会は拒否し、慰謝料も請求します。 それぞれのその後 お義父さんを介して話し合いを進め、おおむねさちこさんの希望通りになりました。 シングルの双子育児は想像を絶する大変さでしたが、友人の智子さんや行政の支援を頼り、なんとかこなしているようです。 そして、事情を知った以前の職場が、時短で再雇用してくれることになりました。 かずおさんは3人分の養育費でカツカツとなり、実家に戻り、子どもたちには1度も会いに行っていないようです。 お義母さんは、再び孫を失い憔悴しきっているようです。 思っていたのとは大分違ってしまいましたが、さちこさんにもかけがえのない家族ができました。さちこさんの決断を皆さんはどう感じましたか? 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2022年10月11日妊娠を機に、夫が家に帰って来なくなってしまったさちこさん。切迫流産で3カ月間入院し、1人で双子の男の子を出産。退院後、話し合いのために義実家へ戻り、かずおさんと再会。揉めていると、今まで沈黙を守っていたお義父さんが登場し、謝罪してくれました。お義父さんに望んでいることを聞かれたさちこさんは「離婚してほしい」と伝えます。逆上するかずおさんに対して、さちこさんはたまっていた思いをぶつけ「あなたみたいな父親いないほうがマシだわ」と伝えました。 さちこのさらなる望み お義父さんはさちこさんの想いをくんでくれ、「他に(望み)はありますか?」と尋ねます。 「親権は私がもらいます。子どもたちが成人するまで、養育費を振り込んでください。働けるようになるまで家賃と生活費を負担してください」と望みを伝えるさちこさんに、 「離婚したら孫には会えないの?」と慌てるお義母さん。 「いいえ、面会交流のときはお義母さんも来てください」と歩み寄るさちこさん。 ですが、「そんなの不公平!かずおの血も、私の血も入っているの。双子のどっちか1人をうちで育てましょう」と言うお義母さん。 その言葉を聞いて、「お義母さんとの面会は拒否します。慰謝料も請求させてください」と付け加えます。 呆然とするお義母さんとかずおさんに代わり、お義父さんが「もちろんです。精一杯償わせてもらいます」と返事をしました。 絶対に言ってはいけないことを言ってしまった義母。子どもたちは物ではありません。ひとかけらの希望を自分の手で無くしてしまいました。 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2022年10月09日初めての出産後、私が2人目を考え始めたのは長男が1歳3カ月のころでした。それから毎月妊娠検査薬とにらめっこをして約半年、待ちに待った陽性判定が! ですが、順調にいくと思っていた妊娠は思いがけない結果となってしまい……。改めて妊娠・出産は奇跡なのだと感じずにはいられなかった体験談をご紹介します。考え始めた2人目私が長男を出産したのは20代前半のころで、授かり婚だったため、1人目を妊娠するにあたり妊活をすることはありませんでした。できれば長男にきょうだいを作ってあげたいこともあり、私が2人目を考え始めたのは長男が1歳3カ月のころです。 ちょうどそのころになると2人目の話をするママも多く、実際に妊娠するママ友もおり、自分も2歳差で産めたらいいなと思っていました。 待ちに待った陽性判定2人目を考え始めてから、毎月生理が来るたびに落胆していましたが、避妊をやめてから半年後、妊娠検査薬で待ちに待った陽性反応が! 妊娠5週にあたる日に産婦人科へ行き、正常妊娠であることを確認できました。 このままいけば長男と2歳半、2学年差での出産予定。ですが、胎嚢の大きさが小さめで、排卵日がずれているのかもしれないと医師から言われたことが少し気になりました。 2週間後に再診。しかし……初診から2週間後、妊娠7週で再度受診したときのことです。心拍が確認できるころでしたが、あるはずの心拍が確認できず、赤ちゃんの姿も見当たりません、あるのは大きくなった胎嚢のみです。ここで医師から私が告げられたのは「流産の可能性がある」ということでした。 ただ、翌週になれば心拍が確認できるかもしれないということで、1週間後に再診になりました。つわりもありましたが、長男の妊娠時と比較してラクだったのを覚えています。 初診から1カ月。結果は……妊娠8週に再度受診しましたが、やはり大きくなっているのは胎嚢のみで心拍は確認できませんでした。もう1週様子を見ることになりましたが、妊娠9週になっても心拍は確認できず……。胎嚢も崩れてきており、「稽留流産(けいりゅうりゅうざん)」の診断がおりました。 このまま自然排出を待つより手術してしまったほうが良いということで、翌週には流産の手術をしました。幸いにも私の場合、他の病気などが原因ではありませんでしたが、医師の話によれば経産婦でも半分近くの方が流産を経験しているそうです。 流産から3カ月経ち再度妊娠しましたが、「また流産するのでは……」とヒヤヒヤしていたのは忘れられません。結果として長男と3歳差で次男を出産し、その後に次男と2歳差で長女を出産しました。自分とは無縁だと思っていた流産を経験し、妊娠そして出産は奇跡なんだと改めて感じた出来事でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:佐藤祐子二男一女の母。幼~高(中高は家庭科)の教員免許と保育士資格保有。洋菓子メーカーを退職後、現在は地元にて3人の子育てに日々奮闘中。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年10月09日妊娠を機に、夫が家に帰って来なくなってしまったさちこさん。切迫流産で3カ月間入院し、1人で双子の男の子を出産。退院後、話し合いの為に義実家へ戻り、かずおさんとの再会。揉めていると「おい!もういい加減にしないか」と声が……。かずおさんがいなくなってから、沈黙を守っていたお義父さんが登場し、さちこさんに謝罪します。「せめてもの償いに、さちこさんの望む形を叶えさせてください」と言われ……。 さちこの望み 「私の望みは家族で幸せに暮らすことです。なので、離婚してください」と言うさちこさんに対して、 「俺は家族じゃないって言うのか?父親だぞ!」と逆上するかずおさん。 「身重の妻を置いて行方不明。大きいおなかが気持ち悪いと罵る人が夫?」「帰って来てから一度も子どものことを聞かず、顔も見ない人が父親?」「あなたみたいな父親いない方がマシだわ!」さちこさんは負けずに、たまっていた思いをぶつけます。 再会したかずおさんは自分のことばかりで、さちこさんと子どもたちのことを考えている様子は見られませんでした。せめて…せめて子どもたちのことを気にかけていたら、さちこさんの決断は変わったかもしれませんね。 著者:マンガ家・イラストレーター もち
2022年10月08日妊娠を機に「大きなおなかが気持ち悪いから」と、夫が家に帰って来なくなってしまったさちこさん。切迫流産で3カ月間入院し、1人で双子の男の子を出産。退院後、話し合いのために義実家へ戻り、かずおさんとの再会。出産しておなかがへこんだ姿を見たとたん「愛してる」と言うかずおさんに、鳥肌が立ちます。「私も愛していたけど、生理的に無理」と気持ちがすれ違う2人は……。「DVだ!離婚だ!子どもを置いて出ていけ」と逆ギレするかずおさんを、必死に止めるお義母さん。「ごめんなさいね。でも、あなたも手を出したんだし喧嘩両成敗ってことでね?」と取り繕おうとするお義母さん。そこに、「おい!もういい加減にしないか」と声が……。 お義父さんの本心 お義父さんが登場し、さちこさんに謝罪します。「正直に言うと、かずおのことを知っていて黙っていました。前の奥さんと別れたときは死に物狂いで説得したけど無駄で……。でも、さちこさんが倒れて、私たち家族がさちこさんと孫たちを殺しかけたと気づき血の気が引きました」 さらにお義父さんは話つづけ、「さちこさんが入院中に妻と何度も話し合ったのですが、自分のことしか考えられないようで……。せめてもの償いに、さちこさんの望む形を叶えさせてください」 「私が望む形……」 今まで沈黙を守っていたお義父さんがついに動き出しました。さちこさんの望む形とはどんな形なのでしょうか?さちこさんと子どもたちが、早く落ち着いて暮らせると良いですね。 もちさんの最新投稿は、ブログから更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。著者:マンガ家・イラストレーター もち
2022年10月07日