サッカー日本代表キャプテン・長谷部誠が30日、テレビ朝日系トーク番組『徹子の部屋』(毎週月~金曜 12:00~)に初出演する。番組冒頭にリフティングを披露すると、黒柳は「ハンサム! かっこいい!」と大興奮。長谷部が持参した、右足が黄色、左足がピンクというサッカースパイクを見て「今はこんな風に半分半分の色にしているの? きれいですよね。(黄色は)インコみたいな色!」と絶賛した。同シリーズのランニングシューズがあると知った黒柳が「今度手に入れます」と宣言すると、長谷部からは「贈らせていただきます」とプレゼントの申し出。「いや、だって、そんな……まるで私が欲しがってるみたいじゃない」と恐縮する黒柳だが、長谷部は「履いていただけるのであれば」と笑顔を見せ、収録後、実際に「徹子」と名前入りのシューズが黒柳のもとへ届いた。また、黒柳は長谷部の肉体にも興味津々。「触らせてもらえって、みんなが……」と、筋肉チェックを打診すると、長谷部は「触ってもらえますか?」と逆リクエストするという男前な対応を見せた。黒柳が入念にチェックし、その感想を述べると、いつも心が整っている長谷部も「ちょっと恥ずかしいですね」と照れ笑い。さらに番組では、サッカーを始めるきっかけとなった祖父との絆、ゴールを決めたときのパフォーマンスに込める思い、9月1日に開幕となる『2018FIFAワールドカップロシア アジア最終予選』への意気込みなど、選手として、キャプテンとして活躍する長谷部のトークが繰り広げられる。
2016年08月26日モデルの佐藤ありさ(27)が9日、サッカー日本代表の長谷部誠選手(32)と結婚した。同日、自身のブログで発表した。佐藤は「このたび私事ではございますが、サッカー選手の長谷部誠さんと結婚することになりました」と報告。「本日婚姻届を提出させていただきましたことをご報告させていただきます」と伝えた。そして、「どんな時もどんな事にも真摯に向き合う彼を心から尊敬しています」と長谷部選手への思いを明かし、「そんな彼の背中をずっと見続け、これから先も様々な時を共に歩んでいきたいと思います」とつづった。長谷部選手も同日、公式サイトで報告。「僕のアプローチが実ってから彼女とは5年程の時を共に歩んできました。多くの時間は遠く離れて過ごすものでしたが、彼女の持ち前の明るさと笑顔に何度も助けられてきました」と経緯を説明した。そして、Mr.Childrenの「Simple」の歌詞を引用しながら、「訪れるであろう困難に対しても2人で共に手を取り、笑みを絶やさず、謙虚に歩んでいきたい」と決意を表明。「そして何より、僕自身は本業であるサッカーに全身全霊を込め精進していきたいと強く思う次第です」と続けた。
2016年07月10日俳優の渡辺謙が、今秋テレビ朝日系で放送される山田太一脚本のドラマスペシャル『五年目のひとり』で主演を務めることが23日、分かった。渡辺が演じるのは、東京の小さなベーカリーで働く木崎秀次。たまたま訪れた中学校の文化祭でダンスを披露していた少女に目を奪われ、その少女に「君のダンスがいちばんキレイだった」と声をかけたことから交流が始まるが、少女はやがて、木崎が東日本大震災で受けた心の傷に触れていくことになる。この震災で、実際に支援活動に携わってきた渡辺は、当時避難所を回った際に、家族も全て失った男性に出会ったことを思い出し、「僕は彼をハグして一緒に泣くことしかできなかったのですが、おそらく(自分が演じる)主人公の秀次も、そうした深い心の傷を受けたのだと思います」と想像。これまで『星ひとつの夜』(07年・フジテレビ)、『遠まわりの雨』(11年・日本テレビ)、『おやじの背中―よろしくな。息子』(14年・TBS)と、さまざまな山田脚本作品に出演してきたが、「セリフを役者が発したときに、目が覚めるような新たな発見が生まれ、胸に突き刺さるんです。まさに"山田マジック"ですね!」と、その世界観を今回も楽しみにしているようだ。その山田氏はこのほど、撮影中のスタジオを訪問し、渡辺を激励。気がかりだったシーンもあったそうだが、「謙さんがある意見を提案して乗り越えてくださいました。さすがだと敬服しました」といい、「謙さんならば、(震災の)被害に遭われた方々に穏やかに、深く心を寄せて演じてくださると信じています」と全幅の信頼を寄せている。テレビ朝日では、2014年2月にも、東日本大震災を背景に、2つの家族の崩壊と再生を描いた山田太一脚本ドラマ『時は立ちどまらない』を放送。今作では、それとは異なる視点で、震災の"その後"の人々の心の機微を描いていく。
2016年06月24日会田誠展「はかないことを夢もうではないか、そうして、事物のうつくしい愚かしさについて思いめぐらそうではないか。」が、東京・ミヅマアートギャラリーで開催。会期は2016年7月6日(水)から8月20日(土)まで。50歳という節目の年を迎えた会田誠が、一度も試みたことのない新しい方法・形式・素材に挑戦。本展において、“これまでの会田誠”という作家イメージを根底から覆す。また、新作のイメージを公開することは禁じ、ヴィジュアルに関してはオープン初日まで完全秘密。展示内容は「なんなら今までの僕のファンが総取っ替えになっても構わない」と、会田が言い切るほど予測不可能だ。そんな中でも、彼が目指すものは絵画における「純粋な美」。本展のタイトルは岡倉天心の『茶の本』(浅野晃訳)の第1章 末尾の言葉から採用した。こんな荒んだ時代だからこそ落ち着いて「純粋な美」について再考したい、という思いが込められている。出品点数は、ギャラリーにおける個展としては過去最多となる30点以上になる見通しであり、現代美術コレクターにはきっと満足のいく内容になるだろう。会田は本展開催に向けて「こんな絵画展らしい絵画展をやるのは、これが人生で最初で最後だろう」「ゲルハルト・リヒター、ジェフ・クーンズ、ダミアン・ハーストといった国際的アーティストと、自分との関係を深く考えた末の結論だ」と語る。【開催概要】会田誠展「はかないことを夢もうではないか、そうして、事物のうつくしい愚かしさについて思いめぐらそうではないか。」会期:2016年7月6日(水)~8月20日(土)開館時間:11:00~19:00休廊日:日・月・祝日※夏季休廊:8月9日(火)~13日(土)会場:ミヅマアートギャラリー住所:東京都新宿区市谷田町3-13神楽ビル2FTEL:03-3268-2500
2016年06月03日●『追憶の森』撮影中、おにぎりはマコノヒーの息子に日本のみならず、世界で活躍する俳優・渡辺謙。『ラストサムライ』(03年)を皮切りに『バットマン・ビギンズ』(05)『硫黄島からの手紙』(06年)『インセプション』(10)など数々の作品に出演。さらにはNYリンカーンセンター・シアターで、ミュージカル『The King and I(王様と私)』に主演し、トニー賞主演男優賞にノミネートされるなど、グローバルに羽ばたいている。ガス・ヴァン・サント監督による最新作『追憶の森』(4月29日公開)では、オスカー俳優マシュー・マコノヒーと共演し、マコノヒー演じる主人公のアーサーが人生の終わりを求めて訪れた青木ヶ原樹海で出会う日本人ナカムラ・タクミを演じる。最新作にかける思い、そして映画、舞台といったエンタメをとりまく環境について話を伺った。○おにぎりでクイックチャージ――渡辺謙さんは、現場にご自分で作られたおにぎりを持って行って共演者の方と食べることがあり、過去にはレオナルド・ディカプリオさんともおにぎりを食べた仲だそうですが、今回も持って行かれたのでしょうか?持って行きました。今回は特に現場が森の奥なので、なかなか戻って来る時間がなかったんですよ。ランチボックスをデリバリーしてもらって食べていましたが、本当に自分のおなかがすいたタイミングでごはんになるわけではないので。炊き込みごはんのおにぎりが多かったです。――それはマシュー・マコノヒーさんにも勧められたのですか?いつも多めに炊いて持っていくので、今回も「食べる?」とマシューにあげました。そうしたら、現場に連れてきたマシューの3歳くらいの息子が食べてしまったみたいで、「全部取られた!」と報告されました(笑)。やっと歩き始めたくらいで、一番下のお子さんだったのかな。マシューが「すっごいおいしそうに食べてたよ」と言うから「良かった良かった」と思いましたね(笑)。――共演される俳優の方々はびっくりしそうですね。あまりおにぎりを持ち歩いている人はいないので、「何それ!」「食べる?」といったやりとりはよくありますね。けっこうクイックチャージできるんですよ、おにぎりって。○センセーショナルな意見を一般論のように扱う状況――日本と海外の映画界の違いについて「海外は批評がしっかりしている、日本は良くない」といった意見が盛り上がることもありますが、両方に関わられて、実際に違いを感じますか?逆に、SNSなどで個人の意見が拡散されて議題に乗ることが気になります。センセーションであればあるほど取り上げられたりしますよね。少し前までは、批評家がある種、切腹覚悟で批評を書いていたように思います。――批評に責任を持っていたのが批評家だったんですね。見識があって、自分の名前を出して書いていた、責任を持った批評だったわけですよね。それが最近は匿名であっさりと評価を下されてしまうことに、危うさは感じています。もちろん、個人が映画を見て自由な感想を持つのは当たり前ですが、あっという間に議題に乗ってしまい、一般論として扱うことに危惧を感じる点はあります。文句があっても、せめて見てから言って欲しいとは思いますし、「書いているのはあなただよ」ということは、きちんと引き受けてほしいです。――アメリカでは状況が違いますか?同じだと思いますよ。インターネットやSNSの環境は全世界的なことですので、日本だから外国だからということはありません。ただ文句を言うのではなく、映画やエンタテインメントというものを、もっと大切にしてほしいという思いはあります。身近になったと言えば良いことではありますが、扱いが軽くなっている部分は感じますね。●ふわっとした人を取り込むために、命をかける○死を受け止めることの重さを感じて――この作品は人の死に関わる部分が大きいですが、渡辺さんご自身の死生観が反映されている部分などはありますか?僕の個人的なことだけでなく、今は本当に、人の死に立ち会い、受け止めるといったことが、なかなかリアルではないのではないか、とは思います。大きな災害が起こった時に、人の生死が数字としてカウントされてしまうことの怖さもあります。現実としてそのできごとに傷ついたり、受け止めたりしなければいけないことはあるわけで、深くて重くて大事なものであることを、映画というフィクションを通してでも感じてもらえたら、と思いますね。――タクミという役柄については、どのような役作りをされたのでしょうか?タクミは生死の世界の中間点にいる存在で、アーサーの奥さんであるジョーン(ナオミ・ワッツ)の思いを受け止めるような役割でもあると考えながら、演じていました。青木ヶ原という場所の磁力もあり、「タクミだけどタクミではない」という瞬間もあったと思います。単純にひとつの役をつくり上げるのとは違う意味で、面白かったですね。「ナオミ・ワタナベ・ワッツ」みたいな感覚はありました(笑)。――観ているだけでもハードそうだったのですが、一番大変だったシーンを教えて下さい。やっぱり、濁流に飲まれるシーンですね。4日間くらいずっとずぶ濡れのシーンを撮っていたので、本当に大変でした。○映画の世界と、舞台の世界の違い――ブロードウェイの舞台にも出演されていますが、映画の現場との違いや受け止められ方の違いなどはありますか?映画はミステイクの連続で、いっぱい撮ったテイクの中で良い物が出てくればいいという考え方です。舞台の場合はいかにミスを減らしながら、一気に高いところまで世界を作り上げるかという、全く性質の違う時間の流れになっていくんですよね。また舞台の時って、全体のショーが3時間で、開演の2時間前から劇場に入るので、合計で6時間くらい劇場にいることになります。2回公演の時はもっと長くて、11時間くらい。その公演のためだけに24時間を費やすのは、非常に贅沢な行為ですよね。――観る方も「その舞台のために」1日を過ごすこともあるんじゃないでしょうか。これがまた、そこまででもないかな(笑)。今回の『王様と私』の公演(3月17日~4月17日)が終わってから時間があったので、ショーを観に行ったんです。20時の回だったので、夕方からごはんを食べてワインを1杯飲んで、わーっという気持ちで劇場に入って、「あ、観る方ってこんなんだよな」と思いました(笑)。でも、ザッツ・エンタテインメントだから、それがいいんですよ。ふわっとした人をみんな取り込むために、やる方は命をかけないといけないということが、逆側の立場になってよくわかりましたね。『追憶の森』富士山の北西に広がる青木ヶ原の樹海、死を求めて訪れたアーサー・ブレナン(マシュー・マコノヒー)。しかしアーサーの前に森の出口を求めてさまよう日本人男性・ナカムラタクミ(渡辺謙)が現れ、2人は出口を探すことになる。怪我を負いながらも森をさまよううちに、アーサーは妻(ナオミ・ワッツ)のことを話し始める。
2016年04月30日『ダラス・バイヤーズクラブ』でアカデミー賞を受賞したマシュー・マコノヒーと、日本を代表する国際派俳優・渡辺謙が初競演を果たした『追憶の森』。先日、大盛況の内に幕を閉じたブロードウェイ・ミュージカル「王様と私」で2度目の“王様”を演じた渡辺さんが、青木ヶ原の樹海を舞台にした本作中でもその歌声を披露する本編映像が到着。マコノヒーも、絶賛を贈っているという。富士山の北西に広がる青木ヶ原の樹海を、人生の終着点にしようと決めて日本にやって来たアメリカ人アーサーは、原生林が鬱蒼と生い茂る森の中で、出口を求めて彷徨う日本人タクミと出会う。怪我を負い、寒さに震えているタクミをアーサーは放っておくことができず、行動を共にするように。次第に方向感覚を失った2人。その過酷な状況下、運命共同体となったタクミに心を開いていくアーサーは、樹海への旅を決意させたある出来事を語り始める…。「王様と私」では、歌やダンスを披露するミュージカルは初挑戦ながら、トニー賞ミュージカル部門主演男優賞にノミネートされ、多くの称賛を浴びた渡辺さん。今回は、劇中で渡辺さん演じるタクミが「王様と私」ばりの歌声を披露する(?)本編のワンシーンが到着した。森を彷徨い歩いている最中、突然の大雨に見舞われたアーサーとタクミ。冷えた身体を焚火で必死に温めているアーサーの後ろで、タクミは突然ある歌を歌い始める。それに合わせてアーサーも歌い始めるが、伸びやかに歌い上げるタクミと適当に合わせただけの気の抜けたアーサーの歌声は、さながら不協和音のように樹海に響いていく。タクミが歌っているのは、1951年に公開されアカデミー賞作品賞をはじめ8部門を受賞、ジョージ・ガーシュウィンが作曲を手掛けたダンス・ミュージカル映画『巴里のアメリカ人』の劇中歌「天国への階段」だ。渡辺さんは、劇中では日本語で歌っているが、なんと歌詞は自ら英訳、さらにアレンジを加えた完全オリジナル版だという。マコノヒーは、渡辺さんの歌声について「いまいましいほど歌が上手なんだよ!」と大絶賛、さらに「今度、君と共演するときは、アクション映画をやるより一緒に歌って踊りたいね。ミュージカルをやろう! デュエットするんだよ。きっと楽しい共同作業になる」と、まさかの逆オファー!もしかしたら、ミュージカル映画で2人が再共演する日も近い、かもしれない?『追憶の森』は4月29日(金・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月29日俳優の渡辺謙が26日、都内で行われた映画『追憶の森』プレミアイベントに登壇した。今月17日に幕を閉じたブロードウェイ主演ミュージカル『王様と私』の公演終了後、初の公の場となった。渡辺とマシュー・マコノヒーが初共演を果たした本作は、富士山の北西に広がる青木ヶ原の樹海を舞台に描いたミステリー。人生の終着点にしようと決めて日本にやって来たアメリカ人のアーサー(マシュー)が、出口を求めてさまよう日本人のタクミ(渡辺)と出会い人生を見つめ直していく。渡辺は、オファーを受けたのは「東日本大震災のあと」だったため、「死生観というシリアスなテーマを背負いきれる余裕がないと思い、一度止めてもらった」と告白。その後、ガス・ヴァン・サント監督がやると手をあげ、「ガスならシリアスな題材でもメルヘンのようなロマンチックな映画にしてくれるだろう」と思い、参加を決意したという。撮影では、日本語の縦看板などの制作に渡辺も協力。「"てにおは"が間違っていたり、うまく書けていないものがあったので、『俺書くわ』って」と振り返った。お菓子の空き袋やジュースの缶にハングル文字が混じっていることもあり、「これ違うわ」とその都度アドバイスしたそうだ。マコノヒーもビデオメッセージで登場し、渡辺について「独特な雰囲気がある。威厳を感じた。王様のようだよ」「あんなにユーモアがあって愉快な人とは」などとコメント。「ケンが豪華な夕食をごちそうしてくれて、いまだにおなかいっぱいだよ」と日本滞在中に食事をしたエピソードをユーモアを交えて語ると、渡辺は笑って「彼はテキサスなので肉をと思い、焼肉に連れて行った」と話した。また、マコノヒーが「お孫さんが生まれるんだって! しかも双子だとか。おめでとう!」と長女・杏が今夏、双子を出産予定であることを祝福し、「君の血を受け継ぐ人間が増えるのは喜ばしいことだ。今度は子供も交えて会おう」と呼びかけると照れ笑い。マコノヒーが「歌が上手い。みんなのために歌ってあげて!」と無茶ぶりした場面では、「いいって!」と苦笑しながら突っ込んでいた。
2016年04月26日映画『追憶の森』のプレミア試写会が4月26日(火)に開催され、渡辺謙が舞台挨拶に登壇した。渡辺さんはブロードウェイミュージカル「王様と私」の公演を終えてすぐの帰国で、久々に日本のファンの前に姿を見せた。映画はガス・ヴァン・サントがメガホンを取ったミステリーで、富士の裾野に広がる青木ヶ原の樹海で出会ったアメリカ人の男(マシュー・マコノヒー)と日本人の男(渡辺さん)が織りなすミステリー。渡辺さんは、本作への出演の経緯について説明。「実は、最初に脚本があって『こういう役をやりませんか?』とプロデューサーから話をもらったの東日本大震災の後でした。死を前にしてどう生きるか?というシリアスなテーマで、当時の僕の心理として背負いきる余裕がなくて『ペンディング(保留)してほしい』と伝えたんです。その後、ガスがこれをやりたいと手を挙げてくれて、シリアスで苦しい題材を彼ならメルヘンチックでセンチメンタルな映画にしてくれるという予感がありました。さらに白人の男性の役にマシューが決まり、もろ手を挙げてやりましょうとなりました」と明かす。この日は、来日がかなわなかったマシュー・マコノヒーからビデオメッセージが到着!事前に収録されたビデオにもかかわらず、マシューの言動に渡辺さんがいちいち、ツッコミを入れるなど、まるで、その場で会話をしているかのようなユーモラスなやり取りが展開する。「王様と私」を終えたばかりの渡辺さんに、マシューが「みんなの前で何か歌って!」とムチャぶりをしたり、「次はミュージカル映画で共演を!」と語るなどノリノリ!渡辺さんは「映画の中で歌ってますので!」と苦笑交じりにムチャぶりをかわしていた。渡辺さんはマシューについて「似ているタイプの俳優だと感じました」と述懐。「準備はしてくるけど、カメラの前に立つと、そこで感じたもの、生まれたものを信じ、的確に返していくんです。ナイターの撮影が多かったんですが、夜中の3時とか4時にずぶ濡れで終わって、懐中電灯を手に2人で3~4キロ(山道を)歩いて帰ってましたね」とふり返った。日本での撮影時には渡辺さんはマシュー夫妻を食事に招待したそう。「彼はテキサスなので、肉を食わせようと焼肉に連れて行きました」と明かす。また誕生日プレゼントにはお香をプレゼントしたという。さらにマシューは、渡辺さんの娘の杏さんが双子を妊娠中ということも知っており、ビデオを通じて改めて祝福を送っていた。最後に渡辺さんは、熊本地震、さらに東日本大震災や、世界での難民やテロといった問題について触れ「どこに安住の地があり、どこで静かに暮らせるのか?穏やかな暮らしはいつまで続くのか?そんなことを悩み続ける時代に差し掛かっています。どうやって“死”を受け止め、大事な人の存在を生かし続けることができるのか?ガス・ヴァン・サントが優しく描いてくれました。よく『これを観ると元気になる』とか『泣ける』映画はありますが、これは観て“立ち止まってもらえる”映画だと思います。留まって、いまいる場所を確認し、また歩みを進める――森の中で一緒に佇んでいただける映画だと思います」と呼びかけ、会場は温かい拍手に包まれた。『追憶の森』は4月29日(金・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月26日ガス・ヴァン・サント監督作で、渡辺謙さんがマシュー・マコノヒーさんと共演!その顔合わせだけでも期待せずにいられない『追憶の森』。謙さんが演じるのは、死に場所を求めて青木ヶ原の樹海へ足を踏み入れたアーサー(マシュー・マコノヒー)が出会う日本人タクミ。「ガスだったらこの世界観をすごくいい感じで撮ってくれるだろうなと楽しみでしたね。ガスは繊細に演出する人かと思っていたら、セッティングが終わったら“だいたいこんな感じ”と撮りはじめる。マシューとは打ち合わせもほとんどせずに現場に行って、ライブな感じで演じてました」謙さんもマシューさんも、これまでのハリウッド作品で観るのとは顔が違って見えるのも印象的だ。「ガスとこの作品によって、ありのままの自分でいさせられたのかもしれない。ストイックと言っちゃうとそれまでだけど、撮影中はほとんど口をきかなかった。嫁さんとも連絡事項をメールでやりとりしたんですけど、電話もしなかったですね。何もせずにホテルの部屋にずっといて、呼ばれたら現場に行くという俗世と縁を切った生活で。でも、混ぜご飯は作りました。マシューにあげたら、一番下の子供がすごい大きなおにぎりを一人で食べちゃったって言ってましたね(笑)」実はガス監督とマシューさんの参加が決まる前に、震災直後に一度オファーを受けていた作品。生と死を描く世界は、当時はヘビーに感じて「今はできない」と答えたそう。「死というものは、永遠の命題なんですよね。それは今回、病気を発見してもらった時に再認識しましたし、家族や近親者も大切な人の死をどう受け止めて、前を向いて生きていかなければならないかということは震災の時も考えた。若い世代がこの映画をどう受け止めてくれるのか、怖さも含めて興味ありますね」一見ガス監督らしからぬサバイバル劇の様相を呈しながら、死にたがっていた2人の男が、生を渇望しはじめる姿を描く物語は、ミステリアスでありながらも温かい余韻が待っている。とはいえ、日本の観客にはちょっと引っかかる部分も。「最初にスクリプトを読んだ時に、僕もそれはありました。で、変えたんですけど(笑)。でも、ガスがこだわったラストに合わせて元に戻した。逆に謎かけみたいになっていて、これはありだなと」そう、劇中に登場する言葉やモチーフが物語の鍵になっている。そんな鍵を握るもう一人の人物が、ナオミ・ワッツ演じるアーサーの妻。アーサーは妻のことを何も知らなかったと自分を責めますが、謙さんはそんなことありませんよね?「いや、知ってるつもりだったんだけど、全然知らないということはあるかもしれない。結局、どんなにわかりあったつもりでいても、いい意味で他人だし、違う人間なんだよね。だから興味もあるし、一緒にいても飽きないんですよ(笑)」◇わたなべ・けん‘15年のトニー賞ミュージカル部門主演男優賞にノミネートされた『王様と私』が、この春に再演され話題を呼んだ。映画『怒り』(李相日監督)は9月17日公開。◇脚本のクリス・スパーリングは『リミット』で脚光を浴びた注目株。監督/ガス・ヴァン・サント出演/マシュー・マコノヒー、渡辺謙、ナオミ・ワッツほか4月29日、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開。(C)2015 Grand Experiment, LLC.※『anan』2016年4月27日号より。写真・丸尾和穂(KiKi inc.)スタイリスト・馬場順子ヘア&メイク・筒井智美(PSYCHE)インタビュー、文・杉谷伸子衣装協力・GUCCISalvatore Ferragamo
2016年04月21日ウルトラスーパーピクチャーズは、新海誠氏原作のTVアニメ「彼女と彼女の猫 -Everything Flows-」の制作に使われた資料や原画などを展示する企画展を開催する。会期は4月9日~6月19日(水曜休館、ただし5月4日は開館)。開館時間は10:00~18:00(最終入館は17:30)。会場は京都府・烏丸御池の京都国際マンガミュージアム 2Fギャラリー4(旧・龍池小学校跡地)。観覧無料(ミュージアムへの入場料は別途必要)。同展は、新海誠氏の自主制作アニメーション作品「彼女と彼女の猫」を原作として、今年3月にTOKYO MX・BS11で放送されたTVアニメ「彼女と彼女の猫 -Everything Flows-」(全4話)の制作で使われた資料や原画などを展示する企画展。同アニメの設定資料や背景画、動画(原画や中割も含む)、線撮(アフレコ時に声優が声を当てる映像)、制作スタッフのインタビューなどが公開されるほか、猫をキーワードにしたマンガ特集コーナーが用意されるという。また、5月3日(14:00~16:00)には関連イベントとして、同アニメの監督である坂本一也氏が出演するトークセッション「カノ猫EFができるまで」が開催される。会場は同館1F 多目的映像ホール。参加希望者は、当日10:00よりミュージアム館内にて配布される整理券を入手する必要がある(事前申込不要、定員200名の先着順)。なお、同展の観覧ならびに関連イベントの参加は無料だが、京都国際漫画ミュージアムの入場料(大人800円 / 中高生300円 / 小学生100円)は必要となる。
2016年03月30日俳優の渡辺謙が、自身の主演するミュージカルを観劇した女優のメリル・ストリープから賛辞を受けたことを明かした。渡辺さんは9日(日本時間)から米ニューヨークでミュージカル「王様と私」に出演中。2015年に王様(シャム王)役で初主演を務め、トニー賞ミュージカル部門で主演男優賞に日本人として初めてノミネートされた。その再演となる主演舞台を、過去に3度オスカー像を手にしている名女優のメリルが観劇に来場したことを渡辺さんは27日にTwitterで報告。楽屋で撮影したツーショット写真を公開した。普段は滅多に出演者の楽屋を訪ねることはないというメリルだけに、訪問を受けた渡辺さんは「相当楽しんで頂けた様です!!」と感激。「『最後は本当泣けたわ!』と。嬉しい言葉を貰いました」と名女優からの言葉を喜ぶとともに、「バックステージも大騒ぎになってましたよ」と状況を明かした。(花)
2016年03月28日『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』の新海誠監督の新作映画『君の名は。』のポスターとシーン画像が公開になった。『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』の田中将賀がキャラクターデザインを手がけている。その他の画像本作は、田舎町で暮らす高校生・三葉と、彼女が夢の中で見た東京で暮らす高校生・瀧が主人公のドラマ。神木隆之介が立花瀧の、上白石萌音が宮水三葉の声を演じ、『千と千尋の神隠し』『思い出のマーニー』の安藤雅司が作画監督を務めている。このほど公開になったポスターは瀧と三葉が美しい風景の中に立っている姿を描いたもので、これまでの新海作品と同様に、徹底的にこだわりぬかれた背景の美しさ、光の処理が印象的な画像だ。新海監督は「田中将賀さん・安藤雅司さんの手により、顔の表情だけでなく、しぐさなども含め、アニメーションとして表情豊かに活き活きとした格好良さや可愛さが表現されていますので、ぜひご期待ください」と語り、神木は「瀧のビジュアルを見ることで、純粋に作品として本編が完成することが楽しみになりました」、上白石は「今回初めて瀧と三葉の顔を見ましたが、ふたりの表情がすごく豊かで、一日も早く三葉を演じたいと思いました」とコメントしている。新ビジュアルを使用したポスターとチラシは4月16日(土)から全国の映画館に順次掲出予定。8月の公開に向けて、注目が高まりそうだ。『君の名は。』2016年8月 全国東宝系公開
2016年03月24日俳優の渡辺謙が、妻で女優の南果歩に乳がんが見つかったことを渡米前日に聞かされ、ニューヨークでの主演ミュージカルへの出演を断念することも考えていたことを明かした。渡辺さんは自身が主演を務める米ブロードウェイミュージカル「王様と私」に当初3月1日より出演する予定だったが、渡米直前に受けた人間ドックで早期の胃がんと診断され、手術を療養のため渡米を延期していた。その際、人間ドックを強く勧めた妻の南さんに感謝の言葉をTwitterにつづっていたが、奇しくも時同じくして南さんも乳がんが見つかり、手術を受けていたことが17日(木)に明らかになった。妻の発表後、渡辺さんはTwitterで「夫唱婦随、こんなことでもあるんですね」と“奇縁”に驚くとともに、「渡米前日に検査結果を聞きNYは諦めようかとも」と今回のミュージカル出演を辞退する考えもあったことを明かした。同舞台は2015年に上演され、シャム王役を演じた渡辺さんはアメリカ演劇界で最も権威のある「トニー賞」のミュージカル主演男優賞でノミネートを果たしている。惜しくも受賞は逃したものの、日本人のノミネート自体が初という快挙だった。その舞台の再演となる今回、夫婦揃ってがん手術を行うという困難な状況に見舞われ、辞退を考えた渡辺さんの背中を押したのは南さんだったという。「自分のなすべき事のみをやってこいと背中を押されました」と、その言葉通り、渡辺さんは今月5日に渡米。3月17日(木)から出演する予定だったが、急遽9日に出演を果たした。渡辺さんは「お互い初期ということもありましたが、果歩の方が動揺は大きかったと思います」と、乳がんの手術を受けた妻を思いやり、「どうか静かに療養させてやって下さい」と呼びかけた。(花)
2016年03月17日女優の南果歩が、今月11日に乳がん手術を受けていたことが分かった。17日(木)に自身のブログで明かした。南さんに乳がんが見つかったのは、奇しくも夫で俳優の渡辺謙に人間ドッグを勧めたことがきっかけだった。その人間ドックで渡辺さんは早期の胃がんが見つかり今年2月に手術を受けた。奇跡的とも言えるほど早期の発見だったことに、当時渡辺さんはTwitterで人間ドックを勧めてくれた妻への感謝の言葉をつづっていた。しかし南さんは、今回のブログで「私の助言から人間ドックを受けたことで謙の命を救ったのではなく、私の方こそ謙の病から救われた命です」と夫への感謝の言葉をつづった。南さんは渡辺さんの入院中、病院で寝泊まりする合間を縫って、自身も人間ドックを受けたという。それはこれからニューヨークでのミュージカル出演のため海外へ発つ夫を安心させるためにと受けたものだったが、検査の結果、乳がんステージ1の診断が下った。「『まさか、私が』これがその時の正直な気持ちです」とその当時の思いをふり返った南さん。「しかし、人間ドックを偶然受ける機会があった私は幸運なんだ、見つけて頂いた事が奇跡なんだと自分に言い聞かせドラマの収録を終えた後、病院に速やかに体制を取って頂き3月11日に手術を受けました」と報告した。早期発見ではあったが、手術を受けたことでの心身のダメージは決して小さくはないようで、「乳癌という病には病巣を取り除いただけでは済まないデリケートな問題を多分に含んでいることを、実際に自身が当事者になって初めて理解しました。まだまだ乳癌という現実を受け入れるのには時間が必要です」と、気持ちの整理はまだついていない様子。「『命には限りがある』ということを、身をもって知る機会にもなりました。皆さんもご自身で機会を作り検診を是非受けてください、大切な人を悲しませないためにも」と呼びかけた。(花)
2016年03月17日アカデミー俳優マシュー・マコノヒーと国際派スターとして活躍を続ける渡辺謙、2人の名優が初めてタッグを組み、青木ヶ原の樹海を舞台に描く美しく不思議なミステリー『追憶の雨』。このほど、渡辺さんのコメント付きの本作の予告映像と場面写真が到着した。富士山の北西に広がる、青木ヶ原の樹海を人生の終着点にしようと決めて日本にやって来たアメリカ人アーサー(マシュー・マコノヒー)。原生林が鬱蒼と生い茂る森の中で出会ったのは、樹海の出口を求めて彷徨う日本人タクミ(渡辺謙)だった。怪我を負い、寒さに震えているタクミをアーサーは放っておくことができず、一緒に出口を探して歩き始めるが、まるでその魔力に囚われてしまったかのように、2人は森を脱出することができずにいた。ともに森を彷徨い歩くうちに、アーサーは樹海にやって来るまでの心の内を吐露し始める…。今回到着した映像は、まず冒頭に渡辺さんのコメントからスタート。穏やかな笑みとともに「愛は思わぬところで、あなたを待っています」と意味深に語りかけている。続いて始まる予告映像では、アーサーが青木ヶ原の樹海でタクミに出会い、道に迷ったタクミを出口まで連れ出すために、2人で森を彷徨う様子が、ガス・ヴァン・サント監督の視点からどこか神秘的で美しく映し出されている。また、回想シーンとして、場面写真にも登場する妻・ジョーン(ナオミ・ワッツ)を慈しむアーサーの姿も描かれており、彼の背負う過去が気になるところだ。なぜ、アーサーとタクミは樹海を訪れることになったのか?2人が彷徨う森にはどんな秘密が隠されているのか?そしてアーサーが見せた涙の理由とは?本作の結末には、思わず息を呑むような驚きと、温かな感動が待っているというが…。マシューと渡辺さん、さらにナオミ・ワッツという実力派キャストで紡がれる神秘的な物語を、まずはこちらの映像から確かめてみて。『追憶の森』は4月29日(金・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月19日アカデミー俳優マシュー・マコノヒーと、日本を代表する国際派スター渡辺謙が初共演を果たす『追憶の森』。この度、本作の公開日が4月29日(金・祝)に決定。併せて、本作のポスタービジュアルが解禁された。舞台は富士山の北西に広がる青木ヶ原の樹海。そこを人生の終着点にしようと決めて日本にやって来たアメリカ人アーサー(マシュー・マコノヒー)は、原生林が鬱蒼と生い茂る森の中で、出口を求めて彷徨う日本人タクミ(渡辺謙)と出会う。怪我を負い、寒さに震えているタクミをアーサーは放っておくことができず、一緒に出口を探して歩き始める。しかし、まるで森の魔力に囚われてしまったかのように道はどれも行き止まりで、方向感覚を失った2人は厳しい自然との闘いを強いられる。その過酷な状況下、運命共同体となったタクミに心を開いていくアーサー。やがて彼は、樹海への旅を決意させたある出来事を語り始める…。アーサーを演じるのは、『マジック・マイク』『インターステラー』など数々の映画に出演するアカデミー俳優マシュー。罪悪感と喪失感を抱えて樹海へ足を踏み入れたアーサーが救いの光を見出すまでの旅路を人間味たっぷりに演じている。そんなアーサーと森の中で出会うタクミには、近年映画のみならずNYブロードウェイの舞台にも挑戦し、ミュージカル「王様と私」では、トニー賞・主演男優賞ノミネートにも輝く渡辺さん。弱く傷ついた人物でありながらアーサーの魂を解放へと導いていく不思議な役どころを、存在感満点に演じている。さらに、ドラマの謎解きの要ともいうべきアーサーの妻・ジョーン役には、『インポッシブル』でオスカー候補になった演技派女優のナオミ・ワッツが好演。また、監督には、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』『ミルク』のガス・ヴァン・サントが務めている。今回到着したビジュアルは、舞台となる樹海を背景に、アーサーとタクミ、アーサーの妻・ジョーンの姿が映し出されている一枚。キャッチコピーの「愛は思わぬところで、あなたを待っている。」の文字が中央に書かれ、この3人が物語の中でどのように交わっていくのか、想像をかきたてる仕上がりとなっている。また、実力派俳優が一同に会した本作は、2014年の「カンヌ国際映画祭」で製作を正式に発表すると、映画祭が閉幕する頃には、実質的に世界中へのセールスは完売状態になったといい、マシューが、「ここ5年間で読んだ中でも最高の脚本だ」と絶賛していることからも、まさに理想的なキャストと強力な題材が見事に合わさった作品となっている。演技力と存在感で映画界に確固たる地位を築いた2人が初めてタッグを組んだ本作。豪華キャストが織りなす感動に満ちた泣けるミステリーにさらなる期待が膨らみそう。『追憶の森』は4月29日(金・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年01月18日マシュー・マコノヒーとの渡辺謙が共演を果たす『The Sea of Trees』(原題)の邦題が『追憶の森』に決定。この度、本作に出演する豪華キャスト陣が映し出された場面写真が解禁となった。そこを人生の終着点にしようと決めて日本にやって来たアメリカ人アーサーは、原生林が鬱蒼と生い茂る森の中で、出口を求めて彷徨う日本人タクミと出会う。怪我を負い、寒さに震えているタクミをアーサーは放っておくことができず、一緒に出口を探して歩き始める。しかし、まるで森の魔力に囚われてしまったかのように道はどれも行き止まりで、方向感覚を失った2人は厳しい自然との闘いを強いられる。その過酷な状況下、運命共同体となったタクミに心を開いていくアーサー。やがて彼は、樹海への旅を決意させたある出来事を語り始める…。『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』『ミルク』のガス・ヴァン・サントが、富士山の北西に広がる青木ヶ原の樹海を舞台にメガホンを取る本作。すでに、第68回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で上映され、大きな話題を集めた本作の邦題が『追憶の森』に決定し、2016年GWに公開される。出演に、『ダラス・バイヤーズクラブ』でアカデミー主演男優賞を受賞したマシューが、罪悪感と喪失感を抱えて樹海へ足を踏み入れたアーサーを演じ、アーサーと森の中で出会うタクミを、近年映画のみならずNYブロードウェイの舞台にも挑戦し、トニー賞主演男優賞ノミネートにも輝く渡辺さんが演じる。さらに、ドラマの謎解きの要ともいうべきアーサーの妻・ジョーン役を『21グラム』『インポッシブル』でオスカー候補になった演技派女優のナオミ・ワッツが務める。今回解禁された場面写真では、物思いにふけ樹海にたたずむアーサーをはじめ、汚れた姿で森を彷徨う日本人のタクミ、そして、物憂げに目を伏せるアーサーの妻・ジョーンと、本作の中心となる3人の姿が映し出されている。カンヌ国際映画祭上映時にはブーイングが沸き起こるなど、大きな注目を集めた本作。豪華キャストと渡辺さんの共演による“泣けるミステリー”として、日本でも話題を呼びそうだ。『追憶の森』は2016年GW公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月28日劇場アニメーション『君の名は。』の制作発表会見が12月10日(木)、東京・有楽町の東宝で行われた。会見には、新海誠監督をはじめ、本作で声の出演を務める俳優・神木隆之介、女優・上白石萌音らが出席した。山深い田舎町に暮らす女子高生・宮水三葉(上白さん)と、東京に暮らす男子高校生・立花瀧(神木さん)。夢でお互いと出会い、世界の違う二人の隔たりと繋がりから生まれる、恋と奇跡の物語が描かれている。『言の葉の庭』以来、新海監督の3年ぶりの新作となる本作。キャラクターデザインを務めるのは、『心が叫びたがってるんだ。』のアニメーター、田中将賀。作画監督には『千と千尋の神隠し』や『思い出のマーニー』を手掛けた安藤雅司を迎えた。新海監督は、「今まで憧れていた方たちと一緒に創らせてもらっているので、隣の席から聞こえてくる鉛筆の音、紙の音を聞くだけで泣けてくるほど嬉しい」と感無量の様子だった。『ほしのこえ』以来、述べ14年間ラブコールを送り続けていた、という東宝株式会社・川村元気プロデューサーは、「深海誠のビュジュアルセンスと、田中さん、安藤さんの力がかけ合わさり、今までの日本アニメーションの集大成になるのではないか」と期待を寄せた。立花瀧の声を担当した神木さんは、「深海監督の作品は別の世界へ連れて行ってくれそうな空の色が好きなんです。携われることはとても嬉しいですが、大好きだからこそ、プレッシャーがとてもあります」と話し、『言の葉の庭』を観て以来、舞台である新宿御苑に通い詰めていたことも明かした。オーディションで役を射止めた上白石さんについて深海監督は、「三葉がいる!って思ったんですよね。最初から何のズレもなくハマっていました」と話し、上白石さんは恐縮しながらも、「気が早いですが、もう公開が待ち遠しいです」とにっこり笑顔を見せた。新海監督と二人三脚で制作を続けていたコミックス・ウェーブ・フィルム株式会社・川口典孝プロデューサーは、「新海史上、最高傑作になる」と話し、新海監督も、「分不相応な大きな舞台でプレッシャーもありますが、2010年代の日本を代表するアニメーションになるんだ、と自分たちが確信を持って作っています」と力強く語った。『君の名は。』は2016年8月、全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月10日アニメ界の次世代エースとして、注目を集める新海誠監督の最新作『君の名は。』が2016年8月に全国東宝系で公開されることが明らかになった。12月10日に、東京・日比谷の東宝本社で製作発表会見が行われ、新海監督をはじめ、声優を務める神木隆之介、上白石萌音が出席。現在6月の完成を目指し、現場を指揮する新海監督は「(東宝の夏休み興行という)大きな舞台は身分不相応だが、胸を張って、2010年代を代表する日本のアニメ映画になると確信している」と自信を示した。その他の写真繊細なドラマ性と映像美を追求し『ほしのこえ』(2002)、『秒速5センチメートル』(2007)、『星を追う子ども』(2011)と意欲作を次々と発表。自身最大のヒットを記録した『言の葉の庭』(2013)が独シュトゥットガルト国際アニメーション映画祭で、長編アニメーション部門のグランプリに輝き、国内外の評価を決定づけた新海監督が満を持して、3年ぶりとなる新作『君の名は。』を発表する。寝ている間に見る夢を通して、不思議な出会いを遂げる高校生の男女が、恋と奇跡を経験するという新海ワールド全開の青春ストーリーで、「古今和歌集に登場する小野小町の和歌から着想を得た」(新海監督)。キャラクターデザインを手がけるのは、“あの花”で旋風を巻き起こした田中将賀。また、『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『思い出のマーニー』といったジブリ作品で手腕をふるった安藤雅司が作画を担当する。作品を盛り立てる豪華なスタッフ陣に、新海監督は「憧れの皆さんとご一緒し、鉛筆を走らせる音、ページをめくる音を間近に聞くだけで泣けてきますね。プレッシャーや緊張もありますが、幸せな現場」と感無量の面持ち。宮崎駿、細田守に続く存在として脚光を浴びるが、「お二人とも雲の上の存在。話題に挙げていただくだけで、光栄です」と背筋を伸ばした。宮崎&細田両作品で声優経験をもつ神木は、「大好きな新海監督の作品に携わることができて幸せです」と満面の笑み。役柄の設定上、女性言葉を発する場面もあり「どうしましょう(笑)。まだ具体的には考えていませんが、監督に納得していただけるまで何度でもやります!」と意欲を燃やした。一方、上白石は「不安と期待がごちゃまぜの状態。気が早いですが、公開されるのが楽しみ」と胸を高鳴らせた。『君の名は。』2016年8月 全国東宝系でロードショー取材・文・写真:内田 涼
2015年12月10日6月8日(現地時間)、アメリカ演劇界で最も権威のある「トニー賞授賞式」が開催された。「王様と私」で主演を務めた渡辺謙は、ミュージカル主演男優賞でノミネートを果たしたが、惜しくも受賞を逃す結果となった。舞台「王様と私」は3月12日からプレビュー公演がスタート。4月16日に正式な初日を迎え、リンカーン・センター、ヴィヴィアン・ボーモント劇場にて上演。共演のケリー・オハラは、今回のアンナ役を含めてトニー賞ノミネート6回目に実力の持ち主でもある。トニー賞主演男優賞に日本人がノミネートされたのは今回が初。俳優部門で日本人がノミネートされたのは39年ぶりとなる。過去には1959年に「フラワー・ドラム・ソング」でミヨシ梅木がミュージカル主演女優賞にノミネート、1976年に「太平洋序曲」で佐藤功がミュージカル助演男優賞にノミネートしている。しかし、両名とも受賞は逃している。今回行われた授賞式で渡辺さんとケリーは「王様と私」より、「Getting to Know You」、「Something Wonderful」、「Shall We Dance?」のパフォーマンスを披露し、会場を沸かせた。惜しくも主演男優賞は逃したが、「王様と私」は「ミュージカル・リバイバル作品賞」「ミュージカル主演女優賞」「ミュージカル助演女優賞」「ミュージカル衣装デザイン賞」の4部門受賞という快挙を達成。渡辺さんは、7月中旬までの公演に出演する予定だ。今回最多受賞を果たしたのはミュージカル部門「ファンホーム」、演劇部門「夜中に犬に起こった奇妙な事件」で同数、5部門受賞となる。<そのほか主な受賞結果一覧>演劇作品賞:「夜中に犬に起こった奇妙な事件」ミュージカル作品賞:「ファン・ホーム」演劇リバイバル作品賞:「スカイライト」ミュージカル・リバイバル作品賞:「王様と私」演劇主演男優賞:アレックス・シャープ「夜中に犬に起こった奇妙な事件」演劇主演女優賞:ヘレン・ミレン「ザ・オーディエンス」ミュージカル主演男優賞:マイケル・セルヴェリス「ファン・ホーム」ミュージカル主演女優賞:ケリー・オハラ「王様と私」(text:cinemacafe.net)
2015年06月08日5月16日(現地時間)、マシュー・マコノヒー、渡辺謙が共演した話題作『SEA OF TREES』(原題)が第68回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で上映された。渡辺謙はブロードウェイで「王様と私」に出演中のため残念ながらカンヌには参加できなかったが、マシュー、ナオミ・ワッツ、監督のガス・ヴァン・サントがレッドカーペットに登場した。映画の舞台は、自殺の名所、富士山麓の青木ヶ原。妻(ナオミ・ワッツ)を失ったアーサー(マシュー・マコノヒー)が命を絶とうと青木ヶ原を訪れるが、そこで瀕死の日本人男性タクミ(渡辺謙)と出会い、脱出を試みる…というドラマ。日本人には非常になじみのある題材であり、展開なのだが、死に場所を求めてアメリカから日本まで行くという行為が西洋人には理解されにくいようで、プレス上映では今年初のブーイングが出たりもした。公式記者会見でアジア系記者が「私は泣いてしまったが、同僚は違ったようだ」と言ったことろ、マシューは「誰にでもブーイングをする権利はあるさ。スタンディング・オベーションをするのと同じくらいにね」と答え、さほど気にしていない様子。「撮影中は僕自身も、分からない部分があったのは事実だ。しかし完成した映画を僕はとても気に入っているし、こうしてカンヌにやってこれて、幸せだよ」とも語った。ガス・ヴァン・サントは最高賞パルムドールを受賞した『エレファント』の上映時のことを思い出したそうで、「今日と明日で評判が変わることはよくわることだ。『エレファント』も賛否両論が激しく、会場の前で殴り合いの大げんかをした人までいた」と笑っていた。舞台は富士山の樹海=SEA OF TREESだが、マシューたちが日本にいたのは3日間程度で、森の中のシーンはほとんどアメリカで撮ったという。いずれにせよ、今年のカンヌでもっとも話題の映画なのは間違いない。実際、いままでもプレスからブーイングを受けた作品がパルムドールやグランプリに輝いた例はいくつもある。審査員たちがどう評価するかが楽しみだ。(photo / text:Ayako Ishizu)
2015年05月19日第86回アカデミー賞にて主演男優賞を受賞したマシュー・マコノヒーと、映画のみならず舞台においても国際的に活躍を続ける渡辺謙が初共演を果たした、ガス・ヴァン・サント監督最新作『The Sea of Trees』(原題)の日本公開がこのたび決定した。人生に失望し、自分の命を絶つ為、自殺の名所として有名な富士の樹海にやってきたアメリカ人男性アーサー(マシュー・マコノヒー)。森林の奥地までたどり着くものの、同じ目的でその場所を訪れていた日本人男性タクミ(渡辺謙)に出会う。その彼は、一時自殺を決意したが、その気持ちを変え妻子の元へ戻ろうとしており、樹海から抜け出すために助けを求めてきた。怪我を負っているタクミを放っておくことも出来ず、自殺を遮られたことでアーサー自身も死ぬことを決意するまでの出来事を考え直すようになる。アーサーとタクミは互いの事を打ち明けつつ、極寒の森を脱出するための、サバイバルな旅が始まり、人生を見つめ直すようになる――。『グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち』、『ミルク』で知られるガス・ヴァン・サント監督がメガホンを握り、『ダラス・バイヤーズクラブ』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したマシュー・マコノヒーが主演を務める本作。さらに、『ラスト・サムライ』で助演男優賞にノミネートされ、現在NYブロードウェイで上演中の「王様と私」ではトニー賞主演男優賞にもノミネートをした渡辺謙がマシューと初共演を果たすことになる。ハリウッド業界内で製作前の脚本の人気投票が行われる「Blacklist」。過去には『スラムドッグ$ミリオネア』、『英国王のスピーチ』、『アルゴ』等、アカデミー賞作品賞に輝く作品が存在した。そして2013年度の「Blacklist」に選出されていた脚本の映画化が、本作となる。本作は本年度カンヌ国際映画祭のコンペティション部門にて5月16日(現地時間)の正式上映も決定。アカデミー賞俳優と日本を代表する名優、そして名匠ガス・ヴァン・サントによって作り出される物語はいったいどんな作品になるのか?続報を楽しみに待ちたい。『The Sea of Trees』(原題)は2016年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月08日俳優の渡辺謙が、アメリカの演劇・ミュージカルにおける最高峰の権威である第69回トニー賞のミュージカル主演男優賞にノミネートされたことが29日、明らかになった。『王様と私』でミュージカル主演男優賞にノミネートされた渡辺は、ノミネートの知らせを受け「アメリカでの初舞台でノミネートして頂いたことを誇りに思っています。The King and I の カンパニー、バートレット・シャー、ケリー・オハラが大きな力をくれました」とコメント。ブロードウェイ初挑戦にして受賞の快挙に期待がかかる。ほかにもミュージカル『ザ・ラスト・シップ』でスティングがオリジナル楽曲賞に、『エレファント・マン』でブラッドリー・クーパーが演劇主演男優賞に、『オーディエンス』でヘレン・ミレンが主演女優賞と、気になるノミネーションが目白押し。番組では案内役に宮本亜門、八嶋智人、スペシャルサポーターに井上芳雄を迎え、授賞式の興奮の模様を余すところなく伝えていく。なお、WOWOWでは「第69回トニー賞」の授賞式を独占生中継。『生中継!第69回トニー賞授賞式』はWOWOWプライムにて6月8日(月曜 8:00~)に同時通訳で生放送。字幕版はWOWOWライブにて6月13日(土曜 20:00~)放送。
2015年04月29日JALは12月15日より、現在ドイツのサッカーチーム「アイントラハト・フランクフルト」に所属し、サッカー日本代表としても活躍している長谷部誠選手を起用したショートムービー、「挑戦を続ける人 長谷部誠篇」をYouTubeで公開している。JALは現在、失敗を恐れず新しいことに取り組んでゆく「チャレンジJAL」を宣言している。チャレンジを続ける企業として、同じく不断のチャレンジによりキャリアを築き上げてきた長谷部選手を応援するとともに、JALグループ全社一丸となって「チャレンジJAL」を推進している。今回の動画は、静岡県藤枝市の全面的な協力のもとで作成。常に勇気を持って新しい道に挑む長谷部選手をその生い立ちから現在、そしてこれからを描くショートムービーとなっている。ストーリーは、長谷部選手が初めてサッカーボールに触れた1985年の静岡県藤枝市から始まる。小学校から高校まで、サッカーが好きで好きでたまらない少年の道のりは決して平坦ではなく、何度も挫折を味わい、周囲の止める声も少なくなかったという。そんな長谷部選手のプロ入りの決意を後押ししてくれたのは、ある人の「男なら挑戦するべきだ」の言葉。それ以来、どんなに苦しくても、どんなに報われなくてもチャレンジしようという強い気持ちがいまの長谷部選手を創り上げてきた。ショートムービーは12月15日より、YouTubeのほか、JALホームページやFacebookでも公開している。
2014年12月16日資生堂ギャラリーは、昨年永眠したグラフィックデザイナー兼アートディレクターの中村真の没後初となる回顧展「中村誠の資生堂 美人を創る」を開催している。6月29日まで。本展では、資生堂のイラスト広告を写真広告へと転換させた中村の創作プロセスを、自宅に遺されていた記録写真や校正刷りポスターなどの未公開資料を交えながら展示。モデルに山口小夜子を起用した香水の広告など、数々のポスターも紹介する。デザイン評論家の柏木博、グラフィックデザイナーの佐藤卓と松永真を迎えてのトークショーも6月22日の14時より資生堂銀座ビル3階の花椿ホールにて実施(申し込み制)。中村は1926年岩手生まれ。東京美術学校(現・東京藝術大学)を卒業後し、49年に資生堂に入社。写真を用いた写真表現で頭角を表し、50年代半ばから80年代まで多くの広告を製作した。資生堂の宣伝部政策室長から顧問までを務め、国際グラフィック連盟などで幅広く活動し、93年に紫綬褒章受章。2013年6月永眠。【イベント情報】「中村誠の資生堂 美人を創る」展会場:資生堂ギャラリー住所:東京都中央区銀座8-8-3東京銀座資生堂ビル地下1階会期:6月3日から6月29日時間:11:00から19:00(日曜日は18:00まで)休館日:月曜日入場無料
2014年06月10日戦前のイラスト広告を写真へ資生堂ギャラリー(東京都中央区)で昨年永眠した中村誠氏の回顧展「中村誠の資生堂 美人を創る」が開催される。中村誠氏は資生堂の広告を数多く手がけてきたグラフィックデザイナーでアートディレクター。1949年に資生堂に入社してから戦前の資生堂のイラスト広告を写真広告へ転換させた人物として知られている。ただ単にイラストから写真へ変えただけでなく、その仕事内容は実に繊細なもの。中村氏は生前「計数に表現することのできない表情とか、雰囲気、空気感を大切にしてきた」と語っていた。資生堂が確立していた独自のイラスト広告の伝統を受け継ぎながら、製版の工夫、大胆なトリミングといった手法により広告を進化させていった。(画像はプレスリリースより)「一業、一社、一生、一広告」中村氏が築いたスタイルは他の人ではできなかったということは、こんなエピソードからうかがえる。「一業、一社、一生、一広告」、これは中村氏が企業デザイナーとして掲げていたモットー。「企業のアイデンティティーをビジュアライズするのがアートディレクターの仕事」と語っており、生涯、企業イメージの創出に力を注いだ。そんな実直な意識のもと生み出された広告だからこそ、見る人に深い印象を与えるものになったのだろう。中村氏の広告は国内だけでなく海外でも賞を得るなど世界的に高く評価されている。回顧展は2014年6月3日(火)~6月29日(日)11:00-19:00 (日曜のみ11:00-18:00) 開催される。【参考】・株式会社資生堂 プレスリリース(PRTIME)
2014年05月30日ハリウッドに進出し、大成功した日本人俳優として後輩たちを牽引し続けている渡辺謙。その彼が、米「Marvel Studio」が企画している“『アベンジャーズ』の宇宙版”と言われる『Guardians Of The Galaxy』(原題)の有力候補のひとりに挙がっていることが、映画情報サイト「totalfilm.com」によって明らかになった。『Guardians of The Galaxy』と『アベンジャーズ』との大きな違いは、登場するスーパーヒーローたちの中に必ずしも人間の形を成していないメンバーがいることと、宇宙が舞台であること。昨年、米エンタメ情報誌「Entertainment Weekly」が紹介していたヒーローは5人。■スター・ロード:半人間、半エイリアンのハーフ。宇宙界の警察官で、特殊なコンバット・スーツに身を固め、2丁拳銃が目印。■ドラックス:元サックス奏者がナイフの達人として蘇った緑の戦士。■ロケット・ラクーン:ある狂人によって地球の廃棄物から生み出された遺伝子組み換え生物。■グルート:巨大な動く樹木。■マンティス:セクシーな虫型エイリアン。今回、渡辺謙のほか人気TVドラマ「Dr.HOUSE」のヒュー・ローリー、『ハリー・ポッター』シリーズのスネイプ役で知られるアラン・リックマン、さらに『シカゴ』(’02)でアカデミ賞ノミネートのジョン・C・ライリーの3人は、「Rhomman Dey」と呼ばれる惑星・ザンダーの軍のリーダー役でオファーされるのでは?と目されており、この顔ぶれを見ただけで重厚な演技が要求される役柄だと予想できる。映画『スーパー!』で監督・脚本家を務めたジェームズ・ガンがメガホンを取る本作。『ゼロ・ダーク・サーティ』のクリス・プラットがすでに“スター・ロード”に決定しているほか、『スタートレック』シリーズのゾーイ・サルダナの出演もうわさされている。いったいどのような顔ぶれのキャストが集結し、宇宙を守り抜くのか、期待が膨らむばかりだ。『Guardian Of The Galaxy』(原題)は2014年8月1日(現地時間)に全米公開予定。(text:Mieko Nakaarai)
2013年05月29日1992年に製作されたクリント・イーストウッド主演・監督作を、渡辺謙、柄本 明、柳楽優弥、忽那汐里、小池栄子、國村 隼、佐藤浩市らをキャストに再生させる映画『許されざる者』の第一弾ポスターが公開された。オリジナル版ポスターのイーストウッド同様、背を向けてじっと耐える渡辺の背中に思わず惹きつけられるデザインだ。その他の画像本作は、舞台を19世紀の北海道に変更し、かつては江戸幕府の残党として京都中にその名を轟かせるも、二度と刀を持たないと誓った男・釜田十兵衛(渡辺)が辿る数奇な運命と、暴力の連鎖を描き出す作品。物語の骨格はそのままに、オリジナルでイーストウッドが演じた役を渡辺が、モーガン・フリーマンの役を柄本明が、ジーン・ハックマンの役を佐藤浩市が演じる。約2か月に渡って根室、阿寒、知床、上川郡上川町など北海道にてオールロケを敢行し、先月27日にすべての撮影を終えた本作。渡辺は「強いか弱いか、ヒーローかアンチヒーローかだけでは無くて、十兵衛の中にあるものを音符として奏でないという、感情としてあまり表現しない所を監督も僕も狙っていた気がします。こう思ったから、こう表現するだけでないもの、その奥に何があるのか?みたいな事をいつも考えていました」と振り返る。ちなみにポスターに写る渡辺の背中は深い影が落ちているだけだが、じっくり眺めることで、主人公の抱えている苦悩や過去が浮かび上がってきそうだ。渡辺はさらに「十兵衛という男は人を殺したという呪縛から解き放たれないし、ずっとそれを背負うんですけど、でも人はそれぞれが“許されないもの”を背負って生きていくような気がするんですよね。そういう部分が共鳴していただけるんじゃないかなって思っています」と語る。メガホンを執った李相日監督はすべての撮影を終え「沢山のスタッフとキャストが二か月を超える撮影に費やした労力は、間違いなく映画の力となってフィルムに焼き付いていると信じます」と語るも「感傷に浸るより、撮影でやり残したものを編集や仕上げ作業でどれだけ挽回できるかに気を向かわせねばならず、やり切ったと言うにはまだまだでしょう」とコメント。極寒の地で撮り上げたフィルムは今後、仕上げ作業を経て来年9月13日(金)から全国公開される。『許されざる者』2013年9月13日(金) 全国ロードショー『許されざる者〈1992年〉』ブルーレイ 2500円(税込)DVD 1500円(税込)ワーナー・ホーム・ビデオ
2012年12月05日俳優・渡辺謙が12年ぶりに舞台に立つ。渋谷・パルコ劇場の40周年を記念した第1弾『ホロヴィッツとの対話』に主演することが発表された。作・演出は三谷幸喜。同劇場に渡辺が出演するのは実に28年ぶりとなる。本作は、ピアノ調律師として20世紀のピアノの巨匠たちの演奏を支え続けたフランツ・モアと、彼が支えたピアニストのひとり、ウラディミール・ホロヴィッツとの、ある一夜の会話を描くもの。三谷のライフワークともいえる光の中を生きる表舞台の人とその光を支えるバックステージの人のドラマで、海外芸術家シリーズの新作となる。公演は来年2月と3月、東京と大阪で開催される。三谷と渡辺はこの舞台への思いについてそれぞれコメントを寄せた。三谷幸喜のコメント「世界の謙さんが、渋谷の謙さんになってパルコ劇場に帰って来ます。僕は舞台俳優としての謙さんの大ファンです。スクリーンの謙さんも素敵だけど、舞台の上の存在感は凄いです。ダイナミックで暖かくて格好良くて茶目っ気たっぷりな、生・謙さんをぜひ劇場に観に来て下さい。特にクリント・イーストウッドとクリストファー・ノーランには観て欲しいな。自分たちが俳優渡辺謙について、実はまだ半分しか知らなかったことに気づくはずですから」。渡辺謙のコメント「12年ぶりの舞台をやることになりました。前回も13年ぶりでした。人々が忘れ去った頃に出てくる“蝉”のようです。俳優の基礎を作ってくれた舞台に久しぶりに上がるのは、緊張とか興奮を越えた恐れのようなものを感じます。それを乗り越える気になったのは、三谷君とパルコのおかげです。三谷君は、彼がTVの脚本家としてデビューした頃からの友人です。パルコ劇場は僕のデビュー作『下谷万年町物語』そしてその後のTV、映画への大きなステップとなった『ピサロ』と節目節目でお世話になった劇場です。その40周年記念作品の1本に出演できることに不思議な力を感じたからです。でも、その恐れが今、消えたわけではありません。ようやく地上に上がって来た“蝉”がその恐れにおののきながら鳴いている姿をぜひ見ていただけたらと思っています」。『ホロヴィッツとの対話』は東京・パルコ劇場にて2013年2月9日(土)から3月10日(日)まで、大阪・シアターBRAVA!にて3月13日(水)から31日(日)まで上演する。なお、公演の詳細は10月上旬、公式HP等で発表される。
2012年09月26日スズキは6日、都内で新型「ワゴンR」「ワゴンRスティングレー」のお披露目および新テレビCM発表会を開催した。新CMに出演する俳優の渡辺謙さんがゲストとして登壇した。6日発売の新型「ワゴンR」、19日発売の新型「ワゴンRスティングレー」の概要は本誌既報の通り。新型「ワゴンR」では、独自の減速エネルギー回生技術「エネチャージ」をはじめ、先進的な技術を搭載したことで、28.8km/リットルの低燃費を実現したという。渡辺さんが出演する新CMでは、減速の力を利用して発電する「エネチャージ」などのハイスペックなエコテクノロジーが搭載されたことを、インパクトをもって伝える内容に。渡辺さんの手から力強く電力が放たれるシーンも注目だ。新CMの感想を聞かれた渡辺さんは、開口一番、「ビリビリしてましたね~(笑)」とコメント。撮影現場に置かれた「ワゴンR」にも試乗したとのことで、「僕は(身長が)183cmくらいあるんですけど、運転席に座っても全然違和感がない。後部座席も楽に座れるだけのスペースがあって、『これはいいな!』と。早速購入しました」と明かした。渡辺さんはスズキの車がすっかり気に入った様子で、「僕みたいな大きい男が、こういう小さい車に乗ってもおしゃれかなと思って。これでちょっと現場にも入ってみます」と語った。旧タイプの「ワゴンR」も運転したという。「嫁さん(女優の南果歩さん)と2人でドライブして、『後ろも広いから乗ってみな』と言ったら、嫁さんが後ろであぐらをかいていました(笑)」と夫婦のエピソードも披露しつつ、「ドライブしながら音楽を聴いたり、いろいろ考えたりするのは自分にとっていい時間だと思う」との発言も。プライベートでドライブ中に聴く音楽について聞かれると、「最近オヤジになってきたのか、1970~1980年代の(吉田)拓郎さんの (井上)陽水さんを聴くこともありますね」と答えた。ちなみに、渡辺さんは役者として撮影に臨むにあたり、毎回テーマソングを決めているという。間もなく北海道ロケが始まる映画『許されざる者』(クリント・イーストウッド監督作品のリメイク。2013年秋公開予定)については、「ハードなアクション映画なので、U2とかエリック・クラプトンのような男っぽい曲になるかも」と話していた。渡辺謙さんが出演する新型「ワゴンR」新CMは7日18時よりオンエア。なお、新型「ワゴンRスティングレー」については、冨永愛さん、山田優さん、道端ジェシカさんがイメージキャラクターに選ばれている。ヘッドランプに装備されたLEDイルミネーションの”目力”と、トップモデルの”目力”を重ね合わせての起用だという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月07日