2月21日、作詞家・秋元康(59)と吉本興業の共同プロジェクトとしてアイドルユニット「吉本坂46」が結成されることが明らかになり、Yahoo!検索ランキング1位に「吉本坂46」「吉本坂」「吉本興業」がランクインし話題となっている。 都内にて株式会社よしもとクリエイティブ・エージェンシーが会見を行い、秋元とタッグを組み「吉本坂46」を発足させることを発表した。秋元がプロデュースするアイドルユニット「乃木坂46」「欅坂46」に続く坂道シリーズ第3弾となる。また、ソニーミュージックからメジャーデビューが決まっている。 応募資格は同社所属の芸人、落語家、文化人、俳優、タレント、スポーツ選手ら約6,000人が対象。芸歴や性別、年齢は不問とし、ユニット芸人の個人による応募も可能だというが、同じく秋元氏プロデュースの48グループ「NMB48」メンバーは応募対象には該当しないという。 秋元は「この度、(吉本興業の)大崎社長のほうからお話がございまして、乃木坂46、欅坂46につづく、グループを吉本でも作りたい、ということで吉本の芸人の皆さんにご協力をいただいて、吉本坂46を作りたいと思います。」と結成理由を明かした。 また、「吉本坂が、乃木坂、欅坂のように本当にあるかは分かりませんが、人気も上り坂、下り坂、いろいろあるように、きっと吉本坂にも坂があるのでしょう。ですから、吉本坂46、これをプロデュースしたいと思います。最強のグループを作りたいと思います」とコメント。今後、オーディションを経てメンバーを決定。東京ドーム公演や、紅白歌合戦出場を目指すという。 これに対しネットでは「吉本坂46っていったい…」「吉本坂始動?えっ?えっ?予想だにしてなかった!」「吉本46なら許せた吉本坂って…」「吉本坂の握手会行きたいw」「吉本坂46!? なんだそれ! 個人的にはあんまり組んで欲しくない感じもあるなぁ、、、でもやるなら本気でやってほしいな!」「吉本坂!? また新しい坂道できたのか男女問わないとかすげーなぁどんな感じになるんだろう」などの反応を見せている。
2018年02月21日吉本興業は21日、都内で会見を開き、秋元康氏プロデュースによるアイドルグループ・吉本坂46を結成することを発表。お笑いコンビ・平成ノブシコブシの吉村崇は、オーディションに応募する意欲を見せ、また、メンバーに入ってほしくない人としてウーマンラッシュアワーの村本大輔を挙げた。平成ノブシコブシの吉村崇吉本坂46は、乃木坂46、欅坂46に続く坂道シリーズ第3弾。よしもと所属タレント約6000人を対象にしたオーディションでメンバーを決める。芸歴・男女不問、ユニットの芸人でも個人でのエントリーとなる。ガチで歌う本気のアイドルユニットで、ソニーミュージックからメジャーデビュー予定。活動開始は年内を予定しており、目標は「東京ドーム公演」「紅白歌合戦出場」とのことだ。会見には、陣内智則、次長課長の河本準一、平成ノブシコブシ、南海キャンディーズのしずちゃん、ジミー大西ら所属タレント約100人が出席。吉村は「恋愛は禁止ですか?」「37の独身の恋愛ってなんなんだろう」と恋愛禁止のルールを心配しつつ、「笑顔で楽しいアイドルになりたいと思います」と意気込みを語った。また、入ってほしい人を聞かれると、吉村は「河本さんに入ってほしい。すごい前向きなのでぜひ入ってもらいたい」と、会見で迷わず応募を宣言した河本を推薦。さらに、入ってほしくない人を聞かれると、「村本ですよね」と不仲を認めているウーマンラッシュアワーの村本大輔を挙げ、「単純に嫌い。やめてアメリカ行くみたいですから早く行ってほしい」と話した。
2018年02月21日吉本興業は21日、都内で会見を開き、秋元康氏プロデュースによるアイドルグループ・吉本坂46を結成することを発表した。吉本坂46は、乃木坂46、欅坂46に続く坂道シリーズ第3弾で、両グループの妹分。応募資格は、芸人、落語家、文化人、俳優、タレント、スポーツ選手、ミュージシャン、アイドル、ダンサー、パフォーマーらよしもと所属タレント約6000人が対象で、芸歴・男女不問、ユニットの芸人でも個人でのエントリーとなる。会見では、陣内智則がMCを務め、次長課長の河本準一、平成ノブシコブシ、ジミー大西ら所属タレント約100人が見守る中、よしもとクリエイティブ・エージェンシー代表取締役社長の藤原寛氏が「吉本所属の6000人を対象にした吉本坂46を結成します」と発表した。秋元氏のメッセージ映像も流れ、「吉本坂が、乃木坂、欅坂のように本当にあるのかはわかりませんが、人気も上り坂、下り坂、いろいろあるように、きっと吉本にも坂があるのでしょう」とコメント。オーディションで選抜する人数は「まだ決めていない」とのことだが、「最強のグループを作りたいと思います」と宣言し、「それがどういう形のグループになるのかは僕もわかりませんが、ぜひみなさまのご協力をいただいて、乃木坂46、欅坂46につづく第3弾、吉本坂46を成功させたいと思います」と意気込みを語った。同グループは、ガチで歌う本気のアイドルユニットで、ソニーミュージックからメジャーデビュー予定。活動開始は年内を予定しており、目標は「東京ドーム公演」「紅白歌合戦出場」とのこと。会見に出席した河本、ワッキーはさっそく「やります!」と宣言し、そのほかにも多くのタレントが手を挙げて応募する意欲を見せた。
2018年02月21日10日、お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣(37)が自身のブログを更新。所属事務所である吉本興業に個人的にクリスマスプレゼントを送ったことを明かした。 西野は、「吉本興業にクリスマスツリーをプレゼントしてみた」と題したブログを更新。自分が自由に活動させてもらえるのは、吉本興業のおかげだとして感謝の気持ちを込め「吉本興業本社の中庭に、クリスマスツリーをプレゼントすることにしてみました。」と明かした。 続いて、西野はプレゼントしたことを明かした理由について、「実は、一部のスタッフや後輩には“こっそりとプレゼントしたいから、このことは、あんまり誰にも言わんといてな”とお願いしたが、キッチリとその言葉を守り抜き、本当に誰にも言わないのです。」とし、「せっかくプレゼントしたのに、プレゼントしたことが伝わらなかったら意味がありません。」と嘆いた。 「今回のクリスマスプレゼントは決して安い買い物ではありません。せめて、ここに費やした金額ぐらい(もしくは、それ以上)は世間に伝わって、“西野って、本当に素敵だね”と思ってもらわないと、プレゼントをした意味がありません。」と主張。また、「この記事を読まれた方は、各々のTwitter、Instagram、Facebook、ブログ等で、“実は吉本興業の中庭にあるクリスマスツリーは…”という記事を書いて、鬼拡散してください。」と呼びかけた。 最後に「西野は結構なお金をかけて吉本興業にクリスマスツリーをプレゼントしました。結構なお金をかけて、吉本興業にクリスマスツリーをプレゼントしたのは、西野です。」と伝えた。 これに対しファンは「やること大きくて人間味もあってかっこいい笑」「朝から爆笑」「かっこいいなぁ鬼拡散しときます」とコメント、さらに西野の鬼拡散の呼びかけに答え、「実は吉本興業の中庭にあるクリスマスツリーはキングコング西野さんのクリスマスプレゼント#キングコング西野 #クリスマスプレゼント #鬼拡散」などSNSでの拡散が広がっている。
2017年12月10日被写体をストレートに捉える写真が心をつかむ、写真家の熊谷直子。初の本格作品集『赤い河』(TISSUE PAPERS刊)の刊行を記念した展示が、12月4日まで吉祥寺のブックオブスキュラ(book obscura)にて開催中。「これは私の人生だけど、誰かの人生でもある」作品集『赤い河』は、愛、肉、死、光、命--遠く離れて暮らす母親を定期的に撮影しながら、生まれては消え、出会っては別れてゆく私たちを確かに繋ぐもののことを考えた、東日本大震災以降の6年間の記録。数々のアーティスト、俳優のポートレートで活躍してきた写真家・熊谷直子の、完全にパーソナルな初の本格作品集だ。「2011年東北での震災をきっかけに気仙沼に足を運ぶようになった。同年、11月離れて一人で暮らす母がクモ膜下で倒れ認知症になり施設で暮らし始める。毎日泣き崩れていた私に『自分の人生を生きなさい』と優しく声をかけてくれたのは気仙沼のお母さんだった。その言葉はまるで実母が私に語りかけているかのようにすっと私の身体に染み渡り、そしてこんな感情が私の中に生まれてきた。『生まれてきて死んでゆくそれは誰しもに与えられた平等なこと過去は変えられないしましてや未来のことなんてわからない だとしたら目の前にあるこの人生をとことん生きてやろう』過去6年間のそんな思いを、すっと掬い取り出来たのがこの写真集『赤い河』です。ぜひゆっくりとした時間の中で見て欲しいです。できれば朝の光の中で」(熊谷直子氏コメント)流れゆく先にある風景、因果の奔流に弄ばれる我々がそれでも自ら選びとり、繋げてゆく風景を見てみたい--、熊谷のそんな思いを込めた展示が並ぶ。11月26日にはオープニングレセプション、12月2日には熊谷が「作品から濃厚な生の匂いがする」と敬愛する写真家・野村恵子をトークゲストに迎え、「生と死、そして女性であること」などお互いの表現に通底するテーマについて語るトークイベントも開催。トークイベントはメールにて事前予約制(申込先:bookobscura@indoorbooks.jp 担当:黒﨑)。「熊谷トークイベント」と題し、参加者名、人数、ご連絡先を明記の上、申し込み。 参加費は当日支払い。【イベント情報】つむぐ会期:11月20日~12月4日時間:11:00~20:00会場:book obscura ブックオブスキュラ住所:三鷹市井の頭4-21-5 #103定休日:火曜日*12月2日はトークイベントのため、17時クローズオープニング レセプション会期:11月26日時間:15:00~20:00入場無料、予約不要熊谷直子 × 野村恵子(写真家) トークイベント会期:12月2日時間:18:00~20:00定員:30名参加費:1,000円(ドリンク代込み)【書籍情報】『赤い河』写真:熊谷直子刊行:TISSUE PAPERS80ページ/257×182mm発売:2017年4月価格:3,000円
2017年11月24日女優の飯島直子が25日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた第30回東京国際映画祭(TIFF)のオープニングレッドカーペットに登場した。「特別招待作品」として上映される『巫女っちゃけん。』に出演する飯島は、主演の広瀬アリスをはじめ、MEGUMI、リリー・フランキー、グ スーヨン監督らと登場。胸の谷間がくっきり見えるセクシーな黒いドレス姿を披露し、会場の視線を釘付けにした。『巫女っちゃけん。』は、神社の娘で腰掛け巫女をしているしわす(広瀬)の物語。しわすは、ひょんなことから5歳の少年・健太の面倒をみることに。そして、神社の裏側や礼節・作法のハウツーを織り交ぜながら、しわすが女性として成長していく姿を描く。東京国際映画祭は、日本で唯一の国際映画製作者連盟公認の国際映画祭。30回目となる今年は、10月25日~11月3日の10日間にわたって、六本木ヒルズ、EXシアター六本木ほかで開催される。最高賞であるグランプリを競う「コンペティション部門」では、国内外から集まった1538本の応募から15本を選出。日本からは、瀬々敬久監督の『最低。』と、大九明子監督の『勝手にふるえてろ』が出品される。
2017年10月26日NHK連続テレビ小説『わろてんか』でヒロイン(藤岡てん)のモデルとなった吉本せいは、“お笑い帝国”吉本興業を一代で築き上げ「日本一の女興行師」「女太閤」と呼ばれた人物だ。 「そんな呼ばれ方は、本人がいちばん驚いているはず。せい自身は、もともと芸人やら寄席やらにはなんの興味もなかったのですから。ただ夫の商売に尽くす、典型的な“明治の女”の生き方なんです」 こう語るのは、せいの弟で後に同社社長を務めた林正之助の伝記『笑売人林正之助伝』(大阪新聞社)の著者・竹本浩三さん。せいの親族の取材をしてきた竹本さんに、その波瀾万丈な人生を振り返ってもらった。 せいは1889年12月5日、大阪市北区の米穀商を営む父・林豊次郎と母・ちよの三女として生まれた。勉強はよくできたが、きょうだいが12人もいたため、尋常小学校を卒業すると船場の大きな商家に奉公に出された。 「そこで3歳年上の男性との縁談が持ち上がりました。吉兆やなだ万といった一流料亭に箸を卸す老舗の荒物問屋「箸吉」の5代目、吉本泰三です。結婚届はせいが20歳のときに出されていますが、その数年前から結婚生活が始まったようです」(竹本さん) ところが泰三は、商売そっちのけで落語や芝居見物に夢中になり、自らも剣舞演者として全国巡業に出てしまうようになる。巡業に出れば、1年以上家を空けることもあった、そんな素人集団の旅芸人は、地方の興行師にだまされるなどして大失敗。一方、主人が不在の『箸吉』の経営は当然傾いていき、あえなく廃業。せいは20歳のときに長女を、続けて次女(生後10日で逝去)を出産。働かない夫が家にいて途方にくれる毎日だったが、1912年、運命を変える出来事に遭遇する。 「大阪北区の小さな寄席小屋『第二文芸館』が、500円(現在の500万円以上)で売りに出されるという情報が、泰三の耳に入ってきたんです」(竹本さん) 趣味を生かした商売を始めたいという泰三に対し、せいは「経験もない寄席をやるなんて、ちゃんと生活できると思っているんですか!」など激しいやりとりがあったが、最終的には、せいは父親に頭を下げて300円を借りる。残りの200円は高利貸しから借りて工面した。せいは、後に吉本を継いだ三女の恵津子にこうこぼしたという。 「ひょっとしたら、好きな芸事の世界ならこの人は立ち直ってくれるかもしれへんと思ったから……」 当初は苦難の連続だった。第二文芸館の立地は繁華街ではあったが、客席数がわずか150~200人ほどの最低ランク。名人と呼ばれるような落語家が出演するのは道頓堀や法善寺あたりに集中する格上の劇場だけだったため、第二文芸館は、3流4流の落語家4人と“色物”といわれるものまねや剣舞、怪力、手品師ら17人での船出だった。だが、商家生まれのせいは、女中奉公で培ったしたたかさと、女性ならではのこまやかなサービスを打ち出していったと、竹本さんは話す。 「客が桟敷に上がったあと、脱いだ下駄や草履の泥を拭って寄席が終わるまでにきれいにしておく。お客さんは一流の寄席以上のそんなサービスに“お値段以上”の価値を感じたのではないでしょうか」(竹本さん) 当時、夫婦2人は通天閣の展望台に上って、大阪の街を見渡した。そのときせいが泰三に向かって、「大将(泰三)、大阪にはぎょうさん寄席がありますけど、いつかみんな吉本の寄席にしていきましょな」と、夢を語ったという。それから寄席経営は着実に大きくなっていった。 2年目には芸人プロダクションである『吉本興行部』を立ち上げ、3年目には寄席小屋を5軒に増やした。落語が衰退し、色物が好まれるようになった時代の潮流に乗ることができたのも、成長の要因となった。創業4年目には、大きなチャンスが訪れた。 「硬派で一流の落語家が出演する『金澤亭』が売りに出されたんです。それまで購入した“端席”とは売値も格も格段に上。泰三は吉本が一流になるために、是が非でも手に入れたかったのです」(竹本さん) 売価は1万5,000円(現在の1億5,000万円以上)。泰三から大ばくちとなる買収交渉のすべてを任されたせいは、こう述懐したという。 「大将が『こういうことは男よりも女のほうが、相手は言うことを聞きよるんや。男はスケベやからな』というから、しゃあなしに私が行った」 泰三の期待どおりせいは2,000円も値切り、買収劇をまとめる。金澤亭は「南地花月」と改名して再オープンした。以降、吉本の寄席はすべて花月の文字がつくようになった。「いつか花は咲き誇り、月も満月になる」。不遇の時代を乗り越えた先にはきっと吉が訪れる――。「花月」には、そんな夫婦の思いが込められているのだ。 関東大震災から2カ月後、せいは8人目の子どもを出産する。それまで1男6女に恵まれたが、長男を含め4人の子を亡くしていた。 「待望の跡継ぎの穎右が誕生したことで夫婦は大変喜びました。ところがその3カ月半後、泰三が37歳という若さで急死してしまう。もちろん悲しいことなんですが、泰三は愛人の家で脳出血を起こして亡くなったので、心中は複雑やったと思います」(竹中さん) 34歳で夫を失ったせいの肩には寄席の買収による32万円(現在の約20億円)の借金がのしかかった。それでも女の細腕ながら、大所帯の吉本を采配。月々に約3000円(現在の約2,000万円)の積立貯金をはじめた。当時の吉本では無謀とも言える額だったが、天性の商才で乗り越えた。 京阪神、名古屋、東京にあった28軒の寄席を一つも減らさず、泰三の死から8年後には47軒に増やし、借金も完済した。1934年の雇用芸人は1,300人、『漫才落語界の全権を掌握する興行界の大きな存在』として大阪府からも表彰された。まさに絶頂期を迎えた’38年、せいは老朽化し赤字経営に陥っていた初代・通天閣を31万円(現在の約17億円)もの資産を投じて購入する。 気性が荒く“ライオン”の異名があったせいの弟・正之助は、ボロボロと涙を流しながら、竹本さんにこんな思い出を語った。 「通天閣を購入して、姉さんがはじめて展望台に上ったときのことです。大阪の街を一望した後、帯から大将の写真を出して『覚えてはりまっか。あのとき、大阪中の寄席をみんな吉本にしましょう言うてたこと……。見ておくんなはれ、ほんまに、みんな吉本になりましたで』と語りかけていました」 享年60。愛する夫に召されるように息を引き取った、せい。その後、実弟・正之助らの尽力で、吉本興業は“お笑い帝国”へと成長する――。
2017年10月22日女優の吉本実憂と本仮屋ユイカが、10月スタートの真矢ミキ主演オトナの土ドラ「さくらの親子丼」に出演することが決定。吉本さんは、本当の母親のように接してくれる、真矢さん演じるさくらに心を開いていく家出中の少女・二宮あざみ役、さくらの娘・九十九恭子役を本仮屋さんが演じる。東京・大田区。羽田空港にほど近い下町とも言える雑多な雰囲気の中、ぽつんと一軒の古本屋「九十九堂」がある。漫画を中心に揃え、幅広い世代が訪れる店の主人・九十九さくら(真矢ミキ)は、 少し変わった毎日を送っていた。古本屋の奥には「たまりば」と呼ばれる一室。そこには、どこからともなく“行き場を無くした人々”が集まる。すると、主人のさくらは深く詮索するでもなく「親子丼」を出す。相手が誰であろうと無料。それがうまい。お腹を満たすだけでなく、心まで温めてくれるような。空腹が満たされた“行き場のない人”は、少しずつ自分のことをさくらに話し始めるのだ。それをさくらは聞く。あるときは笑顔で励まし、あるときは共に涙を流しながら。「泣きたいときは泣けばいい。落とした涙の粒だけ幸せの花が咲くんだから」それがさくらの口癖。そして今日もまたひとり、ふたりと、現代社会からはみ出してしまいそうな人間が、九十九堂を訪れる――。少年院出所後、妹の夢のために貧乏ながらも明るく懸命に生きる少年。「この子さえいなければ…」と日々悩み続けるシングルマザー。複雑な家庭環境から摂食障害に悩む女性教諭。会社で居場所を失った自閉症の男性。いまを生きる人々の、様々な事情、リアルな感情が浮き彫りになっていく。そんな中、さくら自身もまた、悲しい過去と向き合うことに。さくらが親子丼を無料で振る舞うキッカケになった、16年前の出来事とは。ある日、九十九堂を訪れた一人の少女・二宮あざみが時計の針を巻き戻していく…。第13回全日本国民的美少女コンテストでグランプリに輝き、主演ドラマ「クズの本懐」が話題となった吉本さん。今回の役どころについては「初めて演じる役柄」だと言い、「ひとまとめにされますが“不良”という役です。でも人間はひとりひとり違います。あざみは人は信用しない女の子で母親というワードには敏感です。そんな感情を持っていて、とても挑戦しがいのある役です。でもそういう感情を持っているからこそ人として、とても可能性のある女の子だと思いました」と印象を話す。また、真矢さん演じるさくらは、結婚後1男1女に恵まれ、平凡で幸せな毎日を送っていたが、長男が17歳のとき、ある少女の起こした事件に巻き込まれて死亡。心に深い傷を残し、夫とも離婚している。あざみは、そんな長男を失ったさくらの深い心の傷と関わりがあるキーマンとなる人物だ。そんな真矢さんとは今回が初共演。「オレンジ色のオーラといいますか、太陽のようなぬくもりをを持っていらっしゃる方」と真矢さんの印象を明かした彼女は、「早くあざみをさくらさんの暖かい心で包み込んで欲しいです」とコメント。本作を通して「人は変われる」ということを伝えたいと話す吉本さんは、「もしいま、何かで立ち止まっている方がいたら、少しでも進んでみようと思ってくれるような、このドラマが背中を押すきっかけになれたら嬉しいです。一生懸命演じます、ぜひご覧ください」とメッセージを寄せている。一方、さくらの娘・恭子を演じるのは、本仮屋さん。兄を失ったときの心の病を乗り越え、現在はフリーライターとして活躍、家を出て一人暮らしをしているという役柄だ。真矢さんとは2012年放送の「奇跡のホスピス」で先輩後輩役で共演した本仮屋さんは、「今回は親子。より近く濃い関係で演技するのが光栄」と今回の共演を喜び、役については「やりきれない思いや、ずっと抱えてきた辛さ、親子だからこそ生まれる葛藤をみてくださる方にも感じていただけたら嬉しいです」とコメントしている。「さくらの親子丼」は10月7日(土)より毎週土曜日23時40分~東海テレビ・フジテレビ系全国ネットで放送(全8話予定)。(cinemacafe.net)
2017年09月04日モデルの徳澤直子(32)が16日、オフィシャルブログを通じ、第2子の出産を報告した。徳澤は「産まれました!」と題し、「バタバタの妊婦生活を終え、慌てて産後の生活の準備をしていました」と報告。性別は明かしていないが、「そして先日我が家に新しい一員が加わりました。ようこそこちらの世界へ」「よく辿り着いてくれました。一緒に笑顔溢れるおうちにしようね」とわが子に向けてメッセージを送った。また、「妊娠期間は9ヶ月、育児期間は240ヶ月。先は長~い。けどきっと後から振り返ったらあっという間。楽しみます」と前向きな気持ちをつづり、「お陰様で母子ともに順調な経過を辿り無事退院する事ができそうです」と体調面も良好。わが子についても、「赤ちゃんは少し小ぶりですが様々な検査をスルーし、今の所元気な様子。SFD児といって在胎週数からみて体重と身長が少なめの分類にあたります。最後の最後の妊健で推定体重が基準より少なく出たので出生後いろいろあるかなと思っていたのですが結果誤差の範囲の良い方に出た感じみたいです」と詳細に伝えた。あふれ出る愛情を「しわしわ、ふにゃふにゃですね~、新生児ですね~、ほんとにほんとに、たまらんです。頭にスリスリするのが至福のときです。これからの成長が楽しみです」と表現する徳澤。「娘は毎日面会に来ています。お世話スイッチが入ってしまいすごいやる気です!ほどほどにねー 笑」と長女の様子も伝え、「あと少しで退院なので家で待っている猫達がどんな反応をするかも楽しみです。産後の生活頑張りまーす」と明るく呼び掛けた。一方、インスタグラムでは、「母が、亡くなった祖母の育児日記を産院に持ってきたから読んでるけど面白い」という感想と共に、「体重増加とか通院についてとか、成長が6歳までコツコツ書いてある」とその内容を説明。「私も孫にいつか見てもらえると思って日記やらインスタやらを書かなきゃ、と一瞬思った 笑」と意気込んでいる。徳澤は2010年にプロ野球・西岡剛選手(当時ロッテで現在阪神)と結婚。2011年に第1子女児を出産し、2014年に離婚。2016年3月に一般男性と再婚した。
2017年08月16日80年にプロ入りするや一躍人気女流棋士となり、女優や作家としても活躍してきた林葉直子(49)。94年に突然の休養を宣言すると、95年にヘアヌード写真集出版と豊胸手術告白、98年に中原誠十六世名人との不倫発覚、06年に自己破産など波乱万丈な人生を送ってきた。 そんな彼女が3年前の14年2月、『遺言―最後の食卓』を出版。そこで重度の肝硬変を患っていると告白した。それでも福岡県で実母と暮らし、療養生活をブログに更新し続けてきた。そんななか、今年1月25日を最後に約半年間もブログ更新がストップ。そのためコメント欄には、ファンからの心配する声があふれていた。 そこで本誌は近況を取材すべく、林葉に連絡。すると「ブログが止まっていたのはパソコンに向かうのが辛かったから。でも、元気です。実は肝硬変の度合いを表すグレードが重度のCから軽症のAになったんです」と驚くほどの回復ぶりを語ってくれた。 林葉によると「がんでいえばステージ4から2になったようなもの」とのこと。肝臓は一度悪くなると治療が困難だと言われてきたが、それでも食生活を見直すことで回復してきた林葉。そして闘病中には“悲しい別れ”も。愛した男性が、天国へと旅立っていたのだ。 「彼は化粧品会社の社長で、私と同じくお酒が大好きな人でした。4年ほど前までお付き合いしていたのですが、なんとなく疎遠になってしまって。そんなとき、彼が入院してしまったんです。その後も闘病を続けていましたが、昨年8月に帰らぬ人となりました。55歳でした。悲しみは、たしかにゼロではありません。でも結婚して子どもがいたならば、もっと辛かったはずです。それがせめてもの救いかもしれませんね……」 そんな経験をしながらも、常に前を向いて生きてきた林葉。元気になった今、世間のことにも目が向くようになっている。 「がん闘病中の小林麻央さん(34)のことはとても心配です。病気でお薬を飲んでいると、どんどん痩せていくもの。彼女は気丈にされていますが、闘病生活はものすごく大変だと思います。でも『移植しなかったら1年もたない』と医者に言われてガリガリだった私が、食生活を改善したことで今や近所のスーパーへ買い物に行けるほどになっている。そういう奇跡って、本当に起きるんです。そのことは彼女にも伝えたいなと思いますね」 林葉はかみしめるようにそう語ると、最後に記者に向かって力強く続けた。 「なかには、患者の気持ちを考えないことを平気で言ってしまう医者もいます。『余命はこれくらいです』とか『移植しないと無理ですよ』とか言われると、私は『そんなの勝手に決めないで!』と思ってしまった。それでも私は生きています。通院は特にしていなくて、何かあったときに行くだけ。あとは、肝硬変の薬を飲んでいるくらいです。利尿作用はまだうまく働いていませんが、それも以前よりよくなっています。全然、大丈夫ですよ」 そう林葉は笑っていた。笑う門には福来る。それがまさに現実になっているようだ――。
2017年06月23日《ブログ更新が滞ってますね体調が心配です》 元女流棋士・林葉直子(49)のブログに、ファンの悲痛な声が寄せられている――。 80年にプロ入りするや一躍人気女流棋士となり、女優や作家としても活躍してきた林葉。だが94年に突然の休養を宣言すると、95年にヘアヌード写真集出版と豊胸手術告白、98年に中原誠十六世名人との不倫発覚、06年に自己破産など波乱万丈な人生を送ってきた。 そんな彼女が3年前の14年2月、『遺言―最後の食卓』を出版。そこで重度の肝硬変を患っていると告白。その後も福岡県で実母と暮らし、療養生活をブログに更新し続けてきた。そんななか、今年1月25日を最後に約半年間も更新がストップ。そのためコメント欄には、冒頭のようにファンからの心配する声があふれていた。 そこで本誌は近況を取材すべく、林葉に連絡。すると電話口に出たのは本人!記者の問いかけに笑いながら、現在の体調について語ってくれた。 「ブログが止まっていたのはパソコンに向かうのが辛かったから。書き始めると同じ姿勢でいなければならないから大変でしょ。書こうとは思ったんですが……。でも、元気です。実は肝硬変の度合いを表すグレードが重度のCから軽症のAになったんです!がんでいえばステージ4から2になったようなもの。肝臓異常のマーカーとなるγ‐GTPは1千200から18にまで激減。石みたいに固かった肝臓も柔らかくなって。もうビックリしました」 一般的に肝臓は、一度悪くなると治療が困難だと言われてきた。末期の肝硬変に有効なのは肝移植だが、彼女は手術を行っていない。 「著書を書いた3年ほど前のことですが、医者から『肝臓移植しないと1年持たないよ』と言われました。身内がドナーになれるか調べてくれましたが、移植適合者は弟だけ。でも私は、弟に負担をかけたくなかった。だから手術は行いませんでした。そんななか一昨年に転んでしまい、大腿骨を骨折したんです。最初は大事だと思わなくて、4カ月ほど放置して車いすで生活していました。そのころ食事を見直すことに。それがきっかけでした」 “奇跡の回復”には、いったい何があったのか。「本当に偶然ですが」と前置きした上で、彼女はこう語った。 「買い物にも行けないから、冷蔵庫にあった納豆などを食べていました。あとはココナッツオイルをパンにつけて食べたり、リンゴ酢を使ったあっさり系の料理を食べたり。シンプルで塩分の少ない生活をしていたら、肝臓の異常を表す数値が下がってきたんです。結果、肝硬変が重症だったためできなかった大腿骨の手術も昨年3月に行えるように。38kgしかなかった体重は43.5kgにまで増えました。また以前は腹水がたまるためLサイズのパンツをはいていましたが、Mサイズに。静脈にあった瘤もいつの間にか消えていました」 3つの食材によって命を救われたという林葉。肝臓専門医の『まえだクリニック』の前田正彦院長は、彼女の“奇跡”についてこう語る。 「通常だと、肝硬変が治ることはありません。しかしお酒が原因であれば、断酒によってγ‐GTPなどの数値が良くなることはあります。林葉さんはお酒をやめた上に、食生活改善によって栄養状態も良くなった。その結果として、肝臓の数値が良くなってきたのだと思います。とはいえ、治ったというわけではありません。しかしこれからも今の状態を続けていれば、肝臓の状態も安定するでしょう。少しでも長生きできると思いますよ」
2017年06月23日今年で4回目を迎える『吉本新喜劇 小籔座長東京公演』。座長・小籔千豊がコンビ解散後、芸人としての再起の場となった吉本新喜劇へ恩返ししたいという熱い思いから実現した公演だ。吉本新喜劇 小籔座長東京公演 チケット情報「何年も前から東京で、しかも吉本の常設劇場ではない劇場で吉本新喜劇の公演をやらせて欲しいとギャンギャン話してたんです。でも、会社はノー!ノー!ノー!……まぁ、そりゃそうですよね。大阪の番組にしか出てへん僕に言われてもそうなるのは今ならわかるんですけど、当時は断られてプリプリ怒ってました。そこから東京のテレビ番組のレギュラーをいただけるようになって、大阪吉本から東京吉本の所属になったタイミングでようやく実現できたんです」公演は1年目から注目を集め、チケットは全日即完。開催後には、先輩から嬉しい言葉もかけられた。「1年目の時、打ち上げで桑原(和男)師匠から『小籔のおかげで、一生出られんと思ってた格式高い俳優座劇場に出られた。舞台に立ててよかった』っていただきました。ほんまにやってよかったです。最近は東京で(新喜劇を)流していただいていることもあって、熱狂的なお客さんが増えてきた。毎年、新喜劇のあとにゲストを迎えてトークコーナーをやっているのは、みんなの人柄を知ってもらいたいから。今年も変な話を聞いていただいて、“面白いから応援しよう”と思ってもらえたらいいですね」近年、すっちー、松浦真也、吉田裕など、吉本新喜劇メンバーの活躍が著しい。今回は、史上初の女座長就任で注目を集める酒井藍の出演も決定している。「藍ちゃんは最高です!ほんまに面白い。ただ、痩せる気がないのが……。座長になることが発表された時、『おめでとう。感謝の気持ちを忘れずに。座長が膝痛いって休演でけへんから痩せなあかんで。寿司行こうぜ』ってメッセージを送ったんです。『はい。本当に感謝していきたいです。寿司もありがとうございます』って返信が来たんですけど、痩せることには一切触れてなかったんで、あいつナメとんなと。1回、ガッチーンとキレたらなあかんなと思ってるところです(笑)」入団当初、「ここで65歳まで飯を食う」と決意した小籔。50年以上受け継がれるテッパン技と劇団員の新しい個性を織り交ぜながら、さらなる発展を目指す吉本新喜劇に生涯、籍を置くつもりだ。「私利私欲で辞めることはない。もし辞めたらクビになったか、はらわた煮えくり返ることがあったんやと思っていただければ。はらわた煮えくり返って辞めた場合は、暴露本を出します。全10巻でどぎつい文句から感謝の気持ちを書きながら、最終巻にどーんって爆弾を落とす。著者は“座長の嫁”で(笑)」小籔が確固たる責任感と並々ならぬ使命感をもって挑む『吉本新喜劇小籔座長東京公演2017』は、8月9日(水)から13日(日)まで銀座ブロッサム中央会館にて開催。大阪でしか観られないベテランから注目の若手までが一堂に集まる本公演をお見逃しなく!先行抽選販売(プレリザーブ)は6月16日(金)より受付。取材・文:高本亜紀
2017年06月16日吉本興業はこのほど、テレビ朝日、AbemaTV、MCIPと連携し、ダンスプロジェクト「ASIA DANCE AWARD」を始動。沖縄で開催中の「島ぜんぶでおーきな祭 第9回沖縄国際映画祭」で21日、同プロジェクトの開幕を告げるステージが実施され、概要発表とともに、全国トップクラスの実力を誇るダンスユニット3組がパフォーマンスを披露した。「ASIA DANCE AWARD」は、国内そしてアジアから世界へ向けて、ストリートダンスの新たなスターを送り出すべく始動したストリートダンスのプロジェクト。この日の発表を皮切りに、1年間を通してアジア全体で展開する。8月は日本と中国、9月はタイ、10月は韓国、11月はインドネシア、12月は台湾と、アジア各地で予選トーナメントがあり、来年2月に東京「EX THEATER ROPPONGI」で、オールアジアの頂点を決めるアジアンダンスアワード・ファイナルステージが行われる。那覇市の波の上うみそら公園ステージで行われた「ASIA DANCE AWARD」ステージでは、人気・実力ともに全国トップクラスの「Twiggz Fam(ツイッグス・ファム)」、「杏仁豆腐」、「FOUNDNATION(ファウンドネイション)」の3組がパフォーマンスを披露。そして、いずれも過去にダンスを"かじっていた"というガレッジセールがMCを担当し、ダンス知識を随所に挟みつつ、元気一杯なステージ進行で盛り上げた。最初に登場したツイッグス・ファムは、男性4人+女性1人の5人組で、10年程前にLAで誕生した「クランプ」という新ジャンルの日本における先駆者的存在だ。「"パンチ"みたいな踊り!」と川田が表現した通り、拳を振りかざすダイナミックなモーションの連続で、力強さ、エナジー、感情の表出が際立つパワフルなステージとなった。続いて、流麗な女性3ピースユニットの杏仁豆腐が登場。ブラックスーツ&ハットに身を包みながらも、インナーはへそ出しのクロップドトップスという刺激的ないでたちで、「ジャズヒップホップ」と呼ばれる躍動感あふれるダンスを、華麗にクールに、そしてセクシーに披露した。ラストを飾ったファウンドネイションは、さまざまなイベント・バトルで好成績を残しているブレイクダンスチーム。昨年、ソロの世界大会「Red Bull BC One」にて日本人としては初のチャンピオンとなったIsseiを迎え入れるなど、今最も勢いのある若き5人のB-Boysだ。「IT企業くらい進化しすぎてて"イミワカラン!"(笑)」と、ブレイクダンス経験者のゴリがうなる程に複雑でスピーディーな技の数々。ワールドクラスの最新技も次々に繰り出され、エンディングにふさわしい見事なパフォーマンスでイベントを締めくくった。
2017年04月22日生田斗真さんがトランスジェンダー役に挑戦した話題の映画『彼らが本気で編むときは、』。監督・脚本を務めた荻上直子さん(44歳)は、34歳の時に撮った『かもめ食堂』がヒットし、広く名前が知られるようになった。そんな荻上さんが初めて映画を撮ったのは30歳の時だったという。荻上さんの30代を振り返って送るメッセージとは・・・。昼間からフラフラしているアラサー女子に世間の目は冷たいが・・・映画を学びにアメリカに行き、帰ってきたのは27歳の時でした。そこから、30歳でのデビューまで映画を撮ることができず、その時期は昼間に実家周辺を歩いていて、世間の視線が冷たいと感じていました。幸い両親は何も言いませんでしたけど。そんな時期もあったし、やっと映画を撮れるようになってからは、嬉しくて本当に無我夢中でした。ずっと親のスネを齧っていたのでお金はありませんでしたが、自分のやりたいこと・やるべきことがはっきりしていました。「やっていることは間違っていない」と確信できた『かもめ食堂』34歳の時に撮り、35歳で公開されたのが『かもめ食堂』なんですが、実はアメリカ・ハリウッドで学んだ映画作りをこの作品で変えました。ハリウッドの王道は「主人公が、ある目標に葛藤を克服しながら向かっていく」というものです。でも、目標がなくても、葛藤がなくてもいいんじゃないか。そういう物語(脚本)を書かないといけないんじゃないかと思ったんです。『恋は五・七・五!』を撮った時に王道パターンの限界も感じていましたから。そんなこともあって、やりたいこと、やるべきことがはっきりしていたとはいえ、「間違っていない」と確信できたのは『かもめ食堂』を撮ってからです。映画がヒットしたとか、他人から評価されたとかではなく、自分の中で「これでいい」としっくりきたんです。20代の時は曖昧だったものが掴めたというか。その次の企画を決めた時に、掴めたものが自分の中で確実なものになりました。そういえば、『かもめ食堂』の頃に、当時の彼と一緒に住み始めたんです。たとえ仕事をしていなくても、結婚していなくても、“男性と一緒にいる”というだけで、世間の目は柔らかくなりました。自分の道を進んでいるのなら、誰に何を言われても平気© 2017「彼らが本気で編むときは、」製作委員会『かもめ食堂』のサチエも、『彼らが本気で編むときは、』のリンコも、「自分の生きる道」には迷いがないんです。例えばリンコは、トランスジェンダーで女性として生きる道を選んで進んでいます。そこに迷いはありません。今作ではその道を選んだことより一歩進んで「リンコは母親になれるのだろうか?」ということをテーマにしています。もちろん、生まれた時の性と違う性で生きることに対して、まだまだ世間の理解は深くありません。でも、自分が決めた道を歩んでいるのであれば、周囲が何と言おうがどうでもいいと思うんです。これは、私が私自身に対して考えていることです。こんな世界にいると、いろいろ酷いことも言われます。ファミレスで独り何時間も仕事していれば、隣のテニス帰りの主婦たちに“変な人”みたいに見られたりもします。アラサーで仕事をしていなかった時の周囲の目も冷たかった。でも、それって気にしても仕方のないことです。自分が選んだ道を進んでいる限り、私は誰に嫌われても平気なんです。やり続けているのは「好きが異常に強いから」私は、映画を撮ることが好きでしかたなくて、ある時「映画をずっと撮っていく」と決心したんです。それからはブレることはないです。自分の道を選ぶ、これだと決めることが難しいと言われれば、確かにそうかもしれません。周囲の目や声に耐える強さがなかなか持てないと言われれば、それもそうかもしれません。でも、周囲なんか関係なくやり続けられるのって「好き」ってことでしかないんじゃないかと思うんですよ。「好きを仕事にすることは難しい」という人がいますし、よく「昔、私も映画を撮ってみたいと思っていたんです」と言われることがあるんです。じゃあ、なんでその人は撮っていないのか?たぶん、好きなことを仕事にしている人は、他の人よりも“好き”が異常に強いのでは、と思うのです。同じようなことを松田聖子さんが言っていたと聞いて納得しました(笑)。それに、会社に勤めている人でも、その仕事の中に“好き”を見出している人ってたくさんいると思います。前回できなかったことが、今回はできた。その繰り返し30歳で初めての映画を撮ってから、30代はわからないことだらけでした。現場に入って女優さんと話をするだけで緊張するし、どうしていいかわからない。でも、それをがむしゃらに越えてきたことによって、40代となった今では一通りのことはわかるようになりました。憧れていた女優さんと話しても緊張はするけど、言いたいことは言う。まぁ、気づけば周囲がみんな年下ってこともあるんですけど(笑)。30代に土台を築いてこられたかなと思いますが、都度振り返って「成長した」と思ったわけではなく、次の作品に入った時に、前回はできなかったことができていると気づいてそう感じました。積み重ねです。今振り返ると、その時々目の前のことを本当に一生懸命やっていました。今、30代の人も絶対みなさん頑張っていると思うんですよ。だから単純に「頑張って」とは言えないんですけど、葛藤がある人生ばかりではなくて、淡々と生きる人生もありで、そこも含めて自分にとっての大切なものがわかっていれば、周囲に何を言われてもやり続けて欲しいと思います。あと、恋愛についていうと自分がタイプだと思っている人と真逆の人に目を向けて見るのがいいですよ。視野が広がります!実際、私の今の旦那もタイプとは真逆です(笑)。<取材を終えて>現在4歳になる双子を育てながら監督・執筆業をされている荻上さん。やわらかな雰囲気からは「がむしゃらだった」とおっしゃる30代も軽やかだったのでは?と想像してしまいましたが、言葉の端々に感じられる強さは、やはりその時代にやりきった自信からきているのではないのかなと思いました。“自分で選んだ道を進んでいれば、誰に何を言われてもいい”ANGIEでは「結婚も、仕事も、生活も、人生すべてにおいて自分の幸せは、周囲や世間の物差しではなく自分基準で選びとってもらいたい」とのおもいで日々記事を作っています。その思いにぴったり寄り添いながら、力強いメッセージをいただきました。みなさんも映画館で監督の強いメッセージを受け取ってみませんか。photo by 加藤義一(荻上直子監督)<Profile>荻上直子(おぎがみなおこ)1972年生まれ。長編劇場デビュー作『バーバー吉野』(03)でベルリン国際映画祭自動映画部門特別賞受賞。『かもめ食堂』(06)で日本映画界へ新しいジャンルをもたらした。続く『めがね』(07)、『トイレット』(10)、『レンタネコ』と作品を発表。各々で賞を受賞している。<Information>『彼らが本気で編むときは、』© 2017「彼らが本気で編むときは、」製作委員会脚本・監督荻上直子出演生田斗真、柿原りんか、ミムラ、小池栄子、門脇麦、柏原収史、込江海翔、りりぃ、田中美佐子/桐谷健太他製作:電通、ジェイ・ストーム、パルコ、ソニー・ミュージックエンタテインメント、パラダイス・カフェ制作プロダクション:パラダイス・カフェ配給:スールキートス助成:文化庁文化芸術振興費補助金©2017「彼らが本気で編むときは、」製作委員会2017年2月25日全国ロードショー公式ウェブサイト【STORY】小学5年生のトモ(柿原りんか)は、母のヒロミ(ミムラ)と二人暮らし。ある日、ヒロミが男を追って姿を消す。ひとりきりになったトモは、叔父であるマキオ(桐谷健太)の家に向かう。母の家出は初めてではない。ただ以前と違うのは、マキオはリンコ(生田斗真)という美しい恋人と一緒に暮らしていた。食卓を彩るリンコの美味しい手料理に、安らぎを感じる団らんのひととき。母は決して与えてくれなかった家庭の温もりや、母よりも自分に愛情を注いでくれるリンコに、戸惑いながらも信頼を寄せていくトモ。本当の家族ではないけれど、3人で過ごす特別な日々は、人生のかけがえのないもの、本当の幸せとは何かを教えてくれる至福の時間になっていく。それぞれの気持ちを編み物に託して、3人が本気で編んだ先にあるものは・・・============================================================
2017年02月20日女優の吉本実憂が5日、神奈川・相模原の小田急相模大野ステーションスクエアで行われた「クリスマスツリー点灯式」に出席した。今年で開業20周年を迎える小田急相模大野ステーションスクエアは、12月25日まで"Happy Ribbon Tree!!"をテーマにしたクリスマスツリーを設置。12㍍にも及ぶツリーに飾られた約27,000球以上のLED電球で、ツリー全体から降り注ぐ雪やリボンを浮かび上がらせるなど、躍動感溢れる演出となっている。オープニングとなったこの日は、吉本実憂がスペシャルゲストとして登場。クリスマスにふさわしい赤のコートを着用して登壇した吉本は「来月(12月28日)で20歳になるんですが、そんな時に同級生の相模大野ステーションスクエアの20周年という記念の年に点灯式に出席させていただいてありがたいです。今日は寒いんですが、皆さんと点灯式を盛り上げていきたいと思います」とあいさつ。その後にいよいよ点灯式に臨み、吉本が点灯のボタンを押して12メートルのクリスマスツリーに2万7,000球以上のLED電球が灯り、訪れた観客とともにその美しさに酔いしれた。クリスマスツリーの点灯式ということで、理想のクリスマスの過ごし方を問われた吉本は「クリスマスツリーを作りたいですね。ここまで大きなものは作れないかもしれないけど、ツリーを作って見て下さる方が笑顔になり、ツリーの前で大切な思い出を作る方を見守りたいです」と意外な回答。また、MCの「好きなタイプは?」という突っ込んだ質問には「人の気持ちを分かろうとする男性が好きですね。私だけじゃなくて、他の人に対しても分かろうとする気持ちを持った人です」と答え、今年のクリスマスの予定を「ありがたいことにお仕事が入っているので、お仕事を頑張ります!」と恋愛よりも仕事が大事だと強調していた。
2016年11月06日タレントの野沢直子が、10月10日(19:00~21:48)に放送されるテレビ朝日系バラエティ番組『しくじり先生 俺みたいになるな!!』の3時間スペシャルに出演し、人気絶頂で芸能活動を休止した真相を、テレビ初告白する。現在、アメリカ人の夫、娘2人息子1人と米・サンフランシスコで生活している野沢は、1983年に20歳で芸能界デビューし、88年からはフジテレビ系コント番組『夢で逢えたら』で、ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、清水ミチコとともに活躍。しかし、同番組で人気絶頂だった91年に、全てのレギュラー番組を降板して、国外に脱出した。当時、野沢は「海外で勝負できる芸人になって、1~2年で帰って来る」と説明していたが、今回の授業で、実はそれは大ウソだったと告白。日本に帰って来るつもりなど、毛頭なかったと打ち明ける。では、なぜ海外に飛んだのか。野沢はその理由を「自分が一番面白い!」と勘違いした"井の中の蛙女"だったからと解説。「天才を目の当たりにして海外に飛んじゃった先生」と名乗って、年月がたった今だからこそ、ようやく話せるようになったという真相を語り、最後には、「自分が一番だ」と勘違いしている人に向けて、教訓を伝授する。
2016年09月28日吉本の大御所から人気の若手までが漫才、落語、コント、吉本新喜劇を繰り広げる看板寄席「グランド花月」が、再び東京で開催。東京・吉本興業本社で発表記者会見が開かれ、新喜劇を率いる川畑泰史座長、NON STYLE、横澤夏子が登壇した。東京グランド花月 チケット情報「東京グランド花月」に初登場する川畑座長は、「大阪のメンバーだけで新喜劇をできるのが初めてで、池野めだかさんや諸見里大介くんも一緒に来ます。面白かったと思ってもらえる新喜劇を確実に作れると思うので楽しみにしてください」とPRした。前回までは、すっちー座長が新喜劇を率い、また8月には小藪一豊座長公演が東京で開かれたばかり。他の座長との違いを訊ねられると、「ふたりはボケで僕はツッコミなのでスタイルが違います。僕の場合は周りの人にどんどんボケてもらって、どんどんツッコんでいく。こんなタイプの新喜劇もあるんやというのを観ていただけたら」とコメント。さらに、「カウスボタンさんや(桂)文珍師匠のあとに新喜劇がいつも通りあるので、そのいつも通りを東京の方に観ていただきたい。東京で新喜劇が浸透しているのを信じて、大阪とおんなじ気持ちでやらせていただきます」とアピールした。過去3回の「東京グランド花月」にすべて出演しているNON STYLEはこれで皆勤賞。「皆勤するつもりはなかったんですけどね」と井上裕介が笑わせると、石田明も「なぜ我々が皆勤かと言いますと、この東京グランド花月っていうのを、言い出したのが、僕なんですね」と言ってさらに沸かせた。今回初出演の横澤は、「嬉しい限りです。うふふ」と控えめ。女優としてドラマにも出演している横澤は、「ネタでずっといい女ぶってたら、ドラマでもいい女になって。大丈夫かなって」とちょっと心配気味。それを聞いた井上は、「ドラマ観てますけど、完璧に横澤夏子ですよ。消えてない」とツッコミ。さらに、井上が「誰とラブストーリーしたいの?」と訊くと、「田中圭さん!」と横澤は即答し、記者たちを爆笑させた。「東京グランド花月」には、他にも、オール阪神・巨人、ザ・ぼんち、FUJIWARA、博多華丸・大吉、トレンディエンジェル、ハリセンボン、コロコロチキチキペッパーズらが日替わりで出演する。9月29日(木)から10月2日(日)までの4日間にわたりサンシャイン劇場にて上演される。チケット発売中。取材・文:門 宏
2016年09月08日『かもめ食堂』『めがね』などを手掛ける荻上直子監督の5年ぶりの最新作『彼らが本気で編むときは、』が製作決定し、来年公開することが決定。なお、本作の主演には生田斗真、共演には桐谷健太、そして映画本格デビューとなる柿原りんかが出演することが明らかになった。小学生のトモは、育児放棄ぎみの母親・ヒロミと二人暮らし。ある日母親が家出をしてしまったため、叔父のマキオの家に向かう。過去にも同じ経験があったが、今回マキオはリンコという美しい恋人と暮らしていた。リンコは、元男性で“トランスジェンダー”。老人ホームで介護士として働いている。リンコの美味しい手料理に、食卓の団らん。母よりも自分に愛情を注いでくれるリンコに戸惑いながらも、3人での奇妙な共同生活が始まった――。本作は、日本映画の新しいジャンルを築き、その世界観から女性に圧倒的人気を持つ荻上監督の5年ぶりとなる待望の最新作。本作の監督と共に脚本も手がけており、その脚本は、2013年、アメリカから帰国した荻上監督が、「トランスジェンダーの子どもを持つ母親が子どものためにニセ乳を作る」という心温まるエピソードの書かれた新聞記事に目が止まり、そこから着想を得て監督自身が作り上げたオリジナル。今回の主人公、トランスジェンダーで介護士のリンコ役には、「ほかは考えられない」という監督たっての希望により抜擢された生田さん。『脳男』『予告犯』『グラスホッパー』そして8月公開の『秘密 THE TOP SECRET』など主演作が続く生田さんも、「荻上監督独特の、かわいくもあるし、優しくもある温かい脚本で、監督の期待に応えたいという思いが湧きました。監督はとてもサバサバした方で、違ったら違う、よかったらよかったと物事をはっきり言ってくださるので、とても信頼しています」とコメント。そしてその恋人・マキオ役には、『クローズZERO』『BECK』などに出演し、CMでは浦島太郎役で“浦ちゃん”の愛称でも知られる桐谷さん。以前から監督の作品を観ていると話す桐谷さんは、「荻上監督は、自分で本を書いて、自分で監督されているので、説得力が半端じゃないし、演出の指示が的確で、『なるほど、確かにそれがマキオかも!』って思えるんです。監督の演出によって、俺のマキオは余分なところが削がれ、本物の『小川マキオ』になって、転がり出していく感じです」と監督の凄さを痛感したと語る。さらに、育児放棄された子ども・トモ役には、「マルモのおきてスペシャル2014」、ミュージカル「モーツァルト!」でアマデ役を演じた柿原さん。今回、数回に渡るオーディションで輝く才能を見せ、本作が映画本格デビューとなった。すでにクランクインし、順調に撮影が進んでいるという本作。撮影が始まり生田さんは、「桐谷さんの存在もとても心強いです。僕のことをたくさん褒めてくれるし、『大丈夫、大丈夫』って背中をポンと押してくれるんです。もともとマキオさんのように器が大きい俳優さんだし、頼りたくなる存在」と共演の桐谷さんについて話し、また桐谷さんも「斗真とも『この映画は俺らのターニングポイントになりそうやね』と話しています。自分にとって何かが凄く変わりそうな作品と感じていますし、いままでやったことのない人物像なので、自分自身も凄く楽しみだし、肩の力を抜いてマキオとして監督の世界にちゃんと漂えるようにしたいです!」と意気込みを語っている。さらに監督も「私にとっても、生田さんや桐谷さんにとっても、転機となる作品だと思っていますし、そうなるように努力しているところです。癒し系、スローライフなどが、私の過去の映画のイメージでした。ならば言いたい。本作では、癒やしてなるものか!もはや、生ぬるいものを作る気など一切ありません」と熱いメッセージを寄せていた。監督の新境地ともいえる本作で、生田さんと桐谷さんのどんな新たな一面が覗けるのだろうか。『彼らが本気で編むときは、』は2017年2月25日(土)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年03月21日2月13日からWOWOWでスタートする連続ドラマ『きんぴか』で、主演の中井貴一が飯島直子と濃厚なベッドシーンを披露することが明らかになった。同ドラマは浅田次郎の原作をドラマ化したもので、中井演じる不器用なヤクザ・阪口健太、政治家秘書・広橋秀彦(ユースケ・サンタマリア)、元自衛官・大河原勲(ピエール瀧)の悪党3人が老刑事(綿引勝彦)のもとに集まり、彼らなりのやり方で"筋"を通そうとする重厚な人間ドラマ。物語の中で、飯島演じる看護師・マリアはふとしかきっかけで健太の優しさに触れ、健太は彼女の懸命な姿を見て強く惹かれ合い、肌を重ねる。東康之プロデューサーは「中井貴一さんと飯島直子さんが、ついに禁断の一線を越える…。中井さんには4時間かけた刺青を背中に背負ってもらい、飯島さんには一糸まとわぬ美しいお背中で演じていただきました。2人が小さなベッドで重なり合う、それはそれは危険な"大人のラブシーン"にぜひ注目下さい」とコメント。ドラマ『最後から二番目の恋』では兄妹役を演じていた2人が、はたしてどんな妖艶な絡みを見せてくれるのか注目だ。ドラマ『きんぴか』は2月13日(土曜 22:00~)WOWOWプライムにてスタート(第1話無料放送)。
2016年02月08日子育てと仕事の両立、夫との関係など、常にストレスフルな状況下にいるママたち。「なぜ自分はこんなに頑張らなきゃいけないの?」と、日々の自分の努力に、むなしさを感じてしまうときもありますよね。そんなときはちょっと立ち止まって、哲学者や思想家たちの名言、考え方に触れてみましょう。きっと毎日の自分の「頑張り」に意味を見出すことができるはずです。今回は、思想家であり人気作家・吉本ばななの父である、吉本隆明の言葉に学びます。思想家の吉本隆明に学ぶ『キッチン』『TUGUMI』などの作品でお馴染みの人気作家・吉本ばななの父親でもある思想家の吉本隆明(1924~2012)は生前、さまざまなことを論じていました。吉本は「子育て」や「家族」にまつわる著作も数多く残しています。今回取り上げるのは、1988年に行われた講演会の中での言葉です。吉本はその講演で、「乳児期の子育てはなぜ重要か」について話しています。昼も夜もなく常に世話をしなければならない乳児期の子ども。嫌になってしまうこともありますが、「乳児期」というものについて、改めて見つめ直すきっかけになるでしょう。「乳児期というのを別の言葉で定義すれば、自分に責任がないにもかかわらず生涯自分にいちばん関係のある時期、それが乳児期なんだという定義もできるくらいの時期です」 出典: 講演録・「こどもの哲学」(ほぼ日刊イトイ新聞より) 「人間と、チンパンジーと、どこが違うかっていうと、人間がはやく出てきちゃうってことが、人間の特徴なんです」出典: 講演録・「家族の問題とはどういうことか」(ほぼ日刊イトイ新聞より) 思想家・吉本隆明は、子育ての中でも特に、乳児期の子供と母親の関係を重視していました。吉本は人間と類人猿のもっとも異なる点として、人間の子どもには乳児期があるという点を挙げています。たしかに乳児期の赤ちゃんは、母親から産まれてきたのはいいものの、自分では動くこともできないし、食事や排泄物の処理も手伝いなしではできません。ひとりではほぼ何もできない状態のまま、1年ほど過ごす時期があるのは、人間特有です。野生環境ではすぐに、ほかの動物の標的にされてしまいます。この、誰かに頼らざるを得ない乳児期という発達段階こそが、子どもにとって大変重要になると吉本は考えています。「早く出てくることによって、どうしても母親と1年間、接触せざるを得ない。そこから栄養を受けたり、世話してもらう以外にない。そうすると、その間に、母親がもっている文化的水準、それから、感覚、心の構造っていうのは、全部、いま言いましたように、乳児に刷り込まれるわけです」出典: 講演録・「家族の問題とはどういうことか」(ほぼ日刊イトイ新聞より) つまり、毎日24時間、母親からケアを受ける状態の乳児期の子どもは、それゆえ母親のすべてを自分の中に取り込んでいる、ということです。母体から産まれ落ちた後すぐに自分で動くことができる、ほかの動物の子どもとは、その点がまったくもって異なるのです。逆に、この時期に母親に対する「絶対的な信頼感」を与えることができれば、登校拒否、学校内暴力や家庭内暴力の恐れなどはほとんどなくなる、というのが吉本の主張です。実は日本だけ!? 母親に負担がかかりすぎる「日本型の子育て」また、日本型の子育ては、女性に大きな責任と負担が課せられてしまっている、と吉本は言っています。吉本によると、西洋型の典型的な子育てでは、乳児期の子どもは生後1ヵ月ほどで母親の手から離れ、看護師やシッターの手に委ねられるとのこと。一方、日本型の子育ては、母親はずっと乳児期につきっきりで世話をしなければならなりません。つまり、母親1人に子育ての責任がのしかかってしまうのです。このような日本の子育てについて、以下のように吉本は語っています。「もし非常にいい母親だったら、もちろん日本型の育て方は、人類の理想的な育て方なんです。だけどたいてい、どんな親でもそうですけど、様々な事情がありましてね。100%いい育て方なんてできないんですよ。手をぬいたり、まずったりってことは、たいていどの母親、父親でもあるわけですよ。だけども、まず、55点以上の育て方をしたと母親が自信をもって正直にいえるのならば、それは立派な育て方といっていいんだと思います」出典: 講演録・「言葉以前のこと–内的コミュニケーション」(ほぼ日刊イトイ新聞より) 現在は、吉本が子育てをしていた時代よりも、夫の協力やベビーシッターの協力を得やすい時代になってきています。それでも育児に疲れてしまったときは、「日本型の子育ては母親に負担がかかりすぎている」という吉本の言葉を思い出し、たまには周りの人や育児サービスに頼ってしまってもよいのではないでしょうか。100点満点でなくてもいい。あなただけができる子育てを目指して、乳児期の育児を乗り切っていきましょう。(サカマキ貝<フォークラス>)
2016年02月07日アカデミー賞作品賞の有力候補と言われる『オデッセイ』の試写会が2月2日(火)に米国大使公邸で開催され、上映後には元宇宙飛行士の山崎直子、JAXA宇宙飛行士の野口聡一、NASA宇宙飛行士のクリス・キャシディ、マイケル・E・フォッサムによる質疑応答が行われた。第73回ゴールデン・グローブ賞で作品賞、主演男優賞(マット・デイモン)に輝き、オスカーでも7部門ノミネートの本作。事故で火星にたったひとり取り残された宇宙飛行士のサバイバル、地球への帰還に向けた孤独な戦いを描く。この特別試写会は学生を招待しており、映画を観終わったばかりの学生たちの質問に山崎さんらが答えた。最初に米国大使館を代表して挨拶に立ったキャロライン・ケネディ駐日米国大使は、偉大な宇宙飛行士の挑戦を称え、父のケネディ大統領の時代に月面着陸が達成されたことに触れ「父が月に人類を送ろうとしたのは、それが簡単だからではなく困難だからです」と語り、映画で描かれる火星での有人のミッションについて「危険かつ偉大な冒険ですが、ここにいる何人かが、いつか実現することを信じています」と語った。招待された学生の多くは高校生とあって、宇宙飛行士たちの学生時代について尋ねると、山崎さんは「子どものころは『宇宙戦艦ヤマト』や『銀河鉄道999』、『スター・ウォーズ』を見て宇宙に感化されました(笑)」と明かし「中学でチャレンジャー号の事故を見て、いつか自分も宇宙飛行士にと思ったのですが、どうしたらなれるのかもわからず、高校時代はテニスに打ち込んでいました。その後、、エンジニアになり、1回目の(宇宙飛行士の)試験は書類審査で門前払いだったのですが、2回目で合格しました」と振り返った。ちなみに、山崎さんが落ちた試験で合格したのが、野口さん。「ごめん(笑)」と山崎さんを拝みつつ、野口さんは「僕は高校のときは、まさにみなさんと同じような感じでした。映画も学校も好きで『スター・ウォーズ』を見ましたね」と懐かしそうに語る。野口さんは、質疑応答を通じてたびたび「仲間」そして「チームワーク」の重要性を熱く語る。「宇宙飛行士の試験で何を見ているかというと、やる気とモチベーション。そして仲間とコミュニケーションを取って解決できるか?一緒に仕事をしてポジティブでいられるかということ。これは壁にぶち当たった時に大事なことと同じです。やる気の強さが壁を乗り越える力になるし、そのためには仲間とのコミュニケーション、ポジティブに楽しんでやれるかということ。宇宙はチームスポーツです!」と語った。映画ではひとり残されたワトソンが、ろくな音楽を聴くことができずに嘆くシーンがあるが、宇宙で恋しくなったものについては、野口さんは「ラーメン!」と即答。山崎さんは「シャワーとお風呂です。映画の中でも出てきますが、体を拭くことしかできず、シャンプーもできないので…(苦笑)」と明かした。映画に関しては山崎さんは「リアリティがあってハラハラしました」と称賛。火星での主人公のサバイバル生活が実際に宇宙ステーションで行われている実験に則していることに加え「チームワークで成り立っていることも描かれており、元気をもらいました」と語る。さらに「心理描写に関しての共感を覚えました」とも。主人公が生活を映像で日記のように記録する点について「私もそうなったら同じことするかなと思いました。ユーモアを取り入れてる点もそうです」と語った。映画の中で、嵐に巻き込まれて行方不明になった主人公を残したまま発つか否かの決断を迫られるシーンがあるが、野口さんは「難しい決断です。思い出したのは僕が初めて宇宙に行く直前にコロンビア号の事故が起きたこと。事故後、最初のフライトになったんですが、船長の女性飛行士が、自分たちが宇宙に行く上での目標について『行きと同じ人数で帰ってくることだけ』と語っていて、それはすごく心に残っています」と自身の経験と重ねて語った。改めて、学生たちとの触れ合いについて山崎さんは「自分が高校生だったころに比べてしっかりしてると思います。いろんな観点で考えていて、嬉しかったです」と積極的に質問を投げかけてきた高校生たちを称えていた。『オデッセイ』は2月5日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月02日娘の死の真相を探る行動心理学者が、優等生の顔の裏に悪意を秘めた女子高校生に追い詰められる心理サスペンス『罪の余白』。吉本実憂さんが演じるのは、なんとその邪悪なヒロイン・木場咲!「二面性や闇がある役はいつかは演じたかったんですけど、不安でしたね。演じることはすごく楽しいんですけど、この役に関してはどう楽しんでいいのか最初わからなくて。“人を言葉だけで追い詰めることができる子だから、それを楽しみなさい”と監督に言われて。咲になりきると、そこの罪悪感も捨てきることができたのでよかったかなと」そう!行動心理学者・安藤役の内野聖陽さんや生徒役の出演者の面々と撮影前に1か月間くりかえされたリハーサルによって、練り上げられた世界は実にリアル。行動心理学者が女子高生に操られるだろうかと、映画を観る前に疑問を抱いていた観客も咲の狡猾さに舌を巻かずにいられないのだ。現場で生まれた演技も多いそう。「咲の言葉に安藤が逆上して殴りかかるシーンでは、“つまんねえ”という言葉の前に“親子揃って”をくわえさせてもらいました。そのほうが安藤が怒るだろうなと。咲は安藤が邪魔なので、とにかく殴らせたかったんです(笑)。“しー”と人さし指を唇にあてたり、机をポンポンと叩いたりする咲の仕草は、現場の環境から生まれたものですね」そんな話を聞いたら、悪役なのに不思議に心惹かれる木場咲というキャラクターを作り上げた女優・吉本実憂をますます好きになってしまいます。◇よしもと・みゆ1996年12月28日生まれ。2012年「第13回全日本国民的美少女コンテスト」グランプリを受賞し、デビュー。NHK Eテレ『東北発☆未来塾』のナレーションを担当している。◇娘を亡くした行動心理学者を邪悪な女子高生が暴走させる。原作/芦沢央監督/大塚祐吉出演/内野聖陽、吉本実憂、谷村美月、葵わかな、宇野愛海、吉田美佳子ほか10月3日、TOHOシネマズ新宿ほか全国公開。(C)2015「罪の余白」フィルムパートナーズ※『anan』2015年10月7日号より。写真・土佐麻理子取材、文・杉谷伸子
2015年10月05日声優の宮野真守が、8月28日に公開されるアニメーション映画『劇場版 弱虫ペダル』に登場する新キャラクター・吉本進役を担当することが明らかになった。吉本進は、熊本台一高校チームのエース。けがのためインターハイに出場することはかなわなかったものの、阿蘇の山で鍛え抜かれた走りから、"火の国・炎のクライマー"と称される実力派。明朗かつアグレッシブな性格の持ち主として描かれるという。出演が決定した宮野は「今までにチャレンジしたことのないキャラクター、しかも『熊本出身』のキャラクターを担当させていただけるということで、正直ドキドキですが、かなり気合入っています!」と意気込み、「全身全霊をかけて演じていきますので、ぜひ楽しみに待っていてください!」と呼びかけている。映画の主要キャストには、アニメに引き続き、小野田坂道役を山下大輝、田所迅役を伊藤健太郎、巻島裕介役を森久保祥太郎、金城真護役を安元洋貴、鳴子章吉役を福島潤、今泉俊輔役を鳥海浩輔が担当する。原作コミックスの累計発行部数が1,300万部を突破している『弱虫ペダル』は、自転車のロードレースにすべてをかける高校生たちが繰り広げる熱いドラマと迫力とスピードに満ちた戦いが多くのファンを獲得。アニメは、2013年10月~2014年6月に第1期、2014年10月~2015年3月に第2期『弱虫ペダル GRANDE ROAD』が放送された。初の長編アニメーション映画となる『劇場版 弱虫ペダル』では、原作者の渡辺航氏がシナリオを新たに書き下ろし、TVアニメに引き続き、小野田坂道役を山下大輝、田所迅役を伊藤健太郎、巻島裕介役を森久保祥太郎、金城真護役を安元洋貴、鳴子章吉役を福島潤、今泉俊輔役を鳥海浩輔が担当する。(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/劇場版弱虫ペダル製作委員会
2015年05月28日シードはこのほど、「40歳からのプレミアム・コンタクトレンズ」の良さを等身大の言葉で伝えていくエバンジェリスト(伝道師)として、女優の飯島直子さんを起用することを発表した。一般的に40代になると、「夕方になるとものが見えづらい、小さな文字が見えづらい」など「瞳の曲がり角」を感じることが多くなってくると言われている。これは年齢と共に水晶体の弾力が低下するため、ピント調整力が衰え、手元や近くにピントを合わせづらくなることが原因だという。しかし、見えづらさを感じつつも、老眼鏡をかけるのに抵抗がある人も多い。そのような人に向け、同社は遠くも近くも自然に見えることを追求したプレミアム・コンタクトレンズ(遠近両用コンタクトレンズ)を販売している。今回、同商品のよさを等身大の言葉で伝えるエバンジェリストに、飯島直子さんを起用した。飯島さんは、「『遠近両用』っていうと、すごく年上の方が使うものというイメージだったので自分にはまだ関係ないと思っていました。でも使ってみたら、『私もだったのか……』とびっくりすると同時に、その楽さに驚いたんです」と使い心地についての感想を述べた。12月18日からは、プレミアム・コンタクトレンズの特設サイトをオープン。プレミアム・コンタクトレンズデビューした飯島直子さんをドキュメンタリータッチで追いかけたスペシャルムービー「飯島直子の驚き5days」等を公開している。
2014年12月24日等身大の言葉で伝える株式会社SEED(以下、シード)が展開する遠近両用コンタクトレンズ「プレミアムコンタクトレンズ」の良さを伝えるための伝道師として飯島直子さんを起用。12月18日よりプレミアムコンタクトレンズの特設サイトを開設し、スペシャルムービーなどを閲覧することができる。瞳の曲がり角水晶体の弾力は年齢と共に低下する。それに伴い水晶体が膨らみにくくなり、ピント調節力が衰える。お肌の曲がり角ならぬ瞳の曲がり角がやってくる。一般的にはその曲がり角は40代にはやってくると言われている。夕方になるとものが見えづらい、小さな文字が見えづらいと感じたら要注意だ。瞳のエイジングサイン以下に挙げる項目に1つでも当てはまれば、瞳の曲がり角がやって来ているかもしれない。・昼間は感じないが、夕方になるとものが見えづらい・名刺などの電話番号が読みづらい・アイメイクの際にアイラインを細く引きにくい・目の疲れをよく感じる・小さな文字は少し離したほうが読みやすい・肩こりや頭痛が治らない・眼鏡やコンタクトレンズがないほうが小さな文字を読みやすいプレミアムコンタクトレンズは4種類自然な見え方で遠くも近くも見やすくなる遠近両用コンタクトレンズのプレミアム・コンタクトレンズは全部で4種類。1日使い捨てタイプ、2週間交換タイプ、2種類のハードタイプが展開されている。レンズには遠くと近くの度数を配置することで、遠近両用眼鏡のように視線を動かさなくてもピントを合わせることができる。(画像はプレスリリースより)【参考】・株式会社SEEDプレスリリース・プレミアムコンタクトレンズ特設サイト
2014年12月21日(吉本実憂・オフィシャルブログより)国民的・美少女【吉本実憂】、”The Best of Beauty 2013”で表彰される!2012年の国民的・美少女コンテストで、みごとグランプリを受賞した【吉本実憂】が、”The Best of Beauty 2013・(ザ・ベスト・オブ・ビューティー・2013) ”の10代部門で表彰された。東京の都内で9月3日「NPO法人・美容週間・振興協議会」が主催する”授賞式”に出席した。この表彰を行っているのは「NPO法人・美容週間・振興協議会」だ。毎年の”くしの日”頃に、”美容のすばらしさ”をアピールする目的で多様なイベントを行っている。”ザ・ベスト・オブ・ビューティー”は2004年からスタートしたイベントだ。吉本実憂は、華やかな、レッド系のドレスの、少し大人びた愛らしいファッションで登場。この名誉ある表彰式で吉本実憂が述べた感想を簡潔にまとめると、10代の方は大勢いるのに、その中で私が選ばれたことがうれしい。今後もこの受け取った賞にふさわしい活動に努める、ということだ。すでに写真集や新しいCMに起用されるなど、今後を期待されたタレントだ。吉本実憂について1996年、福岡県出身。2012年・第13回全日本・国民的美少女コンテストでグランプリを獲得した。福岡県の”小倉・ぎおん太鼓”が特技である。また趣味はダンス。彼女の初仕事は、ラルフ・ローレンの、直営・旗艦店”オープニング・レセプション”のゲストとしての参加。2013年に、次世代・ユニット・X21のリーダーに選ばれる。また第85回記念・選抜高等学校・野球大会の「選抜応援・イメージキャラクター」に選ばれた。【参考】▼吉本実憂・オフィシャルブログ▼NPO法人・美容週間・振興協議会“クレオパトラ”や“オードリー・ヘップバーン”など世界に名を残す美女たちが愛用していたという美肌成分とは?(9月1日)元の記事を読む
2013年09月07日ブログで大学生となったことを報告ファッションモデルでタレントの徳澤直子。主要女性ファッション誌の「CanCam」や「With」「JJ」で活躍してきたほか、女優業にも一時チャレンジ。結婚等に伴い、2010年にモデル業を休業としていたが、2012年7月号の「美人百花」でモデル復帰を果たしている。そんな彼女が、7日のオフィシャルブログで、この4月から大学生となったことを明かした。Facebookでもこのことは報告されていたが、正式にブログ読者らにも発表。「この年にして」と苦笑マークを付けながらも、新たな一歩を踏み出したことを伝えた。詳細は不明ながら、心機一転3足のわらじで奮闘2011年8月には第一子となる女児を出産しており、家事・育児にも忙しい徳澤だが、かねてより社会のこともしっかりと学びたいという意識も強く見せていただけに、仕事に、家庭に、学生生活にと、“3足のわらじ”となるが、果敢に挑戦することを決めたようだ。徳澤は現在、阪神タイガースの西岡剛選手との離婚協議中でもある。なにかと大変なことも多いことと思われるが、ブログには、ファンらから入学を祝う声、激励の声が多数寄せられており、今後学びを通してさらに成長し、より輝く姿を見せてくれることを期待したい。元の記事を読む
2013年04月09日コンビニエンスストアの「ファミリーマート」と、芸能プロダクションの「吉本興業」は11月20日、店内にステージを常設した「よしもとコラボ店舗」として、「ファミリーマート南船場店」(大阪市中央区南船場3-10-11)をオープンした。「よしもとコラボ店舗」は、去年の12月から両社が行っている、地域限定イベントや商品開発を行う「いっしょに、笑顔。プロジェクト」の一環として実施されている。今年10月には、「ファミリーマート新宿靖国(やすくに)通り店」の店内が改装され、「よしもとコラボ店舗」としてオープン。店内にはステージが常設しており、よしもと芸人によるライブが連日行われているという。なお、「ファミリーマート南船場店」のオープンに合わせて、吉本興業創業100周年記念弁当「関西弁」の第2弾「関西弁~でっかい串かつ弁当」(550円)の販売を開始している。詳細は、ファミリーマート公式サイトを参照のこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月21日吉本興業百年の歴史を芝居にし、月替りで大阪・なんばグランド花月にて上演する『吉本百年物語』の6月公演の制作発表が行われた。『吉本百年物語』チケット情報本公演は、吉本吉兵衛・せい夫婦による吉本興業部立上げを描いた4月公演、漫才師のエンタツ・アチャコらが築いた昭和初めの漫才黎明期を描いた5月公演に続く物語。5月公演と時代は同じ、舞台は東京・浅草となり、吉本吉兵衛に代わって吉本興業を動かす林正之助と、その弟・林弘高が日本のエンタメシーンを盛り立てようと奮闘する姿を描いてゆく。林弘高役を演じるミュージシャンの中川晃教は、「笑いあり、涙あり、そして感動がある、そんな日本のエンタテインメントの聖地はなんばグランド花月ではないかと、『吉本百年物語』4月公演を観て実感しました。そして『吉本百年物語』は、そんなエンタテインメントのいいところを大阪・なんばから発信していこうというエネルギーに満ち溢れています。6月公演では僕も、そのエネルギーを全身で表現していきたいと思いますし、もちろん歌も歌います!」と熱く語った。6月公演には、間寛平、林明日香、アジアン・隅田美保、西川忠志、川畑泰史、チャド・マレーン、太田里織菜(NMB48TeamM)、村瀬紗英(NMB48TeamM)らが出演。劇中ではNMB48による歌や踊りのレビューショーや現代風にアレンジされた安来節なども披露される。『吉本百年物語』<6月公演「舶来上等、どうでっか?」>は、6月12日(火)から大阪・なんばグランド花月にて上演。5月14日(月)からは六角精児、板尾創路、中川家 礼二らが出演する<5月公演「キミとボクから始まった」>が幕を開ける。いずれもチケット発売中。
2012年05月11日4月13日(金)に開幕を迎える舞台『吉本百年物語』は、同10日にリニューアルオープンしたばかりの大阪・なんばグランド花月で、開幕に先立ってマスコミ向けプレビュー公演が開催され、公演前に主演の陣内智則、国仲涼子が会見で意気込みを語った。『吉本百年物語』チケット情報吉本興業が100周年を迎える本年。なんばグランド花月(NGK)では創業100周年プロジェクトの一環として、4月からの1年間、吉本の歴史を芝居で綴る『吉本百年物語』を月替わりで上演していく。第1弾となる4月公演は、創業者・吉本夫妻の物語「大将と御寮ンさん・二人の夢」。吉本せい役に国仲涼子、吉兵衛役に陣内智則、金貸しのお銀役に神野美伽が扮するほか、吉本芸人や鎌苅健太、いま寛大など、多彩なキャストが見どころのひとつだ。舞台となるのは、大阪のシンボル通天閣が完成した明治45年。吉兵衛の芸人道楽が高じ、老舗の荒物問屋を倒産させてしまった若夫婦は、無一文で大阪ミナミのはずれの芸人たちが住む通称“ドブ底長屋”にたどり着く。すると、夫婦の元に天満の寄席小屋が売りに出ているという話が。だが、営業権だけで大金を支払わねばならず、諦めかける吉兵衛に、せいは「商いのことは私が何とかします」と決断を迫るのだった。二人の本気に、大金を貸すお銀。ここから、吉兵衛夫婦はせいの弟・正之助の力も借り、本格的に寄席経営に乗り出すことに…。陣内は能天気だが憎めない芸事好きの若旦那を、底抜けの明るさでハツラツと好演。一方、国仲は真っすぐで芯の強いしっかり者ながら可愛い浪花女を体現し、新たな“吉本せい”像を描き出した。また、神野美伽の奥に情を秘めた凛としたしたたかさ、いま寛大の迫力ある抑えた演技が、芝居全体を引き締める。さらに、河内音頭に乗せた芸人たちによる躍動感あふれるオープニングや、NGK初となる陣内のフライングシーンといったケレン味もたっぷり。夢を追う若夫婦の絆を主軸に、今までの吉本の芝居とは一線を画する、ドラマチックな舞台に仕上がった。公演前の会見では、国仲が「素晴らしい舞台になっているんじゃないかなと思います。でも、舞台は生もの。千秋楽まで頑張りますのでひとりでも多くの方に見に来ていただきたいなと」と語れば、陣内も「もちろん笑いもあり、ホロッとさせるところもあり。今までの吉本にはない真剣なお芝居になってます。色んな世代の方に見てもらいたいですね。僕のフライングも楽しみにして下さい」と芝居同様、夫唱婦随で公演をアピールした。『吉本百年物語』4月公演は、4月13日(金)より5月6日(日)までなんばグランド花月で開催。チケットは発売中。
2012年04月12日